対決!バニトピア四天王!
メインログ/雑談ログ
Trailer
夏が来た!海だ!プールだ!水着だ!
……とでも言うと思ったか!ここメサイアは欲望渦巻く街
どんな時でも物を言うのは金と娯楽であり、つまり夏とは関係なく君達にはバニースーツを着てもらう。
君達がリエゾンロードと対決したりプライメイトが誕生したりしていても、関係なくノヴァリスの日常は容赦なく続いていく。
そしてノヴァリスの日常とは事件がつきものなのだ。
巨大アミューズメント施設クラウンパーク。
その中でも取り分け高レートで危険な賭けを行うことで知られるフェイタルエリアで大規模な反乱が起きた。
彼らは賭けが行われていた区画にちなみ自分たちをバニトピアと名乗り、
かつて星徒によって作られたオーパーツEXレネゲイド『服従の首輪』、そして『十字冠を破壊する兵器』を元手にPC達に勝負を挑んできて……!?
ダブルクロス The 3rd Edition 『対決!バニトピア四天王!』
ダブルクロス―――それは危難に輝く二つの星
Character
狂菓学者/小豆橋カノコ
(キャラシート)(PL:そごう)

“ウォーレン”/齋藤リッコ
(キャラシート)(PL:すきゃっと)

アロン・ハブリト/リャン・シェンシィ
(キャラシート)(PL:いちま)

真上ツクシ
(キャラシート)(PL:クチススガントス)

Index
関連ログ
『天使たちは楽園の夢を見ない』
『魂の解』
『羊狼表裏悪善全て』
Opening
【OP/真上ツクシ】
【OP/リャン・シェンシィ】
【OP/小豆橋カノコ&齋藤リッコ】
Middle phase
【Middle1】
【Middle2】
【Middle3】
Climax
【Climax】
Ending
【ED/真上ツクシ】
【ED/リャン・シェンシィ】
【ED/小豆橋カノコ&齋藤リッコ】
Preplay
GM:では21時になったし始めていきますか!
GM:まずは軽く自己紹介からやっていってもらおうかな。PC番号順にカノコちゃんからやっていってもらおう
小豆橋カノコ:行きます!
小豆橋カノコ:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY7LSu2QUM
小豆橋カノコ:小豆橋カノコ、ショコラショコラン製菓学校の生徒です。
小豆橋カノコ:かつてはジェネシスインダストリアルアカデミーに在籍しており、殺人兵器開発の才能を見込まれて理事会の大人の助手をやっていました。
小豆橋カノコ:ショコランに転校したものの、お菓子作りの腕に全く自信がなく、正体を隠し卑劣な手段でコンテストを荒らし回っていましたが
小豆橋カノコ:PC2のリッコさんと出会い光堕ち……。
小豆橋カノコ:恋にも落ちちゃいました!
GM:落ちまくりじゃん
小豆橋カノコ:今回は交際をはじめて初の登場ということで、なんか……一個前にすごいヤバいことが起きた気がするんですが……存分にいちゃいちゃしていきたいです!
小豆橋カノコ:別衣装での登場が示唆されており、ソシャゲステージで別衣装なら性能も変えてやるか! という流れに身を任せ構成を変えています 具体的には視界を5体マルチロックで攻撃するようになりました。
GM:そうだぜ!気の所為だぜ!
GM:ボウリングならストライク
小豆橋カノコ:そういう感じで……任意のエンゲージがバラけた敵を、そしてリッコさんのハートを狙い撃ちしていきたいです。よろしくお願いします。
GM:果たしてそう上手くいくかな
GM:という事でそんなカノコちゃんのハンドアウトもチェックしていきましょう
小豆橋カノコ:敵が1体ずつしかでてこなかったらどうしよう
PC1用(小豆橋カノコ)ハンドアウト
シナリオロイス:川浦ウマミ
プライメイトが誕生しつつ、彼女も出来て平和に暮らしていた君のもとに、巨大賭博場クラウンパークから一通の招待状が届く。
送り主は川浦ウマミ。君は知らないが、彼女は元ジェネシスの技術者であり、君の作った数々の発明品を見て一方的にライバル視していたらしい。
しかしそんな彼女は研究者をやめショコランで菓子作りに勤しみ始めた挙げ句、
名前も聞いたことのない一般生徒と付き合い始め才能を無駄遣いしていることに心底怒り心頭なのだそうだ。
そんなこんなで彼女はバニトピアの反乱に手を貸し、十字冠を破壊する兵器を元手に君に研究者に戻る事を求めギャンブル勝負を仕掛けてくる。
小豆橋カノコ:気ままにセカンドライフを送っていたのに!
GM:許さねえ、お前の優れた頭脳は殺人兵器を開発しているときにこそ最も輝くんだ
小豆橋カノコ:くっ……受けて立ちましょう。私がなまっていたから、プライメイトの誕生を許してしまったというのなら……!
小豆橋カノコ:>プライメイトが誕生しつつ、彼女も出来て平和に暮らしていた 1行で矛盾するな
小豆橋カノコ:全てを破壊します。
GM:破壊しましょう!よろしくお願いします!
GM:という感じで次はPC2のリッコちゃんよろしくね
齋藤リッコ:はい!
齋藤リッコ:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYvJvk1gUM
齋藤リッコ:齋藤リッコです。齋藤はいちばん難しい齋藤です。
齋藤リッコ:キングダムの三年生。自分の営む事務所で何でも屋的な仕事をしつつ、テレビに出たり星徒と戦ったりノドスと戦ったりしています
GM:CMすごい
齋藤リッコ:最近は彼女も出来ました 最高
GM:殺人兵器を開発してるべきなのに許せないよねぇ
齋藤リッコ:プライメイトが誕生したりしていますが……それはそれ!青春していくぜ
齋藤リッコ:性能的には今回は普段と全然違い防御型です。Dロイスも違う カノコちゃんに秘密兵器を造ってもらいました
齋藤リッコ:バロール/サラマンダーは何でも出来るシンドローム 当然防御もできる
齋藤リッコ:カバーしたり棺ったりしていきます。よろしくおねがいします
GM:まさかDロイスが彼女由来になるとはね
GM:そんなリッコちゃんのハンドアウトはこちら
PC2(斎藤リッコ)用ハンドアウト
シナリオロイス:PC1 推奨感情P:好奇心/N:不安
リエゾンロードを倒したりセイクリッドピラーを守ったことは置いておいて、君の日常はつつがなく進んでいた。
事務所での仕事をこなしつつ卒業に向けて準備を進める日々。
そんな中、君の事務所で働いていた案定オクレが突然事務所に来なくなってしまう。
彼女は危険な賭けが行われているクラウンパークのフェイタルエリアで大負けをして、その身柄を拘束されてしまったのだ。
加えて、君の最近できた恋人である小豆橋カノコも挑戦状を送りつけられたという。
君はオクレを取り戻すため、恋人であるカノコの平穏を取り戻すためにバニースーツを着て危険なギャンブルに身を投じる事になる。
齋藤リッコ:何やってんだァ!
齋藤リッコ:社員も彼女も絶対助けます
GM:うおー絶対殺人兵器開発者に戻ってもらうぞ!
GM:では次、PC3リャン会計お願いしようかな
リャン・シェンシィ:はーい
リャン・シェンシィ:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY7_-X2gUM
リャン・シェンシィ:リャン・シェンシィ(バニー)です そういうことになったらしいです
GM:これがGM後からだ
リャン・シェンシィ:この前プライメイトが爆誕して大変な上に、そうでなくてもキツめの連戦続きだったので
リャン・シェンシィ:今回は契約書を温存する方針でやっていく感じです いつもの防御能力はなく、ノイマン体術で頑張ります
GM:バニーフットはキック力
リャン・シェンシィ:Dロやシンドロームは変わってないしお金もある 買い物で大分使っちゃったが…
リャン・シェンシィ:性能的には安定した達成値の白兵攻撃を行います バニースーツのどこかしらに仕込んだ暗器とかで 装甲無視したり毒とかも入る
リャン・シェンシィ:そんな感じです よろしくお願いします~
GM:うぇうぇうぇ!
GM:ではそんな感じでリャンさんのハンドアウト見せていきます
PC3(リャン・シェンシィ)用ハンドアウト
シナリオロイス:兎兵器キャノン(とへいき-)
プライメイトオーヴァードが誕生するというとんでもないことが起こってしまいましたが、君の事だからやれることをやり続けているだろうと思います。
ということで、卒業に向けて君は学区内の不穏分子を頑張って排除していたり忙しい日常を過ごしていたりするんじゃないでしょうか。
そんな中、君は以前の事件で関わった社会人達から気になる報告を受ける。
とある星徒が作り出し、回収を進めていたEXレネゲイドが、巨大アミューズメント施設クラウンパークに流れ着いて居る事がわかったのだ。
EXレネゲイドを手に入れた生徒、兎兵器キャノンはパークに反乱を起こしギャンブルで生徒たちを負かしその勢力下に加えているのだという。
バニトピアから挑戦状を送られた中には君の知古の生徒もいる。君は彼女たちの力も借りてこの反乱を収める事になるよ。なるったらなる。
GM:見学で少し話しましたが、折角なのでリャンさんと兵器さんは面識があることにしようと思います
リャン・シェンシィ:魂の解のときのアレ!
GM:そういうこと!
リャン・シェンシィ:どんな仲だったんだろう
GM:君が会計という立場なのもあり分けのわからない予算申請をされたのを何度も却下してたみたいな感じではないでしょうか
リャン・シェンシィ:www 理解を得ました 全て却下しているとおもいます
GM:今回は実力行使してくるので頑張って負かしてください
リャン・シェンシィ:大人しくしろ!
GM:では最後!ツクシちゃんお願いしようかな
真上ツクシ:うーす
真上ツクシ:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYiMbmxwUM
真上ツクシ:真上ツクシです。来校者扱いでノヴァリスにフワッと生み出されたのち……
真上ツクシ:なんやかんやありまして、リッコのところの会社でお世話になっており……最近はメサイアの“ローズランド”でアルバイトもはじめたよ。
GM:かわい~
GM:労働できて偉い
真上ツクシ:ツクシのせいでみんな大変なことになっちゃったし……頑張ったけど……プライメイトってのが生まれちゃったんだよな。
真上ツクシ:詳細は以下のログを参照しろってシアも言ってたよ。
真上ツクシ:https://scatter.sakura.ne.jp/Log/AnythingAndEverything.html
GM:地球上で1日一億くらい命生まれてるし大丈夫
真上ツクシ:性能的にはキュマ/ハヌ/ウロのトライブリードだよ。
真上ツクシ:データはガッツリ変えてない。そんなに器用じゃないし……まだこのデータもしゃぶり尽くせてないからね。カノコの指のように。
真上ツクシ:なので順当に……レネゲイドディゾルバーでデビストみたいなことをしたり……万象の虹を取得しユーティリティをあげました。
真上ツクシ:ツクシは……学習し強くなる!みんなといっしょにな。
GM:虹を出してくれ
GM:ではそんなツクシちゃんのハンドアウトはこちらだよ
PC4(真上ツクシ)用ハンドアウト
推奨ワークス:特になし
シナリオロイス:案定オクレ
君は驚いたり驚かなかったりした出生の秘密が明らかになったあと、メサイア学区でなんとか平和に暮らしているよ。
変わったことと言えば以前事件で知り合った案定オクレがやたらと君に姉面をするようになったことくらいだ。
彼女はほんの数周君より早くノヴァリスに来ただけだが先輩、そして姉として君をあちこちに連れ回そうとしてくる。
そんな彼女に付き合って外出していたある日のこと、色々なゲームで遊べると案内されたクラウンパークという施設の中で、
オクレは反乱軍とのギャンブルに大敗して身ぐるみまで全て剥ぎ取られてしまう。
しかも困ったことに、齋藤リッコの名前を出した途端彼女はそのまま施設の奥に連れ去られてしまった。
どうやら相手は齋藤リッコに何か恨みがあるらしい。困った困った。
そんなこんなで君は自称姉を名乗り始めたオクレを助けるために、バニースーツを着て危険なギャンブルに身を投じる事になる。
真上ツクシ:なんだここは……とっても楽しいじゃないか。なあオクレ!
真上ツクシ:オクレ……?
GM:え~んえ~ん
真上ツクシ:なんてこった……こうなりゃツクシもバニースーツを着て危険なギャンブルに身を投じる事になるしかないよ。
GM:そうだぜぇ!
GM:学習能力が高い
GM:では最後にトレーラーを貼ってセッションOPの方に入っていきましょう
GM:■トレーラー
夏が来た!海だ!プールだ!水着だ!
……とでも言うと思ったか!ここメサイアは欲望渦巻く街
どんな時でも物を言うのは金と娯楽であり、つまり夏とは関係なく君達にはバニースーツを着てもらう。
君達がリエゾンロードと対決したりプライメイトが誕生したりしていても、関係なくノヴァリスの日常は容赦なく続いていく。
そしてノヴァリスの日常とは事件がつきものなのだ。
巨大アミューズメント施設クラウンパーク。
その中でも取り分け高レートで危険な賭けを行うことで知られるフェイタルエリアで大規模な反乱が起きた。
彼らは賭けが行われていた区画にちなみ自分たちをバニトピアと名乗り、
かつて星徒によって作られたオーパーツEXレネゲイド『服従の首輪』、そして『十字冠を破壊する兵器』を元手にPC達に勝負を挑んできて……!?
ダブルクロス The 3rd Edition 『対決!バニトピア四天王!』
ダブルクロス―――それは危難に輝く二つの星
【OP/真上ツクシ】
GM:では見学で話した通り最初はツクシちゃんのOPから行きましょう!
GM:ツクシちゃんは侵蝕率を上げてね
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(34 → 37)
真上ツクシ:ぬん
GM:じゃあツクシちゃんがバイト上がりのところからやっていくぜ~
メサイア学区 喫茶店?ローズアイランド
GM:ノヴァリスに定住するようになってから、君はメサイア学区で色々勉強する傍らここローズアイランドでアルバイトに勤しんでいた。
GM:今はちょうどそのバイトが終わり店から出る所だよ。夕方くらいではないでしょうか。最初は一人で帰ることが多かったこのバイトだけど
GM:最近では決まってお迎えが来るようになっているよ。メイド服に身を包んだ黒髪の少女、以前事件で知り合った案定オクレという生徒だ
案定オクレ:「ツクシちゃん、お疲れ様~。今日もちゃんと働けて偉いよ~」
真上ツクシ:くああ、と大きな欠伸をしながらう~んと両手を上げ背伸びをしていたところ。
真上ツクシ:「おっ、オクレ」
真上ツクシ:ぱたぱたと尻尾を振りながらメイド服の姿の少女の傍まで駆け寄っていく。
真上ツクシ:「聞いてくれ。今日は……ラテアートに挑戦してみたんだ」
案定オクレ:「ええ~!?ラテアート……って、あの偶にSNSで上がってるコーヒーの泡でアニメのキャラを描いたりするあれだよね?」
案定オクレ:「いつの間にそんなの覚えてたの~?ツクシすごいすごいだね~」
真上ツクシ:「まだまだ未熟者だ。お客様の顔を描くつもりが……」
真上ツクシ:「不器用すぎて、“ウォーレン”の物置みたいなデザインになってしまった」
真上ツクシ:「修行不足」
案定オクレ:「何事もはじめの一歩からだよ~。それにウォーレンの物置も人の顔に見えなくはないし」
案定オクレ:「えらいね~。すごいね~」そう言ってオクレは背伸びをして君の頭をよしよしと撫でてくるよ。
真上ツクシ:ふふん、と鼻を鳴らしながら、気持ちよさそうにされるがまま。
真上ツクシ:「今日はもう一緒に帰るのか?それともどこかに寄っていく?」
案定オクレ:「ふふー。実はツクシがまだ元気なら連れてってあげたい所があるんだ~」
案定オクレ:「知ってる?メサイア学区で一番おっき~いレジャー施設、クラウンパーク!」
案定オクレ:「ちょっとお金はかかるけど、色んな種類のゲームで遊べて楽しいところなんだって」
真上ツクシ:「名前の響きはなんか聞いたことあるな。へえ」ふんふんと頷いて。
真上ツクシ:「お金か。ここに来たばかりのツクシとは違って、今のツクシには余裕がちょっとはあるぞ」
案定オクレ:「何言ってるの~。ツクシにお金出させたりなんてしないよ~」
案定オクレ:「なんたって私はツクシの……お姉ちゃんだからね!お給料も入ったし、今日はオクレお姉ちゃんが奢ってあげる!」
真上ツクシ:「お姉ちゃん……」どこか現実味のない響きだ……
真上ツクシ:「しかし……悪くないぞ」
真上ツクシ:「本当にいいのか?ツクシは遠慮というものをしらないぞ」
案定オクレ:以前の事件が無事に解決してからというもの、彼女は自分を姉と名乗りこうして時折君を遊びに連れ出すようになったのだ
案定オクレ:「平気平気。それにゲームに勝てばお金を払うどころか貰えたりもするんだって」
案定オクレ:「私達姉妹なら勝ちまくってむしろお給料が倍くらいになっちゃったりするかも?」
真上ツクシ:「えっ!そんなことができるのか?」
真上ツクシ:「すごいな……まるで魔法じゃないか」
案定オクレ:「できるらしいんだよ~。ちゃんとパンフレットにも書いてあるんだよ」と虹色のゴシック体などが使われた怪しいパンフレットを取り出して
案定オクレ:「ちゃんと必勝法も勉強してきたから絶対100%大丈夫だよ~」
真上ツクシ:「オクレがそう言うなら何も問題はないな」
真上ツクシ:「明日からウォーレンの晩ごはんは……毎日ステーキに決定だ」
案定オクレ:「あ、でも一個だけ気をつけてね。クラウンパークにはフェイタルエリアっていう場所があって」
案定オクレ:「そこだけはプロの人とかすっごい強い人が沢山いるから避けたほうがいいんだって」
案定オクレ:「逆に言えばそこにさえ行かなければ大丈夫ってことだからね」
案定オクレ:「リッコさんもステーキ喜んでくれるといいね~、ツクシ」
真上ツクシ:「ああ……」涎が垂れている。フェイタル……?まあ、大丈夫だろ!お姉ちゃんもいるし。
GM:そうだぜ!お姉ちゃんも居るしな!
GM:と、言う流れで、君達はクラウンパークに意気揚々と出発し……
GM:そして……数時間後!
案定オクレ:「えええええ~ん!うえ~んえんえん!ツクシちゃあああ~ん!」
案定オクレ:クラウンパーク、フェイタルエリア……そこには全財産どころか身ぐるみ一つ残らず剥ぎ取られ
案定オクレ:薄布一枚の姿で手錠をはめられている案定オクレの姿があった
真上ツクシ:「あわわ……」呆然とした様子で泣き叫ぶ彼女を見ている。
真上ツクシ:一体どうしてこんなことに……?
真上ツクシ:最初は順調だったのに……
GM:一体何故……?徐々に増えていく掛け金を更に増やすべくすこしフェイタルエリアに足を踏み入れただけなのに……
真上ツクシ:「おかしい。こんなはずでは……へくちっ」
真上ツクシ:ぶるりと身体を震わせる。
GM:徐々に減っていく稼ぎを前に一発逆転の勝負を仕掛けたら更に負け、負けを取り戻すために少しばかりお金を借りただけだったのに……
GM:次の賭けで勝てば全部チャラだったはずなのに……どうしてこんな事に……?
真上ツクシ:「な、なあ。オクレ……やっぱりツクシも出すよ……お金」
呪崎カスエ:「へっ、泣いても笑っても無駄だぜ!約束通りお前にはこれから10年はこのバニトピアでタダ働きしてもらうんだからな~!」
呪崎カスエ:そう言ってオクレの首輪に繋がれた鎖をグイグイと引っ張っているのはたった今オクレちゃんをボコボコに負かしたギャンブラーの人だよ
案定オクレ:「うう……ごめんねツクシ、情けないお姉ちゃんで……このお金は半分だけ次のお給料で返すからね……」
呪崎カスエ:「ああ~ん!?」
呪崎カスエ:しかしカスエはツクシの差し出したお金を一瞥するとべしーっ!っとその手から叩き落とすぜ
真上ツクシ:「ああっ」
呪崎カスエ:「こんなはした金で足りるか~!こいつを開放したけりゃこの1000倍は持ってくるんだな~!」
案定オクレ:「え~んえんえん!ええ~~ん!」
真上ツクシ:「これの1000倍だと……? 三年くらい今のバイトを続ければ……」
真上ツクシ:「オクレ……」
呪崎カスエ:「それともこれを元手にしてお前も勝負するか?負けたらお姉ちゃんと一緒にキャストの一人になってもらうけどな~!ギャハハ!」
真上ツクシ:「そんな……オクレには仕事も居場所もあるんだ。何とかならないか?」
真上ツクシ:ぺこりと頭を下げる。
真上ツクシ:「この通り。10日くらいにまからないか?“ウォーレン”は……」
真上ツクシ:「ツクシも、リッコも」
真上ツクシ:「オクレがいないと困るんだ」
呪崎カスエ:「仕事も居場所も全部賭けるから面白いんじゃねえか!でもそんな真摯な態度を取られるとちょっと心が痛むな……」
呪崎カスエ:「……なにっ?ウォーレン……?それにリッコ……齋藤リッコのことか?」
呪崎カスエ:と、君がリッコの名前を出すとカスエの表情にピリッと緊張感が走るよ
真上ツクシ:「おっ、なんだ。おまえもリッコの友達だったのか?」
案定オクレ:「そ、そうだよツクシちゃん!リッコさんを呼んできて!」
案定オクレ:「リッコさんはリエゾンロードも倒したしプライメイトもこれから倒す予定なんだから……ギャンブルの負けくらいきっとなんとかしてくれるよ」
案定オクレ:「1000倍のお金も給料の前借りとかでなんとかなるかもだし……」
真上ツクシ:「確かに……渋るだろうが……何回かおねだりすれば何とかなるかもしれない」
呪崎カスエ:「……なるわけあるかーっ!」
呪崎カスエ:「資本主義を舐めるな~!……だが、そうだな……」
呪崎カスエ:「へへ!お前があの齋藤リッコの身内だって知れた以上益々手放すわけには行かなくなったぜ」
呪崎カスエ:「うちらの仲間にはあいつに恨みを抱いている奴もいるからな。こいつは勝負に利用できそうだぜ」
案定オクレ:「そ、そんな~!リッコさんどんな恨みを買ってるんですか~!?」
呪崎カスエ:「……ってわけだからこいつの身柄は預かるぜ!お前はその齋藤リッコに伝えな!」
呪崎カスエ:「オクレを返して欲しければバニトピアからの勝負を受けろ……ってな!」
真上ツクシ:「むっ……しょうがないな」彼女を人質に取られている以上、手荒な真似もできない。
真上ツクシ:「確かにリッコに伝言を届けよう。代わり、オクレにひどいことをするなよ」
真上ツクシ:「ケガでもしてたら、ツクシもリッコも怒っちゃうぞ」
呪崎カスエ:「へっ。こいつは賭けの商品だからな、安心しろ、傷つけたりはしねえ」
呪崎カスエ:「まあ代わりに恥ずかしい目にはあってもらうかも知れないけどな。おら行くぞっ!まずは採寸から始めるからな!」
案定オクレ:「え~んえ~ん!ツクシちゃ~ん!リッコさ~ん!助けて~!」
GM:という感じでオクレは鎖を引かれてバックヤードに連れて行かれます
真上ツクシ:「待ってろオクレ~!すぐ助けにいくからな~!」
真上ツクシ:ぶんぶんと腕を回し、コートのポッケに入れていた小型の携帯端末(おこづかいで買った)を慣れない操作でぽちぽちと叩く。
真上ツクシ:『くらうんぱーく』『おくれ、さらわれた』『りっこのともだちっぽい?』
真上ツクシ:「よし」ふん、と鼻を鳴らし。今しがた連絡した彼女が到着するまでに自分ができることを考える。
真上ツクシ:自分にオクレのような博才があるとは思わないが……
真上ツクシ:「ただ待っているだけなのも、もどかしい」
真上ツクシ:呪崎さんに叩かれ散らばったお金をゆっくりと拾い上げ。
真上ツクシ:覚悟を決めた瞳で歩いていく……ギャンブルエリアへと……
GM:果たしてツクシの覚悟は何を齎すのか……それはきっと合流シーンとかで明らかになるでしょう
GM:という感じでシーンを終了しようと思います
GM:ロイスだけ取れるぜ~
真上ツクシ:OK!ロイスは……
真上ツクシ:案定オクレ P◯庇護/N心配 こう!
GM:心配してて偉い!
GM:ではそんな感じでシーンを終了しましょう
【OP/リャン・シェンシィ】
GM:では次、PC3リャン会計のOPいきましょう
リャン・シェンシィ:わいわい
リャン・シェンシィ:リャン・シェンシィの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(44 → 53)
GM:先に相談していたかも知れませんが、バニトピアっていう奴らがフェイタルエリアで暴れてるらしいぜ!とか
GM:あいつらやべえ物持ってるぞ!という話を社会人の人から聞いたあと、ホワンホワンと兎兵器さんのことを回想で思い出していくプランで行きます
リャン・シェンシィ:ふんふん 承知です
GM:ではそんな感じでやっていきましょう!
メサイア学区 グレートバビロンのなんかリャンさんの持ってる部屋
GM:君は来る卒業とプライメイトオーヴァードとの戦いに向けて、学区内の不穏分子の調査や摘発とかを行う日々を送っているぜ
GM:目下重点的に探しているのは、以前星徒によって作られたEXレネゲイド『服従の首輪』と『十字冠を破壊する兵器』の行方だ
GM:戦いの直後、その大部分は回収できたものの、数個の行方が未だわかっていない。あれを悪用すればどんな被害が出るか解ったものではないぜ
GM:という事で調査を進めていたのですが……今日はどうやらそれについて進捗があったようです。
GM:社会人達の一派をまとめているサブという個体から君に直々に報告が上がってくるよ
社会人サブ:『リャン会計、以前から行方を追っていた例の星徒の遺品についてなのですが……』
社会人サブ:ノックの後に小型の社会人が君の部屋の中に入ってくるよ。執務室とかかな
リャン・シェンシィ:「お、お疲れさま~。楽にしてってね」
リャン・シェンシィ:モニタを操作していた手を止めてそちらを見る。背の高いアジア系の少女。「って言うと、水無瀬ルドウの奴かな」
社会人サブ:『お気遣いなく。設定された休息時間はしっかり取らせてもらっておりますので』
社会人サブ:『はい。行方知れずになっていた残りの服従の首輪、そして十字冠を破壊する兵器……』
社会人サブ:『ブラックマーケットに流れてから足取りを追うのに時間がかかっていたのですが……その行方がようやく掴めたのです』
社会人サブ:『ただ、その行き先というのがまた少々厄介な場所でして』
リャン・シェンシィ:スターロードによって齎された無限の知識と無限の創造力。かつて水無瀬ルドウという星徒がそれを用いて、ノヴァリスの技術を超えた幾つかのツールを作り出した。
リャン・シェンシィ:エッグ騒動が佳境に入っている現状とはいえ、こちらも放置できるものではない。
リャン・シェンシィ:「どこに流れたの? 他学区とか?」
社会人サブ:『ともすればそちらの方が楽だったかも知れません。行き先はメサイア学区内クラウンパーク』
社会人サブ:『フェイタルエリアにあるバニトピアグループ……兎兵器キャノンという生徒が所持しているようです』
リャン・シェンシィ:「あー……」あそこかぁ、しかもあいつかぁ……という感嘆とともに椅子に掛けたままぐるんと回転する。「確かにちょっと面倒」
リャン・シェンシィ:「今の所は持ってるってだけ? 何かに使ってる素振りとかは?」
GM:クラウンパークはメサイア学区の中でもかなり特殊な場所だぜ。そこでは何を取引するにもギャンブルでの勝ち負けが付きまとってくる
GM:中でもフェイタルエリアは、通常賭けることの出来ない物、例えば体、例えば時間。命と学籍以外のあらゆる物がチップとして扱われる危険な場所になっているのだ
社会人サブ:『直接的に使用しているわけではありません、ただ、どうやら彼女らはクラウンパークからの独立を望み』
社会人サブ:『それらの兵器を盾に上層部と交渉……もとい勝負を持ちかけているとか』
リャン・シェンシィ:「へえぇ。パークそのものを乗っ取ろうってわけ?」
リャン・シェンシィ:「ちょっとした革命か」
社会人サブ:『パークとしても物が物だけに、どう対処するか意見が分かれているようですね』
社会人サブ:そもそもルドウを知らないパーク側では本物なのかどうかも判別がつかないのだ
リャン・シェンシィ:「だろうねぇ。ヤな所に転がり込んじゃったな~」
リャン・シェンシィ:「必要なら私がパークの運営側と会って話つけるのもアリなんだけど……」
社会人サブ:『また、それとは別にギャンブルに負けた生徒を自分たちの配下として取り込み、勢力を拡大しているとも』
社会人サブ:『これは彼らが招待状を送っている生徒のリストです。なにか役に立つ情報があればいいのですが』
リャン・シェンシィ:「はーん……じゃあ、あそこを足掛かりにメサイア全体での影響力を強めていこうってわけだ」
GM:このリストにリッコちゃんとかも乗ってるから誘ってみてねという感じですね
リャン・シェンシィ:よくいるんだよな~そういう野心的なの、などとぼやきながらリストに目を落としている。
リャン・シェンシィ:リッコちゃん達の名前を見て。「……お~? また何やったんだあの子ら」
リャン・シェンシィ:どう考えてもギャンブルとか向いてないタイプだと思うけど……いや、意外とここぞって勝負には強い手合だったりするんだろうか?
社会人サブ:彼女たちはどうやら従業員の一人がズブズブ沼にハマってしまったようですね
リャン・シェンシィ:「じゃあツクシちゃんかオクレちゃんか。……予想だと4:6ってとこかな」
リャン・シェンシィ:「んー……」唸りながらもう一回転して。「……最終的な目的がメサイアでの天下取りなら」
リャン・シェンシィ:「私がいきなり出張ったら向こうも強硬な態度に出そうだよな……。そのための"破壊する兵器"なんだろうし」
リャン・シェンシィ:「……じゃ、一旦グレートバビロンとしては関知してない体で行こう。パークから直接報告が上がって来たわけでもなし」
リャン・シェンシィ:「どの道表沙汰になるのは時間の問題だと思うけど……まあ。それまでに、どうにかケリつけてみるよ」などと言って、電話をかけ始めます。
社会人サブ:『リャン会計がそうおっしゃるなら、私共が異論を挟む道理もありません。ご武運を』
GM:では、そんなこんなで各所に電話をかけつつ、君はぼんやりと思い出す。
GM:バニトピアを指揮しているという兎兵器がどんな生徒だったのかということを……
---
GM:八月革命の後。兎兵器はメサイア全学区の制服デザインを変更するために多額の予算申請を君に行ってきた。
GM:彼女はノヴァリス内の全ての学校の制服をバニースーツにするつもりだという。その手始めとしてメサイア学区の制服を変えたいという事だった。
兎兵器キャノン:「リャンちゃん。私達は確かに革命を成し遂げて自由になったわ」
リャン・シェンシィ:「はい却下ね~」ちゃんと話し始めるより早く、2秒で提出書類に目を通して却下欄にサインしています。
兎兵器キャノン:「でも本当の意味で私達は大人から開放されたのかしら?この制服も、私達が暮らすこの町も、全部大人たちが作ったもの……」
兎兵器キャノン:「本当の意味で自由になるためには、まずは大人が作ったものから解き放たれる必要があり、制服もその一環で……ああっ」
兎兵器キャノン:バニースーツに身を包んだピンク髪の不審者がなにか言っています
兎兵器キャノン:「そんな、私の話はまだ半分も終わってないのに」
リャン・シェンシィ:「別に着たくない子は着ないでいい学則なんだからその理屈は通らないでしょ」
リャン・シェンシィ:「はあ……まあ折角対面の時間も取ったわけだし、一応聞いてあげる」
リャン・シェンシィ:「何? 話の続きって」
兎兵器キャノン:「制服の話ね。今までの制服は外の世界のデザインを参考にしたものだったじゃない?でも私はそれだけじゃ勿体ないと思うのよ」
リャン・シェンシィ:基本的な予算審議は書類確認を通して足切りを終えるものだが、何度も異様な熱量と共に申請を提出してくる生徒がいたので今回は直接の対話に当たってみたという経緯である。ちょっと後悔しつつある。
兎兵器キャノン:「だってノヴァリスには女の子しか居ないじゃない?だったら男の子がいたら出来ないような可愛い格好をする絶好の機会じゃない」
リャン・シェンシィ:「つまり、世の中の衣装デザインに物申したいデザイナー志望なんだ? それ自体は情熱があっていいことだと思うけどね~」
兎兵器キャノン:「それに、私は思うのよ。私達は自由を勝ち取ったけど、それは檻の中に閉じ込められたままの自由。私達は人になったつもりで実は家畜も同然の存在から脱してなんていないんじゃないかって……」
兎兵器キャノン:「食べられることはないけど、檻の外に出ることも出来ない。それでいて可愛い存在としてバニーは私達の境遇にかなりぴったりだと思うのよね」
リャン・シェンシィ:「うーん、文法だけは妙に啓蒙的だけどそれで啓けるのは性癖だけかな~って」
兎兵器キャノン:「家畜と言えば牛という声もわかるわ。そこは牛柄ビキニを学校指定水着にすることでカバーするから安心して」
兎兵器キャノン:「ふっ。流石グレートバビロンで会計を務めるだけはあるわね。それらしい言葉を並べても本心を隠すことは出来ないか……」
リャン・シェンシィ:「あはは、まあいろいろ熱心な語りぶりお疲れ様って感じだけどさ」
リャン・シェンシィ:「それで、本音は?」
兎兵器キャノン:「解ってるでしょう?バニースーツは最高の服だから皆が着ている所が見たいのよ」
兎兵器キャノン:「リャンも似合うと思うんだけどなあ。私的には網タイツはなしで、スラッとした美脚を際立たせるために生脚を出してほしい」
リャン・シェンシィ:「はいっ、お帰りくださいませ~♡ お出口はあちらでーす♡」書類を返しつつ営業スマイル。
兎兵器キャノン:「自分からは着そうにない所が更にそそるのよね……ああっ!そんな!」
兎兵器キャノン:「私はFHらしく自分の欲望を叶えようとしているだけなのに……!」
兎兵器キャノン:「まあいいわ。実際に申請が通るとはほとんど思っていなかったし……」
リャン・シェンシィ:「欲望自体はいいけど、もっと真っ当な方法でやりなって」
リャン・シェンシィ:「普通にそういう装いが相応しい場所とかあるでしょ。遊技場とか……」
兎兵器キャノン:「大規模常識改変催眠洗脳とか?」
リャン・シェンシィ:「たとえば自分でそういう施設を経営して、従業員に着せたりする分には誰も文句言わないんじゃないの」将来に尾を引く失言!
兎兵器キャノン:「なるほど。確かに。最初から学校のルールを変えるのではなく」
兎兵器キャノン:「自分がルールを作れる場所を作り、そこを大きくしていけばいずれ貴方にも牛柄ビキニを着せられるというわけね」
リャン・シェンシィ:「せめてそこの欲望には一貫性があれよ」
兎兵器キャノン:「その言葉参考にさせてもらうわ。それから、人の欲望には限りがない……貴方も覚えておくことね、リャン」
兎兵器キャノン:それだけ言って、彼女は君に着せる予定だったバニースーツを置いてその場を去っていきます
リャン・シェンシィ:「参考に……まあ、うん。頑張ってよ」うっすらと言い知れない不安を覚えながらもその場は見送る。
GM:と、会計時代に遭遇したいろんな変人のうち一人だったなあと君は思い出すよ
GM:彼女の好き勝手にさせていたら多分メサイア全土がバニー化されてしまうだろう。何としてもとめなければならないぜ
リャン・シェンシィ:「あー……」色々と彼女について思い出していた最中、不意にその辺りの過去の会話を思い出す。
リャン・シェンシィ:「ああ…………! あの時、私がああ言ったからか! あいつ……!!」
リャン・シェンシィ:思わずデスクにうなだれる。くそ……取るしかない……責任を……!
GM:ではロイスだけ取ってシーン終了しましょう!
リャン・シェンシィ:兎兵器キャノン:応援/◯脅威 で取ります どうかその情熱と行動力を迷惑かけない方向に発散して欲しい
【OP/小豆橋カノコ&齋藤リッコ】
GM:では次はPC1、PC2のカノリッコのOPをやっていきましょう
GM:二人でデートしているところに、一方的に知られている女から因縁をつけられる予定です
小豆橋カノコ:知らない女!
小豆橋カノコ:任せてください 絶対に因縁をつけられてみせます
齋藤リッコ:誰なのだ
GM:では侵蝕率を上げてね
GM:ジェネシス時代の同僚らしいです
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(35 → 39)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(35 → 40)
ショコランショコラン郊外 アールグレイマウンテン麓
GM:ショコランショコランの郊外にある隠れた観光スポットの一つ、それがここアールグレイマウンテンだ。
GM:地熱で温められた新鮮で香りのいいアールグレイの温泉が湧き上がっている温泉街としても知られている。
GM:君達はその街にあるデートスポット、熱くて甘い恋の架け橋と呼ばれているところに来ているよ。
GM:池のように巨大なアールグレイの温泉の上に平均台を思わせる細い橋がかかっており
GM:手を繋いだ状態でここを渡り切るとそのカップルは永遠に結ばれるという逸話がある。
GM:失敗したら下の砂糖が入ったお茶の中に落ちてしまうが、それはそれで彼女と温泉で汗を流す口実ができてオーライというどちらに転んでも美味しいスポットだよ
GM:君達の他にもちらほらと挑戦者がいて、びしょ濡れになった制服を着て笑い合いながら温泉宿に向かうカップルを見つけることができるでしょう
小豆橋カノコ:「ここです。一度リッコさんと来てみたくて……」
小豆橋カノコ:普段の制服ではなく、ゆったりしたニットにジャンパースカートを身に着け、全体的にナチュラルカラーでまとめています。

小豆橋カノコ:「どうですか? 濡れちゃうこともあるみたいなので、お嫌だったらいいんですけど……あ、めがねもはずしておかなきゃ」
小豆橋カノコ:頭に乗せていたファッションサングラスをかばんにしまっています。
齋藤リッコ:「こ……こんなとこあったのね……どういう仕組み……?」
GM:どういう仕組って……地面から熱々のアールグレイが湧き出ているだけだが?
齋藤リッコ:こちらも制服でなく、シアー素材のブラウスにショートパンツ、キャスケットを被っている。気合入りすぎと思われないように少し抜いた私服。
小豆橋カノコ:「どういう仕組みって……地面から熱々のアールグレイが湧き出ているだけですけど?」かわいい効果音とともに首を傾げます。
齋藤リッコ:「うっ……かわいい……!」(そういう仕組みなのね)
小豆橋カノコ:「ここ、結構ショコランでも有名な縁結びスポットで……せっかくアールグレイマウンテンに来たんですし……一度はチャレンジしてみるのも、いいんじゃないでしょうか……」
小豆橋カノコ:じいっ、と上目遣いでリッコちゃんを見つめます。
小豆橋カノコ:「私達はもう結ばれちゃってますけど。えへ」
小豆橋カノコ:既にいい仲の二人じゃなければそもそもこんなものに触れるはずがないのだが、そういうことは特に考慮しない方針らしい。
齋藤リッコ:(…………)
齋藤リッコ:(…………可愛すぎる…………!)
齋藤リッコ:ぎゅっと目を瞑り、必死に平静を装う。
小豆橋カノコ:「……あ」
小豆橋カノコ:なにかに気づいたように。
小豆橋カノコ:「えへへ」でろっとした笑顔で腕を組みます。
小豆橋カノコ:「リッコさんリッコさーん」
小豆橋カノコ:「素敵ですよ? おしゃれしてきてくださって、嬉しいです」
齋藤リッコ:「いっ……」
齋藤リッコ:一瞬身体を強張らせ、それを悟られないように何とか耐える。
齋藤リッコ:ほんの少し前まで、こんなことなど何も意識せずに平然と出来ていたはずなのだが。
齋藤リッコ:「そ……そっ……そそ……そそそそう? ありがとう」
小豆橋カノコ:「行きましょう。ほらほら」上機嫌に手を引いて歩き出します。
齋藤リッコ:「カノコもか……かわ……か……あっ……う、うん!そうそうね!そうね!うん!」
小豆橋カノコ:(かわいいなぁ)
小豆橋カノコ:このままずっと手を引いていたい……などと思ったものの。
小豆橋カノコ:実際に橋に差し掛かると、果たして体幹が特別強いわけでもないこちらもふらふらとしてしまう。
小豆橋カノコ:「あっ、わぁわぁ! っとと……!」
齋藤リッコ:「ちょっ……大丈夫!?」
齋藤リッコ:腰に手を回し、その身体をしっかりと支える。
小豆橋カノコ:「きゃ」
齋藤リッコ:「ほら、手……ちゃんと握ってて」
小豆橋カノコ:「……」ポワポワして、そのまま瞳を見つめること数秒。
小豆橋カノコ:「は、はい。よろしくお願いします」
齋藤リッコ:「う、うん……よろしく……」
齋藤リッコ:(うう……手汗大丈夫かな……顔赤くないわよね……?)
小豆橋カノコ:(やっぱりリッコさん、たくましくなった……なんて。デート中に言うのはよくないでしょうか)
小豆橋カノコ:(どきどき)
GM:長く細い架け橋は単純な作りだがそれなりに大変だ。時間をかければ下の温泉から湧き上がってくる熱気も気になってくるだろう。
小豆橋カノコ:「……はぁ。熱くなってきましたね……」
小豆橋カノコ:じっとりと湿気を帯びた服が肌に貼り付く。
小豆橋カノコ:「急がなきゃ。温泉に入る前からのぼせたりしたら大変です」
齋藤リッコ:「そ……そう……そうね……」
齋藤リッコ:生地から僅かに透けた肌の色と、少し低いところから見上げる視線に、思わず目を逸らす。
齋藤リッコ:……実を言えば、これまで容姿をコンプレックスに思ったことはなかった。
齋藤リッコ:群衆から人目を引くだけの美貌が欲しいとは思っても、他人より劣っているとは感じていなかったから。それがどれほど恵まれているかも気付かなかった。
齋藤リッコ:今は違う。彼女と並び立ち、隣に居るに当たって、あと少しだけ目が大きければ、もう僅かでも鼻が高ければ……そんなことばかり考えてしまう。
小豆橋カノコ:そんな、自分に聞こえたら大慌てで否定しそうな葛藤が繰り広げられているとはつゆ知らず。
小豆橋カノコ:「……でも、このまま一緒に落ちちゃうのもいいかもしれないですね」
小豆橋カノコ:「映画かなにかじゃないと、抱き合って一緒に水に落ちたりできないですよ……あっ」
小豆橋カノコ:脚を踏み外した時を想像するたび、真っ先に彼女が自分を抱きすくめるだろうことを前提にしていたのが口から漏れてしまい。
小豆橋カノコ:(いや……いいか。バレないでしょうし)
小豆橋カノコ:適当に思い直して歩を進める。
小豆橋カノコ:……気づけば、対岸まであと数歩といったところ。
齋藤リッコ:「ふう……何とか渡り切れそうね」熱気と蒸気で濡れた顔を拭い、
齋藤リッコ:「……ん……カノコ、ほっぺた」蒸気で顔に張り付いた緑の髪の毛を、指を伸ばして払う。
小豆橋カノコ:「……っ……。ふふ……」
小豆橋カノコ:「リッコさんも」
小豆橋カノコ:眦を撫でた指先を滑らせるようにして、彼女の頬に貼り付いた後れ毛を伸ばす。
小豆橋カノコ:繋いでる方の手を、きゅっと握り直して。
小豆橋カノコ:『熱くて甘い恋の架け橋』を、渡り切ろうと────。
GM:では、君達が架け橋を渡り切ろうとした次の瞬間……
川浦ウマミ:「渡り……切らせるかーっ!この色ボケーッ!」
川浦ウマミ:という声とともに衝撃波が直撃し、君達は二人揃って橋からバシャンと温泉の中に転落してしまうよ
齋藤リッコ:「うぎゃーーーーーーっ!?」
小豆橋カノコ:「んきゃーーーーーーっ!!」
小豆橋カノコ:ざばーん!
川浦ウマミ:「はぁ……はぁ……さっきから黙ってみていれば、二人であまあまべたべたいちゃこらと……」
齋藤リッコ:咄嗟にカノコちゃんを抱き寄せ、そのまま温泉に水飛沫を上げる。
齋藤リッコ:「熱っ……甘っ……何!?」
齋藤リッコ:「カノコ!大丈夫!?」
川浦ウマミ:「小豆橋カノコーッ!元ジェネシス最狂の頭脳と恐れられた女の姿かこれがー!」
小豆橋カノコ:「けほっ……きゃー! 熱い!」
小豆橋カノコ:「リッコさんが抱きしめてくれたから平気です!」
川浦ウマミ:「自分で自分が恥ずかしくならないの!?ねえ!」
小豆橋カノコ:「……?」
齋藤リッコ:「カノコったら……えっ?何?」
川浦ウマミ:「人のことを無視してイチャイチャし続けるなーっ!」
齋藤リッコ:何か叫んでいる女を見遣り「カノコの友達?」
川浦ウマミ:地団駄を踏んで怒り狂っています
小豆橋カノコ:「えっと……すみません。私の知り合いですか?」
小豆橋カノコ:「あまり人のことを覚えているのが得意じゃなくて……もしかしたら忘れてしまっているかも…………」
川浦ウマミ:「友達じゃない!私とカノコはかつてジェネシスで熾烈な兵器開発争いをしていた……いわばライバルよ!」
齋藤リッコ:「ライバルなの?」
小豆橋カノコ:アールグレイの温泉に浸かりながら。
川浦ウマミ:「ふん。姿は知らなくても川浦ウマミという名前は聞いたことがあるでしょう」
川浦ウマミ:聞いたことはないです
小豆橋カノコ:「私がそう思っていたのは、強いて言うなら水無瀬ルドウさんですけど」
小豆橋カノコ:「川浦ウマミ…………さん?」
小豆橋カノコ:ピンとこない表情。
川浦ウマミ:「なっ……た、たしかに!私は理事会に直接召し抱えられたわけではないけど……!」
齋藤リッコ:「あ、セルフでミルク入れてもいいみたいよここ」
川浦ウマミ:「でも研究員の中では結構それなりに成果を上げていたの!それをまるで初耳みたいな態度……!」
小豆橋カノコ:「あっ、それもいい香りですね~」
小豆橋カノコ:「あの、でも……」
川浦ウマミ:「人を無視してお茶を楽しむな~!」ダンダンッ!と地団駄
小豆橋カノコ:「私、もうジェネシスの生徒じゃないですし」
川浦ウマミ:「ええ、知ってるわよ!ジェネシスをやめてショコランに移籍したんでしょう」
小豆橋カノコ:「はい。熾烈な競争からは、既に脱落している立場なのではないでしょうか」
小豆橋カノコ:申し訳なく思う謂れはないはずなのだが、ちょっと罪悪感を刺激されている。
齋藤リッコ:「……」元々シアー素材の生地なので水没で完全に透けていることに気付き、静かに胸元を隠している。
川浦ウマミ:「本当はそれも気に食わなかったけど……狂菓学者の名を聞いて少し安心していたのよ」
川浦ウマミ:「やっぱり何処に行っても殺人兵器開発者の血は隠せないんだってね……でも何よ、最近の貴女ときたら!」
小豆橋カノコ:「は、はい」
川浦ウマミ:「殺人兵器の開発をやめてお菓子ばっかり作っていたと思ったら、今度はそんな何処にでもいそうな何の取り柄もない女を恋人に……!?」
川浦ウマミ:「貴女、自分が何をしているか解っているの!?」
齋藤リッコ:「恋人だって……」照れ照れ
川浦ウマミ:「照れるなーっ!頬を赤らめるなーっ!」
小豆橋カノコ:「ちょ、ちょっと待ってください! あなたにリッコさんの何がわかるんですか!」
小豆橋カノコ:「殺人兵器の開発をやめるのも……いいことじゃないですか!」
川浦ウマミ:「わからないし分かる必要もないわ!大事なのは貴女の方よ!」
小豆橋カノコ:「うぅ、リッコさん……」助けを求めるようにリッコちゃんを見ます。
齋藤リッコ:「そうよ。あんた、カノコの作ったお菓子食べたことあるの?すっごい美味しいのよ。腕も前よりずっと上がってるし」
小豆橋カノコ:「…あっありがとうございます」服が透けているのに気づき目をそらします。
川浦ウマミ:「貴女の殺人兵器開発者としての優れた頭脳が、『愛してるわ貴女……私もようっふん』なんて無駄な色恋に費やされて馬鹿になっていくなんて」
齋藤リッコ:「大体、この子が好きで兵器開発なんてやってたと本気で思ってるの?そんなの、カノコのこと何も分かってないって言ってるようなもんじゃ……」
川浦ウマミ:「人類の損失!アインシュタインやエジソンに失礼だと思わないわけ!?」
齋藤リッコ:「……」視線に気付いてさりげなく胸を隠しなおす。
小豆橋カノコ:「そんなわざとらしいセクシーボイスを出したりしません!」
小豆橋カノコ:「私達は節度を持って……健全なお付き合いをしているんです!」
川浦ウマミ:「嘘おっしゃい!今だっていやらしい目つきで胸に目線を送っていたくせに……!」
小豆橋カノコ:「っ……! そ、それは……」
川浦ウマミ:「兎も角、私は小豆橋カノコ!貴女の頭脳が無駄遣いされているのに我慢がならないの!」
齋藤リッコ:「な、何よ!それは……」何とか庇おうとして「カノコは悪くないわよ!!あたしがエッチなのが悪いんだし……あたしはもっとカノコのこといやらしい目で見てるわよ!!!」
川浦ウマミ:「あああああーっ!いやらしい目で見てるとか言うな~!」
小豆橋カノコ:「!???!?!?」
齋藤リッコ:「あれ!?違う!!いやっ違っ……そうじゃなくて!!!間違えた!!今の無し!!!!!」
川浦ウマミ:「やはりこんな性欲モンスターと貴女を結ばせるわけには行かないわ……!」
小豆橋カノコ:「ま、待ってください。そうです! なにかの間違いです! リッコさんは結構奥手な人で……キスも告白も私からだったし」
川浦ウマミ:「あああああーっ!キスとか言うな!小豆橋カノコはキスなんかしない!」
小豆橋カノコ:「私のほうがリッコさんのこと……その……うぅ……」
小豆橋カノコ:こちらはエッチな目で見ていると口に出す前にブレーキが働いた。
川浦ウマミ:「絶対に許さない……!いずれ必ず殺してやるわ齋藤リッコ……!」
齋藤リッコ:「許さないなら何だっていうの!?段々ムカついてきたわ……あんたにカノコの何が分かるっていうの!?」
小豆橋カノコ:「そうですよ! 過去の私より今の私のほうがぜったいいい感じです!」
齋藤リッコ:「大体こっちはね!大事な初デートの最中なんだから!部外者が邪魔しないでくれる!?」
川浦ウマミ:「初デート!?!?」
小豆橋カノコ:「しますよキスくらい! なんだと思ってるんですか!」
川浦ウマミ:「するかどうかは貴女が決めることじゃない!」
小豆橋カノコ:「そんな……!」
齋藤リッコ:「そっ……まあ……それは……まあそう…… …………するわよ!!!したもん!!!」
川浦ウマミ:「うるさい!私がしてないと言ったらしてないの!」
小豆橋カノコ:「強情ですね……」
川浦ウマミ:「はぁ、はぁ……貴女達に付き合っていたら私がおかしくなりそうだわ」
齋藤リッコ:「はあ!?じゃあ今ここでキスしてみせましょうか!?」
川浦ウマミ:「するな~!したらこの温泉ごとこの街を滅ぼす!」
小豆橋カノコ:「え」隣りにいるリッコちゃんを抱き寄せてほっぺたにキスをしたところだった。
川浦ウマミ:「ぎゃあああああああっ!」
齋藤リッコ:「あ」
川浦ウマミ:口から血を吐いて苦しんでいる
川浦ウマミ:「はぁ……はぁ……」
小豆橋カノコ:「ああっ大丈夫ですか!?」
齋藤リッコ:「か、カノコ……こういうのはもうちょっと……段取りっていうか……雰囲気っていうか……」
小豆橋カノコ:「ごめんなさい……とにかく……そういうことですので!」
齋藤リッコ:頬をぽっと染めて胸を抱いている。
小豆橋カノコ:(あ、かわいい)
川浦ウマミ:「そっちはそれで良くても、こっちはそれで引き下がるわけにはいかないのよ……!」
小豆橋カノコ:「えぇー……」
小豆橋カノコ:「じゃあ……どうすればいいんですか」
川浦ウマミ:「それに貴女も私を無視することはできなくなるわ。これを見たら絶対にね!」
齋藤リッコ:「もう行っていい?あたし達……」
川浦ウマミ:と言って彼女はとある画像を君達に見せます。そこには水無瀬ルドウが作ったオーパーツ、服従の首輪と十字冠を破壊する兵器が移っているよ
小豆橋カノコ:見ないことで回避するという考えが真剣に頭をよぎったが。
小豆橋カノコ:「ああっ見てしまいました!」
川浦ウマミ:「はぁはぁ……ようやく本題に入れるわ……!」
齋藤リッコ:「げっ……この空気から出てきていいモノじゃないでしょこれ!」
川浦ウマミ:「小豆橋カノコ……これが何かはわかるわね?」
小豆橋カノコ:「服従の首輪……そして星徒ルドウさんの第八音階……!?」
川浦ウマミ:「これを渡して欲しければ……クラウンパークで私達バニトピアとギャンブル勝負をしなさい!」
小豆橋カノコ:「発明勝負じゃないんですか!?」
齋藤リッコ:「何……何て?」
川浦ウマミ:「これを持っているのは私じゃないから……」
川浦ウマミ:「彼女たちに協力する代わりに、貴女と勝負させてもらえることになっているのよ」
小豆橋カノコ:「クラウンパークも……頭の中で繋がるのにちょっとかかりましたけど……メサイア伏犠商会のですよね」
小豆橋カノコ:「思ったよりも事態が複雑です……!」
齋藤リッコ:「場所は聞いたことあるけど……バニトピアって?」
川浦ウマミ:「私達が負けたら、このEXレネゲイドは貴女達に渡してあげる」
小豆橋カノコ:落ち着いてカップを傾け、紅茶を一服。
GM:バニトピアはフェイタルエリアに構えられた危険な賭博場の一つだね
小豆橋カノコ:「えっと。それで、私達が勝ったら……?」
GM:詳しくは情報収集で明らかになりますが、キャストとのお触りをかけて大金が動いたり動かなかったりする所だよ
川浦ウマミ:「私は貴女が誰かと恋人になるなんて認めないわ……!」
川浦ウマミ:「私達が勝ったら、貴女にはその女と別れて元の殺人兵器開発者に戻ってもらう……!」
小豆橋カノコ:「?????」
齋藤リッコ:「なっ……そんな勝手な……!」
川浦ウマミ:「クラウンパークではそんな勝手なものもギャンブルの種にできるのよ」
小豆橋カノコ:「まさか……こんなファッション愛の試練で遊んでいたせいで」
小豆橋カノコ:「"本物"が来ちゃったんでしょうか……」
齋藤リッコ:「愛の試練が……?」
川浦ウマミ:「人を愛の試練扱いすな!」
齋藤リッコ:「いや……愛の試練って……もうカノコ……」照れ照れ
川浦ウマミ:「そっちも照れてるんじゃな~い!」
小豆橋カノコ:「すみません……リッコさん。そんな場合じゃないのに……」照れ照れ。
川浦ウマミ:「しかしその様子。怖気ついて受けたくないと言ったときのために、一応人質を用意しておいたんだけど……それも必要なさそうね」
小豆橋カノコ:「人質!?」
齋藤リッコ:「なっ……人質!? 聞き捨てならないわよ……!一体誰が!?」
案定オクレ:『え~んえ~ん!リッコさ~ん!助けてくださ~い!え~んえ~ん!』
齋藤リッコ:「オクレ!?!?」
齋藤リッコ:「あんた……何してんのよ一体!?」
小豆橋カノコ:「まさか…………」
案定オクレ:『うう……私はツクシちゃんと一緒に遊んでただけなのに~!』
案定オクレ:『借金も少ししかしてないんです~!助けて~!』
川浦ウマミ:「フェイタルエリアに迷い込んでボロ負けしている所を私の仲間が捕らえたのよ」
齋藤リッコ:「まさかこいつらに無理やり攫われ…… ……」
齋藤リッコ:「……結構自業自得っぽいな……」
小豆橋カノコ:「うーーーん…………」
小豆橋カノコ:「川浦ウマミさんの主張はともかくとして……」
小豆橋カノコ:「受けるしかないみたいですね、この勝負……」
川浦ウマミ:このままだと彼女は向こう10年はキャストとして働いてもらうことになるということをウマミは説明します
小豆橋カノコ:「10年かぁ~~~~」
川浦ウマミ:「ふん!これで決まりね」
齋藤リッコ:「そうね……カノコのことも……オクレのことも放っておけないわ」
齋藤リッコ:「ただし……あたしから条件があるわ」
川浦ウマミ:「条件……?まあ私も一方的に勝負をけしかけた負い目があるし……」
川浦ウマミ:「ちょっとくらいなら聞いてあげてもいいけど……なに?」
齋藤リッコ:「感じてるんだ負い目は……条件は……」
齋藤リッコ:「もしあたし達が勝ったら……あんたはカノコを殺人兵器開発者だなんて呼んだことを撤回して……謝りなさい!」
齋藤リッコ:「そしてカノコの作ったお菓子を食べなさい!いいわね!!」
川浦ウマミ:「ふん、なんだ。そんなこと?」
川浦ウマミ:「わかったわ。どうせ私達が負けることなんて無いだろうからね」
小豆橋カノコ:「……リッコさん……」
小豆橋カノコ:じ~ん。
小豆橋カノコ:「絶対に勝って、オクレさんを取り戻して、危険アイテムを回収し、ウマミさんにお菓子を食べてもらって、今の私達のことを認めさせましょう!」
齋藤リッコ:「多いわね列挙すると……!ええ!やってやりましょう!!」
GM:では、こうして君達は交際継続を賭けバニトピアとのギャンブル勝負に挑むことになった。
GM:しかしクラウンパークで待ち受けている勝負は君達の予想だにしないものだったりするかもしれない
GM:という感じでシーンを終了します。ロイスを取ることだけできるぜ~
小豆橋カノコ:川浦ウマミさんに取得しましょう!
齋藤リッコ:川浦ウマミ 興味/〇憤懣 で取得します
小豆橋カノコ:試練◯/罪悪感
小豆橋カノコ:どう転んでもたぶん期待には応えられないなあの罪悪感
小豆橋カノコ:以上でーす
【Middle1】
GM:では次はミドルシーン1,皆で合流してバニトピアと勝負するぞ!という方針を固めたり
GM:バニースーツに着替えたりするシーンをやりましょう。みんな侵蝕率を上げてね
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(39 → 45)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(40 → 46)
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(37 → 41)
リャン・シェンシィ:リャン・シェンシィの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(53 → 63)
GM:では、君達はバニトピアとの因縁が作られたり作られなかったりした結果、リャンさんに声をかけられたりしてグレートバビロンの生徒会室に招かれたよ
GM:ツクシちゃんはギャンブルに挑んでたけど大丈夫だったかな
真上ツクシ:フェイタルには近寄ってないから……
真上ツクシ:おこづかいが全部なくなったぐらいで済んだんじゃないでしょうか
齋藤リッコ:普通に負けてた
GM:じゃあセーフティエリアですっからかんになってる所をリッコちゃんに拾われたりしたのかな
GM:ともあれそんな感じで、君達はバニトピア対策のためにこの生徒会室に集められたぜ
GM:オクレちゃんが人質になってしまったこととか、服従の首輪とかが敵の手にわたってしまったこととかを大変だなあと話してくれると助かります
リャン・シェンシィ:「えーと……とりあえずオクレちゃん以外は無事だったのかな?」入ってきた一同の顔を見やって。
GM:それと後に情報収集で明かす内容にも関わるけど4人集めたのはバニトピアでのギャンブル勝負は4人チームで行うことが多いからという感じのことも話していいよ
小豆橋カノコ:「一応は。しかし大変なことになってしまいましたね……」観光地で買ってきたおそろいの浴衣でリッコちゃんに寄り添っている。
小豆橋カノコ:「あ、これお土産のアールグレイまんじゅうです」
齋藤リッコ:「も~~!なんでギャンブルなんてやっちゃうのよ!?」ぷりぷり怒っているが浴衣姿なので説得力が無い。
リャン・シェンシィ:「お、どうもどうも」
真上ツクシ:体育座りでしゅんと床を見つめている。
真上ツクシ:「ごめん、リッコ……ツクシにオクレのような才能があれば……」
真上ツクシ:「こんなことには……」
齋藤リッコ:「オクレも才能無かったからこんなことになってんでしょ!?」
GM:そうです
リャン・シェンシィ:「半端に勝てちゃうのが一番手痛い目に遭うんだよね……株とかも同じだけど~」
小豆橋カノコ:「引き際を見極められる分はるかにツクシさんのほうが才能はあるんじゃないでしょうか……」
真上ツクシ:「途中まではいい感じだったんだ……急に風向きがさ……」
真上ツクシ:「ウォーレンの給料……前借りできないか?10年ぶんくらい」
小豆橋カノコ:「やっぱりないです!」びしっ
齋藤リッコ:「ダメよ! オクレが給料前借ぶんで勝手に5天井完凸した時にもう前借りさせないって約束したの!」
真上ツクシ:「そんな~」
GM:あのキャラ強いのに~
小豆橋カノコ:(結構な額を許しましたね……?)
リャン・シェンシィ:「あはは、そんなにキャッシュないでしょ。……もちろん私も宛のない賭け事の軍資金なんて貸さないからね~」
リャン・シェンシィ:「……カノコちゃん、アールグレイまんじゅうに合わせるのってアールグレイでいいのかな……?」お茶を淹れようとしてティーポットの前で首を傾げている。
小豆橋カノコ:「どうなんでしょう……私はこういうの、緑茶と合わせたくなっちゃいますけど」
小豆橋カノコ:「とにかくツクシさん、わるい胴元ほど最初は勝たせてくれるものなんです」
リャン・シェンシィ:「あー確かに、ただのお饅頭と考えとけばいいか」お茶をぽとぽとと淹れている
小豆橋カノコ:「ヒトの脳というのは錯覚するようにできていて、一度そうやってお財布のヒモが緩むとですね……」
小豆橋カノコ:リッコちゃんの隣に座って腕に抱きついたまま月並みな講釈を垂れています。
真上ツクシ:「なるほど。それが奴らの生存戦略……つまりツクシは疑似餌に引っかかった哀れな獲物……」がくりと項垂れている。
真上ツクシ:「カノコにも悪かったな。もっとリッコとイチャイチャしたかっただろ」
リャン・シェンシィ:「あはは。まあその辺り覚えるまでは身の丈にあったお金しか持たないようにしようね」
小豆橋カノコ:「いえいえ。ツクシさんやシェンさんが焚き付けてくださったお陰ですから」
小豆橋カノコ:「それに……今はベタベタしてる場合でもないですしね」
小豆橋カノコ:おまんじゅうを2つに割って、片方をリッコの口元に差し出しながら。
GM:バニトピアがどういう場所なのかあんまり解ってないと話も進めづらいかもなと思っているので、適当なタイミングが来たら情報収集を先取りしてバニトピアに付いてだけ判定してもらおうかなと思っています
齋藤リッコ:「そ、そうよ……イチャイチャなんてそんな……」ひっついたカノコちゃんの髪先を指で梳かしている
小豆橋カノコ:気持ちよさそうに身じろぎします。
リャン・シェンシィ:「あはは、ま~無理にやめろとは言わないけどね。仕事に差し支えなければ」
リャン・シェンシィ:緑茶とお饅頭を皆の前に出しながら。
小豆橋カノコ:「ありがとうございます~」
齋藤リッコ:「まあとにかく……この4人でギャンブル勝負して勝たなきゃいけないってことよね」
真上ツクシ:ありがとう、とリャンに声をかけて。「むずかしいぞ……ギャンブルは」
小豆橋カノコ:「はい……」居住まいを正す。
齋藤リッコ:「任せて!カイジと嘘喰いを満喫で読んだことがあるあたしに掛かれば楽勝よ!」
小豆橋カノコ:「……シェンさん」以前より少し気安い呼び方になっている。
リャン・シェンシィ:「ん?」その呼び方にちょっと口元を緩めて。
小豆橋カノコ:「リッコさんもツクシさんもこの塩梅ですし、私も最早……見ての通りです」
小豆橋カノコ:「頼りになるのはあなただけなんです!」
齋藤リッコ:「…………!?」当然のように外されて衝撃を受けている
真上ツクシ:おまんじゅうをおいしそうに食べている。
リャン・シェンシィ:「えー……」困ったように眉根を寄せて。「カノコちゃんはならないの?頼りに」
リャン・シェンシィ:「こう、リッコちゃんのために愛の力で……みたいなのとか~」
小豆橋カノコ:「そういう思考にすぐなっちゃうからよくないんですよ……!」
小豆橋カノコ:「はぁ……はぁ……いえ、もちろん務めます。頼りになるように」
小豆橋カノコ:「最大限……」
リャン・シェンシィ:「んー……でも1回目にスターロード追い払った時もそんな感じだったりしたじゃん」抱き合って大声で愛の告白とかしてたよ。
小豆橋カノコ:「…………」
小豆橋カノコ:テレテレ
リャン・シェンシィ:「ふふ、まあやる気があるならよし。……それに、水無瀬ルドウの発明のこと放っとく訳にもいかないでしょ? カノコちゃん的にも」
小豆橋カノコ:「…………はい」
小豆橋カノコ:「見逃せません。それに……川浦ウマミさんがどの程度やれる方なのかをほとんど完全に伏せられているのも厄介です」
小豆橋カノコ:「ルドウさんの発明品は、それだけ見せ札として強力だった……」
齋藤リッコ:(あんなに知り合いアピールしてたのに……)ちょっと同情している
小豆橋カノコ:「バニトピア……4人チームで参加するギャンブルが行われているらしいとのことですが。わたしたちがそのメンバーということになるんですか?」
GM:ではそんなところで、君達のうち誰かがそもそもバニトピアってどういうところなんだ?と言ったのを切欠にバニトピアについてどんな事を知っているか判定してもらいますか
リャン・シェンシィ:あっなるほどね
GM:バニトピア〈情報:ノヴァリス、裏社会〉難易度8、11で知っていることが増えるよ
真上ツクシ:調べチャオ
小豆橋カノコ:イェイイェイ
小豆橋カノコ:みんな振っていいんですか?
GM:皆振っていいよ!
齋藤リッコ:4DX+6 ノヴァリス コネ込み
DoubleCross : (4DX10+6) → 9[2,5,7,9]+6 → 15
真上ツクシ:おっけ~ コネ:相棒使って情報の達成値を+2するぜ
真上ツクシ:もう大体終わっとるやん!
小豆橋カノコ:4dx+2>=8 情報ノヴァリスコネ込で~す
DoubleCross : (4DX10+2>=8) → 10[2,6,6,10]+6[6]+2 → 18 → 成功
リャン・シェンシィ:3dx えい
DoubleCross : (3DX10) → 2[2,2,2] → 2
真上ツクシ:2dx+3>=11
DoubleCross : (2DX10+3>=11) → 2[1,2]+3 → 5 → 失敗
リャン・シェンシィ:?
真上ツクシ:カス
リャン・シェンシィ:なんでこんなに知らないんだ
小豆橋カノコ:なんでメサイアの生徒が知らないんだよ
真上ツクシ:出目がリャンリャンリャンだ
齋藤リッコ:目を背けてたのかな 恥部から
真上ツクシ:トラウマだったのかな
小豆橋カノコ:ツクシちゃんが知らないのはかわいい
真上ツクシ:現地調査したのに……
齋藤リッコ:ほんとだよ
GM:じゃあもしかしたら下調べしてたりしたのかもね、という事で次のようなことがわかるぜ
バニトピア〈情報:ノヴァリス、裏社会〉難易度8、11
クラウンパーク内フェイタルエリアに存在する店舗の一つ。
キャストの制服はバニースーツ。元々はキャストとおしゃべりや食事を楽しみつつ、
お触りやツーショット写真などを賭けてゲームを楽しみ偶にゲストを破滅させるだけの比較的良心的な店だった。
しかしある時を境に積極的に高レートの賭けをゲストや他の店に仕掛け勢力を拡大するようになっていった。
今ではクラウンパークでのセッションが開かれていないことをいいことに、その1/3を手中に収め
セーフティエリアへの支店も出しているという設定に今回はさせてもらいます。
現在は星徒、水無瀬ルドウの発明品であるEXレネゲード2種を元手にパーク本体や関係者に勝負を挑んでおり事実上反乱を起こしている。
なおバニトピア内でのギャンブルは原則セーフティエリアに中継され、
取り高確保のためという名目でゲームに挑むゲスト側にもバニースーツの着用を強制しているよ。
彼らが仕掛ける勝負で最も多いのは4人チームを組んでのギャンブルバトルで、
内容はカードやチップを使うのではなくバラエティ色に富んだ物が多くなっている、
チームバトルでは一勝につき1ポイントのタイマンバトルと一勝に尽き2ポイントのタッグバトルを行っていき、先に5P先取したチームが勝利となる。
ギャンブルバトルの内容は事前に用意されたものの中から絶対公正100%ランダムコンピューターによって決定されるのでとても安心だ。
小豆橋カノコ:良心的とは
真上ツクシ:>今ではクラウンパークでのセッションが開かれていないことをいいことに
真上ツクシ:やかましすぎ
齋藤リッコ:「……なんでバニーなのよ!?」
真上ツクシ:「好きなのかな?うさぎ」
リャン・シェンシィ:「なんでっていうとバニースーツ大好き狂人がいるからだけど……」
齋藤リッコ:「バニースーツ大好き狂人が!?」
リャン・シェンシィ:「私のとこにちょいちょいメサイアの制服を全部バニーに変える予算提出とかしてきてたヤツなんだよね」
齋藤リッコ:「狂人じゃないのよ!」
小豆橋カノコ:「通らなくて良かったです……」
リャン・シェンシィ:「私の目が黒いうちはね。……ただまあ、こっちが無理と分かったら方針を切り替えたみたいで」
小豆橋カノコ:「あとバラエティに富んだじゃなくてバラエティ色に富んだってどういうことですか?」
GM:食わず嫌い王決定戦とかそういう感じです
齋藤リッコ:「バラエティそのものじゃないの!」
リャン・シェンシィ:「見世物にするんじゃない? マージン以外で胴元の利益を伸ばすならプレイヤー以外からもお金取るのが一番だから」
小豆橋カノコ:「つまり……」
小豆橋カノコ:「私達、バニースーツを着て見世物になりにいくんですね」
齋藤リッコ:「そんな……」絶望
GM:そうです
小豆橋カノコ:「リッコさんが……露出度の高いウサギさんになって衆目に……!」
リャン・シェンシィ:「あー……まあ、どうしても無理なら降りてもいいけど」
小豆橋カノコ:「いえ、やりましょう。そんな理由で降りられる状況でもないですし」
小豆橋カノコ:「私も見たいです、リッコさんのバニー」
真上ツクシ:「おお……カノコの目が燃えている……」
齋藤リッコ:「カノコ!?」
リャン・シェンシィ:「お、そっちの欲望が勝ったんだ」
齋藤リッコ:「あ、あたしは嫌よ……!自分が着るのもだけど……カノコがそんな……そん……」想像して顔を真っ赤にして
小豆橋カノコ:「そういうわけではないですけど……それに、ぴったりとして肌面積が多いのは陸上スポーツとかの生徒さんのウェアと似たようなもの……だと思えば、あれを着ることで集中できるという話は確かにあるようなので」
小豆橋カノコ:「今の私の浮かれきった脳も多少は引き締まるかもしれません」
リャン・シェンシィ:「なお緩みそう~…」
小豆橋カノコ:「そうかも……」
真上ツクシ:「でも……オクレを取り戻すためだからな……」
真上ツクシ:「ツクシの知っているリッコなら……バニーの一枚や二枚……」
真上ツクシ:「どうってことないはずなんだがな……」
齋藤リッコ:「……く……背に腹は代えられないか……」
小豆橋カノコ:「……話を決めるのは早計かもしれませんね」
小豆橋カノコ:「向こうから提示された条件も『バニトピアで勝負をする』というものだけですし、その条件を考えれば、私達の勝負に限っては中継されない可能性も高いです。場合によっては不穏当な手段に訴えかける手もあるでしょうし、まずは現地に向かってみましょう」
リャン・シェンシィ:「不穏当な手はなるべく避けたいけどね~……向こうの持ってるモノがモノだからさ」
齋藤リッコ:「そうね……まずは相手のことを知らないことにはね」
リャン・シェンシィ:「ともあれ方針は賛成だ」湯呑みを置いて。「……というワケで、ひとつ質問なんだけど」
リャン・シェンシィ:「みんな、スリーサイズいくつ?」
GM:ではこれで合流シーンは終了にしましょう!
GM:ロイス結んだり購入ができるよ~
小豆橋カノコ:リャン・シェンシィ 生命線◯/大変そう
小豆橋カノコ:真上ツクシ 友情/不安◯
小豆橋カノコ:さらにパイルバンカー買います!
真上ツクシ:斎藤リッコ P◯信頼/N不安 こう
リャン・シェンシィ:うーんロは一旦保留かな…
小豆橋カノコ:2dx+6>=13
DoubleCross : (2DX10+6>=13) → 4[1,4]+6 → 10 → 失敗
齋藤リッコ:案定オクレ 保護/〇心配 で取得しとこう
真上ツクシ:バカな……ツクシが不安に思われているだと……
真上ツクシ:購入どうしよっかな~
小豆橋カノコ:財産3点使って買っちゃお 所持します
リャン・シェンシィ:じゃあカノコ・斧買っておこうかな
小豆橋カノコ:ありがたい
齋藤リッコ:クリスタルシールドを買う!コネ手配師使用
リャン・シェンシィ:3dx+6>=11 えい
DoubleCross : (3DX10+6>=11) → 8[1,4,8]+6 → 14 → 成功
リャン・シェンシィ:あげるね
小豆橋カノコ:ありがとうございます!
小豆橋カノコ:受け取って以上
齋藤リッコ:5DX+6>=25
DoubleCross : (5DX10+6>=25) → 5[1,1,2,5,5]+6 → 11 → 失敗
齋藤リッコ:財産足りね~~ 終わりです
小豆橋カノコ:伸びない……
真上ツクシ:応急手当キットかいます
真上ツクシ:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 8[2,8] → 8 → 成功
真上ツクシ:買えちゃった もっときます
【Middle2】
GM:では買い物も終わったので次の情報収集シーン行きますか!
GM:調べられる項目は次のようになっているよ
情報項目
川浦ウマミ〈情報:ノヴァリス、学問〉難易度7
呪崎カスエ〈情報:ノヴァリス、FH〉難易度9
兎兵器キャノン〈情報:ノヴァリス、噂話〉難易度10
珠盤院閉子 (そろばんいん ぴしこ)〈情報:ノヴァリス、FH〉難易度9
GM:四天王です
齋藤リッコ:そろばんいん ぴしこ!?
真上ツクシ:ぴしこすごいな
リャン・シェンシィ:びしこ…
小豆橋カノコ:すごいやついるな
リャン・シェンシィ:すごい計算能力が高そう
小豆橋カノコ:ウマミちゃんも相当変わった名前だけど比較すると一番普通なのかわいい
小豆橋カノコ:情報ノヴァリス4dx+2です 普通
齋藤リッコ:他はそれぞれ関わりあるし私がぴしこ行こうかな
真上ツクシ:あたし2dx+3がいいとこだな
リャン・シェンシィ:じゃあ登場して調べますか
小豆橋カノコ:登場してなかった!します
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(45 → 52)
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(41 → 50)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(46 → 52)
GM:あ、そうそう。判定してからロールするか判定する前にここがバニトピアかぁ……テンション上がるな~するかどうしようか聞こうと思ってたんだ
リャン・シェンシィ:リャン・シェンシィの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(63 → 70)
GM:まあこの感じだと調べてからでいいかな
真上ツクシ:そだねえ
小豆橋カノコ:そうしよ
真上ツクシ:う~ん 低いしあたしがうまあじちゃん調べようかな
小豆橋カノコ:じゃあカスエちゃんやろ~
真上ツクシ:川浦ウマミ〈情報:ノヴァリス、学問〉難易度7 コネ:相棒で達成値+2
真上ツクシ:2dx+3>=7
DoubleCross : (2DX10+3>=7) → 8[7,8]+3 → 11 → 成功
小豆橋カノコ:4dx+2>=9 呪崎カスエ コネとラッキーメダル適用で情報ノヴァリス
DoubleCross : (4DX10+2>=9) → 8[1,3,5,8]+2 → 10 → 成功
リャン・シェンシィ:キャノンちゃんいくか
齋藤リッコ:4DX+6>=9 コネ込みノヴァリス
DoubleCross : (4DX10+6>=9) → 9[2,4,5,9]+6 → 15 → 成功
リャン・シェンシィ:5dx>=10 コネ使用
DoubleCross : (5DX10>=10) → 10[4,5,7,7,10]+7[7] → 17 → 成功
GM:皆成功してそう
小豆橋カノコ:リッコちゃんとシェンがギャンブル回なのに普段より明らかにミドル弱くなってんのおもしろい
齋藤リッコ:紡げない
GM:ではウマミちゃんから順に張っていきますか
小豆橋カノコ:お願いします
川浦ウマミ〈情報:ノヴァリス、学問〉難易度7
元ジェネシス所属の研究学生。
理事会に協力し殺人兵器の開発に協力していたが、本人の適正は開発より改善にあり、
開発されたピーキーな兵器を扱いやすいようダウングレードし量産化させる手腕を評価されていた。
それ故に開発者たちへの憧れが強く特に理事会お抱えの開発者だった小豆橋カノコには強い執着を抱いているよ。
その頭脳と小豆橋カノコへの執着を買われて兎兵器にスカウトされたが、
バニトピア内では兎兵器の玩具にされているきらいがある。
また、治安維持部隊の介入に備えて増殖粘液怪獣フエルゴンを切り札として用意しているらしいよ。
リャン・シェンシィ:フエルゴン!
真上ツクシ:怪獣かな?
リャン・シェンシィ:これもいたよね ルドウちゃんの時に
小豆橋カノコ:改善タイプの子にどんどんルドウちゃんの発明品あげたらダメでしょ
齋藤リッコ:いたな……
リャン・シェンシィ:それはそう
兎兵器キャノン〈情報:ノヴァリス、噂話〉難易度10
バニトピア四天王の一人にして、バニトピアの実質的な支配人。
可愛い女の子にバニースーツを着せるのが生きがいでノヴァリス全土の制服をバニースーツにする野望を抱いている。
自分が服を脱ぐのも好きで一時期は逆バニーを着用していたがわいせつ行為として一度トランペッターに捕縛され投獄されている。
彼女が仕掛けるギャンブル勝負はカードやチップを使うのではなくバラエティ色に富んだ物になっており、
見た目の華やかさも相まってセーフティへリア及び専用チャンネルへのゲーム中継が人気。
ギャンブルそのものより視聴料で稼いだ金額のほうが多いのではないかと噂されているよ。
得意なギャンブルはなりきれ!サイコパステスト!
真上ツクシ:なにやってだ
齋藤リッコ:狂ってる
呪崎カスエ(のろいさき -)
バニトピア四天王の一人。メサイア学区所属の自称呪術師。
他人が不幸になるところを見るのが何よりも好きで、
その性格を見込まれてキャストとしてスカウトされた。
オルクス・モルフェウス・エグザイルのトライブリードで、対象の細胞を使うことで
対象と五感を共有した人形を作り出すことができる。
自分との勝負だけでなく他の四天王との戦いの時も能力を使って妨害してくるかもしれないぞ。
対策はお祓い。清めたお塩を購入判定:難易度15に挑み入手することで、一つにつき一回彼女からの妨害を防ぐことができるよ。
用意できなかったら気合で耐えよう。
小豆橋カノコ:一貫性のある一貫性のなさ
リャン・シェンシィ:一回捕まって反省してるのはえらいな
真上ツクシ:塩まいとけ塩!
小豆橋カノコ:なんかすごいエッチなこと書いてない?
リャン・シェンシィ:塩でいけるんだ
珠盤院閉子 (そろばんいん ぴしこ)
バニトピア四天王の一人。脳に計算用のパソコンを内蔵していて確率計算には滅法強い。
他店との純粋なギャンブルバトルでは大体駆り出され、正確無比なリスク・リターン管理で勝利している。
暑い所が苦手で室温が28度を超えるとオーバーヒートして計算が阿呆になる。
彼女と勝負するときは空調を操作しよう。
真上ツクシ:データキャラだ
齋藤リッコ:こいつだけなんか違う!!
小豆橋カノコ:真面目な戦いの時に駆り出される普通にデータ管理が上手い人!
リャン・シェンシィ:データキャラの攻略法がそれなことあるんだ
小豆橋カノコ:かわいいね
齋藤リッコ:28度はもう年の1/3くらいはダメだろ
GM:室内でしか戦えません
GM:実は今回のセッションの情報収集はこれで終わりなんですが、何か他に気になることとかあるかな?
GM:答えられる範囲で補足とかするかも
小豆橋カノコ:この情報に対して気になることがないって答えるの抵抗あるな……
小豆橋カノコ:まあ……大丈夫です……
小豆橋カノコ:私達ってもう着替えてる?
リャン・シェンシィ:カスエちゃんはもう私達の細胞は手に入れてるのかな
GM:ではガンちゃんが戻ってきたらバニースーツに着替えた状態でカジノの様子を眺めてもらったりしますか
小豆橋カノコ:なるほどね
齋藤リッコ:やべ~
GM:手に入れてるんじゃないでしょうか。髪の毛とか。
リャン・シェンシィ:なるほどね 了解です
真上ツクシ:いくか
GM:では軽く描写をしてロールとか情報共有してもらいますか
GM:メサイア学区、クラウンパーク内バニトピア支配圏
GM:君達は情報収集も兼ねてクラウンパークのバニトピア勢力圏に実地調査に訪れていたよ。
GM:既にフェイタルエリアの1/3を支配下に置いているという事に勝手にしただけあって、辺りにはバニー姿のキャスト意外に
GM:バニトピアを訪れたゲストたちもバニースーツを着ていたり入口で着せられたりしているので君達も特に悪目立ちとかはしないよ
GM:セーフティエリアに向けたゲーム中継では今まさに多重債務者が四天王とのゲーム勝負に負け、すべり台から触手地雷ゾーンに落とされる様子が映し出されている。
小豆橋カノコ:「わっ……すごい……あんなとこまで映って……なんですかここ、退廃的すぎます……!」
小豆橋カノコ:思わず顔を覆っています。
小豆橋カノコ:贈答品のラッピングを思わせる意匠の、チョコレート色を基調としたバニースーツを身につけているぞ。

齋藤リッコ:「…………」
齋藤リッコ:純白のバニースーツにストッキング。上からジャケットを羽織っていたが。

齋藤リッコ:そのジャケットをおもむろに脱ぎ、カノコちゃんに羽織らせる。
小豆橋カノコ:「わ」
齋藤リッコ:「カノコ……」据わった目で低い声を出す
齋藤リッコ:「ダメだからそれは」
齋藤リッコ:「ホントにダメだから。いい?」
小豆橋カノコ:「え? は。はい」
小豆橋カノコ:剣幕に気圧されてドキドキしています。
シェリー:「ま~過激だねぇ、分かってたけど……」スレンダーな線形にフィットしたエナメルスーツに網タイツ。サイバーグラスと茶髪の二つ結びだけがいつも通りだが、認識偽装の魔術が施されている事もあって周りに騒ぎ立てられている様子もない。
シェリー:それに合わせて名乗りも変えている。顔の知れてる人物がこういう場所に来る時に偽名とか使うのはよくある話ではあった……周りを見渡しても、仮面を身に着けているようなVIP客がちらほらと見える。
真上ツクシ:「どうやらみんな……準備万端のようだな」
真上ツクシ:「じゃあ……出発しようか」

小豆橋カノコ:「…………」
小豆橋カノコ:「ちょっと」
シェリー:「えーと……スタッフの人?」
GM:殺人ピエロだ……殺人鬼だ……何故ドナルドがここに……?と周りではちょっとしたざわつきが起きているぜ
真上ツクシ:「何を言っているんだ……このクラウンパークのマスコット……」
真上ツクシ:「ツクシは、クラウンバニーちゃんだよ」
齋藤リッコ:「バニーって……そういうのもアリなの!?」
真上ツクシ:ピエロメイクのうさぎのきぐるみに身を包んだ少女がくぐもった声で答えているよ。
小豆橋カノコ:端末を取り出して調べています。いたっけ、マスコット……。
シェリー:「…………」
シェリー:「誰かツクシちゃんにバニースーツの意味ちゃんと教えた?」
小豆橋カノコ:「いえ……でも……!」
小豆橋カノコ:「元"冠なき子どもたち"の実年齢を冷静に考えると」
小豆橋カノコ:「むしろこれでいいのではないでしょうか……!」
齋藤リッコ:「そういうもんかなあ……」
シェリー:「私達の納得じゃなくて周りの目の問題でしょ……ほら警備員の人こっち来てるし!」
シェリー:「ツクシちゃんほら!さっき私が用意してあげたやつ!あっち着てなさいって……!」
小豆橋カノコ:「確かに……この際倫理にはどこかに行ってもらうしかない……分かっていたことです」
真上ツクシ:「ツクシは……バニーちゃんは怪しいものではない……風船が欲しいのか?」
小豆橋カノコ:「怖いんですってそういう口ぶりが」
真上ツクシ:「でもリャン……リャン? 誰だ……?あれは胸がキツくて……」
小豆橋カノコ:「わーっわっわっ! シェリーさんです、シェリーさん!」
シェリー:「人違いだって! まあ、キツいのはそうかもだけど……でも、そういう場所だからほら」
シェリー:はやく脱いで脱いで、と兎の被り物を外そうとしています。
齋藤リッコ:「大人しくしなさい!ほら!」ぐいぐい
真上ツクシ:脱がされた挙げ句しぶしぶ汗だくになりながら用意されたものに着替えてきたよ。
真上ツクシ:露出度は控えめのキュートめなデザインのやつだ。

シェリー:「……やっぱこっちで正解だったね……」静かに頷いている。
小豆橋カノコ:「よくお似合いですよ、ツクシさん」
齋藤リッコ:「似合ってる似合ってる」
真上ツクシ:「クラウンバニーちゃん……」後ろ髪を引かれる想いを隠せていないぞ。
小豆橋カノコ:「それはおうちで着ましょう」
シェリー:「そもそもどっから調達して来たのあの着ぐるみ……」
齋藤リッコ:「ともあれ……これで準備できたわね」
シェリー:「えーと……招待状だとこっちの区画なんだっけ? 試合場」
GM:じゃあそんな感じで四天王の所へ行く感じでいいかな?
シェリー:いいのでは!
小豆橋カノコ:大丈夫!
真上ツクシ:たのもう
齋藤リッコ:行こう
GM:では君達が招待状にあった区画に行くと、情報通りバニトピア四天王が君達のことを待ち構えているよ
川浦ウマミ:「ふ、ふん……!怖気づいてやってこないかもと思っていたけど。よく来たわね齋藤リッコ!」
シェリー:「おー、この子が例の……結構ちんまいね。中等部?」
川浦ウマミ:「何馬鹿なこと言ってるの!私とカノコは同じ学年のライバルよ!」
真上ツクシ:「ほう……ならば、まずは一勝といったところか」
シェリー:「へ~、同じ学年……」ジュースをちゅるちゅる飲みながら失礼なことを言っている。
真上ツクシ:「カノコ、よかったな。おっぱいの大きさでは勝ってるぞ」
小豆橋カノコ:「ツクシさん!」
齋藤リッコ:ツクシちゃんの頭を叩く。
真上ツクシ:「ひん」
小豆橋カノコ:「あっ叩かなくても……」ツクシちゃんをよしよしします。
齋藤リッコ:「約束通り来てやったわよ……!オクレはどこ?無事なんでしょうね!」
真上ツクシ:よしよしされながらそうだ~!オクレは~無事なのか~!と腕を振っているぞ。
シェリー:激しく腕を振った事で少し危なくなっているツクシちゃんの胸元に横からそっと手を伸ばして直しています。
川浦ウマミ:「ええ、勿論無事よ。ただしまだ無事、ってだけだけどね」
川浦ウマミ:そう言ってウマミが指を鳴らすとゴウンゴウンと音を立てて天井からオクレちゃんが入った檻がゆっくりと降りてきます
案定オクレ:「え~ん!リッコさ~ん!ツクシちゃーん!助けて~!」
シェリー:「わ~無駄に手の込んだ設備」
真上ツクシ:「ああっ!オクレ!」
齋藤リッコ:「オクレ!も~~~っ何やってんのよあんた~~~~!!」
GM:檻の下にはグツグツと煮えたぎる緑色の怪しい液体で満たされたプールが設置されているよ
小豆橋カノコ:「一体彼女に何をするつもりなんですか……!」
案定オクレ:「うう、ごめんなさい~!お姉ちゃんとしてツクシちゃんにいいとこ見せるつもりだったんです~!」
案定オクレ:「それが気づいたら借金が膨れ上がってこんな事に……え~んえんえん!」
シェリー:「……で、実際いくら負けてるわけ? あの子は」ウマミちゃんに。
川浦ウマミ:「”天文学的数字”ノヴァよ。普通に返済しようと思ったらここのキャストとして10年は働いてもらわないといけないわね」
齋藤リッコ:「負けすぎでしょ!!」
シェリー:「わ~。なんでそんな勝負やっちゃうかな……」
川浦ウマミ:「でも貴女達がこの勝負で勝ったなら、あの子は返してあげる。代わりに……」
川浦ウマミ:「覚えてるわね小豆橋カノコ!私との約束は守ってもらうわよ」
小豆橋カノコ:あちゃー。という様子で頭を押さえていたが。
シェリー:「チップのやり取りとかじゃなく、白か黒かなんだ。分かりやすくていいけど……」
小豆橋カノコ:「……仕方ありません。勝てば全てを返してもらう代わり、ここで負けたら……負けたら……!」
小豆橋カノコ:「……リッコさんと引き裂かれ、兵器開発者に戻りま……す……っ!」詰まりまくりながらも言い切り。
小豆橋カノコ:「はぁっ……はあ……絶対に勝ちましょう。本当に、絶対に…………!」
川浦ウマミ:「ふん……!それでいいのよ!」
小豆橋カノコ:口にしたことで既に大ダメージを受けている。前途は多難!
齋藤リッコ:「……大丈夫」カノコの肩に手を置いて「そんなことにはならないわ、絶対」
シェリー:「……あはは、まあ。賭けの負けなら賭けでの取り返しようはあるって事だから」少し言葉を選んで。「万一の時は、私が手を尽くしてどうにかするよ」
小豆橋カノコ:「……ありがとう。信じてます。ふたりとも」
齋藤リッコ:「オクレも。そんなところすぐに出してあげるから、大人しく待ってなさい」
真上ツクシ:「ツクシも、カノコがもう美味しいお菓子を作れなくなるのはイヤだな」
真上ツクシ:「がんばろう」
齋藤リッコ:「でも罰としてしばらく減給!!いいわね!!」
案定オクレ:「リッコさ~ん……!ぐすっ……私も信じてます!リエゾンロードも倒したしこれからプライメイトを倒す予定のリッコさんならこれくらい絶対なんとかしてくれるって……」
案定オクレ:「ええ~!そんなあ~!ただでさえ借金で首が回らないのに~!」ひ~ん
呪崎カスエ:「あいつ捕まえられてから、あんな血迷った事ずっと言ってるけど本当に脳は大丈夫なのか?」
シェリー:「……」プライメイトの話はあんまり触れ回ってほしくないんだけどな~と思いつつもまあ言っても誰も信じないだろうからいいや、という感情が入り混じった表情。
真上ツクシ:「ぜんぶ本当のことなのに……」
小豆橋カノコ:「頭が大丈夫か確証が持てない相手に……なんて品のないバニー服を着せてるんですか!」
小豆橋カノコ:「オクレさんは見た目よりずっと幼いんです! 許せません!」
兎兵器キャノン:「それはどんな子でもバニースーツを着せるとエッチになるからよ」
シェリー:「うわっ出た」
齋藤リッコ:「うわっ!何!?変態!?」
兎兵器キャノン:「ここに居る人は皆はじめましてかな?どうも、バニトピアの支配人の兎兵器キャノンよ」
小豆橋カノコ:「この人が件の……」
齋藤リッコ:「例の頭のおかしい……」
小豆橋カノコ:異常性欲者か……と思っている。
兎兵器キャノン:「今日は私からの勝負を受けてくれてありがとう!皆とっても服が似合ってるわ~♡」
真上ツクシ:「不屈のスピリットを持ったヤツだな」
シェリー:「あはは、そりゃどーも? この着こなしに免じて少し手心を加えてもらえるとうれしいんだけどな~」
兎兵器キャノン:「ん~。それはダメかな?私むしろ相手が可愛いほうが燃えるタイプなの」
兎兵器キャノン:「ところで……ウマミちゃんはカノコちゃんとリッコちゃんに交際を賭けてもらっているわけだけど……」
シェリー:それとなく腕をしならせて腰の辺りに指を這わせている。あるいはこの異常性欲者相手ならこういう手管も通じるのではないかと思ったのだが、
シェリー:(ま~そりゃダメか。見慣れてるよなこんなもん)大人しく手の位置を戻して腕を組む。
兎兵器キャノン:「他の二人、シェリーさんとツクシちゃんはまさか負けた時の責任を全部カノコちゃんとリッコちゃんに背負わせるつもり……なんて事はないわよね?」
小豆橋カノコ:「でも……既に釣り合ってないですか?」
小豆橋カノコ:「愛し合う二人が別れるんですよ!」
兎兵器キャノン:「確かにオクレちゃんとは釣り合ってるかもしれないけど……」
シェリー:「ん? 負わせちゃダメなの?」負い目などないという体で不思議そうに返す。
齋藤リッコ:「まさか……これ以上更に上乗せするつもり?」
兎兵器キャノン:「貴女達がほしいのはそれだけじゃないんでしょう?」
真上ツクシ:「あっ……そうだ」
シェリー:「友達だから助っ人で呼ばれただけなんだけど……あ~」
真上ツクシ:「首輪とか……やばいアイテムがあるんだっけ」
シェリー:「そこまで話見えてるんだったらいっか」
兎兵器キャノン:「私の勘違いだったら、それだけでもいいけどね」
兎兵器キャノン:「だってあれを作った生徒さんとカノコさんはライバ……お友達だったっていうじゃない?」
小豆橋カノコ:「いや……私達はそれも含めて」
兎兵器キャノン:ウマミの鋭い視線を受けて言い直す
兎兵器キャノン:「ならあれも取り戻したいんじゃないかな~って……違ったらごめんなさいね?」
小豆橋カノコ:「天秤に乗ってるって説明された気がするんですけど……」こちらはウマミちゃんにちょっと非難がましい視線を向ける。
シェリー:「……そうなの?」
川浦ウマミ:「そ、それはまあ……私にとってはそれだけが目的だし?」
真上ツクシ:「でもカノコ……例えそうだとして……」
真上ツクシ:「ツクシは、負けてもぜんぶリッコとカノコにおっかぶせる気はぜんぜん無いぞ」
小豆橋カノコ:「いえ……分かっています。私の中の冷静な部分が、そんなバニトピアにとって何の得にもならない話と、ルドウさんの発明品が釣り合うわけがないと言っています……言ってはいるんですが……」
川浦ウマミ:「いいじゃない別に!2人分くらい多めに見なさいよ!」
齋藤リッコ:「開き直った……!」
小豆橋カノコ:「ツクシさん……」
シェリー:「別にケチとかじゃないけど。そういう価値勘定のいい加減な胴元はちょっと心配になっちゃうな~」
兎兵器キャノン:「その件は後でウマミちゃんに厳しく言っておくとして……」
シェリー:「私も全然、いいよ? 自分をベットすることくらいは。釣り合いの取れる形にしたいねってだけで」
齋藤リッコ:「二人とも……」
兎兵器キャノン:「ふふ、話の分かる人たちで助かったわ。それじゃ決まりね」
兎兵器キャノン:「もし私達が負けたら、オクレちゃんとルドウさんの発明品は全部お返しするわ」
齋藤リッコ:「リャ……シェリーちゃんとツクシには何をさせる気?二人は付き合ってないけど……」
兎兵器キャノン:「代わりに貴女達が負けたら、カノコちゃんは殺人兵器開発者に戻ってもらって、シェリーさんツクシちゃんはキャストとして私の直属の部下になってもらう。期間は一年くらいかな。それでいい?」
シェリー:「……直属の部下。私とツクシちゃんが」少し考えて。「校則範囲内の労働条件だよね? だったら、いいよ」
真上ツクシ:「ローズランドとかけもちできるかな。無理かな……」ううん、と唸って。
真上ツクシ:「まあいいか。どうせ負けるつもりなんてないから。ツクシたちにはシェリーがついてるんだ」
兎兵器キャノン:「負けるつもりない、か。そう言うのは決まってギャンブルが弱い子なのよね~」
川浦ウマミ:「うっ……」
真上ツクシ:「なんでバレたんだ……」
小豆橋カノコ:「なぜウマミさんまでショックを……いえ、聞かないことにしましょう……」
シェリー:「なんでってここで負けた実績があるからじゃ……」
珠盤院閉子:「ピピピ……では双方の条件を契約書として形に残します」
珠盤院閉子:「内容を再度確認してサインを行ってくだサイ」
齋藤リッコ:「どう言われようと結構……あたしは負けるつもりはないわ」
齋藤リッコ:「誰であろうと、カノコは絶対に渡さない。オクレも助けて、EXレネゲイドも取り戻す」
シェリー:「……こういう書式は結構ちゃんとしてるね。そうでなきゃ困るけど……」
小豆橋カノコ:「はい。私達を敵に回したこと、後悔させてあげましょう」
GM:私は契約書に疎いけどちゃんとしてます
シェリー:署名欄には丁寧な字でリャン・シェンシィと記して、そのまま返します。「ちゃんと約束は守るよ。でも、あんまり大事にはしたくないわけ」
兎兵器キャノン:「ふふっ。楽しみだわ。シェリーちゃん達にもっと過激な衣装を着せるのが」
シェリー:キャノンちゃんに視線を向けて。「今日のゲームが終わるまでは、ただのプレイヤーでいさせて?」
小豆橋カノコ:「これ以上の……?」ジャケットのなくなったパートナーのシルエットを確認し、身震いする。
真上ツクシ:対象的に拙い字で己の名を連名するぞ。
真上ツクシ:「それは……ほとんど裸じゃないか?」
小豆橋カノコ:それはそれとして署名はする。
齋藤リッコ:「裸の方がマシな衣装かも……」寒気を覚えつつサインする。
GM:ではこうして君達はバニトピア四天王との勝負に挑むことになった。果たして君達は彼女たちを打ち負かしてオクレやEXレネゲードを取り戻すことはできるのか……
GM:と言った感じでこのシーンは終了しましょう
GM:ロイスの取得と購入ができるよ~
齋藤リッコ:ロイスはとりあえず保留で……今度こそクリスタルシールドを買うぞ
齋藤リッコ:2DX+6>=25
DoubleCross : (2DX10+6>=25) → 8[2,8]+6 → 14 → 失敗
齋藤リッコ:11財産払って買っちゃお
真上ツクシ:小豆橋カノコ P◯連帯感/N疎外感 で取得するぞ
齋藤リッコ:齋藤リッコの財産を11減少(13 → 2)
シェリー:真上ツクシ:◯庇護/心配 で取得します
齋藤リッコ:装備して以上です
小豆橋カノコ:うう、ごめんねツクシさん…… アホアホカップルで……
小豆橋カノコ:何買おうな……パイルバンカー2にするか シナリオ3回だし
真上ツクシ:もっとアホになってほしかったよ ゆるせないよ
小豆橋カノコ:2dx+6>=13 えーい
DoubleCross : (2DX10+6>=13) → 6[5,6]+6 → 12 → 失敗
シェリー:じゃあ清めた塩を買います
小豆橋カノコ:あそっか 塩!
真上ツクシ:そうだ 塩買わなきゃ
齋藤リッコ:そうだった
シェリー:コネ:手配師しつつ
シェリー:6dx+6>=15 しお
DoubleCross : (6DX10+6>=15) → 9[2,4,6,7,8,9]+6 → 15 → 成功
真上ツクシ:すご!
シェリー:買えたね
齋藤リッコ:うまい
真上ツクシ:わたしもチャレンジしてみよう 多いにこしたことはないはず
真上ツクシ:2dx>=15
DoubleCross : (2DX10>=15) → 9[2,9] → 9 → 失敗
真上ツクシ:ク~ン
小豆橋カノコ:まあ私はいまやり直すのもよくないので……パイルバンカー2つ目を財産1点で購入しターンエンドしておきます すまないぜ
GM:塩は一個!
【Middle3】
GM:では次のシーン!バニトピア四天王との戦いが始まっていくぞ
GM:皆は寝食値を上げてね
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(50 → 53)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 9)増加(52 → 61)
GM:ギャンブルって言っても複雑な判定は特にせず(考えるの大変なので)
シェリー:リャン・シェンシィの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(70 → 73)
GM:勝負する人に判定を行ってもらって、成功したか失敗したかで勝敗が決る感じにする予定です
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(52 → 62)
真上ツクシ:シンプルでいいぜ
小豆橋カノコ:やってやるぜ
GM:では軽く描写をやっていきましょう。
GM:バトルの流れは簡単。最初に今回のバトルの内容がランダムに選ばれるので、それに相応しいと思う挑戦者をひとり、または二人選んで
GM:選んだ人と相手の四天王で対決してもらう感じです。勝ったチームに1pが入り
GM:タッグの場合は2pね。合計5P以上Pを先に稼いだチームの勝ち!という感じだぜ
シェリー:タッグ戦になるかどうかも含めてランダムなんだ
小豆橋カノコ:理解だぜ
真上ツクシ:やってやろうじゃん
GM:世界観的にはランダムだけど内容は全部GMが決めています
齋藤リッコ:やるぞやるぞやるぞ
兎兵器キャノン:「それじゃあ最初に戦うことになるバトルの内容を発表していくわね。最初のバトルは~……?」
兎兵器キャノン:でん!とキャノンがボタンを押すとモニターの中の文字がぐるぐるぐる~っとルーレットのように周り、再びボタンを押すとゆっくりになってピコーンとバトルの内容が決定されるよ
小豆橋カノコ:「ごくり……」
GM:敵を地雷に向けて突き落とせ!なりきり!サイコパステスト!
シェリー:「うーん、どこをどう見ても完全にランダムな抽選方式だね」けらけらと笑いながらルーレットの様子を見ている。
小豆橋カノコ:「文節同士がつながってなくないですか?」
真上ツクシ:「物騒なタイトルだなあ」
兎兵器キャノン:今回のバトルはタイマンバトル!サイコパステストに早押しで答える。回答は0~3点で採点され、よりサイコパスな回答をしたほうが高得点になるぞ
齋藤リッコ:「全然内容が想像できない……」
シェリー:「そこまではいいとして地雷はなんなの?」
兎兵器キャノン:参加者はぬるぬるの粘液が塗られたすべり台に座った状態でこのクイズに挑戦してもらいます
兎兵器キャノン:獲得した点数が高くなればなるほど、相手のすべり台の傾斜が急になっていくぞ
シェリー:「あー……さっきのフロアで突き落とされてた子がいたやつか」
兎兵器キャノン:すべり台の先はキングダムから鹵獲した触手地雷がびっしりと埋まった地雷ゾーンに繋がっています
齋藤リッコ:「嘘でしょ……」
シェリー:「ちなみにその採点って誰がやるわけ?」
兎兵器キャノン:サイコパスな回答を連答しまくり、先に敵を地雷原に突き落としたほうが勝者だ!
兎兵器キャノン:神
小豆橋カノコ:「あと、すべり台に捕まるために能力を使ったりはしていいのかも気になります」
小豆橋カノコ:神!?
兎兵器キャノン:「採点は中継を通して視聴者の投票によって決まるわ。ただし満点だけは明確な答えが用意してあるから安心してね」
兎兵器キャノン:「滑り台に捕まるために能力を使うのは勿論OKよ。身体能力の高さなんかも鍵になるわね」
シェリー:「視聴者様は神様ってわけ。……んー、なるほど」
真上ツクシ:「掴まるのには自信があるが……問題の方はどうだろうなあ」
真上ツクシ:「そもそもサイコパスってなに?」
齋藤リッコ:「ツクシはそうよね……」
小豆橋カノコ:「こういうとき、私みたいになまじ本当に倫理ブレーキが怪しいと」
シェリー:「得意競技らしいし、向こうは兎兵器ちゃんが出てくるだろうけど」
小豆橋カノコ:「いまいち客観が働かず、そんなに得点が出ない気がするんですよね」
シェリー:「悲しい自己認識だ……言わんとすることはわかっちゃうけども」
齋藤リッコ:「……」否定しがたい。
小豆橋カノコ:「というわけで……シェリーさん、お願いしてもいいですか?」
GM:という感じで、この勝負では任意の〈知識:〉、及び【肉体】で判定してもらうぜ。
GM:合計達成値が20を超えれば勝負に勝利!逆に失敗すると負け。また、負けた場合は地雷に揉みくちゃにされてリザレクトしてもらいます
真上ツクシ:やばすぎる
GM:もし役に立ちそうなエフェクトがあるなら判定にボーナスが貰えたりするかも
齋藤リッコ:死ぬの!?
シェリー:「リッコちゃんなら浮くなり凍らせるなりで耐久は出来そうだけど……考えることが普通すぎて得点が伸びなさそうだなぁ」
小豆橋カノコ:演出としては死ぬわけではないんだろうけど……ひどい目に遭うということね
GM:なのだ
シェリー:うーん 《プロファイリング》でサイコパスの思考パターンを予想…?
真上ツクシ:それっぽくていいな
シェリー:マスターズコネクションもあるけど流石にここで使う札では……
シェリー:別に使ってもいいような気もしてきたな 大事だし
GM:確かに結構有利になりそう。知識の方の達成値に+2していい事にしましょう
GM:ヒエ~
小豆橋カノコ:流石に妖精でなんとかなりそうなやつはなんとかしていこ
シェリー:妖精前提で考えていいなら頼らせていただくか…
小豆橋カノコ:なんとなくシェンに回しちゃったけど実際のとこツクシちゃんのほうが得意か?
真上ツクシ:白兵のせられるかどうか?
GM:ただ果たして参加者でないカノコちゃんがエフェクトを使って大丈夫なのかどうかは考えておいたほうがいいかもしれないぜ
小豆橋カノコ:振れるダイス数同じで知識1点かイージー2点かの差か
シェリー:私が行くと6dx+2です
小豆橋カノコ:ひゃ~
GM:あ、合計なので知識と肉体で2回判定してもらうのだ
齋藤リッコ:イカサマになるのか
真上ツクシ:ああなるほど
齋藤リッコ:そういうことか
シェリー:あっ合計!じゃあいけるな
小豆橋カノコ:頑張って!
真上ツクシ:がんばれ~!
シェリー:がんばります
シェリー:じゃあ知識からいきます
GM:という事で判定してもらいますか。敵は勿論兎兵器さんが出てくるよ
齋藤リッコ:頑張って~~ もしくは負けてエッチな感じになって~~
シェリー:イージーの補正込みで+2して
シェリー:6dx+2 えい
DoubleCross : (6DX10+2) → 10[1,3,4,8,9,10]+7[7]+2 → 19
真上ツクシ:ガハハ!
GM:終わりじゃん
齋藤リッコ:強すぎるだろ
シェリー:2dx 肉体がこう
DoubleCross : (2DX10) → 8[7,8] → 8
シェリー:フーッ……
小豆橋カノコ:しっかり回してるししっかり高い!
GM:じゃあ君はサイコパスの精神性を完全にトレースして全問満点でキャノンさんを叩き落とすことに成功するでしょう
齋藤リッコ:PSYCHO-PASS
GM:演出までやってると17時超えそうだからお昼はここまでにして、夜21時からサイコパス満点出しまくるところからやっていきましょう!
真上ツクシ:は~い
シェリー:はーい 初めての演出すぎ
小豆橋カノコ:www
GM:では演出の方をやっていきましょう
GM:お題が決まるとステージの形が変わり、謎の粘液でヌルヌルになったすべり台とその先に怪しい刻印の施された地雷が何個も置かれた地雷原が現れるよ。
GM:滑り台は今は地面と平行だがまあなんか仕掛けとかで傾きが操作できるようになっているようだ。上の方に回答ボタンもあるよ。
GM:出場選手が決まりシェリーさんとキャノンさんはそれぞれ自分のすべり台の方に向かっていってね。
兎兵器キャノン:「あら、一番手とは意外ね。秘密の助っ人はもう少し温存するものだと思っていたわ」
シェリー:(……流石にこの辺に仕掛けはなさそうかな。あったら契約反故で詰めるだけだけど……)
シェリー:「あはは、別に秘密兵器ってわけでもないんだけどな~」
シェリー:「そっちこそ大将格なんじゃないの? 後までどっしり構えてるもんかと思ってたよ」
シェリー:などと言葉を交わしながら、ぬらぬらした粘液の上にヒールを脱いだ爪先をそっと置き、膝を抱えて座り込む。
兎兵器キャノン:「将が先陣を切るのが一番指揮が上がるのよ。特にこういう場だとね」
川浦ウマミ:「いや、嘘だな……絶対最初に脱ぎたいだけだぞ」
シェリー:網がけられた足裏をぺたりと底に付けつつ、バランスの取り方を確認している。
齋藤リッコ:「シェリーちゃん……頑張って……!」バニースーツの食い込みとズレを気にしつつ固唾を呑んで見守っている。
真上ツクシ:「シェリー、大丈夫かなあ。すごく……ヌルヌルしているし。あのすべり台……」
呪崎カスエ:「ふっふっふ……しかし運がないぜあのシェリーとかいう女。まさかこの競技でキャノンを相手にすることになるとはな」
小豆橋カノコ:「信じましょう。シェリーさんでダメならたぶん私達全員ダメですから……」
呪崎カスエ:「この競技の一番恐ろしい所は知能を試されるところでも身体能力が必要な所でもない」
呪崎カスエ:「どうやったって本気で踏ん張ろうと思ったら恥ずかしいポーズにならざるを得ないところにある!その点キャノンにその心配はない」
呪崎カスエ:「むしろ自分からよろこんでやっている節があるからな……さてお前達のチームメイトは無事に済むかな!」
真上ツクシ:「恥じらいがないってことか?」
齋藤リッコ:「知りなさいよ!恥を!!」
シェリー:そんな会話も知らず、にこやかにカメラへ向けて手を振っている。
小豆橋カノコ:「ううっそんな軸で物事を考えたことがない……! 計算外……!」
絶対公平アナウンスロボ:『ピポパ~。ではなりきり!サイコパステスト!を始めます。両選手は準備を行ってね』
兎兵器キャノン:「ふっ、んっ……こちらは準備OKよ」色っぽい声を出しながら位置を調整
シェリー:「ん、こっちも準備オッケー」
シェリー:慣れてきたのか、脚を組み替える余裕ぶりだ。ふくらはぎからにわかに粘液がしたたれている。
絶対公平アナウンスロボ:回答は早押しで行うよ。満点回答が出た時点か制限時間が来たら次の問題に移るよ。一度答えた後は相手が答えるまで答えられないよ。
絶対公平アナウンスロボ:『では一問目……デデン!』
絶対公平アナウンスロボ:『VRゴーグル』
絶対公平アナウンスロボ:『ある日、女の子はラジオに出て寄付を募っていた。』
絶対公平アナウンスロボ:『そのラジオを聞いたリスナーの一人から』
絶対公平アナウンスロボ:「ラジオ、途中から聞いていました。ベッド上でも遊べるVRゴーグルとゲームのセットをお送りいたします」
絶対公平アナウンスロボ:『というメッセージとともに実物が送られてきました』
絶対公平アナウンスロボ:『ところがその女の子は全く喜ばなかった。一体何故でしょう?』
兎兵器キャノン:ぴぽーん!早押しはキャノンが先制!
兎兵器キャノン:「送られてきたゲームが男性向けのゲームだったから?」
絶対公平アナウンスロボ:『ブブーッ!違います。今の回答は何点か、視聴者の皆さんに聞いてみまショウ』
絶対公平アナウンスロボ:デロデロデロデロデロ……
小豆橋カノコ:「あまりサイコパスっぽくはないですけどこのノヴァリスでどうやったら瞬時にその発想が……!?」
絶対公平アナウンスロボ:デン!1点!
真上ツクシ:「これ何点満点?」
GM:3点が満点で視聴者投票で0~2点の間で評価される感じですね
兎兵器キャノン:「くっ、惜しくも2点に届かなかったわね」
絶対公平アナウンスロボ:「ピガガー、かなり0点よりの1点です」
齋藤リッコ:「全然わかんない……外遊びが好きな子だったわけじゃないの……!?」
GM:しかし1点でもポイントはポイント!ぐわ~んとその場でシェリーさんのすべり台が傾き始めるよ
シェリー:「っ……」体幹で姿勢を取りながら、にわかに目を閉じて考え込む。
齋藤リッコ:「そ……そうか!正解じゃなくても早押しのほうが有利なのね……!」
シェリー:《プロファイリング》──回想し、思考をトレースしようとする。自分が過去に関わった多種のパーソナリティ、その中でもとりわけ異常で、社会から断絶されていた人間のそれを。
GM:まだまだ傾きは浅いが、粘液で滑りやすくなっている分気を抜いたら滑り出してしまいそうだ
シェリー:『子供達一人ひとりに名前をつけるなんてどう考えても時間の無駄だからね』『我々人類は、オーヴァードはそれを超える完璧な存在を生み出すために存在しているんだよ』『そんな小さな可能性に期待するより、剪定し新たな種を蒔く方がいいとは思わないか?』
シェリー:(──違う違う違う、お前じゃない……! テレビ向けなんだからそこまで尖ってるマジのやつは求められてないんだって……!)
シェリー:少し後ろに体重を預けた姿勢になりながら回答ボタンを押す。
絶対公平アナウンスロボ:『ピポパー、残り時間10秒……』ピポーン!
シェリー:「……その子は病気だったんじゃないかな。目が見えない子だったんだ」
絶対公平アナウンスロボ:『その回答は……』
絶対公平アナウンスロボ:ピンポンピンポンピンポン!大正解~!
絶対公平アナウンスロボ:『グッドサイコパス!その通り、少女は病気で目が見えなかったのデス』
齋藤リッコ:「そんな……そんなひどいことを……」ショックを受けている
絶対公平アナウンスロボ:『そんな相手にわざわざVRゴーグルをプレゼントするとは……サイコですね~』
真上ツクシ:「……? あ、ああ~!なるほど~」遅れて頷いている。
真上ツクシ:「確かに、音だけじゃつまらないよな」
絶対公平アナウンスロボ:『シェリー女子は3点獲得!キャノン女子の滑り台の傾斜が30度上がります』
小豆橋カノコ:「"誰がサイコパスか"をプレゼントの贈り手側に置いた回答ですね。おそらく出題側の想定解。さすがです」
シェリー:「んふふ。ひどいこと考えるよね~……」もうちょっと周りが本気で引きそうな回答を思考の奥に追いやりつつ。
兎兵器キャノン:「やるじゃない、シェリーちゃん。でもまだ勝負は始まったばかりよ……!」
シェリー:「始まったばかりなのに大丈夫? 結構面白い体勢になってるけど~?」
兎兵器キャノン:「ふふ……どれだけみっともなくとも勝てば官軍。それにみっともない姿を見られるのも……♡」
絶対公平アナウンスロボ:『思ったより長くなっているのでさっさと2問目に行きマス』
シェリー:かく言う自分も後ろに背を反らすような格好、髪先が粘液に掠めそうになっている。
絶対公平アナウンスロボ:デデン!『第二問、メンタリスト』
絶対公平アナウンスロボ:『貴方はメンタリストに興味を持って会いに行きました』
絶対公平アナウンスロボ:『メンタリストがいいます。テーブルに赤・青・黄のカードがあります。私が後ろを向いている間に、貴方は一枚取ってください。取ったカードを当ててみせましょう」』
絶対公平アナウンスロボ:『それから彼は後ろを向きました。同時にあなたはメンタリストを殺すことにしました。一体なぜでしょう?」
兎兵器キャノン:「え……?なんで急に殺人を……?何もエッチなところがないんだけど……」
小豆橋カノコ:「! よくわかりませんがチャンスです!」
シェリー:「逆に君はなんでこのゲーム得意って自称してるんだよ」
真上ツクシ:「メンタリストがかわいそうだ」
シェリー:「いいよ、このまま突き落としたげる……!」ボタンを押す!
呪崎カスエ:「ま、まずい……!キャノンは確かにこのゲームが得意とはいっていたが勝率が高いとは言っていない!」
齋藤リッコ:「それは得意じゃなくて好きなだけでしょ!?」
絶対公平アナウンスロボ:『ピポン。シェリーさん、回答をどぞ~』
呪崎カスエ:「あいつは自分も相手も恥ずかしいポーズをさせられるのが好きなだけで頭はそんなに良くないんだ……!このままではまずいぞ!」
齋藤リッコ:「ただのエンジョイ勢じゃないのよ!!」
齋藤リッコ:「で、でもこの問題……全然わかんないわ……メンタリストが実は一族郎党と生まれ故郷の仇だったのかしら……!?」
齋藤リッコ:「シェリーちゃん……一体どうするの……!?」
シェリー:「……メンタリストってのは人の行動を操れるんでしょ。だったら」
シェリー:「"自分がメンタリストを殺そうとする行動"も操って止めることができるはず、そう思ったんじゃない?」
絶対公平アナウンスロボ:『ムムッ!その答えは……』
絶対公平アナウンスロボ:ピンポンポンポンポンポン!大正解~!
兎兵器キャノン:「あああ~!正解と同時に角度がっ……!」
兎兵器キャノン:「くっ……!ま、まだ負けるわけには……!せめてシェリーちゃんにもう少しエッチなポーズを取ってもらうまでは……!」
GM:正解と同時にキャノンの滑り台が60度まで傾斜するよ。
GM:もはや普通の滑り台より凄まじい角度になっているが、両手両足を使ってなんとか耐えている
兎兵器キャノン:「ふぐぐぐぐぐぐっ……!」
絶対公平アナウンスロボ:『キャノンさんが力尽きる前に3問目にいきまショウ』
齋藤リッコ:「かなりの急傾斜!いいわよ!あと一押し!」
小豆橋カノコ:「あれボタン押せるのかな……」
真上ツクシ:「メンタリストってすごいな~。あいつ……次で限界そうだな」
齋藤リッコ:「でもシェリーちゃん……よくこんな答えが分かるわね……」
シェリー:「え~強情……じゃあちょっとエッチなポーズしたから満足して落ちてくれない?」などと言って無理な体制から更に首を回して自分の方を向くように仕向けます。
絶対公平アナウンスロボ:『もしかしてシェリーさん……真(リアル)サイコパスなのかも!?』
小豆橋カノコ:「常識的な思考の人ばかりを相手にするわけにはいかない立場なんでしょうね……」
兎兵器キャノン:「はぁはぁ……そ、その手には乗らないわ……!私にはチームを率いる責任が……」と言いつつ覗き込もうと首を伸ばしている
呪崎カスエ:「おい!責任感!」
絶対公平アナウンスロボ:「デハ三問目」
絶対公平アナウンスロボ:『ドクター』
GM:
『貴方はとある難病を専門としている医者です。
後方のため治療が完了していた患者に写真を取らせてもらえないか聞いたところ、
「恩もありますので構いませんよ」
と快諾されました。貴方はその患者の難病を再発させることにしました。
どうしてでしょう?』
シェリー:わざと肩を傾けたことでちょっと片側の胸衣装がずれそうになっている。「ほんとに見てやんの~。えっち」目が合ったキャノンちゃんを煽っている。
兎兵器キャノン:「くっ……!余裕ぶっていられるのも今のうちよ!」ぴぽーん!
兎兵器キャノン:「このゲームの真の恐ろしさをこれから教えてあげるわ!」
絶対公平アナウンスロボ:「ではキャノンさん、回答をドウゾ~」
シェリー:(いや結構粘るな……その体勢で落ちる計算だったんだけど?)姿勢を戻しつつ傾斜に備えようとする。
兎兵器キャノン:「ふっ……それはその患者がエッチで美人なお姉さんだったからよ」
呪崎カスエ:「う~ん……」
川浦ウマミ:「う~ん……」
案定オクレ:「う~ん……」
GM:その場のメンバーからの反応は微妙だ。しかし……
小豆橋カノコ:「いえ、これは……案外高得点なのでは?」
絶対公平アナウンスロボ:『ピポポパ~!投票の結果は……2点!』
齋藤リッコ:「え!?でもそんなの医療倫理が……」
齋藤リッコ:「ああっ!?」
シェリー:(……これ、大勢の視聴者がサイコパス点数なんて曖昧な基準のものを採点する事になるけど)
絶対公平アナウンスロボ:『シェリーさんのすべり台が20度更に傾きマス』
GM:ぐいーん。合計30度
シェリー:(普通の人にそんなもん分かるはずがないでしょ!……サイコパステストなんて言ってしまえば体裁、スコアの本質はそれっぽさと場の雰囲気と視聴者の意志で決まる……!)
兎兵器キャノン:「ふっふっふ……!気づいたようねシェリーさん?」
シェリー:(だからこうなる……! イージーなストレート勝ちなんて誰も望んでないんだよな……!)
真上ツクシ:「あっ!シェリーの体勢が……辛そうになっている!大丈夫かな?」
兎兵器キャノン:「そう、本当のサイコパス度なんて本当はどうでもいいの。視聴者が見たいのは私達二人のあられもない姿……!」
齋藤リッコ:「ろくでもなさすぎる……!」
シェリー:「っ、ぐぐ……」尻と足指に力を入れてなんとか堪えている。
兎兵器キャノン:「この状況なら私の答えはどれだけ適当でも20点に、貴方の答えは正当でない限り0点になる……」
齋藤リッコ:「あ……ああ~~っ!」顔を覆う指の間からガン見している
小豆橋カノコ:(そうかな。結構リアルでイヤな共感性のなさだったと思うんだけどなあ……)
小豆橋カノコ:みたいなことを思いながらもハラハラしています。
兎兵器キャノン:「有利に見えて完全正答しない限り恥も外聞も捨てた私に貴方が勝つ事は絶対にないのよ、フフフ……!」
齋藤リッコ:「全然わかんない……患者が実は一族郎党と生まれ故郷の仇だったのかしら……」
シェリー:「そりゃそうだろうけど……もう、だったらケチの付かない正当入れてやりゃいいんでしょ!」姿勢を崩しながら肘でボタンを押す!
小豆橋カノコ:「それしかないんですかリッコさんは! そのままでいてください……!」
絶対公平アナウンスロボ:『ぴぽーん!シェリーさん回答をドウゾ~』
小豆橋カノコ:「ああっいまのでさらに体勢が……もう後がありません!」
小豆橋カノコ:「モニターに谷間が大写しになってる……なんてことを……!」
齋藤リッコ:「うわ~~……こんな……うわ……あぁ~……」ガン見
兎兵器キャノン:ぐぐぐっと身を乗り出して「フフ、さっきのわざとらしいポーズより今のスラリとした足が強張り筋が浮き上がっている様子のほうがずっと魅力的よ……!」
小豆橋カノコ:反射的にリッコちゃんの目を潰します。
齋藤リッコ:「ウギャーッ!?!?」
真上ツクシ:「リッコ~!」
小豆橋カノコ:「あっ……すいません! 今のなしで!」
シェリー:「治療後だけ取っても研究資料にならないから! 罹患した状態の写真を撮って置く必要があるんでしょ……!」
小豆橋カノコ:「大丈夫ですか! 今すぐ目がいい感じになる目薬をつくるので……」かばんからヤバそうな液を取り出して調合しています。
兎兵器キャノン:「うっ……その回答は……」
絶対公平アナウンスロボ:『その回答は……』
シェリー:「ちょっと、答えたけど~……? まだスコア出ない?」
絶対公平アナウンスロボ:『視聴者の皆さん!投票お願い……』
絶対公平アナウンスロボ:『しませ~ん!ピポポパ~!大正解~!』
兎兵器キャノン:「うぎゃああああああ!」
齋藤リッコ:「正解!?正解なのね!?」音だけ聞いている
兎兵器キャノン:勢いよく滑り台が90度になりキャノンが地雷原に向けて打ち出される。
呪崎カスエ:『ああ~!キャノンーっ!』
シェリー:伸ばした二の腕と太腿が微かに震えている。「……あは、いってらっしゃーい」
真上ツクシ:「よっしゃ」
絶対公平アナウンスロボ:『バニトピア支配人が触手地雷の中でもみくちゃになっている様子は会員限定有料チャンネルでご覧くだサイ』
絶対公平アナウンスロボ:『というワケで……勝者は挑戦者シェリーさん!オメデトウゴザイマース!』
小豆橋カノコ:「やった~! 流石ですシェリーさん!」
小豆橋カノコ:快哉を叫びながら、リッコちゃんを膝枕して甲斐甲斐しく看病しています。こうすればリッコさんの目に映るのは私の胸だけだから……(サイコパステスト回答)
シェリー:「あはは、祝ってくれるならはやく角度戻してくれないかな~って」
小豆橋カノコ:「そんなこと言いません!」地の文を蹴り飛ばす。
GM:滑り台は上がったときに比べてゆっくり角度がもとに戻っていくよ
齋藤リッコ:「シェリーちゃん……やったのね……!」
シェリー:「はぁ~……これで1ポイントか。割に合うんだか合わないんだか……」
真上ツクシ:「グッドサイコパス」意味もよくわからずシェリーを褒め称えている。
モブバニー:「お疲れ様でした~!体べとべとで気持ち悪いですよね!」
モブバニー:勝利した君に向かって野次馬バニー達がタオルを持ってシェリーに近づいてくるよ
シェリー:「ね、ところで誰かタオル持ってない?」背中や尻のあたりをまだぬらぬらと光沢が覆っている。脚を上げたらでろりと粘液が垂れた。
齋藤リッコ:「すごいわ!ほんと……こんな問題よく……よく分かったわね……」若干の恐れが感じられる
モブバニー:「我々の支配人が失礼しました!今責任を取って拭き取らせていただきますので……!」
シェリー:「失礼ってことないけど、ゲームだし。まあお願いしようかな?」
シェリー:「んー……まあリッコちゃんは分かんないよね。そのままの君でいていいんだよ」少し遠い目。
モブバニー:「はいただいま~!」と言ってタオルをあてがいつつ、手指でにゅるりと素足を撫でる
モブバニー:「あっ!すみません!ぬるぬるで拭きにくくて!あっすみません!」
小豆橋カノコ:「ちょっと! セクハラですよ!」
モブバニー:すみませんと言いつつバニー服の隙間に手を入れようとしている
真上ツクシ:「おい……あいつカメラでこっち撮ってないか?」
シェリー:「って、おいおい君ら」
兎兵器キャノン:「もごもごもご~!(撮れ高撮れ高よ~!)」触手を口に頬張ったキャノンさんもそう言っています
シェリー:「ここじゃそういうのは有料……でしょっ!」ニコニコ笑いながら後ろ足で顎を蹴り上げる!
モブバニー:「うぎゃ~!やっぱりバレたーっ!」
齋藤リッコ:「油断も隙もあったもんじゃないわね……」
シェリー:「ほら~このコら泥棒だよ支配人さん。賭けの種になってるものタダで掠め取ろうってんだから」
絶対公平アナウンスロボ:ぬるぬるしてたから手が滑るのは仕方ないと神は言っていますね
小豆橋カノコ:「帰っていいですか?」
シェリー:蹴られなかった二人の首を腋で絞めつつ引きずりながら警備員に引き渡している。
兎兵器キャノン:触手を飲み込んで「ふふん、お返しにシェリーも私に触って……いいわよ?」
シェリー:「え~。いらないからポイント頂戴?」
兎兵器キャノン:バニー服の隙間にはビチビチイキのいい触手が挟まっているよ
絶対公平アナウンスロボ:『では次のバトルに移りましょう!』
GM:という事でサイコパステストは終わり!
GM:次のバトルが幕を開けるぜ
呪崎カスエ:「くっ……ポイントは先取されたが次も同じようにうまくやれると思うなよ!」
呪崎カスエ:「絶対公平ロボ、次の種目を出しな!」
小豆橋カノコ:「キャノンさんみたいな相手が2人いるとは思っていませんよ、こちらも……」
絶対公平アナウンスロボ:『ピポポポポ~……次のバトルはー……!?』
絶対公平アナウンスロボ:ぐるぐるぐるぐるぐるぐる……とモニター上でルーレットが回り次のお台がでてくるぜ
シェリー:「ん~でもカノコちゃん、ほんとに悪いんだけど……」
シェリー:「できれば……どうにか我慢してね。勝利のために自分の彼女の痴態が中継されるかもしれないことは……」
真上ツクシ:「カノコ……」
真上ツクシ:「できればツクシとシェリーの目は……つぶさないでほしい」
小豆橋カノコ:「はっ、はい! そんなことしませんよ!」
シェリー:「つぶしたところで映像残ってるしね。……まあ、どうしてもそういうのが無理なら3人や2人で勝つ方法を考えてみるけど……」
小豆橋カノコ:「大丈夫です。クラウンパークのどの観戦者より、私のほうがリッコさんのこと、見てますし」
絶対公平アナウンスロボ:『形式はタイマン!次の足場は果たして無事か?サドンデスパーセントツイスター!』
GM:という事で、ルールを説明していくよ。これから出場者二人にはツイスターゲームで対決してもらいます。通常とは違い合計100個の色のついた円が足場になるぜ
シェリー:カノコちゃんの答えにひゅうと口笛を吹きながら。「さっきよりは普通っぽい名前のが来たけど……」
GM:左右の手足の置く場所を色で指定されるのは同じ!しかし普通と違うのは、指定の前に0%~100%の間で答えられる問題が出題される点だ
GM:%で問題に答えてもらい、実際の正答との差分だけ置ける足場の数が消滅していくぞ
GM:置ける足場の数が0になったら負け!勿論体制を崩しても負け!相手を直接肉体で攻撃したりしても負け!
シェリー:「ん~、今度も知識系か……ツクシちゃんにはハードル高いかな」
小豆橋カノコ:「直接肉体で……? つまり、エフェクトでの攻撃は有効ということ?」
齋藤リッコ:「結構凝ったルールなの腹立つわね……」
GM:衝撃を与えたりしたらダメです
真上ツクシ:「けど……これならマシな方だよな。決まった回答をツクシが答えなくても……」
真上ツクシ:「ツクシはちょっと足場が消えたくらいじゃ、倒れないぜ」
GM:ツイスターゲームは生体スライムで満たされたプールの上で行ってもらうぞ。体制を崩したらスライムに丸呑みされます
齋藤リッコ:「気合で何とかするってこと?う~ん、確かに向いてるかも……」
GM:本当はただのパーセントバルーンをやってもらうつもりだったが肉体派のツクシちゃんがでられるように頑張ってツイスターゲームをくっつけたのは内緒だ
シェリー:「ん~、確かに体幹の強さなら私らの中で一番くらいか」逆に一番弱いのはカノコちゃんだろうか。
小豆橋カノコ:「そうですね……お願いしましょう」
真上ツクシ:ありがたい
真上ツクシ:「まかされた」
GM:という事で、今回は任意の〈情報:〉と【肉体】で判定を行ってもらうぞ!合計の達成値が20を上回れば勝利!
GM:下回ったら負け!対戦相手は呪崎カスエさんが出てきます
真上ツクシ:ゲッ 妨害してくるウーマン
シェリー:塩あるで
GM:気合で耐えてもいいのに
真上ツクシ:これわたしへの妨害にシェリーさんが塩を使い無効!とかはできる認識なのかな
真上ツクシ:なんにせよまず判定してみるか?
GM:あ、使いたい場合ツクシちゃんに渡しておく感じですね。
シェリー:あげとこ
GM:まあ処理的には変わらんけど
真上ツクシ:あ、なるほど! じゃあ一旦あずかっておきます ありがとうございます
齋藤リッコ:ツクシの塩漬け
真上ツクシ:じゃあまず情報:ノヴァリスで判定を行うよ。コネ:相棒も使えるなら使っておこう。達成値+2だ
真上ツクシ:あっうそ やっぱ噂話
GM:使えるぜ!
真上ツクシ:では回すぜ
真上ツクシ:2dx+2+2
DoubleCross : (2DX10+4) → 6[1,6]+4 → 10
齋藤リッコ:いい感じ
真上ツクシ:ド級の平均 ド平均
真上ツクシ:肉体は……白兵の補正値入らないんだっけ
GM:入らないぜ
GM:肉体だぜ
真上ツクシ:オホホホ……
真上ツクシ:5dx>=20
DoubleCross : (5DX10>=20) → 9[2,4,5,8,9] → 9 → 失敗
GM:勝ったわ
真上ツクシ:足りないぜ
齋藤リッコ:そんな……!
小豆橋カノコ:そんな……!
齋藤リッコ:1足りない
GM:多分ノヴァリスのこと知らないからすぐに足場がなくなっちゃったんだろうなあ
真上ツクシ:ぐあああ
シェリー:ツクシーッ
小豆橋カノコ:妖精どうします?
小豆橋カノコ:使うと不吉なことが起きそうだけど
齋藤リッコ:そういえばあった
シェリー:投げるのリスクあるかもなんだよな
真上ツクシ:確かになんか言ってたよな
GM:こそこそ
シェリー:ロイス達成値上乗せもアリな気はしてる リッコ・ザ・鉄壁おるし
真上ツクシ:ロイス盲点だったな
小豆橋カノコ:まあここで負けることのリスクがそんなでもないんじゃないかとは思います
GM:実はね
シェリー:1不足ならやって裏目はない
小豆橋カノコ:私が考えてるのは妖精を投げるのと投げないのとでどっちがエッチなことになるかだけ
GM:あ、忘れてた。リザレクトは1回してもらうぞい
シェリー:うーんそうなのか そうなのかも
GM:失敗したらね
真上ツクシ:あ、そうだった リザわたしだけなら負けても大丈夫か…?
GM:投げなかったらツクシちゃんがエッチなことになり投げたらカノコちゃんがエッチな目に合うかも合わないかも
小豆橋カノコ:じゃあいいか。見せ場(??)を奪っちゃうかもだし(???)
齋藤リッコ:状況判断だ
シェリー:そう言われると妖精投げたらどうなるかみたくなってくるな
シェリー:でも投げない了解
GM:ではツクシちゃんの負けるところやっていきますか!
真上ツクシ:生まれて間もない子供の痴態を見たけりゃ見せてやるよ
小豆橋カノコ:そう言われると罪悪感はあるが……見たい!
GM:ではステージがまたガラッと変わり、うにゃうにゃ蠢くスライムの上に色のついた足場が突き出したツイスターゲームの舞台が現れるよ
絶対公平アナウンスロボ:「最初は黄色と青のところにそれぞれ右脚左足を置いてね」
真上ツクシ:両腕を胸の下で組みながら仁王立ちをしているぞ。
呪崎カスエ:アナウンス通り足場に立ち「フッフッフ……連れがやられる所を見た上で私達に挑んでくるとはいい度胸じゃないか」
呪崎カスエ:「怖くないのか?お前もあそこに居るお友達のようになるかもしれないんだぜ!」
案定オクレ:「え~ん!ツクシちゃ~ん!私を助けるために頑張って~!」
齋藤リッコ:「いまいち緊迫感ないのよね……」
小豆橋カノコ:「ツクシさん、頑張って……!」
真上ツクシ:オクレの言葉にこくりと頷く。「その言葉……そっくりそのままお返ししてやるぜ」
シェリー:「まあツクシちゃんは素直だからあれでも燃えるんじゃないかな……ほら」
真上ツクシ:「数分後にはお前も……あの乳の大きなお友達みたいになっていることだろう」
呪崎カスエ:「……?友達……?誰のことだ……?」
真上ツクシ:「え……?キャノン」
呪崎カスエ:「いや、あいつとは友達ではないかな」
真上ツクシ:「そうなんだ」
齋藤リッコ:「ドライな関係なのね……」
呪崎カスエ:「プライベートで会ったりとかもしないし」
呪崎カスエ:「ふっ!だが今は視聴者の目もあるしその言葉受け取っておくぜ~!キャノンの敵は私が取る!」
呪崎カスエ:「友を愚弄されたこの恨み晴らさでおくべきか!」
真上ツクシ:「かかってきな」
小豆橋カノコ:「エンターテイナーなんですね……!」
齋藤リッコ:「ツクシ~!負けんじゃないわよ!気合よ!気合!」
絶対公平アナウンスロボ:『ピガガー。ではツイストする前に最初の問題~』
シェリー:「意外とノリ良い子なんだ。おもしろ~」
絶対公平アナウンスロボ:デデン!『ノヴァリスにある高校のうち……男子サッカー部があるのは何%でショウ?』
絶対公平アナウンスロボ:『すうじがきまったらセーのでこたえてネ』
呪崎カスエ:「へっ!なんだ、最初だからって簡単すぎねえか?」
真上ツクシ:「まったくだ。サービス問題じゃないか」
絶対公平アナウンスロボ:『二人共答えは決まったヨウですね……ではセーのでお答えください』
絶対公平アナウンスロボ:『セーノ!』
真上ツクシ:「50%!」
呪崎カスエ:『0%!』
呪崎カスエ:「なに!?50%だと!?」
齋藤リッコ:「あ~~っ!」頭を抱える
真上ツクシ:「えっ!0%なの?」
絶対公平アナウンスロボ:デデデデデデデ……『正解は~……』
絶対公平アナウンスロボ:テロレロレロン!『0%です!(ノヴァリスにはもう男子生徒は存在しないため)』
シェリー:「あー……」額を抑える。「ツクシちゃんの睡眠学習カリキュラムって今どの辺?」
モブバニー:「ああっと~!これは痛い!ツクシ選手、最初の問題で半分の足場が消えてしまった~!」
小豆橋カノコ:「ものすごく不安になってきました!」
真上ツクシ:「バカな……問題はあるかどうか……つまりふぃふてぃ・ふぃふてぃ……」
呪崎カスエ:「こんなのノヴァリスに居たら常識じゃないか!なんで50%だと思ったんだ……!?」
真上ツクシ:「こういうときは当たるか当たらないかだから50%だって……」
真上ツクシ:「オクレも言っていたのに……」
呪崎カスエ:「あ、ある、無いの2択だから……!?」
齋藤リッコ:「オクレ……!!」
シェリー:「…………っていうか」
シェリー:「確率の基本の基本も知らないでカジノで遊んでたの?」
GM:びゅんびゅんびゅん……色のついた足場にツクシのデフォルメ顔アイコンが浮かび、その上にバツがついていくよ。
小豆橋カノコ:「次の勝負までに、オクレさんの言ってたことは全部忘れてもらいましょう」
シェリー:「そりゃ負けるだろ……」
齋藤リッコ:「あんたはもう二度とギャンブル禁止!!」
案定オクレ:「そんな……!1/2は0.5だから50%って算数で習ったはずなのに……!」
真上ツクシ:「あわわ」どんどん消えていく己の足場を目に、額から溢れた汗が頬から首、胸へと伝っていく。
案定オクレ:「でも考えてみたらたしかに50%はないですよ!人間だって男子と女子なんだから」
案定オクレ:「サッカー部があるかどうかで50%、更に女子か男子かで25%ですよツクシちゃん!もっとよく考えて!」
案定オクレ:「ツクシは私の妹なんだから……落ち着けば絶対勝てるよ~!」
GM:正解は0%です
シェリー:「うーん、オクレちゃんのガチャも当分禁止かな~」
真上ツクシ:「なるほどね。全く……頼りになるお姉ちゃんだぜ」
絶対公平アナウンスロボ:「では右手を赤の足場に、左手を黄色の足場においてね」
小豆橋カノコ:「オクレさん! 身上的にあまり厳しいことは言いたくありませんが、もう喋らないでください!」
小豆橋カノコ:大事な勝負なのだ!
真上ツクシ:位置を確認し、まだ無事なタイルにそっと手を添えていく。ちょうど蹲踞をしながらお腹をつきだしているような格好になっている
呪崎カスエ:「勝負のために下準備もしてきたが要らなかったかなこれは……」
真上ツクシ:「まだへいき」
齋藤リッコ:「だいぶよろしくない感じになりつつあるけど……」
小豆橋カノコ:「大丈夫です。私はもう柵に自分の手をくくりつけました」
絶対公平アナウンスロボ:『では続いて第2問!ノヴァリスの「学校行事(運動会や文化祭など)」に「積極的に参加している」と答えた人の割合は何%でしょ~か?』
小豆橋カノコ:「これでリッコさんに攻撃を加える心配はありません」
シェリー:「衝動自体はあるんだ」
齋藤リッコ:「カノコ……」
呪崎カスエ:「ちと難しいが、まあこれくらいなら……」
真上ツクシ:「学校行事……」きらきらと目が輝いている。
小豆橋カノコ:「あっ……」
小豆橋カノコ:この後彼女がどう答えるかをなんとなく予感してしまう。
シェリー:「おー……」下手なことを言うと反則になるのでコメントを続けられずにいるが。こちらもなにか予想が付いたような表情。
絶対公平アナウンスロボ:「答えは決まったヨウですね。では……セーノで回答お願いしましょう」
絶対公平アナウンスロボ:「せーの!」
呪崎カスエ:「まあ……大体40%くらいだろ!」
真上ツクシ:「99%!」
小豆橋カノコ:「偉いです! 頑張りました!」100と答えるかなと思っていた。
齋藤リッコ:「ふ……」勝ったな……
絶対公平アナウンスロボ:『答え:15%(ノヴァリスにはそんなアンケートに答えるまともな生徒はほとんど居ないため)』
シェリー:「まあそうだよな~~」
齋藤リッコ:「ななな……なんですって~~~!?!?」
真上ツクシ:鼻高々と言った様子で勝利を確信した笑みを浮かべていたが……
呪崎カスエ:「くっ思ったより少ない……!」
真上ツクシ:「が・・・っ!?」
真上ツクシ:ぐにゃ~~~~~・・・!
齋藤リッコ:「ツクシ~~~~ッ!!」
案定オクレ:「そんな……!100分率は1%単位で変わることを学んだ戦いの中で成長している答えだったのに~!」
呪崎カスエ:「あ、あれ?もしかしてこれもう終わり?」
シェリー:「なんなら1桁かと思った。母数がメサイアだけじゃないからかな……」
真上ツクシ:「どういうことなんだ……? 学校行事といえば……ツクシも知っている」
真上ツクシ:「げんきに身体を動かす体育祭に……おいしいものを売ったりする文化祭」
真上ツクシ:「みんな出たいに決まってるじゃないか……でも……カゼとかも引いちゃう子もいるかもしれないから……」
齋藤リッコ:「100ではないとは思ってたけど……!ウソ……そんなに低いの……!?」基本的に陽キャなのだ
真上ツクシ:「そういう1%の枠を……ツクシがこっそり貰えたら……うれしいと」
川浦ウマミ:「理由が普通に健気で可愛い……」
真上ツクシ:「そう思いました」
小豆橋カノコ:「ツクシさん……!」
GM:そういうリッコさんはちゃんとアンケートに答えたのだろうか?アンケートが送られてきたことに気づいていたのだろうか?
齋藤リッコ:気付いてません
GM:八月革命にエッグ争奪戦、セイクリッドピラー襲撃……激動のノヴァリスに生きている生徒に生半可なアンケートは通用しないのだ
シェリー:「まあツクシちゃんなりに真面目に考えた結果だ、しょうがない」
絶対公平アナウンスロボ:『では、カスエさん側の足場が25個、ツクシさん側の足場が100個全てなくなりマス』
シェリー:「案外勝負にはなってるしね」達成値19はあったんだし結構ギリギリな感じになっているだろうカスエちゃんを見ながら。
絶対公平アナウンスロボ:『最後の抵抗をしつつ右手を緑に、右脚を赤に置いてね』
呪崎カスエ:「うっぐぐぐぐっぐ……!低身長にこの配置は応えるぜ……!」右手と右脚を伸ばし仰向けに腰を突き出すような体制になっている
真上ツクシ:「ぐぐぐ……」ぴんと片腕を伸ばし、靭やかで健康的な脚をぷるぷると伸ばしている。
呪崎カスエ:「しかしまあ……相手が足場0となればまあ……」
真上ツクシ:あんまりお股を開くのはよくないとシアも言っていたので、そのあたりはふわふわの尻尾で隠しているよ。
小豆橋カノコ:えらい!
GM:ぽんぽんぽんぽんぽん!
齋藤リッコ:「うわ~……」ツクシちゃんは保護者目線で普通に心配しているがカスエの方はチラチラ見ている
シェリー:カノコちゃんが荒ぶる前にリッコちゃんのまぶたを両手でそっと塞いでいる。
GM:という音とともにカスエの手足が置いてある足場意外がどんどん崩れていき
GM:最後にツクシちゃんが片足で立っている足場もぽぽんと崩れて落ちていきます
小豆橋カノコ:「ありがとうございます……シェリーさん……ああっ」
齋藤リッコ:「あっ!ツクシーーっ!」
真上ツクシ:「オクレ……みんな」
案定オクレ:「そんな……ツクシちゃ~ん!」
真上ツクシ:「ごめ……ギャアアアアアッ」
シェリー:「ツクシちゃん……」
真上ツクシ:断末魔の悲鳴を上げながらケモミミバニー(未就学児)がスライムプールへともっちょり落ちていく……
GM:もごもごもご~!とスライムが蠢いてツクシを揉みくちゃにし、最後にでろっとプールサイドに君を吐き出すよ
齋藤リッコ:「だ……大丈夫なの……!?」
兎兵器キャノン:「ふっ……これでなんとか一勝は取れたわね」
GM:食べても健康に害はないよ
小豆橋カノコ:「ツクシさんが……つぶれたカエルみたいに……うう……仇は取ります」
真上ツクシ:全身にどろどろの粘液を纏わせながらぺたりとプールサイドに這いつくばっている。
真上ツクシ:「うえっ、苦いなこれ。飲んじゃった。しくしく……」
齋藤リッコ:「む、無惨……」
小豆橋カノコ:「……でも、いやらしい感じになりすぎなくてよかったです」
小豆橋カノコ:「やっぱり兎兵器さんがおかしかったんですよ!」
シェリー:「そうかも……」
齋藤リッコ:「そもそもこの施設がおかしいけど……」
モブバニー:「ああっ、無垢な体がドロドロに……!なんとおいたわしい……!今私たちが拭き取ってあげますからね!」
モブバニー:懲りずにモブバニーが駆け寄ってくる
小豆橋カノコ:「はやく追い払ってあげてください! 今、手が拘束されていて……くっ!」
真上ツクシ:悔しさと情けなさで蹲っているのでこのままでは無抵抗だぞ。
齋藤リッコ:「こいつら性懲りもなく……しっしっ!あっち行きなさい!こら!」
シェリー:「き~み~た~ち~」
シェリー:「節操ないんだからほんとに」容赦のない暴力でツクシちゃんを守っています。
モブバニー:「ぎゃ~!今度はハイキック!」
小豆橋カノコ:ガチャガチャ「私はなぜこんなことを……」ガチャガチャ
案定オクレ:あ、後人知れず君達が1P取られたことでオクレちゃんの檻がガシャンと一段下に落ち謎の泡立つ液体で満たされた鍋に近づいていきます
齋藤リッコ:やばい
真上ツクシ:いかん…!
シェリー:「支配人さん! 早く出禁にしてよねこんなやつら!」
シェリー:不埒者たちをまるめて蹴り転がしながら運んでいきます。
川浦ウマミ:「よしよし、ともあれこれで一歩殺人兵器開発者復活に近づいたわね!」
川浦ウマミ:「残りのメンバーを考えると次はタッグバトル、私と閉子のタッグで直接貴女を打ちのめしてやるわ、小豆橋カノコ!」
小豆橋カノコ:「せいぜい油断していることです! ツクシさん、お水です。これでうがいしてください」
小豆橋カノコ:なんとか自縄自縛を解いてコップを渡しています。
珠盤院閉子:「ピピピ……計算によると我々の勝率は……50%です」(何の勝負になるかもまだ解っていないため)
齋藤リッコ:「うわ~髪もパリパリになっちゃってるわよ」ツクシちゃんをゴシゴシ拭いている
真上ツクシ:ぼんやり水の入ったペットボトルをうけとってがらがらぺ、した後ぺこりと頭を下げている。
真上ツクシ:「シェリーの勝利に泥を塗ってしまった……」
齋藤リッコ:「大丈夫。あたし達が勝つから問題ないわ!」
シェリー:「まだイーブンなら全然でしょ。次はちょっと大きいけど」
GM:あ、そうだ。ツクシちゃんは1回リザレクとしておいてね。リザレクトというか侵食値あげるだけでいいよ
真上ツクシ:そうだったのだ
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を1D10(→ 1)増加(53 → 54)
真上ツクシ:案外堪えてないなこいつ
絶対公平アナウンスロボ:『では1巡目最後のバトル、タッグバトルの内容を決めていきましょう』
小豆橋カノコ:タフでかわいい
川浦ウマミ:「ふん、どんな勝負でもかかってきなさい。どうせ勝つのは私達バニトピアなんですからね!」
絶対公平アナウンスロボ:でろでろでろでろ……
絶対公平アナウンスロボ:デン!『攻めろギリギリ!チキチキポッキーチキンゲームレース!』
兎兵器キャノン:「ほう、これが来ましたか……」
齋藤リッコ:「ポッキー……チキンゲームレース……!?」
小豆橋カノコ:「ポッキー……って、あのポッキーなんでしょうか」
真上ツクシ:「おいしいよな」
シェリー:「ポッキーゲーム自体がチキンレースみたいな意味を含んでる気はするけど…」
絶対公平アナウンスロボ:ここに1チーム5本のポッキーが用意されています。
絶対公平アナウンスロボ:君達タッグチームはペアになって、ぎりぎり口づけをしないようポッキーゲームをしてもらいます。
絶対公平アナウンスロボ:残ったポッキーの長さが短いほうが勝利になります。一度でも口づけをしてしまうとそのチームは反則負けになります
絶対公平アナウンスロボ:二人の息を合わせてぎりぎりまでポッキーを食べよう!
小豆橋カノコ:「な、な、な……」
小豆橋カノコ:「なんですかこのゲーム!」
齋藤リッコ:「…………」
小豆橋カノコ:「お菓子を何だと思ってるんですか!」
川浦ウマミ:「な、な、な、何だこのゲームはー!」
シェリー:「動揺のあまりツッコミの焦点がおかしくなってない?」
齋藤リッコ:「ただのポッキーゲームじゃないのよ!!」
真上ツクシ:「二人で二本食べればいいのに……」
小豆橋カノコ:顔を赤くしてびっくりしています。
真上ツクシ:「二人で一本だと……」
川浦ウマミ:「お菓子のことはどうでもいいー!私はこんなゲームが有るなんて聞いてないぞ!どういうことだキャノンー!」
齋藤リッコ:「あたしはそんなっ……」カノコの顔を見て「そんなの……」小さな唇に視線が吸い寄せられ「…………………………」
小豆橋カノコ:「リッコさん、知って……いえ、もしかして……やったことが……?」
シェリー:「まあでも……普通にこれ恋人同士のこっちが有利なんじゃないかな」
兎兵器キャノン:「え?だって直前に知らされる方が面白いと思って……」
小豆橋カノコ:さっと血の気が引く。
シェリー:「向こうはそういうのじゃなさそうだし……あの慌てっぷりだし」
兎兵器キャノン:「それに追加したのは私だけど選んだのは絶対公平100%ランダムロボだし……」
齋藤リッコ:「ななな無いわよ……!あるわけないでしょ!!!」
小豆橋カノコ:「そそそそうですよね! すいません!!」
真上ツクシ:「でも……チューしたら負けなんだろ?」
真上ツクシ:「残念だったな」
川浦ウマミ:「残念とか言うな~!わ、私と閉子がやるのはまだいい……!」
川浦ウマミ:「だ、だが眼の前であの二人が……小豆橋カノコが……ポッキーゲームを……!?」
シェリー:「見惚れてそのまま行っちゃうとかないように気をつけてね」
小豆橋カノコ:「しませんよ! 残念でもないです! そんなこと……そんな、そんな……」
小豆橋カノコ:ちらり。盗み見た視線が、唇に吸い寄せられる。
珠盤院閉子:「ピピピ……ご安心くださいウマミ様。私のコンピューターには性格な距離計算機能もついています」
珠盤院閉子:「我々の勝率は62%です(私は完璧だがウマミ様が足を引っ張る可能性があるため)」
齋藤リッコ:「い、いや……キスとかそういうのは……まだ早いっていうか……こういう形じゃなくて……もっとムードっていうか……タイミングっていうか……」指の先と先をいじいじしている
シェリー:「え、まだしてないんだ」
真上ツクシ:「なんで?」
シェリー:「まあでも、だったら尚更こんなとこでファーストになっちゃダメでしょ」
川浦ウマミ:「うおおーっ!やめなさい!私の前でいじいじするのは~!」
小豆橋カノコ:「くっ……いきますよ、リッコさん」
川浦ウマミ:「それで結局どうするの!私達は勿論やるわ!勝負に勝つためだもの……貴女達二人はどうするの!」
川浦ウマミ:「小豆橋カノコ!齋藤リッコ!恥をかかない内に棄権するなら今のうちよ!」
小豆橋カノコ:「私達のコンビネーションなら、できるはずです! ポッキーを食べ、キスをしなななければいいというだけのこと……!」
小豆橋カノコ:ちょっと噛んだ。
齋藤リッコ:「そ、そうね……分かったわ……やるわ……やりましょう!やればいいんでしょ……!」
GM:判定としては二人に意思で判定してもらい、合計達成値が25以上で勝ち、未満だと負けって感じになります
齋藤リッコ:「見せつけてやりましょう!カノコ!あたし達の……」「…………」言葉を選び「あっそう!こ……コンビネーション!コンビネーションを……!!」
GM:思わず口づけしてしまうのか距離が足らずに負けるのかは好きに演出してね
GM:勝ったらギリギリセーフです
小豆橋カノコ:私達はカバーリング型! 意志での勝負を挑んだことを後悔しな!
シェリー:「……あんまりしょうもない負け方したら"ウォーレン"への援助計画をちょっと見直すからね~」頭を冷ますためにひやっとするようなことを言っている。
小豆橋カノコ:4dx+3 ダイスボーナスが発生しています
DoubleCross : (4DX10+3) → 10[1,6,6,10]+10[10]+10[10]+3[3]+3 → 36
真上ツクシ:??
齋藤リッコ:強すぎるだろ
シェリー:最強の女?
小豆橋カノコ:天才少女です
齋藤リッコ:じゃあまあ一応……
GM:無敵じゃん
齋藤リッコ:5DX+1
DoubleCross : (5DX10+1) → 7[2,3,4,6,7]+1 → 8
真上ツクシ:斎藤リッコ……?
齋藤リッコ:こっちは弱すぎだろ
シェリー:解釈一致ではあるが
小豆橋カノコ:そんなに私とキスしたいんですね♡
齋藤リッコ:くっ…………
GM:では時間になったし始めていきますか!
GM:種目が発表され君達が勝負を受けるのを決めると、じゃっかんピンク色の浮かれた雰囲気の、ポッキーの長さを図るための図りとかが置かれたステージが現れるよ
絶対公平アナウンスロボ:「では準備は終えたかな?始めていきマスよ」
絶対公平アナウンスロボ:「制限時間内に5本でポッキーゲームしてね。終わったとき残ってたら食べてないのも長さに加算するよ」
絶対公平アナウンスロボ:「がんばってね~」
川浦ウマミ:「はぁはぁ……じゃ、じゃあ行くわよ閉子!覚悟はいいわね!」
珠盤院閉子:「ピピピ……私は無敵のロボなので覚悟はいつでも出来てます」
齋藤リッコ:大きく深呼吸して、並んだポッキーを見据える。
珠盤院閉子:「私が距離を測るのでウマミさんはぼけっとポッキー咥えてればイイですよ」
小豆橋カノコ:制限時間を確認し、なんとか思索をめぐらせようとしています。
齋藤リッコ:「い……行くわよ……」
小豆橋カノコ:「……はい」
真上ツクシ:固唾をのんでふたりの有志を見届けようとしている。これは厳しい戦いになるに違いない……
小豆橋カノコ:ポッキーをおずおずと咥えると、リッコちゃんに向き直り、両肩に手を添えます。
呪崎カスエ:「くくく、いくら息がぴったりな二人でも恥じらいや相手への欲で距離感を誤りやすいこのゲーム、奴らは何処まで持つかな……?」
小豆橋カノコ:頬を紅潮させ、潤んだ瞳で君のことを見上げているよ。
齋藤リッコ:少し身を屈めるようにして、ポッキーのもう先端を口に咥える。
齋藤リッコ:互いの身動ぎで揺れないよう、小さな肩に手を置くようにして。
小豆橋カノコ:(あっ……)
小豆橋カノコ:自分より少し大きい手。彼女の体温が剥き出しの肩を包むことに、こんな時だというのに安心してしまう。
シェリー:(あーあー……なんかそういう雰囲気になってきちゃった。ほんとに大丈夫かな……)
小豆橋カノコ:愛する人の正面から見る瞳の色は、いつも通り綺麗で、透き通っていて……。
小豆橋カノコ:(いつまでも見つめ合ってばかりではいられません!)
小豆橋カノコ:色ボケる間も頭の隅で刻々と制限時間をカウントしている。ぎゅっと一度瞬きをすると、ポッキーをかじり始める。
齋藤リッコ:「!」
齋藤リッコ:いよいよ進みだしたことに動揺しながら、こちらもおずおずと端をかじり始める。
齋藤リッコ:(……)
齋藤リッコ:(……近い……)
齋藤リッコ:肩に手を置いたことは完全に失敗だった。掌から伝わる滑らかな素肌の感触と体温に、甘いはずのポッキーの味すらろくに分からなくなっている。
小豆橋カノコ:(ううっ……思ったよりも、これは……)
小豆橋カノコ:(ムードとか、タイミングとか、たしかにそうなんですけど、これは……まずい)
小豆橋カノコ:(できちゃってませんか? ムードが……)
小豆橋カノコ:様々なことを同時に考えていたはずだが、今や冷静な考えはどんどん思考の靄の向こう側に追いやられる。
小豆橋カノコ:天使と悪魔が囁いてくる。
悪魔カノコ:『このままキスしてから隙を見て施設を壊して有耶無耶にしちゃいましょう!』
悪魔カノコ:『ここの機材を故障させるだけなら1秒あれば充分です。リッコさんの時間加速でそこまで運んでもらって……』
天使カノコ:『そもそもポッキーはお菓子なんですから、食べきらないと罰当たりです』
天使カノコ:『想像してください、二人の唾液のついた状態で残された、ポッキーの切れ端の気持ちを……。菓子職人として思うところはないのですか?』
小豆橋カノコ:頭が茹だっていく間にも、恥じらう彼女の瞳の視界占有率が上がっていく。
悪魔カノコ:『こんなルールを考えた人たちが悪いんだし、ここで理性を失っても怒られな』
小豆橋カノコ:「うるさーーーーい!!」
小豆橋カノコ:がばっ!
小豆橋カノコ:すんでのところで思い切り顔を離す!
齋藤リッコ:「あっ」
小豆橋カノコ:「はあっ……はっ……はっ……耐えた……」己でも信じ難いといった様子で、リッコちゃんの口に残ったポッキーを見ています。
小豆橋カノコ:「恐ろしい戦いでした……あと4本あるんですか!? なんで……?」
小豆橋カノコ:「うぐうう……!」
齋藤リッコ:「い……いい感じよ!カノコ!」
シェリー:「ほんとじゃん。これが5本勝負なことあるんだ」
真上ツクシ:「余ったらツクシが食べてあげようか?」
齋藤リッコ:残ったポッキーを計測台(?)に置いて
齋藤リッコ:「この調子で行けば……勝てるわ!」
小豆橋カノコ:「私が、獣になったら……」
小豆橋カノコ:「殺してください…………!」
齋藤リッコ:「カノコ……!?」
シェリー:「まずいな……"1本くらい取られても大丈夫かも"みたいな気の迷いが生じやすいシステムなんだ。今のすり減ってるカノコちゃんに最後まで抗えるだろうか……」
兎兵器キャノン:「ふっ。その通り。今は順調そうだけど5本食べる間その理性が持つかしらね……?」
兎兵器キャノン:「さてこちらの二人の様子は……」
シェリー:「逆にあっちのチームはそういう関係じゃない分冷静にプレイできてそうだし……」一緒にそちらを見る。
川浦ウマミ:「う、うわーっ!」
珠盤院閉子:サクサクサクサクサク!凄まじい速さで閉子がポッキーをかじり取っていく
川浦ウマミ:一気に近づいてくる閉子に恐れをなし、悲鳴を上げながら口を離したウマミのせいでポッキーが落ちるぞ。
珠盤院閉子:「何をしているのですかウマミ様?私はポッキーを咥えているだけでいいと言ったはずですが……」
シェリー:「弱っ。そんなことある?」
真上ツクシ:「すごいくいしんぼだな」
シェリー:素で呆れてる時の眼差し。
川浦ウマミ:「いや速い速い速い!そんな一気に食べるやつがある!?もっとゆっくり食べなさいよ、私にだって心の準備ってものがあるんだから……!」
珠盤院閉子:「速さは勝敗に関係ありません。それなら消耗を抑えるために早く終わらせたほうが効率的では?」
齋藤リッコ:「工業機械みたいね……」
珠盤院閉子:「ピピピ……しかしこれでは勝負になりません。仕方ないので雑魚のウマミ様に合わせて速度を落とします」
川浦ウマミ:「雑魚言うな!あんたがおかしいだけだから!よ、よし、じゃあもう一度行くわよ……!」
小豆橋カノコ:「想定よりあちらのポッキーの消化が早い……間に合うかな……」ぶつぶつ
川浦ウマミ:「う、うわーっ!」
川浦ウマミ:と、向こうは若干騒ぎつつ閉子の正確な計算によってかなりギリギリまでポッキーを食べ進めているよ。
齋藤リッコ:「でもあの思い切りの良さ……こっちも攻めないと勝てなそうね……」
小豆橋カノコ:「うぅ……はい。急ぎましょう」
小豆橋カノコ:そして、試合時間は過ぎ……ウマミ・閉子ペアが最後の一本に差し掛かろうとした時……
小豆橋カノコ:二人は気づきます。周囲の気温が上がっている。
川浦ウマミ:「はぁ、はぁ……なんとかあと一本の所まで来たわね……」
川浦ウマミ:「最後の一本、この調子で行けば勝てるわ!閉子!気を引き締めてかかるわよ!」
珠盤院閉子:「……」ポケ~……
川浦ウマミ:「あれ?ちょっと……閉子!?」
小豆橋カノコ:「はぁ、はぁ…………よし」遅れて4本目のポッキーをなんとか制覇し、きゅっと拳を握る。
齋藤リッコ:「カノコ……?何かしたの?」
小豆橋カノコ:「天井が高いホール。床暖房と空調の温度管理は、それぞれが独立しています」
珠盤院閉子:「ピピピ……はっ。少しぼうっとしていました。何でもありません」
小豆橋カノコ:「彼女たちがいる床の温感センサを故障させておきました。始めは何も起きませんが……」
珠盤院閉子:「ただ何だか先程からウマミ様を見ていると体が熱く……」
川浦ウマミ:「気持ち悪いこと言ってるんじゃない!ほらさっさと済ませるわよこんな勝負!」
シェリー:「温度が弱点ってのは割れてたけど……どうも、上手くやれたみたいだね」
小豆橋カノコ:「空調の冷気は下に溜まろうとして、床からの暖気は上方に流れます」
小豆橋カノコ:「それが互いのセンサーに干渉して、稼働がエスカレートしていく」
小豆橋カノコ:「あの周辺だけが、今は真夏日の外気温のようになっているはず……!」
齋藤リッコ:「カノコ……!えらいわ!よくやってくれたわね……!」
齋藤リッコ:「でも真夏日くらいの暑さでダメになるのって日常大変なんじゃないの……!?」
小豆橋カノコ:「はい!」満面の笑み。
小豆橋カノコ:「……では、最後の一本に取り掛かりましょう。この勝負、負けるわけにはいきません……!」
小豆橋カノコ:どこからかウェットティッシュを取り出すと、リッコの唇についたチョコを拭う。
小豆橋カノコ:「……覚悟は、いいですか?」
小豆橋カノコ:すぅ、はあ。深呼吸をする。
齋藤リッコ:「……ええ」
齋藤リッコ:空調の余波でしっとりと汗ばみながら、深く頷く。拭かれた唇を軽く舌で舐めて。
齋藤リッコ:「行きましょう……ラスト一本!絶対に勝つわ……!」
齋藤リッコ:とは言ったものの。
齋藤リッコ:(……)
齋藤リッコ:(……やっぱり……)
齋藤リッコ:5本目まで来て視野が広くなり、同時に室温の上昇で思考がぼんやりしてくる。
小豆橋カノコ:目を閉じ、控えめに口を開けています。
齋藤リッコ:視線はポッキーから、静かに待つカノコのバニースーツを纏った肢体へと移る。
齋藤リッコ:(やらしすぎじゃない……!?)
齋藤リッコ:身を屈めるようにしてポッキーの端を咥えるも、食い入るように見つめたまま一向に口は進まない。
小豆橋カノコ:ぱちくり。
小豆橋カノコ:意を決して目を開ける。5度目の、何度見ても慣れることのない光景が飛び込んでくる。
齋藤リッコ:(肩どころか……胸……横からほとんど全部見えてるし……ちょっと動いたらこぼれそうだし……)
齋藤リッコ:(下も……!!ハイレグ……角度急すぎだし……!お尻も……後ろから見たら大変なことになってるし……!!)
齋藤リッコ:(タイツは履いてるけど……逆になんかエッチだし……!!)
齋藤リッコ:自分もほぼ同じような格好なのだが、完全に棚上げしている。
小豆橋カノコ:(大胆に開いた胸元も、肩も……悩ましすぎます! 見すぎないようにしないと……だから……)
小豆橋カノコ:(顔を……)
小豆橋カノコ:目が合う。
齋藤リッコ:「……」
小豆橋カノコ:「ぅ……」
シェリー:なんだかそこはかとない使命感を感じてツクシちゃんの目を隠しておきます。
真上ツクシ:「あっ、シェリー。見えない!見えないぞ」
川浦ウマミ:許せない……
真上ツクシ:ほどほどに腕を振り回しながらもたもた抵抗している
小豆橋カノコ:しばし、ぼうっと、互いの瞳を見つめ合う。そこに映る己がどんな表情をしているのかも分かってしまう。
小豆橋カノコ:さくり。眦を伏せ、ポッキーを齧る。
シェリー:「まだツクシちゃんには早いっていうか……いや、こんな所に連れてきて置いて今更ではあるんだけど……」
小豆橋カノコ:詰められない距離のもどかしさを埋めるように手を繋ぐ。
齋藤リッコ:「っ……」
齋藤リッコ:びくりと身体を震わせ、危うくポッキーが折れそうになり、何とか耐える。
小豆橋カノコ:一口食べ進むたび、触れた手が手首をたどる。肩に、背中に、腰に。
齋藤リッコ:(……)
小豆橋カノコ:縋るような手つきで、ただ口づけに逸る本能を堪えて食べ進む。
齋藤リッコ:(……可愛い……)
齋藤リッコ:(……こんな……)
齋藤リッコ:(……こんな……可愛い子の……こんないやらしい恰好が……中継されて……大勢に見られてるの……?)
齋藤リッコ:(ど……どういう目で見られる……?こんなに肌が出て……こんな……)
齋藤リッコ:(録画……録画されてたらどうしよう……全部消さないと……)
齋藤リッコ:(どうしよう……)
齋藤リッコ:腕の中で顔を赤くする、小さな姿を見据える。
齋藤リッコ:(あたしのカノコなのに……)
齋藤リッコ:酩酊、混乱に近い思考のまま、そこでその可愛らしい顔が、その唇が自分のすぐ眼前にあることに気付く。
齋藤リッコ:(……あれ……?)
齋藤リッコ:ぐらり、と昏い欲望が鎌首を擡げる。
齋藤リッコ:(……どうしよう……)
齋藤リッコ:(……キスできる……)
小豆橋カノコ:その瞳を覗き込んでいた視線が、向けられる温度の変化したのを察したように。
小豆橋カノコ:小さく頷くのが見えた。今、ふたりが愛し合うことに異を唱えられるものなど居るはずがなかった。
小豆橋カノコ:両者を繋ぐチョコレートの橋を渡りきって、唇同士が触れ合う、その瞬間────。
小豆橋カノコ:バチッ!!!!!
小豆橋カノコ:「ギャッ」
小豆橋カノコ:一方がもんどり打って倒れた。
小豆橋カノコ:他方には何の衝撃もない。何が起きたのだろうか。
小豆橋カノコ:先程までロマンチックな気分に浸っていたであろう小柄なツインテールの少女が、口元を押さえてのたうち回っている。
齋藤リッコ:「えっ……」その光景にようやく我に返り「えっ!?カノコ!?ちょっと!大丈夫!?」
小豆橋カノコ:「アア~~~~~~!」
齋藤リッコ:慌てて抱え起こし「あっ……危な……!危なかった……危な……危な~~~~……!」
小豆橋カノコ:「ウブッ……ぐはっ、っふはあ……いえ、ハァ、計算通……痛い……!」
小豆橋カノコ:そう言って、先程使用したウェットティッシュを指す。
小豆橋カノコ:「あの時です……このゲームの必勝法。リッコさんの唇に私の唇が接触する直前に静電気が流れるように……あらかじめ電荷を……」
齋藤リッコ:「そんなことしてたの……!?」
小豆橋カノコ:「毒になる成分は使ってないので安心してください」
小豆橋カノコ:「ともかくこれで……限界までポッキーを縮めることができました!」
齋藤リッコ:「助かったわ……もう少しで危うく……」
齋藤リッコ:危うく、このままキスをしてこの場と中継先の全員に見せつけてやろうかという思考に支配されるところだった。
小豆橋カノコ:「そうですね。危なく…………」
小豆橋カノコ:試薬を拭き取るための中和剤に手が伸びるところだった。
齋藤リッコ:「そ……そうね!お陰でポッキーの方は……完璧よ!」
齋藤リッコ:小指の爪より短くなったポッキーを摘まみ上げ、計測台に乗せる。
小豆橋カノコ:「や……やれることはやりました。あとは天命を待つのみ……!」
小豆橋カノコ:ごまかすように対戦相手へと向き直る。
川浦ウマミ:君達がウマミたちの方を見ると……常に距離を自分から縮めていた閉子が何故か途中で止まっているぞ
川浦ウマミ:(ちょっと何してるのよ閉子……!?たしかにゆっくりでとはいったけどなんで最後の最後でこんなに留まる理由!?)
珠盤院閉子:(ピピピ……何故かウマミ様を見ていると頭がぼうっとして体が熱くなってきます……私の計算によると……これは……恋)
兎兵器キャノン:「あら何だか空調が切れてるわ。閉子大丈夫かしら」
川浦ウマミ:(な、なんかちょっと閉子、目つきがおかしいんだけど……?これ本当に大丈……)「うぶっ!?」
珠盤院閉子:サクサクと漸く動き始めたと思ったら、そのままペースを落とすことなくウマミの唇に自分の唇を重ねる。
川浦ウマミ:「……!?!?!?ばっ、な……!閉子……!?あんた何して……!?」
珠盤院閉子:「pipipi……安心してくださいウマミ様」
珠盤院閉子:「私のPCには女性を気持ちよくする方法も完璧にインストールされています」
珠盤院閉子:「遠慮なく身を委ねてください」
川浦ウマミ:「何言ってんの!?そういう問題じゃ……これ私達の負けになるんだけど……!?」
シェリー:「やば。本物の獣がいる……」
川浦ウマミ:「ってうわ、力つよっ!ま、やめっ……!」
小豆橋カノコ:「あ、ははは……なんだかとんでもないことになっちゃいました……ね?」
小豆橋カノコ:目の前の事態にかこつけて、さっきまでの空気を流そうとしているぞ。
珠盤院閉子:ぶちゅ~っ!じゅるじゅるれろれろじゅぷじゅるドカン
真上ツクシ:「すげえ」
齋藤リッコ:「え……えぇ~~~っ……!?」
小豆橋カノコ:「わっ、わっ……あんなとこまで……!」
齋藤リッコ:「うわっ……えっそんなとこまで……!?あっ……えぇ~~~っ……」
齋藤リッコ:顔を覆うようにしつつ指の隙間からガン見している。
川浦ウマミ:「ンッ、~~~~ッ!?」
GM:水音が遠くまで聞こえてくる激しいキスが二人の間で交わされ……数秒後には床にうつ伏せになりビクビクと痙攣するウマミと満足げな閉子の姿が残されるよ
真上ツクシ:「たしかに……あれをリッコとカノコがやっているところを見ていたら……」
真上ツクシ:「ツクシはちょっとこわくなってたかもしれない」
シェリー:「…………」
珠盤院閉子:「やりました。これが……愛の力……」
呪崎カスエ:「んなわけあるか~!ああーっ!なんてことだ!気温が完全に閉子の活動限界を超えている~!」
シェリー:「うん……そういうのは自分のペースで、少しずつ知っていけばいいからね」ツクシちゃんの頭をいたわるように撫でている。
齋藤リッコ:「ああいう感じなんだ……」ドキドキしつつ「……あっ!でも……あれ……反則負けよね!?」
呪崎カスエ:「しっかりしろ閉子~!急いで頭を冷やすんだー!」
齋藤リッコ:「勝ちよね!?あたし達の!」
絶対公平アナウンスロボ:「オヤオヤ、最後に飛んだルール違反が出てしまいましたね」
小豆橋カノコ:「そ、そうです! お疲れ様でした!」
呪崎カスエ:氷嚢で閉子の頭を冷やしています。ウマミは放っておきます
絶対公平アナウンスロボ:「そのトーリ!ウマミ閉子ペアは反則負け。よって……今回の勝者はカノコリッココンビになりマス!」
絶対公平アナウンスロボ:どんどんどんパフパフ~
小豆橋カノコ:「……やった~、ばんざーい」
齋藤リッコ:「や、やった……!勝った……!勝ったわ!!」
シェリー:「あの子達続行できるのかな……」閉子ちゃんもウマミちゃんもそれぞれ別の意味で。
兎兵器キャノン:「いい絵は取れたけどこれで相手のPは3……苦しくなってきたわね」
真上ツクシ:ふふん、と嬉しそうに笑い、喜びを露わにするようにぴょんぴょんと跳ねる。
小豆橋カノコ:「きゃっ……リッコさん、えへへ……!」
シェリー:「だね、良かった。ここの2点は大きいから……」
川浦ウマミ:「うう……ど、どうして私がこんな目に……」
川浦ウマミ:「私はただ世界最高の殺人兵器開発者を殺人兵器開発界に取り戻したいだけなのに……」よろよろと立ち上がる
小豆橋カノコ:「どう考えても褒めすぎです!」
齋藤リッコ:「貶しすぎよ!カノコは殺人兵器開発者なんかじゃないって言ってるでしょ!」
小豆橋カノコ:「そういう向きも大いにあります、複雑ですが、とにかく過分なお言葉ですので!」
シェリー:「もっと先に取り戻すものできちゃったね。恥とか尊厳とか……」
絶対公平アナウンスロボ:「これで一巡目のバトルは終わり!5Pを賭けた2巡目の戦いに参りましょう」
小豆橋カノコ:(シェンさん、容赦ない……!)
絶対公平アナウンスロボ:「2巡目最初のバトルは……これ!」
絶対公平アナウンスロボ:テロレロレロ~
絶対公平アナウンスロボ:「タイマンバトル、手押し相撲」
絶対公平アナウンスロボ:「もう複雑なルールを考えるのが面倒になったので、非常にシンプルな手押しずもうで勝負をつけてもらうよ」
真上ツクシ:「あいつも疲れてるのかな?」
小豆橋カノコ:「えぇ……?」
シェリー:「今まで進行しながらルール考えてたの??」
兎兵器キャノン:「ふふっ。手押し相撲と侮ってもらっては困るわね」
兎兵器キャノン:「バニトピアでは昔からキャストとゲストの手押し相撲対決は人気のある対決だったのよ」
小豆橋カノコ:「この解説最後まで聞かないとダメですか?」
シェリー:「別に侮ってはないよ……どうせ負けたらさっき君が落ちた場所みたいなとこに突き落とされたりするんでしょ」
兎兵器キャノン:「この手押し相撲が残っているのはどれだけ大きくなっても初心を忘れない伝統的な……あ、別にいいわ」
シェリー:「あっ解説キャンセル成功した」
兎兵器キャノン:「ルールは簡単、この衣服一時的に透明化薬で満たされたプールの上で手押し相撲を行い相手を突き落とせば勝利よ」
小豆橋カノコ:「こういうところフレキシブルなんですね」
齋藤リッコ:「衣服一時的に透明化薬!?!?」
シェリー:「衣服一時的に透明化薬???」
小豆橋カノコ:「衣服一時的に……透明化薬? すいません」挙手。
兎兵器キャノン:「お手付きは2回まで、手以外の場所に3回触れたらその時点で失格」
真上ツクシ:「服は……裸を隠すためにあるのに……」
真上ツクシ:「なんでそんなもんあるんだ?」
齋藤リッコ:「ちょっと待って!!」挙手
兎兵器キャノン:「勿論手以外の場所に触れて相手を突き落としたら1回で失格よ」
シェリー:「いいのかよ君の大好きなバニースーツも透けるけど」
齋藤リッコ:「あんたあれだけバニースーツにこだわってたくせに結局透明にするの!?」
兎兵器キャノン:「透明バニーは日本の宝だから平気よ」
齋藤リッコ:「日本に最悪の負債を押し付けるな!!」
小豆橋カノコ:「倫理コードに言い訳の余地なく抵触する放送が行われてしまうことになりかねない文面ですが、どこまで透明になるんでしょうか」
兎兵器キャノン:「倫理コードギリギリまでよ」
シェリー:「そこを遵守する意識はあるんだ……」
小豆橋カノコ:「悪質ですね……」
シェリー:「えー……」すごく面倒そうな顔になって。「……これ誰が出るの……?」
齋藤リッコ:「ツクシならワンパンで倒せるんじゃないの?」
川浦ウマミ:「こ、これ以上Pを取られるわけには……!ここは私が……!」
真上ツクシ:「けんかには自信があります」
小豆橋カノコ:「でも、ツクシさんにこれをさせるわけには……」
兎兵器キャノン:「いえ、こんな危険な勝負に部下を参加させるわけには行かない。ここは私が出るわ」
兎兵器キャノン:「勿論それは貴女も同じよね、シェリーさん?」
小豆橋カノコ:「あっ」
シェリー:「やりたいだけの女がよ」
小豆橋カノコ:「どうしますか? あんなこと言われてますけど」
齋藤リッコ:「無視した方がいいわよ!絶対何かたくらんでる!」
シェリー:「んー…………いや」
小豆橋カノコ:「企んでるかどうかはともかくシェ……リーさんにセクハラをしたいことだけは明白です」
シェリー:「逆じゃないかな。何も企んでなくて……そう、多分純粋な欲求だけで動いてる」
齋藤リッコ:「なお悪くない……?」
小豆橋カノコ:「私が出ましょうか? 一応、考えはありますけど……」
シェリー:「……いや。二人にはもう頑張ってもらったし」
シェリー:「目的がはっきりしてるのなら、むしろ相手としては与し易い。……すっごく気乗りしないけど、そのまま乗ってあげよう」
シェリー:そう言って一歩前に出ます。
齋藤リッコ:「でも……シェリーちゃん……!セクハラが!!」
真上ツクシ:「シェリーが恥ずかしい目にあってしまうかもしれないのは、ツクシもうれしくないけど……」
真上ツクシ:「でも……同じくらい、シェリーなら絶対になんとかしてくれると信じられる気持ちもあるんだ」
真上ツクシ:ファイト!とぐ、と拳を固める。
川浦ウマミ:「キャノン!相手はあんな事言ってるけどこっちはもうほとんど後がないのよ!」
川浦ウマミ:「セクハラなんてしないわよね!勝つために最善を尽くすわよね!」
兎兵器キャノン:「ふふ、勿論よ。任せておきなさいウマミちゃん」
シェリー:「あはは。信用ならね~」
小豆橋カノコ:「……いえ」
小豆橋カノコ:「兎兵器さんは確かにとんだ性欲暴走機関車ですが……」自分を棚に上げる。このレベルの相手なら上げてもいいでしょ。
小豆橋カノコ:「一方で常識的な思考をエミュレートする能力も高い……と私は見ています。仕掛けてくるとしたら、私達がセクハラ目的を強く疑うこのタイミングです」
小豆橋カノコ:「……ご武運を」
GM:ではそんな感じで出場者が決まり、グツグツと泡立つ謎の液体で満たされたプールの上に作られた小さな土俵の上にシェリーさんは上がってもらおう
齋藤リッコ:(…………)サイコパス診断で高得点を取ったリャンちゃんと今のカノコちゃんがダブって見えている。
シェリー:見送ってくれる皆に手を振りつつ土俵の上に登ります。
案定オクレ:「あっ……!あれ私の檻の下にある鍋の中身と同じじゃないですか!?」
案定オクレ:「じゃあ私も皆が負けたら透明バニーに……!?え~んえ~ん!」
真上ツクシ:「オクレ……心配するな」
案定オクレ:「シェリーさ~ん!この一回は負けてもいいから5Pは絶対取ってください~!」
真上ツクシ:「その時はツクシも飛び込んでやるからな」
シェリー:タイツの足裏で土俵を踏みしめ、感触を確かめるようにしている。
齋藤リッコ:「えっ……そんな伏線回収!?」
シェリー:「そこは絶対勝てでいいでしょうが」
小豆橋カノコ:「オクレさんは本当に調子がいいのかそうでないんだか……」
シェリー:「ツクシちゃんも頑張らなくていいから……」
齋藤リッコ:「大丈夫!シェリーちゃんなら絶対勝てるわ!」
齋藤リッコ:「最悪負けてもこの施設全部ぶっ壊して逃げるから大丈夫よ」小声
川浦ウマミ:「頼むわよキャノン……!絶対小豆橋カノコを色ボケから天才に戻さなきゃいけないんだから……!」
兎兵器キャノン:「ふふ、勝負の世界に絶対はない……だからこそ面白いのよ」
兎兵器キャノン:「シェリーちゃんもこの勝負一緒に楽しみましょ?ね?」
シェリー:「ふふ、そうだね。そうそう絶対なんてものはないけど……」
シェリー:手のひらをゆっくりと胸先で開き、構えを取る。「ああいう風に言われちゃ、勝つしかないじゃない?」
シェリー:開始の合図の後、開いた手のひらを誘うように胸先で揺らしている。こちらからすぐに押しに行く事はしない。
絶対公平アナウンスロボ:「土俵は神聖なので反則は絶対ダメだよ~」
兎兵器キャノン:「ふふ……それじゃ行くわよシェリーちゃん!えいっ!」
兎兵器キャノン:そう言って手を勢いよく突き出し……
兎兵器キャノン:「おおっと手が滑ったー!」シェリーの両手の間を縫いシェリーの両胸を躊躇いなく揉み込む!
シェリー:手以外の場所を押しては行けないのだから、視線は必然、動く指先を追う事になる。バニー服の開いた胸元への視線誘導、これに意識がそれて押しが強くなればそこを受け逸らして反則へと誘い……
シェリー:「うわッこっちの見立ての100倍くらいの勢いで罠にかかってきた!!!」
絶対公平アナウンスロボ:「ピピーッ!お手つきお手つき!反則ですよ~」
齋藤リッコ:「あーっ!あいつ!!」
絶対公平アナウンスロボ:「すぐ体勢を戻してくださいね~」
真上ツクシ:「潔すぎる」
小豆橋カノコ:「嘘でしょ」
兎兵器キャノン:「ああーっ!勢をつけすぎたせいでバランスが崩れて姿勢をすぐに戻すこともできないわ~。バランスがな~」と言いながら指を動かしてシェリーの胸を堪能するよ
川浦ウマミ:「なにやってんだぁ!」
シェリー:「あはは……審判さーん、ここまでやっても反則1回分のカウントなの~?」
齋藤リッコ:「あいつ……最初からこれが目的なんじゃないの!?」
絶対公平アナウンスロボ:3秒ルール
小豆橋カノコ:「さ、最低…………! 末端がダメなら頭もダメじゃないですか!」
シェリー:「あっそう。じゃあ早く離れてねほら」ぺしっとキャノンちゃんをはたき離して乱れた胸元を直しています。
小豆橋カノコ:出ているシェンの代わりにツクシちゃんの目を覆うよ。
兎兵器キャノン:「あいたっ!ふふ……このゲームが昔から人気な理由がわかったかしら?」
真上ツクシ:「ああっ、カノコ!シェリーの勇姿が見れない!」
絶対公平アナウンスロボ:「はいでは気を取り直して~」
齋藤リッコ:「昔から毎回こんなことしてたってことじゃないの……?」
小豆橋カノコ:「今離します」
小豆橋カノコ:「何をしたり顔で主張してるんですか……」
絶対公平アナウンスロボ:「ハッキヨイ!のこったのこった~」
シェリー:「別に人気があることに疑義は挟んでないけども……っと」
兎兵器キャノン:「おおっと~!今度は外側に~!」
シェリー:「それほんとに事故だったら口に出す余裕ないと思うんだよな!」
兎兵器キャノン:シェンの両手のさらに外側を通り抜け、今度は抱きつくような姿勢で臀部を揉みあげるよ
小豆橋カノコ:「ああっ危ない!(倫理が)」
シェリー:「っ、こいつはよ~……ほら審判!早く取って!反則っ」
モブバニー:「でたっ!会長のおしりハートだ!やっぱり手押し相撲といえばこれよね~!」
シェリー:「技名として認知されるレベルの常習犯じゃねーか!」
齋藤リッコ:「あいつ~~……」義憤に震えながらも見知った友人の美少女がセクハラされる様子にちょっと視線を引かれているぞ
小豆橋カノコ:目を潰します!
モブバニー:配信画面にはキャノンの両手でハート型に強調されたシェンのお尻がアップで映し出されているよ
齋藤リッコ:「ぐああっ」
絶対公平アナウンスロボ:「ハイ反則反則~」
絶対公平アナウンスロボ:「次はないですからね~次は負けですからね~」
小豆橋カノコ:「あっ間違えました、こっちです!」ツクシちゃんの目をふさぐ。
真上ツクシ:「シェリ~~!負けるな~~!」ぶんぶん
川浦ウマミ:「キャノーン!あんたこっちはギリギリなの解ってるわけ!?これ以上セクハラしたらもう反則負けなのよ!」
小豆橋カノコ:「リッコさんこれ」さっき調合した目薬を渡します。
シェリー:程よい肉付きの大腿をなすがまま触れさせていたが、反則のアナウンスと同時に勢いよくキャノンちゃんの胸を押し返す。
川浦ウマミ:「っていうか間違えて本当に肩とか触っただけで負けなの!本気!本気でやって!お願いだから!」
兎兵器キャノン:「ふふ、大丈夫。これも全部戦略のうち……」
小豆橋カノコ:「3回使うと目が光り出すので気をつけてください」
シェリー:「はーっ……多少は覚悟してたけどさ、こんなに身体張る羽目になるとは思わないじゃん……」
齋藤リッコ:「う~ん一体何が……」点眼「と……とにかく!チャンスよシェリーちゃん!相手は後が無いわ!!」
真上ツクシ:「後が無い……?」
兎兵器キャノン:「視聴者人気を得ながら相手の精神を揺さぶっているのよ多分。その証拠にシェリーさんの精神疲労は私より上だわ」
シェリー:心なしかぐったりした様子でスーツの端を引っ張っている。内側の補正インナーがずれたりしたのかもしれない。
兎兵器キャノン:「そのうんざりした状態で果たして色々堪能して絶好調な私に勝てるかしら……?」
シェリー:「ふふ、そういう口先だけは昔からよく回る子だったよな君は……」
小豆橋カノコ:「あと一回シェリーさんがさわられるとシェリーさんが勝ちになるんです」
小豆橋カノコ:「説明が難しいですが……」
絶対公平アナウンスロボ:「では今度こそ反則はナシですよ~もう3回目ですよ~」
真上ツクシ:「ということは……つまり……やけっぱちになって、何をしてくるか……わからないんじゃないか?」
齋藤リッコ:「……」
絶対公平アナウンスロボ:「構えて構えて~……尋常に~……ハッキヨイ!のこったのこった~!」
兎兵器キャノン:「うおっとー!気合を入れすぎて踏み込みがーっ!」
川浦ウマミ:「キャノーーーーーン!」
齋藤リッコ:「やばい!シェリーちゃん!!」
シェリー:「こいつ……!分かってたけど!こいつの欲望を最大限満たそうとするとこうするってのは……!」
兎兵器キャノン:もはや手押し相撲の体裁を保つつもりもなし!タックルで肩からシェリーに突っ込みそのまま抱きかかえ共にプールへとダイブするぞ
小豆橋カノコ:「なんで自分で設定した勝利条件を無視するんですか……!」
真上ツクシ:「まずい。このままでは……シェリーのあられもない姿が……」
小豆橋カノコ:「正確には絶対公平ロボが設定していますが、もうそういう厳密な話はしてないんですよ!!」
小豆橋カノコ:自分の重箱に自分でキレている。
兎兵器キャノン:「ふふふ……隠された勝利条件に気付けなかった貴様らの敗北よ~!」
兎兵器キャノン:「さあ共に痴態をさらしましょうシェリーちゃん!」
シェリー:「くっそ……はい勝ち!これで私の勝ちだから──」どぼんっ
シェリー:ごぼぼぼぼぼぼぼ
絶対公平アナウンスロボ:「キャノンさんの反則負けですね~」
絶対公平アナウンスロボ:「勝者はシェリーさん!これでカノコさんチームに4P目が入りますね~」
齋藤リッコ:「あ~~~っ!!りゃ……リャンちゃん!!」慌てすぎて偽名も忘れている
小豆橋カノコ:「うおお!」かばんから改造ホイップディスペンサーを取り出し、ピンクのモコモコを噴射する。
兎兵器キャノン:ばしゃっ、と一足早くプールから上がってくる
シェリー:ごぼぼぼぼぼ……(露出を最小にとどめるため丸まった姿勢のまま沈んでいく)
小豆橋カノコ:「これでカメラの死角を……間に合わない……!」
真上ツクシ:モブバニーからタオルを奪い去りリャンの下へ馳せ参じるぞ。
兎兵器キャノン:「ふふ……そう慌てる必要はないわ、ちゃんと倫理コードに引っかからないようにね、なっているからね」
齋藤リッコ:プールを囲むように氷の壁を生成し、撮影を防ぐ。
小豆橋カノコ:「合法かどうかと恥ずかしいかどうかは関係ないんですよ! このおっぱい魔神!」
兎兵器キャノン:ぎりぎりR-18にならないような虫穴のような透け方をしたほとんど裸同然の透明バニー姿で出てきます
真上ツクシ:「なんか……」
齋藤リッコ:「シェリーちゃん!大丈……うわあああ!!何こいつ!!」
真上ツクシ:「普通にハダカになるよりヘンな感じだ」
兎兵器キャノン:胸と股のあたりだけハート状に不透明だったりするよ多分
齋藤リッコ:「どういう仕組み!?」
兎兵器キャノン:「レネゲイドの神秘よ」
齋藤リッコ:「その状態で堂々と喋るな!!」
兎兵器キャノン:両脇を上げてポーズまで取っています
兎兵器キャノン:「シェリーちゃんも恥ずかしがらずに出てくればいいのに。勝者は勝ち姿を誇るものよ?」
齋藤リッコ:「こいつ……面の皮が厚すぎない!?」
シェリー:ごぼぼぼぼぼ(何か反論しているらしい)
小豆橋カノコ:「うう、ちゃんと大事なところが隠れるようにしているシェリーさんのほうもかえって神秘的なえっちさが出てしまってます。はやく服を着せ……意味ないんだった。スプレーを吹き付けないと!」
シェリー:「…………っ、ぷはっ、限界……ああ、くそっ」
小豆橋カノコ:シュッシュッ。
シェリー:「本当に……こんな事件で……色々キツい戦いがあった後で……」
シェリー:「能力は節約……したかったんだけど……」ウロボロスの影を纏って危なっかしい部分を隠しつつ、よろよろと出てきます。
小豆橋カノコ:「あっ、カートリッジゼロスリー/ドリーミィヌガーです」言い忘れていた技名を宣言する。
真上ツクシ:おさげのあたりをふわふわのタオルで拭いてあげている。
齋藤リッコ:(逆にえっちな感じになってるな……)
シェリー:一部それも面積が足りず、ほどいた髪を垂らして胸の辺りの危ない部分とかを隠しています。
小豆橋カノコ:「高分子で水分を吸収するので、じきに服が見えるようになるでしょう」
シェリー:「うう……ありがとツクシちゃん、カノコちゃん……」
齋藤リッコ:口には出さず、シェリーちゃんの周囲に炎の魔眼を周回させて薬を蒸発させている。引き上げる際に自分も濡れてちょっとあちこち透明になっている。
兎兵器キャノン:「その隠し方……流石貴女もプロねシェリー……」
小豆橋カノコ:「リッコさん!!!!」
シェリー:「何のプロだよ何の!ああもう……」
GM:モニターに半透明バニーになっているリッコちゃんの姿とリャンさんの姿が大画面で交互に映し出されたりするよ
シェリー:「これでこっちが4点だからね、もうそっちは後がないんだぞ……!」
小豆橋カノコ:リッコに向けて猛烈にモコモコ泡を噴射し、瞬く間に体を覆い尽くす。暴徒鎮圧用装備なのだ。
川浦ウマミ:「そ、そうよキャノン……!あんた何考えてるの!?」
齋藤リッコ:「うわーっ!!何!?」
真上ツクシ:「楽しそう」
小豆橋カノコ:「動かないでください! 全員動くな! これ以上見たら撃つ!!」
川浦ウマミ:「自分から負けるようなことして……!このままじゃ小豆橋カノコはあの普通の女に恋人第一の恋愛バカにされちゃうし」
小豆橋カノコ:がしゃこん。カートリッジを攻撃性の高いものに換装している。
川浦ウマミ:「あんただって折角手に入れた服従の首輪、それに十字冠を破壊する兵器だって取られちゃうのに……!」
川浦ウマミ:「なんでそんな巫山戯たことばっかりしてるのよ、ねえ!」
シェリー:「……なんでっていうと、多分」タオルと泡のもこもこに巻かれたまま。
シェリー:「キャノンちゃんは首輪も兵器も本当はどうでもよくて、ただエッチなことがしたかったんじゃないの……?」
シェリー:ここまでの経緯で半ば確信に至りつつあった言葉を口にする。
兎兵器キャノン:「あら、察しが良いわねシェリーさん。そこまで解っているなら隠すのはもう無意味ね」
川浦ウマミ:「えっ……!?キャノン!?どういうこと!?」
兎兵器キャノン:「勝負がどうでもよかったわけではないわ。勝てたらもっとエッチなことができるわけだし……」
シェリー:「誰だって察するでしょうよ今のゲーム見たらよ」
兎兵器キャノン:「ただ、勝負には負けちゃうかもしれないけど、おかげでかなりいい絵も取れてるし有料チャンネルの会員も今までにない伸びを見せてるわ」
兎兵器キャノン:「私がやったことが間違いだとも思わない。十字冠を破壊する兵器とか怖いから持ってたくないし……」
小豆橋カノコ:「最後のはそうですよね。普通に……」
兎兵器キャノン:「それに、よく考えてみてウマミちゃん」
川浦ウマミ:「考えるって何をよ……!」
兎兵器キャノン:「殺人兵器開発を嫌がっている相手に殺人兵器を無理矢理開発させるのって良くないことだと思うの」
小豆橋カノコ:「!」
小豆橋カノコ:「いや」
小豆橋カノコ:「そうですけど……なぜ急に普通のことを…………!?」
兎兵器キャノン:「恋人同士を無理矢理引き裂くのだってフィクションだと興奮するけど実際に見ると……ね?」
シェリー:「おお……」
真上ツクシ:「もしかして……結構いいやつ?」
齋藤リッコ:「きゅ……急に常識人のようなことを……」
呪崎カスエ:「あたしら、ぶっちゃけそんなギャンブルが強いわけじゃねえしな~」
シェリー:「そこまで来たら嫌がってる相手にエッチなことをさせるのも良くないことだって気付けないかな~……無理かな……」
呪崎カスエ:「ここまでバニトピアがでっかくなったのも、クラウンパークでセッションが開かれず有力な勢力が他になかったから……いわば空き巣みたいなもんだし」
齋藤リッコ:「セッション……?」
小豆橋カノコ:「???」
真上ツクシ:「何言ってんだ?」
珠盤院閉子:「ピピピ……そもそもキャノン様が行っているのはギャンブルではない確率98%」
シェリー:「あっ冷却完了してる」
小豆橋カノコ:「えっ……あの……すいません……!」
小豆橋カノコ:「どうしたんですか!?」
小豆橋カノコ:「私達……じゃあここまで……何だったんですか!」
兎兵器キャノン:「?もう言ったじゃない」
小豆橋カノコ:「あんな……あんな………………うう」
小豆橋カノコ:顔を真っ赤にしてへたりこんでいる。
兎兵器キャノン:「シェリーが、『首輪も兵器も本当はどうでもよくて、ただエッチなことがしたかったんじゃないの……?』って」
齋藤リッコ:「……え……じゃあ……」カノコちゃんをよしよし撫でながら
齋藤リッコ:「もう帰っていい?危険物はこっちで処理しとくから……」
兎兵器キャノン:「私の目的は満たされたわ。それにウマミちゃんも本当はそうじゃないの?」
真上ツクシ:「うん。オクレを開放しておくれ」
兎兵器キャノン:「大好きなカノコちゃんのエッチなバニー姿も見れたし、このあたりで満足しましょうよ」
齋藤リッコ:「オクレだけに?上手いこと言うわね!あっはっは!」
兎兵器キャノン:「私達革命を起こすとかそんな器じゃないわ。手に入れたものを活用して得た思い出を大切にしましょうよ」
真上ツクシ:「えへへ。ツクシは負けちゃったけど……でも結構楽しかったな~」
齋藤リッコ:「よ~し!それじゃあ一件落着ね!」
真上ツクシ:「またこのメンバーで参加しような」
川浦ウマミ:「なっ……うるさいうるさい!別に小豆橋カノコのことなんて私は好きじゃない!」
齋藤リッコ:「せーの……バニトピア、最高~~!」
小豆橋カノコ:「うぅ、そうなんですか? ウマミさん……」
シェリー:「あー……リッコちゃん、流石にそれで押し切ってシメに行くのはちょっと難しそうかも」
川浦ウマミ:「確かにかなり扇状的で良いデザインだとは思っているけど……じゃあなに……!?最初から本気で勝つつもりだったのは私だけだったってこと!?」
シェリー:「まだ大いに異議ありって感じの子いるから……」
川浦ウマミ:「そ、そうじゃない!そんなワケ無いし……!顔を赤らめるな!」
齋藤リッコ:「くっ……ダメか!シメの空気が……!」
川浦ウマミ:「巫山戯るな~!この……裏切り者(ダブルクロス)共が~!」
小豆橋カノコ:「べ、別に赤らめてなんて……!」
川浦ウマミ:「もう……もういい!そういう事なら、後は私一人でやってやる!」
川浦ウマミ:「勘違いしないでよね、まだ貴女達は5P取ったわけじゃないんだから……」
川浦ウマミ:「私一人でも最後まで戦ってやる!次のバトル内容は……これよ!」
絶対公平アナウンスロボ:「ピ、ピガガー!?」
川浦ウマミ:ウマミがアナウンスロボにハンマーを叩きつけると、ぐるぐるとモニター上でルーレットが回り始め
絶対公平アナウンスロボ:次のバトルは……これ!
絶対公平アナウンスロボ:ででん!ラストバトルはポイント10000倍!食うか食われるか、フエルゴン連合+ウマミVS小豆橋カノコチーム、ガチンコエフェクトバトル!
GM:ドオオンッ!
齋藤リッコ:「フエ……何……?」
小豆橋カノコ:「絶対公平アナウンスロボさんが……公平じゃなくなってます!」
GM:可変ステージが下側から爆発し、そこから半透明の巨大なサンショウウオのような怪獣が現れるぜ
真上ツクシ:「うおっ。なんだあれ?」
シェリー:「ねえここで10000倍になるなら今までのゲーム本当に茶番じゃない?」
兎兵器キャノン:「ああっ!このステージ結構高かったのに!」
絶対公平アナウンスロボ:茶番です
シェリー:君が保証してくれるのかよ
川浦ウマミ:「こいつは水無瀬が残した怪獣、ヘラヌゴンを元に改良した新兵器……」
川浦ウマミ:「無限増殖怪獣フエルゴンよ!」
齋藤リッコ:「無限増殖怪獣……」
小豆橋カノコ:「フエルゴン……!!」
フエルドン:「フエ~ルヨ~」
シェリー:「……どのあたりが改良されてるの?」
真上ツクシ:「ツクシだよ~」
フエルドン:ずもももも……シェリーが尋ねた次の瞬間、巨大なフエルゴン……
フエルドン:いわばフエルゴンの中のドン、フエルドンが周囲のレネゲイドを吸収し
フエルドン:その体からフエルゴンが分裂し増殖し始める!
シェリー:「えーと、じゃああの個体がコアってわけ」
川浦ウマミ:「ふふふ、ヘラヌゴンは衝撃エネルギーを糧に増殖する怪獣だったけど」
川浦ウマミ:「私のフエルゴンは他者からの干渉なしにその数を増やすことができるのよ……!」
小豆橋カノコ:「普通にこんなの放っておいたら大惨事になりますよ!」
齋藤リッコ:「ひときわ大きいフエルゴン……ビッグフエルゴンとでも呼ぶべきかしら」
シェリー:「ちゃんとコントロールできてるの……?」
川浦ウマミ:「小さなフエルゴンはいずれ成長し増殖機能を持ったフエルゴンのドン、フエルドンに進化する」
川浦ウマミ:「放っておけばその数は指数関数的に増加していくわ!」
齋藤リッコ:「既に名前付いてた」
真上ツクシ:「おお……」
小豆橋カノコ:「あの……なんでやっちゃったんですか? どうする気なんですか?」
真上ツクシ:「ノヴァリスが……フエルゴンだらけになっちゃうな」
シェリー:「うん、それでその増加現象って君のコントロール下にあるの?」
川浦ウマミ:「……」シェリーとカノコの問には頑なに答えない
小豆橋カノコ:「あああああ!!!」その反応を見て頭をかきむしる。
齋藤リッコ:「ちょっと!!シャレになってないわよ!!」
川浦ウマミ:「このフエルゴン達を全滅させることができれば貴女達の勝ち……」
シェリー:「……だからカノコちゃんに勝てないんじゃないかな~」ちくちく。
川浦ウマミ:「出来なければ私の勝ちよ!小豆橋カノコ……貴女はその普通の女と別れてもらうわ!」
川浦ウマミ:「貴女達に……このフエルゴンがメサイアを埋め尽くすのを止めることができるかしら!?」
小豆橋カノコ:「止めればいいんでしょ止めれば!」
フエルドン:「フエチャウヨ~」
齋藤リッコ:「ひと昔前のセカイ系のラスボスかこいつ!」
シェリー:「あはは……キャノンちゃん、周りの避難とか進めててもらえる?」
案定オクレ:「え~ん!これじゃ私の扱いが小さくなっちゃうよ~!」
案定オクレ:「メサイアのためじゃなく私のために戦ってください~!」
小豆橋カノコ:「はいはい可愛い可愛い!」
齋藤リッコ:「オクレ!あんたはいつまで捕まってんの!もういいから出てきなさい!」
兎兵器キャノン:「こうなったのは私達にもほんのちょっぴり責任があるわ。避難は任せて頂戴」
兎兵器キャノン:「でもあの怪獣ヌルヌルしててちょっと気持ちよさそうよね。少しくらい捕まってみても……」
シェリー:「絶対にやめなよ?」
呪崎カスエ:「おらっ行くぞキャノン!カジノが無くなったら私達は無職だぜ!」
呪崎カスエ:「馬鹿なこと言ってんじゃねえよ!」
呪崎カスエ:という感じでキャノンの頭をひっぱたいて引きずっていきます
シェリー:(この子性格悪そうなプロフィールの割に結構面倒見いいよな…)
珠盤院閉子:「私達の責任は約1%……」都合の良い計算をしながらこちらも去っていきます
真上ツクシ:「なんてことだ。あの怪獣を止めないと大変なことになってしまう」
真上ツクシ:「ウマミのやつはまだ知らないだろうが……」
真上ツクシ:「無責任に生き物の数を増やすのは、よくないぞ」
齋藤リッコ:「全くね」
齋藤リッコ:バニースーツのまま魔眼を展開する。
齋藤リッコ:「何となくギャグのノリで流されようとしてるけど……そうは行かないわよ」
齋藤リッコ:「オクレを攫ったこと。皆をエッチな目に遭わせたこと。無責任にフエルゴンを放ったこと……あたしとカノコを引き裂こうとしたこと」
齋藤リッコ:「しっかり責任取ってもらうわよ!川浦ウマミ!!」
【Climax】
GM:ではそんな感じでクライマックスにはいっていきましょう。そう言えばシーン同じだったから今からクライマックスということで全員登場で
GM:侵食値を上げてね
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(61 → 65)
小豆橋カノコ:でます!
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(62 → 66)
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(54 → 60)
シェリー:リャン・シェンシィの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(73 → 76)
GM:では、君達の敵意に反応してフエルドンから強力なワーディングが放たれるぜ
GM:衝動判定もしてね。難易度は8です
真上ツクシ:2dx>=8
DoubleCross : (2DX10>=8) → 9[4,9] → 9 → 成功
シェリー:6dx+1>=8 えい
DoubleCross : (6DX10+1>=8) → 10[3,5,5,7,9,10]+1[1]+1 → 12 → 成功
シェリー:リャン・シェンシィの侵蝕率を2D10(→ 8)増加(76 → 84)
齋藤リッコ:5DX+1>=8
DoubleCross : (5DX10+1>=8) → 9[1,6,6,8,9]+1 → 10 → 成功
小豆橋カノコ:4dx+3>=8
DoubleCross : (4DX10+3>=8) → 6[1,2,2,6]+3 → 9 → 成功
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を2D10(→ 6)増加(60 → 66)
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を2D10(→ 10)増加(66 → 76)
真上ツクシ:低っ
齋藤リッコ:65+2D10
DoubleCross : (65+2D10) → 65+15[8,7] → 80
GM:リッコちゃんは低い
GM:エンゲージは君達のエンゲージが一つあり、10m離れてウマミとフエルドン達のエンゲージがある感じです
エンゲージ
(PC)
10m
(ウマミ[12]、フエルドン[8]、フエルゴン[8]、フエルゴン[8])
GM:問題なければセットアップからやっていくぜ!
川浦ウマミ:こっちは特に何もないです
シェリー:《原初の黄:ソードマスター》キーンナイフ使用時の命中上昇
シェリー:リャン・シェンシィの侵蝕率を3増加(84 → 87)
齋藤リッコ:《虚無の城壁》+《氷の城塞》 ラウンド中ガード値+9軽減+9
真上ツクシ:あっあるぜ 《先陣の火》を使用!行動値が+10されます
小豆橋カノコ:《クロックフィールド》でPCエンゲージの行動値を+5
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を5増加(80 → 85)
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を3増加(66 → 69)
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を4増加(76 → 80)
GM:あっ
GM:しまった……
小豆橋カノコ:www
真上ツクシ:クク……
GM:また完全に《クロックフィールド》の事を忘れていた
GM:終わりだ……
小豆橋カノコ:覚えてたことないじゃん!
真上ツクシ:小豆橋カノコ最強!小豆橋カノコ最強!
GM:うるせえ!
齋藤リッコ:カノコ えらい
シェリー:このエフェクト強すぎる
GM:そこまで数値が大きくない地味なエフェクトなのが悪いんや!
真上ツクシ:えてしてこういうエフェクトがGMの計算を狂わせるという一説がありますからね
GM:名前も普通だし……
小豆橋カノコ:私もGM側だったら絶対忘れてる自信ある
GM:もっとスーパーウルトラクロックアップ高速フィールドみたいなわかり易い名前にしてくれ
エンゲージ
(カノコ[12]、リッコ[9]、シェン[12]、ツクシ[18])
10m
(ウマミ[12]、フエルドン[8]、フエルゴン[8]、フエルゴン[8])
GM:ではそんな感じで行動値が変わり……最初はツクシちゃんの行動からになるぜ~
真上ツクシ:ヌン!
真上ツクシ:ではまずマイナー、コンボ:無限の複製。《無形の爪牙》+《抉り穿つもの》で素手のデータが代わるよ
真上ツクシ:今は攻撃力+24だ
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を8増加(69 → 77)
真上ツクシ:メジャーでコンボ:烈風の記章。《コンセントレイト:ハヌマーン 》+《一閃》で……
真上ツクシ:対象のフエルドンのエンゲージに接敵しつつ攻撃を行うぞ!
GM:こんなかわいいフエルドンくんを殴るの~?
真上ツクシ:ツクシのほうがかわいいぞ
GM:そうかな……そうかも……
真上ツクシ:6dx7+5
DoubleCross : (6DX7+5) → 10[4,5,6,6,8,10]+6[2,6]+5 → 21
真上ツクシ:ウオオ当たれ~
小豆橋カノコ:《妖精の手》あげちゃお~
真上ツクシ:カノコ~!
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を4増加(80 → 84)
GM:ぐあああああああ
真上ツクシ:1dx+25
DoubleCross : (1DX10+25) → 7[7]+25 → 32
真上ツクシ:けっこういったぜ。
フエルドン:避けるド~ン
フエルドン:10DX10+6
DoubleCross : (10DX10+6) → 9[1,3,3,5,6,7,7,8,8,9]+6 → 15
フエルドン:ぐああああああああ
真上ツクシ:結構こわい数値だ
小豆橋カノコ:こわ
齋藤リッコ:頑張ってる
GM:ではダメージどうぞ!
真上ツクシ:4d10+24 装甲有効
DoubleCross : (4D10+24) → 14[2,1,9,2]+24 → 38
真上ツクシ:腐ってるぜ
フエルドン:ぐああああああああ
フエルドン:軟体生物なので全部くらいます
真上ツクシ:ぽよん
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を4増加(77 → 81)
GM:では演出どうぞ!
真上ツクシ:ぽよぽよと跳ねながら、本能のまま。懸命に増殖しようとする彼らに恨みがあるわけではない。
真上ツクシ:しかし、似たような境遇を経た己は知っている。このまま放っておけば、この街で彼ら全員が住む居場所を見つけるのは……
真上ツクシ:「ツクシがラテアートを完璧にマスターできる確率より遥かに低い」
珠盤院閉子:私の計算によると1%未満と閉子も言っています
真上ツクシ:ふう、と息を吐きながら、四肢を纏うレネゲイドが変貌。
真上ツクシ:四足歩行の獣のような体勢で屈んだ後、勢いざまに地を蹴って。
真上ツクシ:ばしゃん!とプールの水が跳ねた音が辺り一帯に響く頃には、真上ツクシの裂爪は、彼らのボスの身体を深々と貫いている。
真上ツクシ:「おとなしくしてもらおう」
フエルドン:「ド~ン……」
フエルドン:ぐおんと体をくねらせ嫌がる素振りを見せる
齋藤リッコ:「いいわよ!効いてる効いてる!」
フエルドン:同時に貫かれた際に出来た破片が集まり新たなフエルゴンを生み出すぞ
フエルドン:という感じで、イニチアシブにEロイス《さらなる絶望》を使うよ。フエルゴンくんが一体エンゲージに増えます
真上ツクシ:やめろ~!
小豆橋カノコ:「二度見たくはなかった光景……! 今回はジョウカさんもいないのに」
川浦ウマミ:「ふ、ふっふっふ……!この増殖力こそフエルゴン達の強み」
シェリー:「あんな人そうそういてたまらないけど……どうしたもんかな」
川浦ウマミ:「これ以上刺激せず大人しく負けを認めたらどうかしら!?」震え気味の声で言います
シェリー:「その場合そこのフエルドンの処理は君がやってくれるの?」
真上ツクシ:「む。逆効果だったかな……?」おろおろしている。
川浦ウマミ:「……」
川浦ウマミ:「さあ、来なさい小豆橋カノコ!」
小豆橋カノコ:「いえ、ダメージは蓄積されているはずです。このまま攻めきりましょう!」
小豆橋カノコ:「ウマミさんは素直に困ってるって言ってください……!」
小豆橋カノコ:行動します。
小豆橋カノコ:マイナーアクション、ストライクモービルに搭乗し攻撃ダイスと装甲を増加。
小豆橋カノコ:《コンセントレイト》《ダンシングシミター》《要の陣形》(未知なる陣形)
小豆橋カノコ:これでウマミ・フエルゴン・フエルゴン・フエルゴン・フエルドンを攻撃します。
齋藤リッコ:破壊の化身カノコ
小豆橋カノコ:ダンシングシミターの効果で丸太、スタンガン、パイルバンカーを選択。攻撃力+20、硬直付与
GM:フエルゴン達に罪はないのに
GM:生まれてきたことが罪だとでも言うのかよ
小豆橋カノコ:いや、硬直させると打ち漏らしたときにツクシちゃんがやばいほど殴られる可能性有るな
GM:遠距離攻撃持ちだから大丈夫
小豆橋カノコ:はーい。でもスタンガンではなく斧を使用します。
真上ツクシ:リッコこっちきてくれるならいい感じにふりわけられる鴨だしネ
小豆橋カノコ:9dx7+4 えいや
DoubleCross : (9DX7+4) → 10[1,1,3,4,4,4,5,6,7]+6[6]+4 → 20
小豆橋カノコ:うっ……《妖精の手》2発目……
フエルドン:避けるド~ン
フエルドン:ぐあああああ
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を4増加(84 → 88)
小豆橋カノコ:1dx7+24 うおお!
DoubleCross : (1DX7+24) → 4[4]+24 → 28
フエルドン:避けるド~ン
フエルドン:10dx+6
DoubleCross : (10DX10+6) → 9[2,2,2,4,4,4,6,8,8,9]+6 → 15
齋藤リッコ:怖い
GM:ゴン達はイヴェイジョンで12固定です
小豆橋カノコ:くそ~ どんどん妖精を切らされてる……
川浦ウマミ:ウマミ回避
川浦ウマミ:7DX
DoubleCross : (7DX10) → 9[3,3,4,4,6,8,9] → 9
川浦ウマミ:ぐあああああああ
GM:ダメージくださ~イ
小豆橋カノコ:フォールンサラマンダー1回目。ダメージ+2D
小豆橋カノコ:3d10+29+2d10 えーい!
DoubleCross : (3D10+29+2D10) → 28[9,9,10]+29+6[5,1] → 63
真上ツクシ:あっすいません
齋藤リッコ:つよい
小豆橋カノコ:そうだった
真上ツクシ:餓狼の爪……いいすか!w
GM:ぐあああああああ
GM:いいよ!
小豆橋カノコ:ありがとうございます!
真上ツクシ:やった~! +24されるよ
GM:フエルドンが溶けていく~
小豆橋カノコ:やったぁ さらにダメージダイスの1を斧の効果で振り直します。
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を3増加(81 → 84)
GM:モリモリじゃん
小豆橋カノコ:1d10+62+24 ほいやさ
DoubleCross : (1D10+62+24) → 2[2]+62+24 → 88
GM:ダメージ高すぎぃ!
小豆橋カノコ:あんまり増えなかった これで確定だ! 装甲ガード有効!
齋藤リッコ:カノコ♡かっこいい♡
フエルゴン:ゴンたちは木っ端微塵になってこの世から消え失せます
フエルドン:どんは体の半分くらいを破壊されながら生きてる!
小豆橋カノコ:しぶとい
シェリー:しんでる・・・
真上ツクシ:かたいな
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を8増加(88 → 96)
川浦ウマミ:ウマミもバラバラになって死ぬけど《蘇生復活》を使ってHP1で立ち上がります
フエルドン:最後にイニチアシブでフエルドンは《さらなる絶望》を使ってフエルゴンを召喚しておくよ
小豆橋カノコ:増える~!
GM:という感じで演出どうぞ!
小豆橋カノコ:「かくなる上は秘密兵器です!」
小豆橋カノコ:バーン! バニトピアの壁を突き破って1台のキッチンカーが突っ込んでくるぞ。
齋藤リッコ:「うわーっ!何何!?」
小豆橋カノコ:助手席から飛び出したマシンアームがでかい凍った丸太のようなお菓子を保持している。これでコンクリートを破壊したようだ。
小豆橋カノコ:「プロトン冷凍です」
兎兵器キャノン:ぐあああああ損害額+50万円!
シェリー:「あ、この前壊されたから買い替えたっていう……」
小豆橋カノコ:「聞いたことが有るでしょうか……日本にはパイクリート構造を持つ、凄まじく堅いアイスクリームがあると……」
川浦ウマミ:「……!まさかそのアイスとは……!」
シェリー:「……? アイスの話? その車の材質とかじゃなくて?」
小豆橋カノコ:「その名もあずきバー! このイロドリ号『改』ことツツシミ号は、その構造を自分で計算して作り出すことができます。戦う交通安全! いきますよ~」
齋藤リッコ:「あずきバーカノコ……ってこと!?」
小豆橋カノコ:クルマに乗り込む。リッコちゃんにおちゃめなウィンクを飛ばすことも忘れない。
齋藤リッコ:「かわいい」
川浦ウマミ:「戦闘中までいちゃつくな~!」
フエルドン:「フエ~?」
小豆橋カノコ:素早くボタンとレバーを操作する。マシンアームに保持された冷凍スプレーが飛び出し、フエルゴンたちを凍結させる!
小豆橋カノコ:そこに降り注ぐ、さらなるアームの振りかざした殺人冷凍ブッシュドノエル、殺人ケーキナイフ、殺人型抜き!
川浦ウマミ:「ぎゃああああっ!絶対お菓子屋のすることじゃない~!」
小豆橋カノコ:「舐めないでください……! ノヴァリスの個人事業主を────!」
川浦ウマミ:「あまぶっ!」殺人ブッシュドノエルの攻撃によって被殺!フエルドンたちも大ダメージだ
小豆橋カノコ:スターロードのおそるべき破壊の力によって一度はスクラップになったキッチンカー、奇跡の再誕……。
フエルゴン:「フエ~ン」
小豆橋カノコ:かつての二の舞いにならぬよう、過剰な戦闘力を積載されるのも無理からぬことであった…………。
齋藤リッコ:「カノコ……頑張ったのね……」後方で腕組みしつつ頷いてる
川浦ウマミ:「う、うう……でも少し安心したわ……」ズタボロの状態になりながら気合だけで立ち上がっている
真上ツクシ:乱撃から逃れようとするゴンたちに追撃を加えつつ、こっそりとあずきバーに齧り付いてみる。がちん!
真上ツクシ:「かひゃい」
川浦ウマミ:「身近にあるもの全てを殺人兵器に変えてしまう……それでこそ小豆橋カノコ……私の見込んだ殺人兵器開発者だわ……!」
川浦ウマミ:「やはり貴女を平和な日常においておくわけにはいかない……!」
小豆橋カノコ:「ふ、ふふ……認めたくないことですが、私が便利なものを作ろうとすると、セーフティを2つも3つも度外視して利便性を突き詰めてしまう……この冷凍スプレーのように……」
小豆橋カノコ:「しかし、これが冗長性というものです。逆に普通にやってるだけで殺人兵器になってしまうんですから、お菓子も作れたほうがお得じゃないですか!」
小豆橋カノコ:「人を傷つける手段だけを突き詰める日々になんて──戻りたくない。絶対、戻りません!」
GM:ではそんな感じで次はシェリーちゃんの行動頼もうかな!
シェリー:うおお
シェリー:マイナーで移動してエネミー達のところへ。
シェリー:メジャー、「EX:得兔不暇燎」《マルチウェポン》《ヴァリアブルウェポン》(キーンナイフ・キーンナイフツヴァイ・ヴェノムスピナー・イノセントブレード)フエルドンを攻撃。
GM:悪のコンボ
シェリー:5dx+24 めいちゅう
DoubleCross : (5DX10+24) → 8[5,7,7,7,8]+24 → 32
フエルドン:うおおおおおおお
フエルドン:10DX+6
DoubleCross : (10DX10+6) → 10[1,1,2,2,5,8,9,10,10,10]+9[3,5,9]+6 → 25
真上ツクシ:あぶね!
フエルドン:ぐああああああああ
齋藤リッコ:怖い
シェリー:こわ
シェリー:ダメージいきまうs
真上ツクシ:オッスオラ餓狼の爪!
シェリー:わあい
真上ツクシ:1R1制限だが……《再起の咆哮》で制限を回復できるんだ!よろしくな!
真上ツクシ:+24どうぞ!
GM:ぐあああああああああ
小豆橋カノコ:強い……!
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を3増加(84 → 87)
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を2増加(87 → 89)
GM:+24強すぎ
シェリー:4d10+28+24 邪毒ランク2、装甲10まで無視
DoubleCross : (4D10+28+24) → 22[10,8,1,3]+28+24 → 74
齋藤リッコ:つよい~
真上ツクシ:オホホホホ……
フエルドン:ぐああああああああ
フエルドン:まだ生きてるよ~
真上ツクシ:TOUGH
齋藤リッコ:固い
シェリー:リャン・シェンシィの侵蝕率を7増加(87 → 94)
フエルドン:イニチアシブでフエルゴンを増やしておきます
小豆橋カノコ:だがそのTOUGHさのお陰で邪毒が活きる!
フエルドン:《さらなる絶望》!
小豆橋カノコ:くぅ~!
GM:では演出をどうぞ!
小豆橋カノコ:
エンゲージ
(カノコ[11](ヴィークル搭乗により減少)、リッコ[9])
10m
(シェン[12]、ツクシ[18]、ウマミ[12]、フエルドン[8]、フエルゴン[8])
シェリー:「今の浴びてまだ動けるか~……耐久性とかは本当に前の子より高まってるのかな」
フエルドン:単純に前にあったやつよりでかい
シェリー:回答きた なるほどね
シェリー:そんな事をぼやきながら前のめりに飛び込み、迎撃の為に伸びてきた数本の触手を肌で滑らせるように受け流し、肉薄する。
フエルドン:「フエ~ン」
シェリー:ノイマンとしての単純な反射神経と、他者能力を降ろす下地としての身体機能。初めから契約書という選択肢を封じてこちらに特化すれば、この程度の刺し合いは可能だ。
シェリー:いつしか手袋を外している──爪の先に仕込んだ即効性の反リザレクト毒。一撃目の手刀がそれを流し込み、続けてスーツの裏から引き出した我眉刺、ダガー、鋼線がフエルドンの体積を切り崩していく。
フエルドン:「フエエエエ~ン」
フエルドン:情けない声を出しながらフエルドンの体積がみるみる減っていく!
川浦ウマミ:「う、うう……!小豆橋カノコは兎も角、こいつら想像以上に強い……!」
川浦ウマミ:「フエルドンが増えずにどんどん減っていく……!」
真上ツクシ:「リャンはやっぱり器用だなあ。あの能力だけじゃなくて、近い距離の攻撃も得意じゃないか」
真上ツクシ:感心した声をあげながら、彼女の攻撃に合わせてばしばしドンの身体を削っていくぞ。
齋藤リッコ:「リャンちゃん、あんなに動けたのね……!」
小豆橋カノコ:「こういうときにも仕込みを欠かさないのは、シェンさんらしいです」
フエルドン:「フエーっ!」
川浦ウマミ:「くっ……!こうなったら事態の収集をどうするか考えてる余裕はない……!私もやってやるわフエルドン!」
シェリー:「どーもどーも……とはいえ」新たな増殖個体に包囲されることを察し、距離を置いて離れつつ「これでもまだやれるのか。ごめん、増やされちゃった」
小豆橋カノコ:「事態の収拾を考えていないのは最初からでは……?」
川浦ウマミ:という感じで次は行動値12ウマミの行動に移るぜ
川浦ウマミ:と言ってもウマミは雑魚なので行動は凄くシンプルです
川浦ウマミ:《雷の槍》をカノコちゃんに打つよ。
小豆橋カノコ:私~!
川浦ウマミ:同じエンゲージに対して無力
真上ツクシ:怒りの一撃
川浦ウマミ:9DX+4
DoubleCross : (9DX10+4) → 10[1,2,4,5,6,7,8,9,10]+7[7]+4 → 21
川浦ウマミ:21を避けてみてね
小豆橋カノコ:うーん、では丸太でガード
齋藤リッコ:カバーいりますか?
川浦ウマミ:ではダメージ
川浦ウマミ:ヌ~ン
小豆橋カノコ:多分いらないけどリッコちゃんが侵蝕増やしたいならカバーください 守られたいし
齋藤リッコ:じゃあ守りたいしカバーしちゃお
小豆橋カノコ:やった~♡
真上ツクシ:カノリッコしか勝たん
齋藤リッコ:《炎陣》でカバー 《氷盾》でガードします
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を5増加(85 → 90)
小豆橋カノコ:氷盾は侵蝕2だぜ
齋藤リッコ:デモシで1増えてるのだ
GM:そうかも
GM:そうだったとは
小豆橋カノコ:あっほんとだ
GM:悪魔の力だ
川浦ウマミ:ではダメージ出すよ~
川浦ウマミ:3D10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 14[3,6,5]+12 → 26
川浦ウマミ:並みのオーヴァードなら即死
齋藤リッコ:ガード値が46なので弾きます
川浦ウマミ:?
真上ツクシ:かった
小豆橋カノコ:堅い~
川浦ウマミ:彼女の前だからってよ~
川浦ウマミ:では演出軽く行きます!
齋藤リッコ:彼女の前よりもやる気を出すべき時などない
川浦ウマミ:「痛い目を見て考えを改めることね……!食らいなさい小豆橋カノコ!殺人兵器には及ばないかもしれないけど」
小豆橋カノコ:「……!」
川浦ウマミ:「この雷も並みのオーヴァードなら即死!その体……いや……その前にトラックあるけど……に耐えられるかしら!?」
川浦ウマミ:バチバチッ!OPで衝撃波を飛ばしていたことも忘れ凝縮された雷のエネルギーがカノコに向かって放たれるぜ
小豆橋カノコ:なんて地の文だ……!
齋藤リッコ:電撃がカノコに迫ろうとした時、それを庇うように空中に炎の魔眼が生み出される。
齋藤リッコ:超高温のプラズマはその高い通電性でウマミの放った電気を絡め取り、そのまま無力に放散させる。
川浦ウマミ:「なっ……!?私の電撃が消え……!?」
小豆橋カノコ:「ますます強くなられましたね、リッコさん」
小豆橋カノコ:「──惚れ直しそう」
川浦ウマミ:「ぎっ……!?」攻撃していたのに何故かダメージを受けているぞ
齋藤リッコ:「うぇっ……」一瞬表情が緩んで「……こほん」引き締めなおす
小豆橋カノコ:運転席に積載された(なぜ?)計器類で彼女のレネゲイドコントロールがいっそう安定したことを観測している。
齋藤リッコ:「今回はカバーに回るわ。あたしも色々言ってやりたいことはあるけど……」
齋藤リッコ:「見せてやりなさい、カノコ。今のあなたが、昔とは違うってこと」
小豆橋カノコ:「……はい!」
GM:ではこれでウマミの行動は終わり!次はリッコちゃんの手番になるかな
齋藤リッコ:う~ん どうするかなエンゲージ
齋藤リッコ:一旦待機で
GM:待機とはね
フエルドン:では待機するようなので漸く行動8、フエルゴン達の手番が回ってくるぞ
フエルゴン:マイナーなし、メジャーで《流血の奉仕》《振動球》《コンセントレイト:ソラリス》《流血の奉仕》《振動球》《コンセントレイト:ソラリス》で攻撃するぞ
齋藤リッコ:思ったよりだいぶやる気がある
フエルゴン:1d4
DoubleCross : (1D4) → 4
フエルゴン:1d3
DoubleCross : (1D3) → 1
フエルゴン:フエルゴンはカノコとツクシに攻撃!
真上ツクシ:ニャアア
フエルゴン:7DX7 カノ
DoubleCross : (7DX7) → 10[1,2,4,5,5,8,10]+4[2,4] → 14
小豆橋カノコ:や~ん
フエルゴン:7DX7 ツクシ
DoubleCross : (7DX7) → 10[2,3,4,5,6,6,7]+4[4] → 14
フエルゴン:しょぼいね君達
真上ツクシ:ドッジするよ~
小豆橋カノコ:ドッジするぜ
真上ツクシ:7dx+1>=14
DoubleCross : (7DX10+1>=14) → 10[1,2,2,4,4,5,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗
真上ツクシ:いちたりない
齋藤リッコ:惜しい
小豆橋カノコ:4dx>=14
DoubleCross : (4DX10>=14) → 10[1,6,8,10]+3[3] → 13 → 失敗
小豆橋カノコ:妖精いる?
齋藤リッコ:惜しい
真上ツクシ:食らったらやばいエフェクトあったっけ…?
齋藤リッコ:流血の胞子ってなんだっけ
小豆橋カノコ:毒くらい
真上ツクシ:邪毒ぽよか
齋藤リッコ:毒か~
齋藤リッコ:カノコカバーしちゃおうかな
フエルゴン:命中した場合邪毒3!
小豆橋カノコ:守ってもらお~
真上ツクシ:あっそれなら……妖精もらっちゃうか
小豆橋カノコ:《妖精の手》! 再回転しな!
齋藤リッコ:炎陣だけします
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を4増加(96 → 100)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を2増加(90 → 92)
真上ツクシ:20固定値で上乗せされるから回避だぜ
真上ツクシ:やった~!
GM:ぐああああああ
齋藤リッコ:まだ90だった 氷盾もしとくか
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を3増加(92 → 95)
フエルゴン:ではダメージ行くぞっ
フエルゴン:2d10+5 カノ
DoubleCross : (2D10+5) → 5[3,2]+5 → 10
フエルゴン:装甲無視です
フエルゴン:弱っ
齋藤リッコ:氷盾いらなかった 弾きます
フエルゴン:でも命中で邪毒
齋藤リッコ:ぐあああ苦しい
フエルドン:さらにドンも行動!
フエルドン:《流血の胞子》《振動球》《バランスブレイク》《コンセントレイト:ソラリス》《ポイズンフォッグ》《アウトブレイク》で攻撃するぞ~。こいつはシーン攻撃だぜ
小豆橋カノコ:ゲッ
フエルドン:装甲無視、命中した場合邪毒5と重圧を与えるぞ
小豆橋カノコ:二重冠で侵蝕上げて棺します?
齋藤リッコ:仕方ない
齋藤リッコ:そうですね
真上ツクシ:うひょひょ~!
小豆橋カノコ:お願いします!
GM:ぐああああああああ
齋藤リッコ:二重冠で侵蝕上げて《時の棺》します!
小豆橋カノコ:あっていうかアナウンスなかったけど使えますよね神聖二重冠
GM:あ、勿論使えます
小豆橋カノコ:やったぜ。
シェリー:よかった
GM:ノヴァだぞ
齋藤リッコ:え~と 特にいい効果ないな 100まで上げてHP回復を空撃ちしときます
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を5増加(95 → 100)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を10増加(100 → 110)
齋藤リッコ:これでOK
川浦ウマミ:すみません、HPを削れない雑魚発明家で
GM:では攻撃は失敗に終わる……!演出を行っていくぜ~
フエルドン:「フエ~ッ!」度重なる攻撃に我慢の限界を迎えたのか、フエルゴン達は体を怒りに震わせて君達に襲いかかってくるぞ
フエルドン:粘液状の体が変形、背中側から無数の触手が生え、君達の体を絡め取ろうと迫る!
小豆橋カノコ:冷凍スプレーを撃って行動を鈍らせようとする……が!
齋藤リッコ:「うわっ、一斉に来た!」
小豆橋カノコ:「あっ……液体窒素切れ、贅沢に使いすぎました!」
フエルドン:「繁殖……ド~ン!」
フエルドン:特にドンの攻撃は凄まじい勢いだぜ。洪水のような量の触手が溢れフロアを埋め尽くそうとするぞ
小豆橋カノコ:「きゃ~~~~! いやです~~~~!」
シェリー:「や、増殖だけじゃなく膨張もするのは分かってたけど……やっばいなこれ!」
小豆橋カノコ:涙目で叫びながら機器類をガチャガチャしているが、意味のあることが起こっている様子はない。
真上ツクシ:カノコのでかく硬いブッシュド丸太アイスの影に身を隠し攻勢から逃れようとしながら、声を張り上げる。
真上ツクシ:「ちょっと多すぎる!」
GM:にゅるにゅる~。毒性を含んだ触手がキッチンカーの隙間から入り込みカノコへ近づいていき……
シェリー:触手を何本か避けたり踏みつけたりしているが普通に逃げ場がなくなってきている。
小豆橋カノコ:「このままでは私達……粘液に蹂躙されてドロドロになっちゃいます!」
シェリー:「あっ……」嫌なことを思いだした顔。「これキャノンちゃんカメラ止めてるのかな……止めてなさそう……」
齋藤リッコ:瞬間、文字通りの瞬く間に。
絶対公平アナウンスロボ:壊れたモニターには君達が戦う姿が映し出されているでしょう多分
齋藤リッコ:フロアを埋め尽くす膨大な触手が、一斉に真っ白に凍結した。
齋藤リッコ:ぬるぬると不穏にのたうっていた触手は完全に凝固し、組織ごと破壊され、ガチガチに凍り付いている。
齋藤リッコ:「……ノヴァリスの生き物って……」
齋藤リッコ:「どうしてこう触手とか……変なガスとか……そんなんばっかりなわけ……?」
川浦ウマミ:「……!?い、一体何が……!?」
兎兵器キャノン:サービスショットのチャンスだったのに……!
小豆橋カノコ:「ほ……」足元から手斧を取り出し、剥き出しの首や胸元に触れる寸前で凍りついた触手を割って蹴り出しています。パシャンパリーン。
小豆橋カノコ:「リッコさん……助かりました!」
小豆橋カノコ:「これに関してはルドウさんとウマミさんが開発したものなのでノヴァリスの生き物に罪はないかも……」(小声)
齋藤リッコ:「カバーするって言ったでしょ。これくらい当然よ」
齋藤リッコ:「じゃあその二人の趣味……?」
小豆橋カノコ:「……そうなんですか? ウマミさん」
川浦ウマミ:「フエルドンも全然増えないし、頼みの攻撃も無力化されるなんて……」
小豆橋カノコ:「私たちが触手の群れに飲み込まれて、あられもない姿であんなことやこんなことをされるのを……?」ぶるっ。
川浦ウマミ:「は!?べ、別にそんなんじゃないし……!別にあんたが触手に絡まれてドロドロになってるところなんて全く興味ないけど!?」
川浦ウマミ:「それよりまだ勝ったわけじゃないのになに和んでるのよ……!」
シェリー:「興味ある人の文法なんだよな」
真上ツクシ:「世の中にはいろんな趣味を持っているやつがいるな」
真上ツクシ:リッコのレネゲイドで凍ったバニトピアの床をすい~と滑りながら納得したように頷いている。
川浦ウマミ:「私とフエルドンを舐めたこと絶対に後悔させてやるんだから……!」
フエルドン:「フエ~ン」
GM:という感じで1R目が終わりクリンナップ!
齋藤リッコ:毒が~~
GM:邪毒を受けている人はダメージを食らってね
齋藤リッコ:齋藤リッコのHPを9減少(28 → 19)
シェリー:ドンもだぞ
フエルドン:ドンは6ダメージだっけ
シェリー:いえす
フエルドン:結構やばいけど生きてます
小豆橋カノコ:しぶといぜ
GM:そんな感じでセットアップに移りましょう!
GM:2R目!こちらは特に何も無いです
シェリー:もう一度キーンナイフで《ソードマスター》
齋藤リッコ:あっ忘れてた!
小豆橋カノコ:あっすいません!
シェリー:リャン・シェンシィの侵蝕率を3増加(94 → 97)
GM:なんだろう
齋藤リッコ:さっき待機してました
小豆橋カノコ:そうそう リッコちゃんの待機手番
GM:そうだった
GM:なにかしていいぜ!
齋藤リッコ:リャンちゃんとツクシちゃんのとこに移動しときます
齋藤リッコ:それだけ
真上ツクシ:わ~い
GM:イイデショウ
小豆橋カノコ:ではセットアップで、一応やりましょう《クロックフィールド》で行動値+5 侵蝕104
齋藤リッコ:セットアップでは《虚無の城壁》+《氷の城塞》ラウンド中ガード値+12軽減+12
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を5増加(110 → 115)
真上ツクシ:とくにないぜ
GM:クロックフィールドやめろ~~
エンゲージ
(カノコ[11])
10m
(リッコ[4]、シェン[7]、ツクシ[3]、ウマミ[12]、フエルドン[8]、フエルゴン[8])
小豆橋カノコ:先制を許してしまうぜ
川浦ウマミ:うおおウマミパンチ!
川浦ウマミ:《雷の槍》でカノコちゃんを攻撃します
小豆橋カノコ:私しか対象がいない!
小豆橋カノコ:きな!
齋藤リッコ:離れた隙にこいつ!
川浦ウマミ:9DX+4
DoubleCross : (9DX10+4) → 9[1,1,3,3,4,5,6,8,9]+4 → 13
川浦ウマミ:はぁはぁ……
川浦ウマミ:やったか!?
小豆橋カノコ:丸太のガード!
川浦ウマミ:2d10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 9[3,6]+12 → 21
川浦ウマミ:うおおっ
川浦ウマミ:虚弱なオーヴァードも殺せない
小豆橋カノコ:ヴィークルの装甲13と丸太ガード3で軽減してHP22
小豆橋カノコ:おかわいいこと
川浦ウマミ:ぐあああああああ
齋藤リッコ:カノコ♡強い♡
真上ツクシ:カッチカチのカノコ
川浦ウマミ:「このままじゃ終われない……!せめて一矢報いてやるわっ!」
川浦ウマミ:「余裕そうなその顔を苦痛に歪ませなさい!小豆橋カノコ!」
小豆橋カノコ:「結構ないですけど余裕!?」
川浦ウマミ:という感じで殺人電撃攻撃がカノコをおそうぞ
川浦ウマミ:「その割にさっきからあんな女とずっといちゃついて……!」
川浦ウマミ:「余裕がないならあれは何なのよ!ええ!?」
小豆橋カノコ:攻撃の気配を察し、地面にジャッキアンカーを打ち込みます。
齋藤リッコ:「あっ!」距離を詰めた隙を突かれる「め……目の前にこんなにいるのにこいつ!」
小豆橋カノコ:そのまま全力の電界操作! クルマをアースに電撃のダメージを最小に留める。
川浦ウマミ:眼の前を殴ることは出来ない……電撃の操作能力が足りないから……
真上ツクシ:かわいいね
シェリー:「どうでもいいけど、兵器開発者としてのライバルって言ってる割に自分の攻撃の時に自作の兵器とかは使わないんだね」
小豆橋カノコ:「それは……真剣なんですよ! イチャっ……てる、ように見えることも。あるかもしれませんが……」歯切れが悪い。
フエルドン:「フエーッ!」自分がそうだとフエルドンが言っているのがドクター・ドリトルを持っていたら
フエルドン:わかるかも
齋藤リッコ:「何か言ってる!」わからない
川浦ウマミ:「ぐあああーっ!なんでそこで歯切れが悪いのよ~!」
川浦ウマミ:「フエルドン!貴方も根性を見せなさい!」
小豆橋カノコ:「私にだって、言われて恥ずかしくなる程度には客観性があるから……」
川浦ウマミ:「私の改良した兵器が全く刃が立たずに終わるなんて絶対に許せないんだから……!」
真上ツクシ:「あいつのウマミを見る目……なんとなくツクシにはわかるぜ」
真上ツクシ:「おまえなりに……ウマミのことを大事に想っているんだな」
フエルドン:うおおっそうだ!このままでは一度も触手攻撃を当てずに終わってしまう!
真上ツクシ:「よかったな」ホロリ…
フエルドン:「フエーッ!」
齋藤リッコ:「通じ合ってる……」
フエルドン:このままでは終われないぜ!という事でカノコちゃんの手番の前にフエルドンが《加速する時》を使うよ
齋藤リッコ:何っ
小豆橋カノコ:ええっ
真上ツクシ:やる気出しすぎ!
小豆橋カノコ:それは……どうしようもない……!
フエルドン:恨むならクロックフィールドを恨んでくれ
小豆橋カノコ:そんな……!
フエルドン:こいつがいなければ加速する時なんて使わなくても良かったんや
フエルドン:《流血の胞子》《振動球》《バランスブレイク》《コンセントレイト:ソラリス》《ポイズンフォッグ》
フエルドン:同エンゲージの3人を攻撃するよ~
シェリー:ひええ
真上ツクシ:うおおどうにか重圧は防ぐ
フエルドン:装甲無視、命中した場合邪毒5と重圧を与えるぞ
齋藤リッコ:《孤独の魔眼》で対象を自分のみにするぞ
フエルドン:なにっ!?
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を4増加(115 → 119)
真上ツクシ:リッコ~!
シェリー:神!
小豆橋カノコ:つよすぎ
フエルドン:じゃあ3人分の触手がリッコちゃんに絡みつきます
真上ツクシ:あってかバランスブレイクってメジャーエフェか
齋藤リッコ:ギャーッ
フエルドン:7DX7+6 えいえい
DoubleCross : (7DX7+6) → 10[1,3,7,7,7,9,9]+10[1,1,5,7,10]+5[1,5]+6 → 31
フエルドン:避けれるものなら避けてもいいぞ
齋藤リッコ:ガード。《氷盾》+……《魔人の盾》!
フエルドン:ガード厚すぎ
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を7増加(119 → 126)
小豆橋カノコ:最大防御力!
フエルドン:ではダメージ出しちゃうよ~ん
齋藤リッコ:来い!
フエルドン:4d10+11 装甲無視
DoubleCross : (4D10+11) → 18[1,9,5,3]+11 → 29
齋藤リッコ:全然威力なかった
フエルドン:+邪毒5!
齋藤リッコ:ガード値94なので弾きます
真上ツクシ:??
フエルドン:オーバーキルすぎ
シェリー:こわ
齋藤リッコ:装甲とダメージ軽減もあるぞ でも邪毒は受けます
フエルドン:では演出!フエルドンがウマミの声に答えさらなる力を見せつける
フエルドン:「フエルドー!」毒々しい色の触手が複数生え、先程より遥かに素早い速度で近くにいる3人に襲いかかるのだ
齋藤リッコ:「うわっ毒々しい!!」
小豆橋カノコ:「速──」
齋藤リッコ:「……二人とも下がって!」
真上ツクシ:「リッコ!?」
シェリー:「こいつ、こんなスピードが……」
齋藤リッコ:爆炎の壁が燃え上がる。圧縮された業火が一瞬で超高温を放ち、触手の攻撃を遮断し、そのまま一気に焼却する。
フエルドン:にゅるるるっ!二人を庇うように前に出たリッコの体に触手が巻き付こうとし……
フエルドン:ぐあああああああっ
齋藤リッコ:「けほっ!けほっ……」咳き込む「やばい……気化してる!もうちょい下がって……」
川浦ウマミ:「な、何なのよあいつ……!ただの一般生徒じゃなかったの……!?それがフエルドンの攻撃を2回も防ぐなんて……!」
シェリー:「こんな毒性まであるの……増え続けたら本当に大惨事じゃん!」
齋藤リッコ:バニースーツの胸元にかろうじて潜り込んだ触手の破片をつまみ、剥がして捨てる。
小豆橋カノコ:(わっ えっち)
真上ツクシ:「オクレも散々言ったんだけど、あいつら全然信じてくれないんだよな」
真上ツクシ:「リッコはとんでもないやつだってこと」
川浦ウマミ:「まさか本当にプライメイトを……!?」
川浦ウマミ:「じゃあノヴァリスに海がないのは齋藤リッコがサラマンダーの訓練で蒸発させてしまったからという噂も……!?」
齋藤リッコ:「いやそれは知らない……何!?」
シェリー:(こういう噂のせいでいまいち有名になりきれないんだろうか……)
小豆橋カノコ:「でも、リエゾンロード攻略ってそれくらい現実感のないことなのかも……」
フエルドン:「ふえ~ん……」
真上ツクシ:「そうだったのか……」がくがくと怯えた目でリッコを見ている。
フエルドン:最後の時を悟りフエルドンは人知れず涙を流した……今まで流したことのない涙を……
齋藤リッコ:「やってない!やってないから!!」
GM:という感じでカノコちゃんの手番に移ってもらおうかな!
小豆橋カノコ:はい!
小豆橋カノコ:マイナーで接敵
フエルドン:なに!?
フエルドン:近づいてきたぞ
小豆橋カノコ:いつでもリッコさんに守られたいですからね
齋藤リッコ:カノコ……
小豆橋カノコ:《コンセントレイト》《ダンシングシミター》《要の陣形》(未知なる陣形)で残ったエネミーに攻撃します
フエルドン:ぐあああああああ
フエルドン:判定どうぞ!
小豆橋カノコ:100%を越えてエフェクトレベルが上昇し、選択は丸太、スタンガン、パイルバンカー、斧。
小豆橋カノコ:10dx7+4 ソォーレッ!
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,2,2,3,3,5,5,5,6,8]+10[10]+3[3]+4 → 27
フエルゴン:ゴンは当たるよ~
小豆橋カノコ:多分ラストだろうしいっちゃうか
フエルドン:避けるドン
小豆橋カノコ:《妖精の手》4回目!
川浦ウマミ:避けるウマ!
GM:ぎゃあああああああ
小豆橋カノコ:1dx7+34
DoubleCross : (1DX7+34) → 10[8]+2[2]+34 → 46
小豆橋カノコ:これで!
真上ツクシ:すごい
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を4増加(104 → 108)
フエルドン:10DX+6
DoubleCross : (10DX10+6) → 9[1,2,2,4,6,7,7,9,9,9]+6 → 15
川浦ウマミ:7DX
DoubleCross : (7DX10) → 10[1,4,7,7,8,9,10]+9[9] → 19
川浦ウマミ:ぐああああああああ
真上ツクシ:差し入れの餓狼の爪あげます +24攻撃力
GM:だめーじくだち
真上ツクシ:真上ツクシの侵蝕率を3増加(89 → 92)
GM:容赦なし
小豆橋カノコ:ありがと~♡
小豆橋カノコ:5d10+32+24+2d10 フォールンサラマンダー2回目 硬直 装甲有効
DoubleCross : (5D10+32+24+2D10) → 29[10,7,3,6,3]+32+24+19[10,9] → 104
齋藤リッコ:カノコつよい!
小豆橋カノコ:3を振り直します
フエルドン:容赦なし
小豆橋カノコ:1d10+101 えへへ……
DoubleCross : (1D10+101) → 1[1]+101 → 102
真上ツクシ:3ケタ行った
小豆橋カノコ:さがった
フエルドン:おぎょべええええええ
GM:その一撃で敵は全滅!
小豆橋カノコ:やった~!
齋藤リッコ:やった~~~~
GM:フエルドンもこれ以上増えることは出来ません。戦闘終了……
GM:君達の勝利だぜ!演出をどうぞ!
真上ツクシ:愛は勝つ
齋藤リッコ:キエルゴン
小豆橋カノコ:小豆橋カノコの侵蝕率を8増加(108 → 116)
小豆橋カノコ:「確かに、水無瀬ルドウの異形の発明に手を加えることができる、その能力と無鉄砲さは評価に値します……」
川浦ウマミ:「……えっなに……?急にそんな……褒めても何も出ないけど……?」てれてれ
小豆橋カノコ:それに、今や普通の生徒と呼ぶのは……そろそろ無理があるリッコさんのことが完全に眼中になかったのも、少しだけ嬉しい。
小豆橋カノコ:「普通の人ですよ。リッコさんは……当たり前の理不尽に、当たり前に立ち向かっていけるだけの……そういう心がただ摘み取られることに抵抗できることが。奇跡を掴めるのが。誰よりも強くなれるのが。きっとノヴァリスのいいところで」
小豆橋カノコ:がいん。新しいアタッチメントが機械腕に装着される。銃口から弾体が撃ち出される。
小豆橋カノコ:「だから、あんまり殺人がどうなんて、声高に叫ぶものじゃありません」
小豆橋カノコ:キエルゴンの口内で弾けて綿状に膨れ上がる。咀嚼することでパチパチするお菓子である。
フエルドン:「ふえ……フエ~!?」
小豆橋カノコ:「ツクシさん、防御を!」
小豆橋カノコ:カッと、半透明の体から光線が迸る。パチパチする作用部分を兵器に転用した、炭酸ガスレーザーが炸裂する!
キエルゴン:「フエ~!?」
川浦ウマミ:「ああっ……フエルゴーン!」
川浦ウマミ:「いややっぱ殺人兵器でしょこれ!!」
小豆橋カノコ:「…………流されないですね……」
川浦ウマミ:一緒にレーザーで吹き飛ばされつつ叫びます
シェリー:「あわよくば流そうという意志はあったんだ」
小豆橋カノコ:「それは…………えへ」舌を出す。
キエルゴン:「キエ~」レーザーで焼かれ、フエルゴンたちはキラキラの粒子になって消えていきます
真上ツクシ:「フエ~!?」膨れ上がったフエルドンの身体から離れるように急いで飛び退くぞ。
シェリー:「ああっ、ツクシちゃん危ないよほら」
齋藤リッコ:「消えていく……フエルゴンが……」
齋藤リッコ:「キエルゴン……」
絶対公平アナウンスロボ:「フエルゴンの消滅を確認……勝者、小豆橋カノコチーム!」
真上ツクシ:「勝ったのか……」
絶対公平アナウンスロボ:「これにてバニトピアと小豆橋カノコチームの戦いは1:10003Pで小豆橋カノコチームの勝利デス!おめでとうございます!」ぱふぱふぱふ~
真上ツクシ:なんだか無性に虚しくなってしまった心を慰めるように、ごしごしと目元を腕で拭う。
齋藤リッコ:「はあ……勝った……」
絶対公平アナウンスロボ:「約束通りオクレ様とその他景品をお返しします。謹んで受け取ってね」
案定オクレ:アナウンスマシンが告げると天井から吊るされていた檻が地面に下ろされ中からオクレが脱出してくるよ
小豆橋カノコ:「システムがちゃんとまだ機能している……助かりました」
真上ツクシ:「オクレ~!」
案定オクレ:「わ~ん!ツクシちゃ~ん!」
齋藤リッコ:「オクレ~!全くもうあんたは心配かけて!」
案定オクレ:「よかった~!買ってくれてよかったよ~!これで減給の剣もチャラだね!」
シェリー:「謹んでっていうか超慎重に扱わないとなんだよな……」保管庫への輸送チームを手配しています。
真上ツクシ:「よかったなあ」
齋藤リッコ:「なるわけないでしょ!減給1ヶ月プラス!!」
案定オクレ:「そんな~!労働基準法~!」
シェリー:「法的にも適切な懲戒処分かな~って」
川浦ウマミ:「うう……ま、負けた……」
小豆橋カノコ:「大丈夫ですか? 手足の動きに違和感とかはありますか?」
小豆橋カノコ:まあ……そんなに悪い処遇は受けてなさそうではありますが……。
案定オクレ:「あっ手錠とかですか?大丈夫です!大人しく抵抗をやめたら丁重に扱ってもらえました!」
小豆橋カノコ:「よかった……じゃあ」
小豆橋カノコ:「というわけでウマミさん。約束通り、私達はこれからもお付き合いしていきますし」
小豆橋カノコ:「あなたの様子を見ているとちょっと心苦しいものがなくはないですけど……これから私達についてきて、一緒にお菓子を食べて貰います」
川浦ウマミ:「うう……ううう~っ!」
川浦ウマミ:「やだやだやだ~!」床に倒れながらばたばたと手足を動かして駄々をこねている
川浦ウマミ:「殺人兵器開発の何が悪いのよ~!」
小豆橋カノコ:「珍しい感性だな……」
真上ツクシ:「全部じゃないか……?」
川浦ウマミ:「確かに悪いことだったかもしれないけど……でもそれじゃあずっとそれに携わってきた私達は何なのよ~!」
川浦ウマミ:「他の相手にならまだしも……私達の中で一番だった貴女にまで否定されたら……」
川浦ウマミ:「私達はどうやって生きていけばいいのよ~!ううう~!」
小豆橋カノコ:「うっ……」さっきいい話風にまとめようとしてしまった罪悪感。
齋藤リッコ:「何よ……自分でもう答え言ってるじゃないのよ」
小豆橋カノコ:「リッコさん……」
齋藤リッコ:「一番だったカノコに、別の生き方が出来るなら」
川浦ウマミ:「ううぐすっ……答えって……?」
齋藤リッコ:「あなたにだって出来るはずでしょ。そうじゃないの?」
川浦ウマミ:「でも……私には殺人兵器開発の才能くらいしか無いし……」
川浦ウマミ:「エフェクトも全然人を殺せないくらい弱いし……」
小豆橋カノコ:「……兵器の需要はいつまでもなくなりませんし、楽しくて大好きなことだったら、やめろとは強く言い難いですけれど」
小豆橋カノコ:「殺せるかどうかだけが評点じゃないですって。ね、リッコさん」
齋藤リッコ:「うん」頷いて「殺せる兵器が作れるなら、殺さない道具だって作れるはずでしょ」
齋藤リッコ:「大体……一つでも才能があるならそれで良いじゃないの。あたしなんて何も無いのよ!」
小豆橋カノコ:「今のはちょっとよくないですね」
小豆橋カノコ:周囲に散らばる一瞬のうちに凍結された触手残骸を眺めながら。
シェリー:「リッコちゃんの審議の余地がある発言は一旦置いとくとして……そもそも、他人が作り上げたものを解析して修正するのって普通に超・需要ある技術だと思うけどな~」
川浦ウマミ:「ええ~?そうなのかしら……もしかしたらそうかも……」
シェリー:「ああいうのって、突出した技術者ほどクセが強くて他人には扱いづらいもの作りがちでしょ」
シェリー:「無限バフの入った水無瀬ルドウの発明品でそれやれるの、どう考えても才能だよ」
川浦ウマミ:「そんなに言うなら……私ももう少し違う方法で能力を使ってみようかしら……」
真上ツクシ:「うん。兵器のことについては、ツクシは明るくないけど」
シェリー:「うん、真面目に探せば殺人兵器と関係ない働き口だって色々見つかると思うけど……もし行き詰まったらうちで紹介くらいはしたげるよ」
川浦ウマミ:「リャンさん……じゃない、シェリーちゃん……」
齋藤リッコ:「さすが頼りになる……」
真上ツクシ:「与えられた才能があるからといって、それに縋るしかないなんてこと、ないと思うぞ」
川浦ウマミ:「うう……そうかも知れない……そうかも知れないけど……」
川浦ウマミ:「うう~!でも小豆橋カノコの交際を認めるのは嫌~!」
川浦ウマミ:「うう~!でも……決まりは決まりだから……」
小豆橋カノコ:(最後はそこなんだ……)
川浦ウマミ:ぐすぐす泣きつつ立ち上がり
川浦ウマミ:「うう……私達の分まで……ちゃんと幸せになってね小豆橋カノコ……」
小豆橋カノコ:「うーん……」どう言ったものかと、少し悩むそぶりを見せ。
小豆橋カノコ:かばんから取り出した薬剤をいくつか混ぜ合わせる。ウマミがその様子を見るなら、劇薬に指定されているものが混ざっているのも確認できるだろう。
川浦ウマミ:「なんか急に物騒なもの作り出してない?」
齋藤リッコ:「カノコ……?」
小豆橋カノコ:「そう思うでしょう?」
小豆橋カノコ:と口にして、試験管の薬剤を呷って見せる。
齋藤リッコ:「カノコ!?」
齋藤リッコ:「何してるの!こら!ペッってしなさい!」慌てて
小豆橋カノコ:「うん……いい感じです」そう言って、ぼんやり見ているウマミちゃんの口に残りを流し込む。
川浦ウマミ:「!?」
真上ツクシ:「新しいお菓子かな?」
川浦ウマミ:「え……!?心中!?」
齋藤リッコ:「カノコ……?」青ざめている
川浦ウマミ:「相手が私なのは嬉しいけどなんで!?」
小豆橋カノコ:「ポップ・ロリポップってご存知ですか? ジェネシスの"無限スイーツ部"の味が変わる飴なんですけど」
川浦ウマミ:「き、聞いたことくらいはあるけど……」
川浦ウマミ:「あっ、この薬剤なんだか……」
小豆橋カノコ:「あれのフレーバーを個人的に再現できないかな……って試してて、うまくは行かなかったんですが、これはこれで結構美味しい……」
川浦ウマミ:「たしかに甘くて美味しい……」
小豆橋カノコ:「ミックスジュースみたいな感じでしょう? 参考にしたキャンディ自体が、噛み砕いてもフレーバーが喧嘩しないようになってるから、半分くらいは成功なのかな」
川浦ウマミ:「本当に危険じゃないわけ……?」
小豆橋カノコ:にっこりと笑う。
小豆橋カノコ:「お菓子作りは科学ですから」
小豆橋カノコ:「危ないやつだって幸せになれますよ。実験を怠らなければ……ですけどね」
齋藤リッコ:(それはそれとして今の間接キスじゃない……?)無言で若干むくれている
小豆橋カノコ:「私みたいな」
小豆橋カノコ:「あなたみたいな……です」
川浦ウマミ:「小豆橋カノコ……」
川浦ウマミ:「うう……ううう~!」
川浦ウマミ:一瞬しんみりとしたがまた泣き始める
川浦ウマミ:「やっぱり他の女と付き合ってほしくない~~~!」
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:泣きじゃくるウマミに歩み寄り、周囲から聞こえないように声を発する。
齋藤リッコ:「……あなた……」
齋藤リッコ:「……好きなの?カノコのこと」
川浦ウマミ:「うう~!ううう~!」こくこく
齋藤リッコ:「……分かるわ」頷いて「可愛いものね……」
齋藤リッコ:「……あたしはね」
齋藤リッコ:「近頃は……色んな子に遭うたび言われるのよ」
齋藤リッコ:「テレビで見ましたとか……噂を聞いて来ましたとか」
川浦ウマミ:「うう~」私もテレビでみたことあると言っています
齋藤リッコ:「リエゾンロードを倒したことや……ノドスの十律者からピラーを守ったこと」
齋藤リッコ:「でも……そんなのは、あたしにとっては……」
齋藤リッコ:「大したこと……でなくはないんだけど。どうでも……もよくはないんだけど。……違うのよ」
齋藤リッコ:かぶりを振って、
川浦ウマミ:「うう……じゃあ何が大事なの……?」
齋藤リッコ:「あたしはあなたが言う通り、どこにでもいる普通の人間よ」
齋藤リッコ:「だから、あたしが持っていて、あたしにとって一番大切で、一番特別なことは……」
齋藤リッコ:「……小豆橋カノコが、あたしを信じて、好きでいてくれるってことなの」
川浦ウマミ:「……うええええええ~!」
川浦ウマミ:「追い打ちで惚気けられてる~!」
齋藤リッコ:「そうよ。惚気てるの」
齋藤リッコ:不敵な表情を浮かべ
齋藤リッコ:「あたしはカノコを絶対守ってみせるし……大切にするし、幸せにしてみせる」
齋藤リッコ:「だから、あなたにも祝福してもらえると嬉しい」
齋藤リッコ:「もし納得行かないなら、何度来たっていいけど……」
齋藤リッコ:「渡さないわよ」
齋藤リッコ:「絶対に」
齋藤リッコ:強い笑みと共に言う。
川浦ウマミ:「ヒエッ~」
川浦ウマミ:「うっ……うっ……」
川浦ウマミ:君の言葉を聞いて完全に敵わないと思ったのだろう。「しゅ、しゅみませんでした……」
川浦ウマミ:「もう来ましぇん……末永く……お幸せに……お願いします……!」
齋藤リッコ:「……」ちょっと笑みが消えてくる。「ご、ごめん……泣くとは……」
齋藤リッコ:「あの……遊びにならまた来てもいいわよ……?お菓子食べたり……」
真上ツクシ:ウマミちゃんの背中をさすさすと撫でている。
真上ツクシ:「そうだぜ。ウマミはさっきのやつ以外に……カノコのお菓子は食べたことあるのか?」
真上ツクシ:「おいしいぞ」
川浦ウマミ:「これから食べに行きましゅ……決まりなので……」
川浦ウマミ:「楽しみにしてましゅ……」
GM:という感じで、君達は無事にバニトピアの反乱を止めて水無瀬の遺産も回収することが出来ました。
GM:これにて一件落着!後は日常に帰っていくだけだぜ~
GM:という感じでバックトラックをやって今日は終わりましょう
シェリー:うおお
小豆橋カノコ:帰還するぞするぞ
GM:今回のEロイスはフエルゴンの持ってるEロイス《さらなる絶望》七個!
齋藤リッコ:帰るぞ!
齋藤リッコ:めっちゃある!
真上ツクシ:すごい量だ
小豆橋カノコ:めちゃくちゃある
GM:振るか振らないかは自由にしてね
齋藤リッコ:振らなくてよさそうだけど……まあ振るか
真上ツクシ:フランドン
齋藤リッコ:126-7D10
DoubleCross : (126-7D10) → 126-28[9,6,7,1,2,1,2] → 98
齋藤リッコ:低すぎる 怖い
小豆橋カノコ:振らず! なぜならロイスが全く減ってないから リッコちゃん様々
シェリー:振るまでもなく100未満なので振らない
小豆橋カノコ:116-6d10 等倍
DoubleCross : (116-6D10) → 116-32[8,2,5,6,6,5] → 84
真上ツクシ:92-5d10 等倍
DoubleCross : (92-5D10) → 92-23[3,3,3,10,4] → 69
シェリー:97-5d10 えい
DoubleCross : (97-5D10) → 97-33[8,7,9,6,3] → 64
齋藤リッコ:ロイス満タン 等倍
齋藤リッコ:98-6D10
DoubleCross : (98-6D10) → 98-34[2,5,3,8,8,8] → 64
シェリー:4点っす
齋藤リッコ:下がりすぎ彦
小豆橋カノコ:5点。二重冠効果を使用し侵食点を3倍の15点にします。
真上ツクシ:4点ぬ
齋藤リッコ:4点
シェリー:そういやあったな じゃあいちおう12点で…
GM:じゃあそういうのも使いつつ無事に解決ということで
GM:細々した5点に、シナリオ目標達成の5点、Eロイスの7を足して
GM:17+期間語の点数が今回の経験点!もぐもぐしてね
真上ツクシ:21点!
小豆橋カノコ:32点!
齋藤リッコ:21点をお味噌汁にして食べます
小豆橋カノコ:私は雪見だいふくにしよ~
真上ツクシ:ガリガリくん!
シェリー:29だよ~
【ED/真上ツクシ】
GM:ではエンディングの方始めていきましょう!
GM:まずはツクシちゃんのEDからやっていくぜ
GM:無事にバニトピアから姉であるオクレを取り戻した君は、次のバイト休み。国王に姉を紹介するため兼客として遊びに来にローズランドに訪れているよ。
GM:ローズランドがどういう場所なのかはきっと国王が詳しく描写してくれるでしょう
クリスティナ・E・ローズ:……と言っても、店長が固有の自治権を主張している他は郊外に近い場所に建てられたオープンカフェだ。駐車場の横にパラソル付きのテラス席が3~4並んでいる。
クリスティナ・E・ローズ:店長は国家としての独立を認めさせるための外交努力と称して多種のフリーランス業務に関わり留守にしていることも多いが、この日はカウンター側にその姿が見えた。
クリスティナ・E・ローズ:「あら、しばらくぶりねツクシさん」コーヒーを挽いていた手を止めてにこやかに手を振ってきます。
案定オクレ:では元気よくそのお店の中にエントリーしていこうかな
真上ツクシ:「あっ、店長……じゃない、王様」傍らにオクレちゃんを伴って、よっ、と手で挨拶。
案定オクレ:「こんにちは!妹のツクシがお世話になってます!」
クリスティナ・E・ローズ:「そうそう、聞いて頂戴、昨日また新しく国民証を買っていただけたのよ! いよいよ我が国の人口は大台の二十人に……」
案定オクレ:「今日は国王様がいらっしゃると聞いて挨拶に来ました。こんにちは!」
クリスティナ・E・ローズ:「! ……ええ、ええ、良く分かっているじゃないの」
案定オクレ:「ツクシの姉のオクレです!妹がお世話になってます!(2回目)」
真上ツクシ:二十人!そんなにお店の中に入りきれるのだろうか……とぽわぽわ考えながら。
真上ツクシ:「オクレは……ツクシのお姉ちゃんのようなものなんだ」
真上ツクシ:「実際のお姉ちゃんではないけど……お姉ちゃんのようなものになったんだ。最近」
案定オクレ:「実質姉です!」自慢げ
クリスティナ・E・ローズ:「ふふ、オクレさんね。ええ、私こそはこのローズランドを治めるクリスティナ1世王!」
クリスティナ・E・ローズ:こほん、と咳払いをしてから何度も練習したと思しき所作で優雅に一礼します。
クリスティナ・E・ローズ:「ツクシさんの家族ですものね。我が国の賓客として歓迎させていただくわ」
案定オクレ:「はわ~。所作が綺麗……!流石一世……!」一世の意味も良くわかってなさそう
クリスティナ・E・ローズ:「ふふふん」雑にであろうと持ち上げられるほど得意になっていくぞ。
真上ツクシ:随分と上手くなった拍手でぱちぱちと手を叩いているぞ。
クリスティナ・E・ローズ:「……ふふ、結構。リラックスしていただいて大丈夫よ。王前とはいえ、外国の方々に息苦しい国だと思われたくはないものね」
案定オクレ:「やっぱりノヴァリスは外国扱いなんですね~」
クリスティナ・E・ローズ:「そうそう、昨日たくさん仕入れたフルーツナッツでケーキを焼いたのよ。まだメニューには出していないんだけど、良かったら二人に味見を……」
真上ツクシ:「やった。ラッキーだったなオクレ。今日は王様が居る日だから、一段とお菓子もうまいぞ」
案定オクレ:「あっ!是非いただきます!来月から減給だから今月のうちに贅沢しておかないと……」
クリスティナ・E・ローズ:「あら、それは大変……オクレさんはどういうお仕事をなさっているのかしら?」切り分けたケーキを二人の前に出している。
案定オクレ:「私は人材派遣会社のお手伝いをやっています!最近はお留守番だけでなく電話番も任されるようになってきたんですよ~」
案定オクレ:「わっ……!すごい綺麗!いちごにマスカットに……この小さな果物はなんですか?色々乗ってます~!」
案定オクレ:「これ全部食べていいんですか~?」
クリスティナ・E・ローズ:「あら、それは凄いわね。注文の電話……じゃなかった、外交の仕事を覚えるまでは私も色々と苦労したものだったけれど……」
真上ツクシ:「もうちょっとしたら掃除も任せてあげようかな、ってリッコも言っていた気がする」もう既にケーキに手を伸ばして一口ぱくり。おいしい。
クリスティナ・E・ローズ:「ええ、ええ。まさか一片だけだなんてケチなこと、王は言いませんから」
クリスティナ・E・ローズ:こうやって適当に見栄を張るせいで財務状況がなかなか改善しないというあたりの事情は、ツクシちゃんもうっすら察しているかもしれないしそうでもないかもしれない。
案定オクレ:だからツクシのお給料もいいんだな~
案定オクレ:「ん~!ツクシちゃんの言う通り、王様が居ると一段と美味しい……気がします~!」
真上ツクシ:同じバイト仲間からうっすらひそひそと経営状況の危惧を心配している声を聞いたことがあるかもしれない。でもウォーレンも似たようなものだしな……
案定オクレ:「そういえば前から気になってたんですけど、ツクシちゃんはローズランドだとどういう扱いなんですか?」
案定オクレ:「外国人助っ人?それとももう国民の一人なんですか?」
クリスティナ・E・ローズ:「あら、あら……少し溢れてしまっていたかしら、気品……」長い金髪をやかましくファサつかせている。
クリスティナ・E・ローズ:「あら、ツクシちゃんも正真正銘、うちの王国民なのよ?」
真上ツクシ:ふふん、と鼻を鳴らし、コートのポッケからプラスチック製の国民証を取り出して見せる。
真上ツクシ:「いいだろう」
案定オクレ:「そうだったんですね!いつの間に二重国籍の持ち主に……!」
案定オクレ:「流石我が妹……!進んでるな~。ねえ国王様、国民ってどうやったらなれるんですか?」
クリスティナ・E・ローズ:「ふふ、私の国はそのあたり寛容なのよ……え? そう、そう。オクレちゃんも気になるのね」
クリスティナ・E・ローズ:「ふっふっふ……」ドレスのポケットからもそもそと何かを取り出す仕草。
クリスティナ・E・ローズ:「これよ!」印籠さながらに安っぽいラミネート加工の施されたカードを見せつけます。
案定オクレ:「おお……王国の影にある秘密が明かされそうな予感……!」
真上ツクシ:「お値段今なら……なんと」
真上ツクシ:「たったの五万……くらいのクレジットで、あなたもローズランド王国の一員になれます」
案定オクレ:「なんと……!」
案定オクレ:「5万円で国籍が!?」
案定オクレ:「入館管理局が悲鳴を上げちゃいます~!」
クリスティナ・E・ローズ:「あっ、でもね!これってとってもお得なのよ……もともとは20万もするやつが、今だけ、期間限定でこのお値段なのっ」
案定オクレ:「20万でも十分破格なのに……それが1/4に!?」
クリスティナ・E・ローズ:「それに、一度これを買うと高級的にうちの国民として認められて……何があっても失効することはないの!」
案定オクレ:「なんだかどんどん物凄いお得に思えてきました……!」
クリスティナ・E・ローズ:すごく詐欺っぽい口上を興奮気味にアピールしている。「あとうちのお店のお菓子は自由に食べていいし、宿に困ったら2階で寝泊まりしたりお風呂借りたりするのも自由よ」
真上ツクシ:「パウンドケーキがマジでうまい」
案定オクレ:「これはもう……買うしか無いのでは!?」
クリスティナ・E・ローズ:「さあ……どうするかしら!?」カードをちらちらと揺らしています。
案定オクレ:「今5万クレジット使ったら家賃があぶないかも……」
案定オクレ:「でも……2回で寝泊まりできるなら追い出されても大丈夫かも……!」
案定オクレ:「よし……決めました!なります!私もローズランド国民に!」
クリスティナ・E・ローズ:「まあ!素晴らしい決断力ね……!」
真上ツクシ:「ほんとか?」嬉しそうに耳をぴこぴこと鳴らしている。
案定オクレ:「姉妹で別の国で別々になるのも悲しいですし……はい!お願いします!」
案定オクレ:「これで5万クレジットちょうど……ですかね……!」一万クレジット札と1000クレジット札、その他小さな硬貨が混じった5万クレジットを渡します
クリスティナ・E・ローズ:「ええ、確かに受け取ったわ!……では、授与式を行いましょう」
案定オクレ:「ええ~!?そんなことまでしてくれるんですか……!?」
案定オクレ:「至れり尽くせりじゃないですか……!この国民証もっと広めるべきですよ~!」
クリスティナ・E・ローズ:フルネームを聞きながらカードにオクレちゃんの名前をキュッキュッとペンで書いてから。
案定オクレ:「今度リッコさんにも教えてあげよ~っと」
真上ツクシ:「でも……不思議なんだよな」
真上ツクシ:「この国民証が売れる度に……国王がお店に居ない日も増えていくような気がするんだ」
クリスティナ・E・ローズ: 「では……」咳払い。「今この時、クリスティナ・エヴァリー・ローズ王の名において」
クリスティナ・E・ローズ:「案定オクレさん、貴方を我が臣下にしてローズランドの国民と認めます!」
案定オクレ:「やった~!ありがとうございます!」
真上ツクシ:ワーワー!
クリスティナ・E・ローズ:両手で賞状のように手渡す。
案定オクレ:両手で賞状のように受け取ります
クリスティナ・E・ローズ:ぱちぱちぱちぱち!続けて自分で拍手している。
案定オクレ:「これで姉妹おそろいだね~ツクシちゃん!」
クリスティナ・E・ローズ:周りにまばらにいたお客さんとかもなんとなく空気を察して一緒に拍手してくれていたりするかもしれない。
真上ツクシ:「うん。いずれは……ツクシたちのような境遇の奴らも……纏めて国民になれないかと考えてはいるものの」
真上ツクシ:「ちょっと難しいかもしれない。まだまだツクシは王様に教わりたいことがいっぱいあるから……」
案定オクレ:「案外成ってから学んでも大丈夫だったりしないかな~」
案定オクレ:「ツクシちゃんもラテアート上達してきてるみたいだし!同じように行けないかな~」
クリスティナ・E・ローズ:「ふふ、実際ツクシさんの上達は目を見張る勢いよ。すごい勢いで技術を吸収していくんだから私としても教え甲斐があるわ……」
クリスティナ・E・ローズ:「今度のお休みの日はハーブを乾燥加工してハーブティーにする方法を教えてあげるわね……あら、オクレさんもやってみる?」
案定オクレ:「え~!いいんですか!是非お願いします!」
案定オクレ:「今度は電話番だけじゃなくてお茶淹れ係も任されちゃうかな~」
案定オクレ:「お姉ちゃんとしてツクシに負けないよう頑張るぞ~!」ふんふん!
クリスティナ・E・ローズ:「ふふ、もちろんよ! 民の幸せのためならなんだってするのが王の努めだもの」いそいそとコーヒーメーカーの準備を始めています。
真上ツクシ:すっかり元気になったオクレちゃんを見て、うんうんと頷いている。
真上ツクシ:「ツクシも負けないぞ。ウォーレンのみんなや……ローズランドのみんなのためにも……」
真上ツクシ:「バニトピアであったことを思い返して、みんながもっとお金に困らなくなるようないいアイディアを思いついたんだ」
真上ツクシ:持参していた紙袋からごそごそと取り出したるは……己が着用していたバニースーツだ!
真上ツクシ:「これを仕事着にして……いんたーねっとでLIVE配信?みたいなやつをすれば」
案定オクレ:「こ、これは……!」
真上ツクシ:「視聴者ガッポガポ!お金もガッポガポ!と……キャノンという、ツクシにはよくわからないことばかり言っていたやつが実践してみせてたんだ」
真上ツクシ:「どうだ王様。“ローズランド”も……これを制服にしてみるのは」
案定オクレ:「確かにライブ配信の収益はすごいって……捕まってる間も言ってました……!」
クリスティナ・E・ローズ:「まあ、新しい財務改善計画というわけね! 素晴らしいわツクシさ……」
案定オクレ:「やはりビジネスにはバニーと配信が必要なのかも……」
クリスティナ・E・ローズ:「…………」バニースーツを目にして笑顔のまま硬直する。
クリスティナ・E・ローズ:「……だ、ダメよそんな……風邪とかひきそうな格好……」
クリスティナ・E・ローズ:「いえ、もちろんその、ツクシさんが我が国のためを思って考えて意見を出してくださったことは本当にうれしいのだけれど……でもこれは…………」
クリスティナ・E・ローズ:「……ど、どうしてもこれがいいの?」おずおずとツクシちゃんの目を見て。
案定オクレ:「わ、私も着たけど風邪は大丈夫でしたよ……!もう一度着たいかというとちょっと……難しいですけど……!」
真上ツクシ:「確かに……みんなが風邪を引いてしまうのはイヤだな……」しゅんとした顔で。
真上ツクシ:「あっ……なら……」もう一着……己には既に着用したスーツがあったではないか。
真上ツクシ:「こっちなら大丈夫だろ」ピエロメイクのかわいいバニーちゃんのスーツを取り出してごそごそ着てみせるよ。
クリスティナ・E・ローズ:「!???」
真上ツクシ:「クラウンバニーちゃん改め……」
真上ツクシ:「ローズランド・バニーちゃんだ」
真上ツクシ:「よろしくね」
クリスティナ・E・ローズ:「う…………ーーーん」
案定オクレ:「……?」イメージ的に行ける?という顔をローズさんに向けてます
クリスティナ・E・ローズ:ちょっと怖い感じかも?でもうさぎだし大丈夫かな?最近はこういうかわいいものとホラーなものが一緒になったようなデザインが流行ってるって聞いたような気もするし……。
クリスティナ・E・ローズ:「…………い」
クリスティナ・E・ローズ:「一度、試しにやってみましょう……か?」
真上ツクシ:「………!」
真上ツクシ:喜びのあまりクリスちゃんの眼前にヌッと顔を突き出して、がっちりと両肩を抑え込むよ。
真上ツクシ:「ウヒヒヒヒヒヒヒヒ」
案定オクレ:「ひえ~っ!」
案定オクレ:「笑い方が服に引っ張られてます~!」
クリスティナ・E・ローズ:「ぎゃっ」ロイヤルでない悲鳴を漏らしたのをでかい咳払いで誤魔化しています。
案定オクレ:「でもこれならたしかにホラー好きの女の子には流行るかもです!」
真上ツクシ:「こんなにキュートなのに……しかし」
クリスティナ・E・ローズ:「え、ええ……新しい施策に手を出さなくては国家の発展はありえないもの、ね……」本当にこれで良かったのだろうかと迷いのある顔。
真上ツクシ:「これでもっとお店を盛り上げてみせるぞ。ウヒヒヒヒヒ……!」
真上ツクシ:その日……真上ツクシの歓喜の声は止むことなく……
真上ツクシ:「うるさい!」と斎藤リッコに窘められるまで続いたそうな……
真上ツクシ:あくる日……一日限定で試したバニーちゃん登場日の売上を報告した国王の……気丈に振る舞いつつもこちらを心配させまいと必死に笑顔を繕う彼女の顔が……
真上ツクシ:ツクシの心に深く刻み込まれ……思いつきばかりで進言してはダメなんだなって……思いました。
真上ツクシ:~おわり~
【ED/リャン・シェンシィ】
GM:では次は……リャンさんのEDをやっていくぜ!
GM:場所はグレートバビロンでいいかな?バニトピアから回収した服従の首輪とか十字冠破壊兵器他危険な押収品を検分していく感じになる気がします
リャン・シェンシィ:大丈夫ス
GM:ではそんな感じできましょう!
GM:メサイア学区生徒会グレートバビロンの一室。
GM:リャンさんと引退したはずがなぜか来ているアトラさんは、フエルゴンの破壊活動を口実にバニトピアから押収した
GM:様々な発明品や怪しいEXレネゲイド、その危険性や実用性を確かめ返却と保管をどうするか決めるために検証検分を行っている所だよ
GM:賭けの報酬とされていた服従の首輪、十字冠を破壊する兵器以外にも、改造触手地雷や一時的に服を透明にする薬など……その対象になっている品物は多いぜ
アトラ・アーリーバード:「ほう……これが悪名高い服従の首輪か……」
リャン・シェンシィ:「んー……これも金庫行き……」いつも通りのビジネススーツ姿に戻って押収品を手に取っては分類している。
リャン・シェンシィ:「って一番ろくでもないのが一番ろくでもない子の手に渡っとるが」気がついて顔を上げる。
アトラ・アーリーバード:「これを口うるさいイノリにつけてやったら……ククク」
アトラ・アーリーバード:「みなまで言うなシェン。私とて分別はある」
アトラ・アーリーバード:「イースターエッグもその殆どが発見され、大規模な星徒の攻勢が予想される今、こういった危険な発明をなんとか役立てようと見聞するのもまた同窓会の長に必要なことなのだ」
リャン・シェンシィ:「……で、たとえばどうやって役立てるわけ?」
アトラ・アーリーバード:「元キングダム三席、"風塵王"の存在を覚えているか。やつの星徒は、暇つぶしと自己進化のために他の星徒を狩り殺していたらしい」
アトラ・アーリーバード:「星徒の力は、時に他の星徒を圧倒できる……"スターロード"の遺した魔法冠を持つものでさえ」
リャン・シェンシィ:「また別の物騒な名前が出てきたな……」
アトラ・アーリーバード:「案外こういうものが切り札になるのだ。ただ、正常に機能するかどうかを試してみる必要はあるな」
アトラ・アーリーバード:「もちろん、その実験台になるのは我々の中でもとびきり強力なオーヴァードでなければならない」
リャン・シェンシィ:「……そりゃ否定はしないし、私も考えなかったって言ったら嘘になるけど」
アトラ・アーリーバード:「つまり必然として、我々は解良イノリに服従の首輪を装着する必要があるということなのだ。しかもだ」
アトラ・アーリーバード:「奴はあれでプライドが高いからな……首輪が効いていることを確かめるためには屈辱的な命令を出すのが効果的に違いない」
アトラ・アーリーバード:それから、何か思いついたように。
アトラ・アーリーバード:「これはバニトピアなるサークルから押収されたらしいが、ヤツのことも1週間くらいはバニースーツ姿で私の側に侍らせてやるのがいいかもしれんな……ククク、今から胸が躍る……」
アトラ・アーリーバード:バラ色の未来に思いを馳せています。
リャン・シェンシィ:「ふ……はは。そりゃ楽しい遊びにはなるだろうけどさ……」
リャン・シェンシィ:首輪を持つその手首をそっと掴んで。
アトラ・アーリーバード:「はっはっは……うん?」
リャン・シェンシィ:「……強いオーヴァードって言うなら、私でも十分でしょ」そのまま自分の首に着けさせます。
アトラ・アーリーバード:「ええ……っ!? どうしたんだシェン!」仰天!
リャン・シェンシィ:「っ……」背筋のぞわっとするような感覚。身体が痺れて、自分のものではなくなったかのような。
アトラ・アーリーバード:「そんなに私にいいようにされたかったのか…………?」
リャン・シェンシィ:「ん……なるほど、こういう感じ」
アトラ・アーリーバード:「よし……なんだかわからんが、とりあえず何か命令してみよう」
リャン・シェンシィ:「いや? ただの真面目な実証だけど……抗催眠性の強い相手に通じるかどうかを試すなら、私のが適役でしょ」
アトラ・アーリーバード:「うーむ……思い切りがいい」
リャン・シェンシィ:「これでも君を信用してるんでね」
アトラ・アーリーバード:「貴様が自発的にやらなさそうなことを……そうだな」暫く悩むそぶりを見せ。
アトラ・アーリーバード:「よし」
リャン・シェンシィ:「……別にそんなに考え込まなくても……」二つに結んだ髪を退屈そうにかき上げて。
アトラ・アーリーバード:「最近不安だとか理不尽に思っている、さっさと放りだして逃げ出したいことを思いつく限り言って貰おう」
アトラ・アーリーバード:にやぁ~という表情。
リャン・シェンシィ:「……ああ? おい、ちょっと……!」
リャン・シェンシィ:思わず口元を抑えようとするが、止まらない。そういう代物である。
アトラ・アーリーバード:「お、なんだ? 信用する私の命令に逆らうのか~?」
リャン・シェンシィ:「そりゃ……なんでリエゾンロードだとかプライメイトだとか私の所に来るんだって思うし、でも他の子に任せる訳にもいかないし……あんなインチキそのものの能力相手にどうやって対処すれば良いかなんて目処も全然付いちゃいないし」
リャン・シェンシィ:「来校者の子達の生活だってまだ受け入れきれてないし他の騒動もあるからうちの使える子達やミラちゃんやサレナちゃんも大体手が離せないし、」
リャン・シェンシィ:「あげく今回みたいなバニー騒ぎにまで私が出ることになっちゃうし……エッグだって1つも確保できてないままもうすぐ卒業だってのに、こんな形でアトラちゃんを勝たせられるのかも全然分からないし……仮に無事に卒業できたとして、私の後任の子が銀行をちゃんと引き継いでやっていけるのかも……」
リャン・シェンシィ:「はーっはーっ」単純に一息に離したせいで息が苦しそうになってきている。「……まだいる?」
アトラ・アーリーバード:「…………いや」自分でけしかけたくせに呆気に取られている。
アトラ・アーリーバード:「間違いなく首輪の力は本物だ。もういい」
アトラ・アーリーバード:そう言って、首輪を外す。
リャン・シェンシィ:「……ほら、他人より思考の量が多いってのは、それだけ想定してる不安も多いってわけでさ」
リャン・シェンシィ:首輪を外されて、言い訳がましく続ける。
アトラ・アーリーバード:「溜めるタイプだとは思ってたが思ったよりだな……まあ、ここ暫くで起きたことを思えば詮無いか」
リャン・シェンシィ:「……アトラちゃんは忘れて流すタイプだもんね」恨みがましくじとっとした視線。
アトラ・アーリーバード:「適材適所だ」
アトラ・アーリーバード:明後日の方角へ視線を彷徨わせながら。
アトラ・アーリーバード:「……そうだな。確約はできないが」
アトラ・アーリーバード:こういった前置きをすることは珍しい。
アトラ・アーリーバード:口約束が果たせないことをあまり気にしない女である。本人の認識に間違いがあったり状況が変わることでしばしば起きることだ。
アトラ・アーリーバード:「"冠なき"の勢力は……一部が同窓会に流れるように情報操作をさせよう。貴様らの手が回り切らないことを恨みに思うような恩知らずでも、こちらにとって貴重な人手ではある」
アトラ・アーリーバード:「怪獣王が派手に壊したせいで中心市街が壊滅していてな」
リャン・シェンシィ:「…………」なんだかんだと、状況が逼迫している時にはこういう心遣いのできる奴である事は知っていた。だからこそあまり打ち明けたくはなかった。
アトラ・アーリーバード:「それに……メサイアの手の届くエッグに関して貴様はよくやった。先日シェイルたちが(?)回収したキングダムのエッグは"騎士王"とやらの手にあるらしいが」
リャン・シェンシィ:(……いいや)その感情をみずから嘲る。(つまらない意地だ。彼ら自身の境遇を思えば、居場所があるならその方が良いに決まってる)
アトラ・アーリーバード:「セントラル・六壬・メサイア、キングダム。同窓会勢力が関連する事件であぶり出されたエッグの数は4つ存在することになる。当初の計画より1つ多い」
アトラ・アーリーバード:「私なしでリエゾンロードを倒したのも──信じ難い快挙だ。よくやっている」
リャン・シェンシィ:「……そのへんは大体イノリのおかげじゃん」先の首輪で心の均衡が崩れたのだろうか。半ば拗ねたように呟いている。
アトラ・アーリーバード:「あのなぁ。貴様、イノリのことを特別扱いしてないか?」
アトラ・アーリーバード:「私が成果を上げたときのように、イノリちゃんが好き勝手飛び回れるのはバビロンの後始末やら何やらのお陰なんですけど~? くらい言ってみろ」
リャン・シェンシィ:「……ううう」
リャン・シェンシィ:ぐうの音もでない。
アトラ・アーリーバード:「……ただまあ、こんな気休めを口にしたところでプライメイトオーヴァードのことは何も分からんからな。私の邪魔になる存在なのは確実だし、できるなら始末したいが」
リャン・シェンシィ:「……だったら」
リャン・シェンシィ:息を吐く。さっきまでよりも少し真剣な、あるいは引き締まった面持ち。
リャン・シェンシィ:「……あのね、今日呼んだのはさ。別に危険物の検分のためって訳じゃなくて」
リャン・シェンシィ:そう言って、ポケットから取り出したメモリースティックを強引に押し付ける。
アトラ・アーリーバード:「何っ!? 私の類稀なる観察眼と超直観を見込んでのことではなかったのか!?」
アトラ・アーリーバード:「……これは?」
リャン・シェンシィ:「プライメイトは……月島シランは、私達に執着してる。それで……」
リャン・シェンシィ:「決戦になった時にもし、私がしくじったら」
リャン・シェンシィ:「そこに入ってるのが……その時の保険と、卒業前後の立ち回りと、外の世界での計画と、権利関係の引き継ぎ資料」
リャン・シェンシィ:「要は、私がいなくなった場合に君のすべきことが書いてある」
アトラ・アーリーバード:「……」
リャン・シェンシィ:「……言っとくけど、君だけじゃないよ。まだ私が履行しなきゃいけない何かが残ってる全員に」
リャン・シェンシィ:「同じようなものを渡してる」
リャン・シェンシィ:「私が考える限り。契約に誠実であろうとしたら、こうするしかなかった」
アトラ・アーリーバード:「ふーむ」片手で何度か投げ上げてお手玉する。
アトラ・アーリーバード:「おりゃ」一閃!
リャン・シェンシィ:「……いや聞いてた? 大事な物なんだけど……」
リャン・シェンシィ:「あ」
リャン・シェンシィ:「ああああああーーーっ!???」今日一番の悲鳴!
アトラ・アーリーバード:メモリスティックが両断されたとは思えない轟音が鳴ると、電子部品が砕け散った。
アトラ・アーリーバード:「シェン! 貴様、バニースーツを着て大立ち回りを演じたらしいが、恥ずかしい姿は見せてないだろうな!」
リャン・シェンシィ:「はぁ……? 何を言って……」
アトラ・アーリーバード:「貴様自身にどんな価値があるのかを理解した振る舞いをしているかが心配になったぞ」
アトラ・アーリーバード:剣を床に突きたて(迷惑)彼女の肩を掴む。
リャン・シェンシィ:「か、価値って……別にそんな自分を卑下してるわけじゃないけど……」恥ずかしい姿を見せたことまでは否定しない。できない。
リャン・シェンシィ:困ったような視線を送り返す。
リャン・シェンシィ:「誰だって、マジの危ないことするときには保険くらいかけるでしょ」
アトラ・アーリーバード:「貴様が八方手を尽くし、プライメイトオーヴァードとやらに対立し、神聖二重冠を解放した末に死んだとしよう」
アトラ・アーリーバード:「そんなことが起きたらな、世界はめちゃくちゃにならないとおかしいんだ」
アトラ・アーリーバード:「どいつもこいつもが何をしていいかわからなくなって、先の見通しは立たなくて、未知の恐怖と次の瞬間に己も滅びるかもしれないという恐怖に襲われ半狂乱になったとして──」
アトラ・アーリーバード:「気にするな自分がやられた後のことなんて! 十分だ! 死人にまで面倒を見てもらわなくても!」
アトラ・アーリーバード:「おまえが星徒になったら、かならず私が切り捨ててラグナの守る棺へと叩き込んでやるし」
リャン・シェンシィ:「…………」何もそこまでの状況になるとは限らないでしょ、とか。それをできるようにするための手立てなんだけど、みたいな反論を、常であれば口にしていたかもしれないが。
リャン・シェンシィ:今この剣幕を前にすれば、黙って聞いていることしかできなかった。
アトラ・アーリーバード:「誰が失敗してどんなに酷いことが起きようと、私がすべてなんとかして、貴様達も目覚めさせてやる」
アトラ・アーリーバード:荒くなった息を整えて、手を離した。
アトラ・アーリーバード:「信じられないか?」
リャン・シェンシィ:「…………」少しだけ視線を泳がせて。君に合わせて。「……いや」
リャン・シェンシィ:「…………でも」
リャン・シェンシィ:「もしも嘘だったら、許さない」
アトラ・アーリーバード:「いつも本気だ。後からそうでなくなることも多いがな」
アトラ・アーリーバード:「……だが」
アトラ・アーリーバード:「今吐いた言葉は、一生の本気だろうさ」
リャン・シェンシィ:「……。分かった」それだけを言う。
アトラ・アーリーバード:「……ふん」
リャン・シェンシィ:紙に記すのは、かたちに残すのは、未来が不確かであるからだ。保証を目に見えるものにしたいからだ。……今は、今だけは、そういうものは必要ないと思った。
リャン・シェンシィ:「……えっと」気まずそうに視線を逸らしつつ。「じゃあ……本題の件は、そういうことで」
アトラ・アーリーバード:「ああ。うん……」気恥ずかしいのか、こちらも視線を押収物のほうに戻す。
リャン・シェンシィ:その後は言葉少ないまま、もくもくと危険物の仕分け作業に戻っていきます。
リャン・シェンシィ:どうしよう、アトラさんにバニースーツを着せるためにEDに呼んだけど成り行きで全然そんな空気ではなくなってしまったぞ……!(PL発言)
リャン・シェンシィ:誰か……いないのだろうか!? この状況を一変させられるエネルギッシュなパワーを持った猛者は……!(PL発言)
兎兵器キャノン:「何をやっているの、貴女達ー!」バーン!
兎兵器キャノン:その時……厳重に鍵が閉められているはずの生徒会室の扉があり得ざる力で勢いよく開かれる!
アトラ・アーリーバード:「!? 何奴!」
兎兵器キャノン:「私は正義の化身……兎兵器キャノン!」
リャン・シェンシィ:「ええっ!? えっ?」
リャン・シェンシィ:「ちょっと……施錠とか警備とかどうなってるの!?」
兎兵器キャノン:「貴女達、これはコメディセッションよ!いくらでもエッチなシチュエーションを作れる服従の首輪を使って……何をシリアスしているの!」
アトラ・アーリーバード:「正義だとぉ……? そういう事を言うやつが最も独善的で自己陶酔に他者を巻き込み惨事を起こすと相場が決まっているのだ!」
兎兵器キャノン:「このような狼藉、天が許しても私が許さないわ!」
兎兵器キャノン:「その惨事を望んでいる者たちが居るのよ!食らいなさい性技の光線ーっ!」
アトラ・アーリーバード:「うおおー!」剣を(床から(なんで?))抜いて斬りかかろうとするぞ!
アトラ・アーリーバード:「ウギャーーッ!!!」
兎兵器キャノン:ビビビビーッ!押収品の一つ……全衣服バニー化光線を二人に向かって照射する!
リャン・シェンシィ:「な、何を言ってるのかずっと分からないけど……そうだなこの場合はアトラちゃんが正しい!」どう見ても生徒会室に無断侵入してきた不審者だからだ!
アトラ・アーリーバード:「ハア、ハアッ……一体何が……!」
兎兵器キャノン:「これで……メサイアの正義は守られた……」
リャン・シェンシィ:少し遅れて銃を構えて迎撃しようとしたところで光線が直撃する。
リャン・シェンシィ:「ウワーッこいつ押収品を……!」
アトラ・アーリーバード:大きくシルエットの膨らんだジャケットはいつもどおりだが、その内側に着た服はいつの間にかバニーに変わっている。
リャン・シェンシィ:「ちょっと!私のスーツ台無しになったが……!?」今度はエナメル地のボンテージに脚先がタイツに包まれた、白を基調としたバニー衣装になっている。
リャン・シェンシィ:「誰が正義だこのやろう……! ちょっと!警備班出てきて!」さっそうと飛んでいったキャノンちゃんを捕まえるために通報の連絡を入れつつ走り出します。
兎兵器キャノン:「非対称タイツで生脚と食い込み両方を取ろうとはやるわねアトラ会長……!へそを出しつつそれだけに収まらず謎の紐を通すことで肌面積が減っているのにさらにセクシーさを強調するのもワザマエ……」
アトラ・アーリーバード:肩や背中は勿論胸下や背中にも肌を出させるための構造があり、燕尾服のようなベストの下のレオタード状インナーのへそ周りもひし形に露出している。
アトラ・アーリーバード:「なんだこれは! 貴様が着せたんだろうが!」
兎兵器キャノン:「リャン会長もエナメル生地がスリムな体にフィットして美しいボディラインを強調している……タイツに加えて靴がハイヒールではなくビジネスシューズの儘なのが変化感を強調していてグッドよ!」
リャン・シェンシィ:「丁寧に品評してんじゃね~!」
兎兵器キャノン:「それじゃあ私はこれで失礼するわ。これから不法侵入の罪で監獄に行かなきゃならないからね……」
兎兵器キャノン:駆けつけた警備に手錠をはめられてその場を去っていきます
アトラ・アーリーバード:「ウオーッ、捕まるな! 殺させろ~!」剣を振り上げてシェンに止められています。
兎兵器キャノン:「え?死刑?私が?」
リャン・シェンシィ:「あくまで不法侵入以外は罪ではないと言い張るつもりなのかよ。あっくそ……!」
アトラ・アーリーバード:「くそっ……はあ……」おもむろに携帯を取り出してシェンを撮影する。
アトラ・アーリーバード:「イノリに送るか」ピロリン
リャン・シェンシィ:「おい!何やってんだこいつ!!」
アトラ・アーリーバード:「じゃあ……頑張ろうな、お互い……」
リャン・シェンシィ:止めようとするがこういう咄嗟の行動の反応速度に関してだけはやけに高い水準にいるのがアトラ・アーリーバードという女だ。無事送信されてしまう。
アトラ・アーリーバード:いつもの派手な言い回しもなりを潜め、とぼとぼ帰っていきます。
リャン・シェンシィ:「ちょっと!どのツラ下げて痛み分けみたいな雰囲気出してんだ!明らかに私のほうが社会性ダメージ食らったでしょ今!」
アトラ・アーリーバード:「勿体ないと思ってな」
アトラ・アーリーバード:意味不明なことを言い、バニーの格好のまま去りました。
【ED/小豆橋カノコ&齋藤リッコ】
GM:オーヴァード人材派遣会社だった気がするウォーレン事務所
GM:バニトピアでの一件も一段落し、君達にも漸く日常が戻ってきた。
GM:星庁室への報告を含めた一連の業務が終わる頃、もはや当たり前のように小豆橋カノコさんがやってきて君を労うためにお菓子とか作りに来たりするんじゃないでしょうか。
小豆橋カノコ:キッチンから上機嫌に鼻歌を歌う声が聞こえてくる。
小豆橋カノコ:それに混ざって、生地を混ぜる音、電子オーブンが稼働する音、何かが泡立つ音、衣擦れのような音、悪霊の悲鳴を思わせる軋み。
小豆橋カノコ:こうして異音が聞こえてくるのも珍しいことではない。
小豆橋カノコ:普通にやると数時間かかるケーキづくりを手早く済ませるための技術が使われているらしいが、君は詳しい話は知らない。
齋藤リッコ:(今回は何作ってるのかしら……)
齋藤リッコ:厨房に立ち入ってもプロの足を引っ張るだけだ。大人しくテーブルを拭いたり、食器を並べたりして待っている。
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:ちょうど社員は出払っていて、今事務所には自分とカノコしかいない。
齋藤リッコ:(気にしてなかったけど……これって今……二人きり……よね……)
齋藤リッコ:急にそわそわしてきて、ソファに何度も座りなおしたり、足をせわしなく組み替えたり、両の掌をもぞもぞさせたりする。
齋藤リッコ:(いやいや……こんなの別に何度もあったことでしょ……?付き合いだしたからって急に意識しすぎ……!)
齋藤リッコ:(……いや……でも……そうよね……)
齋藤リッコ:(もう友達じゃないのよね…… 付き合ってる……こ……恋人……なのよね……)
齋藤リッコ:深呼吸して落ち着こうとするも、いつもと変わらない鼻歌と物音がやけに気になって仕方がない。
小豆橋カノコ:「お待たせしました~」
小豆橋カノコ:次いでぱたぱたという足音。
小豆橋カノコ:「ガトーショコラです♪ 今回の緑色はアボカドを練り込んでるんですよ」
小豆橋カノコ:テーブルにスイーツの乗った皿を置く。なぜかバニー姿で。
齋藤リッコ:「あっ……早かったの……ねぇえええ!?」
齋藤リッコ:思わずソファから転がり落ちる。
齋藤リッコ:「……カノコ!?!?」
小豆橋カノコ:「あっ危ないです!」
小豆橋カノコ:「はい、カノコですよ」
小豆橋カノコ:ちょこんとガトーショコラにメレンゲ人形を置く。ツクシちゃんの着ていた凶悪なピエロのキグルミがデフォルメされているぞ。
齋藤リッコ:「あらかわいい……じゃなくて!!」
齋藤リッコ:「なんでそんな恰好なの!?」
齋藤リッコ:「さっきまで普通だったわよね!?」
小豆橋カノコ:「ええと、それはですね……ひとまず座ってください」
小豆橋カノコ:転げ落ちたリッコさんに手を差し伸べ、ソファに掛けるように促すと、そのまま隣に座る。
齋藤リッコ:「いや……ちょ……ええ……?」
齋藤リッコ:すぐ隣の肌色に目のやり場に困りつつ、
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:すっと立ち上がる。
齋藤リッコ:そのまますたすたと歩いていき、
小豆橋カノコ:「……?」
齋藤リッコ:事務所入り口のカギを締め、『CLOSED』の札を下げて戻ってきて、また隣に座る。気持ち距離を開けて。
小豆橋カノコ:「……なるほど。なるほど……」
小豆橋カノコ:すっと距離を詰めます。
齋藤リッコ:「うっ」
齋藤リッコ:びくりとするも、更に離すことはしない。
小豆橋カノコ:「よかった」微笑む。
小豆橋カノコ:「思ったんです。バニトピアではこういったコンパニオンのような服を着た私達ですが」
小豆橋カノコ:「誰かをおもてなしするどころではありませんでしたし、一度くらいは『正しい用法』で用いておくべきなのではないかと」
齋藤リッコ:「正しい用法……?」
小豆橋カノコ:笑顔のまま、ケーキにナイフを入れて6つのピースに分割する。
小豆橋カノコ:「私がディーラーになって、リッコさんにはギャンブルをして貰います」
齋藤リッコ:「ギャンブルって……このケーキで?」
小豆橋カノコ:「このケーキのうち4ピースはちゃんと美味しいケーキで、うち2ピースは食べるとビリビリするお菓子が入っています」
小豆橋カノコ:「肉体が反射的にこう……アワワワとなるはずなので、基本的には誤魔化せません」
齋藤リッコ:「何なのその技術!? ……あったわねそういうお菓子……」
小豆橋カノコ:「リッコさんから一つずつケーキを選んで、当たりを引いた人は相手に1つ『お願い』ができるというルールにしましょう」
小豆橋カノコ:疑問に思うことがあるかもしれない。
小豆橋カノコ:「食べたらビリビリするケーキを選んだら、普通はハズレなんじゃないか……と考えましたね?」
齋藤リッコ:「うん……思った」素直に頷く。既にバニーの件については流されつつある。
小豆橋カノコ:リッコさんが用意してくれた、テーブルの向かい側にある皿を自分の側に引き寄せる。
小豆橋カノコ:そして、お互いの皿に置かれたフォークを交換した。
齋藤リッコ:「……?」きょとんとしている
小豆橋カノコ:「まだわかりませんか?」
小豆橋カノコ:「このゲームでは、自分が選んだケーキを相手に食べさせるんです!」
齋藤リッコ:「なっ……なんですって~~~!?」
小豆橋カノコ:「あっ逃げちゃだめです!」膝の上に座る!
齋藤リッコ:「ウギャッ!!」
小豆橋カノコ:「ふっふっふ……これで動けませんね」
齋藤リッコ:「え……あ……え……?」タイツとバニースーツのみの感触がダイレクトに伝わってきて完全にギャンブルどころではない。
齋藤リッコ:(柔らか……ていうかか……軽すぎ……)
小豆橋カノコ:「ね、この格好、改めてどうですか? 他の人には見せたくないみたいですけど」
小豆橋カノコ:「私が勝ったら、正直な感想を余す所なく教えてもらいますからね」
齋藤リッコ:「なっ…………!?」
齋藤リッコ:急に絶対に負けられない戦いが始まってしまったことに愕然とする。
小豆橋カノコ:言っている本人もドキドキしているようで、見上げる顔は火照ったように赤い。
小豆橋カノコ:「じゃあ……選んでください」
齋藤リッコ:(……は……?)
齋藤リッコ:膝の上、間近で見るその表情に、ドキドキと動揺が臨界を越えて逆にどこか冷静になっていく。
齋藤リッコ:(可愛すぎるでしょ……)
齋藤リッコ:謎の義憤(?)を抱きつつ、ケーキに視線を移す。
小豆橋カノコ:1ピースの大きさはそれほどでもなく、2,3口で食べ終わりそうです。
齋藤リッコ:「……正解のビリビリケーキを引いて……それを相手に食べさせれば……一つお願いを聞いてもらえる」
齋藤リッコ:「そういうことでいいのね?」
小豆橋カノコ:「……はい」
小豆橋カノコ:1d(残りのケーキの数)で(残りの当たりの数)以下の数値を出せば勝利としましょう
齋藤リッコ:なるほど
齋藤リッコ:「……分かったわ」
齋藤リッコ:「絶対に負けない……」
齋藤リッコ:据わった眼。真剣そのものの表情でケーキを見据えつつ、意識の半分は膝から伝わってくるタイツ越しの感触と体温と重量に割かれている。
齋藤リッコ:「……それじゃあ……」自分に一番近いよう切り分けられたケーキを示し、「……これよ!!」
齋藤リッコ:「あーん」フォークでカノコの口元まで運ぶ。
小豆橋カノコ:「うぇあっ……!」なぜか自分が仕掛けた勝負なのに面食らっています。
小豆橋カノコ:「そうだった……そうでした。あ~~ん……」
齋藤リッコ:ゆっくりと口に含ませ……
齋藤リッコ:1D6
DoubleCross : (1D6) → 5
小豆橋カノコ:っし!
齋藤リッコ:くっ…………
小豆橋カノコ:「もぐもぐ……ほっ……」
小豆橋カノコ:「ビリビリしない……ハズレです、リッコさん」
小豆橋カノコ:「でも……ドキドキしすぎて味がわからなかったので、残りもお願いします」
齋藤リッコ:「ぐ…… まあ最初はね……」
齋藤リッコ:「え……交代じゃ……?」
小豆橋カノコ:「まだリッコさんが選んだピースは残ってますよ!」
小豆橋カノコ:ひかえめに手を振り上げて抗議します。膝の上でお尻がもぞもぞと動くぞ。
齋藤リッコ:「そっかそっか。あ……」そこまで来て自分が何をしているか自覚する。
齋藤リッコ:(あ~ん♡って……これじゃまるで恋人みたいじゃない……!)
齋藤リッコ:(いや恋人なんだった……ていうかお尻が……!あ~~~~~~!!!!!!うわっ……こん…… あぁ~~~~~~!!!!!)
齋藤リッコ:「は……はい。あ~ん……」
小豆橋カノコ:「あ~ん♡」
齋藤リッコ:意識していない振りをしつつ、ぎこちない笑顔でケーキを口元に運ぶ。
小豆橋カノコ:好きな人に手ずからケーキを食べさせてもらう……こんなに幸福なことがあるだろうか……という表情で残りを食べきります。
齋藤リッコ:(……やばい……)
齋藤リッコ:誰より愛する少女が自分の膝の上であーん♡したケーキを頬張っている……バニースーツ姿で。
齋藤リッコ:(何……?この状況…………)
齋藤リッコ:恋愛経験などまるで無いリッコにとっては完全にキャパシティを越えている。思考能力は既に限界を迎えつつある。
小豆橋カノコ:「では、次は私の攻撃手番ですね」
小豆橋カノコ:1d5<=2 えーい!
DoubleCross : (1D5<=2) → 4 → 失敗
小豆橋カノコ:うう……
齋藤リッコ:ほっ……
小豆橋カノコ:ケーキを選び、自分の皿に置く。交換したリッコさんのフォークが沈み込む。
小豆橋カノコ:ガトーショコラを選んだのは、生地に粘性が有り不安定な姿勢でもフォークからこぼれ落ちづらいと思ったからだ。体を傾けると、意を決してケーキを差し出す。
小豆橋カノコ:「はい、あ~ん。ですよ。リッコさん」
齋藤リッコ:「う……。あ……あーーん……」
齋藤リッコ:三重くらいの緊張を抱えつつ、こわごわと口を開く。
小豆橋カノコ:「お口、入れますね」
小豆橋カノコ:テンパって要らなさそうな宣言をしながら、フォークを差し込みます。
齋藤リッコ:恐る恐る舌先で触れ、それから思い切ってぱくりと口に含む。
齋藤リッコ:「んぐ……ん……」
齋藤リッコ:「もぐ……うん……」
小豆橋カノコ:どきどき……。
齋藤リッコ:「……おいしい!アボカドって言ってたっけ。確かにまったりしてるけど口当たりが爽やかな感じね」
小豆橋カノコ:「!」
齋藤リッコ:「おいしくて……おいしいわ」ほぼ条件反射的にいつもの食レポをして
小豆橋カノコ:「えへへ……負けちゃった」
齋藤リッコ:「あっ……そっか。はずれ! ふう……」
小豆橋カノコ:「でも、やっぱり最初はちゃんと元のやつを賞味してほしいですから、これでよかったのかも」
小豆橋カノコ:「はい、あ~ん。召し上がれ」
齋藤リッコ:「ん……」冷静になるとまた恥ずかしくなってくる「あ……あ~ん……」
小豆橋カノコ:残った部分を食べさせるよ。
齋藤リッコ:「うん……おいしい……」面映ゆいながらも味わい、飲み込んで「ますます腕を上げたわね……カノコ」
小豆橋カノコ:「リッコさんのお陰ですよお。いつも美味しく食べてくれて、嬉しいです」
齋藤リッコ:「あたしは別に……ふう」ぺろりと唇を舐めて「さあ……またあたしの番ね」
小豆橋カノコ:「確率は1/2……そろそろ怖くなってきましたね」最初から怖い。
齋藤リッコ:「ここを逃すと後がまずい……勝負所ね……」
齋藤リッコ:まじまじと残るケーキを見つめ、真剣な顔で思案して。
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:徐々に視線と意識が膝の上に引っ張られていく。
小豆橋カノコ:「?」立ち絵からはわかりませんが谷間は見えてます。
小豆橋カノコ:分からないことないか これで谷間だけ隠してることないですもんね
齋藤リッコ:(……見えすぎ……胸も肩も……背中も……普段の制服じゃ分かりづらいけど……こんな……)
齋藤リッコ:ボディラインを強調する……というかそのまま出ているその姿に、思わずまじまじと見つめてしまう。
齋藤リッコ:(うわ……小さい……腰細っそ……腕回せちゃいそう……)
齋藤リッコ:無意識に腰に手が伸びそうになり──
齋藤リッコ:「……はっ!!」
小豆橋カノコ:「んっ……」
齋藤リッコ:触れる寸前で我に返る。
小豆橋カノコ:「……私へのお願い、決まりましたか?」
小豆橋カノコ:視線の意味を察したように、目を細めて。
齋藤リッコ:「いや違っ……違う違う!そういうのじゃなくて!!違っ……」
齋藤リッコ:「あっ……わあっ……あぁ~~っ!!」
齋藤リッコ:1D4<=2
DoubleCross : (1D4<=2) → 2 → 成功
小豆橋カノコ:きゃ~♡
齋藤リッコ:勢いのままケーキを選び、そのままカノコに食べさせる!
小豆橋カノコ:「むぐ……んぅっ……!」
小豆橋カノコ:びくんっ!
小豆橋カノコ:膝の上の肢体が痙攣し、余裕ぶっていた目が虚ろに「──っは!」
小豆橋カノコ:「うぅ……当たりです。なんだかクラクラします」
齋藤リッコ:「か……カノコ!?大丈夫……?」
齋藤リッコ:当たりを引いたはずだが、喜ぶより前に心配になってしまう。
小豆橋カノコ:「大丈夫でひゅ……40秒くらいはこれに対する神経が麻痺してるので、残りも食べさせてくらさい……」
小豆橋カノコ:体重を預けて、口を開ける。
齋藤リッコ:「え、えぇ……?大丈夫なのそれ……?」
齋藤リッコ:困惑しながらも、まあ作った当人ならば大丈夫だろう……と言われた通りにする。
小豆橋カノコ:「絶対安全です……リッコさんに食べさせるものなので……」
小豆橋カノコ:食べさせれてはいない。
小豆橋カノコ:もぐもぐと残りを食べきります。
齋藤リッコ:ぐるりと腕を回すようにして、支えて食べさせる。
小豆橋カノコ:こくん、と喉が動き、ケーキを嚥下する。
小豆橋カノコ:「…………」
小豆橋カノコ:「じゃあ……」
小豆橋カノコ:「どうしますか?」
小豆橋カノコ:肩を抱く手に、きゅっと手を添える。
齋藤リッコ:「どう……」
齋藤リッコ:「って……」
小豆橋カノコ:「『お願い』」
小豆橋カノコ:「していいんですよ?」
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:じりじりと頭の後ろが焦げるような感覚がする。ひどく喉が渇いているような気がした。
齋藤リッコ:大きく息を吐きだしたくて──カノコ当人がすぐ眼前にいるから、それも出来ない。
齋藤リッコ:「……ふぅーー…………」
齋藤リッコ:眉間に皺を寄せ、押し殺すように静かにゆっくりと呼吸する。
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:「あのね」
小豆橋カノコ:「! ……はい」
小豆橋カノコ:できるだけ表情を引き締める。
齋藤リッコ:「ギャンブルなんてしなくても……お願いする気だったし、教えてあげるわよ」
小豆橋カノコ:「ほぇ?」
小豆橋カノコ:すっかり要求を受け入れる気でいたので、自分のお願いが先に叶う事態に束の間思考が空白になる。
齋藤リッコ:「その服……」
齋藤リッコ:バニースーツを指差し、大きく息を吸う。
小豆橋カノコ:「……!」
齋藤リッコ:「エッチすぎ!!!!!!!!!」
小豆橋カノコ:「リ、リッコさん……!」
小豆橋カノコ:あまりにもどストレートな言葉に慄きつつも、そこはかとなく嬉しそうな声色!
齋藤リッコ:「可愛いのも勿論あるけど……!出すぎでしょ!肌が!!」
齋藤リッコ:「胸とか……横から見たらほとんど全部見えてるし!!背中も……何なのこのヒモ!? エッチさ以外に何か役に立つの!?」
小豆橋カノコ:「かっ、隠れてる面積だけならほら……ベルトの幅とかで。えーっと……」
齋藤リッコ:「全然足りてないわよ!面積!! 下も……!タイツ着てるからいいみたいなつもりなの!?逆にエッチでしょうが!!」
小豆橋カノコ:「脚もタイツですし」まさに言い訳のような言葉とともにちょっとスーツ部分の生地をめくろうとしたところだった。
齋藤リッコ:「こら!!!!!!!」
小豆橋カノコ:「ひゃっ」
小豆橋カノコ:「……え~。そこまでそんな風に思っててくれたんですね」
小豆橋カノコ:「嬉しいです。もうリッコさんと二人きりの時にしか着ません!」
齋藤リッコ:「……そうして」
齋藤リッコ:「あのね……」カノコちゃんの両肩に手を置き
齋藤リッコ:「……」素肌だと気付いて引っ込め
齋藤リッコ:「……あのね」腕組みしなおす
小豆橋カノコ:その手を掴み、もう一度肩に置く。
齋藤リッコ:「うっ」
小豆橋カノコ:「なんですか? リッコさん」
齋藤リッコ:「……あたし……結構……」
齋藤リッコ:「……怒ってるのよ。分かる?」
小豆橋カノコ:「……え」
小豆橋カノコ:「えっと……それは」考える。
小豆橋カノコ:「……デートが水入りになったことに、私があんまり怒らなかったから?」心当たりを順に挙げていくことにしたようだ
齋藤リッコ:「違う」かぶりを振る
小豆橋カノコ:「ウマミさんの賭けを受け入れたからでしょうか。シェリーさんやツクシさんも巻き込む形になっちゃいましたし……」
齋藤リッコ:「それも違うわ」
小豆橋カノコ:「結局私が、お菓子で危ない兵器……とも取れる何か……を作っちゃったこと?」微妙に往生際の悪い発言。
齋藤リッコ:「そうじゃないわよ」
小豆橋カノコ:「恋人のリッコさんの許可を得ないまま、衆目に肌を晒してしまったから……? あ、わかりました!」
小豆橋カノコ:「私もリッコさんのバニー姿の感想を……言えてませんでした。これです」
齋藤リッコ:「違うわよ!それ!!そっ……違くない!」
小豆橋カノコ:自分も、彼女がここまで雄弁に態度で伝えてくれなければ、ちょっと怒っていたかもしれない。
小豆橋カノコ:「えっ違うんですか? なんだろう…………」
齋藤リッコ:「許可とかそういうのじゃないし……状況的に仕方なかったのはあるけど……」
齋藤リッコ:「……カノコのそんな姿……あんな風に大勢に見せたくなかったの」
小豆橋カノコ:「そんなにエッチかなあ……可愛いデザインだな~とは思いますけど……」
齋藤リッコ:「それと、今も……」
齋藤リッコ:膝の上に乗ったまま向かい合い
齋藤リッコ:「絶対……煽ってるわよね……あたしのこと…………」
小豆橋カノコ:「…………」
小豆橋カノコ:「……な、ナンノコトカナー…………」
齋藤リッコ:「小豆橋カノコ!!」
小豆橋カノコ:「ひゅっ、はい!」
小豆橋カノコ:強い剣幕に縮こまる。
齋藤リッコ:「要するにね……!あなたは……!」
齋藤リッコ:「自覚が足りないの!!自分がどれだけ可愛いのか!!」
小豆橋カノコ:「んなっ……!」
小豆橋カノコ:徐ろにポシェットから謎の危機を取り出して操作する。
メカ音声:『自覚が足りないの!!自分がどれだけ可愛いのか!!』
齋藤リッコ:「録音するな!!!」
小豆橋カノコ:「再現率は……95%くらいか……」
齋藤リッコ:「合成でもダメ!!」
小豆橋カノコ:「すっ、すいません。つい……」
小豆橋カノコ:しぶしぶ音声を消去する。
齋藤リッコ:「いい!?」
齋藤リッコ:「あんたみたいな子が、あんな大勢の前でこんな格好したら……どうなるか分かんないし……!」
齋藤リッコ:「あたし相手にだって……悪戯半分でこんなことしたら……」
齋藤リッコ:「……」
小豆橋カノコ:「こんなことしたら…………?」
齋藤リッコ:「……ど……」
齋藤リッコ:「……どうなるか分かんないでしょ……!」
齋藤リッコ:目を逸らし、耳を赤らめながら零す。
小豆橋カノコ:「えっ……ええ、はい、そ……」
小豆橋カノコ:「そうなのかもしれません……」
小豆橋カノコ:「どうなるか! とにかくどうなるかわかりませんもんね……!」
小豆橋カノコ:何を想像したかごまかすようにリッコから離れる。
小豆橋カノコ:「あ…………でも」
小豆橋カノコ:「……もし、悪戯半分じゃなかったら……?」
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:「…………」
齋藤リッコ:「…………………………」
齋藤リッコ:「お願いの件だけど」真正面からスルーする。
小豆橋カノコ:「はっはい! いたずら全部です! 誰よりもいたずらっ子!」
齋藤リッコ:「……その服。あたし以外、絶対誰にも見せないで」
小豆橋カノコ:「それは…………さっき、でも」
小豆橋カノコ:「はい。わかりました」
齋藤リッコ:「ゲームが無くても言うつもりだったけど……。お願いはそれだけ」
小豆橋カノコ:「絶対にそうします。リッコさんは見てくれるんですもんね」
齋藤リッコ:「いや違…… ……!? ……」
齋藤リッコ:「……そうだけど!!」ヤケ気味
小豆橋カノコ:「では……」そう言って、次のケーキを選ぶ。
小豆橋カノコ:「どうぞ。あ~ん」
小豆橋カノコ:1d3<=1
DoubleCross : (1D3<=1) → 3 → 失敗
小豆橋カノコ:ひ~ん
齋藤リッコ:「これ続くの……!?むぐ……」食べさせられる
小豆橋カノコ:「続きます! 何のために当たりを2個仕込んだと思ってるんですか」
小豆橋カノコ:「せっかくですし、今日はリッコさんにもバニーちゃんになってもらいますからね」
小豆橋カノコ:自分の希望が既に叶ったのをいいことに、2つ目のお願いを繰り上げる気でいるようだ。
齋藤リッコ:「えっ……!?なんであたしまで……もぐもぐ……」
小豆橋カノコ:「私もリッコさんのあの格好、可愛いと思ってるからですけど?」
小豆橋カノコ:「今回の件でおしまいなんてもったいないですよぅ」
小豆橋カノコ:と言いながら、既にハズレだったのを察して、粛々と2口目を掬っている。
齋藤リッコ:「あ、あんなの……もう二度と着ないだろうと思ってたのに……もぐ……」
齋藤リッコ:「……はあ……でもこれでまた先にあたしの番よ」
小豆橋カノコ:「ほら! じゃあ私がこの服処分しちゃってもいいんですか? そういうことですよ」
齋藤リッコ:「くっ……」さっき散々言っておきながらここで『いい』とは言えない。人間とは一側面だけの存在ではないのだ
小豆橋カノコ:「では……選んでください」
齋藤リッコ:残るは2ピースのみ。見かけ上は何の違いもないそれを慎重に吟味して……
齋藤リッコ:1d2<=1
DoubleCross : (1D2<=1) → 1 → 成功
齋藤リッコ:「……こっち!あーん!」
小豆橋カノコ:「は~い。いただきます。あ~ん」
小豆橋カノコ:「んぅっ……やっ」びくっ。
小豆橋カノコ:「当たり……そ、そんなぁ……」
齋藤リッコ:「あっ……や……やった……!」
齋藤リッコ:「喜んでいいのかなんか微妙だけど……両方引けた!」
小豆橋カノコ:「うぅ……私の負けです。この身は煮るなり焼くなり……」
齋藤リッコ:「う……うーん……そうね……」
齋藤リッコ:お願いなど何も考えていなかった。少し頭を悩ませて。
齋藤リッコ:「じゃあ……そうね」
齋藤リッコ:「カノコ……質問に答えてもらっていい?一つ……もしかしたら二つかも」
小豆橋カノコ:「質問……」ごくり。
小豆橋カノコ:「いいでしょう。私が仕掛けた勝負、どんな秘密でもお答えしますよ」
小豆橋カノコ:「二つ目があったとき答えるかどうかは……ノリとかで判断します」
齋藤リッコ:「……分かった。それじゃあ、質問」
齋藤リッコ:少し真剣な──緊張したような──表情になって、両の掌を組む。
齋藤リッコ:「……カノコは……」
齋藤リッコ:「……あたしと一緒にいて、楽しい?」
小豆橋カノコ:「…………えー…………?」
小豆橋カノコ:「楽しくない人がこんな事すると思いますか? ねえ」
小豆橋カノコ:最後に残ったはずれのケーキを取り、口にねじ込む。
齋藤リッコ:「むぐっ……」
齋藤リッコ:「……」咀嚼しきるまでじっとりと見つめながらも黙っている。意外と育ちがいい。ごくりと飲み込んで
齋藤リッコ:「……真面目に聞いてるの」
小豆橋カノコ:「ですが、こういう当たり前のことこそ、ちゃんと伝える必要があるという流派なのでしたら」
小豆橋カノコ:「楽しいですよ。リッコさんも、そう思ってくれてるんですよね」
小豆橋カノコ:「自分だけが楽しいんじゃないかって、不安になるから」
小豆橋カノコ:「でも、私はやっぱり、そういう疑念はあんまりないんです」
小豆橋カノコ:「表情も仕草も、すごく素直なんだもの。あなたの」
小豆橋カノコ:隣に座る彼女を見る。今だって、緊張していたのが、生半可なつもりの問いではなかったのがよく分かる。
小豆橋カノコ:「ずっと楽しかったですよ。初めて出会った時から。ずっとそう」
小豆橋カノコ:肩を寄り添わせ、リラックスした調子で。
齋藤リッコ:「……あたしは……」
齋藤リッコ:「勿論、カノコと一緒にいると楽しいけど……」
齋藤リッコ:「あたし、他の子と違って何の取り柄もないし……」
齋藤リッコ:「それに……」そこで急に言い淀む。
小豆橋カノコ:(まだそんなこと言ってるんですか)
齋藤リッコ:「……あ、あたし……」
齋藤リッコ:ひどく恥ずかしそうに頬を染め
齋藤リッコ:「……あたし……誰かをちゃんと好きになったことって、今まで無くて……」
小豆橋カノコ:「……」
齋藤リッコ:「何となく漠然と……男の人を好きになるんだろうなって思ってて……ドラマとか漫画とか見て……そういうものだと思ってたから……」
齋藤リッコ:「だから……その……女の子同士の恋愛って……どうしたらいいのか分かんなくて……」
齋藤リッコ:声が徐々に弱々しくなっていく。
小豆橋カノコ:「えっ……でもリッコさん、モテてますよね?」
齋藤リッコ:「えっ……」きょとんとして「何が?」
小豆橋カノコ:「私だって気になりますからね」
小豆橋カノコ:「かんな先生から聞いてるんですよ。曰くキングダムの魔法局に親密な女の子がいるとか……あなたに口説かれたメサイアの暗殺武芸者がまんざらでもない様子だったとか……」
齋藤リッコ:「先生が!? ええ? いやいや……」かぶりを振って
小豆橋カノコ:「やっぱりお気づきでなかったんですね」呆れたように。
齋藤リッコ:「二人とも友達よ? くど……!?口説いた覚えもないし……」
小豆橋カノコ:「そうですね。知ってたのでそれでいいです」
小豆橋カノコ:「それで……モテないからなんですって? ちなみに私も女の子同士の恋愛のことは別に詳しくないんですけど」
齋藤リッコ:「あ、うん……? ……それでね」
齋藤リッコ:「それでその……調べてみたんだけど」
齋藤リッコ:「ネットとか……そういうの詳しい友達に聞いたりして……」
小豆橋カノコ:「詳しい友達…………?」
齋藤リッコ:何を調べてきたのか、僅かに頬の赤みが増す。
小豆橋カノコ:こちらは表情には出さないもののややツインテールの先端が逆立ち、警戒の体勢を取っています。
齋藤リッコ:「……カノコは……その……」
齋藤リッコ:迷うような上目遣いで、ちらりとその顔を見る。
齋藤リッコ:「……何か、無いの?」
齋藤リッコ:「……あたしとしたいこと……」
小豆橋カノコ:「したいことは……普段から口に出してますけど、そういうことじゃないんですよね」
小豆橋カノコ:「あの、良いですか? 『女の子同士の恋愛に詳しいお友達』がいらっしゃるとのことですが、今のリッコさんにその方の情報の妥当性を判断する能力は……残念ながらありません!」
小豆橋カノコ:「ですから何か……ここで私の回答を引き出して……その実行に対し不安があり、『練習』を持ちかけられたとして……」
小豆橋カノコ:「その人とではなく絶対に私とやってください。約束してくださればお答えします」
齋藤リッコ:「えっ……えっえっ……?」困惑して
小豆橋カノコ:「いいですね」目が据わっている。
齋藤リッコ:「う、うん……?」気圧されるようにこくりと頷く
小豆橋カノコ:「では」すぅ、はあ。深呼吸する。
小豆橋カノコ:「キス、したいです。口同士で」
齋藤リッコ:「うん……」
齋藤リッコ:「……えっ?」
齋藤リッコ:「……きっ……き……きききキス!?!?!?」
小豆橋カノコ:「は?」
小豆橋カノコ:「何のつもりだったんですか?」
齋藤リッコ:ガタン!と机を揺らして飛び退く。
齋藤リッコ:「あ、あたしはただ……」
齋藤リッコ:「あたしが何も知らないせいで、カノコに何か我慢させてたらやだなって……」
齋藤リッコ:「いや……でも……それが……そういうこと……なのね……?」
小豆橋カノコ:「デートもして、旅行もして、膝に乗せてもらってケーキを食べさせ合いっこしてるのに…………?」
小豆橋カノコ:「いや、そんな不満、とかじゃないですけどお……でもシェンさんにも、えっまだなの君らって顔されましたし……」
小豆橋カノコ:「別に我慢とかしてないですけど。リッコさんとはポッキーゲームなんていう……までしたのに……その発想すらないことに驚いたりしてませんけど……」
齋藤リッコ:「し……してるじゃないの!我慢!明らかにしてるじゃないの!」
小豆橋カノコ:「今回の件で、そういった憧れがあることをご留意して貰えると、うれしいんですけど……」
小豆橋カノコ:ちらっ
齋藤リッコ:「分かったわよ……! い、いいわ! ……しましょう! きっ……キス……!」
小豆橋カノコ:「やった……! じゃなくて」一瞬ぐっとこぶしを握るがすぐに拗ねモードに戻る。
小豆橋カノコ:「せっかくだしリッコさんにもバニーガールでお揃いになってもらって、したいんですけど……」
齋藤リッコ:「え゛っ……」
齋藤リッコ:「い……要るの?それも……」
小豆橋カノコ:「じぃっ……」
齋藤リッコ:「だって初めての……うっ……」
齋藤リッコ:「わ、分かったわよ……!着ればいいんでしょ……!」
小豆橋カノコ:「やったあ♡」
齋藤リッコ:「じゃあ……着替えるから……」諦めたように立ち上がる「ちょっと待ってて」
小豆橋カノコ:「は~い」脱衣所に向かっていくリッコさんに手を振ります。
齋藤リッコ:……やがて、普通に着替えるよりだいぶ遅い、葛藤が伺える時間が経ち。
齋藤リッコ:静かに扉が開き、リッコが緊張した面持ちで戻ってくる。
齋藤リッコ:純白のレザー素材で作られたスーツ。タイツは同じく白だが、僅かに肌の色が透けている。
小豆橋カノコ:「はわ~」
小豆橋カノコ:目をキラキラさせて眺めています。
齋藤リッコ:身体のラインが露骨に分かる構造からは、大人の女というよりまだ少女と呼ぶに近い発育が見て取れる。
齋藤リッコ:鍛えられたしなやかな筋肉と、あどけない顔つき、胸や、腰から臀部と太腿にかけての柔らかなシルエットが奇妙な調和を生んでいる。
小豆橋カノコ:「最近のコート姿もかっこいいですけど」
小豆橋カノコ:「やっぱりリッコさん、プレーンに完結したデザインがよく似合ってます」
小豆橋カノコ:「あなたは私の事を守ろうとしてジャケットを譲ってくれたけれど」
小豆橋カノコ:「あの時も、こっちのほうがリッコさんらしいなって、ちょっと思ってたんですよ。へへ……」
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:「……満足……?」
齋藤リッコ:羞恥、憮然、我慢、不安、喜び……様々な感情が入り混じった表情をしている。
小豆橋カノコ:「まだです!」
小豆橋カノコ:猛然と立ち上がり、歩み寄り、壁際に追い詰める。
齋藤リッコ:「うっ……!?」
小豆橋カノコ:……手を取った。もう片側の手が、頬に添えられた。
小豆橋カノコ:軽くつま先立ちになって、視界の端にうさぎの耳の影が交差するのが見えた。
小豆橋カノコ:目を閉じる。
小豆橋カノコ:「……来て、ください」
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:その光景に、思わずごくりと喉が鳴る。
齋藤リッコ:「カノコ……」
齋藤リッコ:「その前に一つ……いい?」
小豆橋カノコ:「なんですか?」
齋藤リッコ:「……あたしね……」
齋藤リッコ:じっとその顔を見つめて
齋藤リッコ:「多分カノコが思ってるより、かなり……カノコのこと好きなの」
小豆橋カノコ:「……っ」
小豆橋カノコ:心臓が跳ねる。相当に好かれている想定がなければしないことばかりしていると思うのだが、その想定すら上回るということなのだろうか……。
齋藤リッコ:「キスだって……本当言うと、あたしだってずっとしたかったに決まってる」
齋藤リッコ:「でも、我慢してた。そんなことしたら……」
齋藤リッコ:「多分、もっと好きになっちゃうから」
小豆橋カノコ:「リッコさん……」
齋藤リッコ:焦がれるような瞳で、間近にあるその瞳を見据える。
齋藤リッコ:「そうなったら……自分でも、どうなるのか分からない」
齋藤リッコ:「……いいのね?」
齋藤リッコ:「本当に……」
小豆橋カノコ:「……ふふ」
小豆橋カノコ:「何をされてもいいって思ってるから、こんなゲームをしたに決まってるのに」
小豆橋カノコ:「そんな事言われたら、止まれるわけ、ない」
齋藤リッコ:「────」
齋藤リッコ:何かを言おうとした──が、最早言葉を作る余裕など無かった。
齋藤リッコ:背に手を回し、抱き寄せるように身を屈める。
齋藤リッコ:そうして、一息に唇を奪った。
小豆橋カノコ:強く抱き返す。歓喜に身を任せ、全身で彼女を感じられるように。
小豆橋カノコ:初めての恋人のキスは、柔らかくて、熱くて。
小豆橋カノコ:──少しだけ、チョコの味がした。
齋藤リッコ:「……っ……」
小豆橋カノコ:「……ぷぁっ」
小豆橋カノコ:ぽー…………。
小豆橋カノコ:蕩けた表情で見上げる。
齋藤リッコ:ぎゅう、と抱き締めて、そのまま何度も唇を重ねる。
齋藤リッコ:触れるだけの、技巧も何もない、子供のような口付け。
小豆橋カノコ:(リッコさん、必死だ……)
小豆橋カノコ:こちらも熱に浮かされたように拙いキスで応えながら、頭の何処かの冷静な部分が、彼女の様子を記憶に焼き付けようとしていた。
小豆橋カノコ:(かわいい…………)
小豆橋カノコ:誰も止めるものがいない、止める必要があると考えるものも。どこまで行ってしまうのだろう。
小豆橋カノコ:もしかして……ずっと先。
小豆橋カノコ:卒業したあとにすることになるだろうと思っていた行為にまで、踏み入ってしまうのだろうか。
齋藤リッコ:「……どうしよう……」
齋藤リッコ:惑うような、途方に暮れて、怯えるような表情。両の瞳から、ぽろぽろと大粒の涙が零れる。
齋藤リッコ:「……カノコ」
小豆橋カノコ:「リッコ、さん……」
齋藤リッコ:「……好き」
齋藤リッコ:「好きなの」
齋藤リッコ:「大好き……」
齋藤リッコ:自分より小さな彼女に抱き着く。それは縋るようですらあった。
小豆橋カノコ:「うふふ……はい!」
小豆橋カノコ:飛びつくように首に手を回すと、そのままソファに引き倒す。
小豆橋カノコ:「私もです。だから……」
小豆橋カノコ:手を離す。無防備を殊更に示すように、左の手を上へと投げ出し、右手で首元のリボンをほどいて────。
案定オクレ:ドンドンドンドンドン!事務所の扉が力強く叩かれる
小豆橋カノコ:びくうっ!
案定オクレ:「あれー!?リッコさんなんで鍵かかってるんですかー!開けてください~!これじゃ中に入れないです~!」
齋藤リッコ:「おわあぁああぁあ!?」
案定オクレ:「おかしいなあ……営業時間が終わっても、この時間はまだ中にいるはずなのに」
小豆橋カノコ:「あっ……あっ……お、オクレ、さん……」
齋藤リッコ:一気に飛び退いて物陰に隠れる。
小豆橋カノコ:そうだ。ここは齋藤リッコの職場である。何をしようとしていた?
案定オクレ:「あっ!リッコさんの声!カノコさんもいるんですか?オクレです~!鍵開けてください~!」
齋藤リッコ:「あっ……おおおおオクレ!? ずいずい随分早かったのね!!」別に早くはない
小豆橋カノコ:「は! はい! そうだ虫!」
小豆橋カノコ:「おおお大きい虫が出たので、少しだけ待ってください!!!」
案定オクレ:「えへへ……そうですか?これでも毎日地理を覚え始めているんです!」早くはないが自慢気
齋藤リッコ:「今開けるから!ちょっと待ってて!!」バニースーツを着替える暇もない。そのまま上からいつもの制服を着込む。
案定オクレ:「虫くらいだいじょうぶですよ~。でも心配してくれてありがとうございます!」
小豆橋カノコ:こちらは大急ぎでバニー服をロッカーに詰め込み、慌ててそこにあった浴衣を引っ張り出して着ています。
齋藤リッコ:「カノコ……!もう開けて大丈夫!?」
小豆橋カノコ:「はぁはぁ……すいませんもう見て大丈夫です! 締めました!」
齋藤リッコ:「よし……!いや~悪かったわねオクレ!虫がね……!すごい虫が出たのよ!もうすごい……大きくて……小山くらいあって……」
小豆橋カノコ:「リッコさんが倒してくれなければメサイアが滅びているところでした……」
齋藤リッコ:微妙に乱れた着衣で扉を開ける。ほとんどいつもの恰好だが、普段は履かない白タイツがそのままになっている。
案定オクレ:「小山くらい……!?流石にそれは見たくないかもです……」
案定オクレ:「激戦だったんですね~……二人共顔が真っ赤です」
小豆橋カノコ:こちらも襟元が逆になった浴衣で出迎えます。
齋藤リッコ:「エッそう!?ああ~それはもう……動いたから!ものすごく速くて……あり得ないほど激しく……」
小豆橋カノコ:「はい……リッコさんの熱操作の余波で、さっきまで気温が高くて……」
小豆橋カノコ:オクレさんと目を合わせられない。
齋藤リッコ:二人ともに目を合わせられない。
小豆橋カノコ:「じゃ、じゃあ行ってきます~~~~!」何に?
案定オクレ:「あのリッコさんが今までにないほど早く……!?大変です~!」
小豆橋カノコ:服も荷物も置いて"ウォーレン"を駆け出していきます。
齋藤リッコ:「あっもう?行くのね!あの……アレに!アレにね!気を付けてね~~!」
案定オクレ:「い、行ってらっしゃい?」
案定オクレ:「私が居ない間に大変だったみたいですけど……リッコさんたちが無事で良かったですね~」
齋藤リッコ:「ええ!本当にね!もう何事もなく……」
齋藤リッコ:「……何事もなくね……!あはは……はは……」
案定オクレ:「そんなに激戦だったなら、リッコさんも疲れたんじゃないですか?今お風呂沸かしてきちゃいますね!」
齋藤リッコ:「あっそ……そう?悪いわね帰ってきたばっかりで……お願いするわ!」
案定オクレ:お風呂の準備をしにロッカーを開けて「はーい!……?あれ?見たことない服が増えてます?」
齋藤リッコ:「ああ~~っそれは!!!!!」
齋藤リッコ:オクレの手から服が消えている。時間停止までして一瞬でひったくった。
齋藤リッコ:背中に隠し「すごい仕事の重要な機密のすごいセントラルドグマのアレだから見ない方がいいわ!!大丈夫!!お風呂お願い!!!!」
案定オクレ:「はわわ……リッコさんリエゾンロードに加えてセントラルドグマとの繋がりまで……!?私は何も見てないです~!」
案定オクレ:恐れをなしてお風呂の方に飛んでいきます
齋藤リッコ:「はあ……はあ……」
齋藤リッコ:オクレを見送り、散らかった事務所のソファにぐったりと倒れ込む。
齋藤リッコ:まだ微かに体温の残るバニースーツから、お菓子にも似た甘い香りがふわりと漂った。
齋藤リッコ:「うう……」
齋藤リッコ:両の掌で顔を覆い、弱り果てて一人呻く。
齋藤リッコ:「どうしよう…………」
齋藤リッコ:途方に暮れる。風呂場の方から、浴槽を洗う水音が聞こえてきた。