Life's But a Walking Shadow



メインログ/雑談ログ




Character


“ウォーレン”/齋藤さいとうリッコ (キャラシート)(PL:すきゃっと)
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”アシュラ・スケバン”/朱鷺洲ときしまヒカリ (キャラシート)(PL:森田)
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”ゲンブ・スケバン”/鋼鉄城かねしろマモリ (キャラシート)(PL:しお)
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”アルデバラン”/無量塔 幸輔むらた こうすけ (キャラシート)(PL:北山水)
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Index



【OP】

【Climax?】
【Middle2】
【Interlude】
【Middle3】

【Climax】

【ED】



Preplay


GM:それではセッションを始めていきます!
GM:初めてのキャラもいますので、ごくごく簡単に自己紹介からやっていきましょう
GM:PC番号とかは無いも同然だけど、最初は斎藤さんからお願いしようかな!
GM:キャラシを貼るのでその後に元気よく挨拶してね
GM(キャラシート)
齋藤リッコ:あたし~!?はい!!
GM:なんだその臍は
齋藤リッコ:齋藤リッコです。齋藤はいちばん難しいほうの齋藤です!
GM:変換しにくいのよ
齋藤リッコ:そんな……
齋藤リッコ:キングダムの三年生。元二年生が三年生になってしまいました
GM:意外と上級生なんだよね
齋藤リッコ:リアルですよね いつの間にか上級生になってしまっていた
齋藤リッコ:キングダム所属ですが王とかではなく、何の変哲もない一般生徒として生活しており、そんな自分がコンプレックスでいつかビッグになってやると息巻いていました
齋藤リッコ:が最近友人がジャーム化し、今は卒業まで自分に出来ることを探して色んなとこを転々としています
GM:ノヴァリスでも中々ない経験
齋藤リッコ:具体的には修行を積みつつ生徒間の揉め事とか事件を解決したり、場合によっては傭兵として働いたりです
齋藤リッコ:力が欲しい……
齋藤リッコ:性能的には普段はカバーリングとか孤独の魔眼を積んでるんですが、今回はカバーが手厚そうなので攻撃に振り切ってみました
齋藤リッコ:一般人枠としてがんばっていきます よろしくお願いします!
GM:どこにでもいるジョックシンドロームのジョックエフェクトだ
GM:ありがとうございます!
GM:今回は突発ですが、実はちゃんとハンドアウトを用意してきたんですよね
GM:リッコさんのハンドアウトはこちらです
齋藤リッコ:え!?すご

【ハンドアウト:”ウォーレン” ”齋藤リッコ】
シナリオロイス:亡国の王女ヨルダ
君のジョブは『勇者』だ。
永遠の命を持つ妖精族の生き残りである君は、人間の王国『イーエリレ』の危機を幾度となく救ってきた英雄でもある。
君が数十年の休眠から目覚めた時、王国は暗黒騎士ゼノンドリスの反乱によって滅亡し、生き残った王女ヨルダは連れ去られてしまっていた。
ヨルダ王女は、君の親友であった初代女王ヨルダ一世の面影を色濃く受け継いだ聡明な少女だ。
君は囚われた王女を救い出し、王国を再興せねばならない。


齋藤リッコ:??????
GM:なにか?
齋藤リッコ:そうだったかな……?
齋藤リッコ:そうだったかも……GMが言うなら……
GM:何もおかしいことなんて無いですよ
齋藤リッコ:はい……リッコ勇者なります……
GM:頑張って!では続いてのPC!
GM:ヒカリさんお願いします!
GM(キャラシート)
朱鷺洲ヒカリ:はいさーい!
朱鷺洲ヒカリ:朱鷺洲ヒカリちゃんです!プレイエイド学区ニルヴァーナ高校のトップを務めています
GM:総番!ついにPC参戦だぜ
朱鷺洲ヒカリ:登場はまあまあ早い方だったんですが、PC参戦は今回が初!
朱鷺洲ヒカリ:ニルヴァーナ高校はかつてプランナーの庇護の元で特権的に扱われていた学区なのですが
朱鷺洲ヒカリ:彼女がFHを脱退してからはその反動で各所からボコボコにされてしまったノヴァリスでも有数のおしまい学区
朱鷺洲ヒカリ:そこのトップとして、色々なものを守れなかった負い目からPTSDみたいになってましたが
GM:お労しいぜ
朱鷺洲ヒカリ:めげない仲間たちスケバン四天王の活躍もあって、このままではいけないと
朱鷺洲ヒカリ:ようやく回復の兆しを見せたかな~見せてないかな~という今日この頃。
GM:少しずつかつての仲間が戻ってきておる…この調子で行ってほしいね
朱鷺洲ヒカリ:能力は素の高感覚による光の舞踏白兵!
朱鷺洲ヒカリ:真っ先に突っ込んでいって装甲無視範囲白兵を叩きこむというスケバンらしい素直な性能をしています。
GM:スピードS、精密操作性Sだ
朱鷺洲ヒカリ:Dロなしにメモリー所有で生存能力も折り紙付きだ
朱鷺洲ヒカリ:以上!今度こそは生き恥を晒さないためにがんばります!
GM:ありがとうございます!ヒカリさんのハンドアウトはこちら!

【ハンドアウト:"アシュラ・スケバン" 朱鷺洲ヒカリ】
シナリオロイス:魔大帝ゼノンドリス
君のジョブは『聖騎士』だ。
王国最強の騎士と謳われた君と、反逆の騎士ゼノンドリスは、見習い時代から共に切磋琢磨してきた戦友だった。
反乱の折、君は彼女に敗れ、その結果王は討たれ、守ると誓った王女は連れ去られた。
君は先王の仇を討ち、敗北の恥辱を濯ぐため、魔大帝と化した旧友に再び挑み、討ち果たさなければならない。


朱鷺洲ヒカリ:完璧に理解しました
GM:生き恥を濯いでください
朱鷺洲ヒカリ:知恵と力と勇気の三つを集め
朱鷺洲ヒカリ:ワイルドな大地に光を取り戻してみせます
GM:涙の王国を救ってね
GM:そしてスケバンがもう一人!
GM:マモリさんお願いします!
GM(キャラシート)
鋼鉄城マモリ:はい
鋼鉄城マモリ:鋼鉄城マモリ。ゲンブ・スケバンです。
鋼鉄城マモリ:先日実装したばかりですが総長出陣とのことで早くも二度目の出撃です
鋼鉄城マモリ:ニルヴァーナ高校は(上記参照)、
鋼鉄城マモリ:解散後も一人旧阿修羅地獄堂女学院を守護していましたが
鋼鉄城マモリ:同輩のビャッコ・スケバンの説得などもありニルヴァーナ高校に合流することとなりました
GM:本当に良かったねえ…
鋼鉄城マモリ:性能は完全に専門ガード屋。玄武なので。
GM:亀は固いぜ!
鋼鉄城マモリ:土や鉱物などをバロール能力で圧縮したり解放したりして防壁を築きます
鋼鉄城マモリ:先日は恐るべき凶獣封印現住生物メルギルギュルガンの攻撃を無傷で防ぐなどしました
GM:恐るべき凶獣封印現住生物メルギルギュルガンの攻撃を無傷で!?
鋼鉄城マモリ:今回は総長が大変そうなので守護らなくては……という気持ちで頑張っていきたいです
鋼鉄城マモリ:よろしくお願いします!
GM:ありがとうございます!マモリさんのHOはこれだ!

【ハンドアウト:”ゲンブ・スケバン” 鋼鉄城マモリ】
シナリオロイス:メイデンリング
君のジョブは『盗賊』だ。
魔国との境界に建てられた城塞『北の絶壁』の守備隊長だった君は、今ではケチな盗人に過ぎない。
反乱と示し合わせたかのような魔国の大攻勢によって北の絶壁は陥落し、王国の治安は崩壊した。
失意の内に野に下った君の目にはしかし、新たな野望の火が灯っていた。
北壁に伝わる伝承、散逸した建国の秘宝『メイデンリング』を手に入れれば、次代の王となることも夢ではない。
されど───おお、メイデンリング。お前には視えないのか?空があんなに────
(焼け落ちた手記より抜粋)


鋼鉄城マモリ:流れ変わったな
GM:スケバンから王になってください
鋼鉄城マモリ:なんか人形っぽい魔女探すか……
GM:ラブコメ始まっちゃうかも
GM:そして最後は今回が初稼働!
GM:無量塔先生お願いします!
GM(キャラシート)
無量塔 幸輔:はーい!
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔(むらた こうすけ)22歳の新任教師です!
無量塔 幸輔:性格は穏やかでちょっと気弱。社会人1年目ということもあってちょっと肩肘張り気味です。
無量塔 幸輔:離島出身で小学生時代先生一人生徒一人という環境の中で担任に強い影響を受けており先生を目指すようになりました。
無量塔 幸輔:本人はあまり覚えてないのですが、小学校時代に命を落としかけて、実はFH所属オーヴァードだった先生に蘇生された結果オーヴァードとして覚醒しました
無量塔 幸輔:が、本人の能力が頑丈さへの特化だったせいか、自分の能力に気づくことなくこの年まで一般人として過ごしていました
無量塔 幸輔:就活に悩んでいたところを当時の担任に勧誘されて、運の悪く(?)にノヴァリスへ来てしまうことに
無量塔 幸輔:一般人として今まで生きていたので、毎日ドンパチ治安の悪い環境下で毎日胃を痛めながらノヴァリスの先生になろうと奮闘しています。
無量塔 幸輔:キャラ性能としてはHPタンク+ヒーラー。生徒にけがさせられないと体を張ってカバーリングしつつ、ガード不可の技が飛んできたときは皆さんのロイスを守ります。
GM:新卒でこんなとこに入っちゃうなんて災難ね
無量塔 幸輔:願望としてはラストファクトリーを使ってみんなを蘇生しつつも、ノヴァリスという特殊な世界の中でマジで死にかけてみたいです
GM:願望が具体的!
GM:そんな先生をこのハンドアウトで殺すぜ

【ハンドアウト:”アルデバラン” 無量塔幸輔】
シナリオロイス:終端の厄災
君のジョブは『吟遊詩人』だ。
魔国の侵攻によって故郷を失った君は、死の淵で啓示を受ける。
ゼノンドリスの反乱に端を発する大陸の混乱は、さらなる悲劇の前触れに過ぎない。
いずれ地の果てより訪れる『終端の厄災』、それこそが真の破滅を世界にもたらすだろう。
王国の騒乱を鎮め、厄災に立ち向かう勇者を集めるため、君は今日も彷徨い、唄い続ける。


無量塔 幸輔:集え厄災を殺す者達よ
GM:はい、というわけでね
GM:全員分のハンドアウトを配り終えたわけですけども
朱鷺洲ヒカリ:なにのなにがなに???
無量塔 幸輔:?????
齋藤リッコ:誰も正気じゃない
GM:皆さんには更に共通ハンドアウトとして、以下の一文が追加されます。
鋼鉄城マモリ:何だ……?
朱鷺洲ヒカリ:何ィ

【共通ハンドアウト】
君達は過酷な冒険を共に乗り越えた歴戦のパーティーだ。
内心「んなわけねーだろ」と気づきつつある君は、シーンに登場している間、いつでも正気に戻る判定を行って良い。
<知覚>または<意志>、難易度12の判定に成功すると、君は【本当のハンドアウト】を思い出すことができる。


齋藤リッコ:何~~~!?
鋼鉄城マモリ:正気に……戻ってええんか?
朱鷺洲ヒカリ:www
朱鷺洲ヒカリ:いいなこれ
朱鷺洲ヒカリ:あくまで選択制なんだ
GM:このあとのOPは合同となりますが
GM:程々にゼルダのロールをしたら皆さん好きなタイミングで正気に戻って結構です
齋藤リッコ:早い!!
鋼鉄城マモリ:オス
齋藤リッコ:結局ゼルダって言ってるし
GM:この判定は失敗しても登場侵蝕を振り直すことで何度でも再挑戦できます。
朱鷺洲ヒカリ:言っちゃったよ
GM:全員が正気に戻るまでOPシーンが永遠に継続しますのでご注意ください。
鋼鉄城マモリ:コワ~
齋藤リッコ:そんな……
無量塔 幸輔:意志、知覚そんなに強くないからこわいですね…
GM:そんな感じでセッションをやっていきます!
GM:皆さんよろしくお願いします!
無量塔 幸輔:よろしくお願いします!
齋藤リッコ:よろしくお願いします……!
鋼鉄城マモリ:よろしくおねがいします!
朱鷺洲ヒカリ:ぽにゃーしゃー!



【OP】

GM:全員登場です!侵蝕をお願いします!
鋼鉄城マモリ:鋼鉄城マモリの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(34 → 41)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(38 → 44)
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(36 → 45)
朱鷺洲ヒカリ:1d10+31
DoubleCross : (1D10+31) → 6[6]+31 → 37

GM:皆さんは息の通じ合った冒険者パーティです
GM:今日も宿屋の酒場で元気に飲んだくれています。
GM:仲の良さをアピールしてくださいね。
冒険者の酒場
トップ
宿屋野オバ:「ヒヒヒ、昨晩はお楽しみでしたねえ」
GM:君達が逗留する宿屋の一階は冒険者が屯する酒場になっている。
朱鷺洲ヒカリ:「……皆、今回のクエストもご苦労だった」
朱鷺洲ヒカリ:「リーダーであるオレのおごりだ、好きに吞んでくれ」
朱鷺洲ヒカリ:ミスリル製の美しい鎧甲冑に身を包み、葡萄酒の盃を掲げる。
朱鷺洲ヒカリ:燃えるような赤い長髪、涼麗な青い瞳。長身の王国騎士だ。
鋼鉄城マモリ:「では私はエールを一杯」
宿屋野オバ:「あいよ!エール(発泡麦炭酸ジュース)お待ち!」ガシャンと勢いよくジョッキが置かれる。
鋼鉄城マモリ:重厚な鎧と大きな盾を持った重戦士が木製のジョッキを掲げる
無量塔 幸輔:「今回も無事にうまく生き延びることができましたね。この食事に感謝していただきます」ほっとした表情で、ぬるいエール。ライ麦の入った黒パンを注文する
齋藤リッコ:「ふふん、今回の仕事も楽勝だったわね!」
齋藤リッコ:豪奢な装飾の施された鎧、鞘に収まった伝説の聖剣。いかにも勇者そのものといった出で立ちだが、装備を帯びた当人はいささか凡庸で覇気に欠ける。
齋藤リッコ:「ま、このあたしがいれば当然だけど?」
齋藤リッコ:「なんたって勇者だし!」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:「どうかしたのか、リッコ」
朱鷺洲ヒカリ:「いや、いつも通りか」
朱鷺洲ヒカリ:「これがいつも通り……だったな……」
朱鷺洲ヒカリ:目を細めて呟く。
齋藤リッコ:「えっ」エールを手に取りかけて「……そうよ、いつも通りでしょ?」
鋼鉄城マモリ:「ええ、いつも通りですね……」
無量塔 幸輔:「せっかくの食事ですし、冷めないうちにいただきましょうよ。今回はヒカリさんのおごり……」他3人と比べると布地や皮鎧をメインとした軽装。丁寧に磨かれたリュートを脇に置きながら食事に手を合わせる
無量塔 幸輔:「おごり……?」
齋藤リッコ:「それにしても随分遠くまで来たわよね!あたし達もうSランク冒険者よ?」
齋藤リッコ:「みんなでクエスト受けて、魔物を倒して、こうやって飲んで……」
齋藤リッコ:「ゼノンドリスの手掛かりは少ないけど……大きな目標があって、それを共有できる仲間がいて……」
齋藤リッコ:「悪くない、悪くない……わよね!」
鋼鉄城マモリ:「そうですね、メイデンリングの手がかりも未だ少なく……」
鋼鉄城マモリ:「王となる道は険しくとも、民を守護ることで近づけると思っています」
朱鷺洲ヒカリ:「ああ、悪くない」
朱鷺洲ヒカリ:「必要に応えられる……オレたちの行いは、世のため人のためになっているはずだ」
朱鷺洲ヒカリ:「……これでいいんだ」
無量塔 幸輔:意思判定で正気に戻れるかチャレンジしますね
GM:君達の周りでは、同じように獣頭の亜人や古代の自動機械が楽しそうに飲み明かしている
GM:何も不思議なことはない……そのはずだ
GM:判定どうぞ!
無量塔 幸輔:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 9[5,9]+1 → 10

無量塔 幸輔:ダメ
朱鷺洲ヒカリ:www
朱鷺洲ヒカリ:先生―ッ!
鋼鉄城マモリ:くっ
GM:なんと……
齋藤リッコ:何かおかしいことが……?
朱鷺洲ヒカリ:ないの!?後乗せとかないの!?
無量塔 幸輔:「……いや、何もおかしなことはなかったか」ボソリと一人ごちる
GM:イージーエフェクトをうまくこじつけた場合は、ボーナスを差し上げますよ
朱鷺洲ヒカリ:おおっ救済システム
朱鷺洲ヒカリ:がんばれがんばれ先生
朱鷺洲ヒカリ:えーっとじゃあ
朱鷺洲ヒカリ:我々も振りましょう!!!!
朱鷺洲ヒカリ:知覚でーす
GM:どんどんやりな!
朱鷺洲ヒカリ:9dx
DoubleCross : (9DX10) → 10[2,2,2,4,5,7,7,8,10]+5[5] → 15

鋼鉄城マモリ:2dx+3+1 思い出の一品使用して意志
DoubleCross : (2DX10+4) → 10[10,10]+9[7,9]+4 → 23

朱鷺洲ヒカリ:おりゃっ
朱鷺洲ヒカリ:つえーマモリちゃんつえー
鋼鉄城マモリ:鋼の意思
GM:これがスケバン…
無量塔 幸輔:つよつよじゃないですか!!!!!
齋藤リッコ:振るか……《紡ぎの魔眼》
齋藤リッコ:7DX+2>=12 意志
DoubleCross : (7DX10+2>=12) → 9[2,3,4,4,5,9,9]+2 → 11 → 失敗

齋藤リッコ:グアアッ
GM:ああっ
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(44 → 45)
朱鷺洲ヒカリ:リッコー!
鋼鉄城マモリ:なんてことだ
GM:救済措置として
GM:先に正気に戻ったPC一人に付き、後に判定するPCは+1点のボーナスが貰えることとしましょう
齋藤リッコ:この《熱感知知覚》《自動体温》で……何とかなりませんか?
GM:ぽかぽかするだけのイージーで何ができるというのかね
齋藤リッコ:チクショ~~ッ
鋼鉄城マモリ:正論すぎる……
GM:ただ、先にスケバン組が成功しているので
GM:+2のボーナスを得て、リッコさんも成功ということにして大丈夫です!
齋藤リッコ:マジ!?やった~~~
GM:ではまず三人の【本当のハンドアウト】を公開します
朱鷺洲ヒカリ:わーい!

【本当のハンドアウト:”ウォーレン” ”齋藤リッコ】
シナリオロイス:ショコラショコランケーキバイキング
君はキングダム連合学院に通うごく普通の生徒だ。
現金輸送車を強盗から護衛するいつのもバイトをやり遂げた君は、久々の休日を楽しむべく駅へと向かっていた。
ショコラショコランに通う友人から、ケーキバイキングの招待状が届いたのだ。
ルンルン気分で列車を待っていたその時、一陣の風とともに君の日常は暗転した。
押し付けられる役割ロール、塗り替えられる常識ハンドアウト、区画一つをまるごと巻き込んだ、超体験型即興演劇。
君は幸運にも、『アンジェリカ歌劇団・風組』による演劇領域にご招待されたのだった。


齋藤リッコ:素敵なショーに!?!?!?!?
朱鷺洲ヒカリ:ご招待!!!???
GM:しちゃったぜ
鋼鉄城マモリ:死の招待券……
GM:続いてスケバンチームのハンドアウトはこちら

【本当のハンドアウト:"アシュラ・スケバン" 朱鷺洲ヒカリ】
シナリオロイス:集団失踪事件
君は廃校寸前の零細学区、ニルヴァーナ高等学校を率いる総番だ。
星室庁からの協力要請に応えて、君は学友の鋼鉄城マモリと共に、セントラルへ向かう列車に搭乗していた。
話によると、近頃ノヴァリス全体で住民の集団失踪事件が多発しているという。
一区画分の行方不明者を出しながら目撃者は皆無、数少ない帰還者もその間の記憶を失っており、解決の糸口は見えていない。
事件について思いを巡らせていたその時、一陣の風とともに君の日常は暗転した。
押し付けられる役割ロール、塗り替えられる常識ハンドアウト、区画一つをまるごと巻き込んだ、超体験型即興演劇。
君は幸運にも、『アンジェリカ歌劇団・風組』による演劇領域にご招待されたのだった。


【本当のハンドアウト:”ゲンブ・スケバン” 鋼鉄城マモリ】
シナリオロイス:集団失踪事件
君は廃校寸前の零細学区、ニルヴァーナ高等学校に復学したスケバン四聖獣の一人だ。
星室庁からの協力要請に応えて、君は学友の朱鷺洲ヒカリと共に、セントラルへ向かう列車に搭乗していた。
話によると、近頃ノヴァリス全体で住民の集団失踪事件が多発しているという。
一区画分の行方不明者を出しながら目撃者は皆無、数少ない帰還者もその間の記憶を失っており、解決の糸口は見えていない。
明日の朝食当番について思いを巡らせていたその時、一陣の風とともに君の日常は暗転した。
押し付けられる役割ロール、塗り替えられる常識ハンドアウト、区画一つをまるごと巻き込んだ、超体験型即興演劇。
君は幸運にも、『アンジェリカ歌劇団・風組』による演劇領域にご招待されたのだった。


朱鷺洲ヒカリ:無限列車じゃん!
GM:幸せな夢の中で…死ね!
朱鷺洲ヒカリ:うちの四天王が…そんなことを言うはずないだろうが!!
GM:という訳で三人は正気に戻りました

朱鷺洲ヒカリ:「では祝杯を掲げよう」
朱鷺洲ヒカリ:傍らの無量塔へと視線を送りつつ
朱鷺洲ヒカリ:小樽を掲げ、ぶつけ合わせようとして
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:ぴたりと、その手が止まる。
鋼鉄城マモリ:こちらもジョッキを掲げ、手を止める
齋藤リッコ:「……ヒカリ?マモリ?どうかしたの?」
無量塔 幸輔:「…どうしました?」
齋藤リッコ:「はやく乾杯しましょうよ~!ウェ~~イ」
朱鷺洲ヒカリ:「……違う」
朱鷺洲ヒカリ:「違うんだ、オレは」
朱鷺洲ヒカリ:突然がっくりと肩を落とし、樽をテーブルに置く
朱鷺洲ヒカリ:「何が騎士だ……守るべきものを守れなかった人間に」
朱鷺洲ヒカリ:「そんなものを名乗る資格はないんだ……あああ……」
朱鷺洲ヒカリ:突然がっくりと陰気なオーラが漂い始める。
齋藤リッコ:「え?え?何よ急に……大丈夫?」背中をさする
齋藤リッコ:「エールが変なほうにキマっちゃったのね!マスター!もう一杯!」
鋼鉄城マモリ:「……そもそもですね」
鋼鉄城マモリ:「こんな重装備の盗賊がいますか?」
無量塔 幸輔:「ヒカリ、ど、どうしたんですか…?ヒカリは僕たちを守ってくれていたじゃないですか…!」
鋼鉄城マモリ:「大丈夫です、ちょっと揺り戻しというか」
鋼鉄城マモリ:「気をしっかり、『総長』」
無量塔 幸輔:「揺り戻し…あぁ、過去に何かが…」
朱鷺洲ヒカリ:「ああ、そうだ」
朱鷺洲ヒカリ:「オレはニルヴァーナのアシュラ・スケバン」
朱鷺洲ヒカリ:「学区崩壊で何の役にも立てなかった女……」
朱鷺洲ヒカリ:「こんな『茶番』に没頭して……自分が情けない……!」
鋼鉄城マモリ:「……ダメそうですね」
朱鷺洲ヒカリ:「お前もオレを見損なったろう……マモリ……!」
朱鷺洲ヒカリ:「うわぁあ」
朱鷺洲ヒカリ:正気を取り戻して頭をかかえている。
鋼鉄城マモリ:「今はそんな事を言っている場合ではないでしょう……」
齋藤リッコ:「ニルヴァーナ?アシュラ・スケバン?」「何言ってんのよ~!あたしら無敵の勇者パーティでしょ!」
齋藤リッコ:「毎日高い肉食べて、お酒飲んでみんなにちやほやされて……サイコーじゃないの!何をそんなに落ち込んでんのよ~」
無量塔 幸輔:「そうですよ、勇者パーティとして、守るべきものを守り、救うことができたのですから。過去のことを悔やまなくてもいいんですよ?」
鋼鉄城マモリ:「……そちらのお二人」
鋼鉄城マモリ:「そろそろ夢から覚めるお時間のようです」
齋藤リッコ:「ギャーッハッハ!」エールをがぶ飲みしている「え?何?」
鋼鉄城マモリ:「そうですね、いざとなれば力づくという手もありますが」
無量塔 幸輔:「?」黒パン、ベーコン、スープをもりもり食べつつ
鋼鉄城マモリ:「……お覚悟を」ゴキゴキと拳を鳴らす
朱鷺洲ヒカリ:「や、やめろマモリ」
朱鷺洲ヒカリ:「他学区の生徒に、乱暴はよくない!」
朱鷺洲ヒカリ:羽交い絞めにして止めつつ
齋藤リッコ:「夢~?夢って何よ……学区崩壊?何をそんな学生みたいな……」
齋藤リッコ:「……」
無量塔 幸輔:「…学生ってなんですか?」
齋藤リッコ:ごぶっ、と口に含んだエールを吐き出す。
朱鷺洲ヒカリ:「思い出してくれ……それで十分のはずだ」
朱鷺洲ヒカリ:「お前たちにも」
朱鷺洲ヒカリ:「後悔や苦しみがあったはずだ……この場所ではないどこかに」
齋藤リッコ:「……」しばらくエールまみれの顔で呆然としていたが──
齋藤リッコ:ふい、と気まずそうに視線を逸らす。
齋藤リッコ:「いや……」
齋藤リッコ:「あたしのジョブは『勇者』……永遠の命を持つ妖精族の生き残りである私は人間の王国『イーエリレ』の危機を幾度となく救ってきた英雄でもあり……数十年の休眠から目覚めた時、王国は暗黒騎士ゼノンドリスの反乱によって滅亡し、生き残った王女ヨルダは連れ去られてしまっていて……ヨルダ王女は、君の親友であった初代女王ヨルダ一世の面影を色濃く受け継いだ聡明な少女だから……あたしは囚われた王女を救い出して王国を再興しなきゃいけなくて……」
朱鷺洲ヒカリ:「うわッ」
鋼鉄城マモリ:「急になんですか」
朱鷺洲ヒカリ:「だ、大丈夫か、しっかりしろ!」
朱鷺洲ヒカリ:焦りだす。
鋼鉄城マモリ:「やはりSDGsスケバン防衛術・『洗脳は叩いて直せ』の出番では?」
朱鷺洲ヒカリ:「ちょっと待て!それは最終手段だから!」
無量塔 幸輔:「お、お二人の方が大丈夫ですか…?何か突然人が変わったようになってしまって…」
齋藤リッコ:「ハァハァ……大丈夫……大丈夫だから!」
齋藤リッコ:「あたし勇者だから!何も問題ないから!!」
齋藤リッコ:「ぜんぜん……余裕で勇者だから!もうちょっと……いやっ今だけ……!お酒飲み終わるまででも……!!」
朱鷺洲ヒカリ:「……先延ばしにすると」
朱鷺洲ヒカリ:「後が辛いと思うぞ」
朱鷺洲ヒカリ:ぼそりと呟く
朱鷺洲ヒカリ:「経験則だ」
齋藤リッコ:「ヤダ~~~~ッ!!」
鋼鉄城マモリ:「……」
冒険者A(社会人):「さっきからあのテーブル騒がしいなあ…洗脳?がどうのこうの」近くの席の冒険者が怪訝な目で見ている
冒険者B(先住市民):「バッカおめえ、洗脳なんて本当にあるわけ無いだろ」
齋藤リッコ:「やだやだやだやだ!!勇者やりたい!勇者やりたいよ~~~!!」
無量塔 幸輔:「えぇ……?」
朱鷺洲ヒカリ:「この態度、やはりもう気付いてはいるようだな」
朱鷺洲ヒカリ:「残るは1人か」
朱鷺洲ヒカリ:先生の方に目を向ける。
齋藤リッコ:「うぇぇぇ……ていうかよく見たら誰なのこの人たち~~……」
無量塔 幸輔:「……?」
無量塔 幸輔:「ど、どうしたんですか。ヒカリ、マモリ、リッコまで急に人が変わって…」
朱鷺洲ヒカリ:「それを知るためにも、まずはこの『茶番』から」
朱鷺洲ヒカリ:「出ないといけない……ということだ、たとえそれを望まなくとも」
鋼鉄城マモリ:「ええ、まずはそこからですね」
朱鷺洲ヒカリ:「よく考えて応えてくれ……あなたは、『何者』だ?」
朱鷺洲ヒカリ:無量塔を見つめる。
無量塔 幸輔:「えぇと、ぼ、僕は……」
無量塔 幸輔:とここで振りなおしたいです!
GM:どうぞ!+3のボーナスが付いてます
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(45 → 54)
GM:イージーでこじつけたら更にボーナスが増えるよ
無量塔 幸輔:イージーではないのですが、吟遊詩人の癖に異常に高いHPに気づくことができないですかね…?
GM:なるほど……
朱鷺洲ヒカリ:www
無量塔 幸輔:まるでタンクを求められているような…そんなHPを
朱鷺洲ヒカリ:そんな気付き方あるか?
鋼鉄城マモリ:後衛のくせになんだそのHPは
齋藤リッコ:明らかにおかしいぜ
GM:おまえのような吟遊詩人がいるか
GM:では+2点のボーナスを差し上げます!合計5点!
無量塔 幸輔:ありがとうございます!
朱鷺洲ヒカリ:もらえちゃった
無量塔 幸輔:2dx+1+5
DoubleCross : (2DX10+6) → 9[8,9]+6 → 15

GM:すごいぜ
齋藤リッコ:やった!
無量塔 幸輔:おれはしょうきにもどった!
鋼鉄城マモリ:やったぜ

無量塔 幸輔:「………あ」
無量塔 幸輔:「…………僕、生徒におごってもらったうえでなれなれしく名前で呼んだ…?」
無量塔 幸輔:うわあああといった様子で頭を抱える
GM:そうして、先生は思い出します。自分の身に何が起こったのかを。
朱鷺洲ヒカリ:「その口ぶり、つまりあなたは」
朱鷺洲ヒカリ:マモリと視線をかわして頷きあう。
鋼鉄城マモリ:「ええ。そういうことですね」

【本当のハンドアウト:”アルデバラン” 無量塔幸輔】
シナリオロイス:アンジェリカ音楽歌劇学校
君は新しくノヴァリスに赴任した、職員室の先生だ。
職員室の業務は多忙を極める。君は新人研修もそこそこに、早速星室庁に持ち込まれた相談を解決するため現場へ飛び込んだ。
行き先はアンジェリカ音楽歌劇学校。未来のスタァを目指す演劇生徒たちの学校だ。
案内役兼補佐役の教育実習生、三城郷ミチカと共に列車に揺られる中、一陣の風とともに君の日常は暗転した。
押し付けられる役割ロール、塗り替えられる常識ハンドアウト、区画一つをまるごと巻き込んだ、超体験型即興演劇。
君は幸運にも、『アンジェリカ歌劇団・風組』による演劇領域にご招待されたのだった。


無量塔 幸輔:思い返せば、吟遊詩人の癖に異様に頑丈で前に出しゃばろうとしていた
無量塔 幸輔:後衛職のはずなのに変態ビルドしすぎじゃないか!?と自身を振り返って正気に戻ることができた
朱鷺洲ヒカリ:「……思えば、ゴブリンの群れに真っ先に突っ込んでいたからな」
朱鷺洲ヒカリ:「あれは能力から来る本能のようなものだったのか」
鋼鉄城マモリ:「道理であんまり歌わないなと」
齋藤リッコ:「確かに……いくら殴られても平気そうだったからすごいなと思ってたけど……」
無量塔 幸輔:「あぁ…ごめんなさい!ごめんなさい!だいぶ厚かましいことしてましたね!?」ふええええととろけた顔で半泣き状態になる
齋藤リッコ:「大人の男の人……じゃあ、先生なのね……なんですか?」
朱鷺洲ヒカリ:「いや、あの」
朱鷺洲ヒカリ:「泣かないでくれ……オレもさっきまで泣いていたから」
朱鷺洲ヒカリ:「人のことは言えないが、大人に泣かれると」
朱鷺洲ヒカリ:「思ったより困るな……」
朱鷺洲ヒカリ:よしよしとあやしている。
無量塔 幸輔:バ、バブらせないでくれ…
朱鷺洲ヒカリ:かわいいね
GM:正気に戻った君達の手には、小さな冊子が握られている。
鋼鉄城マモリ:「取り乱している人が居ると落ち着くのは防衛本能の一種でしょうか……おや」
GM:「ヨルダの伝説」と銘打たれたそれは、大人気ゲームを原作とした演劇の脚本のようだ
GM:表紙を開くと、中身は一切の白紙。
鋼鉄城マモリ:「ふむ……?」ぺらぺらと白紙の脚本をめくる
GM台本クリプトスクリプト。それこそが、君達がアンジェリカの演劇領域への招待された証だった。
朱鷺洲ヒカリ:「台本……か」
齋藤リッコ:「あ~っこれ……まさか……!」
朱鷺洲ヒカリ:「アンジェリカの連中の手口だ」



Trailer



素敵なショーへようこそ!
風組のレヴューに参加するのははじめてかな?

疾きこと風の如く、
颯爽なること風の如く、
不可避なること風の如く、
跡形なきこと、また風の如し。

配られるのは白紙の台本のみ。
そこに何を書き込むのも、演者の自由だ。

さあ、筋書きのない戯曲ドラマを共に楽しもう!

この世は舞台。人はみな役者。
ひとたび幕が上がったのなら、誰もが主人公になる瞬間が、必ず訪れる。
そしてその時は、今まさに───

Double Cross The 3rd edition
ステージ『オーヴァード・ノヴァ』
『Life's But a Walking Shadow』

ダブルクロス───それは裏切りを意味する言葉。







朱鷺洲ヒカリ:ひゃっほ~~!
無量塔 幸輔:ヒューッ!!!
朱鷺洲ヒカリ:これは盛り上がる
齋藤リッコ:ウオ~~ッ
鋼鉄城マモリ:真・オープニング!

GM:ガヤガヤ……
GM:周囲の喧騒は変わりない。正気に戻ったのは君達だけのようだ
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちは星室庁の依頼で失踪事件の捜査のために」
朱鷺洲ヒカリ:「キミたちと同じく列車に乗り込んだ、行き先はセントラルだ」
朱鷺洲ヒカリ:「先生も星室庁からの依頼だったな、行き先はどこの学区だ?」
無量塔 幸輔:「僕は、相談事の解決にアンジェリカ音楽歌劇学校の方へ向かおうとしてました。同行者の教育実習生が一人いたはずだけど、どこにいってしまったんだろう…」やっとこ落ち着きを取り戻して、状況を思い出しながら説明
朱鷺洲ヒカリ:「それも気になるが」
朱鷺洲ヒカリ:「キミはショコラショコランに向かっていたんだったな」
朱鷺洲ヒカリ:リッコの方へ
齋藤リッコ:「え。ええ。こっちは駅で偶然巻き込まれた感じだけど……」
齋藤リッコ:(ていうかデカッ……迫力すごっ……!こんな子たちにさっきまで馴れ馴れしく……?)
朱鷺洲ヒカリ:「……アンジェリカの連中の能力には覚えがある」
朱鷺洲ヒカリ:「奇妙なのはオレたちがそれぞれ別の列車に乗り込んで、この領域に囚われていたということだ」
鋼鉄城マモリ:「想定より能力規模が大きいのでしょうか」
朱鷺洲ヒカリ:「ひとところにいる人間を領域に引き込む単純な罠ではない、もっと複雑なカラクリがあるのかもしれない」
朱鷺洲ヒカリ:「オレがもっと早くに気付けていれば」
朱鷺洲ヒカリ:「対処できたかもしれないが……」
朱鷺洲ヒカリ:どんよりしはじめている
齋藤リッコ:(場慣れしてる感じだな~……)
鋼鉄城マモリ:「それに関しては私も同様です。気を落とさぬよう」
無量塔 幸輔:「領域…逆に領域展開を拡大していったってことですかね…?」漫画の知識等を思い出しつつ話についていこうとする
齋藤リッコ:「あたしは駅で巻き込まれたのよね。列車が駅を通過するタイミングで能力を発動したとか……」うーんと考えて
鋼鉄城マモリ:「そういえば、申し遅れました。私はニルヴァーナ高校の"ゲンブ・スケバン"鋼鉄城マモリと申します」
鋼鉄城マモリ:「こちらは総長」
朱鷺洲ヒカリ:「なぜ、なぜオレはあのとき……」
朱鷺洲ヒカリ:ぶつぶつ言っている
齋藤リッコ:(急に落ち込み始めた……!)
鋼鉄城マモリ:「総長」肩を叩く
朱鷺洲ヒカリ:「ハッ」
朱鷺洲ヒカリ:「すまない……朱鷺洲ヒカリだ……」
朱鷺洲ヒカリ:「いちおう、”アシュラ・スケバン”ということになっている……らしい……ともいわれる」
齋藤リッコ:(頼れるんだか頼れないんだか分からない……!)
無量塔 幸輔:「(この時代にスケバン……?)」
齋藤リッコ:「スケバン……!ニルヴァーナのよね?」
鋼鉄城マモリ:「ええ。ご存知ならお話は早い」
齋藤リッコ:「うん。前に一度、エマちゃんと一緒したことがあるの。聞いてるかな……」
朱鷺洲ヒカリ:「!ああ」
朱鷺洲ヒカリ:「思い出した……キングダム生の斎藤リッコ」
齋藤リッコ:「あっ、知られてる!?」
朱鷺洲ヒカリ:「キミのことか……以前エマが世話になったらしいな」
鋼鉄城マモリ:「エマ……"ラッキー"さんと」
朱鷺洲ヒカリ:「こちらからも改めて礼を言いたい、ありがとう」
齋藤リッコ:「いやァ~……あたしは全然そんな……」デレデレしている
無量塔 幸輔:「えぇと…キングダムが大きい学区でニルヴァーナが小規模の学区…でしたよね」
朱鷺洲ヒカリ:「先生は、ノヴァリスに来てかなり日が浅いようだな」
齋藤リッコ:「ええ。すごかったわ……いきなりメタル・モンゴリアン・ノヴァリス・デスワームから出てきて……」
無量塔 幸輔:「メタル・モンゴリアン・ノヴァリス・デスワーム!?」
鋼鉄城マモリ:「メタル・モンゴリアン・ノヴァリス・デスワーム」
朱鷺洲ヒカリ:「メタル・モンゴリアン・ノヴァリス・デスワーム……だが、言葉のすべてを飲み込む必要はないはずだ」
齋藤リッコ:「え!?スケバン間では常識とかじゃないの!?じゃあ何あれ……」
朱鷺洲ヒカリ:「ひとまずするべきことは、正気の人間と術者を探し出すこと」
朱鷺洲ヒカリ:「そのためにまずはこの宿場を離れたいが」
齋藤リッコ:「あ、そっか。あたし達以外にも、正気を取り戻してる人がいるかもしれないってことね」
無量塔 幸輔:「あ、あぁ…はい。ノヴァリスというか、”オーヴァード”とか”レネゲイド”とかよくわかんないまま就職してしまって…新任の無量塔…無量塔幸輔です」
鋼鉄城マモリ:「先生の同行されていた方も気になりますね」
朱鷺洲ヒカリ:「それで構わないだろうか……いや」
朱鷺洲ヒカリ:「オレのような人間がいちいち全体の方針に口を出すというのも……」
朱鷺洲ヒカリ:ぶつぶつ
齋藤リッコ:「ひ、ヒカリちゃん……!大丈夫!?」
齋藤リッコ:「マモリちゃん……彼女どうかしたの?何か最近嫌なことでもあったとか……?」
朱鷺洲ヒカリ:「許してくれ……許してくれ……」
朱鷺洲ヒカリ:うつろなめつき。
齋藤リッコ:「ヒカリちゃん!?」
鋼鉄城マモリ:「……大丈夫かと言われると微妙なところですが……」
無量塔 幸輔:「……彼女なんかあったんですか?」マモリちゃんにこっそりと耳打ちしつつ
鋼鉄城マモリ:「まあ、ちょっと、昔色々と」
鋼鉄城マモリ:「ニルヴァーナ学区についての諸々は追々お伝えします」
齋藤リッコ:「平常運転なんだ……」逆に心配になっている
鋼鉄城マモリ:「私も正直ここまでとは思っていませんでしたが……ともかく」
鋼鉄城マモリ:「案としては先程の総長の案で問題ないでしょうか」
無量塔 幸輔:「……そうでしたか。わかりました、配慮できるように頑張ります」
齋藤リッコ:「あたしも賛成!とにかく人手は多い方がいいもんね。先生と一緒に来たって子も心配だし」
無量塔 幸輔:「僕もその案で問題ないと思ってます。ええと、同行者についてですが、三城郷ミチカさんという人が同行していました。メサイア学園の卒業生らしいのですが、誰か知ってる人いますか?」
齋藤リッコ:「あ~っなんかNowtubeのゆったり解説動画で見たわ!」
齋藤リッコ:「宇宙大魔王のアトラ・アーリーバードと仲がいいとか……」
無量塔 幸輔:「(ゆったり…?)」
朱鷺洲ヒカリ:「ミチカ……!?」
朱鷺洲ヒカリ:ビクッと肩が震える
鋼鉄城マモリ:「私はあまり他学区の方とは面識がありませんので……総長、ご存知ですか」
齋藤リッコ:「ヒカリちゃん知ってるの?」
朱鷺洲ヒカリ:「そうだったのか、ミチカがここに……すまない……すまない……」
朱鷺洲ヒカリ:「シオンがいなくなったのは……オレの……」
齋藤リッコ:「やばい!何かしらの古傷に触れたっぽい!!」
朱鷺洲ヒカリ:永遠に鬱になり続けている。
鋼鉄城マモリ:「うちの総長が申し訳ございません。少々スイッチが入りやすいようで……」
無量塔 幸輔:「ちょ、ちょっと待って。今は過去のことを考えるのではなくって、出る方法をさがないといけないから…!」急な落ち込みにわたわたしつつも
鋼鉄城マモリ:「動いていれば多少は気が紛れるかと。先生の言うとおりです」
齋藤リッコ:「そ、そうね……!これがアンジェリカの劇ってことは、終わらせる方法がきっとあるはずだわ」
齋藤リッコ:「ヒカリちゃん、手繋ごっか?あっ、飴舐める?」
朱鷺洲ヒカリ:「あまい……」
朱鷺洲ヒカリ:ぐんにゃりとしたまま飴を舐めている
鋼鉄城マモリ:「(迷子の子供みたいな扱いですね……)」「(…………まあ、似たようなものでしょうか)」
無量塔 幸輔:「お、落ち込みそうなことがあったら。僕に話してください!話せない、話したくないなら。近くにいるとかはできるから!」
無量塔 幸輔:「………ええと、そ、そうだ。皆さんのできること。能力のことをおしえていただけませんか?このエリアの散策時の隊列の参考にしたくて」よしよしなだめつつ皆に問いかける
GM:そうしていると、君達は周囲の違和感に気づく。
GM:先程まで響いていた冒険者たちの喧騒が、嘘のように静まり返っているのだ。
GM:時が止まったかのような静寂の中で、凛と
GM:鈴の音が、君達の背後から響く。
齋藤リッコ:「え、っ────」
鋼鉄城マモリ:「!」
朱鷺洲ヒカリ:感覚の鋭さでいち早くそれに気づき
朱鷺洲ヒカリ:素早く振り向き、三人の前に出る。
朱鷺洲ヒカリ:「何者だ」
齋藤リッコ:(速い……!)
無量塔 幸輔:「な…なに!?」急な異変に思わず3人の前に出ようとする者の、先にヒカリが前に出てしまう
白いローブの少女:「へえ、すごいなあ。こんなに早く役が剥がれるんは珍しいわ」
白いローブの少女:背の低い少女が酒場の入り口に立っている。白いローブに黒いマント、長い白髪。溌剌とした表情で君達に笑いかける。
トップ
齋藤リッコ:「……す……」
齋藤リッコ:指差し
齋藤リッコ:「すごい黒幕っぽい奴いる!!」
朱鷺洲ヒカリ:「……話が早いな」
無量塔 幸輔:「その言い方からして…アンジェリカの生徒さんですか…?」
鋼鉄城マモリ:「これで無関係だったら驚きですが」
白いローブの少女:「黒幕言うんは大げさやけど。せやねえ」
白いローブの少女:「うちは鞠瑠璃マリエ言います。芸名コードネームは“マーリンズマトリクス”」
鞠瑠璃マリエ:「風組の脚本家スクリプターチームを取り仕切っとるから、まあ黒幕いうのは言い得て妙やね」
齋藤リッコ:「ちょっと……どういうつもりなの!?いきなりこんなことに巻き込んで……!」
齋藤リッコ:「今すぐ出しなさいよ!それか最後まで騙し切ってよ~~!むき~~~~!!」地団駄
朱鷺洲ヒカリ:「リッコ、あまり刺激するな」
朱鷺洲ヒカリ:「精神操作は解かれたとはいえ、依然やつらの優位に変わりはない」
朱鷺洲ヒカリ:「姿を晒したのも算段があってのことだろう」
齋藤リッコ:「さっきまでが嘘のように頼りになる……!」
鋼鉄城マモリ:「本来はこうなんです」
齋藤リッコ:「だってヒカリちゃん!ムカつくでしょこんなの!」
朱鷺洲ヒカリ:「……そこには同意するがな」
無量塔 幸輔:「な、なにが目的ですか?物や状況によっては、交渉ができるかと思いますが…」
鞠瑠璃マリエ:「目的?せやねえ……ウチらの演劇、長い時は一ヶ月くらいぶっ通しでやることもあってな」
鞠瑠璃マリエ:「これの前にやったんなんか恋愛リアリティショー仕立てやったから、まあ色々後始末が大変で」
齋藤リッコ:「ひ……ひどすぎる……」
齋藤リッコ:「人の恋愛を……ていうか人のことを何だと思ってるわけ!?」
鞠瑠璃マリエ:「何って、舞台の上では人はみんな平等やよ?」
鞠瑠璃マリエ:「ええお話を作り上げるための舞台装置であり、最高の物語を紡いでくれる主人公でもある」
鞠瑠璃マリエ:「そこに客も俳優も裏方もない。素敵なことやと思わんか?」
無量塔 幸輔:「だからって何故それを無関係の一般人を使って舞台に…!」
鋼鉄城マモリ:「成程。話が通じないタイプですね」
朱鷺洲ヒカリ:「アンジェリカやムセイオンの連中らしい」
朱鷺洲ヒカリ:「やれやれだな」
齋藤リッコ:「他のもこんな感じなの……?」ドン引き
無量塔 幸輔:「え、他の学区もこんなことに……?」
朱鷺洲ヒカリ:「ともかくこいつらに目的を訪ねることに意味はない」
朱鷺洲ヒカリ:「手段そのものが目的だからだ」
鞠瑠璃マリエ:「まあ、せやけどね。それも役に入り込んでくれるっちゅう前提があってのことや」
鞠瑠璃マリエ:「シラフの役者を舞台に上げ続ける程内らも酷や無い。そんなわけでな」
鞠瑠璃マリエ:「本来なら、これから色んなクエストクリアしてもろてようやく辿り着くとこなんやけど」
鞠瑠璃マリエ:カカンッ!
鞠瑠璃マリエ:甲高い音とともに、周囲の景色が暗転する。
齋藤リッコ:「にゃっ!?何!?」
鞠瑠璃マリエ:誰もいない暗闇の中で、スポットライトによって君達の立つ周囲だけが照らし出されている。
無量塔 幸輔:「っ!みんな!僕の後ろに隠れ────」
鋼鉄城マモリ:「くっ、精神攻撃は分が悪い……!」
鞠瑠璃マリエ:「勇者御一行様、ラスボス戦までご招待や!」
朱鷺洲ヒカリ:「……なんだと?」
朱鷺洲ヒカリ:怪訝そうに声の方向をにらみつける
無量塔 幸輔:「ら、ラスボス…!」
齋藤リッコ:「えっ……もうクライマックス!?」
鞠瑠璃マリエ:「つかみとクライマックスさえ良ければ後はどうとでもなるんよ」
鞠瑠璃マリエ:「ほな、頑張ってな~!」
鋼鉄城マモリ:「暴論を……!」
GM:最後の照明も消え去り、君達の意識は闇へと沈んでいく。
GM:そして……



GM:OP修了!ロイスを取得できます。
齋藤リッコ:まだOPだった
無量塔 幸輔:OP
鋼鉄城マモリ:そういえばそうだった
GM:偽のハンドアウトに書いてあるロイスも取りたければとってもいいよ
朱鷺洲ヒカリ:ほんとじゃん!
齋藤リッコ:姫……!
朱鷺洲ヒカリ:とりあえずシナリオロイスの失踪事件に!
鋼鉄城マモリ:朱鷺州ヒカリ/庇護○/不安/で
無量塔 幸輔:ロイス取得は保留で…!
朱鷺洲ヒカリ:使命感〇/脅威
朱鷺洲ヒカリ:マモリちゃんにも!
朱鷺洲ヒカリ:信頼〇/恥辱
朱鷺洲ヒカリ:以上!
齋藤リッコ:シナリオロイス……ショコラショコランケーキバイキングか 楽しみ/○まだ間に合うのこれ? で取得します
鋼鉄城マモリ:以上!
無量塔 幸輔:シナリオロイスについては アンジェリカ音楽歌劇学校 初仕事への責任感/〇脅威で
無量塔 幸輔:こちらも以上で
GM:OK!



【Climax?】

GM:クライマックス?シーンです。クライマックス?戦闘が始まるよ
GM:全員登場!侵蝕をフッてください
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(54 → 58)
鋼鉄城マモリ:鋼鉄城マモリの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(41 → 46)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 7)増加(45 → 52)
朱鷺洲ヒカリ:1d10+37
DoubleCross : (1D10+37) → 1[1]+37 → 38

魔城サノバビッチ
トップ
魔大帝ゼノンドリス:「ドワハハハハハ!!」
魔大帝ゼノンドリス:「よくぞここまで辿り着いたな!忌まわしき勇者たちよ!」
魔大帝ゼノンドリス:荘厳な魔城。高鉄の玉座の前で、黒騎士が高笑いをあげる。
トップ
齋藤リッコ:「何なのこの城名……!?」
鋼鉄城マモリ:「打ち切りにでもなったんでしょうか、この劇」
朱鷺洲ヒカリ:「魔大帝ゼノンドリス……聖騎士が守れなかった先王の仇、か」
無量塔 幸輔:「なんかツクールで最初と最後だけ作って満足したゲームみたいになって────」
ヨルダ姫(三城郷ミチカ):「勇者リッコ…!助けに来てくれたのですね…!」
朱鷺洲ヒカリ:「!」
無量塔 幸輔:「ぶっ」
朱鷺洲ヒカリ:「み、ミチカ」
齋藤リッコ:「ヨルダ姫……!今助けに……じゃなかった!あれ!?」
ヨルダ姫(三城郷ミチカ):魔大帝の傍らで、鳥籠のような檻に入れられながら歓喜の声をあげる。台詞は若干棒読みだ。
無量塔 幸輔:「三城郷さん!?」
齋藤リッコ:「そうよね!?」
鋼鉄城マモリ:「成程。彼女も劇に組み込まれているわけですね」
ヨルダ姫(三城郷ミチカ):「何を言っているの?私はヨルダ。イーエリレ王国の正当な後継者です」
朱鷺洲ヒカリ:「う、うわああああ」
朱鷺洲ヒカリ:「すまないミチカ……オレのせいで、シオンが、先王が」
齋藤リッコ:「ヒカリちゃんのPTSD発作が!!」
朱鷺洲ヒカリ:「オレは騎士失格の女なんだ……許してくれええ……!」
朱鷺洲ヒカリ:また催眠にかかりはじめている。
齋藤リッコ:「役のほうでまで!?」
鋼鉄城マモリ:「世話が焼ける総長ですね……!」
無量塔 幸輔:「朱鷺洲さんっ…!」
ヨルダ姫(三城郷ミチカ):「騎士ヒカリ…いいのです。失ったものを数えるのはもう辞めにしましょう」
齋藤リッコ:「う~ん……でもあんな美人助けてちやほやされるならそれもいいかもな……」また催眠にかかろうとしている
鋼鉄城マモリ:「リッコさん!正気!」
ヨルダ姫(三城郷ミチカ):「貴方の後ろには、未だ圧政に喘ぐ王国の民がいるのです。今手を伸ばせば守れるものから、目をそらさないで……!」
朱鷺洲ヒカリ:「ううう……ミチカ……」
朱鷺洲ヒカリ:半べそになりながら見上げている。
無量塔 幸輔:思わず彼女の手を掴み、敵に背中を向けて話をする
無量塔 幸輔:「だ、大丈夫、目の前の三城郷さんはしっかり無事だから。今生きている人を取り戻すには朱鷺洲さんの力が必要だから…!」
朱鷺洲ヒカリ:「先生……だが、オレは……」
無量塔 幸輔:「実際に彼女の話や気持ちを聞いたことは…!」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:首をふる
朱鷺洲ヒカリ:「オレはずっと、学区から出なかった……避けてきたから……」
朱鷺洲ヒカリ:「今更どんな顔で向き合えばいいんだ……」
無量塔 幸輔:「自分で抱え込んで悩んでいるだけだったらm三城郷さんの本当の気持ちもわからないよ…!」
無量塔 幸輔:「聞くのが怖かったら、ぼ、僕が一緒についています!」
無量塔 幸輔:「だ、だから今は彼女を取り戻すために協力してくれませんか…!」少しろれつが回らないほど勢いで足早に語り掛ける
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:そのまなざしに向き合い
朱鷺洲ヒカリ:フラフラと立ち上がる
朱鷺洲ヒカリ:「そうだな……先生、今は」
朱鷺洲ヒカリ:「こんなことをしている場合じゃない……!」
朱鷺洲ヒカリ:「やるぞ……!やるぞ……!」
魔大帝ゼノンドリス:「グフフフ、それでこそ我が宿敵よ!」背負った大剣を鞘から引き抜く。
齋藤リッコ:「う~~ん……棒読みだけど顔が良すぎる……」
齋藤リッコ:「スーーーー……」
齋藤リッコ:「ハーーーーー……」催眠にかかろうとしている
鋼鉄城マモリ:「リッコさん……」
朱鷺洲ヒカリ:「しっかりしろ!」
朱鷺洲ヒカリ:「友達とケーキを食べるんだろう!」
鋼鉄城マモリ:「……」あなたがそれを言いますか、という言葉を全力で噛み潰す
朱鷺洲ヒカリ:「やるんだ!やるぞ!」自分に言い聞かせるように吼える。
無量塔 幸輔:「そ、そうですよ!友達とケーキを食べるんだったら帰らないと…!」
齋藤リッコ:「ゼノンドリス……!亡国イーエリレ、そして我が友ヨルダの仇……!!ここで悲願を討ち果た……」
齋藤リッコ:「あっそうだ!ケーキ食べ行かなきゃじゃん!?」
鋼鉄城マモリ:「良かった、全員正気ですね?手間が省けました」
鋼鉄城マモリ:「あなた方の精神を守護るためには多少の傷みも必要かと思い始めていたところです」
齋藤リッコ:「やだ!怖い!」
朱鷺洲ヒカリ:「マモリの折檻は痛いぞ……」
無量塔 幸輔:GM! 戦闘前にクリスタルシールドを装備しておきたいです!
鋼鉄城マモリ:あっ同じく!
GM:仕方ないな~ 装備ウインドウを開いて装備しな
無量塔 幸輔:E:クリスタルシールド
鋼鉄城マモリ:クリスタルシールドをそうびした
魔大帝ゼノンドリス:「愚かな連中めが。この魔大帝の庇護の元で身の程を弁えて生きるなら、無惨な最期を遂げることも無かっただろうに」
魔大帝ゼノンドリス:「いいだろう!余自らが貴様らに真の絶望を教えてやろうではないか!」
魔大帝ゼノンドリス:ガンッ!大剣を石造りの床に叩きつける。
齋藤リッコ:「大丈夫なのかしら……!?あたし達レベル上げとかしてないけど……!」
無量塔 幸輔:「Lv1でのやりこみクリアだと思って頑張りましょう…!」
鋼鉄城マモリ:「なんとかするしかありませんね……防御はお任せを」
朱鷺洲ヒカリ:「八月革命……オレたちは、誰かの言いなりになる道を選ばなかった」
朱鷺洲ヒカリ:「これが仕組まれた芝居だとしても、その意志を」
朱鷺洲ヒカリ:「もう一度示してみせる……!」
朱鷺洲ヒカリ:強張った面持ちで拳を握りこむ。
魔大帝ゼノンドリス:ニィ、と兜の向こうの唇が歪む。
魔大帝ゼノンドリス:凄まじい闘気が魔城を満たし、鳴動させる。
魔大帝ゼノンドリス:「───この世は舞台、人はみな役者」一瞬、声色が役のそれとは変わって
魔大帝ゼノンドリス:「お前達が自分自身を貫き演じ通せるか、見極めてやる」
魔大帝ゼノンドリス:「さあかかって来い!!実は私は一撃食らうだけで倒れるぞ!!!!」

---

GM:クライマックス戦闘?を開始します。
朱鷺洲ヒカリ:www
朱鷺洲ヒカリ:こんな入りあるかよ
齋藤リッコ:ブレイカーなのかマスターなのかはっきりしろ!
GM:エンゲージはこちら
ミドル戦闘



魔大帝ゼノンドリス[3]魔城兵A[5]魔城兵B[5]
|
5m
|
PC



GM:また、アンジェリカの演劇領域内での戦闘では特殊ルールが適用されます。

【演劇領域専用ルール】
この戦闘に参加するキャラクターは、あらゆる判定を<芸術:演劇>で行うことができる。


朱鷺洲ヒカリ:はえ~
齋藤リッコ:面白いな~
朱鷺洲ヒカリ:回避とかも演劇で出来るんだ
鋼鉄城マモリ:なるほどね
魔大帝ゼノンドリス:まあ君達の演劇技能がどれほどあるかは知りませんけどね
齋藤リッコ:舞台の上では演技が現実になるというわけか
朱鷺洲ヒカリ:ポジション・ゼロ!!
GM:それではやっていくぞ!
GM:◆ラウンド1
GM:セットアップから!宣言をお願いします
無量塔 幸輔:セットアップなしで!
朱鷺洲ヒカリ:なーし!
鋼鉄城マモリ:《虚無の城壁》!
齋藤リッコ:怨念の呪石使います 暴走!
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を3増加(52 → 55)
鋼鉄城マモリ:侵蝕46→48
魔城兵:A,Bどちらもなし
魔大帝ゼノンドリス:《フルパワーアタック》《狂騒の旋律》ラウンド中の攻撃力を+22。暴走して行動値0に。
朱鷺洲ヒカリ:火力あるなこいつ
齋藤リッコ:ラスボスだけある
GM:ではイニシアチブ!
GM:最速はヒカリさんですが
魔大帝ゼノンドリス:《加速する刻》!
齋藤リッコ:ゲ~~ッ
鋼鉄城マモリ:なにっ
朱鷺洲ヒカリ:ダニィ!
魔大帝ゼノンドリス:割り込んで行動するぜ
魔大帝ゼノンドリス:マイナーで《完全獣化》。シーン中肉体ダイス+4
魔大帝ゼノンドリス:メジャーで《飛轢》《コンセントレイト:キュマイラ》《獅子奮迅》で攻撃!
朱鷺洲ヒカリ:こいつ~~
魔大帝ゼノンドリス:しかもこの判定は
朱鷺洲ヒカリ:一発で死ぬくせに生意気だぞ!
魔大帝ゼノンドリス:<芸術:演劇>で判定しつつも、《神秘の肉体》によって肉体でダイスをふれるのだ!
朱鷺洲ヒカリ:www
朱鷺洲ヒカリ:肉体派俳優!
齋藤リッコ:何~~~!?!?
朱鷺洲ヒカリ:マッスルミュージカルじゃん
無量塔 幸輔:アクション俳優!
鋼鉄城マモリ:なんつーアクロバティックな
齋藤リッコ:自分のルールを自分で早速曲げてくるんじゃねー!!
朱鷺洲ヒカリ:そうだね×1
魔大帝ゼノンドリス:12dx7+12 対象は勿論PC全員!
DoubleCross : (12DX7+12) → 10[1,1,2,2,3,5,5,6,8,9,10,10]+10[1,4,8,10]+6[3,6]+12 → 38

齋藤リッコ:ウオオ暴走リアクション不可!
朱鷺洲ヒカリ:うおお見せてやるぜ演劇回避!
無量塔 幸輔:カバーリングその1!
朱鷺洲ヒカリ:9dx
DoubleCross : (9DX10) → 10[3,5,6,7,7,8,9,10,10]+9[1,9] → 19

GM:がんばった
齋藤リッコ:負けないでStar Divine
朱鷺洲ヒカリ:生半可な攻撃なら避けられるものを…!
無量塔 幸輔:【崩れずの群れ】 侵蝕:2 カバーリング
齋藤リッコ:先生!ありがとうございます!
無量塔 幸輔:マモリちゃんどっち守ります?
鋼鉄城マモリ:《砂の結界》でカバーリング
鋼鉄城マモリ:総長行きます
朱鷺洲ヒカリ:マモリ~~~
無量塔 幸輔:よし、ではリッコちゃん守ります!
朱鷺洲ヒカリ:ありがたく承る!
齋藤リッコ:先生~ッ
魔大帝ゼノンドリス:生意気な奴らめ このダメージを受けきれるかな!
魔大帝ゼノンドリス:4d10+26 諸々有効
DoubleCross : (4D10+26) → 34[10,6,9,9]+26 → 60

魔大帝ゼノンドリス:すごい跳ねた
朱鷺洲ヒカリ:おもたっ
鋼鉄城マモリ:《グラビティガード》《ディスマントル》
無量塔 幸輔:クリスタルシールド ガード値12
無量塔 幸輔:48ダメージ受けるぜ…
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを48減少(66 → 18)
鋼鉄城マモリ:60-12-9-1d10-15
DoubleCross : (60-12-9-1D10-15) → 60-12-9-1[1]-15 → 23

朱鷺洲ヒカリ:カバーだから二倍かな
無量塔 幸輔:そうだった
GM:全体攻撃はカバーすると二倍なんだぜ
鋼鉄城マモリ:結構通った!46ダメージ
無量塔 幸輔:96ダメージ!駄目ですおちます!
鋼鉄城マモリ:装甲もあった
齋藤リッコ:先生~っ!
鋼鉄城マモリ:38ダメージです
GM:削れ削れ
朱鷺洲ヒカリ:やりおるわこの魔王
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを18減少(18 → 0)
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1D10(→ 7)増加(58 → 65)
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを7増加(0 → 7)
鋼鉄城マモリ:流石に倒れる!侵蝕が48→50→56
鋼鉄城マモリ:56+1d10
DoubleCross : (56+1D10) → 56+2[2] → 58

GM:ディスマントルはダメージ自体を下げるはずだから
無量塔 幸輔:リザレクトで侵蝕7!
鋼鉄城マモリ:あそっか、倍してからですね
鋼鉄城マモリ:どちらにしても落ちる!
朱鷺洲ヒカリ:おのれ~~ッ130点ミドルのキャラかこやつ
齋藤リッコ:200点だよ!
朱鷺洲ヒカリ:ほんまやん
GM:実際は45ダメージから12引いて33点。その倍で66かな
鋼鉄城マモリ:オッス
GM:ぴったり落ちとる…
GM:では続いてヒカリちゃんのイニシアチブ!
朱鷺洲ヒカリ:うおおおよくもマモリちゃんを
朱鷺洲ヒカリ:ゆるさん!!
朱鷺洲ヒカリ:マイナーで接敵、メジャーでコンセ+光の舞踏+インスタントボム+死点打ち+ギガンティックモード!
朱鷺洲ヒカリ:エネミー全員に攻撃だ!
朱鷺洲ヒカリ:9dx7+7
DoubleCross : (9DX7+7) → 10[2,2,3,3,4,5,6,9,10]+10[3,10]+10[10]+10[9]+10[9]+10[10]+3[3]+7 → 70

朱鷺洲ヒカリ:どりゃーっ
齋藤リッコ:すげえ!
鋼鉄城マモリ:ワァ
無量塔 幸輔:怒りのアタック!
魔大帝ゼノンドリス:オイオイオイ
魔大帝ゼノンドリス:こっちは暴走してるんだぜ
魔城兵:なのでAが《崩れずの群れ》カバーするぜ!
齋藤リッコ:こいつ!
魔城兵:Bは回避や!
朱鷺洲ヒカリ:やはりな!
魔城兵:5dx+11 演劇回避
DoubleCross : (5DX10+11) → 7[4,4,4,7,7]+11 → 18

魔城兵:高すぎ
朱鷺洲ヒカリ:8d10+19
DoubleCross : (8D10+19) → 50[9,5,6,4,8,9,8,1]+19 → 69

齋藤リッコ:中々上手いな 演技……
朱鷺洲ヒカリ:装甲無視!
魔城兵:A、B、共にぴえんします
朱鷺洲ヒカリ:グッドナイト!!
朱鷺洲ヒカリ:浸蝕は13上がって51に!
朱鷺洲ヒカリ:重たいからカバーがスーッと利くぜ
ミドル戦闘



魔大帝ゼノンドリス[3]ヒカリ[19]
|
5m
|
PC



GM:続いてのイニシアチブはマモリさん!
鋼鉄城マモリ:待機します。
GM:待機盾とはね
GM:では次!リッコさんだ!
齋藤リッコ:いくぞ!
齋藤リッコ:マイナーで戦闘移動 ゼノンドリスにエンゲージ
齋藤リッコ:メジャーで《紡ぎの魔眼》+《コンセントレイト:サラマンダー》+《災厄の炎》
齋藤リッコ:対象ゼノンドリス!
魔城兵:オワー!
齋藤リッコ:7DX7+6
DoubleCross : (7DX7+6) → 10[2,3,3,5,7,7,8]+10[3,5,10]+10[8]+10[9]+3[3]+6 → 49

朱鷺洲ヒカリ:こっちもすげえ
朱鷺洲ヒカリ:なんかダイスがのっている
鋼鉄城マモリ:荒ぶっておる
魔大帝ゼノンドリス:確かに私は暴走していると言ったな
魔大帝ゼノンドリス:だが……リアクションできないとは言っていないぞ
齋藤リッコ:何ぃ!?
魔大帝ゼノンドリス:さっきのは油断させるための演技だよ
魔大帝ゼノンドリス:解放の変異暴走により、実はリアクションできるんだな~
朱鷺洲ヒカリ:何ィ~~?
齋藤リッコ:バカな~~!
朱鷺洲ヒカリ:なんという役者!!
鋼鉄城マモリ:大した役者だぜ
魔大帝ゼノンドリス:という訳で《復讐の刃》
齋藤リッコ:オワーー!!
朱鷺洲ヒカリ:なんか結構ちゃんと戦ってるぞこいつ!
鋼鉄城マモリ:さすがラスボス
魔大帝ゼノンドリス:12dx8+12 演劇判定
DoubleCross : (12DX8+12) → 10[1,1,2,2,2,2,3,4,4,4,6,8]+7[7]+12 → 29

齋藤リッコ:ヒ~ン リアクション不可
魔大帝ゼノンドリス:互いにダメージ!
齋藤リッコ:死ねよや~~~!!
齋藤リッコ:5D10+24+2D10 装甲有効
DoubleCross : (5D10+24+2D10) → 22[6,1,4,5,6]+24+8[7,1] → 54

魔大帝ゼノンドリス:3d10+24
DoubleCross : (3D10+24) → 25[8,10,7]+24 → 49

魔大帝ゼノンドリス:なんか出目いいな
鋼鉄城マモリ:あ、これ
朱鷺洲ヒカリ:さすが魔王
鋼鉄城マモリ:《ディスマントル》できます?
魔大帝ゼノンドリス:ラウンド一回じゃない?
鋼鉄城マモリ:ラウンドだ 失礼しました
齋藤リッコ:ぐえ~死にました
齋藤リッコ:アタシ再生産
魔大帝ゼノンドリス:グワハハハハ
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 4)増加(55 → 59)
齋藤リッコ:齋藤リッコのHPを4に変更(28 → 4)
魔大帝ゼノンドリス:しかしこちらも戦闘不能。
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を7増加(59 → 66)
魔大帝ゼノンドリス:復活もなし
魔大帝ゼノンドリス:PCの勝利です!
齋藤リッコ:一発殴るだけで死んだ!!
朱鷺洲ヒカリ:ほ、ほんとに一発で死んだ
朱鷺洲ヒカリ:それを分かっていながら復讐でリアクション破棄するとは
朱鷺洲ヒカリ:敵ながらあっぱれよ
無量塔 幸輔:絶対に一矢報いるって強い意志を感じますね
魔大帝ゼノンドリス:その方が映えるだろぉ?
鋼鉄城マモリ:役者め……

朱鷺洲ヒカリ:敵と相対し、拳を構える。
朱鷺洲ヒカリ:最速のクロスブリード、エンジェルハイロゥ/モルフェウスの加速により機先を制そうとするが
朱鷺洲ヒカリ:しかし動かない。
朱鷺洲ヒカリ:(攻撃はなんだ)
朱鷺洲ヒカリ:(剣、拳、それとも飛び道具)
朱鷺洲ヒカリ:(攻め込むよりもカウンターを……いや)
朱鷺洲ヒカリ:実戦を離れすぎていたために、思考が先行してしまう。
魔大帝ゼノンドリス:「そう容易く……」大剣を振りかぶり
魔大帝ゼノンドリス:「近づけると思うな!」横薙ぎに一閃。
鋼鉄城マモリ:「……!皆さん、下がって!」
朱鷺洲ヒカリ:「ッ!」
朱鷺洲ヒカリ:その間にも敵は攻撃してくる。咄嗟に身を屈めようとして。
魔大帝ゼノンドリス:剣圧が石畳をめくり上げ、瓦礫を伴った広範囲の衝撃波となって君達を襲う!
齋藤リッコ:「来る……!」リザレクトする覚悟で、首と脚を庇う。
鋼鉄城マモリ:とっさに総長の前に出る。「(攻撃範囲が広い!これでは……)」
朱鷺洲ヒカリ:「マモリ……!」
鋼鉄城マモリ:「……ッ!」大盾を前にして衝撃波を受ける
無量塔 幸輔:「危ないッ!!!」マモリがヒカリの前に出ていったことを確認したのち、素人が身を挺して誰かを庇うような挙動でリッコの前に飛び出して庇いにいく
齋藤リッコ:「っ……先生!?」
鋼鉄城マモリ:「先生……!無茶を」「いえ、そういうスタイルなのですね、あなたは」先程の敵陣に突っ込んでいく吟遊詩人の姿を思い出す
無量塔 幸輔:「ぐっ…うわぁっ!?」真後ろの少女を守ることができたものの、腰の入ってない構え、甘い踏み込み。そのせいで吹き飛ばされ、地面に叩きつけられる
齋藤リッコ:「せ、先生……!」
鋼鉄城マモリ:「ぐうっ……!」こちらも耐えきれず吹き飛ばされる
朱鷺洲ヒカリ:「――!」
鋼鉄城マモリ:「守護者としてはどうかと思いますが……その意気や良し」
齋藤リッコ:「ごっ……ごめんなさい……!なんかナヨナヨしてヒョロくて頼りなさそうだと思ってたのに……!」
魔大帝ゼノンドリス:「フハハハハ!!その程度か!勇者が聞いて呆れるわ!この魔城へ辿り着くまでの冒険の程度が知れるなぁ!!」
齋藤リッコ:「してないし冒険……!ていうか何なのよこれ!?マジで殺しに来てんじゃないのよ!」
朱鷺洲ヒカリ:2人分の血の雫が宙に舞う、頬にあたる。
朱鷺洲ヒカリ:その感触に瞳孔が開く。
朱鷺洲ヒカリ: フ ッ
朱鷺洲ヒカリ:と、その姿が消えて
朱鷺洲ヒカリ:笑い声の方向へと踏み込んでいる。
朱鷺洲ヒカリ:その場の誰の視覚にも捉えられない一足。
朱鷺洲ヒカリ:得意とする本来の”技”ではなく、殆ど本能的な動き
魔大帝ゼノンドリス:「フハハハハハハハ!!……ハ?」
朱鷺洲ヒカリ:虎爪のような形にした両腕を振り上げ
朱鷺洲ヒカリ:グシャアッ!!
朱鷺洲ヒカリ:切り裂くように進行方向上にいた二体の騎士を破壊した。
魔大帝ゼノンドリス:「ウオオオオオオッ!?」
朱鷺洲ヒカリ:「オレの仲間を」
朱鷺洲ヒカリ:「傷付けるな……!」
齋藤リッコ:「えっ!?」一瞬遅れて目で追う
齋藤リッコ:「何、今の……!全然見えなかった……」
齋藤リッコ:(時間操作……いや、違う……単純に死ぬほど速い……!)
鋼鉄城マモリ:「……ようやく火が着いたようですね」
魔城兵:「ギャーッ!?」「ウワーッ!?」咄嗟に大盾を構えて割り込んだ騎士(風組生徒)がいとも簡単に吹き飛ばされた。
魔大帝ゼノンドリス:「チィッ……!」狼狽えつつも、吹き飛んだ騎士を踏み台にして、大剣を上段に構えて跳び上がる。
魔大帝ゼノンドリス:「ならまずはお前から潰してやるわ!!」
魔大帝ゼノンドリス:拳を振り抜いたばかりのヒカリに向けて、大剣を振り下ろす。
朱鷺洲ヒカリ:「そうだ、来い」
朱鷺洲ヒカリ:「……その方が楽でいい」
朱鷺洲ヒカリ:1人呟きつつ、躊躇わず刃圏に飛び込もうとして
鋼鉄城マモリ:「くっ……見た目より早い」
齋藤リッコ:「させ──」
齋藤リッコ:ゼノンドリスの注意が逸れた瞬間、魔眼を起動。冷気と共に時間流が鈍化。
齋藤リッコ:マフラーを靡かせて疾駆、騎士の懐まで飛び込む──絶対時間ではコンマ数秒。
魔大帝ゼノンドリス:「ヌ ゥ ゥ ワ ァ ハ ァ ハ ァ ハ ァ ! ! ……」高笑いがスローモーションで響く。本人はその事に気づいていない。
齋藤リッコ:「──るかぁッ!!」
齋藤リッコ:圧縮・積重した時間軸が解放される。膨大な熱量が炎と化し、零距離からゼノンドリスを呑み込む!
魔大帝ゼノンドリス:「グワアアアアアアアアアアアアアアァーーーッ!!!!」
魔大帝ゼノンドリス:刃引きした大剣がリッコの身体を打ち据えると同時に、炸裂した炎に包まれて炎上しながら地に転がる。
齋藤リッコ:「ッ、あぁあっ……!」
齋藤リッコ:振り下ろされた刃が鎖骨を圧し折り肺を押し潰す。膝を折るが、荒い息をついて魔大帝を見遣る。
鋼鉄城マモリ:「リッコさん!?いつの間に……」
朱鷺洲ヒカリ:「なんて無茶を……バカな」
無量塔 幸輔:「さ、斎藤さん…!」
齋藤リッコ:「劇だか何だか知らないけどね……」
齋藤リッコ:「こっちは三年生なの!最終学年なのよ!」
齋藤リッコ:「学生生活も残り少ないんだから、時間を無駄にしてる余裕なんて無いの!さっさと出しなさいよ!ラスボス倒したでしょ!!」
齋藤リッコ:「あっ痛い……いたたたたた……待ってマジで痛い……」
朱鷺洲ヒカリ:「マモリ、手当の器具は」
朱鷺洲ヒカリ:「ここにないなら……薬草でどうにかするしかないか」
魔大帝ゼノンドリス:「フ……ククク……」大剣を支えに、煤けた身体を起こす。
鋼鉄城マモリ:「今は持ち合わせが……元に戻ればなにかあるかも知れませんが」
魔大帝ゼノンドリス:「ハハハハ……!」愉快そうに笑い
朱鷺洲ヒカリ:リッコの肩を支えつつ、手当の準備をしようとする
朱鷺洲ヒカリ:「!」
朱鷺洲ヒカリ:「まだ動けるのか」
鋼鉄城マモリ:「さすがラスボスといったところでしょうか」
無量塔 幸輔:「ま、まだくるか・・・」やっとの思いで立ち上がり、よろよろと皆の前に立って守ろうとする
齋藤リッコ:「やっぱり白魔導士入れた方が……」
魔大帝ゼノンドリス:「ラスボスか……ああ!お前達なら確かにラスボスへ挑むに相応しい!」
魔大帝ゼノンドリス:「興が乗ってきたぞ!ならば今度は……」
鞠瑠璃マリエ:カカンッ!!
GM:突如、周囲の照明が落ちる。
鞠瑠璃マリエ:「はーいカットカット~。そこまでやで~」
朱鷺洲ヒカリ:「……どういうつもりだ」
朱鷺洲ヒカリ:「今、奴は何を言おうとしていた」
齋藤リッコ:「はあ!?ちょっと……!」
齋藤リッコ:「ラスボス倒したんだから終わりでしょ!?もう帰してよ!」
鞠瑠璃マリエ:君達とゼノンドリスの間に入るように白い少女が降り立ち。
朱鷺洲ヒカリ:マリエの方へ視線を送る。
朱鷺洲ヒカリ:「いや、奴が、ゼノンドリスがラスボスとするなら」
朱鷺洲ヒカリ:「何か妙だった、この先があるような……」
鋼鉄城マモリ:「まるで自分がラスボスではないような口ぶりでしたが」
無量塔 幸輔:「ゾーマみたいなのがいるのぉ…?」
齋藤リッコ:「えっ……?だって王国を滅ぼして姫を攫ったのはゼノンドリスで……」
鞠瑠璃マリエ:「いやーほんま、悪かったと思っとるよ。けどこれ以外にやりようがなくってなあ」
鞠瑠璃マリエ:「ミチカちゃんもご協力ありがとな~」
齋藤リッコ:「あ!そうだ姫は!?」
朱鷺洲ヒカリ:「協力……?」
ヨルダ姫(三城郷ミチカ):「ご、ごめんねみんな」いつの間にか檻から出ていた少女が、申し訳無さそうに姫役のウィッグを外す。
朱鷺洲ヒカリ:「謝られても、困るが」
無量塔 幸輔:「え…操られてたじゃなくて、協力してた…ってことぉ…?」
鋼鉄城マモリ:「……説明、願えますでしょうか?」
齋藤リッコ:「姫……!?」
齋藤リッコ:「一体これはどういうことですか!?この勇者リッコ、貴女のために山河を越え悪鬼羅刹を払い身命を賭して……」
齋藤リッコ:「じゃなかったどういうこと!?」
朱鷺洲ヒカリ:「事情を話してくれ、何がどうなっている」
三城郷ミチカ:「騙すような形になっちゃったけど、これには深い理由がありまして……」
鞠瑠璃マリエ:「マヤも熱くなり過ぎや。ちゃんと説明せんとあかんよ」ゼノンドリスに視線を向けて
魔大帝ゼノンドリス:「……ああ、悪かった」
魔大帝ゼノンドリス:魔大帝の鎧が、黒い霧となって解けていき
魔大帝ゼノンドリス:その中から、ブロンドの長髪で片目を隠した男装の麗人が現れる。
マヤ・ノースランド:「オレはマヤ・ノースランド。風組の組長をやってる」
トップ
鋼鉄城マモリ:「組長、ですか」
齋藤リッコ:「うわっ美人……」
齋藤リッコ:「………………ちょっと顔が良いからって誤魔化されると思わないでよね!!」
朱鷺洲ヒカリ:「アンジェリカトップスタァのひとり……ツヅリやチヨコがいたら騒ぎそうだな」
マヤ・ノースランド:「手荒な真似をしてすまなかった。アンタらの実力を疑ってたわけじゃないんだが」
無量塔 幸輔:「男役のトップって感じのカリスマ性がたっぷりだ……それで、何故三城郷さんが協力するようなことがあったのですか?」
マヤ・ノースランド:「演劇領域の中で自我を保つには、喧嘩の強さとは別軸の資質が必要になるんでな」
マヤ・ノースランド:「こればっかりは実際にやってみるまでわからないんだ」
鋼鉄城マモリ:「成程……つまり我々はテストされていたと」
朱鷺洲ヒカリ:「何のために?」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちに何をさせるつもりだ」
マヤ・ノースランド:「……」4人の前に膝を付き、頭を下げる。
マヤ・ノースランド:「頼む。一緒に戦ってほしい」
マヤ・ノースランド:「この演劇を支配する。本当の黒幕」
マヤ・ノースランド:「"楽園の300人"……喪われた、風組の創設メンバー」
マヤ・ノースランド:「星徒ルネ・ミルズと」



GM:シーン修了!
GM:ロイスと購入が可能です。
朱鷺洲ヒカリ:ひぇ~~
朱鷺洲ヒカリ:えらいことになって参りました
無量塔 幸輔:壮大な事件に巻き込まれてしまった
朱鷺洲ヒカリ:先生とリッコちゃんに取ろうかな
鋼鉄城マモリ:同じくパーティーメンバーにロイスを
齋藤リッコ:とりあえず 朱鷺洲ヒカリ ○頼れる/頼れない で取得します
朱鷺洲ヒカリ:無量塔先生には誠意〇/隔意、リッコちゃんには感服〇/不安で
朱鷺洲ヒカリ:率直すぎるロイスw
無量塔 幸輔:リッコちゃん、ヒカリちゃん、マモリちゃんに取得します
鋼鉄城マモリ:齋藤リッコ/庇護○/まだ洗脳されているのでは? 無量塔幸輔/連帯感○/敵愾心 で
GM:買い物もしていいからね
齋藤リッコ:そうだった
鋼鉄城マモリ:とりあえず応急狙っとくか
無量塔 幸輔:リッコちゃん 〇庇護/脅威…毒舌…?ヒン… ヒカリちゃん 〇庇護/不安 この子大丈夫…? マモリちゃん 〇庇護/疎外感 本物のガードっていうのを見たなぁ…
齋藤リッコ:高性能治療キット買おう
鋼鉄城マモリ:2dx+1>8
無量塔 幸輔:高性能治療キットかってもらえるのだったら、装甲系を狙っていこうかな
齋藤リッコ:6DX+2>=9 紡ぎの魔眼
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 10[1,1,2,2,4,10]+2[2]+2 → 14 → 成功

齋藤リッコ:先生にパスします
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(66 → 67)
鋼鉄城マモリ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 10[7,10]+5[5]+1 → 16

鋼鉄城マモリ:2+2d10 自分で使用します
DoubleCross : (2+2D10) → 2+11[3,8] → 13

朱鷺洲ヒカリ:うおおこちらも見晒せ脅威の購入能力
朱鷺洲ヒカリ:応急手当!
朱鷺洲ヒカリ:1dx
DoubleCross : (1DX10) → 7[7] → 7

朱鷺洲ヒカリ:なんと財産0だぜ
朱鷺洲ヒカリ:失敗です
朱鷺洲ヒカリ:以上!
鋼鉄城マモリ:以上で!
無量塔 幸輔:うーん。戦闘用着ぐるみいきます
無量塔 幸輔:5dx+4
DoubleCross : (5DX10+4) → 10[2,4,6,10,10]+4[3,4]+4 → 18

無量塔 幸輔:購入14なので成功です
無量塔 幸輔:以上で
齋藤リッコ:先生治療キット使ってください
齋藤リッコ:3D10回復できます
無量塔 幸輔:ありがとうございます!
朱鷺洲ヒカリ:気配りの達人
無量塔 幸輔:7+3d10
DoubleCross : (7+3D10) → 7+17[2,8,7] → 24

無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを17増加(7 → 24)
GM:OK!では次のシーン!



【Middle2】

GM:ミドルシーンです。さっきのシーンはミドル1だよ
GM:全員登場!
朱鷺洲ヒカリ:情報量やばすぎる
朱鷺洲ヒカリ:1d10+51
DoubleCross : (1D10+51) → 9[9]+51 → 60

無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(65 → 69)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(67 → 73)
鋼鉄城マモリ:鋼鉄城マモリの侵蝕率を1D10(→ 5)増加(58 → 63)



GM:まず最初に情報項目を抜いてもらいます。

◆情報項目
【合コン委員会・葬送係】<情報:ノヴァリス> 難易度8
【アンジェリカ歌劇団・風組】<知識:学問><情報:FH> 難易度6
【”ドラマ・アザレ” ルネ・ミルズ】<情報:ノヴァリス> 難易度8
【集団失踪事件の真相】<情報:ノヴァリス><情報:裏社会> 難易度8


朱鷺洲ヒカリ:ワッときたわに
GM:今回の情報項目はこれだけです
齋藤リッコ:どこ行こうかな~
朱鷺洲ヒカリ:社会1!情報なし!
朱鷺洲ヒカリ:財産0!
鋼鉄城マモリ:いちばん簡単なのは総長に行ってもらうとして
朱鷺洲ヒカリ:クゥ~ン……
朱鷺洲ヒカリ:そうします
朱鷺洲ヒカリ:風組~
朱鷺洲ヒカリ:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 5[4,5] → 5

齋藤リッコ:ルネ・ミルズ行こうかな~
朱鷺洲ヒカリ:カス!!
齋藤リッコ:そ……総長ッッ
GM:お、惜しい……
鋼鉄城マモリ:ワァ……
朱鷺洲ヒカリ:浸蝕使ってもっかい振っていいですか
鋼鉄城マモリ:じゃあ集団失踪事件の真相を
朱鷺洲ヒカリ:一番低いしまだ慌てるような時間じゃない
無量塔 幸輔:目的の場所の勉強のためにアンジェリカ歌劇団・風組調べます
GM:うさぎの耳と七色の直感でちょっと察しが良くなったことにしてもいいですよ
朱鷺洲ヒカリ:じ、慈悲!
朱鷺洲ヒカリ:うぉおお!ウサウサパワー全開!!
朱鷺洲ヒカリ:風組の情報ゲットだぜ!!
GM:+2のボーナスを後出しで差し上げます。
齋藤リッコ:よかったね!
朱鷺洲ヒカリ:やさしいGMさんっ……!
鋼鉄城マモリ:慈悲!
無量塔 幸輔:やったね!
朱鷺洲ヒカリ:キャンキャン!ワフワフ!
齋藤リッコ:”ドラマ・アザレ” ルネ・ミルズ
齋藤リッコ:《紡ぎの魔眼》使用
齋藤リッコ:6DX+1>=8
DoubleCross : (6DX10+1>=8) → 10[4,6,6,6,8,10]+9[9]+1 → 20 → 成功

齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(73 → 74)
GM:めっちゃ知ってるじゃん
GM:ファンか?
齋藤リッコ:全て分かる 下着の色まで
無量塔 幸輔:完璧にわかっちゃった…!
鋼鉄城マモリ:3dx+2 集団失踪事件の真相
DoubleCross : (3DX10+2) → 8[7,8,8]+2 → 10

鋼鉄城マモリ:まあまあわかった
GM:名探偵!
無量塔 幸輔:5dx+3 ノヴァリス アンジェリカ歌劇団・風組
DoubleCross : (5DX10+3) → 10[1,2,7,8,10]+8[8]+3 → 21

GM:みんな詳しいね…
朱鷺洲ヒカリ:アッ無量塔先生
朱鷺洲ヒカリ:風組はもう開けちゃってる!
無量塔 幸輔:あ、マチガッタ
鋼鉄城マモリ:おっと 風組は抜けてるから合コンかな
無量塔 幸輔:合コンで…
GM:合コンだったことにしましょう
朱鷺洲ヒカリ:GMさんっ……!
齋藤リッコ:やったぜ
朱鷺洲ヒカリ:慈悲の化身
GM:みんな成功!
無量塔 幸輔:ああ、お慈悲…
朱鷺洲ヒカリ:やったぜーっ!!
鋼鉄城マモリ:やったぜ
GM:話の流れ上、内容は風組の方からロールで説明させて頂きます
GM:情報を抜いた皆さんは「やはりな…」とか「知ってたぜ!」みたいな反応をしてくれて大丈夫です
朱鷺洲ヒカリ:www
朱鷺洲ヒカリ:フゥン…
齋藤リッコ:フ……
鋼鉄城マモリ:メガネクイッ
GM:ではやっていきます
魔城サノバビッチ 舞台裏
GM:照明が落とされた魔城。玉座の裏側は、様々な大道具が置かれた隠しスペースになっている。
GM:簡素なパイプ椅子に座り込む形で、君達は風組から事情を説明されていた。
三城郷ミチカ:「星徒の事は、できるだけ伏せておきたかったんだけど……」
三城郷ミチカ:申し訳無さそうにリッコに目を向ける。
齋藤リッコ:「……いえ……」
齋藤リッコ:星徒についての真実を知らされ、動揺はようやく落ち着いたものの、考え込むように黙りがちになっている。
齋藤リッコ:「……むしろ、ありがとうございます。教えてくれて……」
齋藤リッコ:かつてジャーム化した友人の姿が脳裏に浮かぶ。対話不可能なオーヴァードの成れの果て──星徒とは誰もがあんな存在なのか?そして、彼女らが存在するとすれば──
齋藤リッコ:あの時、友人を助けることは本当に不可能だったのか?
齋藤リッコ:そんなことばかりが、頭の中で渦巻いている。
三城郷ミチカ:「留年騒動の時、私達は一人の星徒……元郷土史愛好会会長、エマ・アタリと対峙した」
三城郷ミチカ:「星徒は私達がノヴァリスに入学する時に分かたれた分身で、ジャーム体とでも呼ぶべきもの」
三城郷ミチカ:「私達が行きている限り、彼女達は目覚めることはなく、目覚めたとしても自由に動ける保証はない」
三城郷ミチカ:「少なくともあの時点では、実際にノヴァリスで活動していた星徒はエマさんだけのはずだった」
三城郷ミチカ:「ここまでは、最高生徒会経由でニルヴァーナにも開示されているよね?」
朱鷺洲ヒカリ:「……ああ」
鋼鉄城マモリ:「聞き及んでおります」
朱鷺洲ヒカリ:「そして現在活動中の星徒」
朱鷺洲ヒカリ:「その大半はかつての理事会代理戦争時代の犠牲者」
朱鷺洲ヒカリ:「……”楽園の300人”と呼ばれた者たちであることも、聞いている」
三城郷ミチカ:「やっぱり耳が早いね……うん、その通り」
齋藤リッコ:「……」各校の幹部クラスには既に知らされていた情報を、自分は知らない。何の立場も権力も無い己の無力さを、改めて実感せずにはいられない。
三城郷ミチカ:「留年の直後に大規模な流星が観測された時点で、私達はその可能性を考慮しなきゃならなくなった」
三城郷ミチカ:「けど、手をこまねいている間に一度、大きな事件が起こっちゃってね」
三城郷ミチカ:「星徒が生前の関係者に接触して、大惨事に成りかけた。幸い、その事件は彼女達が自力で解決できたんだけど」
朱鷺洲ヒカリ:「ジャームがかつてロイスを繋げていた存在へと強い衝動をぶつける」
朱鷺洲ヒカリ:「事例の知識としては分かっているが」
朱鷺洲ヒカリ:「やはり、そうなるのか」
三城郷ミチカ:「そしておそらく、これからも同じように遺族の生徒が巻き込まれる事件が起こる可能性は高い」
三城郷ミチカ:「彼女達が組織立って動いているかはわからないけど……それとは別に、そうした衝動に支配されるケースは外の世界でも多いみたいだから」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:「300人の中には」
朱鷺洲ヒカリ:「かつて、ニルヴァーナを離れた生徒もいる」
朱鷺洲ヒカリ:「いずれこんな日が来る気はしていた、オレたちには」
朱鷺洲ヒカリ:「手を離してしまったことへの責任がある、他人事じゃない」
鋼鉄城マモリ:「……それは」
鋼鉄城マモリ:「あなただけの責任ではありませんよ」
朱鷺洲ヒカリ:「マモリ……」
無量塔 幸輔:「……話の途中ですがすみません」
三城郷ミチカ:「あっはい、何でしょう無量塔先生」
無量塔 幸輔:「えっと………研修が途中でまだ前提知識がよくわかってないのですが、状況的には」
無量塔 幸輔:「何らかの条件で生徒がジャーム化→星徒へ 星徒が流星として墜ちてくることでノヴァリスに被害ってころでいいんですよね…?」
三城郷ミチカ:「す、スミマセン…!私から説明するつもりだったんですが状況が逼迫してしまい……ですが、はい。概ねそれで合っています」
三城郷ミチカ:「とは言え、普通のケースでは生徒はまずジャーム化しませんから」
三城郷ミチカ:「今活動しているのは、過去に"十字冠を破壊する兵器"で死亡した、300人の犠牲者……ということになりますね」
齋藤リッコ:「……」黙ったまま考え込んでいる。それならば自分が戦った友人は、正確には彼女と星徒との融合体だったということか。
無量塔 幸輔:「この十字冠を持っている生徒たちは、そうなるってことはわかったんですけど、僕達みたいな先生や先住民ってどうなるんでしょうか…?」
三城郷ミチカ:「……先生方は、ノヴァリスにおいて何も保護されていません」
三城郷ミチカ:「つまり、外の世界と同じです。限界を超えて侵蝕が高まれば、戻ってこられなくなる」
三城郷ミチカ:「UGNとFHでは定義が異なるらしいですけど、それがジャームと呼ばれている不可逆の症例ですね」
鋼鉄城マモリ:「……先生はあまり無茶はされないように」
鋼鉄城マモリ:「私だけで皆さんを守護れると思っているわけではありませんが、優先順位というものはあります」
朱鷺洲ヒカリ:「相手は超高浸蝕のジャーム体」
朱鷺洲ヒカリ:「戦闘向けの選別、改造を受けている者も多い」
朱鷺洲ヒカリ:「十字冠の庇護があった上で、楽観視できない相手だ」
朱鷺洲ヒカリ:「……オレたちから生身のあなたに共に戦え、とは」
朱鷺洲ヒカリ:「とても言えない」
無量塔 幸輔:「う…うーん…なるべく、無茶しないようには頑張ります…」
三城郷ミチカ:「私も、できる限り補佐しますので……!」胸の前で両拳をギュッと握る
齋藤リッコ:「……先生だけじゃないよ」
齋藤リッコ:「ヒカリちゃんとマモリちゃんも……気を付けてね」
齋藤リッコ:「神聖二重冠を起動していれば、たとえノヴァリスの生徒でも……」
齋藤リッコ:傷が痛むような、苦い顔をして
齋藤リッコ:「……戻って来られないことは、あるから」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
鋼鉄城マモリ:「……」「当然です。守護者が被守護対象よりも先に倒れるなどあってはなりませんので」
朱鷺洲ヒカリ:その表情に、何かを気付く
朱鷺洲ヒカリ:「一年前の革命後、ただ一例のみ」
朱鷺洲ヒカリ:「生徒のジャーム化が確認されたと情報が入っている、噂レベルだが」
朱鷺洲ヒカリ:「学区は確かキングダム……リッコ、キミは」
朱鷺洲ヒカリ:「……いや、すまない」
朱鷺洲ヒカリ:「今は話を進めよう、今回の事件に関わっている星徒について」
朱鷺洲ヒカリ:「どこまで掴めているのかを聞きたい」
齋藤リッコ:「ん……そうね」彼女の気遣いに感謝しつつ
齋藤リッコ:「ルネ・ミルズって言ったわよね」
齋藤リッコ:「……あの?」
鞠瑠璃マリエ:「なんや、知っとるん?」
鞠瑠璃マリエ:「4年も前なのにすごいな~もしかしてファンなん?」
齋藤リッコ:「昔、友達が追っ掛けやってて。風組の初期メンバーよね」
齋藤リッコ:「でも、確か……その、彼女って……」言葉を濁す
マヤ・ノースランド:「ああ、死んだ。第二次ノヴァリス紛争の真っ只中でな」
マヤ・ノースランド:「……順を追って話そうか」
マヤ・ノースランド:「そもそもオレたちの学校、アンジェリカ音楽歌劇学校は、当時から理事会の統制が緩い学校だったんだ」
マヤ・ノースランド:「運営してた派閥が政治闘争に興味ないっていうか、元々工作員育成の訓練校だったからな」
マヤ・ノースランド:「需要に応えて創設されただけで、研究成果を全然期待されてなかったわけ」
マヤ・ノースランド:「まあ当人達は、"エンタメで世界を革命する"なんて息巻いてたみたいだけど、理事会は本気にしてなかった」
齋藤リッコ:「そんな経緯だったのね……」
齋藤リッコ:「工作員の訓練校……今の姿からは到底信じられないけど……」
無量塔 幸輔:「……なんか、当たり前のように武器扱ってたり、工作員の養成とか、ほんと怖いなぁ」
朱鷺洲ヒカリ:(逆に新鮮な反応だ……)
マヤ・ノースランド:「けど、その反面保身は妙に上手くてさ、理事会の中でうまいこと立ち回って、紛争中は中立の立場を維持してた」
マヤ・ノースランド:「ただそうなると、面白くないのは生徒達だったんだよな」
マヤ・ノースランド:「なにせみんな戦争にかまけて演劇なんて見に来ない」
マヤ・ノースランド:「安全圏で稽古ばっかやってても仕方がないって……まあ、そんなのが発端で」
マヤ・ノースランド:「ルネが言い出して、こっちから観せに行ってやることにしたんだよ。戦争の最前線にな」
齋藤リッコ:「ん!?」
鋼鉄城マモリ:「それはまた……なんというか」
鋼鉄城マモリ:「はた迷惑……コホン」
朱鷺洲ヒカリ:「とんでもないことを考えるものだな」

【アンジェリカ歌劇団・風組】
アンジェリカ音楽歌劇学校は、工作員への演技指導を行うための訓練校として発足し、革命以前から理事会による統制が比較的緩い学校だった。
母体となる『劇場派』は権力闘争に固執せず、更にはその無欲さを生存戦略として活用し、紛争期に早々に不可侵中立の地位を確立した。
ある種蚊帳の外に置かれたアンジェリカの生徒たちは、現状に対して様々なアプローチを試みた。
風組の『ゲリラ公演』というスタイルはこの時期に確立したものだ。
彼女達は紛争の最前線に乱入し、敵味方関係なく演劇領域に呑み込むことで数々の武力衝突を有耶無耶にした。
当時の活動が、伝統として現在も受け継がれている。


齋藤リッコ:「滅茶苦茶すぎるわね……」
無量塔 幸輔:「抗争が落ち着いていいことなのか、戻ってこれなくて大変なことなのか…」
朱鷺洲ヒカリ:「……人が死ぬよりは、きっといいはずだ」
朱鷺洲ヒカリ:「その理念にはオレは敬意を表する」
無量塔 幸輔:「…そうですね」
鞠瑠璃マリエ:「せやけど、流石に無茶しすぎてなあ。理事会からも目つけられとったし」
鞠瑠璃マリエ:「特別大きな会戦で、ツアーの最終公演を飾るはずやったんやけど」
鞠瑠璃マリエ:「そこでアレに……"十字冠を破壊する兵器"に巻き込まれて、あっさりルネはお陀仏や」

【”ドラマ・アザレ” ルネ・ミルズ】
アンジェリカ歌劇団・風組の元娘役トップ。第二次ノヴァリス紛争にて死亡が確認されている。
天性の華やかさを宿した芝居の申し子で、風組の運営方針を決定付けた創設メンバーの一人。
キングダムとメサイアの大規模会戦の折、公演中に『十字冠を破壊する兵器』によって殺害された。


齋藤リッコ:「……そんな……」
鋼鉄城マモリ:「『十字冠を破壊する兵器』……」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
無量塔 幸輔:「…」
朱鷺洲ヒカリ:ぐ、と唇を噛みしめる
朱鷺洲ヒカリ:思い出してしまう、革命以前の記憶
朱鷺洲ヒカリ:「それがかつてのノヴァリスだ」
朱鷺洲ヒカリ:「いかに勇気や理想を持った者が立ち上がろうとも」
朱鷺洲ヒカリ:「理事会おとなの都合でそれは容易く刈り取られる……シオンが革命を果たすまで、ずっとそうだった」
齋藤リッコ:その言葉に、朱鷺洲ヒカリは『戦ってきた』側の人間なのだと改めて分かる。
齋藤リッコ:自分や多くの生徒たちが安穏と過ごしている間も、戦い、傷付き、失ってきた人間なのだろう。
齋藤リッコ:彼女や雨月夜シオンのような生徒たちの戦いが、今のノヴァリスを築いている。だが、もしかすると、彼女自身もその戦いで──
齋藤リッコ:「……。……風組は、今もその伝統を受け継いでるのね」
鞠瑠璃マリエ:「ルネが死んで、引っ込みつかんくなったのもあるかもなあ」
マヤ・ノースランド:「あとはまあ、普通に楽しいしな。ゲリラ公演」
マヤ・ノースランド:「一回これを知ると劇場には戻れないんだよなあ」
鋼鉄城マモリ:「趣味と実益を兼ねているというわけですね」
鞠瑠璃マリエ:「そもそも、ルネが死んだことはこの際もうええねん」
鞠瑠璃マリエ:「辛いことやけど、役者が舞台の上で死ねるんならある意味本望ってもんや」
鞠瑠璃マリエ:「せやけど、死んでも舞台を降りられんのは話が違うんよ」
齋藤リッコ:「それって……」
齋藤リッコ:「……彼女……ルネ・ミルズがその戦いで亡くなって……星徒として目覚めたのは分かったわ」
齋藤リッコ:「それが今……」周囲を見回す「……この状況に関わってるってこと?」
マヤ・ノースランド:「……例の、最近多発してる集団失踪事件」
マヤ・ノースランド:「どうせお前らはオレたちの仕業だと思ってるんだろうが」
マヤ・ノースランド:「まあ分かるよ?前科はあるし……ただ今回は違う」
鋼鉄城マモリ:「今までの話を聞いて合点がいきました」
鋼鉄城マモリ:「つまりはそのルネさんが……言ってしまえば暴走していると」
無量塔 幸輔:「役を降りられずに、舞台に囚われている亡霊のようになってしまってるんですね…」
マヤ・ノースランド:「そうだ。星徒になったアイツは。オレたち風組が全員で成立させる演劇領域を、単独で展開できる」
マヤ・ノースランド:「そういった化け物になった……オレたちもはじめ、どういうことなのか分からなかった」
マヤ・ノースランド:「明らかにオレたちにしかできそうにない芸当を、他の誰かがやってるわけだからな」
マヤ・ノースランド:「けど、そんな時にミチカ…今は先生か。彼女から接触があって、すべて合点がいった」
三城郷ミチカ:「星徒の暗躍がほぼ確実になった後、合コン委員会はある組織を発足させました」
三城郷ミチカ:「色んな学区に点在する"楽園の300人"の遺族について、一番詳しく把握しているのは合コンですから」
齋藤リッコ:「ある組織……?」
三城郷ミチカ:「彼女達に星徒からの接触がないか、その状況を監視し、兆候を察知する」
三城郷ミチカ:「可能であれば、彼女達に知られること無く脅威を排除して、それが無理なら、せめて一緒に立ち向かう」
三城郷ミチカ:「それが、合コン委員会の葬送係」
鋼鉄城マモリ:「葬送係……」
三城郷ミチカ:「委員会のみんなを巻き込む訳にはいかないから、事情を知って付いてきてくれる一部の子だけでやっているんだけど」
無量塔 幸輔:「…葬送係。聞いたことはあります。脅威を排除する役割とは知ってたんですが、先ほどの話とかを照らし合わせると本当にとんでもないことだ…」
三城郷ミチカ:「委員会の方はミルキちゃんがいれば安心だし、私はこっちで役に立てないかなって。今回は結局、みんなを巻き込むことになっちゃいましたけど……」

【合コン委員会・葬送係】
前年度の全最上級生留年が決定した直後に観測された、大規模な流星群、
次いで報告された”楽園の300人”の星徒による事件を受け、合コン委員会は極秘裏に内部組織を発足させた。
ジャームである星徒は生前に絆を結んだ相手に強く固執する傾向があり、合コン委員会はその性質上、死亡した生徒の関係者を最も把握している組織である。
葬送係は、ノヴァリス各地へ赴いて遺族の状況を確認し、星徒からの接触の有無を逐次監視している。
実際に不審な兆候が見られた場合、職員室や同窓会との連携の元、可能であれば遺族に知られること無くこの脅威を排除し、
それが手遅れならば自ら遺族に事情を説明し、共に問題解決の体制を構築する。
メンバーは合コン委員会のうち特に戦闘に長けた有志のみで構成され、委員長を辞した三城郷ミチカが顧問を務める。


朱鷺洲ヒカリ:「……理解は出来る」
朱鷺洲ヒカリ:「メサイアの合コン委員会にはそれが出来るということは」
朱鷺洲ヒカリ:「誰かがそれをしなくてはならないことも」
朱鷺洲ヒカリ:「だが……」
朱鷺洲ヒカリ:視線を落とす。
朱鷺洲ヒカリ:「ミチカ、お前はいつも」
朱鷺洲ヒカリ:「誰よりも優しいのに、誰よりも酷な役目を背負って」
朱鷺洲ヒカリ:「……すまない」
三城郷ミチカ:「できることをしてるだけだよ……私達だって、4年前の遺族のことを全部把握しているわけじゃないし」
三城郷ミチカ:「それでも、手が届くところは取りこぼしたくないだけ」
三城郷ミチカ:「もっと大きいものを背負おうとしてるヒカリちゃんのほうが、よっぽど立派だと思うよ」
朱鷺洲ヒカリ:「オレは、ただ」
朱鷺洲ヒカリ:なにも出来ず見殺しにしてきただけだ、と
鋼鉄城マモリ:「総長」
朱鷺洲ヒカリ:「……大丈夫だ」
朱鷺洲ヒカリ:吐き出しかけた言葉を飲み込む、少なくともいま、泣き言はいらない。
無量塔 幸輔:「……」今は、生徒同士のやり取りを見守る
無量塔 幸輔:彼女が本当に泣きたくなった時に、この手を伸ばせるようにしよう
マヤ・ノースランド:「……ま、そういうわけでな」パイプ椅子から腰を上げる。
マヤ・ノースランド:「葬送係の協力の下、オレたちもまさしく一芝居打ったってわけだ」
マヤ・ノースランド:「ルネの近くで演劇領域を展開することで、アイツをオレたちの物語に誘い込んだ」
マヤ・ノースランド:壁にかかった暗幕を掴み、引き下ろす。
鋼鉄城マモリ:「成程。それを兼ねての先程のテストというわけですか」
朱鷺洲ヒカリ:「そもそもまだ、オレたちは」
朱鷺洲ヒカリ:「失踪事件に巻き込まれてはいなかった」
朱鷺洲ヒカリ:「……アンジェリカ流に言えば、ここまではリハーサルとでも呼ぶべきか」
齋藤リッコ:「ヨルダひ……ミチカさんは最初から催眠になんて掛かってなかったのね」
齋藤リッコ:「だからあんな棒読みだったんだ……」
三城郷ミチカ:「そ、そんなひどかったかなっ……」頬を染めている。
齋藤リッコ:「あっ!ごめんなさい……!だ……大丈夫ですよかわいかったし!」
無量塔 幸輔:「僕たちが協力してくれるであろうということで、力試しをしてたんですか」
無量塔 幸輔:「そ、それならこっそり先に伝えてほしかったですよ~…」ファンタジーのことを思い出しちょっと落ち込み
マヤ・ノースランド:「本当はもう少し余裕があるはずだったんだが、そうもいかなくってな……見てみろあれ」
マヤ・ノースランド:暗幕の向こうに広がる景色を指差す。
GM:魔城の下には広大な荒野が広がっている。
鋼鉄城マモリ:「これは……」
GM:ヨルダの伝説における化外の領域、魔国。
GM:その地平の果てまでを、どす黒い瘴気を纏った霧が埋め尽くしている。
齋藤リッコ:「……なにこれ!?」
マヤ・ノースランド:「この劇の黒幕。原作だとゼノンドリスを倒した後の後半のラスボスになる」
マヤ・ノースランド:「"終端の厄災ゼノン"」
マヤ・ノースランド:「今アイツは、その役を乗っ取ってこの演劇を侵食してる」
鞠瑠璃マリエ:「情けない話やけど、もううちの役者の8割近くがあっちに飲み込まれてしもてな」
鞠瑠璃マリエ:「このままやと領域の主導権も持ってかれてまうんや」
齋藤リッコ:「えぇっ……!? も……もしかして大ピンチってこと!?」
無量塔 幸輔:「それこそ本当に失踪というか、自分が何者かわからなくなって帰ってこれなくなると…」
マヤ・ノースランド:「それでも、今ならまだ間に合う」
マヤ・ノースランド:「あの霧を突っ切って、ルネを倒して、この芝居を終わらせる」
マヤ・ノースランド:「そうすれば、今度こそアイツの一人舞台に幕を下ろしてやれる」

【集団失踪事件の真相】
多発している住民の集団失踪は、星徒ルネ・ミルズが単独で顕現させた演劇領域によるものである。
公演の最中に死亡した彼女は、永遠に幕が下りることのない物語を演じ続ける狂気の舞台装置と化した。
事態を把握した風組は葬送係と共謀し、自分たちと彼女の演劇領域を衝突させることで、自分たちの演劇へと彼女を誘い込むことを画策する。
現在、星徒ルネは物語のラスボスである『終端の厄災ゼノン』の役を乗っ取る形で演劇領域を侵蝕しており、既に風組生徒の八割近くが彼女の支配下に置かれている。


朱鷺洲ヒカリ:「……分かった」
朱鷺洲ヒカリ:「それがお前たちアンジェリカのケジメだというのなら」
朱鷺洲ヒカリ:「オレが……いや」
朱鷺洲ヒカリ:傍らのマモリに視線を送り
鋼鉄城マモリ:「私たちが、です」
朱鷺洲ヒカリ:「……ああ」
朱鷺洲ヒカリ:頷きあって
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちニルヴァーナのスケバンが、共に戦おう」
無量塔 幸輔:「……僕も教師として、学校の問題を解決するために、一緒に戦います」
齋藤リッコ:「……こんな話聞かされて、放っておけるわけないでしょ」溜息を吐く
齋藤リッコ:「それに……どんなに変わり果てて、別のものだと分かってたって」
齋藤リッコ:「……友達のそんな姿を見るのは、辛いことだものね」暫時瞑目する。再び碧の双眸が開かれた時には、そこには迷いの色は無かった。
齋藤リッコ:「……送ってあげましょう」
齋藤リッコ:「“ウォーレン”、齋藤リッコ。協力させてもらうわ」
マヤ・ノースランド:「……ありがとう」再び、深く頭を下げて
マヤ・ノースランド:すぐに顔を上げ、ニッと笑う「お礼に次の公演はVIP待遇でご招待するよ」
齋藤リッコ:「次は同意の上で頼むわよ……?」
鞠瑠璃マリエ:「嫌やわ~最近の子は筋書きのないドラマを楽しむ余裕が足りてへんわ」
齋藤リッコ:「あっこいつ!そっちに関しては全然反省してないじゃないの!」
無量塔 幸輔:「エチュードっていうよりかはフラッシュモブに巻き込まれた気分だよ…」
鞠瑠璃マリエ:「そんじゃー張り切って!」言葉を遮るようにカカンッ!と音を鳴らす。
鞠瑠璃マリエ:「第二幕の始まりや!」



GM:シーン修了。ロイスと購入ができます。
朱鷺洲ヒカリ:ウオーッ
無量塔 幸輔:このタイミングで高性能治療キット使いたいです!
朱鷺洲ヒカリ:失踪事件のロイスを『ルネ・ミルズ』に変更!
齋藤リッコ:う~~んロイス枠が足らなすぎる とりあえず保留しておくか……
朱鷺洲ヒカリ:感情も敬意〇/責任感にします
齋藤リッコ:自分用の高性能治療キットを買います
朱鷺洲ヒカリ:応急手当~
朱鷺洲ヒカリ:2dx
DoubleCross : (2DX10) → 2[1,2] → 2

齋藤リッコ:6DX+2>=9 魔眼
DoubleCross : (6DX10+2>=9) → 10[1,2,3,6,8,10]+8[8]+2 → 20 → 成功

朱鷺洲ヒカリ:クソザコ~~~!
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(74 → 75)
無量塔 幸輔:24+3d10
DoubleCross : (24+3D10) → 24+19[9,8,2] → 43

齋藤リッコ:自分に使います よく考えたら時間凍結しないといけないんだった!
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを19増加(24 → 43)
齋藤リッコ:4+3D10
DoubleCross : (4+3D10) → 4+21[6,6,9] → 25

齋藤リッコ:よしよし 以上です
鋼鉄城マモリ:失踪事件のロイスを取ろう 尽力/不快感○
齋藤リッコ:齋藤リッコのHPを25に変更(4 → 25)
無量塔 幸輔:応急手当キット買います
鋼鉄城マモリ:高性能治療キット……行けるはず
鋼鉄城マモリ:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[5,7,8]+1 → 9

鋼鉄城マモリ:いけた!
鋼鉄城マモリ:13+3d10
DoubleCross : (13+3D10) → 13+20[10,1,9] → 33

無量塔 幸輔:5dx+4
DoubleCross : (5DX10+4) → 10[1,1,4,6,10]+9[9]+4 → 23

鋼鉄城マモリ:HPMAX!以上で
無量塔 幸輔:8なので購入できました!
無量塔 幸輔:自分に応急手当キット使います
無量塔 幸輔:43+2d10
DoubleCross : (43+2D10) → 43+12[10,2] → 55

GM:どんどん生命力が戻っている
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを12増加(43 → 55)
無量塔 幸輔:以上で
GM:OK!



【Interlude】

GM:会話のみの幕間だよ。全員侵蝕1で登場できるものとします
朱鷺洲ヒカリ:出撃します!浸蝕61に!
無量塔 幸輔:わーい!
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを1増加(55 → 56)
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを1減少(56 → 55)
鋼鉄城マモリ:鋼鉄城マモリの侵蝕率を1増加(63 → 64)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(75 → 76)
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1増加(69 → 70)
魔城サノバビッチ 城門前
GM:魔国への突入開始まで、僅かに体制を整える猶予がある。
GM:限られた時間、君達は思い思いに交流を深めるのだった。
朱鷺洲ヒカリ:使い古したバンテージを巻き締め、拳の握りを確認する。
朱鷺洲ヒカリ:(星徒との戦い、一筋縄ではいかないだろう)
朱鷺洲ヒカリ:(さっきのような鈍りは、もう見せられない)
朱鷺洲ヒカリ:(オレが先陣を切り、突破口を開く。また、かつてのように……出来るはずだ)
朱鷺洲ヒカリ:(出来なければ、オレになんの意味がある?)
朱鷺洲ヒカリ:手のひらを見つめ、俯いている。決意だけでは打ち消せない、緊張と不安。
無量塔 幸輔:「朱鷺洲さん、調子の方はどうですか…?」
朱鷺洲ヒカリ:「先生……」
朱鷺洲ヒカリ:「問題ない、レネゲイドは安定してる」
無量塔 幸輔:「いや、レネゲイドとか技の出力とかどうこうじゃなくて…」
無量塔 幸輔:「ずっと、こわばった複雑そうな顔をしていたから。ちょっと気になって」
朱鷺洲ヒカリ:「……それも」
朱鷺洲ヒカリ:問題はない、と言おうとして
朱鷺洲ヒカリ:ウソをつくことに躊躇う。
朱鷺洲ヒカリ:「それよりも、オレはあなたの方が気にかかる」
朱鷺洲ヒカリ:そして話を逸らす。
朱鷺洲ヒカリ:「この状況、さっきも言った通り」
朱鷺洲ヒカリ:「十字冠を持たないあなたのリスクは大きすぎる」
朱鷺洲ヒカリ:「この世界に来て日が浅いあなたにとって……因縁も責任もない」
朱鷺洲ヒカリ:「星徒と無理に戦わなければならない理由はないはずだ」
無量塔 幸輔:「ははっ…なんでだろうね」落ち着いて会話ができるように、座ってもらうことを手で促しながら
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:促されるままに、瓦礫に腰を下ろす
無量塔 幸輔:「法律として刀や銃の所持の許可とかはあるけど、今まで実物をみたことがなかったんですよ」
無量塔 幸輔:「それが、こんなところに赴任して毎日が僕にとっては大パニックみたいな事件がいっぱいで」
無量塔 幸輔:「それなのになんでこんなことになっちゃったかなーって思ってても」
無量塔 幸輔:「思ったんだ。…僕がかつて先生に助けられたように、僕も誰かを助けられるような先生になりたいなって」
無量塔 幸輔:「それだけ、なんだけどね」少し自分でもなんでだろうと困ったように笑いつつ
朱鷺洲ヒカリ:「憧れ、か」
朱鷺洲ヒカリ:「現行文明……外界の、さらに表の世界」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちの世界から遠すぎる場所だ、全ての常識が違うというのも」
朱鷺洲ヒカリ:「実際、そうなのだろう」
朱鷺洲ヒカリ:「それでも……ただ『そうありたいから』という理由で」
朱鷺洲ヒカリ:「恐怖を乗り越えて生き方を決められる」
朱鷺洲ヒカリ:「星室庁が選んだ"先生"……確かに」
朱鷺洲ヒカリ:「あなたのような大人を、オレは知らないな」
朱鷺洲ヒカリ:全く未知のものに、戸惑い混じりの苦笑を漏らす
無量塔 幸輔:「はたから見たら僕もおかしいやつなんだろうなとは思いますが」少し苦笑しつつ
無量塔 幸輔:「…朱鷺洲は、何故スケバンのトップとして皆を守ろうとしているんですか?」少しの間、今のタイミングでそこはかとなく聞いてみようと決心
朱鷺洲ヒカリ:「……ああ」
朱鷺洲ヒカリ:「守ろうとした、守りたかった」
朱鷺洲ヒカリ:俯いて、拳を握る。
朱鷺洲ヒカリ:「ニルヴァーナのことは、聞いているだろう、先生」
無量塔 幸輔:「……はい。詳細まではまだ目を通せていないんですが」
無量塔 幸輔:「プランナーという大人の人がいなくなってしまった…でしたっけ」
朱鷺洲ヒカリ:「オレはあの人、都築京香から学区のリーダーとして選ばれた」
朱鷺洲ヒカリ:「それを誇りに思っていたこともあった」
朱鷺洲ヒカリ:「だがあの人がFHを抜けて」
朱鷺洲ヒカリ:「みんなの居場所を繋ぎとめることが出来なかった」
朱鷺洲ヒカリ:「だがそれでもなお、いま学区が存続しているのは」
朱鷺洲ヒカリ:「シオンのお陰だ……あいつが最高生徒会長として手を貸してくれた」
朱鷺洲ヒカリ:「恩人だった、大事な友達だった」
朱鷺洲ヒカリ:「でも守れなかった」
朱鷺洲ヒカリ:「何もできないで」
朱鷺洲ヒカリ:「オレは二度も、守るべきだったものが失われていくのをただ見ていた」
朱鷺洲ヒカリ:「間に合わないんだ……遅いんだ、いつも」
朱鷺洲ヒカリ:「それで自分から手放すことも出来ない」
朱鷺洲ヒカリ:「与えられた立場にだけ、しがみついて……仲間に甘えて……!」
無量塔 幸輔:「何もできない…ってことはないんじゃないかな」
朱鷺洲ヒカリ:「……っ」
朱鷺洲ヒカリ:顔をあげる、青い瞳が涙で潤んでいる。
無量塔 幸輔:「友人の力はあったかもしれないけれども、今のニルヴァーナを完全に失うことなく済んだのは朱鷺洲さんの努力のおかげだと思うんですよ」
無量塔 幸輔:「あなたが、この母校を失いたくない。と頑張っていたから、鋼鉄城さんや他の子たちも頑張ろうとしてくれていたんじゃないかなって」
朱鷺洲ヒカリ:「それは、オレが」
朱鷺洲ヒカリ:「弱い人間だったから、縋っていただけで」
朱鷺洲ヒカリ:「オレはニルヴァーナに残った、誰よりも弱いんだ」
朱鷺洲ヒカリ:「情けない女で、どうしようもない……」
無量塔 幸輔:「…本当に弱かったとしたら、今の今までも誰かがついてきてくれることはないと思います」
無量塔 幸輔:「ついてきてくれるのは信頼の証。…ちょっと見ただけの人間が言うのもあれなんですけど、朱鷺洲さんはちょっと頑張りすぎてるなって」
無量塔 幸輔:「どれだけすごい人とかでも、全部を守ったりすることなんてできないんですよ。たとえオーヴァードという超人であっても」
無量塔 幸輔:「頼ることは情けないことじゃないから…頼ったら、ありがとうって思った気持ちを次に返せるようにすればいい」
無量塔 幸輔:「…ほら、僕なんて色々頼りっぱなしですよ!この世界では貧弱そのものだし!!!」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:腕を広げて笑うその表情を見上げて
朱鷺洲ヒカリ:一筋の涙が零れる。
朱鷺洲ヒカリ:「だったら今、ひとつだけ」
朱鷺洲ヒカリ:「あなたに頼りたい」
無量塔 幸輔:「…聞けることであれば協力しましょう」
朱鷺洲ヒカリ:「もう少し、傍に来て欲しい」
朱鷺洲ヒカリ:「……頼む、先生」
無量塔 幸輔:彼女のそばになるように立ち上がり、隣に座る
朱鷺洲ヒカリ:その肩に体重を預けながら
朱鷺洲ヒカリ:微かな嗚咽の振動だけが伝わってくる。
朱鷺洲ヒカリ:守れなかったものの事を思い浮かべ、思い出が涙腺から零れ落ちていく。
朱鷺洲ヒカリ:「っ……うう」
朱鷺洲ヒカリ:「ぅあああ……!」
無量塔 幸輔:「……」その背中を落ち着くまでさすり続ける
無量塔 幸輔:「……大丈夫。”今”大事なものを失わないために、僕も協力するから」
無量塔 幸輔:「君は……強い人だから。強すぎて一生懸命な人だから」
無量塔 幸輔:「…大人に裏切られたのにもかかわらず、こうやって頼ってくれるのはうれしかったよ。ありがとう」
朱鷺洲ヒカリ:そしてしばらく、ただそんな時間が続いて。
朱鷺洲ヒカリ:「すまない……急に、こんな」
朱鷺洲ヒカリ:「先生は不思議だ」
朱鷺洲ヒカリ:「なぜこんな風に全部吐き出したくなったのか、自分でも、よく」
朱鷺洲ヒカリ:涙を拭いつつ、少しの戸惑いを浮かべている
無量塔 幸輔:「今まで関係がなかった人の方が、抱えてたものとか吐き出しやすかったりしますからね」
無量塔 幸輔:ハンカチを差し出す
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:「ありがとう、先生」
朱鷺洲ヒカリ:柔らかい微笑みでハンカチを受け取り
朱鷺洲ヒカリ:「そうだ……ミチカも言っていた」
朱鷺洲ヒカリ:「喪ったものを数えなくてもいいと」
朱鷺洲ヒカリ:「結局オレは、また自分の無力を思い知るのが」
朱鷺洲ヒカリ:「ただ怖かったんだな」
朱鷺洲ヒカリ:脚に力を込めて、立ち上がる。
無量塔 幸輔:「そんなの誰だって怖いですよ」
朱鷺洲ヒカリ:「それでも、まだ失われていないものは」
朱鷺洲ヒカリ:「ここにある」
無量塔 幸輔:頷く
朱鷺洲ヒカリ:「ニルヴァーナの仲間、このノヴァリスのすべて」
朱鷺洲ヒカリ:「……先生、あなたのことも」
朱鷺洲ヒカリ:「それがオレの今、守るべきもの」
朱鷺洲ヒカリ:「”アシュラ・スケバン”は、地獄の道でも歩いてみせる」
朱鷺洲ヒカリ:グッと、拳を握り込み
朱鷺洲ヒカリ:「がんばるよ、先生」
無量塔 幸輔:「……またつらくなった時は来てください」
朱鷺洲ヒカリ:「……うん」
朱鷺洲ヒカリ:「ありがとう」
朱鷺洲ヒカリ:「あなたは立派な先生だよ」
朱鷺洲ヒカリ:「オレはそれを忘れない」
無量塔 幸輔:「…ははっ、これからもそうなっていけるといいですねぇ」
無量塔 幸輔:立ち上がり、離れていく彼女の背を見送りながら
無量塔 幸輔:自分とあまり年の変わらぬ子との接触に内心の鼓動の高鳴りを一生懸命に抑えつつも
無量塔 幸輔:今の歪んだ卒業ではなく、みんなが笑って外に旅立っていけるための卒業を探す決意を拳に握りしめるのだった

---

齋藤リッコ:「……マモリちゃんって……」
齋藤リッコ:「スケバン……なのよね……?」恐る恐るといった様子で切り出す
鋼鉄城マモリ:「ええ、スケバン四聖獣"ゲンブ・スケバン"を名乗らせていただいております」
齋藤リッコ:「おお……」
齋藤リッコ:「エマちゃんには聞けなかったんだけど……」
齋藤リッコ:「スケバンって普段、どんなことしてるの……?」
齋藤リッコ:ちょっとワクワクしている
鋼鉄城マモリ:「普段、ですか」
鋼鉄城マモリ:「私の場合ですが……そうですね」
鋼鉄城マモリ:「学区内に侵入した不審者の排除などを少々」
齋藤リッコ:「おお~……」
齋藤リッコ:「警備……みたいな?」
鋼鉄城マモリ:「そうですね、今も昔も守護が私の任務ですので……」
鋼鉄城マモリ:「普段、というのとは違いますね」
鋼鉄城マモリ:「ええと……」
齋藤リッコ:「スケバンって……ケンカとか……カツアゲとか……ハラキリとかしてるんじゃないの?」
鋼鉄城マモリ:「…………成程」
鋼鉄城マモリ:「たしかにそのようなイメージを持たれるのは致し方ないですね」
齋藤リッコ:「あれっ……違うの?」
鋼鉄城マモリ:「ケンカは置いておいて……」
鋼鉄城マモリ:「救済委員会では資金を集めておりますが、不法な資金はあまり好まれないので」
鋼鉄城マモリ:「カツアゲはしておりませんね」
齋藤リッコ:「えっ……そうなの……!?」
齋藤リッコ:「じゃあ……ハラキリ……?」
鋼鉄城マモリ:「ハラキリは多分していないと思いますが」
鋼鉄城マモリ:「どうでしょう。総長のあの様子だと、未遂まではいってるかも」
齋藤リッコ:「やっぱりそうなのね……」神妙な顔
鋼鉄城マモリ:「…………冗談です。」
齋藤リッコ:「え!?そうなの!? も~~……」
鋼鉄城マモリ:「リッコさん、先程から思っていましたが」
鋼鉄城マモリ:「少々騙されやすいのでは?」
齋藤リッコ:「えっ…………」
齋藤リッコ:自分の顔をさすって
齋藤リッコ:「このあたしが…………!?」
鋼鉄城マモリ:「SDGsスケバン防衛術第5項・『うまい話には乗るな』」
鋼鉄城マモリ:「覚えておいてください」
齋藤リッコ:「『うまい話には乗るな』……」
齋藤リッコ:「勉強になるわね……。覚えておくわ……」こくこく頷き
鋼鉄城マモリ:「護身術等の指導は……必要なさそうですので」
鋼鉄城マモリ:「……その、先程のご友人のお話」
鋼鉄城マモリ:「守れなかったという辛さはわかるつもりではありますが」
鋼鉄城マモリ:「……何を言っても慰めにもなりませんね」
鋼鉄城マモリ:「どうか、あなた自身の心はあなたがお守りください」
齋藤リッコ:「あー……」少し困ったように
齋藤リッコ:「知ってたのね。なんか、ごめんね?気を遣わせちゃって……」
鋼鉄城マモリ:「……総長より、重要そうな事柄は共有されておりますので」
齋藤リッコ:「気にしないで大丈夫よ。辛くないと言えば嘘になるけど──」
齋藤リッコ:「自分の中で、ある程度答えは出てるから」
齋藤リッコ:その言葉通り、表情は寂しげだが、激情を帯びたものではなかった。
齋藤リッコ:それは深く、大きく、消えはしないが、既に塞がった傷跡だ。
鋼鉄城マモリ:「失礼しました。少々差し出がましかったですね」
齋藤リッコ:「ううん。ありがとね」かぶりを振って
齋藤リッコ:「最初は怖そうな人だと思ったけど……親切よね、マモリちゃんって」
鋼鉄城マモリ:「……そう、ですか」
鋼鉄城マモリ:「怖そう……」そっちに引っかかる
齋藤リッコ:「あっ、ごめん……!」わたわたして
齋藤リッコ:「ほら……ダンジョンでも先導して罠とか解除してくれるし……!」
鋼鉄城マモリ:「いえ、いいのです。外敵にナメられるわけにはいきませんので」
鋼鉄城マモリ:「……そういえば盗賊でしたね、私」
齋藤リッコ:「それで言ったら……あたしより、ヒカリちゃんの方が心配かも」
齋藤リッコ:「あの子、大丈夫そうかしら……。マモリちゃんが誰より分かってると思うけど……」
鋼鉄城マモリ:「大丈夫かと言われると」
鋼鉄城マモリ:「全く大丈夫ではありません」きっぱり
齋藤リッコ:「えぇっ」
齋藤リッコ:「全く!?」
鋼鉄城マモリ:「あの人は昔からいろいろ背負い過ぎなんですよ」
鋼鉄城マモリ:「私も訳あってしばらく離れていましたが」
鋼鉄城マモリ:「改善するどころか悪化している有様」
鋼鉄城マモリ:「今回私が同行したのも、守護というか介護というか」
鋼鉄城マモリ:「せめて外に出て心境が変わればというところでしたが」
齋藤リッコ:「介護……」
齋藤リッコ:「マモリちゃんも大変なのね……」
鋼鉄城マモリ:「真の守護者としては心の平穏の守護も目指していくべきだと考えておりますので」
齋藤リッコ:「おお……かっこいい……」
鋼鉄城マモリ:「ふむ」
鋼鉄城マモリ:「リッコさんも守護者に興味がお有りで?」
齋藤リッコ:「守護者もそうだけど~~……」てれてれ
齋藤リッコ:「スケバン?って……ちょっと……いいカナ~~……って……」
齋藤リッコ:「なんか……ちょい悪で……かっこいいし……」
鋼鉄城マモリ:「成程」
鋼鉄城マモリ:「我がニルヴァーナ高校は転入生も歓迎しております」
鋼鉄城マモリ:「生徒数も徐々に増加しており」
鋼鉄城マモリ:「今後の飛躍も期待できる学区だと自負しております」
齋藤リッコ:「スケバンって……ニルヴァーナに入らないとなれないの?」
齋藤リッコ:「逆にニルヴァーナの子って全員スケバンなの?」
鋼鉄城マモリ:「む……」
鋼鉄城マモリ:「名乗る分には構いませんが」
鋼鉄城マモリ:「野良スケバンと間違われる可能性もありますね……」
齋藤リッコ:「野良スケバン!?」
齋藤リッコ:「いるんだ……野良が……」
鋼鉄城マモリ:「以前ニルヴァーナに所属していて、離散した生徒が複数おりまして……」
鋼鉄城マモリ:「他学区にて違法スケバンを確認された際にはニルヴァーナ救済委員会までご一報いただけると助かります」
齋藤リッコ:「大変なのね……スケバンになるのも……」
齋藤リッコ:「転校の件は考えておくとして……そうだわ」
齋藤リッコ:端末を取り出して「交換しておきましょう、連絡先」
鋼鉄城マモリ:「!」
鋼鉄城マモリ:「よろしくお願いいたします」端末を取り出す
齋藤リッコ:「うん! あたしね、個人的に人助け……って言うと大袈裟なんだけど……」
齋藤リッコ:「まあ、色々困ってる子の手伝いみたいなことをやっててね」
齋藤リッコ:「そういう子がいたら、あたしのことを紹介してほしいの。あっ、勿論お金とかは要らないから」
鋼鉄城マモリ:「成程、何でも屋みたいなものでしょうか」
鋼鉄城マモリ:「こちらも、何か守護のご依頼があればご連絡ください」
齋藤リッコ:「そんな感じかなー……うん! あ、もちろんマモリちゃんもね」
鋼鉄城マモリ:「かしこまりました。困った時はお互い様、ということですね」
齋藤リッコ:「そういうこと!」笑って
齋藤リッコ:「ヒカリちゃんのこと、いろいろ背負い過ぎって言ってたけど……」
齋藤リッコ:「マモリちゃんも、割とそういうタイプに見えるから」
鋼鉄城マモリ:「…………それは」
鋼鉄城マモリ:「まあ、そう、ですね」
齋藤リッコ:「あるんだ、自覚」笑う
鋼鉄城マモリ:「友人に引っ張り出してもらうまでは、自分もそうでしたので」
鋼鉄城マモリ:「今の総長を見ると……その」
鋼鉄城マモリ:「以前の自分も似たようなものだったなと」
齋藤リッコ:「成程ね……」
齋藤リッコ:「……あたしもね、ヒカリちゃんみたいになりそうだったことがあるの」
鋼鉄城マモリ:「……」
齋藤リッコ:「失敗して、護りたいものも護れなくて、自分には何も出来ないって、無力なんだって思って」
齋藤リッコ:「全部投げ出したくなったわ。……でも」
齋藤リッコ:「その時に立ち上がれたのは……大事な友達がいてくれたからなの」
齋藤リッコ:マモリちゃんを見て
齋藤リッコ:「あなたは……ヒカリちゃんにとって」
齋藤リッコ:「きっと、それが出来る人だと思う」
鋼鉄城マモリ:「……そうであれたらと、思っています」
齋藤リッコ:「出来るよ、きっと」手を重ねる。
齋藤リッコ:「ともかく、頑張りましょう。一緒に」
齋藤リッコ:「まずはここを出ないとね……あ、そうだ」
齋藤リッコ:「みんなで一緒に行きましょうか、ケーキバイキング」
鋼鉄城マモリ:「ケーキバイキング」
齋藤リッコ:「うん。ショコラショコランの。友達がやってるんだけど、すっごく美味しいのよ」
鋼鉄城マモリ:「それは……」
鋼鉄城マモリ:「とても素晴らしい提案ですね」薄く笑う



GM:シーン終了!ロイスを取りたきゃ取りな!
朱鷺洲ヒカリ:お米取り放題!?
朱鷺洲ヒカリ:一瞬おかわり自由が見えた気がするが気のせいだったぜ
GM:ライスだなんて言ってないぜ
朱鷺洲ヒカリ:先生のP感情を誠意→慕情〇にしようかな
朱鷺洲ヒカリ:メモロビしちゃったし、もう…ネ…
齋藤リッコ:惚れとる!
GM:卑しいスケバンだぜ…
鋼鉄城マモリ:なんてことだ
朱鷺洲ヒカリ:見んねチヨコ!
齋藤リッコ:鋼鉄城マモリ ○信頼/心配 で取得します
鋼鉄城マモリ:リッコさんのロイスを信頼○/不安に変更します
無量塔 幸輔:ロイス枠はいっぱいなので、ヒカリちゃんの感情のPを信頼に変更します!
GM:OK!では次のシーン!



【Middle3】

GM:最後のミドルになります。全員登場!
鋼鉄城マモリ:鋼鉄城マモリの侵蝕率を1D10(→ 3)増加(64 → 67)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 8)増加(76 → 84)
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1D10(→ 4)増加(70 → 74)
朱鷺洲ヒカリ:1d10+61
DoubleCross : (1D10+61) → 6[6]+61 → 67




鞠瑠璃マリエ:「この先は、ウチらの支配が及ばない領域」
鞠瑠璃マリエ:「悪意に満ちた脚本マッドスクリプトや。普通の生徒なら飲み込まれて終わりやけど」
鞠瑠璃マリエ:「自力で役を剥がせたあんたらなら、或いは切り抜けられるかもしれへん」
鋼鉄城マモリ:「試験の成果を見せるときですね」
齋藤リッコ:「緊張するな~…… ちなみに飲み込まれたらどうなるの……?」
マヤ・ノースランド:「永遠にその役の中に囚われ続けるな」
齋藤リッコ:「え……永遠に!?」
鋼鉄城マモリ:「……気をつけてくださいね」
無量塔 幸輔:「テストとして受けたものよりさらにひどいものがくると」
マヤ・ノースランド:「やってる本人は幸せかもしれないけどな。そうやって領域に飲み込まれる人間が増えていけば」
マヤ・ノースランド:「際限なく領域が拡大して、いずれはノヴァリス全土を覆ってしまうかもしれない」
マヤ・ノースランド:「だから、ここで止める」
齋藤リッコ:「大袈裟……でもないのよね……」
齋藤リッコ:「うぅ……余計に緊張してきたんだけど……!」
朱鷺洲ヒカリ:「お前たちやミチカも」
朱鷺洲ヒカリ:「ここでルネを抑え込むために、同じリスクを背負ってきたはずだ」
朱鷺洲ヒカリ:「大丈夫だ、覚悟ならある」
朱鷺洲ヒカリ:「それを共に背負わせてもらうだけだ」
鋼鉄城マモリ:「……」ちょっと驚いた顔
齋藤リッコ:「ヒカリちゃん……なんかシャッキリしてる……?」
無量塔 幸輔:少し安堵した顔をする
朱鷺洲ヒカリ:「……マモリもリッコも、意外そうな顔をするな」
朱鷺洲ヒカリ:「普段そんなに頼りないか?……まあ、頼りないだろうが」
鋼鉄城マモリ:「……いえ。守護者としての自覚が出てきましたね」
朱鷺洲ヒカリ:「ああ、マモリたちには」
朱鷺洲ヒカリ:「もう充分守ってもらった……オレも自分の一歩を踏み出すときだ」
齋藤リッコ:「そ、そんなことないけど……でも、うん。良かったわ」
齋藤リッコ:マモリちゃんを見て「心配なさそうね」
鋼鉄城マモリ:「ええ。」「……先生のおかげ、でしょうか」
無量塔 幸輔:「いやいや、僕はそんな」
無量塔 幸輔:「彼女が自分で気持ちを切り替えることができたから。僕はちょっとその手伝いしただけです」
朱鷺洲ヒカリ:「……オレのことはいいから」
朱鷺洲ヒカリ:少し恥ずかしそうに赤面して、ウサギ耳を垂れさせて
朱鷺洲ヒカリ:「進もう、ルネと決着をつけるために」
三城郷ミチカ:「行きましょう、みんな。くれぐれも自分を見失なわないで…!」
GM:魔城の門が開く。
GM:力強く足を踏み出し、押し寄せる漆黒の霧の中へと、君達はその身を沈めていった。

---

GM:このシーンはFS判定で進行します。
GM:『主演』となるキャラクターを一人選び、規定の進行値まで判定を進めることで突破できます。
朱鷺洲ヒカリ:はへ~なるほどね!
朱鷺洲ヒカリ:そういう仕組み!
GM:判定項目はFS判定の進行によって変化します。また、判定に付随して様々な追加効果が発生する場合もあります。
GM:『主演』以外のキャラクターは、『助演』『演技指導』として判定を補助できます。
GM:具体的な項目は以下の通り!

◆FS判定
目標:マッドスクリプトを突破せよ
終了条件 6ラウンド経過
完了値12
難易度7
最大達成値30
判定条件 『主演』のキャラクターのみ判定可能
判定技能 <意思>

◆補助判定

『助演』 <芸術:演劇><RC><知識:〇〇>  難易度7
成功した場合、このラウンドで主演が行う判定のダイスを+[達成値/10(小数点以下切り上げ、最大3)]する。
この判定は2回まで効果が重複する。

『演技指導』<芸術:演劇><知識:〇〇><交渉> 難易度7
成功した場合、このラウンドで主演が行う判定のC値を-[達成値/10(小数点以下切り上げ、最大3)]する。
この効果は重複しない。


GM:助演のみんなで主演にバフを掛けて、判定を突破しよう!という感じです
齋藤リッコ:なるほどな~
朱鷺洲ヒカリ:完全理解
朱鷺洲ヒカリ:精神だからとりあえず主演はリッコちゃんかな
無量塔 幸輔:理解しました
鋼鉄城マモリ:理解
齋藤リッコ:えっヒカリちゃんじゃないの!?
GM:後々判定項目は変わる可能性があります
朱鷺洲ヒカリ:や、やってもいいならやるけど
GM:白兵が必要になるかも…
朱鷺洲ヒカリ:大丈夫なのかこのクソザコ精神力で…!?
齋藤リッコ:GMが何か言ってるぜ!!
GM:その為のバフだからね
朱鷺洲ヒカリ:じゃあ…やる!!(即決)
無量塔 幸輔:ヒャッハー!!!GMからの貴重な情報だあああああ!!
鋼鉄城マモリ:よし!
朱鷺洲ヒカリ:気合なら十分だぜ!ファンブルしたらごめん!
齋藤リッコ:死なないだろ……多分
朱鷺洲ヒカリ:ぼうやーっ
GM:では主演はヒカリさんとして、早速一ラウンド目の判定をしていきましょう。
GM:◆ラウンド1
GM:判定の都合上、先に助演と演技指導の判定をしてもらい
GM:最後にそのバフを受けてヒカリさんがメインのFS判定を行う、という順番になります
朱鷺洲ヒカリ:やるぞやるぞ
齋藤リッコ:RCがあるから助演に行こうかな~
朱鷺洲ヒカリ:みんなの命をくれ!
無量塔 幸輔:交渉で演技指導しよう
GM:どんどんやっていきな!
鋼鉄城マモリ:こちらはどちらでも行けるので助演に回ろう
齋藤リッコ:《帝王の時間》で時間を遅くしてじっくり演技をアレしたりできませんか?
GM:いいですね
朱鷺洲ヒカリ:スローモーション演出だ
GM:ボーナス+2点差し上げます
齋藤リッコ:やった~~
齋藤リッコ:じゃあとりあえず振ろうかな 《紡ぎの魔眼》使用、RCで助演の判定をします
GM:どうぞ!難易度は7!
齋藤リッコ:9DX+6>=7
DoubleCross : (9DX10+6>=7) → 10[1,2,3,6,8,9,9,10,10]+8[4,8]+6 → 24 → 成功

GM:すご
鋼鉄城マモリ:すばら
朱鷺洲ヒカリ:つえ~~
齋藤リッコ:よしよし
無量塔 幸輔:すごーい!
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(84 → 85)
GM:小数点以下切り上げで、ヒカリさんのダイスが+3されます
鋼鉄城マモリ:拠点防衛知識が演技に活かせる気がしないな
朱鷺洲ヒカリ:www
齋藤リッコ:脚本がコマンドーだったら行ける
朱鷺洲ヒカリ:フルメタルジャケットでもいけそう
GM:ならいけるな
鋼鉄城マモリ:よし、じゃあイケるぜ
鋼鉄城マモリ:なんか拠点防衛の知識を利用したりした実践的な助演をしてみせる
GM:ミリタリーに強い女優だ
鋼鉄城マモリ:3dx+2>7
鋼鉄城マモリ:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 7[1,6,7]+2 → 9

齋藤リッコ:十分クリア!
鋼鉄城マモリ:=ないとだめなのね
GM:伸び悩んだけどダイスは+1されるぜ!
朱鷺洲ヒカリ:流石はウチの四聖獣よ
GM:最後に先生どうぞ!
無量塔 幸輔:えっと、ミリタリー映画ということなので、自身の”環境適応”を生かして、過酷なロケ地でも身の入る演技指導できませんかね
GM:なるほどね
GM:+2点差し上げます
無量塔 幸輔:やったー
朱鷺洲ヒカリ:すっかりミリタリーになってる!
GM:ノヴァリスが舞台だからまあね
無量塔 幸輔:5dx+1+2
DoubleCross : (5DX10+3) → 9[2,3,3,9,9]+3 → 12

GM:いいかんじ!
無量塔 幸輔:よっし
GM:C値が-2されます
朱鷺洲ヒカリ:ほんとだ…銃持った奴らが領土争いしてる
齋藤リッコ:やった~
朱鷺洲ヒカリ:ウォオォ!みんなの力が流れ込んでくるぞい!
GM:では主演の判定!ダイス+4、C値-2です
朱鷺洲ヒカリ:思い出の一品込みで意志判定ふりまーす!
朱鷺洲ヒカリ:6dx8+1
DoubleCross : (6DX8+1) → 10[1,2,3,7,9,9]+10[5,8]+4[4]+1 → 25

朱鷺洲ヒカリ:どりゃーっ
GM:やるじゃん
無量塔 幸輔:ヤッター!
鋼鉄城マモリ:イイネ
齋藤リッコ:すげえ!
朱鷺洲ヒカリ:根性見せた!
GM:進行度は3、効果が切り替わります。

進行値3/12
安らかな追憶。PC全員のHPを2D10回復する。
以降のFS判定及び補助判定の難易度を10に変更する。


齋藤リッコ:やばい幸せな夢だ!
鋼鉄城マモリ:癒やされてしまう
朱鷺洲ヒカリ:ほえーっ回復
GM:皆さん癒やされてください
朱鷺洲ヒカリ:面白いなー
朱鷺洲ヒカリ:先生とマモリちゃんにはありがたいね
朱鷺洲ヒカリ:こっちは満タン!
齋藤リッコ:これは今回復ですか?
GM:今やっちゃって!
齋藤リッコ:あったけえ……
齋藤リッコ:25+2D10
DoubleCross : (25+2D10) → 25+12[9,3] → 37

鋼鉄城マモリ:実は全回復しているのだ
齋藤リッコ:最大28まで回復しました
無量塔 幸輔:55+2d10
DoubleCross : (55+2D10) → 55+17[10,7] → 72

無量塔 幸輔:全回復まで行きました!
齋藤リッコ:良い出目
朱鷺洲ヒカリ:ヤッター!
鋼鉄城マモリ:さぞ幸せな夢
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを11増加(55 → 66)
GM:では幸せな夢をロールしていきましょう
朱鷺洲ヒカリ:ヒエーッ
数年前:セイクリッドピラー
朱鷺洲ヒカリ:「……!」
朱鷺洲ヒカリ:窓ガラスに反射する自分の姿を見つめる
朱鷺洲ヒカリ:僅かに年幼い、数年前の自分。
朱鷺洲ヒカリ:(ここまで再現できるものなのか)
朱鷺洲ヒカリ:そして目の前の景色に気付く。
朱鷺洲ヒカリ:セイクリッドピラー内、最高生徒会所属生徒の休憩室。
朱鷺洲ヒカリ:この光景を、壁際の席で画面に向かう黒髪の人物を知っている。
朱鷺洲ヒカリ:「雨月夜……シオン……」
雨月夜シオン:「ん?あれ、お客さんですか?」画面から顔を反らさずに
雨月夜シオン:「ごめんなさーい!今手が離せなくて!その辺に座っててもらえますか」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:(理解できた)
朱鷺洲ヒカリ:(この空間が、オレに何を演じさせようとしているのか)
朱鷺洲ヒカリ:「いや、そのままでいい」
朱鷺洲ヒカリ:確かに覚えている、”あの時”と同じセリフを返す。
朱鷺洲ヒカリ:「すぐに済む要件だ」
朱鷺洲ヒカリ:「オレは阿修羅地獄堂女学園の朱鷺洲ヒカリ」
朱鷺洲ヒカリ:「今期から”総番”を承った」
朱鷺洲ヒカリ:「……年の近い幹部候補が最高生徒会にもいるので」
朱鷺洲ヒカリ:「挨拶してこいと言われてきた」
雨月夜シオン:「へ~!それはご丁寧に…!阿修女ってあの"プランナー"の学校ですよね」
雨月夜シオン:「あの人何考えてるかわかんなくて怖いんだよなあ」
朱鷺洲ヒカリ:「……フ」
朱鷺洲ヒカリ:「大した口ぶりだ、肝の据わったやつというのは確からしいな」
朱鷺洲ヒカリ:「それは、何をやってるんだ?」
朱鷺洲ヒカリ:画面をのぞき込む。
雨月夜シオン:「お、なんだ~興味あるなら先に言ってくださいよぉ」顔をにやけさせて
朱鷺洲ヒカリ:「別に、興味というか」
朱鷺洲ヒカリ:その笑顔と向かい合って言葉に詰まる、妙な奴だと思った。
雨月夜シオン:「"ヨルダの伝説"です。知りません?この間発売したばかりの新作なんですけど」
朱鷺洲ヒカリ:ノヴァリスの理事会と、当時のFHトップであるプランナー勢力は
朱鷺洲ヒカリ:決して連帯しているわけではない。むしろ探り合いが日常の中で
朱鷺洲ヒカリ:この女の何一つ気負わない態度はなんなのだろう。
雨月夜シオン:画面の中では、色々な木材やらを組み合わせた奇怪なロボットが魔法の力で動き出そうとしていた
朱鷺洲ヒカリ:「ヨルダの伝説……」
朱鷺洲ヒカリ:(ああ、そうか)
朱鷺洲ヒカリ:(オレはこのゲームを知っていたんだ、ずっと前に)
朱鷺洲ヒカリ:(思い出そうとしなかっただけで)
雨月夜シオン:「もしかしてヒカリちゃんもやりたかったんですか?」
雨月夜シオン:「どこのお店も売り切れだし、ダウンロードサイトもラッダイト部の暴動で落ちちゃてますもんね」
雨月夜シオン:「私もこれを手に入れるのにカナンちゃんに深夜に起こしてもらって……あ、カナンちゃんってのは妹なんですけど」
朱鷺洲ヒカリ:知っている、覚えている
朱鷺洲ヒカリ:何気ないひとつひとつの言葉に、喉元から込み上げてくるものがある
朱鷺洲ヒカリ:いつでも楽しそうだった、おもちゃを買ってもらったばかりの子供のように
朱鷺洲ヒカリ:――やがてくる明日が、待ちきれないように。
雨月夜シオン:「でもこれ一人用だからなあ……私は他人のプレイに横から口出すの大好きだから良いんですけど」
雨月夜シオン:「あっ!そうだ!」ガサゴソと籠を漁って
雨月夜シオン:「スモ6もありますよ!格ゲーなら一緒にやれますし!」スモウファイター6である。
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:差し出されるコントローラーを見つめる。
朱鷺洲ヒカリ:そして窓の外を見る、まだ学区間の代理戦争が本格化する以前の
朱鷺洲ヒカリ:ノヴァリスの風景。
朱鷺洲ヒカリ:ここにいれば、何も失わずに済むのだろうか。
朱鷺洲ヒカリ:隣にいれば、友達を
朱鷺洲ヒカリ:死なせないことが出来るのだろうか。
朱鷺洲ヒカリ:コントローラーを手に取り、瞑目する。
雨月夜シオン:「やったことないですか?スモ6。大丈夫!私が一から教えますから!」
朱鷺洲ヒカリ:「――いや」
朱鷺洲ヒカリ:「オレの今守りたいものは、ここにはない」
朱鷺洲ヒカリ:あの時とは違う言葉が、零れだした。
朱鷺洲ヒカリ:「たとえ、さよならだけが人生だったとしても」
朱鷺洲ヒカリ:「天国は慰めだ」
朱鷺洲ヒカリ:目の前のシオンではなく、この空間の主に向けて
雨月夜シオン:「達観してるなあ、やっぱりスケバンって硬派なんですね」
朱鷺洲ヒカリ:「ああ」
朱鷺洲ヒカリ:そしてあの時と同じ言葉を紡ぐ
朱鷺洲ヒカリ:「ゲームは、やったことがなくて」
朱鷺洲ヒカリ:涙をためたまま、強がりの笑顔を作って
朱鷺洲ヒカリ:コントローラーを差し出し返す。
雨月夜シオン:「あ、そうですか……」一瞬残念そうにして
雨月夜シオン:「なら、また今度遊びましょう!」
雨月夜シオン:「あなたはきっと、もっと仲良くなれそうな気がしますから」
朱鷺洲ヒカリ:「そうだな、きっと」
朱鷺洲ヒカリ:「そんな気がする」
朱鷺洲ヒカリ:画面に背を向けて、歩き出す。
朱鷺洲ヒカリ:「……すまない、行こう」
朱鷺洲ヒカリ:振り向いた先にいる三人に向けて、元の19歳の姿で。
無量塔 幸輔:「……おかえり」彼女に向けて、元の世界へと戻すかのように、手を繋ごうと伸ばす
朱鷺洲ヒカリ:その手を握り、並ぶ。
朱鷺洲ヒカリ:「……ただいま」
鋼鉄城マモリ:「いい夢は見れましたか?」
朱鷺洲ヒカリ:「まやかしだと分かっていなければ」
朱鷺洲ヒカリ:「そうだったかもしれない」
朱鷺洲ヒカリ:「だがシオンはいない、オレはあいつの結末を」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちが失ってきたものを、ないがしろにはしない」
朱鷺洲ヒカリ:「それがニルヴァーナ高校だ」
朱鷺洲ヒカリ:「そうだろう、マモリ」
鋼鉄城マモリ:「はい」
朱鷺洲ヒカリ:「遅くなって、すまなかったな」
朱鷺洲ヒカリ:まっすぐに、顔を見合わせあう
鋼鉄城マモリ:「遅くなど。それを言うのは私の方ですよ」
朱鷺洲ヒカリ:「ならお互い様だ」
朱鷺洲ヒカリ:「お互いに、まだ……時間はある」
齋藤リッコ:「……」肩越しに、ソファでコントローラーを握る雨月夜シオンの姿を垣間見る。
齋藤リッコ:かつて、大勢の群衆の向こう側に見上げた彼女は、燦然と輝く雲の上の存在に思えた。
齋藤リッコ:だが今、部屋で寛ぐその姿は──どこにでもいる、ごく普通の少女にしか見えない。
齋藤リッコ:(……『こう』なんだな……。ヒカリちゃんにとっては……)
齋藤リッコ:彼女にとって雨月夜シオンとは、一人の生徒であり、少女であり──友人だったのだろう。
齋藤リッコ:(それを失って……こうして目の当たりにして)
齋藤リッコ:それでも……果たして自分ならば、こうして迷わず先に進めるだろうか?
齋藤リッコ:(……本当に……強い人なのね。ヒカリちゃんは……)
齋藤リッコ:「……先に、進みましょう。まだ終わりじゃないわ」
無量塔 幸輔:自分が来る前のノヴァリスの世界を垣間見た気がする
無量塔 幸輔:二人で談笑する姿は、自分が見てきたような表の世界のただの少女とかわらない
無量塔 幸輔:この思い出のような世界へと再び繋げていけるように
無量塔 幸輔:自分のできることに”教師一丸として”できうる限り手を伸ばしていこう
GM:始まりの追憶は安らかに、しかし重々しくその魂を引き寄せる。
GM:演者の思惑とは裏腹に、その意識はより深く沈んでいき
GM:役と己との境界は徐々に混ざり合い、曖昧になっていく。

GM:◆ラウンド2
GM:再び補助判定から!
GM:難易度は10に上がっています
朱鷺洲ヒカリ:メインの判定は変わらずか…!
朱鷺洲ヒカリ:みんな頼む!
齋藤リッコ:引き続き助演するぜ 《紡ぎの魔眼》使用、RCで判定
無量塔 幸輔:よし任された! 演技指導! 交渉で判定!
鋼鉄城マモリ:了解!
齋藤リッコ:さっき忘れてたけど帝王の時間分も足して……
齋藤リッコ:9DX+6+2>=10
DoubleCross : (9DX10+8>=10) → 9[3,3,3,3,6,6,8,8,9]+8 → 17 → 成功

朱鷺洲ヒカリ:つよすぎる
齋藤リッコ:20いかなかった まあよし
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(85 → 86)
GM:ダイス+2!
鋼鉄城マモリ:3dx+2>=10 知識で
DoubleCross : (3DX10+2>=10) → 9[1,9,9]+2 → 11 → 成功

鋼鉄城マモリ:あぶない
GM:更に+2だ!
無量塔 幸輔:環境適応。 場所にも適応できるが冒頭のように役としても適応可能?なことを生かします! 生かすことで、キャラの内部までよんでいけるというわけ!
GM:ならば引き続き+2点あげましょう
無量塔 幸輔:よし!
無量塔 幸輔:5dx+1+2
DoubleCross : (5DX10+3) → 9[1,2,7,8,9]+3 → 12

GM:流石ちゃん
朱鷺洲ヒカリ:わーい!
GM:ダイス+4、C値-2を受けて判定どうぞ!
朱鷺洲ヒカリ:どりゃーっ
朱鷺洲ヒカリ:6dx8+1
DoubleCross : (6DX8+1) → 10[1,3,3,6,8,9]+10[9,9]+7[6,7]+1 → 28

GM:やるじゃん
齋藤リッコ:強い!
朱鷺洲ヒカリ:くそー惜しい
朱鷺洲ヒカリ:だが折り返しだぜ
鋼鉄城マモリ:順調なのかな
無量塔 幸輔:この調子だと4ラウンド目で終了ですかね?
朱鷺洲ヒカリ:ガンガン行きたいね
齋藤リッコ:行こうぜ!
GM:この調子で行けばの話だがなあヒッヒッヒ

進行値6/12
喪失のトラウマ。PCは次回判定でエフェクトを組み合わせた場合、侵蝕を+2する。
以降のFS判定の技能を<白兵>に変更する。


四年前 旧阿修羅地獄堂女学院
音川ナツミ:「……もうたくさんだ」疲弊しきった声、飢えた犬のような瞳が朱鷺洲ヒカリを射抜く。
音川ナツミ:「これ以上アンタにはついて行けない」
朱鷺洲ヒカリ:「■■■――」
朱鷺洲ヒカリ:知っている。これは。
朱鷺洲ヒカリ:目の前にいる音川ナツミとは別の名前が口をついて出る。
朱鷺洲ヒカリ:紛争の最中、この学区を離れ
朱鷺洲ヒカリ:そして戦死したある生徒の名前。
朱鷺洲ヒカリ:これは”代役”だ。
音川ナツミ:「……総番はよく頑張ったよ。みんな知ってる」
音川ナツミ:「でもさ、もう無理だろ……」
音川ナツミ:「アタシらは捨てられたんだ」
鋼鉄城マモリ:「……そんなことは」
鋼鉄城マモリ:「そんなことはありません。防衛を続けていれば、いつかは」
鋼鉄城マモリ:……戻っては来ない事は知っている。少なくとも『現在』までは
音川ナツミ:「いつかっていつだよ!」
鋼鉄城マモリ:「……ッ」
音川ナツミ:「電気の供給が止まった時?食料プラントが壊れて、備蓄が乾パンしかなくなった時?」
音川ナツミ:「校庭に隕石が落ちて、校舎が吹っ飛んだ時?それとも……」
音川ナツミ:「どれだけ待っても、誰も助けてくれなかっただろ」
朱鷺洲ヒカリ:「マモリ」
朱鷺洲ヒカリ:その肩に手を置く。
朱鷺洲ヒカリ:「いいんだ」
朱鷺洲ヒカリ:しかし指に力はこもり、強張る。
朱鷺洲ヒカリ:慰めはいらない、全てはまやかしだと分かっていても。
朱鷺洲ヒカリ:目の前のトラウマは心を鋭くかきむしっていく。
鋼鉄城マモリ:「……はい」幻覚だと分かっていても、心は痛む
鋼鉄城マモリ:「それでも、私は守護り続けることを選びました」
鋼鉄城マモリ:「永遠に続く地獄のような道だとしても、あの頃の私たちを守護りたかったのです」
朱鷺洲ヒカリ:「分かってる、お前の決意を知ってる」
朱鷺洲ヒカリ:「そして今、オレたちがいられるのはマモリのお陰だ」
朱鷺洲ヒカリ:「お前は守り通したんだ」
鋼鉄城マモリ:「……ありがとう、ございます」
音川ナツミ:「……アンタが義理立てすんのは勝手だけど、気をつけたほうが良いよ」猜疑に満ちた視線をマモリに向けて
音川ナツミ:「みんな噂してる。総番が中央の奴と隠れて連絡取ってるって」
齋藤リッコ:「■■■……!あんた総長と姉御に向かって……!」
音川ナツミ:「最高生徒会と仲いいんだろ?最悪この学校がなくなっても、総番は行く宛があるってことだ」
朱鷺洲ヒカリ:「ッ」
齋藤リッコ:「この野郎ッ……!」
朱鷺洲ヒカリ:「やめろ、リッコ!」
朱鷺洲ヒカリ:「まやかしだ……この言葉も……!」
齋藤リッコ:「ぐっ……離してください、総長!」
朱鷺洲ヒカリ:「オレは大丈夫だ」
朱鷺洲ヒカリ:「大丈夫だ……!『役』に取り込まれるな……!」
朱鷺洲ヒカリ:言い聞かせるように激情を抑えて呟く
音川ナツミ:「……ほら、否定しないじゃん」失望したように背を向けて。
朱鷺洲ヒカリ:「オレは」
朱鷺洲ヒカリ:「どんな手段を使ってもこの学区を守りたかった」
朱鷺洲ヒカリ:「そしてシオンを信じた」
朱鷺洲ヒカリ:「今も信じている……間違っていたとは思っていない」
鋼鉄城マモリ:「……」今なら、その言葉が真実だと理解できる
齋藤リッコ:「……総長!あいつホントに出て行っちまいますよ!」
齋藤リッコ:「無理やりでも引き留めて……!」
朱鷺洲ヒカリ:「違う!」
朱鷺洲ヒカリ:「本当の■■■がいるのは、この先だ!」
朱鷺洲ヒカリ:「星徒との戦いの先に……迎えにいくんだ」
朱鷺洲ヒカリ:「だから、飲み込まれるわけにはいかない……!」
音川ナツミ:「アンタのごっこ遊びに付き合うつもりはない。私は……」彼方の空を見る。ヒカリの言葉とは無関係に、台詞を吐き出す。
音川ナツミ:「私はあんな風に、死んでなんかやるもんか……!」
音川ナツミ:振り返ること無く、学校から去っていく。
朱鷺洲ヒカリ:歯を食いしばり、その背中を見つめる
朱鷺洲ヒカリ:伸ばそうとする手を必死に理性で抑えつけながら
鋼鉄城マモリ:「……あの時は、守護る気のない者を追う気力すらなかった」
鋼鉄城マモリ:「後悔がないといえば嘘になりますね」
朱鷺洲ヒカリ:「そうだ、助けたかった、救いたかった」
朱鷺洲ヒカリ:「守りたかった……だが」
朱鷺洲ヒカリ:「これは、違う」
朱鷺洲ヒカリ:ぐったりと息を吐いて、力を抜く
齋藤リッコ:「総長……」
朱鷺洲ヒカリ:「リッコ」
朱鷺洲ヒカリ:「力づくですまなかった」
朱鷺洲ヒカリ:「そしてありがとう……オレたちの代わりに怒ってくれて」
齋藤リッコ:「そんな……あたしは何も……」
朱鷺洲ヒカリ:「誰かのために怒れるのは」
朱鷺洲ヒカリ:「キミの優しさだ、それは否定したくない」
齋藤リッコ:「総長……!」ぼろぼろと涙を零す
齋藤リッコ:「悔しいっす、あたし……!」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:その涙に言い知れない不穏さを感じ取る。
無量塔 幸輔:「あー…なんか感傷にひたってるところ悪いんだけどさ。早く逃げた方がいいよ?」
無量塔 幸輔:聞き覚えのある声、その姿。だが決定的なところが違う
朱鷺洲ヒカリ:「先生……?」
無量塔 幸輔:スーツケースを持ち、今にもこの場から逃げていこうといわんとばかりの。無量塔幸輔の姿がそこにあった
齋藤リッコ:「な、何すか?その大荷物……」
朱鷺洲ヒカリ:「!」
朱鷺洲ヒカリ:「まさか」
鋼鉄城マモリ:「……っ」
無量塔 幸輔:「何って…ここから出ていくんだよ。このノヴァリスから」
無量塔 幸輔:「プランナーから撤退命令が出たからね。悪いけどこことの契約はもう終わりってことなんだ」
朱鷺洲ヒカリ:「しっかりしろ!あなたは」
朱鷺洲ヒカリ:「プランナーとは関係ない!ここにいなかった人間だ!」
朱鷺洲ヒカリ:「自我が役に持っていかれつつあるのか……!」
齋藤リッコ:「ふっ……ふざけんじゃねえ!こんな時に出て行かれたら……あたしらはどうすりゃいいってんだよ!」
齋藤リッコ:「先生まであたしらを見捨てるってのかよ……!?」
鋼鉄城マモリ:「成程、これは……少々、まずいかもしれません……ね」
朱鷺洲ヒカリ:「領域の深度が深まるごとに」
朱鷺洲ヒカリ:「"脚本"の強制力が増してきている……!」
朱鷺洲ヒカリ:リッコを抑えつつ、冷汗が頬をつたう
無量塔 幸輔:「どうすればって、転校して他の学区にでも入りなさい。どのみちプランナーの庇護がなくなったここはすぐに潰れるんだ」ヒカリの話をまるで聞こえていないかのように話を続けていく
無量塔 幸輔:「…守りたいとか大口叩くのはいいけどさ。そんなことやったって無駄」
無量塔 幸輔:「延命したって苦しみはひどくなっていくんだ。手っ取り早くあきらめた方がその後の傷もすくなくなるだろう?」学校を護るという気持ちに同調してくれた男の口から、真反対の言葉が、吐き捨てるように紡がれていく
朱鷺洲ヒカリ:「……やめろ」
朱鷺洲ヒカリ:「この人にこんなことを言わせるな」
朱鷺洲ヒカリ:怒りに満ちた視線で空を見上げる
朱鷺洲ヒカリ:「この人の優しさを踏みにじるのは、やめるんだ……!」
鋼鉄城マモリ:「先……生……」
齋藤リッコ:「お前……それでも教師かよ……!」
齋藤リッコ:「やっぱり……やっぱり大人なんて信用ならねえ……!プランの姉御も結局あたしらを見捨てたんだ……!」
朱鷺洲ヒカリ:「違う、違う、プランナーは、『あの方』は」
朱鷺洲ヒカリ:「――ッ!」
朱鷺洲ヒカリ:自分も”役”に引っ張られていることに気付き、片手で頭を押さえる
朱鷺洲ヒカリ:「連鎖反応だ……このままだと、全員……!」
鋼鉄城マモリ:「……それでも、守り続けるしか……それしか私にはないんだ」
無量塔 幸輔:「……はぁ」ため息を吐き冷たい視線を送る。所詮子供のわがままだ。放っておけばそのうち折れるだろう
無量塔 幸輔:「まあ、好きにしなさい。僕は言ったからね。それじゃあ」と言葉を吐き捨て、3人へと背を向け、その距離が離れていく
朱鷺洲ヒカリ:「……追い、かけるぞ」
朱鷺洲ヒカリ:よろよろと歩き出す
朱鷺洲ヒカリ:「今あの人を、見失うわけにはいかない」
朱鷺洲ヒカリ:もはや名前も曖昧になりつつある影を追って、正門をくぐる
鋼鉄城マモリ:「……ッ」拳で自分の頭を殴る
鋼鉄城マモリ:「すみません。少々……飲まれていました」
朱鷺洲ヒカリ:「足を止めるな」
朱鷺洲ヒカリ:「足を止めることだけが、おそらく」
朱鷺洲ヒカリ:「最もマズい……進み続けるぞ、マモリ、リッコ」
GM:決意も不安も、幕を跨げば忘れ去られる。
GM:物語は記憶の筋書きを離れ、少しずつ
GM:誰にとっても"都合の良い"展開へと、変質していく

GM:◆ラウンド3
GM:再び補助判定!こちらは技能も難易度も前と一緒です
朱鷺洲ヒカリ:こいつ~~~
GM:ただし、エフェクトを使うと余計に2点かかるぞ
齋藤リッコ:ぐえ~~
無量塔 幸輔:許せねぇよなあ!
朱鷺洲ヒカリ:こんな邪悪穢土転生に絶対負けたりしないんだから!
齋藤リッコ:だがまあやるしかない!補助判定だ!
鋼鉄城マモリ:卑劣な術!
齋藤リッコ:9DX+6+2>=10
DoubleCross : (9DX10+8>=10) → 10[1,4,5,8,8,9,9,9,10]+3[3]+8 → 21 → 成功

齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を3増加(86 → 89)
齋藤リッコ:ハァハァハァ
GM:やってんねえ
無量塔 幸輔:同じように環境適応で演技指導。交渉で判定へ!
鋼鉄城マモリ:おなじく知識で助演を
無量塔 幸輔:5dx+1+2
DoubleCross : (5DX10+3) → 7[1,3,5,7,7]+3 → 10

鋼鉄城マモリ:3dx+2>=10
DoubleCross : (3DX10+2>=10) → 9[4,8,9]+2 → 11 → 成功

GM:やりおるわ
GM:ダイス+5、C値-2で主演の判定!
GM:技能は白兵だぞ
朱鷺洲ヒカリ:うおおおお
朱鷺洲ヒカリ:ぶっつぶしたらー!
朱鷺洲ヒカリ:コンセ+光の舞踏をくらえおらー!
GM:コンセを組み合わせるなら、C値5でふれるよ
朱鷺洲ヒカリ:15dx5+7
DoubleCross : (15DX5+7) → 10[1,2,4,4,5,5,5,6,7,7,8,8,8,8,10]+10[1,2,3,3,4,6,7,7,7,8,10]+10[1,1,5,7,7,9]+10[7,7,8,8]+10[1,2,8,10]+10[4,9]+10[7]+10[8]+10[8]+3[3]+7 → 100

朱鷺洲ヒカリ:ほいジャスト
齋藤リッコ:やべ~~~
GM:すご
朱鷺洲ヒカリ:メモロビまで渡した男を
朱鷺洲ヒカリ:ここで逃がせるかってんだよ!!
GM:でも最大達成値は30なんだ。すまんの
無量塔 幸輔:これが信頼パワー
朱鷺洲ヒカリ:浸蝕73!

進行値10/12
偽りの救済。次回にPCが行う判定のダイスを-1する。
以降のFS判定の技能を<意思>に変更する。


鋼鉄城マモリ:ヒエ~
朱鷺洲ヒカリ:やーばーい
現在 ニルヴァーナ高等学校
朱鷺洲ヒカリ:「な……」
朱鷺洲ヒカリ:ふらつきながら歩を進めた先にあったのは
朱鷺洲ヒカリ:再び女学園の正門だった、しかし元の場所に戻ってきたわけではない
鋼鉄城マモリ:「ここは……」
朱鷺洲ヒカリ:「外装が違う」
朱鷺洲ヒカリ:「阿修羅地獄堂女学園じゃない」
朱鷺洲ヒカリ:「ニルヴァーナ高校だ、でも」
音川ナツミ:「どしたの二人して突っ立って」背後から声がかかる
朱鷺洲ヒカリ:近隣天文学部の隕石攻撃で崩れかかったはずの校舎は
朱鷺洲ヒカリ:割れている窓ガラスひとつない。新築も同然の姿で白く輝いている。
鋼鉄城マモリ:「……まさか」
音川ナツミ:「てか遅いって。こんな日に遅刻とかやめてよね」
朱鷺洲ヒカリ:「知らない……こんなニルヴァーナは」
朱鷺洲ヒカリ:「どこだ、ここは、オレたちは一体」
音川ナツミ:「しらないって、そりゃ出来たばっかだからね。アタシも初めて入るし」
音川ナツミ:「新校舎の落成式。遅れんなって行ってたの総番じゃない」
朱鷺洲ヒカリ:「オレが……?」
鋼鉄城マモリ:「新……校舎……」
音川ナツミ:「ほら、みんな待ってるよ」
音川ナツミ:「会長ももう着いてるって」
朱鷺洲ヒカリ:「まさか、そんな」
朱鷺洲ヒカリ:慄きながら顔をあげる
鋼鉄城マモリ:「……あり得ない」
鋼鉄城マモリ:「……でも、本当は……」
鋼鉄城マモリ:「本当は、全部……」
朱鷺洲ヒカリ:「やめろ、マモリ」
朱鷺洲ヒカリ:「ダメだ、それ以上は」
朱鷺洲ヒカリ:しかし視線を逸らすことは出来ない
朱鷺洲ヒカリ:切り裂かれた心が、必死に何かを求めようとしている。
雨月夜シオン:「あっ!ヒカリちゃん!遅いじゃないですか~もうちょっとで立食パーティー始めちゃうとこでしたよ!」生ハムメロンを皿に乗せてやってくる。
朱鷺洲ヒカリ:「シオン……」
朱鷺洲ヒカリ:さっきも見たはずだ、振り払ったはずだ
朱鷺洲ヒカリ:しかし痛めつけられた心が
朱鷺洲ヒカリ:本能のようにそれを求めてしまう。
朱鷺洲ヒカリ:与えられた希望を。
朱鷺洲ヒカリ:一歩一歩、彼女に近づいていく
鋼鉄城マモリ:「ああ……」まずい、という頭の中の警鐘が薄れていく
鋼鉄城マモリ攻撃と認識できないのならば・・・・・・・・・・・・・防御はできない・・・・・・・
朱鷺洲ヒカリ:「お前こそ」
朱鷺洲ヒカリ:「どこに行ってたんだ、みんなお前を」
朱鷺洲ヒカリ:そのずっと小柄な体を抱きしめる
雨月夜シオン:「わっ?も~どうしたんですか?今日は随分甘えんぼさんなんですから~」
朱鷺洲ヒカリ:「お前を、待ってるんだ……探してたんだ」
朱鷺洲ヒカリ:「どこにも行かせたりしない……!」
朱鷺洲ヒカリ:「シオン……シオン……!」
雨月夜シオン:「どこにもって……もう、大げさだなあ」
雨月夜シオン:「行くわけないじゃないですか。ヒカリちゃんを置いて」赤子をあやすように、優しく頭を撫でる。
雨月夜シオン:「私、昔言いましたよね。このノヴァリスを、本物の楽園にしてみせるって」
雨月夜シオン:「やっとここまで来たんです。きっとこれから、もっと良いことがたくさんある」
鋼鉄城マモリ:「楽……園……」
雨月夜シオン:「悪いことなんて起きません。私が、起こさせませんから」
朱鷺洲ヒカリ:「ああ、オレたちと」
朱鷺洲ヒカリ:「明日に行こう」
朱鷺洲ヒカリ:「誰も犠牲にならない、悲しませない、お前が欲しかった未来に」
朱鷺洲ヒカリ:「お前と一緒に進みたかったんだ」
朱鷺洲ヒカリ:「誰よりもこの世界ノヴァリスを愛してたお前が」
朱鷺洲ヒカリ:「その中にいられないなんて、間違ってる」
朱鷺洲ヒカリ:「そうだ……間違っていたんだよ……!」
雨月夜シオン:「大丈夫。怖がらないで」薄い笑みだけを貼り付けて抱きしめる。
雨月夜シオン:「もう誰もいなくったりしないし、何も失ってなんかない」
雨月夜シオン:「だって、ほら……」
小柄な少女:「……今まで」ヒカリの背後から、鈴の鳴るような声がかかる
小柄な少女:「よく頑張りましたね」それは、ニルヴァーナの生徒が知る姿ではなかった。
小柄な少女:しかし、その面影を間違うはずがない。伝聞にしか聞いていなかった、嘗ての庇護者の姿。
朱鷺洲ヒカリ:「学園長……」
鋼鉄城マモリ:「……そんな」「そんなことって」
朱鷺洲ヒカリ:「戻ってきてくれたんですか」
"プランナー":「寂しい思いをさせてすみませんでした。ヒカリ。マモリも」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちのことが」
朱鷺洲ヒカリ:「もう、いらないんじゃ」
鋼鉄城マモリ:「もう、会えないと……諦めていたのに」
"プランナー":「あら、すっかり大人になったと思っていたのですけど」
"プランナー":「二人とも、まだまだ子供なんですね。けど、ええ」
"プランナー":「今まで迷惑をかけた分、これからはずっと一緒にいれますよ」
"プランナー":「私には、あなた達が必要なのです」
"プランナー":「ただいま。私のかわいい子どもたち」
齋藤リッコ:「……ッ…………!」
齋藤リッコ:「何……なの、これ……!」
齋藤リッコ:これまでに見せられてきた失った過去の一部ですらない、あまりにも都合の良すぎる幻に愕然とする。
齋藤リッコ:「駄目……!このままじゃ二人とも取り込まれる……!」
齋藤リッコ:「ヒカリちゃん!マモリちゃん!目を覚まして!こんなの全部──」
齋藤リッコ:二人に駆け寄り、正気に戻そうとして。
薄蛍レド:「リッコ~っ」それを制するように、後ろからリッコに抱きつく
齋藤リッコ:「っ……誰……!」
齋藤リッコ:警戒も露わに振り向き──その顔を見た瞬間、凍り付く。
齋藤リッコ:「……は……?」
薄蛍レド:「えっ、誰って流石に酷くない…?」本気で困惑した表情でリッコを見つめる。
薄蛍レド:「傷つくわ~……たしかに最近会ってなかったけどさ」
薄蛍レド:「あ、アイスいる?チョコミントかピスタチオ」
薄蛍レド:立食のテーブルから取ってきたアイスのカップを二つ、君に差し出す
齋藤リッコ:「……違う……」
齋藤リッコ:一言でも否定の言葉を発せられただけでも、奇跡的と言えた。
齋藤リッコ:その姿を見た瞬間、ずっと張り詰めて、崩れぬよう必死に庇ってきた何かが、まるで飴細工のようにいともたやすくへし折れる。
薄蛍レド:「違う?……あ、ごめん、抹茶マンゴーの方が良かった?」
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:暫時、ぼんやりと立ち尽くす。
齋藤リッコ:一体自分は、何をしているのだったか?
齋藤リッコ:……否。何をそんなに、必死に抗おうとしていたのだったか?
薄蛍レド:「いやあ~、流石にそういうゲテモノ寄りのやつは置いてないかなぁ。帰りにコンビニ寄った時でいいじゃん?」
齋藤リッコ:「……違うわよ」
齋藤リッコ:ぱし、とピスタチオを手に取る。
齋藤リッコ:「いきなり背後から来られたから驚いただけ……抹茶マンゴーなんてあるの?」
薄蛍レド:「実はオススメなんだよねぇ」
齋藤リッコ:「和と南国じゃないのよ……合わなそ~……」
薄蛍レド:「そんなことないでしょ~。マンゴーは世界フルーツだし」
薄蛍レド:「だいたい何とでも合う器があるとレドさんは見込んでるね」
齋藤リッコ:「買い被りすぎでしょ~……毎回チョコミント持ってくる奴の意見だしなあ」
齋藤リッコ:取るに足らない、くだらない話。劇的でもなく、何の意味も無く。
齋藤リッコ:だがそれこそが、自分の求めていた、守るべき日常ではないのか?
齋藤リッコ:そうだ。自らを痛めつけて鍛え上げ、戦いに身を投じて傷付く必要などどこにある?
齋藤リッコ:ここは既に満ち足りて、全てがある。あの日確かに気付いたはずだ。この平凡な安寧こそ、自分にとっては何より掛け替えのないものなのだと。
齋藤リッコ:(……あの日?)
齋藤リッコ:(あの日って……いつだっけ)
薄蛍レド:「……てかさ、リッコ」神妙な顔で
薄蛍レド:リッコの腹を掴む「なんだぁ?この腹は~!」
齋藤リッコ:「ギャーッ!何すんのよ!!」
薄蛍レド:「カッチカチじゃん!筋トレしすぎでしょ~」
齋藤リッコ:「だってそれは……」
齋藤リッコ:「……あれ……?」
齋藤リッコ:「……なんでトレーニングなんてしてるんだっけ……?」
齋藤リッコ:浮かぶ疑問も、ぬるい泥濘のような安息の中へと消えていく。
齋藤リッコ:「……あー、そっか」
齋藤リッコ:「実は最近ちょっと食べ過ぎで……」
薄蛍レド:「なにぃ~!?」
薄蛍レド:「あっ!わかった、最近知り合ったっていうショコラショコランの子でしょ」
齋藤リッコ:「ゲッ……何で知ってんの!?」
薄蛍レド:「私に黙ってケーキバイキング食い放題してやがったな~!」
薄蛍レド:「ね~紹介してよ~!私もケーキバイキング連れてけよ~!」
齋藤リッコ:「あーはいはい、悪かったわよ!今度ちゃんと紹介するから!」
齋藤リッコ:「それより今日はここで一杯食べましょ!せっかく食べ放題なんだから!」
齋藤リッコ:「あたし向こうのほう回るから、あんたはあっちのほうね!美味しいのあったら共有しましょ」
薄蛍レド:「よっしゃ!3日分はここで食いだめしちゃうぞ~」
薄蛍レド:「またここで待ち合わせだかんね!リッコ」
薄蛍レド:「勝手に居なくなんなよな~」
齋藤リッコ:「あんたこそ──」言い掛けて、胸に痛みが走ったのは、一瞬のこと。すぐに忘れる程の。
齋藤リッコ:「迷子になんてなるんじゃないわよ」
薄蛍レド:ニヤニヤとした笑顔をリッコに向けて、走り去っていく。
齋藤リッコ:普通だった。
齋藤リッコ:何もかも凡庸で、ありふれた、ノヴァリスでの日常。
齋藤リッコ:自分にとっては、何よりも大切なもの。誰にも知られず、栄誉や名声なんてものには無縁であっても──
齋藤リッコ:それでいいのだ。何の問題がある? 政治や戦いなど、やりたい奴にやらせておけばいい。ノヴァリスや学区を揺るがす戦いになど、どうせ自分の出る幕は無い。
齋藤リッコ:自分には、関係の無いことだ。
GM:留まること無く舞台は廻る。
GM:誰もが望んだ展開、誰もが満足する結末へ。
GM:その幸福が続く限り、降りることは許されない。

GM:◆ラウンド4
GM:判定もついに佳境です。補助判定から
GM:技能と難易度は据え置き、ただしダイスが1減ります
齋藤リッコ:ほぎゃ~
鋼鉄城マモリ:ヌウッ
朱鷺洲ヒカリ:くぬやろぉ~~
朱鷺洲ヒカリ:ミギー…支援たのむ
齋藤リッコ:引き続き補助判定行くぜ
鋼鉄城マモリ:同じく補助
齋藤リッコ:8DX+6+2>=10
DoubleCross : (8DX10+8>=10) → 9[2,2,5,5,8,8,8,9]+8 → 17 → 成功

齋藤リッコ:20いかない~
鋼鉄城マモリ:2dx+2>=10
DoubleCross : (2DX10+2>=10) → 9[9,9]+2 → 11 → 成功

齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(89 → 90)
無量塔 幸輔:よし。さっきのパターンで演技指導いくぜ
鋼鉄城マモリ:まあ良し
無量塔 幸輔:4dx6+1+2
DoubleCross : (4DX6+3) → 10[1,2,4,8]+4[4]+3 → 17

朱鷺洲ヒカリ:うおおおダイス+4、C-2で
GM:やりおるわ
朱鷺洲ヒカリ:コンセ+光の舞踏!ダイス-1も忘れず入れて
朱鷺洲ヒカリ:13dx5+7
DoubleCross : (13DX5+7) → 10[2,3,4,4,4,5,6,6,6,8,8,9,9]+10[1,1,2,3,3,4,5,9]+3[3,3]+7 → 30

朱鷺洲ヒカリ:ジャスト天井オラ―ッ
齋藤リッコ:やったぜ
無量塔 幸輔:よっしゃー!
GM:うむ……!
鋼鉄城マモリ:ナイス!
GM:進行値12/12
GM:FS判定達成!クライマックスボスの元へたどり着きました!
朱鷺洲ヒカリ:浸蝕79に!
朱鷺洲ヒカリ:よっしゃらー!
??? とある離島
GM:頬を海風が撫でる。
GM:気がつくと、無量塔幸輔は水平線を望む小高い丘の上に寝そべっていた。
GM:空は抜けるように青く、高い。
無量塔 幸輔:「……あれ」
無量塔 幸輔:「夢……だったか…?」
GM:周囲には豊かな自然の他は何もない。あまりにも見慣れた故郷の風景だった。
無量塔 幸輔:「…」
無量塔 幸輔:「久し振りだな…思い返したら、ずっと就活で実家なんかに帰ってこれなかったし…」
無量塔 幸輔:起き上がり、自らの手が視界に映る
無量塔 幸輔:この暖かい気候には見合わないグローブ、軍事的なジャケット
無量塔 幸輔:…何故、この格好でここにいる?
無量塔 幸輔:僕は何故ここに?
無量塔 幸輔:…思い出せ、自分が何をしていて、誰といたか
無量塔 幸輔:「……違う」
無量塔 幸輔:僕はここにいるべきではない
無量塔 幸輔:「……迎えにいかないと」
GM:先程まで晴れ渡っていた空を分厚い雨雲が覆っていく
GM:遠くの稲光を皮切りに、ポツポツと振り始めた雨は瞬く間に暴風雨となり
GM:君はいつの間にか、海沿いの断崖の上に立っている。
無量塔 幸輔:「っ…景色が…切り替わった…?」
GM:ふと、足元で何かが崩れる音がした。
GM:小さな子どもが断崖の岩にへばり付いて、今にも嵐の海へと投げ出されそうに揺れている。
無量塔 幸輔:「だ、誰だ…!大丈夫だよ、この手に捕まって」考えるよりも先に体が動く
GM:子供の顔はよく見えない。君と一瞬目が合ったと思ったのもつかの間
GM:ついに力尽きて岩場から手を離し、空中へと投げ出される。
無量塔 幸輔:「だ……だめだっ!」
無量塔 幸輔:「(僕のような思いをする子供は…いなくていいっ!!!)」
無量塔 幸輔:戸惑うことなく、崖の下へと飛び込んでいき
無量塔 幸輔:子供を抱えて、自らが下敷きになるように地へと落下していく
GM:パ キ ッ ──────
GM:その瞬間、小さくガラスがひび割れる音がして、君は地面に投げ出される。
GM:先程までの故郷の景色はなく。抱き寄せた筈の子供も消えている。
GM:代わりに、目の前には新たに知り合った生徒達の姿があった。
GM:しかし、彼女達が君に気づく様子はない。
GM:分厚いガラスで隔てられたように、近づくこともできない。
無量塔 幸輔:「…み、みんなのところへとこれたのか」
無量塔 幸輔:早く、彼女たちのところへ
無量塔 幸輔:思いとは裏腹に、その距離は一行的に縮まることはない
無量塔 幸輔:世界から拒絶され、彼女たちが幸せな様子をただ、みていることしかできない
朱鷺洲ヒカリ:「よかった……本当によかった……」
朱鷺洲ヒカリ:見えない壁の向こうで
朱鷺洲ヒカリ:かつて失った者たちの幻想を抱きしめ、微笑んでいる。
鋼鉄城マモリ:「……ええ。もう何も失うことなどないのですね」
鋼鉄城マモリ:普段の険しい表情は鳴りを潜め、穏やかな笑みを浮かべている
齋藤リッコ:「レド、次はどこ行く?最近新しくカラオケ出来たらしいから──」
齋藤リッコ:癒えぬ傷も背負った覚悟も忘れ、ただ偽りの安寧に身を浸している。
無量塔 幸輔:失ったものにとらわれて安寧の顔を浮かべる生徒達
無量塔 幸輔:…違う、この子たちに必要なのは過去ではない
無量塔 幸輔:新たな未来に進むためにも────
無量塔 幸輔:「っ!!!違うっ!!!君たちが見るべきは明日だっ!!!」
無量塔 幸輔:「君たちにはこれからがあるんだっ!!!戻って来てくれっ!!!」
無量塔 幸輔:「友達と好きなものを食べに行く約束、まだ戻ってきていない生徒の帰還、新しい生徒の受け入れだってあるんだろう!!!!」
無量塔 幸輔:「これからの未来のためにっ………戻って来てくれっ!!!!!」割れることのない境界線を素手でなんども強く殴りつけながら叫ぶ
朱鷺洲ヒカリ:「!」
朱鷺洲ヒカリ:全てが術者によって支配された世界でなお、その微かな振動を捉えたのは
朱鷺洲ヒカリ:《ウサギの耳》……どんな微細な音さえ聞き逃さない、エンジェルハイロゥの感覚強化によるものだったのかもしれない。
鋼鉄城マモリ:「どうかされましたか、総長」
朱鷺洲ヒカリ:周囲を不安げな表情で見渡し始める。
朱鷺洲ヒカリ:「いない」
鋼鉄城マモリ:「……いない?誰が……」
朱鷺洲ヒカリ:「分からない、けれど」
朱鷺洲ヒカリ:「オレはあの人に、『忘れない』と言ったんだ」
鋼鉄城マモリ:「あの人……」
朱鷺洲ヒカリ:「そうだ、あの人は……あの人は」
朱鷺洲ヒカリ:「今も、きっと……!」
雨月夜シオン:「ふふ、ヒカリちゃん、まだ寝ぼけてるんですね」
雨月夜シオン:「誰もいなくなってなんかいませんよ。みんないます」
鋼鉄城マモリ:「いえ、たしかに……誰か、足りない、ような」
雨月夜シオン:「失ったものなんて何もないんです。今までも、これからも」
朱鷺洲ヒカリ:「……失ったものは確かに」
朱鷺洲ヒカリ:「すべてここにある、けれど」
朱鷺洲ヒカリ:「『未来』はない……!」
朱鷺洲ヒカリ:確信を取り戻した表情でシオンに向き合い、そして天を仰ぐ。
朱鷺洲ヒカリ:「応えてくれ”先生”!」
朱鷺洲ヒカリ:「――オレたちは、ここにいる!!」
無量塔 幸輔:「……うん!ここに…ここにいるよ。”ヒカリ”さん」
無量塔 幸輔:「迎えに来たよ…!」
GM:パキ───ッ
GM:見えざる壁に亀裂が走る。瞬く間にそれは広がり、
GM:パ リ ィ イ イ ン ───!!
GM:伸ばされた手によって、容易く砕け散った。
朱鷺洲ヒカリ:「やっぱり」
朱鷺洲ヒカリ:「来てくれていたんだな」
朱鷺洲ヒカリ:「あなたを信じてよかった」
朱鷺洲ヒカリ:砕けた空間の方へと進み、並び立つ。そして幻影の景色と向かい合う。
鋼鉄城マモリ:「……危ないところでした。流石は先生です」
"プランナー":「………」少女たちに触れていた懐かしい輪郭が、たちまち形を失い。
薄蛍レド:「………」白い靄となって、跡形もなく溶けていく。
齋藤リッコ:「……」
齋藤リッコ:空に開いた空間の亀裂を見上げ、小さく呟く。
齋藤リッコ:「……そっか……」
朱鷺洲ヒカリ:「……リッコ」
朱鷺洲ヒカリ:その小さな背中に、かける言葉は見当たらない。
齋藤リッコ:そして拳を振り被ると、強かに自らの顔面を殴り付けた。
鋼鉄城マモリ:「……リッコさん」
無量塔 幸輔:「ちょ…!」
齋藤リッコ:「……ッ……」たたらを踏み、切れた唇から血が飛び散る。
朱鷺洲ヒカリ:肩に手を置いて、先生を制止する
朱鷺洲ヒカリ:「いいんだ、きっと」
朱鷺洲ヒカリ:「必要なことなんだ、あいつにとって」
齋藤リッコ:幻影の世界に火が灯り、それは見る間に燃え広がっていく。
齋藤リッコ:「……甘えんじゃないわよ、齋藤リッコ」
齋藤リッコ:凍結された薄蛍レドをジャームから元に戻す。
齋藤リッコ:未だ誰も成し遂げたことのないその方法を探し出す。そう誓ったはずが──
齋藤リッコ:いつの間にか、心のどこかで不可能だと諦めていたのかもしれない。そうでなければ、こんな夢など見るはずがない。
齋藤リッコ:「……ルネ・ミルズ。ありがとうね、気付かせてくれて」
齋藤リッコ:「……本当は最初から、おかしいと思ったのよ」
齋藤リッコ:「あいつは人前で後ろから抱き着いてくるような、そんな友達甲斐のあるやつじゃなかったから」
齋藤リッコ:「──そういうところが、好きだったの」
齋藤リッコ:迷いを掻き消すように、紅蓮の炎が燃え盛り、穏やかな安寧を焼き尽くしていく。
齋藤リッコ:地獄の如き光景。自らが決めた道を暗示するかのような。
齋藤リッコ:だが既に、覚悟は決まっていた。
雨月夜シオン:「……クスッ」
雨月夜シオン?:「クスクス……フフ」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
無量塔 幸輔:「……あなたは、誰。ですか」
朱鷺洲ヒカリ:最早自分の知る友とは全く違う笑い方をするその影法師を
朱鷺洲ヒカリ:燃え落ちていく景色と共に見つめている。
GM:景色が焼け落ちて現れたのは、満点の夜空。
GM:そして、星明かりに照らされる、朽ちた劇場。
雨月夜シオン?:その中心に立って、少女の影法師は静かに笑う。
雨月夜シオン?:愉快そうに、しかしどこか機会的に、まさしく芝居がかって……
雨月夜シオン?:「別れがこんなにも甘く切ないのなら」
雨月夜シオン?:「いっそのこと、朝になるまでおやすみを言い続けていたい」
マヤ・ノースランド:「"ロミオとジュリエット"……やっぱりな。先生、まともに話すだけ無駄だ」
朱鷺洲ヒカリ:「……!マヤ!」
鞠瑠璃マリエ:「言っとくけど、さっきからおったんよウチらも」
無量塔 幸輔:「取り込まれなかったんですか…?」
鞠瑠璃マリエ:「取り込まれまくっとったわ!モブキャラの役を被らされとったせいでわからんかったやろなあ。失礼してまうわ」
齋藤リッコ:「で……ようやくお出ましってことでいいのかしら」
三城郷ミチカ:「……うん。お疲れ様。あなた達はたしかに、彼女の演劇を抜け出した」
鋼鉄城マモリ:「ここからがメインイベント、ということでしょうか」
朱鷺洲ヒカリ:「恐ろしいレベルの使い手だ……生徒オレたちだけでは」
朱鷺洲ヒカリ:「”決意”や”情報”だけでは辿り着けなかった、外からの”幸運”がなければ」
朱鷺洲ヒカリ:傍らの先生へと一瞬視線を送り
朱鷺洲ヒカリ:「この好機は逃せない……必ず勝とう」
無量塔 幸輔:「…皆さん、力を貸してください。…明日を見るためにも」一つ、頷き
雨月夜シオン?:「ああ──────」吐息を漏らす。
雨月夜シオン?:その輪郭が、俄に歪み
雨月夜シオン?:頭上に浮かべた従事が、砕けて鈍く輝く。
ルネ・ミルズ:その肌は月光に照らされてなお青白く
ルネ・ミルズ:白銀の髪と相まって、夜の闇を白く切り取ったように浮かび上がる。
ルネ・ミルズ:不釣り合いに赤く濁った双眸が君達へと向けられる。
トップ
齋藤リッコ:「……すごい美少女……写真で見たのよりも更に」
齋藤リッコ:「確かに……ルネ・ミルズね」寒気を覚えつつ零す
ルネ・ミルズ:「お集まりの皆々様。これより最終幕の開演となります」恭しく礼をして
ルネ・ミルズ:「公演中の退席は認められておりません。もっとも、風組の舞台にお客様のお席はございません」
ルネ・ミルズ:「この世は舞台、人はみな役者」
ルネ・ミルズ:「どうか最後まで、お楽しみください」
ルネ・ミルズ:「なにもかも駄目になってしまっても、まだ死ぬことだけはできるのですから」
鋼鉄城マモリ:「……皆様、後ろへ」大盾を構え前に出る
朱鷺洲ヒカリ:「来るか」刺すような威圧を感じつつ、こちらも構えをとる
マヤ・ノースランド:「今のアイツはこの演劇を永遠に繰り返すための舞台装置。会話のように聞こえるのはすべて台詞でしかない」
マヤ・ノースランド:「惑わされるな。いくらアイツがこの筋書きを支配しても、地力じゃ遥かにあんたらの方が勝ってるはずだ」
鋼鉄城マモリ:「いい情報です。彼女の声は一切聞く必要がないわけですね」
朱鷺洲ヒカリ:「己を信じる心、か……覚えておく」
齋藤リッコ:「……ええ」
齋藤リッコ:痛みを覚える。今この瞬間、誰よりも辛いのはかつての彼女を知るマリエとマヤに他ならないだろう。
齋藤リッコ:他ならぬその彼女たちが、戦うと決めたのだ。自分達が一部の迷いも見せるわけにはいかない。
齋藤リッコ:「……先生、準備はいい?」
無量塔 幸輔:「…うん」
無量塔 幸輔:目の前に対峙する少女を生徒として眠らせるために
無量塔 幸輔:力を貸してくれる生徒達の明日を迎えるために
無量塔 幸輔:「僕も君たちのことを守るよ。だから、彼女のことを休ませてあげて」
GM:………その決意を嘲笑うかのように
GM:遠く彼方で、星が瞬いた。
三城郷ミチカ:「………え?」
GM:レネゲイドの扱いに長けた者は、いち早く気が付いたかもしれない。
GM:眼の前にいる少女。ルネ・ミルズから放たれる、レネゲイドの圧力。
齋藤リッコ:「ッ……!」
朱鷺洲ヒカリ:「これは……!」
鋼鉄城マモリ:「……!」
GM:場合によっては1000%に届くとも予想される、超々高侵食領域で安定した星徒のそれが
GM:その領域を遥かに超えて、際限なく上昇していることに。
齋藤リッコ:先んじてそれに気付き──だからこそ凍り付く。
齋藤リッコ:『それ』が既に、味わったことのある感覚だったからだ。
齋藤リッコ:「まさか…………!!」
GM:微かに一言、そこにいない男の声が届いた。
?????:───“激発せよ無量の光アウトバースト”───
ルネ・ミルズ:『───”侵星魔法冠インヴィジブルクロス”───』
ルネ・ミルズ:閃光が視界を染める。
ルネ・ミルズ:ルネが戴く砕けた十字冠に、二重の光輪が重なり
ルネ・ミルズ:星冠は、その姿を取り戻していく。
トップ
ルネ・ミルズ:「───お待たせ致しました」
ルネ・ミルズ:「これより、最後の幕が上がります」
齋藤リッコ:圧倒的な──だが覚えのあるレネゲイドの圧力。恐怖と戦慄が背筋を貫き、それ以上の憤怒が湧き上がってくる。
齋藤リッコ:恐らくはその場の誰より先に状況を理解し──姿なき男に向け、激昂と共にその名を叫ぶ。
齋藤リッコ:「──“スターロード”ッ!!!」
GM:クライマックス戦闘を開始します。



GM:戦闘開始直前でシーンエンド!ロイスが取得できます。
朱鷺洲ヒカリ:ロイスは埋まり済み!以上だ!
無量塔 幸輔:残枠ないのでこのままで!
鋼鉄城マモリ:ルネ・ミルズに取るか 同情/無関心○
齋藤リッコ:無量塔 幸輔 ○信頼/不安 で取得します
GM:OK!



【Climax】

GM:いきなりクライマックス戦闘から!全員登場です
鋼鉄城マモリ:鋼鉄城マモリの侵蝕率を1D10(→ 6)増加(67 → 73)
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 10)増加(90 → 100)
齋藤リッコ:そんなことある!?
GM:ひっどい
朱鷺洲ヒカリ:1d10+73
DoubleCross : (1D10+73) → 5[5]+73 → 78

朱鷺洲ヒカリ:ええ感じ
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を1D10(→ 9)増加(74 → 83)



GM:無限とも思えるレネゲイドの圧力が、朽ちた劇場を鳴動させる。
GM:いや、おそらくそれは真実、無限に届くのだろう。
GM:未だかつて感じたことのない脅威が、否応なく君達の衝動を駆り立てる。
GM:衝動判定。難易度は9です。
朱鷺洲ヒカリ:2dx+1
DoubleCross : (2DX10+1) → 10[2,10]+8[8]+1 → 19

朱鷺洲ヒカリ:強い意志!
齋藤リッコ:7DX+2>=9
DoubleCross : (7DX10+2>=9) → 10[4,4,7,7,8,9,10]+4[4]+2 → 16 → 成功

朱鷺洲ヒカリ:2d10+78
DoubleCross : (2D10+78) → 17[7,10]+78 → 95

GM:もうPTSDなんて言わせない
齋藤リッコ:100+2D10
DoubleCross : (100+2D10) → 100+5[1,4] → 105

無量塔 幸輔:3dx+1
DoubleCross : (3DX10+1) → 8[7,8,8]+1 → 9

鋼鉄城マモリ:3dx+4 思い出の一品使用
DoubleCross : (3DX10+4) → 8[4,7,8]+4 → 12

鋼鉄城マモリ:73+2d10
DoubleCross : (73+2D10) → 73+19[9,10] → 92

無量塔 幸輔:83+2d10
DoubleCross : (83+2D10) → 83+10[4,6] → 93

無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を10増加(83 → 93)
朱鷺洲ヒカリ:ええ具合では~?
GM:最初に諸々の説明をします。
GM:この戦闘では、ミドルと同様演劇領域の専用ルールが適用されます。
朱鷺洲ヒカリ:ほほー!

【演劇領域専用ルール】
この戦闘に参加するキャラクターは、あらゆる判定を<芸術:演劇>で行うことができる。


GM:また、NPCカードが使用できます。

【NPCカード:“サニーサイドアップ” 三城郷ミチカ 】
イニシアチブプロセスで使用する。
ラウンドの間、対象の受けるダメージを+9する。
ラウンドに1回まで使用できる。


【NPCカード:“グラスマスク” マヤ・ノースランド】
<芸術:演劇>による判定の直前に使用する。
その判定のC値を-3(最小5)、達成値を+12する。
シナリオ中3回まで使用できる。


【NPCカード:“マーリンズマトリクス” 鞠瑠璃マリエ】
<芸術;演劇>による判定を行った直後に使用する。
その判定のダイスの出目を一つ選んで10に変更する。
1度の判定につき1回まで、シナリオ中3回まで使用できる。

鋼鉄城マモリ:つっっっよ
朱鷺洲ヒカリ:はえー面白い効果しとる
朱鷺洲ヒカリ:誰でも一流役者にしてしまうということかよ
齋藤リッコ:なるほどな~
無量塔 幸輔:ほえ~
GM:そしてお待ちかね
GM:星徒ルネ・ミルズは、専用アイテム【侵星魔法冠インヴィジブルクロス】を取得しています。
GM:効果は以下の通り。

【星徒専用アイテム:侵星魔法冠(インヴィジブルクロス)】

リエゾンロード"スターロード"が司る『無限』の力を受けて変質した、星徒の十字冠。
超々高侵蝕域で安定状態にある星徒の肉体は、レネゲイドウイルスの無限侵蝕が齎す恩恵を余すことなく行使できる。

セットアッププロセスの直前に宣言する。
あなたは[戦闘に参加しているPCの総数+1]ラウンドの間、以下の効果を得る。

・あなたの侵蝕率は∞となる。

この効果が適用されるラウンド数は、キャラクターが『神聖二重冠』の選択効果の使用を放棄することで1ラウンドずつ減少する。
また、GMはこの効果を解除する方法を必ず一つ以上設定しなければならない。解除方法は秘匿しても良いが、情報判定等の開示条件を別途設けること。
このアイテムを使用した場合、Eロイスによるバックトラックのダイスボーナスを+1個する。
このアイテムはシナリオ中1回のみ使用できる。


GM:侵蝕率が∞になります。
朱鷺洲ヒカリ:?????
朱鷺洲ヒカリ:浸蝕ボーナスってどうなるのこれ
鋼鉄城マモリ:えらいことになるでこれは
無量塔 幸輔:ダイスだけで回避されてしまう
GM:星徒はEロイス【星徒】により、侵蝕率ボーナスの限界がありませんので
朱鷺洲ヒカリ:公式でも300%までしか定義されてないんだぞ…!
GM:∞です
朱鷺洲ヒカリ:ヒェ~~ッ
齋藤リッコ:何言ってんだ!
鋼鉄城マモリ:無限ということは、無限です 進次郎?
朱鷺洲ヒカリ:あたまおかしいです
GM:今回PCは4名のため、効果持続時間は5ラウンド。
朱鷺洲ヒカリ:こーろさーれーるー!
朱鷺洲ヒカリ:終わりだ(黒崎一護)
GM:ただし、生徒の皆さんが神聖二重冠の効果使用を放棄する場合、一人に付き一ラウンドずつ現象させられます。
GM:特別な十字冠同士で打ち消し合うわけですね。ただ今回はあまりオススメはしません……2ラウンドあれば余裕で皆さんを殺せますので。
齋藤リッコ:たちゅけてください……
鋼鉄城マモリ:ころさないで
朱鷺洲ヒカリ:フリーザさまかよ
無量塔 幸輔:死んじゃうよぉ…
GM:それとは別に、侵星魔法冠には個別の解除方法を設定することが義務付けられています。
GM:今回その方法は秘匿されていますが、手番を使って情報判定することで知ることができます。

【侵星魔法冠の解除方法を見破る】
<RC><知識:レネゲイド> 難易度50
齋藤リッコが判定する場合に限り、難易度15


齋藤リッコ:あたしじゃん!
朱鷺洲ヒカリ:リッコチャン!!
朱鷺洲ヒカリ:お前が我らの希望だ
GM:なんでか知らないけど 一回見られている気がするのでな…
無量塔 幸輔:頼むぅ…!!!
鋼鉄城マモリ:聖闘士には二度同じ技は通じないわけね
齋藤リッコ:頑張るしかない
GM:特に質問なければ戦闘処理をやっていくぞ!
無量塔 幸輔:オッケー!
齋藤リッコ:OK!
朱鷺洲ヒカリ:うぉおおおお!勝つ!!
鋼鉄城マモリ:しゃあっ

---

GM:はるか彼方から、セイクリッドピラーの光が差し込む。
GM:しかしそれは、相対する無限の輝きに比べればあまりに心許ない。

【神聖二重冠】
クライマックスフェイズ中に限り、あなたが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
・このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、あなたのHPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
・あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。あなたがこのメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
・この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
・この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。



GM:現在のエンゲージはこちら!
クライマックス戦闘



舞台装置A[4] 舞台装置B[4]
舞台装置C[4] 舞台装置D[4]
舞台装置E[4] 舞台装置F[4]
舞台装置G[4] 舞台装置H[4]
舞台装置I[4]   舞台装置J[4]
ルネ・ミルズ[25]
|
5m
|
ヒカリ[19] マモリ[8] リッコ[6] 無量塔[4]



GM:◆ラウンド1
GM:セットアップから!宣言をどうぞ。
齋藤リッコ:使用済プライムドライバ(怨念の呪石) 使用 暴走します
朱鷺洲ヒカリ:こういうのの通しがJまで振られてんの初めて見た
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を3増加(105 → 108)
無量塔 幸輔:セットアップなし!
朱鷺洲ヒカリ:セッタップナシ!
ルネ・ミルズ:ないです
鋼鉄城マモリ:《虚無の城壁》!ガード値+9 侵蝕+2
舞台装置:こちらも全員なし
GM:ではイニシアチブ。
GM:行動値25。ルネの手番から。
齋藤リッコ:待たれよ!
GM:なにっ
齋藤リッコ:イニシアチブで《時間凍結》 手番を得ます
朱鷺洲ヒカリ:いけーっ!難しい方の斎藤!
GM:仕方ありませんね……お先にどうぞ
鋼鉄城マモリ:ヤッチマエー!
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を5増加(108 → 113)
齋藤リッコ:齋藤リッコのHPを8に変更(28 → 8)
無量塔 幸輔:イッケー!
齋藤リッコ:マイナーで……う~んカバー考えると移動しないほうがいいか 無しで
朱鷺洲ヒカリ:マモリちゃんがカバー延長あるから
朱鷺洲ヒカリ:動いても大丈夫だとは思う
無量塔 幸輔:こっちもカバー延長あるんで
朱鷺洲ヒカリ:手厚いな~
GM:こいつら延長多いな
齋藤リッコ:ありまくりじゃん!
鋼鉄城マモリ:動けるうちに動いておくが良いよ
齋藤リッコ:じゃあ移動します 舞台装置とルネにエンゲージ
齋藤リッコ:メジャーで侵星魔法冠の解除方法を探ります
クライマックス戦闘



舞台装置A[4] 舞台装置B[4]
舞台装置C[4] 舞台装置D[4]
舞台装置E[4] 舞台装置F[4]
舞台装置G[4] 舞台装置H[4]
舞台装置I[4]   舞台装置J[4]
ルネ・ミルズ[25] リッコ[6]
|
5m
|
ヒカリ[19] マモリ[8] 無量塔[4]



GM:なにぃ~!

【侵星魔法冠の解除方法を見破る】
<RC><知識:レネゲイド> 難易度50
齋藤リッコが判定する場合に限り、難易度15


GM:知りたがりさんめ
齋藤リッコ:RCで判定 《紡ぎの魔眼》使用
齋藤リッコ:11DX+6>=15
DoubleCross : (11DX10+6>=15) → 9[1,2,2,3,3,5,6,6,6,8,9]+6 → 15 → 成功

齋藤リッコ:あぶね~~~
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を1増加(113 → 114)
GM:やるじゃねーの
GM:では開示します……もっと伏せて怖がらせたかったが……
朱鷺洲ヒカリ:十分ビビったよ

【侵星魔法冠の解除方法】
超々高侵蝕域で安定状態にある星徒の肉体は、レネゲイドウイルスの無限侵蝕が齎す恩恵を余すことなく行使できる。
しかし、別々のインフィニティコードに由来する『無限』と『十字冠』のシステムは互いに侵蝕し合い、必ずどこかに致命的な瑕疵を孕んでいる。

星徒ルネ・ミルズにとって舞台の上で起こったことは絶対である。
彼女の筋書きを上回るご都合主義デウス・エクス・マキナであれば、或いは突破口を開けるかもしれない。

ルネ・ミルズが使用する【星徒】以外のEロイスを無効化することで、侵星魔法冠は解除される。


齋藤リッコ:ほ~~……
GM:まあ……まだ使ってませんけどね。Eロイスは
齋藤リッコ:どうして……
GM:フフフ…いつ使おうかなぁ~
GM:リッコさんの手番は以上ですね
GM:続いてのイニシアチブ!
GM:今度こそルネ・ミルズの手番です。
ルネ・ミルズ:マイナーで《魔王の外套》を使用。シーン中、受けるダメージを常に-∞する。変異暴走:解放により行動値が0に。
鋼鉄城マモリ:?
齋藤リッコ:無敵になっちゃった
無量塔 幸輔:いんふれしちゃった…
朱鷺洲ヒカリ:???
ルネ・ミルズ:メジャーで《ナーブジャック》。対象と<意思>で対決し、勝った場合指定したメジャーアクションを行わせます。対象はヒカリさん。
朱鷺洲ヒカリ:アーッ!てめえ!
ルネ・ミルズ:∞のダイスを振れるためこちらの達成値は∞点。対決するまでもなくこちらの勝利ですね。
齋藤リッコ:何言ってんだ!
朱鷺洲ヒカリ:ふざけているのか~~ッ!
無量塔 幸輔:待った!
無量塔 幸輔:俺は…!
無量塔 幸輔:【デビルストリングLv3】【デビルスレッドLv2】侵蝕:10 制限- 80 100 ピュア リミットの打ち消し
朱鷺洲ヒカリ:せ、先生ッ!!
無量塔 幸輔:あ待ってよ
無量塔 幸輔:ナーブジャックって120…?
GM:そうだぜ
無量塔 幸輔:ヒン
鋼鉄城マモリ:なにっ
GM:ギャハハ!
ルネ・ミルズ:《インスタントボム》《光の舞踏》《死点打ち》《ギガンティックモード》《コンセントレイト:モルフェウス》を組み合わせた白兵攻撃を行ってください。対象はマモリさんと先生。
朱鷺洲ヒカリ:うおおおおおッ!!
朱鷺洲ヒカリ:ここしかあるまい!
朱鷺洲ヒカリ:最強Dロイスの力を使う!!
GM:そんなのあったのお?
朱鷺洲ヒカリ:ナツミのロイスを昇華してナーブジャック状態を解除!!
朱鷺洲ヒカリ:そして残りロイスは…6!!
齋藤リッコ:できるのか!?そんなことが……!?
GM:不利な効果を解除するやつですか?
朱鷺洲ヒカリ:これが最強Dロイス、Dロなしの力!!
齋藤リッコ:不利な効果ではあるが……!?
GM:GM権限で却下します
朱鷺洲ヒカリ:なんじゃとーっ
鋼鉄城マモリ:ワッ……
齋藤リッコ:まあ……そうだよな
無量塔 幸輔:そ、そんなぁ
GM:大人しく仲間を手にかけろ!
朱鷺洲ヒカリ:うう…素直に攻撃します…
齋藤リッコ:ああっ
齋藤リッコ:いやでも……まだ棺撃たなくて大丈夫か
鋼鉄城マモリ:先生も耐えられそうなら素直に受けるか
朱鷺洲ヒカリ:11dx7+7
DoubleCross : (11DX7+7) → 10[1,3,3,3,4,4,5,6,7,8,9]+10[1,6,9]+10[10]+10[7]+5[5]+7 → 52

朱鷺洲ヒカリ:まわってんじゃね~~
無量塔 幸輔:ガードだ!!!
GM:ノッてんねえ!
朱鷺洲ヒカリ:うわーん!ごめんなさい!
齋藤リッコ:総長がまたPTSDになっちまうーッ
鋼鉄城マモリ:まず《ディスマントル》 ダメージ-15
朱鷺洲ヒカリ:アリスが魔王だから…
鋼鉄城マモリ:《グラビティガード》使用してガード
無量塔 幸輔:【デモンズウェブ】Lv5 侵蝕:2 6dダメージ軽減
鋼鉄城マモリ:ダヴァイッ
朱鷺洲ヒカリ:かった!
朱鷺洲ヒカリ:6d10+19
DoubleCross : (6D10+19) → 28[7,2,5,2,2,10]+19 → 47

朱鷺洲ヒカリ:くそー悪くない出目
朱鷺洲ヒカリ:装甲無視です…
無量塔 幸輔:6d10+12
DoubleCross : (6D10+12) → 24[9,2,6,1,1,5]+12 → 36

無量塔 幸輔:11ダメージ
鋼鉄城マモリ:47-15-9-12-3d10
DoubleCross : (47-15-9-12-3D10) → 47-15-9-12-20[9,7,4] → -9

無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を2増加(93 → 95)
鋼鉄城マモリ:ノーダメージ
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔のHPを11減少(66 → 55)
朱鷺洲ヒカリ:頼りになりすぎる!!
無量塔 幸輔:つよーい!!!
鋼鉄城マモリ:侵蝕は94→97→100
GM:なんだこいつら……
鋼鉄城マモリ:奥の手の起動準備も完了
GM:ヒカリちゃんも侵蝕を上げてね
朱鷺洲ヒカリ:くそ~めちゃくちゃ使っていきやがって
朱鷺洲ヒカリ:108まで!
ルネ・ミルズ:手番は以上。
GM:イニシアチブ。改めてヒカリさんの手番ですが
朱鷺洲ヒカリ:が…?
舞台装置:《スピードフォース》舞台装置Aがイニシアチブで行動
鋼鉄城マモリ:お前かい!
齋藤リッコ:嘘だろ……
朱鷺洲ヒカリ:マジで言っておられる?
無量塔 幸輔:ほんまに?
朱鷺洲ヒカリ:こいつら全員そうなの!?
舞台装置:《さらなる力》《茨の輪》命中した場合、対象は未行動になる。ラウンド中対象の行うあらゆる判定のダイスを-6。対象は勿論ルネ様。
齋藤リッコ:終わった……
朱鷺洲ヒカリ:オイオイオイオイ
鋼鉄城マモリ:最悪wwww
ルネ・ミルズ:ガードします。命中して未行動に。
舞台装置:舞台装置は全員これやります。
朱鷺洲ヒカリ:?????
朱鷺洲ヒカリ:日本語の比喩的表現?
ルネ・ミルズ:無限のナーヴジャックで踊り死になァ!
齋藤リッコ:時間凍結災厄しないとダメだったのか~~!?
ルネ・ミルズ:……という訳で
ルネ・ミルズ:Eロイスの使用条件を満たしたので使います。
朱鷺洲ヒカリ:なにっ
無量塔 幸輔:なんと
ルネ・ミルズ:ナーヴジャックによりPC同士が攻撃を行ったことで、
ルネ・ミルズ:【歪んだ囁き】を使用します。【傲慢な理想】×2で対象はシーン選択に拡大。PC全員を対象にします。
齋藤リッコ:ほにゃ~~~~~
朱鷺洲ヒカリ:うおおおおッ
ルネ・ミルズ:このEロイスを受けると、ロイス1個を使用者の任意の内容に変更できます
ルネ・ミルズ:そうですね……
ルネ・ミルズ:ヒカリさんは先生、リッコさんはカノコさん、マモリさんはニルヴァーナ、先生はノヴァリスの生徒へのロイスを
ルネ・ミルズ:無関心◯、または忘却◯に変更してもらおうかな
朱鷺洲ヒカリ:うわああああああ
齋藤リッコ:やだ~~~~!!!!!!
無量塔 幸輔:待ったぁ!!!!
朱鷺洲ヒカリ:なんちゅうこと考えるねん!!
鋼鉄城マモリ:イヤッ イヤッ
ルネ・ミルズ:なんだぁ…?
無量塔 幸輔:とっておきのアレ使わせて貰うぜ!!!!!!
ルネ・ミルズ:アレだとぉ…
無量塔 幸輔:【新星白書】の効果発動!!! 自身の持っているクリスタルシールドをアップデート!!!
ルネ・ミルズ:クリスタルシールド、お前だったのか…
無量塔 幸輔:歪んだ囁きの効果を無効にさせてもらうぜぇ!!!!!
朱鷺洲ヒカリ:先生~~~♡♡♡
齋藤リッコ:最強のクリスタルシールドだ
ルネ・ミルズ:ウ、ウワアアアア~~~ッ
鋼鉄城マモリ:おお……精神防壁……
GM:無効化されました……
GM:先生はロイス一個を昇華してくださいね
無量塔 幸輔:はい!
無量塔 幸輔:それでは、固定ロイス”先生”のロイスをタイタス。昇華します!
GM:そして解除条件を満たしたことにより、ルネ・ミルズの侵星魔法冠の効果が消滅します。
ルネ・ミルズ:しなしなしな……
無量塔 幸輔:ヤッター!!!!
齋藤リッコ:やったぜ!
朱鷺洲ヒカリ:うひょおおおお
鋼鉄城マモリ:しゃあっ
GM:だがまだ勝負は終わってないぞ!
GM:改めてイニシアチブ!今度こそヒカリさんの手番だ!
朱鷺洲ヒカリ:やーってやーるやーってやーる
朱鷺洲ヒカリ:マイナーで接敵、メジャーでコンセ+死点打ち+インスタントボム+ギガンティックモード+マスヴィジョン!
クライマックス戦闘



舞台装置A[4] 舞台装置B[4]
舞台装置C[4] 舞台装置D[4]
舞台装置E[4] 舞台装置F[4]
舞台装置G[4] 舞台装置H[4]
舞台装置I[4]   舞台装置J[4]
ルネ・ミルズ[25] ヒカリ[19] リッコ[6]
|
5m
|
マモリ[8] 無量塔[4]



ルネ・ミルズ:そうはいかんぜ!
朱鷺洲ヒカリ:《白兵》判定を芸術判定に変更!
朱鷺洲ヒカリ:なにっ
ルネ・ミルズ:《時の棺》その判定を失敗させます。
鋼鉄城マモリ:なっ
無量塔 幸輔:待った!
朱鷺洲ヒカリ:こやつー!
ルネ・ミルズ:なにっ
無量塔 幸輔:ここが本当のつかいどころさんだ!!!
無量塔 幸輔:【デビルストリングLv3】【デビルスレッドLv2】侵蝕:10 制限- 80 100 ピュア リミットの打ち消し
無量塔 幸輔:時の棺はオートの100%!!!
ルネ・ミルズ:ウ、ウワァ~~~!
齋藤リッコ:やったーカッコイイー!
鋼鉄城マモリ:こんどこそだぜ
朱鷺洲ヒカリ:この先生…頼りになりすぎる!
ルネ・ミルズ:だ、だがせめて……この《孤独の魔眼》で!
ルネ・ミルズ:範囲攻撃を……単体に……ならんか……?
朱鷺洲ヒカリ:あらゆる妨害持ってんなこいつ!
齋藤リッコ:終わった……
無量塔 幸輔:…これも使えたりしない?
GM:使えます…
朱鷺洲ヒカリ:いけちゃうやんけ!!
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を10増加(95 → 105)
鋼鉄城マモリ:なんて頼りになる先生だ
無量塔 幸輔:【デビルストリングLv4】侵蝕:6 制限-の打ち消し
齋藤リッコ:やったーカッコイイー!
ルネ・ミルズ:くっそ~~~!
朱鷺洲ヒカリ:強靭!無敵!最強!!
GM:では範囲攻撃!判定をどうぞ!
無量塔 幸輔:無量塔 幸輔の侵蝕率を6増加(105 → 111)
朱鷺洲ヒカリ:では改めてマヤ氏の効果もつかって判定!
朱鷺洲ヒカリ:芸術:演劇ロール!
朱鷺洲ヒカリ:12dx5+12
DoubleCross : (12DX5+12) → 10[1,2,2,3,5,6,7,7,7,7,8,9]+10[4,5,5,7,7,7,8,9]+10[1,2,3,4,5,8,9]+10[1,4,6]+10[7]+10[9]+2[2]+12 → 74

朱鷺洲ヒカリ:マスヴィも乗ってるしいけるとは思うが
鋼鉄城マモリ:素晴らしい演技だ
朱鷺洲ヒカリ:念を入れてマリエちゃんも使っていいですか
鞠瑠璃マリエ:ええよ~
朱鷺洲ヒカリ:本人から!
朱鷺洲ヒカリ:じゃあ使う!
朱鷺洲ヒカリ:1dx5+82
DoubleCross : (1DX5+82) → 10[9]+3[3]+82 → 95

朱鷺洲ヒカリ:ちょっと伸びた!
舞台装置:まず舞台装置はイベイジョン10。全員命中。
朱鷺洲ヒカリ:風組2人とも残り弾数2!
ルネ・ミルズ:こっちはドッジします。演劇で代用判定
ルネ・ミルズ:茨の輪の-6がここに来てスーッと効きます……
朱鷺洲ヒカリ:無駄じゃなかったぞ…舞台装置A…!
ルネ・ミルズ:12dx+30>=95
DoubleCross : (12DX10+30>=95) → 9[1,2,4,6,6,7,7,7,7,7,9,9]+30 → 39 → 失敗

朱鷺洲ヒカリ:なんだその固定値は
ルネ・ミルズ:こちとら芝居の申し子じゃい
朱鷺洲ヒカリ:思ったより効いてないぞA!しかとえぐれ!
GM:しかし命中!ダメージどうぞ!
朱鷺洲ヒカリ:うおおおお
朱鷺洲ヒカリ:10d10+12+12+20
DoubleCross : (10D10+12+12+20) → 56[8,9,8,5,5,1,8,2,1,9]+12+12+20 → 100

朱鷺洲ヒカリ:装甲無視!
GM:ぴったり!
舞台装置:舞台装置は全員消し飛びます
朱鷺洲ヒカリ:しゃら!
鋼鉄城マモリ:やったぜ
朱鷺洲ヒカリ:やったったぞ!
齋藤リッコ:助かった……
朱鷺洲ヒカリ:浸蝕126に!
ルネ・ミルズ:素の侵蝕率は300%、魔王の外套のLVは7で40点ダメージを軽減できましたが
ルネ・ミルズ:なすすべもなく……HP0!
朱鷺洲ヒカリ:生命増強を積んでなかったのか…
鋼鉄城マモリ:ほ、本当に一撃食らっただけで
朱鷺洲ヒカリ:潔いやつ
齋藤リッコ:勝った……
無量塔 幸輔:一撃喰らっただけで死ぬぞっていうのは本当だったか…
ルネ・ミルズ:《蘇生復活》
齋藤リッコ:ギャーッ
鋼鉄城マモリ:まあそれはそう
朱鷺洲ヒカリ:そうなる~~~
ルネ・ミルズ:HP1で復活します。
GM:続いてのイニシアチブ!
GM:マモリさんの手番です
朱鷺洲ヒカリ:いったれマモリ!
鋼鉄城マモリ:待機します!
GM:では行動値6、リッコさんの手番!
齋藤リッコ:はい!
齋藤リッコ:その前にイニシアチブでミチカさんのNPCカードを使いたいです
三城郷ミチカ:やった~!ダメージ+9です!
齋藤リッコ:マイナーは無し
齋藤リッコ:メジャーでコンボ【輝かざる星】
齋藤リッコ:《コンセントレイト:サラマンダー》+《災厄の炎》+《プラズマカノン》
齋藤リッコ:対象はルネ・ミルズ
齋藤リッコ:神聖二重冠の効果を起動します
ルネ・ミルズ:ゲーッ!
齋藤リッコ:侵蝕率を150まで上昇させ、ダメージ+72
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を36増加(114 → 150)
GM:むちゃくちゃしやがる
齋藤リッコ:どっちのがいいかな……分からないけどせっかくだから<芸術:演劇>で判定します
GM:いいでしょう…こい!
齋藤リッコ:マヤちゃんのNPCカードを使用
マヤ・ノースランド:よっしゃー!
齋藤リッコ:ダイスかなり少ないが……頑張れ!
齋藤リッコ:5DX5+12
DoubleCross : (5DX5+12) → 10[1,7,7,8,10]+10[2,3,6,7]+10[5,7]+10[1,10]+10[5]+1[1]+12 → 63

齋藤リッコ:頑張った
GM:けっこうやるじゃん
齋藤リッコ:せっかくだからマリエちゃんも使わせてもらうか
鞠瑠璃マリエ:ええよ~
鋼鉄城マモリ:いてまえ!
無量塔 幸輔:いっけー!!!
齋藤リッコ:1DX5+72
DoubleCross : (1DX5+72) → 10[10]+10[6]+3[3]+72 → 95

齋藤リッコ:やったね
ルネ・ミルズ:グゥ~~ッ
ルネ・ミルズ:《スモールワールド》達成値を-30
朱鷺洲ヒカリ:しゃらー!
齋藤リッコ:ぐあ~~やめろ!
朱鷺洲ヒカリ:足掻いてきおる!
鋼鉄城マモリ:妨害の手管が多彩!
無量塔 幸輔:しゃらくせぇ~!!!
ルネ・ミルズ:そしてドッジ!
ルネ・ミルズ:12dx+30>=65
DoubleCross : (12DX10+30>=65) → 10[1,2,3,5,5,6,6,7,7,9,9,10]+2[2]+30 → 42 → 失敗

ルネ・ミルズ:えーん…
齋藤リッコ:怖すぎ!!
朱鷺洲ヒカリ:ホ―ッ
鋼鉄城マモリ:オッホ
GM:ダメージどうぞ
齋藤リッコ:喰らえ!
無量塔 幸輔:ヨカッタ
齋藤リッコ:7D10+47+2D10+72 装甲有効
DoubleCross : (7D10+47+2D10+72) → 51[4,7,10,10,5,7,8]+47+17[10,7]+72 → 187

ルネ・ミルズ:うっそお
齋藤リッコ:+9だ
無量塔 幸輔:ひゃくはちじゅうななぁ!?
ルネ・ミルズ:誤差だろ
鋼鉄城マモリ:ワァ……
齋藤リッコ:196!
朱鷺洲ヒカリ:www
ルネ・ミルズ:今度こそK.O。復活もなし
GM:PCの勝利です!
鋼鉄城マモリ:おお……
齋藤リッコ:神聖二重冠……サイコ~~
齋藤リッコ:齋藤リッコの侵蝕率を10増加(150 → 160)
無量塔 幸輔:わーい!!!
朱鷺洲ヒカリ:やっちゃー!

GM:朽ちた劇場に、何処からともなく楽団の演奏が響く。
GM:舞台がせり上がる。劇場はそれ自体が生きているかのように、様々にその形を変えていく。
GM:夜空から直接スポットライトが降り注ぎ、その中心で舞うたった一人の演者を照らし出した。
トップ
ルネ・ミルズ:「"Wilt thou be gone? it is not near day.もう行ってしまうの?まだ夜は明けていないわ"」
ルネ・ミルズ:「"It was the nightingale, and not the lark, That pierc’d the fearful hollow of thine ear;あなたのおびえた耳に響いたのは、あれはナイチンゲール、ひばりじゃない"」
GM:ルネ・ミルズの一挙手一投足を、その場にいる全員が目で追わずにはいられない。
GM:世界の視線を釘付けにする、圧倒的な存在感。彼女と同じ舞台に上がった者は皆、彼女のための物語を自ら演じてしまう・・・・・・・・
GM:運命すらも騙し通す、無限の演技力。相対する生徒達は抗う術なく、単なる舞台装置へと堕ちていく。
マヤ・ノースランド:「おいおい……これは……」
鞠瑠璃マリエ:「ここまでとは聞いてへんよ……!」目を逸らせないまま後ずさる
三城郷ミチカ:「星徒が持つ拡張器官、流星体……この劇場そのものが彼女の一部ということ……?けど、それだけじゃ説明がつかない……!」
三城郷ミチカ:「エマさんの時とはまるで違う!何なのこの力は……!」
朱鷺洲ヒカリ:「――ッ」
朱鷺洲ヒカリ:鋭敏な感覚と、その場の誰よりも円熟した戦闘経験値が裏目に出る。
朱鷺洲ヒカリ:底の無い圧力に誰よりも早く、直感が正答を導いてしまう。
朱鷺洲ヒカリ:(こちらの攻撃は通らない)
朱鷺洲ヒカリ:(あちらの攻撃を防ぐ術がない……これは……!)
朱鷺洲ヒカリ:「無限、なのか」
齋藤リッコ:その時、巨大な劇場とルネ・ミルズの動作が、急速に鈍化する。
齋藤リッコ:魔眼による時間流操作──白く染め上げられた、静止した世界に、味方全員が引きずり込まれる。
齋藤リッコ:本来ならば緊張状態下では行使し得ない規模の能力展開に、全身に甚大なダメージが襲い来るが──今は、そうする必要があった。
齋藤リッコ:「ッ……は……!」
齋藤リッコ:リッコの肌、指先から急速に身体に霜が降りていく。
鋼鉄城マモリ:「……これは。リッコさんが?」
齋藤リッコ:「みんな、聞いて……!」
齋藤リッコ:「時間無いから端的に言うわよ!“スターロード”ってリエゾンロードが、ノヴァリスに手を出してきてる!」
三城郷ミチカ:「"スターロード"って……あっ!リャンさんの報告にあったあの!?」同窓会経由で、バビロンから上がった報告を耳にしていた
三城郷ミチカ:「でも確か撃退に成功したって……」
無量塔 幸輔:「リエゾンロード…FHの上部か…!」
朱鷺洲ヒカリ:(《時間凍結》……バロール能力者の身を削る奥の手を)
朱鷺洲ヒカリ:(この状況で、『情報共有』のためだけに躊躇なく切った)
朱鷺洲ヒカリ:(ひとつやふたつ修羅場を潜って身につく判断じゃない……なんという子だ)
齋藤リッコ:「“スターロード”はオーヴァードの侵蝕率を無限に上昇させる方法を知ってて……この星徒の力は、その時と同じ感覚がする……!」
齋藤リッコ:「経緯は分からないけど、多分接触したんだわ」
齋藤リッコ:「奴自身と戦った時は、裏技みたいなもので何とかしたけど……!今はもう使えない!」
齋藤リッコ:「あの力を破らない限り、あたし達に勝ち目は無いわ!」
鋼鉄城マモリ:「……裏技」「つまり、やりようはあるというわけですね」
マヤ・ノースランド:「破るか。ったく、簡単に言ってくれるな……!」
朱鷺洲ヒカリ:「だが、ゼロから具体的な手段を見つけるには」
朱鷺洲ヒカリ:「この停止時間だけでは……!」
鋼鉄城マモリ:「こちらで時間を稼ぎます。無限といえどこの身を呈すればなんとかなるでしょう」
無量塔 幸輔:「裏技か………そんな……いや、もしかしたら一つ…希望になる力があるかもしれない」
齋藤リッコ:「方法があるとすれば──」
齋藤リッコ:無理やりな時間停止の影響で、骨肉までもが凍り付いていく。
朱鷺洲ヒカリ:「リッコ!」
無量塔 幸輔:「っ…リッコさん!」
鋼鉄城マモリ:「先生、リッコさんのフォローをお願いします」
鋼鉄城マモリ:「もう限界が近いでしょう」
齋藤リッコ:時間が惜しい。目だけで頷き続ける「“スターロード”の力で無限の侵蝕を得た生徒は──」
齋藤リッコ:「十字冠の戒律……何らかの機能に抵触して、意識不明になってたはず」
齋藤リッコ:「『食い合わせ』が悪いのよ。この舞台……ルネ・ミルズの領域さえ、何とか……すれば──」
GM:リッコの肉体が芯まで凍てつくその前に
GM:朗々とした声が響き、静止した時間の針が無理矢理に回転を始める。
ルネ・ミルズ:「"Sleep no more! Macbeth does murther sleep!眠りはないぞ、マクベスは眠りを殺した!"」
齋藤リッコ:ベキッ、と音がして凍結した腕に亀裂が走る。
齋藤リッコ:(駄目だ……限界が……!)
鋼鉄城マモリ:「リッコさん!解除を!」
無量塔 幸輔:「ありがとうリッコさん……これ以上君を傷つけさせはしない!」
齋藤リッコ:「……ッ、ぐ……!」
齋藤リッコ:ルネ・ミルズに食い破られるようにして、世界が再び動き出す。
鋼鉄城マモリ:盾を構え、前に出る
無量塔 幸輔:「マモリさん、ヒカリさんのことを頼むよ…!」
鋼鉄城マモリ:「(物理攻撃であれば防いで見せる……でも、精神攻撃なら……)」
鋼鉄城マモリ:「……お任せを」「(迷うな、鋼鉄城マモリ!)」
ルネ・ミルズ:「"I know thee not, old man. Fall to thy prayers.おまえなど知らぬ。お祈りでもしているがよい"」
ルネ・ミルズ:ルネが手を振りかざすと、前に出たはずのマモリと、ヒカリの立ち位置が一瞬のうちに逆転する
ルネ・ミルズ:少女の足運びに合わせて、ヒカリはいつものルーティンで拳に力を込める。
ルネ・ミルズ:しかし、その足が向かう先は、目の前の星徒ではない。
朱鷺洲ヒカリ:「――ッ!マモリ!そうじゃない!」
朱鷺洲ヒカリ:「オレから離れろ!!」
鋼鉄城マモリ:「な……ッ」
朱鷺洲ヒカリ:一瞬早く、これから起こる事態に気付き
朱鷺洲ヒカリ:声を張り上げる、しかしそれも既に遅い。
鋼鉄城マモリ:声の方に向けて、とっさに盾を構える
ルネ・ミルズ:見えない糸に操られるかのように、君は反転し、背負うべき仲間へ向けて拳を振り上げる。
齋藤リッコ:「……っ……」全身に霜が降り、真っ白に凍り付いている。到底すぐに動くことなど出来ない。
朱鷺洲ヒカリ:ガギン!
朱鷺洲ヒカリ:防御の姿勢が崩れたマモリを跳ね飛ばし
朱鷺洲ヒカリ:そのまま凍てついたリッコを砕くように、拳を振り上げる!
朱鷺洲ヒカリ:(オレは、また)
朱鷺洲ヒカリ:(守れないのか)
無量塔 幸輔:「────────大丈夫だよ」
無量塔 幸輔:守護者から、真に護る者の姿を学びその姿勢を模倣する
無量塔 幸輔:彼女のように特別なことなどはできはしない。身を挺することしかできないけれども
朱鷺洲ヒカリ:どずッ!!
朱鷺洲ヒカリ:深々と、手刀がその胸を抉る。
朱鷺洲ヒカリ:肉を裂き、生温かい血の感覚が上ってくる
朱鷺洲ヒカリ:「あ……ああ……」
朱鷺洲ヒカリ:「先生……!」
齋藤リッコ:「……ッ……先生っ!!」
鋼鉄城マモリ:「……先生」
無量塔 幸輔:それでも彼女に、失わせないために
無量塔 幸輔:「……げほっ……だ、大丈夫。まだ…ぼくは大丈夫だ…」
無量塔 幸輔:「……ほら、倒れてない…でしょ……?マモリさんから…ガードの方法…学ばせてもらったからね…」
鋼鉄城マモリ:「……守護者としての覚悟、見せていただきました」
鋼鉄城マモリ:「すみません、お手を煩わせまして」
ルネ・ミルズ:「"What's this, what's this? Is this her fault or mine? The tempter or the tempted, who sins most?一体どうした?これは彼女の罪か、私の罪か?誘惑する者、される者、どっちの罪が重いのか? "」
ルネ・ミルズ:言葉に応えるように、ヒカリの腕が無量塔から引き抜かれ
ルネ・ミルズ:更にもう一度、今以上の速さと重さでもってとどめを刺そうとする。
朱鷺洲ヒカリ:無限の強制力、たとえ感情がどれほど抗おうとも
朱鷺洲ヒカリ:肉体は動き続ける。
朱鷺洲ヒカリ:「オレを……殺せ!」
鋼鉄城マモリ:「二度目は」盾を地面にたたきつける
鋼鉄城マモリ:盾が分解し、圧縮から開放された岩の壁が、スケバン二人と先生を分断する
朱鷺洲ヒカリ:「マモリ!その覚悟はしてきた……!」
朱鷺洲ヒカリ:「お前たちの明日の為なら、オレは……!」
朱鷺洲ヒカリ:「オレはいなくてもいい!」
齋藤リッコ:「駄目、ヒカリちゃん……!」再度の時間停止は、到底間に合わない。
朱鷺洲ヒカリ:今できるただ一つの決断――悲鳴のような声と共に、神速の虎爪を振るう。
無量塔 幸輔:「…マモリさん。大丈夫だ。君なら、ぜったいにやってくれる」力のない声で呟くように
鋼鉄城マモリ:「泣き言を言ってるんじゃありませんよ」
鋼鉄城マモリ:小さくなった盾で、その虎爪を正面から迎え撃つ
鋼鉄城マモリ:「……私は玄武。ゲンブ・スケバン」
鋼鉄城マモリ:「北方守りし鋼の城塞」
鋼鉄城マモリ:「戈止める玄き盾」
鋼鉄城マモリ:「タイマン勝負はスケバンの華」
鋼鉄城マモリ:「いくらでもかかってきなさい。この程度で私は傷つかないし」
鋼鉄城マモリ:「あなたにも誰も傷つけさせない」
鋼鉄城マモリ:「私は、あなたを守りに来たのです。……ヒカリ!」
朱鷺洲ヒカリ:「マモリ……!」
朱鷺洲ヒカリ:「どうしてお前はいつも……!」
鋼鉄城マモリ:「泣き言は後で」
鋼鉄城マモリ:砕けた盾が、岩の杭となり二人をもろともに押さえつける
鋼鉄城マモリ:「スケバン防衛術奥義・玄武封滅陣」
鋼鉄城マモリ:岩の牢獄が、二人の動きを止める
朱鷺洲ヒカリ:「――ッ」
朱鷺洲ヒカリ:「うう……おおおおおッ!!」
朱鷺洲ヒカリ:至近距離で組み合いながら、咆哮する。
齋藤リッコ:「──」瞠目し、後ろからその姿を見つめる。
齋藤リッコ鋼鉄城マモリ:「真の守護者としては心の平穏の守護も目指していくべきだと考えておりますので」
齋藤リッコ:「本当に……守ったのね」
齋藤リッコ:「先生も──ヒカリちゃんも」
鋼鉄城マモリ:「あとは、お任せします」
朱鷺洲ヒカリ:無限の脅威に対して、冷え切っていた脳裡が再び熱い血を帯びる。
朱鷺洲ヒカリ:諦めはいらない、理屈を超えて
朱鷺洲ヒカリ:目の前の仲間の矜持。勝ち取った数秒間に報いるべく、抗う奇跡の証――二重冠がまばゆい光を放つ。
ルネ・ミルズ:「……」舞台の上で計算され尽くした手足の動き、表情が、僅かに揺れる。
GM:月光に照らされる劇場が、その咆哮を受けて鳴動する。
ルネ・ミルズ:無限の光に迫るほどの十字の輝きは、しかし彼女の赤く濁った瞳には映らない。
ルネ・ミルズ:ふと、舞台袖から、幾人もの人影が這い出してくる。
ルネ・ミルズ:それらは一様に仮面を被り、人形劇の如く脱力したまま歪な立ち姿を晒している。
ルネ・ミルズ:演劇領域に取り込まれた生徒の成れの果て、舞台装置と化した少女達。
齋藤リッコ:「ッ……何て数……!!」
ルネ・ミルズ:ルネの指先がリッコ達に向けられる。
ルネ・ミルズ:いかな決意とて逃れるすべはない。次の瞬間には彼女達もまた、この舞台に組み込まれるエキストラと化すだろう。
ルネ・ミルズ:「”Life's but a walking shadow, a poor player.人の一生は歩き回る影法師、哀れな役者にすぎない ”」
GM:その言葉が、君達の脳髄の深く染み込み、魂までも鷲掴みにする。
GM:この世界に寄って立つ絆。その最も強い繋がりの糸を手繰り寄せ
GM:ぷつりと断ち切る。
GM:容易いことだ。運命すらも騙し切る彼女のステージでは、誰もが脇役に過ぎないのだから。
齋藤リッコ:「うッ……あ……!」
齋藤リッコ:決死の覚悟、必死の抵抗も児戯に等しい。必ず手放すまいとした大切な何かが、いとも容易く奪われようとしているのを感じる。
齋藤リッコ:「駄目……!嫌ぁっ……!!」
朱鷺洲ヒカリ:「まだ、まだだ」
朱鷺洲ヒカリ:白紙に帰っていく意識の中で
朱鷺洲ヒカリ:目の前に組み合うマモリの姿を目に焼き付けようとする
鞠瑠璃マリエ:「あ……ああ……あぁっ……!」見開かれた瞳が、次第に濁っていく。
マヤ・ノースランド:「やめろ、ルネ……!やめてくれ……」蹲ったまま、振るえる手で地面を掻きむしる。
鋼鉄城マモリ:「これは、まずそうですね……」
朱鷺洲ヒカリ:(これまでもずっとそうだった、オレをオレでいさせてくれたのは)
朱鷺洲ヒカリ:(お前たちがいたからだ、だからっ……!)
朱鷺洲ヒカリ:「全てを失っても、オレは!!」声を枯らして吼える。たとえ全てが無意味に過ぎなくても。
鋼鉄城マモリ:「大丈夫です。大丈夫ですよ」
鋼鉄城マモリ:「仲間を……先生を、信じるのです」
無量塔 幸輔:目の前の生徒達の存在が、視界からどろどろに溶けて消えてしまいそうな感覚
無量塔 幸輔:その目から今にも消えてしまう大切なモノを繋ぎとめる為に
無量塔 幸輔:いま、”彼”から"託された力を開放せんとする
無量塔 幸輔:脳が焼き切れそうになる
無量塔 幸輔:どろどろに溶け、綻びきった絆を一つずつ結びなおすための負荷で自分の何かが失われそうになっていく
無量塔 幸輔:…でもやるっきゃないんだ。今それが必要だから?これを行わないと未来がないから?
無量塔 幸輔:いや、違う
無量塔 幸輔:自分に名付けられた”アルデバラン”という名。これから未来のある後に続くもの達に対しての道しるべをつくっていくために
無量塔 幸輔:それが……”先生”であるから
無量塔 幸輔:────だって、先生もそうだったんでしょう?
ルネ・ミルズ:「───」白い指先が止まる。
ルネ・ミルズ:劇場を照らす星明かりが翳り、背後に佇む少女たちが
ルネ・ミルズ:糸が切れたように、一人、また一人と、舞台の上に倒れ伏していく。
ルネ・ミルズ:同様に、ヒカリ達を絡め取っていた見えざる糸、超常の支配力というべきものが、緩やかに解けていく。
齋藤リッコ:「……!? っ……何、これ……!?」濁流のような邪悪な感覚から不意に解放され、瞠目する。
齋藤リッコ:「……先生が……!?」
鋼鉄城マモリ:「……勝機!」土壁の檻を崩壊させ、再び盾に戻す
朱鷺洲ヒカリ:ガラガラと、纏わりついていた石塊が崩れていく。
朱鷺洲ヒカリ:檻の中から歩き出す、その心は先ほどまでの激情が噓のように凪いでいる。
朱鷺洲ヒカリ:それを示すように、激しく瞬いていた十字冠の光も
朱鷺洲ヒカリ:今はただ、静かに穏やかな光を称えている。
朱鷺洲ヒカリ:戦いの中で掴み取ったものを確かめるように、一歩一歩を踏み込み、敵の群れへと近づいていく。
三城郷ミチカ:「新星白書……?けどこの特権は……ううん、それよりも」
三城郷ミチカ:「行って!ヒカリちゃん!今なら彼女に証明できる!例え何もかもが仕組まれていたとしても……」
三城郷ミチカ:「そんなの関係ない……!この世界であなた達が願うことは、すべて実現することができる!」
朱鷺洲ヒカリ:友の声を背中に受けながら、ごく自然な所作で
朱鷺洲ヒカリ:敵の間合いへと入る。
朱鷺洲ヒカリ:――パァン!!
朱鷺洲ヒカリ:一拍遅れて、先頭に立っていた無貌の生徒が
朱鷺洲ヒカリ:見えない拳に弾き飛ばされる。学ランのポケットからその腕が出るのを知覚できた者はいない。
GM:道を阻む生徒達の仮面が砕け、安らかな顔で倒れ伏していく。
朱鷺洲ヒカリ:(他人の心、自分の無力)
朱鷺洲ヒカリ:(避けようのない運命)
朱鷺洲ヒカリ:(目に映る全てを恐れてきた、けれど)
朱鷺洲ヒカリ:(最初から答えは……こんなにも簡単だった)
朱鷺洲ヒカリ:――信じること、それだけで。
朱鷺洲ヒカリ:無数の殺気の海を渡るように正面から歩き、ただ拳で切って落とす。
朱鷺洲ヒカリ:それを繰り返し、最奥の主演……ルネ・ミルズの眼前へと辿り着き見下ろす。
朱鷺洲ヒカリ:「待たせたな」
朱鷺洲ヒカリ:「――オレが、”アシュラ・スケバン”だ」
ルネ・ミルズ:「" No, no, no, no! Come, let's away to prison. We two alone will sing like birds i' th' cage.いやだ、いやだ、いやだ、いやだ。さあ、牢屋へゆこう。ふたりきりになって、籠の中の鳥のように歌おう"」
ルネ・ミルズ:駄々をこねるように踊る。ただ手を振るだけで、舞台上の役者を自在に動かす魔的なまでの演技力。
ルネ・ミルズ:それは未だ健在だ。眼の前に立つ君の手足に、再び運命の糸が絡みつく感触。
朱鷺洲ヒカリ:それを振りほどくように
朱鷺洲ヒカリ:圧縮された時間、流麗な所作がフォームを形作る。
朱鷺洲ヒカリ:半身を前に出し、左腕を脱力させる。スタンスを広げたデトロイト・スタイルの拳闘構え。
朱鷺洲ヒカリ:「清浄スケバン殺法、奥義」
朱鷺洲ヒカリ: キ ィ ン
朱鷺洲ヒカリ:フリッカーの一閃が放たれ――
朱鷺洲ヒカリ:ガガガガガガガガガガガガガガガガガッ!!
ルネ・ミルズ:「───!」
朱鷺洲ヒカリ:無数の光条と衝撃がそれに追随し、徹底的なまでに相手を粉砕する。
朱鷺洲ヒカリ:「――千眼千手修羅破戒拳」
朱鷺洲ヒカリ:無数の拳に突き上げられた体躯が宙を舞う。しかし追撃の構えはない。
朱鷺洲ヒカリ:光を示せば、必ず
朱鷺洲ヒカリ:それに続く者は現れる。
朱鷺洲ヒカリ:かつての雨月夜シオンが、風組のルネ・ミルズがそうしたように。
朱鷺洲ヒカリ:(オレも、それを信じる)
朱鷺洲ヒカリ:「――リッコ!!」
ルネ・ミルズ:小さな体躯が舞台の上に墜落する。
ルネ・ミルズ:無数の光拳に穿たれた身体には傷ひとつ残ってはいない。しかし
ルネ・ミルズ:魔の理を宿す頭上の法冠。その周囲を囲んでいた二つの光輪が輝きを失う。
ルネ・ミルズ:戦いに臨む前、そして命を落とした瞬間と同じように、その冠が再び砕け散る。
ルネ・ミルズ:「"Light, seeking light, doth light of light beguile,光が光を求めると光から光をだまし取られる"」
ルネ・ミルズ:それでも尚、舞台の主導権は彼女の手にある。
齋藤リッコ:「……ええ」
齋藤リッコ:その光に照らされ、その光景を目にして。
齋藤リッコ:ほんの束の間瞑目し、思い出す。かつての穏やかな記憶──昔、ルネ・ミルズのファンだった友人のことを。
齋藤リッコ:ルネの舞台を『幸運にも』体験した友人は、彼女に心酔し、学区間闘争から身を引いて舞台の追っかけに精を出すようになった。
齋藤リッコ:当時の自分は半ば呆れていたが……夢中になれるものを見つけた友人が、本当は羨ましくもあった。
齋藤リッコ:それほどまでに人を熱中させ、争いまで止めて、明日への活力を与える──
齋藤リッコ:ルネ・ミルズとは、彼女の舞台とは、一体どんなものなのか……ずっと知りたかった。
齋藤リッコ:目を開き、辺りを見渡す。
齋藤リッコ:それは狂気に満ち、他者の存在を押し潰し、否定し、ただ一人で『完結した』舞台。
齋藤リッコ:(……違う)
齋藤リッコ:心なき詩を朗々と歌い続ける、美しい少女を目にする。その姿が、自ら手に掛けた親友の面影と重なった。
齋藤リッコ:(これは、違う……!)
齋藤リッコ:こんなものが──こんなものを生み出すのが、ノヴァリスの目的など──
齋藤リッコ:「あたしは……絶対認めない!!」
齋藤リッコ:卵の殻めいた、純白の十字冠が砕け散る。
齋藤リッコ:閃光。暴風が吹き荒れる。熱波が劇場を燃え上がらせ、冷気が舞台を凍り付かせる。
齋藤リッコ:姿を現すのは、王冠に似た壮麗な神聖二重冠。氷と炎、相克するエネルギーが荒れ狂い、翼のように揺らめいた。
齋藤リッコ:役者たちを照らし出すのは、恒星の如く光輝く一対の魔眼。真紅と深蒼、業火と凍気が撒き散らされる。
齋藤リッコ:強烈な熱波に凍り付いた四肢が溶け、鮮血が噴き出した。
齋藤リッコ:……考えていたのは、鞠瑠璃マリエとマヤ・ノースランドのことだった。
齋藤リッコ:変わり果てたかつての友人を目の当たりにし、その凶行を前に、自分達ではどうすることも出来ない。
齋藤リッコ:どれだけの痛みだっただろうか。どれだけの無力感だっただろうか。どれだけの想いで、リッコ達を探し出したのだろうか。
齋藤リッコ:そして、同じ痛みを味わう人が──これからのノヴァリスで、一体どれだけ出るというのか。
齋藤リッコ:「マリエ、マヤ、力を貸して」
齋藤リッコ:「……一人芝居は終わりにしましょう」
ルネ・ミルズ:赫と蒼の光に、意思なき笑みが照らし出される。
ルネ・ミルズ:リッコの決死の一撃は決して、彼女の筋書きを外れるものではない。
ルネ・ミルズ:舞台のすべてを掌握する主演である彼女は、その演技が完成されればされる程に
ルネ・ミルズ:彼女以外のすべてを、意識しないままに、彼女の都合の良いように立ち回らせる事ができる。
齋藤リッコ:凍気を放つ魔眼が弾け、舞台から無数の氷柱が噴出、ルネを拘束する氷牢を形作る。
齋藤リッコ:同時に彼女を焼き尽くさんと、巨大な魔眼が爆炎を纏い迫った。
ルネ・ミルズ:リッコは飛び込んだのではなく、飛び込まされた。全ては脚本通り。
ルネ・ミルズ:ルネを取り囲んだはずの氷牢が密度を変えて屈折し、リッコ自身を映し出す。
ルネ・ミルズ:「"Come, lady, die to live.さあ、お嬢さん、死んで生きるのです "」
ルネ・ミルズ:魔眼から放たれた爆炎が、そのままに彼女へと弾き返され───
齋藤リッコ:「────」
齋藤リッコ:瞠目するが、それは一瞬のこと。
齋藤リッコ:ルネ・ミルズが死んだのは4年も前のことだ。
齋藤リッコ:彼女は既に無限の力を失っている。であれば──
マヤ・ノースランド:「……4年も経ったってのに」
マヤ・ノースランド:「少しも追いつけた気がしない───けどな」いつの間にか、氷牢の内側でルネの手を取っている。
齋藤リッコ:──その歳月は、彼女たちの研鑽が天才に迫るに十分すぎる。
マヤ・ノースランド:ルネ・ミルズの演劇領域は、その舞台が演劇として完成されていればいる程、その支配力を強める。
マヤ・ノースランド:いかなる意思を持とうと、巻き込まれただけの素人がそれを打ち破る事は不可能だ。
マヤ・ノースランド:無限の力の有無に関わらず、そのような奇跡は一度しか起こらない。
マヤ・ノースランド:だからこそ、彼女達がやらなければならない。
マヤ・ノースランド:ルネ・ミルズに比肩しうる演者のみが、彼女の舞台を台無しにできる・・・・・・・
鞠瑠璃マリエ:「最後の最後に、こんな下手くそな舞台やる羽目になるなんてな」
鞠瑠璃マリエ:ルネの計算された足運び、台詞回しを先読みし、絶好のタイミングでそれに被せた合いの手を入れる。
鞠瑠璃マリエ:ちぐはぐな即興劇。舞台の主導権がリッコへと映っていく。
鞠瑠璃マリエ:「……ほんま、友達甲斐のない奴やわ」
齋藤リッコ:『魔眼』とはあくまでバロールの神話に因んだ俗称に過ぎない。それでも授業で学んでから、リッコはずっと固定観念のまま球状の重力領域を形成していた。
齋藤リッコ:だが今この瞬間は、それでは足りないと思った。
齋藤リッコ:一秒一瞬でも早く、この悲劇を終わらせる。その想いに呼応し、魔眼が形を歪めていく。
齋藤リッコ:ルネの上方で業火が激しく渦巻き、収束し、生み出されたのは原初の力の形。
齋藤リッコ:この領域に足を踏み入れた時、無意識に帯びていたのと同じ──赫奕として燃え盛る、巨大な炎剣。
齋藤リッコ:「そこの星徒!!あんたの出番はもう終わり……もうとっくに幕引きよ!!」
齋藤リッコ:「見てるだけなんてもう飽き飽き……! あたしが舞台に上がったからには──」
齋藤リッコ:「主役はこの“ウォーレン”!齋藤リッコに決まってるでしょ!!」
齋藤リッコ:爆風、火の粉を撒き散らし、炎剣が薙ぎ払われる。
齋藤リッコ:超絶の劫火が舞台を両断し、女優の影法師を呑み込んだ。
GM:炎に包まれ、劇場の天幕が焼け落ちる。
ルネ・ミルズ:燃え盛る舞台の上でたたらを踏み、独楽のように踊りながら
ルネ・ミルズ:空に舞い上がる灰と共に、少しずつその体が光の粒となって解け、消えていく。
マヤ・ノースランド:「ルネ……!」掴んだ指先が灰となって崩れて
ルネ・ミルズ:「あぁ───」
ルネ・ミルズ:舞台の中心で、ピタリとステップが止まる。
ルネ・ミルズ:万雷の拍手に応えるように、初めて見せる無邪気な笑顔を友人たちに向けて
ルネ・ミルズ:優雅にお辞儀をして見せた。
ルネ・ミルズ:続く言葉はなく。立ち上がる前に、そのすべてが炎とともに夜空へと還って。
ルネ・ミルズ:ルネ・ミルズの舞台は、幕を下ろした。
無量塔 幸輔:「……」一歩、二歩。彼女が立っていた場所まで歩いていき
無量塔 幸輔:わずかに残されたものがないと頭の中では理解していながらも、彼女の残したものがないかを素手でかき集めようとして
無量塔 幸輔:何もないことを理解し
無量塔 幸輔:「……君も、がんばったね」誰にでも聞かせるわけでなく、一人呟いた



GM:◆バックトラック
GM:今回のEロイスはこちら

◆Eロイス
"ドラマ・アザレ"ルネ・ミルズ
【星徒】
【歪んだ囁き】
【傲慢な理想】
【傲慢な理想】


GM:これに魔法冠でダイスは5個!
GM:振りたい奴は振りな!
齋藤リッコ:振るっきゃない
齋藤リッコ:160-5D10
DoubleCross : (160-5D10) → 160-38[10,8,5,7,8] → 122

鋼鉄城マモリ:こちらは……振らない!
齋藤リッコ:ダイス7個で1倍振り
齋藤リッコ:122-7D10
DoubleCross : (122-7D10) → 122-47[10,3,4,7,8,5,10] → 75

齋藤リッコ:5点帰還!
鋼鉄城マモリ:1倍振り!
朱鷺洲ヒカリ:フルフロンタル!
無量塔 幸輔:Eロイスふらずに通常振り!!
鋼鉄城マモリ:100-5d10
DoubleCross : (100-5D10) → 100-30[10,5,4,2,9] → 70

鋼鉄城マモリ:完璧
朱鷺洲ヒカリ:126-5d10
DoubleCross : (126-5D10) → 126-23[5,4,3,8,3] → 103

朱鷺洲ヒカリ:でもって素振り―
朱鷺洲ヒカリ:103-7d10
DoubleCross : (103-7D10) → 103-28[5,2,2,6,3,9,1] → 75

朱鷺洲ヒカリ:ばっちり5点!
GM:やりよるわ
無量塔 幸輔:111-5d10
DoubleCross : (111-5D10) → 111-32[1,9,7,6,9] → 79

無量塔 幸輔:5点で帰還!
鋼鉄城マモリ:70点は4点じゃん 完璧ではない
GM:Dロイスもあります

◆Dロイス
舞台装置A~J
【亜純血】×10


鋼鉄城マモリ:ヒエッ
齋藤リッコ:何て豪華な舞台装置なんだ
GM:Eロイス4点、Dロイス10点
GM:いつもの5点にシナリオ10点で
GM:39点!それに侵蝕点を足してね!
齋藤リッコ:44点!
鋼鉄城マモリ:43点!
朱鷺洲ヒカリ:二重冠未使用で3倍だぜ~~
無量塔 幸輔:44点!
朱鷺洲ヒカリ:一気に54!
GM:ごめん、29点だわ
無量塔 幸輔:34点!
朱鷺洲ヒカリ:44でしたわ!
齋藤リッコ:34点!
鋼鉄城マモリ:二重冠効果で42!
鋼鉄城マモリ:41です
GM:GMは51点頂きます!
GM:無事全員帰還!お疲れ様でした~!
無量塔 幸輔:わーい!お疲れ様でしたー!!!
鋼鉄城マモリ:お疲れ様でした!
朱鷺洲ヒカリ:いやっふぃふぃー!
齋藤リッコ:わ~いお疲れ様でした~~!



【ED】

キングダム連合学院市街 中央駅
GM:風組による演劇領域はその役目を終えて解散し、君達は元いた駅の改札へと戻って来た。
GM:取り込まれていた生徒達も、風組と葬送係のスタッフの手で安全な場所へ送り届けられるだろう。
鞠瑠璃マリエ:「いや~……ずぴっ、えらいカッコ悪いとこ見せてしもたなあ」目尻を腫らして鼻を啜る。
マヤ・ノースランド:「改めて礼を言うよ。アンタ達のお陰で、オレたちもやり残したケジメをつけられた」
マヤ・ノースランド:「ありがとう。本当に」
齋藤リッコ:「ううん。少しでも力になれたなら良かったわ」
朱鷺洲ヒカリ:「……これはみんなの問題だ」
朱鷺洲ヒカリ:「今回の星徒にまつわることは……いや」
朱鷺洲ヒカリ:「本当はずっと以前から、そうだった」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちはノヴァリスの仲間として、果たすべきことを果たしていく」
朱鷺洲ヒカリ:「また何かあれば、報せてくれ」
三城郷ミチカ:「ふふ、ヒカリちゃんもすっかり昔の調子に戻ったね」
鋼鉄城マモリ:「できれば事前に知らせていただけると助かりますが」
朱鷺洲ヒカリ:「……お前たちにそう言われると」
朱鷺洲ヒカリ:「逆に、どんな顔をしていいのか分からなくなるが」
朱鷺洲ヒカリ:少しソワソワ頬を赤らめ
鋼鉄城マモリ:「シャキッとしてください」
朱鷺洲ヒカリ:「このザマだ」
朱鷺洲ヒカリ:せっつかれて苦笑する
齋藤リッコ:「あっはは!よかったわね、マモリちゃん!」
鋼鉄城マモリ:「……まあ以前よりは改善したかと」
朱鷺洲ヒカリ:「オレもオレの責任を。やっていけそうだよ、ミチカ」
朱鷺洲ヒカリ:「お前には負けないさ」
三城郷ミチカ:「うん、良かった。これからも頼りにしてるね」
無量塔 幸輔:「これからもずっとその調子でいてくれると、こちらとしても嬉しいですね」
朱鷺洲ヒカリ:「……先生には、全部忘れて欲しいくらいだが」
朱鷺洲ヒカリ:「心配はかけないようにしたい、せめてこれからは」
齋藤リッコ:「無量塔先生もありがとうね!」
齋藤リッコ:「頼りなそうなんて言ってごめんなさい。色々助けられたわ」
三城郷ミチカ:「赴任早々、大変なお仕事を受け持ってもらっちゃってすみませんでした……」
鋼鉄城マモリ:「先生もまた、守護者として今後の邁進をお祈りしております」
無量塔 幸輔:「よかったー…少しでも頼りになあるって見てもらえるなら、僕も大喜びですよ!」
無量塔 幸輔:「……今回の、仕事。受けられてよかったです」
無量塔 幸輔:「実際に現場で、ノヴァリスの様子を知ることができたから…」
無量塔 幸輔:「初めての仕事で君たちがいてくれて本当に良かった」
朱鷺洲ヒカリ:「……こちらの台詞だ」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちの背中を押してくれて」
朱鷺洲ヒカリ:「最後、ルネの在り方を労い、悼んでくれて」
朱鷺洲ヒカリ:「ありがとう、無量塔先生」
朱鷺洲ヒカリ:「きっとそれは、あなたにしか出来ないことだった」
無量塔 幸輔:「あはは……表の世界でいたことがこんな形で生きるとはね」いろいろと多方面から感謝されて少し照れながら
無量塔 幸輔:「まだまだ色々と足りないところもあると思うけど…また何かあったら呼んでくださいね」
マヤ・ノースランド:「その時は改めてご招待させてもらうよ。公演だけじゃなく、他のことでも色々ね」
マヤ・ノースランド:「ああそうだ。このあと打ち上げするんだけど良かったら……」
GM:ガチャガチャガチャガチャ……
GM:駅の構内に、和やかな雰囲気とは不釣り合いな重苦しい甲冑の音が響く。
朱鷺洲ヒカリ:「?」
鞠瑠璃マリエ:「げぇっ!あかん、この音は!!」
鋼鉄城マモリ:「敵襲?いえ、この音は……」
マヤ・ノースランド:「救伐騎士団か。今回は速かったな」
齋藤リッコ:「おぉ、騎士団」学内でちょくちょく見かけはするが少しぎょっとする
マヤ・ノースランド:「それじゃ、オレ達は逃げるから」
齋藤リッコ:「えっ?なんで逃げるのよ?」
鞠瑠璃マリエ:「そりゃ届け出してへんし?」
齋藤リッコ:「無許可だったの!?!?」
朱鷺洲ヒカリ:「……話せば分かってもらえるだろう」
朱鷺洲ヒカリ:「お前たちはノヴァリスを守ったんだ、キングダムをそれを理解しない訳はないはずだ」
無量塔 幸輔:「……僕の方から言っとくかい?」
無量塔 幸輔:「いつもやってるのは…見なかったことにするけど、今回に限っては情状酌量もあるだろうし…」
朱鷺洲ヒカリ:「先生がいれば星室庁と仲立ちを繋ぐこともできる」
齋藤リッコ:「そうね……“騎士王”はまともな人って聞いてるし……」
鋼鉄城マモリ:「秩序の守護という意味では……まあ……ちょっと擁護は難しそうですが……」
マヤ・ノースランド:「あー、いいよそういうのは。めんどくさい」荷物をまとめながら
齋藤リッコ:「めんどくさ……!?」
鞠瑠璃マリエ:「騎士王はともかく、行政取り仕切っとる不夜王はカッチリしとるからなあ」
鞠瑠璃マリエ:「長々と拘束されて説明してる暇があったら次の公演に行かせてもらうわ」
マヤ・ノースランド:「跡形なきこと風の如く。幕が下りたら風と共に去るのが風組ウチのやり方だ」
マヤ・ノースランド:「ってわけで元気でな!また会おう!」
鞠瑠璃マリエ:「今後ともご贔屓に~!」
齋藤リッコ:「あっ……ちょっと!?」
鋼鉄城マモリ:「次の公演……おそらく届け出は出していないのでしょうね。まったく……」
GM:風組の面々は荷物を背負ってスタコラサッサと逃げ去っていった。
齋藤リッコ:「行っちゃった……」呆然と見送る
無量塔 幸輔:「あはははは…なーんか、漫画とかアニメで見たやつだなぁ」
朱鷺洲ヒカリ:「……フ」
朱鷺洲ヒカリ:「"Honor is not just a coat of arms of the funeral.名誉は葬式の紋章にすぎない"――か」
朱鷺洲ヒカリ:「気持ちのいい連中だったな」
鋼鉄城マモリ:「ええ、まさに自由な風のような、そんな方々でした」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちもそろそろ行こう、列車が出る」
朱鷺洲ヒカリ:ニルヴァーナ向けのプラットフォームに向けて、マモリを促す。
齋藤リッコ:「……あーっそうだ!あたしもケーキバイキング!」
鋼鉄城マモリ:「あ」
三城郷ミチカ:「私達も、一旦中央に報告に戻らないとですね、先生」
無量塔 幸輔:「……そうですね。あぁ…書類作成とんでもないことになるんだろうなあ」
三城郷ミチカ:「ふふ、コツがありますから。実地で迷惑かけた分こっちは丁寧にご指導しますよ」
鋼鉄城マモリ:「……リッコさん。先程のケーキバイキングの件ですが」
齋藤リッコ:「そうそう!先生も忙しそうだし、また今度かな……」
鋼鉄城マモリ:「ええ、ぜひ。その時はこちらの人間も誘っていきますので」
無量塔 幸輔:「ケーキバイキング?」
齋藤リッコ:「そうなの。またみんなで食べに行きましょう、ケーキ!」
齋藤リッコ:「あたしも遊びに行くわね、ニルヴァーナ」
無量塔 幸輔:「ケーキバイキング…なかなか男一人で行く勇気はなかったから行ったことないんですよ」
三城郷ミチカ:「いいなあ、ケーキかぁ……」想像してホンワカしてる
齋藤リッコ:「ミチカさんも来るでしょ?」
三城郷ミチカ:「ご一緒していいならぜひ!」
朱鷺洲ヒカリ:「……」
朱鷺洲ヒカリ:2人の表情を交互に眺め
朱鷺洲ヒカリ:「いいや、それは出来ない」
朱鷺洲ヒカリ:ぴしゃりと言い放つ。
齋藤リッコ:「えっ……」
齋藤リッコ:「どうして?ヒカリちゃん……」ショックを受けている
鋼鉄城マモリ:「……総長?」
無量塔 幸輔:「甘いもの、苦手ですか?」
三城郷ミチカ:「まだ何か気にしてる……?」心配そうに
朱鷺洲ヒカリ:「違うさ」
朱鷺洲ヒカリ:首を振って
朱鷺洲ヒカリ:「今度、というのはナシだ」
朱鷺洲ヒカリ:「このまま行こう、先生も」
朱鷺洲ヒカリ:ショコラショコラン行の方に歩き出す
鋼鉄城マモリ:「……」はあ、とため息をつく
無量塔 幸輔:「…!」いい?といような目線をミチカに向け
三城郷ミチカ:「なるほど……」得心が言った様子で先生と視線を交わす。
朱鷺洲ヒカリ:「ミチカ、先生のことは」
朱鷺洲ヒカリ:「不良に捕まったんだと言っておいてくれ、お前自身のことも」
朱鷺洲ヒカリ:「オレたちはスケバンだからな」
齋藤リッコ:「そ……総長~~!」
三城郷ミチカ:「えへへ~、じゃあお言葉に甘えて連れ去られちゃおうかな~」
齋藤リッコ:「へへっ……そうこなくっちゃ!早速行きやしょうぜ~~!」
齋藤リッコ:鼻の下を擦って、拳を突き上げながら3メートルくらい飛び上がる。後遺症。
三城郷ミチカ:「スケバンに染まってる……」
鋼鉄城マモリ:「誤解を招く言い方はやめてください……まったく調子が戻ったと思ったら」
朱鷺洲ヒカリ:「たまにはいいさ、らしくないことをしてみたくなった」
朱鷺洲ヒカリ:「……それに」
朱鷺洲ヒカリ:「お前がそんなに口惜しそうな顔をしてるのは珍しくてな、マモリ」
鋼鉄城マモリ:「…………」眼鏡を直す
鋼鉄城マモリ:「……別に、口惜しいとかそういうのではないですが」
鋼鉄城マモリ:「せいぜい調子に乗って食べすぎないようにしてください。あなたの健康も完璧に守護いたしますので」
鋼鉄城マモリ:背を向けて先を歩く
朱鷺洲ヒカリ:「わかったよ」
朱鷺洲ヒカリ:「いつもありがとう、オレをオレでいさせてくれて」
朱鷺洲ヒカリ:前を行く者たちを見つめ、やがて振り向いて
朱鷺洲ヒカリ:「ここにあるのは、戦いや過酷な運命だけじゃない」
朱鷺洲ヒカリ:「ずっと多くの、当たり前の幸せのこともあなたに知って欲しい、だから」
朱鷺洲ヒカリ:「一緒に行こう、先生」
朱鷺洲ヒカリ:手を差し伸べる
無量塔 幸輔:「…うん、ノヴァリスで過ごす学校生活。もっと見せてください」
無量塔 幸輔:差し出された手を受け取り、歩き出そうとする
無量塔 幸輔:この子たちの日常が、これからもずっと続いていきますように
無量塔 幸輔:────笑って卒業をむかえられますように







Double Cross The 3rd edition
ステージ『オーヴァード・ノヴァ』
「Life's But a Walking Shadow」

END







GM:全工程終了!お疲れ様でした~!
無量塔 幸輔:お疲れ様でしたー!!!
鋼鉄城マモリ:お疲れ様でした!
齋藤リッコ:お疲れ様でした~~!
朱鷺洲ヒカリ:おつかれしゃーしたー!