GM:
GM:1R!セットアップ!
三日月ユウキ:こちらはなし!
“ブラインドネス”:なし。
GM:イニシアチブ15、“ブラインドネス”の手番です
“ブラインドネス”:マイナーで≪陽炎の衣≫+≪光芒の疾走≫
“ブラインドネス”:隠密状態になり20メートル後退。
エンゲージ
“ブラインドネス”[15]
(40m)
三日月ユウキ[9]
三日月ユウキ:引き撃ち野郎!
“ブラインドネス”:メジャー ≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪見えざる死神≫
“ブラインドネス”:対象三日月ユウキ。
三日月ユウキ:来い!
“ブラインドネス”:12DX7+14
DoubleCross : (12R10+14[7]) → 10[1,2,3,4,7,7,7,7,7,9,9,9]+10[2,2,7,7,7,7,8,9]+10[1,2,4,5,7,8]+10[5,7]+6[6]+14 → 60
三日月ユウキ:強すぎる
三日月ユウキ:ドッジします。
三日月ユウキ:3DX+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[2,4,8]+1 → 9
“ブラインドネス”:ダメージ。
“ブラインドネス”:7D10+58
DoubleCross : (7D10+58) → 18[1,1,3,9,1,2,1]+58 → 76
三日月ユウキ:ダメージ出すまでもなく死ぬ!ダイス目死ぬほど悪いけど死ぬ!リザレクト!
三日月ユウキ:固定値高すぎだろ!
三日月ユウキ:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 1[1]+68 → 69
三日月ユウキ:リザレクトです。侵蝕値は69に。
“ブラインドネス”:“ブラインドネス”の姿が消えると同時、君の胸に激痛が走る。
“ブラインドネス”:先の戦闘で受けたのと同じ攻撃。腹の内部から、無数の矢が飛び出てくる!
三日月ユウキ:「かっ……!」迷彩が一瞬乱れ、胸に矢の突き刺さった三日月の姿が露になる。
“ブラインドネス”:空間を操作しての、内から外への射撃。“ブラインドネス”の必殺だ。
三日月ユウキ:だが、血を吐きながらもその顔には笑み。
三日月ユウキ:此方の手番で良ければ、。マイナーで完全熱光学迷彩を使用。隠密状態に。メジャーで射撃攻撃。
三日月ユウキ:対象は"ブラインドネス"。
GM:どうぞ!
三日月ユウキ:6DX+32
DoubleCross : (6R10+32[10]) → 10[1,1,1,6,7,10]+9[9]+32 → 51
三日月ユウキ:初めての回転……!
“ブラインドネス”:ドッジ ≪リフレックス:エンジェルハィロゥ≫+≪神の眼≫
三日月ユウキ:うおおお……!リフレックス!
GM:9DX7+10
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[1,1,1,2,4,5,7,7,7]+10[5,7,10]+10[4,10]+5[5]+10 → 45
三日月ユウキ:やっぱりつええぞこいつ!
“ブラインドネス”:≪黒き明かり≫
“ブラインドネス”:あいや振った直後か
“ブラインドネス”:駄目!当たる!
三日月ユウキ:残念ながら俺には効かん
三日月ユウキ:隠密状態だから対象に取れないぜ
GM:こ……こいつ!!
GM:ダメージどうぞ
三日月ユウキ:ダメージ!
三日月ユウキ:6d10+40
DoubleCross : (6D10+40) → 38[3,3,9,5,8,10]+40 → 78
三日月ユウキ:ここに来てダイス目が相当いい……!
“ブラインドネス”:まだ生きている!
三日月ユウキ:ひゅ がっ!
三日月ユウキ:"ブラインドネス”の狙撃が着弾する直前、ほぼ同時に放たれた三日月の矢が
三日月ユウキ:遮蔽物ごと、"ブラインドネス”の体を貫く!
“ブラインドネス”:「!!」
“ブラインドネス”:ばちん、と電光が一瞬迸り、“ブラインドネス”の光学迷彩が一瞬解除される。
三日月ユウキ:「技量では……敵わんな。だが……捉えた」
三日月ユウキ:「次は追いつくぞ、"ブラインドネス”」
三日月ユウキ:胸の弓を圧し折りながら、再び迷彩が起動。姿がかき消える。
GM:クリンナップセットアップなしですね、再びブランドネスの手番
“ブラインドネス”:マイナー≪陽炎の衣≫+≪光芒の疾走≫
“ブラインドネス”:隠密状態になり20メートル後退。
エンゲージ
“ブラインドネス”[15]
(60m)
三日月ユウキ[9]
“ブラインドネス”:メジャー ≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪見えざる死神≫
“ブラインドネス”:12DX7+14
DoubleCross : (12R10+14[7]) → 10[1,1,1,3,6,7,8,8,8,9,9,9]+10[3,4,7,8,9,10,10]+10[1,1,4,10,10]+6[5,6]+14 → 50
三日月ユウキ:ぐが~!
三日月ユウキ:ドッジ!
三日月ユウキ:3DX+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[1,9,10]+9[9]+1 → 20
“ブラインドネス”:6D10+58
DoubleCross : (6D10+58) → 26[8,4,5,2,1,6]+58 → 84
三日月ユウキ:リザレクト!
三日月ユウキ:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 10[10]+69 → 79
三日月ユウキ:合わせれば平均……!
三日月ユウキ:此方の手番だ……!
“ブラインドネス”:“ブラインドネス”の視線が変わる。刹那の交錯。その一瞬で、三日月ユウキを倒すべき敵として捉える。
“ブラインドネス”:静寂の虚空から放たれた矢。それが貫くのは、
“ブラインドネス”:射手の生命線——両の眼!
三日月ユウキ:三日月ユウキが鍛え続けてきたのは、狙撃の技術のみ。"ブラインドネス”ほどの技量を持った射手の攻撃を回避することは叶わない。だが……
三日月ユウキ:……ガギャッ!
三日月ユウキ:響いたのは人の肉を貫いたとは思えない硬質な破壊音。迷彩が乱れた中から現れたのは、人工皮膚が剥がれ
三日月ユウキ:金属に置換された骨格と、青白く輝く機械の瞳
“ブラインドネス”:「!!」
“ブラインドネス”:攻撃と同時、ほんの一瞬姿を現した“ブラインドネス”が、僅かに目を見開く。
三日月ユウキ:「俺はお前のように甘くはない」
三日月ユウキ:「強くなるために全てを捧げてきた。俺に……」
三日月ユウキ:「弱点はない」
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩を使用。メジャーアクションで《見えざる死神》を使用しながら攻撃
“ブラインドネス”:≪フラッシュゲイズ≫……届かない!
三日月ユウキ:ダイスが一個増える。固定値だけではわからないからな……。お前には……特別性だ!
三日月ユウキ:8DX+32
DoubleCross : (8R10+32[10]) → 10[1,3,5,7,9,10,10,10]+7[1,4,7]+32 → 49
“ブラインドネス”:ドッジ!≪リフレックス:エンジェルハィロゥ≫+≪神の眼≫!
“ブラインドネス”:9DX7+10
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[2,4,4,4,5,7,8,9,9]+10[1,1,5,9]+10[7]+6[6]+10 → 46
“ブラインドネス”:何だと……!?
三日月ユウキ:5d10+46 ダメージも……上がる!
DoubleCross : (5D10+46) → 33[8,10,3,4,8]+46 → 79
“ブラインドネス”:HP72!
“ブラインドネス”:死亡!復活エフェクトなし。
GM:戦闘終了です。
三日月ユウキ:三日月の姿がかき消える。同時に、モール内全てを満たすように。無数の光条が走る。
三日月ユウキ:単体では意味をなさない可視光線は、しかし僅かに存在する"ブラインドネス”の迷彩の揺らぎを白日の下に晒す
三日月ユウキ:「捉えた」
三日月ユウキ:光条、暗殺者にあるまじき、勝利を確信した呟き。それらの発せられた場所とは全く異なる場所から致命の一矢が飛来し、ブラインドネスを貫く。
“ブラインドネス”:「——」驚愕に目を見開く。隠密武装を知り尽くしているからこその弱点。
“ブラインドネス”:返しの矢を放とうと掲げた腕が、喉と共に一矢に貫かれる!
“ブラインドネス”:「か……っ……!!」
三日月ユウキ:タイミングを悟られかねない、デコイを使った狙撃。恐らく一度しか通用しなかっただろう。
三日月ユウキ:「お前の敗因は……最初の一矢で俺を仕留め損なったことだ」
“ブラインドネス”:再び光学迷彩を起動。虚空から大量の鮮血だけが噴き出す。
“ブラインドネス”:虚空からもがき苦しむ音だけが響き、
“ブラインドネス”:やがて、どさり、と透明化したまま崩れ落ちる。
“ブラインドネス”:死体は見えないが、周囲に血溜まりが広がっていく。
三日月ユウキ:「今まで死体からしか学べなかった俺の業は、お前の狙撃を直接見ることで完成した」
三日月ユウキ:姿を表さず、声だけが無人のショッピングモールに響く
三日月ユウキ:「落ちぬ星はなく、明けない夜はない。だが、もう一度朝日を見られるとは限らない……それが俺たちだ」
三日月ユウキ:「お前の強さに敬意を表する。この、誰も居ない孤独な夜がお前の最後には相応しい」
三日月ユウキ:「月の光に抱かれて眠れ」
三日月ユウキ:迷彩を解くことも、ブラインドネスの死体を確認することもせず、その場を去ります
三日月ユウキ:静寂の中、崩れた天井から差し込む月の光が、赤く染まった血の海を照らしていた。
GM:---
GM:“ブラインドネス”から逃れた木虎は、ミアセラを連れ、夏目達と合流すべく急いでいた。
ミアセラ:「離して……!ツグミ……!!」
ミアセラ:「もう、いいの……!私は、やっぱり……」
ミアセラ:「皆に助けてもらう資格なんて、無い……!」
木虎ツグミ:「ミアちゃん!」 走りながらも声を張って、言葉を遮る。
木虎ツグミ:「謝らないといけないことが二つあるんです!
ミアセラ:「……え……!?」
ミアセラ:戸惑いの表情。
ミアセラ:「あ、謝らなくちゃいけないのは……私のほうで……!」
木虎ツグミ:「まず、最初にあったときの約束守れなくてごめんなさい!」
木虎ツグミ:珍しく、ツグミにとっては本当に珍しいことに相手の言葉を無視して続ける。
木虎ツグミ:「守るって、助けるって言ったのに守れませんでした!怖い目に合わせちゃいました!」
木虎ツグミ:「本当にごめんなさい!」
ミアセラ:「……! そんなの……!違うよ!だって、私は……!」
木虎ツグミ:「それに!ミアちゃんのこと、スターゲイザーから聞いちゃったんです!」
ミアセラ:「!!」
ミアセラ:その言葉に目を見開く。
木虎ツグミ:「多分、ミアちゃんが話そうとしてくれてたことでした!ミアちゃん自身から聞いたほうが良いことだったとも思います!」
木虎ツグミ:「だからその二つのこと、ごめんなさい」
ミアセラ:「な……なんで……」
木虎ツグミ:腕の中のミアと目を合わせて、言葉を紡ぐ。
ミアセラ:震える声で口を開く。
ミアセラ:「なんで……それを聞いて……」
ミアセラ:「まだ、私のことを……助けようとしてくれるの……?」
ミアセラ:「私……悪い子なんだよ」
ミアセラ:「この街も……世界も」
ミアセラ:「私のせいで、めちゃくちゃになって……」
ミアセラ:「でも、それをツグミに黙って……!最初に言わなきゃいけなかったのに……!」
ミアセラ:「私には……」
ミアセラ:「ツグミに助けてもらう価値も、」
ミアセラ:「チョコケーキを食べる資格も、無い……!!」
木虎ツグミ:「ミアちゃん」
木虎ツグミ:「ちょっとだけ、私の昔の話を聞いてもらえませんか」
ミアセラ:「…………?」涙に濡れた顔を上げる。
木虎ツグミ:「私、記憶喪失なんです。三年前より昔の記憶が全然なくて」
木虎ツグミ:「自分の名前も、どこに住んでたかも、誰と一緒にいたのかも何にも覚えてないまま」
木虎ツグミ:「路地を歩いてたのを補導されて、それで今所属してる十一支部に来ました」
ミアセラ:「記憶……ツグミが……?」
木虎ツグミ:「はい!……三年前の私は空っぽでした」
木虎ツグミ:「物の名前とかは知ってても、何が良いことで何が悪いことかとかが分からなくて」
木虎ツグミ:「誰かに言われたことを全部信じるばっかりでした」
木虎ツグミ:「だから、私が今の私になったのはお父さんとお母さんと支部の皆が」
木虎ツグミ:「正しいことを教えてくれたお陰なんです」
ミアセラ:「正しいこと……」
木虎ツグミ:「もしも、私が出会ったのが十一支部じゃなかったら」
木虎ツグミ:「例えば、FHとかの悪い人たちだったら」
木虎ツグミ:「私はそこで教えられたことを全部信じて、悪い私になってたかもしれません」
木虎ツグミ:「それこそ、ミアちゃんのことを狙って、人を傷つけたり……殺したり」
木虎ツグミ:「ミアちゃんをいじめて願いをかなえてもらおうとするような、そんな私だったかもしれません」
ミアセラ:「…………」背にしがみつく手に、ぎゅっと力が籠る。
木虎ツグミ:「だからですね、ミアちゃん。私は」
木虎ツグミ:「ミアちゃんが全部悪いなんて思いません。だってミアちゃんは、世界を壊したくなんて無かったんでしょう?」
ミアセラ:「……!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんにそれを望んだ人がいて、ミアちゃんにそうさせた人がいるのに。ミアちゃんだけが悪いなんてこと、絶対にありません」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの傍にいたのが、正しい人だったら。十一支部の皆みたいな人たちだったら」
木虎ツグミ:「そんなこと、絶対起きなかったんです」
ミアセラ:両の瞳から大粒の涙が零れ落ち、君の背を濡らす。
ミアセラ:「私……私は……」
ミアセラ:「こんなこと……したくなかったよ……」
ミアセラ:「ただ……もう一度、パパと、ママと……一緒に暮らしたかっただけなのに……!」
ミアセラ:「う……うぅうううっ……!」
ミアセラ:君の背で、ミアセラが泣き崩れる。
木虎ツグミ:「……はい、はい。大丈夫、分かってますよ」
木虎ツグミ:「ミアちゃんがそんなこと望まないのも、お父さんたちと一緒に居たかったのも」
木虎ツグミ:「ちゃんと、分かってますから」
ミアセラ:「う……うぁああ……」
ミアセラ:「ああ……あぁああああ……!!」
ミアセラ:幼な子のように泣きじゃくる。恐らくは、もうずっと枯れ果てていたであろう涙が、止め処なく流れ出す。
ミアセラ:「……ツグミ……」
木虎ツグミ:「はい、ミアちゃん」
ミアセラ:涙に濡れた顔で、縋るように。
ミアセラ:「……助けて……!」
木虎ツグミ:「はい!勿論!」
木虎ツグミ:「もう一回約束します、今度こそミアちゃんのこと守って見せます!だから」
木虎ツグミ:「一緒に支部に帰って、一緒にチョコケーキを食べて」
木虎ツグミ:「そしたら、一緒に笑ってください!ミアちゃん!」
ミアセラ:「……うん……」
ミアセラ:「……うん……!」
ミアセラ:今はまだ、泣き濡れた顔で。こくこくと何度も頷く。
GM:……走り続けた君達は、楠と夏目のもとまで辿り着く。モールのテナントの屋上で、鴉たちを切り伏せる楠の姿が目に入る。
GM:その時、不意に地響き。
楠一重:「木虎!……っ!?」
GM:微かな地響きは連続し、次第に大きくなって——近付いてくる。
夏目靖章:「……何か来るぞ!二人共構えて!」
GM:建物が破壊される……否、踏み潰され、倒壊する音と共に、それが姿を現す。
GM:それは見上げるほどの巨体。
GM:鱗に覆われた身体。巨大な蜥蜴めいた姿だが、その頭には角。背には翼。
GM:俄かには現実離れしたそれは——巨大な、竜。
GM:喉を低く鳴らし、君達を見下ろしている。
楠一重:「な、によ」
楠一重:流石に唖然
楠一重:「何よこのデタラメは!?」
GM:その背から、人影が飛び降りる。
夏目靖章:「おいおい……ゾンビの次はドラゴンか。なんでもありだな」
GM:古めかしい外套を纏った少女。外套の下には、白いセーラー服。
“スターゲイザー”:「……よ……っと」
“スターゲイザー”:君達を見回し。
“スターゲイザー”:「やあ」
“スターゲイザー”:「揃ってるみたいですねえ」
GM:---
GM:シーン終了。
GM:まずは戦利品の獲得からどうぞ。“ブラインドネス”一体を撃破したので、一回分選択できます。
楠一重:振りな、三日月さん
楠一重:アンタに権利がある…
夏目靖章:君に任せるぜ
三日月ユウキ:ダイスは幾つなんだ!
木虎ツグミ:ガチャだ!
三日月ユウキ:ガチャ!
GM:アイテムガチャは1D10です!
三日月ユウキ:やってやるぜ
三日月ユウキ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1
三日月ユウキ:これはいいアイテムがでたんじゃないか~?
GM:ア~~ッ
三日月ユウキ:端っこだぜ端っこ!
楠一重:おいおいお~い
GM:一番はずれ
楠一重:www
楠一重:どんまい!!
夏目靖章:wwww
木虎ツグミ:残念……
三日月ユウキ:ハズレ……なんだ!
GM:
①簡易手術キット
メジャーで使用、HP4D10回復 戦闘時不可
楠一重:うむ…!
夏目靖章:10が一番良かったのかな
GM:そうなの
楠一重:十分よ十分
楠一重:傷を癒そうぜ
GM:まあ今の三日月さんにはちょうど良かったかもしれない
三日月ユウキ:傷ついているのは私!
三日月ユウキ:じゃあ使わせていただきますね
木虎ツグミ:ピッタリだった
三日月ユウキ:10+4d10
DoubleCross : (10+4D10) → 10+16[7,1,3,5] → 26
三日月ユウキ:ちょうど全回復だ!
三日月ユウキ:メカバレ隠し!
夏目靖章:よかったよかった
GM:では最後のロイス購入タイム!
楠一重:よぉっしゃあ
楠一重:木虎ちゃんにプレゼントの用意だ!
木虎ツグミ:わーい
三日月ユウキ:ブラインドネスにロイス取るよ^
夏目靖章:ロイスは保留で
三日月ユウキ:好敵手/"ブラインドネス”/P:尊敬○/N:恐怖/ロイス
三日月ユウキ:お前は強かった……
三日月ユウキ:プレゼントターイム!
夏目靖章:ツグミくんはどんな武器がほしいかな~?
楠一重:火力で言えば
木虎ツグミ:白兵のほどよく強いやつが良いです!
楠一重:まあ大鎚ですね
三日月ユウキ:IC付属の大槌とか強いですね
三日月ユウキ:命中が不安なら高速振動ブレードを狙うという手もある
夏目靖章:価格もお手頃
木虎ツグミ:高速振動ブレードだとマイナー潰れるので
木虎ツグミ:ウェポンケースがないと二度手間かもです
木虎ツグミ:ケースがないと装備にマイナー使うはず、確か
夏目靖章:命中は私のバフもあるので気にしなくても大丈夫かと
三日月ユウキ:じゃあやっぱ大槌やな!
三日月ユウキ:私が購入目指すのがいいかな。
楠一重:いや
三日月ユウキ:バディムーかけれないし微妙か
楠一重:バディムも乗っけられるし、とりあえずこっち行ってみます?
楠一重:どうせ大したものは買えないからダメ元で
三日月ユウキ:やってもらいましょうか
楠一重:大槌トライ!
夏目靖章:頼んだ!楠くん!
楠一重:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[2,4,8] → 8
楠一重:ふふふ
楠一重:まあざっとこんなもんよ!
楠一重:ごめんなさい!三日月さん頼んだ!!
三日月ユウキ:というか木虎ちゃん
三日月ユウキ:財産あるし自分で買える?
木虎ツグミ:あ、いえ
木虎ツグミ:8点中6点使ったの減らし忘れてました
三日月ユウキ:オッケオッケー!
三日月ユウキ:じゃあ私が狙ってみよう。マイナーで隠密状態に。メジャーで大鎚挑戦
三日月ユウキ:DB2とイレトレ+2で五個
三日月ユウキ:5DX+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[1,2,5,7,10]+5[5]+4 → 19
夏目靖章:流石!
楠一重:絶好調~~!
GM:頼れる~~
三日月ユウキ:買えたぜ~!ツグちゃんにプレゼントだ
木虎ツグミ:買い物上手!
木虎ツグミ:ありがとうございます!
夏目靖章:じゃあ私はどうしようかな、何か欲しい防具とかあります?
楠一重:あとはブルゲかな
木虎ツグミ:あと楠さん用にアームドスーツとか?
三日月ユウキ:アームスーツいいと思いますね
三日月ユウキ:アームド
楠一重:アームドスーツは
夏目靖章:ブルゲかアームドスーツ、楠さんどっちほしいです?
楠一重:こいつ行動値カツカツで
三日月ユウキ:ははーん
楠一重:10m対策できなくなるのが怖いと言えば怖い
夏目靖章:たしかに
三日月ユウキ:それもそうですね
木虎ツグミ:なるほど
夏目靖章:じゃブルゲ行きます
楠一重:ブルゲを三日月ちゃんにの方が腐らないはず
三日月ユウキ:ちなみにブルーゲイルは何用に考えてます?
楠一重:おなしゃす!
三日月ユウキ:範囲とかないけど
三日月ユウキ:まあ一応あって損はないか
夏目靖章:コネ:手配師でダイス+3
夏目靖章:7dx+4>=20
DoubleCross : (7R10+4[10]>=20) → 8[1,3,4,5,7,8,8]+4 → 12 → 失敗
夏目靖章:むーせっかくだし夢の雫で買いましょう
三日月ユウキ:おうとも!
三日月ユウキ:後は木虎ちゃんか
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:114->117)した
木虎ツグミ:ですね、何狙いましょう
三日月ユウキ:余裕あるならジュラルミンシールドとか狙ってみてもらっていいですか
楠一重:ほほう
木虎ツグミ:良いですよー
三日月ユウキ:少しのガード値で生き残れるかも
木虎ツグミ:……難易度いくつでしたっけちょっと今ルルブが手元になくて
夏目靖章:12!
木虎ツグミ:了解!
木虎ツグミ:3dx+3=>12
DoubleCross : (3R10+3[10]>=12) → 7[1,2,7]+3 → 10 → 失敗
三日月ユウキ:バディム!
木虎ツグミ:買えた!ので三日月さんにパス!
三日月ユウキ:楠さん持つ?
三日月ユウキ:私でいいのね!まあ白兵だと達成値少し下がるもんな
三日月ユウキ:持っておこう
夏目靖章:ブルゲも三日月さんでいいかな
楠一重:いいはず
三日月ユウキ:ドーピングマシン三日月
楠一重:フルアーマー三日月!
GM:ミカァ!
楠一重:三日月ユウキ・ルプス・レクス
木虎ツグミ:あ、あと
木虎ツグミ:ここまでやってやらないのも嘘ですし、ミアちゃんをSロイス指定!
GM:ワオ~ッ
木虎ツグミ:絶対笑ってもらうので!
夏目靖章:天使…
【Climax/三千世界に唯一つ】
GM:クライマックスシーンです。
GM:全員登場!
楠一重:ウリャアアアア
三日月ユウキ:ドラーッ
楠一重:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 3[3]+98 → 101
三日月ユウキ:1d10+81
DoubleCross : (1D10+81) → 8[8]+81 → 89
楠一重:よぉし!!
木虎ツグミ:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 3[3]+94 → 97
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+6(1D10->6)(侵蝕率:117->123)した
楠一重:にゃつめさん…!
夏目靖章:俺は死なねえ…!
GM:---
GM:黒躑躅の招来したカラスの群れはあらかた撃退され、周囲には巨大な竜の唸り声だけが響いている。
GM:木虎とミアセラに続いて、応急処置を済ませた三日月もその場に合流する。
楠一重:「あの性悪女が引っ込んだのはいいけど…何よこのデタラメは……」
楠一重:「三日月!」
“スターゲイザー”:「あはは、どうもどうも」
三日月ユウキ:「おい楠。何がどうなっている。この巨竜も参加者か?」
楠一重:「こっちだってわかんないわよ!そっちは」
楠一重:「……やれたのね?」
三日月ユウキ:闇の中から溶け出すように楠の背後から現れる。右目側の皮膚が抉れ、その下の金属骨格が顕になっている
三日月ユウキ:「当然だ。……一度しか言わんぞ、楠、夏目」
三日月ユウキ:「勝てたのはお前たちのお陰だ。感謝する」
三日月ユウキ:「ツグミも良くミアセラを守ってくれた。……それで。"スターゲイザー”」
三日月ユウキ:「これはどういうことだ?一体何が始まる?」
楠一重:「……」
楠一重:その言葉を聞き届け、巨竜に向き直る
楠一重:「そうよ。わざわざ出てきた以上」
楠一重:「説明の一つでもしてくれるんでしょうね」
楠一重:スターゲイザーを睨む
“スターゲイザー”:「あ、この子ですか?いいでしょう?お気に入りなんですよ。かなり『遠出』して見つけてきたんです」
“スターゲイザー”:竜の腹をぽんぽんと叩く。
“スターゲイザー”:「説明?ああ、そうですね」
“スターゲイザー”:「僕も出ます」
夏目靖章:「……なんだと?」
“スターゲイザー”:「だってせっかくのお祭りですよ?自分が企画して自分で頑張って準備して運営して……」
“スターゲイザー”:「自分だけ見てるだけなんて、あんまりじゃないですか」
“スターゲイザー”:「というわけで、僕も出ます!」
“スターゲイザー”:「別に出ないなんて言ってなかったですよね??」
三日月ユウキ:「参加者が粗方潰しあったこのタイミングで……か?」
“スターゲイザー”:「そういう言い方はないんじゃないですか~?まるで人をハイエナみたいに……」
“スターゲイザー”:「あ、安心してください。出るのは『この僕』だけです」
“スターゲイザー”:「僕が負ければ大人しく引き下がります。横紙破りはしませんよ」
楠一重:「要するに」
楠一重:「物見遊山で前に出てきただけね。どこまでもふざけた奴」
木虎ツグミ:「……あなたは」
木虎ツグミ:「叶えたい願いがあるんですか」
“スターゲイザー”:「ああ、願い。よくぞ聞いてくれましたね」
“スターゲイザー”:「僕はですね、出来ればミアセラさんを、誰にも渡したくないんですよ」
“スターゲイザー”:「だってこんな力を持った人、他にいないでしょう?どんな凄いことが出来るか……」
“スターゲイザー”:「ただ賞品にするだけで、こんなに沢山の人が集まってくれましたもんね!」
“スターゲイザー”:「本格的に使えば、いったいどうなることやら……」
“スターゲイザー”:「ワクワクが止まりませんよ!」
木虎ツグミ:「……」 沢山、沢山言いたいことがあった。
木虎ツグミ:それでも、どんな風に言ったらその全部を表せるか分からなくて。どう言えば、この怒りが伝わるか分からなくて。
木虎ツグミ:だから。
木虎ツグミ:「やっぱり私、あなたのことだいっっ嫌いです!!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんは、ぜっったい渡しません!!」
“スターゲイザー”:「なら力づくで奪います!最初からそういう勝負です!これは!」
夏目靖章:「……"スターゲイザー"、一つ疑問がある」
“スターゲイザー”:「はい?」首を傾げる。
夏目靖章:「ミアくんを渡したくないと言うが、君はあらゆる並行世界を行き来する力があるはずだ」
夏目靖章:「なぜ"この世界"のミアくんに拘る?」
“スターゲイザー”:「……? ……ああ」
“スターゲイザー”:「他の世界の、他のミアセラさんならもっと容易に手に入るだろう、と」
“スターゲイザー”:「確かにそう思うでしょうね」
“スターゲイザー”:「無限に分岐する並行世界において、あらゆる物事、あらゆる事象も、それに従って無限に存在します」
“スターゲイザー”:「同じ人に別の世界で会うなんてこと、僕にとっては日常茶飯事です」
“スターゲイザー”:「でも、違うんですよ」
“スターゲイザー”:「『特異点』だけは」
“スターゲイザー”:「……『特異点』だけは、あらゆる並行世界において、その存在を揺るがせることも、分岐することもない」
“スターゲイザー”:「無数の並行世界において、発生した基底世界、ただひとつにしか存在しない」
“スターゲイザー”:「だからこそ『特異点』なんです」
夏目靖章:「つまり……」
夏目靖章:「彼女はこの世界にしか存在しない。ということか?」
“スターゲイザー”:「ええ。他のどの世界を探そうと、ミアセラさんはここにいる一人だけです」
楠一重:「そう」
楠一重:「ええ、よく分かったわ」
楠一重:「アンタは本物の大間抜けだってことが」
“スターゲイザー”:「?」
楠一重:「今、自分で絶対に言っちゃいけないことを言ったのよ」
楠一重:「気付いてないなら教えてあげる」
楠一重:「平行世界とやらに、ただ一つしか存在しない」
楠一重:「アンタの思い通りにならない存在」
楠一重:「つまり、そこにアンタを完全に殺し切る手掛かりがある」
楠一重:「アンタはミアセラを恐れてる。だからこうやって中途半端な手の出し方しか出来ない」
楠一重:「木虎や私達を殺すこと自体は簡単なのに、そうしない」
楠一重:「それをしてしまった時どうなるか、自分でも予想がついていないから」
楠一重:「……違うかしら?」
“スターゲイザー”:「ああ……いい勘してらっしゃいますね」
“スターゲイザー”:「だけど少しだけ、違います」
“スターゲイザー”:「僕が皆さんに望んでいたのはですね……」
“スターゲイザー”:「彼女の友達になってもらうことだったんです」
楠一重:「?」
楠一重:眉を顰める
三日月ユウキ:「……どういうことだ?」
“スターゲイザー”:「完全制御特異点。その力は、意思の力無しには正しく行使できない」
“スターゲイザー”:「特異点がジャーム化してしまえば、願いは歪んだ形で叶えられるようになってしまう……まあそれはそれで、楽しそうではありますが……」
“スターゲイザー”:「オーヴァードとジャームを隔てるものは、人との心の繋がり。絆の力です」
“スターゲイザー”:「全てを失った彼女には、それが尽きかけていた。いずれはジャームになっていたでしょう」
“スターゲイザー”:「だから、皆さんを……」
“スターゲイザー”:木虎さんに視線を移し。
“スターゲイザー”:「あなた達を引き合わせたんです」
“スターゲイザー”:「彼女にとっての新しい絆を結んでもらうためにね」
ミアセラ:「……!!」
楠一重:「……全てが自分の掌の上だとでも」
楠一重:「そう言いたいわけ?」
“スターゲイザー”:「そういうの悪役っぽくて、あんまり好きじゃないんですけどね」
“スターゲイザー”:「予想外のことが起こる方が楽しいですし。ですがまあ……」
“スターゲイザー”:「今のところは思惑通り、ではありますね。ふふふ」
楠一重:「……」
楠一重:「こっちも訂正するわ」
楠一重:「アンタは、大間抜けじゃない」
楠一重:「想像以上の大間抜けね」
“スターゲイザー”:「悪口やめてください!傷つくので」
楠一重:「事実よ」
楠一重:「アンタの下らないお膳立てなんか関係ない」
楠一重:「こいつらの物語は、木虎とミアセラが自分で選んで始めたことよ」
楠一重:「それにすら気付かないなんて」
楠一重:「間抜け以外に表現しようがないわ」
“スターゲイザー”:「…………」
楠一重:「はっきり言ってあげる」
楠一重:「アンタの出る幕じゃない」
楠一重:「観客席に大人しく帰りなさい」
“スターゲイザー”:楠さんの顔をじっと見て。
“スターゲイザー”:「……素敵ですね。ええ、素敵です」
“スターゲイザー”:「皆さんをお呼びした甲斐がありました」
“スターゲイザー”:「やはりN市のオーヴァードは、素晴らしいですね」
“スターゲイザー”:「……何故皆さんを……全世界のUGNから、あなた達だけを招待したのか、お分かりですか?」
楠一重:「?」
夏目靖章:「勿体ぶらずに教えてくれ。君の考えを想像するのは疲れるんだ」
“スターゲイザー”:「……『特異点』には様々な形があります。それは人であったり、動物であったり、レネゲイドを帯びた器物であったり……」
“スターゲイザー”:「……あるいは、場所であったり」
夏目靖章:「まさか……」
三日月ユウキ:「俺たちの住むN市が……そうだと言うのか?」
“スターゲイザー”:「あらゆる世界、あらゆる時代において、皆さんの生きる時代のN市ほど、オーヴァードの因果が集中している場所は、他にありません」
“スターゲイザー”:「世界有数の実力者、超越者が、同時期に同じ街に集う。世界を揺るがすような事件が立て続けに、日常のように起きる」
“スターゲイザー”:「ただの偶然だと思ってましたか?」
“スターゲイザー”:「あらゆる世界を渡ってきましたが、あなた達のN市ほど、楽しい場所は他にありませんよ」
三日月ユウキ:「お前の言葉を鵜呑みにするつもりはない。所詮狂人の言うことだ」
“スターゲイザー”:「そうですか。別に構いませんけど~」不貞腐れた顔で。
三日月ユウキ:「だがそれが正しいなら、俺達にもお前を殺せる可能性は十分にあるということ」
“スターゲイザー”:「ええ、やってみてください。僕も負けませんよ」にっこり笑って。
“スターゲイザー”:「……ミアセラさん。また僕と一緒に来るつもりはありませんか?」
“スターゲイザー”:「楽しいものをたくさん見せてあげますよ」
“スターゲイザー”:「ケーキだって山ほど、お腹いっぱい食べられます」
ミアセラ:「嫌」
ミアセラ:毅然と言い放つ。
“スターゲイザー”:「……何でですか?」
ミアセラ:「ケーキを食べるのは、ツグミと……皆と一緒がいい」
ミアセラ:「あなたとなんて、絶対に——」
ミアセラ:「死んでも嫌」
ミアセラ:ミアセラの瞳がスターゲイザーを見据える。
GM:瞬間、
GM:スターゲイザーの全身を爆風が襲う。
“スターゲイザー”:「ッ……ぐ……!?」
楠一重:「!」
“スターゲイザー”:障壁で防ぐも、顔を顰める。
夏目靖章:「この力は……」
レイヴン:「はっはー!!」
レイヴン:横合いから“スターゲイザー”を殴り飛ばす。
“スターゲイザー”:「っ……!」無傷だが、咄嗟に距離を取る。
レイヴン:「ははははは!!なんだあれ!ドラゴンじゃね!?でけー!!」
楠一重:「厄介なのが増えたわね……!」
レイヴン:「おいクスノキ!」楠さんにぐい、と向き直り。
楠一重:「っ」
楠一重:身構える
レイヴン:「来てやったぞ!約束通りにな!」
楠一重:「……フン。クズの癖に律儀じゃない」
楠一重:「行儀のいい登場とは言えないけどね」
レイヴン:「お前人のことクズクズ言うのやめろよ」
レイヴン:「俺そんな悪いことしてねーだろ」
楠一重:「はぁ!?」
楠一重:「こっちがアンタに何されたか、忘れてるわけじゃないでしょうね!」
レイヴン:「ちょっと殴っただけだろうが」
楠一重:「ちょっ……」
レイヴン:「ボコボコになったのは弱えお前が悪いんだよ」
楠一重:「……」
三日月ユウキ:「楠は随分懐かれているようだな。これもお前の思い通りか?"スターゲイザー"」
“スターゲイザー”:「知りません……その人何とかしてくださいよ。呼ぶんじゃなかった……」
楠一重:ぴくぴく
楠一重:「好都合だわ。まとめて……ブチ殺す!」
楠一重:ぎりりと歯ぎしりして、レイヴンをにらみつける。
GM:楠が吠えると同時に、辺りの空気が変わる。
GM:凄まじい重圧。君達……特に楠と夏目は何度も味わった感覚。
GM:呪いだ。
夏目靖章:「くそっ今度は彼女か、次から次へと……」
黒躑躅メメ:大量のカラスの群れと共に、今度は本人が姿を現す。
楠一重:「……どいつもこいつも……!」
黒躑躅メメ:直接の呪力。その効果も格段に大きい。
黒躑躅メメ:「まどろっこしいことしてらんないわぁ」
黒躑躅メメ:「今度こそ、確実に殺して……」
黒躑躅メメ:「……!」
黒躑躅メメ:咄嗟に身を屈める。
GM:その頭上すれすれを、飛来した日本刀が切り裂き、大量のカラスを両断する。
GM:エンジン音を轟かせ、大型バイクがその場に飛び込んでくる。
三日月ユウキ:「……フン。ようやく来たか。随分な重役出勤だな」
夏目靖章:「すると、彼女があの……」
GM:ライダーの周囲に大量の日本刀と、それを握る巨大な霊体の腕が現れる。阿修羅のような様相。
GM:カラスの群れを微塵に滅多切りしながら、君達に突っ込み、寸前でドリフト、急停止する。
黒躑躅メメ:「この、術は……!!」深い憎悪に満ちた表情を見せる。
朝霧鏡花:「……すいません、遅くなりました」
木虎ツグミ:「朝霧さん!」
朝霧鏡花:ヘルメットを脱ぎ、小さくかぶりを振る。全身大量の血に塗れている。いま浴びたものだけではない。
楠一重:「遅いのよ」
楠一重:言いつつも、安堵に表情が緩む
朝霧鏡花:「夏目さんですね?朝霧です。そちらの子が特異点の?」
木虎ツグミ:「はい!ミアちゃんです!」
楠一重:「そっちはどこをほっつき歩いてたわけ?」
朝霧鏡花:「すいません。瀬戸大橋に下ろされたもので」
楠一重:「せっ……」
楠一重:「瀬戸大橋」
朝霧鏡花:「ええ、それから延々ジャームを狩り続けて、何とか今、ここに」
朝霧鏡花:恨めしい目を“スターゲイザー”に向ける。
木虎ツグミ:「瀬戸って、確か四国ですよね!?すごいです!」
夏目靖章:「はじめまして、朝霧鏡花さん」「それはまた難儀な……」同情の眼差し
朝霧鏡花:「どうも。特異点の彼女の護衛は任せてください」
朝霧鏡花:「指一本触れさせません」
“スターゲイザー”:「……あら~……ぞろぞろと……なるほど……」
ミアセラ:「……」“スターゲイザー”を睨みつける。
“スターゲイザー”:「この数は、流石にちょっと分が悪いかもですねえ」
“スターゲイザー”:「これが特異点の力ですか」
夏目靖章:「それは違うんじゃないかな。"スターゲイザー"」
“スターゲイザー”:「? 何ですって?」
夏目靖章:「彼女は完全制御特異点だ。使わないという意志がある限り、特異点の力が漏れ出すことはないはず」
夏目靖章:「今のこの状況、君の思惑を阻んでいるのは」
夏目靖章:「"絆"の力だよ」
“スターゲイザー”:「……」夏目さんをじっと見据え。不貞腐れたような顔。
“スターゲイザー”:「……なら」
“スターゲイザー”:「僕は僕のやり方で戦います」
“スターゲイザー”:“スターゲイザー”の背後の空間が歪む。
“スターゲイザー”:世界が重なって見えるような異常な光景。
“スターゲイザー”:空間の揺らぎの向こうには、研究所のような風景。そこに並ぶ、大量の人体。
GM:虚空が波打ち、現れたのは、異形。
GM:三体の少女の身体をつぎはぎしたような、狂気の造形。
GM:その三つの頭には、いずれも鋼の仮面が被せられている。
“スターゲイザー”:「かつて“キャンサー”というセルがありました」
楠一重:「なんで……その名前を……」
楠一重:異形へと視線が釘付けとなる
“スターゲイザー”:「キャンサーの生み出した技術は、オーヴァードに対しての操作が主目的でしたが……」
“スターゲイザー”:「対象がジャーム化してしまうという致命的な欠点がありました」
“スターゲイザー”:「これはその技術の派生応用、まあ大したことはしてないんですが」
“スターゲイザー”:「逆にですよ?逆になんですが」
“スターゲイザー”:「相手が最初からジャームなら、問題なく操作できるってことにならないですか?」
楠一重:「……本当に」
楠一重:「人の気分を逆撫ですることにかけては、一流ね」
“スターゲイザー”:「これは僕の最新の部下です。廃棄される寸前のところを助けてあげたんです。そのままじゃ生きられない状態だったので」
“スターゲイザー”:「繋いであげたんです。動作は不安ですが、今回で実戦テストということで!」
スペクター345:「みて」「みないで」「たすけて」「いや」「殺して」
スペクター345:よろめきながら、少女の呻き声が響く。
楠一重:「……」
楠一重:その姿を目にして、少し目を伏せ
三日月ユウキ:「楠」
楠一重:また前を向く。
楠一重:「大丈夫」
楠一重:「切り抜けるわよ。あの女の命に、少しでも近づくために」
楠一重:「自分が何をしてるのか、その薄ら惚けた頭に思い知らせてやる」
“スターゲイザー”:「それとこちらは、僕の部下でも一番のお気に入りです!」
GM:空間が大きく揺らめき、世界の向こうから、また一人姿を現す。
GM:全身拘束具に覆われた男。やはり鋼の仮面を被せられている。
GM:こちらは何も言わず、静かに、ただ“スターゲイザー”を守るかのように立ち塞がる。
“スターゲイザー”:「こちらの彼は、皆さんの世界からはだいぶ遠い世界の人なんですが……ちょっとした有名人でして!」
“スターゲイザー”:「最近は意味合いも変わって、結構増えたみたいですが」
“スターゲイザー”:「少し前はもっと違う意味の名前だったんですよ」
“スターゲイザー”:「あらゆるジャームを凌駕する怪物」
“スターゲイザー”:「その時代で最強のFHエージェント」
“スターゲイザー”:「世界を変えるオーヴァード」
“スターゲイザー”:「“マスターレイス”」
三日月ユウキ:「"マスターレイス"だと……!?」
“スターゲイザー”:「彼はその、名前の持つ意味が変わる前、いちばん最後の世代です。“オールドレイス”なんて最近だと呼ばれるそうですね~」
オールドレイス:「…………」
“スターゲイザー”:「され、それじゃあ」
“スターゲイザー”:「始めましょうか」
三日月ユウキ:「……気安く言ってくれるな。一体これで何人だ。パーティーにしても少々騒がしすぎるぞ」
楠一重:「けどここまでくれば、開き直るには十分よ」
楠一重:「倒すわよ、こいつら全員!」
木虎ツグミ:「はい!」
夏目靖章:「ああ、行こう」
夏目靖章:「これが最後の戦いだ」
GM:オーヴァード達が一斉に≪ワーディング≫を発動する。
GM:だが全てのレネゲイドは、一箇所に吸収され、その効力を発揮しない。
オールドレイス:≪ワーディングキャンセラー≫
オールドレイス:あらゆるキャラクターはシーン中、≪ワーディング≫を使用できない。
オールドレイス:「…………」身体が光を吸い込む漆黒に染まっていく。すべてが影に置換されていき、現れたのは全身が殺意そのものに満ちた、悪魔の如き異形。
レイヴン:こちらも、全身が黒く効果していく。だが先の戦闘で見せたそれとは違う。
レイヴン:黒変した身体が、さらに燃えるように赤熱していく。
レイヴン:魔人の様相。闘気を全身に漲らせる。
ミアセラ:「……ツグミ」
木虎ツグミ:「はい、ミアちゃん!」
ミアセラ:ミアセラが静かに口を開く。
ミアセラ:「私は、ツグミと一緒に行きたい」
ミアセラ:「一緒にチョコケーキを食べたい。そう願ってもいいって、ツグミが、皆が教えてくれたから」
ミアセラ:「……だから」
ミアセラ:君の手を握る。
ミアセラ:「私が願うことが、信じることが、ツグミの力になるのなら」
ミアセラ:「私は、ツグミのこと、全力で信じるよ」
ミアセラ:「……だから……」
ミアセラ:すぅ、と息を吸って。
ミアセラ:「……勝って!!」
木虎ツグミ:その手を握り返して、笑う。
木虎ツグミ:「はい!絶対勝ちます!」
木虎ツグミ:「だから、信じて、願ってください!」
ミアセラ:「……うん!」
ミアセラ:君の眼を見て、深く頷いた。
ミアセラ:---
GM:クライマックス戦闘を開始します。
楠一重:うっしゃああああああ
夏目靖章:行くぜ!!
木虎ツグミ:やるぞ!!
三日月ユウキ:フンス!
エンゲージ
オールドレイス[15]スターゲイザー[45]スペクター345[12]
(10m)
黒躑躅[14] (10m) 木虎[3]三日月[9]楠[5]夏目[4] (10m) レイヴン[10]
GM:NPCカード≪ミアセラ・ヴェステライネン≫が使用可能になりました。
GM:このシーン中3回まで、判定の前に宣言することで達成値を+20できます。
GM:NPCカード≪朝霧鏡花≫が使用可能になりました。
GM:任意のイニシアチブプロセスにおいて、任意の敵に50+3D10ダメージを与えることが可能です。
GM:こちらは1回のみ。
三日月ユウキ:ラウンド1回……?
GM:シーン1回!
楠一重:メインプロセス1回…?
GM:シーン1回!
楠一重:チィーッ
夏目靖章:チッ
木虎ツグミ:ちっ
GM:何かご質問は!
三日月ユウキ:平気の木
楠一重:オッケー大丈夫!
夏目靖章:やってやるぜ!
楠一重:あ!
木虎ツグミ:あ、つばめさんは何もない感じです?
楠一重:つばめちゃんの支援をここで使うことって?
GM:神鳥谷つばめは
GM:参戦してます。1R1回行動。
楠一重:……!
夏目靖章:見えないくらい遠くにいるのか!
木虎ツグミ:つばめさん!
楠一重:既に居るというのか……どこかに!
三日月ユウキ:頼むぞつばめ
楠一重:頼む……
木虎ツグミ:流石狙撃手
木虎ツグミ:どうかなるべく厄介な奴を……
夏目靖章:信じてるぞつばめ
GM:1Rを開始します
GM:セットアップから!
楠一重:なし!
夏目靖章:コンボ『Deadlock』《氷の城塞》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:12+3d10
DoubleCross : (12+3D10) → 12+7[1,2,4] → 19
夏目靖章:ラウンド中被ダメージ-19
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+8(侵蝕率:123->131)した
レイヴン:≪原初の黄:加速装置≫行動値+8
黒躑躅メメ:≪レネゲイドキラー≫
黒躑躅メメ:ラウンド間、使用エフェクト使用ごとに5点ダメージ、組み合わせた場合それぞれダメージ シーン全員
黒躑躅メメ:黒躑躅が呪力に満ちた領域を展開する。それは彼女以外に誰の生存も許さない、死の領域。
三日月ユウキ:レネゲイドキラ~?何だそれは~?
三日月ユウキ:効かんなあ~
GM:こ……こいつ!
オールドレイス:セットアップ≪原初の黄:アクセル≫
オールドレイス:自身行動値+8
オールドレイス:Eロイス ≪唯我独尊≫
オールドレイス:Eロイス ≪破滅の足音≫
オールドレイス:PCは1D+1ラウンド後戦闘不能。
オールドレイス:1D10+1
DoubleCross : (1D10+1) → 9[9]+1 → 10
オールドレイス:……11ラウンド!
夏目靖章:よしみんな!11ラウンドで絶対にケリをつけるぞ!
木虎ツグミ:やってやるぜ!
“スターゲイザー”:なし。
スペクター345:なし。
三日月ユウキ:不安だぜ~
神鳥谷つばめ:なし。
木虎ツグミ:狩猟開始:ターゲットロックLv3+攻性変色Lv4+狩りの統率者Lv3
木虎ツグミ:シーン中対象への攻撃力+37、暴走、侵蝕値+11で100%超えるので効果UPでこの数値!
木虎ツグミ:息を整え、スターゲイザーを見据える。
木虎ツグミ:ツグミが戦闘目に行う宣告には二つの意味がある。一つは、自身に眠る獣の因子の発揮。
木虎ツグミ:対象への敵意と集中の増幅と、それによる出力増強。またその効果を周囲にまで伝播させる。
木虎ツグミ:狩猟者としての本能を使った、火力支援の一種だ。
木虎ツグミ:もう一つの意味は、ツグミ自身の戦闘への覚悟と決意表明。
木虎ツグミ:本来、ツグミは人が傷つくことが苦手だ。例えそれが悪人であっても。
木虎ツグミ:誰かが傷つくこと。誰かを傷つけること。それは悲しいことだから。本当なら、起きない方が良いことだから。
木虎ツグミ:それでも。誰かを守るためには戦わなければいけない時があって。戦うことは誰かを傷つけることだと知っている。
木虎ツグミ:だから。
木虎ツグミ:「……私は、あなたを許しません!あなたが、今日の獲物です!!」
木虎ツグミ:パグマ・ラーヴァタは牙を剥く。
三日月ユウキ:私あるわ!
三日月ユウキ:ブルーゲイル飲みます!
三日月ユウキ:行動値+5,侵蝕+5!行動値14に!
三日月ユウキ:侵蝕は93になります
エンゲージ
オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]
(10m)
黒躑躅[14] (10m) 木虎[3]三日月[14]楠[5]夏目[4] (10m) レイヴン[18]
GM:ではイニシアチブ45
GM:“スターゲイザー”の手番です
三日月ユウキ:我々以外を粉微塵にしてくれ~
“スターゲイザー”:マイナーなし
“スターゲイザー”:メジャー
“スターゲイザー”:≪コンセントレイト:オルクス≫+≪マルチウェポン≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪形なき剣≫+≪オーバーロード≫+≪要の陣形(未知なる陣形)≫+≪原初の赤:伸縮腕≫
“スターゲイザー”:対象5体
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ] 以外全員
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ]) → 黒躑躅メメ
三日月ユウキ:許せねえ
楠一重:やろぉ!
木虎ツグミ:抜かすならPCにしろよ!
夏目靖章:ふざけやがって!
“スターゲイザー”:武器4本使用 内1本攻撃力2倍+破壊
“スターゲイザー”:使用武器は栄光と勝利の槍・フォールンランス・フォールンランス・フォールンランス
“スターゲイザー”:栄光と勝利の槍をオーバーロード。
“スターゲイザー”:フォールンスプライト ダイス+3個
“スターゲイザー”:21DX7-4 ドッジダイス-2個
DoubleCross : (21R10-4[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,4,5,7,8]+10[8,9]+10[8,10]+10[2,7]+10[9]+10[10]+4[4]-4 → 70
GM:ええ……?
三日月ユウキ:タスケテ
木虎ツグミ:加減しろ馬鹿!
楠一重:やっべえええ~~
夏目靖章:どういうことなの…
レイヴン:ドッジ
レイヴン:13DX
DoubleCross : (13R10[10]) → 10[1,2,2,2,2,3,4,5,6,7,9,10,10]+8[5,8] → 18
三日月ユウキ:ガードします
三日月ユウキ:あ、暴走してるからできないじゃん!
木虎ツグミ:リアクション不能!棒立ち!!
三日月ユウキ:忘れてたわ
GM:全員暴走!
楠一重:暴走リア不…
夏目靖章:コンボ『Account Freeze』《氷盾》《氷河の壁》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:自分のガード値を+20
夏目靖章:10+3d10
DoubleCross : (10+3D10) → 10+13[5,4,4] → 23
夏目靖章:同エンゲージの被ダメージを-23
夏目靖章:レネゲイドキラーでHP-15
“スターゲイザー”:11+11+11+11+11+8D10
DoubleCross : (11+11+11+11+11+8D10) → 11+11+11+11+11+46[2,10,3,4,9,4,10,4] → 101
夏目靖章:こいつ……
三日月ユウキ:うわー
楠一重:ぐぐぐ
木虎ツグミ:クッソ……
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+10(侵蝕率:131->141)した
レイヴン:≪雲散霧消≫ダメージ-40
夏目靖章:コンボ『Simon's SIN』《雲散霧消》《原始の紫:異形の加護》
楠一重:!?
楠一重:いけるのか…!?
木虎ツグミ:夏目さん!?
夏目靖章:30+3d10
DoubleCross : (30+3D10) → 30+15[1,10,4] → 45
夏目靖章:さっきと合わせて被ダメージ-68
夏目靖章:HP-10
木虎ツグミ:あ、あとセットアップの-19も乗るのでは!
GM:つまり……どういうことだってばよ……?
夏目靖章:あ、夏目にはのります!
夏目靖章:俺にできるのはここまでだ……後は頼む!
三日月ユウキ:クソー。あと1点の差で倒れた。リザレクトしよう。
三日月ユウキ:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 6[6]+93 → 99
木虎ツグミ:じゃあ夏目さんが12で他三人が33ダメ?
木虎ツグミ:いや、夏目さんは14か
夏目靖章:夏目はそれプラスガードで耐えます
楠一重:ぐげー!
木虎ツグミ:ツグミは残り2点で立つ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+9(侵蝕率:141->150)した
黒躑躅メメ:レネゲイドキラーも忘れずに!
楠一重:装甲買っておけば!スターゲイザーのロイス昇華して復活!
夏目靖章:レネゲイドキラー込みでHP1!
楠一重:ひええ
GM:こいつ硬すぎる!!
“スターゲイザー”:“スターゲイザー”の傍らの空間が揺らめき、無数の武器が姿を現す。その一本一本が、まごうこと無き魔装、宝剣、妖刀の類。
“スターゲイザー”:「せぇ……」
“スターゲイザー”:それらを無造作に手に取り、
“スターゲイザー”:「のっ!」
“スターゲイザー”:放り投げる。技術も何もない投擲。
“スターゲイザー”:だがそれだけで、荒れ狂う遺産の暴走が、凄まじい破壊力を伴って君達を襲う!
レイヴン:「クソが……!」爆風で防御するが、完全には防ぎきれない。
夏目靖章:「その手は一度見ているぞ」
夏目靖章:氷の薔薇が咲き誇る。足元だけでなく、周囲一体を覆う最大展開
夏目靖章:それらが放たれる遺産を絡め取る。投擲の勢いそのものは相殺しきれないが
夏目靖章:遺産が放つレネゲイドの暴走、その力を凍結し、霧散させる
“スターゲイザー”:「へえ……この前とは違う、と」
夏目靖章:「当然、この前は俺一人だったからね」
オールドレイス:イニシアチブ23。
オールドレイス:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]) → 黒躑躅メメ
木虎ツグミ:あ、やった!!
オールドレイス:マイナーで戦闘移動、黒躑躅メメに接敵。
夏目靖章:やれ!オールドレイス!
楠一重:よっっしゃああ!!
楠一重:砕け、ロボー!
木虎ツグミ:やっちまえ——!
オールドレイス:メジャー
オールドレイス:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪フェイタルヒット≫+≪原初の灰:ストライクミラージュ≫+≪背教者の王≫
オールドレイス:18DX7+1
DoubleCross : (18R10+1[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,5,5,5,5,7,7,8,9,10,10]+10[3,6,8,9,10,10]+10[2,3,6,8]+4[4]+1 → 35
オールドレイス:リアクション不可。
オールドレイス:4D10+41+5D10
DoubleCross : (4D10+41+5D10) → 26[3,5,10,8]+41+17[4,2,4,3,4] → 84
黒躑躅メメ:生存!
オールドレイス:影と一体化したオールドレイスの身体が、炎のように揺らめく。自身のレネゲイドの強制励起。
オールドレイス:滑る様に移動し、瞬時に黒躑躅の眼前に。
黒躑躅メメ:「な……」
オールドレイス:腕を大量の鞭のように変化させ、その身体を刺し貫く。
オールドレイス:そして、黒躑躅の体内で爆発的に変形。
オールドレイス:影の炎が、呪術師を吹き飛ばす。
黒躑躅メメ:「が……あぁああああッ!!」
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:その姿を見ても、何の反応も示さない。
オールドレイス:再び影そのものと化し、主のもとへ戻る。
黒躑躅メメ:「こ……ろ……殺して……やる……!」
オールドレイス:イニシアチブ≪原初の虚:異形の転身≫
オールドレイス:元の位置に戻ります。
レイヴン:イニシアチブ18
レイヴン:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]) → スターゲイザー
レイヴン:マイナーで戦闘移動、スターゲイザーに接敵
エンゲージ
オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]
(10m)
黒躑躅[14] (10m) 木虎[3]三日月[14]楠[5]夏目[4]
レイヴン:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫+≪原初の紫:援護の風≫
レイヴン:対象スターゲイザー、オールドレイス、スペクター345
GM:くそ~~~
オールドレイス:≪原初の黒:時の棺≫
夏目靖章:こら!
楠一重:ばかやろう!
木虎ツグミ:てめえ!
楠一重:やっぱこいつ敵だわ!
レイヴン:全身が赤熱し、煉獄の魔人めいた威容と化したレイヴンが、その身を躍らせる。
レイヴン:爆風を利用し、ジェット機めいて加速。その拳の先は、“スターゲイザー”。
レイヴン:「貰ったッ!!」
レイヴン:だがその速度が、急激に減速する。
オールドレイス: み し り
オールドレイス:空間が軋むような感覚と共に、君達全員の身体が動かなくなる。
オールドレイス:時間が止まっている——そうではない。あらゆるレネゲイドが、その活動を強制停止させられている。
レイヴン:「ぐ、おぉっ……!?」不意に動きを封じられ、地面に転がる。
レイヴン:「てめぇ……!!」
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:黒一色の身体からは何の表情も読み取れない。ただ、“スターゲイザー”を守る様に立ち塞がる。
神鳥谷つばめ:イニシアチブ16
神鳥谷つばめ:マイナーなし
神鳥谷つばめ:choice[スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ]
DoubleCross : (CHOICE[スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ]) → 黒躑躅メメ
GM:おい!
夏目靖章:アンタ最高の女だよ
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪フェイタルヒット ≫
楠一重:お姉ちゃん…
楠一重:大好き!!
木虎ツグミ:いいぞいいぞ!
三日月ユウキ:最高
神鳥谷つばめ:対象黒躑躅メメ
神鳥谷つばめ:17DX7+10
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[2,2,2,3,3,3,3,4,5,6,6,7,8,8,8,8,9]+10[1,2,6,7,7,8]+10[2,2,7]+5[5]+10 → 45
楠一重:っしゃあ!!
黒躑躅メメ:ドッジ
黒躑躅メメ:4DX
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[1,4,7,7] → 7
神鳥谷つばめ:ダメージ
神鳥谷つばめ:5D10+11+3D10
DoubleCross : (5D10+11+3D10) → 28[5,7,2,9,5]+11+17[6,4,7] → 56
黒躑躅メメ:mada
黒躑躅メメ:生きてる!!!
楠一重:しぶとい!
神鳥谷つばめ:君達の遥か後方で、ほんの一瞬、何かがきらめく。
黒躑躅メメ:「!!」
黒躑躅メメ:気付いた時にはもう遅い。音より速い銃弾が、その胸元を正確に撃ち抜く。
黒躑躅メメ:「が……ごぼっ……!!」
黒躑躅メメ:夥しい血を吐きながら、その場の全員に殺意を向ける。
黒躑躅メメ:「全員……全員、殺して……やる……ッ!」
GM:イニシアチブ14、三日月さんの手番です
三日月ユウキ:その前に!
楠一重:行くぞっ!
三日月ユウキ:NPCカードの効果を使わせてもらいたい!
GM:NPCカード~~?
GM:そんなのあったっけ~~?
木虎ツグミ:カモン朝霧さん!
夏目靖章:しらばっくれてんじゃねえ!
木虎ツグミ:しらばっくれないでGM!
三日月ユウキ:その黒髑髏ってやつをぶっ殺してくれよ~
GM:ウギャァ~~ッ
朝霧鏡花:50+3D10
DoubleCross : (50+3D10) → 50+19[5,7,7] → 69
楠一重:朝霧ブレーーーーーーーーーーード!!
黒躑躅メメ:死に申した……
木虎ツグミ:やった!!
黒躑躅メメ:レネゲイドキラーの効果解除!
楠一重:よっしゃああああ
夏目靖章:やったー!
黒躑躅メメ:「っ……ぐ……う……」
黒躑躅メメ:這いずりながら再び呪術を行使せんとする黒躑躅。
黒躑躅メメ:その眼前に、朝霧が立ちはだかる。
朝霧鏡花:「…………」
黒躑躅メメ:「朝霧ィッ……!!」
黒躑躅メメ:その顔を憎悪に歪ませる。
黒躑躅メメ:「どきなさい……!殺すわよ!!」
朝霧鏡花:「殺す、なんて一々確認を取るから、あなたは甘いんですよ」
朝霧鏡花:一刀の下に、黒躑躅を切り伏せる。
黒躑躅メメ:「ぎっ……!」
黒躑躅メメ:胸から両断され、力なく倒れる。
黒躑躅メメ:その身体は、徐々に人の身体から虫の塊に変わっていく。内部からは操作用の護符。
朝霧鏡花:「…………」それを見て、ひとつ溜息を吐き。ミアセラを振り返り無事を確認する。
朝霧鏡花:「こちらは片付きました!」
スペクター345:イニシアチブ12.
三日月ユウキ:違うぜ!こっちこっち!
木虎ツグミ:あ、待って三日月さんの手番!!
三日月ユウキ:私!
楠一重:その通り!
夏目靖章:ミカちゃん!
GM:あ!そうだ!
GM:どうぞ!
楠一重:ブルゲで加速しているのだ!
夏目靖章:その前に、イニシアチブで《解放の雫》
三日月ユウキ:おおおっ
夏目靖章:味方全員のラウンド内メジャーアクションの達成値を+12 受けた場合侵蝕+2
楠一重:っしゃあ!
楠一重:受けます!
三日月ユウキ:もらうか……!
木虎ツグミ:貰います!
夏目靖章:受けるかは自由!私は受けない!
GM:ゲェ~~ッ
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:150->153)した
三日月ユウキ:100超えちゃうけどここは私の侵蝕を気にしている場合じゃあるまい
三日月ユウキ:そして私の番。することは単純。マイナーで完全熱光学迷彩の効果を使用。隠密状態に。メジャーで射撃攻撃。スターゲイザー!お前を狙うぞ!
三日月ユウキ:6DX+32+12
DoubleCross : (6R10+32+12[10]) → 8[1,3,3,4,7,8]+44 → 52
“スターゲイザー”:ドッジ
三日月ユウキ:あ、ダイスボーナス忘れてた
三日月ユウキ:3DX+32+12
DoubleCross : (3R10+32+12[10]) → 9[1,3,9]+44 → 53
三日月ユウキ:1点上がる
“スターゲイザー”:15DX
DoubleCross : (15R10[10]) → 10[1,1,2,2,4,4,4,6,7,8,8,8,10,10,10]+9[6,6,9] → 19
オールドレイス:≪原初の緑:炎陣≫
オールドレイス:カバーリング
三日月ユウキ:ダメージ行きます
三日月ユウキ:6d10+40+37
DoubleCross : (6D10+40+37) → 32[2,7,6,3,8,6]+40+37 → 109
GM:痛すぎ!!
三日月ユウキ:死ねオラァ!
オールドレイス:生きてる
三日月ユウキ:瞬速の攻防の最中、爆炎に紛れて姿を消す。不可視の矢が夜を貫き、"スターゲイザー"に殺到する。
オールドレイス:その矢を阻むように、影の防御壁となったオールドレイスが、スターゲイザーを包み込むようにして防御する。
オールドレイス:黒い影と化した身体から、鮮血が噴き出る。
“スターゲイザー”:「ああっ!レイスさん!」
“スターゲイザー”:「大丈夫ですか?まだ立てますよね?」
“スターゲイザー”:「頑張ってください!ファイトです!応援してますよ!かっこいいです!」
三日月ユウキ:「いくら"オールドレイス”といえど、不死ではない。なら殺すまで撃ち続けるだけだ」
三日月ユウキ:「待っていろ"スターゲイザー”。直ぐにその軽口を止めてやる」
三日月ユウキ:以上!
オールドレイス:「…………」再び異形の人型へと戻り、スターゲイザーの傍らに立つ。
スペクター345:あらためてイニシアチブ12!
スペクター345:Eロイス 孤独の叫び
スペクター345:傲慢な理想×2 対象シーン全員
三日月ユウキ:なんだそれは!
スペクター345:ロイス枠が空いてる奴はスペクターに庇護/憐憫で取ってもらうぜ~~ッ
木虎ツグミ:うえ、マジで!?
木虎ツグミ:やっぱさっきのタイミングでスターゲイザーに取っとくんだった……
夏目靖章:し、しまった~~!空いてる!
三日月ユウキ:埋まり
楠一重:自己顕示欲!!
スペクター345:「わたしをみて」「わたしたち」「いや」「こわい」「だれか」
スペクター345:仮面の下から、少女たちの呻きが木霊する。
スペクター345:それはレネゲイドを帯び、君達の精神を呪いめいて搔き乱す。
スペクター345:マイナーなし
スペクター345:同エンゲージ攻撃不可。
スペクター345:≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪小さな塵≫+≪レーザーファン≫+≪アームズリンク≫+≪スパークウェッジ≫
スペクター345:対象PC全員!
三日月ユウキ:やめろや!
木虎ツグミ:迷わずこっちを狙うな!
オールドレイス:≪原初の紫:砂の加護≫ダイス+6個
三日月ユウキ:えーん、なつえもーん
夏目靖章:レイステメー!
楠一重:お姉ちゃんにもアピールせい!
スペクター345:18DX7
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[1,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,6,6,8,9,10,10,10]+6[1,4,4,4,6] → 16
GM:ひっく
夏目靖章:おやあ?
三日月ユウキ:でも我々暴走中なので
木虎ツグミ:うわ、暴走してなきゃ避けれてそう
楠一重:うぐぅ~っリア不
三日月ユウキ:リアクションできないぜ~
夏目靖章:これなつめは避けれちゃうな…
木虎ツグミ:夏目さん避けちゃえ!
楠一重:かわせ!
夏目靖章:どっちみち軽減エフェクトは使っちゃったし、ここはドッジで!
夏目靖章:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[3,10]+9[9] → 19
楠一重:ヤッターー!
夏目靖章:雫すらいらんかったわ!がはは!
GM:こいつ~~
スペクター345:2D10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 11[2,9]+12 → 23
三日月ユウキ:うーん耐えられない。ロイスを切ろう。
GM:命中した相手にはスペクター以外を対象に含む攻撃を行った時24点ダメージを受ける状態を付与するぞ
三日月ユウキ:すごいの来ちゃったな
三日月ユウキ:申し訳ないが夏目さんのロイスをタイタス化、昇華させながら復活!
木虎ツグミ:あ、これ夏目さんの軽減19はまだ入ってます?
木虎ツグミ:人によっては耐えられるんじゃ
楠一重:!
夏目靖章:すまん、氷の城塞は自分にしか効かんのだ……
木虎ツグミ:あ、そうだごめんなさい
木虎ツグミ:勘違い
木虎ツグミ:仕方ないのでスペクターのロイスを昇華して復活!
楠一重:ロイス昇華復活…!レイヴンの…!
スペクター345:全身至る所から機銃が現れる。それはオールドレイスの支援、無温の黒炎を纏い、活性化したレネゲイドを帯びる。
スペクター345:「ころす」「ごめんなさい」「よけて」「たすけて」「しんで」
スペクター345:口々に呻きながら、機銃を掃射する!
楠一重:「がっ……ぐぅうううっ!!」
スペクター345:雷電を帯びた弾丸が、君達の全身に突き刺さる。
楠一重:「何度……見ても、反吐が出る悪趣味ね」
楠一重:ふらつきつつも立ち上がる
夏目靖章:「くそっ……領域が……」
夏目靖章:夏目自身は無傷だが、味方を守る薔薇が段々と溶け出している
三日月ユウキ:「チッ……!雷撃か。面倒な……!」
木虎ツグミ:「ッは、まだ、です!」 ボロボロの体を射抜かれて、更に幾つもの穴を開けられながら。
GM:イニシアチブ5、楠さんの手番!
三日月ユウキ:傷を闇に溶かしながら立ち上がる。
楠一重:ちょっと考えさせてね
木虎ツグミ:なおも真っすぐに立ち、スターゲイザーを睨み続ける。
楠一重:くそっ!やるしかねえか!
楠一重:マイナーで破壊の爪+ハンティングスタイル+ブラッドコントロール!
楠一重:メジャーでコンセ+渇きの主+獣の力+獣王の力!
楠一重:対象は…
楠一重:スターゲイザー!
エンゲージ
オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]
(10m)
木虎[3]三日月[14]夏目[4]
GM:どうぞ!
楠一重:……夏目さんのロイスを昇華
楠一重:スパークウェッジの効果を解除。
楠一重:超侵蝕とインフィニティコロナも起動!
楠一重:参ります!
楠一重:11dx7+28
DoubleCross : (11R10+28[7]) → 10[2,2,2,3,4,5,6,6,8,8,10]+6[2,3,6]+28 → 44
オールドレイス:≪原初の緑:炎陣≫カバーリング
GM:ダメージどうぞ!
楠一重:5d10+97
DoubleCross : (5D10+97) → 36[4,7,10,5,10]+97 → 133
楠一重:装甲無視!
GM:なんだその数字は……!
オールドレイス:HP0に。
オールドレイス:≪蘇生復活≫
オールドレイス:HP1で復活。
夏目靖章:ぎゃー!
木虎ツグミ:くっそ!!
楠一重:マジでか!
三日月ユウキ:復活するんじゃねえ!
GM:レネゲイドキラーさえ無ければ耐えていたのに……!
木虎ツグミ:耐えるな!蘇るな!!
楠一重:「——。」
楠一重:異形の巨人、そして機械の少女の顔に嵌められた仮面を見据え
楠一重:呼吸を整える。
楠一重:「腸が煮えたぎるっていうのが、どういう気持か」
楠一重:「思い知らせてやる」
楠一重:小さく呟いて
楠一重:だんっっ
楠一重:空中に跳躍!獰猛な無数の刃を全身に展開して
楠一重:回転を加えつつ、体当たりのようにぶつかっていく!
オールドレイス:“スターゲイザー”を守るように、立ちはだかる。
オールドレイス:殺意そのものを具現化したような、大量の影の棘が、君の全身を貫く!
楠一重:「!!」
オールドレイス:「シ……ィイイイイッ…………」
楠一重:全身を貫かれ、ぐったりと項垂れるが
楠一重:「でぇ……やあああああ!!」
楠一重:その顔を上げて、貫かれたまま眼前の敵を切り刻む!
オールドレイス:「——」
オールドレイス:影の装甲を貫かれ、鮮血を撒き散らす。
楠一重:「役者が違うわ」
楠一重:「アンタよりも、ずっと強い相手にだって私は勝ったんだから」
楠一重:「……誰よりも強い、本当の天才に」
楠一重:夥しい血を流しながらも、闘志は衰えない。
オールドレイス:全身を覆う黒影が収縮していく。脱力して、倒れ伏す。
“スターゲイザー”:「ああ!レイスさん!!そんな!」
楠一重:「次は……アンタよ」
“スターゲイザー”:オールドレイスに駆け寄り、抱え起こす。
楠一重:「何を……」
“スターゲイザー”:「しっかりしてください!ねえ!死なないで!」
“スターゲイザー”:「負けるわけにはいかないんですよね?そうですよね?」
“スターゲイザー”:「あなたがいくらジャームに成り果てても、それは変わってないはずですよね?」
“スターゲイザー”:「お願いです!ほら!立ってください!」
“スターゲイザー”:「——」
“スターゲイザー”:耳元で、そっと何事かを呟く。
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:その言葉に反応するように、ゆっくりとその身を起こす。
楠一重:「ッ!」
オールドレイス:再び影が収束していく。膨大なレネゲイドが周囲に解き放たれる。
楠一重:「いいわ。アンタの悪趣味な人形遊びにだって、付き合ってやる」
楠一重:「……地獄の底までね!」
楠一重:じゃきん!再び刃を構える
オールドレイス:≪加速する刻≫。
オールドレイス:オールドレイスの手番
オールドレイス:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪原初の灰:ストライクミラージュ≫+≪背教者の王≫+≪能力強奪≫+≪原初の白:スターダストレイン≫
三日月ユウキ:スターダストレイン!?
楠一重:は!?
三日月ユウキ:やべ~
木虎ツグミ:そんなんまで撃つの!?
夏目靖章:正気かこいつ
三日月ユウキ:能力が奪われちゃうメカ!
オールドレイス:対象木虎ツグミ・三日月ユウキ・楠一重・夏目靖章・レイヴン・スペクター345・スターゲイザー
三日月ユウキ:見境なしじゃん
オールドレイス:18DX7+1 リアクション不可
DoubleCross : (18R10+1[7]) → 10[1,1,1,4,5,5,5,6,6,6,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,3,4,6,8,8,9,10]+10[1,4,8,9]+4[2,4]+1 → 35
三日月ユウキ:リアクション不可!
楠一重:しかもリア不てお前
夏目靖章:リア不か~!
木虎ツグミ:言われずとも不可!
オールドレイス:4D10+41
DoubleCross : (4D10+41) → 20[1,7,3,9]+41 → 61
楠一重:死ぬ…三日月さんのロイス切って復帰…
楠一重:残り初期ロイスのみです…
木虎ツグミ:死ぬので楠さんのロイスを昇華!残りロイス4枚!
夏目靖章:流石に無理!スターゲイザーのロイス切って復活!
オールドレイス:≪能力強奪≫により対象は全員≪リザレクト≫を使用不能になります。
木虎ツグミ:元からそんな余裕ないよ!嫌味か!!
楠一重:ふざけているのか~~
三日月ユウキ:頑張れ楠さん
夏目靖章:これ以上はやらせねえ
三日月ユウキ:私はミアちゃんのロイスを切って復活します。きついぜ。
オールドレイス:オールドレイスの全身が、爆発するように変形する。
オールドレイス:周囲のあらゆる全てを破壊し尽す、影の鞭、漆黒の刃。
オールドレイス:オーヴァード達からレネゲイドを吸収し、さらにその体積を増して荒れ狂う。完全な暴走状態だ。
オールドレイス:「オォオオオオ……オオオオオオォッ!!」
楠一重:「ぐ……がは……」
楠一重:至近距離から貫かれ、切り刻まれ、臓腑から振り絞るように血を吐き出す
“スターゲイザー”:「何するんですか……!もう……ジャームは結局ジャームですね……!」
夏目靖章:「あの状態からこんな力が……なんなんだこいつは…!?」
夏目靖章:脇腹を抉られ膝をつく
三日月ユウキ:「俺はまだ死なん。だが……楠……!」
レイヴン:「何だ?クスノキ。もうへばったのか?」
楠一重:「……やかま……しいわ」
レイヴン:「俺はまだまだ行けるぞ。ここからだろ?楽しいのは。なあ?」
楠一重:「こっちの台詞よ……私は……こんなところで死んだりしない」
楠一重:「生きてやることがある……!」
楠一重:「死んでたまるかッ!」
楠一重:立ち上がり、敵を見据える
GM:ではイニシアチブ3、木虎さんの手番です
木虎ツグミ:はい!マイナーで8m前進!メジャーはどうせ庇われるからクレイジードライブ使わずいつものコンボ!
木虎ツグミ:轟雷爪牙:魔獣の本能Lv1+コンセントレイト:キュマイラLv3+降魔の雷Lv4
エンゲージ
オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]
(2m)
木虎[3]
(8m)
三日月[14]夏目[4]
木虎ツグミ:対象スターゲイザー!参ります!
楠一重:いや!
木虎ツグミ:13dx7+16
DoubleCross : (13R10+16[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,6,6,6,7,9,10,10]+4[2,3,4,4]+16 → 30
木虎ツグミ:あ、え
木虎ツグミ:何かありましたっけ!?
夏目靖章:どうした楠!
楠一重:対象はオールドレイスの方が
楠一重:庇われなかった時に確実な気がする
楠一重:ライフで受けられるとまずい
楠一重:相手のHPは1だし
オールドレイス:ダイス+6個≪原初の緑:炎陣≫カバー
楠一重:あ!杞憂!
楠一重:いけーっ!
木虎ツグミ:あ、良かった!庇ってた!
夏目靖章:よかったカバーしてくれた
木虎ツグミ:ではダメージ!
木虎ツグミ:4d10+37+16
DoubleCross : (4D10+37+16) → 16[3,6,4,3]+37+16 → 69
三日月ユウキ:十三分!
楠一重:ヨシ!
夏目靖章:この過剰な火力よ!
木虎ツグミ:流石に落ちないとか言わんだろ!
オールドレイス:死亡!蘇生エフェクトなし。
オールドレイス:≪ラストアクション≫
三日月ユウキ:く、楠さーん!
夏目靖章:おいおいおいおい
木虎ツグミ:うそでしょ!?
オールドレイス:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪原初の灰:ストライクミラージュ≫+≪背教者の王≫
楠一重:????
オールドレイス:対象“スターゲイザー”
楠一重:うおおおおおお
楠一重:お前…!
夏目靖章:目覚めたか…!
オールドレイス:18DX7+1
DoubleCross : (18R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,5,6,6,7,9,10,10]+10[2,5,6,7]+2[2]+1 → 23
三日月ユウキ:嫌われたもんだなスターゲイザーちゃん
オールドレイス:3D10+41
DoubleCross : (3D10+41) → 9[4,4,1]+41 → 50
“スターゲイザー”:生きてま~~~~す
木虎ツグミ:死ね!!
GM:演出どうぞ!
木虎ツグミ:オールドレイスの振るう影を受けボロボロになりながら、それでも前へと駆けだす。
オールドレイス:獣のような咆哮を上げ、全方位に影の鞭を振るう。あらゆるものを死に至らしめる、絶対の殺刃圏。
木虎ツグミ:集中状態により躱すなどの機転は効かない。耐えるほどの余力もない。それでも。
木虎ツグミ:削れた個所をその都度再生しながら、ただ前へ。狙うはただ一人、全ての元凶。
木虎ツグミ:雷を纏わせた右手と左手を強く打ち合わせ、指と指とを組み合わせる。放たれた雷はその軌道をなぞり——
木虎ツグミ:獲物を食らう顎へ変わる。
オールドレイス:笑みを浮かべるスターゲイザー。その前に、オールドレイスが立ちはだかる。
オールドレイス:大量の影の刃が重なり、雷を阻まんとする。
オールドレイス:最早、鋼の仮面の他には、人の原型はどこにもない。
“スターゲイザー”:「わー!すごいすごい!頑張ってください!負けないで!」
オールドレイス:だが、限界が訪れる。激しい電光に焼き焦がされ、影の身体はぼろぼろと崩れ落ちていく。
オールドレイス:「…………!」
オールドレイス:激しい光に呑まれるように、影は薄れていき、
オールドレイス:やがて、すべて消える。あとに残された仮面だけが、からん、と虚しく転がる。
“スターゲイザー”:「あらら」
“スターゲイザー”:「残念ですねえ。彼、本当にお気に入りだったんですが」
“スターゲイザー”:「まあいいです。また次を……」
GM:瞬間、“スターゲイザー”の腹が、背後から貫かれる。
“スターゲイザー”:「う……っ……!?」
GM:障壁の向こう側、彼女自身の影が鋭利な刃となって、“スターゲイザー”を刺し貫いている。
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:人の形はどこにもない。ただの小さな影だ。
“スターゲイザー”:「この……!往生際が悪いですよ!」
GM:“スターゲイザー”が遺産を乱暴に放り投げる。爆風と共に、影は吹き飛び、ただの影へと戻る。
GM:ではイニシアチブ0、夏目さんの手番です
木虎ツグミ:あ、その前に!
木虎ツグミ:すみません忘れたんですが三日月さんのロイスを切って不利な効果を消します!
木虎ツグミ:そうでないとスパークウェッジで死ぬ!
GM:どうぞ!
夏目靖章:では改めて私の手番
夏目靖章:マイナーなし、全力移動で楠さんのエンゲージへ
エンゲージ
スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]夏目[0]
(2m)
木虎[3]
(8m)
三日月[14]
楠一重:夏目さん!
夏目靖章:これ以上楠さんのロイスは切らせん
三日月ユウキ:楠さんをたのんだぞ
夏目靖章:「飼い犬にまで噛みつかれるとは、いよいよもって愉快だな、"スターゲイザー"」
“スターゲイザー”:「ふん!何とでも言ったらどうですか!」
“スターゲイザー”:「どうせ勝つのは僕なんですから」
夏目靖章:静かな足取りで楠さんの隣、そしてスターゲイザーの眼前へ歩みをすすめる
“スターゲイザー”:「その時に煽らなければ良かったなんて思っても遅いですからね!」
夏目靖章:「君はあの時言ったな」
夏目靖章:「自分はジャームではないと」
“スターゲイザー”:「ええ、そうですよ?」
夏目靖章:「ジャームと人間を隔てるものは、絆の有無……しかし」
夏目靖章:「君のいう絆はそこに転がる仮面だ。ペットを繋ぐ鎖に過ぎない」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:軽薄な笑顔が固まる。
夏目靖章:「人間の絆は、決してそれだけじゃあない。それがわからない限り……」
夏目靖章:「君は一人だ、"スターゲイザー"!」
“スターゲイザー”:「……うるさいですね、うるさいうるさいうるさいですよ!」
“スターゲイザー”:「僕はジャームなんかじゃない!あんな連中と一緒にしないでください!!」
“スターゲイザー”:「何でそんなにひどいことが言えるんですか!?とても不愉快です!!」
三日月ユウキ:「全く……今の状況でこれだけ口が回るとは。楠は任せても良さそうだな」
夏目靖章:「ああ、任せてもらおう。一重くんが一番危なっかしいからね」三日月さんに後ろ手で手を振り
楠一重:「何よ……足を引っ張るつもりは……」
楠一重:夥しい血を流しながら、敵に向き合っている
夏目靖章:「もちろん、引っ張られるつもりもないさ」
夏目靖章:「手を引くのは紳士の役割だ。止めは任せるよ、一重くん」
楠一重:「……ふん」
楠一重:「足並み、遅れるんじゃないわよ」
楠一重:言いつつも肩を並べる。
楠一重:再び視線に闘志が漲っていく。
夏目靖章:「教えてあげよう、"スターゲイザー"」
夏目靖章:「人間の絆の力ってやつをね」
GM:クリンナップ……なし!
GM:第2ラウンドを開始します。
GM:セットアップ!
レイヴン:≪原初の黄:加速装置≫行動値+8
木虎ツグミ:今回は無し!
楠一重:なし!
夏目靖章:コンボ『Deadlock』《氷の城塞》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:15+3d10
DoubleCross : (15+3D10) → 15+24[9,10,5] → 39
夏目靖章:ラウンド中被ダメージ-39
楠一重:うおおお
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+8(侵蝕率:153->161)した
楠一重:出目がいい!
GM:出目良すぎの固すぎ太郎か?
木虎ツグミ:風が向いてる!!
木虎ツグミ:出目良すぎは人のこと言えんやろGMぅ!!
神鳥谷つばめ:なし。
スペクター345:なし。
“スターゲイザー”:なし。
エンゲージ
スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]夏目[0]
(2m)
木虎[3]
(8m)
三日月[9]
“スターゲイザー”:イニシアチブ45
“スターゲイザー”:マイナーでチャリオットバラーに騎乗。
“スターゲイザー”:メジャー
“スターゲイザー”:≪コンセントレイト:オルクス≫+≪マルチウェポン≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪形なき剣≫+≪オーバーロード≫+≪要の陣形(未知なる陣形)≫+≪原初の赤:伸縮腕≫
“スターゲイザー”:対象5体
三日月ユウキ:タスケテ~
木虎ツグミ:PC+レイヴンでピッタリ?
楠一重:ですね
夏目靖章:くそ~
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #1
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 木虎ツグミ
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #2
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 三日月ユウキ
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #3
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 三日月ユウキ
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #4
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 夏目靖章
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #5
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 木虎ツグミ
GM:く、楠……!!
木虎ツグミ:は!?
楠一重:???
夏目靖章:どういうことだい
三日月ユウキ:そうだぞ!
木虎ツグミ:ビックリした……
GM:楠さんとレイヴンが助かりました
楠一重:うおおおお
三日月ユウキ:未知なる陣形だから全員攻撃できるんじゃ?
夏目靖章:運が向いてきたぜ~
木虎ツグミ:楠さんが助かったのはでかい!
GM:ここは単にスタゲ野郎の特別チョイスですね
三日月ユウキ:完全なる理解
GM:こいつはあんまり投げるのが上手くない!
楠一重:ダイスに救われた…!
夏目靖章:スタゲはそういう事する!
木虎ツグミ:やーいへたっぴ!
楠一重:なるほどな
“スターゲイザー”:18DX7 ドッジダイス-2個
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[1,1,1,3,4,4,4,4,4,5,5,6,6,7,8,8,10,10]+10[4,7,7,7,10]+10[1,2,5,10]+4[4] → 34
夏目靖章:ガード 《氷盾》でガード値+25
木虎ツグミ:一応ドッジ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+2(侵蝕率:161->163)した
木虎ツグミ:10dx+1=>34
DoubleCross : (10R10+1[10]>=34) → 10[1,2,2,3,4,5,8,8,9,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗
楠一重:いけるっ!!
楠一重:ミアちゃん!!
三日月ユウキ:リアクション不可だぜ
三日月ユウキ:ミアセラちゃんは判定前宣言だぜ!
GM:残念だが特異点は事前使用だぜ
木虎ツグミ:ミアちゃん切ります?一応後二回くらいは死んでも余裕ありますが
木虎ツグミ:あ、そうか
楠一重:ぐげーっ
楠一重:そうだったのか…
夏目靖章:残念…
GM:あ~でも完全制御特異点だしな~
GM:普通の特異点とは?違うかもしれないな~
楠一重:!!
夏目靖章:こっちが使ってくれって言わなくても、ミアちゃんの意志なら!
木虎ツグミ:ミアちゃん……!
楠一重:ミアちゃん!覚醒しろ!!
GM:ちっ!仕方ねえな……
GM:今回のNPCカードにおいてはありとします
楠一重:ひと味…違うのね…
GM:使え使え~
楠一重:では使用します!いいよね!
三日月ユウキ:GMがそう言うなら仕方ないな
楠一重:NPCカード:ミアセラで木虎さんのドッジ出目を+20!
木虎ツグミ:合計34!ピッタリ回避!
“スターゲイザー”:聖剣の王者+鬼切の古太刀+フォールんブレイド+フォールンブレイド
“スターゲイザー”:聖剣の王者をオーバーロード。
夏目靖章:貴重な聖剣をこいつ…
三日月ユウキ:俺の聖剣が!
“スターゲイザー”:15+15+10+9+9+4D10
DoubleCross : (15+15+10+9+9+4D10) → 15+15+10+9+9+21[9,3,8,1] → 79
夏目靖章:ガード値、装甲、軽減諸々で98点までは無傷なので
夏目靖章:効かんなあ
木虎ツグミ:かってえ!!
GM:狂人か????????
三日月ユウキ:私は全然死ぬ!ミアセラちゃんのロイスを切って復活します。
楠一重:ヒエッ
三日月ユウキ:もうあと3個しかロイスねえ!
“スターゲイザー”:「いきますよ~」
“スターゲイザー”:“スターゲイザー”が外套をはためかせ、巨竜に飛び乗る。
“スターゲイザー”:遥か上方から、立て続けに暴走した遺産を連射、君達を微塵に引き裂かんとする。
“スターゲイザー”:「おりゃーっ!くらえ!」
楠一重:「ッ!外した!?でもこの範囲は……!」
楠一重:「三日月!木虎!!」
楠一重:抉られる地面の間を走りながら、後方へ叫ぶ
三日月ユウキ:「どこまでタネが多いんだ、こいつは……!」攻撃を受けながらも両腕だけは守り切る。
三日月ユウキ:「人の心配をしている場合か、楠!俺は死なん。奴から意識を逸らすな!」
夏目靖章:「動揺しているのか?さっきより狙いが甘いぞ」
夏目靖章:無造作に飛んでくる遺産をいなす。薔薇の領域を限定的に、自分の肉体だけに作用させて出力を高めている
夏目靖章:自分と楠、二人だけを守るのならこの方が効率がいい
GM:荒れ狂う遺産が木虎さんに迫る。到底避けられない軌道。喰らえば致命傷になるだろう。
木虎ツグミ:刃の嵐を前に、それでも足を止めるわけにはいかなくて。
木虎ツグミ:「っ!」 歯を食いしばり、衝撃に備える。例えどこが吹き飛ばされても、またすぐに駆けだせるように。
GM:だが、待ち受けていた衝撃は、訪れない。
GM:木虎さんを貫く直前で、遺産は嘘のように軌道を変え、明後日の方向に飛んでいき、廃墟を粉々に粉砕する。
三日月ユウキ:「木虎も心配はいらない。そうだな……」
ミアセラ:ミアセラが、朝霧に抱えられながら、強い視線で“スターゲイザー”を見据えている。
ミアセラ:「私は、信じてる」
ミアセラ:「皆が必ず、あなたに勝つって!」
“スターゲイザー”:「はぁ~~~!?何ですか今の!?ズルくないですか!?そんなのありですか!?卑怯ですよ!!無しです!!ノーカン!!」
木虎ツグミ:「……ミア、ちゃん」 振り向くことは出来ない。今は、目を合わせるよりも同じものを見据えるときだ。
レイヴン:イニシアチブ18。
レイヴン:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スペクター345]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スペクター345]) → 木虎ツグミ
三日月ユウキ:ツグちゃんが!
夏目靖章:レイヴンの姐御!そりゃないぜ!
レイヴン:マイナー≪原初の青:イオノクラフト≫
レイヴン:木虎さんに接敵。
エンゲージ
スターゲイザー[45]スペクター345[12]楠[5]夏目[0]
(2m)
木虎[3]レイヴン[18]
(8m)
三日月[9]
木虎ツグミ:うわ、エンゲージすんの!?
三日月ユウキ:ツグちゃんが近づけなくなっちゃう!
楠一重:ふざけているのか~~!
レイヴン:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫+≪原初の紫:援護の風≫
レイヴン:15DX7+8
DoubleCross : (15R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,5,5,6,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[2,3,3,6,7,7,9,9]+10[1,6,6,8]+10[9]+10[7]+5[5]+8 → 63
楠一重:きっつー
木虎ツグミ:一応ドッジ!
木虎ツグミ:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[1,1,2,5,6,7,9,9,10,10]+2[2,2]+1 → 13
三日月ユウキ:これは避けられねえ
木虎ツグミ:回しただけ頑張った方!!
レイヴン:42+7D10
DoubleCross : (42+7D10) → 42+51[9,7,10,10,5,7,3] → 93
夏目靖章:くそーこっちに来てくれてれば耐えられたのに
木虎ツグミ:5回死ねる!十一支部のタイタス昇華!!
木虎ツグミ:またGMのダイス目が悪さしてんなあ!?
レイヴン:“スターゲイザー”に迫る木虎さんの眼前に、レイヴンが降り立つ。
レイヴン:「いい根性してるな、お嬢ちゃん」
レイヴン:「俺と遊んでくれよ」
木虎ツグミ:「嫌です!どいてください!」
レイヴン:「そう言わずに……さぁッ!」
レイヴン:赤熱し、爆炎を纏った拳を、君に叩き込む!
木虎ツグミ:「私は、スターゲイザーを」 そう言い終える前に、拳に貫かれる。
木虎ツグミ:「っが、ぁ!」
楠一重:「木虎ッ!!」
楠一重:「レイヴン……!」
レイヴン:「お?死んだか?」
楠一重:「アンタの相手は、こっち……でしょ!」
楠一重:「かかってきなさいよ!!」
レイヴン:「いやぁ、面白そうなのがいたんで」
レイヴン:木虎さんを見下ろす。
楠一重:「立てるわよね……立ちなさいッ!」
楠一重:「こんな奴らに……コケにされたままで……」
楠一重:「終わっていいわけないでしょ!木虎!」
木虎ツグミ:その声に応えるように。
木虎ツグミ:一度は項垂れた腕が。ツグミの胴体を貫いたままのレイヴンの腕を掴む。
レイヴン:「おっ」
木虎ツグミ:「死、んで、なんか!いませ、ん!!」
レイヴン:「はっはぁ、今のでまだ立つか」
木虎ツグミ:その瞳は未だ獣のまま。闘気を、戦意を。失ってはいない。
レイヴン:「やっぱ根性あんじゃん」
神鳥谷つばめ:イニシアチブ16
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪フェイタルヒット ≫
神鳥谷つばめ:choice[スターゲイザー,スペクター345,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[スターゲイザー,スペクター345,レイヴン]) → スペクター345
神鳥谷つばめ:17DX7+10 リアクションC値-2
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,4,5,5,7,7,7,8,8,9,9]+6[4,5,5,5,6,6,6]+10 → 26
神鳥谷つばめ:3D10+11+4D10
DoubleCross : (3D10+11+4D10) → 20[10,3,7]+11+16[3,7,5,1] → 47
スペクター345:瀕死!
木虎ツグミ:死んでくれ!
夏目靖章:惜しかったか~
楠一重:ちくしょう!
スペクター345:再び機銃を展開しようとする少女達。その三つの頭部のうち二つが、一度の狙撃で同時に撃ち抜かれる。
スペクター345:「あっ」「ぎ」
スペクター345:「あぁあ ひどい ひどい そんな」
楠一重:「!」
スペクター345:残ったひとつの頭が、よろよろと泣き叫ぶ。
楠一重:(味方はまだいる、勝機はある……!)
スペクター345:イニシアチブ12
スペクター345:同エンゲージ攻撃不可
スペクター345:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,レイヴン]) → 三日月ユウキ
スペクター345:対象三日月さん!
三日月ユウキ:ヘイトは無いのかヘイトは!
木虎ツグミ:レイヴンに何回かボコされてたじゃん!
GM:あっこいつ誰に撃たれたっけ……?
楠一重:棺に無効化されたのでは…?
木虎ツグミ:あ、そっか……
三日月ユウキ:クソ~!
GM:そうだよね……?もうGMの頭は限界なんだ
スペクター345:12DX7
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[2,2,2,3,6,6,7,8,8,10,10,10]+10[1,1,7,8,9,10]+10[3,6,9,10]+10[3,10]+10[9]+6[6] → 56
三日月ユウキ:まあいいや。
三日月ユウキ:リア不!
三日月ユウキ:そろそろ回復回数がヤベ~
スペクター345:12+6D10 自身以外攻撃時24点ダメージ
DoubleCross : (12+6D10) → 12+34[10,7,4,1,10,2] → 46
三日月ユウキ:うわわわわ
スペクター345:あっ!
三日月ユウキ:初期ロイスのコウくんのロイスを昇華して復活しよー。
スペクター345:Eロイス≪サディスティック10≫
三日月ユウキ:なんだと!
スペクター345:ダメージロールで10が2個出たのでHP20回復。
三日月ユウキ:ヤロ~!
木虎ツグミ:お前~~!!
夏目靖章:最悪!
楠一重:ばっきゃろう!
スペクター345:「あぁああ……あぁあああ……」
スペクター345:呻き声と共に、機銃を振り回し乱射する。
スペクター345:弾丸の雨が放たれた先には、三日月ユウキ。
三日月ユウキ:「ぐ、ううう……!」銃弾を受け、初めて苦悶の声を漏らす。傷が闇に溶けていくが、再生が追いついていない。
スペクター345:「みて だれか わたしを みて」
GM:イニシアチブ9、三日月さん!
三日月ユウキ:「寂しがり屋が……!悪いが……地獄まで付き合うつもりはない」
三日月ユウキ:マイナーで隠密、メジャーで《見えざる死神》。侵食よりロイスがヤベ~
三日月ユウキ:スペクターを攻撃します。エイッ
三日月ユウキ:10DX+32
DoubleCross : (10R10+32[10]) → 10[1,3,4,5,6,7,7,9,10,10]+5[3,5]+32 → 47
スペクター345:暴走リア不!
三日月ユウキ:5d10+49 ガード装甲有効
DoubleCross : (5D10+49) → 38[10,7,9,10,2]+49 → 87
三日月ユウキ:スーパー高い!
スペクター345:死亡!!
スペクター345:復活エフェクトもない!
夏目靖章:やった!
木虎ツグミ:よっし!!
楠一重:よっっしゃあああああ
スペクター345:≪スパークウェッジ≫の効果も解除されます。
スペクター345:しかし!
スペクター345:思い出した
木虎ツグミ:は!?
三日月ユウキ:なにかあるのか!
楠一重:!!??
スペクター345:まずEロイス≪拒絶の結界≫が先ほどの神鳥谷の攻撃で無効化されています
スペクター345:そしてEロイス≪死は甘きもの≫
スペクター345:ダメージを受けた際、相手の侵蝕3上昇!
スペクター345:三日月さんには3上げてもらうぜ
三日月ユウキ:見えざる死神で2点、Eロイスで3点上がって106になるよ~
三日月ユウキ:ゲヒャヒャ!帰れるか不安になってきたぜ~
三日月ユウキ:では演出
三日月ユウキ:身を翻すと同時に"ハイドストーカー”を起動。電を帯びた矢が最後に残った頭を穿ち、焼き焦がす。
三日月ユウキ:「お返しする。馴れ合いは好かん。3人もいるんだ。じゃれ合いは姉妹だけでやるんだな」
スペクター345:「あ」
スペクター345:「あ……が……」
スペクター345:鋼の仮面を矢が貫く。三つの頭すべてが沈黙し、
スペクター345:力なく地面に崩れ落ち、ぴくりとも動かなくなる。
“スターゲイザー”:「あら~、もうですか?結構頑張って施術したんですけどねえ」
三日月ユウキ:「そうすれば哀れな姿を誰に見られることもない。……次は貴様だ"スターゲイザー”」喚起される衝動を物ともせず、スターゲイザーを一瞥する
“スターゲイザー”:「心理効果も狙ったんですが。可哀想じゃなかったですか?撃つのを躊躇ったりとか。そういうのなかったかな~」
三日月ユウキ:「チッ……。それを言うならお前も少しは怯えてほしいものだがな」
GM:イニシアチブ5、楠さんの手番です。
夏目靖章:《解放の雫》楠、夏目のメジャーアクション達成値を+12 侵蝕+2 適用自由
楠一重:いただきます!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+5(侵蝕率:163->168)した
楠一重:メインプロセス。マイナーでブラッドコントロール、メジャーでコンセ+渇きの主+獣の力+獣王の力
楠一重:対象は無論スターゲイザー
“スターゲイザー”:こい!
楠一重:ではNPCカードのミアセラを使用し、達成値を+20
楠一重:いきます!
楠一重:11dx7+38
DoubleCross : (11R10+38[7]) → 10[3,3,5,6,6,6,7,7,8,9,10]+10[1,1,4,7,8]+10[7,10]+10[4,8]+10[7]+5[5]+38 → 93
楠一重:よし!!
GM:ウワァアアア
夏目靖章:ひゅー!
“スターゲイザー”:ガーード!
三日月ユウキ:年貢の納め時だぞスターゲイザー!
木虎ツグミ:堕ちろ!!
楠一重:10d10+37+37
DoubleCross : (10D10+37+37) → 34[8,5,1,4,3,5,1,1,5,1]+37+37 → 108
楠一重:装甲無視!
三日月ユウキ:やったか……!?
“スターゲイザー”:装甲無視!?!?!?!?!?
夏目靖章:どうなんだい!
木虎ツグミ:装甲分で落ちてたりしろ!!
“スターゲイザー”:リビングコートの効果起動!!
“スターゲイザー”:4D10
DoubleCross : (4D10) → 22[8,3,5,6] → 22
“スターゲイザー”:フ~~~~~
木虎ツグミ:何着てんだテメエ!!
木虎ツグミ:フ~~~~~じゃあねえ!!
“スターゲイザー”:死ぬところだったぜ……
夏目靖章:死んどけよ!
“スターゲイザー”:リビングコートは破壊されます。
“スターゲイザー”:超瀕死。
楠一重:「心理効果なら十分よ」
楠一重:「こっちの『殺意』は、抑えきれない」
楠一重:「存分に」
楠一重:じゃきん!!
楠一重:両腕から刃が飛び出す、低い姿勢で突っ込む!
楠一重:「味あわせてやるッ!!」
“スターゲイザー”:「またあなたですか?しつこいなあ」
“スターゲイザー”:「何度やったら気が済むんですか?学習してください」
“スターゲイザー”:つまらなそうに掌を翳す。
“スターゲイザー”:超圧縮された不可視の空気の壁が展開され、君の行く手を阻む!
楠一重: ぎ きん !!
楠一重:空中に刃が止まる、虚空が軋む音が鳴る
楠一重:「学習すべきなのは」
楠一重:「アンタの方よ」
楠一重:「私は言ったわ」
楠一重:「『その口を閉じろ』って」
楠一重:みし べき
楠一重:食い込む刃が、厚みを増していく
楠一重:オールドレイスの血、スペクターの血
楠一重:この場に流された血の全てを吸い上げ、束ねて
楠一重:虚空の壁に血の刃が深く食い込んでいく。
“スターゲイザー”:「……? 何を……」
ミアセラ:ミアセラが楠の背中を、その刃を見据える。
楠一重:「まだわからないの」
ミアセラ:本来存在するはずの無い障壁の隙間、歪を、元々『そこにあった』ことにする。
楠一重:「アンタのしたことが、アンタに追いつきに来た」
ミアセラ:事象が歪み、絶対の障壁に、亀裂が走る。
楠一重:「——復讐よ」
楠一重: ざぐ しゅっ!!!
“スターゲイザー”:「な——」
楠一重:壁を砕き、深々と切り裂く
楠一重:刃も砕けるが
楠一重:「しゃあああああッ!!」
楠一重:腕をだらりと下げたまま
楠一重:その顎で喉笛に食らいつこうとする!
“スターゲイザー”:「ひっ……わぁあっ!!」
“スターゲイザー”:たたらを踏みながら、楠さんを跳ね退けようと乱暴に遺産を振るう。
楠一重:弾き飛ばされ、地面に転がり
楠一重:それでも紅いひとつ目が、スターゲイザーを睨み続けている。
“スターゲイザー”:「はっ……はっ……」
“スターゲイザー”:「何なんですかあなた……頭おかしいんじゃないですか……!?」怯えと焦りの入り混じった目。
“スターゲイザー”:「ああ、なんで、傷が……」
“スターゲイザー”:先程貫かれた腹の傷が、未だに再生していない。
“スターゲイザー”:「この程度の傷、どうしてリザレクトしないんですか……!」
楠一重:「逃さない」
楠一重:「どこにも逃さない」
楠一重:ふらつきながら、立ち上がる
楠一重:「アンタのしたことの全てを、思い知らせてやる!!」
GM:イニシアチブ3、木虎さんの手番です。
木虎ツグミ:マイナーで大槌を装備、メジャーでレイヴンに白兵攻撃!
木虎ツグミ:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[2,3,4,4,7,7,8,10,10,10]+10[1,8,10]+1[1]+2 → 23
木虎ツグミ:えらいぞ!!
夏目靖章:ようやった!
楠一重:よっしゃー!
三日月ユウキ:後乗せ系は要らないかな
レイヴン:ガード!
木虎ツグミ:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 3[1,1,1]+12 → 15
木虎ツグミ:うっそぉ
三日月ユウキ:あわわわわ
楠一重:うおおおお
三日月ユウキ:まあ仕方ない
レイヴン:≪雲散霧消≫!
レイヴン:無傷!
夏目靖章:そんなー
木虎ツグミ:まあどっちみち通らなかったかな……
夏目靖章:あ、ちょっと待った!
夏目靖章:雲散霧消はエフェクトにしか効かないぞ!
楠一重:ソウカッ!
GM:しまったァッッ
レイヴン:通ります!
木虎ツグミ:よっし!!
木虎ツグミ:「離して、下さ」 レイヴンの腕をつかんだままの両手に雷撃を流そうとして——
木虎ツグミ:「あっ、ぅ!?」 体を走る激痛に動きが止まる。
レイヴン:「どうした?もう限界か?」
木虎ツグミ:ツグミの発電細胞は特殊に変異しており、高出力の雷を武器などを介さずに放つことが出来る。
木虎ツグミ:しかし、それ故に経戦や短期間での連発には不向きだ。無理をすれば、発電細胞そのものが焼き付いてしまう。
木虎ツグミ:この連戦の中。三日月の指摘した限界が、ついに訪れたのだ。
木虎ツグミ:でも。
木虎ツグミ:「限界、なんかじゃ」
木虎ツグミ:それだけだ。
木虎ツグミ:「あり、ません!!」
木虎ツグミ:発電細胞が使えないだけ。雷撃が撃てないだけ。それだけの話だ。
木虎ツグミ:掴んでいた腕を離し、夏目が用意してくれた折り畳み式のハンマーを引き抜く。そして。
木虎ツグミ:真正面から、レイヴンの顔目掛けて振りぬいた。
レイヴン:それを、そのまま額で受け止める。
レイヴン:「いい目だな、お前」
レイヴン:君の目を、ぎょろぎょろと動く双眸で覗き込む。
レイヴン:「こんなもんじゃあないだろ、なあ?」
GM:イニシアチブ0!夏目さんの手番です
夏目靖章:マイナーなし!
夏目靖章:メジャー、クリスタルシールドでスターゲイザーを攻撃!
“スターゲイザー”:こい!
夏目靖章:2dx+11
DoubleCross : (2R10+11[10]) → 9[4,9]+11 → 20
楠一重:出目がいい!
三日月ユウキ:こーろーせ!こーろーせ!
夏目靖章:よーしよし
“スターゲイザー”:ガード!
木虎ツグミ:やっちまえ!!
夏目靖章:3d10+37
DoubleCross : (3D10+37) → 16[8,4,4]+37 → 53
夏目靖章:いいかんじ!
“スターゲイザー”:なっ……何だ盾役でその攻撃力は これが狩りの統率者の力……!?
夏目靖章:やっぱりツグミくんは俺の天使なんだなって
“スターゲイザー”:死ぬ……!復活エフェクトなし!
木虎ツグミ:行ったあああああ!!
楠一重:いよっしゃああああああ
夏目靖章:よっしゃー!
“スターゲイザー”:「……もういいです……!まとめて吹き飛んでください!」
“スターゲイザー”:周囲に大量の遺産を展開、あらゆるものを薙ぎ払わんと、その全てを暴走させる。
“スターゲイザー”:同時に巨竜の頭を撫でる。竜は首を擡げ、開いた口の奥から真紅の業火が漏れ出す。
夏目靖章:「いいや、もうじき年貢の納め時だ。"スターゲイザー"」
夏目靖章:放たれようとしていた周囲の遺産が、次々と地に墜ちる
“スターゲイザー”:「……!?」周囲を見回す。
夏目靖章:遺産そのものではない、それを操る大本である"スターゲイザー"自身から、力が奪われていく
“スターゲイザー”:「な……」
“スターゲイザー”:「何を……したんですか……!!」
夏目靖章:「一重くんの刃が届いた時に、既に種子は仕込んである」
夏目靖章:"スターゲイザー"の身体に絡みつくように、氷の薔薇のビジョンが姿を表し
夏目靖章:それらが一斉に"燃える"
“スターゲイザー”:「うっ……あぁああああっ!?」
夏目靖章:茨が肌に食い込む、しかし痛くはない。炎が身を焦がす、しかし熱くはない。
“スターゲイザー”:「……え……?」
夏目靖章:ただ静かに、"スターゲイザー"の生命力そのものが青い炎とともに蒸発していく
“スターゲイザー”:「っ……う……」
“スターゲイザー”:がくがくと脚が震え、膝を付く。
夏目靖章:寒気とともに、心臓の鼓動が少しずつ遅くなる。
“スターゲイザー”:「や……だ……こんな……」
“スターゲイザー”:「まだ……負けて……な……」
夏目靖章:「ジャームとはいえ、女性の顔を殴るわけには行かないからね」
夏目靖章:「"スターゲイザー"。人の絆は、人を縛る鎖ではない。だが……」
夏目靖章:「決して温かいものばかりではない」
“スターゲイザー”:主人より先に巨竜が崩れ落ち、乗っていた“スターゲイザー”は地面に投げ出される。
“スターゲイザー”:「がっ!う……うぅう……」
夏目靖章:「君の負けだ、スターゲイザー」
夏目靖章:「君が弄んだ絆の報いを受けると良い」
“スターゲイザー”:「や……嫌……だ……」
“スターゲイザー”:「特異点……僕……の……」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:青い炎に包まれ、伸ばしたその手が力なく地に落ちる。
夏目靖章:「…………」瞑目し、楠さんたちへ振り返る
夏目靖章:「さて、後は一人……」
楠一重:「ええ……座興は終わり、けど」
楠一重:「楽に帰してはくれそうにないわね」
レイヴン:「……ようやく邪魔者が片付いたな」
レイヴン:ただ一人、周囲の全てが敵となった状況で、心底楽しそうに、笑う。
三日月ユウキ:「七対一の状況でまだ戦うつもりか?」
レイヴン:「当然」
レイヴン:「その為に来たんだからな」
楠一重:「……イカれてるわ」
楠一重:「戦闘狂が」
レイヴン:赤熱した両翼を大きく広げ、君達を見据える。
レイヴン:「よく言われる」
楠一重:「それ以外の生き方は出来ないわけ」
楠一重:「こんな力があって……」
楠一重:「アンタは、誰かに側にいて欲しいとか、思わないの」
楠一重:赤く輝く翼を見上げる
レイヴン:「だからここにいる」
楠一重:「……」
レイヴン:「自分の生き方は自分にも曲げられない」
レイヴン:「誰かが決めたものじゃないからな。そうなんだろう?お前達も」
レイヴン:楠を、木虎を、君達を見る。
楠一重:「……言い返せないわね」
楠一重:「決着を付けましょう」
楠一重:「それが、約束だから」
楠一重:静かに構える
レイヴン:「ああ」
レイヴン:「始めようか」
レイヴン:「最終ラウンドだ」
GM:第3ラウンドを開始します。
三日月ユウキ:おうよ……!
楠一重:くそったれー!
木虎ツグミ:やってやんよ!!
GM:セットアップから!
楠一重:なし!!
レイヴン:セットアップ≪原初の黄:加速装置≫行動値+8
三日月ユウキ:ないでがんす
木虎ツグミ:ターゲットロックLv4+攻性変色Lv5!対象レイヴン!
夏目靖章:なし!
夏目靖章:ごめん!使います!
夏目靖章:コンボ『Deadlock』《氷の城塞》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:15+3d10
DoubleCross : (15+3D10) → 15+17[9,2,6] → 32
夏目靖章:ラウンド中被ダメージ-32
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+8(侵蝕率:168->176)した
エンゲージ
楠[5]夏目[0]
(2m)
木虎[3]レイヴン[18]
(8m)
三日月[9]
レイヴン:イニシアチブ18
レイヴン:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]) → 三日月ユウキ
レイヴン:死ね!三日月ユウキ!
三日月ユウキ:やってみろ
レイヴン:マイナー≪原初の青:イオノクラフト≫で三日月さんにエンゲージ
エンゲージ
楠[5]夏目[0]
(2m)
木虎[3]
(8m)
三日月[9]レイヴン[18]
レイヴン:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫+≪原初の紫:援護の風≫
レイヴン:15DX7+8
DoubleCross : (15R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,5,5,6,7,7,9,10,10]+10[7,7,8,9,9]+10[4,5,7,8,9]+10[3,4,7]+5[5]+8 → 53
三日月ユウキ:暴走中なのでリアクション不可です!
レイヴン:6D10+42
DoubleCross : (6D10+42) → 28[6,8,1,3,8,2]+42 → 70
三日月ユウキ:うおお!倒れる……!"ブラインドネス"さんのロイスを昇華して復活します!
三日月ユウキ:残りロイス1枚しかない!
レイヴン:≪円環螺旋≫+≪喰らわれし贄≫+≪背徳の理≫+≪破壊の渦動≫
レイヴン:自身に装甲値+18、攻撃力+18、ダイス+12、装甲無視付与
三日月ユウキ:ぐえええ
三日月ユウキ:装甲を増やすな!
楠一重:うぎゃああああああ
夏目靖章:何だこいつ…
木虎ツグミ:装甲がきつすぎる
楠一重:これはまずい
木虎ツグミ:いやダイス増加も地味に怖いけど何より装甲がキツイ
レイヴン:レイヴンが燃え盛る翼を羽搏かせる。
レイヴン:紅蓮の羽根が君達の視界を埋め尽くし、それらが引っ切り無しに連鎖爆発を起こし続ける。
朝霧鏡花:戦闘が始まってから、ミアセラを守るべく剣を振るい続けてきた朝霧も、限界が近い。
朝霧鏡花:全身に火傷を負い、抉られた脇腹からは肋骨が覗いている。ミアセラを守りながらでは、回避も許されない。
朝霧鏡花:舞い飛ぶ羽根と爆風を幾つもの刀で捌きながら、叫ぶ。
朝霧鏡花:「……こちらも長くは持ちません!決着を!」
レイヴン:荒涼たる、死と破壊の領域。煉獄めいた空間が現出する。
レイヴン:その中をレイヴンだけが、宙を舞う鳥のように自由に疾駆する。
レイヴン:狙う先は、三日月ユウキ。
三日月ユウキ:「お……おおおお!」透明化と再出現を繰り返し、爆撃から逃れようとするが
レイヴン:「よう」その眼前に現れ。
レイヴン:「お前も、面白そうだな」
レイヴン:爆風を纏った蹴りを放つ!
三日月ユウキ:めきゃっ
三日月ユウキ:「ご……ぼっ」蹴りをまともに受け、骨の折れる音と共に吹き飛ばされる。口からは大量の血。
レイヴン:「はっはー!まァだ立てんだろ!?なあ!!」
三日月ユウキ:「愚問……だな……」振らつき、血を吐き続けながらも立ち上がる
三日月ユウキ:「お前は強い……だが……俺の戦った中では二番目だ」
レイヴン:「へぇ?」
レイヴン:「そりゃ気になる話だな」
レイヴン:「ならお前を倒せば」
レイヴン:「俺が一番になるってことだな」
三日月ユウキ:「太陽と比べれば、鳥一匹落とすのは」ぶっ、と口に溜まった血を地面に吐き捨て。「屁でもない」
三日月ユウキ:限界は近く、射手としては致命的な距離で退治しながら、それでも強がってみせる
三日月ユウキ:「試してみろ。お前は月を落とせるかな」
レイヴン:「面白い」
レイヴン:にたりと笑み。
レイヴン:「俄然挑戦したくなる」
レイヴン:≪原初の虚:夜魔の領域≫
レイヴン:行動値0で再行動。
神鳥谷つばめ:イニシアチブ16
神鳥谷つばめ:自身に≪ブリッツクリーク≫
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪フェイタルヒット ≫
神鳥谷つばめ:choice[レイヴン]
神鳥谷つばめ:17DX7+10
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[2,3,3,4,4,4,4,5,5,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,1,1,3,4,8,9,10]+10[1,6,8]+6[6]+10 → 46
レイヴン:ドッジ!
レイヴン:14DX12
DoubleCross : (14R10[12]) → 10[1,1,2,2,3,4,6,6,6,7,9,10,10,10] → 10
神鳥谷つばめ:5D10+11+4D10
DoubleCross : (5D10+11+4D10) → 24[8,3,3,6,4]+11+23[3,6,9,5] → 58
レイヴン:痛すぎる……こいつ……
レイヴン:≪雲散霧消≫を切って-40
レイヴン:装甲で無傷!
神鳥谷つばめ:再行動。
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪戦神の祝福 ≫
神鳥谷つばめ:17DX7+10
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,7,7,7,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,5,6,7,8,10,10,10]+10[1,2,6,9,10]+10[1,9]+6[6]+10 → 56
レイヴン:ドッジ!
レイヴン:14DX12
DoubleCross : (14R10[12]) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7,10] → 10
神鳥谷つばめ:6D10+11+10D10
DoubleCross : (6D10+11+10D10) → 31[8,5,10,4,3,1]+11+46[4,6,3,6,5,3,5,2,8,4] → 88
レイヴン:クソ女!!!
GM:常に爆風と熱波が渦巻き続ける空間。銃弾の軌道など安易に逸らされ、狙撃などできるはずがない。
GM:当然だ。そうでなければ、レイヴンが戦場において最強であり続けられた道理など無い。
レイヴン:狙撃手の存在には気付きながらも、そちらには注意を払おうともしない。
GM:遥か遠方で一瞬、閃光。神鳥谷のマズルフラッシュだ。
レイヴン:「外野は引っ込んでろよ」
GM:絶え間ない爆風の連鎖。いかに超高速の弾丸と言えど、その軌道を逸らされ、明後日の方向に飛んでいく。
GM:弾丸は虚しく、瓦礫に弾痕を刻んで跳ね返される。
GM:だが、そこから更に、二度の跳弾。
GM:鋭角の軌道、その先は爆風の切れ目——レイヴンの直下。
レイヴン:「!!」
神鳥谷つばめ:爆風によるレイヴンの防御は絶対――などではない。
神鳥谷つばめ:舞い落ちる羽根、その赤熱から爆発までには常に一定の規則性が存在する。
神鳥谷つばめ:それさえ理解すれば、弾道の予測など容易いことだ——神鳥谷つばめにとっては。
GM:死角からの弾丸が、レイヴンの片目を抉り、穿つ!
レイヴン:「嘘だろ……ははッ!狙いやがったのか!?」
神鳥谷つばめ:「再生まで約12秒」
神鳥谷つばめ:君達の無線から声が響く。
神鳥谷つばめ:「ケリを付けろ。UGN」
三日月ユウキ:私の番だぜ~
GM:イニシアチブ9、三日月さんの手番です
三日月ユウキ:攻撃しま~す
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩を使って隠密。メジャーで《見えざる死神》使って殴ります。もう雲散霧消無いし。
レイヴン:ウゲ~~ッ
三日月ユウキ:10DX+32
DoubleCross : (10R10+32[10]) → 10[1,1,2,4,5,5,6,10,10,10]+9[2,7,9]+32 → 51
レイヴン:ドッジ!
レイヴン:14DX
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,2,3,3,3,6,6,6,8,9,9,9,10,10]+6[2,6] → 16
三日月ユウキ:6d10+49
DoubleCross : (6D10+49) → 41[6,1,5,10,9,10]+49 → 90
三日月ユウキ:装甲ガード有効!
GM:なんだその出目は
三日月ユウキ:侵食は2上がって108に成ります
三日月ユウキ:殺意が光っている
レイヴン:まだ……生きてる……!
三日月ユウキ:そして超人的な予測による狙撃の他にもう一つ、レイヴンの身に届く一矢がある。
三日月ユウキ:神鳥谷による狙撃と、それを防ぐための爆炎、傾けた注意力、そして片目が潰れたことによって増える死角。
三日月ユウキ:生じた一瞬の隙を逃さず、知覚不能の暗殺狙撃がレイヴンを襲う。どれほど強大な防御能力でも、それを発動させる意思すら生じなければ無意味だ
三日月ユウキ:「レイヴン。お前は強い」
三日月ユウキ:「だがだからこそ負ける。死力を尽くして戦った経験がお前には足りない」
三日月ユウキ:「もう一度戦ったらお前が勝つだろう。しかしこの一夜は俺たちが勝つ」
三日月ユウキ:「二度目は与えない。月の光に抱かれて眠れ」
レイヴン:「は、ははははっ!!」赤熱した胴体に穿たれた大穴。溢れる自身の血が、高温で沸騰、蒸発していく。
レイヴン:「いいぞ……いいぞお前ら……」
レイヴン:「最ッッ高だ!!」
GM:イニシアチブ5.楠さんの手番です
楠一重:待機!
GM:OK!ではイニシアチブ3!木虎さん!
木虎ツグミ:こちらも待機!
GM:こいつら……何か企んでいやがるな……
GM:ではイニシアチブ0、夏目さん。
夏目靖章:同じく待機!
GM:こいつら~~
GM:ではイニシアチブ0.レイヴンの手番です
三日月ユウキ:来いよ……
木虎ツグミ:どこでも来い!できれば楠さん以外で!
レイヴン:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]) → 木虎ツグミ
三日月ユウキ:ツグちゃ~ん!
レイヴン:木虎ツグミ!お前だ!
木虎ツグミ:いいぞ!来い!!
レイヴン:≪原初の青:イオノクラフト≫
レイヴン:木虎さんにエンゲージ。
エンゲージ
楠[待機]夏目[待機]
(2m)
木虎[待機]レイヴン[0]
(8m)
三日月[9]
レイヴン:メジャー≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫
レイヴン:13DX7+8
DoubleCross : (13R10+8[7]) → 10[2,2,3,4,4,6,7,8,9,9,9,9,9]+10[1,3,3,3,5,7,8]+6[6,6]+8 → 34
木虎ツグミ:一応ドッジ!
木虎ツグミ:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[1,1,1,2,2,5,6,8,9,10]+7[7]+1 → 18
レイヴン:あ、間違い!申し訳ない
木虎ツグミ:え?
レイヴン:ダイスが12個増えてる~
木虎ツグミ:知るか!!
夏目靖章:ふざけんな!
レイヴン:25DX7+8
DoubleCross : (25R10+8[7]) → 10[1,1,1,1,1,3,3,3,3,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,5,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[4,5,6,6,6,7,8,9,10]+10[6,6,6,9]+10[9]+10[10]+3[3]+8 → 71
木虎ツグミ:どうせ当たるしどうせ死ぬんだよ!結果は変わらんよ!!
レイヴン:ごめんあそばせ……
木虎ツグミ:回避はさっきの値で良いです?どうせ躱せませんし
GM:了解です~
レイヴン:8D10+60 装甲無視
DoubleCross : (8D10+60) → 39[2,2,8,7,10,2,7,1]+60 → 99
楠一重:ほんとに出目いいなこのGM…
木虎ツグミ:6回弱死ねるので両親のロイスを昇華!!
レイヴン:絶え間ない爆発が君の周囲で引っ切り無しに炸裂し続ける。業火と熱風が容赦なく身体を焼き焦がしていく。
レイヴン:「どうしたどうしたァア!? こんなもんじゃねえだろッ!!」
レイヴン:レイヴンが大きく翼を振るう。君の周囲に大量の羽根が舞い、連鎖して凄まじい爆発が巻き起こる!
木虎ツグミ:「……っ!」 爆風に焦がされ、飛ばされ、打ち据えられる。その最中で。
三日月ユウキ:警戒を呼びかけることも木虎の名を呼ぶこともしない。レイヴンの姿を追い、射撃の隙を伺い続ける。木虎が立ち上がると心の底から信じている。
木虎ツグミ:首の違和感に気付く。お守りを提げていたはずの、紐の感覚がない。
木虎ツグミ:震える手で探っても見つからない。この猛攻の中、焼き切れてしまったのだろう。
木虎ツグミ:当然と言えば当然だ。どれだけツグミにとって大切でも、それはただのお守りでただの布の塊だから。
木虎ツグミ:この爆風の中で無傷に済むはずもない。
木虎ツグミ:「……」 目の淵に溜まった涙を、拭う。
木虎ツグミ:「……大丈夫、大丈夫!」
木虎ツグミ:お守りがなくなったって、お父さんとお母さんが言ってくれた言葉が消えるわけじゃない。
木虎ツグミ:気を付けて。どうか無事に帰っておいでと。祈ってくれた思いは消えない。
木虎ツグミ:「皆で、いっしょに帰るんです!」
木虎ツグミ:そのために、何度だって立ち上がる。
ミアセラ:「……ミ……ツグミーーっ!!」
ミアセラ:絶え間ない爆音の中で、微かに声がする。
ミアセラ:業火の向こうで、ミアセラが懸命に叫んでいる。煤に汚れ、ドレスはぼろぼろだ。
ミアセラ:「ツグミ……!!」
ミアセラ:「——」
GM:ミアセラの必死の叫びは、爆音にかき消される。
GM:だが君には、彼女が何と言ったのか分かるだろう。
木虎ツグミ:「……はい、ミアちゃん」
木虎ツグミ:「絶対に、勝ちます!」
GM:イニシアチブ0、夏目さんの手番です
夏目靖章:マイナーで2m戦闘移動、レイヴン、木虎さんへエンゲージ
エンゲージ
楠[待機]
(2m)
木虎[待機]レイヴン[0]夏目[0]
(8m)
三日月[9]
夏目靖章:メジャーで木虎さんに《戦乙女の導き》メジャーダイス+5 攻撃力+5
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:176->179)した
夏目靖章:「ツグミくん!」爆風をかき分け、木虎さんの元へ駆けつける
木虎ツグミ:「夏目、さん」
夏目靖章:木虎さんの肩を支えた時に、首元のお守りが消えていることに気づく
夏目靖章:「……良かった、お父さんとお母さんが守ってくれたみたいだね」
木虎ツグミ:「!……はい!」 その言葉に目を見開いたのち、笑う。
木虎ツグミ:誇らしげで、自慢げで、少しだけ泣きそうな。子供の笑顔だ。
夏目靖章:「ふふ、なら帰ってお礼を言わないといけないな」
夏目靖章:木虎さんの手のひらに一輪、花弁を握らせる
夏目靖章:「不甲斐ない話だがこっちもそろそろ限界でね、守り通せる自身がない」
夏目靖章:「だから君に託す」
夏目靖章:「俺に約束を守らせてくれ」
木虎ツグミ:「はい!任されました!」
GM:では木虎さんの手番です。
木虎ツグミ:マイナーで暴走解除、メジャーでレイヴンに白兵攻撃!
木虎ツグミ:あ、いや暴走はしてない。ちょっとぼけてました。
木虎ツグミ:そしてメジャー判定前にミアちゃんの効果使用!
木虎ツグミ:15dx-1+20
DoubleCross : (15R10-1+20[10]) → 10[1,1,3,3,3,3,6,6,6,7,7,7,7,8,10]+3[3]+19 → 32
レイヴン:ガード!
木虎ツグミ:4d10+12+37+5
DoubleCross : (4D10+12+37+5) → 26[7,1,9,9]+12+37+5 → 80
木虎ツグミ:よしえらい!
レイヴン:ウワーーッ
夏目靖章:えらいぞ!
レイヴン:HP0!
楠一重:うおおおおお
レイヴン:≪蘇生復活≫!
楠一重:ちくしょおおおおお!!
レイヴン:HP1で復活!
木虎ツグミ:やっぱあったか!!
夏目靖章:決めろ!楠!
木虎ツグミ:夏目さんにもらった花びらごと、ハンマーを握りしめる。
木虎ツグミ:そして、駆け出す。積み重なった瓦礫を跳び上り、目指すはレイヴンの懐へ。
レイヴン:大量の羽根が、君の視界を埋め尽くす。その全てが絶大な威力を秘めている。喰らえば即ち、死だ。
ミアセラ:「……ツグミっ!!」
ミアセラ:轟音の中、ミアセラが叫ぶ。
ミアセラ:「真っすぐ!!」
木虎ツグミ:「はい!ミアちゃん!」
木虎ツグミ:羽根をかき分けるように、真っ直ぐ突き進む。恐怖も、躊躇いもなく。
木虎ツグミ:だって、ミアちゃんが言ったから。それなら、ただ。
木虎ツグミ:信じるだけだ。
GM:赤熱した羽根が炸裂する。業火と爆風が君の身体を襲い——
GM:その全てが、君の背を押す、追い風となる。
木虎ツグミ:風に導かれるように、跳ぶ。そして。
木虎ツグミ:ツグミの瞳が、レイヴンをとらえる。獣の牙が、烏へ届く。
木虎ツグミ:振り下ろされた大槌が、レイヴンを地面へと叩きつける。
レイヴン:「ご……あ……ッ」
レイヴン:連戦を重ねてきた身体に、致命打が撃ち込まれる。
レイヴン:全身の赤熱が解け、さらに硬質化も解除されていく。
レイヴン:元の人間の姿となって、
レイヴン:だが、それでもまだ、立ち上がる。
レイヴン:「は、は、は、はは」
レイヴン:「すっっげーーーェ楽しいなァ!! おいッ!! ははははははーーッ!!」
木虎ツグミ:着地と同時に膝をつき、立ち上がれない。それでも瞳はレイヴンを見据えたまま。
レイヴン:黒翼を羽搏かせると、暴風が吹き荒れる。羽根は尽きるどころか、さらにその勢いを増し、君達の視界を埋め尽くす!
木虎ツグミ:「楠さん!」
楠一重:声よりも早く。
三日月ユウキ:「借りを返してこい」
楠一重:体は動いている。視界を埋め尽くす黒い羽の中へと
楠一重:飛び込んでいく。
夏目靖章:「勝てよ……楠一重!」
GM:楠さんの手番です。
楠一重:マイナーでハンティングスタイル+ブラッドコントロール
楠一重:メジャーでコンセントレイト+渇きの主
楠一重:対象はレイヴン
エンゲージ
木虎[0]レイヴン[0]夏目[0]楠[0]
(8m)
三日月[9]
レイヴン:来い!
楠一重:12dx7+6
DoubleCross : (12R10+6[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,4,6,6,7,9,10]+10[3,7,10]+6[5,6]+6 → 32
レイヴン:ガード!!
三日月ユウキ:バディムーブあーげる!
GM:ダメージどうぞ!
楠一重:4d10+13
DoubleCross : (4D10+13) → 18[2,9,2,5]+13 → 31
楠一重:ダメージは少ないが
楠一重:…装甲無視だ!
レイヴン:HP0に。
レイヴン:復活エフェクトは……
レイヴン:なし!
楠一重:うおおおおおお
木虎ツグミ:やったあああああああああ!!
夏目靖章:やったああああ!
三日月ユウキ:強かった……
楠一重:終わった……
夏目靖章:凄まじい戦いだった……
GM:戦闘終了。あなた達の勝利です。
楠一重:「———。」
楠一重:吠える、駆ける。ただ彼方の敵を見据えて。
楠一重:戦うことを決めた日から、立ち塞がるのがどんな怪物であろうと。
楠一重:そうしてきたように。
楠一重:ばき ぱきっ
楠一重:左腕に甲殻めいた赤い盾を形成。爆風を強硬に突破すべく、急所を守りながら突き進む。
レイヴン:最早機動性は失われている。だが、戦意は少しも揺らいでいない。ここからでも全員を倒して、勝つ気でいる。
レイヴン:そして彼女には、それが出来る。
レイヴン:絶え間ない連鎖爆発。超高密度の爆風の嵐は、最早絶対の障壁に等しい。
レイヴン:業火と衝撃波が、君の全身を微塵に砕かんと襲い来る!
楠一重:ぶづ、と。肉が捻れ、骨が砕ける音を聞く。
楠一重:左腕が半身ごと吹き飛ぶ。それでも出血は少ない。
三日月ユウキ:「……決まったな。この戦い」
三日月ユウキ:「楠の勝ちだ」
楠一重:体を流れる一滴の血さえも、逃さないように。
楠一重:それが残った右腕へと集まり、武器と化す。
楠一重:自分に与えられた、たった一枚の手札。ブラム・ストーカーのありふれた白兵戦能力。
楠一重:それでも。
楠一重:「ぅう……」
楠一重:自分にあるのはこの手札だけだから。
楠一重:今、ここに立っているのは私なんだから。
楠一重:「あああああああああッ!!」
楠一重: ざ しゅっ
レイヴン:爆炎の中で哄笑する。迫る敵を打ち砕かんと、拳を振るう。
レイヴン:「ははは…………はははははッ!!」
レイヴン:「楠……一重ェーーッ!!」
楠一重:身をかがめ、紙一重の回避
楠一重:眼帯が千切れ飛び
楠一重:抉られた片目の傷跡が顕になる。
楠一重:右腕一本。雀蜂の棘のように研ぎ澄まされた貫手が
楠一重:真っ直ぐに、最短にレイヴンの心臓を貫く。
楠一重:放たれた、赤い一つの最後の矢が敵へとたどり着く。
レイヴン:「——」
楠一重:「生き方は」
楠一重:「誰にも曲げられない」
レイヴン:笑みは崩さず、至近距離で君を見据える。
楠一重:「———獲ったわ。大烏。」
レイヴン:再び振るおうとした拳は、空中で静止したまま動かず。
楠一重:至近距離で
楠一重:その目を見上げ
楠一重:ずるりと倒れる。
楠一重:抉り飛ばされた半身から一気に血が流れ出る。
レイヴン:それを見下ろして。
レイヴン:「……はッ」
レイヴン:満ち足りた笑みを浮かべる。
レイヴン:「楠一重」
レイヴン:「……お前達の、勝ちだ」
レイヴン:そう言って、膝を付き、倒れ伏す。
GM:舞い散る羽根の赤熱は解け、ただの黒い羽根となり、ただ宙を漂って地に落ちる。
GM:後には、どこまでも続く廃墟の静寂だけが残る。
GM:---
GM:バックトラックです。
GM:Eロイスはこちら
GM:
スペクター345
超越活性
孤独の叫び
傲慢な理想
傲慢な理想
拒絶の結界
サディスティック10
死は甘きもの
オールドレイス
悪夢の鏡像
変異する悪夢
唯我独尊
破滅の足音
惨劇の輪廻
殺刃圏
GM:計13個!
木虎ツグミ:13!?
GM:振りたいやつは振りな!
夏目靖章:太っ腹!
木虎ツグミ:振ります!!
夏目靖章:振らないと死ぬ!
楠一重:13!!??
楠一重:ふる!!
楠一重:140-13d10
DoubleCross : (140-13D10) → 140-62[2,8,3,5,4,9,5,1,6,2,9,6,2] → 78
楠一重:等倍!
楠一重:78-2d10
DoubleCross : (78-2D10) → 78-8[2,6] → 70
楠一重:5点!!
木虎ツグミ:125-13d10
DoubleCross : (125-13D10) → 125-66[8,6,8,9,2,1,2,5,7,1,10,5,2] → 59
木虎ツグミ:こっちも等倍!
木虎ツグミ:59-1d10
DoubleCross : (59-1D10) → 59-10[10] → 49
夏目靖章:179-13d10
DoubleCross : (179-13D10) → 179-74[8,4,5,10,7,2,9,4,5,8,3,6,3] → 105
夏目靖章:これはメモリーいらないな。ロイス5、等倍で振ります
夏目靖章:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-21[2,10,1,7,1] → 84
夏目靖章:帰還!
三日月ユウキ:多いな!?
三日月ユウキ:振ります
三日月ユウキ:108-13D10
DoubleCross : (108-13D10) → 108-78[4,6,9,10,6,9,6,7,4,3,8,4,2] → 30
楠一重:222
楠一重:www
三日月ユウキ:2倍振りしま~す
三日月ユウキ:30-2d10
DoubleCross : (30-2D10) → 30-10[7,3] → 20
三日月ユウキ:3点!
木虎ツグミ:49なので3点か
楠一重:大天使神鳥谷つばめ
夏目靖章:5点!
GM:いつもの5点にシナリオ10点!Dロイスが…………
GM:ちょっと待って 多すぎるから……
GM:
“ノヴォルーニエ”
亜純血
“ブラインドネス”
遺産継承者
“カリュプス”
遺産継承者
“スターゲイザー”
秘密兵器
遺産継承者
遺産継承者
遺産継承者
遺産継承者
遺産継承者
GM:9点!
GM:合計24点にそれぞれの侵蝕分を足して贈呈!
三日月ユウキ:27点!もらいま~す
木虎ツグミ:同じく27点!
夏目靖章:29点!いただきます!
楠一重:28!ありがたく!!
GM:それでは贈呈!お疲れさまでした!
木虎ツグミ:お疲れさまでした、ありがとうございました!
夏目靖章:お疲れさまでした!最高!
楠一重:おつかれっさまでしたーーー!
三日月ユウキ:たのしかっ……た……
【ED/Welcome back to “N”】
GM:立ち込める黒煙の中、立っているのは君達だけだ。
GM:時間は既に、三日前の試合開始時刻のそれを過ぎている。
GM:試合は終了した。君達の勝利だ。
木虎ツグミ:「ミアちゃん!」
木虎ツグミ:戦闘が終わったのを確認すると同時に、振り向いて駆け出す。
ミアセラ:「……ツグミ……!」
ミアセラ:こちらも走り出す。煤や煙で汚れていたが、ずっと朝霧の背中にいたため、ほとんど無傷だ。
ミアセラ:「ツグミ……!大丈夫……!?ひどいケガ……!」
木虎ツグミ:「大丈夫です!それよりミアちゃん!私達、勝ちました!」
木虎ツグミ:「勝ちましたよ!ミアちゃんが信じてくれたおかげです!」
木虎ツグミ:駆け寄った勢いで抱きあげて、笑いかける。
ミアセラ:「うん……! ……うん……!」
ミアセラ:涙ぐみ、君に抱き着く。
ミアセラ:「ありがと、ありがとう、ツグミ……!」
ミアセラ:「……かっこよかったよ!すっごく!」
木虎ツグミ:「私こそ、信じてくれてありがとうございます!ミアちゃんの力、感じましたよ!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんが助けてくれたんだって、分かりました!」
ミアセラ:「ううん、お礼を言うのは……私」
ミアセラ:「私、一人じゃ何もできなかった。助けてくれたこともそうだけど……」
ミアセラ:「誰かを本当に信じられたの、私、はじめてだった」
ミアセラ:「だから……ありがとう、ツグミ。私に信じさせてくれて」
ミアセラ:「この力で、私」
ミアセラ:「……はじめて、誰かを助けられた気がする」
ミアセラ:はにかむように笑う。
ミアセラ:「ありがとう、ツグミ」
ミアセラ:「大好きだよ」
木虎ツグミ:「!……あ、えっと」 勝てたことやミアが笑ってくれたこと。嬉しいことが多すぎて言葉が出てこなくなって。
木虎ツグミ:「私も!ミアちゃんのこと大好きです!!」
木虎ツグミ:精一杯、苦しくないようにだけ気を付けてミアちゃんを抱きしめる。
ミアセラ:「ふふっ、あははは!」
ミアセラ:初めて出会った時が嘘のように、屈託なく笑って、
ミアセラ:「……そうだ……」
ミアセラ:煤けた懐から何かを取り出す。
ミアセラ:「ツグミ……これ……」
ミアセラ:「……大切なものなんでしょ? ……ごめん、ボロボロに、なっちゃったけど……」
木虎ツグミ:「え」
ミアセラ:ミアセラが差し出したそれは、半分以上焦げ、焼失してはいるが、
ミアセラ:確かに君が失くしたお守りだ。
木虎ツグミ:「これ、って」
木虎ツグミ:信じられないような顔をしながらそれを受け取る。
木虎ツグミ:間違いない。どれだけボロボロでも、見間違えるはずはない。
ミアセラ:少しだけ、悪戯っぽく笑って。
ミアセラ:「みんなには、内緒だよ?」
ミアセラ:「私のこの力、これからは」
ミアセラ:「誰かに命令されてじゃない。私の気持ちで使うよ」
ミアセラ:「私と……私が好きな人たちのために」
ミアセラ:しーっ、と、指を口に当てる。
ミアセラ:「だから、ね」
ミアセラ:「特別だよ?」
木虎ツグミ:一瞬だけ、泣きそうになるけど。その仕草に解けるように笑って。
木虎ツグミ:「はい、絶対内緒にします」
木虎ツグミ:「新しい約束、です」
ミアセラ:「うん、約束」
ミアセラ:少しだけ背伸びをして、こつん、と額を付けて。
ミアセラ:「信じてるから」
三日月ユウキ:「……この三日で」二人の姿を見守りながら
三日月ユウキ:「お前も強くなったな。ミアセラ……そして」
三日月ユウキ:「お前もよくやってくれた。神鳥谷」
神鳥谷つばめ:長大なライフルを背に担いだ神鳥谷が、ゆっくりと歩いてくる。
神鳥谷つばめ:「どうもどうも。お疲れさまでした~」
神鳥谷つばめ:「すっごい暑そうでしたね。みなさん大丈夫でした?」
三日月ユウキ:「……暑そう……素朴な感想だな。なんと言うか、力が抜ける」
神鳥谷つばめ:「あははー、ごめんなさい。スコープ覗くと傍観者気分になるの、よくないんですけどね」
三日月ユウキ:「あれだけの業を持っているとは信じられんな。お前に戦場は似合わない」
三日月ユウキ:「それでも戦うのは、やはり……家族の為か?」
神鳥谷つばめ:「買い被りすぎですよ。専門は違えど、私にはあなたのほうが余程すごいな~って思いますし……」
神鳥谷つばめ:「ええ、まあ……そうですね」
神鳥谷つばめ:ミアセラに目を向ける。
ミアセラ:「……」彼女の事情は一通り聞いている。数歩歩み出て視線を合わせる。
神鳥谷つばめ:歩み寄り、しゃがみ込んで。
神鳥谷つばめ:「あなたが、特異点の子?」
ミアセラ:「……はい」
神鳥谷つばめ:「私は神鳥谷つばめ。よろしくね」
神鳥谷つばめ:「うーん……そうだな……」
神鳥谷つばめ:少し悩んで、
神鳥谷つばめ:「誤魔化すようなのはしたくないから、はっきり言うけど」
神鳥谷つばめ:「私の弟がね、病気なの。もうずっと苦しんでいて、このままだと助かる見込みもなくてね」
神鳥谷つばめ:「だから、この戦いに参加したの。奇跡でも起きない限り、弟は助からないから」
神鳥谷つばめ:「その為に、あなたの力を利用させてほしい」
神鳥谷つばめ:「勝手な話だけど。これが私の願い」
三日月ユウキ:「ミアセラ。今のお前なら……出来るな?」
ミアセラ:「…………」三日月さんの言葉に頷いて。
三日月ユウキ:「家族を失う痛みは俺もよく知っている」
三日月ユウキ:「時にその痛みは人を残酷にする。だが神鳥谷は人を撃つことではなく信じることを選んだ」
三日月ユウキ:「それが正しい選択だったと証明してくれ。俺からも頼む」
神鳥谷つばめ:「……あなたも、家族を?」
三日月ユウキ:「昔の話だ。俺は間違えた」
三日月ユウキ:「だからこそ同じ思いを誰かに背負ってほしくはない」
神鳥谷つばめ:「…………」
ミアセラ:「……私の力で、もし……誰かを助けられるなら」
ミアセラ:「助けたいって……思います。私……精一杯、やってみます」
神鳥谷つばめ:「……本当?」
ミアセラ:「はい」頷いて。「私が、そうしたいから」
木虎ツグミ:「あ、その!ミアちゃん!」
ミアセラ:「!」
木虎ツグミ:「実はその、神鳥谷さんと交渉した時に私がミアちゃんに治してもらえばいいんじゃないですかって言っちゃって」
木虎ツグミ:「よく考えると、ミアちゃんには自分の力なんだから使いたいように使っていいんですって言ったのに」
木虎ツグミ:「勝手にそんなこと言っちゃって、ダメだったなって思うんですけど」
ミアセラ:「そうなの?」目をぱちくりさせて
ミアセラ:「じゃあ、ツグミは」
ミアセラ:「私ならこうするって、分かってくれてたってことだね」
木虎ツグミ:「……あれ?そうなんでしょうか」
ミアセラ:「そうだよ」小さく笑う。
木虎ツグミ:「……ううんと、ちょっと分かんなくなってきちゃいましたけど」
木虎ツグミ:「ミアちゃんなら、きっと弟さんのこと助けられます」
木虎ツグミ:「私達も助けてもらいましたから」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの力なら、ミアちゃんなら。絶対出来ます」
神鳥谷つばめ:「……。……本当に……いいの?」
ミアセラ:二人に向けて頷く。
ミアセラ:「もちろん」
三日月ユウキ:「俺たちの望みはもう叶っている。構うことはない」
神鳥谷つばめ:「…………」
神鳥谷つばめ:「……そっか……。……そっか」
神鳥谷つばめ:「……ありがとう~~!」
神鳥谷つばめ:木虎さんとミアセラを、まとめて抱き締める。
ミアセラ:「わ、は、わ!」
木虎ツグミ:「ひゃっ!」
神鳥谷つばめ:「……ほんとにありがとう……!私……なんてお礼したらいいか……!」
神鳥谷つばめ:君達の頭を撫でながら。
神鳥谷つばめ:「本当に、ありがとうね……!」
神鳥谷つばめ:その目には涙が滲んでいる。
神鳥谷つばめ:「……あ、ごめん、苦しかったね、ごめんね」
神鳥谷つばめ:手を放して立ち上がり。
神鳥谷つばめ:「……あなたもありがとう、三日月ユウキさん」
三日月ユウキ:「フン。礼は元気な弟の姿を見てからにしろ」
神鳥谷つばめ:「さっきあなたは、私に戦場は似合わない……って言ったけど、それはあなたも同じだと思うな」
神鳥谷つばめ:「言ったでしょう?スコープを覗くと、どうしても傍観者の気分になるの」
神鳥谷つばめ:「照準器越しには、色んなことがよく見える」
神鳥谷つばめ:「三日月さん。あなたはとても、優しい子だね」
三日月ユウキ:「……フン。俺は自分を優しいと思ったことなど無い」
三日月ユウキ:「だが……お前ほどの者が言うなら。いつかはそうなるのかもしれないな」
三日月ユウキ:「落ちない陽が無いように。明けない夜もまた無い。いつかは……」
三日月ユウキ:「血に濡れた手でも、誰かを救えるようになるのかもな」
夏目靖章:「ふふ、かなり危なかったが、これで一件落着といったところかな」神鳥谷さんの後ろから声をかける
夏目靖章:「改めて礼を言うよ、つばめくん。俺たちを信じてくれてありがとう」
夏目靖章:こころなしかキリッとした表情
神鳥谷つばめ:「ああ、えーと……イケメンの方。お疲れさまです」
神鳥谷つばめ:「こちらこそ助かりました。ありがとうございます~」
夏目靖章:「(あれ、なんか反応薄いな……)」
夏目靖章:「(ていうか名前忘れられてる……!?)」
夏目靖章:「ゴホン……。まあ後は……」
夏目靖章:背中に視線を送る。その背には気絶したままの楠さんが背負われている。
夏目靖章:「全員五体満足で帰れば一件落着だ」
楠一重:傷を氷で止血され、体温を下げられ眠っている。
楠一重:ぐったり。
朝霧鏡花:「取れてますが」
朝霧鏡花:「腕」
夏目靖章:「うん、取れてるね……」
朝霧鏡花:ミアセラを守りきり、満身創痍の状態で歩いてくる。
朝霧鏡花:「まあ、付くでしょう。オーヴァードですし……僕も割と取れますが、今のところ毎回付いてます」
三日月ユウキ:「チッ。勝ったというのになんて顔して寝てるんだ」
夏目靖章:「正直、出血も致死量と言っていいものだった、だが……」
夏目靖章:「流れ出ていた血がね、少しずつだが"戻ろう"としていたんだ」
夏目靖章:「普通意識を失うとブラム・ストーカーの血液操作はできないはずなんだけどね。なんというか……」
夏目靖章:「それ自体に意志があって、彼女を生かそうとしているような……」
夏目靖章:「とにかく、これなら十分に再生できるだろう」
夏目靖章:「どこかに彼女の腕が転がっているはずだ、それを拾って……」
朝霧鏡花:「それは良かった。一人でも欠員が出れば、任務成功とは言えませんからね」
朝霧鏡花:「さて、あとはどう帰るかですが……」
“スターゲイザー”:「はい、皆さんお疲れさまでした~!」
“スターゲイザー”:不意に、“スターゲイザー”が姿を現す。
“スターゲイザー”:「ウワッなんかグニョって言った……何ですかこれ気持ち悪っ」
“スターゲイザー”:落ちた楠さんの腕を踏んづけて、夏目さんのほうへ放り投げる。
夏目靖章:「おいおい、もう少し丁寧に扱ってくれ」その腕を拾い上げる
“スターゲイザー”:「というわけで、制限時間終了です。試合は皆さんの勝利ということで!」
“スターゲイザー”:「おめでとうございまーす!約束通り商品は差し上げますよ」
ミアセラ:「…………」
“スターゲイザー”:「なんで睨むんですか……こわっ……」
夏目靖章:「おや、今回は随分と聞き分けがいいな」
木虎ツグミ:スターゲイザーを睨みながらミアちゃんを背に庇う。
“スターゲイザー”:「…………」
三日月ユウキ:「それだけ俺達の戦いに満足したということかな」
“スターゲイザー”:「まあ?本来の目的は大会の進行ですし?」
“スターゲイザー”:「そう。素晴らしいバトルがたっくさん見られましたし?」
“スターゲイザー”:「ええ。目的は完璧に果たせましたよ。大満足です!ええ!」
夏目靖章:「ふ、そうだな。君の目的はちゃんと果たされた」
夏目靖章:「この通り、ミアくんは新たな絆を得た。君の思惑通りにね」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:「は?分かってて言ってるでしょう?それ」
夏目靖章:「ただ、君のもとへは帰らないというだけだ」
“スターゲイザー”:「性格最悪!!!!」
“スターゲイザー”:「最終的に!!僕のもとに来なきゃ!!」
“スターゲイザー”:「何の意味もないでしょうがーーーっ!!」
“スターゲイザー”:「人が散々!何のために苦労したと……!!」
“スターゲイザー”:「長いこと!その子の!ご飯も!お風呂も!着替えも!ぜーーんぶ用意したのに!!」
“スターゲイザー”:「全部無駄ってことですか!?無駄無駄無駄!?全部!?」
ミアセラ:「……そのことは、感謝してます」
ミアセラ:「でも、あなたと一緒には、行けない」
“スターゲイザー”:「なんで!!!」
ミアセラ:「嫌いだから」
“スターゲイザー”:「………………!!」
“スターゲイザー”:「………………」
“スターゲイザー”:「くっ」
“スターゲイザー”:「くっ……く……く……」
“スターゲイザー”:「あぁーーーー!!悔しいーーーーーー!!」
“スターゲイザー”:両の拳をぶんぶんと振り、地団太を踏む。
“スターゲイザー”:「最っっ悪です!!!」
“スターゲイザー”:「やっぱ呼ばなきゃよかった!!あなた達なんて!!!!」
三日月ユウキ:「他の者を呼んでいたとしても、結果は同じだ。まだわからないのか、"スターゲイザー”」
三日月ユウキ:「強大な力を持ちながら、一人の少女を救うことを"苦労”としか思えない」
三日月ユウキ:「そのままのお前で居るうちは。三千世界に唯の一つも、お前に寄り添う者など現れない」
“スターゲイザー”:「……!! ~~~~!!」
“スターゲイザー”:「うる!!さい!!です!!よ!!」
“スターゲイザー”:「僕は僕で!楽しくやってるんです!!ええ!僕だけでも楽しく!!」
“スターゲイザー”:「友達なんて必要ありません!!欲しくもないです!!誰がそんな!!」
“スターゲイザー”:「僕は“スターゲイザー”ですよ!強いんです!無敵なんです!!」
“スターゲイザー”:「僕のことを分かってくれないあなた達が悪いんですよ!!!」
三日月ユウキ:「フン。やはりお前には首を飛ばすよりこちらのほうが効くようだな。帰ったらマニュアルを作っておくとしよう」
“スターゲイザー”:「作るな!!このーーーっ!!」
夏目靖章:「その無敵の"スターゲイザー"君に質問だが」
夏目靖章:「君、この3日間で何回死んだ?」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:「……どうして、そんなこと聞くんですか?」
夏目靖章:「いや何、異世界の同一人物とはいえ死人は死人だ」
夏目靖章:「どのような悪にも、鎮魂は必要だ。自分が殺したのなら尚更ね」
夏目靖章:「死んだ数だけ花を贈ろう。何人だ?」
夏目靖章:そう言いながら氷の薔薇の花束を作り始める
“スターゲイザー”:「くっ……こっ……この……!」
“スターゲイザー”:「そんなの……今更いちいち覚えてません!!」
“スターゲイザー”:「いりません!!あなたからの花束なんて!!」
“スターゲイザー”:「見た目女子高生だからって誰でも簡単になびくと思わないでください!!」
神鳥谷つばめ:やっぱりそうなのか……という視線。
夏目靖章:「ははは、フラれて心底嬉しかったのは初めてだ」
夏目靖章:「(何故か視線が痛い……)」
“スターゲイザー”:「きーーーっ!!ムカつくムカつくムカつきます!!!」
夏目靖章:「怒るのは構わないが、約束はちゃんと守ってくれよ?」
夏目靖章:「君のお遊びが終わったら、俺たちを元の世界に戻す約束だ」
“スターゲイザー”:「分かってますよそんなの!!うるさいですね!!」
朝霧鏡花:「じゃあ早くしてもらえますか?バイク乗りすぎてお尻痛いのではやく帰りたいんですが」
レイヴン:「ちょっと待て」
レイヴン:全身傷だらけのレイヴンが、平然と起き上がる。
夏目靖章:「レイヴン……」
レイヴン:瓦礫を踏み分け、のしのしと君達……三日月さんに歩み寄る。
三日月ユウキ:「……まだやる気か?」
レイヴン:懐から何かよく分からないものを取り出し、三日月さんに軽く放る。
三日月ユウキ:「?」パシッと空中で受け取る
三日月ユウキ:「これは?」
レイヴン:「そいつに渡してくれ」気絶している楠さんに顔を向け。
レイヴン:「トロフィーだ」
レイヴン:「……またやろう」
レイヴン:「楽しかったぜ、お前ら」
レイヴン:それだけ言って、踵を返して歩き去る。
三日月ユウキ:「伝えておこう。俺は二度とごめんだがな」
“スターゲイザー”:「はあ……今度やるとしてもあの人は絶対呼ばない……」
“スターゲイザー”:「じゃあ、いいですか?帰りますよ。忘れものとかあっても対応しませんからね」
ミアセラ:「…………」やや緊張した面持ちで、木虎さんの手を握る。
木虎ツグミ:「じゃあ、最後に一つだけ」 ミアちゃんの手を握り返しながら。
木虎ツグミ:「ミアちゃんに会わせてくれて、ありがとうございました!」 綺麗にお辞儀して見せる。
木虎ツグミ:「相手がどんな人でもお礼はちゃんと言いなさいってお母さんも言ってたので!」
ミアセラ:「えっ?あっ、あ?」
ミアセラ:「ありがとうございました……?」連られてお辞儀。
“スターゲイザー”:「…………」完全に硬直する。
“スターゲイザー”:「こっ……この……こっ……く……」
“スターゲイザー”:「あなた達!!絶対!!絶対やっつけてやりますから!!」
“スターゲイザー”:「今度こそ!!ギタギタにしてやりますからね!!ばーーかばーか!!ばーーーか!!」
“スターゲイザー”:「このっ……この……!!」
“スターゲイザー”:「覚えてろーーーーーーーーーー!!!!」
GM:殆ど泣き声のような“スターゲイザー”の捨て台詞と共に、君達の視界が歪む。
GM:一瞬の暗転と酩酊感。身体が宙に浮くような感覚がして——
GM:気付くと、君達は元のN市の街中に立っていた。
GM:夜明け前。まだ人通りは少ないが、確かに廃墟ではない。遠くから車の排気音やクラクションが聞こえてくる。
朝霧鏡花:「……約束は守ったようですね」
夏目靖章:「彼女は自分で定めたルールには忠実だ。最も……」
夏目靖章:「本当に"人間"であろうとするのなら他者との約束をこそ大事にすべきだと思うがね。言いそびれてしまった」
ミアセラ:「…………」少し不安そうに辺りを見回している。
木虎ツグミ:「ミアちゃん、ミアちゃん」 軽く手を引いて。
ミアセラ:「! なに?」
木虎ツグミ:「N市へようこそ!」
ミアセラ:「…………!」その言葉に目を見開いて。
ミアセラ:「……うん……!」
木虎ツグミ:「これから沢山話して、沢山遊んで、沢山笑いましょう!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの望むこと、全部全部叶えちゃいましょう!」
木虎ツグミ:笑いかける。初めて出会った時と、変わらない顔で。
ミアセラ:笑ってみせる。何の不安も無いように。
ミアセラ:何故なら、これからは、ずっと傍に——
ミアセラ:「……よろしくね、ツグミ!」
GM:---
GM:N市 喫茶店
GM:---
GM:激戦からしばらくが経ち、事後処理や負傷の治療も済んだ頃。
GM:君、木虎ツグミは、ミアセラと共に市内の喫茶店を訪れていた。
GM:テーブルを囲むのは他にも三人。君の所属する第十一支部の先輩たちだ。
ミアセラ:「…………」見慣れない顔に少しおずおずしている。
木虎ツグミ:「ミアちゃん、この人たちが私の先輩です!」
ミアセラ:「あ……いつも、話してる……?」
木虎ツグミ:「そうです!壬生先輩と、嬬恋先輩と、彩谷先輩!皆すごく優しくて頼れる先輩なんですよ!」
彩谷千映理:「先輩でーす」笑顔で手をひらひらする
壬生墨佳:「壬生先輩です」適当に手を振って。
嬬恋七瀬:「や、こんにちは。初めまして。」にこやかな笑み。
嬬恋七瀬:「嬬恋先輩です」
ミアセラ:「あ……よ……よろしく、お願いします……」
ミアセラ:「……ミアセラ・ヴェステライネンです」
壬生墨佳:「いや、兎にも角にもだ。マジでさ……」深くため息をついて。
壬生墨佳:「無事で良かった……ツグミも、ミアちゃんだっけ?そっちも」
ミアセラ:「あ……ありがとう、ございます……?」
彩谷千映理:「やー、心配でごはんも喉通んなかったからねー」
嬬恋七瀬:「はん、ボクは全然心配なんてしてなかったけど?信用してるからね、ツグミのこと」
壬生墨佳:「僕は無責任じゃないからめちゃくちゃ心配してたんだぜ?なんでツグミなんだってずっと思ってた」
彩谷千映理:「能力的には問題なしでも、ほら、なんかトラウマとか持って帰ってきたらどうしようかって気が気じゃなくって」
壬生墨佳:「采配した奴に遭ったら殴ろう、ってな。マダムの采配じゃないだろ、これ」
嬬恋七瀬:「だったら辞めてるよ、支部」
彩谷千映理:「有能なのも考えものだよねー」
彩谷千映理:「で、ツグちゃんにも後輩ができたってことでいーのかな?」
木虎ツグミ:「はい!一緒に暮らすことになりました!」
壬生墨佳:「それ後輩か……?妹じゃない……?」
木虎ツグミ:「あ、でもチルドレン登録はまだでしたっけ?それだと後輩って訳じゃないんでしょうか?」
ミアセラ:「えっ……えーと……?よくわからなくて……」
木虎ツグミ:「妹!なるほど、そっちかもしれません!」
嬬恋七瀬:「後輩か—……え゛っ、同棲すんの!?」
彩谷千映理:「同棲って言い方やらしくなーい?」
壬生墨佳:「同棲って」呆れたように。「君が言うとなあ」
嬬恋七瀬:「は? 何だよ……ボクが言うと何か問題でも?」
壬生墨佳:「いや、発想で知れるなあって。里」
嬬恋七瀬:「郷里で人を判断しないでほしいなぁ」
嬬恋七瀬:「ボクは錦を飾る側だから問題無いの!」
壬生墨佳:「なんだ、実家帰る算段でもついたのか?」
壬生墨佳:「お姉さんによろしく。僕に似てるんだろ?」
嬬恋七瀬:「は!?お前……そういう事言う!?お前……人が信用して晒した弱みを……!」
彩谷千映理:「へー、お姉さんとスミちゃん先輩似てるんだ」
嬬恋七瀬:「似てねーよ!!全然!!」
嬬恋七瀬:「ボクの姉さんは優しくて美人で聡明な人だったからな」
嬬恋七瀬:「全然似てない。こいつとは」
彩谷千映理:「なるほどね?……なるほどねー」
彩谷千映理:「まあ、こんな感じの先輩たちが仲良くやってるんだよねー」ミアちゃんに向かって
ミアセラ:「は……はぁ……」戸惑いを隠せない様子で。
ミアセラ:「先輩たち、仲悪いの……?ツグミ……」小声で訊く。
木虎ツグミ:「いいえ!皆すっごく仲良しですよ!」 ニコニコと二人の言い合いを眺めている。
壬生墨佳:「僕は仲良くしたいと思ってるのにこいつがね」
嬬恋七瀬:「ボクは仲良くしたくないけど。仕事上仕方なくね」
壬生墨佳:「困ったやつなんだ。ミアちゃんも根気よく相手してやてくれ」
ミアセラ:「……は、はい……そう、します……?」
GM:会話の最中、店員がそれぞれの注文の品を運んでくる。
GM:木虎さんとミアセラの前に置かれたのは、当然、二人がずっと約束していたもの。
ミアセラ:「あ……」
ミアセラ:「ツグミ、これ……」君に目を向けて。
木虎ツグミ:「はい!約束ですからね!」
木虎ツグミ:「一緒に食べましょう!マスターのお店のはとびきり美味しいんですよ!」
ミアセラ:「うん……!」
ミアセラ:年相応の顔で、チョコレートケーキに手を伸ばす。
ミアセラ:「……!」
ミアセラ:一口食べて、表情を輝かせて。
ミアセラ:「おいしい……!」
壬生墨佳:「ここのチョコケーキ、死ぬほど甘ったるいんだよな」
壬生墨佳:「そうやって顔が思いっきり緩むくらいには、だ。まあ、僕も」
壬生墨佳:「嫌いじゃない。そういう味も、甘ったる過ぎる結末も」
嬬恋七瀬:「珍しく意見が合うな」ケーキを口に運びながら。
嬬恋七瀬:「まあ、死ぬような思い散々して、疲れ果てた時は」
嬬恋七瀬:「死ぬほど甘いケーキで丁度いいって事かな」
嬬恋七瀬:「……ボクは流石にコーヒー欲しいけどね」
彩谷千映理:「一件落着して一息入れるのには、ピッタリだよね。ここのチョコケーキ」
彩谷千映理:「……ほんと、帰ってきてくれてよかった」
嬬恋七瀬:「……いや、マジで、今度あったら絶対断れよな、ツグミ」
嬬恋七瀬:「絶対だぞ、マジで」
壬生墨佳:「ああ。まず、こっちに話をもってこい」
彩谷千映理:「そうそう。相談してねホントに」
木虎ツグミ:「ふえ。えっと、でも!確かにすっごく大変でしたけど、大丈夫でしたよ!」
木虎ツグミ:「楠さんも三日月さんも夏目さんもすっごく強くて頼りになりましたし」
彩谷千映理:「やー、今回は大丈夫だったけど……」
彩谷千映理:「あー、まあ、ね」
壬生墨佳:「まあ、同行者に恵まれたことは何よりだけどさあ……そういう問題じゃないっての」
嬬恋七瀬:「そうだぞ……待ってる側は生きた心地がしないの」
木虎ツグミ:「んん、でもそのお陰でミアちゃんと会えましたし!」
木虎ツグミ:「これからはミアちゃんも信じて待ってくれますから!」
壬生墨佳:「まあ、それを言われるとな……」
ミアセラ:「ご……ごめんなさい……!ご迷惑お掛けして……!」
彩谷千映理:「あー、大丈夫、ミアちゃんが謝ることじゃないよー」
壬生墨佳:「いや、迷惑なもんか。席だってこの通り開いてるし大歓迎だ」
壬生墨佳:「もし足んなくても他のやつから蹴り出すから安心してくれ」
彩谷千映理:「そうそう、軽い歓迎会みたいなもんだしね、これ」
嬬恋七瀬:「自分が席を立つ気は無いわけ?まあ……ミアセラちゃんは何にも悪くなくて……ていうかまあ、ツグミも悪くないんだけど……」
壬生墨佳:「……力の心配も、多分しなくていい。完全制御特異点だっけ?」
嬬恋七瀬:「……分かんないな。適性体重からガッツリ落ちた分のストレスは誰にぶつければいいんだ」
彩谷千映理:「とりあえず肉食べに行く?ナナ先輩の奢りで」
壬生墨佳:「貧相さアピールはいいから。見つけさせないし使わせない……というか、これは私見だけど」
壬生墨佳:「“スターゲイザー”の発言が……特異点が三千世界にただ一つの言が正しいなら」
壬生墨佳:「この世界では君は特異点じゃないと思うぜ……ああ、いいね、奢り」何でもないことのように。
嬬恋七瀬:「当然のように流れを作るな。奢らねーぞ…… え、何それ、どういうこと?」
彩谷千映理:「ミアちゃんは、普通のかわいい女のコってことでしょ」
壬生墨佳:「ああ、いや。ある意味では特異点かもな」
壬生墨佳:「ツグミにとっては、だ」
木虎ツグミ:「?……あ、なるほど!」
木虎ツグミ:「とっても特別で、信じてもらえると力になるってことですね!」
壬生墨佳:「そう。ツグミは賢いな」ケーキを口に運んで。
ミアセラ:「…………」君の顔を見て。
ミアセラ:「ねえ、ツグミ」
木虎ツグミ:「はい!どうしましたか、ミアちゃん!」
ミアセラ:「私ね、まだツグミに言ってないことがあるの」
ミアセラ:「こっちの世界に来てね、UGN?の人に保護されたあと」
ミアセラ:「私ね……あなたの好きなようにしていい、って言われたの」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの好きなように、ですか?」
ミアセラ:「うん。訓練して、UGNの……エージェント?になったり、記憶処理っていうのを受けて普通に暮らしたり、何でもいいって」
ミアセラ:「でも私、そんなこと言われたの初めてだったから、どうしたらいいのか分からなくて……」
ミアセラ:懐から一枚の写真を取り出す。神鳥谷から送られてきた写真に同封されていたもの。
ミアセラ:彼女と彼女の弟が、二人で楽しそうに笑っている。
ミアセラ:「でもね、好きなこと……やりたいこと、ひとつだけあったの」
ミアセラ:「……私、ツグミと、一緒にいたいな」
木虎ツグミ:「なら、一緒に居ましょう!」
木虎ツグミ:「私も、ミアちゃんと居られるの嬉しいですから!」
木虎ツグミ:「お父さんとお母さんは……私が頑張って説得します!」
ミアセラ:「……いい、の?」
木虎ツグミ:「はい、勿論!」
ミアセラ:「…………」花が咲くように笑って。
ミアセラ:「嬉しい」
ミアセラ:「……一緒にいようね。ずっと」
木虎ツグミ:「はい、一緒に!」
GM:---
GM:市内のある一軒家。その玄関を前にして、君を手を繋いだミアセラの顔には、緊張と不安が滲んでいた。
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:「ツグミ……」名前だけを呼ぶ。本当にいいのか、迷惑ではないのか、そんな言葉を押し殺すように。
木虎ツグミ:「ミアちゃん」 その顔を見て、声をかける。
木虎ツグミ:「ええと、うん。やっぱりこっちにしましょう」
木虎ツグミ:「お帰りなさい!」
ミアセラ:「……!」
木虎ツグミ:「ようこそと迷ったんですけど、今日からここがミアちゃんのおうちですから」
木虎ツグミ:「だから、『おかえりなさい』!それと入ったら『ただいま』です!」
ミアセラ:「……え、えっと」少しだけ戸惑ってから、
ミアセラ:やがて嬉しそうに、面映ゆい表情で笑って。
ミアセラ:「……ただいま!」
木虎ツグミ:「はい、おかえりなさい!」
木虎ツグミ:笑いながら答えて、扉を開く。その先から。
GM:君達を迎え入れる、あたたかな声が聞こえてくる。
GM:---
GM:N市 道坂病院
GM:---
GM:今回の任務による度重なる負傷で、意識不明の重体となった楠一重は、ここ道坂医院に運び込まれた。
GM:一時は集中治療室で絶対安静の状態だった楠が一般病棟に移ったと聞き、君、三日月ユウキは見舞いに訪れたのだが……
楠一重:「108……109……」
楠一重:ベッドから降りて、右腕で逆立ち片腕立て伏せをしている。
三日月ユウキ:「……貴様……動けるようになったらすぐそれか」
楠一重:「あん?……と、っとわ!」
楠一重:ごす!
楠一重:バランス崩してベッドに腰を打つ
三日月ユウキ:いつの間にか室内に入りこんでいる。壁によりかかり、不機嫌な顔で腕を組みながら。
楠一重:「いっっっった……!」
楠一重:「……急に現れるんじゃないわよ」
楠一重:ジト目
三日月ユウキ:「無茶をする以外の選択肢が無いのか?……フン。正面から入っても追い払われるだけだろう」
三日月ユウキ:「病人は病人らしく大人しく休んでおけ、ほら」倒れている君に手を差し出す
楠一重:「ふん……」
楠一重:「別に、追い払ったりは……しないけど」
楠一重:小声で言って、大人しくベッドに戻る
楠一重:「どういう風の吹き回し?」
楠一重:「見舞いなんて、らしくないことするじゃない」
三日月ユウキ:「珍しく殊勝な態度だな。確かに調子が狂う。あの時のお前の気持ちが少し理解できた」
三日月ユウキ:「勘違いするな。別にお前の様子を見に来たわけじゃない」
楠一重:「じゃあなんだっていうのよ」
楠一重:「喧嘩の続きなら、左がちゃんとくっついてからね」
三日月ユウキ:「表彰だ。優勝者のな」
三日月ユウキ:そう言って懐からよくわからない何かを楠に向かって放り投げる
楠一重:「はあ?」
楠一重:ぽすっと受け取る
楠一重:「何よこれ」
三日月ユウキ:「トロフィーだそうだ。俺には何のことかわからなかったが」
三日月ユウキ:「貴様にならわかるんじゃないのか」
楠一重:「……」
楠一重:しばらくしげしげとその物体を眺める
三日月ユウキ:楠の手に握られているのは
三日月ユウキ:メカニックダンゴムシガチャ。シークレットレアのクリアバージョンダンゴムシだ。
楠一重:「……あーーー!!」
楠一重:「あの女、馬鹿にして!」
三日月ユウキ:「『楽しかった。またやろう』奴からの伝言付きだ」
楠一重:「……」
楠一重:「ちっ」
楠一重:「いらないわよ、こんなの」
三日月ユウキ:「なら俺が預かっておくか?」
楠一重:手元で閉じたり開いたりしてみている
楠一重:「……ふぅん」
楠一重:割と出来に感心しているらしい
楠一重:「え?何?」
三日月ユウキ:「フン。いや、なんでも無い。独り言だ。そう言う割には随分気に入ってるようだと思ってな」
楠一重:「別に、こんなの気にいるわけないでしょ」
楠一重:「もしまた会うことがあったら」
楠一重:「あの女に突き返してやるわ」
楠一重:こと、とベッドの傍に置く。
楠一重:「ありがと……その、わざわざ持ってきてくれて」
三日月ユウキ:「構わん。それに用はもう一つある」
三日月ユウキ:「楠。お前……これは解けるか?」
楠一重:「は?」
楠一重:素っ頓狂なかお。
三日月ユウキ:そう言って君に渡されたのは
三日月ユウキ:小学生低学年用の九九の穴埋め問題だ
楠一重:「……」
楠一重:「やっぱ」
楠一重:「喧ッ嘩売ってるでしょ!アンタ!!」
三日月ユウキ:「なるほど。小学生レベルの問題は問題なしか……ならこちらはどうだ?」次は分数の足し算引き算だよ~
楠一重:「ふざけてるわけ!?」
楠一重:キレ顔。
三日月ユウキ:「妥当な懸念だろう。お前の経歴は調査済みだ。最終学歴が"ゆりかごの家"時代で止まっているという事もな」
楠一重:「……別に」
楠一重:「義務教育レベルのカリキュラムは受けてるわ」
楠一重:「人をなんだと思ってんのよこのチンピラ眼鏡」
三日月ユウキ:「なら、高校でも問題無いな。副会長としての仕事が一つ減った。何よりだ」
楠一重:「?」
楠一重:「問題ないって、なんの話よ」
三日月ユウキ:「お前が高校に通うという話だ」
楠一重:「う”」
楠一重:「それ、たまに言われるけど……」
三日月ユウキ:「なにか不満があるのか?」
楠一重:「別にいいわよ。そんなの。今更だし」
楠一重:「学校なんか行ったところで、受験とかいうのに合わせた記号クイズをやらせられるだけだし、必要ない知識は入れたくないのよ」
三日月ユウキ:「今だからこそ、じゃないのか」
楠一重:「……どういう意味よ」
三日月ユウキ:「お前の追ってきた相手はもう居ないのだろう」
楠一重:「……」
三日月ユウキ:「もう一度戦場に戻るにせよ、日常に向かうにせよ。お前は知っておくべきじゃないのか」
三日月ユウキ:「戦場以外の居場所もある。存外悪くない場所だぞ」
三日月ユウキ:「自分が戦い、守ってきた場所というのは」
楠一重:「でも、その」
三日月ユウキ:「なんだ?」
楠一重:「馴染めないわよ。戦いしかしてこなかったんだから」
楠一重:「他人と話すの……得意じゃ、ないし……」
楠一重:俯く。
三日月ユウキ:「フン。なるほどな。戦場ではあれだけ向こう見ずなお前が」
三日月ユウキ:「友人ができるか不安で踏み出せないというわけだ」
楠一重:「!?」
楠一重:言い当てられて顔をばっと上げる
楠一重:「べ、別にそんなこと言ってないでしょ!いらないし!友達とか!!」
三日月ユウキ:「その反応。図星だな」
楠一重:「ずぼっ……違う!」
楠一重:「……違うし……」
楠一重:顔は赤い。
三日月ユウキ:「不安がる必要もないだろう。……少なくとも、一人は居るんだ。目の前に」
楠一重:「……!」
三日月ユウキ:「馴れ合いは好かん。だが暇な時の話し相手位には成ってやる」
三日月ユウキ:「チルドレンが日常に馴染めるようサポートする。それも破風の会の仕事だからな」
楠一重:「……それが、アンタたちの任務ってわけね」
三日月ユウキ:「少しはありがたみが分かったか?」
楠一重:「ありがたいなんて、全く言ってないでしょ」
楠一重:「……でも、まあ」
楠一重:「その……考えとくわ」
楠一重:「本当に、ちゃんと案内しなさいよ」
楠一重:「わからないことだらけなんだから。いいわね」
三日月ユウキ:「その時は手でも引いてやろう」
楠一重:「や、やめなさいよそんなこと!」
楠一重:「絶対笑われるでしょ!」
三日月ユウキ:「絵になると思うがな?……というのは冗談だが。任せておけ。先達として、学生に馴染む方法をしっかり教えてやる」
三日月ユウキ:「それで……貸し借りは無しだ。いいな」
楠一重:「……」
楠一重:「どこで借りを作ったなんて、わからないけど」
楠一重:「アンタと私は対等よ」
楠一重:「そうでしょ、”シーンスライダー”」
三日月ユウキ:「フン。言われなくとも。戦友とはそうあるべきだ。"アマツメウラ”」
楠一重:「戦友ね、アンタも随分気障な台詞を使うけど」
楠一重:「その響きは……悪くない」
楠一重:天井を見上げて微笑んで、
楠一重:静かな時間が流れていく。
三日月ユウキ:「この世に落ちない陽も、明けない夜もない。全ての者は移り変わりゆく」
三日月ユウキ:「ならば戦いしか知らなかった俺達もいつか、誰かの闇を照らし出す」
三日月ユウキ:「三千世界に唯一つ、自分だけの光を放つ。輝く星に成ろうじゃないか」
楠一重:「……」
楠一重:「アンタって、もしかして学校でもそんな調子なの?」
三日月ユウキ:「……」
三日月ユウキ:「悪いか?」
楠一重:「悪いとは言わないけど……」
楠一重:「先が思いやられるわ」
楠一重:軽く頭を抱えて。
三日月ユウキ:「フン。ようやくわかったか。学校はお前が思っているほど甘い場所ではない」
三日月ユウキ:「覚悟しておけ、楠」
楠一重:「……」
楠一重:ふ、と笑って
楠一重:「上等じゃない」
楠一重:「どんな場所だって」
楠一重:「戦い抜いてやるんだから」
夏目靖章:--
夏目靖章:市内 某所
夏目靖章:--
夏目靖章:日が沈んでから降り始めた雨は、俄に雨足を強めていた。
夏目靖章:「…………」
夏目靖章:かれこれ一時間ほど、男は傘を指し、紫煙を燻らせている。
夏目靖章:目の前には整地され売地となった一角
夏目靖章:数ヶ月前までは大手ドーナツチェーン店が立っていた場所
夏目靖章:即ち、夏目靖章が姿を消した場所だ
夏目靖章:「……約束……約束ね」
夏目靖章:胸元のボイスレコーダーが、夏目自身にしか聞こえない音を再生する
彩谷千映理:コツコツと、近づく足音が重なる。
夏目靖章:「なんというか……子供みたいなことしてるな、俺まで高校生になってどうす……」
夏目靖章:「おや……」
彩谷千映理:跡地の前で、足音は止まる。
夏目靖章:その方向に顔を向ける
彩谷千映理:安い透明なビニール傘を持って、跡地を眺める少女が一人。
夏目靖章:「……お嬢さん。こんな遅い時間に出歩くと危ないよ」言いながら近づく
夏目靖章:「それとも誰かと待ち合わせかな?」冗談めかして
彩谷千映理:「……今から帰るとこですよー。待ち合わせなら、もっとオシャレなとこがいいし」
彩谷千映理:横目で夏目さんを見て言う。少し怒った声色で。
夏目靖章:「それもそうだ、よければ送って……?」
夏目靖章:その声色に、一瞬言葉が詰まる
彩谷千映理:顔を向け、ジトっとした目で、見る。
夏目靖章:「ああ……」
夏目靖章:焼け落ちた輪郭に火が灯る。
彩谷千映理:「……」跡地の方へ向き直る。雨が傘を叩く
夏目靖章:既に形は無くとも、その光はいつも
夏目靖章:絆の在り処を照らし出す
夏目靖章:「全く、たまにはらしくないこともしてみるもんだ」
夏目靖章:少女に近づく、一つの傘で足りる距離まで
夏目靖章:「はじめまして、彩谷千映理くん」
彩谷千映理:はぁ、と一つため息をつき、徐に傘を閉じる。
彩谷千映理:「……どこかで名乗りましたっけ? 夏目靖章さん」
彩谷千映理:夏目さんの差す傘の中に、すっと入る。
夏目靖章:「ひどいなあ、将来の約束をした仲じゃあないか」
彩谷千映理:「私、何も言わずにどこかへ消えちゃうような人、知らないんですけどー?」
夏目靖章:「ぐ……そこを突かれると言い返せないなあ」
夏目靖章:「今からでも埋め合わせは間に合うかな?千映理くん」
彩谷千映理:「どーかなあ?ふふ」
彩谷千映理:「結構高くついちゃうかもよ?」
夏目靖章:「大丈夫大丈夫、これでも結構稼いでるんだ」
彩谷千映理:「それに、私のタイプは一途でどこにも行かない人だし」
彩谷千映理:「印でもつけておかないと心配だよねー」
夏目靖章:「なるほど、それは確かに」
彩谷千映理:傘を持つ手を引き寄せる。
夏目靖章:少女の髪を飾る紫の花に触れる
夏目靖章:「俺だけ目印を付けてたんじゃあ不公平だな」
夏目靖章:その手に任せて傘を降ろす
彩谷千映理:二人の姿を傘が隠す。
夏目靖章:その先の光景を見る者はいない
夏目靖章:ただ街灯に照らされて、一つに重なった影が静かに伸びていた
夏目靖章:アイリスの花は、無数の色彩を持つ虹の花だ
夏目靖章:だから、今夜見つめた瞳の彩は
夏目靖章:世界に唯一つ、二人だけが識る秘密だろう。
Double Cross The 3rd edition
『三千世界に唯一つ』
END