『三千世界に唯一つ』

メインログ/雑談ログ

関連セッション
『街は胡蝶の夢を見る』
『晩夏の雪』

木虎 ツグミ きとら     (キャラシート)
三日月 ユウキ みかげ     (キャラシート)
楠 一重 くすのき ひとえ (キャラシート)
夏目 靖章 なつめ はるあき (キャラシート)


【OP00/前夜】

GM:夏目さんOP!
GM:登場どうぞ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+10(1D10->10)(侵蝕率:40->50)した
夏目靖章:げげっ
夏目靖章:かけがえのない逸品使います
GM:ヨシ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+5(1D10->5)(侵蝕率:40->45)した

GM:---

GM:乾いた風が廃墟の街を吹き抜ける。
GM:分厚い雲は空を覆い、青空の影すら拝ませない。かつてあったはずの人の営みは、今や滅びの影に蝕まれ遥か忘却の彼方だ。
GM:かつて眠らない街と呼ばれた、ひとつの都市——N市。その残骸に、君、夏目靖章はたった一人で取り残されていた。
GM:君がここに放逐されてから、既にどれだけが経っただろうか。
夏目靖章:「…………フゥーーー」
夏目靖章:早朝、紫煙を燻らすワイシャツ姿の男。
夏目靖章:最低限の身なりを整えて入るが、シャツは土埃にまみれ、頬には無精髭を蓄えている
夏目靖章:無人の市街地を離れた郊外の山林
夏目靖章:そこに残された研究施設跡
夏目靖章:彼が本来居た世界であれば、旧日本軍の残党が拠点としていたであろう
夏目靖章:そこに残された僅かな物資を元に、夏目靖章はこの無人の世界で命を繋いでいた
夏目靖章:ごく僅かな量ではあるが、煙草が残っていたのは僥倖だった
夏目靖章:汚染を免れた僅かな土壌で採取した野草やプラントないで栽培した不出来な作物を食べる暮らしも
夏目靖章:この一服があればこそ耐え凌げるというものだ
夏目靖章:「……とは言え、ここも持って後一月ってところか」
夏目靖章:"スターゲイザー"の目的は予想がついている。この街で新しい遊びを催すというのなら
夏目靖章:"この世界"の人間はその殆どが死に絶えたが、自分のような来訪者は必ず来るはずだ
夏目靖章:「さて……」
夏目靖章:今日も一日、不毛な探索に精を出そうと腰を上げる
夏目靖章:元より自分は探索者だ、あるかどうかもわからない遺産を探すのも、いるかどうかもわからない人間を探すのも対して変わりはない
夏目靖章:廃墟の錆びたドアノブを回し、扉を開け放つと、そこには———
GM:一人の少女が立っていた。
“スターゲイザー”:後ろ手に手を組んで、上目遣いで。
“スターゲイザー”:「来ちゃいました」
夏目靖章:「…………」一瞬、虚無の眼差しで少女を見て
夏目靖章:「……ああ、意外と早かったね。お茶でも飲むかい?」
“スターゲイザー”:「何ですかその目。久々に人と話せて嬉しくないんですか?しかもこんな可愛い女の子」
“スターゲイザー”:むぅ、と口を尖らせて
“スターゲイザー”:「お茶、あるならいただきます。意外と順応してますね~」
夏目靖章:「蒲公英のコーヒーでいいならご馳走するよ。苦味が独特だけど、慣れると悪くない」
夏目靖章:何食わぬ顔で部屋に入るよう促す
“スターゲイザー”:「へー……ホントに草食べてたんですね。ややウケますね……お邪魔しまーす」
“スターゲイザー”:無警戒に足を踏み入れる。
“スターゲイザー”:「どうでしたか?サバイバル生活は。けっこう楽しかったですか?」
“スターゲイザー”:「都会の喧騒から離れて悠々自適に自給自足……憧れちゃいますね~」
“スターゲイザー”:「僕は御免ですけどね。Wi-Fiないと生きていけないんで」
夏目靖章:「そうかい?俺は中々に満喫させてもらったよ、スローライフってやつをね」
夏目靖章:「なにせ普段の仕事が激務だったからね、たまには自然に帰りたくもなる」
“スターゲイザー”:「そうですか?喜んでもらえたならよかったです!いやァいいことすると気分がいいですねえ」
夏目靖章:「ああ、君も是非やってみるといい」興味無さそうに吐き捨てて
夏目靖章:「それで、わざわざ訪ねてきたってことは」
夏目靖章:「新しい遊びの準備ができたということかな?」ボロボロのソファーに座る
“スターゲイザー”:「ええその通り!察しがいいですね~」その隣にぎゅむ、と無理やり腰掛ける。
“スターゲイザー”:「ようやく例の遊びの準備ができそうなんですよ!いや頑張った甲斐がありました!錚々たる顔ぶれが揃いましたよ!」
夏目靖章:「へえ、そいつは楽しみだ」
“スターゲイザー”:「あなたのお仲間も招待しておきましたから。近いうちに来てくれると思いますよ」
夏目靖章:「俺の仲間……?」
“スターゲイザー”:「ええ。N市のUGNに招待状を出しておきました!」
“スターゲイザー”:「いいでしょう?こっちに来たら合流できるように手配するので、楽しみにしててくださいね」
夏目靖章:「ああ、そいつは有り難いが……参ったな」
“スターゲイザー”:「?」首を傾げる。
夏目靖章:「……ちなみにその仲間っていうのはどんな奴だい?」
“スターゲイザー”:「知りません!」
“スターゲイザー”:「まだ招待出しただけなので。誰が来るかまでは分かんないです!わくわくしますね」
“スターゲイザー”:「夏目さん的にはやっぱりかわいい女の子がいいですか?」
夏目靖章:「なるほどね……いや、それはどうかなあ。いかついおっさんとかの方が気は楽だね」
夏目靖章:「だってほら……」
夏目靖章:「女の子だったら、無傷で返してあげなくちゃいけないからね。俺の負担が増えてしまう」
“スターゲイザー”:「ははぁ、成程成程」
“スターゲイザー”:「じゃあいっぱい女の子が来た方が僕としてはいいもの見られそうですね!」
“スターゲイザー”:「見たいなぁ、あなたがギリギリまで頑張るところ」期待に胸を膨らませた顔。
夏目靖章:「おっと、墓穴を掘ってしまったかな」
“スターゲイザー”:「ま、お話はそのくらいです!」ソフアを軋ませて立ち上がる。
“スターゲイザー”:「その他のことは追々お伝えするので、とりあえず今は……」
“スターゲイザー”:「……ちょっと痩せました?筋トレとかしといてくださいね」
“スターゲイザー”:「万全の状態で参加してくれるのを期待します!」
夏目靖章:「ご心配どうも。肝に銘じておこう」
“スターゲイザー”:「それではお元気で~!」言うなり、ぷつん、と映像を飛ばしたように、その姿がかき消える。
GM:あとには君だけが残される。
夏目靖章:「……やれやれ」淹れかけのコーヒーがテーブルに残されている
夏目靖章:それを手に取り、口に運ぶ
夏目靖章:「………苦っ」
GM:---
GM:シーン終了。
GM:ロイス取得のみ可能!
夏目靖章:と、とりたくねぇ~~~!
夏目靖章:スターゲイザー 対抗心◯/隔意 で取ります!
夏目靖章:以上!
GM:やさしい

Trailer


UGN、FH、ゼノス、ギルド、ステイト・オブ・グレイス。
オーヴァードを擁する世界各地、各方面のあらゆる勢力に突如送り付けられた招待状。
FHエージェント"スターゲイザー"を送り主とするそれは、世界を滅ぼしかねないある能力を保持する、一人の少女を巡る戦いへの誘いだった。
少女に莫大な懸賞金が掛けられたのを切っ掛けに、胡乱な誘いは真実味を帯び、やがては国家と組織の思惑が入り乱れる一大闘争へと発展していく。

数多の並行世界から"スターゲイザー"に選ばれたるは、いずれも劣らぬ悪鬼、怪物、魔人の類。

FH、エージェント、"ノヴォルーニエ"。
FHセル"ヴォルチャ・スタヤ"のエージェント。狼のキュマイラ因子の持ち主。
少数精鋭で知られるセルにおいて、最速を誇る能力者。
常人の知覚を遥かに越えたその神速は、敵対者に回避の隙すら与えない。

ゼノス、災害、"ヴィントシュトレ"。
ハリケーンのレネゲイドビーイング。
常に周囲に暴風と真空波を生み出し続けており、ただその場にいるだけで致命的な災禍を齎す。
これまで戦闘の意思を持ったことすらないとされる、破滅の化身。

ギルド、暗殺者、"ブラインドネス"。
無音にして不可視。極限まで洗練された殺人技術は、それが暗殺であることすら悟らせない。
政治家やテロリスト、数々の不審死の陰に常に暗躍してきた、オーヴァード犇めく裏社会にあってなお最高峰の暗殺者。

テンペスト、精鋭、東方分遣隊Dチーム。
世界最強の呼び名高い米軍特殊部隊、テンペスト。その中にあって狂犬として蔑まれる部隊こそ、東方分遣隊Dチーム。オーヴァード——特に白兵戦に特化した人員で構成された特殊部隊だ。
政治的に常に不安定な立ち位置にある彼らは、上層部の許可なしに、力を求めてこの闘争に身を投じた。チームでも選りすぐりの精鋭、その数——5名。

ステイト・オブ・グレイス、呪術師、黒躑躅メメ。
若く我流にして呪術の最奥に迫らんとする鬼才。
法や掟に縛られず、自らの機嫌ひとつで呪いを振り撒く、呪術界の異端者。
ステイト・オブ・グレイスの依頼とその選民思想に同調し、この大会に参戦する。

中国共産党中央統一戦線工作部、格闘家、"七赤"。
素手による殺人技術を極めた男。徒手空拳の業においては既に至高の域にあるとされ、党の戦略が彼の存在とその暴力に依って左右される。
修練の果て、極限まで研ぎ澄まされた心技体は、あらゆる敵を打ち砕く。

MI6、スナイパー、神鳥谷つばめ。
場所、時間、距離。いかなる状況に関わらず任務を遂行する神域の狙撃手。
針の穴を通し、地平線を撃ち抜くその絶技を支える能力は、しかし単なる弾道操作ではないとされる。

東方聖堂騎士団、魔術師、ルドミラ・メトコヴァー。
数々の革新的な理論と実験により、魔術界の進歩を10年は推し進めたと言われる天才。
人知を超えた魔術を容易く行使する怪物にして、同時に、人命を著しく軽視する破綻者でもあるという。

ヒーロー、剣士、"カリュプス"。
正義のオーヴァード、『ヒーロー』達が民衆の面前で華々しく戦う、既知の世界から遠く『ズレた』世界。
社会の秩序を保つ為、ジャーム化したヒーロー達を人知れず討つ。それが彼に課せられた使命だ。
必然、ヒーロー達を遥かに上回る実力を持ちながら、その存在は人々に知られることすら無い。だが、彼はそんなことは気にも留めない。求めるものはただ一つ——強者との戦いのみ。
“カリュプス”。刃の道を極めるべく、人の道を外れた剣鬼。
銃火の飛び交う現代戦において、甲冑と西洋剣で武装した時代錯誤者。
放たれる剛剣は、全ての防御を無に帰す。

‪イスラエル諜報特務庁、戦鬼、“ハールート”と“マールート”。‬
‪諜報特務庁の隠し持つ最強の矛、最強の盾にして、FHが世界の覇権を握った並行世界からの参戦者。‬
‪元々身体の一部が結合した状態で産まれた双子であり、分離手術を受けた後でも、その精神は奇妙に通い合っている。‬
‪鉄壁の防御と烈火の如き攻撃は、モサドの切り札と呼ばれるに相応しい。‬

不明、魔人、“レイヴン”
どこから来たのか、何を目的とするのか、その一切を謎とする女。
ただ確かなのは、彼女の暴力が人の域を遥かに超えていること。彼女が身を置くのは常に地獄のような戦場であること。彼女がこの戦いに、姿を現したこと。

ある者は力を求め。
ある者は富と名声を求め。
ある者は純粋な闘争を求め、戦いに身を投じる。

この戦いにおいて、UGNの目的は3つ。
『少女』の確保、あるいは処分。
行方不明となったエージェント、夏目靖章の捜索。
そして、未だ謎に包まれた“スターゲイザー”セル、その全貌の解明。

舞台となるのは、あり得たかもしれない可能性のひとつ。
かつて数多のオーヴァードが鎬を削った、眠らない街。
全てが滅び去り、廃墟と化した、もう一つのN市。

Double Cross The 3rd edition『三千世界に唯一つ』
ダブルクロス——それは裏切りを意味する言葉。


Index


Opening
【OP01/集合】
【OP02/邂逅】
【OP03/遭遇】
Middlephase
【Middle01/Tutorial】
【Middle02/UGN VS ルドミラ・メトコヴァー】
【Masterscene/Others VS Others】
【Middle03/UGN VS “カリュプス”】
【Middle04/“シーンスライダー” VS “ブラインドネス”】
Climax
【Climax/三千世界に唯一つ】
Ending
【ED/Welcome back to “N”】




【OP01/集合】

GM:OPシーンです。プレイヤーは木虎さん、三日月さん、楠さん。
GM:登場どうぞ!
楠一重:いきなり!!
楠一重:黄金伝説
楠一重:1d10+33
DoubleCross : (1D10+33) → 3[3]+33 → 36

木虎ツグミ:1d10+33 乗り込めー!
DoubleCross : (1D10+33) → 7[7]+33 → 40

三日月 ユウキ:1d10+39
DoubleCross : (1D10+39) → 6[6]+39 → 45


GM:---
GM:N市 UGN第三支部
GM:---

GM:UGN第三支部。その会議室には重々しい空気が漂っていた。
GM:集まった三人のエージェントはいずれも初対面。だがひりついた空気の原因はそこではなく、彼らに与えられた任務の重大さにあった。
GM:と、そんな中に、さらに一人のエージェントが入室してくる。
朝霧鏡花:「時間通りですね。皆さんお揃いのようで」
GM:学生服を着込んだ中性的な容姿の女性。長い三つ編みを垂らし、腰には大量の脇差をじゃらじゃらとぶら下げている。
三日月 ユウキ:フードで目線を隠し、会議室の壁に寄りかかっている。浅黒い肌の陰気な男だ。朝霧が入って来ても微動だにしない。
楠一重:目つきの険しい隻眼の女。ぴりぴりと警戒心強く、入室者と残り二人を見回している。
木虎ツグミ:「はい!」 返事を返したのは小柄な少女。快活な雰囲気だが、場の空気は全く読めていない。
朝霧鏡花:「日本支部の朝霧です。今回、皆さんに同行することになりました。どうぞよろしくお願いします」軽く会釈。
朝霧鏡花:「早速任務について……といきたいところですが……」
朝霧鏡花:「あいにく外様なもので。皆さんとは全員初対面ですよね?それに皆さん同士も」
朝霧鏡花:「よろしければ、軽く自己紹介などお願いしてもよろしいでしょうか?」
三日月 ユウキ:「“シーンスライダー”」
三日月 ユウキ:「射手だ。俺が呼ばれたんだ。どんな任務かは大凡予想がついている」
三日月 ユウキ:「死線をくぐるのには慣れてる……どんな命令でも好きに下せ。だが、やり方は俺に任せてもらう」
三日月 ユウキ:「それと、馴れ合いは好きじゃない。不要な会話を振るのはやめろ」
楠一重:「……じゃあ重要な確認よろしいかしら?」挙手して
楠一重:「ずいぶん腕に御大層な自信がおありだそうだけど」
楠一重:「まずは所属をハッキリさせて欲しいわ。どこの馬の骨とも分からない連中に背中を預けるなんて御免だから」
三日月 ユウキ:「……支部には所属していない。今は破風の会で副会長を務めている」
楠一重:「破風の会……」
朝霧鏡花:「破風の会?」首を傾げる。
楠一重:「例の、星辰館学園を仕切っているっていう独立部隊ね」
朝霧鏡花:「はあ、成程」
楠一重:「チルドレンの寄り合いに、わざわざ縄張りと裁量権まで与えてるなんて」
楠一重:「この町の上役、考えてることが分からないわ」
三日月 ユウキ:「フン」楠の発言を鼻で笑う
楠一重:「……」
楠一重:ぴく
楠一重:「生半可な仕事をするようだったら」
楠一重:「番犬らしく、さっさと住処に戻ってもらうわよ。いいわね」
楠一重:じろと睨む。剣呑な雰囲気。
朝霧鏡花:(やけに不和を生もうとする人だなぁ)楠さんをちらと見て。
三日月 ユウキ:「俺の所属が不満なようだな。まあいい。この手の輩に噛みつかれるのは慣れてる」
朝霧鏡花:「ああ、よろしいですか?先ほど射手と仰いましたが。具体的な能力はどのような?」
朝霧鏡花:「参考までに。連携の都合もあるので」
三日月 ユウキ:「遺産使いだ。知覚不能の狙撃を使う」
三日月 ユウキ:「忠告はしておく。俺を破風の会の他の奴らと一緒にするな。俺の戦いは甘くない」
三日月 ユウキ:「無理についてこようとすれば、身を滅ぼす事になる。覚悟しておけ」
三日月 ユウキ:「特に、そこの眼帯女……楠だったな」
楠一重:「……何?」
楠一重:「私に何か文句でも?」
三日月 ユウキ:「作戦の前に、招集されるメンバーのことは調べておいた」
三日月 ユウキ:「楠一重。3年前にゆりかごの家を卒業し、チルドレンに。当時の成績は入居者の中で最下位。更に当時訓練中のチルドレンの暴走に巻き込まれ左目の視力を失ったハンデ持ち」
三日月 ユウキ:「人の心配をする前に、自分の身を気にかけたらどうだ?その後どれだけの戦歴を重ねたかは知らないが……」
三日月 ユウキ:「俺が呼び戻されたということは、この戦いは覚悟だけでついて来れるような甘い戦いではない」
三日月 ユウキ:「力無き者が足を踏み入れれば、間違いなく命を落とすことになる」
朝霧鏡花:(この人も随分手厳しい人だな……)三日月さんに目をやる。
楠一重:がたん!!
楠一重:無言で立ち上がり
楠一重:壁際まで歩く。
三日月 ユウキ:「野良犬のように野垂れ死にたくなければ、大人しく住処へ帰ることだ」
楠一重:「……」
三日月 ユウキ:「……」顔を上げ、楠と目線を合わせる
楠一重:至近距離で睨みつける
三日月 ユウキ:白く濁った光のない目。何人もの人間を殺してきた、殺人者の目だ。
楠一重:「力の有無、確かめさせてあげましょうか」
楠一重:「アンタの体に、直接ね」
楠一重:こちらは激情の炎を燃やした目。瞳を怒りに震わせて、ねめつけている。
三日月 ユウキ:「近づいてから宣戦布告とは、大した力だな。射手に対して間合いを詰める自信がないか」
楠一重:「ごめんなさいね。ずいぶん隙だらけだったものだから」
三日月 ユウキ:「謝ることはない。この距離でも俺の矢ほうが速い。試してみるか?」
楠一重:「……上等よ」
木虎ツグミ:「はい!」 場の空気を壊すような大声。同時にビシッと真っ直ぐ上がった手。
楠一重:「!」
楠一重:大声に振り返る。
三日月 ユウキ:「……」楠さんからツグミさんへ目線を移す
木虎ツグミ:「あの!話したいのですがいいですか!」
木虎ツグミ:意見を言う前には挙手。楠さんもやっていたのでそういうルールなのだろうと思っている。
朝霧鏡花:「……ああ、はい、どうぞ」やや面食らって。
三日月 ユウキ:「……一人分の自己紹介にしては長すぎたな。ああ、構わん」
木虎ツグミ:「ありがとうございます!えっと」
木虎ツグミ:「楠さんも三日月さんも!喧嘩はよくないと思います!」
楠一重:「ちっ……」
楠一重:渋々という感じで席に戻る
三日月 ユウキ:「喧嘩……」
朝霧鏡花:「その通り。今回の任務は極めて危険かつ重要です。余計な不和で失敗があっては許されません」
朝霧鏡花:「もし仲良くできないのなら、予備の人員に切り替えるのでそのつもりで」
木虎ツグミ:「そうそう、危険な任務だそうですし!チームはお互い協力するものですから!」
三日月 ユウキ:「フン」
楠一重:「ええ、分かってるわよ」
楠一重:「上が言うなら、どんな連中とでも組む」
楠一重:「仲良くなんて浮ついた言葉はともかく、連携くらいとってやるわ。プロらしく」
三日月 ユウキ:「……重荷を、他人に背負わせる気はない。それが任務なら従う」
楠一重:「で、次はアンタでしょ」
楠一重:「いきなり大声立てて、どこの人員よ」
楠一重:頬杖つきながら、木虎さんを促す
三日月 ユウキ:「俺の名を知っていたな。星辰館の学生か?」
木虎ツグミ:「あ、そうでしたごめんなさい!十一支部所属チルドレンの木虎ツグミです!」
楠一重:「十一支部……」
楠一重:微妙な表情。
木虎ツグミ:「星辰館学園の一年で、今回は通信の電波供給役だそうです!」
三日月 ユウキ:「木虎……お前が"推定雷獣”か。情報管理は任せても良さそうだな」
木虎ツグミ:「任されました!精一杯頑張ります!」
朝霧鏡花:(そっちの二人とは打って変わっていい子だな……)木虎さんを見て。(仲良くできそうなのはこの子くらいかな)
木虎ツグミ:「あれ?楠さんどうかしました?」
楠一重:「いえ……別に」
楠一重:「一応十一支部の人員とは前にも組んだってだけよ」
楠一重:「メーとかいう、にやついた胡散臭い女と」
楠一重:「彩谷とかいう……にやついた胡散臭い女ね」
木虎ツグミ:「! そうなんですか!」 先輩の名前を聞いて見るからに喜んだ顔になって。
楠一重:「何よその顔は」
木虎ツグミ:「あ、いえ!彩谷先輩はすごく優しいので!」
木虎ツグミ:「帰ってきたらパフェを奢ってもらう約束をしてて!」
木虎ツグミ:「ちょっと思い出して笑ってました!」
楠一重:「……」
楠一重:「なんか、あの女の同僚とは思えないくらい」
楠一重:「毒の無い奴ね……それで大丈夫なのアンタ」
木虎ツグミ:「? はい!先輩達もフォローして下さいますから!」
朝霧鏡花:(この子まで毒があったら僕はたまったものじゃないけどなあ)口には出さず。
楠一重:「そう……まあ、いいけど」
楠一重:「インフラ役なら、アンタが要なんだから、せいぜい自分の身くらいちゃんと守りなさいよ」
木虎ツグミ:「はい!気を付けます!」 素直にうなずき、改めて三人に「よろしくお願いします!」と頭を下げる。
朝霧鏡花:「はい、よろしくお願いします。それでは次に」
朝霧鏡花:「ええと、“アマツメウラ”、楠一重さん、ですね。お願いします」
楠一重:「第三の楠。戦闘員よ」
楠一重:「少し前にこの町に出現したジャーム、”ダウンプア”に関わる事件」
楠一重:「その継続調査が今の任務よ」
朝霧鏡花:「……今回の資料にはありませんでしたが」訝し気な顔。「それは、どんな?」
楠一重:「東北のC市支部でジャームが発生、そいつがこの町に流れ着いて人を襲った」
楠一重:「ジャーム自体はこっちで仕留めたけど……出自がおかしいのよ」
楠一重:「解剖の結果、ダウンプアには七つもの『誓約の瞳』が移植されてた」
楠一重:「七つもの『遺産』よ、それも同形質の」
朝霧鏡花:「……それは……」
楠一重:「……そんなものが用意できる能力者がいるとすれば」
楠一重:「今回のターゲットに間違いない。そうでしょう」
朝霧鏡花:「……成程」
朝霧鏡花:「“スターゲイザー”」
楠一重:「……」
楠一重:頷いて
楠一重:「東北C支部にはね」
楠一重:「私の友達がいた」
楠一重:「その子の仲間は全員、ダウンプアの暴走に巻き込まれて死んだわ」
楠一重:「ここまでコケにされて、黙っていられるわけないじゃない」
三日月 ユウキ:「復讐がお前の動機と言う訳か」
楠一重:拳を握りしめている
楠一重:「……それだけじゃない」
楠一重:「夏目っていう遺産管理局の男が姿を消してる。そいつもダウンプアの一件に関わって」
楠一重:「ターゲットまで辿り着いて、行方不明よ」
楠一重:「これ以上、勝手に死なれるわけにはいかないの」
朝霧鏡花:「夏目さん……“フリージア”の件は聞いています」資料に目を落とす。
朝霧鏡花:(なぜ彼女が今回の任務に採用されたのかと思ったけど。その辺りが絡んでいるのかな……)
三日月 ユウキ:「それは復讐とは違うのか?遺産を複製出来るような相手に単独で当たって、生きているとは思えないがな」
楠一重:「……知らないんなら、そういうでしょうね」
楠一重:「あいつは生きてるわ」
三日月 ユウキ:「その目。冗談では無さそうだな」
木虎ツグミ:「なら!任務先で夏目さんのことも探さないとですね!」
楠一重:「ええ。私はまずそれを優先するべきだと思う」
楠一重:「戦力にもなるし、必ず」
楠一重:「あいつなら、対抗の糸口をつかんでるはずだから」
朝霧鏡花:「それに関してはご安心を。彼の捜索は今回の目的に含まれています」
楠一重:「……そう」
楠一重:「だったら、こっちから言う事はないわ」
楠一重:「アンタに任せる。本部エージェントの差配、見せてもらおうじゃない」
朝霧鏡花:「それでは……、……ああ、一応、僕の自己紹介もしておきましょうか」
朝霧鏡花:「日本支部所属、“フォーマルハウト”、朝霧鏡花です」
朝霧鏡花:「今はしばらくこの街に身を置いています。その関係で今回の任務にも参加が決まりました」
朝霧鏡花:「能力は……ただの白兵戦闘要員です。あまり期待はしないでくださいね」
朝霧鏡花:軽く頭を下げ、資料を手に取る。
朝霧鏡花:「それでは、早速ですが今回の任務について改めてご説明しましょう。もう予め聞いてらっしゃるとは思いますが……」
朝霧鏡花:「数週間前、UGN、FH、ゼノス、それに世界各国の様々な組織・機関……特にオーヴァード戦力を擁するものに、招待状が届きました」
朝霧鏡花:「内容は、ある大会への参加を呼び掛けるもの。参加者全員で競い合い、優勝賞品を奪い合うという」
楠一重:「……」
楠一重:「冗談言ってるんじゃないでしょうね」
楠一重:「まさか、スターゲイザーへの手掛かりっていうのは、それなの?」
三日月 ユウキ:「フン……面白くなってきたな」
朝霧鏡花:「ええ、冗談のような話です。実際、貴女と同じく話半分、悪ふざけとする見方が大半でした」
朝霧鏡花:「賞品とされているのは、一人の少女。彼女が有する能力は……」
朝霧鏡花:「完全制御された『特異点』」
木虎ツグミ:「『特異点』って、確か制御できない体質みたいなものなんですよね!」
木虎ツグミ:「それが完全に制御出来てるって本当なんでしょうか!」
楠一重:「本当だとすれば……」
楠一重:「裏の世界がひっくり返るわよ。あるはずがないでしょ、そんなもの」
三日月 ユウキ:「本当だからこそ、俺達に声がかけられた。そうだな」
三日月 ユウキ:「そして当然他の……裏の世界の連中もこぞって手を伸ばしている」
楠一重:「まさか……」
楠一重:朝霧さんに向き直る
GM:特異点。レネゲイドウィルスによって異常確立を導き、吸い寄せる特殊能力。
GM:制御できれば全ての願望を叶え、世界をその手に出来るとも、だからこそ絶対にあり得ない話だとも言われている。
朝霧鏡花:「ええ。“スターゲイザー”ならば、もしかしたら。そう考えるのは当然といえば当然かもしれません」
朝霧鏡花:「それに、最早その真偽そのものは、どうでもいい段階に来ている」
楠一重:「どういうこと?」
朝霧鏡花:「既にその少女を巡って、裏で莫大な金銭が動いています」
三日月 ユウキ:「なるほど、そういうことか……」
楠一重:「どちらにせよ、争いになるのは確かって事ね」
朝霧鏡花:「金銭は権力を、組織を動かします。それにソースは不明ですが、それだけの信憑性がある……と考える者も多い」
楠一重:「血を見るまでは収まりがつかない状態……欲に目がくらんだ連中は度し難いわ」
木虎ツグミ:「なら私達も動かなきゃ!ってことですね!」
朝霧鏡花:「そういうことですね。UGNとしても、仮に特異点の話が真実だとしたら、他の組織、特にFHの手に渡るのだけは絶対に阻止しなければなりません」
楠一重:「ち、そんな乱痴気騒ぎに飛び込もうなんて正気とは思えないけど」
楠一重:「手段を選んでる場合でもないか……」
三日月 ユウキ:「たとえ商品を殺すことになってもな」
朝霧鏡花:「本来ならばUGNも本部が動くような案件です。実際、相当に横槍が入れられたようですが……」そこで言葉を切る。
朝霧鏡花:「……皆さん、もうご存知でしょうか」
楠一重:「何よ」
楠一重:「勿体付けないでいいなさい」
朝霧鏡花:「UGNへの招待状は、ここN市にしか届いていないんです」
朝霧鏡花:「本部でも、日本支部でもなく、ここ、N市UGNにのみ」
三日月 ユウキ:「大体の想像はついていたが……やはりそうか」
木虎ツグミ:「支部でそうかもって教えてもらいました!本当にそうだったんですね!」
楠一重:「……随分と」
楠一重:「この町をお気に召してくれたみたいね」
楠一重:「それに……舐められてる」
朝霧鏡花:「参加条件も、『N市のオーヴァードに限る』とあります」手描きの招待状を見せる。
朝霧鏡花:「理由は不明ですが……。僕が選ばれたのもその事情からです。N市滞在中の日本支部エージェント。色々と都合が良かったんでしょう」
朝霧鏡花:「そして、差出人は先ほど楠さんのお話にもあったFHエージェント、“スターゲイザー”」
朝霧鏡花:「数百年は生きているともされる危険なオーヴァードです。こうして表舞台に出てくるのは珍しい」
朝霧鏡花:「能力は、報告によれば並行世界を行き来するというもの……俄かには信じがたいですが……」
朝霧鏡花:「彼女の暗躍で、これまでUGN、FH双方に相当な被害が出ています。明るみになっていないものを考えれば、数えきれないほど」
楠一重:「奴の能力や実力がハッタリかどうかはいずれ分かることだわ」
楠一重:「とにかく」
楠一重:「この状況はチャンスって事でしょ」
朝霧鏡花:「……その通り」頷く。
楠一重:「上手くすれば、奴の命に届く」
朝霧鏡花:「今回の作戦目標は三つ」
朝霧鏡花:「一つは、優勝賞品とされる少女の確保」
朝霧鏡花:「真偽はどうあれ、他の組織に渡すわけにはいきません。これが最優先の目的です」
木虎ツグミ:こくこくと精一杯真剣な顔でうなずいている。
朝霧鏡花:「二つ、“フリージア”、夏目靖章の捜索」
朝霧鏡花:「彼は“スターゲイザー”との交戦後に行方不明となっています」
朝霧鏡花:「生存は絶望視されていますたが……。今回の招待状に、彼の生存を示唆する文面がありました」
楠一重:「!」
朝霧鏡花:「ただの撒き餌かもしれませんが……。真実だとすれば、“スターゲイザー”と接触した数少ない貴重な人員です」
朝霧鏡花:「それに、彼は優秀なエージェントでもあります。UGNとしても見捨てるわけにはいきません」
楠一重:腕を組み、頷く。
朝霧鏡花:「そして、三つ」
朝霧鏡花:「“スターゲイザー”の調査と、可能であれば……排除」
三日月 ユウキ:「世界規模の馬鹿をやらかすような狂ったジャームだ。態々嘘を書く可能性も低い、か」
朝霧鏡花:「偶然の遭遇はあれど、これまで“スターゲイザー”がUGNに直接接触してきたことはありませんでした」
朝霧鏡花:「楠さんが仰った通り、これは今までに無かった好機です」
朝霧鏡花:「前回の遭遇まで、我々は奴の能力すら把握していませんでした」
朝霧鏡花:「直接接触できれば、今回も多くの情報が得られるでしょう」
朝霧鏡花:「それに場合によっては……殺せるかも」
三日月 ユウキ:「この世に落ちない星はない」
三日月 ユウキ:「どれだけ輝きを放つ星でも、いつかは夜の闇に消える」
三日月 ユウキ:「観測者気取りの狂人にそれを教えてやるのも悪くはない」
朝霧鏡花:「……」深く頷く。
朝霧鏡花:「これは非常に危険かつ重要な任務になります。各自、最大限の注意を払ってください」
朝霧鏡花:「僕は責任、取れませんからね」
朝霧鏡花:「“スターゲイザー”に指定された時刻は今夜零時」
朝霧鏡花:「それまで各自、準備と息抜きを」
朝霧鏡花:「帰ってこられるか、分かりませんからね」
楠一重:「遺書でも用意しておけってわけ?」
楠一重:「まっぴらごめんだわ……私は」
楠一重:「生きて帰る、それだけよ」
楠一重:「あいつも連れ戻してね」

GM:---
GM:同日 深夜
GM:---

GM:“スターゲイザー”が指定してきた場所は、何の変哲もない路地裏だった。
GM:市内の繁華街。表通りからはまだ人々の声が聞こえてくる。そんな、ごく普通の居酒屋の裏。
GM:招待状にあった時刻は0時丁度。だがそれから15分が過ぎようとしていた。
朝霧鏡花:「……現れませんね」
朝霧鏡花:「やはり嘘だったのでしょうか?」
楠一重:「ちょっと」
楠一重:「ほんとにここなんでしょうね」
楠一重:「目印らしい目印とかもないし……」
楠一重:微妙に不安そう
朝霧鏡花:「……そのはずなのですが……」
木虎ツグミ:「待ち合わせ時間、もう過ぎてますよね……?」 目をこすっている。仮眠は取ったものの深夜は眠たいのだ。
三日月 ユウキ:空を見上げ。「時間はとっくに過ぎている」
三日月 ユウキ:「奴にとっては、今回の騒動もイタズラ電話と同じ扱いだったということか。ジャームのすることだ、これも想定内ではあるが……」
GM:その時、君達のすぐ近く、居酒屋の中から物音が聞こえてくる。
“スターゲイザー”:「それじゃあ店長!お疲れさまでした~!お先に失礼します!」
“スターゲイザー”:がちゃり、とドアが開き、
“スターゲイザー”:セーラー服姿の少女が、居酒屋の裏口から姿を現す。
“スターゲイザー”:「わっ!」
“スターゲイザー”:「すいません!待たせちゃいましたか?」
楠一重:「……!」
“スターゲイザー”:「いやあ、バイトが長引いちゃって……ごめんなさい!」
三日月 ユウキ:「……"フォーマルハウト"」
三日月 ユウキ:「判断は任せる。本人か?操られているだけの一般人か。何方だと思う?」
楠一重:「まさか、こいつが……?」
楠一重:面食らうが、すぐに身構える
朝霧鏡花:「……ええ」
朝霧鏡花:「……あなたが“スターゲイザー”ですか?」
“スターゲイザー”:「? そうですよ!僕です!“スターゲイザー”!」
朝霧鏡花:朝霧の手元が閃く。
“スターゲイザー”:「えぅ」
“スターゲイザー”:首筋から、噴水のような出血。
楠一重:「!!」
“スターゲイザー”:首の皮一枚残して、その頭部がでろん、と垂れ下がり、
“スターゲイザー”:制御を失った身体が、路地裏に崩れ落ちる。
木虎ツグミ:「わ、」 思わず目を逸らしかけながら、慌てて構える。
三日月 ユウキ:「……」地面に横たわる死体を無感情に見ている。
木虎ツグミ:「……し、死んじゃいました?」
朝霧鏡花:「……」
楠一重:「そんなはずは……」
“スターゲイザー”:「ちょっと!!」不意に背後から声。
楠一重:「っ!?」
楠一重:振り返る
“スターゲイザー”:「初対面ですよね!?あなたと僕!」
“スターゲイザー”:そこには、今も地面に転がっている死体とまったく同じ少女が立って、ぷりぷり怒っている。
楠一重:「これ……一体」
楠一重:地面の死体と少女を、視線で見比べている。
“スターゲイザー”:「初めて会う人の首を切るのはマナー違反じゃないですか!?」
朝霧鏡花:「……失礼。話には聞いていましたが。自分の目で確かめたかったもので」
“スターゲイザー”:「もう!一回だけですよ!」
楠一重:「どういうからくりよ!朝霧!」
楠一重:動揺しつつも、鎌刃を展開しつつ
楠一重:朝霧さんと並ぶ
三日月 ユウキ:「こいつにとっては、首を落とされるのは、髪を一束切り落とされる程度の事でしか無い」
三日月 ユウキ:死体を見たまま、振り返らずに。
楠一重:「堪えてないのは……見ればわかるわ」
朝霧鏡花:「以前、あれと接触したエージェントの報告にありました」
朝霧鏡花:「あれは他の世界から、代わりの自分を連れてこられる……そうです。半信半疑でしたが」
楠一重:「……ちっ」
楠一重:「目の当たりにしても、信じたくないわね」
楠一重:「悪い冗談だわ」
木虎ツグミ:「代わりの自分……?あれ、じゃあこの人はこっちの人と別の人なんじゃ?」 死体と少女とを見やっては首を捻る。
“スターゲイザー”:「えーと……ここに来てるってことは、貴方たちが参加希望者でいいんですよね?」
“スターゲイザー”:「楠一重さん!あなたは知ってますよ!」
“スターゲイザー”:びしり、と指をさす。
楠一重:「!」
楠一重:「下衆に名指しされるのは、好きじゃないけど」
楠一重:「どういう理由で私の名前を知ってるわけ?」
“スターゲイザー”:「だって楠さん、あちこち出張ってますもんね。この前も……あっ!これ言っちゃいけないんだった」
“スターゲイザー”:慌てて口元を抑える。
楠一重:「……なら」
楠一重:「質問を変えるわ」
楠一重:「ダウンプア、いいえ。片蔭凪」
楠一重:「この名前に聞き覚えは」
楠一重:「……答えなさいッ!」
“スターゲイザー”:「片陰……ああ!ありますよ」
“スターゲイザー”:「僕がいっぱい遺産をプレゼントして」
“スターゲイザー”:「お友達だった日永さんに殺された方ですよね?」
楠一重:「!!」
“スターゲイザー”:「あれは……泣けましたね……!」
“スターゲイザー”:「めっちゃ良かったです」
楠一重:ぎり、と奥歯を噛み締める
楠一重:「あんたのせいで、萌は……!」
“スターゲイザー”:「かつての仲間と敵同士になっての再会……」
“スターゲイザー”:「いや~王道ですけどエモいですよね~」
三日月 ユウキ:「乗るな楠、今ここで撃ち合っても……」制止の言葉をかけようとするが
楠一重:耳に届いていない
楠一重:「その……口を閉じろッ!!!」
楠一重:ばつん!!
楠一重:両腕に鎌刃を展開!
楠一重:「しゃあっ!!」
“スターゲイザー”:「やってよかったな~って思いました……うわっ」
楠一重:一足に斬りつける!
GM:その刃が、“スターゲイザー”に届く寸前、不可視の壁に阻まれる。
“スターゲイザー”:「ちょ……っと……」
楠一重:「ッ!」
“スターゲイザー”:「何ですかいきなり!」
楠一重:ギリギリと不可視の壁に阻まれる
GM:大量の並行世界から一箇所に空間を重ね合わせた、超圧縮された空気の壁。
“スターゲイザー”:「この人何なんですか?こわ……」
朝霧鏡花:「楠さん。落ち着いてください」
楠一重:「……っ」
楠一重:一瞬、刃を降ろし
楠一重:「これで落ち着いていろって?」
楠一重:目の前の相手を睨む
三日月 ユウキ:「……フン。エージェントとして、最低限の線引は出来ているようだな」刃を降ろしたのを見て。
木虎ツグミ:「楠さん!」
楠一重:「……線引なんて」
楠一重:「冗談じゃない。こいつを」
楠一重:「一秒だって生かしておきたくないのよ!!」
楠一重:再び腕を振り上げようとする!
木虎ツグミ:「ダメです!」 とっさに腰に飛びついて止める。
楠一重:「っ!」
楠一重:予想も出来ない動きに体勢が崩れる
木虎ツグミ:体勢が崩れた隙を強引に引っ張って楠ごと後ずさる。スターゲイザーから遠ざかるように。
木虎ツグミ:「怒るのも悔しいのも当然です!友達が悲しい目に合わされたら私だってそう思います!」
楠一重:「離し、なさい!」
楠一重:「……だったら……!」
木虎ツグミ:「それでも!夏目さんのこと探しにいくんでしょう!!」
楠一重:「——ッ!」
朝霧鏡花:「今、ここで“スターゲイザー”を殺せば」
朝霧鏡花:「夏目さんのいる並行世界に渡る方法は無くなりますよ」
朝霧鏡花:「僕はそれでも構いませんが」
朝霧鏡花:「貴女は違うでしょう?」
楠一重:「……」
楠一重:その言葉に俯き
楠一重:するりと、刃が腕に収まる
楠一重:「大丈夫。手をどけなさい」
楠一重:「頭は、冷えたから」
木虎ツグミ:「え、あ」 必死になってたせいで気づかなかった。
楠一重:スターゲイザーを睨みながら
楠一重:木虎さんから離れる
朝霧鏡花:「……続けてください」“スターゲイザー”に。
“スターゲイザー”:「何でそんなに怒ってるんですか……こわ……」
三日月 ユウキ:「騒がせたな。詫びに、本戦では満足の行く戦いを見せると約束しよう」
“スターゲイザー”:「はい!期待してますよ。それで、あなた達は……えーと?」木虎さんと三日月さんを見て。
三日月 ユウキ:「"シーンスライダー"」
三日月 ユウキ:「この街で俺を上回る射手は居ない。命の煌きが見たいんだろう?存分に披露してやる。お前の目が追いつければ、だが」
木虎ツグミ:「あ、えと!11支部所属のチルドレン、"推定雷獣"木虎ツグミです!」
“スターゲイザー”:「はいはい、なるほどなるほど!」手元のスマートフォンにメモを打ち込む。
“スターゲイザー”:「それに日本支部の朝霧さんでしたっけ?了解です!」
“スターゲイザー”:「それじゃあ最後に確認なんですが」
“スターゲイザー”:「一度向こうの会場に渡れば、途中で死のうが戦意喪失しようが、決着が付くまでは帰れません」
“スターゲイザー”:「あ、あとそう!死ぬかもしれないです!危ないですからね」
“スターゲイザー”:「その辺は大丈夫ですか?あとで嘘つきって言われたらヤですからね」
三日月 ユウキ:「俺には何方の心配も無用だ」
楠一重:「べらべらとアンタに喋られる方が不愉快よ」
楠一重:「その会場とやらに、さっさと案内しなさい」
木虎ツグミ:「大丈夫です!絶対生きて帰りますから!」
朝霧鏡花:「右に同じく」
“スターゲイザー”:「はーい。じゃあダラダラ喋ってるのも何なので、早速行きましょうか!」
“スターゲイザー”:「あちらで係の僕からルール説明があるので、それに従ってくださいね」
“スターゲイザー”:「それじゃあ出発!」
GM:“スターゲイザー”がバスガイドのように手を翳すと同時に、
楠一重:「は?」
GM:周囲の空間が歪み、ぼやけていく。
楠一重:「!?」
GM:抵抗する間もなく、君達の視界は、黒とも白ともつかぬ色に、塗り潰された。
GM:---
GM:シーン終了です。
GM:ロイスのみ可!
木虎ツグミ:とりあえず楠さんに〇連帯感/心配で取得!
楠一重:ロイス!もちろんスタゲちゃんに!
楠一重:因縁/スターゲイザー/敗北感/殺意〇/ロイス
三日月 ユウキ:楠さんに取ろ!
楠一重:あと三日月さんにも!
楠一重:同行者/三日月ユウキ/感服/憤懣〇/ロイス
楠一重:ツグミちゃんにはもうちょっと喋ってから取ろう!
楠一重:以上!
三日月 ユウキ:チームメイト/楠一重/P:好意/N:不安○/ロイス
三日月 ユウキ:これで!
木虎ツグミ:こっちも他二人とはもうちょっと喋ってからとりたいので以上!
GM:OK!

【OP02/邂逅】

GM:OP2!ツグミちゃんがヒロインと出会うシーンです
GM:シーンPCは無論ツグミちゃん!
木虎ツグミ:はーい!登場!
木虎ツグミ:1d10+40
DoubleCross : (1D10+40) → 5[5]+40 → 45


GM:---

GM:ふっ、と視界が切り替わり。
GM:君の全身を浮遊感が襲う。
GM:気付けば、君はどこかの室内、その天井近くに投げ出される。
GM:当然、重力に従い、その身体は自由落下する。
木虎ツグミ:「わっ!?」 慌てて受け身を取るものの、落下を止めれるわけではなく。
GM:どさり、と君は床に落下する。
木虎ツグミ:「あうっ!」 落下して地面へと転がる。
:「ひっ!?」それに驚く、誰かの悲鳴。
木虎ツグミ:「いてて……あれ、ここは?」
GM:そこはどこかの廃ビルのようだ。家具や調度品の類はなく、薄汚れて埃が積もっている。
GM:そして、その床に身を伏せる少女が一人。
GM:汚れた廃屋に似つかわしくない上等なドレスを着せられて、怯えた目で君を見ている。
:「だ……誰なの……?」
木虎ツグミ:「えと、十一支部の」 と言いかけて、相手が誰か分からないなら安易に情報を明かすなという言葉を思い出す。
木虎ツグミ:「き、木虎ツグミです!」
:「き……とら……?」
:「……誰……?」
:「あなたも……」
:「わたしが欲しくて来たの……?」
木虎ツグミ:「欲しくて……?」 その言葉に首を捻るが。
木虎ツグミ:「あ、もしかして!」 ブリーフィングを思い出す。
木虎ツグミ:完全制御された特異点。沢山の組織に狙われている女の子。
木虎ツグミ:「完全制御された特異点の子ですか!?」
:「ひ……」その言葉に、また怯えたような表情。後ずさる。
:「……やっぱり……」
木虎ツグミ:「あ、ごめんなさい!声大きかったです!?」
木虎ツグミ:「え、やっぱり?」
:「い……いいですよ……どうせ……逃げ場なんてないですから……」
:「好きにしてください……抵抗、しないから」
:「痛いのは、やめてください……」
木虎ツグミ:「? 痛いことなんてしませんよ?」 きょとんと首をかしげる。
木虎ツグミ:「あ!というか楠さんたちは!?ひょっとしてはぐれちゃいました!!?」
GM:君の周りには仲間の姿はない。少なくともこの建物にはいないようだ。
木虎ツグミ:あわあわと周囲を見渡したり、タッピング&オンエアによる通信を試したり。ひとしきり試したのち項垂れる。
木虎ツグミ:「迷惑はかけないようにってあんなに言われたのに……お母さんに怒られちゃう……」
:「…………」その様子を見て、やや怪訝そうに。
:「あなたも……私の力が欲しいんでしょう……?」
木虎ツグミ:「え?」
:「……言うとおりにするから……どこへでも、連れて行けば……」
木虎ツグミ:「うーんと……とりあえず、力が欲しいわけじゃないですよ?」
:「…………嘘」
:「そうやって……騙そうとしたって……」
木虎ツグミ:「だって、それはあなたの力じゃないですか」
木虎ツグミ:「なら、あなたが使いたいように使うべきです」
:「……え……」
:僅かに俯いた顔を上げる。
木虎ツグミ:「お母さんも言ってました!『自分の力を何に使うかは自分自身で決めなさい』って!」
木虎ツグミ:「『その上で、起きたことの責任を自分でとりなさい』とも言ってましたけど!」
:「だ……駄目」
:「そんなこと……したら、駄目なの」
木虎ツグミ:「ダメなんですか?どうして?」
:「全部……何もかも、滅茶苦茶になっちゃう」
:「私は……悪い子だから……」
:「だから……自分では何も、考えたくない 何も……望んじゃいけないの……」
木虎ツグミ:「そんなことないですよ!」
:「……えっ……」
木虎ツグミ:「望んじゃいけないなんてことありません!」
木虎ツグミ:「だって、こう……えーっと」
木虎ツグミ:「例えば!例えばですね」
木虎ツグミ:「ここにチョコケーキがあるとします!」
:「チョコ……」
:「……ケーキ……?」
木虎ツグミ:「はい!美味しいチョコケーキです!」
木虎ツグミ:「私はチョコが大好きなので、あったら当然食べたいです!」
木虎ツグミ:「でも食べたらなくなっちゃいます。無くなっちゃったら他の人は食べれません」
木虎ツグミ:「そしたら他の人たちが悲しいから、チョコケーキなんて要らないって言うのがあなたの言ってることだとしましょう」
:「…………」
木虎ツグミ:「でもですね、例えばチョコケーキを食べる代わりにお手伝いをするとか」
木虎ツグミ:「チョコケーキ以外のものを持ってきて交換してもらうとか」
木虎ツグミ:「チョコケーキを他の人たちと分け合いっこするとか!」
木虎ツグミ:「きっと色々手段があると思うんです!」
:「……分け合いっこ……」
木虎ツグミ:「そうそう、そしたらあなたも他の人も一緒に幸せじゃないですか」
木虎ツグミ:「だからそう!望んだことを諦めるんじゃなくて、方法を探してみませんか!」
木虎ツグミ:「そう言いたかったんです!」 うんうんと腕を組んで頷いて見せる。
:「……でも……私の持ってる、チョコケーキは……」
:「……すごくおいしいの。それを食べたくて、色んな人で取り合いになって、傷つけ合うくらい……」
:「もし、そうだとしたら……」
:「そんなケーキは、やっぱり捨てちゃった方がいいと思わない……?」
木虎ツグミ:「うーん……でも」
木虎ツグミ:「それって元々あなたの物なんですよね?なら取ろうとする他の人たちが欲張りなんじゃないです?」
:「……それは……そうかも、しれないけど…………」
木虎ツグミ:「確かに人が傷つくのはよくないですけど……それであなたが自分の物を捨てなきゃいけないのは理不尽だと思います!」
:「…………」
:「……いい、のかな」
:「自分で……」
:「……チョコケーキを、食べても、いいのかな」
木虎ツグミ:「はい!勿論!」
:「…………」
:「そんなこと……」
:「言われたの……はじめて」
:顔を上げて、君を見る。
木虎ツグミ:真っ直ぐに、少女と目を合わせる。
木虎ツグミ:と、そこで。
木虎ツグミ:「あ!?」
:「……」びくり
木虎ツグミ:「な、名前を聞き忘れてました!ごめんなさい、お名前教えてもらえますか!?」
:「…………」
:「なまえ、は」
:「…………」しばらく逡巡の間があり。
:「……ミアセラ」
:「ミアセラ・ヴェステライネン」
木虎ツグミ:「ミアセ、ヴェステ、ラ……」 一瞬舌を噛んだように口ごもって。
木虎ツグミ:「……えと、その。ミアちゃんって呼んでもいいですか?」
ミアセラ・ヴェステライネン:「……」少し照れたような顔。「いい、けど……」
ミアセラ・ヴェステライネン:「あなたは……ええと……」
ミアセラ・ヴェステライネン:「キ……トラ……?」
木虎ツグミ:「ツグミで良いですよ!お父さんもお母さんも先輩たちもそう呼びますから!」
ミアセラ・ヴェステライネン:「……ツグミ」
木虎ツグミ:「ツグとかでもいいです!呼びやすい奴で!」
ミアセラ・ヴェステライネン:「……ツグミ……。あなたは……ここに何をしにきたの?」
木虎ツグミ:「えーと、夏目さんって人の捜索とスターゲイザーの調査と……」
木虎ツグミ:「それからミアちゃん!あなたを助けに来たんです!」
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………!」驚いた表情。
ミアセラ・ヴェステライネン:「助け……に……?」
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………私を……?」
木虎ツグミ:「はい!一緒にここから抜け出すために!」
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………」しばらく呆然として黙り込んで。
ミアセラ・ヴェステライネン:「私……最近、セーラー服の女の人に、お世話されてて……」
ミアセラ・ヴェステライネン:「その人に……ここに連れてこられて」
ミアセラ・ヴェステライネン:「私の……次の持ち主を決める、って言われて…………」
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………」
ミアセラ・ヴェステライネン:「また……他の人に」
ミアセラ・ヴェステライネン:「閉じ込められたり……痛いことされる、って、そう、思って……」
ミアセラ・ヴェステライネン:「……ツグミ……」
ミアセラ・ヴェステライネン:「……ほんとうに」
ミアセラ・ヴェステライネン:「助けて、くれるの?」
木虎ツグミ:「……私一人だと、多分すっごく難しいですけど」
木虎ツグミ:「私は一人じゃなくて、チームで。あなたを助けるためにここに来たんです!」
木虎ツグミ:「私たちはUGN"正義の味方"ですから!」
木虎ツグミ:「きっとあなたを助けて見せます!」
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………」その目を。曇りのない瞳を、見つめて。
ミアセラ・ヴェステライネン:絶望に淀んだ瞳が、揺れる。
木虎ツグミ:視線を受け止めて、手を差し出す。
木虎ツグミ:「行きましょう!あなたの望むことをしに!」
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………」おずおずと、恐る恐る、
ミアセラ・ヴェステライネン:そっとその手を、握る。
ミアセラ・ヴェステライネン:「……」その掌の温かさに、少し、目を見開く。
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………ツグミ」
木虎ツグミ:「はい!どうしました?」 その小さな手を包むように優しく握って、微笑みかける。
ミアセラ・ヴェステライネン:「……ツグミの、お友達は……いい人?」
ミアセラ・ヴェステライネン:「私に……ひどいこと、しない?」
木虎ツグミ:「……きっとしません!しようとしたら私が止めます!」
ミアセラ・ヴェステライネン:「…………そう……それじゃあ……」
ミアセラ・ヴェステライネン:立ち上がり、「……ついてきて」
ミアセラ・ヴェステライネン:「場所は分からないけど……たぶん」
ミアセラ・ヴェステライネン:「……会えるはず。私と、いれば」
木虎ツグミ:「そうなんですか!すごいです!」
木虎ツグミ:全く疑う素振りも無く、引かれるままについていく。
GM:君がミアセラに続いて、廃ビルを出ると、そこには君もよく知るN市の街並みが広がっていた。
GM:ただひとつ違っていたのは——
GM:滅んでいる。全てが。
GM:廃墟となっていたのは先ほどまでいたビルだけでなく、街全体。
GM:人の気配はどこにもない。建造物は朽ち、錆び、ところどころから植物が顔をのぞかせている。
GM:ミアに驚いた様子はない。ただ、その光景を見て、少しだけつらそうに俯く。
ミアセラ・ヴェステライネン:ぎゅ、と、君の手を握る腕に力が籠る。
ミアセラ・ヴェステライネン:「……行こ」
木虎ツグミ:「わ……」 ポカンと口を開けて街並みを見ていたものの。
木虎ツグミ:「は、はい!」 少しだけ強まった力を察し、その手を握り返して。
GM:そうして手を繋ぎ、二人の少女が廃墟の街を歩いていく。
GM:---
GM:シーン終了。
GM:ロイス取得可能!
木虎ツグミ:勿論ミアちゃんに!○庇護/同情で!
木虎ツグミ:絶対守るからな……
GM:OK!

【OP03/遭遇】

GM:OPはラスト!楠さん三日月さんが夏目さんと合流するシーンです
GM:シーンPCはその3人!
三日月ユウキ:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 7[7]+45 → 52

楠一重:1d10+36
DoubleCross : (1D10+36) → 10[10]+36 → 46

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+6(1D10->6)(侵蝕率:45->51)した

GM:---

GM:視界が切り替わり、三日月と楠の全身を、浮遊感が襲う。
GM:君達は、どこかの室内の中空に投げ出された。
GM:そこは、夏目靖章が拠点とする研究施設の一画。
GM:夏目の目からは、いきなり室内に二人が現れたように見えるだろう。
楠一重:「っ!」
楠一重:ざすっ!
楠一重:不格好ながらもなんとか着地して
夏目靖章:「おっと……」一瞬身構えるも、すぐに事態を察する
三日月ユウキ:「今のが世界間移動か?準備も予備動作もなく成し遂げるとは。どこまでも規格外の化け物だ」
三日月ユウキ:周囲を見渡しながら、落ち着き払った様子で。
楠一重:「……あんただけ?ほかの2人は……」
楠一重:そこまで口にして
楠一重:「!」
楠一重:「誰!そこにいるの……は」
楠一重:部屋の隅にいる男に、目を見開く
夏目靖章:「大丈夫かい?キミ達。目眩とかはない?」
夏目靖章:普段通りの口調で声をかける。
楠一重:「……はぁ?」
楠一重:警戒する
夏目靖章:漆黒のスリーピーススーツ、生やしていた無精髭は綺麗に剃っている
楠一重:「止まりなさい!そこで!」
楠一重:夏目さんを制する
夏目靖章:「おっと。怪しいものじゃないよ……って、この状況じゃ無理もないか」
夏目靖章:両手を上げながら立ち止まる
楠一重:「アンタ、夏目靖章……よね」
楠一重:「こっちの顔に、覚えはないわけ?」
三日月ユウキ:「フン。感動の再会か、と思ったが。どうやら事情があるようだな」
夏目靖章:「その通り、UGN遺産管理局の夏目靖章だ、君は……」
夏目靖章:「君、は……」
楠一重:「……覚えてない?」
楠一重:「こいつの主観でよっぽど年月が経ってるってこと……?それとも」
三日月ユウキ:「外見は資料と一致している。偽物か、別の世界の夏目か」
楠一重:「並行世界の能力って言うのがホントなら」
楠一重:「それもあり得るかもしれないけど……」
夏目靖章:「…………」おぼろげに残る、記憶の輪郭。焼け焦げた肖像。
夏目靖章:夏目靖章の能力は、記憶を代償とする。かつて出会った少女の記憶は、とうに焼け焦げている。
夏目靖章:だが、その"声"を聞けば……
夏目靖章:焼け跡の残り火に、再び熱が灯る。記憶は不完全でも、感情の熱がその絆の在処を教えてくれる。
楠一重:「本当に……覚えてないわけ?」
楠一重:不安そうな視線を送る
三日月ユウキ:「確認ができない以上、この夏目靖章を信用することはできんな」
楠一重:「!それはそうでしょうけど、ここに放っておくことも出来ないじゃない」
楠一重:「ああ……もう」
楠一重:「こんな時のマニュアルなんて、UGNには用意されてないのよ……!」
三日月ユウキ:「"フォーマルハウト"なら確認の手段を持っているのかもしれんが。この状況、意図的に分断されたと見ていいだろう」
楠一重:「ええ……木虎のやつも探さないと」
GM:その時、唐突にガラスが砕け散る音が響き渡る。
楠一重:「こっちの夏目については……」
楠一重:「!?」
GM:研究所の窓のひとつが割られ、何か大きな塊が投げ入れられた。
GM:ごろん、と床に転がるそれは——
GM:“スターゲイザー”の頭部。
楠一重:「これ……はッ」
楠一重:投げ込んだ何者かの方向を注視する
GM:口に何か黒いものが詰め込まれている。黒い羽のようなそれからは、強力なレネゲイドが感じ取れる。
GM:それは、今にも弾けようとしていた。
三日月ユウキ:「……不味い、伏せろ楠!」
夏目靖章:「……ッ!まずい!」咄嗟に二人に駆け寄る
楠一重:「!」
GM:黒い羽が赤熱していき、そして……
楠一重:急所を庇う姿勢で後ろに跳ぶ!
GM:――爆発する。轟音、爆風、紅蓮の業火が辺りに撒き散らされる。
GM:通常の火薬を遥かに凌ぐ威力。まともに受ければオーヴァードでもひとたまりも無いだろう。
夏目靖章:その爆風を前に、二人をかばうように立ちふさがる。
三日月ユウキ:両腕を庇うように地面に伏せ、衝撃に備える……が
三日月ユウキ:「……?これは……」
夏目靖章:炸裂する業火と爆炎は研究所の尽くを蹂躙するが
夏目靖章:夏目靖章とその背後の二人には、その一切が届かない。
楠一重:「……!」
夏目靖章:爆炎も爆風も、その領域に近づくとまたたく間に静止し、凍結し、霧散する。
夏目靖章:三人の足元には、青白く光る氷の薔薇が咲いていた。
夏目靖章:「ああ……覚えているとも」
夏目靖章:二人を振り返り不敵に微笑む。
夏目靖章:「久しぶりだね、一重くん。元気そうで何よりだ」
楠一重:「夏目……」
楠一重:一瞬安心の表情、そして
楠一重:舞い散る氷雪の先、敵の姿を探す
GM:そうしている間にも、領域の外では、連続する爆発が壁や天井を無惨に破壊していく。
GM:大量の瓦礫が降り注ぎ、楠と夏目の二人と、三日月とを分断する。
楠一重:「三日月!!」
楠一重:手を伸ばそうとするが、崩れ落ちる瓦礫に阻まれる
三日月ユウキ:「フン。どうやら名シーンに感動する時間も与えて貰えないようだな」
夏目靖章:「一重くん!」瓦礫から引き離すようにその腕を掴む
楠一重:「っ!」
三日月ユウキ:瓦礫の向こうから声だけが聞こえてくる。「俺なら問題ない。単独行動は慣れている」
楠一重:「いいから動くんじゃないわよ!すぐに……」
GM:叫ぶ楠の背後、崩れた壁の外から、
三日月ユウキ:「それより自分の心配をしろ。……どうやら本命はそちらに行ったようだ」
レイヴン:「よ、っと」
レイヴン:一人の女が、瓦礫を踏みしめて入ってくる。
夏目靖章:「君は……」再び楠さんを庇う位置に立ちふさがる。
楠一重:「こいつが今の……」
レイヴン:2メートル近い長身。黒の長髪。全身から覇気とでも呼ぶべきものを漂わせ、ぎょろぎょろと動くその双眸で君たちを値踏みするように見据えている。
レイヴン:何より異様なのは、その背中。
レイヴン:黒く巨大な、翼のようなものが生えている。先ほど爆発した羽と同じものだ。
レイヴン:経験を積んだオーヴァードであれば、それがウロボロスの能力で構成されていることが分かるだろう。
レイヴン:「あー……一人くらい死んだか?」
楠一重:「随分と物々しい見た目じゃない」
楠一重:「カーニバルなら他所でやってくれないかしら」
レイヴン:その声を聞いて「あ、死んでない。そいつは残念」
三日月ユウキ:「楠。俺が行くまでそこの色男から離れるな」
楠一重:「……言われなくてもね。」
楠一重:「アンタも余計に仕掛けて気付かれないでよ」
楠一重:小声で壁に向けて答える
三日月ユウキ:「見なくともわかる。そいつは異常だ。"スターゲイザー"の時のように、一人で挑むのはやめろ。俺は一旦離脱して別ルートから合流する」
楠一重:「ええ……異常だってことも、言われるまでもないわ」
夏目靖章:「生憎、俺の後ろでそう簡単に人は死なせないよ」眼前の少女へ
レイヴン:す、と手刀を構える。指先から肘にかけてが、黒色に変化し、硬質化していく。
楠一重:鳥肌が立っている
レイヴン:「じゃあ、やるか」
レイヴン:犬歯を剥き出しにした、獰猛な笑み。
レイヴン:「その為に来たんだろ? お前らも」
夏目靖章:「随分せっかちだな。そういうことはお互いのことをよく知ってからでもいいじゃないかな?」
レイヴン:「これで死ぬなら」
レイヴン:「その必要はねえよ」
楠一重:「生憎だけど、こっちは血に飢えた戦闘狂ってわけじゃない」
楠一重:「アンタの方こそ」
楠一重:「さっき首を転がしてた奴の言いなりになって、下らないゲームに乗せられるつもりなの?」
レイヴン:「そうだ」
レイヴン:言うなり、
レイヴン: ず あッ
レイヴン:瞬時に楠さんの眼前に。
楠一重:「……!」
夏目靖章:「な…!?」
レイヴン:「しゃあッ!!」
レイヴン:硬化した腕、強靭な鉤爪を振るう!
楠一重: ぎ きん!!
楠一重:ぎりぎりで刃での防御を挟むが
レイヴン:その脇腹目掛けて、二の太刀。
レイヴン:強烈な回し蹴りが叩き込まれる。
楠一重:軽々と吹き飛ばされる!夏目さんの防御圏から離される!
レイヴン:「はっはァ!!」
夏目靖章:「一重くん!」氷の薔薇を伸ばそうとするが、間に合わない
楠一重:「ぐ……!」
楠一重:どかっ!!
楠一重:壁に叩きつけられる
レイヴン:哄笑し、さらに追撃を加えんと跳躍、距離を詰める。
楠一重:速さが、重さが
楠一重:これまでに出会ってきたどんな敵とも違いすぎる。
楠一重:近づくその影が、死の直感となって
楠一重:背筋を震わせる。
レイヴン:猛禽の急降下めいて、致死の蹴りを放つ!
楠一重:「やああっ!!」
楠一重:一拍遅れて、即席に精製された刃の反撃、撃ち合うが
楠一重:バキィッ!!
楠一重:あっけなく粉砕される
レイヴン:「はン」
レイヴン:嘲笑が、君に向けられる。
楠一重:「ッ!!」
楠一重:次の刃をフックのように振るう、その頸動脈を狙って——
GM:そこで君は気付く。目の前の女との攻防で、その翼から大量の羽が落ち、周囲に舞っていることに。
GM:ちり、ちり、と音を立て、
GM:それら黒色の羽が、赤熱していく。
楠一重:「……!?」
楠一重:布石の中に取り込まれたことに気付き
楠一重:防御姿勢を取り直そうとするが、間に合わない
GM:再び、凄まじい爆発。
GM:連鎖する爆風と熱波が、君の身体を焼き焦がす。
楠一重:「…… !! … !」
楠一重:壁をぶちぬき、建物の外
楠一重:ず しゃっ
楠一重:泥の上に、黒焦げになって放り出される
レイヴン:倒れた君の元に、ゆっくり近付いてくる足音。
楠一重:「はぁ……はッ……」
楠一重:出力、膂力、戦いの組み立て。
楠一重:次元が、違う。
レイヴン:その鼻面に、ブーツの爪先が叩き込まれる。
楠一重:「ぐっ……!!」
楠一重:蹴り起こされ、のけぞる
レイヴン:鼻血に濡れたその首元を、片手で乱暴に掴み上げる。
楠一重:「か」
楠一重:ぐったりと持ち上げられる
レイヴン:「弱え」
レイヴン:「弱すぎる」失望、興味を失った目。
楠一重:「……」
楠一重:血と泥に塗れ、項垂れている。
レイヴン:「さっきの氷男で期待したんだけどな」
レイヴン:「お前は、何だ?何の価値もない。見るべきところもない。マジでクソだ」
レイヴン:「やっぱりこんな大会、所詮この程度か」
レイヴン:「期待したのが馬鹿だった」
楠一重:「——。」
楠一重:「ふふ」
レイヴン:「……あ?」
楠一重:「ふふ、ふ」
楠一重:肩が震えている。俯いたまま、笑っている。
楠一重:「アンタ、化け物ね」
楠一重:「私よりも」
楠一重:「比べようもないくらいに、強い」
レイヴン:「なんだ?命乞いか?」
レイヴン:「雑魚が気持ち悪い媚び売ってんじゃねえよ」
楠一重:「いいえ、生憎さま」
楠一重:がしっ
楠一重:その腕を、折れた腕で掴む
楠一重:「私はね」
楠一重:「自分よりも強い相手としか、戦ったことが無いのよ」
楠一重:びし びし
楠一重:掴んだ腕から、血の棘が食い込む
レイヴン:「……」顔色ひとつ変えず、君を見る。
楠一重:その視線は、全く折れていない
楠一重:闘志に満ちた瞳で、敵を見据えている
レイヴン:「…………」
レイヴン:「何だ?お前」
楠一重:「なんでもない、ただの雑魚よ」
楠一重:「でもこいつはどうかしら」
楠一重:「——三日月ッ!!!」
楠一重:叫ぶとともに両腕に力を込める、根のように血の刃が足から地面に食い込み
楠一重:アンカーとなって固定する
三日月ユウキ:ぼっ
三日月ユウキ:楠の叫びと同時。レイヴンの周囲の空気が歪み
三日月ユウキ:虚空から無数の矢が溶け出し、その全身に向かって殺到する!
レイヴン:「!」
レイヴン:瞬時に大きく翼を振るい、羽を撒き散らす。
レイヴン:試みたのは爆風による防御。だが——。
夏目靖章:その羽根から、急速に熱が失われていく
夏目靖章:レイヴンの翼に絡みついた氷の薔薇が、そのレネゲイド反応そのものを霧散させている。
レイヴン:それに気付き、舌打ち。
GM:無数の矢が、全方位からレイブンに向けて放たれる。
GM:硬質の衝撃音が響き、そして——。
レイヴン:「……はぁ」
レイヴン:大量の矢を両腕で掴み、蹴りで叩き落とし、その場に立っている。
楠一重:「……!」
レイヴン:頬にわずかな切り傷。その他は、完全に無傷。
レイヴン:「今のはちょっと良かったな」
楠一重:「冗……談でしょ……」
楠一重:傍に頽れながら、驚嘆に目を見開く。
三日月ユウキ:「……いまので傷一つというのは」
三日月ユウキ:「経験上ありえんのだがな。その頬一筋の傷より、俺の心の傷のほうが深そうだ」
レイヴン:「じゃあ」
レイヴン:「続きだな」
夏目靖章:「そうはさせるか……!」瓦礫をかき分けレイヴンへ向かって駆け出そうとする
楠一重:膝に力を込め、姿勢を立て直そうとするが
楠一重:(間合いが近すぎる……殺られる!)
レイヴン:頽れた楠一重に向け、黒色の翼を大きく開く。
レイヴン:視界が、影に閉ざされる。
楠一重:影に包まれながらも
楠一重:反撃の方法を思索する。敵から目を逸らさずに。
楠一重:「まだ……負けない……!」
楠一重:「私はッ」
楠一重:「先輩なんだッ!!」
レイヴン:にぃ、と、歯を見せて笑い、
楠一重:崩れかけの刃を振り上げ
楠一重:最後の抵抗を、試みる。
レイヴン:その腕を、断頭台めいて振るい——
“スターゲイザー”:「はいストーーーーップ!!」
レイヴン:……途中で、不可視の壁に阻まれる。
レイヴン:「…………」
楠一重:「……あ……?」
楠一重:空中に刃が止まる
“スターゲイザー”:瓦礫を踏みわけ、君達の元に“スターゲイザー”が歩いてくる。
三日月ユウキ:「……どうやら、命拾いしたようだな」つがいかけていた矢を手放しながら。
“スターゲイザー”:「ちょっと!!レイヴンさん!!」
“スターゲイザー”:「また僕のこと殺しましたね!?」
レイヴン:「……」
レイヴン:「……邪魔だったから……」
“スターゲイザー”:「あれほど!!ダメだって!!言ったのに!!」
“スターゲイザー”:「しかもUGNの皆さんまで!!」
“スターゲイザー”:「何でもう戦ってるんですか!?」
“スターゲイザー”:「まだ始まってないですよ!!」
“スターゲイザー”:「僕が見たくてこの大会開いたんですよ!?」
“スターゲイザー”:「カメラ回ってないところで勝手に殺し合いしないでください!!」
“スターゲイザー”:「もっと命を有意義に大事に使ってください!!」
三日月ユウキ:「どの世界でもやかましいのは変わらないらしい。俺たちは振りかかる火の粉を払ったまでだ」
夏目靖章:「はぁ……まったくその通りだ。場外乱闘を許すとはプロモーター失格なんじゃあないかな。"スターゲイザー"」
楠一重:「どこまでも……ふざけた……ことを……!」
楠一重:「げほっ!!」
楠一重:血反吐を吐く。
三日月ユウキ:「むしろ運営の変わりに選手が一人死ぬのを防いだんだ。報奨を貰ってもいいんじゃないか」
“スターゲイザー”:「はぁ!?またあなたですか!?」レイヴンを見て。
“スターゲイザー”:「これ以上運営の邪魔するならもう帰ってもらいますよ!強制退場!それでもいいんですか!!」
三日月ユウキ:「何度も首を飛ばされる不用心なやつに言われたくないな」>命を有意義に
“スターゲイザー”:「僕だって飛びたくて飛んでるわけじゃないです!!」
レイヴン:「あー……」
“スターゲイザー”:「とにかく!試合開始まで場外乱闘は避けてください!皆さんも!いいですね!?」
“スターゲイザー”:「レイヴンさんには罰としていちばん離れた場所からスタートしてもらいますから!」
GM:手を翳し、転移させようとする“スターゲイザー”を、レイヴンが止める。
レイヴン:「待て」
“スターゲイザー”:「はい!?」
レイヴン:楠さんに向き直る。
レイヴン:「お前」
レイヴン:「名前は」
楠一重:「……」
楠一重:「楠、一重」
楠一重:「次会った時には」
楠一重:「アンタを……げほッ!」
楠一重:「アンタを……倒すわ……」
レイヴン:それを聞いて、口を笑みの形に歪める。
レイヴン:「クスノキ。お前には見るべきものは無いっつったな」
レイヴン:「訂正だ。そのやる気だけは買ってやる」
レイヴン:「経験上、そういう奴はさっさと野垂れ死ぬか、元々強い奴よりさらに伸びるか、の二つに一つ」
レイヴン:「案外、モノになるかもな。ここで生き残れば」
楠一重:「ハッ」
楠一重:「クズの……評価なんて、私はアテにしない」
楠一重:「せいぜい……余裕ぶってなさい……!」
楠一重:血走った目で、その姿を睨み続けている。
“スターゲイザー”:「もういいですよね!はやく行って!ほら!」
レイヴン:レイヴンの周囲の空間が、歪んでいく。
三日月ユウキ:「そうしてくれ。月か太陽にまで飛ばしてもらえると、手間が省けて助かる」
レイヴン:「もし最後まで勝ち残れたら」
レイヴン:「その時は、また相手してやる」
レイヴン:そう言い残し、虚空へと消えていく。
“スターゲイザー”:「はー……最悪ですねあの人! じゃ、そういうことで。時間が来たら係の僕が来ますので~」
“スターゲイザー”:そうして、“スターゲイザー”も消えていく。
楠一重:「……。」
楠一重:ずしゃり
楠一重:糸が切れたように、再び泥の上に崩れ落ちる
夏目靖章:「やれやれ、どの口が言うのかな……一重くん!」
楠一重:「はぁ……はぁ……っう……」
夏目靖章:倒れた楠さんへ駆けより抱き起こそうとする。
三日月ユウキ:「夏目。楠の介抱は任せる。あいつはよくやった。レイヴンを仕留め損ねたのは俺のミスだ」
楠一重:夏目さんに抱え起こされながら呻く
楠一重:「木虎と……朝霧……」
楠一重:「もう二人いるわ……味方は……」
楠一重:「合流しないと……同じ目に会ってたら……」
楠一重:ふらふらと立ち上がろうとして、また倒れそうになる
三日月ユウキ:「対策を考える。次は楠の意思を無駄にはしない」
楠一重:「……!」
楠一重:「ええ。こっちが体張った分はね……」
楠一重:「……お願いするわ。狙撃手」
夏目靖章:「ああ、君は…初めて会う子だね。気にすることはない。初めに分断を許した俺にも否が……おっと」
夏目靖章:楠さんの肩を支える
楠一重:「……」
楠一重:そのまま、夏目さんに肩を貸されて気を失う。
夏目靖章:「……そうだね。借りは返さないといけないな」楠さんを優しく寝かせ、ジャケットをかぶせる
三日月ユウキ:「"シーンスライダー"。三日月だ。状況の説明は必要か?夏目」
夏目靖章:「いいや、代々の事情は把握しているつもりだ」
夏目靖章:「改めて、"フリージア"夏目靖章だ。三日月……ええと、できれば」
夏目靖章:三日月さんへ右手を差し出し
夏目靖章:「下の名前を教えてもらっても構わないかな?」
夏目靖章:「女の子はできるだけ名前で呼ぶことにしてるんだ」冗談めかして笑いながら
三日月ユウキ:「……チッ。見る目がありすぎるのも良し悪しだな」
三日月ユウキ:「三日月ユウキだ。だが馴れ馴れしく呼ぶな。俺は仲良しごっこをしに来たんじゃない。いいな」
夏目靖章:「はは、これは手厳しいな……では敬意と親愛を込めて」
夏目靖章:「よろしく"ユウキくん"」手を取り強引に握手
三日月ユウキ:「……っ!」反射的にその手を振り払います
三日月ユウキ:「今……レイヴンと相対した時以上の寒気を感じたぞ」
三日月ユウキ:「俺の苦手なタイプだ……。何を呑気に寝ている、楠……!こいつと俺を二人きりにするな……!」
夏目靖章:「おっと、ごめんごめん。馴れ馴れしいのは厳禁だったね。俺としたことが少々早計だったか」
夏目靖章:「さて、まだ二人仲間がいるんだったね。」
三日月ユウキ:「……そうだ。こんな事をしてる場合ではない。まずは合流だ」
三日月ユウキ:「朝霧は本部の人員だ、一人でも簡単には死にはしないだろう。だが木虎はかなり抜けている部分があると感じた」
夏目靖章:「ふむ……その二人が一緒にいるという保証もない。急いだ方が良さそうだね」
三日月ユウキ:「先程の戦闘で注意は集まっているはずだ。他の勢力とかち合わなければ、合流はそう難しくない」
三日月ユウキ:「索敵は俺がやる。行くぞ」と、夏目さんに背を向けて歩き出します。
夏目靖章:「ああ、それじゃあ……」楠さんを抱きかかえて立ち上がる。
夏目靖章:「頼むよ」
三日月ユウキ:「しかし……なぜバレた。やはり胸か?これでもかなり強く抑えつけているつもりだが……此方の対策もなにか考える必要が……」
夏目靖章:「頼むよユウキくん。こっちの地理には多少明るいからね。道案内は任せてもらおう」
三日月ユウキ:「それと火の粉を振り払うの部分……俺は射手だ。落とすのほうが良かったか……これも改善の余地が……」
三日月ユウキ:ぶつぶつ言いながら先導していきます

GM:---

GM:シーン終了。
GM:ロイス取得可!
三日月ユウキ:レイヴンさんに取ろうかな~
夏目靖章:僕は楠さん!
三日月ユウキ:いやーでもここは夏目さん!
夏目靖章:モテて困っちゃうなあ
楠一重:レイヴンさんと夏目さんに!
三日月ユウキ:チームメイト……/夏目靖章/P:感服/N:嫌悪○/ロイス
夏目靖章:嫌悪……!
楠一重:レイヴン/圧倒/打倒〇/ロイス
三日月ユウキ:爆発を防いだ辺りはかなり感服していたが後のやり取りで上書きされた形です
楠一重:夏目靖章/誠意〇/忘れてない?本当に?という気持ち/ロイス
楠一重:以上1
夏目靖章:来訪者 楠一重 懐旧◯/心配 
夏目靖章:以上!
GM:OK!

【Middle01/Tutorial】

GM:ではミドル1!合流シーンです 全員登場!
楠一重:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 4[4]+46 → 50

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+2(1D10->2)(侵蝕率:51->53)した
木虎ツグミ:1d10+45
DoubleCross : (1D10+45) → 1[1]+45 → 46

三日月ユウキ:1d10+52
DoubleCross : (1D10+52) → 5[5]+52 → 57

GM:---
GM:木虎がミアセラに先導されて歩いていくと、程なく市街地を抜け、山間部に差し掛かる。
ミアセラ:「…………」君の一歩前を歩いていたミアセラが、ふと立ち止まり、前方を見遣る。
ミアセラ:「あれ……」
ミアセラ:その視線の先には、半壊した研究所らしき建物と、数人の人影があった。
ミアセラ:「ツグミの……友達……?」
木虎ツグミ:鋭敏感覚により、人影の中に三日月と楠を見つけて。
木虎ツグミ:「はい!楠さんに三日月さんです!凄いですねミアちゃん!」
楠一重:「!」
楠一重:既に意識を取り戻し、瓦礫の上に座っている
楠一重:「木虎……無事みたいね」
ミアセラ:「…………」知らない相手に、さっとツグミちゃんの背後に隠れる。
楠一重:包帯姿に、上着だけを肩から掛けている。
三日月ユウキ:「他に近づいてくる人間はない。後ろにいるのは何者だ?」
楠一重:「こいつが夏目よ。朝霧とはまだ合流できてない」
木虎ツグミ:「あ、見つかったんですね!良かったです!」
楠一重:「……その子供は……」
夏目靖章:「おや、後ろの子は同行してきたわけじゃないのか」
楠一重:「ええ。朝霧は黒ずくめの女よ。私とそう歳は変わらない」
三日月ユウキ:「ああ。この世界の住人か?この崩壊した世界にも生き残りが居るとはな」
木虎ツグミ:「こっちの子はミアちゃんって言って、私が飛ばされた先で会ったんです!」
ミアセラ:「……」楠さんと三日月さんの眼光と血の匂いに、怯えた顔をする。
楠一重:「どういう理由で連れてきたわけ?」
楠一重:「これから殺し合いになるのよ。既にこっちは仕掛けられたばっかりだし……」
三日月ユウキ:「悪いが、足手まといを連れて戦う余裕は……」
木虎ツグミ:「ミアちゃんがスターゲイザーが言ってた完全制御された特異点の子なんだそうです!なので保護しました!」
三日月ユウキ:「なに?その女がか?」
楠一重:「……は?」
楠一重:「なに……なんて言ったの」
楠一重:「ちょっと」
木虎ツグミ:「あ、ミアちゃん!こっちの眼帯の人が楠さんで、眼鏡の人が三日月さん」
木虎ツグミ:「それとこっちのおじさんが探してるって言ってた夏目さんらしいです!」
三日月ユウキ:「"シーンスライダー"。UGNのものだ。と言っても、こことは別の世界の、だが」
夏目靖章:「……特異点?」
ミアセラ:「……」その言葉と三人の反応に、さらに身を縮こまらせる。
楠一重:「え、ええ。あいつの口ぶりだと」
楠一重:「完全制御された特異点、それがこの大会とやらの景品らしいわ」
楠一重:「でも……それがなんで」
夏目靖章:「なるほどね……どこの世界から拾ってきたのかは知らないが、彼女がその……」
楠一重:「木虎!」
木虎ツグミ:「はい!」
楠一重:「アンタ騙されてるんじゃないでしょうね」
楠一重:「そいつが敵だったら、ここで全滅よ」
楠一重:訝し気な視線
ミアセラ:大声にびくりと身体を跳ねさせる。
木虎ツグミ:「そんなことないです!ミアちゃんのおかげでここまで来れましたし!」
楠一重:「……」
楠一重:「どう見る?」
楠一重:夏目さんと三日月さんに。
ミアセラ:「友達……なの……?ツグミ……この人達が……」
木虎ツグミ:「えっと、友だちというかチームの皆さんです!」
木虎ツグミ:「大丈夫ですよ!ちょっと怖く見えるかもしれませんが優しい人たちですから!」
ミアセラ:「本当…………?」
ミアセラ:「こわい…………」特に楠さんを見て。
楠一重:「ええ……こっちはそいつほど気も抜けてないし」
楠一重:「優しくないわ」
楠一重:「信用できるまで近づかせない」
三日月ユウキ:「怯えているのが演技には見えん。UGNの理念に従うなら、保護を求める人間を無碍に扱うこともできまい」
木虎ツグミ:「はい!楠さんはお友達のためにすっごく怒れる優しい人ですし」
楠一重:「っ……」
楠一重:「そっちの説明は無視!」
木虎ツグミ:「三日月さんは危ないことに不必要に人を巻き込まないようにって考えてますし」
木虎ツグミ:「夏目さんは……まだ知らないですけど楠さんが信じてたので多分良い人です!きっと!」
夏目靖章:「"スターゲイザー"と彼女が手を組んでいるという可能性は否定はできないが」
夏目靖章:「正直、相当低いだろう」
楠一重:「……それが正規エージェントの見立てなら」
楠一重:「従うわ。でも」
三日月ユウキ:「だが……これが例の商品と素直に信じるのもな。俺もお前も、幸運の星が微笑んだと素直に受け入れるほど甘い人間ではあるまい」
楠一重:「ええ。どこまで話を信じるかは、こっちでも見定めさせてもらう」
夏目靖章:「"景品"だと言ったね。彼女がいちいち同意を取って連れてきているとはとても思えないし」
ミアセラ:「…………」木虎さんの言葉を聞いて、きゅっと裾を掴み、おずおずと背中から少しだけ顔を出す。
夏目靖章:「それに、お互いのことを知らないうちにあれこれ考えても仕方がないさ」
楠一重:「……」
楠一重:守護の能力、おそらくその対応力に絶対の自信があるからこそ
楠一重:このような大胆な決断にも踏み切れるのだろう。
楠一重:「分かった。口は出さない……アンタの実力は、信用してる。」
夏目靖章:「それは良かった。ま、もしもの時はちゃんと責任を取るから安心するといい」楠さんへ
三日月ユウキ:「近づく前に一つだけ聞かせろ。ミアセラ」
ミアセラ:「ひ……」
三日月ユウキ:「お前が完全制御された特異点だと言うなら、何故その力を使って"スターゲイザー"を退けなかった?」
ミアセラ:「……スター……ゲイザー……?」
ミアセラ:何のことだか分からない様子。
三日月ユウキ:「その力が真実なら、それは万能の願望機に等しい。今回のような戦いには巻き込まれなかったはずだ」
木虎ツグミ:「あ、あのセーラー服のお姉さんです!ミアちゃんをここに連れて来たっていう!」
三日月ユウキ:「……やつの事を知らないのか?」
ミアセラ:「あ……あの人は……」
ミアセラ:「私が一人ぼっちになってから、いきなり現れて……」
ミアセラ:「ご飯とか……お世話を、してくれて……」
ミアセラ:「悪い人じゃないのかな、って……思ってたら……」
ミアセラ:「この……遊び?に……参加して、って……言われて……」
ミアセラ:「やっぱり……悪い人……なの?あの、お姉さん……」
楠一重:「……要するに」
楠一重:「敵対する意識自体が無かったってことね」
楠一重:「……ただの子供だわ」
楠一重:呟くように漏らす
三日月ユウキ:「ああ。凡そわかった。力はあってもそれ以外は凡人以下というわけだ」
楠一重:「もうちょっと言葉って選べないわけ?……ったく」
ミアセラ:「……?……?」責められているのかと、おろおろして木虎さんの顔を見る。
木虎ツグミ:「あっと、大丈夫です!三日月さんはちょっと言葉の選び方がキツイみたいですけど」
木虎ツグミ:「痛いこととかはしませんから!したら絶対止めます!」
夏目靖章:「なるほど、"完全制御された"とは言っても、その力に無自覚なら使いようもないか……」
三日月ユウキ:「残念だが"スターゲイザー"は極悪人の中でも一等星だ。」
三日月ユウキ:「全ての世界での悪行を束ねたら、向こう数億年、奴以上のクズは現れないだろう」
楠一重:「ストップ。今起きてる状況を全部呑み込ませなくていいでしょ」
楠一重:「聞くべきなのは」
楠一重:「……木虎!」
木虎ツグミ:「は、はい!」 ミアちゃんを気にしつつ、慌てて向き直る。
楠一重:「そいつが敵じゃないって感じた決め手は?」
楠一重:「そこを話しなさいよ」
木虎ツグミ:「え!?えーと」
ミアセラ:「…………」不安そうに。
木虎ツグミ:「ミアちゃん、最初に会った時に抵抗しないとか好きにしていいとか」
木虎ツグミ:「そういうことばっかり言って、私に何もしませんでした!」
楠一重:「……」
楠一重:「それだけ?」
木虎ツグミ:「今まで沢山辛いことや痛いことを経験したんだって分かるくらいで」
木虎ツグミ:「だから……えっと……うーん」 言葉が出てこないのかワタワタと手を動かしている。
三日月ユウキ:「フン。とんでもないお人好しだな。同じチルドレンとは思えん」
木虎ツグミ:「具体的な理由はそれだけですけど!そういう子を助けるのがUGNのお仕事ですから!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんのこと、助けたいんです!」
楠一重:「……助けたい、ね」
楠一重:「本当に、毒気の無い奴」
楠一重:苦笑して
夏目靖章:「まあまあ、直感というものは馬鹿にならないよ。特にオーヴァードのそれはね」
楠一重:「いいわ。こっちで聞くことはもうない」
楠一重:「ミア、でいいのよね」
楠一重:ぎろりと、ミアの方を見て
ミアセラ:「……」少しだけ顔を上げる。「……あ……は……はい……」
楠一重:「アンタを守るのが、そいつのお仕事だそうよ」
楠一重:「せいぜいくっついてなさい。離れないようにね」
楠一重:「……周りの様子を見てくる。動きがあるかもしれないし」
ミアセラ:「…………」ぎゅ、と木虎さんの服を掴み。「は……はい…………」
楠一重:立ち上がってそそくさと離れる。二人に席を開けるように。
楠一重:「……ふん」
楠一重:すれ違いざまに、ミアと木虎を一瞥して。
GM:では歩き出そうとした楠さんの眼前に
“スターゲイザー”:「こんにちは~」
“スターゲイザー”:突然“スターゲイザー”が現れる。
楠一重:「ッ!」
三日月ユウキ:「チッ」
夏目靖章:「はは、ごめんね。言葉は乱暴だけど君を心配してるんだ……っと」
楠一重:「どこからでも湧いて出てくるわね……虫女!」
木虎ツグミ:「わっ!?」 驚きつつ、背中のミアちゃんを庇うように身構える。
“スターゲイザー”:「どうもどうも。大体お揃いのようですね~」
“スターゲイザー”:「いいですね!説明の手間が省けます!」
三日月ユウキ:「ミアセラ、さっき言った通り。こいつはお前が思っているような人間ではない。力を振るうのに躊躇う必要はないぞ」
ミアセラ:「……う……は……はい……」
楠一重:「そいつを戦力として期待するって、無茶でしょ」
楠一重:「引っ込んでなさい」
“スターゲイザー”:「そんなに邪険にしないでくださいよ!他の僕から聞いてませんでした?係の者ですよ~」
楠一重:「……はぁ?」
夏目靖章:「なるほど、さっきの君とは別の君か」
“スターゲイザー”:「いよいよ本番ってことです。始まりますよ、素敵な試合が」
三日月ユウキ:「ああ、同じ顔だから気づかなかった。わかりやすいように腕章でも付けたらどうだ」
“スターゲイザー”:「あ、それいいですね。今度からそうしようかな」
楠一重:「……いちいちふざけてる」
楠一重:眉間に皺が寄る
“スターゲイザー”:「会場もほら」手元のタブレットを操作して、ライブ映像を映し出す。
“スターゲイザー”:「すごい熱気ですよ~」
GM:映し出されたのは市内のスタジアム。数万の収容人数を誇るそこが、満員になっている。
GM:一見するとただの観客たち。だがカメラがズームしていくと、それは異様な光景だった。
夏目靖章:「おいおいまさか……」げんなりした表情
GM:会場を埋め尽くす観客、その全てが同じ顔。
GM:全員が“スターゲイザー”だ。
楠一重:「……何よ、これ」
楠一重:さすがに絶句する
GM:お互いに楽しそうに喋ったり、野次を飛ばしたり、カメラに手を振ったりしている。
三日月ユウキ:「悪趣味にもほどがあるな。俺達じゃなくここに居る奴らを殺し合わせたらどうだ?」
夏目靖章:「そいつはいい考えだ」
“スターゲイザー”:「意味ないじゃないですか!自分同士で殺し合っても!」
楠一重:「じょ、冗談じゃないわ」
楠一重:「アンタ、何のためにこんなことしてんの」
楠一重:普通に
楠一重:ドン引きしている
木虎ツグミ:「……」 一人だけ何も言えない。驚きと諸々の感情で絶句してる。
“スターゲイザー”:「?」
“スターゲイザー”:「だって」
“スターゲイザー”:「面白くないですか?」
楠一重:「……」
楠一重:こちらも何も言えなくなる。ただただ絶句
夏目靖章:「一重くん、まともに取り合うだけ無駄だよ」
楠一重:「ええ、それは」
楠一重:「よくわかった」
楠一重:言葉少なに夏目さんに応える。
三日月ユウキ:「確かに笑えるな。これだけの数が揃っているのにお前は孤独だ。この広い宇宙(そら)を幾つも駆けて、楽しみを分け合う相手すら見つけられない」
“スターゲイザー”:「…………何ですかそれ」ムッとした顔になる。
“スターゲイザー”:「UGNでマニュアル化でもされましたか?僕のことはそう煽れって」
三日月ユウキ:「他の相手にも同じようなことを言われたのか?」
“スターゲイザー”:「……知りません!知らない知らない!何にも聞こえません!もう知らないですからね」
夏目靖章:「ユウキくんも、あまり挑発しないほうがいい。図星を付かれるとムキになってくるからね、彼女は」
夏目靖章:「おかげでこんな所で強制的にバカンスを過ごすことになってしまった」
三日月ユウキ:「フン。運営としてどこまで公平性があるか、試しただけだ」
“スターゲイザー”:「怒って一発退場でもさせると?そんな野暮な真似しません!」
三日月ユウキ:「他のお前は無責任だったから、つい心配になってな。手を出してこない辺り、ある程度は信用していいらしい」
“スターゲイザー”:「……もう!ルール説明!しましょう!早速!はいこれ!」
“スターゲイザー”:そうして、君達に一枚ずつタブレットを手渡す。
GM:やや改造が加えられているようだが、基本的には君達もよく見覚えがある市販品だ。
楠一重:さきほどの異常な光景に圧倒されてしまったためか
楠一重:すんなり受け取ってしまう
楠一重:「何よ、これ」
木虎ツグミ:恐る恐るという風に手だけ伸ばして受け取る。ミアちゃんは背に庇ったまま。
“スターゲイザー”:「支給品です。一人一枚。ここに色々お知らせとかするんで、壊したり失くしたりしないでくださいね」
“スターゲイザー”:「えー、というわけで……よく聞いててくださいね?」
三日月ユウキ:手にとって、裏と表をクルクルと眺める
“スターゲイザー”:「この大会についてです。制限時間は三日間」
“スターゲイザー”:「勝利条件は、制限時間終了時、優勝賞品を所持している参加者!」
ミアセラ:「…………」
“スターゲイザー”:「つまり、そちらのミアセラさんを最後に確保していた人が勝ち、ということですね!」
“スターゲイザー”:「あるいは、他参加者の全滅でも構いません」
楠一重:「こいつが盤面の上にいるのは」
楠一重:「そっちの絵図通りってことね」
楠一重:「……拾い物で出し抜けるとは期待してなかったけど」
楠一重:苦苦しげに。
“スターゲイザー”:「ええ、皆さんには彼女を奪い合っていただきます」
“スターゲイザー”:「最初に出逢えたことが幸か不幸かは見方によるでしょうね~」
夏目靖章:「確かに、出し抜いた……とも言い難いね」
夏目靖章:「これから全参加者が俺たちを狙ってくるわけだ」
三日月ユウキ:「万が一、戦いに巻き込まれて」
三日月ユウキ:「ミアセラが死んだ時はどうなる?」
“スターゲイザー”:「それはないとは思うんですけどねえ」ちらりとミアセラを見て。
ミアセラ:「…………」
“スターゲイザー”:「優勝賞品は無し、ということになってしまいますね。まあそれでも勝者を決めたいのなら、生き残った人でいいんじゃないですか?」
“スターゲイザー”:「それと、重要なポイントとして」
“スターゲイザー”:「ミアセラさんの位置は、そちらの機器にインストール済みのマップ上に、一定時間ごとに通知されます」
“スターゲイザー”:「最初は何時間かに一度、位置もキロ単位のアバウトなものですが」
“スターゲイザー”:「徐々に通知の間隔は狭まり、精度も高まっていくのでご注意を」
夏目靖章:「まあ、そんなことだとは思ったよ」タブレットを眺めながら
“スターゲイザー”:「制限時間を過ぎるとゲームオーバーです。強制転移で元の世界に帰っていただきますよ。こちらもご注意を!」
“スターゲイザー”:「他には何をしても構いません。基本的には何でもありですが……なるべく運営の妨害はしないでくださいね?」
“スターゲイザー”:「何かご質問はありますか?」
三日月ユウキ:「参加者は全部で何人居る?」
“スターゲイザー”:「それはー……秘密です!」
“スターゲイザー”:「ただし交戦があった場合、その結果は通知しますので。参考にしてください」
木虎ツグミ:「……その」
木虎ツグミ:「なんで、こんなことしてるんですか?」
“スターゲイザー”:「…………?」
“スターゲイザー”:「なんで、って?」
“スターゲイザー”:「だから、面白いからですよ」
“スターゲイザー”:「面白くないですか?」
木虎ツグミ:「面白くないです!だって」
木虎ツグミ:子供を賞品にして、人を戦わせて、ひょっとしたら死んじゃう人もいるかもしれなくて。
木虎ツグミ:「こんなに人が傷つくことが、面白いわけないです!!」
“スターゲイザー”:「ええ~~っ」
“スターゲイザー”:「でも……だって……」
“スターゲイザー”:「みんながそれぞれの目標とか……目的のために頑張って……」
“スターゲイザー”:「傷付いたり死にかけたりしても、心と命を燃やして見せる輝き……」
“スターゲイザー”:「そういうのって、素晴らしいと思いませんか?綺麗だと思いません?」
三日月ユウキ:「ミアセラ、今のでわかったな?これがお前の頼っていた女の本性だ。二度と心を許すなよ」
ミアセラ:「…………」何が何だか分からない様子で、ただ震えている。
木虎ツグミ:「——」 思いません!と怒鳴り返しかけて。
木虎ツグミ:「……あなたにとってはそうかもしれませんけど」
木虎ツグミ:「私はちっともそう思いませんし」
木虎ツグミ:「私、あなたのことすっごく嫌いです!」 珍しい、明確な敵意を持った目で彼女を睨む。
“スターゲイザー”:「……そっ……」
“スターゲイザー”:「……そうですか。……ふーん……別に?あなたに嫌われたって……どうでもいいですし?」
“スターゲイザー”:「慣れてますから。そんなの何とも思いませんよ」
夏目靖章:「いやあ、こんな純粋な子に面と向かって嫌われるなんて相当だよ?もう少し自分を省みたほうがいいと思うな」
“スターゲイザー”:「知りません!僕は自分の生き方を曲げませんからね!」
“スターゲイザー”:「……他、他に何か質問は?なければもう帰りますよ!」
夏目靖章:「帰る前にもう一つ答えてくれるかな」
夏目靖章:「彼女たちと一緒に、朝霧鏡花というエージェントがこちらへ来ているはずだ」
“スターゲイザー”:「ええ、来てますよ」
夏目靖章:「彼女をどこへやった?」
“スターゲイザー”:「内緒です。でもまだご存命ですよ」ふふん、と笑う。
“スターゲイザー”:「彼女にも別の僕がルール説明等々はしていると思うのでご安心を」
“スターゲイザー”:「合流も含めて!頑張ってくださいね」
夏目靖章:「相変わらず意地が悪いな。どうせミアくんとツグミくんが最初に出会ったのも君の仕込みなんだろうが……まあいい」
三日月ユウキ:「朝霧は本部の人間、それもゾディアックウェポンの所持者に選ばれた精鋭中の精鋭だ。そう簡単にやられる奴ではない」
三日月ユウキ:「ミアセラを守っていればいずれ必ず合流できるはずだ。心配はいらん」
楠一重:「ええ……そうね。今は向こうの実力を信じるしかない」
夏目靖章:「ああ、彼女にもこちらの位置はわかるはずだしね。信じて待とう」
“スターゲイザー”:「それではいよいよ戦闘開始です。皆さん頑張ってくださいね~……ああ」
“スターゲイザー”:手元の機器を確認して。
“スターゲイザー”:「既に近辺に何人か参加者がいるみたいですねえ!楽しみですね」
“スターゲイザー”:「それでは!頑張ってくださいね~。皆さんには期待してますよ!」
GM:“スターゲイザー”が姿を消したと同時に、
GM:君達のタブレットに表示されたマップ上に、赤く巨大なビーコンが灯る。
GM:それが、全参加者に通知されるというミアセラの位置情報だろう。
楠一重:「チッ……」
楠一重:「イカれたゲームに付き合うのは虫唾が走るけど」
楠一重:「降りかかる火の粉は払わざるを得ないってわけね」
三日月ユウキ:「この世界に来た時点でわかっていたことだ。脱出するにも奴の手助けが必要だ。今はルールに従うしかない」
木虎ツグミ:「……あー!」 しばらくスターゲイザーの消えた場所を睨んだ後、切り替えるように一つ吠えて。
木虎ツグミ:「ミアちゃん!」 背中に庇った少女へと向き直る。
ミアセラ:びっくりして。「……な、なに……?」
木虎ツグミ:「えっと、沢山難しい話とか怖い話しててごめんなさい」
木虎ツグミ:「不安な思いさせちゃいました」
ミアセラ:「う……ううん。大丈夫……」
木虎ツグミ:「今から沢山の人が来て、戦うことになると思います」
木虎ツグミ:「ミアちゃんも、危ない目に合うかもしれません」
ミアセラ:「……うん……」
木虎ツグミ:「それでも!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんと一緒に帰れるように、ミアちゃんのこと守れるように頑張りますから!」
ミアセラ:「…………!」
ミアセラ:「一緒……に……?」
木虎ツグミ:「はい!一緒に!」
ミアセラ:「……」少し、迷うような顔を見せて、それから君の手を握る。
ミアセラ:「……うん」
ミアセラ:「ツグミと……」
ミアセラ:「一緒に、私も」
ミアセラ:「……チョコケーキ、食べたいな」
木虎ツグミ:「はい!一緒に食べましょう!」
ミアセラ:「……うん」小さく、表情を綻ばせる。
木虎ツグミ:「マスターのお店はチョコケーキもパフェも美味しいので!二人で沢山食べに行きましょう!」
ミアセラ:「パフェ……」
夏目靖章:「二人で食べるのも良いけど」
夏目靖章:少し腰を落として、ツグミさんとミアちゃんに向き合う
夏目靖章:「どうせなら、ここにいるみんなでご馳走になるのもいいんじゃないかな」
ミアセラ:「みんな……で……?」
ミアセラ:楠さんを見て
ミアセラ:「…………」
夏目靖章:「ああ、みんなでだ」
ミアセラ:「は……はい……」
ミアセラ:「……みんなで」
夏目靖章:「はは、大丈夫。あれで仲良くなってみるとかわいいところもあるんだよ」楠さんを横目に
楠一重:「聞こえてるわよ。余計なお世話」
夏目靖章:「さっきは邪魔が入ったが改めて、夏目靖章だ」肩をすくめながら
楠一重:「うろちょろされると面倒だから」
楠一重:「目を閉じて、パフェとかなんとかの事でも考えてなさい。直ぐに済むわ」
ミアセラ:「あ……」
夏目靖章:「ほらね、結構優しいだろ」
ミアセラ:パフェのことを考えながら
ミアセラ:「……」頷く。
楠一重:「釘を刺してるだけでしょ!!」
ミアセラ:「……ミアセラ・ヴェステライネンです」
ミアセラ:「……よろしく……お願いします」
楠一重:「気が抜けるわ……ホントに」
楠一重:「……楠よ」
ミアセラ:ぺこり、と小さく頭を下げる。
楠一重:「ふん」
楠一重:周囲の警戒に戻る。
三日月ユウキ:「お人好しは木虎一人では無さそうだな」
楠一重:「知ったような口利かないで」
楠一重:「私は戦士よ、ちゃんと分からせてやる」
楠一重:「……次は」
楠一重:さっきの屈辱を思い出しつつ。
三日月ユウキ:「フン……。俺も警戒に戻る。何かあったら知らせろ」
木虎ツグミ:二人の様子をニコニコと眺めつつ、自分は夏目さんに挨拶。 「木虎ツグミです!よろしくお願いします!」
夏目靖章:「よろしく、ツグミくん」
夏目靖章:「ユウキくんはああ言ったが、ミアくんの力は未知数だ」
夏目靖章:「極力、当てにするべきではないと思っている」
木虎ツグミ:「ミアちゃんに無理させちゃダメですもんね!」 こくこくと頷く。
夏目靖章:「ま、俺の後ろにいる限りは君たちに傷一つ付けさせるつもりはないから、安心すると良い」
木虎ツグミ:「頼もしいです!よろしくお願いします!」
夏目靖章:「さて、さっさと終わらせてみんなで帰るとしようか」

GM:---

GM:シーン終了。
GM:ロイスのみ可!
楠一重:ロイス!
三日月ユウキ:ミアセラちゃんにロイス取ります
木虎ツグミ:ロイス……スタゲに取るべきとも思うけど取りたくなさもあり残りの枠が二つ……
木虎ツグミ:ひとまず保留で!
夏目靖章:ユウキくんに取ろう
三日月ユウキ:目標/ミアセラ・ヴェステライネン/P:親近感/N:憤懣○/ロイス
楠一重:ああああ!!
楠一重:もう枠が無い…!
三日月ユウキ:目標じゃなくて作戦目標にしよう
GM:うそ!
楠一重:いいキャラが多すぎる
夏目靖章:速っ!
GM:ツンツンしといてチョロすぎでしょ楠さん
三日月ユウキ:っていうか私もあと因縁の相手と
楠一重:レイヴン夏目さんスタゲ木虎さん
三日月ユウキ:ロイス結ぶんだからこれで実質最後じゃん!
楠一重:おのれ
楠一重:以上!
三日月ユウキ:私も以上!
夏目靖章:三日月ユウキ 信頼◯/不安 で取ります
夏目靖章:以上!
GM:OK!
GM:---

【Middle02/UGN VS ルドミラ・メトコヴァー】

GM:まずダイスで状況を決定するのでちょっと待ってくださいね
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:ははーん
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:なるほどね…………
GM:ではお待たせしました 登場自由!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(1D10->3)(侵蝕率:53->56)した
三日月ユウキ:休む気はない
三日月ユウキ:1d10+57
DoubleCross : (1D10+57) → 1[1]+57 → 58

木虎ツグミ:1d10+46
DoubleCross : (1D10+46) → 4[4]+46 → 50

三日月ユウキ:最強なんだよな~
楠一重:1d10+50
DoubleCross : (1D10+50) → 6[6]+50 → 56

楠一重:umu

GM:---

GM:ではミドル進行について説明しますよ~
GM:ミドル開始時にまず4つの情報項目に挑戦していただきます
GM:使用技能は任意の知識どれでも!
GM:まず1つ

・安全な拠点の確保
難易度6。敵から身を隠せる安全な場所を確保する。全員侵蝕率を1D6減少させてもよい

楠一重:おおっ
GM:読んで字のごとくですね!この項目に成功すると侵蝕率を回復できます
楠一重:すげェ助かる
GM:そして2つめ

・物資の探索
難易度9。廃墟街では貴重な水や食糧などの物資を捜索する。全員侵蝕率を1D6減少させてもよい

GM:これも同じ!さっきより難易度だけ上がってます
三日月ユウキ:そんなに回復していいのか!
夏目靖章:ホスピタリティ……
GM:そして3つめが一番重要です

・付近の敵の捜索
現在周辺にいる敵を探知する。成功することでさらなる調査が可能。敵の能力に応じて捜索難度は変わる。

木虎ツグミ:めっちゃ大事だ!
GM:偵察に出ていただいて索敵をします
三日月ユウキ:これは対決かな……?
GM:敵ごとに難易度が決まってる感じですね
GM:達成値でその難易度を越えると発見できる感じです
GM:ただポイントとなるのが、もし達成値が難易度に満たずに発見できなかった敵がいるとしても
GM:それは通知されないという点です
GM:常に奇襲を警戒してくださいというお話ですね
三日月ユウキ:これも知覚とかではなくて知識なんですね
GM:これは……そう!知識!
楠一重:ゲェーッ
楠一重:怖いなあ
夏目靖章:知識かあ
楠一重:全員…精神が低い!
三日月ユウキ:僕精神2
木虎ツグミ:知識はな……技能もコネもない……
楠一重:1です…
夏目靖章:ぼくも2
木虎ツグミ:私は1です!
GM:あっ完全に間違えていた
GM:今の無し!
楠一重:!?
GM:全部情報だわ……
楠一重:功名!
三日月ユウキ:でもバディムーブあるからな~
木虎ツグミ:良かった!
楠一重:やったー!
GM:情報です!情報!申し訳ない
三日月ユウキ:やったった
楠一重:コネが使える…!
夏目靖章:ヒヤヒヤさせてくれるぜ…
楠一重:九死に一生
三日月ユウキ:社会1!
GM:そして4つ目、これは3つ目で敵を発見した際に行える判定です
楠一重:あ、そうかまだあった

・敵の情報収集
敵の痕跡や残されたUGNデータベースなどから情報を収集する。達成値6でプロフィール、9でシンドロームと主力エフェクト、15で更に踏み込んだプロファイルや行動値、各種判定の難易度等を知ることが出来る。

三日月ユウキ:ほほー
木虎ツグミ:分析!
GM:見つけた敵はどんな奴なのか?というのを調べられるということですね
楠一重:なるほどな!
楠一重:ポケモン図鑑だ
夏目靖章:丸裸にしてやるぜ!
三日月ユウキ:情報固定値2しかねえ!
木虎ツグミ:こちらも固定値2!
夏目靖章:もしもの時はおじさんの夢の雫があるからね
三日月ユウキ:変わりにバディバディバディムーがあるもんね
三日月ユウキ:隠密になるから夢の雫は貰えないけど……
GM:これらの情報収集は、複数のPCでひとつに挑戦することも可能です
GM:索敵ちゃんとできたか不安だな~という時に
GM:休憩よりもそっちに人員を回す
GM:そういうことが出来るということですね
楠一重:バディバディ!(なきごえ)
三日月ユウキ:完全なる理解
夏目靖章:理解を得たぜ
GM:索敵の結果行える行動についてはまた追々説明しましょう、とりあえず情報収集してみよう!
木虎ツグミ:おー!
三日月ユウキ:じゃあ誰がどれやりますか
楠一重:なーるほどね
木虎ツグミ:まずは敵発見からですかね?
楠一重:そうですね、優先すべきはそこかと
三日月ユウキ:一番得意な人は!
夏目靖章:夏目は振り直しと財産点と雫があるから難易度高いとこも行けると思いますよ
楠一重:一応UGNで3dx+3!
木虎ツグミ:コネ入れて4dx+2で財産が8!
楠一重:強い!
木虎ツグミ:ただしコネが要人の貸しなので2回まで!
夏目靖章:4dx+1で財産が21
三日月ユウキ:3dx+5, ただし隠密になるから雫は貰えない
楠一重:夏目さんはポケモンずかんに取ってた方がよさげですね
夏目靖章:あと諜報部があるので一回振り直しできます。夢の雫は+8
三日月ユウキ:他人に後付で達成値+3できる!
楠一重:木虎ちゃんにバディム—入れて索敵やってもらって
楠一重:いや、うーむ
楠一重:15っていう天井が見えてる図鑑の方に
楠一重:三日月さんや木虎ちゃんを回した方がいいのか???
三日月ユウキ:リソースを使う前提なら
三日月ユウキ:15は割と簡単に取れそうなんですよね
楠一重:夏目さんにバディム—とか集めてキリよく20くらいまでやってもらいます?
楠一重:そうそう
楠一重:残りの面子でも15は取れそう
木虎ツグミ:ですね、まず夏目さんに言ってもらうのでいいかと
三日月ユウキ:まずは見つけられるかどうかが大切だと思う
夏目靖章:そうですね。バディムーや雫で割とどうにかなる
楠一重:ではおねがいしゃす!
夏目靖章:じゃあ敵発見、情報:UGNで振ります
三日月ユウキ:あとこれ財産ポイントは使えないですよね……?
三日月ユウキ:滅んでるし
夏目靖章:え、そうなの?
GM:う~ん
楠一重:使えてくれ!
GM:なんか不思議な力で……使える!
木虎ツグミ:やった!良かった!
楠一重:やったー!
楠一重:金は不滅だぜ
夏目靖章:その時不思議なことが起こった!
三日月ユウキ:ケツ服紙にはなる!
夏目靖章:では安心して振るぜ
夏目靖章:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[1,6,7,9]+1 → 10

GM:今回の社会はN市にどれくらい地の利があるか程度に考えるといいかも
GM:10!
夏目靖章:うーん微妙
GM:では見つかった敵はこちら!
三日月ユウキ:振り直しちゃおうぜ!
三日月ユウキ:クリティカル!へいクリティカル!
GM:おっ振りなおしますか
夏目靖章:振り直します!低かったら雫使う!
楠一重:振り直し!?
木虎ツグミ:二桁程度じゃ満足できないというのか
夏目靖章:コネ:UGN諜報部で振り治せるのだ
夏目靖章:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 10[1,5,7,10]+2[2]+1 → 13

夏目靖章:よしよし
三日月ユウキ:切りよく15までバディムーしちゃいますか?
三日月ユウキ:15超えるように
夏目靖章:頂けると嬉しい!雫は温存できるし!
三日月ユウキ:バディムーブ!達成値+3で16にします!
GM:やりおるわ……
GM:では達成値16!
楠一重:ひゃっはー!
GM:見つかった敵はこちらです

・東方分遣隊Dチーム
・ルドミラ・メトコヴァー

楠一重:2組もかよお!
GM:この敵への情報収集、または再度の索敵や物資の捜索等が行えます。
三日月ユウキ:なるほどな~。たくさん見つかることもあるわけだ。
楠一重:どっちが強そう?
楠一重:強そうな方調べようぜ
三日月ユウキ:5人チームは我々やばいんじゃない?
GM:あ、調べるのは一度の判定でどっちもいけます!
木虎ツグミ:お、便利!
三日月ユウキ:あ、そうなんだ!
楠一重:魔術師と、特殊部隊
楠一重:うおお
夏目靖章:有情!
楠一重:強そうなのは特殊部隊かな…
三日月ユウキ:じゃあ私以外の二人頼む!
夏目靖章:数が多いのは怖いですね
木虎ツグミ:五人なのがキツイですね
楠一重:搦手系はミドルで当たると食い下がられそうな気もするが
楠一重:よっしゃいくぜ!
三日月ユウキ:私は隠密して休息判定にでもチャレンジします
楠一重:情報UGN!コネ使用!
楠一重:3dx+3
DoubleCross : (3R10+3[10]) → 6[1,3,6]+3 → 9

楠一重:うわっ微妙
三日月ユウキ:管理局様~
夏目靖章:嫁の雫行っちゃう~?
楠一重:あ、そうか
夏目靖章:夢の雫
楠一重:www
木虎ツグミ:誤字!
三日月ユウキ:欲望が漏れてるw
楠一重:ワイフではない!
楠一重:でも貰えると嬉しい!
夏目靖章:誤解だ、話せば分かる
木虎ツグミ:嫁さんいないでしょ!
三日月ユウキ:あややに怒られるぞ!
夏目靖章:では楠さんに《夢の雫》!達成値を+8せよ!
GM:+8て
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:56->59)した
GM:ヤバ……
三日月ユウキ:じゃあツグちゃんに安全な所を探してもらって
三日月ユウキ:私が物資を見つけてくる感じでいいかな
GM:じゃあ達成値17!全部わかっちゃう
楠一重:やったぜ!
楠一重:うおおおお
木虎ツグミ:そうしましょう!
GM:まずDチームから
三日月ユウキ:じゃあ行きます。まずはマイナーで完全熱光学迷彩服の効果を使用して隠密状態に。メジャーで情報収集。情報収集チームと能力訓練:社会を使用します。
三日月ユウキ:3DX+5>=9
DoubleCross : (3R10+5[10]>=9) → 4[1,1,4]+5 → 9 → 成功

三日月ユウキ:ダイス目悪っ!でも成功。食物と飲物貰えました。
GM:やりおる
楠一重:さすがだぜ
夏目靖章:よくやった!
木虎ツグミ:こっちも振ります?それとも情報開示が先です?
GM:じゃあ振っちゃってください!
木虎ツグミ:ではUGNで判定!慢心してコネなしで振ります。
木虎ツグミ:1dx+2=>6
DoubleCross : (1R10+2[10]>=6) → 2[2]+2 → 4 → 失敗

木虎ツグミ:慢心するもんじゃないな……
三日月ユウキ:するもんじゃないぞ!
GM:まあまだ序盤!
夏目靖章:慢心……環境の違い……
三日月ユウキ:まあ平気やろ
GM:では全員侵蝕1D6回復可能です 拒否してもいいよ!
三日月ユウキ:回復しちゃお
三日月ユウキ:58-1d6
DoubleCross : (58-1D6) → 58-1[1] → 57

夏目靖章:するする!
楠一重:ヨシ!
夏目靖章:59-1d6
DoubleCross : (59-1D6) → 59-6[6] → 53

楠一重:56-1d6
DoubleCross : (56-1D6) → 56-1[1] → 55

楠一重:ぬぬう
夏目靖章:やったぜ
木虎ツグミ:50-1d6
DoubleCross : (50-1D6) → 50-1[1] → 49

木虎ツグミ:まあもともと低いしいいか
GM:では情報開示!Dチームから

東方分遣隊Dチーム
探知難易度6
知覚判定7DX+4
懐柔判定20
逃走判定10
ブラックドッグ/ノイマン
情報
世界最強と謳われる米軍特殊部隊テンペストにおいて、その実力に関しては一目置かれながらも、規律違反や命令無視の頻発から疎まれている部隊。
狂犬と蔑まれてはいるが、部隊長の命令には絶対服従という(隊内のみでの)堅い規律も存在する。
この場に来ているのは特に隊長の信頼が厚い一握りの精鋭達。個々に強力な特殊能力は持たないが、全員が恐るべき練度を誇り、隊長の指示で一糸乱れぬ連携を見せる。
大会への参加目的は、ミアセラの能力を利用して軍上層部を掌握すること。
主力エフェクト
≪アタックプログラム≫
≪常勝の天才≫
≪アドヴァイス≫

三日月ユウキ:はあー!こういう感じ!
楠一重:ははーん
楠一重:交渉の余地がある!
夏目靖章:懐柔とかもできるんだ!
木虎ツグミ:懐柔や闘争も出来るのか……
木虎ツグミ:逃走だった
楠一重:固定値型か…
木虎ツグミ:闘争は最初から言われてる
楠一重:常勝がめんどくさいですね
GM:続いてメトコヴァー

ルドミラ・メトコヴァー
探知難易度9
知覚判定5DX
懐柔判定20
逃走判定12
オルクス
情報
東方聖堂騎士団に属する魔術師。数々の革新的な理論と実験により、魔術界の進歩を10年は推し進めたと言われる天才。だがそれらは皆著しく人権や道徳を軽視したものであり、団内では彼女を排斥しようとする動きも高まっている。
特に空間操作、精神操作魔術を得意とする。
大会への参加目的は、亡き父の魔術を世に認めさせること。
主力エフェクト
≪ナーブジャック≫
≪縛鎖の空間≫
≪歪みの領域≫

木虎ツグミ:うわ、ナーブジャック
GM:こいつらが近くにいます!
楠一重:うおおお
楠一重:こいつ引けて良かった気がする!
楠一重:ナーブジャックは早いうちに殺しといた方がよさそう
三日月ユウキ:魔術師~?こんなん雑魚やろ!ぶっ殺そうぜ!
楠一重:今殺すしか…ねえ!
夏目靖章:縛鎖も怖いな~
楠一重:歪みもあるし
夏目靖章:重圧を受けると何もできない男
三日月ユウキ:しかしそれより懐柔判定とか逃走判定とか
三日月ユウキ:よくわからんのがあるぜ
楠一重:100超えて戦ったらゴリゴリロイス削られる
楠一重:うむ
GM:そして索敵した敵に対して行える対応は3つ!
楠一重:どういう事や工藤!

・奇襲/交戦
こちらから敵に戦闘を仕掛ける。奇襲を選んだ場合、敵と知覚で対決を行い、勝利することで1回、メジャーアクションで先制攻撃が行える。

GM:これは見ての通りですね!こっちが先に索敵成功してるので先制できます
木虎ツグミ:強い
GM:そしてふたつめ

・懐柔/融和
停戦や協力の交渉を試みる。敵に応じた難度で意思判定を行う。事前の情報収集で達成値15以上を出していた場合、達成値に+3の補正が掛かる。失敗すると戦闘が発生。

GM:仲間に引き入れることも可能ですが、裏切りのリスクは常に付きまとうのでご注意ください。
GM:最後にみっつめ

・逃走/潜伏
その場から逃走する、もしくは身を隠す。回避で判定を行う。成功すれば戦闘を避けられるが、失敗すると奇襲や包囲の危険が伴う。

GM:これも見たままですね。明らかに相性が悪い敵は回避したほうが得策!
楠一重:同時に交戦を仕掛けた場合って
楠一重:まとめて敵が出てくることになります?
GM:その場合はそれぞれ別個の戦闘になります
楠一重:連戦か…!
楠一重:MHWみたいに潰しあってくれればよかったのに…!
GM:片方を放置してもう片方に仕掛けることも可能ですが
GM:放置されたほうは戦闘に気付いて寄ってきます
楠一重:ゲーッ
GM:ちなみに今回は……何故かこいつらは行動を共にしている!
楠一重:ううっ
GM:何でだろう?不思議ですね~
夏目靖章:あぶないぜ
楠一重:仲良しさんがよ~~~!
木虎ツグミ:明らかに魔術師に懐柔されてるやん!
夏目靖章:陰謀の匂いがする…
GM:二手に分かれて両方を潰しにいくことも可能ですが当然戦力分散でリスクは高まります。
楠一重:それだったら二連戦かな…いやどうだろう
GM:また片方には戦闘を仕掛け、もう片方を懐柔にかかることも可能ですが
GM:片方から逃走して片方と戦闘するのは流石に見つかっちゃうので厳しいですね
GM:厳しいとは言っても気付いて寄ってくるまで1ラウンド程度なら時間は稼げるので
GM:速攻で奇襲して速攻で殺すことも選択肢としてはありです
三日月ユウキ:魔術師ぶっ殺しましょうよ
楠一重:暗殺したいですね
楠一重:反撃受けても今の時点だとそこまできつくないはず
木虎ツグミ:魔術師は確実に落としときたいですね
木虎ツグミ:ナーブジャックが嫌すぎる
夏目靖章:魔術師を奇襲で潰して、テンペストをどうするかですね
楠一重:仮にそうなった場合
楠一重:魔術師戦のあとに
楠一重:テンペストをどうするかの選択と判定が入る感じ?
楠一重:それともふたつ同時に選ぶ?
GM:今ここで決めていただく感じですね
楠一重:ふんふむ
楠一重:雫やバディムの扱いって
楠一重:どうなります?
楠一重:それぞれ1回だけ?
三日月ユウキ:ハンドアウト読む限りテンペストちゃん達は5人組だし
三日月ユウキ:あんまり戦いたくないですよね
楠一重:うむ
夏目靖章:ですねえ、懐柔できないかな
木虎ツグミ:ですね、このチーム範囲いないですし
三日月ユウキ:範囲攻撃がないから苦手
三日月ユウキ:魔術師を速攻で暗殺して
楠一重:魔術師奇襲でぶっ殺してテンペスト懐柔かな
木虎ツグミ:魔術師を奇襲で殺して懐柔が一番美味しいかな
三日月ユウキ:テンペストは懐柔!
GM:乱入などで戦闘が途切れなかった場合は同じ戦闘扱いですね
楠一重:オッケー!
三日月ユウキ:奇襲判定とかもこのシーンでやる感じですよね
GM:そうですね
GM:判定の結果を見てロールしていく感じになります
GM:判定に挑戦できるのは一人ずつ!
楠一重:さっきのラウンドからは仕切られてますよね
楠一重:雫やバディムはリロードされてる?
夏目靖章:されていてほしいぜ…
GM:されて……る!
楠一重:ほしい!!
楠一重:いやったーー!!
夏目靖章:やったー!
楠一重:殺しましょう!!!
木虎ツグミ:懐柔もこれで勝算が出来る
三日月ユウキ:殺戮の宴だ!
夏目靖章:血祭りだ!
三日月ユウキ:知覚得意な人!
木虎ツグミ:ダイス的に三日月さんでは
夏目靖章:君だよ
楠一重:アーチャー!
三日月ユウキ:感覚4
木虎ツグミ:感覚1の技能無し
楠一重:感覚2
夏目靖章:感覚1
三日月ユウキ:敵の目に備えて夢の雫乗せるつもりなら隠密はしないほうがいいかな
木虎ツグミ:向こうも5d振ってきますしその方が良いかも
楠一重:そうだね
GM:では敵の知覚をいま振ってしまおう
夏目靖章:ですね
三日月ユウキ:全部1出ろ!
GM:5DX
DoubleCross : (5R10[10]) → 8[2,3,3,8,8] → 8

GM:バカ!
三日月ユウキ:勝ったな
三日月ユウキ:じゃあ普通に振ってみます
三日月ユウキ:4DX
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[2,2,5,7] → 7

夏目靖章:これは楽勝ですな~(慢心)
三日月ユウキ:負けたw
木虎ツグミ:あ、惜しい
夏目靖章:自分にバディムーは使えない…
楠一重:マジか!
三日月ユウキ:なっちゃ~ん
楠一重:OTONA!!
木虎ツグミ:色男!
三日月ユウキ:まあ懐柔より殺すほうが重要だろ……
夏目靖章:《夢の雫》ユウキくんの達成値を+8
三日月ユウキ:わーい!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:53->56)した
三日月ユウキ:達成値15だぜ~!実に倍近くの達成値!
夏目靖章:ほーらこの雫をお飲み
三日月ユウキ:一方的になぶり殺してやるぜ~
GM:では奇襲のほうは成功!
GM:この後の戦闘で先制攻撃できるぞ
三日月ユウキ:する!
三日月ユウキ:次は懐柔か~
三日月ユウキ:精神高いのは!
GM:そしてDチームの懐柔難易度は20!
木虎ツグミ:精神1!技能無し!
楠一重:精神薄弱!!
楠一重:あれ?
楠一重:我々
楠一重:ピンチなのでは…???
木虎ツグミ:というか今更だけど肉体以外は全部1!
夏目靖章:精神2!
木虎ツグミ:確かに……?
三日月ユウキ:実はこれ……
三日月ユウキ:逃げたほうがいいのでは?
夏目靖章:そうですね……
楠一重:……うむ!
楠一重:さっさととんずらしよう!!
三日月ユウキ:魔術師を殺して
三日月ユウキ:逃げる!
三日月ユウキ:作戦変更だ
木虎ツグミ:ルドミラだけ奇襲でぶっ殺して逃げるってできますか!GM!
楠一重:すごい
楠一重:自分たちがPCとは思えない
三日月ユウキ:俺たち愚連隊
GM:通常ルールの逃走になりますね!
GM:それは可能!
夏目靖章:ワオ……ニンジャ……
楠一重:何M離れれば
楠一重:戦闘エリアから離脱できますか
GM:この場合
GM:逃走判定と同値にしようかな
GM:10メートル!
GM:ただ先ほど言った通りいま魔術師と特殊部隊一緒にいるので
GM:奇襲をしかけると確実に即座に戦闘になるのでそこはご注意を
楠一重:猶予である1Rの間に
楠一重:敵エンゲージから全員10m離れて
楠一重:逃走を宣言すればいいって感じですかね
GM:いや!今回はもう一緒に行動してるのでその猶予すらないですね
GM:ぶっちゃけるとシークレットで振ったイベントチャートで
GM:『参加者が裏で手を組んでいる』
GM:が出ました
楠一重:猶予ないのか…!
楠一重:結託しやがって…!
三日月ユウキ:これつまり、今のままだと1R目は魔術師は行動しないけどDチームは普通に行動するって感じになるんですか?
GM:魔術師も行動しますね、あくまで奇襲は戦闘開始時に1回先制攻撃できるってだけですね
GM:ややこしくてすまねえ……!
夏目靖章:あ、なるほど
木虎ツグミ:1ラウンド目が始まる前にメジャーアクションで魔術師を殴れるって感じです?
GM:そういうこと!
夏目靖章:一ラウンドまるまるもらえるわけじゃないのか
三日月ユウキ:Dチームに奇襲判定成功したら
三日月ユウキ:魔術師も1回、Dチームも1回殴れるってことかい!
GM:そうなりますね!
楠一重:うおお
三日月ユウキ:面倒くせえから全員殺そうぜ!
木虎ツグミ:この場合殴れるのって判定に成功した一人だけです?
GM:そうなりますね
楠一重:みんなでタコ殴り?
楠一重:くっ
楠一重:さすがにそう上手くはいかんかったか
三日月ユウキ:そうとはな
楠一重:じゃあ奇襲するとして
GM:つまり皆さんは彼らがワイワイやってうところに殴りこんでいく形になるってことですね
楠一重:俺たち
楠一重:無茶だな!
木虎ツグミ:7dx+4には勝てそうにない……
夏目靖章:だいぶ無茶!
楠一重:だが無理を通せば道理が引っ込む
楠一重:殺そう
GM:正直特殊部隊はこの面子でいちばん無茶な相手
木虎ツグミ:分かる
楠一重:www
楠一重:そうだろうねえ!
GM:こういうのを避けていこうねというのが今回の趣旨!
夏目靖章:まあ序盤で良かったと考えよう
三日月ユウキ:5体だもんな
GM:逆にサイレンとかあれば楽勝だった
楠一重:難易度20かあ
楠一重:どうする
木虎ツグミ:そっちワンチャン狙ってみます?
木虎ツグミ:どうせ戦うことには変わりないですし
楠一重:奇襲に賭けるか
三日月ユウキ:奇襲してやるだけ交渉してみてダメなら殺す
楠一重:そうねえ
夏目靖章:そうですね
楠一重:7dx+4と20
楠一重:難易度的には大して変わんなそうな気がする
楠一重:夏目さんなら社会4あるし
楠一重:あ!!
三日月ユウキ:懐柔には今+3かかってますしね
楠一重:懐柔って
三日月ユウキ:意思ですよ!
楠一重:金払える!?
夏目靖章:意志だよ!
楠一重:ぐええ
三日月ユウキ:金の力w
木虎ツグミ:財産点!
GM:金……
夏目靖章:金ならあるぞ
木虎ツグミ:懐柔にはもってこいでは!
楠一重:金払って目を瞑ってもらおうぜ!!
GM:金は……うーん……考えてなかったけど絶対有効だよな……
楠一重:www
楠一重:そうだよ!!
楠一重:君たちも5人食わせていくのは大変だろう!?
三日月ユウキ:必死だ
GM:でもそれを認めるとこのルール上で財産特化があまりにも最強になってしまうな
木虎ツグミ:しかもこの特殊部隊、特に金に転びそうな連中ですし
三日月ユウキ:まあ確かに
三日月ユウキ:いくらでも金で戦闘を避けれるのは悲しい
楠一重:www
GM:金をちらつかせるのも本人の技量次第!
GM:今回は無しで!
楠一重:くっそ~~
夏目靖章:残念無念
楠一重:日馬支部長最強伝説がはじまるんじゃねえのかよ!!
木虎ツグミ:残念……
GM:敵を全員買収する日馬支部長
楠一重:意志で一番マシな人は…
楠一重:誰だ?
木虎ツグミ:多分夏目さん?
三日月ユウキ:夏目もん!
木虎ツグミ:他二人の二倍の精神力
三日月ユウキ:後は全員1しかない
夏目靖章:ダイス一個分だけだけどね
三日月ユウキ:こいつら……脳みそ筋肉か!?
楠一重:www
三日月ユウキ:もう奇襲せずに逃げちゃう?
楠一重:なんで特殊部隊なんかに喧嘩打っちゃったんだよぉ!
三日月ユウキ:朝霧さん早く帰ってきてくれ
三日月ユウキ:俺たちにはあんたが必要なんだ!
GM:朝霧も6111だよ!
楠一重:www
木虎ツグミ:ダメだこれ!
楠一重:もうだめだ
三日月ユウキ:www
楠一重:何の希望もない
夏目靖章:ちなみに夏目は意志判定が+1されるブランケットを取ってるけど
三日月ユウキ:というかそうだ
木虎ツグミ:奇襲キャンセルってできます?
楠一重:夏目さんのミラクルを信じよう
夏目靖章:その対象のかけがえのない逸品(煙草)をOPで使ってしまった
三日月ユウキ:別に……いいじゃん!俺たち商品持ってるんだから!
楠一重:さすがに一回ダイス使っちゃうとな…!
三日月ユウキ:逃げれば勝ちだよ!
楠一重:www
楠一重:ほんとじゃん!!
木虎ツグミ:残ってないの!?煙草!?
夏目靖章:ヤニが切れたので意志判定-1
三日月ユウキ:誰だよ奇襲しようなんて言ったやつ
GM:初回でルールあやふやだったからキャンセルは今回だけ認めましょう!次回からは無理!
楠一重:うおおおお
木虎ツグミ:やったー!!
三日月ユウキ:なるほどな~
楠一重:優しいGMさんっ…!
夏目靖章:神GM!
楠一重:びっくりした
木虎ツグミ:ありがとうございます……
GM:今回だけだぞっ……!
三日月ユウキ:基本判定したら取り返しはつかないわけね
楠一重:雫を使い切るだけでこんなに瓦解するとは思わなかった
GM:なのでよく考えて戦略を立てましょう
楠一重:サバイバルって怖いぜ
三日月ユウキ:あははたいへん
楠一重:ベアグリルスの言うとおりだ
夏目靖章:怖い
楠一重:ヨシ!改めて
楠一重:逃げましょう!
三日月ユウキ:ツグちゃん頼んだ!
木虎ツグミ:回避なら割と得意!
夏目靖章:じゃあさっき使った雫の侵蝕下げていいですか
木虎ツグミ:バディムーブもある!
三日月ユウキ:それは流石にダメじゃろ!
GM:両方から逃走ですね?
夏目靖章:さすがにだめか
GM:それは……うーん流石に!
木虎ツグミ:両方から逃走!
GM:温情は一度だけ わたしは厳しいGM
夏目靖章:じゃあ雫は切らした状態ですね…スマヌ…
楠一重:温情に感謝しよう…
楠一重:これでダメだったらもう笑って全員殺そう
GM:逃走難易度は10と12!
木虎ツグミ:では12の方はツグミが行きます!
楠一重:10は楠で!
楠一重:回避!
楠一重:5dx+1
DoubleCross : (5R10+1[10]) → 9[1,3,3,7,9]+1 → 10

楠一重:ふーっ
夏目靖章:えらい!
楠一重:ジャスト!
木虎ツグミ:お見事!
木虎ツグミ:では続いて判定!
木虎ツグミ:7dx+1=>12
DoubleCross : (7R10+1[10]>=12) → 9[1,2,3,5,6,7,9]+1 → 10 → 失敗

木虎ツグミ:バディム下さい!
三日月ユウキ:バディムー
楠一重:いけーっ!
三日月ユウキ:達成値+3!
木虎ツグミ:13になって成功!
GM:こ……こいつら~っ
夏目靖章:やったー!
GM:ではどっちも成功!逃げきれました
GM:という結果を踏まえてロールしていきましょうね
楠一重:ほーっ
木虎ツグミ:良かった……
楠一重:夏目さんが敵に気付いて
楠一重:楠さんがそれを調べ
楠一重:拠点設営中の2人に呼びかける感じかな

GM:---

GM:君達はミアセラを連れ、敵の追跡を逃れるべく移動していた。
GM:周囲の索敵と休憩を兼ね、一時的に腰を落ち着けたのは、ひとつの廃工場。
GM:今、夏目と楠が偵察に回っている間、
GM:君たち、木虎と三日月は休憩場所の確保とミアセラの護衛に当たっていた。
三日月ユウキ:「僅かだが地下に食料があった。非常時の備蓄用だが、無いよりはマシだろう」
三日月ユウキ:抱えていた缶詰や飲料水をドサドサと地面に落とす。
木虎ツグミ:「わ、こんなに沢山!凄いです三日月さん!」
ミアセラ:「たべもの……」
木虎ツグミ:ミアちゃんの手を引きつつ近寄る。移動中ずっと手をつないだままだ。
三日月ユウキ:「だが落ち着いて休息を取るのは無理だな。老朽化が進みすぎている」
三日月ユウキ:「そちらの方はどうだ、木虎。休めそうな場所はあったか?」
木虎ツグミ:「あ、いえ!崩れそうなところとか崩れた後のところばっかりでした!」
ミアセラ:「…………」少し疲れた顔をしている。
木虎ツグミ:「ミアちゃん、大丈夫です?歩き疲れちゃいました?」 それを見て顔を覗き込む。
ミアセラ:「あ、う、うん」
ミアセラ:「ぜんぜん、大丈夫だから」誤魔化すように笑顔をつくる。
三日月ユウキ:「そうか。周囲の安全が確認でき次第、直ぐに移動だな。そんな顔をしても休んでいる余裕はないぞ」
ミアセラ:「は……はいっ」ぴし、と背筋を伸ばす。
木虎ツグミ:「え、でも」
三日月ユウキ:「なにか不満か?木虎」
木虎ツグミ:「いえ、んと……あ、じゃあ!ミアちゃん!」
木虎ツグミ:「おんぶ、だとスカートの裾がアレですし、抱っこさせてください!」
木虎ツグミ:「そしたらミアちゃんは疲れないし移動も出来ます!」 名案!と言いたげな笑顔。
ミアセラ:「えっえっ」
ミアセラ:「えっ?」困惑顔。
ミアセラ:「い……いいよ、そんなの……」
木虎ツグミ:「でも疲れてるみたいですし!私これでも力持ちなのでミアちゃんくらい楽々ですよ!」
ミアセラ:「だ……だって……」目を逸らし、「恥ずかしいよ……」
ミアセラ:「私だって、こ……子供じゃないんだから……」
三日月ユウキ:「木虎。先程から思っていたが」
三日月ユウキ:「お前はこの女を甘やかしすぎだ。自分の足で立てるうちは自分の力で立つべきだ」
ミアセラ:「…………」
木虎ツグミ:「で、でも!ミアちゃんが一番危ない立場ですし」
三日月ユウキ:「だからこそだ。おい、ミアセラ。仮に、俺達が他の参加者に負けた時。お前はその相手に大人しく従うのか?」
ミアセラ:「…………!」
ミアセラ:「わ……私は…………」
ミアセラ:「…………」俯く。何も答えられない。
三日月ユウキ:「お前の過去に何があったかは知らん。だが今のお前に力があるのは確かだ」
三日月ユウキ:「にも関わらず、誰かに守り続けて貰う気か?他人に生死を委ね続けるのか?」
ミアセラ:「……私は……」
三日月ユウキ:「景品扱いされたことに、怒りを抱くこともできない。そんな自分のままでいいのか?」
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:「……でも……私は……」
ミアセラ:「きっと……みんなに守ってもらうような、いい子じゃ……」
ミアセラ:「…………」そこで、木虎さんの顔を見て。
ミアセラ:「……ううん」
ミアセラ:「……自分の、私の力……」
ミアセラ:「……いいのかな……私のために、使って……」
三日月ユウキ:「そこで木虎のためにと言えれば、お前を見直すところだったんだがな」
ミアセラ:「……え……」
ミアセラ:「ツグミの……ため……」
三日月ユウキ:「どんな力にも使い方はある。そしてどんな力も」
三日月ユウキ:「誰かを守るために振るわれる時が最も強い。覚えておけ」
ミアセラ:「……!」
ミアセラ:「……はい」唇を結んで、頷く。
ミアセラ:「……あの」
ミアセラ:「……ありがとう……ございます」
三日月ユウキ:「礼を言われるような事はしていない」
三日月ユウキ:「……やはり馴れ合いは好かん。後はお前が面倒を見ろ、木虎」
木虎ツグミ:「は、はい!……あの!」
木虎ツグミ:「私からも!ありがとうございました!」
木虎ツグミ:「今の言葉、私じゃミアちゃんに言ってあげれないことだったので!」
ミアセラ:慌てて頭を下げる。
三日月ユウキ:「……チッ。お人好しばかりだな、UGNは」振り向かず、索敵を続ける楠さん達の元へ向かう。
ミアセラ:その背中を見送って。「……ちょっと怖い、けど……。……いい人、だね」
木虎ツグミ:「はい!すっごく厳しいけど同じくらい優しくて」
木虎ツグミ:(ちょっとだけ、お母さんに似てるような) 一瞬だけ、元の世界にいるその人を思い浮かべて。
木虎ツグミ:「よし、私達も行きましょうか!ミアちゃん!」
木虎ツグミ:手を差し出す。並んで、歩くために。
ミアセラ:「……うん」はにかんで、その手を取った。

GM:---

GM:一方、夏目と楠は周囲の索敵と警戒に当たっていた。
GM:視界を確保するべく、楠は工場の屋根に上っている。
楠一重:「……」
楠一重:しゅる、と掌に赤い刃を作り出し
楠一重:引っ込め、握り、開く。
楠一重:問題なく体は動く。
楠一重:「それで」
楠一重:「今までどうしてたのよ。こっちの暮らしは」
夏目靖章:「どうって……至って普通だよ」懐から備蓄されていた飲料を取り出し
夏目靖章:「はいこれ」楠さんに手渡す
楠一重:「……」
楠一重:無言で飲む
楠一重:「普通って、こんな何も無いところで?」
夏目靖章:「まあ、人間が一人も居ないのは少々堪えたけどね」
楠一重:「……タフなやつね、つくづく」
夏目靖章:「最初に会った施設みたいに、生活するだけなら残されたものでなんとかなるさ」
楠一重:「一つ聞くけど」
夏目靖章:「うん、何かな」
楠一重:「さっきの出会い頭の反応。アレはどういうこと?」
夏目靖章:「……あー」
楠一重:「とぼけるんじゃないわよ。」
楠一重:「連携にも関わることでしょ。ちゃんと話してもらうから」
楠一重:ジトッと睨んでいる。
夏目靖章:「感激のあまり言葉を無くして……みたいな言い訳は通らなそうだね。これは」
夏目靖章:「正直に言うとね」
楠一重:「……」
楠一重:言葉を待っている
夏目靖章:「……忘れてた。会う瞬間まで」
楠一重:「!!」
楠一重:「な、何よそれ」
楠一重:「ひ」
楠一重:「ひどいじゃない」
楠一重:しょんぼり。
夏目靖章:「あ、いや!違うんだ!そういうつもりじゃなくて!」慌てて
楠一重:「……どういうつもりよぉ……」
楠一重:恨めしそうに
夏目靖章:「まあ、薄情者だと思われても仕方がないが」
夏目靖章:「別に俺も好きで忘れてたわけじゃない。人生において女の子との思い出に勝る宝なんてそうそうないしね」
楠一重:「?」
楠一重:「何か、理由があるっていうわけ?」
夏目靖章:「これはね、俺の"代償"なんだ」
楠一重:「代……償?」
夏目靖章:「知っての通り、俺は遺産管理局の敏腕探索エージェントなわけだが」
夏目靖章:「遺産っていうのはね、例えばユウキ君が持っている弓のような強力なレネゲイドアイテムだけじゃない」
夏目靖章:「『特殊な働きをするレネゲイドウイルス』そのものが、遺産と呼ばれることもある」
楠一重:「その特殊な働きが、アンタの記憶と」
楠一重:「関係してるって、こと?」
夏目靖章:「そんなところだ。遺産は必ず持ち主にその力の代償を要求する」
夏目靖章:「俺の力は現象そのものから熱量を奪い、意味消失させる……情報エネルギーの移動、のようなものなんだけど」
夏目靖章:「その発動のためには、俺が持つ情報……記憶を代償にしなければならない」
楠一重:「……!」
楠一重:「レネゲイドコントロールの媒体……血や肉体を操るように」
楠一重:「『情報』自体に干渉するのなら……確かに、理屈は通るけど」
夏目靖章:「つまり、力を使えば使うほど、色んな事を忘れていってしまう訳だね」
楠一重:「……」
夏目靖章:「普段ならこんな短時間で人の顔を思い出せなくなるようなことはめったに無いんだけど」
夏目靖章:「いやあ、"スターゲイザー"との戦闘で少々張り切りすぎたかな。これは」
夏目靖章:ははは、と控えめに笑う
楠一重:「……そう」
楠一重:「その」
楠一重:「悪かったわね。言い辛いこと、聞いて」
夏目靖章:「いや、いいさ。傷つけてしまったのは俺の方だ」
夏目靖章:「それに、ずっと忘れたままと言う訳でもない。現に今はこうして君のことを思い出しているだろう?」
楠一重:「夏目」
夏目靖章:「うん?」
楠一重:「あんたは忘れてるでしょうけど」
楠一重:「よく聞きなさい」
楠一重:「……花、役に立ったわ」
楠一重:「ありがとう」
楠一重:とんとんと、自分のこめかみに指をあてて
楠一重:「アンタのしたことは、こっちで持っておいてあげるから」
楠一重:「……私は、忘れないわ」
夏目靖章:「……そうか。うん、ありがとう」
夏目靖章:「それに、役に立てたのなら何よりだ」
楠一重:「ええ。やり口はキザっぽかったけれど」
楠一重:「効き目はあったわ。一応ね」
楠一重:ふふんと笑って
夏目靖章:「俺が花を送った以上は、笑顔になってもらわないと困るからね」
楠一重:「……必ず、戻ってもらうから」
楠一重:「アンタが覚えてない、そういう借りを」
楠一重:「きっと気にしてるヤツが沢山いるわ」
楠一重:「死ぬわけには、いかないでしょ」
夏目靖章:「そうだね……俺も会いたいよ」
夏目靖章:「君もそうだが、たとえ忘れてしまってもそこには残るものがある」
夏目靖章:「俺は情報の熱を操るサラマンダーだからね。直接声を聞いてその温もりを自覚できれば」
夏目靖章:「"絆"は何度でも蘇る。なかなか詩的だろう?」
夏目靖章:「だから俺は結構この力を気に入っているんだ」
楠一重:「ホンット」
楠一重:「気障なやつ」
夏目靖章:「ふふふ、もう少し大人になれば、この良さがわかるようになるよ」
GM:……その時、街を見下ろす楠の瞳に、見慣れないものが映る。
楠一重:「!」
楠一重:双眼鏡を覗き込む
GM:廃墟の街を、何か半透明の、霊体のようなものが浮遊し、徘徊している。
GM:気付けば霊体の数は一つではなく、いくつも街に散らばって、それぞれ動き回っている。まるで何かを探すかのように。
楠一重:「……」
GM:そして、それらを操っているらしい人影が、遥か遠方、ビルの屋上に立っている。
楠一重:「ルドミラ・メトコヴァー」
楠一重:ぼそりと、忌々しげに呟く
GM:いかにもステレオタイプな暗色の三角帽子とローブを着込んだ、妖艶な女が双眼鏡に写る。
GM:霊体は彼女の使い魔らしい。何を探しているのか——考えるまでもないだろう。
楠一重:「夏目、ビルの上」
楠一重:双眼鏡を手渡す
夏目靖章:「ああ」それを受け取り、覗き込む
楠一重:「あの能力と見た目、事前の……朝霧が用意した資料にあったわ」
楠一重:「名前はルドミラ・メトコヴァー。魔術師だのと嘯く一派のオーヴァードよ」
夏目靖章:「なるほど、いかにもな出で立ちだ」
楠一重:「シンドロームはオルクス。エフェクト識別は、《ナーブジャック》」
楠一重:「搦手タイプね」
三日月ユウキ:「射線さえ通っているなら」
楠一重:「!」
楠一重:振り返る
夏目靖章:「おや」双眼鏡から目を離し
三日月ユウキ:「俺の能力で知覚外から狙撃可能だ」いつの間にか腕を組んだ三日月が、二人の後方で佇んでいる。
楠一重:「……この距離から狙えるの?」
三日月ユウキ:「遺産に通常兵器の常識は通用しない」
楠一重:「だったら……」
楠一重:「三日月の狙撃で牽制、相手の動きを止めて」
楠一重:「木虎と私で挟み込んで始末する」
楠一重:「どのみちビーコンのせいで追いつかれるなら」
楠一重:「1人でいるうちにケリを付けたほうがいいと私は思うけど」
三日月ユウキ:「座標を教えろ。作戦に異論はない。だが……」
三日月ユウキ:「接近するなら急ぐんだな。もたもたしていたら、勢い余って息まで止めてしまうやもしれん」
楠一重:「ふん……言うわね」
夏目靖章:「いや……少し妙だ」再び双眼鏡を覗きながら
楠一重:「どうしたのよ」
夏目靖章:「伊達にこっちで何ヶ月も過ごしてないからね、拠点にできそうな場所は大凡頭に入っている」
夏目靖章:「あのビルの隣、上手く隠しているけど野営の跡がある。一人分じゃない、もっと大勢の」
楠一重:「……」
楠一重:双眼鏡を受け取り、観察する
楠一重:「まさか」
楠一重:「敵が手を組んでる、っていうわけ?」
夏目靖章:「そこまではわからないな……単に入れ違っただけかも知れない」
三日月ユウキ:「何方にせよ、今なら一人は確実にやれる」
楠一重:「だけど、もしも読み違えれば……」
楠一重:考え込む
夏目靖章:「逆に追い詰められるのはこちらだな」
木虎ツグミ:「皆さん大変です!」 そこにミアを引き連れて駆け込んでくる。
ミアセラ:「ひ……ちょ……」抱きかかえられて蚊の鳴くような声で抵抗している。
楠一重:「!木虎!」
三日月ユウキ:「下で何かあったか?」
木虎ツグミ:「まだ遠くの方なんですけど、足音が聞こえました!五人分!」
木虎ツグミ:「結構ずしっとした感じだったので、武装してると思います!」
楠一重:「ごっ」
楠一重:絶句。
夏目靖章:「五人か……多いな」
楠一重:「……くそっ」
楠一重:「まんまと引っかかるところだったわ……囮か!」
楠一重:「すぐにここを離れるわよ」
夏目靖章:「テンペストか……確かに離れたほうがいいかも知れないな。純粋に相性が悪い」
三日月ユウキ:「……魔術師を始末するチャンスだが。ミアセラをここで危険に晒すわけにもいかん」
楠一重:「五人一組って情報だけを頼りにするなら」
楠一重:「東方分遣隊とかいう連中ね」
夏目靖章:「重武装のオーヴァードとなると、軍関係か?一重くんは心当たりがあるようだが」
楠一重:「ええ。訓練されたコンビネーションを使う軍人」
楠一重:「しかも頭数は向こうが上」
楠一重:「護衛対象抱えたまま戦うなら、避ける以外どうしようもないわ」
木虎ツグミ:「了解しました!足音の方向は向こうなので、そっちとは別方向に行きましょう!」
木虎ツグミ:ミアを抱えたまま器用に指さして。
楠一重:「ええ。アンタの耳が頼りよ」
楠一重:「林を突っ切る。気配は逐一報告しなさい」
木虎ツグミ:「はい!」
ミアセラ:「……」ぎゅ、と木虎さんにしがみ付く。
三日月ユウキ:「案ずるな。夜は俺達の味方だ。闇に紛れて消えるとしよう」ミアセラに向かって
三日月ユウキ:「命拾いしたな、魔術師」
木虎ツグミ:「ミアちゃん、もうちょっとだけ我慢しててくださいね!すぐ安全なとこまで行きますから!」
ミアセラ:「……うん……!」
木虎ツグミ:三日月に続けて、励ますように笑いかける。
夏目靖章:「生き残れば、再戦の機会もあるさ。俺としては知らない間に潰し合っていてもらいたいけどね」
楠一重:「ええ、そうなれば……いいけど」
楠一重:最初の襲撃者、レイヴンのおぞましいほどの力を思い出す
楠一重:奴を仕留められる者などいるのだろうか。本当に?
GM:かくして君達はその場を後にし、撤退する。
GM:追撃の気配は、無い。無事に逃げ切ることが出来たようだ。
GM:次回の位置通知までは、まだしばらく猶予もあるだろう。

GM:---

GM:シーン終了。
GM:ロイス・購入可能!
楠一重:ロイス埋まっているので購入!
楠一重:応急手当!
三日月ユウキ:購入だと~!
夏目靖章:ロイスは一旦保留!
三日月ユウキ:僕グレネードランチャーほしい
三日月ユウキ:一応範囲攻撃できるように……なりたい……
木虎ツグミ:ロイスは三日月さんに!〇尊敬/隔意で!
三日月ユウキ:と思ったけどどうせ隠密するから意味ねー!
楠一重:1dx
DoubleCross : (1R10[10]) → 7[7] → 7

夏目靖章:クリシー狙います
楠一重:なけなし財産1使用!買っておく!
楠一重:以上!
木虎ツグミ:購入はダメもとでアルティメイド服チャレンジ!
木虎ツグミ:1dx+3=>20
DoubleCross : (1R10+3[10]>=20) → 5[5]+3 → 8 → 失敗

木虎ツグミ:普通に駄目!以上!
三日月ユウキ:じゃあマイナーで隠密して応急手当ねらお
夏目靖章:手配師使ってダイス+3!
夏目靖章:7dx+4>=25
DoubleCross : (7R10+4[10]>=25) → 7[1,1,3,3,4,5,7]+4 → 11 → 失敗

三日月ユウキ:3DX+4
DoubleCross : (3R10+4[10]) → 8[2,5,8]+4 → 12

三日月ユウキ:買えました。以上!
夏目靖章:夢の雫使って19点、さらに財産点6使って購入します
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:56->59)した
GM:ちなみに!奇襲するという話だったのでその時説明すればいいや~と思っていて完全にタイミングを逃してしまったのですが
GM:敵と戦闘することでのメリットを今説明してしまいましょう
楠一重:おおっ
木虎ツグミ:おお!
三日月ユウキ:なんだろう
夏目靖章:気になるぜ

戦闘に勝利することで、敵の所持品を利用できる。敵1体につき1回、
・そのシーンの調達達成値に+5
・ランダムでアイテムを獲得
・侵蝕1D6回復
からひとつ選択して効果を得る。

GM:こちらになりますね~
楠一重:PUBGじゃん!?
三日月ユウキ:おお~!
楠一重:これは燃える
三日月ユウキ:アイテム奪いまくろうぜ!
楠一重:奪いてぇ~~
GM:入手アイテムはややお高めくらいのアイテムから秘密兵器相当のものまで揃ってます
木虎ツグミ:何を選ぶか楽しいやつだ!
楠一重:どうにもならないことをどうにかするためには
木虎ツグミ:そんなものまで!?
三日月ユウキ:やっぱ特殊部隊ぶっ殺しておくべきだったかな~
楠一重:手段を選んでいる暇はない
GM:がんばってガチャしてね
楠一重:www
夏目靖章:ドロップアイテムだ!
楠一重:無理だろ!!
三日月ユウキ:コイツラ殺せば5回もアイテムもらえんじゃ~ん
楠一重:ほしいけど!!
木虎ツグミ:これワンチャンメイド服出たりしないかな
夏目靖章:惜しいことしたな~
GM:では次のシーン!
GM:---
GM:あっ待て!
GM:肝心の殺し合いタイムをやります
夏目靖章:本日のハイライト!
木虎ツグミ:ヒュー!
GM:これはどどんとふのchoise機能で対戦の組み合わせを決めて
GM:それらの勝敗を決するというものになります
楠一重:うおおおお
GM:誰が勝つのか楽しみだね~
楠一重:誰が勝ち残るか!
夏目靖章:わくわく!
GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,ブラインドネス,Dチーム,黒躑躅メメ,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,ハールート,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,ブラインドネス,Dチーム,黒躑躅メメ,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,ハールート,レイヴン]) → 黒躑躅メメ

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,ブラインドネス,Dチーム,黒躑躅メメ,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,ハールート,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,ブラインドネス,Dチーム,黒躑躅メメ,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,ハールート,レイヴン]) → ハールート


GM:一試合目は黒躑躅メメVS“ハールート”・“マールート”

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,ブラインドネス,Dチーム,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,ブラインドネス,Dチーム,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,レイヴン]) → ブラインドネス

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,Dチーム,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,Dチーム,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス]) → Dチーム

GM:あっ

GM:二試合目はブラインドネスVS東方分遣隊Dチーム

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,七赤,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,レイヴン]) → 七赤

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス,レイヴン]) → レイヴン

GM:アーーーーーーーー
GM:七赤が死んだ………………
楠一重:カンフーのおっさーーーーん!!!

GM:三試合目は“七赤”VSレイヴン

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ,ルドミラ,カリュプス]) → カリュプス

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ,ルドミラ]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ,ルドミラ]) → ルドミラ


GM:四試合目は“カリュプス”VSルドミラ・メトコヴァー

GM:choice[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,ヴィントシュトレ,神鳥谷つばめ]) → ヴィントシュトレ

GM:choice[ノヴォルーニエ,神鳥谷つばめ]
DoubleCross : (CHOICE[ノヴォルーニエ,神鳥谷つばめ]) → 神鳥谷つばめ


GM:五試合目は“ヴィントシュトレ”VS神鳥谷つばめ

GM:そしてシード枠はノヴォルーニエとなりました

GM:ではそれぞれの試合結果を見ていきます
GM:黒躑躅メメVSハールート
GM:choice[a,a,a,a,a,b,b,b,b,b]
DoubleCross : (CHOICE[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]) → A

GM:勝者は黒躑躅メメ!
GM:続いてブラインドネスVS東方分遣隊Dチーム
GM:勝者はブラインドネス。
GM:三試合目はレイヴンVS七赤ですが
GM:レイヴンが勝ちましたね……七赤は今回のイベントチャートで
GM:『ランダムで参加者がジャーム化する』に選ばれて超強化されていましたが
GM:負けました…………
三日月ユウキ:かわいそう
楠一重:なんてことだ
夏目靖章:事実上の決勝戦じゃん
楠一重:ジャーム化したカンフーのおっさーーーーん!!
木虎ツグミ:折角の強化が……
GM:では四試合目、“カリュプス”VSルドミラ・メトコヴァー
GM:choice[a,a,a,a,a,a,a,a,a,a,b,b,b,b,b]
DoubleCross : (CHOICE[A,A,A,A,A,A,A,A,A,A,B,B,B,B,B]) → A

GM:勝者はカリュプスになりました。
楠一重:魔女っ子——!!
GM:一試合目の相手がどっちも死んだ
三日月ユウキ:あーあ
楠一重:無慈悲な弱肉強食を感じる
木虎ツグミ:あの場から離れて正解だったなあ
GM:五試合目は“ヴィントシュトレ”VS神鳥谷つばめ
GM:choice[]
GM:choice[a,a,a,a,a,b,b,b,b,b,b,b]
DoubleCross : (CHOICE[A,A,A,A,A,B,B,B,B,B,B,B]) → A

GM:ああっ
GM:また推しが死んだ……
楠一重:www
楠一重:ハリケーンには勝てない
木虎ツグミ:ダイスが無慈悲……
GM:勝者はヴィントシュトレ。そして
夏目靖章:鉛玉ではな…
GM:神鳥谷のほうが強さの格では上だったのですが下克上を果たしたので
GM:格変動システムによりヴィントシュトレの格が5から12に上がります
木虎ツグミ:上がり方えっぐ!!?
楠一重:は!!??
夏目靖章:格変動システム!
楠一重:大型低気圧に発達すんなや!!
GM:バトルロイヤルで意外なキャラが勝つとうれしい
楠一重:www
夏目靖章:これはカテゴリー6やろなあ
GM:それを数値化したのがこの格変動システムです
楠一重:読者としては嬉しいけどさあ!!
GM:そしてシード枠のノヴォルーニエはそのまま勝ち抜け!
GM:第一回の戦闘は以上となりました。
楠一重:波乱だったな…
楠一重:めっちゃ面白い

残存参加者
・黒躑躅メメ
・“ブラインドネス”
・レイヴン
・“カリュプス”
・“ヴィントシュトレ”
・“ノヴォルーニエ”
・N市UGN選抜チーム


【Others VS Others】

‪「マル……嫌……嫌ぁあっ!!」‬
‪少女の悲鳴が地下線路にこだまする。その視線の先には、彼女の半身――血を分けた双子の、無残な姿。‬
‪「……ハ……ル……」‬
‪全身を大量の毒虫に食い破られている。リザレクトする度に、それを上回る速度で骨肉を蝕まれる。‬
‪「逃げ……逃……げろ……」‬
‪「バカ言わないで!置いてけるわけない!あいつぶっ殺して――」‬
‪叫んだその首が、突如として不可視の腕に掴まれる。‬
‪「かっ――」‬
‪細く白い喉が、ぎりぎりと激しく絞め上げられる。気道が潰され、呼吸が出来ない。‬
‪「ぎ……ぃ……っ!?」‬
‪咄嗟に能力を発動する。大量の銃口を備えた機銃を生成、眼前に炎を纏った弾丸を撒き散らす。‬
‪「が……ぁあ……!」‬
‪絶え間ない銃火が地下鉄の闇を照らす。大量の跳弾が閉鎖空間を跳ね回る。並のオーヴァードならば跡形も残らないであろう火力。‬
‪だが、絞首は一向に止まらない。‬
‪「……! ……!!」‬
‪薄れる意識の中、縋るように視線を動かす。自身の双子に目をやり――目を見開く。‬
‪誰より愛した彼女の半身は、既に全身を虫に食い尽くされ、血と骨だけになっていた。目のあった場所には、ただどこまでも黒い穴があるだけ。そこを異形の毒虫が出入りしている。‬
‪「――」‬
‪“ハールート”が無言の絶叫を上げると同時、その首がごきり、とへし折られた。‬



‪---‬



‪「メトコヴァーからの定時連絡が途絶えてます」‬
‪部下の一人にその報告を受けた時、アンダーソンは既に何か言いようのない嫌な予感を覚えていた。‬
‪「コールを続けろ。5分経って繋がらなければ確認に出る」‬
‪「了解です」‬
‪米軍特殊部隊テンペスト所属、東方分遣隊Dチーム。彼らは廃教会でひと時の休息を取っていた。‬
‪「しかしあの女、本当に信頼出来るんですかね」‬
‪隊員の一人がレーションを齧りながら言う。‬
‪「いかにも陰気だよなぁ。面はそこそこだが」‬
‪「何だお前、ああいうのが好みか?」‬
‪「やめたほうが、いい……あれは絶対……束縛してくる女だ。おちおち、飲みにも……行けなくなる……」‬
‪「おお?経験あるような口振りじゃねえか」‬
‪「そうだ。そういやお前のそういう話、聞いたことないぞ」‬
‪「……いや……」‬
‪「おっ!照れてる照れてる!マジかよ!」‬
‪「嘘だろ!?気になりすぎるだろ!絶対話して――」‬
‪「静かにしろ」‬
‪アンダーソンの静かな呟きで、騒いでいた隊員たちは水を打ったように静まり返る。‬
‪「……あの女は信用できん。だが定期連絡を疎かにする程のバカにも思えん」‬
‪「それなら、敵襲を……?救助に向かいますか」‬
‪「いいや。相手がオーヴァードならば、今更行っても間に合わん。それに、奴は所詮は友軍ではない」‬
‪「というと?」‬
‪「救助に向かわずとも他所から文句を言われる謂れは無いということだ。それに、結局のところ最終的には敵になる。死んだら死んだで、別の作戦を立てるだけだ」‬
‪「成程」‬
‪「勝つのは常に、俺達テンペストだ」‬
‪アンダーソンの言葉に、部下達が頷く。彼らはただの上官と部下を超えた、家族のような絆で結ばれていた。隊長であるアンダーソンが父。隊員達は全員が兄弟。‬
‪それこそが、結局はそんなありふれた理由が、東方分遣隊Dチームの、強さの源だった。‬
‪「しかし隊長、一つ聞いておきたいんですが」‬
‪一人がコーヒーを啜りつつ口を開く。‬
‪「何だ」‬
‪「俺たち、勝ったらどうなるんですか?」‬
‪「何だお前、そんな事も分からずに来たのか」‬
‪呆れ顔のアンダーソンに、部下は照れたように笑う。‬
‪「いやぁ、隊長の言うことだけ聞いて戦えりゃあ、何でもいいもんで……」‬
‪「それだ」‬
‪「え?」‬
‪隊員が首を傾げる。他の部下もきょとんとした顔。‬
‪「特異点ってのは何でも出来る力だ。それを使えば上の連中だって黙らせられる。いや、それどころか、俺たちが誰よりも上に立てる。大統領でもひれ伏す力だ」‬
‪「そりゃ分かりますがね?上に立って俺たち何をするんですか」‬
‪「決まってるだろう」‬
‪隊員達が息を呑み、隊長の言葉を待つ。‬
‪「そうなれば誰にも文句は言われず、好き放題に戦える。いつでもどこでも、やりたいように。死ぬまで……いいや、ひょっとしたら死んでも戦い続けられる。最高だろ」‬
‪「マジかよ!?」‬
‪「最高じゃないっすか!!」‬
‪「来て……良かった……」‬
‪隊員達の歓声が上がる。アンダーソンも笑みながら、通信手に再度の確認を取ろうとした時――。‬
‪かしゃん、と、金属音。‬
‪コーヒーを飲んでいた部下が、マグカップを取り落としたのだ。黒い液体が床に広がっていく。‬
‪「おい、何してんだよ」‬
‪「…………」‬
‪肩を叩かれると、そのまま力無くどさりと倒れる。‬
‪「!? おい!」‬
‪「どうした!」‬
‪隊員が脈を確認し、顔を引きつらせる。‬
‪「……死んでます……!」‬
‪「嘘だろ……!?おい!ベル!!」‬
‪仲間に顔を叩かれても、一向に起きる気配はない。どこにも外傷はない。アンダーソンは冷静さを失わないよう努める。‬
‪「毒か?」‬
‪「そんなはずは……カップもコーヒーも持参品です」‬
‪「なら、敵だ。……ケビン!聞こえるか! ケビン!」‬
‪教会の外で哨戒中の部下に呼びかける。無線から応答はない。‬
‪「駄目だ。やられた」‬
‪「そんな……!」‬
‪「戦闘準備」‬
‪全員が一斉に銃を構え、即座に死角を殺すフォーメーションを組む。‬
‪既に2人やられた。残りは3人。‬
‪まだ敵の手口も、正体も掴めない。相手は何人いる?そもそも本当に敵襲なのか?百戦錬磨のアンダーソンにも、流石に焦りが生じる。‬
‪ 「合図は待つな。見え次第撃て」‬
‪背後の部下達に呼びかけ――数秒後、異変に気付く。応答が無い。‬
‪振り向くと、二人の部下は、銃を持ったまま立ち尽くしている。‬
‪「……おい!」‬
‪銃は構えたまま、足先でつつくと、部下達はそのまま糸の切れた人形のように倒れる。……死んでいる。‬
‪残ったのは、アンダーソンただ一人。‬
闇の中で息を殺す。ステンドグラスから差し込む月光。十字架に磔にされた聖人が、彼を見下ろしている。
‪「ふっ……ふぅっ……」‬
‪何が起きている?敵の姿は見えない。どうやって殺している?‬
‪見え次第撃て。そう言った。だが敵の姿は見えない。どこに潜んでいる?狙撃ではない。どこだ。どこにいる?‬
‪敵は見えない。‬
‪見えない。‬
‪見えない、敵――。‬
‪「う……おぉおおおおおおおッ!!」‬
‪癇癪を起こしたかのように、周囲に銃を乱射する。壁に穴が空き、ステンドグラスが砕け散る。‬
‪まるで追い詰められ、絶望の後に発狂したかのような行動。だが――‬
‪「……最初からそれをしていれば、少しは危なかったかもな」‬
‪アンダーソンの耳元で、静かな声が響く。‬
‪「――!!」‬
‪振り向き、トリガーを引こうとしたその時には、既に彼の脳幹には鉄片が突き刺さっていた。‬



---



‪「お前、名前は」‬
‪廃墟の街で、二者は対峙した。‬
‪一人は長身長髪、背に黒翼を備えた女――レイヴン。脱力した自然体。首を傾げ、ぎょろぎょろと瞳を動かしている。‬
‪相対するは、一人の男。上下一揃いの人民服。背筋をぴんと伸ばし、静かにレイヴンを睥睨している。‬
‪「七赤」‬
‪彼はそれだけ応えた。中国共産党、中央統一戦線工作部に所属する格闘家。党のあらゆる外敵をその身一つで打ち砕く、人呼んで『統戦部の鬼札』。‬
‪七赤の心中には焦りと昂揚が混在していた。相対しただけで分かる。目の前にいるのは、これまで拳を交えた中で、間違いなく最強の使い手。‬
‪だがこれは単なる手合わせではない。命のやり取り。殺し合いだ。この場にあって自身の他は、みな鏖殺すべき敵。‬
‪即ち、勝たなくてはならない。いま自分は党を背負ってここに来ている。敗北は文字通り、死に等しい。‬
‪ずるり、と、レイヴンが前傾姿勢に移る。‬
‪(来る――)‬
‪空気が歪んで見える程の殺気が充満する。二者の時間感覚が鈍化し、緊張が極限まで張り詰め――。‬
‪そして、弾ける。‬
‪「ずあッ!!」‬
‪レイヴンの跳躍がアスファルトを穿つ。距離を詰めつつ空中で身を捻り、回し蹴りの体勢。‬
‪(……浅い)‬
‪コンマ数秒の思考の内に、七赤は拍子抜けしていた。大振りな攻撃、それも自ら不自由な空中に。‬
‪まともに受ければダメージは大きいだろう。ならば受けなければいいだけのこと。掌に内功を巡らせる。矛先を逸らし、返しの拳で撃墜する――。‬
‪……はずだった。‬
‪不意に、レイヴンの側面で爆発。紅蓮の炎が弾け、瞬間、爆風によってレイヴンの軌道はほぼ直角に折れ曲がる。‬
‪「……ッ!」‬
‪獣じみた体勢。レイヴンが七赤の側面を取る。‬
‪「ぜぃッ!!」‬
‪黒く硬化した手刀が、七赤の脇腹を深々と抉り飛ばす。‬
‪「……!」‬
‪飛び退り、距離を取った七赤に、レイヴンが感嘆の声を漏らす。‬
‪「……殺ったと思ったんだがなぁ、心臓」‬
‪七赤は答えず、呼吸を整える。脇腹から流れる血液が硬化し、しゅるしゅると両腕に巻き付いていき、鋭利な有刺鉄線めいた凶器へと変わる。‬
‪両の掌を前に、半身の構え。‬
‪七赤は深く息を吐く。‬
‪対峙する女は見上げるような巨躯。対して自分は、武術家として体躯に恵まれなかった。幼少の生活が原因だろう。食事も、家も、戸籍も無い暮らし。党に拾われなければ、どこかで野垂れ死んでいただろう。‬
‪分かっている。そもそも党の政策が無ければ、そんな生活を強いられることもかったことは。‬
‪分かっている。ただ使える道具として利用されているだけだ。使えなくなれば捨てられる。武術家の誇りなどない。自分には道場も弟子もない。積み重ねてきた研鑽は、自分が死ねば誰にも顧みられることなく失われるだろう。‬
‪――だが、それが何だ。‬
‪視界には、敵。そして、自らの拳。‬
‪――俺には、これしかない。‬
‪レイヴンが地を蹴る。周囲で連続して爆発。絶え間ない爆音と閃光は生物の反射を強制的に呼び起こし、それは刹那の攻防において致命的な隙となる。だが、本命は別にある。爆風を利用しての変則的超高速機動。先程見せたそれを更に多重に連続、人というよりもブースターを積んだジェット機の如き軌道。人間の知覚限界を遥かに超えた速度で七赤に迫り、爆風の反動、空中で一回転して踵落としを叩き込む。‬
‪周囲のアスファルトが、粉々に砕け散る。‬
‪「ははッ」‬
‪笑みを浮かべたレイヴンの表情が、‬
‪「――!」‬
‪一瞬で硬直する。‬
‪振り下ろされた踵を、腕を交差して受けた七赤は――無傷。全ての衝撃を地面に逃し、何事も無かったように立っている。‬
‪返しの拳が、レイヴンの腹に突き刺さる。‬
‪「ぐぶっ」‬
‪呼吸を詰まらせる。その隙を七赤が見逃す筈がない。‬
‪人中。‬
‪水月。‬
‪関元。‬
‪急所への三連撃が、鴉を地に撃墜する。‬
‪七赤は瞬時に馬乗りになり、拳を叩き込む。殴り、殴り、殴り続ける。嵐のような猛攻。‬
‪それは七赤の最も得意とする技。最速の連打――チェーンパンチ。‬
‪もはや七赤の手元は残像しか見えない。超高速の拳が、肘が、レイヴンの頭、喉、胸元に突き刺さる。‬
‪逃げ場は無い。反撃など許すはずもない。そして連撃の一打一打が、内功を掻き乱し、常人であれば容易く五体を四散せしめる威力を秘めている。‬
‪――今だ。今しかない。‬
‪打ち続けろ。呼吸の猶予は無い。鼓動すら煩わしい。‬
‪勝負は今だ。今この瞬間。ここを逃せば自分に勝機はない。‬
‪全て燃やせ。何もかも。‬
‪党への忠誠も。‬
‪積み重ねた研鑽も。‬
‪武術家としての誇りも。‬
‪僅か残った人の情も。‬
‪燃やし尽くせ。この一瞬に――!‬
‪七赤の連打は止まらない。限界を超えた猛攻。レイヴンの頭蓋を砕き、完全に息の根を止めるまで、決して拳は緩めぬ。彼はそう決意していた。‬
‪常人であれば、否、いかなるオーヴァードであれど決して逃れること叶わぬ、至高の武術家の、生涯をかけた連撃。‬

‪だが、レイヴンは違った。‬

‪限界を超え、赤黒く染まりつつある七赤の視界の隅に、何かが映り込む。‬
‪「――!」‬
‪それは、黒い羽根。‬
‪気付けば、周囲には夥しい数の羽根が舞い。‬
‪その全てが、今まさに、ちりちりと音を立てて赤熱しようとしていた。‬
‪「ぐぅうッ!!」‬
‪連打を止め、咄嗟に防御する。‬
‪瞬間、爆発。‬
‪膨大な爆炎と衝撃が、辺りの全てを焼き尽くし、吹き飛ばす。‬
‪朦々と立ち込める黒煙。その中に、‬
‪「…………」‬
‪片腕ごと半身を失った七赤の姿があった。‬
‪咳き込みながら、レイヴンがゆっくりと起き上がる。‬
‪「ごぼっ……ぶっ……あー……」‬
‪血と共に、折れた歯をぼろぼろと吐き出す。‬
‪「…………」‬
‪その姿を、七赤は静かに見つめる。‬
‪「ここ五年じゃあ、一番死ぬかと思ったな」‬
‪レイヴンはふらつきながら、彼を見下ろす。‬
‪「七赤」‬
‪血にまみれた顔で、‬
‪「俺の勝ちだ」‬
‪「…………」‬
‪七赤は虚ろな目で黙り込んでいたが、やがて、‬
‪「く……くく、っく……」‬
‪引き攣るように笑い出す。‬
‪「…………?」‬
‪レイヴンは怪訝な顔を浮かべる。‬
‪「……認めよう。確かに武術家としては、俺の負けだ」‬
‪七赤の瞳が、ぎょろりと蠢く。‬
‪「……だが」‬
‪その身体から血が噴き出し、失った半身を、腕を形作る。のみならず、その全身が変形していく。肌は赤黒く変色し、歯は牙と化し、額から伸びるのは角。まさしく鬼か修羅の如き様相。‬
‪「党の為。故国の為」‬
‪レネゲイドの強制励起――ジェネシフト。自らの意思で、ジャームに足を踏み入れる。‬
‪全ては、目の前の敵を倒す為に。‬
‪「貴様をここから、逃すわけには行かん」‬
‪燃え立つような闘気が放たれ、周囲に舞い散る羽根が連鎖爆発を引き起こす。‬
‪至近距離で爆風を受けて、ジャームとなった身体には傷ひとつない。‬
‪鬼神と化した七赤を前にして、レイヴンはただ、歯を見せて笑った。‬

【Middle03/UGN VS “カリュプス”】

GM:では次のシーンに入ります。
GM:まずはこちらでダイスロール
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:ははーーーん
GM:シークレットダイス
GM:あーっやったぜ!
三日月ユウキ:やられてねえ
楠一重:やってねえ!
GM:シークレットダイス
GM:はいはいはい
GM:シークレットダイス
GM:ほんほん
GM:シークレットダイス
GM:シークレットダイス
GM:なるほどね~
GM:お待たせしました!状況が決定しました
GM:では登場自由!
楠一重:どうなったんだってばよ…
楠一重:出ます
楠一重:55+1d10
DoubleCross : (55+1D10) → 55+6[6] → 61

三日月ユウキ:でま~す
夏目靖章:でるぜ!
三日月ユウキ:57+1d10
DoubleCross : (57+1D10) → 57+2[2] → 59

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+5(1D10->5)(侵蝕率:59->64)した
木虎ツグミ:1d10+49
DoubleCross : (1D10+49) → 9[9]+49 → 58

木虎ツグミ:出ました!
GM:---
GM:では改めて項目はこちら!

【ミドル情報判定】
・安全な拠点の確保
難易度6。敵から身を隠せる安全な場所を確保する。全員侵蝕率を1D6減少させてもよい
・物資の探索
難易度9。廃墟街では貴重な水や食糧などの物資を捜索する。全員侵蝕率を1D6減少させてもよい
・付近の敵の捜索
現在周辺にいる敵を探知する。成功することでさらなる調査が可能。敵の能力に応じて捜索難度は変わる。
・敵の情報収集
敵の痕跡や残されたUGNデータベースなどから情報を収集する。達成値6でプロフィール、9でシンドロームと主力エフェクト、15で更に踏み込んだプロファイルや行動値、各種判定の難易度等を知ることが出来る。

GM:張り切ってどうぞ
楠一重:夏目さんサーチ!
木虎ツグミ:頼みます!
楠一重:お願いしもす!
夏目靖章:了解!行くぜ!
夏目靖章:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[2,2,2,8]+1 → 9

三日月ユウキ:振り直そうぜ!
夏目靖章:基本クリティカルしなかったら振り直す感じで行きます。なのでコネ使用!
夏目靖章:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 9[1,2,5,9]+1 → 10

夏目靖章:ん~残念!
三日月ユウキ:バディムーブだけしましょうか
楠一重:いや
楠一重:雫だけのほうがいいのでは
三日月ユウキ:ほうほう
楠一重:あ、でも金が使えるのか
GM:今の数値で出てくる情報を確認してから考えるのもアリですよ
夏目靖章:それが可能ならそうしたい!
楠一重:ええーっ
楠一重:いいんですか!
木虎ツグミ:お、それもありなんですか!?
GM:あっいや
楠一重:オークション方式だ
GM:一人の判定では流石にダメ
楠一重:くっやはり
夏目靖章:ぐぬぬ
GM:夏目さんの数値をで出てくるのを確認して
GM:他の人が追加振りがあり
楠一重:バディムに上乗せでいくらか払って
楠一重:雫は取っとくのがいいかなあ
木虎ツグミ:なら15辺りで良いんじゃないです?
三日月ユウキ:それがいいと思うよ~
楠一重:さっきは16で全部出ましたよね
三日月ユウキ:ということでバディムーブ!達成値+3!
三日月ユウキ:16でオールだぜ!
楠一重:15…大丈夫かな
楠一重:残り財産との兼ね合いもあるし
楠一重:いくらぶっこむかは夏目さんに任せよう
楠一重:とりあえず現状で13ですね
夏目靖章:一応さっきと同じ16にしてみましょうか
夏目靖章:財産点3使います
楠一重:イエーイ!
木虎ツグミ:お金持ち!
GM:では16!
GM:見つかったのはこいつらになります
GM
“ノヴォルーニエ”
黒躑躅メメ

楠一重:ら!
楠一重:ゲェーッ
GM:この2名。
楠一重:顔のいい女たちが攻めてきたぞっ
夏目靖章:こわい!
三日月ユウキ:殺そう
木虎ツグミ:迷いがない!w
三日月ユウキ:メメちゃんの性能忘れちゃったな
楠一重:ポケモン図鑑チェック!
楠一重:またこっちでいいですか?
三日月ユウキ:ええよええよ!
木虎ツグミ:お願いします!
楠一重:情報:UGNでコネ使用
楠一重:4dx+3
DoubleCross : (4R10+3[10]) → 7[1,6,7,7]+3 → 10

楠一重:雫プリーズ!
三日月ユウキ:物知り一重ちゃん
夏目靖章:《夢の雫》達成値+8!
楠一重:よっしゃあ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:64->67)した
楠一重:ぴっぴかちゅう!
GM:この夢の雫ってエフェクト強すぎじゃね!?
夏目靖章:おじさんの雫は何にでも効くぞ
GM:では情報開示!

“ノヴォルーニエ”
探知難易度10
知覚判定8DX+5
懐柔判定20
逃走判定30
キュマイラ/ハヌマーン
情報
構成員のほぼ全員が血縁者で構成されるFHセル“ヴォルチャ・スタヤ”のエージェント。
精鋭揃いで知られるセルにおいて最速のオーヴァードとして知られ、奇襲と離脱、追跡に長けている。
大会への参加目的は、ミアセラの能力を得てセルの為に利用すること。
主力エフェクト
≪高速分身≫
≪疾風迅雷≫
≪切り払い≫

三日月ユウキ:うわっ
三日月ユウキ:強!
三日月ユウキ:なんでこのチーム範囲攻撃が居ないんだよ~
楠一重:!???
木虎ツグミ:分身するの!?
夏目靖章:怖い…

黒躑躅メメ
探知難易度9
知覚判定8DX
懐柔判定14
逃走判定19
ソラリス
情報
掟を遵守せず、自身の都合と気分だけで呪術を行使する呪術界の異端者。
他の術師から疎まれながらも、独力で極めて高度な呪術を身に付けている。
尊大な自信家で、世界が自分を中心に回っていないと気が済まない。
大会への参加目的は、ステイト・オブ・グレイスの選民思想への同調と、彼らからの金銭報酬。
主力エフェクト
≪猛毒の雫≫
≪抗いがたき言葉≫
≪奇跡の雫≫

楠一重:うわあああああ
楠一重:分身と蘇生!!
GM:こういう奴らでした
楠一重:考えうる限り最悪!
夏目靖章:悪質!
木虎ツグミ:また面倒な奴らが組んでる!!
楠一重:ティターンズ牛若丸かよ
三日月ユウキ:しかも逃走できそうにないしな~
三日月ユウキ:これはもう……殺すしかねえ!
楠一重:マジで
木虎ツグミ:奇襲決めるしかないか……?
楠一重:ちょっと一旦落ち着こう
夏目靖章:あれでも懐柔判定低いですねメメチャン
三日月ユウキ:分身使い強いよ~
木虎ツグミ:ノヴォルーニエさん滅茶苦茶厄介ですね
楠一重:メメちゃんを懐柔しつつ
木虎ツグミ:奇襲も懐柔も逃走もキツイ
楠一重:ノヴォさんを暗殺でぶっ殺すのが一番いいか…
木虎ツグミ:ノヴォさんはワンチャン狙って奇襲が一番っぽいですね
夏目靖章:知覚判定が強いのがきついですねノヴォさん
楠一重:とりあえず
楠一重:テント設営やりましょう
楠一重:落ち着くのは大事
夏目靖章:設営班たのんだ!
木虎ツグミ:そうだ、侵蝕下げましょう
三日月ユウキ:任せろ!
木虎ツグミ:ではさっきと同じ分担で!
三日月ユウキ:私は食べ物食べに行きます
三日月ユウキ:マイナーで隠密。情報収集チームと能力訓練:社会使用。
三日月ユウキ:3DX+5
DoubleCross : (3R10+5[10]) → 10[4,6,10]+4[4]+5 → 19

三日月ユウキ:オッケー
GM:ええーっ
GM:満腹じゃん
夏目靖章:油断はないぜ
木虎ツグミ:ではこちらは拠点の確保!コネ要人の貸しつかってUGNで判定!
楠一重:はらぺこユウキちゃん
木虎ツグミ:4dx+2=>6
DoubleCross : (4R10+2[10]>=6) → 4[2,3,4,4]+2 → 6 → 成功

木虎ツグミ:あぶな!
夏目靖章:ツグミちゃんえらい!
GM:振るわなかったが成功!
楠一重:かしこい!
GM:では1D6と1D6 回復したいやつはしな!
楠一重:61-2d6
DoubleCross : (61-2D6) → 61-5[3,2] → 56

楠一重:まあまあ
夏目靖章:67-2d6
DoubleCross : (67-2D6) → 67-11[6,5] → 56

楠一重:ヤッター

夏目靖章:いい感じ
楠一重:夏目さんの負担が気になっていたのだ
木虎ツグミ:58-2d6
DoubleCross : (58-2D6) → 58-8[6,2] → 50

三日月ユウキ:侵蝕ボーナス欲しくなってきたけどまあ減らしておいたほうが良いか
三日月ユウキ:59-2d6
DoubleCross : (59-2D6) → 59-8[5,3] → 51

三日月ユウキ:そしてぶっ殺し判定だね
GM:では対応選択どうぞ!
夏目靖章:とりあえず夏目は
夏目靖章:自分の判定をパスして誰かに《戦乙女の導き》を投げたいんですが可能ですか?
楠一重:ああー!
楠一重:その手があった!
夏目靖章:どうせ侵蝕ボーナスもないからその方が貢献できる
GM:なるほど……
GM:OK!
楠一重:とりあえず方向性としては
夏目靖章:やったー!
三日月ユウキ:は~ん
楠一重:メメちゃんの懐柔を三日月さん以外でチャレンジ
三日月ユウキ:そうですね
楠一重:ここにはバディムーも載せられるから
楠一重:実質難易度11
木虎ツグミ:あとボーナス+3もありますしね
夏目靖章:そうだった!
楠一重:懐柔の技能は交渉でしたっけ?
三日月ユウキ:こっちに戦乙女の導きを投げてもらって
木虎ツグミ:意思のはず!
三日月ユウキ:意思
三日月ユウキ:ダイス増やしてもらいましょうか
楠一重:意思かあ
楠一重:木虎ちゃん意志は!
夏目靖章:そうですね、最悪雫も投げられる
木虎ツグミ:技能無し!
楠一重:こっちも技能なし!
楠一重:4dxで行くしかないか…
楠一重:ここで雫使いたくないが
三日月ユウキ:楠さんがんばえ~
楠一重:まあもうこれは賭けだな
夏目靖章:がんばえ~!
楠一重:わっ私!?
木虎ツグミ:頑張れ!
楠一重:やったろうじゃねえかよぉ!!
楠一重:うおおおおお!!黒躑躅メメを交渉!!
楠一重:4dx
DoubleCross : (4R10[10]) → 10[1,9,10,10]+3[2,3] → 13

楠一重:やたああああああ
楠一重:バディムください!!
三日月ユウキ:バディバディバディ~
三日月ユウキ:達成値+3!
GM:や……やりやがった……
夏目靖章:やれたじゃねえか……
木虎ツグミ:流石の意志力!
楠一重:どうじゃおらーーっ!達成値16!
GM:では懐柔成功!
GM:ちなみに
GM:停戦と協力
GM:どっちの方向に話を進めますか?
三日月ユウキ:協力しようよ~って言っても裏切られそうでは有る
夏目靖章:協力は怖いですね…
木虎ツグミ:停戦の方で良いと思います
楠一重:停戦でいきましょう
木虎ツグミ:同じ戦場に居られると敵に蘇生かけられるのを止められない
楠一重:あいつ殺すから
楠一重:その間黙って見ててよーって
GM:OK!では後で勝手に野垂れ死んでくれるのを期待してください
楠一重:期待大!
GM:続いて“ノヴォルーニエ”への対応どうぞ
三日月ユウキ:さてじゃあ狼野郎だな!
三日月ユウキ:ぶっ殺す!
楠一重:正念場だ…
夏目靖章:まずは《戦乙女の導き》ダイス+2!
三日月ユウキ:奇襲してやらぁ!
木虎ツグミ:いっけー!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:56->59)した
三日月ユウキ:隠密せずに普通に判定しよう。夢の雫ほしい。
三日月ユウキ:6DX
DoubleCross : (6R10[10]) → 10[2,2,3,7,7,10]+4[4] → 14

三日月ユウキ:まわったぁ!
GM:では対応
三日月ユウキ:これ敵の出目見てから夢の雫使うか決めていいですか?
楠一重:それは
GM:よかですよ!
夏目靖章:いいんだ!
三日月ユウキ:やったった
GM:元々先に出す予定だったから
木虎ツグミ:やった!
楠一重:よっしゃあ
楠一重:ああ!なるほど
GM:8DX+5
DoubleCross : (8R10+5[10]) → 9[2,5,6,6,7,7,8,9]+5 → 14

楠一重:うおおおお
楠一重:これは熱い
GM:対応側だからまだこっちが避ける!
三日月ユウキ:なつえも~ん
GM:あいや
GM:難易度か
GM:クリアじゃん
楠一重:そっか
GM:チクシォ~~~~~~
楠一重:対決判定じゃなくて
夏目靖章:おじさんの出番はなかったようだ
楠一重:あくまで難易度の設定!
GM:そう……そうなのだ
楠一重:ルールにも助けられたぜ
木虎ツグミ:流石三日月さん!
三日月ユウキ:戦乙女の導き貰えたから!
三日月ユウキ:弓矢当たるといいな~
GM:では懐柔も奇襲も成功!
GM:こいつら……やりやがる……
三日月ユウキ:夢の雫に感謝
楠一重:順当な結果ですね
夏目靖章:我らにかかれば造作も無いことよ
木虎ツグミ:チームワークの勝利
GM:くっ……三日月に負けた……!

GM:---

GM:大会二日目。
GM:その後何度か位置情報の発信がありながらも、君たちは何とか移動し続け交戦を避けていた。
GM:既に脱落者として数人の名が通知され、位置の通知間隔も狭まってきている。
GM:これからはこれまでのような甘い戦況とはいかないだろう。
GM:今、君達は近辺にふたつの敵影を発見し、
GM:挟み撃ちを防ぐため、その片方が潜伏する廃ホテルに向かっていた、のだが……
GM:楠と夏目が警戒しながら廃墟街を進んでいくと、
GM:何か物音が聞こえてくる。
GM:がらがらと何かを回すような音の後に、ごとり、と小さなものが落ちる音。
GM:それが、連続して聞こえてくる。
楠一重:「?」
楠一重:警戒しつつも、音の方向へ。
夏目靖章:「……一重くん、後ろに」
楠一重:「ええ」
楠一重:夏目さんが先行する形。
GM:物音に混じって、舌打ちのような音。
GM:誰か近くにいるらしい。
楠一重:では意を決して
楠一重:音の方を覗き込む
GM:もとは家電量販店だったらしい廃墟の店先に、誰かが座り込んでいる。
GM:小さな筐体に硬貨を投入し、ハンドルを回す。
GM:中身を確認し、舌打ち。
レイヴン:「チッ!」
夏目靖章:「お前は……」
楠一重:「……!」
レイヴン:「…………」財布から硬貨を取り出し、
楠一重:「”レイヴン”……!」
レイヴン:投入。またハンドルを回す。
レイヴン:「あ?」
レイヴン:その声に振り向き。
レイヴン:「ああ……ええと……」
レイヴン:「桃の木仁志」
楠一重:「ちがう!!」
楠一重:「楠一重よ!……バカにして……!」
夏目靖章:「…………」顔を背ける
レイヴン:「んなことどうでもいいだろーが」
レイヴン:「お前……ああ、そっちの氷男でもいいや」
楠一重:(状況は最悪……)
楠一重:(交渉と奇襲で二手に分かれたのが完全に裏目!)
夏目靖章:「(探知した敵影はまだ遠くのはずだ……なぜここに彼女が?)」
レイヴン:「金持ってね?」
楠一重:「……は?」
夏目靖章:「……ん?」
楠一重:身構えていたが
楠一重:その問いに素っ頓狂な声を出す。
夏目靖章:「すまない、聞き間違えかな?」
レイヴン:「見りゃ分かんだろ!これ!見ろ!ほら!」
レイヴン:そう言ってガチャガチャの筐体を指し示す。
レイヴン:メカニックダンゴムシガチャ。一部で人気を集めている機種だ。
レイヴン:「ここ見ろ!奥!」筐体と筐体の隙間から、中を覗くように促す。
夏目靖章:「……それが欲しいのか?」怪訝な顔
レイヴン:「バカか?お前」
レイヴン:「ただ欲しいだけでこんなにガチャ回すか?なあ」
夏目靖章:「む、女性にそう言われるのは嫌いじゃないが、この状況だと釈然としないな」
レイヴン:「見ろよ!この筐体……」
レイヴン:「普通のに紛れてシークレットが入ってんだよ!」
楠一重:「こいつ……」
楠一重:小声
GM:黒や灰、青に紛れてただ一つ、そこには
GM:燦然と輝いて見える、シークレットレアのクリアバージョンダンゴムシが鎮座している。
楠一重:「こっちを油断させようとしてる……?よっぽど確実に仕留めたいってわけ?」
楠一重:真剣な表情。
夏目靖章:「そういう輩には見えなかったが……」小声で返す
レイヴン:「だからほら、金」
レイヴン:「両替機止まってんだよ」
レイヴン:「100円玉くれ」
楠一重:「だったら……???」
楠一重:完全に理解不能という表情。
夏目靖章:「なんというか、存外に律儀な性分なのかな?君は」
レイヴン:「あ?何だ?」
夏目靖章:「誰が咎めるわけでも、不利益を被るわけでもないのだから」
夏目靖章:「筐体を壊して中身を手に入れようとは思わないのかい?」
レイヴン:「は?犯罪だろ」
レイヴン:「何言ってんだこいつ……」
レイヴン:「やべーやつだな……」
夏目靖章:「ええ……」
楠一重:「ひ」
楠一重:「人をいきなり吹っ飛ばしておいて……!」
レイヴン:「あ?ここで戦る気か?」
楠一重:「っ!」
楠一重:ばっ
楠一重:刃を突き出す
楠一重:「上等じゃない……!」
レイヴン:「言っただろ、最後まで来たら相手してやるって」
レイヴン:「約束守れよ。バカなのか?」
楠一重:「……!」
楠一重:呆気に取られる、余りにも自分のルールにのみ忠実な在り方に
楠一重:ついていけていない。
レイヴン:「…………」つまらなそうにそれを見て、
夏目靖章:「まあ待ち給え一重くん」静止するように前に出る
レイヴン:懐から缶詰を取り出し、指先だけでべりべりと蓋を開ける。
レイヴン:ぼたぼたと中身の魚を一口で飲んで、
レイヴン:「で?金は?」
夏目靖章:「”レイヴン”。こちらに交戦の意図はない」
夏目靖章:「金が欲しいならくれてやるとも」
レイヴン:「マジ?」
レイヴン:「くれ」節くれだった傷だらけの掌を差し出す。
夏目靖章:「ただし……」内ポケットに手をいれ
夏目靖章:「この世界では貴重な貨幣だ。タダでやるわけには行かない」
楠一重:「!?」
レイヴン:「あ?」
レイヴン:「めんどくせーな……何だよ」
楠一重:目を見開く。どう考えても交渉が通じる状況じゃない。
夏目靖章:「取引と行こうじゃないか"レイヴン"」
夏目靖章:「君の……」
夏目靖章:薄ら笑いが消え、真剣な表情
夏目靖章:「君の名前を教えてくれ」
楠一重:「は?」
楠一重:レイヴンと夏目の顔を、キョロキョロと見比べている
レイヴン:「…………」
レイヴン:「レイヴン」
夏目靖章:「あるだろ?"レイヴン"と呼ばれるようになる前の、人間としての名前だ」
レイヴン:「無えよそんなもん」
レイヴン:「そんなのあったら」
レイヴン:「会員証とか作るとき苦労しねえだろうが」
楠一重:「……苦労、してるの?」
楠一重:口をついてぽろりと疑問が出てしまう。
レイヴン:「してる」
楠一重:「そ、そう……」
楠一重:なんともいえない表情。
レイヴン:「そういうわけだ。さっさと金寄越せよ」
夏目靖章:「むう、紳士としての礼儀を通す筈が、藪をつついてしまったか……」
夏目靖章:「……いいだろう。紳士に二言はない」
夏目靖章:財布から硬貨を取り出しレイヴンに渡す。
レイヴン:「はっは、ラッキー」
夏目靖章:お情けで500円だ!
レイヴン:ひったくるように硬貨を受け取り、
レイヴン:さっそくガチャガチャを回す。
レイヴン:「おい!」
レイヴン:「出たぞ!!シークレットが!!」
楠一重:「何よ…」
楠一重:「……」
楠一重:「バカじゃないの?」
楠一重:ジト目。
レイヴン:「来てよかったわ……」
夏目靖章:「ああ……そう……」興味なさげ
レイヴン:のそりと立ち上がり、
レイヴン:「つーわけで、じゃあな」
レイヴン:「生きてたらまた会うかもな、あー……」
レイヴン:「一重チャン?」
楠一重:「……ッ!」
レイヴン:嘲るように笑って、
レイヴン:悠然と、振り向きもせず歩いていく。
楠一重:死線を超えられ、バッと振り向き
楠一重:その背中が見えなくなってから、ようやく脱力するように構えを解く。
楠一重:「なんで……」
楠一重:「仕掛けてこないと思ったの?夏目」
楠一重:額には冷や汗が滲んでいる。
夏目靖章:「いやまあ、俺も確証はなかったよ。もしもの時は君だけでも逃がすつもりだった。だが……」
夏目靖章:「俺は女性を見る目はあると思っているからね。それがいい女なら尚更だ」
楠一重:「……答えになってない。バカ」
楠一重:少しむくれつつ、ガチャガチャの筐体をなぞる
楠一重:「他人や周りのことなんか、お構いなしで」
楠一重:「何をやっても自分の勝手だ、みたいな顔して」
楠一重:「……まるで……」
楠一重:そこまで呟いて
楠一重:「……行くわよ。もたもたしてられない」
楠一重:足を進める。
夏目靖章:「……そうだね。余計な時間を食ってしまった」
GM:かくして君達は、気を取り直して再び本来の目的地であるホテルへ足を進める。

GM:---

GM:辿り着いた巨大なホテルは、今やどこから敵が現れるか分からない魔窟のような雰囲気を放っていた。
GM:目標である最上階へと足を進めるたび、君達の全身はじっとりと重くなり、強い悪寒を覚えるようになる。
GM:あるいは人によっては、それは霊感とでも呼ぶものかもしれない。
楠一重:警戒しながら、歩を進めていく。
GM:それでもひとまずは妨害らしい妨害は無く、君達は目指していた最上階、ホテルの一室の前まで辿り着く。
夏目靖章:「ここか……」
楠一重:「……」
楠一重:慎重にドアを開き、入っていく。
GM:カーテンは空いているが、曇天。薄暗い部屋。
GM:そのベットに腰掛けて、ワイングラスを傾ける女が一人。
GM:呪術師、黒躑躅メメ。
楠一重:「アンタが、黒躑躅ね」
GM:喪服めいた黒のドレス。君たちを見て薄く笑んでいる。
黒躑躅メメ:「37回」
楠一重:「……?」
黒躑躅メメ:「あたしがあんた達を呪殺できた回数よ」
楠一重:「……」
楠一重:いらっ
夏目靖章:「それはそれは……」
夏目靖章:「ご厚情痛み入るね、黒躑躅メメ」
黒躑躅メメ:「術師の領域に間抜け面でノコノコ入ってくるんだもの、びっくりしたわぁ」
楠一重:出来る限り、相手の態度を意識しないようにして
楠一重:「それでも、仕掛けてこなかったっていうことは」
楠一重:「アンタにはこっちの話を聞くつもりがあるってことで、いいのね」
黒躑躅メメ:「ま、敵意は無いみたいだから一応通してあげたけど?」
黒躑躅メメ:「あたしがその気になれば……」
GM:不意に、君達の全身を猛烈な悪寒と吐き気、立っていられない程の酩酊感が襲う。
黒躑躅メメ:「すぐに始末できる。ここでは精々考えて口を開くことねぇ」
楠一重:「っ!」
夏目靖章:「……っ」
楠一重:むかっ
黒躑躅メメ:ふっ、と手を振ると、悪寒は収まる。
黒躑躅メメ:「それでぇ?」
黒躑躅メメ:「子豚ちゃんが二匹も揃って何の用なワケ?」
楠一重:「なら、単刀直入に行くわ」
楠一重:「こっちの所属はUGNよ」
楠一重:「そちらのクライアントがSOGだっていうのも、調べはついてる」
黒躑躅メメ:「ふん」グラスを傾ける。
楠一重:「目当てが『完全制御特異点』なら」
楠一重:「こちらが確保したそれを、譲り渡す準備がある」
黒躑躅メメ:「…………」ぴくり、と眉を動かし、値踏みするように目を細め、
黒躑躅メメ:無言で続きを促す。
楠一重:「最初から、私たちの目的はスターゲイザーの暗殺のみ」
楠一重:「こんなゲームに付き合うつもりも無ければ」
楠一重:「あの『景品』にそんな能力があるとは思えない」
楠一重:「縮こまってるただの子供よ」
夏目靖章:「…………」表情を崩さず、楠さんの言葉を聞いている
楠一重:「連れ歩いていてもリスクが増すだけ、喜んで差し出すわ」
黒躑躅メメ:「正義の味方のUGNが随分な言い草ねぇ?」
黒躑躅メメ:「異世界なら何をしてもいいとでも?」
楠一重:「任務を果たして、さっさとこんなイカれた場所から出ていきたいだけよ」
黒躑躅メメ:「ふぅん…………」
黒躑躅メメ:ことり、とグラスをベットサイドに置く。
楠一重:「仲間もみんな同意してる」
夏目靖章:こくりと頷く
楠一重:「ただし」
楠一重:「アンタの『連れ合い』には渡せない」
黒躑躅メメ:「……連れ合い?」
楠一重:「……”ノヴォルーニエ”、近くにいるんでしょう」
楠一重:「あり得ない事だろうけど、あのガキの力が本物なら」
楠一重:「FHに渡してしまえば、重大な利敵行為になる」
黒躑躅メメ:「冗ォ談じゃない。何であたしがあんなのとつるまなきゃいけないわけ?」
黒躑躅メメ:「馬鹿な勘違いも大概にしてほしいわねぇ」
楠一重:「どういうこと」
黒躑躅メメ:「近くにいるのは式で分かってる。手を出さないのはお互いやり合ってもメリットが無いと分かってるからよ」
楠一重:「……だったら尚の事ね」
楠一重:「奴はこっちで始末する」
楠一重:「その後で『景品』を受け渡すわ」
楠一重:「アンタは余計な手を出さず、ただ見ているだけ」
楠一重:「条件としては破格、違うかしら」
黒躑躅メメ:「……理屈としては通ってるかもねぇ」
黒躑躅メメ:「でも、信用できるのかしらぁ?」指を唇にあて、首を傾げる。
楠一重:「?」
楠一重:眉根を寄せる
黒躑躅メメ:「あんた達、随分とあの子供にお優しく仲良しごっこしてたみたいだけどぉ……」
黒躑躅メメ:「あれは全部、演技ってことかしらぁ?」
楠一重:(ち……見られてたか)
楠一重:「ええ、当然」
楠一重:「ガキ1人を都合よく信じ込ませるくらいは朝飯前よ」
楠一重:「ああいうのは、目に見える希望に縋りたがるものだから、簡単ね」
黒躑躅メメ:「それに……プフッ……」堪えきれないというように噴き出す。
黒躑躅メメ:「あなた……ククッ……」
楠一重:「……何よ」
黒躑躅メメ:「見てたわよぉ?」
黒躑躅メメ:「あのレイヴンとかいう女に、散々ボコボコのズタボロにされて」
黒躑躅メメ:「今にも死にそうなボロ雑巾にされてたわよねぇ?」
楠一重:「……」
黒躑躅メメ:「それで……そんな屈辱で……ククッ!」
黒躑躅メメ:「さっきは出逢っておきながら情けをかけられて……くふふ!」
黒躑躅メメ:「金……金まで渡して!」
黒躑躅メメ:「あはっ……あーっはっは!!」
黒躑躅メメ:ばんばんとベットを叩いて笑う。
楠一重:「……………………」
楠一重: ぴ きっ
黒躑躅メメ:「あたしだったら恥ずかしくて屈辱で舌噛んでとっくに死んじゃってるわぁ!」
黒躑躅メメ:「生きてて恥ずかしくないのぉ?ねえ!」
楠一重:「随分と、まあ」
楠一重:「覗き見ばっかり得意なのね」
黒躑躅メメ:「どうやって許してもらったの?服脱いで命乞いでもしたのかしら……」
黒躑躅メメ:「……はぁ?」
楠一重:「他人のお零れを狙うことだけ考えて」
楠一重:「ビクビク縮こまってるだけで偉そうな顔が出来るのは」
楠一重:「気楽そうでとっても羨ましいわ」
黒躑躅メメ:「…………」
楠一重:「まあ、それもそうよね!」
楠一重:「この間、こっちの部隊とぶつかって」
楠一重:「随分とまあ、惨めな無様を晒したそうじゃない」
黒躑躅メメ:ぴく、と目元が痙攣する。
楠一重:「対人恐怖症のカウンセリングはもう受けたのかしら?」
楠一重:「ホテルよりもクリニックに駆け込むべきじゃないの?ええ?」
黒躑躅メメ:「ああ、ごめんなさい。よく分からなかったわ」
黒躑躅メメ:「何か……わんわんって、鳴いてるみたいだったけど」
黒躑躅メメ:「犬の言葉はよく分からなくて。自分の立場も弁えない犬は獣医よりも保健所送りにすべきよね?」
黒躑躅メメ:「それも、とびきりの負け犬さんは」
楠一重:「こっちこそごめんなさいねえ」
楠一重:「陰気な虫けらには虫語で喋ってあげるべきだったかしら?」
楠一重:「こんな肌色の悪い毛穴の開いた虫さんは、標本にしても誰も欲しがらないでしょうけど」
黒躑躅メメ:「? 何かしら?」手を耳に当てて傾ける。
黒躑躅メメ:「よく分からないわねえ……死にかけのボロ雑巾の遠吠えは……ああ!」
黒躑躅メメ:「ごめんなさい。ひどいことを言ってしまって」
黒躑躅メメ:「気付かなかったわぁ。てっきり、声だと思ったけど」
黒躑躅メメ:「その穴」
黒躑躅メメ:君の片目、眼帯を見て。
黒躑躅メメ:「可哀想ねえ。誰にやられたの?」
黒躑躅メメ:「昔からそうだったのね?負け続けて、這いつくばって命乞いしてばかりの人生だったのねえ」
黒躑躅メメ:「ごめんなさい。声だと勘違いしてたわぁ」
黒躑躅メメ:「その穴からひゅうひゅう、風の音がうるさくって」
楠一重:「随分と」
楠一重:「がらがら嗄れ声でがなり立ててくれるけど」
楠一重:「喉じゃないわねそれ、内蔵?」
楠一重:「治りきってない傷まで抱えて出てくるなんて」
楠一重:「健気に頑張ってるみたいだけど、残念」
楠一重:「いくらべらべら喚き散らそうが、引きこもりの嗄声なんて誰も相手にしてくれないのよ」
楠一重:「壁に向かって悔しい悔しいって鳴いてれば?」
楠一重:「あと」
楠一重:「化粧ばっかり厚くってみっともないわ」
楠一重:「自意識過剰」
黒躑躅メメ:「…………」
黒躑躅メメ:にこり、と微笑みかける。
楠一重:「…………」
楠一重:ふふ、と笑いかける。
黒躑躅メメ:「上等だわ!!ぶっっっ殺してやるこのクソ女!!今すぐ呪い殺してやるから精々抵抗してみなさいよ!!」
楠一重:「あああん!!?こっちのセリフよボケ!!ハラワタ引きずり出して千編謝らせてやるわ!!!」
黒躑躅メメ:「あんたが謝りなさい!!今すぐアタマ床に擦りつけて百万回あたしに謝れ!!このダボ!!」
楠一重:「先にほざいたのはそっちでしょタコ!!謝れ!アンタが靴舐めしゃぶって謝れ!!」
夏目靖章:パ   ン   ッ  
夏目靖章:二人の間に立ち、大きく手を叩く
黒躑躅メメ:「ああ!?」
楠一重:「はあ!?」
夏目靖章:「そこまでだ。ふたりとも」
楠一重:ほぼ同時に睨む。取っ組み合いの寸前で止まる。
黒躑躅メメ:呪術の発動を寸前で止める。喰らいつかんばかりの殺気。
夏目靖章:その言葉に続いて、二人の手元に氷の花束が現れる。
夏目靖章:躑躅の花……アザレアの花束だ
黒躑躅メメ:「…………は?」怪訝そうな顔。
夏目靖章:同時に、決壊寸前だった精神とレネゲイドの反応が静まっていくのがわかるだろう
楠一重:「…………う?」
楠一重:「……」
黒躑躅メメ:「…………」
楠一重:ほんのり殺気が和らぐ。
夏目靖章:「アザレアの花言葉は知ってるかな?」
黒躑躅メメ:「……」振り上げた拳をがゆっくり下りていく。
夏目靖章:「慎みだ。その名が泣くぞ、黒躑躅メメ」
黒躑躅メメ:「…………」
黒躑躅メメ:舌打ちをして。
黒躑躅メメ:「余計なお世話よ」
楠一重:「余計なお世話」
夏目靖章:「一重くんも、ここに来た目的は何だったかな?」
楠一重:「……チッ!!」
楠一重:でっかく舌打ちして、離れる
黒躑躅メメ:「……今日のところは『こちらが』大人になって見逃してあげるわぁ」
黒躑躅メメ:「でも次に会ったら」
黒躑躅メメ:「容赦なく殺すわよ」
楠一重:「ほざいてなさい」
楠一重:「こっちのセリフよ」
夏目靖章:「それは有り難い。だが一つ訂正しておこう」
夏目靖章:「レイヴンに金を払ったのは俺だ。彼女は此方に来てから一度も、敵に媚びたことも屈したこともない」
楠一重:「……」
夏目靖章:「それとレイヴンも、最後に戦うという約束を守っただけさ。お情けで俺たちを見逃したわけじゃない」
黒躑躅メメ:「…………」
黒躑躅メメ:「……ふん」
黒躑躅メメ:ワインボトルを引っ掴み、乱暴にグラスに注ぐ。
夏目靖章:「相手を過度に貶める言動は、自分の格も落とすことになるぞ、黒躑躅メメ」
夏目靖章:「美人が台無しだ」笑いながら
黒躑躅メメ:「……いいからさっさと出ていきなさい」
黒躑躅メメ:「あたしの気が変わらない内にね」
黒躑躅メメ:ぐい、とグラスを傾ける。
夏目靖章:「だそうだ。帰ろうか一重くん」
楠一重:「……それでいいわ」
楠一重:「別に、あんな奴相手に」
楠一重:「訂正なんていらなかったのに」
楠一重:夏目さんを見上げながら。
夏目靖章:「そんな事ないさ。女性の名誉を傷つけたままにしちゃあ紳士の名折れだ」
夏目靖章:「それにしても……」
楠一重:「何よ」
夏目靖章:会話しながら、部屋の扉を閉めて
夏目靖章:「いやなに、一重くんは嘘が下手だなあ。とね」悪戯っぽく笑って
楠一重:「……っ!!」
楠一重:「うっさい!!」
楠一重:すぱーん!
楠一重:腿をキック。
夏目靖章:「あいたっ!なんだい急に!?」
楠一重:「……ふんっ!」
楠一重:「木虎と三日月に連絡するわよ」
楠一重:「あっちも」
楠一重:「……上手くやってるといいけど」

GM:---

GM:楠達からの連絡を受け、木虎と三日月は再び標的を確認する。
GM:遥か遠方、高層ビルの一室に、常人ならば意識すらできないであろう小さな人影。
三日月ユウキ:「楠達は役目を果たしたか。なら次は此方の番だな」
GM:FHエージェント、“ノヴォルーニエ”だ。廃ビルを一時的拠点として休息しているようだが、いつ移動し始めるか、こちらに気付くか分からない。
GM:狙撃は時間との勝負だ。通常であれば到底不可能な距離と位置取り。
GM:だが、君ならば——。
木虎ツグミ:「はい!狙撃が終わったら結果がどうでもすぐ合流、ですね!」
三日月ユウキ:建物の外から戻ってくる。先程から定期的に姿を消し、"ノヴォルーニエ"の姿を確認しに出ている。
ミアセラ:「……」緊張の面持ちで、木虎さんの手を握っている。
三日月ユウキ:「ああ。合流地点に変更はないな」
木虎ツグミ:「はい!東南に300m先の工場跡です!ここからなら建物の屋根を伝ってくのが最短なので」
木虎ツグミ:「ミアちゃんは私が運ぼうかと!それでも良いですか、ミアちゃん?」
ミアセラ:「う、うん……!」
ミアセラ:「お願い、ツグミ」
GM:“ノヴォルーニエ”は装備の点検を行っているようだ。君達に気付いている様子はない。
三日月ユウキ:「奴は“ヴォルチャ・スタヤ”セルの中でも最速のオーヴァード。結果を確認してから動き出したのでは間に合わない。狙撃を追えたらすぐにこの場を離脱する」
木虎ツグミ:「了解しました!じゃあミアちゃん、今のうちにスタンバイしましょう!」
ミアセラ:「うん!」
木虎ツグミ:ミアを抱え、すぐに走れるように体制を整える。後は。
木虎ツグミ:引鉄が引かれるのを待つだけだ。
木虎ツグミ:「こっちは準備OKです!」
ミアセラ:「……三日月、さん」
ミアセラ:おずおずと声を上げる。
三日月ユウキ:「俺の腕が不安か?」
ミアセラ:「いいえ……でも」
ミアセラ:「私も……当たるように、お祈りします」
ミアセラ:「だから……えっと……その……」
ミアセラ:「が……頑張ってください!」
三日月ユウキ:「全力を尽くすのは当然だ。お前も、ツグミに振り落とされないよう努力しろ。それと」
三日月ユウキ:「固唾を飲んで見守っているところ悪いが、目を開いていても無駄だ。俺の矢は誰の目にも映らない」
ミアセラ:「ええっ」少し残念そうに。
ミアセラ:「わ……わかりました!」こくこくと頷く。
三日月ユウキ:「“ハイドストーカー”起動。“シーンスライダー”装填」
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩服の効果を使用。隠密状態に。
三日月ユウキ:呟くと同時。体表が格子状に分割され、裏返るように周囲の光景と同化する。
三日月ユウキ:メジャーで必中の弓を使用して、"ノヴォルーニエ"さんに射撃攻撃を行います。
三日月ユウキ:隠密状態なので攻撃力が沢山上がって、イレーストレースの効果でダイス+2。判定行きます。
三日月ユウキ:6DX+32
DoubleCross : (6R10+32[10]) → 8[1,2,2,5,6,8]+32 → 40

三日月ユウキ:ぴったし40!
“ノヴォルーニエ”:ドッジ。
“ノヴォルーニエ”:13DX
DoubleCross : (13R10[10]) → 10[1,1,1,3,3,4,4,6,6,7,8,10,10]+4[1,4] → 14

GM:ダメージを!
三日月ユウキ:5d10+40
DoubleCross : (5D10+40) → 23[3,6,4,1,9]+40 → 63

三日月ユウキ:ガードと装甲は有効!
GM:い……痛すぎ!!
GM:だが……
GM:まだ生きている!
楠一重:ぎゃああああああ
木虎ツグミ:流石に無理か……!
夏目靖章:だが虫の息のはず!
三日月ユウキ:三日月の姿が消える。後に残るのは夜の暗闇とそこに浮かぶ星々の光。その光に紛れ
三日月ユウキ:———カカカカカカカッ!
三日月ユウキ:"ノヴォルーニエ"の体を、無数の流星の如き矢が貫く!
“ノヴォルーニエ”:「——」
“ノヴォルーニエ”:突如襲い来る無数の矢に全身を貫かれ、吐血する。
“ノヴォルーニエ”:だがその一瞬で——
三日月ユウキ:「走るぞ、木虎」矢を受けたノヴォルーニエを一瞥もせず、姿を現し駆け出す。
“ノヴォルーニエ”:君達には分かる。
“ノヴォルーニエ”:彼の獣の瞳が、ぎょろりと蠢き、寸分違わず狙撃地点の君達を捉えたことを。
“ノヴォルーニエ”:廃ビルの床が踏み抜いた衝撃だけで砕け散り、“ノヴォルーニエ”の姿がかき消える。
三日月ユウキ:「一息で殺せる軟な獣とは違う。やつもまた怪物だ。最速で駆け抜けなければ追いつかれる」
木虎ツグミ:「はい!」 答えると同時に駆け出した瞬間、その耳に音が届く。
木虎ツグミ:床が砕けるほどの踏み込み。それが散発的に響き、見る間に距離を詰められるのが分かる。
木虎ツグミ:「ミアちゃん、三日月さん、ごめんなさい!」
三日月ユウキ:「……おい木虎。お前何を……」
木虎ツグミ:抱きかかえていたミアを片手で支え直し、開けた片手に三日月を担ぐ。
木虎ツグミ:「全速力で走りますから!しっかり掴まってください!!」
ミアセラ:「へっ……わ、あぁあ!!」
三日月ユウキ:「なっ……!おい馬鹿、年下に担がれたら俺のイメージが……」
三日月ユウキ:文句を言いつつも、体は半ば反射的に木虎の体を掴んでいる。
木虎ツグミ:そのまま、勢いに任せて駆け出す!
GM:二人を抱えて疾走する木虎も、常人では到底あり得ない超高速で移動している。
GM:だがその背後から、さらに高速で、殺意が疾走してくる。喉笛に喰らい付かんと追い縋ってくる。
木虎ツグミ:「負け、ま、せん!」
三日月ユウキ:「くっ……!業腹だが、この速度。俺だけではとっくに追いつかれている。木虎の判断が正解か……」
GM:屋根伝いに飛び渡り、300メートル。オーヴァードの脚力ならば、ほんの一瞬で辿り着く距離だ。
GM:だが君達が廃工場に辿り着くのとほぼ同時、
GM:すぐ背後に“ノヴォルーニエ”が追い付き、急停止する。
“ノヴォルーニエ”:獣のそれと化した脚部。爪を地面に突き立て、がりがりとスリップしながら速度を殺す。
木虎ツグミ:「楠さん!夏目さん!」 屋根の破れ目から飛び降りて二人へ合流。同時に三日月さんを降ろす。
楠一重:ざざっ
楠一重:二人の目前に着地!
三日月ユウキ:ざうっ!地面を転がり、速度を殺しながら着地する。
夏目靖章:「三人とも、無事だったか!」無線で“ノヴォルーニエ”を仕留めきれなかったことは伝わっている
楠一重:「ここまでは予定通りね……問題は」
楠一重:「相手が、どれだけ余力を残してるか」
“ノヴォルーニエ”:全身から血を流しながら、その目の闘志はまるで衰えていない。
楠一重:「……やる気は十分みたいね」
楠一重:「来るわよ!!」
三日月ユウキ:「……確かに急所は貫いた。並のオーヴァードなら既に死んでいる」
三日月ユウキ:「それをこの速度で追い縋ってくるとは。奴もまたレイヴンに劣らぬ修羅ということ」
“ノヴォルーニエ”:脚部が異常発達した人狼とでも表現すべき姿。君達を見回し、
“ノヴォルーニエ”:「どいつだ」
“ノヴォルーニエ”:低く呟く。その視線が三日月に定まる。
“ノヴォルーニエ”:「お前か」
三日月ユウキ:「だとしたら?」
“ノヴォルーニエ”:「殺す」
“ノヴォルーニエ”:それだけ呟き、“ノヴォルーニエ”の姿がかき消える。
三日月ユウキ:「俺は最初からそのつもりだ」
三日月ユウキ:「音よりも早く動けるお前が、態々言葉にするとは。俺の矢で貫かれていながら随分な余裕だな」
三日月ユウキ:闘志を貫くかのように殺意のこもった目でノヴォルーニエを見返す。
GM:戦闘開始です。
エンゲージ


“ノヴォルーニエ”[26]

(10m)

木虎[3]、三日月[9]、楠[5]、夏目[0]


GM:セットアップから!
“ノヴォルーニエ”:≪高速分身≫分身2体生成
楠一重:んもー
楠一重:ふえるな!!
エンゲージ


“ノヴォルーニエ”[26]×3

(10m)

木虎[3]、三日月[9]、楠[5]、夏目[0]


“ノヴォルーニエ”:“ノヴォルーニエ”が超高速機動を開始する。それは残像となり、オーヴァードの眼からでもまるで彼が分身しているかのように見える。
木虎ツグミ:狩猟開始:ターゲットロックLv3+攻性変色Lv4+狩りの統率者Lv3
夏目靖章:セットアップなし!今はまだリザレクトしたほうが安い!オートでクリスタルシールド装備!
楠一重:なし!
木虎ツグミ:自身のエンゲージ内のPCにシーン中対象への攻撃力+37、暴走、侵蝕値+11
木虎ツグミ:対象は本体で!
楠一重:うける!
夏目靖章:いただきます!
木虎ツグミ:「ミアちゃん、ちょっとだけ離れててくださいね。すぐ終わらせますから!」
ミアセラ:「……うん……!」
木虎ツグミ:ミアをゆっくりと降ろし、ノヴォルーニエへと向き直る。
木虎ツグミ:「あなたのこと何も知りませんけど、でもミアちゃんを狙うなら私たちの敵です!だから」
木虎ツグミ:「あなたが最初の獲物です!」
木虎ツグミ:ツグミの宣言と同時、周囲に異音が響く。
木虎ツグミ:それは獣の咆哮か蛇の威嚇音のようであり、鳥の囀りや遠く唸る雷鳴にも似て、機械のエラー音や少女の笑い声にも近く。
木虎ツグミ:しかして、そのどれでもない。名付け難く定まらない、正体不明で不定の怪音波。
木虎ツグミ:唯一確かなのは、その音がツグミの敵意と集中を周囲へと伝播させること。
三日月ユウキ:効果受けます!木虎の能力を受け既に暴走状態になっている。
三日月ユウキ:「何方にせよ結果は変わらないがな。その口も自慢の足も直ぐに動かなくなる」
三日月ユウキ:妄想衝動。まるで未来を見てきたかのように、確信すらこもった口調でノヴォルーニエに告げる。
夏目靖章:足元に氷の薔薇が咲く。だがこの力ですら相手の速度に対応できるか怪しい。最悪自分自身を盾にできるよう身構える
GM:ではイニシアチブ!行動値26 ノヴォルーニエから
GM:本体 マイナー≪完全獣化≫+≪破壊の爪≫+≪ライトスピード≫
“ノヴォルーニエ”:メジャー ≪コンセントレイト:キュマイラ≫+≪獣の力≫+≪銘なき刃≫+≪音速攻撃≫+≪一閃≫+≪疾風迅雷≫
“ノヴォルーニエ”:対象三日月さん!
GM:23DX7 ドッジ不可
DoubleCross : (23R10[7]) → 10[1,1,1,2,2,4,4,5,5,6,6,6,6,7,7,7,8,8,8,9,9,9,9]+10[1,1,1,1,2,3,4,6,9,9]+6[4,6] → 26

三日月ユウキ:おうおう!
三日月ユウキ:避けらんねえ
三日月ユウキ:カバーはいらない……私のHPは飾り
“ノヴォルーニエ”:ダメージ!
“ノヴォルーニエ”:3D10+35
DoubleCross : (3D10+35) → 22[7,8,7]+35 → 57

三日月ユウキ:うおっ高いな!リザレクトします
夏目靖章:心苦しいが……夏目は間に合わなかった……
三日月ユウキ:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 4[4]+51 → 55

三日月ユウキ:うわーっ!∞回攻撃するより上がった!
“ノヴォルーニエ”:ライトスピードで2回目メジャー
“ノヴォルーニエ”:1D4
DoubleCross : (1D4) → 2

“ノヴォルーニエ”:対象また三日月さん!
“ノヴォルーニエ”:≪コンセントレイト:キュマイラ≫+≪獣の力≫+≪銘なき刃≫+≪音速攻撃≫+≪疾風迅雷≫
三日月ユウキ:来やがれってんだ!
“ノヴォルーニエ”:23DX7 ドッジ不可
DoubleCross : (23R10[7]) → 10[1,2,4,5,5,5,5,6,6,6,7,7,8,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,4,5,5,6,6,6,7,8,9,10,10,10]+10[3,3,6,8,9,9]+6[3,5,6] → 36

三日月ユウキ:暴走でリア不!カバーは必要ねえ……!
“ノヴォルーニエ”:4D10+35
DoubleCross : (4D10+35) → 22[3,4,9,6]+35 → 57

三日月ユウキ:リザレクトーッ
三日月ユウキ:1d10+55
DoubleCross : (1D10+55) → 10[10]+55 → 65

三日月ユウキ:ようやく温まってきた
“ノヴォルーニエ”:分身2も行動するぜ!
“ノヴォルーニエ”:マイナー≪完全獣化≫+≪破壊の爪≫
“ノヴォルーニエ”:メジャー≪コンセントレイト:キュマイラ≫+≪獣の力≫+≪銘なき刃≫+≪音速攻撃≫+≪一閃≫+≪疾風迅雷≫
“ノヴォルーニエ”:1D4
DoubleCross : (1D4) → 3

“ノヴォルーニエ”:対象楠さん!
楠一重:こいやーっ!
“ノヴォルーニエ”:23DX7 ドッジ不可
DoubleCross : (23R10[7]) → 10[1,1,1,2,3,3,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+10[2,2,4,10,10,10,10]+6[2,2,4,6] → 26

楠一重:リア不!
楠一重:ダメージカモン!
“ノヴォルーニエ”:3D10+35
DoubleCross : (3D10+35) → 18[7,10,1]+35 → 53

楠一重:死!リザッ!
楠一重:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 4[4]+61 → 65

“ノヴォルーニエ”:さらに分身3!
楠一重:オッケーオッケー
“ノヴォルーニエ”:マイナー≪完全獣化≫+≪破壊の爪≫
“ノヴォルーニエ”:メジャー≪コンセントレイト:キュマイラ≫+≪獣の力≫+≪銘なき刃≫+≪音速攻撃≫+≪一閃≫+≪疾風迅雷≫
“ノヴォルーニエ”:1D4
DoubleCross : (1D4) → 1

“ノヴォルーニエ”:対象木虎さん!
木虎ツグミ:カモン!
“ノヴォルーニエ”:23DX7 ドッジ不可
DoubleCross : (23R10[7]) → 10[1,1,1,1,2,2,2,2,2,3,4,4,4,4,4,4,6,7,7,8,10,10,10]+10[6,6,9,9,10,10]+10[1,2,9,10]+10[9,10]+10[7,9]+4[3,4] → 54

木虎ツグミ:ドッジ不能なので棒立ち!ダメージおねがいします!
“ノヴォルーニエ”:6D10+35
DoubleCross : (6D10+35) → 29[3,1,9,1,7,8]+35 → 64

夏目靖章:あ、すいませんカバーしたい!
GM:どうぞどうぞ!
夏目靖章:行動放棄カバー!《氷盾》《氷河の壁》
夏目靖章:ガード値+10 被ダメージ-10
夏目靖章:更にダメージ判定直後に《雲散霧消》
夏目靖章:被ダメージ-20
楠一重:かってえ~
夏目靖章:クリシー入れて-52!残りHP14de
夏目靖章:14で耐えます!
GM:硬すぎ!!頭おかしい
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+9(侵蝕率:59->68)した
エンゲージ


木虎[3]、三日月[9]、楠[5]、夏目[0]、“ノヴォルーニエ”[26]×3


“ノヴォルーニエ”:“ノヴォルーニエ”が、姿を捉えることすら叶わぬ絶速で君達に襲い掛かる。
“ノヴォルーニエ”:まるでただ突風が吹き抜けたかのように見えて、その不可視の爪が、牙が、確実に君達の全身を引き裂いていく。
楠一重:「きゃあっ!!」
楠一重:軽々と引き裂かれる
楠一重:「……くそっ……!目で追えなかった!」
楠一重:「最速って謳い文句は、ハッタリでも無いみたいね」
楠一重:口の端から血を垂らしつつ、立ち上がる
三日月ユウキ:「……チッ」
夏目靖章:「速い……!ユウキくん!」狙われた三日月さんをかばおうと手を伸ばす
三日月ユウキ:夏目が手を伸ばそうとした瞬間。その視界から三日月の姿が消える。
夏目靖章:「なっ……!?」
三日月ユウキ:「ぐっ……くっ……!」直後、ノヴォルーニエの暴風のような一撃で吹き飛ばされる。防御のための透明化ではなかった。
三日月ユウキ:攻撃を自ら受け、夏目の負担を減らすための隠密だ。
夏目靖章:「強情がすぎるぞ……!ユウキくん!」
三日月ユウキ:「……言ったはずだ。馴れ合いは好かん。俺を気遣う必要はない」受けた傷が空中に向かって溶けていく。リザレクト
三日月ユウキ:「俺を他の連中と同じ物差しで測るな。もう3度同じ攻撃を受けても俺は死なん」
夏目靖章:「そういう問題じゃないんだけどなあ……」
夏目靖章:「素直に格好つけさせてほしいんだけどね。例えばほら」
夏目靖章:離れた位置にいる木虎さんの足元には、氷の薔薇が突き刺さっている
木虎ツグミ:「え、わ!?」 襲い来る風を受けようと構えていた腕には傷一つなく。
夏目靖章:狼の爪牙による破壊は、その周囲にのみ一切届いていない
夏目靖章:「あんな感じでね」
木虎ツグミ:「夏目さん、ありがとうございます!」
三日月ユウキ:「次の機会に挑戦してみろ。もっとも……」「お前に次を与えるつもりはない」
楠一重:「ごちゃごちゃ言ってないで、切り返しが来る前に」
楠一重:「応対!行くわよ!!」
GM:“ノヴォルーニエ”の超高速起動は、そう長くは持続できないものらしい。
GM:彼の動きが僅かに鈍る。君達が反撃に転じようとしたその時——
GM:イニシアチブ18
三日月ユウキ:なんだと!
木虎ツグミ:!?
夏目靖章:やりおる…
楠一重:はえ!?
GM:君達と“ノヴォルーニエ”を分断するように、突如巨大な杭が飛来し、地面に突き刺さる。
三日月ユウキ:三日月が減速した"ノヴォルーニエ”を狙おうとした瞬間に、それは現れた
三日月ユウキ:「これは……新手か!」
GM:杭は変形し、アンカーのように地面に固定される。杭には無骨な鎖が繋がれ、その先から——
GM:巨大な鉄の塊が、地響きと共に飛来する。
夏目靖章:「まずいな……」
楠一重:「索敵確認はしたのに……!」
GM:それは漆黒の全身甲冑を纏った、異様な——敵。
“カリュプス”:「…………」
“カリュプス”:鎧の奥の眼光が、君達を睥睨する。
GM:シーン開始時、イベントチャート:『A:ランダムで他参加者が乱入』がチョイスされました。
エンゲージ


“カリュプス”[18]

(10m)

木虎[3]、三日月[9]、楠[5]、夏目[0]、“ノヴォルーニエ”[26]×3


“カリュプス”:片手に抱えた塊を、無造作に投げ捨てる。
“カリュプス”:それは先ほど君達が遠目に確認した魔術師——ルドミラ・メトコヴァーの、首だ。
楠一重:「!!」
楠一重:ぞっと、冷や汗が流れる。
夏目靖章:「……!」自分たちが回避した敵を容易く屠る強者。だがそれ以上に
夏目靖章:「女性の亡骸をあまり乱暴に扱うものじゃないぞ。ドン・キホーテ」その行為に怒りを向ける
“カリュプス”:「…………」黙して答えない。ただ立ち上がり、君達と“ノヴォルーニエ”双方を見据える。
“ノヴォルーニエ”:「何だ……お前……!」
三日月ユウキ:このタイミングで行動したい!
GM:行動!
GM:イニシアチブです?
三日月ユウキ:こいつが先か!
GM:そう!
楠一重:はええ!
GM:ここで軽く乱戦時の攻撃対象についてご説明します
GM:といっても別に複雑なことはなく
GM:乱戦時は攻撃対象を敵味方全員からチョイス機能で選択するのですが
GM:一度攻撃するとヘイトが溜まってチョイスされる確率が1上がります
GM:それだけ!
楠一重:凝ってるなあ
木虎ツグミ:なるほど了解!
楠一重:すげえ
楠一重:オーケー!
三日月ユウキ:完全理解!
夏目靖章:承知!
“カリュプス”:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,ノヴォルーニエ]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,ノヴォルーニエ]) → ノヴォルーニエ

GM:おい!!
夏目靖章:ラッキー!
GM:そっち行くな!!
三日月ユウキ:ばいばい
木虎ツグミ:やったぁ!
GM:“カリュプス”
(10m)
他全員

楠一重:よっしゃあああ!!!
楠一重:コロシアエー
三日月ユウキ:しねーっ
“カリュプス”:マイナー≪光芒の疾走≫+≪ポルターガイスト≫
エンゲージ


木虎[3]、三日月[9]、楠[5]、夏目[0]、“ノヴォルーニエ”[26]×3、“カリュプス”[18]


“カリュプス”:メジャー≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪光の舞踏≫+≪マスヴィジョン≫+≪巨人の斧≫+≪魔人の弩≫+≪バリアクラッカー≫
“カリュプス”:対象ノヴォルーニエ
“カリュプス”:7DX7+4
DoubleCross : (7R10+4[7]) → 10[1,3,4,5,5,7,8]+10[5,7]+10[8]+3[3]+4 → 37

“ノヴォルーニエ”:ドッジ!!
“ノヴォルーニエ”:21DX
DoubleCross : (21R10[10]) → 10[1,2,2,3,3,3,3,3,4,4,5,6,6,6,7,7,8,9,9,9,10]+3[3] → 13

“ノヴォルーニエ”:ぐあああああ!!
“カリュプス”:4D10+70 装甲ガード値無視
DoubleCross : (4D10+70) → 28[4,5,10,9]+70 → 98

“ノヴォルーニエ”:ぎゃああああ
“ノヴォルーニエ”:ギリッッッギリ生きてる!!
楠一重:おんどりゃあ!
三日月ユウキ:ノヴォさんもすごいな!
木虎ツグミ:マジで!?
夏目靖章:そんなにHPあったんだ!?
“カリュプス”:鎧を軋ませ、“ノヴォルーニエ”に向き直る。上体を僅かに前傾させ……
“ノヴォルーニエ”:「ッ!!」
“カリュプス”:閃光が迸る。瞬間的とはいえ、“ノヴォルーニエ”に迫る超高速機動。
“カリュプス”:電磁力による異常斥力、それを完璧に制御するレネゲイドコントロール。
“カリュプス”:人外の業により放たれた手刀が、“ノヴォルーニエ”の胸を深々と貫く。
“ノヴォルーニエ”:「ご……あっ」
“ノヴォルーニエ”:夥しい喀血。何とか跳ね飛んで強引に離れるが、既に虫の息だ。
楠一重:「……!」
楠一重:「三日月!!」
楠一重:千載一遇の好機、ここを逃すことは出来ない。
GM:ではイニシアチブ9!三日月さんどうぞ
三日月ユウキ:おうとも
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩を起動。メジャーでカリュプスを対象に射撃攻撃。
三日月ユウキ:6DX+32
DoubleCross : (6R10+32[10]) → 9[2,3,3,7,7,9]+32 → 41

“カリュプス”:ガード≪磁力結界≫
三日月ユウキ:やめて下さい
三日月ユウキ:ダメージ出すぞい!
三日月ユウキ:5d10+40
DoubleCross : (5D10+40) → 26[7,3,2,8,6]+40 → 66

三日月ユウキ:ガード装甲有効!
GM:66-18-4D10
DoubleCross : (66-18-4D10) → 66-18-21[9,7,2,3] → 27

三日月ユウキ:つえええ~!
“カリュプス”:≪電磁反応装甲≫
“カリュプス”:ダメージ-20
三日月ユウキ:くっそ~!
三日月ユウキ:硬すぎるこいつ!
夏目靖章:硬っった!!
楠一重:信じられんことをするな!
GM:ちょっとだけ効きました
木虎ツグミ:あれで7しか通らんの……?
三日月ユウキ:ばしゅっ!
三日月ユウキ:ノヴォルーニエの胸を貫いたカリュプスの腕。装甲の隙間を縫って、焼け焦げた矢が突き刺さっている。
“カリュプス”:「…………」
“カリュプス”:意に介した様子は無い。身を動かすと、鎧に挟まれ、べきっ、と矢がへし折れる。
三日月ユウキ:届いたのは一矢のみ。それ以外の矢は、空中で電熱によって焼き尽くされている。
三日月ユウキ:「なんとか一つは通したが……不味いな」
三日月ユウキ:「出力が違いすぎる。こいつを仕留めるのは……あの狼以上に骨が折れるぞ」
GM:では行動値5で楠さん!
楠一重:いきます!
楠一重:マイナーで破壊の爪+ハンティングスタイル+ブラッドコントロール!
楠一重:メジャーでコンセ+渇きの主+獣の力+獣王の力!
楠一重:あ、接敵してる!
楠一重:ハンティングスタイルは抜きで!行きます!
GM:あ、対象!
楠一重:カリュプスさんで!
GM:OK!
楠一重:8dx7+6
DoubleCross : (8R10+6[7]) → 10[2,3,5,5,5,6,6,8]+5[5]+6 → 21

楠一重:うっ
“カリュプス”:ガード≪磁力結界≫
楠一重:雫がバディム貰えると!
楠一重:あ、ガード型か…
三日月ユウキ:ガードされるなら変わらないぜ!
楠一重:このまま行きます!
夏目靖章:良かった
楠一重:3d10+61
DoubleCross : (3D10+61) → 10[3,2,5]+61 → 71

楠一重:装甲無視!
GM:マジかこいつ~
三日月ユウキ:楠さん!
木虎ツグミ:流石!
夏目靖章:やったれ!
三日月ユウキ:タゲロ攻性変色は
“カリュプス”:71-4D10
DoubleCross : (71-4D10) → 71-19[4,5,8,2] → 52

三日月ユウキ:ノヴォルーニエ対象にしたときだけや!
楠一重:しまった!!
夏目靖章:しもた~!
楠一重:すいません完全に勘違い
“カリュプス”:52-29
楠一重:狂騒の旋律と思い違いしてた
GM:23!
三日月ユウキ:算数ができるぜ~!
GM:≪電磁反応装甲≫をもう一枚切る!
GM:-20!
GM:ほぼ効かん!
楠一重:かってえええ
楠一重:「ィやああああッ!!」
楠一重:三日月とほぼ同時に攻撃を仕掛けるが……僅かに鎧が傷ついただけだ
楠一重:「どういう強度してるのよ……!」
楠一重:ぼろりと、血で形成された鎌刃が欠ける
“カリュプス”:電磁力による絶対防御。銃火飛び交う現代戦で、あえて時代錯誤な甲冑を選択しているのは、伊達でも酔狂でもない。
楠一重:「これだけの守りを常に固めてるのは」
楠一重:「負担になるはず……!」
三日月ユウキ:「と言っても、矢と刃の方か、骨より先に折られたのは」
三日月ユウキ:「だが心までは折られない。その鎧がどこまで耐えられるか試してみるとしよう」
楠一重:じゃッ
楠一重:指でなぞると、再び刃が鋭さを取り戻す
楠一重:「畳み掛けて、削るしか無いみたいね……上等だわ」
GM:ではイニシアチブ3で木虎さん!
木虎ツグミ:はい!マイナー放棄でメジャーでコンボ!
木虎ツグミ:轟雷爪牙:魔獣の本能Lv1+コンセントレイト:キュマイラLv2+降魔の雷Lv3
木虎ツグミ:肉体で判定、ドッジ判定D-2、攻撃力+12。狙いはノヴォルーニエ!
木虎ツグミ:11dx8+4
DoubleCross : (11R10+4[8]) → 10[2,3,5,5,6,6,7,7,8,10,10]+10[4,5,9]+5[5]+4 → 29

木虎ツグミ:バディムお願いします!
三日月ユウキ:バディムー!
三日月ユウキ:+3!
夏目靖章:雫もいるかい?
楠一重:ダメージが上がるぜ~~
木虎ツグミ:頂けると嬉しい!
夏目靖章:《夢の雫》達成値+8!
木虎ツグミ:やったー!最終達成値40!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:68->71)した
“ノヴォルーニエ”:ドッジ!
“ノヴォルーニエ”:19DX>=40
DoubleCross : (19R10[10]>=40) → 10[1,1,1,2,2,4,4,5,5,5,6,6,8,9,9,9,9,10,10]+9[1,9] → 19 → 失敗

“ノヴォルーニエ”:グワ~ッ
木虎ツグミ:5d10+41 ダメージ!
DoubleCross : (5D10+41) → 31[3,5,6,9,8]+41 → 72

“ノヴォルーニエ”:消し飛びました
“ノヴォルーニエ”:残りHP3!
三日月ユウキ:さよなら
木虎ツグミ:うっそ!?
木虎ツグミ:あ、いやそれだけ少なかったのか
GM:そうそう!
GM:死にました
“ノヴォルーニエ”:「グゥゥウッ……」
“ノヴォルーニエ”:夥しい流血。心臓と肺を破壊されながらも、再び起き上がろうとする。
木虎ツグミ:三日月と楠がカリュプスに挑む中、一人ノヴォルーニエを睨み続ける。
木虎ツグミ:その瞳は人から離れた獣のそれ。中でも。
木虎ツグミ:獲物を狩る、狩猟者としての眼差しだ。
“ノヴォルーニエ”:「『特異点』……!」
“ノヴォルーニエ”:物陰に隠れたミアセラに視線を向ける。
“ノヴォルーニエ”:「あれさえ……獲れば……!!」
ミアセラ:「ひっ……!!」
木虎ツグミ:「ダメです」
木虎ツグミ:毅然とした宣告と共に、ノヴォルーニエの前へと立ちはだかる。
“ノヴォルーニエ”:「……!」
木虎ツグミ:「あの子は、あなたのものじゃない」
“ノヴォルーニエ”:「ど……け……」
木虎ツグミ:「どきません」
“ノヴォルーニエ”:牙と爪を剥き出しに、吠える。
“ノヴォルーニエ”:「殺すぞ!!クソガキッ!!」
木虎ツグミ:その手に雷光を宿して、答える。
木虎ツグミ:「死にませんしどきません!あの子はあの子自身のものです!」
“ノヴォルーニエ”:「お前も所詮!あのガキの力目当てなんだろうが!!」
“ノヴォルーニエ”:「自分だけ善人ぶってんじゃあねえぞッ!!」
“ノヴォルーニエ”:「俺は家族の為に!仲間の為に!」
“ノヴォルーニエ”:「あのガキの力が必要なんだよ!!」
木虎ツグミ:「!」 その言葉に、一瞬だけ瞳が揺れる。——だけど。
木虎ツグミ:「家族のためでも、仲間のためでも。それで誰かを傷つけちゃダメです!」
“ノヴォルーニエ”:「綺麗ごとばっか!並べてんじゃあねェーぞッ!!」
“ノヴォルーニエ”:鉤爪を振りかざし、君に飛び掛かる。
木虎ツグミ:「誰かが笑うために誰かを泣かすなんて!ダメなんです!!」
木虎ツグミ:翳した掌から雷光が奔る。それは誤ることなくノヴォルーニエを貫く。
“ノヴォルーニエ”:「が——ッ」
“ノヴォルーニエ”:その雷撃が、僅かに残った“ノヴォルーニエ”の余力を、焼き尽くす。
“ノヴォルーニエ”:「ぐ……く……」かちかちと揺れる鉤爪が、君とミアセラに伸ばされ、
“ノヴォルーニエ”:そして、力なく崩れ落ちる。
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:「ツグ……ミ……」
木虎ツグミ:「……はい!どうしました、ミアちゃん!?」
木虎ツグミ:少しだけ悲しみを持った眼をノヴォルーニエに向けていたが、慌てて振り返る。
ミアセラ:「…………」少し、迷ったように口を開こうとして、
ミアセラ:「……」胸に手を当て、口を結ぶ。
ミアセラ:「……ううん」
ミアセラ:「……ツグミ……頑張って!」
ミアセラ:小さな声を、精一杯張り上げる。
三日月ユウキ:「戦いは終わっていない。気を抜くな、木虎」
木虎ツグミ:「、はい!」 ミアに精一杯笑いかけて、向き直る。
木虎ツグミ:その瞳は未だ、鋭く尖ったままだ。
GM:1ラウンド目を終了します。
GM:クリンナップなし!
GM:2R!
GM:セットアップから。
“カリュプス”:なし。
楠一重:なし!
夏目靖章:なし!
三日月ユウキ:なし!
木虎ツグミ:もう一回ターゲットロックLv3+攻性変色Lv4+狩りの統率者Lv3!
木虎ツグミ:今度は対象カリュプスで!
三日月ユウキ:ツグミちゃんのためにも頑張らねば
GM:全員効果受けるかな?
夏目靖章:受けます!
三日月ユウキ:無論!
楠一重:うけ!
GM:OK!
GM:ではイニシアチブ18!
GM:“カリュプス”の手番です
“カリュプス”:マイナーなし
“カリュプス”:メジャー≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪光の舞踏≫+≪マスヴィジョン≫+≪巨人の斧≫+≪魔人の弩≫+≪バリアクラッカー≫
“カリュプス”:対象は……
“カリュプス”:choice[1,2,2,3,3,4]
DoubleCross : (CHOICE[1,2,2,3,3,4]) → 4

“カリュプス”:夏目さん!
三日月ユウキ:俺達のがヘイト高いのに!
楠一重:おのれ!
夏目靖章:どんとこい!ドッジ!
“カリュプス”:9DX7+4
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[2,4,4,4,6,7,8,9,10]+10[3,6,9,10]+2[1,2]+4 → 26

夏目靖章:2dx>=26
DoubleCross : (2R10[10]>=26) → 3[1,3] → 3 → 失敗

“カリュプス”:ダメージ!
“カリュプス”:3D10+70 ガード装甲無視
DoubleCross : (3D10+70) → 22[10,2,10]+70 → 92

夏目靖章:殺意たっか!リザレクト!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+5(1D10->5)(侵蝕率:71->76)した
夏目靖章:HP5で復活します
“カリュプス”:“カリュプス”が一瞬で間合いを詰め、夏目に迫る。
“カリュプス”:磁力を利用した、人間ではあり得ない機動。
“カリュプス”:超高速のハイキックを、君の頭部に叩き込む!
夏目靖章:「……!?」氷の薔薇の領域による意味消失は
夏目靖章:RC防御には絶大だが、純粋な格闘攻撃には効果が薄い
夏目靖章:もちろん運動エネルギーそのものを減衰させることは可能だが、今回の相手はあまりに速すぎた。間に合わない。
夏目靖章:「がっ……!」
夏目靖章:頭部を蹴りぬかれ、地面をバウンドしながら吹っ飛ぶ
GM:ではイニシアチブ9、三日月さんの手番です。
三日月ユウキ:やることは一つ!
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩を使用。隠密状態に。メジャーアクションで"カリュプス"を射撃攻撃。使用武器は必中の弓です。
三日月ユウキ:6DX+32
DoubleCross : (6R10+32[10]) → 8[1,4,5,7,7,8]+32 → 40

“カリュプス”:ガード≪磁力結界≫。
三日月ユウキ:5d10+40+29
DoubleCross : (5D10+40+29) → 19[7,3,4,1,4]+40+29 → 88

“カリュプス”:うわぁあ
三日月ユウキ:ありがとうツグミちゃん
三日月ユウキ:88ダメージ、装甲ガード有効!
“カリュプス”:88-18-4D10
DoubleCross : (88-18-4D10) → 88-18-23[7,7,8,1] → 47

“カリュプス”:ぐおおお
“カリュプス”:≪電磁反応装甲≫を2枚切って-40!これで品切れ!
“カリュプス”:まだまだ立ってる!
三日月ユウキ:既に狙撃は終えている。燐光を放つ矢が、カリュプスの背に着弾から遅れて可視化する。
“カリュプス”:「……!」
“カリュプス”:電熱による防御。反応の遅れを出力で補う形だ。荒々しい電光が炸裂する。
“カリュプス”:だが、その代償は大きい。常に周囲に纏っていた斥力の障壁が、弱まる。
三日月ユウキ:「木虎の支援を受けた、この一撃でも倒れんか。だが」
三日月ユウキ:「この世に消えない光も、落ちない星もない。限界は近いと見た。楠!」
GM:イニシアチブ5、楠さんの手番です。
楠一重:マイナーで暴走解除!メジャーでコンセ+渇きの主+獣の力+獣王の力!
楠一重:7dx7+6
DoubleCross : (7R10+6[7]) → 10[1,3,3,4,6,7,9]+10[9,10]+10[9,10]+6[3,6]+6 → 42

楠一重:あ、対象は無論カリュプス!
“カリュプス”:ガード≪磁力結界≫。
楠一重:雫を貰えると
楠一重:美味しいはず!
夏目靖章:《夢の雫》達成値を40に!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:76->79)した
GM:ぐああダメージを!
楠一重:6d10+29+42
DoubleCross : (6D10+29+42) → 24[10,4,1,4,2,3]+29+42 → 95

楠一重:装甲無視!
楠一重:あ、違う固定値が間違い
楠一重:32だから、85!
“カリュプス”:85-4D10
DoubleCross : (85-4D10) → 85-23[3,9,2,9] → 62

“カリュプス”:半分くらい飛びました!
楠一重: た っ
楠一重:声をかけられた時には、既にその肩に組み付いている
“カリュプス”:「!」
楠一重:「死  ね  !!」
楠一重:ざぶ しゅ!!
楠一重:深々と、鎧の間隙にショーテルめいて変形させた刃を突きこむ!
“カリュプス”:鎧の隙間から鮮血が噴き出す!
楠一重:ぎりぎりと、内部の肉を抉る!
“カリュプス”:「——」
楠一重:「……足が……ようやく止まったわね……!」
楠一重:「木虎!早く!!」
“カリュプス”:鎧を赤く染めながらも、楠さんを払い除けんと裏拳を叩きこむ。
楠一重:「……ッ!!」
楠一重:べきっ!
楠一重:肩の付け根から腕が圧し砕けて曲がりながらも
楠一重:赤い刃を突き立てたまま、敵に垂れ下がっている
GM:イニシアチブ3、木虎さんの手番です。
木虎ツグミ:マイナー放棄のメジャーでさっきのコンボ!対象カリュプス!
木虎ツグミ:轟雷爪牙:魔獣の本能Lv1+コンセントレイト:キュマイラLv2+降魔の雷Lv3
木虎ツグミ:12dx8+4
DoubleCross : (12R10+4[8]) → 10[2,4,4,5,5,6,7,7,7,7,7,10]+10[8]+2[2]+4 → 26

GM:ガード≪磁力結界≫!
木虎ツグミ:41+3d10
DoubleCross : (41+3D10) → 41+10[2,7,1] → 51

“カリュプス”:51-18-4D10
DoubleCross : (51-18-4D10) → 51-18-23[8,4,5,6] → 10

“カリュプス”:まだまだ立っている!
木虎ツグミ:動きの止まったカリュプスへと駆け寄りながら、しかし一瞬迷う。
木虎ツグミ:ツグミの攻撃手段は雷だ。当然、金属鎧を着込んだカリュプスに放てば抑えている楠にも浅くないダメージが行くだろう。
三日月ユウキ:「躊躇うな、木虎!撃て!信じろ、仲間の力を!」
木虎ツグミ:「!」
木虎ツグミ:「は、い!」 駆け寄った勢いのままカリュプスの鎧に手をつき——
木虎ツグミ:スパークが奔る。放たれた電光が鎧の上を駆け巡り、中にいるはずのカリュプスをも焼き焦がす。
楠一重:「……」
“カリュプス”:「……!!」表情は見えない。だが雷撃を受け、全身が硬直する。
楠一重:攻撃が通った事を確かめ、ずるりと鎧から滑り落ちるが
楠一重:その焼傷は少ない
夏目靖章:「まったく……」ずり落ちる身体を受け止める
夏目靖章:「君はいつもこんな無茶な戦い方をしているのかい?」
楠一重:「……アテにしてなきゃ……出来ないわよ」
楠一重:「ここまではね……」
夏目靖章:「それは光栄だな」いつの間にか楠さんの胸元に刺されていた氷の薔薇が崩れ落ちる。
GM:ではイニシアチブ0!夏目さんの手番です
三日月ユウキ:夏目パンチ!
夏目靖章:三日月さんに《戦乙女の導き》メジャーアクションのダイス+2、攻撃力+5!
三日月ユウキ:もらいます!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:79->82)した
夏目靖章:そしてここからは起源種パワーでエフェクトLV+1だ!
三日月ユウキ:夢の雫のレベルも上がる!
GM:げぇっ
夏目靖章:「こいつの硬さじゃあ、俺は役に立ちそうにないな」楠さんを抱えて距離を取りながら
夏目靖章:「ユウキくん」指を鳴らすと、三日月さんの手元に一輪の薔薇が現れる
三日月ユウキ:「……チッ。戦場でも一々気障な男だ」
夏目靖章:「持っているといい。その辺のお守りよりは役に立つと思うよ」
夏目靖章:情報エネルギーの操作は、なにも防御だけではない
夏目靖章:特異点の力には遠く及ばないが、逆流させれば僅かに『運命力』を強化することもできる
三日月ユウキ:「突き返してやる。戦いが終わり、元の世界に戻ったらな」
夏目靖章:「構わないさ。君に花を送ったという事実が大事なんだ」冗談めかしてウインク
三日月ユウキ:「早くこの戦いを終わらせてやる」
GM:ではクリンナップ!なし!
三日月ユウキ:こっちもないぞ!
GM:3R目、セットアップから!
楠一重:なし!
夏目靖章:なし!
“カリュプス”:なし。
三日月ユウキ:ないよ~
木虎ツグミ:こちらもなし!
GM:ではイニシアチブ18、カリュプスから。
“カリュプス”:マイナーなし
“カリュプス”:メジャー≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪光の舞踏≫+≪マスヴィジョン≫+≪巨人の斧≫+≪魔人の弩≫+≪バリアクラッカー≫
三日月ユウキ:私を殴れ私を
“カリュプス”:choice[1,1,2,2,2,3,3,3,4]
DoubleCross : (CHOICE[1,1,2,2,2,3,3,3,4]) → 4

“カリュプス”:対象また夏目さん
楠一重:仕事人・夏目
三日月ユウキ:執拗に男ばかり殴る
夏目靖章:こいこい!ドッジ!
“カリュプス”:9DX7+4
DoubleCross : (9R10+4[7]) → 10[1,2,2,3,4,6,6,6,8]+5[5]+4 → 19

夏目靖章:おや~?これはワンチャンあるんでは?
夏目靖章:2dx>=19
DoubleCross : (2R10[10]>=19) → 7[7,7] → 7 → 失敗

夏目靖章:だめでした……ダメージください
“カリュプス”:2D10+70
DoubleCross : (2D10+70) → 3[1,2]+70 → 73

“カリュプス”:出目わるっ
夏目靖章:リザレクト!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+10(1D10->10)(侵蝕率:82->92)した
夏目靖章:ぐえーHP10で復活!
楠一重:マジか!
“カリュプス”:感電し、身を深く抉られながらも、黒鎧は止まらない。
“カリュプス”:紫電を纏い、刃そのものと化した手刀を振り上げ、
“カリュプス”:夏目さんに向けて振り下ろす!
夏目靖章:「ぐ……!」防御しようとした腕を弾かれ、手刀が肩口ま抉りこまれる
楠一重:「夏目っ!!」
楠一重:支えられながら、血を頬に浴びる
夏目靖章:「さっきから律儀に俺を狙ってくれて助かるよ……」
夏目靖章:「だが、悪手だぞ……"お嬢さん"」三日月さんに目配せする
GM:イニシアチブ9、三日月さんの手番です。
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩の効果を使用。隠密状態に。メジャーアクションで射撃攻撃。カリュプスを狙います。
三日月ユウキ:9DX+32
DoubleCross : (9R10+32[10]) → 8[1,3,4,4,4,5,5,7,8]+32 → 40

楠一重:雫チャンス!!
“カリュプス”:ガード≪磁力結界≫
三日月ユウキ:ノー
楠一重:なにっ
三日月ユウキ:隠密に雫は効かん!
楠一重:そうだったぜ…
夏目靖章:しまった!
三日月ユウキ:5d10+45
DoubleCross : (5D10+45) → 20[4,9,2,4,1]+45 → 65

三日月ユウキ:違う違う
三日月ユウキ:+29で
三日月ユウキ:94ダメ!
GM:うっそ!?
三日月ユウキ:これが……絆の力だ!
“カリュプス”:94-18-4D10
DoubleCross : (94-18-4D10) → 94-18-24[3,6,6,9] → 52

“カリュプス”:危ない危ない
“カリュプス”:ギリッギリ生きてる!
三日月ユウキ:くっそ~!
楠一重:危ない危ないではね~~!!
木虎ツグミ:生きるな!死ね!
楠一重:凄いガード出目だね♡かわいいね♡
夏目靖章:頼むから死んでくれ……
三日月ユウキ:以前の傷をさらに深く抉るように、全く同じ場所に三度。不可視の矢がカリュプスを捉える。
“カリュプス”:「……!」既に機動性は失われている。防御もままならない。
“カリュプス”:装甲の隙間を縫って、不可視の矢が内部の肉体を貫く。
“カリュプス”:「……!」ほんの一瞬、ぐらり、と鎧が揺らめく。
“カリュプス”:だが、踏みとどまる。兜の向こうの眼光は、まだ君達を見据えている。
三日月ユウキ:「……幸運の星は、どうやら向こうに味方しているらしい」
三日月ユウキ:傾く体を見ても、息は吐かない。まだ仕留めきれていない。今までの経験がそう告げている。
三日月ユウキ:「今の一撃で生きのこった。それ以上の奇跡を求めるとは。見上げた強欲だな、お前も」
GM:ではイニシアチブ5、楠さんの手番です。
楠一重:マイナーなし!メジャーでコンセ+渇きの主!
楠一重:対象はカリュプス!
楠一重:7dx7+6
DoubleCross : (7R10+6[7]) → 10[2,2,3,5,6,8,8]+10[8,10]+10[8,10]+10[8,9]+10[6,9]+10[10]+3[3]+6 → 69

楠一重:っしゃーー!
楠一重:バディムと雫が欲しい!
“カリュプス”:げぇええ
夏目靖章:《夢の雫》達成値+10!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:92->95)した
“カリュプス”:ガード≪磁力結界≫
三日月ユウキ:バディ!
三日月ユウキ:達成値+3!
楠一重:みんなの力で、達成値82!
楠一重:喰らえ—っ!!
楠一重:9d10+13+29
DoubleCross : (9D10+13+29) → 45[9,2,9,9,4,4,5,1,2]+13+29 → 87

楠一重:やっと期待値通り……装甲無視
“カリュプス”:87-4D10
DoubleCross : (87-4D10) → 87-18[1,3,9,5] → 69

“カリュプス”:耐えられるわけない!残りHPは9でした。
“カリュプス”:“カリュプス”撃破です。
GM:戦闘終了。
楠一重: が きん
楠一重:精密な狙撃を打ち込まれ続け、ようやく走った鎧の微かな亀裂
楠一重:カリュプスが顔を上げた時には既に、刃は罅へと食い込んでいる
“カリュプス”:「……!!」
楠一重:「運に見放されてるっていうなら……こっちが勝つ」
楠一重:「そんなの」
“カリュプス”:ぎ、ぎ、と鎧を軋ませながら、最後の力を振り絞り抵抗する。
楠一重:「いつも通りだって、いうのよ……!」
楠一重:びき びきびき
楠一重:腕を掴まれ、怪力に砕かれながらも
楠一重:刃を無理矢理に押し当てる力を止めない
楠一重:敵の滲む血を吸い、凍らせ
楠一重:紅い氷の大鎌となる。
楠一重:「うう……ああああああああっ!!」
楠一重: ざ ぎん !!
楠一重:ギロチンの如く、鎧ごと敵を切り抉る。
“カリュプス”:「——」
“カリュプス”:遂に脱力し、金属音と共に鎧が崩れ落ちる。
“カリュプス”:横たわり、ぴくりとも動かない。周囲に血だまりが広がっていく。
楠一重:「……はっ……はぁ」
楠一重:「ほら……ね……」
楠一重:どさり、こちらも倒れる
夏目靖章:「……よくやった。一重くん」倒れた楠さんにジャケットをかける
夏目靖章:「さて……」倒れ伏した"カリュプス"へ近づき
夏目靖章:「…………」その兜に手を掛ける
“カリュプス”:「…………」
夏目靖章:"ドン・キホーテ"とは言ったが、戦闘中攻撃を受けた時の違和感が正しければ……
“カリュプス”:兜の下から、白の長髪がばさり、と溢れる。
三日月ユウキ:「こいつ……」
夏目靖章:「やはり……」
木虎ツグミ:「女の人、だったんですね」
三日月ユウキ:「……ノヴォルーニエはどうなっている?」
“ノヴォルーニエ”:電撃で意識を失い、倒れ伏している。傷は深いが、生きてはいるらしい。オーヴァードの再生力のなせるものか。
夏目靖章:「……本来ならば、相手がジャームでない限り、敵であっても可能な限り保護するのが慣例だ」
三日月ユウキ:「だが今回はそれだけの設備も余裕もない。生かしておけば後々また襲いかかられるかもしれん」
三日月ユウキ:「ここで殺しておくか」
木虎ツグミ:「え……」
三日月ユウキ:「同情の必要もあるまい。こいつは家族のためにと言っていたが」
三日月ユウキ:「木虎。お前の言っていた通り。それは悪徳を為していい理由にはならない」
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:木虎さんに目を向ける。
木虎ツグミ:「あの、で、でも!」
木虎ツグミ:「悪いことをするのは、それは勿論ダメなことですけど!」
木虎ツグミ:「でも、仲間や家族のために何かしたいって言うのは悪いことでもダメなことでも無いですし」
木虎ツグミ:「当然だって思いますし、だから」
木虎ツグミ:「襲われるかもしれないから殺しておこうとか、そういうのは」
木虎ツグミ:「違うんじゃないかって思います!」
木虎ツグミ:必死に、言葉を紡ぐ。この人は確かにミアちゃんを襲うとしていて、自分たちを傷つけた。
三日月ユウキ:「……此奴にとっては人を傷つけるのも当然だ。一度血に染まった手は二度と元には戻らない。それでもか?」
木虎ツグミ:「血に染まってたって手は手です!それで何をするかは変えられます!」
木虎ツグミ:「だから、ここでこの人が死ななきゃいけないなんてこと、ないって」
木虎ツグミ:それでも、それが殺されるほどの罪なのか。死ななければいけないほどの悪なのか。
木虎ツグミ:ツグミには分からない。だから。
木虎ツグミ:「私は、そう思います」
ミアセラ:「…………!」
ミアセラ:その言葉に、静かに目を見開く。
三日月ユウキ:「……チッ。つくづく甘い女だな、お前は」
夏目靖章:「ふふ、ここまで言われて殺してしまっては、かえって野暮というものだね。ユウキくん」
三日月ユウキ:「言ったはずだ。馴れ合いは好かん。だが……ここで此奴を殺したら、連携に支障が出かねないというのはわかった」
夏目靖章:「確かに彼らが回復すればまた戦うことになるかも知れない。だが……」
夏目靖章:「今回は三日間という制限付きだ。いくらオーヴァードでも、そう短期間で起き上がれない傷を君たちが与えたことは、俺が保証するよ」
夏目靖章:「だから、特別助けも殺しもしない。ということで手を打たないかい?」
三日月ユウキ:「……遺産管理局の人間は優秀だ。今はその判断を信じよう。二人の武装を解除し、拘束する。勘違いするなよ、木虎」
三日月ユウキ:「俺はお前の言葉に絆されたわけじゃない。チームワークを保つようにという、朝霧の命令に従うだけだ」
木虎ツグミ:「はい!ありがとうございます!」
ミアセラ:「……っ……ツグミ」ミアセラが、物陰からおずおずと歩み出てくる。
木虎ツグミ:「? どうしました、ミアちゃん?」
ミアセラ:「……あのね……、……あのね、ツグミ」
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:しばらく迷っている様子だったが、やがて、意を決した顔で、
ミアセラ:「私……私ね」
ミアセラ:「みんなに、言わなきゃいけないことが——」
GM:瞬間、
GM: ず ぎゅる
GM:木虎さんの胸から、無数の矢が生えてくる。
木虎ツグミ:「え」
GM:内部から突然現れたとしか表現のしようがない矢が、身体を貫いている。
GM:続けざまに、三日月と夏目にも。腹や脚、体内から突如として大量の矢が現れ、身体を貫かれる。
ミアセラ:「……!? ……ツグミっ!!」
木虎ツグミ:「っぐ、ぁ」 遅れてやって来たような痛みに膝を折り、蹲る。でも。
木虎ツグミ:「ミア、ちゃ」 必死に手をついて体勢を保つ。これが攻撃だとすれば、狙いは。
三日月ユウキ:「この能力……まさか……!?がっ……!」目を見開きながら、ごぼりと血をはき、胸を抑えながらよろめく
夏目靖章:「がっ……!?これは……一体!?」膝をつきながら、薔薇の領域を展開しようとする。
GM:すぐさま駆け寄ろうとするミアセラ。その傍らの空間が、ゆらめく。
ミアセラ:「ひっ……!?わ、わぁああ!?」
夏目靖章:「しまった!狙いはそっちか!!」
GM:ミアセラの身体が宙に浮き上がる。否、そうではない。不可視の、透明な何者かが、彼女の身体を抱え上げている。
三日月ユウキ:「……"ブラインド……ネス"……!来ていたのか……貴様も……」息に血を絡ませながら、その名を口にする。
ミアセラ:「——ツグミ……!!」
ミアセラ:必死に伸ばしたその腕は、
ミアセラ:「——」
ミアセラ:無情に空を切る。
木虎ツグミ:「ミア、ちゃん!」 咄嗟に足の力だけを使って飛びつこうとして。
GM:その身体を、横合いから衝撃が襲う。
GM:ステルス化しての蹴撃。木虎さんを吹き飛ばす。
木虎ツグミ:「っ」 防御など出来るはずもなく、地面を転がる。
ミアセラ:「ツグミっ!!」
GM:悲鳴だけを残して、ミアセラの身体が宙に舞う。不可視の敵に抱えられ、見る間に遠ざかっていく。
木虎ツグミ:「……」 声を出せないまま、口だけがミアの名を象って。 
木虎ツグミ:糸が切れたように意識が途絶える。

GM:---

GM:シーン終了。
GM:まず戦利品の獲得から。

【戦利品の獲得】
戦闘に勝利することで、敵の所持品を利用できる。敵1体につき1回、
・そのシーンの調達達成値に+5
・ランダムでアイテムを獲得
・侵蝕1D6回復
からひとつ選択して効果を得る。

GM:今回は2体倒したので2回選択できます。
GM:というわけで選んでね
木虎ツグミ:ひとまず侵蝕回復は最低1個は欲しいですね
楠一重:無論W侵蝕ダウン!
三日月ユウキ:どうしても欲しいアイテムとか無いなら侵蝕ダウン2回でいい気がするけど
三日月ユウキ:ランダムアイテムもちょっと気になるよな……
楠一重:98-2d6
DoubleCross : (98-2D6) → 98-4[3,1] → 94

夏目靖章:ガチャもちょっと気になるんですよね~
GM:あ、この場合侵蝕回復は
木虎ツグミ:正直アイテムは気になる
三日月ユウキ:いや必要なアイテムとか無いんだけど!
GM:1回につき1人だけなので注意!
三日月ユウキ:早まるな楠!
楠一重:えーっとつまり
木虎ツグミ:あ、そうなのか
三日月ユウキ:僕は要らないです
夏目靖章:なんと
楠一重:全員に2d6は無理?
GM:無理~
楠一重:ヌヌゥーッ
GM:ふたりが1D6かひとりが2D6になります
夏目靖章:一重くん回復しときなさい
楠一重:すいません…!把握が至らず
楠一重:夏目さん!
GM:全員下げられるとあまりにおいしすぎるから……
夏目靖章:夏目はレディたちとの幸せなメモリーがあるからまだ大丈夫
木虎ツグミ:ツグミもこの後一発しか攻撃撃てないので優先度低いかと
木虎ツグミ:楠さんが下げておくべきですよ
夏目靖章:あとはガチャ試すか2d6にするかだけど……
三日月ユウキ:楠さんでいいよ!
楠一重:ううではありがたくいただきます
楠一重:ガチャはなあ~
楠一重:気になるよね…!
木虎ツグミ:特別いるものがあるかと言われるとそうでもないんですけど
木虎ツグミ:秘密兵器クラスもあるって言われたら気になってしまう
楠一重:カリュプスさんとか、絶対凄いアイテム持ってそう
GM:では戦利品はそのまま侵蝕ダウンで!
GM:ロイス購入どうぞ!
三日月ユウキ:夏目さんも応急手当がほしいだろう
夏目靖章:欲しい~~!
三日月ユウキ:購入します。マイナーで隠密。
三日月ユウキ:4DX+4
DoubleCross : (4R10+4[10]) → 8[3,5,7,8]+4 → 12

木虎ツグミ:こっちも応急手当キットチャレンジ
楠一重:購入!応急手当2つ目!
三日月ユウキ:これで応急手当は二つ目!
木虎ツグミ:3dx+3=>8
DoubleCross : (3R10+3[10]>=8) → 6[1,2,6]+3 → 9 → 成功

夏目靖章:ありがとう!
木虎ツグミ:無事成功!
楠一重:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 10[1,9,10]+8[8] → 18

楠一重:なぜそこで
楠一重:成功!
楠一重:こっちは所持二つ!
三日月ユウキ:所持二つ!
夏目靖章:今後のためにきぐるみ買います
夏目靖章:4dx+4>=14
DoubleCross : (4R10+4[10]>=14) → 7[6,6,7,7]+4 → 11 → 失敗

夏目靖章:財産点3使って購入!
三日月ユウキ:まずは夏目さんを回復してもらって、その後楠さん木虎ちゃんかな
楠一重:それでいいかと!
夏目靖章:では有り難く回復させてもらいます!
三日月ユウキ:合計で五個あるはず!どんどん使って回復してくれ!
楠一重:ゴーゴー!
夏目靖章:10+2d10
DoubleCross : (10+2D10) → 10+4[1,3] → 14

夏目靖章:まじか
木虎ツグミ:大丈夫!まだまだあるぞ!
楠一重:いけいけ!
夏目靖章:もう一本もらっていいですか……?
夏目靖章:14+2d10
DoubleCross : (14+2D10) → 14+12[4,8] → 26

夏目靖章:ぴったり回復!
木虎ツグミ:じゃあ次は楠さん!
楠一重:ありがたく…!
楠一重:1つめ
楠一重:16+2d10
DoubleCross : (16+2D10) → 16+4[3,1] → 20

楠一重:このやろう!
楠一重:2つ目!
楠一重:20+2d10
DoubleCross : (20+2D10) → 20+6[2,4] → 26

楠一重:ぐえー
楠一重:3つめ!
楠一重:26-2d10
DoubleCross : (26-2D10) → 26-7[6,1] → 19

楠一重:-じゃない!
楠一重:31まで上がって全快です!みんなありがとう!
楠一重:以上!
GM:では組み合わせ抽選、今回は一回のみです。
GM:choice[ヴィントシュトレ,黒躑躅メメ]
DoubleCross : (CHOICE[ヴィントシュトレ,黒躑躅メメ]) → ヴィントシュトレ


GM:ヴィントシュトレ VS ???

GM:choice[B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B]
DoubleCross : (CHOICE[B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B,B]) → B


GM:勝者は???
GM:以上です。

【Middle04/“シーンスライダー” VS “ブラインドネス”】

GM:次のシーンです。イベントチャートは残ったもので確定。
三日月ユウキ:うおおおお!
GM:シークレットダイス
GM:OK
GM:では登場どうぞ!
楠一重:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 4[4]+94 → 98

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+8(1D10->8)(侵蝕率:95->103)した
楠一重:ホッ…
木虎ツグミ:1d10+88
DoubleCross : (1D10+88) → 6[6]+88 → 94

三日月ユウキ:1d10+65
DoubleCross : (1D10+65) → 3[3]+65 → 68


GM:---

GM:ミアセラを奪取され、迎撃からこちらが攻める側に回りましたが、行う判定は変わりません。
GM:ただしイベントチャートD:現在位置にジャームが放たれる により
GM:このシーン中、拠点の確保は難易度9、物資の探索は難易度12に上昇します
GM:では張り切って判定どうぞ!
楠一重:ぐええ
夏目靖章:てごわい…
楠一重:いつものフォーメーションで行きましょうか
木虎ツグミ:それでいきましょう
夏目靖章:ではポケモン図鑑から
楠一重:夏目サーチ!そして楠図鑑!
夏目靖章:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[1,2,3,8]+1 → 9

三日月ユウキ:マカセテ
三日月ユウキ:ナツメザン!
夏目靖章:コネ使って振り直し!
夏目靖章:4dx+1
DoubleCross : (4R10+1[10]) → 8[6,6,8,8]+1 → 9

楠一重:ぐぬぬ
夏目靖章:かわらん……財産点使って10に
楠一重:バディムからのお金使って
三日月ユウキ:ここはバディムー乗せて
楠一重:20くらいまで上げましょうか
三日月ユウキ:行っちゃおうぜ!
夏目靖章:あ、そこまでやっちゃいます?
三日月ユウキ:ミアセラちゃんを取られたんだぞ!
三日月ユウキ:冷静でいられるか!
楠一重:というか
楠一重:これ以上の戦闘は是が非でも避けたい…
楠一重:(せつじつ)
GM:現在はミアセラを奪われている状態なので
GM:少なくともブラインドネスは倒す必要があります。
三日月ユウキ:絶対許さん
夏目靖章:じゃあ全財産突っ込む!8使って17に!
三日月ユウキ:バディム!達成値+3!
GM:では達成値20でOK?
楠一重:ううっ
楠一重:怖いこと言ってくるなあ
GM:一応確認しないと……
楠一重:夏目さんにおまかせします…!信じる他はない!
三日月ユウキ:でも隠密野郎だぜ!
三日月ユウキ:やっちゃえやっちゃえ!
三日月ユウキ:どうせ殺すんだぞ!
夏目靖章:うーん……雫使っいいです?
三日月ユウキ:見つけてびっくりさせよう
木虎ツグミ:雫は……この後の楠さんの判定が出目次第になりますが
木虎ツグミ:楠さんなら行けると信じるならぶっこんでしまってもいいかと
三日月ユウキ:15まで行く必要はないしね
楠一重:イエス!
三日月ユウキ:どうせ戦闘や!
夏目靖章:楠……君を信じるぞ!《夢の雫》で達成値30!
楠一重:やーってやーるやーってやーる
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:103->106)した
GM:チッ……勘のいい奴らだ……
三日月ユウキ:100超えだからレベル上がって更に+2じゃないかい!
楠一重:32・・
GM:では達成値32。見つかったのはこちらになります
夏目靖章:ほんまや
GM
・“ブラインドネス”
・神鳥谷つばめ

楠一重:!!???
GM:以上になります。
三日月ユウキ:つばめたん!?
楠一重:ぞ
木虎ツグミ:つばめさん!?死んだはずじゃ!!?
三日月ユウキ:お前……死んだはず!
楠一重:ゾンビイやないけ!!
夏目靖章:死んだはずでは……!?
三日月ユウキ:あわわわわ
楠一重:何をしとるんじゃーーい!!
夏目靖章:こわいよ~
三日月ユウキ:楠さん頼む!この謎を解いてくれ~!
楠一重:うおおお名探偵楠!
楠一重:調査判定!!
楠一重:コネ使用情報UGN!
楠一重:5dx+3
DoubleCross : (5R10+3[10]) → 7[4,5,6,6,7]+3 → 10

楠一重:まるでだめ
三日月ユウキ:最低限は……
三日月ユウキ:ね
楠一重:うう…
夏目靖章:十分頑張ったよ
木虎ツグミ:めっちゃ頑張りましたよ楠さん
楠一重:どうします
GM:では判定難易度以外開示。
楠一重:人海戦術続けます…?
GM:何かある……?
三日月ユウキ:うーん
楠一重:あ、いえ
三日月ユウキ:これ一つの判定に二人とか行けるんでしたっけ
楠一重:先に開示情報見てからでいいか
GM:いけますね!
三日月ユウキ:私は4DX+5あるんで
楠一重:確かいけたはず…?
三日月ユウキ:クリティカルが一個出ればですね
GM:ではまず開示

“ブラインドネス”
エンジェルハィロゥ
情報
裏社会で広くその名を知られる暗殺者。無音にして不可視、その鮮やかな手口はそれが暗殺であることすら気取らせない。『高名な暗殺者』という矛盾について、彼は『どれだけ名を知られたところで、誰が俺を捕らえられる?』と宣い、名刺とホームページまで持っている。
大会への参加目的は、金銭。
主力エフェクト
≪陽炎の衣≫
≪デスストーカー≫
≪神の眼≫

神鳥谷つばめ
ノイマン
情報
ありとあらゆる状況で確実に標的を撃ち抜く、神域の狙撃手。
超精度の狙撃を成り立たせている能力は空間や運命を操作する類のものでなく、全ての障害物を見通す魔眼と、単なる弾道予測。
大会への参加目的は、重病を抱えた弟の治療。
主力エフェクト
≪コンバットシステム≫
≪確定予測≫
≪フェイタルヒット ≫

GM:ここまで分かります
三日月ユウキ:なんで生きてるんだよお!
GM:何故生きているのか それは
GM:ひとつ前のシーンのイベントチャートで
GM:F:死んだはずの参加者が生きている
GM:に選ばれたから!!
三日月ユウキ:生きていたのか!
楠一重:わーお
三日月ユウキ:めちゃめちゃ良いですね
木虎ツグミ:そんなイベントチャートまで
木虎ツグミ:熱い展開……
楠一重:そしてハリケーンにリベンジを果たしたわけか
夏目靖章:ダイスの神に愛されてた
楠一重:ゲリラ戦っぽくて超かっこいいな
三日月ユウキ:いいっすねえ
GM:ではさらに判定!どうぞ!
三日月ユウキ:悩ませてくれ!
GM:悩め~~
三日月ユウキ:じゃあ私から、更に情報を集めてみます。
夏目靖章:がんばえ~
三日月ユウキ:マイナーで隠密。メジャーでコネ:情報収集チームと能力訓練:社会を使用。UGNで判定。
三日月ユウキ:4DX+5
DoubleCross : (4R10+5[10]) → 5[1,4,4,5]+5 → 10

三日月ユウキ:www
三日月ユウキ:ダメだw
楠一重:wwww
楠一重:もうダメだ
三日月ユウキ:ブラインドネスさんにやられて
三日月ユウキ:精神がズタボロ!
夏目靖章:おしまいだあ……
楠一重:なんなのマジで今回のダイス!!
三日月ユウキ:まともに動ける状態じゃないよ!
三日月ユウキ:ツグちゃ~ん
楠一重:GM!グラサイじゃねーだろーな!
GM:さあ……何のことだか…………
楠一重:承太郎ッ!貴様…!
木虎ツグミ:ツグミが回すに賭けてみます?
木虎ツグミ:実際ここまで来たら侵蝕下げるより敵の情報抜いとく方が良い気はする
楠一重:ここまで来たら賭けましょう
三日月ユウキ:やれやれー
夏目靖章:ゆけ!ツグちゃん!
木虎ツグミ:ではコネ:要人の貸し使ってUGNで判定!
木虎ツグミ:6dx+2=>15
DoubleCross : (6R10+2[10]>=15) → 7[1,1,4,5,6,7]+2 → 9 → 失敗

木虎ツグミ:あ、いや
木虎ツグミ:この数値ならお金で足りる!
楠一重:うおおおおおお
GM:な……何ィ
楠一重:つぐちゃんの!お小遣いが!!!
木虎ツグミ:財産点8点から6点払います!
楠一重:つぐちゃーーーーーん!!
夏目靖章:お父さんお母さんありがとう
楠一重:大天使!!!
GM:お年玉が……!!
木虎ツグミ:お父さんとお母さんが沢山持たせてくれました
木虎ツグミ:重要な任務だからって
三日月ユウキ:立派に成長してくれました
GM:では判定難易度を開示!

“ブラインドネス”
探知難易度30
知覚判定9DX+10
懐柔判定:ミアセラ確保中につき無効
逃走判定:ミアセラ確保中につき無効

三日月ユウキ:知覚判定……強!
木虎ツグミ:しかもこいつ神の目もちなんですよね
木虎ツグミ:この近くと同じ値で避けてくる
夏目靖章:勝てるのか…?こんなやつに…!
楠一重:うげげげーっ
三日月ユウキ:やるしかねぇんだやるしかぁ!
楠一重:問題は
三日月ユウキ:つばめっちは!
楠一重:つばめちゃんよ!

神鳥谷つばめ
探知難易度25
知覚判定:特殊ルール
懐柔判定17
逃走判定5

楠一重:懐柔して
楠一重:味方につけらんねえかなあ
夏目靖章:特殊ルールとは
夏目靖章:つばめちゃんは信用できそう
GM:神鳥谷つばめはギミックエネミーとなります。
GM:ルールはこちら

300メートル離れた位置から狙撃してくる。隠れながらの狙撃のため、難易度(相対距離÷10 端数切り捨て)の知覚判定に成功しないと攻撃不可。攻撃がヒットすると戦闘終了。
探知に成功した場合、距離100mから開始。

GM:戦闘になった場合こういう感じになります
三日月ユウキ:隠れてるやつばっかりだぜ!
GM:知覚判定はマイナーもしくはメジャー消費。
楠一重:男なら拳一つで勝負せんかい!!
GM:奇襲した場合は先んじて1回知覚判定できる形になります
三日月ユウキ:じゃあ先に
三日月ユウキ:木虎ちゃん!懐柔の判定……頼む!
楠一重:その前に!
楠一重:こちらの行動提出!
楠一重:ブラインドネスに奇襲!つばめに懐柔!
三日月ユウキ:なるほどナックル!
楠一重:奇襲が三日月さん、懐柔に木虎さんでお願いします!
GM:OK!
木虎ツグミ:後こちらは夏目さんに支援いただきます!
GM:まずブラインドネスの奇襲難易度を出します
GM:9DX+10
DoubleCross : (9R10+10[10]) → 10[3,3,3,4,4,5,9,10,10]+10[2,10]+2[2]+10 → 32

GM:ワォ……
楠一重:www
木虎ツグミ:回しよる!?
楠一重:バカにしてんのか!!!
三日月ユウキ:こんなん無理や
夏目靖章:諦めましょう
木虎ツグミ:やっぱGMの出目おかしいよ!!
三日月ユウキ:フッ……さすが俺のライバル
GM:へへ……どどんとふの旦那……今後とも御贔屓に……
楠一重:『イカサマ』をしているのかと聞いているのだ承太郎!
三日月ユウキ:じゃあ先に木虎ちゃん……頼むぜ
楠一重:うむ…
GM:ヒヒャ~ッ!てめえら貧乏人と違って俺はどどんとふの旦那に金払ってんだ!当然の対価だぜェ~ッ!
楠一重:許せねえ~~!
夏目靖章:じゃあ木虎さんに《戦乙女の導き》判定ダイスを+4せよ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:106->109)した
楠一重:真心込めて5人でぶっ潰す!!
木虎ツグミ:夏目さんの導きを受けて意思判定!
木虎ツグミ:7dx=>17
DoubleCross : (7R10[10]>=17) → 10[4,6,7,7,8,10,10]+3[1,3] → 13 → 失敗

三日月ユウキ:うあーっ
三日月ユウキ:あと1点高ければ……
楠一重:くっそーーー
木虎ツグミ:あと1あれば……
三日月ユウキ:バディムーブできたのに……!
夏目靖章:バディムーでも届かない…
夏目靖章:ここは雫しかあるまい
楠一重:今回ほんと
楠一重:出目なんなの!?
三日月ユウキ:いいんだ
三日月ユウキ:俺たちは何時だって……自分の力で勝ってきた!
三日月ユウキ:固定値最強!
三日月ユウキ:雫頼む!
GM:説得力がすごい
夏目靖章:《夢の雫》達成値を25に
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:109->112)した
GM:チィイ~~ッ
GM:では懐柔は成功!
木虎ツグミ:夏目さんありがとう!
三日月ユウキ:奇襲が失敗だと……誰が決めたんだ!
三日月ユウキ:どうせ支援は貰えないのでマイナーで隠密してから判定します。知覚。
三日月ユウキ:マカマカ~マカマカ~
三日月ユウキ:振ります
三日月ユウキ:7DX
DoubleCross : (7R10[10]) → 10[1,4,5,5,9,9,10]+7[7] → 17

三日月ユウキ:こっちが17かーい!
三日月ユウキ:失敗や!
楠一重:なめてる~~~!
GM:失敗だ!
木虎ツグミ:何なのだこの出目は
夏目靖章:ちくしょうめ~~~
木虎ツグミ:人をおちょくってるのか……?
三日月ユウキ:いやでも正直
三日月ユウキ:めちゃめちゃ美味しいですね
楠一重:www
三日月ユウキ:今まで優秀だった狙撃手がライバルにだけ負ける
三日月ユウキ:熱いじゃん
GM:ではこの結果を踏まえてロールしていきましょう
夏目靖章:ではここでさっきの戦闘で振り忘れたリザレクトダイスを振ります
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+2(1D10->2)(侵蝕率:112->114)した
夏目靖章:良かった…傷は浅い

GM:---

GM:ミアセラが不可視の敵に連れ去られ、既に半日以上が経過していた。
GM:既に大会は三日目——最終日に差し掛かっている。
GM:位置情報の通知間隔は加速度的に短く、また正確になっている。皮肉にも、追う側に回った今の君達にとっては救いとなっていた。
GM:今、君達は前回の通知地点付近まで辿り着き、周囲を探索しながら次の通知に備えていた。
GM:二手に分かれ、木虎と夏目はとある廃ビルで物資を探している。
GM:ビル内はほとんど探索し終え、残すは地下へと続く扉のみ。
GM:木虎さんが用心して扉を開けると、
GM:微かに、下方から獣の唸りのような声が聞こえてくる。
夏目靖章:「どうかしたかい?ツグミくん」木虎さん程聴覚が鋭くないので聞こえていない
木虎ツグミ:「下から何か唸ってるような声がしました!動物か、ひょっとしたらジャームかもしれません!」
夏目靖章:「ふむ……今の戦力でジャームと遭遇するのは避けたいが……」
GM:ひた、ひた、と、地下への階段から何かが登ってくる。
GM:近づくにつれ、次第に明らかになるその姿は……複数の人影。
GM:……やはりジャームだ。低く唸りを上げ、表情に理性の類はまるで感じられない。
GM:何より異様なのは、その身体。
GM:……腐っている。代謝が停止し、腐敗が進む身体が、異臭を放っている。
GM:ジャーム達は次々と地下から溢れてくる。一体どれほどの数が潜んでいるのか、見当もつかない。
木虎ツグミ:「夏目さん!この数は、私達だけじゃ」
夏目靖章:「くそ、バトルロイヤルの次はゾンビか?いい趣味してるよまったく……」異臭に花を摘む
夏目靖章:「ツグミくん、一時撤退だ」
木虎ツグミ:「はい!三日月さん達にも連絡を」
GM:撤退する君達に、ジャームが追い縋ろうとした時……
GM:ふっと、それを阻むように、一人の少女が現れる。
“スターゲイザー”:「ありゃりゃ……ミスりましたね」
夏目靖章:「また君か……つくづく人の邪魔をするのが好きなようだ」
“スターゲイザー”:“スターゲイザー”が掌を翳すと、一瞬でジャームの群れがどこかへ消え去る。
“スターゲイザー”:「逆ですよ、逆」
“スターゲイザー”:「ほら、助けたでしょう?」
夏目靖章:「……どういうつもりだ。"スターゲイザー"」振り返ってジャーム達の消滅を確認しながら
“スターゲイザー”:「…………」目を逸らし「……まあ、いや、ごめんなさい。僕のミスでした、はい」
“スターゲイザー”:「この街周辺のジャームは、あらかた片付けたと思ってたんですが」
“スターゲイザー”:「まさかまだ潜んでるとは。チェックが甘かったです、はい」
夏目靖章:「片付けた?あれは君が放ったわけじゃないのか?」
“スターゲイザー”:「まさか!人聞きの悪いことを言わないでください」頬を膨らませる。
“スターゲイザー”:「この世界は僕が片付けたこの周辺以外」
“スターゲイザー”:「ぜーんぶ、どこもかしこも、ジャームに埋め尽くされてるんですよ」
木虎ツグミ:「え!?」
木虎ツグミ:「な、なんでそんな」
“スターゲイザー”:「何故この世界が滅ぶことになったか、夏目さんにはほんの少しお話しましたね」
“スターゲイザー”:「主には核戦争。それは嘘ではないのですが」
夏目靖章:「ああ、そもそもその原因を作ったのも君だろう」言いながら木虎さんを庇える位置に移動する
“スターゲイザー”:「その戦争を引き起こした直接の原因。それは」
“スターゲイザー”:「ある種のレネゲイドウィルスの変異が原因だったんですよ」
夏目靖章:「レネゲイドウイルスの変異、だと?」
“スターゲイザー”:「ええ。非常に強い感染力を持ち、感染者にオーヴァード適性が無かった場合、確実にジャーム化させる」
“スターゲイザー”:「生まれたジャームは人間を襲い、さらにキャリアとしてウィルスを拡散させる」
“スターゲイザー”:「平たく言えば、そういうウィルスです」
夏目靖章:「潜伏期間を持たないレネゲイドウイルス……俺達の世界でも、潜在的なレネゲイド感染者は全人口の半数を超える……」
夏目靖章:「それらが一斉にジャーム化すれば、もはやパンデミックどころの騒ぎではないな」
“スターゲイザー”:「ええ。当然、オーヴァードの存在も明るみになりました。感染者とオーヴァードの扱いを巡って世界はいくつにも分かたれ……最後には」
“スターゲイザー”:ぼかん、と、握った手を開くジェスチャー。
木虎ツグミ:「……なんで、そんな変異が起きたんですか」
“スターゲイザー”:「ああ、知りたいですか。知りたいですよね?」
“スターゲイザー”:にっこり笑って。
“スターゲイザー”:「あの子のお陰ですよ」
“スターゲイザー”:「ミアセラ・ヴェステライネン」
夏目靖章:「聞かなくても言うんだろう?勿体つけずに……」
夏目靖章:「……何?」
木虎ツグミ:「ミアちゃん、の?」
“スターゲイザー”:「まあ、あの子の能力を知れば容易に想像できると思いますが。あの子は幼い頃からあちこちの勢力によって奪い合われ、その能力を利用されてまして」
“スターゲイザー”:「最後に渡ったのが、とあるFHセル」
“スターゲイザー”:「オーヴァードだけの世界を作る。思想としてはありふれたものですが……」
“スターゲイザー”:「ミアセラさんには、それが出来た」
“スターゲイザー”:「命令されるままに力を使い、そして……」
“スターゲイザー”:廃墟と化した街に目をやり。「こうなったわけです」
夏目靖章:「…………」
“スターゲイザー”:「この世界を滅ぼしたのは、あの子なんですよ」
木虎ツグミ:「そんな、そんなの!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんのせいじゃ、」 言いかけて、止める。
“スターゲイザー”:「別に?僕がそう言ったわけじゃないですよ?そう思っているのはあの子自身ですよ」
“スターゲイザー”:「おかしいと、思ったんじゃないですか?『完全制御特異点』が、こんな危険な殺し合いに巻き込まれることに」
“スターゲイザー”:「貴方たちの手からも容易に攫われましたね。本来、特異点の力を自在に扱えるのであれば、そんなこと起こるはずがない」
“スターゲイザー”:「どんな不幸からも遠い場所で、ぬくぬくと幸福に生きられる力」
“スターゲイザー”:「それこそが『完全制御特異点』であるはずです」
“スターゲイザー”:「そうなっていないのは、あの子が」
“スターゲイザー”:「それを望んでいないから」
夏目靖章:「そうか……使えないのではなく、使わなかった」
“スターゲイザー”:「ええ。罰を受けたがっているんです。あの子は」
“スターゲイザー”:「きっと死にたいと思っているんでしょう。でも、その勇気すら持てない」
“スターゲイザー”:「当然ですよね。人間なんですから」
“スターゲイザー”:「たとえ世界を滅ぼした業を負っても、自分だけは生きていたい」
“スターゲイザー”:「そういうものです。誰が責められるでしょうか?ああ、それもあんな……小さな女の子を!」
“スターゲイザー”:「悲しいお話です。本当に」
“スターゲイザー”:目元を拭って君達を見る。
“スターゲイザー”:「それでもあなた達……いえ」
“スターゲイザー”:木虎さんに目をやり、
“スターゲイザー”:「あなたは、彼女を助けるつもりですか?」
木虎ツグミ:「私、は」
木虎ツグミ:悪いことをしたら、叱られなきゃいけない。罰を受けなきゃいけない。
木虎ツグミ:世界を滅ぼしたのが罪なら、何が罰になるのだろう。何をどれだけ受ければ釣り合うのだろう。
木虎ツグミ:ツグミには分からない。それでも。
木虎ツグミ:「絶対にミアちゃんを助けます」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:「何故?」
木虎ツグミ:「世界を滅ぼしたのがミアちゃんでも、それを望んだのはミアちゃんじゃありません」
木虎ツグミ:「ミアちゃんにそうしろって命令して、そうさせた人たちがいるんですよね。なら、ミアちゃんが全部悪いなんて私は思いません」
木虎ツグミ:「たった一人の女の子に悪いこと全部背負わせてずっと苦しめ続けるなんて、そんなの絶対良いことじゃないです」
“スターゲイザー”:「僕の目には、ミアセラさんは救われたいとは思ってないように見えましたけどねえ?」
“スターゲイザー”:「それでも、あなたは彼女を助けると?」
木虎ツグミ:「はい。約束しましたから」
木虎ツグミ:「ミアちゃんのことを助けて、一緒に帰って」
木虎ツグミ:「チョコケーキを食べに行くんです!」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:ほんの一瞬、目を細めて。
“スターゲイザー”:それから、再び廃墟の街に目をやる。
“スターゲイザー”:「……僕がこの街を会場に選んだのは」
“スターゲイザー”:「ここが、この世界で最初に、ジャームに呑まれて滅んだ街だからです」
“スターゲイザー”:「願わくば、あなた達の世界は」
“スターゲイザー”:「こんなことにならなければいいですね」
“スターゲイザー”:そう言い残して、“スターゲイザー”は姿を消す。
夏目靖章:「おい待……くそ、また言いたいことだけ行って帰っていったな」
木虎ツグミ:「……」 スターゲイザーを見送って、少しだけ俯く。
夏目靖章:「ツグミくん、彼女の言葉をあまり真に受けないほうがいい」
夏目靖章:「まるですべての原因がミアくんにあるような口ぶりだったが、実際は奴の暗躍も少なからず影響しているはずだ」
夏目靖章:「それに、ミアくんに関しては俺も君と同じ気持ちさ」
木虎ツグミ:「……はい。ありがとうございます、夏目さん」
夏目靖章:「彼女に罪があるのなら、この世界でたった一人になったことが、その罰だ」
夏目靖章:「彼女を責めるものは誰もいない、それこそ彼女以外にはね」
夏目靖章:「君の"願い"は……」
木虎ツグミ:「ミアちゃんに、笑って欲しいです」
夏目靖章:「ああ、そいつは、特異点の力なんか無くても叶えることができる」
夏目靖章:「この世界の誰も彼もが、彼女に分不相応な願いを託しすぎた」
夏目靖章:「人間の幸せなんて、本当はもっとちっぽけなものでいいんだってことを、彼女に教えてあげよう」
木虎ツグミ:「、はい!」
木虎ツグミ:「約束も守らなきゃですからね!」
木虎ツグミ:そう笑う木虎の右手は、服の胸元——正確には、その下にあるらしい何かを握っている。
木虎ツグミ:どこか縋るような、あるいは祈るような。強くとも弱くとも言えない手ぶりで。
夏目靖章:「おや、それは……?」木虎さんが握っている何かを指して
木虎ツグミ:「え、あ、わ!」 慌てたように襟元から引っ張り出したのはお守り袋。
木虎ツグミ:「……潰れて、無いですね。良かったぁ」
夏目靖章:「これは……お守りかな。ご両親から?」
木虎ツグミ:「はい!お父さんが作ってくれたんです!」
木虎ツグミ:「何事もなく帰って来れますようにって!お母さんとも約束しました!」
木虎ツグミ:「それと先輩も沢山心配してくれて、帰ったら四人で遊びに行こうって」
夏目靖章:「はは、随分可愛がられているみたいだね」
夏目靖章:「まあそれも当然か。俺だってもしツグミくんの父親だったら……」遠い目
木虎ツグミ:「えへへ。お父さんもお母さんも先輩達も、皆優しいので!」
木虎ツグミ:「壬生先輩は最後まで心配してくれましたし、嬬恋先輩はカラオケでもゲーセンでもどこでも行こうって言ってくれましたし」
木虎ツグミ:「彩谷先輩はパフェを奢ってくれる約束もしたんですよ!」
夏目靖章:「へえ、そいつは……」
夏目靖章:「……彩谷……?」頭の奥がチリチリと熱を帯びる
木虎ツグミ:「あれ、夏目さんもご存知なんですか?」
木虎ツグミ:「楠さんも前に任務で一緒だったそうなんです!」
夏目靖章:「ああ……そういうことか。でもこの感覚は……」
夏目靖章:「そうだね、”知っている”よ」焼け落ちた輪郭に思いを馳せて
夏目靖章:「参ったな……」
夏目靖章:「これは、是が非でも生きて帰らなくちゃいけないね」
夏目靖章:「どうやら俺にも、"約束"があったらしい」
木虎ツグミ:「そうでしたか!じゃあ絶対帰らないとですね!」
木虎ツグミ:「それと、帰ったら夏目さんも一緒にカフェに行きませんか?」
木虎ツグミ:「彩谷先輩、きっと知ってる人に会ったら喜ぶと思うんです!」
夏目靖章:「ツグミくんから誘ってもらえるとは光栄だな。もちろんご一緒させてもらうよ」
夏目靖章:「そうだな、店は……」
夏目靖章:「ドーナツが美味い所が良いね」
GM:その時、不意に電子音が鳴り響く。
GM:音は君達のタブレットから。攫われたミアセラの、位置情報の通知だ。
GM:場所はそこから、そう遠くはない。
夏目靖章:「む……近いな」タブレットを覗き込む
木虎ツグミ:「チャンスですね!三日月さん達に連絡取ります!」
夏目靖章:「ああ、頼んだ。できれば気づかれる前に仕掛けたい。急ごう」

GM:---

GM:木虎と夏目からそう遠くない、スクラップの集積された薄汚れた資材置き場。
GM:君達……三日月と楠は、そこで身を休めていた。
楠一重:「ぅ……」
楠一重:薄目を開けて、起き上がる
三日月ユウキ:「……ようやく目を覚ましたか」資材の一つに腰を掛けている。両腕には血の滲む包帯。
三日月ユウキ:カリュプスとの戦闘では、致命傷を受けても腕をかばい続けていた。両腕の傷は楠が倒れた後に出来た傷だ。
楠一重:「三日月……」
楠一重:「夏目と木虎は?」
三日月ユウキ:「ミアセラを探しに出ている。カリュプスとの戦闘後、俺達は……」
三日月ユウキ:「他の参加者に襲われた。"ブラインドネス"。奴がミアセラを攫った。今は位置情報を元に追跡している最中だ」
楠一重:「……ッ!」
楠一重:「4人目がいたって、そんな……くそっ」
三日月ユウキ:「……すまない。俺達は」
楠一重:拳を握りしめる
三日月ユウキ:「気づくことも出来なかった。奇襲を受け、抵抗する間もなく。完敗だ」
楠一重:「……」
楠一重:その口ぶりに微かな違和感を覚えながらも
楠一重:体を起こす。
楠一重:「状況は分かった。今は体を休めてる場合じゃないってこともね」
楠一重:「行くわよ。夏目と木虎もこの建物にいるんでしょ」
楠一重:「固まって、とにかく足を使うときよ」
三日月ユウキ:「ああ。二人は今も必死に"ブラインドネス"を探している。だが……」
楠一重:「?」
三日月ユウキ:「……見つかる可能性は低い。表の世界で、今まで奴を捕らえられた者はいない」
楠一重:「どうしたのよ、さっきから……」
三日月ユウキ:「俺も含めてだ」
楠一重:「……」
楠一重:「その参加者、ブラインドネスのこと」
楠一重:「知ってるの?」
三日月ユウキ:楠さんは違和感の正体に気づくかもしれない。腰掛け、俯いた三日月の手は小さく震えている。
楠一重:「……ちゃんと、答えなさいよ」
楠一重:「アンタにとって、そいつは」
楠一重:「何……?」
楠一重:震える手を見つめながら、問いかける
三日月ユウキ:「……オリジナルだ。俺の狙撃技術は、奴の業を模倣して手に入れた」
三日月ユウキ:「奴と出会った時……いや。正確には奴の業を知った時。俺は特殊な訓練部隊に居た」
三日月ユウキ:「"ギアストレイジ"。遺産使いのチルドレンだけで構成された部隊だ」
三日月ユウキ:「あの頃の俺は……部隊の中で一番の落ちこぼれだった」
楠一重:「アンタが……?」
楠一重:にわかには信じ難い話だ。日本支部エージェントに特記戦力として招集を受けるほどのチルドレンが。
三日月ユウキ:「遺産に適合してはいたが、それ以外にはまともにエフェクトも使えない。他の仲間が……家族が……」
三日月ユウキ:「まるで煌く星のように見えていた。その中で俺一人だけが、自ら光を放つことの出来ない虚ろな月だった」
楠一重:「……」
三日月ユウキ:「何をしても、周りには追いつけない。そう思っていた時に見たのが、"ブラインドネス"の業だ」
楠一重:生まれ育ったUGNの支援施設での日々を思い出す。
楠一重:華々しい超能力を与えられた、歳の変わらない仲間たちの背中を、見つめ続けていた日々。
三日月ユウキ:「その日俺たちはあるジャームを追っていた。訓練は済んでいなかったが、その日戦えるのは俺達だけだった」
三日月ユウキ:「支部一つを壊滅させた、強大なジャームだった。俺は自分が死ぬと思っていた。だが、現場に駆けつけた時」
三日月ユウキ:「ジャームは死んでいた。戦った痕跡すら無かった。知覚の外から行われた、芸術的とも言える暗殺だった」
三日月ユウキ:「"ブラインドネス"。後から知ったことだが、そのジャームはギルドの重要な文書を所持していたらしい」
三日月ユウキ:「……それからだ。俺が姿を隠して戦うようになったのは。正面から出力を競うのではなく」
三日月ユウキ:「敵が死ぬまで一方的に射続ける。それなら俺にも出来ると思った」
三日月ユウキ:「どんな努力でもした。隠密の才能すら無いとわかった時には、試作兵器にも手を出した」
三日月ユウキ:「射手としての能力を高めるために、人体改造も受けた。遺産との適合を強めるために、魔術や呪術といったオカルトにも手を出した」
三日月ユウキ:「私はもう落ちこぼれじゃない。クラスの皆にも負けない戦士になった。そう……」
三日月ユウキ:「そう思っていたのに……この様だ」
楠一重:「三日月……」
楠一重:その表情を見つめる。
三日月ユウキ:「どれだけ努力しても、所詮本物には及ばない。夜闇にどれほど大きく輝いても」
三日月ユウキ:「しょせん月は月でしかない。本物の太陽(ほし)の輝きの前では」
三日月ユウキ:「目に映る事すら敵わない。……俺は」
三日月ユウキ:「俺がここに来たのは間違いだった」
三日月ユウキ:「負け犬は負け犬らしく。犬小屋に引きこもっておくべきだったんだ」
三日月ユウキ:がっくりと頭を垂れて、口を閉ざす
楠一重:「……」
楠一重:ふらりと立ち上がる。
楠一重:つかつかと、俯く三日月の側へと近づく。
楠一重:「………………」
三日月ユウキ:「……」俯いたまま動かない
楠一重:がしっ!
楠一重:胸ぐらを掴み、立ち上がらせる。
三日月ユウキ:「……俺は……俺は……」
楠一重:「笑わせないでよ」
楠一重:その言葉を断ち切るように、言い切る。
楠一重:怒りに満ちた表情で。
三日月ユウキ:「……っ!」
三日月ユウキ:涙ぐんだ目で楠さんを見返す
楠一重:「勝てる確信がないから、通用しないかもしれないから」
楠一重:「それで戦うのをやめたいっていうの?」
三日月ユウキ:「……そうだ。俺は、大口を叩いておきながら、女一人守れなかった」
三日月ユウキ:「そんな俺が……今更戦って何になる」
楠一重:「……私は、私はね」
楠一重:「ずっとそう思ってるわ」
三日月ユウキ:「……!」
楠一重:「どうにもならないかもしれない。私なんていても」
楠一重:「何の役にも立たないかもしれない」
三日月ユウキ:「なら……何故お前は戦う」
三日月ユウキ:「何も変えられないのに、何故……」
楠一重:「代わりはいないからよ」
楠一重:「私の思いは、私だけが背負ってる」
楠一重:「誰かが手を引いて進んでくれたりはしない。それを思い知ったから。戦うわ」
三日月ユウキ:「背負っている……思い……」
楠一重:「三日月」
三日月ユウキ:「……」
楠一重:「アンタは今の台詞、木虎の前でも言えるの?」
三日月ユウキ:「……!」
楠一重:「負けそうだから戦いませんって」
楠一重:「本気であの子のことを幸せになれるって信じてる」
楠一重:「木虎の前でも、言えるの?」
楠一重:「私は、そんな台詞を言うくらいなら」
楠一重:「死んだほうがマシだわ」
三日月ユウキ:その言葉を聞き、目を見開く。瞳に、失っていた光が再び灯る。
楠一重:「三日月」
楠一重:「これは私たちの物語よ」
楠一重:「最後まで、戦って」
三日月ユウキ:「……手を離せ、楠」
楠一重:しっかりと、その目を見つめて。告げる。
楠一重:「……」
三日月ユウキ:胸ぐらを掴む楠の手を
三日月ユウキ:血の滲む手で掴み返す。
楠一重:「!」
三日月ユウキ:「自分の力で立てるうちは、自分の力で立つべきだ」
三日月ユウキ:「こんな支えは……俺には必要ない」
楠一重:「フン」
楠一重:「目が覚めたみたいね、エリートさま」
楠一重:手を離して
楠一重:「これでも寝ぼけてるようだったら、2、3発張り倒してやろうかと思ったけど」
楠一重:「必要なさそうで良かったわ」
三日月ユウキ:「お前こそ。寝ぼけて俺に手を出さなくてよかった。木虎に止められた喧嘩の続きを始めていた所だ」
三日月ユウキ:「……礼は言わん。血で返す」
楠一重:「言っておくけど」
楠一重:「そうなったら私が勝つわよ」
楠一重:ふふんとその横で笑って。
三日月ユウキ:「今……初めて。そうかも知れないと思ったよ」
楠一重:「……」
楠一重:「い、いつもみたいに言い返しなさいよ」
楠一重:「調子狂うわね……」
三日月ユウキ:「"ブラインドネス"は俺がやる」
楠一重:「……ええ」
楠一重:「任せたわよ。射手。アンタの仕事を信じてる」
三日月ユウキ:「月は自ら輝け無い。だが」
三日月ユウキ:「太陽(本物)を食らう時もある」
三日月ユウキ:「行くぞ。お前が起きるのを木虎達も待っている」
三日月ユウキ:「……内緒にしておけよ。俺が泣いていたこと」

GM:---

三日月ユウキ:感情……ロイスの感情を変更するぞ!
三日月ユウキ:チームメイト/楠一重/P:好意/N:不安○/ロイスこれをP表に!→チームメイト/楠一重/P:好意○/N:不安/ロイス これで!
楠一重:三日月さんへの感情変更!
楠一重:感服/憤懣○で取得していたのを、信頼○/憤懣で!
楠一重:以上!

GM:---

GM:“ブラインドネス”を捕捉した君達は、しかし真っすぐそこへは向かわず、ある回り道をしていた。
GM:付近に狙撃手の影を発見したからだ。戦闘中に狙撃されてはひとたまりも無い。
GM:比較的人当たりのよい木虎と夏目が、手を挙げて無抵抗の意思を示しながら、狙撃手の潜む地点の付近へと近づいていく。
GM:その時、突然銃声が響き渡る。
GM:木虎さんの足元の瓦礫に、弾痕が穿たれる。
GM:君達の無線機にノイズが走り、聞こえてくるのは冷たい声。
神鳥谷つばめ:「それ以上動くな」
神鳥谷つばめ:「何者だ。所属は」
木虎ツグミ:「わっと、えと、こちらはUGNです!敵意は無いです!交渉させてもらえませんか!」
夏目靖章:「……君が例の狙撃手か」木虎さんへの射線を遮るように立つ
GM:周囲には団地がいくつも聳え立っている。狙撃手の正確な位置は掴めない。
神鳥谷つばめ:「……交渉?」
木虎ツグミ:「あ、所属はN市の十一支部で、名前は木虎ツグミです!初めまして!」
木虎ツグミ:敵対戦闘員との交渉はほぼしたことがなく、少々てんぱっている。
神鳥谷つばめ:問答無用で撃ってくる気配は無い。話を聞く気はあるらしい。
夏目靖章:「夏目靖章、UGN遺産管理局の者だ」
木虎ツグミ:「その、ブラインドネスとの戦闘のために共同戦線を張りませんか!」
神鳥谷つばめ:「……こちらの見返りは」
木虎ツグミ:「えっ、見返り。見返りは……私たちが直接戦うので狙撃後狙われにくいとか……」
木虎ツグミ:あってますかと言いたげに夏目を見上げる。
夏目靖章:「う~ん……メリットではあるけど、向こうはそういうことを言いたいわけじゃないかな?」小声で
神鳥谷つばめ:「話にならない」
神鳥谷つばめ:「こちらだけで敵を倒して特異点を奪取すればいいだけだ」
神鳥谷つばめ:「ここでお前達を始末してな」
夏目靖章:「ちょっと待ってくれ」
木虎ツグミ:「あ、待ってください!えっと!」
夏目靖章:「特異点を渡すわけには行かない。その代わり」
夏目靖章:「君の願いは、我々が叶えよう」
神鳥谷つばめ:「…………」
神鳥谷つばめ:「……何だと?」
夏目靖章:「MI6エージェント、神鳥谷つばめ」
夏目靖章:「参加者の情報を手に入れる方法なら、此方にも多少は心得がある」
夏目靖章:「君の弟君の病気の治療に、UGNが全面的に協力すると約束しよう」
神鳥谷つばめ:「……。……笑わせるな」
神鳥谷つばめ:「UGNの技術など高が知れている」
神鳥谷つばめ:「さらに先を行くFHの技術に頼っても無駄だった」
神鳥谷つばめ:「こちらの目的は、特異点だけだ」
木虎ツグミ:「神鳥谷さんは、弟さんのご病気を治したいんですか?」
神鳥谷つばめ:「……だとしたら、何だ」
神鳥谷つばめ:「代わりにここで脱落してくれるのか?」
木虎ツグミ:「それは出来ません!ただ」
木虎ツグミ:「ミアちゃんがその願いを叶えたら、その後は私達に保護させてくれませんか!」
神鳥谷つばめ:「……?」
夏目靖章:「ツグミくん、それは……」いいかけて口を噤む
神鳥谷つばめ:「願いを……叶える……」
木虎ツグミ:「あ、いえ。だから、私達と協力してブラインドネスからミアちゃんを助け出して」
木虎ツグミ:「その後神鳥谷さんはミアちゃんの力で弟さんを治してもらって、私達はミアちゃんを保護して帰るっていう」
木虎ツグミ:「そういう協力の仕方は出来ないかなって……」
神鳥谷つばめ:「……認めるのか?こちらが特異点を利用するのを」
神鳥谷つばめ:「…………」
木虎ツグミ:「ミアちゃんも、自分の力で誰かを助けられたらきっと嬉しいんじゃないかと思うんです」
木虎ツグミ:「だから、そう出来たら良いなって思う、んですけど……」
神鳥谷つばめ:「…………」
木虎ツグミ:「だ、ダメでした?」 二人の反応に段々と自信を失くしたように声が小さくなって、様子を伺う。
神鳥谷つばめ:しばらく、考え込むような間。無線の向こうから静かなノイズだけが聞こえてくる。
夏目靖章:「……いや、いい案だと思うよ」
神鳥谷つばめ:「……そちらの提案が、信頼に足るという根拠は?」
木虎ツグミ:「こ、根拠は……えっと……」
夏目靖章:「それこそ、ツグミくんがさっき行った通りだ。俺たちは君に背中を向けて戦う」
夏目靖章:「俺たちが信用できないなら、いつでも後ろから撃つといい」
夏目靖章:「俺たちの目的は特異点の保護だ。その力を自分たちのために使うつもりはない」
夏目靖章:「神鳥谷つばめ、これは君の人格を信用しての取引でもある」
夏目靖章:「完全制御特異点の力を悪用する人間ではないと、ツグミくんは判断した。俺もそれを信じよう」
神鳥谷つばめ:「…………」
神鳥谷つばめ:「……分かった」
GM:ぶつり、と通信が途切れ、
GM:辺りを静寂が包む。
夏目靖章:「……なんとか、上手く行ったみたいだね」木虎さんに微笑みかける
木虎ツグミ:「そう、ですね?夏目さん、ありがとうございました!」
GM:やがて、団地のひとつから、かつかつと足音が聞こえてくる。
GM:姿を現したのは、一人の女。
夏目靖章:「いやいや、ツグミくんのお手柄だよ。俺じゃあ……ん?」
GM:モッズコートを着込み、長大なスナイパーライフルを背負っている。
神鳥谷つばめ:「こんにちは~。神鳥谷つばめっていいます~」
神鳥谷つばめ:「えっと……初めまして、っていうのもおかしいかな」
神鳥谷つばめ:「そういうわけで、よろしくお願いしますね~」
神鳥谷つばめ:深々と頭を下げる。
木虎ツグミ:「こちらこそよろしくお願いします!」 同じく深々と頭を下げる。
夏目靖章:「これは……いや、いかんいかん」キャラの違いに呆気にとられながらも
神鳥谷つばめ:「木虎ツグミちゃん、だったかな?よろしくね~」
神鳥谷つばめ:「そちらのお兄さんは?お名前は何ですか?」
夏目靖章:「改めて、夏目靖章です。ご協力感謝します、美しいお嬢さん」キリッとした表情で右手を差し出す
神鳥谷つばめ:「わぁ、よろしくお願いしますね~」両手で手を取りぶんぶんと振る。
神鳥谷つばめ:「もう標的の場所は分かってるのかな?」
木虎ツグミ:「はい!その途中に神鳥谷さんが居たので先に交渉しに来たんです!」
神鳥谷つばめ:「おっけーです。私も動こうとしてたので」
神鳥谷つばめ:「それじゃあわたしもスタンバイするので」ライフルを担ぎなおし。
神鳥谷つばめ:「準備が出来たら声かけてください。無線はさっきの周波数で~」
神鳥谷つばめ:歩き出そうとして、振り返る。
神鳥谷つばめ:「あ、あと」
神鳥谷つばめ:「……約束、守ってくださいね~」
木虎ツグミ:「はい!勿論です!」
夏目靖章:「美人との約束は破ったことがないのが自慢なんだ」
神鳥谷つばめ:にこりと笑って、再び廃墟の中に消えていく。
夏目靖章:「さて、これで後顧の憂いは一先ず断った」
夏目靖章:「目標の手前で一重くん達と合流だ。行こうか、ツグミくん」
木虎ツグミ:「はい!約束、守りに行きましょう!」

GM:---

GM:いくら“ブラインドネス”が絶対の隠密能力を備えているといっても、四六時中それを発揮できるわけではない。
GM:ましてや、ミアセラという荷物を抱えているのであれば猶更だ。
GM:君達は通知された位置情報を頼りに、彼が潜伏している位置を特定することに成功した。
GM:それは市内の大型ショッピングモール。
GM:ミアセラは、その一角に手足を拘束され転がされている。
GM:その傍の空間が、ほんの僅かに揺らいで見える。“ブラインドネス”だ。
GM:君達に気付いている様子は無い。
三日月ユウキ:手の震えは止まっている。迷いも恐れもない。
三日月ユウキ:そう自分に言い聞かせる。目を閉じて呼吸を一つ。闇夜を貫く光陰を、思い描く。
三日月ユウキ:相手がどんな強者であろうと関係はない。知覚の外から一方的に狙撃し、命を断つ。それを"ブラインドネス”相手にやればいいだけだ。
三日月ユウキ:「……"ハイドストーカー”起動。行くぞ、"シーンスライダー”」
三日月ユウキ:迷彩を起動させ姿を消し、遮蔽から身を乗り出す。反応も反撃も許さない不可知必中の一撃。
三日月ユウキ:目に映らず、音速を超える故に音による察知もできない。サラマンダー能力による温度操作で、体温から生じる僅かな気配すらも殺す。
三日月ユウキ:命中の確信を持って放たれたその一矢が、”ブラインドネス”の元へ飛んでいく。だが……
GM:必中の一撃は、一分の乱れもなく正確無比に放たれた。ミアセラの傍ら、空間の歪みを矢が撃ち貫く。
GM:だが——その矢は、そのまま何もない空間を通り過ぎ、ただ、地面へ突き刺さった。
GM:君の視界の隅、モールの柱の影で、何かがゆらめく。格子状に風景が反転していく。
三日月ユウキ:「……ふっ。気付かれていたか」
三日月ユウキ:動揺はある。だがそれを吹き飛ばすように笑ってみせる
三日月ユウキ:「そうでなくては。長年追い続けていた業。簡単に超えられるようでは面白くない」
GM:漆黒のビジネススーツにボディアーマーを着込んだ男が、姿を現す。恐らくは、あえて。
GM:男の口元が動く。君には、何と言っているのか正確に読み取れる。
“ブラインドネス”:「“ハイドストーカー”(その装備)には——」
“ブラインドネス”:男が巨大な弓を引き絞る。
“ブラインドネス”:「こういう使い方もある」
GM:無音の弦音と共に、必殺の矢が放たれ、君へと飛来する!
三日月ユウキ:避けられない。眩しそうに目を細めて、矢に貫かれる
夏目靖章:しかし、その矢が三日月ユウキの頭部を穿とうかという直前
夏目靖章:彼女の眼前で突如静止し、地に落ちる
夏目靖章:「ふう、今度は間に合ったな。言っただろ?お守り程度の効き目はあるって」
夏目靖章:弾道から予測した、急所を狙った直線射撃。ここまで条件が限定されれば、防御の目星をつけるのは難しくない
夏目靖章:三日月さんに渡した花を指差す。
楠一重:「分かってたけど」
楠一重:「一筋縄じゃ行きそうにないわね」
楠一重:その横に並んで現れる。
三日月ユウキ:「さて、信用できるかな。効き目が偽物だから、気付かれたのかもしれんぞ」
夏目靖章:「ふふ、効き目が出てくるのはこれからさ」
三日月ユウキ:「……冗談だ。似合わない華を付けていた甲斐があった」
三日月ユウキ:「狙撃は失敗だ。業腹だが、知覚能力は"ブラインドネス”のほうが上だ。この距離では勝ち目がない。だが、ヤツの方にも逃げるつもりは無さそうだ」
楠一重:「問題ないわ。数はこっちが上」
三日月ユウキ:「ここで奴を仕留める」
木虎ツグミ:「なら、ここが正念場ですね!絶対」 そこで言葉が切れる。
楠一重:「ええ。正面から手数で攻めれば、必ず……予定通り行くわよ」
夏目靖章:「油断せずにね。搦手が奴の本領だ。近づいてからがより恐ろしい相手だよ」
GM:その時、君達の全身を、重圧と悪寒が襲う。
楠一重:「……!?」
夏目靖章:「!?この感覚は……!」
楠一重:「この……感覚っ……!」
GM:楠と夏目には覚えがある。廃ホテルに踏み込んだ時のものだ。それをさらに強くしたような。
GM:同時に、俄かに辺りが騒がしくなる。
三日月ユウキ:「……"ブラインドネス”以外の生き残りか」
GM:上空で、大量のカラスの群れが旋回を始める。夥しい数だ。
楠一重:「黒躑躅……メメ……!」
GM:カラス達が口々に鳴き喚き、そのうち数匹が、しわがれた声で人語を発する。
黒躑躅メメ:「ごき ご」「ごきげんいか 」「いかがかし かし ら」
黒躑躅メメ:「ゆぅ G え え えぬ の」「犬 いぬ  犬ど ども」
黒躑躅メメ:「約束どおり どり どおり」「殺しに ころ 殺しに」「殺しに来て あげた あげた わよ」
楠一重:「こっちは取り込み中……アンタに関わってる暇なんてないのよ」
楠一重:「クソ女!」
楠一重:殺気に満ちた表情でカラスの群れを見上げる。
夏目靖章:「停戦の約束は反故にするのかい?黒躑躅メメ」
GM:大量のカラスが君達に殺到する。その全てが呪いの媒体だ。黒躑躅メメの常套手段。
楠一重:ばしっ ばしっ
楠一重:カラスをはたき落としながら、舌打ちする
黒躑躅メメ:「約束 な なら あ」「あの場で はた 果たしたでしょ」「しょう」
黒躑躅メメ:「もうとっくに じ じじ」「時効 じこ」「時効 よよ」
楠一重:「予定が狂った……!まず術者を見つけ出して始末しないと」
木虎ツグミ:「で、でも!このままじゃ、ブラインドネスが!」 襲われるにしろ逃げられるにしろ、この状態では止められない。
楠一重:「分かってる!ふざけてくれるわ!くそっ!」
夏目靖章:「裏切りは良い女の甲斐性というわけか、いやはや……」足元の薔薇の領域を僅かに広げる
三日月ユウキ:「行くぞ木虎」
楠一重:「!」
楠一重:三日月さんの方を振り向く
夏目靖章:「ユウキくん……」
三日月ユウキ:「三流の相手をしている暇はない。ここで時間を使えばミアセラを見失う」
楠一重:「けど、どうするのよ」
夏目靖章:「彼女を放っておくわけにも行かない。戦力を分断することになるぞ」
楠一重:「ミアセラを取り戻したところで、ブラインドネスに後ろから撃たれたら……!」
三日月ユウキ:「"ブラインドネス”は俺が殺る」
楠一重:「……!」
夏目靖章:「……一人で戦うつもりか?"ブラインドネス"と」
三日月ユウキ:「何度も言わせるな。木虎、お前の限界が近いことはわかっている。ミアセラを確保してすぐに逃げろ」
三日月ユウキ:「楠と夏目は呪術師をやれ。問題ない。今の攻防で奴の動きは見切った」
楠一重:「……」
楠一重:「やれるのね」
楠一重:三日月さんの目を見る。
夏目靖章:「おいおい一重くんまで……」と、言いかけて口を噤む
三日月ユウキ:「貴様らの方こそ。俺が"ブラインドネス"を仕留めるまでに、この煩い囀りを止めておけ」
楠一重:「はっ」
楠一重:「調子が戻ってきたみたいね」
楠一重:「行くわよ、夏目」
夏目靖章:「……はあ、仕方ない」やれやれといった手ぶりで
楠一重:「こいつの腕前とプライド、私は信じるわ」
楠一重:「……木虎、あの子の前でヘマなんてするんじゃないわよ」
木虎ツグミ:「はい!ミアちゃんのこと、絶対守ります!」
木虎ツグミ:「お二人もお気をつけて!」
楠一重:「……」
楠一重:無言で頷いて
楠一重:迫るカラスの群れを突っ切り、走り出す!
夏目靖章:「ユウキくん、こちらの事は気にしないで良い。片付けたらすぐに応援に駆けつけるよ」
夏目靖章:「健闘を祈る。"シーンスライダー"」
夏目靖章:楠さんを追って駆け出す。
三日月ユウキ:「フン。ようやくその名で呼ぶ気になったか」
三日月ユウキ:「……行くぞ。夜が来る。ここからは俺達の時間だ」此方も、ブラインドネスが待つショッピングモールへ向かって走り出す

GM:---

ミアセラ:「げほっ……げほっ」木虎さんに抱え起こされて、ミアセラが咳き込む。
ミアセラ:「ツグ……ミ…… 三日月……さん……」
ミアセラ:「やめて……こないで、いい、から」震えるようにかぶりを振る。
三日月ユウキ:「これが罠だということはわかっている。足手まといのお前が居なくなれば、"ブラインドネス"は十全に能力を使うことが出来るからな」
ミアセラ:「だ……だったら……!」
三日月ユウキ:三日月達が店内に踏み込んだ時、そこに居たのはミアセラ一人だけだった。だが”ブラインドネス”は負けを認めたわけではない。姿を隠し、此方の隙を伺って居るのだろう
三日月ユウキ:それを承知の上で、二人は迷わずミアセラを確保した。
三日月ユウキ:「お前が木虎に言おうとしたのは、そんな言葉ではあるまい」
木虎ツグミ:ミアの言葉を無視するように拘束をほどき、抱え上げる。
ミアセラ:「離して、ツグミ……!違う、違うの……!」
ミアセラ:「私……私は……!!」
三日月ユウキ:「ミアセラ。勘違いするな。俺はお前のために来たのではない。負けっぱなしでは俺のプライドが許さない」
三日月ユウキ:「俺は決着をつけに来ただけだ。わかったら黙って木虎に着いていけ」
“ブラインドネス”:「有名になりすぎるというのも、考え物だな」
“ブラインドネス”:不意に、どこからともなく声が響く。
“ブラインドネス”:「いつの世もそうだ。名声にはしがらみやつまらん雑事が付いて回る」
“ブラインドネス”:「そして、粗悪な模造品が世に出回る」
“ブラインドネス”:声は、君の後方から。
“ブラインドネス”:「お前のように、な」
“ブラインドネス”:“ブラインドネス”はステルスを解除している。暗に、いつでも殺せたと語っている。
三日月ユウキ:「傲慢だな。自分だけがオリジナルだと?」振り向かずに答える。それが実体であるとは限らないと理解している。
“ブラインドネス”:「悪貨は良貨を駆逐する」
“ブラインドネス”:「俺の名に傷がつく前に、模造品には消えてもらわなくてはな」
“ブラインドネス”:「この世に絶対の射手は、一人でいい」
三日月ユウキ:「心配するな。駆逐などしない」
三日月ユウキ:「俺は他の奴らのように甘くはない。しっかりとあの世に送ってやる」
三日月ユウキ:「たしかに俺は模造品だ。だが何もかもお前を真似たわけじゃない」
三日月ユウキ:「お前の目的は金だけだ。俺の背負っている思いの欠片ほどの重さも、お前は持ち合わせては居ない」
三日月ユウキ:「俺の空にはお前の空より多くの星が輝いている。その光がある限り」
三日月ユウキ:「俺は負けん。負けても認めん。最後まで戦い抜く」
“ブラインドネス”:「三等星レプリカがよく吠えるものだ」
“ブラインドネス”:「ならば本物の業を、その輝きをその身に刻んでやる」
“ブラインドネス”:「思い知れ。お前の腕など所詮、蝋で固めた翼に過ぎん」
“ブラインドネス”:「地を這いつくばっていたほうが幸せだったと、教えてやる」
“ブラインドネス”:“ブラインドネス”の姿が風景に同化していく。
三日月ユウキ:「どれほど強く輝く星も、いつかは夜の闇に消える」
三日月ユウキ:「俺は数多の星とともに輝く月。孤独な太陽に負ける気はない。行くぞ"シーンスライダー”」
三日月ユウキ:「おごり高ぶった盲人に、地を這う屈辱を教えてやろう」
木虎ツグミ:「……三日月さん、気を付けて!えっと、ご武運を!」 
三日月ユウキ:ツグミさんの言葉を受けてふっ、とほほえみながら
三日月ユウキ:振り向き、ブラインドネスを正面から見据える
GM:対峙する二人の射手の姿が同時に薄れ、夜闇に同化していく。
GM:後には殺意すらも残らない。ただ静寂だけが、彼らの開戦を告げていた。
GM:戦闘開始です。
GM
GM:1R!セットアップ!
三日月ユウキ:こちらはなし!
“ブラインドネス”:なし。
GM:イニシアチブ15、“ブラインドネス”の手番です
“ブラインドネス”:マイナーで≪陽炎の衣≫+≪光芒の疾走≫
“ブラインドネス”:隠密状態になり20メートル後退。
エンゲージ


“ブラインドネス”[15]

(40m)

三日月ユウキ[9]


三日月ユウキ:引き撃ち野郎!
“ブラインドネス”:メジャー ≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪見えざる死神≫
“ブラインドネス”:対象三日月ユウキ。
三日月ユウキ:来い!
“ブラインドネス”:12DX7+14
DoubleCross : (12R10+14[7]) → 10[1,2,3,4,7,7,7,7,7,9,9,9]+10[2,2,7,7,7,7,8,9]+10[1,2,4,5,7,8]+10[5,7]+6[6]+14 → 60

三日月ユウキ:強すぎる
三日月ユウキ:ドッジします。
三日月ユウキ:3DX+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 8[2,4,8]+1 → 9

“ブラインドネス”:ダメージ。
“ブラインドネス”:7D10+58
DoubleCross : (7D10+58) → 18[1,1,3,9,1,2,1]+58 → 76

三日月ユウキ:ダメージ出すまでもなく死ぬ!ダイス目死ぬほど悪いけど死ぬ!リザレクト!
三日月ユウキ:固定値高すぎだろ!
三日月ユウキ:1d10+68
DoubleCross : (1D10+68) → 1[1]+68 → 69

三日月ユウキ:リザレクトです。侵蝕値は69に。
“ブラインドネス”:“ブラインドネス”の姿が消えると同時、君の胸に激痛が走る。
“ブラインドネス”:先の戦闘で受けたのと同じ攻撃。腹の内部から、無数の矢が飛び出てくる!
三日月ユウキ:「かっ……!」迷彩が一瞬乱れ、胸に矢の突き刺さった三日月の姿が露になる。
“ブラインドネス”:空間を操作しての、内から外への射撃。“ブラインドネス”の必殺だ。
三日月ユウキ:だが、血を吐きながらもその顔には笑み。
三日月ユウキ:此方の手番で良ければ、。マイナーで完全熱光学迷彩を使用。隠密状態に。メジャーで射撃攻撃。
三日月ユウキ:対象は"ブラインドネス"。
GM:どうぞ!
三日月ユウキ:6DX+32
DoubleCross : (6R10+32[10]) → 10[1,1,1,6,7,10]+9[9]+32 → 51

三日月ユウキ:初めての回転……!
“ブラインドネス”:ドッジ ≪リフレックス:エンジェルハィロゥ≫+≪神の眼≫
三日月ユウキ:うおおお……!リフレックス!
GM:9DX7+10
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[1,1,1,2,4,5,7,7,7]+10[5,7,10]+10[4,10]+5[5]+10 → 45

三日月ユウキ:やっぱりつええぞこいつ!
“ブラインドネス”:≪黒き明かり≫
“ブラインドネス”:あいや振った直後か
“ブラインドネス”:駄目!当たる!
三日月ユウキ:残念ながら俺には効かん
三日月ユウキ:隠密状態だから対象に取れないぜ
GM:こ……こいつ!!
GM:ダメージどうぞ
三日月ユウキ:ダメージ!
三日月ユウキ:6d10+40
DoubleCross : (6D10+40) → 38[3,3,9,5,8,10]+40 → 78

三日月ユウキ:ここに来てダイス目が相当いい……!
“ブラインドネス”:まだ生きている!
三日月ユウキ:ひゅ がっ!
三日月ユウキ:"ブラインドネス”の狙撃が着弾する直前、ほぼ同時に放たれた三日月の矢が
三日月ユウキ:遮蔽物ごと、"ブラインドネス”の体を貫く!
“ブラインドネス”:「!!」
“ブラインドネス”:ばちん、と電光が一瞬迸り、“ブラインドネス”の光学迷彩が一瞬解除される。
三日月ユウキ:「技量では……敵わんな。だが……捉えた」
三日月ユウキ:「次は追いつくぞ、"ブラインドネス”」
三日月ユウキ:胸の弓を圧し折りながら、再び迷彩が起動。姿がかき消える。
GM:クリンナップセットアップなしですね、再びブランドネスの手番
“ブラインドネス”:マイナー≪陽炎の衣≫+≪光芒の疾走≫
“ブラインドネス”:隠密状態になり20メートル後退。
エンゲージ


“ブラインドネス”[15]

(60m)

三日月ユウキ[9]


“ブラインドネス”:メジャー ≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪見えざる死神≫
“ブラインドネス”:12DX7+14
DoubleCross : (12R10+14[7]) → 10[1,1,1,3,6,7,8,8,8,9,9,9]+10[3,4,7,8,9,10,10]+10[1,1,4,10,10]+6[5,6]+14 → 50

三日月ユウキ:ぐが~!
三日月ユウキ:ドッジ!
三日月ユウキ:3DX+1
DoubleCross : (3R10+1[10]) → 10[1,9,10]+9[9]+1 → 20

“ブラインドネス”:6D10+58
DoubleCross : (6D10+58) → 26[8,4,5,2,1,6]+58 → 84

三日月ユウキ:リザレクト!
三日月ユウキ:1d10+69
DoubleCross : (1D10+69) → 10[10]+69 → 79

三日月ユウキ:合わせれば平均……!
三日月ユウキ:此方の手番だ……!
“ブラインドネス”:“ブラインドネス”の視線が変わる。刹那の交錯。その一瞬で、三日月ユウキを倒すべき敵として捉える。
“ブラインドネス”:静寂の虚空から放たれた矢。それが貫くのは、
“ブラインドネス”:射手の生命線——両の眼!
三日月ユウキ:三日月ユウキが鍛え続けてきたのは、狙撃の技術のみ。"ブラインドネス”ほどの技量を持った射手の攻撃を回避することは叶わない。だが……
三日月ユウキ:……ガギャッ!
三日月ユウキ:響いたのは人の肉を貫いたとは思えない硬質な破壊音。迷彩が乱れた中から現れたのは、人工皮膚が剥がれ
三日月ユウキ:金属に置換された骨格と、青白く輝く機械の瞳
“ブラインドネス”:「!!」
“ブラインドネス”:攻撃と同時、ほんの一瞬姿を現した“ブラインドネス”が、僅かに目を見開く。
三日月ユウキ:「俺はお前のように甘くはない」
三日月ユウキ:「強くなるために全てを捧げてきた。俺に……」
三日月ユウキ:「弱点はない」
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩を使用。メジャーアクションで《見えざる死神》を使用しながら攻撃
“ブラインドネス”:≪フラッシュゲイズ≫……届かない!
三日月ユウキ:ダイスが一個増える。固定値だけではわからないからな……。お前には……特別性だ!
三日月ユウキ:8DX+32
DoubleCross : (8R10+32[10]) → 10[1,3,5,7,9,10,10,10]+7[1,4,7]+32 → 49

“ブラインドネス”:ドッジ!≪リフレックス:エンジェルハィロゥ≫+≪神の眼≫!
“ブラインドネス”:9DX7+10
DoubleCross : (9R10+10[7]) → 10[2,4,4,4,5,7,8,9,9]+10[1,1,5,9]+10[7]+6[6]+10 → 46

“ブラインドネス”:何だと……!?
三日月ユウキ:5d10+46 ダメージも……上がる!
DoubleCross : (5D10+46) → 33[8,10,3,4,8]+46 → 79

“ブラインドネス”:HP72!
“ブラインドネス”:死亡!復活エフェクトなし。
GM:戦闘終了です。
三日月ユウキ:三日月の姿がかき消える。同時に、モール内全てを満たすように。無数の光条が走る。
三日月ユウキ:単体では意味をなさない可視光線は、しかし僅かに存在する"ブラインドネス”の迷彩の揺らぎを白日の下に晒す
三日月ユウキ:「捉えた」
三日月ユウキ:光条、暗殺者にあるまじき、勝利を確信した呟き。それらの発せられた場所とは全く異なる場所から致命の一矢が飛来し、ブラインドネスを貫く。
“ブラインドネス”:「——」驚愕に目を見開く。隠密武装を知り尽くしているからこその弱点。
“ブラインドネス”:返しの矢を放とうと掲げた腕が、喉と共に一矢に貫かれる!
“ブラインドネス”:「か……っ……!!」
三日月ユウキ:タイミングを悟られかねない、デコイを使った狙撃。恐らく一度しか通用しなかっただろう。
三日月ユウキ:「お前の敗因は……最初の一矢で俺を仕留め損なったことだ」
“ブラインドネス”:再び光学迷彩を起動。虚空から大量の鮮血だけが噴き出す。
“ブラインドネス”:虚空からもがき苦しむ音だけが響き、
“ブラインドネス”:やがて、どさり、と透明化したまま崩れ落ちる。
“ブラインドネス”:死体は見えないが、周囲に血溜まりが広がっていく。
三日月ユウキ:「今まで死体からしか学べなかった俺の業は、お前の狙撃を直接見ることで完成した」
三日月ユウキ:姿を表さず、声だけが無人のショッピングモールに響く
三日月ユウキ:「落ちぬ星はなく、明けない夜はない。だが、もう一度朝日を見られるとは限らない……それが俺たちだ」
三日月ユウキ:「お前の強さに敬意を表する。この、誰も居ない孤独な夜がお前の最後には相応しい」
三日月ユウキ:「月の光に抱かれて眠れ」
三日月ユウキ:迷彩を解くことも、ブラインドネスの死体を確認することもせず、その場を去ります
三日月ユウキ:静寂の中、崩れた天井から差し込む月の光が、赤く染まった血の海を照らしていた。

GM:---

GM:“ブラインドネス”から逃れた木虎は、ミアセラを連れ、夏目達と合流すべく急いでいた。
ミアセラ:「離して……!ツグミ……!!」
ミアセラ:「もう、いいの……!私は、やっぱり……」
ミアセラ:「皆に助けてもらう資格なんて、無い……!」
木虎ツグミ:「ミアちゃん!」 走りながらも声を張って、言葉を遮る。
木虎ツグミ:「謝らないといけないことが二つあるんです!
ミアセラ:「……え……!?」
ミアセラ:戸惑いの表情。
ミアセラ:「あ、謝らなくちゃいけないのは……私のほうで……!」
木虎ツグミ:「まず、最初にあったときの約束守れなくてごめんなさい!」
木虎ツグミ:珍しく、ツグミにとっては本当に珍しいことに相手の言葉を無視して続ける。
木虎ツグミ:「守るって、助けるって言ったのに守れませんでした!怖い目に合わせちゃいました!」
木虎ツグミ:「本当にごめんなさい!」
ミアセラ:「……! そんなの……!違うよ!だって、私は……!」
木虎ツグミ:「それに!ミアちゃんのこと、スターゲイザーから聞いちゃったんです!」
ミアセラ:「!!」
ミアセラ:その言葉に目を見開く。
木虎ツグミ:「多分、ミアちゃんが話そうとしてくれてたことでした!ミアちゃん自身から聞いたほうが良いことだったとも思います!」
木虎ツグミ:「だからその二つのこと、ごめんなさい」
ミアセラ:「な……なんで……」
木虎ツグミ:腕の中のミアと目を合わせて、言葉を紡ぐ。
ミアセラ:震える声で口を開く。
ミアセラ:「なんで……それを聞いて……」
ミアセラ:「まだ、私のことを……助けようとしてくれるの……?」
ミアセラ:「私……悪い子なんだよ」
ミアセラ:「この街も……世界も」
ミアセラ:「私のせいで、めちゃくちゃになって……」
ミアセラ:「でも、それをツグミに黙って……!最初に言わなきゃいけなかったのに……!」
ミアセラ:「私には……」
ミアセラ:「ツグミに助けてもらう価値も、」
ミアセラ:「チョコケーキを食べる資格も、無い……!!」
木虎ツグミ:「ミアちゃん」
木虎ツグミ:「ちょっとだけ、私の昔の話を聞いてもらえませんか」
ミアセラ:「…………?」涙に濡れた顔を上げる。
木虎ツグミ:「私、記憶喪失なんです。三年前より昔の記憶が全然なくて」
木虎ツグミ:「自分の名前も、どこに住んでたかも、誰と一緒にいたのかも何にも覚えてないまま」
木虎ツグミ:「路地を歩いてたのを補導されて、それで今所属してる十一支部に来ました」
ミアセラ:「記憶……ツグミが……?」
木虎ツグミ:「はい!……三年前の私は空っぽでした」
木虎ツグミ:「物の名前とかは知ってても、何が良いことで何が悪いことかとかが分からなくて」
木虎ツグミ:「誰かに言われたことを全部信じるばっかりでした」
木虎ツグミ:「だから、私が今の私になったのはお父さんとお母さんと支部の皆が」
木虎ツグミ:「正しいことを教えてくれたお陰なんです」
ミアセラ:「正しいこと……」
木虎ツグミ:「もしも、私が出会ったのが十一支部じゃなかったら」
木虎ツグミ:「例えば、FHとかの悪い人たちだったら」
木虎ツグミ:「私はそこで教えられたことを全部信じて、悪い私になってたかもしれません」
木虎ツグミ:「それこそ、ミアちゃんのことを狙って、人を傷つけたり……殺したり」
木虎ツグミ:「ミアちゃんをいじめて願いをかなえてもらおうとするような、そんな私だったかもしれません」
ミアセラ:「…………」背にしがみつく手に、ぎゅっと力が籠る。
木虎ツグミ:「だからですね、ミアちゃん。私は」
木虎ツグミ:「ミアちゃんが全部悪いなんて思いません。だってミアちゃんは、世界を壊したくなんて無かったんでしょう?」
ミアセラ:「……!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんにそれを望んだ人がいて、ミアちゃんにそうさせた人がいるのに。ミアちゃんだけが悪いなんてこと、絶対にありません」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの傍にいたのが、正しい人だったら。十一支部の皆みたいな人たちだったら」
木虎ツグミ:「そんなこと、絶対起きなかったんです」
ミアセラ:両の瞳から大粒の涙が零れ落ち、君の背を濡らす。
ミアセラ:「私……私は……」
ミアセラ:「こんなこと……したくなかったよ……」
ミアセラ:「ただ……もう一度、パパと、ママと……一緒に暮らしたかっただけなのに……!」
ミアセラ:「う……うぅうううっ……!」
ミアセラ:君の背で、ミアセラが泣き崩れる。
木虎ツグミ:「……はい、はい。大丈夫、分かってますよ」
木虎ツグミ:「ミアちゃんがそんなこと望まないのも、お父さんたちと一緒に居たかったのも」
木虎ツグミ:「ちゃんと、分かってますから」
ミアセラ:「う……うぁああ……」
ミアセラ:「ああ……あぁああああ……!!」
ミアセラ:幼な子のように泣きじゃくる。恐らくは、もうずっと枯れ果てていたであろう涙が、止め処なく流れ出す。
ミアセラ:「……ツグミ……」
木虎ツグミ:「はい、ミアちゃん」
ミアセラ:涙に濡れた顔で、縋るように。
ミアセラ:「……助けて……!」
木虎ツグミ:「はい!勿論!」
木虎ツグミ:「もう一回約束します、今度こそミアちゃんのこと守って見せます!だから」
木虎ツグミ:「一緒に支部に帰って、一緒にチョコケーキを食べて」
木虎ツグミ:「そしたら、一緒に笑ってください!ミアちゃん!」
ミアセラ:「……うん……」
ミアセラ:「……うん……!」
ミアセラ:今はまだ、泣き濡れた顔で。こくこくと何度も頷く。
GM:……走り続けた君達は、楠と夏目のもとまで辿り着く。モールのテナントの屋上で、鴉たちを切り伏せる楠の姿が目に入る。
GM:その時、不意に地響き。
楠一重:「木虎!……っ!?」
GM:微かな地響きは連続し、次第に大きくなって——近付いてくる。
夏目靖章:「……何か来るぞ!二人共構えて!」
GM:建物が破壊される……否、踏み潰され、倒壊する音と共に、それが姿を現す。
GM:それは見上げるほどの巨体。
GM:鱗に覆われた身体。巨大な蜥蜴めいた姿だが、その頭には角。背には翼。
GM:俄かには現実離れしたそれは——巨大な、竜。
GM:喉を低く鳴らし、君達を見下ろしている。
楠一重:「な、によ」
楠一重:流石に唖然
楠一重:「何よこのデタラメは!?」
GM:その背から、人影が飛び降りる。
夏目靖章:「おいおい……ゾンビの次はドラゴンか。なんでもありだな」
GM:古めかしい外套を纏った少女。外套の下には、白いセーラー服。
“スターゲイザー”:「……よ……っと」
“スターゲイザー”:君達を見回し。
“スターゲイザー”:「やあ」
“スターゲイザー”:「揃ってるみたいですねえ」

GM:---

GM:シーン終了。
GM:まずは戦利品の獲得からどうぞ。“ブラインドネス”一体を撃破したので、一回分選択できます。
楠一重:振りな、三日月さん
楠一重:アンタに権利がある…
夏目靖章:君に任せるぜ
三日月ユウキ:ダイスは幾つなんだ!
木虎ツグミ:ガチャだ!
三日月ユウキ:ガチャ!
GM:アイテムガチャは1D10です!
三日月ユウキ:やってやるぜ
三日月ユウキ:1d10
DoubleCross : (1D10) → 1

三日月ユウキ:これはいいアイテムがでたんじゃないか~?
GM:ア~~ッ
三日月ユウキ:端っこだぜ端っこ!
楠一重:おいおいお~い
GM:一番はずれ
楠一重:www
楠一重:どんまい!!
夏目靖章:wwww
木虎ツグミ:残念……
三日月ユウキ:ハズレ……なんだ!
GM
①簡易手術キット
メジャーで使用、HP4D10回復 戦闘時不可

楠一重:うむ…!
夏目靖章:10が一番良かったのかな
GM:そうなの
楠一重:十分よ十分
楠一重:傷を癒そうぜ
GM:まあ今の三日月さんにはちょうど良かったかもしれない
三日月ユウキ:傷ついているのは私!
三日月ユウキ:じゃあ使わせていただきますね
木虎ツグミ:ピッタリだった
三日月ユウキ:10+4d10
DoubleCross : (10+4D10) → 10+16[7,1,3,5] → 26

三日月ユウキ:ちょうど全回復だ!
三日月ユウキ:メカバレ隠し!
夏目靖章:よかったよかった
GM:では最後のロイス購入タイム!
楠一重:よぉっしゃあ
楠一重:木虎ちゃんにプレゼントの用意だ!
木虎ツグミ:わーい
三日月ユウキ:ブラインドネスにロイス取るよ^
夏目靖章:ロイスは保留で
三日月ユウキ:好敵手/"ブラインドネス”/P:尊敬○/N:恐怖/ロイス
三日月ユウキ:お前は強かった……
三日月ユウキ:プレゼントターイム!
夏目靖章:ツグミくんはどんな武器がほしいかな~?
楠一重:火力で言えば
木虎ツグミ:白兵のほどよく強いやつが良いです!
楠一重:まあ大鎚ですね
三日月ユウキ:IC付属の大槌とか強いですね
三日月ユウキ:命中が不安なら高速振動ブレードを狙うという手もある
夏目靖章:価格もお手頃
木虎ツグミ:高速振動ブレードだとマイナー潰れるので
木虎ツグミ:ウェポンケースがないと二度手間かもです
木虎ツグミ:ケースがないと装備にマイナー使うはず、確か
夏目靖章:命中は私のバフもあるので気にしなくても大丈夫かと
三日月ユウキ:じゃあやっぱ大槌やな!
三日月ユウキ:私が購入目指すのがいいかな。
楠一重:いや
三日月ユウキ:バディムーかけれないし微妙か
楠一重:バディムも乗っけられるし、とりあえずこっち行ってみます?
楠一重:どうせ大したものは買えないからダメ元で
三日月ユウキ:やってもらいましょうか
楠一重:大槌トライ!
夏目靖章:頼んだ!楠くん!
楠一重:3dx
DoubleCross : (3R10[10]) → 8[2,4,8] → 8

楠一重:ふふふ
楠一重:まあざっとこんなもんよ!
楠一重:ごめんなさい!三日月さん頼んだ!!
三日月ユウキ:というか木虎ちゃん
三日月ユウキ:財産あるし自分で買える?
木虎ツグミ:あ、いえ
木虎ツグミ:8点中6点使ったの減らし忘れてました
三日月ユウキ:オッケオッケー!
三日月ユウキ:じゃあ私が狙ってみよう。マイナーで隠密状態に。メジャーで大鎚挑戦
三日月ユウキ:DB2とイレトレ+2で五個
三日月ユウキ:5DX+4
DoubleCross : (5R10+4[10]) → 10[1,2,5,7,10]+5[5]+4 → 19

夏目靖章:流石!
楠一重:絶好調~~!
GM:頼れる~~
三日月ユウキ:買えたぜ~!ツグちゃんにプレゼントだ
木虎ツグミ:買い物上手!
木虎ツグミ:ありがとうございます!
夏目靖章:じゃあ私はどうしようかな、何か欲しい防具とかあります?
楠一重:あとはブルゲかな
木虎ツグミ:あと楠さん用にアームドスーツとか?
三日月ユウキ:アームスーツいいと思いますね
三日月ユウキ:アームド
楠一重:アームドスーツは
夏目靖章:ブルゲかアームドスーツ、楠さんどっちほしいです?
楠一重:こいつ行動値カツカツで
三日月ユウキ:ははーん
楠一重:10m対策できなくなるのが怖いと言えば怖い
夏目靖章:たしかに
三日月ユウキ:それもそうですね
木虎ツグミ:なるほど
夏目靖章:じゃブルゲ行きます
楠一重:ブルゲを三日月ちゃんにの方が腐らないはず
三日月ユウキ:ちなみにブルーゲイルは何用に考えてます?
楠一重:おなしゃす!
三日月ユウキ:範囲とかないけど
三日月ユウキ:まあ一応あって損はないか
夏目靖章:コネ:手配師でダイス+3
夏目靖章:7dx+4>=20
DoubleCross : (7R10+4[10]>=20) → 8[1,3,4,5,7,8,8]+4 → 12 → 失敗

夏目靖章:むーせっかくだし夢の雫で買いましょう
三日月ユウキ:おうとも!
三日月ユウキ:後は木虎ちゃんか
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:114->117)した
木虎ツグミ:ですね、何狙いましょう
三日月ユウキ:余裕あるならジュラルミンシールドとか狙ってみてもらっていいですか
楠一重:ほほう
木虎ツグミ:良いですよー
三日月ユウキ:少しのガード値で生き残れるかも
木虎ツグミ:……難易度いくつでしたっけちょっと今ルルブが手元になくて
夏目靖章:12!
木虎ツグミ:了解!
木虎ツグミ:3dx+3=>12
DoubleCross : (3R10+3[10]>=12) → 7[1,2,7]+3 → 10 → 失敗

三日月ユウキ:バディム!
木虎ツグミ:買えた!ので三日月さんにパス!
三日月ユウキ:楠さん持つ?
三日月ユウキ:私でいいのね!まあ白兵だと達成値少し下がるもんな
三日月ユウキ:持っておこう
夏目靖章:ブルゲも三日月さんでいいかな
楠一重:いいはず
三日月ユウキ:ドーピングマシン三日月
楠一重:フルアーマー三日月!
GM:ミカァ!
楠一重:三日月ユウキ・ルプス・レクス
木虎ツグミ:あ、あと
木虎ツグミ:ここまでやってやらないのも嘘ですし、ミアちゃんをSロイス指定!
GM:ワオ~ッ
木虎ツグミ:絶対笑ってもらうので!
夏目靖章:天使…

【Climax/三千世界に唯一つ】

GM:クライマックスシーンです。
GM:全員登場!
楠一重:ウリャアアアア
三日月ユウキ:ドラーッ
楠一重:1d10+98
DoubleCross : (1D10+98) → 3[3]+98 → 101

三日月ユウキ:1d10+81
DoubleCross : (1D10+81) → 8[8]+81 → 89

楠一重:よぉし!!
木虎ツグミ:1d10+94
DoubleCross : (1D10+94) → 3[3]+94 → 97

夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+6(1D10->6)(侵蝕率:117->123)した
楠一重:にゃつめさん…!
夏目靖章:俺は死なねえ…!

GM:---

GM:黒躑躅の招来したカラスの群れはあらかた撃退され、周囲には巨大な竜の唸り声だけが響いている。
GM:木虎とミアセラに続いて、応急処置を済ませた三日月もその場に合流する。
楠一重:「あの性悪女が引っ込んだのはいいけど…何よこのデタラメは……」
楠一重:「三日月!」
“スターゲイザー”:「あはは、どうもどうも」
三日月ユウキ:「おい楠。何がどうなっている。この巨竜も参加者か?」
楠一重:「こっちだってわかんないわよ!そっちは」
楠一重:「……やれたのね?」
三日月ユウキ:闇の中から溶け出すように楠の背後から現れる。右目側の皮膚が抉れ、その下の金属骨格が顕になっている
三日月ユウキ:「当然だ。……一度しか言わんぞ、楠、夏目」
三日月ユウキ:「勝てたのはお前たちのお陰だ。感謝する」
三日月ユウキ:「ツグミも良くミアセラを守ってくれた。……それで。"スターゲイザー”」
三日月ユウキ:「これはどういうことだ?一体何が始まる?」
楠一重:「……」
楠一重:その言葉を聞き届け、巨竜に向き直る
楠一重:「そうよ。わざわざ出てきた以上」
楠一重:「説明の一つでもしてくれるんでしょうね」
楠一重:スターゲイザーを睨む
“スターゲイザー”:「あ、この子ですか?いいでしょう?お気に入りなんですよ。かなり『遠出』して見つけてきたんです」
“スターゲイザー”:竜の腹をぽんぽんと叩く。
“スターゲイザー”:「説明?ああ、そうですね」
“スターゲイザー”:「僕も出ます」
夏目靖章:「……なんだと?」
“スターゲイザー”:「だってせっかくのお祭りですよ?自分が企画して自分で頑張って準備して運営して……」
“スターゲイザー”:「自分だけ見てるだけなんて、あんまりじゃないですか」
“スターゲイザー”:「というわけで、僕も出ます!」
“スターゲイザー”:「別に出ないなんて言ってなかったですよね??」
三日月ユウキ:「参加者が粗方潰しあったこのタイミングで……か?」
“スターゲイザー”:「そういう言い方はないんじゃないですか~?まるで人をハイエナみたいに……」
“スターゲイザー”:「あ、安心してください。出るのは『この僕』だけです」
“スターゲイザー”:「僕が負ければ大人しく引き下がります。横紙破りはしませんよ」
楠一重:「要するに」
楠一重:「物見遊山で前に出てきただけね。どこまでもふざけた奴」
木虎ツグミ:「……あなたは」
木虎ツグミ:「叶えたい願いがあるんですか」
“スターゲイザー”:「ああ、願い。よくぞ聞いてくれましたね」
“スターゲイザー”:「僕はですね、出来ればミアセラさんを、誰にも渡したくないんですよ」
“スターゲイザー”:「だってこんな力を持った人、他にいないでしょう?どんな凄いことが出来るか……」
“スターゲイザー”:「ただ賞品にするだけで、こんなに沢山の人が集まってくれましたもんね!」
“スターゲイザー”:「本格的に使えば、いったいどうなることやら……」
“スターゲイザー”:「ワクワクが止まりませんよ!」
木虎ツグミ:「……」 沢山、沢山言いたいことがあった。
木虎ツグミ:それでも、どんな風に言ったらその全部を表せるか分からなくて。どう言えば、この怒りが伝わるか分からなくて。
木虎ツグミ:だから。
木虎ツグミ:「やっぱり私、あなたのことだいっっ嫌いです!!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんは、ぜっったい渡しません!!」
“スターゲイザー”:「なら力づくで奪います!最初からそういう勝負です!これは!」
夏目靖章:「……"スターゲイザー"、一つ疑問がある」
“スターゲイザー”:「はい?」首を傾げる。
夏目靖章:「ミアくんを渡したくないと言うが、君はあらゆる並行世界を行き来する力があるはずだ」
夏目靖章:「なぜ"この世界"のミアくんに拘る?」
“スターゲイザー”:「……? ……ああ」
“スターゲイザー”:「他の世界の、他のミアセラさんならもっと容易に手に入るだろう、と」
“スターゲイザー”:「確かにそう思うでしょうね」
“スターゲイザー”:「無限に分岐する並行世界において、あらゆる物事、あらゆる事象も、それに従って無限に存在します」
“スターゲイザー”:「同じ人に別の世界で会うなんてこと、僕にとっては日常茶飯事です」
“スターゲイザー”:「でも、違うんですよ」
“スターゲイザー”:「『特異点』だけは」
“スターゲイザー”:「……『特異点』だけは、あらゆる並行世界において、その存在を揺るがせることも、分岐することもない」
“スターゲイザー”:「無数の並行世界において、発生した基底世界、ただひとつにしか存在しない」
“スターゲイザー”:「だからこそ『特異点』なんです」
夏目靖章:「つまり……」
夏目靖章:「彼女はこの世界にしか存在しない。ということか?」
“スターゲイザー”:「ええ。他のどの世界を探そうと、ミアセラさんはここにいる一人だけです」
楠一重:「そう」
楠一重:「ええ、よく分かったわ」
楠一重:「アンタは本物の大間抜けだってことが」
“スターゲイザー”:「?」
楠一重:「今、自分で絶対に言っちゃいけないことを言ったのよ」
楠一重:「気付いてないなら教えてあげる」
楠一重:「平行世界とやらに、ただ一つしか存在しない」
楠一重:「アンタの思い通りにならない存在」
楠一重:「つまり、そこにアンタを完全に殺し切る手掛かりがある」
楠一重:「アンタはミアセラを恐れてる。だからこうやって中途半端な手の出し方しか出来ない」
楠一重:「木虎や私達を殺すこと自体は簡単なのに、そうしない」
楠一重:「それをしてしまった時どうなるか、自分でも予想がついていないから」
楠一重:「……違うかしら?」
“スターゲイザー”:「ああ……いい勘してらっしゃいますね」
“スターゲイザー”:「だけど少しだけ、違います」
“スターゲイザー”:「僕が皆さんに望んでいたのはですね……」
“スターゲイザー”:「彼女の友達になってもらうことだったんです」
楠一重:「?」
楠一重:眉を顰める
三日月ユウキ:「……どういうことだ?」
“スターゲイザー”:「完全制御特異点。その力は、意思の力無しには正しく行使できない」
“スターゲイザー”:「特異点がジャーム化してしまえば、願いは歪んだ形で叶えられるようになってしまう……まあそれはそれで、楽しそうではありますが……」
“スターゲイザー”:「オーヴァードとジャームを隔てるものは、人との心の繋がり。絆の力です」
“スターゲイザー”:「全てを失った彼女には、それが尽きかけていた。いずれはジャームになっていたでしょう」
“スターゲイザー”:「だから、皆さんを……」
“スターゲイザー”:木虎さんに視線を移し。
“スターゲイザー”:「あなた達を引き合わせたんです」
“スターゲイザー”:「彼女にとっての新しい絆を結んでもらうためにね」
ミアセラ:「……!!」
楠一重:「……全てが自分の掌の上だとでも」
楠一重:「そう言いたいわけ?」
“スターゲイザー”:「そういうの悪役っぽくて、あんまり好きじゃないんですけどね」
“スターゲイザー”:「予想外のことが起こる方が楽しいですし。ですがまあ……」
“スターゲイザー”:「今のところは思惑通り、ではありますね。ふふふ」
楠一重:「……」
楠一重:「こっちも訂正するわ」
楠一重:「アンタは、大間抜けじゃない」
楠一重:「想像以上の大間抜けね」
“スターゲイザー”:「悪口やめてください!傷つくので」
楠一重:「事実よ」
楠一重:「アンタの下らないお膳立てなんか関係ない」
楠一重:「こいつらの物語は、木虎とミアセラが自分で選んで始めたことよ」
楠一重:「それにすら気付かないなんて」
楠一重:「間抜け以外に表現しようがないわ」
“スターゲイザー”:「…………」
楠一重:「はっきり言ってあげる」
楠一重:「アンタの出る幕じゃない」
楠一重:「観客席に大人しく帰りなさい」
“スターゲイザー”:楠さんの顔をじっと見て。
“スターゲイザー”:「……素敵ですね。ええ、素敵です」
“スターゲイザー”:「皆さんをお呼びした甲斐がありました」
“スターゲイザー”:「やはりN市のオーヴァードは、素晴らしいですね」
“スターゲイザー”:「……何故皆さんを……全世界のUGNから、あなた達だけを招待したのか、お分かりですか?」
楠一重:「?」
夏目靖章:「勿体ぶらずに教えてくれ。君の考えを想像するのは疲れるんだ」
“スターゲイザー”:「……『特異点』には様々な形があります。それは人であったり、動物であったり、レネゲイドを帯びた器物であったり……」
“スターゲイザー”:「……あるいは、場所であったり」
夏目靖章:「まさか……」
三日月ユウキ:「俺たちの住むN市が……そうだと言うのか?」
“スターゲイザー”:「あらゆる世界、あらゆる時代において、皆さんの生きる時代のN市ほど、オーヴァードの因果が集中している場所は、他にありません」
“スターゲイザー”:「世界有数の実力者、超越者が、同時期に同じ街に集う。世界を揺るがすような事件が立て続けに、日常のように起きる」
“スターゲイザー”:「ただの偶然だと思ってましたか?」
“スターゲイザー”:「あらゆる世界を渡ってきましたが、あなた達のN市ほど、楽しい場所は他にありませんよ」
三日月ユウキ:「お前の言葉を鵜呑みにするつもりはない。所詮狂人の言うことだ」
“スターゲイザー”:「そうですか。別に構いませんけど~」不貞腐れた顔で。
三日月ユウキ:「だがそれが正しいなら、俺達にもお前を殺せる可能性は十分にあるということ」
“スターゲイザー”:「ええ、やってみてください。僕も負けませんよ」にっこり笑って。
“スターゲイザー”:「……ミアセラさん。また僕と一緒に来るつもりはありませんか?」
“スターゲイザー”:「楽しいものをたくさん見せてあげますよ」
“スターゲイザー”:「ケーキだって山ほど、お腹いっぱい食べられます」
ミアセラ:「嫌」
ミアセラ:毅然と言い放つ。
“スターゲイザー”:「……何でですか?」
ミアセラ:「ケーキを食べるのは、ツグミと……皆と一緒がいい」
ミアセラ:「あなたとなんて、絶対に——」
ミアセラ:「死んでも嫌」
ミアセラ:ミアセラの瞳がスターゲイザーを見据える。
GM:瞬間、
GM:スターゲイザーの全身を爆風が襲う。
“スターゲイザー”:「ッ……ぐ……!?」
楠一重:「!」
“スターゲイザー”:障壁で防ぐも、顔を顰める。
夏目靖章:「この力は……」
レイヴン:「はっはー!!」
レイヴン:横合いから“スターゲイザー”を殴り飛ばす。
“スターゲイザー”:「っ……!」無傷だが、咄嗟に距離を取る。
レイヴン:「ははははは!!なんだあれ!ドラゴンじゃね!?でけー!!」
楠一重:「厄介なのが増えたわね……!」
レイヴン:「おいクスノキ!」楠さんにぐい、と向き直り。
楠一重:「っ」
楠一重:身構える
レイヴン:「来てやったぞ!約束通りにな!」
楠一重:「……フン。クズの癖に律儀じゃない」
楠一重:「行儀のいい登場とは言えないけどね」
レイヴン:「お前人のことクズクズ言うのやめろよ」
レイヴン:「俺そんな悪いことしてねーだろ」
楠一重:「はぁ!?」
楠一重:「こっちがアンタに何されたか、忘れてるわけじゃないでしょうね!」
レイヴン:「ちょっと殴っただけだろうが」
楠一重:「ちょっ……」
レイヴン:「ボコボコになったのは弱えお前が悪いんだよ」
楠一重:「……」
三日月ユウキ:「楠は随分懐かれているようだな。これもお前の思い通りか?"スターゲイザー"」
“スターゲイザー”:「知りません……その人何とかしてくださいよ。呼ぶんじゃなかった……」
楠一重:ぴくぴく
楠一重:「好都合だわ。まとめて……ブチ殺す!」
楠一重:ぎりりと歯ぎしりして、レイヴンをにらみつける。
GM:楠が吠えると同時に、辺りの空気が変わる。
GM:凄まじい重圧。君達……特に楠と夏目は何度も味わった感覚。
GM:呪いだ。
夏目靖章:「くそっ今度は彼女か、次から次へと……」
黒躑躅メメ:大量のカラスの群れと共に、今度は本人が姿を現す。
楠一重:「……どいつもこいつも……!」
黒躑躅メメ:直接の呪力。その効果も格段に大きい。
黒躑躅メメ:「まどろっこしいことしてらんないわぁ」
黒躑躅メメ:「今度こそ、確実に殺して……」
黒躑躅メメ:「……!」
黒躑躅メメ:咄嗟に身を屈める。
GM:その頭上すれすれを、飛来した日本刀が切り裂き、大量のカラスを両断する。
GM:エンジン音を轟かせ、大型バイクがその場に飛び込んでくる。
三日月ユウキ:「……フン。ようやく来たか。随分な重役出勤だな」
夏目靖章:「すると、彼女があの……」
GM:ライダーの周囲に大量の日本刀と、それを握る巨大な霊体の腕が現れる。阿修羅のような様相。
GM:カラスの群れを微塵に滅多切りしながら、君達に突っ込み、寸前でドリフト、急停止する。
黒躑躅メメ:「この、術は……!!」深い憎悪に満ちた表情を見せる。
朝霧鏡花:「……すいません、遅くなりました」
木虎ツグミ:「朝霧さん!」
朝霧鏡花:ヘルメットを脱ぎ、小さくかぶりを振る。全身大量の血に塗れている。いま浴びたものだけではない。
楠一重:「遅いのよ」
楠一重:言いつつも、安堵に表情が緩む
朝霧鏡花:「夏目さんですね?朝霧です。そちらの子が特異点の?」
木虎ツグミ:「はい!ミアちゃんです!」
楠一重:「そっちはどこをほっつき歩いてたわけ?」
朝霧鏡花:「すいません。瀬戸大橋に下ろされたもので」
楠一重:「せっ……」
楠一重:「瀬戸大橋」
朝霧鏡花:「ええ、それから延々ジャームを狩り続けて、何とか今、ここに」
朝霧鏡花:恨めしい目を“スターゲイザー”に向ける。
木虎ツグミ:「瀬戸って、確か四国ですよね!?すごいです!」
夏目靖章:「はじめまして、朝霧鏡花さん」「それはまた難儀な……」同情の眼差し
朝霧鏡花:「どうも。特異点の彼女の護衛は任せてください」
朝霧鏡花:「指一本触れさせません」
“スターゲイザー”:「……あら~……ぞろぞろと……なるほど……」
ミアセラ:「……」“スターゲイザー”を睨みつける。
“スターゲイザー”:「この数は、流石にちょっと分が悪いかもですねえ」
“スターゲイザー”:「これが特異点の力ですか」
夏目靖章:「それは違うんじゃないかな。"スターゲイザー"」
“スターゲイザー”:「? 何ですって?」
夏目靖章:「彼女は完全制御特異点だ。使わないという意志がある限り、特異点の力が漏れ出すことはないはず」
夏目靖章:「今のこの状況、君の思惑を阻んでいるのは」
夏目靖章:「"絆"の力だよ」
“スターゲイザー”:「……」夏目さんをじっと見据え。不貞腐れたような顔。
“スターゲイザー”:「……なら」
“スターゲイザー”:「僕は僕のやり方で戦います」
“スターゲイザー”:“スターゲイザー”の背後の空間が歪む。
“スターゲイザー”:世界が重なって見えるような異常な光景。
“スターゲイザー”:空間の揺らぎの向こうには、研究所のような風景。そこに並ぶ、大量の人体。
GM:虚空が波打ち、現れたのは、異形。
GM:三体の少女の身体をつぎはぎしたような、狂気の造形。
GM:その三つの頭には、いずれも鋼の仮面が被せられている。
“スターゲイザー”:「かつて“キャンサー”というセルがありました」
楠一重:「なんで……その名前を……」
楠一重:異形へと視線が釘付けとなる
“スターゲイザー”:「キャンサーの生み出した技術は、オーヴァードに対しての操作が主目的でしたが……」
“スターゲイザー”:「対象がジャーム化してしまうという致命的な欠点がありました」
“スターゲイザー”:「これはその技術の派生応用、まあ大したことはしてないんですが」
“スターゲイザー”:「逆にですよ?逆になんですが」
“スターゲイザー”:「相手が最初からジャームなら、問題なく操作できるってことにならないですか?」
楠一重:「……本当に」
楠一重:「人の気分を逆撫ですることにかけては、一流ね」
“スターゲイザー”:「これは僕の最新の部下です。廃棄される寸前のところを助けてあげたんです。そのままじゃ生きられない状態だったので」
“スターゲイザー”:「繋いであげたんです。動作は不安ですが、今回で実戦テストということで!」
スペクター345:「みて」「みないで」「たすけて」「いや」「殺して」
スペクター345:よろめきながら、少女の呻き声が響く。
楠一重:「……」
楠一重:その姿を目にして、少し目を伏せ
三日月ユウキ:「楠」
楠一重:また前を向く。
楠一重:「大丈夫」
楠一重:「切り抜けるわよ。あの女の命に、少しでも近づくために」
楠一重:「自分が何をしてるのか、その薄ら惚けた頭に思い知らせてやる」
“スターゲイザー”:「それとこちらは、僕の部下でも一番のお気に入りです!」
GM:空間が大きく揺らめき、世界の向こうから、また一人姿を現す。
GM:全身拘束具に覆われた男。やはり鋼の仮面を被せられている。
GM:こちらは何も言わず、静かに、ただ“スターゲイザー”を守るかのように立ち塞がる。
“スターゲイザー”:「こちらの彼は、皆さんの世界からはだいぶ遠い世界の人なんですが……ちょっとした有名人でして!」
“スターゲイザー”:「最近は意味合いも変わって、結構増えたみたいですが」
“スターゲイザー”:「少し前はもっと違う意味の名前だったんですよ」
“スターゲイザー”:「あらゆるジャームを凌駕する怪物」
“スターゲイザー”:「その時代で最強のFHエージェント」
“スターゲイザー”:「世界を変えるオーヴァード」
“スターゲイザー”:「“マスターレイス”」
三日月ユウキ:「"マスターレイス"だと……!?」
“スターゲイザー”:「彼はその、名前の持つ意味が変わる前、いちばん最後の世代です。“オールドレイス”なんて最近だと呼ばれるそうですね~」
オールドレイス:「…………」
“スターゲイザー”:「され、それじゃあ」
“スターゲイザー”:「始めましょうか」
三日月ユウキ:「……気安く言ってくれるな。一体これで何人だ。パーティーにしても少々騒がしすぎるぞ」
楠一重:「けどここまでくれば、開き直るには十分よ」
楠一重:「倒すわよ、こいつら全員!」
木虎ツグミ:「はい!」
夏目靖章:「ああ、行こう」
夏目靖章:「これが最後の戦いだ」
GM:オーヴァード達が一斉に≪ワーディング≫を発動する。
GM:だが全てのレネゲイドは、一箇所に吸収され、その効力を発揮しない。
オールドレイス:≪ワーディングキャンセラー≫
オールドレイス:あらゆるキャラクターはシーン中、≪ワーディング≫を使用できない。
オールドレイス:「…………」身体が光を吸い込む漆黒に染まっていく。すべてが影に置換されていき、現れたのは全身が殺意そのものに満ちた、悪魔の如き異形。
レイヴン:こちらも、全身が黒く効果していく。だが先の戦闘で見せたそれとは違う。
レイヴン:黒変した身体が、さらに燃えるように赤熱していく。
レイヴン:魔人の様相。闘気を全身に漲らせる。
ミアセラ:「……ツグミ」
木虎ツグミ:「はい、ミアちゃん!」
ミアセラ:ミアセラが静かに口を開く。
ミアセラ:「私は、ツグミと一緒に行きたい」
ミアセラ:「一緒にチョコケーキを食べたい。そう願ってもいいって、ツグミが、皆が教えてくれたから」
ミアセラ:「……だから」
ミアセラ:君の手を握る。
ミアセラ:「私が願うことが、信じることが、ツグミの力になるのなら」
ミアセラ:「私は、ツグミのこと、全力で信じるよ」
ミアセラ:「……だから……」
ミアセラ:すぅ、と息を吸って。
ミアセラ:「……勝って!!」
木虎ツグミ:その手を握り返して、笑う。
木虎ツグミ:「はい!絶対勝ちます!」
木虎ツグミ:「だから、信じて、願ってください!」
ミアセラ:「……うん!」
ミアセラ:君の眼を見て、深く頷いた。

ミアセラ:---

GM:クライマックス戦闘を開始します。
楠一重:うっしゃああああああ
夏目靖章:行くぜ!!
木虎ツグミ:やるぞ!!
三日月ユウキ:フンス!
エンゲージ


    オールドレイス[15]スターゲイザー[45]スペクター345[12]

                 (10m)

黒躑躅[14] (10m)  木虎[3]三日月[9]楠[5]夏目[4]  (10m)  レイヴン[10]


GM:NPCカード≪ミアセラ・ヴェステライネン≫が使用可能になりました。
GM:このシーン中3回まで、判定の前に宣言することで達成値を+20できます。
GM:NPCカード≪朝霧鏡花≫が使用可能になりました。
GM:任意のイニシアチブプロセスにおいて、任意の敵に50+3D10ダメージを与えることが可能です。
GM:こちらは1回のみ。
三日月ユウキ:ラウンド1回……?
GM:シーン1回!
楠一重:メインプロセス1回…?
GM:シーン1回!
楠一重:チィーッ
夏目靖章:チッ
木虎ツグミ:ちっ
GM:何かご質問は!
三日月ユウキ:平気の木
楠一重:オッケー大丈夫!
夏目靖章:やってやるぜ!
楠一重:あ!
木虎ツグミ:あ、つばめさんは何もない感じです?
楠一重:つばめちゃんの支援をここで使うことって?
GM:神鳥谷つばめは
GM:参戦してます。1R1回行動。
楠一重:……!
夏目靖章:見えないくらい遠くにいるのか!
木虎ツグミ:つばめさん!
楠一重:既に居るというのか……どこかに!
三日月ユウキ:頼むぞつばめ
楠一重:頼む……
木虎ツグミ:流石狙撃手
木虎ツグミ:どうかなるべく厄介な奴を……
夏目靖章:信じてるぞつばめ
GM:1Rを開始します
GM:セットアップから!
楠一重:なし!
夏目靖章:コンボ『Deadlock』《氷の城塞》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:12+3d10
DoubleCross : (12+3D10) → 12+7[1,2,4] → 19

夏目靖章:ラウンド中被ダメージ-19
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+8(侵蝕率:123->131)した
レイヴン:≪原初の黄:加速装置≫行動値+8
黒躑躅メメ:≪レネゲイドキラー≫
黒躑躅メメ:ラウンド間、使用エフェクト使用ごとに5点ダメージ、組み合わせた場合それぞれダメージ シーン全員
黒躑躅メメ:黒躑躅が呪力に満ちた領域を展開する。それは彼女以外に誰の生存も許さない、死の領域。
三日月ユウキ:レネゲイドキラ~?何だそれは~?
三日月ユウキ:効かんなあ~
GM:こ……こいつ!
オールドレイス:セットアップ≪原初の黄:アクセル≫
オールドレイス:自身行動値+8
オールドレイス:Eロイス ≪唯我独尊≫
オールドレイス:Eロイス ≪破滅の足音≫
オールドレイス:PCは1D+1ラウンド後戦闘不能。
オールドレイス:1D10+1
DoubleCross : (1D10+1) → 9[9]+1 → 10

オールドレイス:……11ラウンド!
夏目靖章:よしみんな!11ラウンドで絶対にケリをつけるぞ!
木虎ツグミ:やってやるぜ!
“スターゲイザー”:なし。
スペクター345:なし。
三日月ユウキ:不安だぜ~
神鳥谷つばめ:なし。
木虎ツグミ:狩猟開始:ターゲットロックLv3+攻性変色Lv4+狩りの統率者Lv3
木虎ツグミ:シーン中対象への攻撃力+37、暴走、侵蝕値+11で100%超えるので効果UPでこの数値!
木虎ツグミ:息を整え、スターゲイザーを見据える。
木虎ツグミ:ツグミが戦闘目に行う宣告には二つの意味がある。一つは、自身に眠る獣の因子の発揮。
木虎ツグミ:対象への敵意と集中の増幅と、それによる出力増強。またその効果を周囲にまで伝播させる。
木虎ツグミ:狩猟者としての本能を使った、火力支援の一種だ。
木虎ツグミ:もう一つの意味は、ツグミ自身の戦闘への覚悟と決意表明。
木虎ツグミ:本来、ツグミは人が傷つくことが苦手だ。例えそれが悪人であっても。
木虎ツグミ:誰かが傷つくこと。誰かを傷つけること。それは悲しいことだから。本当なら、起きない方が良いことだから。
木虎ツグミ:それでも。誰かを守るためには戦わなければいけない時があって。戦うことは誰かを傷つけることだと知っている。
木虎ツグミ:だから。
木虎ツグミ:「……私は、あなたを許しません!あなたが、今日の獲物です!!」
木虎ツグミ:パグマ・ラーヴァタは牙を剥く。
三日月ユウキ:私あるわ!
三日月ユウキ:ブルーゲイル飲みます!
三日月ユウキ:行動値+5,侵蝕+5!行動値14に!
三日月ユウキ:侵蝕は93になります
エンゲージ


    オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]

                 (10m)

黒躑躅[14] (10m)  木虎[3]三日月[14]楠[5]夏目[4]  (10m)  レイヴン[18]


GM:ではイニシアチブ45
GM:“スターゲイザー”の手番です
三日月ユウキ:我々以外を粉微塵にしてくれ~
“スターゲイザー”:マイナーなし
“スターゲイザー”:メジャー
“スターゲイザー”:≪コンセントレイト:オルクス≫+≪マルチウェポン≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪形なき剣≫+≪オーバーロード≫+≪要の陣形(未知なる陣形)≫+≪原初の赤:伸縮腕≫
“スターゲイザー”:対象5体
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ] 以外全員
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ]) → 黒躑躅メメ

三日月ユウキ:許せねえ
楠一重:やろぉ!
木虎ツグミ:抜かすならPCにしろよ!
夏目靖章:ふざけやがって!
“スターゲイザー”:武器4本使用 内1本攻撃力2倍+破壊
“スターゲイザー”:使用武器は栄光と勝利の槍・フォールンランス・フォールンランス・フォールンランス
“スターゲイザー”:栄光と勝利の槍をオーバーロード。
“スターゲイザー”:フォールンスプライト ダイス+3個
“スターゲイザー”:21DX7-4 ドッジダイス-2個
DoubleCross : (21R10-4[7]) → 10[1,2,2,3,4,4,4,5,5,6,6,7,7,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,4,5,7,8]+10[8,9]+10[8,10]+10[2,7]+10[9]+10[10]+4[4]-4 → 70

GM:ええ……?
三日月ユウキ:タスケテ
木虎ツグミ:加減しろ馬鹿!
楠一重:やっべえええ~~
夏目靖章:どういうことなの…
レイヴン:ドッジ
レイヴン:13DX
DoubleCross : (13R10[10]) → 10[1,2,2,2,2,3,4,5,6,7,9,10,10]+8[5,8] → 18

三日月ユウキ:ガードします
三日月ユウキ:あ、暴走してるからできないじゃん!
木虎ツグミ:リアクション不能!棒立ち!!
三日月ユウキ:忘れてたわ
GM:全員暴走!
楠一重:暴走リア不…
夏目靖章:コンボ『Account Freeze』《氷盾》《氷河の壁》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:自分のガード値を+20
夏目靖章:10+3d10
DoubleCross : (10+3D10) → 10+13[5,4,4] → 23

夏目靖章:同エンゲージの被ダメージを-23
夏目靖章:レネゲイドキラーでHP-15
“スターゲイザー”:11+11+11+11+11+8D10
DoubleCross : (11+11+11+11+11+8D10) → 11+11+11+11+11+46[2,10,3,4,9,4,10,4] → 101

夏目靖章:こいつ……
三日月ユウキ:うわー
楠一重:ぐぐぐ
木虎ツグミ:クッソ……
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+10(侵蝕率:131->141)した
レイヴン:≪雲散霧消≫ダメージ-40
夏目靖章:コンボ『Simon's SIN』《雲散霧消》《原始の紫:異形の加護》
楠一重:!?
楠一重:いけるのか…!?
木虎ツグミ:夏目さん!?
夏目靖章:30+3d10
DoubleCross : (30+3D10) → 30+15[1,10,4] → 45

夏目靖章:さっきと合わせて被ダメージ-68
夏目靖章:HP-10
木虎ツグミ:あ、あとセットアップの-19も乗るのでは!
GM:つまり……どういうことだってばよ……?
夏目靖章:あ、夏目にはのります!
夏目靖章:俺にできるのはここまでだ……後は頼む!
三日月ユウキ:クソー。あと1点の差で倒れた。リザレクトしよう。
三日月ユウキ:1d10+93
DoubleCross : (1D10+93) → 6[6]+93 → 99

木虎ツグミ:じゃあ夏目さんが12で他三人が33ダメ?
木虎ツグミ:いや、夏目さんは14か
夏目靖章:夏目はそれプラスガードで耐えます
楠一重:ぐげー!
木虎ツグミ:ツグミは残り2点で立つ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+9(侵蝕率:141->150)した
黒躑躅メメ:レネゲイドキラーも忘れずに!
楠一重:装甲買っておけば!スターゲイザーのロイス昇華して復活!
夏目靖章:レネゲイドキラー込みでHP1!
楠一重:ひええ
GM:こいつ硬すぎる!!
“スターゲイザー”:“スターゲイザー”の傍らの空間が揺らめき、無数の武器が姿を現す。その一本一本が、まごうこと無き魔装、宝剣、妖刀の類。
“スターゲイザー”:「せぇ……」
“スターゲイザー”:それらを無造作に手に取り、
“スターゲイザー”:「のっ!」
“スターゲイザー”:放り投げる。技術も何もない投擲。
“スターゲイザー”:だがそれだけで、荒れ狂う遺産の暴走が、凄まじい破壊力を伴って君達を襲う!
レイヴン:「クソが……!」爆風で防御するが、完全には防ぎきれない。
夏目靖章:「その手は一度見ているぞ」
夏目靖章:氷の薔薇が咲き誇る。足元だけでなく、周囲一体を覆う最大展開
夏目靖章:それらが放たれる遺産を絡め取る。投擲の勢いそのものは相殺しきれないが
夏目靖章:遺産が放つレネゲイドの暴走、その力を凍結し、霧散させる
“スターゲイザー”:「へえ……この前とは違う、と」
夏目靖章:「当然、この前は俺一人だったからね」
オールドレイス:イニシアチブ23。
オールドレイス:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]) → 黒躑躅メメ

木虎ツグミ:あ、やった!!
オールドレイス:マイナーで戦闘移動、黒躑躅メメに接敵。
夏目靖章:やれ!オールドレイス!
楠一重:よっっしゃああ!!
楠一重:砕け、ロボー!
木虎ツグミ:やっちまえ——!
オールドレイス:メジャー
オールドレイス:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪フェイタルヒット≫+≪原初の灰:ストライクミラージュ≫+≪背教者の王≫
オールドレイス:18DX7+1
DoubleCross : (18R10+1[7]) → 10[1,1,1,2,2,3,3,4,5,5,5,5,7,7,8,9,10,10]+10[3,6,8,9,10,10]+10[2,3,6,8]+4[4]+1 → 35

オールドレイス:リアクション不可。
オールドレイス:4D10+41+5D10
DoubleCross : (4D10+41+5D10) → 26[3,5,10,8]+41+17[4,2,4,3,4] → 84

黒躑躅メメ:生存!
オールドレイス:影と一体化したオールドレイスの身体が、炎のように揺らめく。自身のレネゲイドの強制励起。
オールドレイス:滑る様に移動し、瞬時に黒躑躅の眼前に。
黒躑躅メメ:「な……」
オールドレイス:腕を大量の鞭のように変化させ、その身体を刺し貫く。
オールドレイス:そして、黒躑躅の体内で爆発的に変形。
オールドレイス:影の炎が、呪術師を吹き飛ばす。
黒躑躅メメ:「が……あぁああああッ!!」
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:その姿を見ても、何の反応も示さない。
オールドレイス:再び影そのものと化し、主のもとへ戻る。
黒躑躅メメ:「こ……ろ……殺して……やる……!」
オールドレイス:イニシアチブ≪原初の虚:異形の転身≫
オールドレイス:元の位置に戻ります。
レイヴン:イニシアチブ18
レイヴン:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ,黒躑躅メメ]) → スターゲイザー

レイヴン:マイナーで戦闘移動、スターゲイザーに接敵
エンゲージ


  オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]

                 (10m)

黒躑躅[14] (10m)  木虎[3]三日月[14]楠[5]夏目[4]


レイヴン:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫+≪原初の紫:援護の風≫
レイヴン:対象スターゲイザー、オールドレイス、スペクター345
GM:くそ~~~
オールドレイス:≪原初の黒:時の棺≫
夏目靖章:こら!
楠一重:ばかやろう!
木虎ツグミ:てめえ!
楠一重:やっぱこいつ敵だわ!
レイヴン:全身が赤熱し、煉獄の魔人めいた威容と化したレイヴンが、その身を躍らせる。
レイヴン:爆風を利用し、ジェット機めいて加速。その拳の先は、“スターゲイザー”。
レイヴン:「貰ったッ!!」
レイヴン:だがその速度が、急激に減速する。
オールドレイス: み し り
オールドレイス:空間が軋むような感覚と共に、君達全員の身体が動かなくなる。
オールドレイス:時間が止まっている——そうではない。あらゆるレネゲイドが、その活動を強制停止させられている。
レイヴン:「ぐ、おぉっ……!?」不意に動きを封じられ、地面に転がる。
レイヴン:「てめぇ……!!」
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:黒一色の身体からは何の表情も読み取れない。ただ、“スターゲイザー”を守る様に立ち塞がる。
神鳥谷つばめ:イニシアチブ16
神鳥谷つばめ:マイナーなし
神鳥谷つばめ:choice[スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ]
DoubleCross : (CHOICE[スターゲイザー,スペクター345,オールドレイス,レイヴン,黒躑躅メメ]) → 黒躑躅メメ

GM:おい!
夏目靖章:アンタ最高の女だよ
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪フェイタルヒット ≫
楠一重:お姉ちゃん…
楠一重:大好き!!
木虎ツグミ:いいぞいいぞ!
三日月ユウキ:最高
神鳥谷つばめ:対象黒躑躅メメ
神鳥谷つばめ:17DX7+10
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[2,2,2,3,3,3,3,4,5,6,6,7,8,8,8,8,9]+10[1,2,6,7,7,8]+10[2,2,7]+5[5]+10 → 45

楠一重:っしゃあ!!
黒躑躅メメ:ドッジ
黒躑躅メメ:4DX
DoubleCross : (4R10[10]) → 7[1,4,7,7] → 7

神鳥谷つばめ:ダメージ
神鳥谷つばめ:5D10+11+3D10
DoubleCross : (5D10+11+3D10) → 28[5,7,2,9,5]+11+17[6,4,7] → 56

黒躑躅メメ:mada
黒躑躅メメ:生きてる!!!
楠一重:しぶとい!
神鳥谷つばめ:君達の遥か後方で、ほんの一瞬、何かがきらめく。
黒躑躅メメ:「!!」
黒躑躅メメ:気付いた時にはもう遅い。音より速い銃弾が、その胸元を正確に撃ち抜く。
黒躑躅メメ:「が……ごぼっ……!!」
黒躑躅メメ:夥しい血を吐きながら、その場の全員に殺意を向ける。
黒躑躅メメ:「全員……全員、殺して……やる……ッ!」
GM:イニシアチブ14、三日月さんの手番です
三日月ユウキ:その前に!
楠一重:行くぞっ!
三日月ユウキ:NPCカードの効果を使わせてもらいたい!
GM:NPCカード~~?
GM:そんなのあったっけ~~?
木虎ツグミ:カモン朝霧さん!
夏目靖章:しらばっくれてんじゃねえ!
木虎ツグミ:しらばっくれないでGM!
三日月ユウキ:その黒髑髏ってやつをぶっ殺してくれよ~
GM:ウギャァ~~ッ
朝霧鏡花:50+3D10
DoubleCross : (50+3D10) → 50+19[5,7,7] → 69

楠一重:朝霧ブレーーーーーーーーーーード!!
黒躑躅メメ:死に申した……
木虎ツグミ:やった!!
黒躑躅メメ:レネゲイドキラーの効果解除!
楠一重:よっしゃああああ
夏目靖章:やったー!
黒躑躅メメ:「っ……ぐ……う……」
黒躑躅メメ:這いずりながら再び呪術を行使せんとする黒躑躅。
黒躑躅メメ:その眼前に、朝霧が立ちはだかる。
朝霧鏡花:「…………」
黒躑躅メメ:「朝霧ィッ……!!」
黒躑躅メメ:その顔を憎悪に歪ませる。
黒躑躅メメ:「どきなさい……!殺すわよ!!」
朝霧鏡花:「殺す、なんて一々確認を取るから、あなたは甘いんですよ」
朝霧鏡花:一刀の下に、黒躑躅を切り伏せる。
黒躑躅メメ:「ぎっ……!」
黒躑躅メメ:胸から両断され、力なく倒れる。
黒躑躅メメ:その身体は、徐々に人の身体から虫の塊に変わっていく。内部からは操作用の護符。
朝霧鏡花:「…………」それを見て、ひとつ溜息を吐き。ミアセラを振り返り無事を確認する。
朝霧鏡花:「こちらは片付きました!」
スペクター345:イニシアチブ12.
三日月ユウキ:違うぜ!こっちこっち!
木虎ツグミ:あ、待って三日月さんの手番!!
三日月ユウキ:私!
楠一重:その通り!
夏目靖章:ミカちゃん!
GM:あ!そうだ!
GM:どうぞ!
楠一重:ブルゲで加速しているのだ!
夏目靖章:その前に、イニシアチブで《解放の雫》
三日月ユウキ:おおおっ
夏目靖章:味方全員のラウンド内メジャーアクションの達成値を+12 受けた場合侵蝕+2
楠一重:っしゃあ!
楠一重:受けます!
三日月ユウキ:もらうか……!
木虎ツグミ:貰います!
夏目靖章:受けるかは自由!私は受けない!
GM:ゲェ~~ッ
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:150->153)した
三日月ユウキ:100超えちゃうけどここは私の侵蝕を気にしている場合じゃあるまい
三日月ユウキ:そして私の番。することは単純。マイナーで完全熱光学迷彩の効果を使用。隠密状態に。メジャーで射撃攻撃。スターゲイザー!お前を狙うぞ!
三日月ユウキ:6DX+32+12
DoubleCross : (6R10+32+12[10]) → 8[1,3,3,4,7,8]+44 → 52

“スターゲイザー”:ドッジ
三日月ユウキ:あ、ダイスボーナス忘れてた
三日月ユウキ:3DX+32+12
DoubleCross : (3R10+32+12[10]) → 9[1,3,9]+44 → 53

三日月ユウキ:1点上がる
“スターゲイザー”:15DX
DoubleCross : (15R10[10]) → 10[1,1,2,2,4,4,4,6,7,8,8,8,10,10,10]+9[6,6,9] → 19

オールドレイス:≪原初の緑:炎陣≫
オールドレイス:カバーリング
三日月ユウキ:ダメージ行きます
三日月ユウキ:6d10+40+37
DoubleCross : (6D10+40+37) → 32[2,7,6,3,8,6]+40+37 → 109

GM:痛すぎ!!
三日月ユウキ:死ねオラァ!
オールドレイス:生きてる
三日月ユウキ:瞬速の攻防の最中、爆炎に紛れて姿を消す。不可視の矢が夜を貫き、"スターゲイザー"に殺到する。
オールドレイス:その矢を阻むように、影の防御壁となったオールドレイスが、スターゲイザーを包み込むようにして防御する。
オールドレイス:黒い影と化した身体から、鮮血が噴き出る。
“スターゲイザー”:「ああっ!レイスさん!」
“スターゲイザー”:「大丈夫ですか?まだ立てますよね?」
“スターゲイザー”:「頑張ってください!ファイトです!応援してますよ!かっこいいです!」
三日月ユウキ:「いくら"オールドレイス”といえど、不死ではない。なら殺すまで撃ち続けるだけだ」
三日月ユウキ:「待っていろ"スターゲイザー”。直ぐにその軽口を止めてやる」
三日月ユウキ:以上!
オールドレイス:「…………」再び異形の人型へと戻り、スターゲイザーの傍らに立つ。
スペクター345:あらためてイニシアチブ12!
スペクター345:Eロイス 孤独の叫び
スペクター345:傲慢な理想×2 対象シーン全員
三日月ユウキ:なんだそれは!
スペクター345:ロイス枠が空いてる奴はスペクターに庇護/憐憫で取ってもらうぜ~~ッ
木虎ツグミ:うえ、マジで!?
木虎ツグミ:やっぱさっきのタイミングでスターゲイザーに取っとくんだった……
夏目靖章:し、しまった~~!空いてる!
三日月ユウキ:埋まり
楠一重:自己顕示欲!!
スペクター345:「わたしをみて」「わたしたち」「いや」「こわい」「だれか」
スペクター345:仮面の下から、少女たちの呻きが木霊する。
スペクター345:それはレネゲイドを帯び、君達の精神を呪いめいて搔き乱す。
スペクター345:マイナーなし
スペクター345:同エンゲージ攻撃不可。
スペクター345:≪コンセントレイト:エンジェルハィロゥ≫+≪小さな塵≫+≪レーザーファン≫+≪アームズリンク≫+≪スパークウェッジ≫
スペクター345:対象PC全員!
三日月ユウキ:やめろや!
木虎ツグミ:迷わずこっちを狙うな!
オールドレイス:≪原初の紫:砂の加護≫ダイス+6個
三日月ユウキ:えーん、なつえもーん
夏目靖章:レイステメー!
楠一重:お姉ちゃんにもアピールせい!
スペクター345:18DX7
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[1,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,6,6,8,9,10,10,10]+6[1,4,4,4,6] → 16

GM:ひっく
夏目靖章:おやあ?
三日月ユウキ:でも我々暴走中なので
木虎ツグミ:うわ、暴走してなきゃ避けれてそう
楠一重:うぐぅ~っリア不
三日月ユウキ:リアクションできないぜ~
夏目靖章:これなつめは避けれちゃうな…
木虎ツグミ:夏目さん避けちゃえ!
楠一重:かわせ!
夏目靖章:どっちみち軽減エフェクトは使っちゃったし、ここはドッジで!
夏目靖章:2dx
DoubleCross : (2R10[10]) → 10[3,10]+9[9] → 19

楠一重:ヤッターー!
夏目靖章:雫すらいらんかったわ!がはは!
GM:こいつ~~
スペクター345:2D10+12
DoubleCross : (2D10+12) → 11[2,9]+12 → 23

三日月ユウキ:うーん耐えられない。ロイスを切ろう。
GM:命中した相手にはスペクター以外を対象に含む攻撃を行った時24点ダメージを受ける状態を付与するぞ
三日月ユウキ:すごいの来ちゃったな
三日月ユウキ:申し訳ないが夏目さんのロイスをタイタス化、昇華させながら復活!
木虎ツグミ:あ、これ夏目さんの軽減19はまだ入ってます?
木虎ツグミ:人によっては耐えられるんじゃ
楠一重:!
夏目靖章:すまん、氷の城塞は自分にしか効かんのだ……
木虎ツグミ:あ、そうだごめんなさい
木虎ツグミ:勘違い
木虎ツグミ:仕方ないのでスペクターのロイスを昇華して復活!
楠一重:ロイス昇華復活…!レイヴンの…!
スペクター345:全身至る所から機銃が現れる。それはオールドレイスの支援、無温の黒炎を纏い、活性化したレネゲイドを帯びる。
スペクター345:「ころす」「ごめんなさい」「よけて」「たすけて」「しんで」
スペクター345:口々に呻きながら、機銃を掃射する!
楠一重:「がっ……ぐぅうううっ!!」
スペクター345:雷電を帯びた弾丸が、君達の全身に突き刺さる。
楠一重:「何度……見ても、反吐が出る悪趣味ね」
楠一重:ふらつきつつも立ち上がる
夏目靖章:「くそっ……領域が……」
夏目靖章:夏目自身は無傷だが、味方を守る薔薇が段々と溶け出している
三日月ユウキ:「チッ……!雷撃か。面倒な……!」
木虎ツグミ:「ッは、まだ、です!」 ボロボロの体を射抜かれて、更に幾つもの穴を開けられながら。
GM:イニシアチブ5、楠さんの手番!
三日月ユウキ:傷を闇に溶かしながら立ち上がる。
楠一重:ちょっと考えさせてね
木虎ツグミ:なおも真っすぐに立ち、スターゲイザーを睨み続ける。
楠一重:くそっ!やるしかねえか!
楠一重:マイナーで破壊の爪+ハンティングスタイル+ブラッドコントロール!
楠一重:メジャーでコンセ+渇きの主+獣の力+獣王の力!
楠一重:対象は…
楠一重:スターゲイザー!
エンゲージ


 オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]

                 (10m)

           木虎[3]三日月[14]夏目[4]


GM:どうぞ!
楠一重:……夏目さんのロイスを昇華
楠一重:スパークウェッジの効果を解除。
楠一重:超侵蝕とインフィニティコロナも起動!
楠一重:参ります!
楠一重:11dx7+28
DoubleCross : (11R10+28[7]) → 10[2,2,2,3,4,5,6,6,8,8,10]+6[2,3,6]+28 → 44

オールドレイス:≪原初の緑:炎陣≫カバーリング
GM:ダメージどうぞ!
楠一重:5d10+97
DoubleCross : (5D10+97) → 36[4,7,10,5,10]+97 → 133

楠一重:装甲無視!
GM:なんだその数字は……!
オールドレイス:HP0に。
オールドレイス:≪蘇生復活≫
オールドレイス:HP1で復活。
夏目靖章:ぎゃー!
木虎ツグミ:くっそ!!
楠一重:マジでか!
三日月ユウキ:復活するんじゃねえ!
GM:レネゲイドキラーさえ無ければ耐えていたのに……!
木虎ツグミ:耐えるな!蘇るな!!
楠一重:「——。」
楠一重:異形の巨人、そして機械の少女の顔に嵌められた仮面を見据え
楠一重:呼吸を整える。
楠一重:「腸が煮えたぎるっていうのが、どういう気持か」
楠一重:「思い知らせてやる」
楠一重:小さく呟いて
楠一重:だんっっ
楠一重:空中に跳躍!獰猛な無数の刃を全身に展開して
楠一重:回転を加えつつ、体当たりのようにぶつかっていく!
オールドレイス:“スターゲイザー”を守るように、立ちはだかる。
オールドレイス:殺意そのものを具現化したような、大量の影の棘が、君の全身を貫く!
楠一重:「!!」
オールドレイス:「シ……ィイイイイッ…………」
楠一重:全身を貫かれ、ぐったりと項垂れるが
楠一重:「でぇ……やあああああ!!」
楠一重:その顔を上げて、貫かれたまま眼前の敵を切り刻む!
オールドレイス:「——」
オールドレイス:影の装甲を貫かれ、鮮血を撒き散らす。
楠一重:「役者が違うわ」
楠一重:「アンタよりも、ずっと強い相手にだって私は勝ったんだから」
楠一重:「……誰よりも強い、本当の天才に」
楠一重:夥しい血を流しながらも、闘志は衰えない。
オールドレイス:全身を覆う黒影が収縮していく。脱力して、倒れ伏す。
“スターゲイザー”:「ああ!レイスさん!!そんな!」
楠一重:「次は……アンタよ」
“スターゲイザー”:オールドレイスに駆け寄り、抱え起こす。
楠一重:「何を……」
“スターゲイザー”:「しっかりしてください!ねえ!死なないで!」
“スターゲイザー”:「負けるわけにはいかないんですよね?そうですよね?」
“スターゲイザー”:「あなたがいくらジャームに成り果てても、それは変わってないはずですよね?」
“スターゲイザー”:「お願いです!ほら!立ってください!」
“スターゲイザー”:「——」
“スターゲイザー”:耳元で、そっと何事かを呟く。
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:その言葉に反応するように、ゆっくりとその身を起こす。
楠一重:「ッ!」
オールドレイス:再び影が収束していく。膨大なレネゲイドが周囲に解き放たれる。
楠一重:「いいわ。アンタの悪趣味な人形遊びにだって、付き合ってやる」
楠一重:「……地獄の底までね!」
楠一重:じゃきん!再び刃を構える
オールドレイス:≪加速する刻≫。
オールドレイス:オールドレイスの手番
オールドレイス:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪原初の灰:ストライクミラージュ≫+≪背教者の王≫+≪能力強奪≫+≪原初の白:スターダストレイン≫
三日月ユウキ:スターダストレイン!?
楠一重:は!?
三日月ユウキ:やべ~
木虎ツグミ:そんなんまで撃つの!?
夏目靖章:正気かこいつ
三日月ユウキ:能力が奪われちゃうメカ!
オールドレイス:対象木虎ツグミ・三日月ユウキ・楠一重・夏目靖章・レイヴン・スペクター345・スターゲイザー
三日月ユウキ:見境なしじゃん
オールドレイス:18DX7+1 リアクション不可
DoubleCross : (18R10+1[7]) → 10[1,1,1,4,5,5,5,6,6,6,7,7,8,8,9,10,10,10]+10[1,3,4,6,8,8,9,10]+10[1,4,8,9]+4[2,4]+1 → 35

三日月ユウキ:リアクション不可!
楠一重:しかもリア不てお前
夏目靖章:リア不か~!
木虎ツグミ:言われずとも不可!
オールドレイス:4D10+41
DoubleCross : (4D10+41) → 20[1,7,3,9]+41 → 61

楠一重:死ぬ…三日月さんのロイス切って復帰…
楠一重:残り初期ロイスのみです…
木虎ツグミ:死ぬので楠さんのロイスを昇華!残りロイス4枚!
夏目靖章:流石に無理!スターゲイザーのロイス切って復活!
オールドレイス:≪能力強奪≫により対象は全員≪リザレクト≫を使用不能になります。
木虎ツグミ:元からそんな余裕ないよ!嫌味か!!
楠一重:ふざけているのか~~
三日月ユウキ:頑張れ楠さん
夏目靖章:これ以上はやらせねえ
三日月ユウキ:私はミアちゃんのロイスを切って復活します。きついぜ。
オールドレイス:オールドレイスの全身が、爆発するように変形する。
オールドレイス:周囲のあらゆる全てを破壊し尽す、影の鞭、漆黒の刃。
オールドレイス:オーヴァード達からレネゲイドを吸収し、さらにその体積を増して荒れ狂う。完全な暴走状態だ。
オールドレイス:「オォオオオオ……オオオオオオォッ!!」
楠一重:「ぐ……がは……」
楠一重:至近距離から貫かれ、切り刻まれ、臓腑から振り絞るように血を吐き出す
“スターゲイザー”:「何するんですか……!もう……ジャームは結局ジャームですね……!」
夏目靖章:「あの状態からこんな力が……なんなんだこいつは…!?」
夏目靖章:脇腹を抉られ膝をつく
三日月ユウキ:「俺はまだ死なん。だが……楠……!」
レイヴン:「何だ?クスノキ。もうへばったのか?」
楠一重:「……やかま……しいわ」
レイヴン:「俺はまだまだ行けるぞ。ここからだろ?楽しいのは。なあ?」
楠一重:「こっちの台詞よ……私は……こんなところで死んだりしない」
楠一重:「生きてやることがある……!」
楠一重:「死んでたまるかッ!」
楠一重:立ち上がり、敵を見据える
GM:ではイニシアチブ3、木虎さんの手番です
木虎ツグミ:はい!マイナーで8m前進!メジャーはどうせ庇われるからクレイジードライブ使わずいつものコンボ!
木虎ツグミ:轟雷爪牙:魔獣の本能Lv1+コンセントレイト:キュマイラLv3+降魔の雷Lv4
エンゲージ


 オールドレイス[23]スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]

                 (2m)

                木虎[3]

                 (8m)

             三日月[14]夏目[4]


木虎ツグミ:対象スターゲイザー!参ります!
楠一重:いや!
木虎ツグミ:13dx7+16
DoubleCross : (13R10+16[7]) → 10[1,2,2,3,4,5,6,6,6,7,9,10,10]+4[2,3,4,4]+16 → 30

木虎ツグミ:あ、え
木虎ツグミ:何かありましたっけ!?
夏目靖章:どうした楠!
楠一重:対象はオールドレイスの方が
楠一重:庇われなかった時に確実な気がする
楠一重:ライフで受けられるとまずい
楠一重:相手のHPは1だし
オールドレイス:ダイス+6個≪原初の緑:炎陣≫カバー
楠一重:あ!杞憂!
楠一重:いけーっ!
木虎ツグミ:あ、良かった!庇ってた!
夏目靖章:よかったカバーしてくれた
木虎ツグミ:ではダメージ!
木虎ツグミ:4d10+37+16
DoubleCross : (4D10+37+16) → 16[3,6,4,3]+37+16 → 69

三日月ユウキ:十三分!
楠一重:ヨシ!
夏目靖章:この過剰な火力よ!
木虎ツグミ:流石に落ちないとか言わんだろ!
オールドレイス:死亡!蘇生エフェクトなし。
オールドレイス:≪ラストアクション≫
三日月ユウキ:く、楠さーん!
夏目靖章:おいおいおいおい
木虎ツグミ:うそでしょ!?
オールドレイス:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪原初の灰:ストライクミラージュ≫+≪背教者の王≫
楠一重:????
オールドレイス:対象“スターゲイザー”
楠一重:うおおおおおお
楠一重:お前…!
夏目靖章:目覚めたか…!
オールドレイス:18DX7+1
DoubleCross : (18R10+1[7]) → 10[1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,5,6,6,7,9,10,10]+10[2,5,6,7]+2[2]+1 → 23

三日月ユウキ:嫌われたもんだなスターゲイザーちゃん
オールドレイス:3D10+41
DoubleCross : (3D10+41) → 9[4,4,1]+41 → 50

“スターゲイザー”:生きてま~~~~す
木虎ツグミ:死ね!!
GM:演出どうぞ!
木虎ツグミ:オールドレイスの振るう影を受けボロボロになりながら、それでも前へと駆けだす。
オールドレイス:獣のような咆哮を上げ、全方位に影の鞭を振るう。あらゆるものを死に至らしめる、絶対の殺刃圏。
木虎ツグミ:集中状態により躱すなどの機転は効かない。耐えるほどの余力もない。それでも。
木虎ツグミ:削れた個所をその都度再生しながら、ただ前へ。狙うはただ一人、全ての元凶。
木虎ツグミ:雷を纏わせた右手と左手を強く打ち合わせ、指と指とを組み合わせる。放たれた雷はその軌道をなぞり——
木虎ツグミ:獲物を食らう顎へ変わる。
オールドレイス:笑みを浮かべるスターゲイザー。その前に、オールドレイスが立ちはだかる。
オールドレイス:大量の影の刃が重なり、雷を阻まんとする。
オールドレイス:最早、鋼の仮面の他には、人の原型はどこにもない。
“スターゲイザー”:「わー!すごいすごい!頑張ってください!負けないで!」
オールドレイス:だが、限界が訪れる。激しい電光に焼き焦がされ、影の身体はぼろぼろと崩れ落ちていく。
オールドレイス:「…………!」
オールドレイス:激しい光に呑まれるように、影は薄れていき、
オールドレイス:やがて、すべて消える。あとに残された仮面だけが、からん、と虚しく転がる。
“スターゲイザー”:「あらら」
“スターゲイザー”:「残念ですねえ。彼、本当にお気に入りだったんですが」
“スターゲイザー”:「まあいいです。また次を……」
GM:瞬間、“スターゲイザー”の腹が、背後から貫かれる。
“スターゲイザー”:「う……っ……!?」
GM:障壁の向こう側、彼女自身の影が鋭利な刃となって、“スターゲイザー”を刺し貫いている。
オールドレイス:「…………」
オールドレイス:人の形はどこにもない。ただの小さな影だ。
“スターゲイザー”:「この……!往生際が悪いですよ!」
GM:“スターゲイザー”が遺産を乱暴に放り投げる。爆風と共に、影は吹き飛び、ただの影へと戻る。
GM:ではイニシアチブ0、夏目さんの手番です
木虎ツグミ:あ、その前に!
木虎ツグミ:すみません忘れたんですが三日月さんのロイスを切って不利な効果を消します!
木虎ツグミ:そうでないとスパークウェッジで死ぬ!
GM:どうぞ!
夏目靖章:では改めて私の手番
夏目靖章:マイナーなし、全力移動で楠さんのエンゲージへ
エンゲージ


  スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]夏目[0]

                 (2m)

                木虎[3]

                 (8m)

                三日月[14]


楠一重:夏目さん!
夏目靖章:これ以上楠さんのロイスは切らせん
三日月ユウキ:楠さんをたのんだぞ
夏目靖章:「飼い犬にまで噛みつかれるとは、いよいよもって愉快だな、"スターゲイザー"」
“スターゲイザー”:「ふん!何とでも言ったらどうですか!」
“スターゲイザー”:「どうせ勝つのは僕なんですから」
夏目靖章:静かな足取りで楠さんの隣、そしてスターゲイザーの眼前へ歩みをすすめる
“スターゲイザー”:「その時に煽らなければ良かったなんて思っても遅いですからね!」
夏目靖章:「君はあの時言ったな」
夏目靖章:「自分はジャームではないと」
“スターゲイザー”:「ええ、そうですよ?」
夏目靖章:「ジャームと人間を隔てるものは、絆の有無……しかし」
夏目靖章:「君のいう絆はそこに転がる仮面だ。ペットを繋ぐ鎖に過ぎない」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:軽薄な笑顔が固まる。
夏目靖章:「人間の絆は、決してそれだけじゃあない。それがわからない限り……」
夏目靖章:「君は一人ジャームだ、"スターゲイザー"!」
“スターゲイザー”:「……うるさいですね、うるさいうるさいうるさいですよ!」
“スターゲイザー”:「僕はジャームなんかじゃない!あんな連中と一緒にしないでください!!」
“スターゲイザー”:「何でそんなにひどいことが言えるんですか!?とても不愉快です!!」
三日月ユウキ:「全く……今の状況でこれだけ口が回るとは。楠は任せても良さそうだな」
夏目靖章:「ああ、任せてもらおう。一重くんが一番危なっかしいからね」三日月さんに後ろ手で手を振り
楠一重:「何よ……足を引っ張るつもりは……」
楠一重:夥しい血を流しながら、敵に向き合っている
夏目靖章:「もちろん、引っ張られるつもりもないさ」
夏目靖章:「手を引くのは紳士の役割だ。止めは任せるよ、一重くん」
楠一重:「……ふん」
楠一重:「足並み、遅れるんじゃないわよ」
楠一重:言いつつも肩を並べる。
楠一重:再び視線に闘志が漲っていく。
夏目靖章:「教えてあげよう、"スターゲイザー"」
夏目靖章:「人間の絆の力ってやつをね」
GM:クリンナップ……なし!
GM:第2ラウンドを開始します。
GM:セットアップ!
レイヴン:≪原初の黄:加速装置≫行動値+8
木虎ツグミ:今回は無し!
楠一重:なし!
夏目靖章:コンボ『Deadlock』《氷の城塞》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:15+3d10
DoubleCross : (15+3D10) → 15+24[9,10,5] → 39

夏目靖章:ラウンド中被ダメージ-39
楠一重:うおおお
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+8(侵蝕率:153->161)した
楠一重:出目がいい!
GM:出目良すぎの固すぎ太郎か?
木虎ツグミ:風が向いてる!!
木虎ツグミ:出目良すぎは人のこと言えんやろGMぅ!!
神鳥谷つばめ:なし。
スペクター345:なし。
“スターゲイザー”:なし。
エンゲージ


  スターゲイザー[45]スペクター345[12]レイヴン[18]楠[5]夏目[0]

                 (2m)

                木虎[3]

                 (8m)

                三日月[9]


“スターゲイザー”:イニシアチブ45
“スターゲイザー”:マイナーでチャリオットバラーに騎乗。
“スターゲイザー”:メジャー
“スターゲイザー”:≪コンセントレイト:オルクス≫+≪マルチウェポン≫+≪ヴァリアブルウェポン≫+≪形なき剣≫+≪オーバーロード≫+≪要の陣形(未知なる陣形)≫+≪原初の赤:伸縮腕≫
“スターゲイザー”:対象5体
三日月ユウキ:タスケテ~
木虎ツグミ:PC+レイヴンでピッタリ?
楠一重:ですね
夏目靖章:くそ~
“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #1
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 木虎ツグミ

“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #2
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 三日月ユウキ

“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #3
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 三日月ユウキ

“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #4
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 夏目靖章

“スターゲイザー”:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン] #5
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,楠一重,夏目靖章,レイヴン,レイヴン]) → 木虎ツグミ

GM:く、楠……!!
木虎ツグミ:は!?
楠一重:???
夏目靖章:どういうことだい
三日月ユウキ:そうだぞ!
木虎ツグミ:ビックリした……
GM:楠さんとレイヴンが助かりました
楠一重:うおおおお
三日月ユウキ:未知なる陣形だから全員攻撃できるんじゃ?
夏目靖章:運が向いてきたぜ~
木虎ツグミ:楠さんが助かったのはでかい!
GM:ここは単にスタゲ野郎の特別チョイスですね
三日月ユウキ:完全なる理解
GM:こいつはあんまり投げるのが上手くない!
楠一重:ダイスに救われた…!
夏目靖章:スタゲはそういう事する!
木虎ツグミ:やーいへたっぴ!
楠一重:なるほどな
“スターゲイザー”:18DX7 ドッジダイス-2個
DoubleCross : (18R10[7]) → 10[1,1,1,3,4,4,4,4,4,5,5,6,6,7,8,8,10,10]+10[4,7,7,7,10]+10[1,2,5,10]+4[4] → 34

夏目靖章:ガード 《氷盾》でガード値+25
木虎ツグミ:一応ドッジ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+2(侵蝕率:161->163)した
木虎ツグミ:10dx+1=>34
DoubleCross : (10R10+1[10]>=34) → 10[1,2,2,3,4,5,8,8,9,10]+3[3]+1 → 14 → 失敗

楠一重:いけるっ!!
楠一重:ミアちゃん!!
三日月ユウキ:リアクション不可だぜ
三日月ユウキ:ミアセラちゃんは判定前宣言だぜ!
GM:残念だが特異点は事前使用だぜ
木虎ツグミ:ミアちゃん切ります?一応後二回くらいは死んでも余裕ありますが
木虎ツグミ:あ、そうか
楠一重:ぐげーっ
楠一重:そうだったのか…
夏目靖章:残念…
GM:あ~でも完全制御特異点だしな~
GM:普通の特異点とは?違うかもしれないな~
楠一重:!!
夏目靖章:こっちが使ってくれって言わなくても、ミアちゃんの意志なら!
木虎ツグミ:ミアちゃん……!
楠一重:ミアちゃん!覚醒しろ!!
GM:ちっ!仕方ねえな……
GM:今回のNPCカードにおいてはありとします
楠一重:ひと味…違うのね…
GM:使え使え~
楠一重:では使用します!いいよね!
三日月ユウキ:GMがそう言うなら仕方ないな
楠一重:NPCカード:ミアセラで木虎さんのドッジ出目を+20!
木虎ツグミ:合計34!ピッタリ回避!
“スターゲイザー”:聖剣の王者+鬼切の古太刀+フォールんブレイド+フォールンブレイド
“スターゲイザー”:聖剣の王者をオーバーロード。
夏目靖章:貴重な聖剣をこいつ…
三日月ユウキ:俺の聖剣が!
“スターゲイザー”:15+15+10+9+9+4D10
DoubleCross : (15+15+10+9+9+4D10) → 15+15+10+9+9+21[9,3,8,1] → 79

夏目靖章:ガード値、装甲、軽減諸々で98点までは無傷なので
夏目靖章:効かんなあ
木虎ツグミ:かってえ!!
GM:狂人か????????
三日月ユウキ:私は全然死ぬ!ミアセラちゃんのロイスを切って復活します。
楠一重:ヒエッ
三日月ユウキ:もうあと3個しかロイスねえ!
“スターゲイザー”:「いきますよ~」
“スターゲイザー”:“スターゲイザー”が外套をはためかせ、巨竜に飛び乗る。
“スターゲイザー”:遥か上方から、立て続けに暴走した遺産を連射、君達を微塵に引き裂かんとする。
“スターゲイザー”:「おりゃーっ!くらえ!」
楠一重:「ッ!外した!?でもこの範囲は……!」
楠一重:「三日月!木虎!!」
楠一重:抉られる地面の間を走りながら、後方へ叫ぶ
三日月ユウキ:「どこまでタネが多いんだ、こいつは……!」攻撃を受けながらも両腕だけは守り切る。
三日月ユウキ:「人の心配をしている場合か、楠!俺は死なん。奴から意識を逸らすな!」
夏目靖章:「動揺しているのか?さっきより狙いが甘いぞ」
夏目靖章:無造作に飛んでくる遺産をいなす。薔薇の領域を限定的に、自分の肉体だけに作用させて出力を高めている
夏目靖章:自分と楠、二人だけを守るのならこの方が効率がいい
GM:荒れ狂う遺産が木虎さんに迫る。到底避けられない軌道。喰らえば致命傷になるだろう。
木虎ツグミ:刃の嵐を前に、それでも足を止めるわけにはいかなくて。
木虎ツグミ:「っ!」 歯を食いしばり、衝撃に備える。例えどこが吹き飛ばされても、またすぐに駆けだせるように。
GM:だが、待ち受けていた衝撃は、訪れない。
GM:木虎さんを貫く直前で、遺産は嘘のように軌道を変え、明後日の方向に飛んでいき、廃墟を粉々に粉砕する。
三日月ユウキ:「木虎も心配はいらない。そうだな……」
ミアセラ:ミアセラが、朝霧に抱えられながら、強い視線で“スターゲイザー”を見据えている。
ミアセラ:「私は、信じてる」
ミアセラ:「皆が必ず、あなたに勝つって!」
“スターゲイザー”:「はぁ~~~!?何ですか今の!?ズルくないですか!?そんなのありですか!?卑怯ですよ!!無しです!!ノーカン!!」
木虎ツグミ:「……ミア、ちゃん」 振り向くことは出来ない。今は、目を合わせるよりも同じものを見据えるときだ。
レイヴン:イニシアチブ18。
レイヴン:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スペクター345]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章,スターゲイザー,スペクター345]) → 木虎ツグミ

三日月ユウキ:ツグちゃんが!
夏目靖章:レイヴンの姐御!そりゃないぜ!
レイヴン:マイナー≪原初の青:イオノクラフト≫
レイヴン:木虎さんに接敵。
エンゲージ


     スターゲイザー[45]スペクター345[12]楠[5]夏目[0]

                 (2m)

                木虎[3]レイヴン[18]

                 (8m)

                三日月[9]


木虎ツグミ:うわ、エンゲージすんの!?
三日月ユウキ:ツグちゃんが近づけなくなっちゃう!
楠一重:ふざけているのか~~!
レイヴン:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫+≪原初の紫:援護の風≫
レイヴン:15DX7+8
DoubleCross : (15R10+8[7]) → 10[1,1,2,3,5,5,6,7,7,7,8,9,9,10,10]+10[2,3,3,6,7,7,9,9]+10[1,6,6,8]+10[9]+10[7]+5[5]+8 → 63

楠一重:きっつー
木虎ツグミ:一応ドッジ!
木虎ツグミ:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[1,1,2,5,6,7,9,9,10,10]+2[2,2]+1 → 13

三日月ユウキ:これは避けられねえ
木虎ツグミ:回しただけ頑張った方!!
レイヴン:42+7D10
DoubleCross : (42+7D10) → 42+51[9,7,10,10,5,7,3] → 93

夏目靖章:くそーこっちに来てくれてれば耐えられたのに
木虎ツグミ:5回死ねる!十一支部のタイタス昇華!!
木虎ツグミ:またGMのダイス目が悪さしてんなあ!?
レイヴン:“スターゲイザー”に迫る木虎さんの眼前に、レイヴンが降り立つ。
レイヴン:「いい根性してるな、お嬢ちゃん」
レイヴン:「俺と遊んでくれよ」
木虎ツグミ:「嫌です!どいてください!」
レイヴン:「そう言わずに……さぁッ!」
レイヴン:赤熱し、爆炎を纏った拳を、君に叩き込む!
木虎ツグミ:「私は、スターゲイザーを」 そう言い終える前に、拳に貫かれる。
木虎ツグミ:「っが、ぁ!」
楠一重:「木虎ッ!!」
楠一重:「レイヴン……!」
レイヴン:「お?死んだか?」
楠一重:「アンタの相手は、こっち……でしょ!」
楠一重:「かかってきなさいよ!!」
レイヴン:「いやぁ、面白そうなのがいたんで」
レイヴン:木虎さんを見下ろす。
楠一重:「立てるわよね……立ちなさいッ!」
楠一重:「こんな奴らに……コケにされたままで……」
楠一重:「終わっていいわけないでしょ!木虎!」
木虎ツグミ:その声に応えるように。
木虎ツグミ:一度は項垂れた腕が。ツグミの胴体を貫いたままのレイヴンの腕を掴む。
レイヴン:「おっ」
木虎ツグミ:「死、んで、なんか!いませ、ん!!」
レイヴン:「はっはぁ、今のでまだ立つか」
木虎ツグミ:その瞳は未だ獣のまま。闘気を、戦意を。失ってはいない。
レイヴン:「やっぱ根性あんじゃん」
神鳥谷つばめ:イニシアチブ16
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪フェイタルヒット ≫
神鳥谷つばめ:choice[スターゲイザー,スペクター345,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[スターゲイザー,スペクター345,レイヴン]) → スペクター345

神鳥谷つばめ:17DX7+10 リアクションC値-2
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[1,2,2,2,3,3,3,4,5,5,7,7,7,8,8,9,9]+6[4,5,5,5,6,6,6]+10 → 26

神鳥谷つばめ:3D10+11+4D10
DoubleCross : (3D10+11+4D10) → 20[10,3,7]+11+16[3,7,5,1] → 47

スペクター345:瀕死!
木虎ツグミ:死んでくれ!
夏目靖章:惜しかったか~
楠一重:ちくしょう!
スペクター345:再び機銃を展開しようとする少女達。その三つの頭部のうち二つが、一度の狙撃で同時に撃ち抜かれる。
スペクター345:「あっ」「ぎ」
スペクター345:「あぁあ ひどい ひどい そんな」
楠一重:「!」
スペクター345:残ったひとつの頭が、よろよろと泣き叫ぶ。
楠一重:(味方はまだいる、勝機はある……!)
スペクター345:イニシアチブ12
スペクター345:同エンゲージ攻撃不可
スペクター345:choice[木虎ツグミ,三日月ユウキ,レイヴン]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,三日月ユウキ,レイヴン]) → 三日月ユウキ

スペクター345:対象三日月さん!
三日月ユウキ:ヘイトは無いのかヘイトは!
木虎ツグミ:レイヴンに何回かボコされてたじゃん!
GM:あっこいつ誰に撃たれたっけ……?
楠一重:棺に無効化されたのでは…?
木虎ツグミ:あ、そっか……
三日月ユウキ:クソ~!
GM:そうだよね……?もうGMの頭は限界なんだ
スペクター345:12DX7
DoubleCross : (12R10[7]) → 10[2,2,2,3,6,6,7,8,8,10,10,10]+10[1,1,7,8,9,10]+10[3,6,9,10]+10[3,10]+10[9]+6[6] → 56

三日月ユウキ:まあいいや。
三日月ユウキ:リア不!
三日月ユウキ:そろそろ回復回数がヤベ~
スペクター345:12+6D10 自身以外攻撃時24点ダメージ
DoubleCross : (12+6D10) → 12+34[10,7,4,1,10,2] → 46

三日月ユウキ:うわわわわ
スペクター345:あっ!
三日月ユウキ:初期ロイスのコウくんのロイスを昇華して復活しよー。
スペクター345:Eロイス≪サディスティック10≫
三日月ユウキ:なんだと!
スペクター345:ダメージロールで10が2個出たのでHP20回復。
三日月ユウキ:ヤロ~!
木虎ツグミ:お前~~!!
夏目靖章:最悪!
楠一重:ばっきゃろう!
スペクター345:「あぁああ……あぁあああ……」
スペクター345:呻き声と共に、機銃を振り回し乱射する。
スペクター345:弾丸の雨が放たれた先には、三日月ユウキ。
三日月ユウキ:「ぐ、ううう……!」銃弾を受け、初めて苦悶の声を漏らす。傷が闇に溶けていくが、再生が追いついていない。
スペクター345:「みて だれか わたしを みて」
GM:イニシアチブ9、三日月さん!
三日月ユウキ:「寂しがり屋が……!悪いが……地獄まで付き合うつもりはない」
三日月ユウキ:マイナーで隠密、メジャーで《見えざる死神》。侵食よりロイスがヤベ~
三日月ユウキ:スペクターを攻撃します。エイッ
三日月ユウキ:10DX+32
DoubleCross : (10R10+32[10]) → 10[1,3,4,5,6,7,7,9,10,10]+5[3,5]+32 → 47

スペクター345:暴走リア不!
三日月ユウキ:5d10+49 ガード装甲有効
DoubleCross : (5D10+49) → 38[10,7,9,10,2]+49 → 87

三日月ユウキ:スーパー高い!
スペクター345:死亡!!
スペクター345:復活エフェクトもない!
夏目靖章:やった!
木虎ツグミ:よっし!!
楠一重:よっっしゃあああああ
スペクター345:≪スパークウェッジ≫の効果も解除されます。
スペクター345:しかし!
スペクター345:思い出した
木虎ツグミ:は!?
三日月ユウキ:なにかあるのか!
楠一重:!!??
スペクター345:まずEロイス≪拒絶の結界≫が先ほどの神鳥谷の攻撃で無効化されています
スペクター345:そしてEロイス≪死は甘きもの≫
スペクター345:ダメージを受けた際、相手の侵蝕3上昇!
スペクター345:三日月さんには3上げてもらうぜ
三日月ユウキ:見えざる死神で2点、Eロイスで3点上がって106になるよ~
三日月ユウキ:ゲヒャヒャ!帰れるか不安になってきたぜ~
三日月ユウキ:では演出
三日月ユウキ:身を翻すと同時に"ハイドストーカー”を起動。電を帯びた矢が最後に残った頭を穿ち、焼き焦がす。
三日月ユウキ:「お返しする。馴れ合いは好かん。3人もいるんだ。じゃれ合いは姉妹だけでやるんだな」
スペクター345:「あ」
スペクター345:「あ……が……」
スペクター345:鋼の仮面を矢が貫く。三つの頭すべてが沈黙し、
スペクター345:力なく地面に崩れ落ち、ぴくりとも動かなくなる。
“スターゲイザー”:「あら~、もうですか?結構頑張って施術したんですけどねえ」
三日月ユウキ:「そうすれば哀れな姿を誰に見られることもない。……次は貴様だ"スターゲイザー”」喚起される衝動を物ともせず、スターゲイザーを一瞥する
“スターゲイザー”:「心理効果も狙ったんですが。可哀想じゃなかったですか?撃つのを躊躇ったりとか。そういうのなかったかな~」
三日月ユウキ:「チッ……。それを言うならお前も少しは怯えてほしいものだがな」
GM:イニシアチブ5、楠さんの手番です。
夏目靖章:《解放の雫》楠、夏目のメジャーアクション達成値を+12 侵蝕+2 適用自由
楠一重:いただきます!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+5(侵蝕率:163->168)した
楠一重:メインプロセス。マイナーでブラッドコントロール、メジャーでコンセ+渇きの主+獣の力+獣王の力
楠一重:対象は無論スターゲイザー
“スターゲイザー”:こい!
楠一重:ではNPCカードのミアセラを使用し、達成値を+20
楠一重:いきます!
楠一重:11dx7+38
DoubleCross : (11R10+38[7]) → 10[3,3,5,6,6,6,7,7,8,9,10]+10[1,1,4,7,8]+10[7,10]+10[4,8]+10[7]+5[5]+38 → 93

楠一重:よし!!
GM:ウワァアアア
夏目靖章:ひゅー!
“スターゲイザー”:ガーード!
三日月ユウキ:年貢の納め時だぞスターゲイザー!
木虎ツグミ:堕ちろ!!
楠一重:10d10+37+37
DoubleCross : (10D10+37+37) → 34[8,5,1,4,3,5,1,1,5,1]+37+37 → 108

楠一重:装甲無視!
三日月ユウキ:やったか……!?
“スターゲイザー”:装甲無視!?!?!?!?!?
夏目靖章:どうなんだい!
木虎ツグミ:装甲分で落ちてたりしろ!!
“スターゲイザー”:リビングコートの効果起動!!
“スターゲイザー”:4D10
DoubleCross : (4D10) → 22[8,3,5,6] → 22

“スターゲイザー”:フ~~~~~
木虎ツグミ:何着てんだテメエ!!
木虎ツグミ:フ~~~~~じゃあねえ!!
“スターゲイザー”:死ぬところだったぜ……
夏目靖章:死んどけよ!
“スターゲイザー”:リビングコートは破壊されます。
“スターゲイザー”:超瀕死。
楠一重:「心理効果なら十分よ」
楠一重:「こっちの『殺意』は、抑えきれない」
楠一重:「存分に」
楠一重:じゃきん!!
楠一重:両腕から刃が飛び出す、低い姿勢で突っ込む!
楠一重:「味あわせてやるッ!!」
“スターゲイザー”:「またあなたですか?しつこいなあ」
“スターゲイザー”:「何度やったら気が済むんですか?学習してください」
“スターゲイザー”:つまらなそうに掌を翳す。
“スターゲイザー”:超圧縮された不可視の空気の壁が展開され、君の行く手を阻む!
楠一重: ぎ きん !!
楠一重:空中に刃が止まる、虚空が軋む音が鳴る
楠一重:「学習すべきなのは」
楠一重:「アンタの方よ」
楠一重:「私は言ったわ」
楠一重:「『その口を閉じろ』って」
楠一重:みし べき
楠一重:食い込む刃が、厚みを増していく
楠一重:オールドレイスの血、スペクターの血
楠一重:この場に流された血の全てを吸い上げ、束ねて
楠一重:虚空の壁に血の刃が深く食い込んでいく。
“スターゲイザー”:「……? 何を……」
ミアセラ:ミアセラが楠の背中を、その刃を見据える。
楠一重:「まだわからないの」
ミアセラ:本来存在するはずの無い障壁の隙間、歪を、元々『そこにあった』ことにする。
楠一重:「アンタのしたことが、アンタに追いつきに来た」
ミアセラ:事象が歪み、絶対の障壁に、亀裂が走る。
楠一重:「——復讐よ」
楠一重: ざぐ しゅっ!!!
“スターゲイザー”:「な——」
楠一重:壁を砕き、深々と切り裂く
楠一重:刃も砕けるが
楠一重:「しゃあああああッ!!」
楠一重:腕をだらりと下げたまま
楠一重:その顎で喉笛に食らいつこうとする!
“スターゲイザー”:「ひっ……わぁあっ!!」
“スターゲイザー”:たたらを踏みながら、楠さんを跳ね退けようと乱暴に遺産を振るう。
楠一重:弾き飛ばされ、地面に転がり
楠一重:それでも紅いひとつ目が、スターゲイザーを睨み続けている。
“スターゲイザー”:「はっ……はっ……」
“スターゲイザー”:「何なんですかあなた……頭おかしいんじゃないですか……!?」怯えと焦りの入り混じった目。
“スターゲイザー”:「ああ、なんで、傷が……」
“スターゲイザー”:先程貫かれた腹の傷が、未だに再生していない。
“スターゲイザー”:「この程度の傷、どうしてリザレクトしないんですか……!」
楠一重:「逃さない」
楠一重:「どこにも逃さない」
楠一重:ふらつきながら、立ち上がる
楠一重:「アンタのしたことの全てを、思い知らせてやる!!」
GM:イニシアチブ3、木虎さんの手番です。
木虎ツグミ:マイナーで大槌を装備、メジャーでレイヴンに白兵攻撃!
木虎ツグミ:10dx+2
DoubleCross : (10R10+2[10]) → 10[2,3,4,4,7,7,8,10,10,10]+10[1,8,10]+1[1]+2 → 23

木虎ツグミ:えらいぞ!!
夏目靖章:ようやった!
楠一重:よっしゃー!
三日月ユウキ:後乗せ系は要らないかな
レイヴン:ガード!
木虎ツグミ:3d10+12
DoubleCross : (3D10+12) → 3[1,1,1]+12 → 15

木虎ツグミ:うっそぉ
三日月ユウキ:あわわわわ
楠一重:うおおおお
三日月ユウキ:まあ仕方ない
レイヴン:≪雲散霧消≫!
レイヴン:無傷!
夏目靖章:そんなー
木虎ツグミ:まあどっちみち通らなかったかな……
夏目靖章:あ、ちょっと待った!
夏目靖章:雲散霧消はエフェクトにしか効かないぞ!
楠一重:ソウカッ!
GM:しまったァッッ
レイヴン:通ります!
木虎ツグミ:よっし!!
木虎ツグミ:「離して、下さ」 レイヴンの腕をつかんだままの両手に雷撃を流そうとして——
木虎ツグミ:「あっ、ぅ!?」 体を走る激痛に動きが止まる。
レイヴン:「どうした?もう限界か?」
木虎ツグミ:ツグミの発電細胞は特殊に変異しており、高出力の雷を武器などを介さずに放つことが出来る。
木虎ツグミ:しかし、それ故に経戦や短期間での連発には不向きだ。無理をすれば、発電細胞そのものが焼き付いてしまう。
木虎ツグミ:この連戦の中。三日月の指摘した限界が、ついに訪れたのだ。
木虎ツグミ:でも。
木虎ツグミ:「限界、なんかじゃ」
木虎ツグミ:それだけだ。
木虎ツグミ:「あり、ません!!」
木虎ツグミ:発電細胞が使えないだけ。雷撃が撃てないだけ。それだけの話だ。
木虎ツグミ:掴んでいた腕を離し、夏目が用意してくれた折り畳み式のハンマーを引き抜く。そして。
木虎ツグミ:真正面から、レイヴンの顔目掛けて振りぬいた。
レイヴン:それを、そのまま額で受け止める。
レイヴン:「いい目だな、お前」
レイヴン:君の目を、ぎょろぎょろと動く双眸で覗き込む。
レイヴン:「こんなもんじゃあないだろ、なあ?」
GM:イニシアチブ0!夏目さんの手番です
夏目靖章:マイナーなし!
夏目靖章:メジャー、クリスタルシールドでスターゲイザーを攻撃!
“スターゲイザー”:こい!
夏目靖章:2dx+11
DoubleCross : (2R10+11[10]) → 9[4,9]+11 → 20

楠一重:出目がいい!
三日月ユウキ:こーろーせ!こーろーせ!
夏目靖章:よーしよし
“スターゲイザー”:ガード!
木虎ツグミ:やっちまえ!!
夏目靖章:3d10+37
DoubleCross : (3D10+37) → 16[8,4,4]+37 → 53

夏目靖章:いいかんじ!
“スターゲイザー”:なっ……何だ盾役でその攻撃力は これが狩りの統率者の力……!?
夏目靖章:やっぱりツグミくんは俺の天使なんだなって
“スターゲイザー”:死ぬ……!復活エフェクトなし!
木虎ツグミ:行ったあああああ!!
楠一重:いよっしゃああああああ
夏目靖章:よっしゃー!
“スターゲイザー”:「……もういいです……!まとめて吹き飛んでください!」
“スターゲイザー”:周囲に大量の遺産を展開、あらゆるものを薙ぎ払わんと、その全てを暴走させる。
“スターゲイザー”:同時に巨竜の頭を撫でる。竜は首を擡げ、開いた口の奥から真紅の業火が漏れ出す。
夏目靖章:「いいや、もうじき年貢の納め時だ。"スターゲイザー"」
夏目靖章:放たれようとしていた周囲の遺産が、次々と地に墜ちる
“スターゲイザー”:「……!?」周囲を見回す。
夏目靖章:遺産そのものではない、それを操る大本である"スターゲイザー"自身から、力が奪われていく
“スターゲイザー”:「な……」
“スターゲイザー”:「何を……したんですか……!!」
夏目靖章:「一重くんの刃が届いた時に、既に種子は仕込んである」
夏目靖章:"スターゲイザー"の身体に絡みつくように、氷の薔薇のビジョンが姿を表し
夏目靖章:それらが一斉に"燃える"
“スターゲイザー”:「うっ……あぁああああっ!?」
夏目靖章:茨が肌に食い込む、しかし痛くはない。炎が身を焦がす、しかし熱くはない。
“スターゲイザー”:「……え……?」
夏目靖章:ただ静かに、"スターゲイザー"の生命力そのものが青い炎とともに蒸発していく
“スターゲイザー”:「っ……う……」
“スターゲイザー”:がくがくと脚が震え、膝を付く。
夏目靖章:寒気とともに、心臓の鼓動が少しずつ遅くなる。
“スターゲイザー”:「や……だ……こんな……」
“スターゲイザー”:「まだ……負けて……な……」
夏目靖章:「ジャームとはいえ、女性の顔を殴るわけには行かないからね」
夏目靖章:「"スターゲイザー"。人の絆は、人を縛る鎖ではない。だが……」
夏目靖章:「決して温かいものばかりではない」
“スターゲイザー”:主人より先に巨竜が崩れ落ち、乗っていた“スターゲイザー”は地面に投げ出される。
“スターゲイザー”:「がっ!う……うぅう……」
夏目靖章:「君の負けだ、スターゲイザー」
夏目靖章:「君が弄んだ絆の報いを受けると良い」
“スターゲイザー”:「や……嫌……だ……」
“スターゲイザー”:「特異点……僕……の……」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:青い炎に包まれ、伸ばしたその手が力なく地に落ちる。
夏目靖章:「…………」瞑目し、楠さんたちへ振り返る
夏目靖章:「さて、後は一人……」
楠一重:「ええ……座興は終わり、けど」
楠一重:「楽に帰してはくれそうにないわね」
レイヴン:「……ようやく邪魔者が片付いたな」
レイヴン:ただ一人、周囲の全てが敵となった状況で、心底楽しそうに、笑う。
三日月ユウキ:「七対一の状況でまだ戦うつもりか?」
レイヴン:「当然」
レイヴン:「その為に来たんだからな」
楠一重:「……イカれてるわ」
楠一重:「戦闘狂ウォーモンガーが」
レイヴン:赤熱した両翼を大きく広げ、君達を見据える。
レイヴン:「よく言われる」
楠一重:「それ以外の生き方は出来ないわけ」
楠一重:「こんな力があって……」
楠一重:「アンタは、誰かに側にいて欲しいとか、思わないの」
楠一重:赤く輝く翼を見上げる
レイヴン:「だからここにいる」
楠一重:「……」
レイヴン:「自分の生き方は自分にも曲げられない」
レイヴン:「誰かが決めたものじゃないからな。そうなんだろう?お前達も」
レイヴン:楠を、木虎を、君達を見る。
楠一重:「……言い返せないわね」
楠一重:「決着を付けましょう」
楠一重:「それが、約束だから」
楠一重:静かに構える
レイヴン:「ああ」
レイヴン:「始めようか」
レイヴン:「最終ラウンドだ」
GM:第3ラウンドを開始します。
三日月ユウキ:おうよ……!
楠一重:くそったれー!
木虎ツグミ:やってやんよ!!
GM:セットアップから!
楠一重:なし!!
レイヴン:セットアップ≪原初の黄:加速装置≫行動値+8
三日月ユウキ:ないでがんす
木虎ツグミ:ターゲットロックLv4+攻性変色Lv5!対象レイヴン!
夏目靖章:なし!
夏目靖章:ごめん!使います!
夏目靖章:コンボ『Deadlock』《氷の城塞》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:15+3d10
DoubleCross : (15+3D10) → 15+17[9,2,6] → 32

夏目靖章:ラウンド中被ダメージ-32
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+8(侵蝕率:168->176)した
エンゲージ


                楠[5]夏目[0]

                 (2m)

                木虎[3]レイヴン[18]

                 (8m)

                三日月[9]


レイヴン:イニシアチブ18
レイヴン:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]) → 三日月ユウキ

レイヴン:死ね!三日月ユウキ!
三日月ユウキ:やってみろ
レイヴン:マイナー≪原初の青:イオノクラフト≫で三日月さんにエンゲージ
エンゲージ


                楠[5]夏目[0]

                 (2m)

                木虎[3]

                 (8m)

                三日月[9]レイヴン[18]


レイヴン:≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫+≪原初の紫:援護の風≫
レイヴン:15DX7+8
DoubleCross : (15R10+8[7]) → 10[1,1,2,2,3,3,4,5,5,6,7,7,9,10,10]+10[7,7,8,9,9]+10[4,5,7,8,9]+10[3,4,7]+5[5]+8 → 53

三日月ユウキ:暴走中なのでリアクション不可です!
レイヴン:6D10+42
DoubleCross : (6D10+42) → 28[6,8,1,3,8,2]+42 → 70

三日月ユウキ:うおお!倒れる……!"ブラインドネス"さんのロイスを昇華して復活します!
三日月ユウキ:残りロイス1枚しかない!
レイヴン:≪円環螺旋≫+≪喰らわれし贄≫+≪背徳の理≫+≪破壊の渦動≫
レイヴン:自身に装甲値+18、攻撃力+18、ダイス+12、装甲無視付与
三日月ユウキ:ぐえええ
三日月ユウキ:装甲を増やすな!
楠一重:うぎゃああああああ
夏目靖章:何だこいつ…
木虎ツグミ:装甲がきつすぎる
楠一重:これはまずい
木虎ツグミ:いやダイス増加も地味に怖いけど何より装甲がキツイ
レイヴン:レイヴンが燃え盛る翼を羽搏かせる。
レイヴン:紅蓮の羽根が君達の視界を埋め尽くし、それらが引っ切り無しに連鎖爆発を起こし続ける。
朝霧鏡花:戦闘が始まってから、ミアセラを守るべく剣を振るい続けてきた朝霧も、限界が近い。
朝霧鏡花:全身に火傷を負い、抉られた脇腹からは肋骨が覗いている。ミアセラを守りながらでは、回避も許されない。
朝霧鏡花:舞い飛ぶ羽根と爆風を幾つもの刀で捌きながら、叫ぶ。
朝霧鏡花:「……こちらも長くは持ちません!決着を!」
レイヴン:荒涼たる、死と破壊の領域。煉獄めいた空間が現出する。
レイヴン:その中をレイヴンだけが、宙を舞う鳥のように自由に疾駆する。
レイヴン:狙う先は、三日月ユウキ。
三日月ユウキ:「お……おおおお!」透明化と再出現を繰り返し、爆撃から逃れようとするが
レイヴン:「よう」その眼前に現れ。
レイヴン:「お前も、面白そうだな」
レイヴン:爆風を纏った蹴りを放つ!
三日月ユウキ:めきゃっ
三日月ユウキ:「ご……ぼっ」蹴りをまともに受け、骨の折れる音と共に吹き飛ばされる。口からは大量の血。
レイヴン:「はっはー!まァだ立てんだろ!?なあ!!」
三日月ユウキ:「愚問……だな……」振らつき、血を吐き続けながらも立ち上がる
三日月ユウキ:「お前は強い……だが……俺の戦った中では二番目だ」
レイヴン:「へぇ?」
レイヴン:「そりゃ気になる話だな」
レイヴン:「ならお前を倒せば」
レイヴン:「俺が一番になるってことだな」
三日月ユウキ:「太陽と比べれば、鳥一匹落とすのは」ぶっ、と口に溜まった血を地面に吐き捨て。「屁でもない」
三日月ユウキ:限界は近く、射手としては致命的な距離で退治しながら、それでも強がってみせる
三日月ユウキ:「試してみろ。お前は月を落とせるかな」
レイヴン:「面白い」
レイヴン:にたりと笑み。
レイヴン:「俄然挑戦したくなる」
レイヴン:≪原初の虚:夜魔の領域≫
レイヴン:行動値0で再行動。
神鳥谷つばめ:イニシアチブ16
神鳥谷つばめ:自身に≪ブリッツクリーク≫
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪フェイタルヒット ≫
神鳥谷つばめ:choice[レイヴン]
神鳥谷つばめ:17DX7+10
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[2,3,3,4,4,4,4,5,5,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,1,1,3,4,8,9,10]+10[1,6,8]+6[6]+10 → 46

レイヴン:ドッジ!
レイヴン:14DX12
DoubleCross : (14R10[12]) → 10[1,1,2,2,3,4,6,6,6,7,9,10,10,10] → 10

神鳥谷つばめ:5D10+11+4D10
DoubleCross : (5D10+11+4D10) → 24[8,3,3,6,4]+11+23[3,6,9,5] → 58

レイヴン:痛すぎる……こいつ……
レイヴン:≪雲散霧消≫を切って-40
レイヴン:装甲で無傷!
神鳥谷つばめ:再行動。
神鳥谷つばめ:≪コンセントレイト:ノイマン≫+≪コンバットシステム≫+≪確定予測≫+≪戦神の祝福 ≫
神鳥谷つばめ:17DX7+10
DoubleCross : (17R10+10[7]) → 10[1,2,2,3,3,4,7,7,7,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,5,6,7,8,10,10,10]+10[1,2,6,9,10]+10[1,9]+6[6]+10 → 56

レイヴン:ドッジ!
レイヴン:14DX12
DoubleCross : (14R10[12]) → 10[1,2,2,3,4,4,5,5,6,6,7,7,7,10] → 10

神鳥谷つばめ:6D10+11+10D10
DoubleCross : (6D10+11+10D10) → 31[8,5,10,4,3,1]+11+46[4,6,3,6,5,3,5,2,8,4] → 88

レイヴン:クソ女!!!
GM:常に爆風と熱波が渦巻き続ける空間。銃弾の軌道など安易に逸らされ、狙撃などできるはずがない。
GM:当然だ。そうでなければ、レイヴンが戦場において最強であり続けられた道理など無い。
レイヴン:狙撃手の存在には気付きながらも、そちらには注意を払おうともしない。
GM:遥か遠方で一瞬、閃光。神鳥谷のマズルフラッシュだ。
レイヴン:「外野は引っ込んでろよ」
GM:絶え間ない爆風の連鎖。いかに超高速の弾丸と言えど、その軌道を逸らされ、明後日の方向に飛んでいく。
GM:弾丸は虚しく、瓦礫に弾痕を刻んで跳ね返される。
GM:だが、そこから更に、二度の跳弾。
GM:鋭角の軌道、その先は爆風の切れ目——レイヴンの直下。
レイヴン:「!!」
神鳥谷つばめ:爆風によるレイヴンの防御は絶対――などではない。
神鳥谷つばめ:舞い落ちる羽根、その赤熱から爆発までには常に一定の規則性が存在する。
神鳥谷つばめ:それさえ理解すれば、弾道の予測など容易いことだ——神鳥谷つばめにとっては。
GM:死角からの弾丸が、レイヴンの片目を抉り、穿つ!
レイヴン:「嘘だろ……ははッ!狙いやがったのか!?」
神鳥谷つばめ:「再生まで約12秒」
神鳥谷つばめ:君達の無線から声が響く。
神鳥谷つばめ:「ケリを付けろ。UGN」
三日月ユウキ:私の番だぜ~
GM:イニシアチブ9、三日月さんの手番です
三日月ユウキ:攻撃しま~す
三日月ユウキ:マイナーで完全熱光学迷彩を使って隠密。メジャーで《見えざる死神》使って殴ります。もう雲散霧消無いし。
レイヴン:ウゲ~~ッ
三日月ユウキ:10DX+32
DoubleCross : (10R10+32[10]) → 10[1,1,2,4,5,5,6,10,10,10]+9[2,7,9]+32 → 51

レイヴン:ドッジ!
レイヴン:14DX
DoubleCross : (14R10[10]) → 10[1,2,3,3,3,6,6,6,8,9,9,9,10,10]+6[2,6] → 16

三日月ユウキ:6d10+49
DoubleCross : (6D10+49) → 41[6,1,5,10,9,10]+49 → 90

三日月ユウキ:装甲ガード有効!
GM:なんだその出目は
三日月ユウキ:侵食は2上がって108に成ります
三日月ユウキ:殺意が光っている
レイヴン:まだ……生きてる……!
三日月ユウキ:そして超人的な予測による狙撃の他にもう一つ、レイヴンの身に届く一矢がある。
三日月ユウキ:神鳥谷による狙撃と、それを防ぐための爆炎、傾けた注意力、そして片目が潰れたことによって増える死角。
三日月ユウキ:生じた一瞬の隙を逃さず、知覚不能の暗殺狙撃がレイヴンを襲う。どれほど強大な防御能力でも、それを発動させる意思すら生じなければ無意味だ
三日月ユウキ:「レイヴン。お前は強い」
三日月ユウキ:「だがだからこそ負ける。死力を尽くして戦った経験がお前には足りない」
三日月ユウキ:「もう一度戦ったらお前が勝つだろう。しかしこの一夜は俺たちが勝つ」
三日月ユウキ:「二度目は与えない。月の光に抱かれて眠れ」
レイヴン:「は、ははははっ!!」赤熱した胴体に穿たれた大穴。溢れる自身の血が、高温で沸騰、蒸発していく。
レイヴン:「いいぞ……いいぞお前ら……」
レイヴン:「最ッッ高だ!!」
GM:イニシアチブ5.楠さんの手番です
楠一重:待機!
GM:OK!ではイニシアチブ3!木虎さん!
木虎ツグミ:こちらも待機!
GM:こいつら……何か企んでいやがるな……
GM:ではイニシアチブ0、夏目さん。
夏目靖章:同じく待機!
GM:こいつら~~
GM:ではイニシアチブ0.レイヴンの手番です
三日月ユウキ:来いよ……
木虎ツグミ:どこでも来い!できれば楠さん以外で!
レイヴン:choice[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]
DoubleCross : (CHOICE[木虎ツグミ,木虎ツグミ,三日月ユウキ,三日月ユウキ,楠一重,夏目靖章]) → 木虎ツグミ

三日月ユウキ:ツグちゃ~ん!
レイヴン:木虎ツグミ!お前だ!
木虎ツグミ:いいぞ!来い!!
レイヴン:≪原初の青:イオノクラフト≫
レイヴン:木虎さんにエンゲージ。
エンゲージ


                楠[待機]夏目[待機]

                 (2m)

                木虎[待機]レイヴン[0]

                 (8m)

                三日月[9]


レイヴン:メジャー≪コンセントレイト:ウロボロス≫+≪原初の赤:災厄の炎≫+≪餓えし影≫+≪原初の白:クロスバースト≫
レイヴン:13DX7+8
DoubleCross : (13R10+8[7]) → 10[2,2,3,4,4,6,7,8,9,9,9,9,9]+10[1,3,3,3,5,7,8]+6[6,6]+8 → 34

木虎ツグミ:一応ドッジ!
木虎ツグミ:10dx+1
DoubleCross : (10R10+1[10]) → 10[1,1,1,2,2,5,6,8,9,10]+7[7]+1 → 18

レイヴン:あ、間違い!申し訳ない
木虎ツグミ:え?
レイヴン:ダイスが12個増えてる~
木虎ツグミ:知るか!!
夏目靖章:ふざけんな!
レイヴン:25DX7+8
DoubleCross : (25R10+8[7]) → 10[1,1,1,1,1,3,3,3,3,5,5,6,7,7,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,2,3,5,7,7,8,8,8,9,9,10,10]+10[4,5,6,6,6,7,8,9,10]+10[6,6,6,9]+10[9]+10[10]+3[3]+8 → 71

木虎ツグミ:どうせ当たるしどうせ死ぬんだよ!結果は変わらんよ!!
レイヴン:ごめんあそばせ……
木虎ツグミ:回避はさっきの値で良いです?どうせ躱せませんし
GM:了解です~
レイヴン:8D10+60 装甲無視
DoubleCross : (8D10+60) → 39[2,2,8,7,10,2,7,1]+60 → 99

楠一重:ほんとに出目いいなこのGM…
木虎ツグミ:6回弱死ねるので両親のロイスを昇華!!
レイヴン:絶え間ない爆発が君の周囲で引っ切り無しに炸裂し続ける。業火と熱風が容赦なく身体を焼き焦がしていく。
レイヴン:「どうしたどうしたァア!? こんなもんじゃねえだろッ!!」
レイヴン:レイヴンが大きく翼を振るう。君の周囲に大量の羽根が舞い、連鎖して凄まじい爆発が巻き起こる!
木虎ツグミ:「……っ!」 爆風に焦がされ、飛ばされ、打ち据えられる。その最中で。
三日月ユウキ:警戒を呼びかけることも木虎の名を呼ぶこともしない。レイヴンの姿を追い、射撃の隙を伺い続ける。木虎が立ち上がると心の底から信じている。
木虎ツグミ:首の違和感に気付く。お守りを提げていたはずの、紐の感覚がない。
木虎ツグミ:震える手で探っても見つからない。この猛攻の中、焼き切れてしまったのだろう。
木虎ツグミ:当然と言えば当然だ。どれだけツグミにとって大切でも、それはただのお守りでただの布の塊だから。
木虎ツグミ:この爆風の中で無傷に済むはずもない。
木虎ツグミ:「……」 目の淵に溜まった涙を、拭う。
木虎ツグミ:「……大丈夫、大丈夫!」
木虎ツグミ:お守りがなくなったって、お父さんとお母さんが言ってくれた言葉が消えるわけじゃない。
木虎ツグミ:気を付けて。どうか無事に帰っておいでと。祈ってくれた思いは消えない。
木虎ツグミ:「皆で、いっしょに帰るんです!」
木虎ツグミ:そのために、何度だって立ち上がる。
ミアセラ:「……ミ……ツグミーーっ!!」
ミアセラ:絶え間ない爆音の中で、微かに声がする。
ミアセラ:業火の向こうで、ミアセラが懸命に叫んでいる。煤に汚れ、ドレスはぼろぼろだ。
ミアセラ:「ツグミ……!!」
ミアセラ:「——」
GM:ミアセラの必死の叫びは、爆音にかき消される。
GM:だが君には、彼女が何と言ったのか分かるだろう。
木虎ツグミ:「……はい、ミアちゃん」
木虎ツグミ:「絶対に、勝ちます!」
GM:イニシアチブ0、夏目さんの手番です
夏目靖章:マイナーで2m戦闘移動、レイヴン、木虎さんへエンゲージ
エンゲージ


                楠[待機]

                 (2m)

           木虎[待機]レイヴン[0]夏目[0]

                 (8m)

                三日月[9]


夏目靖章:メジャーで木虎さんに《戦乙女の導き》メジャーダイス+5 攻撃力+5
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+3(侵蝕率:176->179)した
夏目靖章:「ツグミくん!」爆風をかき分け、木虎さんの元へ駆けつける
木虎ツグミ:「夏目、さん」
夏目靖章:木虎さんの肩を支えた時に、首元のお守りが消えていることに気づく
夏目靖章:「……良かった、お父さんとお母さんが守ってくれたみたいだね」
木虎ツグミ:「!……はい!」 その言葉に目を見開いたのち、笑う。
木虎ツグミ:誇らしげで、自慢げで、少しだけ泣きそうな。子供の笑顔だ。
夏目靖章:「ふふ、なら帰ってお礼を言わないといけないな」
夏目靖章:木虎さんの手のひらに一輪、花弁を握らせる
夏目靖章:「不甲斐ない話だがこっちもそろそろ限界でね、守り通せる自身がない」
夏目靖章:「だから君に託す」
夏目靖章:「俺に約束を守らせてくれ」
木虎ツグミ:「はい!任されました!」
GM:では木虎さんの手番です。
木虎ツグミ:マイナーで暴走解除、メジャーでレイヴンに白兵攻撃!
木虎ツグミ:あ、いや暴走はしてない。ちょっとぼけてました。
木虎ツグミ:そしてメジャー判定前にミアちゃんの効果使用!
木虎ツグミ:15dx-1+20
DoubleCross : (15R10-1+20[10]) → 10[1,1,3,3,3,3,6,6,6,7,7,7,7,8,10]+3[3]+19 → 32

レイヴン:ガード!
木虎ツグミ:4d10+12+37+5
DoubleCross : (4D10+12+37+5) → 26[7,1,9,9]+12+37+5 → 80

木虎ツグミ:よしえらい!
レイヴン:ウワーーッ
夏目靖章:えらいぞ!
レイヴン:HP0!
楠一重:うおおおおお
レイヴン:≪蘇生復活≫!
楠一重:ちくしょおおおおお!!
レイヴン:HP1で復活!
木虎ツグミ:やっぱあったか!!
夏目靖章:決めろ!楠!
木虎ツグミ:夏目さんにもらった花びらごと、ハンマーを握りしめる。
木虎ツグミ:そして、駆け出す。積み重なった瓦礫を跳び上り、目指すはレイヴンの懐へ。
レイヴン:大量の羽根が、君の視界を埋め尽くす。その全てが絶大な威力を秘めている。喰らえば即ち、死だ。
ミアセラ:「……ツグミっ!!」
ミアセラ:轟音の中、ミアセラが叫ぶ。
ミアセラ:「真っすぐ!!」
木虎ツグミ:「はい!ミアちゃん!」
木虎ツグミ:羽根をかき分けるように、真っ直ぐ突き進む。恐怖も、躊躇いもなく。
木虎ツグミ:だって、ミアちゃんが言ったから。それなら、ただ。
木虎ツグミ:信じるだけだ。
GM:赤熱した羽根が炸裂する。業火と爆風が君の身体を襲い——
GM:その全てが、君の背を押す、追い風となる。
木虎ツグミ:風に導かれるように、跳ぶ。そして。
木虎ツグミ:ツグミの瞳が、レイヴンをとらえる。獣の牙が、烏へ届く。
木虎ツグミ:振り下ろされた大槌が、レイヴンを地面へと叩きつける。
レイヴン:「ご……あ……ッ」
レイヴン:連戦を重ねてきた身体に、致命打が撃ち込まれる。
レイヴン:全身の赤熱が解け、さらに硬質化も解除されていく。
レイヴン:元の人間の姿となって、
レイヴン:だが、それでもまだ、立ち上がる。
レイヴン:「は、は、は、はは」
レイヴン:「すっっげーーーェ楽しいなァ!! おいッ!! ははははははーーッ!!」
木虎ツグミ:着地と同時に膝をつき、立ち上がれない。それでも瞳はレイヴンを見据えたまま。
レイヴン:黒翼を羽搏かせると、暴風が吹き荒れる。羽根は尽きるどころか、さらにその勢いを増し、君達の視界を埋め尽くす!
木虎ツグミ:「楠さん!」
楠一重:声よりも早く。
三日月ユウキ:「借りを返してこい」
楠一重:体は動いている。視界を埋め尽くす黒い羽の中へと
楠一重:飛び込んでいく。
夏目靖章:「勝てよ……楠一重!」
GM:楠さんの手番です。
楠一重:マイナーでハンティングスタイル+ブラッドコントロール
楠一重:メジャーでコンセントレイト+渇きの主
楠一重:対象はレイヴン
エンゲージ


           木虎[0]レイヴン[0]夏目[0]楠[0]

                 (8m)

                三日月[9]


レイヴン:来い!
楠一重:12dx7+6
DoubleCross : (12R10+6[7]) → 10[1,2,3,4,4,4,4,6,6,7,9,10]+10[3,7,10]+6[5,6]+6 → 32

レイヴン:ガード!!
三日月ユウキ:バディムーブあーげる!
GM:ダメージどうぞ!
楠一重:4d10+13
DoubleCross : (4D10+13) → 18[2,9,2,5]+13 → 31

楠一重:ダメージは少ないが
楠一重:…装甲無視だ!
レイヴン:HP0に。
レイヴン:復活エフェクトは……
レイヴン:なし!
楠一重:うおおおおおお
木虎ツグミ:やったあああああああああ!!
夏目靖章:やったああああ!
三日月ユウキ:強かった……
楠一重:終わった……
夏目靖章:凄まじい戦いだった……
GM:戦闘終了。あなた達の勝利です。
楠一重:「———。」
楠一重:吠える、駆ける。ただ彼方の敵を見据えて。
楠一重:戦うことを決めた日から、立ち塞がるのがどんな怪物であろうと。
楠一重:そうしてきたように。
楠一重:ばき ぱきっ
楠一重:左腕に甲殻めいた赤い盾を形成。爆風を強硬に突破すべく、急所を守りながら突き進む。
レイヴン:最早機動性は失われている。だが、戦意は少しも揺らいでいない。ここからでも全員を倒して、勝つ気でいる。
レイヴン:そして彼女には、それが出来る。
レイヴン:絶え間ない連鎖爆発。超高密度の爆風の嵐は、最早絶対の障壁に等しい。
レイヴン:業火と衝撃波が、君の全身を微塵に砕かんと襲い来る!
楠一重:ぶづ、と。肉が捻れ、骨が砕ける音を聞く。
楠一重:左腕が半身ごと吹き飛ぶ。それでも出血は少ない。
三日月ユウキ:「……決まったな。この戦い」
三日月ユウキ:「楠の勝ちだ」
楠一重:体を流れる一滴の血さえも、逃さないように。
楠一重:それが残った右腕へと集まり、武器と化す。
楠一重:自分に与えられた、たった一枚の手札。ブラム・ストーカーのありふれた白兵戦能力。
楠一重:それでも。
楠一重:「ぅう……」
楠一重:自分にあるのはこの手札だけだから。
楠一重:今、ここに立っているのは私なんだから。
楠一重:「あああああああああッ!!」
楠一重: ざ しゅっ
レイヴン:爆炎の中で哄笑する。迫る敵を打ち砕かんと、拳を振るう。
レイヴン:「ははは…………はははははッ!!」
レイヴン:「楠……一重ェーーッ!!」
楠一重:身をかがめ、紙一重の回避
楠一重:眼帯が千切れ飛び
楠一重:抉られた片目の傷跡が顕になる。
楠一重:右腕一本。雀蜂の棘のように研ぎ澄まされた貫手が
楠一重:真っ直ぐに、最短にレイヴンの心臓を貫く。
楠一重:放たれた、赤い一つの最後の矢が敵へとたどり着く。
レイヴン:「——」
楠一重:「生き方は」
楠一重:「誰にも曲げられない」
レイヴン:笑みは崩さず、至近距離で君を見据える。
楠一重:「———獲ったわ。大烏レイヴン。」
レイヴン:再び振るおうとした拳は、空中で静止したまま動かず。
楠一重:至近距離で
楠一重:その目を見上げ
楠一重:ずるりと倒れる。
楠一重:抉り飛ばされた半身から一気に血が流れ出る。
レイヴン:それを見下ろして。
レイヴン:「……はッ」
レイヴン:満ち足りた笑みを浮かべる。
レイヴン:「楠一重」
レイヴン:「……お前達の、勝ちだ」
レイヴン:そう言って、膝を付き、倒れ伏す。
GM:舞い散る羽根の赤熱は解け、ただの黒い羽根となり、ただ宙を漂って地に落ちる。
GM:後には、どこまでも続く廃墟の静寂だけが残る。

GM:---

GM:バックトラックです。
GM:Eロイスはこちら
GM
スペクター345
超越活性
孤独の叫び
傲慢な理想
傲慢な理想
拒絶の結界
サディスティック10
死は甘きもの

オールドレイス
悪夢の鏡像
変異する悪夢
唯我独尊
破滅の足音
惨劇の輪廻
殺刃圏

GM:計13個!
木虎ツグミ:13!?
GM:振りたいやつは振りな!
夏目靖章:太っ腹!
木虎ツグミ:振ります!!
夏目靖章:振らないと死ぬ!
楠一重:13!!??
楠一重:ふる!!
楠一重:140-13d10
DoubleCross : (140-13D10) → 140-62[2,8,3,5,4,9,5,1,6,2,9,6,2] → 78

楠一重:等倍!
楠一重:78-2d10
DoubleCross : (78-2D10) → 78-8[2,6] → 70

楠一重:5点!!
木虎ツグミ:125-13d10
DoubleCross : (125-13D10) → 125-66[8,6,8,9,2,1,2,5,7,1,10,5,2] → 59

木虎ツグミ:こっちも等倍!
木虎ツグミ:59-1d10
DoubleCross : (59-1D10) → 59-10[10] → 49

夏目靖章:179-13d10
DoubleCross : (179-13D10) → 179-74[8,4,5,10,7,2,9,4,5,8,3,6,3] → 105

夏目靖章:これはメモリーいらないな。ロイス5、等倍で振ります
夏目靖章:105-5d10
DoubleCross : (105-5D10) → 105-21[2,10,1,7,1] → 84

夏目靖章:帰還!
三日月ユウキ:多いな!?
三日月ユウキ:振ります
三日月ユウキ:108-13D10
DoubleCross : (108-13D10) → 108-78[4,6,9,10,6,9,6,7,4,3,8,4,2] → 30

楠一重:222
楠一重:www
三日月ユウキ:2倍振りしま~す
三日月ユウキ:30-2d10
DoubleCross : (30-2D10) → 30-10[7,3] → 20

三日月ユウキ:3点!
木虎ツグミ:49なので3点か
楠一重:大天使神鳥谷つばめ
夏目靖章:5点!
GM:いつもの5点にシナリオ10点!Dロイスが…………
GM:ちょっと待って 多すぎるから……
GM
“ノヴォルーニエ”
亜純血
“ブラインドネス”
遺産継承者
“カリュプス”
遺産継承者
“スターゲイザー”
秘密兵器
遺産継承者
遺産継承者
遺産継承者
遺産継承者
遺産継承者

GM:9点!
GM:合計24点にそれぞれの侵蝕分を足して贈呈!
三日月ユウキ:27点!もらいま~す
木虎ツグミ:同じく27点!
夏目靖章:29点!いただきます!
楠一重:28!ありがたく!!
GM:それでは贈呈!お疲れさまでした!
木虎ツグミ:お疲れさまでした、ありがとうございました!
夏目靖章:お疲れさまでした!最高!
楠一重:おつかれっさまでしたーーー!
三日月ユウキ:たのしかっ……た……

【ED/Welcome back to “N”】

GM:立ち込める黒煙の中、立っているのは君達だけだ。
GM:時間は既に、三日前の試合開始時刻のそれを過ぎている。
GM:試合は終了した。君達の勝利だ。
木虎ツグミ:「ミアちゃん!」
木虎ツグミ:戦闘が終わったのを確認すると同時に、振り向いて駆け出す。
ミアセラ:「……ツグミ……!」
ミアセラ:こちらも走り出す。煤や煙で汚れていたが、ずっと朝霧の背中にいたため、ほとんど無傷だ。
ミアセラ:「ツグミ……!大丈夫……!?ひどいケガ……!」
木虎ツグミ:「大丈夫です!それよりミアちゃん!私達、勝ちました!」
木虎ツグミ:「勝ちましたよ!ミアちゃんが信じてくれたおかげです!」
木虎ツグミ:駆け寄った勢いで抱きあげて、笑いかける。
ミアセラ:「うん……! ……うん……!」
ミアセラ:涙ぐみ、君に抱き着く。
ミアセラ:「ありがと、ありがとう、ツグミ……!」
ミアセラ:「……かっこよかったよ!すっごく!」
木虎ツグミ:「私こそ、信じてくれてありがとうございます!ミアちゃんの力、感じましたよ!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんが助けてくれたんだって、分かりました!」
ミアセラ:「ううん、お礼を言うのは……私」
ミアセラ:「私、一人じゃ何もできなかった。助けてくれたこともそうだけど……」
ミアセラ:「誰かを本当に信じられたの、私、はじめてだった」
ミアセラ:「だから……ありがとう、ツグミ。私に信じさせてくれて」
ミアセラ:「この力で、私」
ミアセラ:「……はじめて、誰かを助けられた気がする」
ミアセラ:はにかむように笑う。
ミアセラ:「ありがとう、ツグミ」
ミアセラ:「大好きだよ」
木虎ツグミ:「!……あ、えっと」 勝てたことやミアが笑ってくれたこと。嬉しいことが多すぎて言葉が出てこなくなって。
木虎ツグミ:「私も!ミアちゃんのこと大好きです!!」
木虎ツグミ:精一杯、苦しくないようにだけ気を付けてミアちゃんを抱きしめる。
ミアセラ:「ふふっ、あははは!」
ミアセラ:初めて出会った時が嘘のように、屈託なく笑って、
ミアセラ:「……そうだ……」
ミアセラ:煤けた懐から何かを取り出す。
ミアセラ:「ツグミ……これ……」
ミアセラ:「……大切なものなんでしょ? ……ごめん、ボロボロに、なっちゃったけど……」
木虎ツグミ:「え」
ミアセラ:ミアセラが差し出したそれは、半分以上焦げ、焼失してはいるが、
ミアセラ:確かに君が失くしたお守りだ。
木虎ツグミ:「これ、って」
木虎ツグミ:信じられないような顔をしながらそれを受け取る。
木虎ツグミ:間違いない。どれだけボロボロでも、見間違えるはずはない。
ミアセラ:少しだけ、悪戯っぽく笑って。
ミアセラ:「みんなには、内緒だよ?」
ミアセラ:「私のこの力、これからは」
ミアセラ:「誰かに命令されてじゃない。私の気持ちで使うよ」
ミアセラ:「私と……私が好きな人たちのために」
ミアセラ:しーっ、と、指を口に当てる。
ミアセラ:「だから、ね」
ミアセラ:「特別だよ?」
木虎ツグミ:一瞬だけ、泣きそうになるけど。その仕草に解けるように笑って。
木虎ツグミ:「はい、絶対内緒にします」
木虎ツグミ:「新しい約束、です」
ミアセラ:「うん、約束」
ミアセラ:少しだけ背伸びをして、こつん、と額を付けて。
ミアセラ:「信じてるから」
三日月ユウキ:「……この三日で」二人の姿を見守りながら
三日月ユウキ:「お前も強くなったな。ミアセラ……そして」
三日月ユウキ:「お前もよくやってくれた。神鳥谷」
神鳥谷つばめ:長大なライフルを背に担いだ神鳥谷が、ゆっくりと歩いてくる。
神鳥谷つばめ:「どうもどうも。お疲れさまでした~」
神鳥谷つばめ:「すっごい暑そうでしたね。みなさん大丈夫でした?」
三日月ユウキ:「……暑そう……素朴な感想だな。なんと言うか、力が抜ける」
神鳥谷つばめ:「あははー、ごめんなさい。スコープ覗くと傍観者気分になるの、よくないんですけどね」
三日月ユウキ:「あれだけの業を持っているとは信じられんな。お前に戦場は似合わない」
三日月ユウキ:「それでも戦うのは、やはり……家族の為か?」
神鳥谷つばめ:「買い被りすぎですよ。専門は違えど、私にはあなたのほうが余程すごいな~って思いますし……」
神鳥谷つばめ:「ええ、まあ……そうですね」
神鳥谷つばめ:ミアセラに目を向ける。
ミアセラ:「……」彼女の事情は一通り聞いている。数歩歩み出て視線を合わせる。
神鳥谷つばめ:歩み寄り、しゃがみ込んで。
神鳥谷つばめ:「あなたが、特異点の子?」
ミアセラ:「……はい」
神鳥谷つばめ:「私は神鳥谷つばめ。よろしくね」
神鳥谷つばめ:「うーん……そうだな……」
神鳥谷つばめ:少し悩んで、
神鳥谷つばめ:「誤魔化すようなのはしたくないから、はっきり言うけど」
神鳥谷つばめ:「私の弟がね、病気なの。もうずっと苦しんでいて、このままだと助かる見込みもなくてね」
神鳥谷つばめ:「だから、この戦いに参加したの。奇跡でも起きない限り、弟は助からないから」
神鳥谷つばめ:「その為に、あなたの力を利用させてほしい」
神鳥谷つばめ:「勝手な話だけど。これが私の願い」
三日月ユウキ:「ミアセラ。今のお前なら……出来るな?」
ミアセラ:「…………」三日月さんの言葉に頷いて。
三日月ユウキ:「家族を失う痛みは俺もよく知っている」
三日月ユウキ:「時にその痛みは人を残酷にする。だが神鳥谷は人を撃つことではなく信じることを選んだ」
三日月ユウキ:「それが正しい選択だったと証明してくれ。俺からも頼む」
神鳥谷つばめ:「……あなたも、家族を?」
三日月ユウキ:「昔の話だ。俺は間違えた」
三日月ユウキ:「だからこそ同じ思いを誰かに背負ってほしくはない」
神鳥谷つばめ:「…………」
ミアセラ:「……私の力で、もし……誰かを助けられるなら」
ミアセラ:「助けたいって……思います。私……精一杯、やってみます」
神鳥谷つばめ:「……本当?」
ミアセラ:「はい」頷いて。「私が、そうしたいから」
木虎ツグミ:「あ、その!ミアちゃん!」
ミアセラ:「!」
木虎ツグミ:「実はその、神鳥谷さんと交渉した時に私がミアちゃんに治してもらえばいいんじゃないですかって言っちゃって」
木虎ツグミ:「よく考えると、ミアちゃんには自分の力なんだから使いたいように使っていいんですって言ったのに」
木虎ツグミ:「勝手にそんなこと言っちゃって、ダメだったなって思うんですけど」
ミアセラ:「そうなの?」目をぱちくりさせて
ミアセラ:「じゃあ、ツグミは」
ミアセラ:「私ならこうするって、分かってくれてたってことだね」
木虎ツグミ:「……あれ?そうなんでしょうか」
ミアセラ:「そうだよ」小さく笑う。
木虎ツグミ:「……ううんと、ちょっと分かんなくなってきちゃいましたけど」
木虎ツグミ:「ミアちゃんなら、きっと弟さんのこと助けられます」
木虎ツグミ:「私達も助けてもらいましたから」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの力なら、ミアちゃんなら。絶対出来ます」
神鳥谷つばめ:「……。……本当に……いいの?」
ミアセラ:二人に向けて頷く。
ミアセラ:「もちろん」
三日月ユウキ:「俺たちの望みはもう叶っている。構うことはない」
神鳥谷つばめ:「…………」
神鳥谷つばめ:「……そっか……。……そっか」
神鳥谷つばめ:「……ありがとう~~!」
神鳥谷つばめ:木虎さんとミアセラを、まとめて抱き締める。
ミアセラ:「わ、は、わ!」
木虎ツグミ:「ひゃっ!」
神鳥谷つばめ:「……ほんとにありがとう……!私……なんてお礼したらいいか……!」
神鳥谷つばめ:君達の頭を撫でながら。
神鳥谷つばめ:「本当に、ありがとうね……!」
神鳥谷つばめ:その目には涙が滲んでいる。
神鳥谷つばめ:「……あ、ごめん、苦しかったね、ごめんね」
神鳥谷つばめ:手を放して立ち上がり。
神鳥谷つばめ:「……あなたもありがとう、三日月ユウキさん」
三日月ユウキ:「フン。礼は元気な弟の姿を見てからにしろ」
神鳥谷つばめ:「さっきあなたは、私に戦場は似合わない……って言ったけど、それはあなたも同じだと思うな」
神鳥谷つばめ:「言ったでしょう?スコープを覗くと、どうしても傍観者の気分になるの」
神鳥谷つばめ:「照準器越しには、色んなことがよく見える」
神鳥谷つばめ:「三日月さん。あなたはとても、優しい子だね」
三日月ユウキ:「……フン。俺は自分を優しいと思ったことなど無い」
三日月ユウキ:「だが……お前ほどの者が言うなら。いつかはそうなるのかもしれないな」
三日月ユウキ:「落ちない陽が無いように。明けない夜もまた無い。いつかは……」
三日月ユウキ:「血に濡れた手でも、誰かを救えるようになるのかもな」
夏目靖章:「ふふ、かなり危なかったが、これで一件落着といったところかな」神鳥谷さんの後ろから声をかける
夏目靖章:「改めて礼を言うよ、つばめくん。俺たちを信じてくれてありがとう」
夏目靖章:こころなしかキリッとした表情
神鳥谷つばめ:「ああ、えーと……イケメンの方。お疲れさまです」
神鳥谷つばめ:「こちらこそ助かりました。ありがとうございます~」
夏目靖章:「(あれ、なんか反応薄いな……)」
夏目靖章:「(ていうか名前忘れられてる……!?)」
夏目靖章:「ゴホン……。まあ後は……」
夏目靖章:背中に視線を送る。その背には気絶したままの楠さんが背負われている。
夏目靖章:「全員五体満足で帰れば一件落着だ」
楠一重:傷を氷で止血され、体温を下げられ眠っている。
楠一重:ぐったり。
朝霧鏡花:「取れてますが」
朝霧鏡花:「腕」
夏目靖章:「うん、取れてるね……」
朝霧鏡花:ミアセラを守りきり、満身創痍の状態で歩いてくる。
朝霧鏡花:「まあ、付くでしょう。オーヴァードですし……僕も割と取れますが、今のところ毎回付いてます」
三日月ユウキ:「チッ。勝ったというのになんて顔して寝てるんだ」
夏目靖章:「正直、出血も致死量と言っていいものだった、だが……」
夏目靖章:「流れ出ていた血がね、少しずつだが"戻ろう"としていたんだ」
夏目靖章:「普通意識を失うとブラム・ストーカーの血液操作はできないはずなんだけどね。なんというか……」
夏目靖章:「それ自体に意志があって、彼女を生かそうとしているような……」
夏目靖章:「とにかく、これなら十分に再生できるだろう」
夏目靖章:「どこかに彼女の腕が転がっているはずだ、それを拾って……」
朝霧鏡花:「それは良かった。一人でも欠員が出れば、任務成功とは言えませんからね」
朝霧鏡花:「さて、あとはどう帰るかですが……」
“スターゲイザー”:「はい、皆さんお疲れさまでした~!」
“スターゲイザー”:不意に、“スターゲイザー”が姿を現す。
“スターゲイザー”:「ウワッなんかグニョって言った……何ですかこれ気持ち悪っ」
“スターゲイザー”:落ちた楠さんの腕を踏んづけて、夏目さんのほうへ放り投げる。
夏目靖章:「おいおい、もう少し丁寧に扱ってくれ」その腕を拾い上げる
“スターゲイザー”:「というわけで、制限時間終了です。試合は皆さんの勝利ということで!」
“スターゲイザー”:「おめでとうございまーす!約束通り商品は差し上げますよ」
ミアセラ:「…………」
“スターゲイザー”:「なんで睨むんですか……こわっ……」
夏目靖章:「おや、今回は随分と聞き分けがいいな」
木虎ツグミ:スターゲイザーを睨みながらミアちゃんを背に庇う。
“スターゲイザー”:「…………」
三日月ユウキ:「それだけ俺達の戦いに満足したということかな」
“スターゲイザー”:「まあ?本来の目的は大会の進行ですし?」
“スターゲイザー”:「そう。素晴らしいバトルがたっくさん見られましたし?」
“スターゲイザー”:「ええ。目的は完璧に果たせましたよ。大満足です!ええ!」
夏目靖章:「ふ、そうだな。君の目的はちゃんと果たされた」
夏目靖章:「この通り、ミアくんは新たな絆を得た。君の思惑通りにね」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:「は?分かってて言ってるでしょう?それ」
夏目靖章:「ただ、君のもとへは帰らないというだけだ」
“スターゲイザー”:「性格最悪!!!!」
“スターゲイザー”:「最終的に!!僕のもとに来なきゃ!!」
“スターゲイザー”:「何の意味もないでしょうがーーーっ!!」
“スターゲイザー”:「人が散々!何のために苦労したと……!!」
“スターゲイザー”:「長いこと!その子の!ご飯も!お風呂も!着替えも!ぜーーんぶ用意したのに!!」
“スターゲイザー”:「全部無駄ってことですか!?無駄無駄無駄!?全部!?」
ミアセラ:「……そのことは、感謝してます」
ミアセラ:「でも、あなたと一緒には、行けない」
“スターゲイザー”:「なんで!!!」
ミアセラ:「嫌いだから」
“スターゲイザー”:「………………!!」
“スターゲイザー”:「………………」
“スターゲイザー”:「くっ」
“スターゲイザー”:「くっ……く……く……」
“スターゲイザー”:「あぁーーーー!!悔しいーーーーーー!!」
“スターゲイザー”:両の拳をぶんぶんと振り、地団太を踏む。
“スターゲイザー”:「最っっ悪です!!!」
“スターゲイザー”:「やっぱ呼ばなきゃよかった!!あなた達なんて!!!!」
三日月ユウキ:「他の者を呼んでいたとしても、結果は同じだ。まだわからないのか、"スターゲイザー”」
三日月ユウキ:「強大な力を持ちながら、一人の少女を救うことを"苦労”としか思えない」
三日月ユウキ:「そのままのお前で居るうちは。三千世界に唯の一つも、お前に寄り添う者など現れない」
“スターゲイザー”:「……!! ~~~~!!」
“スターゲイザー”:「うる!!さい!!です!!よ!!」
“スターゲイザー”:「僕は僕で!楽しくやってるんです!!ええ!僕だけでも楽しく!!」
“スターゲイザー”:「友達なんて必要ありません!!欲しくもないです!!誰がそんな!!」
“スターゲイザー”:「僕は“スターゲイザー”ですよ!強いんです!無敵なんです!!」
“スターゲイザー”:「僕のことを分かってくれないあなた達が悪いんですよ!!!」
三日月ユウキ:「フン。やはりお前には首を飛ばすよりこちらのほうが効くようだな。帰ったらマニュアルを作っておくとしよう」
“スターゲイザー”:「作るな!!このーーーっ!!」
夏目靖章:「その無敵の"スターゲイザー"君に質問だが」
夏目靖章:「君、この3日間で何回死んだ?」
“スターゲイザー”:「…………」
“スターゲイザー”:「……どうして、そんなこと聞くんですか?」
夏目靖章:「いや何、異世界の同一人物とはいえ死人は死人だ」
夏目靖章:「どのような悪にも、鎮魂は必要だ。自分が殺したのなら尚更ね」
夏目靖章:「死んだ数だけ花を贈ろう。何人だ?」
夏目靖章:そう言いながら氷の薔薇の花束を作り始める
“スターゲイザー”:「くっ……こっ……この……!」
“スターゲイザー”:「そんなの……今更いちいち覚えてません!!」
“スターゲイザー”:「いりません!!あなたからの花束なんて!!」
“スターゲイザー”:「見た目女子高生だからって誰でも簡単になびくと思わないでください!!」
神鳥谷つばめ:やっぱりそうなのか……という視線。
夏目靖章:「ははは、フラれて心底嬉しかったのは初めてだ」
夏目靖章:「(何故か視線が痛い……)」
“スターゲイザー”:「きーーーっ!!ムカつくムカつくムカつきます!!!」
夏目靖章:「怒るのは構わないが、約束はちゃんと守ってくれよ?」
夏目靖章:「君のお遊びが終わったら、俺たちを元の世界に戻す約束だ」
“スターゲイザー”:「分かってますよそんなの!!うるさいですね!!」
朝霧鏡花:「じゃあ早くしてもらえますか?バイク乗りすぎてお尻痛いのではやく帰りたいんですが」
レイヴン:「ちょっと待て」
レイヴン:全身傷だらけのレイヴンが、平然と起き上がる。
夏目靖章:「レイヴン……」
レイヴン:瓦礫を踏み分け、のしのしと君達……三日月さんに歩み寄る。
三日月ユウキ:「……まだやる気か?」
レイヴン:懐から何かよく分からないものを取り出し、三日月さんに軽く放る。
三日月ユウキ:「?」パシッと空中で受け取る
三日月ユウキ:「これは?」
レイヴン:「そいつに渡してくれ」気絶している楠さんに顔を向け。
レイヴン:「トロフィーだ」
レイヴン:「……またやろう」
レイヴン:「楽しかったぜ、お前ら」
レイヴン:それだけ言って、踵を返して歩き去る。
三日月ユウキ:「伝えておこう。俺は二度とごめんだがな」
“スターゲイザー”:「はあ……今度やるとしてもあの人は絶対呼ばない……」
“スターゲイザー”:「じゃあ、いいですか?帰りますよ。忘れものとかあっても対応しませんからね」
ミアセラ:「…………」やや緊張した面持ちで、木虎さんの手を握る。
木虎ツグミ:「じゃあ、最後に一つだけ」 ミアちゃんの手を握り返しながら。
木虎ツグミ:「ミアちゃんに会わせてくれて、ありがとうございました!」 綺麗にお辞儀して見せる。
木虎ツグミ:「相手がどんな人でもお礼はちゃんと言いなさいってお母さんも言ってたので!」
ミアセラ:「えっ?あっ、あ?」
ミアセラ:「ありがとうございました……?」連られてお辞儀。
“スターゲイザー”:「…………」完全に硬直する。
“スターゲイザー”:「こっ……この……こっ……く……」
“スターゲイザー”:「あなた達!!絶対!!絶対やっつけてやりますから!!」
“スターゲイザー”:「今度こそ!!ギタギタにしてやりますからね!!ばーーかばーか!!ばーーーか!!」
“スターゲイザー”:「このっ……この……!!」
“スターゲイザー”:「覚えてろーーーーーーーーーー!!!!」
GM:殆ど泣き声のような“スターゲイザー”の捨て台詞と共に、君達の視界が歪む。
GM:一瞬の暗転と酩酊感。身体が宙に浮くような感覚がして——
GM:気付くと、君達は元のN市の街中に立っていた。
GM:夜明け前。まだ人通りは少ないが、確かに廃墟ではない。遠くから車の排気音やクラクションが聞こえてくる。
朝霧鏡花:「……約束は守ったようですね」
夏目靖章:「彼女は自分で定めたルールには忠実だ。最も……」
夏目靖章:「本当に"人間"であろうとするのなら他者との約束をこそ大事にすべきだと思うがね。言いそびれてしまった」
ミアセラ:「…………」少し不安そうに辺りを見回している。
木虎ツグミ:「ミアちゃん、ミアちゃん」 軽く手を引いて。
ミアセラ:「! なに?」
木虎ツグミ:「N市へようこそ!」
ミアセラ:「…………!」その言葉に目を見開いて。
ミアセラ:「……うん……!」
木虎ツグミ:「これから沢山話して、沢山遊んで、沢山笑いましょう!」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの望むこと、全部全部叶えちゃいましょう!」
木虎ツグミ:笑いかける。初めて出会った時と、変わらない顔で。
ミアセラ:笑ってみせる。何の不安も無いように。
ミアセラ:何故なら、これからは、ずっと傍に——
ミアセラ:「……よろしくね、ツグミ!」



GM:---
GM:N市 喫茶店
GM:---

GM:激戦からしばらくが経ち、事後処理や負傷の治療も済んだ頃。
GM:君、木虎ツグミは、ミアセラと共に市内の喫茶店を訪れていた。
GM:テーブルを囲むのは他にも三人。君の所属する第十一支部の先輩たちだ。
ミアセラ:「…………」見慣れない顔に少しおずおずしている。
木虎ツグミ:「ミアちゃん、この人たちが私の先輩です!」
ミアセラ:「あ……いつも、話してる……?」
木虎ツグミ:「そうです!壬生先輩と、嬬恋先輩と、彩谷先輩!皆すごく優しくて頼れる先輩なんですよ!」
彩谷千映理:「先輩でーす」笑顔で手をひらひらする
壬生墨佳:「壬生先輩です」適当に手を振って。
嬬恋七瀬:「や、こんにちは。初めまして。」にこやかな笑み。
嬬恋七瀬:「嬬恋先輩です」
ミアセラ:「あ……よ……よろしく、お願いします……」
ミアセラ:「……ミアセラ・ヴェステライネンです」
壬生墨佳:「いや、兎にも角にもだ。マジでさ……」深くため息をついて。
壬生墨佳:「無事で良かった……ツグミも、ミアちゃんだっけ?そっちも」
ミアセラ:「あ……ありがとう、ございます……?」
彩谷千映理:「やー、心配でごはんも喉通んなかったからねー」
嬬恋七瀬:「はん、ボクは全然心配なんてしてなかったけど?信用してるからね、ツグミのこと」
壬生墨佳:「僕は無責任じゃないからめちゃくちゃ心配してたんだぜ?なんでツグミなんだってずっと思ってた」
彩谷千映理:「能力的には問題なしでも、ほら、なんかトラウマとか持って帰ってきたらどうしようかって気が気じゃなくって」
壬生墨佳:「采配した奴に遭ったら殴ろう、ってな。マダムの采配じゃないだろ、これ」
嬬恋七瀬:「だったら辞めてるよ、支部」
彩谷千映理:「有能なのも考えものだよねー」
彩谷千映理:「で、ツグちゃんにも後輩ができたってことでいーのかな?」
木虎ツグミ:「はい!一緒に暮らすことになりました!」
壬生墨佳:「それ後輩か……?妹じゃない……?」
木虎ツグミ:「あ、でもチルドレン登録はまだでしたっけ?それだと後輩って訳じゃないんでしょうか?」
ミアセラ:「えっ……えーと……?よくわからなくて……」
木虎ツグミ:「妹!なるほど、そっちかもしれません!」
嬬恋七瀬:「後輩か—……え゛っ、同棲すんの!?」
彩谷千映理:「同棲って言い方やらしくなーい?」
壬生墨佳:「同棲って」呆れたように。「君が言うとなあ」
嬬恋七瀬:「は? 何だよ……ボクが言うと何か問題でも?」
壬生墨佳:「いや、発想で知れるなあって。里」
嬬恋七瀬:「郷里で人を判断しないでほしいなぁ」
嬬恋七瀬:「ボクは錦を飾る側だから問題無いの!」
壬生墨佳:「なんだ、実家帰る算段でもついたのか?」
壬生墨佳:「お姉さんによろしく。僕に似てるんだろ?」
嬬恋七瀬:「は!?お前……そういう事言う!?お前……人が信用して晒した弱みを……!」
彩谷千映理:「へー、お姉さんとスミちゃん先輩似てるんだ」
嬬恋七瀬:「似てねーよ!!全然!!」
嬬恋七瀬:「ボクの姉さんは優しくて美人で聡明な人だったからな」
嬬恋七瀬:「全然似てない。こいつとは」
彩谷千映理:「なるほどね?……なるほどねー」
彩谷千映理:「まあ、こんな感じの先輩たちが仲良くやってるんだよねー」ミアちゃんに向かって
ミアセラ:「は……はぁ……」戸惑いを隠せない様子で。
ミアセラ:「先輩たち、仲悪いの……?ツグミ……」小声で訊く。
木虎ツグミ:「いいえ!皆すっごく仲良しですよ!」 ニコニコと二人の言い合いを眺めている。
壬生墨佳:「僕は仲良くしたいと思ってるのにこいつがね」
嬬恋七瀬:「ボクは仲良くしたくないけど。仕事上仕方なくね」
壬生墨佳:「困ったやつなんだ。ミアちゃんも根気よく相手してやてくれ」
ミアセラ:「……は、はい……そう、します……?」
GM:会話の最中、店員がそれぞれの注文の品を運んでくる。
GM:木虎さんとミアセラの前に置かれたのは、当然、二人がずっと約束していたもの。
ミアセラ:「あ……」
ミアセラ:「ツグミ、これ……」君に目を向けて。
木虎ツグミ:「はい!約束ですからね!」
木虎ツグミ:「一緒に食べましょう!マスターのお店のはとびきり美味しいんですよ!」
ミアセラ:「うん……!」
ミアセラ:年相応の顔で、チョコレートケーキに手を伸ばす。
ミアセラ:「……!」
ミアセラ:一口食べて、表情を輝かせて。
ミアセラ:「おいしい……!」
壬生墨佳:「ここのチョコケーキ、死ぬほど甘ったるいんだよな」
壬生墨佳:「そうやって顔が思いっきり緩むくらいには、だ。まあ、僕も」
壬生墨佳:「嫌いじゃない。そういう味も、甘ったる過ぎる結末も」
嬬恋七瀬:「珍しく意見が合うな」ケーキを口に運びながら。
嬬恋七瀬:「まあ、死ぬような思い散々して、疲れ果てた時は」
嬬恋七瀬:「死ぬほど甘いケーキで丁度いいって事かな」
嬬恋七瀬:「……ボクは流石にコーヒー欲しいけどね」
彩谷千映理:「一件落着して一息入れるのには、ピッタリだよね。ここのチョコケーキ」
彩谷千映理:「……ほんと、帰ってきてくれてよかった」
嬬恋七瀬:「……いや、マジで、今度あったら絶対断れよな、ツグミ」
嬬恋七瀬:「絶対だぞ、マジで」
壬生墨佳:「ああ。まず、こっちに話をもってこい」
彩谷千映理:「そうそう。相談してねホントに」
木虎ツグミ:「ふえ。えっと、でも!確かにすっごく大変でしたけど、大丈夫でしたよ!」
木虎ツグミ:「楠さんも三日月さんも夏目さんもすっごく強くて頼りになりましたし」
彩谷千映理:「やー、今回は大丈夫だったけど……」
彩谷千映理:「あー、まあ、ね」
壬生墨佳:「まあ、同行者に恵まれたことは何よりだけどさあ……そういう問題じゃないっての」
嬬恋七瀬:「そうだぞ……待ってる側は生きた心地がしないの」
木虎ツグミ:「んん、でもそのお陰でミアちゃんと会えましたし!」
木虎ツグミ:「これからはミアちゃんも信じて待ってくれますから!」
壬生墨佳:「まあ、それを言われるとな……」
ミアセラ:「ご……ごめんなさい……!ご迷惑お掛けして……!」
彩谷千映理:「あー、大丈夫、ミアちゃんが謝ることじゃないよー」
壬生墨佳:「いや、迷惑なもんか。席だってこの通り開いてるし大歓迎だ」
壬生墨佳:「もし足んなくても他のやつから蹴り出すから安心してくれ」
彩谷千映理:「そうそう、軽い歓迎会みたいなもんだしね、これ」
嬬恋七瀬:「自分が席を立つ気は無いわけ?まあ……ミアセラちゃんは何にも悪くなくて……ていうかまあ、ツグミも悪くないんだけど……」
壬生墨佳:「……力の心配も、多分しなくていい。完全制御特異点だっけ?」
嬬恋七瀬:「……分かんないな。適性体重からガッツリ落ちた分のストレスは誰にぶつければいいんだ」
彩谷千映理:「とりあえず肉食べに行く?ナナ先輩の奢りで」
壬生墨佳:「貧相さアピールはいいから。見つけさせないし使わせない……というか、これは私見だけど」
壬生墨佳:「“スターゲイザー”の発言が……特異点が三千世界にただ一つの言が正しいなら」
壬生墨佳:「この世界では君は特異点じゃないと思うぜ……ああ、いいね、奢り」何でもないことのように。
嬬恋七瀬:「当然のように流れを作るな。奢らねーぞ…… え、何それ、どういうこと?」
彩谷千映理:「ミアちゃんは、普通のかわいい女のコってことでしょ」
壬生墨佳:「ああ、いや。ある意味では特異点かもな」
壬生墨佳:「ツグミにとっては、だ」
木虎ツグミ:「?……あ、なるほど!」
木虎ツグミ:「とっても特別で、信じてもらえると力になるってことですね!」
壬生墨佳:「そう。ツグミは賢いな」ケーキを口に運んで。
ミアセラ:「…………」君の顔を見て。
ミアセラ:「ねえ、ツグミ」
木虎ツグミ:「はい!どうしましたか、ミアちゃん!」
ミアセラ:「私ね、まだツグミに言ってないことがあるの」
ミアセラ:「こっちの世界に来てね、UGN?の人に保護されたあと」
ミアセラ:「私ね……あなたの好きなようにしていい、って言われたの」
木虎ツグミ:「ミアちゃんの好きなように、ですか?」
ミアセラ:「うん。訓練して、UGNの……エージェント?になったり、記憶処理っていうのを受けて普通に暮らしたり、何でもいいって」
ミアセラ:「でも私、そんなこと言われたの初めてだったから、どうしたらいいのか分からなくて……」
ミアセラ:懐から一枚の写真を取り出す。神鳥谷から送られてきた写真に同封されていたもの。
ミアセラ:彼女と彼女の弟が、二人で楽しそうに笑っている。
ミアセラ:「でもね、好きなこと……やりたいこと、ひとつだけあったの」
ミアセラ:「……私、ツグミと、一緒にいたいな」
木虎ツグミ:「なら、一緒に居ましょう!」
木虎ツグミ:「私も、ミアちゃんと居られるの嬉しいですから!」
木虎ツグミ:「お父さんとお母さんは……私が頑張って説得します!」
ミアセラ:「……いい、の?」
木虎ツグミ:「はい、勿論!」
ミアセラ:「…………」花が咲くように笑って。
ミアセラ:「嬉しい」
ミアセラ:「……一緒にいようね。ずっと」
木虎ツグミ:「はい、一緒に!」

GM:---

GM:市内のある一軒家。その玄関を前にして、君を手を繋いだミアセラの顔には、緊張と不安が滲んでいた。
ミアセラ:「…………」
ミアセラ:「ツグミ……」名前だけを呼ぶ。本当にいいのか、迷惑ではないのか、そんな言葉を押し殺すように。
木虎ツグミ:「ミアちゃん」 その顔を見て、声をかける。
木虎ツグミ:「ええと、うん。やっぱりこっちにしましょう」
木虎ツグミ:「お帰りなさい!」
ミアセラ:「……!」
木虎ツグミ:「ようこそと迷ったんですけど、今日からここがミアちゃんのおうちですから」
木虎ツグミ:「だから、『おかえりなさい』!それと入ったら『ただいま』です!」
ミアセラ:「……え、えっと」少しだけ戸惑ってから、
ミアセラ:やがて嬉しそうに、面映ゆい表情で笑って。
ミアセラ:「……ただいま!」
木虎ツグミ:「はい、おかえりなさい!」
木虎ツグミ:笑いながら答えて、扉を開く。その先から。
GM:君達を迎え入れる、あたたかな声が聞こえてくる。



GM:---
GM:N市 道坂病院
GM:---

GM:今回の任務による度重なる負傷で、意識不明の重体となった楠一重は、ここ道坂医院に運び込まれた。
GM:一時は集中治療室で絶対安静の状態だった楠が一般病棟に移ったと聞き、君、三日月ユウキは見舞いに訪れたのだが……
楠一重:「108……109……」
楠一重:ベッドから降りて、右腕で逆立ち片腕立て伏せをしている。
三日月ユウキ:「……貴様……動けるようになったらすぐそれか」
楠一重:「あん?……と、っとわ!」
楠一重:ごす!
楠一重:バランス崩してベッドに腰を打つ
三日月ユウキ:いつの間にか室内に入りこんでいる。壁によりかかり、不機嫌な顔で腕を組みながら。
楠一重:「いっっっった……!」
楠一重:「……急に現れるんじゃないわよ」
楠一重:ジト目
三日月ユウキ:「無茶をする以外の選択肢が無いのか?……フン。正面から入っても追い払われるだけだろう」
三日月ユウキ:「病人は病人らしく大人しく休んでおけ、ほら」倒れている君に手を差し出す
楠一重:「ふん……」
楠一重:「別に、追い払ったりは……しないけど」
楠一重:小声で言って、大人しくベッドに戻る
楠一重:「どういう風の吹き回し?」
楠一重:「見舞いなんて、らしくないことするじゃない」
三日月ユウキ:「珍しく殊勝な態度だな。確かに調子が狂う。あの時のお前の気持ちが少し理解できた」
三日月ユウキ:「勘違いするな。別にお前の様子を見に来たわけじゃない」
楠一重:「じゃあなんだっていうのよ」
楠一重:「喧嘩の続きなら、左がちゃんとくっついてからね」
三日月ユウキ:「表彰だ。優勝者のな」
三日月ユウキ:そう言って懐からよくわからない何かを楠に向かって放り投げる
楠一重:「はあ?」
楠一重:ぽすっと受け取る
楠一重:「何よこれ」
三日月ユウキ:「トロフィーだそうだ。俺には何のことかわからなかったが」
三日月ユウキ:「貴様にならわかるんじゃないのか」
楠一重:「……」
楠一重:しばらくしげしげとその物体を眺める
三日月ユウキ:楠の手に握られているのは
三日月ユウキ:メカニックダンゴムシガチャ。シークレットレアのクリアバージョンダンゴムシだ。
楠一重:「……あーーー!!」
楠一重:「あの女、馬鹿にして!」
三日月ユウキ:「『楽しかった。またやろう』奴からの伝言付きだ」
楠一重:「……」
楠一重:「ちっ」
楠一重:「いらないわよ、こんなの」
三日月ユウキ:「なら俺が預かっておくか?」
楠一重:手元で閉じたり開いたりしてみている
楠一重:「……ふぅん」
楠一重:割と出来に感心しているらしい
楠一重:「え?何?」
三日月ユウキ:「フン。いや、なんでも無い。独り言だ。そう言う割には随分気に入ってるようだと思ってな」
楠一重:「別に、こんなの気にいるわけないでしょ」
楠一重:「もしまた会うことがあったら」
楠一重:「あの女に突き返してやるわ」
楠一重:こと、とベッドの傍に置く。
楠一重:「ありがと……その、わざわざ持ってきてくれて」
三日月ユウキ:「構わん。それに用はもう一つある」
三日月ユウキ:「楠。お前……これは解けるか?」
楠一重:「は?」
楠一重:素っ頓狂なかお。
三日月ユウキ:そう言って君に渡されたのは
三日月ユウキ:小学生低学年用の九九の穴埋め問題だ
楠一重:「……」
楠一重:「やっぱ」
楠一重:「喧ッ嘩売ってるでしょ!アンタ!!」
三日月ユウキ:「なるほど。小学生レベルの問題は問題なしか……ならこちらはどうだ?」次は分数の足し算引き算だよ~
楠一重:「ふざけてるわけ!?」
楠一重:キレ顔。
三日月ユウキ:「妥当な懸念だろう。お前の経歴は調査済みだ。最終学歴が"ゆりかごの家"時代で止まっているという事もな」
楠一重:「……別に」
楠一重:「義務教育レベルのカリキュラムは受けてるわ」
楠一重:「人をなんだと思ってんのよこのチンピラ眼鏡」
三日月ユウキ:「なら、高校でも問題無いな。副会長としての仕事が一つ減った。何よりだ」
楠一重:「?」
楠一重:「問題ないって、なんの話よ」
三日月ユウキ:「お前が高校に通うという話だ」
楠一重:「う”」
楠一重:「それ、たまに言われるけど……」
三日月ユウキ:「なにか不満があるのか?」
楠一重:「別にいいわよ。そんなの。今更だし」
楠一重:「学校なんか行ったところで、受験とかいうのに合わせた記号クイズをやらせられるだけだし、必要ない知識は入れたくないのよ」
三日月ユウキ:「今だからこそ、じゃないのか」
楠一重:「……どういう意味よ」
三日月ユウキ:「お前の追ってきた相手はもう居ないのだろう」
楠一重:「……」
三日月ユウキ:「もう一度戦場に戻るにせよ、日常に向かうにせよ。お前は知っておくべきじゃないのか」
三日月ユウキ:「戦場以外の居場所もある。存外悪くない場所だぞ」
三日月ユウキ:「自分が戦い、守ってきた場所というのは」
楠一重:「でも、その」
三日月ユウキ:「なんだ?」
楠一重:「馴染めないわよ。戦いしかしてこなかったんだから」
楠一重:「他人と話すの……得意じゃ、ないし……」
楠一重:俯く。
三日月ユウキ:「フン。なるほどな。戦場ではあれだけ向こう見ずなお前が」
三日月ユウキ:「友人ができるか不安で踏み出せないというわけだ」
楠一重:「!?」
楠一重:言い当てられて顔をばっと上げる
楠一重:「べ、別にそんなこと言ってないでしょ!いらないし!友達とか!!」
三日月ユウキ:「その反応。図星だな」
楠一重:「ずぼっ……違う!」
楠一重:「……違うし……」
楠一重:顔は赤い。
三日月ユウキ:「不安がる必要もないだろう。……少なくとも、一人は居るんだ。目の前に」
楠一重:「……!」
三日月ユウキ:「馴れ合いは好かん。だが暇な時の話し相手位には成ってやる」
三日月ユウキ:「チルドレンが日常に馴染めるようサポートする。それも破風の会の仕事だからな」
楠一重:「……それが、アンタたちの任務ってわけね」
三日月ユウキ:「少しはありがたみが分かったか?」
楠一重:「ありがたいなんて、全く言ってないでしょ」
楠一重:「……でも、まあ」
楠一重:「その……考えとくわ」
楠一重:「本当に、ちゃんと案内しなさいよ」
楠一重:「わからないことだらけなんだから。いいわね」
三日月ユウキ:「その時は手でも引いてやろう」
楠一重:「や、やめなさいよそんなこと!」
楠一重:「絶対笑われるでしょ!」
三日月ユウキ:「絵になると思うがな?……というのは冗談だが。任せておけ。先達として、学生に馴染む方法をしっかり教えてやる」
三日月ユウキ:「それで……貸し借りは無しだ。いいな」
楠一重:「……」
楠一重:「どこで借りを作ったなんて、わからないけど」
楠一重:「アンタと私は対等よ」
楠一重:「そうでしょ、”シーンスライダー”」
三日月ユウキ:「フン。言われなくとも。戦友とはそうあるべきだ。"アマツメウラ”」
楠一重:「戦友ね、アンタも随分気障な台詞を使うけど」
楠一重:「その響きは……悪くない」
楠一重:天井を見上げて微笑んで、
楠一重:静かな時間が流れていく。
三日月ユウキ:「この世に落ちない陽も、明けない夜もない。全ての者は移り変わりゆく」
三日月ユウキ:「ならば戦いしか知らなかった俺達もいつか、誰かの闇を照らし出す」
三日月ユウキ:「三千世界に唯一つ、自分だけの光を放つ。輝く星に成ろうじゃないか」
楠一重:「……」
楠一重:「アンタって、もしかして学校でもそんな調子なの?」
三日月ユウキ:「……」
三日月ユウキ:「悪いか?」
楠一重:「悪いとは言わないけど……」
楠一重:「先が思いやられるわ」
楠一重:軽く頭を抱えて。
三日月ユウキ:「フン。ようやくわかったか。学校はお前が思っているほど甘い場所ではない」
三日月ユウキ:「覚悟しておけ、楠」
楠一重:「……」
楠一重:ふ、と笑って
楠一重:「上等じゃない」
楠一重:「どんな場所だって」
楠一重:「戦い抜いてやるんだから」



夏目靖章:--
夏目靖章:市内 某所
夏目靖章:--

夏目靖章:日が沈んでから降り始めた雨は、俄に雨足を強めていた。
夏目靖章:「…………」
夏目靖章:かれこれ一時間ほど、男は傘を指し、紫煙を燻らせている。
夏目靖章:目の前には整地され売地となった一角
夏目靖章:数ヶ月前までは大手ドーナツチェーン店が立っていた場所
夏目靖章:即ち、夏目靖章が姿を消した場所だ
夏目靖章:「……約束……約束ね」
夏目靖章:胸元のボイスレコーダーが、夏目自身にしか聞こえない音を再生する
彩谷千映理:コツコツと、近づく足音が重なる。
夏目靖章:「なんというか……子供みたいなことしてるな、俺まで高校生になってどうす……」
夏目靖章:「おや……」
彩谷千映理:跡地の前で、足音は止まる。
夏目靖章:その方向に顔を向ける
彩谷千映理:安い透明なビニール傘を持って、跡地を眺める少女が一人。
夏目靖章:「……お嬢さん。こんな遅い時間に出歩くと危ないよ」言いながら近づく
夏目靖章:「それとも誰かと待ち合わせかな?」冗談めかして
彩谷千映理:「……今から帰るとこですよー。待ち合わせなら、もっとオシャレなとこがいいし」
彩谷千映理:横目で夏目さんを見て言う。少し怒った声色で。
夏目靖章:「それもそうだ、よければ送って……?」
夏目靖章:その声色に、一瞬言葉が詰まる
彩谷千映理:顔を向け、ジトっとした目で、見る。
夏目靖章:「ああ……」
夏目靖章:焼け落ちた輪郭に火が灯る。
彩谷千映理:「……」跡地の方へ向き直る。雨が傘を叩く
夏目靖章:既に形は無くとも、その光はいつも
夏目靖章:絆の在り処を照らし出す
夏目靖章:「全く、たまにはらしくないこともしてみるもんだ」
夏目靖章:少女に近づく、一つの傘で足りる距離まで
夏目靖章:「はじめまして、彩谷千映理くん」
彩谷千映理:はぁ、と一つため息をつき、徐に傘を閉じる。
彩谷千映理:「……どこかで名乗りましたっけ? 夏目靖章さん」
彩谷千映理:夏目さんの差す傘の中に、すっと入る。
夏目靖章:「ひどいなあ、将来の約束をした仲じゃあないか」
彩谷千映理:「私、何も言わずにどこかへ消えちゃうような人、知らないんですけどー?」
夏目靖章:「ぐ……そこを突かれると言い返せないなあ」
夏目靖章:「今からでも埋め合わせは間に合うかな?千映理くん」
彩谷千映理:「どーかなあ?ふふ」
彩谷千映理:「結構高くついちゃうかもよ?」
夏目靖章:「大丈夫大丈夫、これでも結構稼いでるんだ」
彩谷千映理:「それに、私のタイプは一途でどこにも行かない人だし」
彩谷千映理:「印でもつけておかないと心配だよねー」
夏目靖章:「なるほど、それは確かに」
彩谷千映理:傘を持つ手を引き寄せる。
夏目靖章:少女の髪を飾る紫の花に触れる
夏目靖章:「俺だけ目印を付けてたんじゃあ不公平だな」
夏目靖章:その手に任せて傘を降ろす
彩谷千映理:二人の姿を傘が隠す。
夏目靖章:その先の光景を見る者はいない
夏目靖章:ただ街灯に照らされて、一つに重なった影が静かに伸びていた
夏目靖章:アイリスの花は、無数の色彩を持つ虹の花だ
夏目靖章:だから、今夜見つめた瞳のいろ
夏目靖章:世界に唯一つ、二人だけが識る秘密だろう。



Double Cross The 3rd edition
『三千世界に唯一つ』
END