狂菓学者は砂糖竜の夢を見るか?
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雑談ログ
Character
“ウォーレン”/齋藤リッコ
(
)
(キャラシート)
情王
(
ロード・エモート
)
/ブレス・ブリギット
(
)
(キャラシート)
『銀獅子』/皆神ハルノ
(
)
(キャラシート)
Index
Opening
【◆Opening01◆皆神ハルノ】
【◆Opening02◆ブレス・ブリギット】
【◆Opening03◆齋藤リッコ】
Middle phase
【◆Middle01◆】
【◆Middle02◆】
【◆Middle03◆】
Climax
【◆Climax◆】
Ending
【◆Ending◆】
Preplay
GM
:やっていきます 突発ノヴァリス卓を
GM
:ではPC自己紹介から!
GM
:まずはPC1、斎藤さんお願いします。
GM
:
(キャラシート)
齋藤リッコ
:私!
GM
:君だ!
齋藤リッコ
:齋藤リッコです。キングダム連合学院高等部2年生!
齋藤リッコ
:キングダムの所属ですが、特に王とかではなく……普通のモブ生徒です
GM
:どこにでもいる普通の高校二年生というわけ
齋藤リッコ
:取り立てて特筆すべきところのない一般人。容姿も学力も運動も戦闘も凡庸です
GM
:その時の棺は何だ
齋藤リッコ
:滅相も無い……これはただのイージーエフェクトで……
GM
:言い訳無理筋すぎて笑ってる
齋藤リッコ
:そんな平凡さにコンプレックスを感じていますが、かといって何か目立てることもなく鬱屈とした日々を送っています
齋藤リッコ
:エロ自撮りで目立とうとする勇気すら無い
GM
:エロ自撮りは自分の容姿に一定の価値を見出してる人がやるやつだもんね
齋藤リッコ
:そんな感じで他の生徒にあのヤロ~という嫉妬の目を向けていく予定です
齋藤リッコ
:性能は何か……普通です 特筆すべき点はないですね Dロイスすらないです 平凡なので
GM
:ジョックエフェクトしか積んでない
GM
:なんだこいつ。見た目もかわいいしよ
GM
:では
齋藤リッコ
:メタ的には100越えないとまともに動かないので「肝心な時にしか役に立たない奴」のイメージです。
齋藤リッコ
:そんな感じです!よろしくお願いします!
GM
:なるほどね。そんな君には今回、キングダムの姉妹校ショコラショコランに赴いてもらいます。
齋藤リッコ
:どうして私みたいな一般人が……
GM
:ハンドアウトは特に用意できてませんが、諸王のお茶会に出るお菓子を下見してくる役が回ってきたんだって。
齋藤リッコ
:くっ……所詮私は毒見役ってわけかよ
齋藤リッコ
:なめやがって 片っ端から味見しまくってやる!
GM
:その意気です。普段一般生徒が食べられないような良い感じのスイーツを振る舞われていきましょう。
GM
:では次!
GM
:
(キャラシート)
GM
:PC2、ブレス王よろしくお願いします。
ブレス・ブリギッド
:はーい!
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッド、キングダムの2年生で『情王』の名を拝命しています。
GM
:どう見てもお嬢様!
GM
:なんだかえろそうな二つ名ですね
ブレス・ブリギッド
:艷やかで豊かな金髪、穏やかな微笑みから校風に見合ったお嬢様風の立ち居振る舞いをするとか。
ブレス・ブリギッド
:賜った遺産の影響で『怒り』の感情が抑制されているため、いつも怒らず他の生徒の立場に親身に接します
ブレス・ブリギッド
:表現が抑えられているだけのため、怒りを感じると炎となって噴出します。体温あげないように頑張りましょう。
GM
:暴への変換がスマートになってるじゃん!
GM
:怒りのよ
ブレス・ブリギッド
:穏やかですが……
ブレス・ブリギッド
:普段はキングダム内の戦闘の後始末や街の美観整理。
ブレス・ブリギッド
:建築の勉強もちょっとしてます。
ブレス・ブリギッド
:能力的には体を鉄に変えるシンプルなもの。炎を載せて格闘します。
ブレス・ブリギッド
:データ的にも素手変更の白兵とちょっとした装甲で至ってシンプル。
ブレス・ブリギッド
:遺産で感情を抑える前は、むしろ怒りっぽい委員長気質。
ブレス・ブリギッド
:前の王の補佐としてキャンキャンしてたらしいです。
ブレス・ブリギッド
:今はその先輩の振る舞いを見習いつつ、皆のために先頭に立てるように頑張ります
GM
:かわいいね
ブレス・ブリギッド
:あらあら……
ブレス・ブリギッド
:特に100超えてもやることは変わりません!よろしくお願いします!
GM
:はーい。ではブレスさんは今回、お掃除部としてのしごとで姉妹校に行ってもらいます。
GM
:円卓の王から派遣の要請があり、そのかどで……という感じ。謎の戦闘痕・破壊痕が
GM
:ショコラショコランの街区に繰り返し出現しているというのだ
ブレス・ブリギッド
:大変だ!全部均そう
GM
:悪者もついでにお掃除してきてくれ! よろしくお願いします
ブレス・ブリギッド
:はーい!この両手が火を吹きます!
GM
:次!
GM
:
(キャラシート)
GM
:PC3、皆神さんどうぞ!
皆神ハルノ
:はーい。皆神ハルノです!
皆神ハルノ
:ラス・ヴィダス商業学校連盟所属の18歳! 『銀獅子』と渾名されるノヴァリス・ファイトの闘士であり、芸能人であり、傭兵でもある……マルチワークガールです。
GM
:キャー!(黄色い歓声)
皆神ハルノ
:実際この3つは同じくらいの労働時間なんだけど、闘士や傭兵としてよりは芸能人としての方が露出は多いだろうなぁ。
皆神ハルノ
:みんなももしかしたら何かのCMで見たこともあるかもしれない。明るく爽やかなイメージが売りです。兵器から制汗剤までプロモーションしているぞ。
皆神ハルノ
:お仕事は忙しいけど楽しいし、病弱な妹のためと思えばいくらでも頑張れます! そういうパーソナリティです。
GM
:そのスポーティな風貌がうってつけということ
GM
:妹思いなんだ 偉いな~
皆神ハルノ
:実際の所はキャラシ説明欄を見てね。みんなには秘密だよ。
皆神ハルノ
:性能的には、重装PAアーマーを着込んで地力を底上げつつ、漆黒したり餓狼したりで攻防ともに点数を稼いでいく感じのスタイル。
GM
:時間凍結で素手変更の隙をカバーというわけ!
GM
:今回のPC行動値全体的にゆっくりだな……
皆神ハルノ
:個人戦チーム戦傭兵活動どこでも成果を挙げられる、地力の高く汎用的な能力を自負しています。そう、ここぞという所では時間凍結もあるからね!
皆神ハルノ
:そんな感じです。よろしくお願いします!
GM
:ではそんな君は、今回は傭兵として、メサイア生徒会の依頼を受けてもらいます
GM
:なんでもキングダムの姉妹学区、ショコラショコラン製菓学校にとんでもない兵器が運び込まれたらしいのだ……
皆神ハルノ
:メサイアの!
皆神ハルノ
:とんでもない兵器……
GM
:その調査、可能なら破壊! それが君に課せられる任務だよ。よろしくお願いします。
皆神ハルノ
:了解です。お任せください!
GM
:やったぜ。では始めていきましょう。
【◆Opening01◆皆神ハルノ】
GM
:登場侵蝕をどうぞ
皆神ハルノ
:1d10
DoubleCross : (1D10) → 5
皆神ハルノ
:37から42へ
ラス・ヴィダスモブ
:「こちらです」
GM
:ラス・ヴィダスに息づく生徒たちでも、知るものの少ない地下道である。
皆神ハルノ
:アームドスーツを装着するためのボディスーツに、薄手のコートを羽織ったいつも通りの恰好で、その生徒の後に続く。
GM
:ノヴァリス発足初期に開発頓挫した鉄道施設の遺構……
GM
:幾つめかの角を曲がった先、先導者の灯すカンテラのほかにもう一つ、明かりが見えた。
皆神ハルノ
:「これは座って話せる感じじゃなさそうだ」
ラス・ヴィダスモブ
:「では、私はこれで」
皆神ハルノ
:埃っぽさに襟元を上げる 「お疲れ様ー。案内ありがと」
ラス・ヴィダスモブ
:目元に影を落とした少女が引き返してゆく。帰りの案内のため、完全に立ち去りはしないが。
???
:「ククク。ご足労感謝する」
皆神ハルノ
:「で、こんにちは。あなたが依頼主さん……だよね?」
???
:果たして、明かりが漏れているのは、管制用の小部屋らしき場所である。そこには長身の少女が丸椅子にふんぞり返っていた。
皆神ハルノ
:「そちらこそ。こんな所にまでわざわざ来てもらってしまって……あ、座ってる」
皆神ハルノ
:「準備が良い……」
アトラ・アーリーバード
:「はじめまして、だ。『銀獅子』」
アトラ・アーリーバード
:「なんだ。椅子が欲しかったら適当に座面を払って使え。隅に積まれている」
皆神ハルノ
:「はじめまして。あなたのことはなんてお呼びすれば?」
皆神ハルノ
:お言葉に甘えて適当に椅子を引っ張り出し、腰を下ろす。顧客相手でもあまり遠慮等しないタイプだ。
アトラ・アーリーバード
:「な……!」
アトラ・アーリーバード
:女の切れ長の目が驚愕に見開かれる。
皆神ハルノ
:「え?」 座りかけた腰が浮く
アトラ・アーリーバード
:「私の顔を知らないのか? ノヴァリス人をやっていて!」
アトラ・アーリーバード
:「いや……暗いからだな。普段と服が違うし……そういうことだ。きっと……」ぶつぶつ
アトラ・アーリーバード
:そう言いながら、照明を強くする。
皆神ハルノ
:「え? あー……」 ぱちぱち瞬きする 「そうですね、暗いですから!」
アトラ・アーリーバード
:「アトラ・アーリーバードだ。メサイア学園生徒会、グレート・バビロンの議長をしている」
皆神ハルノ
:「……あぁ~」 ぱんと手を合わせる 「アトラさん! (名前は)存じ上げてますよ!」
皆神ハルノ
:「すみません、暗かったもので……」
アトラ・アーリーバード
:長過ぎる銀髪に、頭部から生えた小さな6枚の翼、それに巻き付く鎖と宝玉の装飾がやかましい。
皆神ハルノ
:(ハデだな~) 派手だなあと思っている
アトラ・アーリーバード
:「クハ! そうだろう、そうだろう」
アトラ・アーリーバード
:「わざわざ自前の戦力を使わず、この席を用意したのはだな」
アトラ・アーリーバード
:「依頼したいのがキングダムの内情調査だからだ。正確には違うが」
アトラ・アーリーバード
:「かの学区と我がメサイアは不可侵条約を結んでいるからな。大手を振って嗅ぎ回ることはできん」
皆神ハルノ
:「おお、キングダムの内情調査とは……なかなか大胆なご提案」
アトラ・アーリーバード
:「そうだとも。メサイア広しといえど私ほど大胆な者はいない」
アトラ・アーリーバード
:「ということで貴様だ、優秀なエージェントなのだろう」
アトラ・アーリーバード
:「皆神ハルノ。依頼したいのは、キングダムの姉妹学区、ショコラショコランに運び込まれたという兵器の調査だ」
皆神ハルノ
:「そうですね。知名度もそこそこありますが、実のないものではありません。細かい賢いことは専門外ですが、パワーが必要な局面ではやれますよ!」
皆神ハルノ
:「ははあ、姉妹校の兵器の調査ですか」 頷く
アトラ・アーリーバード
:「重畳。奴らが力を持つのは好ましくない。できれば破壊までいって欲しい」
GM
:君は知っているかもしれない。
GM
:ショコラショコラン製菓学校は、理事会の尖兵としての権力闘争に疲弊した者たちが集まってできた学区である。
GM
:その名の通り日々スイーツ作りに精を出し、兵器のイメージとは遠い。
皆神ハルノ
:うっすら知っているくらいにしておこう
皆神ハルノ
:「お菓子の学校でしたよね? そんな所に兵器が運び込まれるとは……」
皆神ハルノ
:「まあ、お菓子の学校だからこそ隠れ蓑になる……?」 首を傾げている
アトラ・アーリーバード
:「その通り、まったくキングダムの黴臭い騎士どもめ。汚らしいやつらだ」
アトラ・アーリーバード
:「私が気づかなければ、どんな事が起こっていたか…………」仰々しく頭を押さえる。
アトラ・アーリーバード
:「とはいえ、兵器についての詳細は私も把握しては居ない」
アトラ・アーリーバード
:「なにやら科学と魔術が交差した結果生まれた」
アトラ・アーリーバード
:「とんでもない代物だということ以外は……」
皆神ハルノ
:「なるほどぉ……」 これどのくらい信用していいのかな~と思いつつ、真面目な顔で頷いている
皆神ハルノ
:(信用できるかどうかはともかく、グレート・バビロン議長の依頼ってことは、ネームバリューもプライスも相応だろうしなあ)
皆神ハルノ
:(トランペッターの委員長さんに話聞ければベストだけど、まあ忙しいだろうしな)
アトラ・アーリーバード
:「連絡方法や移動・宿の手配についてはこのメモに書いてある。暫く逗留し、怪しいものがあったら伝えるように。迅速に頼むぞ」
アトラ・アーリーバード
:「質問などはあるだろうか」
皆神ハルノ
:「いえ!」 元気よく首を振る 「それだけあれば大丈夫です! 足も宿も用意してもらっちゃって、助かります」
皆神ハルノ
:「メサイアの方にはしばしばご贔屓してもらってますしね。その議長様からの依頼とあらば、必ず! やり遂げましょう」
アトラ・アーリーバード
:「クククッ。結構、結構」
アトラ・アーリーバード
:「あ、そうだ。これも渡しておこう」
アトラ・アーリーバード
:そう言って、銀色のオイルライターを渡す。
皆神ハルノ
:「あ、はい」 受け取る
皆神ハルノ
:「こちらは?」
アトラ・アーリーバード
:「ん? いや、必要だろう? こう……」
アトラ・アーリーバード
:「読み終わったメモをかっこよく燃やすのに」
皆神ハルノ
:「…………」
皆神ハルノ
:「ああ~」
皆神ハルノ
:カチン、とスナップを利かせてライターを開き、点火。もう一度メモの中身に目を通してしっかりと暗記し
皆神ハルノ
:揺れる炎にそっとメモを近づけ、燃やしていく。
皆神ハルノ
:皆神ハルノ、クライアントの期待にはけっこう忠実な女である。
アトラ・アーリーバード
:悪い笑みを浮かべて満足気に頷く。
皆神ハルノ
:「では、証拠はこれにて消えました」 最後に残ったススを床に落とすと、カチン、とやはりスナップを利かせてライターを閉じる
皆神ハルノ
:少し作った声にして 「この『銀獅子』に全てお任せください」
アトラ・アーリーバード
:「吉報を期待しよう。なお作戦を伝え終わった私は10秒後に爆発し十字冠転送される」
アトラ・アーリーバード
:「えっ嘘だろ?」自分の言ったことに目を剥く。
皆神ハルノ
:「え……」
GM
:チッチッチッチッチッ………………
GM
:どこからか何かの音が聞こえるぞ。
皆神ハルノ
:すっと立ち上がると身を引き、まったく躊躇なく管制部屋の扉を閉め、爆風への盾とする。
皆神ハルノ
:「いやまさかそんな……」
アトラ・アーリーバード
:「くそ、どこで何を間違えた! ちゃんとスパイ映画で予習したのに!」
アトラ・アーリーバード
:「お土産があったらチョコ多めのやつで──────」
GM
:KABOOOOM!!!
皆神ハルノ
:「うおおおわわわ!!」
GM
:こうして、色々な証拠を隠滅し、メサイア学園の生徒会長は旅立った。
皆神ハルノ
:爆風に扉ごと吹き飛ばされる。衝撃はローラーブーツで高速後退することでなんとか殺す
皆神ハルノ
:「な、何……何で……?」
皆神ハルノ
:変な依頼人はたまにいるが、さすがに今回のは常軌を逸していた。動揺の言葉が口から漏れる。
皆神ハルノ
:(……まあ、変人要素はともかく……)
皆神ハルノ
:(ともかくするには変人要素が多すぎる気はするけど)
皆神ハルノ
:(実際、移動手段と宿とは確保されてる訳だから、手を引くことはできないしなあ)
皆神ハルノ
:(せめてイモ引かないようにしないと……) 「……けほっ」
皆神ハルノ
:煤混じりの咳をして、やれやれと首を振った。
GM
:シーン終了。ロイスのみ可。シナリオロイスとして想定されてるのは謎の兵器です。
皆神ハルノ
:謎の兵器/尽力/○猜疑心
皆神ハルノ
:信憑性はアレだが、まあ相手が相手だし、受け取るもんは恐らく受け取っているのでがんばるぜ
アトラ・アーリーバード
:やった~ がんばれ~
【◆Opening02◆ブレス・ブリギット】
GM
:登場侵蝕をどうぞ
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドのイニシアチブを1d10(→ 8)増加 (3 → 11)
GM
:高速!
ブレス・ブリギッド
:まちがい
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (43 → 49)
キングダム連合学院・救伐騎士団兵舎
GM
:君は現在キングダム円卓議会第三位、騎士王の根城を訪れている。
GM
:練兵場から見上げるひときわ高い塔の上階。
GM
:そこで紅茶と菓子を振る舞われているところだ。最も
ルナンシア・ラダ・ランパート
:眼前の女はそのどちらにも口をつける様子はない。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「わざわざ呼びつけてすまない、ブレス」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:体格に比して、高く透き通る声である。騎士王ルナンシアだ。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:最低限の装備を身に着けて、氷の彫像のように座している。
ブレス・ブリギッド
:招かれた者として、振る舞われたお茶とお菓子を相伴する。
ブレス・ブリギッド
:「お気になさらないでね、ルナンシアさん」
ブレス・ブリギッド
:「私と貴方が連携して動くことは、よくあることですから」
ブレス・ブリギッド
:陽光を宿した豊かな金髪と深緑の瞳。
ブレス・ブリギッド
:きっちり着こなしたワンピース型の制服にストールを羽織った立ち居振る舞いに、その周りだけ緩やかな時間が流れている。
ブレス・ブリギッド
:落ち着いた学生としての姿が異質なのは、この場において一切の武力を感じさせないが故だ。
ブレス・ブリギッド
:「と言っても……今日は、美味しいお菓子を振る舞って貰っているだけですけれど」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「……まさにその菓子のことなのだ」
ブレス・ブリギッド
:「あら、そうなの?」落ち着いた表情をあどけなく変える。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「ショコラショコラン製菓学校、ともすれば私より詳しく知っているだろう。月例の茶会には私はあまり出ないからな」
ブレス・ブリギッド
:目の前に並べられた様々な菓子を見、視線を戻す。
ブレス・ブリギッド
:「えぇ。皆さんとお顔を合わせるのも、お仕事ですから」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:騎士王は遺産の代償により、火で焼いた物を摂食するのに激しいストレスが伴う。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:秘匿されている事柄だが、君はそのことを明かされている一人だった。
ブレス・ブリギッド
:有事の際の切り込みを行う軍務機関『救伐騎士団』と、鎮火後の後始末を行う自分。
ブレス・ブリギッド
:同じ場所で活動しつつも、なかなかこうして一緒にいることは珍しい。
ブレス・ブリギッド
:何より────炎を扱う王として、その情報を把握しておくことは前提だ。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「ともかくこれを見てくれ」
GM
:そういって卓上に広げられたのは、写真である。
ブレス・ブリギッド
:「なにかしら?」
ブレス・ブリギッド
:カップを音もなくスライドさせて、その写真を正面に見る
GM
:どれもショコラショコラン街区の洋菓子店であり、店構えは無惨に破壊され、生クリームや生地が散乱していた。
ブレス・ブリギッド
:「うん……カタログではなさそうね」
ブレス・ブリギッド
:破壊の跡から半ば反射的に被害の前の建物を想像しようとする。復興部隊としての癖。
ブレス・ブリギッド
:「この建物を直しに行く……では、ないのよね?」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「ここに平和な用事があるとでも思ったか? いや……」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「むしろこちらの日頃の行いの上でそう考えてくれるうちに、もう少し君を遊びに誘ったほうがいいのかもしれないな」
ブレス・ブリギッド
:「わ、素敵なお誘い」
ブレス・ブリギッド
:「ぜひ、今度スケジュールを合わせましょうか」ふふ、と常通りの笑み。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「……考えておこう。悪いが、今回はそういった話ではない。建物を直しに行く……のも二の次でいい」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「これの犯人を捕まえてくれ。そろそろ諸王の会合が迫っている」
ブレス・ブリギッド
:「犯人を……?」音を立てない仕草で菓子をつまんで、口に含む。
ブレス・ブリギッド
:「ですか」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「本来参加者の君に頼む筋ではないが」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「万一ルキアが妙な行動を起こす口実になったら『こと』だからな」
ブレス・ブリギッド
:「確かに。"拷問王"さん……あ、七十橋さんが抑えられるのも限度があるでしょうね」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「そうだ。『お掃除部』である君なら」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「この惨状、派遣の口実に困ることもないだろう」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「名だたる店舗が次々と狙われている」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「月齢の大茶会の開催も危ぶまれるだろうな」
ブレス・ブリギッド
:「それは困るなぁ」
ブレス・ブリギッド
:「あの場所じゃないと会う機会少ない人も居ますし。一緒にお茶出来ないのは…………うん、悲しいわ」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:ほっとしたように、息をつく。
ブレス・ブリギッド
:「あ、安心してくれた?」
ブレス・ブリギッド
:その仕草を見て少し笑う。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「安心したさ。喫緊の用事があると言われたらどうしようかと思っていた」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「私と違って、君は人気者だからな」
ブレス・ブリギッド
:「え、そうだったの?私が?」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「む、なんだその反応は」
ブレス・ブリギッド
:「んー、別に?」
ブレス・ブリギッド
:「ルナンシアさんは、人を持ち上げるのが上手だなーって」
ブレス・ブリギッド
:「思っただけよ?」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「まあ、優しいばかりでないのは知っている」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「ただ……不満かどうかが極めて分かり易いからな、そういう意味では話しやすい」
ブレス・ブリギッド
:「なるほどぉ」
ブレス・ブリギッド
:「と、いうより」
ブレス・ブリギッド
:「『私と違って』って言われも、困っちゃいますね」くす、と笑う
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「いいだろう別に、めんどうな人物評の話は」
ブレス・ブリギッド
:「あ、また。知ってます?そういう言い方すると、放っておけない人が出るんです」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「ともかく、頼んだぞ」やりづらそうに視線を逸らす。
ブレス・ブリギッド
:「うふふ、はい」ふ、とお茶に息を吹きかけて冷ます。
ブレス・ブリギッド
:「被害が増えても困りますし………」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「結果が出れば、事の次第はルキアにも伝えておく。覚えもめでたいことだろう、それが吉凶どちらに出るかは知らないが」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「隠しておいて、隠し仰せたつもりになるのが一番面倒だ。察知される前に片付けてくれると嬉しい」
ブレス・ブリギッド
:「ん。手間取ってルキアさんまで興味持っちゃったら、部員の子達に悪いですからね」
ブレス・ブリギッド
:「調査とかは普段の仕事とはちょっと違うんですけど……まぁ、なんとかなるでしょう」
ブレス・ブリギッド
:楽観的に笑う。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「借りが一つだな。私に要求したいことができたら、また話すと良い」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:そう言って、ちいさく笑った。
ブレス・ブリギッド
:「そうね。ちゃんと人付き合い出来る相手は貴重だから……あ、そうだ」
ブレス・ブリギッド
:立ち上がり、細やかな装飾がなされた紙箱を取り出して机に置く。
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「それは?」
ブレス・ブリギッド
:「前に、うちの子たちが話していたの。ヨーグルトの冷製ムースだって」
ブレス・ブリギッド
:「冷やしただけだから、熱いのが苦手な人も安心らしいわ」
ブレス・ブリギッド
:「ふふ、東洋の作法でいう返礼になるのかしら?ちょうどよかったから、試してみてね」
ルナンシア・ラダ・ランパート
:「これはありがたい。気が利くな、それとも二つ名にあやかって情け深いと言ったほうが?」
ブレス・ブリギッド
:「さて、どうでしょう?」
ブレス・ブリギッド
:"情王"としての、慈悲深い笑みを返して。
ブレス・ブリギッド
:「騎士の期待には答えたいものね。頑張って動いてみるわ」
ブレス・ブリギッド
:「失敗しても、怒らないでね?」
ブレス・ブリギッド
:冗談ぽく付け足して、笑った
GM
:シーン終了。ロイスのみ可。
GM
:シナリオロイス想定は事件の犯人です。誰に取ってもいいですが。
ブレス・ブリギッド
:犯人は有った時を狙おうかな~
ブレス・ブリギッド
:「ルナンシア・ラダ・ランパート ○P親近感/N警戒」で取っておきます。警戒は怒らないように。
ブレス・ブリギッド
:以上で!
GM
:そんな 相性有利取ってるのに……
【◆Opening03◆齋藤リッコ】
GM
:登場侵蝕どうぞ~
齋藤リッコ
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を1D10(→ 4)増加 (49 → 53)
齋藤リッコ
:まちがい
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を4(→ 4)増加 (35 → 39)
ショコラショコラン学区・市街
GM
:ショコラショコラン製菓学校。名目上は隣接学区キングダムの姉妹校であるが、実効的には明確な上下関係が存在する。植民姉妹校と呼ばれる所以である。
GM
:その証拠に、この学区からは毎月、腕によりをかけたスイーツをキングダムに献上することを義務付けられていた。
GM
:参考セッションは『https://moyasitrpgdx.web.fc2.com/sweet/main.html』だ。
GM
:というわけで、斎藤リッコ。
GM
:君は幸運にも、今月の諸王のお茶会に並ぶ新作スイーツの下見係に選ばれたキングダム生である。
GM
:後で味についてのレポートを書かなければいけないらしいが、なかなか普段手が出ないランクのお菓子を食べ比べることが出来るのだ。
GM
:そんなこんなで、目的地である店舗、ガレット・ブルトンへと向かっていたのだが……
齋藤リッコ
:「くっ……」
齋藤リッコ
:中肉中背に既成の制服、特徴と言えば一つ結びにした明るい茶髪くらいの、凡庸極まる容姿。
齋藤リッコ
:大勢の内に紛れればすぐに見失ってしまうであろう、そんな少女。頭頂の十字冠ですら無印良品的なシンプルデザインだ。
齋藤リッコ
:「どうしてあたしが円卓の連中の為にこんなこと……」
齋藤リッコ
:「同じ生徒なのになんでこんな差が……不平等だわ、世の中……!」
齋藤リッコ
:小声でぶつくさ言いながら歩いている
齋藤リッコ
:「いや、でもこんな機会滅多にないし……」
齋藤リッコ
:「選ばれたあたしは特別ってこと……?そういうことになるのでは……」
齋藤リッコ
:自分の中のラインを決めかねてウンウン唸っています
GM
:では、そんなところに。
???
:「わーーっ、わあーー!」
???
:ぐるぐるぐるどしゃーん!
齋藤リッコ
:「選ばれてないやつらにマウント取れるかも……でも毒見役でそれって人としてプライドが…… うん?」
小豆橋カノコ
:君の目の前にツインテールの少女がころがり出てくるぞ。
齋藤リッコ
:「ぎぇーーっ!!」思いきり巻き込まれます
小豆橋カノコ
:「あわわ……すいません……」
小豆橋カノコ
:無害そうな眼差しで申し訳無さそうな視線!
小豆橋カノコ
:そして直後。
齋藤リッコ
:「いたたた……何すんのよ!このあたしを高貴で崇高なキングダム公式味覚部門判定請負人と知っての狼藉なわけ!?」
小豆橋カノコ
:二人の上に穏やかな薄緑に色づいた生クリームが降り注ぎ……
齋藤リッコ
:「はっ?」
GM
:先住市民の猫たち(こども)が二人に群がってそれを舐め回していくるぞ!
齋藤リッコ
:「ウワーーーッ!!」
齋藤リッコ
:「甘い」
齋藤リッコ
:「ギャーーーーッ!!なにこれ!!」
小豆橋カノコ
:「アアーッまずい! またたびクリームはあまりにも刺激が強すぎた!」
齋藤リッコ
:「なんでまたたびなんて入れてんのよ!!」
小豆橋カノコ
:「ひゃうう! すいませんすいません、飽くなき食の探求……!」
小豆橋カノコ
:「うう……こんな狼藉を働かれても……市民の皆さんに攻撃を加えることが出来ない……! なぜなら、それが十字冠の戒律だから……!」
齋藤リッコ
:「何らかの法に触れ……ぎぇーっ!変なとこ舐めないでよ!」容赦なく子供を引っ叩こうとするが……できない!先住市民への攻撃は禁じられているのである!
GM
:自分が妙な代物をつくったせいなのに図々しいことを言っている。
小豆橋カノコ
:「ひゃっひゃっひゃっひゃ! だめぇ~~~!!!」
小豆橋カノコ
:「た、助けて……!」
齋藤リッコ
:「エッチな声出してんじゃないわよ!!」
齋藤リッコ
:「……あっ!あんなところに雨月夜シオンが!!」明後日の方向を指差す
小豆橋カノコ
:「えっ!?」ばっ!
齋藤リッコ
:「あんたまで引っかかってんじゃないわよ!!」
先住市民の子どもたち
:「エエーッ!?」「お化け!?」
齋藤リッコ
:ヌルヌルの手を握って駆け出します「逃げるわよ!うわっ手ぬるぬる……」
小豆橋カノコ
:「しゅびばせん~~~~」
齋藤リッコ
:唾液とクリームでそういうイメージビデオみたいな格好になりながら路地裏に逃げ込むぞ
齋藤リッコ
:「ハァ……ハァ……ひどい目に遭った……」
小豆橋カノコ
:「キングダムからのお客様を……こんな姿にしてしまったと知られるわけには……」
小豆橋カノコ
:「ふぅーふぅー、助かりました」
齋藤リッコ
:「あんたのせいで最悪だったわよ!どうしてくれんのよこれ!」ビシビシと指差しとつつきを同時に行う
小豆橋カノコ
:「あふぅあふぅ」
小豆橋カノコ
:「と、とりあえずうちでシャワーでも。近くなので……」
齋藤リッコ
:「ったく……そうね。シャワー貸して貰うわ。このままじゃ試食会にも行けないし……」
齋藤リッコ
:「ていうか、あんたは?ここの生徒よね」
小豆橋カノコ
:「あ、はい。申し遅れました」
小豆橋カノコ
:「ショコラショコラン製菓学校の……木っ端菓子職人の、小豆橋カノコと申します」
齋藤リッコ
:「カノコね。あたしはキングダムの齋藤リッコ」
齋藤リッコ
:「齋藤って、一番難しいほうの齋藤だから。間違えないように」
齋藤リッコ
:強調する。涙ぐましいアイデンティティなのだ
小豆橋カノコ
:「は、はい。忘れません!」
GM
:と、いうわけで。君は小豆橋の寮室に転がり込み、シャワーでサッパリしたのだ。
齋藤リッコ
:「ふぅ……」サッパリした。濡れた髪をタオルで拭いている「それで?あんな道端で何やってたわけ?」
小豆橋カノコ
:「新作がビビっと思いついたので、試供品の宣伝を」
小豆橋カノコ
:いやぁ……タハハ。という表情。
齋藤リッコ
:「それがなんであたしに突っ込んでくることになるわけ……?」
小豆橋カノコ
:「我を喪った先住市民の方々から逃げようとしたら、街区の階段を転げ落ちてしまって……」
齋藤リッコ
:「またたびなんて入れるからでしょ……!」
小豆橋カノコ
:「言葉もございません」
齋藤リッコ
:(くっ……こいつ明らかなドジっ子……)
齋藤リッコ
:(しかも菓子職人だし……顔も結構かわいい……あたしにない個性を……許しがたいわ……)
小豆橋カノコ
:そう言いながら、冷蔵庫の蓋を空ける。「あの……」
小豆橋カノコ
:「妙なことに巻き込んでしまいましたし、お疲れではないですか?」
小豆橋カノコ
:「よければ、私のお菓子……」
小豆橋カノコ
:言いかけた言葉を飲み込む。
齋藤リッコ
:「え?いいの?食べて」
小豆橋カノコ
:「いえ、諸王に提供されるようなものをこれから試食なさる方に」
小豆橋カノコ
:「わざわざ私なんかの作ったケーキを振る舞うなんて、よくないですね」
齋藤リッコ
:「……」
齋藤リッコ
:「い、いや……試食役なんてたまたまだし……」
齋藤リッコ
:「それにまず、この学区のお菓子がどんなものか基準を知らないと審査にできないでしょ?」
齋藤リッコ
:「それにまあ、さっきのやつ……おいしかったし……」小声
小豆橋カノコ
:「た、確かに……」
小豆橋カノコ
:「そういうことでしたら!」
齋藤リッコ
:「いいの?やった!」ぱっと笑顔になる
小豆橋カノコ
:にわかに元気になり、緑色のクリームが乗ったショートケーキを取り出す。
小豆橋カノコ
:「今度はまたたびじゃないですよ? ずんだ餡です」
齋藤リッコ
:「うわ、おいしそう……!」
齋藤リッコ
:「さっきのも緑じゃなかった?何かこだわりでもあるの?」
小豆橋カノコ
:「えんどう豆から作る甘味で……それをクリームに混ぜると、こういう発色になるんです」
小豆橋カノコ
:「えへへ~綺麗でしょ」
小豆橋カノコ
:「こだわり……って言うほどでもないけれど」
小豆橋カノコ
:「優しい感じがするでしょう? それに、故郷の味だから」
小豆橋カノコ
:そう言って、皿に乗ったケーキと、お茶のカップを差し出す。
齋藤リッコ
:「故郷……そうなのね」フォークを握って「そういうのは大事よね」
小豆橋カノコ
:「色が似てるからってまたたびは気の迷いだったな~」
齋藤リッコ
:「それは絶対そう」
齋藤リッコ
:「それじゃ、いただきます」手を合わせ、一口食べてみます
GM
:甘さはやや控えめで上品、おいしいです。
GM
:ビタミンB1が豊富なので脚気にも強そうです。
齋藤リッコ
:「ん……」口に手をやって「おいしい……!」
小豆橋カノコ
:「わぁ…………!」
小豆橋カノコ
:「本当ですか? 嬉しい……!」
齋藤リッコ
:「甘さもやや控えめで上品だし、おいしいわ」
齋藤リッコ
:「ビタミンB1が豊富で脚気にも強そうな味がするし……」
小豆橋カノコ
:「脚気に強そうな味ってなんですか」
齋藤リッコ
:「なんとなく頭に浮かんで……」
齋藤リッコ
:「……でも、ほんとにおいしいわよ。これ」
小豆橋カノコ
:「そ、そうですか……パンチが足りなかったりしませんかね……えへへ……」
齋藤リッコ
:「あんた、さっき自分のこと木っ端職人とか言ってたけど……ホント?」
齋藤リッコ
:「この味で木っ端って言うなら、試食なんてしたらあたしどうなっちゃうの……?」恐怖を覚えている
小豆橋カノコ
:それを聞いて、にっこりと笑う。
小豆橋カノコ
:「ご期待ください。私のなんかより、ずっと独創性があって、美味しいお菓子が、この学区にはたくさんあります」
小豆橋カノコ
:「だから、こんな風に褒めてもらえるなんて……ありがとう、ええと」
齋藤リッコ
:「リッコでいいわよ」
小豆橋カノコ
:「名前で! わぁ~! わぁ……!」
小豆橋カノコ
:「リッコさんは、ガレット・ブルトンへ?」
齋藤リッコ
:「うん、確かそんな名前だったはず」
小豆橋カノコ
:「でしたら、案内しますよ。迷惑をかけてしまったお詫びと」
GM
:と、その時。
GM
:近くで爆発音が響く!
小豆橋カノコ
:「あっまず!」
齋藤リッコ
:「うぇっ!?えっ!?なに!?」
小豆橋カノコ
:「今ショコラショコランを騒がせる連続ケーキ屋破壊事件」
小豆橋カノコ
:「まさか今また────!」
GM
:──そうして、君は目撃する。
GM
:小豆橋に手を引かれてたどり着いた先。そこには、破壊されたスイーツ店舗の残骸。
GM
:警備の学生たちがクリームやパウンド生地に塗れてうめき声をあげている。
齋藤リッコ
:「う、嘘でしょ……」悲惨な光景を目に絶句する
齋藤リッコ
:「ねえ、あんた!大丈夫!?何があったの!?」近くの生徒を助け起こします
製菓モブ
:「ぐ、う…………」
製菓モブ
:「み、見た…………巨大、な…………」
製菓モブ
:ガクリ、と気を失い、十字冠の光が瞬くとともに君の腕の中で消滅する。
齋藤リッコ
:「あっ……!」
小豆橋カノコ
:「そんな……これじゃ、リッコさんのおつかいが…………」
齋藤リッコ
:「えっ……?」振り向く
小豆橋カノコ
:「ここが、件のお店なんです!」
齋藤リッコ
:「えぇ~~~~っ!?」無惨に破壊された店の残骸とカノコを交互に見る
小豆橋カノコ
:力なく折れて転がる、目当ての店の看板が視界を過ぎる。
齋藤リッコ
:「そ、そんな……!」がっくりと膝を折る「あたしのケーキが……!特別な存在が……!マウントが……!!」
小豆橋カノコ
:「こうなっては仕方ありません!」が、と両手で君の手を取る。
小豆橋カノコ
:「私達で、襲撃犯を見つけ、落とし前をつけさせる……そして」
小豆橋カノコ
:「その殊勲を以てショコランの生徒会権限を発動してもらい」
小豆橋カノコ
:「なんとかお菓子を用意し直してもらう!」
齋藤リッコ
:「は、はあっ……!?」
小豆橋カノコ
:「普通にキングダムに報告してしまっては、リッコさんがうちの学区の最高のスイーツを味わえませんからね」
齋藤リッコ
:「む、無理無理無理無理!出来る訳ないわよ、そんなこと……!」反射的に否定の言葉が口をつく。骨の髄まで身に付いた自身の無さ。
齋藤リッコ
:「こんな……」辺りを見回して「こんな大きい店を、こんな風にする奴なんでしょ……?」
齋藤リッコ
:「あたしなんかじゃ……」
小豆橋カノコ
:「……だ、大丈夫です!」
小豆橋カノコ
:「なんとかなります。じっ、実は…………」
小豆橋カノコ
:その先を言うべきか逡巡して。
齋藤リッコ
:「実は……?」
小豆橋カノコ
:「秘策があるんです。私…………本当は……」
齋藤リッコ
:「ほ、本当は……?」
小豆橋カノコ
:「この事件の犯人、知ってます。たぶん、この学区で、一人だけ」
齋藤リッコ
:「えっ……えぇえええっ!?」
齋藤リッコ
:大袈裟に身を仰け反らせる
齋藤リッコ
:「それって……!」
齋藤リッコ
:「何で他の人に……いや……」辺りを憚り「何かヤバい話……?」
小豆橋カノコ
:「ヤバい話です。でも、リッコさんは私のケーキを褒めてくれたから……」
小豆橋カノコ
:「教えてあげます、特別、です」
齋藤リッコ
:「と……」
齋藤リッコ
:「特別…………!!」口元がだらしなく緩む
齋藤リッコ
:「はっ……」締め直す
齋藤リッコ
:「ま、まあ……そういうことなら?あたしも協力しなくもないわよ?」
小豆橋カノコ
:「やった……!」
小豆橋カノコ
:「このことが至上王さまに伝われば、何がおきるかわからない」
小豆橋カノコ
:「私たちは、ともすればキングダムの方々以上にそれを知っています」
小豆橋カノコ
:「リッコさん!」
小豆橋カノコ
:「カッコよくショコラショコランとキングダムの危機を救って」
小豆橋カノコ
:「なりましょう! 時の人!」
齋藤リッコ
:「と……」
齋藤リッコ
:「時の人…………!!」表情がだらしなく緩む
齋藤リッコ
:「これは……あるのでは……」
齋藤リッコ
:「あたしも新王……ワンチャンあるのでは……!?」
齋藤リッコ
:「何せ……何しろ……時の人だし……!!」
齋藤リッコ
:「よし!!そうと決まれば犯人の十人や二十人、さっさととっ捕まえましょう!」
齋藤リッコ
:「カノコ!この齋藤リツコに任せときなさい!」自信満々の表情で、高らかに言い切った。
GM
:シーン終了。ロイスのみ可能。シナリオロイス想定は小豆橋カノコです。
齋藤リッコ
:小豆橋カノコ 尊敬/○憤懣 で取得します
小豆橋カノコ
:え、え~!?
小豆橋カノコ
:私のずんだケーキがおいしすぎるから……
齋藤リッコ
:後で言うけどこいつ~~ってなってる
小豆橋カノコ
:きになるぜ たのしみだぜ
【◆Middle01◆】
GM
:集合です。全員登場。
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 10)増加 (39 → 49)
齋藤リッコ
:ウッ
小豆橋カノコ
:リッコさん……!
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を1d10(→ 7)増加 (49 → 56)
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (42 → 43)
皆神ハルノ
:平常心
GM
:プロい
GM
:キングダム大茶会に供されるショコラショコラン製のスイーツ。
GM
:特使としてその味見にやってきた齋藤リッコは、
GM
:君へ提供するスイーツを保管していた店が破壊される現場に立ち会ってしまうのだった。
GM
:犯人が誰か知っている。そいつを捕まえようと息巻く行きずりのショコラン生、小豆橋カノコ。
GM
:彼女の提案に乗り気になった君だが、特に声も潜めておらず、当然派手な破壊の巻き起こった現場には人が集まりつつあり…………?
GM
:以上、前回のあらすじでした
小豆橋カノコ
:「おお、なんて頼もしい……」
齋藤リッコ
:「で……」見得を切ったポーズのまま固まっている「具体的にはどうすればいいわけ?」
小豆橋カノコ
:「そうですね……あっ」
小豆橋カノコ
:「とりあえず、河岸を変えなきゃです」
齋藤リッコ
:「うん?あっ!ギャラリーが……!」
小豆橋カノコ
:そう言って、リッコさんの手を引いて路地裏へ向かうぞ。
GM
:ではこんなところで他の二人にも出てきてもらおうかな。
小豆橋カノコ
:「とりあえずここまでくれば……」きょろきょろと周囲を見渡している。
皆神ハルノ
:「その話さ~……」
齋藤リッコ
:「うん。大丈夫そ…… うおああ!?」ビクッとする
小豆橋カノコ
:「ひゃいん!」びくっ!
皆神ハルノ
:声は路地裏に駆け込んだ二人の上方からである。見れば、屋根の上でしゃがみ込み、君たちを見るポニーテールの女。薄手のコートを羽織っている
皆神ハルノ
:「あたしも一枚噛ませて欲しいな」
齋藤リッコ
:「なっだっ誰……!?」
小豆橋カノコ
:「ななななななんですか? うちの生徒じゃないですね……?」
皆神ハルノ
:ニコッ、と浮かべ慣れた笑顔 「皆神ハルノ! 一応所属はラス・ヴィダスだよ」
小豆橋カノコ
:「さ、爽やか……!」
齋藤リッコ
:動揺しつつ、その顔を見て。「ん……?」
齋藤リッコ
:「皆神ハルノ……?」
齋藤リッコ
:「皆神ハルノって…………皆神ハルノ!?」
齋藤リッコ
:「…………さん!?」
皆神ハルノ
:屋根から飛び降り、さりげなく君たちの先途に立つ 「今日はちょっと調べ物で……ん?」
小豆橋カノコ
:「ご存知ですか? ってああっ!」
皆神ハルノ
:小首を傾げる 「もしかして知っててくれた? 嬉しいなあ」
齋藤リッコ
:「うっ嘘……!?銀獅子の……!?」
皆神ハルノ
:「けっこう学園によって出回る広告違うから……そうそう、『銀獅子』のです」
小豆橋カノコ
:「世間に疎い私もそのお顔、見たことあります! ダイニングセットのコマーシャルで」
齋藤リッコ
:「うわっ顔ちっちゃ……!睫毛なが……!」
齋藤リッコ
:「てか身長同じくらいなのに脚の長さが……全然……」
小豆橋カノコ
:「うう、キラキラしてるよぉ……」
小豆橋カノコ
:眩しそうに手をかざしている。
皆神ハルノ
:「わー、ありがとう。あのCMあたしのキャラ的に意外じゃ? って思ってたんだけど、やっぱり効果出てるんだな……」
小豆橋カノコ
:「まな板の上はいつだって戦場ですからね」
齋藤リッコ
:「ううっ……有名人のオーラが……」サインを求めたくなって我慢している
皆神ハルノ
:「もー、そんなに見られるとちょっと恥ずかしいよ」 言いつつ、別段隠したりはしない 「で、ごめんね。急に話しかけちゃって」
小豆橋カノコ
:「あ、いえいえ。ええと。」
齋藤リッコ
:「そ、そうだった……!ど、どうしてここに……」
齋藤リッコ
:「ていうかもしかして、さっきの聞かれて……?」
小豆橋カノコ
:「もしや『その話』というのは……?」戦々恐々
皆神ハルノ
:「うん。さっきの話、聞こえちゃって。破壊音が聞こえたから、犯人とか見つけられるかなと思って手近な屋根に登ってたら」
小豆橋カノコ
:(アクティブすぎる……こわい……)小声
皆神ハルノ
:「たまたますぐそこに二人がいて……ごめんね」 両手を合わせて片目を閉じる
小豆橋カノコ
:「はう」
齋藤リッコ
:「うっ……!顔がいい……!」
小豆橋カノコ
:「リッコさん、ダメです。勝てない……!」
小豆橋カノコ
:リッコちゃんと手をつないで縮こまるぞ。
齋藤リッコ
:「も、元はと言えばあんたがでかい声で話してたからでしょ……!」
齋藤リッコ
:「どうすんのよこんな有名人……!」
皆神ハルノ
:「でもその話が本当なら、協力させてほしいと思って。別に何かふんだくろうとかでは全然ないからさ」
齋藤リッコ
:「ど、どうしてそんな……?」
小豆橋カノコ
:「でもこれは……本当のことなのでは? こんなに爽やかに嘘をつく方がいらっしゃるでしょうか……」
齋藤リッコ
:「う、う~ん……でも……」
皆神ハルノ
:「単純にお店屋さんを壊したりする人は放って置けない! ……のとは別に、今のお仕事とももしかしたら関係あるかも? って思ってねー」
小豆橋カノコ
:「お仕事? それは……」
ブレス・ブリギッド
:「──貴方達が」次の声は後ろから。
小豆橋カノコ
:「ひえっまた人!」
ブレス・ブリギッド
:「もし先程の事件のことをなにかご存知なら、私もお聞きしてよろしいでしょうか?」
齋藤リッコ
:「今度は誰……ヒッ!?」
齋藤リッコ
:学内で(一方的に)見覚えのある顔に身を震わせる
小豆橋カノコ
:「こ、この御方は…………」
齋藤リッコ
:「ろっ……
情王
(
ロード・エモート
)
……!?」
ブレス・ブリギッド
:路地裏をまるで学校の廊下のように、足音が立たない緩やかな歩き方で近づく。
齋藤リッコ
:「うわうわうわうわ」カノコちゃんの後ろに隠れる
皆神ハルノ
:「お、さらなる協力者さん」 身体を傾げて覗き込む
ブレス・ブリギッド
:「ブレス・ブリギッドです。ごきげんよう」丁寧なお辞儀
小豆橋カノコ
:「ひえーーーっ! キングダム序列二十二位!」
小豆橋カノコ
:「い、痛み入ります……?」
小豆橋カノコ
:できる限り丁寧なお辞儀を返す。
皆神ハルノ
:「キングダムの
王
(
ロード
)
の方でしたか。こんにちはー」 気さくな挨拶
ブレス・ブリギッド
:それぞれに会釈で反応を返す。
齋藤リッコ
:「なっどぅっどっどうしてここに……!?」
小豆橋カノコ
:「もしかして一番伝わってはまずい方に話を……聞かれてしまったのでは……!?」
齋藤リッコ
:「あわわわわ……」
齋藤リッコ
:(情王……!何かいつもみんなにチヤホヤされてて羨ましい人……!あたしにも1%くらい分けてくれればいいのに……!)
ブレス・ブリギッド
:「どうして……と問われますと、お仕事でしょうか。こういった後始末が本業ですし」
ブレス・ブリギッド
:路地裏の方からギャラリーの集まる表通りに目を向ける。通行の妨げになる瓦礫などが最低限撤去されている。
ブレス・ブリギッド
:「そしたら、犯人に対する心当たりがある、と聞こえてきたものですから」
ブレス・ブリギッド
:ね?と優しく微笑む。
齋藤リッコ
:「うっ……!顔がいい……!」
小豆橋カノコ
:「あっ、お掃除部として、応援にいらしてくださったのですね……」
小豆橋カノコ
:「私達もされちゃうんですか……!? お掃除……!?」
齋藤リッコ
:「嘘!?そういうこと!?ひぃい……!」
小豆橋カノコ
:リッコちゃんと手を取り合って震える。
皆神ハルノ
:「怯えてる」
小豆橋カノコ
:「ひにゃーーーすみませんすみません! 命まではご勘弁を!」
ブレス・ブリギッド
:「あぁっ、怯えないでください~」大丈夫大丈夫、と語りかけます。
ブレス・ブリギッド
:「そういうのは治安を乱す人だけですよ~」
ブレス・ブリギッド
:「なんて……」
小豆橋カノコ
:「天使のような笑み……」
齋藤リッコ
:「本当はいい人なのかも……」
齋藤リッコ
:(でも……昔はもっとおっかない人だったって噂で聞いたし……やっぱり怖い……!)
皆神ハルノ
:(綺麗な普通の女の子に見えるけど、まあキングダムの
王
(
ロード
)
は一筋縄じゃ行かないからなぁ)
ブレス・ブリギッド
:ニコニコ、と警戒心を感じない微笑み。
齋藤リッコ
:「なんで“銀獅子”と“情王”に囲まれてるのよ……どういう状況、これ……!?」
小豆橋カノコ
:「うう……もう観念するしかありません。洗いざらいお話しましょう」
齋藤リッコ
:「もう大体聞かれてそうだけど……」
ブレス・ブリギッド
:「わ、よろしくおねがいしますね」
皆神ハルノ
:「うんうん。お願いね。知ってるんだって? 犯人のこと……」
小豆橋カノコ
:「はい。あ…………でも、その前に」
小豆橋カノコ
:「こちらが名乗ってはいませんでした。そういえば…………」
齋藤リッコ
:「はっ……そういえば……」
小豆橋カノコ
:「大変な失礼を、ショコラショコラン一般生、小豆橋カノコといいます。こちらの方は……」
小豆橋カノコ
:そう言って斎藤さんを示す。
齋藤リッコ
:「さ、齋藤リッコです……一応、キングダム生……です」小声
齋藤リッコ
:ボソボソ声だ。こちらからだけ一方的に知っているという状況にコンプレックスを刺激されている。
小豆橋カノコ
:「諸王のお歴々にお出しするスイーツの試食にいらしたところを、此度の事件に遭われました」
皆神ハルノ
:「カノコちゃんにリッコちゃんね。よろしく! なんか姉妹みたいだね」
小豆橋カノコ
:「ひゃえ? し、姉妹みたいですか?」
齋藤リッコ
:「ッス……そうスね……」おざなりである
ブレス・ブリギッド
:「ふふ、息もピッタリでしたね」
小豆橋カノコ
:「ええっ……似てる? 私がリッコさんに……?」うれしそう。
ブレス・ブリギッド
:「それにお茶会のお菓子を!いつもお世話になっておりますね~」両手を合わせている。
ブレス・ブリギッド
:「いきなりで大変でしたね~。お怪我はありませんか?」
齋藤リッコ
:「あ、あたし達は巻き込まれませんでしたから……」
小豆橋カノコ
:「そうです! たまたまアクシデントがあって到着が……」
ブレス・ブリギッド
:「なるほど。それは重畳です」
小豆橋カノコ
:「と、いけません。この事件の犯人の話です」
ブレス・ブリギッド
:「えぇ。その様子では、先程犯人を見た……というわけでは、ないんですよね~?」
小豆橋カノコ
:「はい、私が目撃したのは、もっと以前」
小豆橋カノコ
:「最初の犯行が起きる少し前です。彼女は、大きな機械を携えて、夜道に現れた……」
小豆橋カノコ
:「その仮面の裏側を見たものは居ないと言われる、ショコラショコランきっての問題児」
小豆橋カノコ
:「”
狂菓学者
(
マッドコンフェクショニスト
)
”と、ただそう呼ばれています」
GM
:シーン終了。ロイス、購入が可能。
ブレス・ブリギッド
:「齋藤リッコ ○P興味/N庇護」で取っておきましょ
齋藤リッコ
:皆神ハルノ ○憧憬/劣等感
ブレス・ブリギッド 憧憬/○恐怖
で取得します
皆神ハルノ
:ロイスは保留かな~ 購入は一応応急手当キットを押さえておこう
皆神ハルノ
:2dx+2=>8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 10[7,10]+2[2]+2 → 14 → 成功
皆神ハルノ
:持ったぜ
ブレス・ブリギッド
:ボディアーマーを狙いましょう
ブレス・ブリギッド
:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 9[9]+1 → 10 → 失敗
ブレス・ブリギッド
:ムリギッドでした。
齋藤リッコ
:ボデマろう
齋藤リッコ
:2DX+4<=12
齋藤リッコ
:2DX+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 8[6,8]+4 → 12 → 成功
齋藤リッコ
:買えた 装備して以上!
ブレス・ブリギッド
:かえてる!
【◆Middle02◆】
GM
:全員登場です。
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (49 → 52)
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を1d10(→ 2)増加 (56 → 58)
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を1d10(→ 1)増加 (43 → 44)
皆神ハルノ
:落ち着きすぎ
齋藤リッコ
:プロやな────
GM
:リサーチシーンとなります。
GM
:情報項目を出すよ!
▼”狂菓学者”について <情報:ノヴァリス> 難易度8
▼犯行現場について <情報:ノヴァリス/噂話> 難易度7
▼兵器の噂について <情報:ノヴァリス/噂話> 難易度8
GM
:デン! 判定しな!
齋藤リッコ
:ふむふむ
皆神ハルノ
:兵器の噂、調べちゃお~
ブレス・ブリギッド
:デデン!社会弱者なので犯行現場に行こうかな
齋藤リッコ
:じゃあ”狂菓学者”について いきます
皆神ハルノ
:コネ:学園通の友人 仕様! <情報:ノヴァリス>!
皆神ハルノ
:4dx+1=>8
DoubleCross : (4DX10+1>=8) → 10[1,2,6,10]+1[1]+1 → 12 → 成功
皆神ハルノ
:よく回る日だ
ブレス・ブリギッド
:3dx+1>=7 犯行現場 友人の力を経て情報ノヴァリスで
DoubleCross : (3DX10+1>=7) → 10[6,7,10]+10[10]+7[7]+1 → 28 → 成功
ブレス・ブリギッド
:まるっとお見通しよ
GM
:社会弱者…………?
齋藤リッコ
:すご
皆神ハルノ
:さらに回っとる王おるな
ブレス・ブリギッド
:他の王なら倍はいけた
齋藤リッコ
:コネ:学園通の友人使用
齋藤リッコ
:4DX+2>=8
DoubleCross : (4DX10+2>=8) → 10[2,3,7,10]+6[6]+2 → 18 → 成功
GM
:みんな優秀!
GM
:では貼っていきます
▼”狂菓学者”について
ショコラショコラン製菓学校の問題児。
食べた者が喉を焼き焦がしながら火を吹くことができる激
辛
(
つら
)
明太ソフト、遅効性の麻痺毒で味蕾の感覚を消し、以降の審査員得点を0にすることで品評会の優勝を狙う卑劣なプレッツェルなどを開発し名を上げようとする正体不明の生徒。
当然そんなスイーツで評価が上がるべくもなく学区で開催されるあらゆるコンテストのブラックリストに入っているが、登録データを改竄していつの間にか会場に潜り込んでおり、電子戦に一定の能力を所持していると見られる。
▼犯行現場について
犯行現場となった店舗では、いずれも生地やトッピングが散乱、ケーキが食い荒らされているように見える。
しかし、実は周囲に飛び散っているのはお菓子の材料であって、完成して陳列されていた商品は跡形もなく消え失せていた。
殆どの犯行は夜中に行われており現場を目撃したものは存在しないが、たった今起きた事件は白昼の襲撃であり、店舗を警備していた生徒たちは、突如として甘い匂いのする巨大生物が現れたのを目撃している。
▼兵器の噂について
兵器が持ち込まれたという情報は確認できなかったが、その噂の出処らしきものは把握できた。
それはジェネシスの技術力と六壬の呪術を結集させて生まれた熱き板前の戦い『寿司ドラゴンバトル』用のバトルホビー、『ヘイラッシャイザー』である。
一部の熱心なやつが流行らせようと尽力し、何を間違ったかショコラショコランにも少数輸出されたこのデバイスは、セットした寿司の美味しさに応じた戦闘能力を持つドラゴン
(参考)
を呼び出すことができるという代物である。
この技術を洋菓子に転用すれば、弱小校のショコラショコランが一転、大きな軍事力を持つに至るのではないか。そう想起するものがいてもおかしくはないだろう。
フルーツパーラー『サンクトペテルブルグへの情熱』
GM
:君たちは、カノコに連れられてあまり流行っていないフルーツパーラーの個室を訪れていた。
小豆橋カノコ
:「クッキーの種類がすごい充実してるんですよねここ。でも、全然アピールしないから全然流行らないんです」
齋藤リッコ
:「宣伝も大事ってことなのね」
皆神ハルノ
:「職人肌なんだなぁ」
ブレス・ブリギッド
:「フルーツパーラーなのにクッキーなんですね……」
小豆橋カノコ
:「フルーツはふつうです」
齋藤リッコ
:「普通なんだ……」
ブレス・ブリギッド
:「流通経路はともかく、職人さんの技術が確かなんですね」
皆神ハルノ
:そういう素朴さを訪ねるのは嫌いではない。ラス・ヴィダスには存在し得ないものだからだ 「何かオススメとか、ある?」
ブレス・ブリギッド
:「こちらの、盛り合わせを各々で分けるのはいかがでしょう?」
小豆橋カノコ
:「ひゃい……そうですね。アソートがおすすめです……」
齋藤リッコ
:「アッス……じゃあそれで……」有名人二人と同席して意味も無く体を縮こまらせている。
齋藤リッコ
:(何なのよ……この所作ひとつひとつがキラキラしてるのは……!これが有名人のオーラってやつなの……!?)
皆神ハルノ
:「おっ、グッドチョイスだねブレスちゃん。それではそうしましょうか」
小豆橋カノコ
:「ジャムがおいしくて、このキウイジャムが入ってるやつとかが好きなんですけど」
小豆橋カノコ
:「一口で食べる前提のサイズと味ですから、同じものばかりだと飽きちゃいますしね」
齋藤リッコ
:「あんたホントに緑好きなのね……」
小豆橋カノコ
:「リッコさんはあるんですか? 好きな色」
齋藤リッコ
:「えぇっ?うーん……」少し悩んで
齋藤リッコ
:「特に無いかな……少なくともカノコくらいのこだわりは無いわよ」
小豆橋カノコ
:「私もそんなに強いこだわりってほどじゃ……」そう言いながら、ロシアケーキの盛り合わせと人数分の飲み物を注文する。
ブレス・ブリギッド
:注文はおまかせする。
製菓モブ
:「かしこまりました」
皆神ハルノ
:「へえー、名前はケーキだけどクッキーなんだ。確かに響きは似てるけど」
ブレス・ブリギッド
:「生地を焼き上げる意味では、スポンジの硬いケーキと見ることもありそうですね」
齋藤リッコ
:「へえ……食べたことないな……あ」咳払いして「ええと、本題ね」
ブレス・ブリギッド
:「はい、お願いしますリッコさん」
齋藤リッコ
:「で、さっき言ってた”狂菓学者”ってやつが犯人ってことで間違いないのかしら」
皆神ハルノ
:「面白いねえ。……で、"狂菓学者"だっけ」
小豆橋カノコ
:「はい。十中八九」
ブレス・ブリギッド
:「問題児、と仰ってましたね?」
小豆橋カノコ
:「ショコラショコランに集まる子達は、みんな真面目にお菓子を作って、女子高生らしい青春を謳歌するためにここに来ます」
齋藤リッコ
:「ふんふん。それはそうでしょうね」
ブレス・ブリギッド
:良いことですね、と運ばれた紅茶に口をつける。
小豆橋カノコ
:「だから……こういう事件を起こす者は限られる」
小豆橋カノコ
:「私が目撃したのは、ほんの偶然です、誰もが寝静まる、夜」
小豆橋カノコ
:「ケーキ作りは体力勝負なんですよ? ですから、みんな疲れ切っちゃって、夜更かしをする生徒はほとんどいません。私みたいな落ちこぼれを除いては……」
皆神ハルノ
:「まあまあ、そんな自虐しないで……おかげで今助かってるんだから」
齋藤リッコ
:「……」表情を顰めながら聞いている
小豆橋カノコ
:「彼女がナゾの機械を抱えて向かっていった先で、爆発が起きて……」
小豆橋カノコ
:「関わり合いになるまいと黙っていたんです。彼女と関わった者は不幸になりますから」
齋藤リッコ
:「不幸に……」
小豆橋カノコ
:「扇風機に煽られた小麦粉が爆発したり、足の小指をいい角度で打ったり、不幸の手紙が届いたりです」
齋藤リッコ
:「そういう方向性の不幸なのね」
皆神ハルノ
:「具体性が高い割に方向性が色々で厄介だね」
ブレス・ブリギッド
:「なるほど。具体性の方向が……その……」コメントに困っている。
小豆橋カノコ
:「あと、禁止スレスレの薬品を使った料理で」
小豆橋カノコ
:「コンテストの審査員や会場に集った人が……火を吹いたり、我を失ったり……五感を喪失したり……」
齋藤リッコ
:「そ……そっちの方がヤバいじゃない!」
ブレス・ブリギッド
:「実害の高い不幸もあるんですね……?」
皆神ハルノ
:「それは不幸というより普通に被害な気がするね」
小豆橋カノコ
:「……でも」
小豆橋カノコ
:「私が臆病風に吹かれたせいで、リッコさんにまで迷惑がかかってしまった、それだけじゃない……」
小豆橋カノコ
:「学区を巻き込むたいへんな事態に……」
小豆橋カノコ
:涙目で落ち込んでいます。
齋藤リッコ
:「……別に……そんなヤバいやつ、関わりたくないのは分かるわよ」居心地悪そうに
齋藤リッコ
:「それに、こうやって名乗り出てくれたじゃないの」
小豆橋カノコ
:「だって、それは…………」
皆神ハルノ
:「そうそう。一番速くはなかったけど、決して遅くはないよ」
ブレス・ブリギッド
:「その通りですよ、カノコさん」
ブレス・ブリギッド
:「そのおかげで私も助かっていますから」
小豆橋カノコ
:「うぅ、ありがとうございます」
齋藤リッコ
:「あーもうホラ、泣いてんじゃないわよ」ティッシュで鼻をかませている
小豆橋カノコ
:「やさしい……」ずびー
ブレス・ブリギッド
:微笑ましく見てる
皆神ハルノ
:(姉妹だなぁ。姉妹ってこういうのだよな)
齋藤リッコ
:「えーと、じゃあ……そいつが持ってた機械ってやつ? それが事件の凶器ってわけかしら」
ブレス・ブリギッド
:「そうですね。犯人に目星がついたなら、今起こっている事件も調べて行きましょうか」
小豆橋カノコ
:「です! おそらく、暗闇に乗じてとはいえ、不審な機械を携えてただ長距離を徒歩で移動したわけではないでしょう」
小豆橋カノコ
:「最初の目撃地点が拠点をさぐるヒントになるかも……」そう言って、座標を送信します。
齋藤リッコ
:「でも、機械ってだけじゃ分からないわよね。爆弾とか……?」
小豆橋カノコ
:「確かに、順当な推理な気がしますね。それっぽい」
ブレス・ブリギッド
:「ですが、普通の爆弾でもないようです」
皆神ハルノ
:「いやあ……」 端末に送られてきた情報を見て苦笑している 「少なくとも爆弾とかの情報はないんだけど」
皆神ハルノ
:「不審な機械については、最近とびきり不審な機械がこのあたりに持ち込まれたみたいではあるよ」
齋藤リッコ
:「えっ……何か知ってるんですか?」
ブレス・ブリギッド
:「不審な機械?ですか?」
小豆橋カノコ
:「こんな泡沫学区にわざわざ何を……」
ブレス・ブリギッド
:「あまり悪く言ってはいけませんよ?こうしてお茶菓子も頼っていますし……」
皆神ハルノ
:「えーと何何……『寿司ドラゴンバトル』用バトルホビー……『ヘイラッシャイザー』」
皆神ハルノ
:「売り文句は『君が握って僕が覚醒める!』」
小豆橋カノコ
:「…………?」
齋藤リッコ
:「『寿司ドラゴンバトル』用バトルホビー『ヘイラッシャイザー』……?」
ブレス・ブリギッド
:「…………?」
ブレス・ブリギッド
:「そういうのが……流行っているんですか?」
小豆橋カノコ
:「聞いたことないですけど……」
小豆橋カノコ
:「寿司とドラゴンという言葉の間にあります? 相関というか…………」
齋藤リッコ
:「えーと……それは機械っていうか……オモチャでは?」
ブレス・ブリギッド
:「オモチャ……」
皆神ハルノ
:「ちょ、ちょっとあたしに聞かないで! あたしも読み上げてるだけだから……」 慌てつつ
ブレス・ブリギッド
:「あ、すみません。そうですよね……」
皆神ハルノ
:「なんかね、ジェネシスの方の情熱的な人と、六壬の方の情熱的な人が手を組んで作られたみたいで……」
小豆橋カノコ
:「そうなんですね、情熱的な……」
ブレス・ブリギッド
:「な────」若干気温が上がる。「……そう、なん、ですね」
皆神ハルノ
:「お寿司を握ると、そのお寿司の質によって、戦闘力を持つドラゴンが生まれ……」
ブレス・ブリギッド
:「????」
皆神ハルノ
:「…………??」 文章を読み直している
小豆橋カノコ
:「寿司のおいしさが、ドラゴンに……」
齋藤リッコ
:「寿司が……ドラゴンに……」
皆神ハルノ
:「……ええと、読み違いじゃないね。ともかくなんか……そういう……そういうのがあるんだって!」
齋藤リッコ
:「成程……」
齋藤リッコ
:「成程……??」
皆神ハルノ
:たん、と端末を裏返す 「いやあ、ジェネシスの方の情熱的な人は何をしでかすかわからないね!」
ブレス・ブリギッド
:「そうですね」
小豆橋カノコ
:「おっしゃるとおりです」
ブレス・ブリギッド
:「供物によって…………見返りを得る………」
ブレス・ブリギッド
:「呪術的な……ものでしょうか……?」
ブレス・ブリギッド
:一歩ずつ確かめるように発音する
小豆橋カノコ
:「レネゲイドは自由ですね……」そういうことか。
皆神ハルノ
:「そうみたい。で、それがこの辺りにも少数流れてて……」
ブレス・ブリギッド
:「先程の現場でも」
ブレス・ブリギッド
:「甘い匂いのする巨大生物が目撃されていたようです」
ブレス・ブリギッド
:「なので爆弾は否定されると思ったんですが……」ちら、とハルノさんを見て
ブレス・ブリギッド
:「それが……それでしょうか……?」
小豆橋カノコ
:「こんなにもクールでスタイリッシュな皆神さんにふざけた文章を読ませるなんて……なんて罰当たりな……」
皆神ハルノ
:「お寿司で行けるならケーキでも行けるのでは? っていうことを、さっきカノコちゃんが話してくれた狂った人……狂菓学者の人ね」
皆神ハルノ
:「そういうことを考えても不思議じゃないかもしれない」
齋藤リッコ
:「ええっ」
小豆橋カノコ
:「改造ホビーということですか!?」
齋藤リッコ
:「す……寿司とケーキじゃ全然違うじゃないですか!」
齋藤リッコ
:「寿司が無ければケーキを食べればいいじゃないってこと……!?」
小豆橋カノコ
:「なんというマリー・アントワネット! 二重に罰当たりな……」
ブレス・ブリギッド
:「当たってますかねぇ……?」
小豆橋カノコ
:「で、でも。辻褄は合います!」
ブレス・ブリギッド
:「…………ええと、そうではなく、発想はともかく実現してるかもしれない、ということですね」
ブレス・ブリギッド
:「はい。合ったと考えましょう」
小豆橋カノコ
:「本来のヘイラッシャイザーは……」ハルノさんの端末を覗き込み
小豆橋カノコ
:「腕に装着するデバイスということですが、これではとてもホールケーキは入らない」
皆神ハルノ
:「まず腕に装着するデバイスにお寿司を乗せるという時点でかなりエキセントリックだけどね?」
小豆橋カノコ
:「だから抱えていた機械があんなに大きかったんだとしたら……」
齋藤リッコ
:「その辺のディティールいる……?」
ブレス・ブリギッド
:「目撃されたのも『巨大生物』と仰ってました」
ブレス・ブリギッド
:「ケーキも持ち去られていたようです。用途に合わせて調整されたのかもしれませんね」
ブレス・ブリギッド
:怒りはともかく困惑は表情にでてくる。それでも笑顔。
皆神ハルノ
:「なるほど。つまり、お寿司からドラゴンを召喚する機械を」
皆神ハルノ
:(お寿司からドラゴンを召喚する機械?) 常識が抵抗するが、なんとか言葉を続ける
皆神ハルノ
:「ケーキから怪物を召喚する機械に……改造した疑いが強いってわけ」
GM
:寿司ドラゴンバトルに勝利した寿司は、敗者を捕食し、より美味しくなるのだという。
齋藤リッコ
:「……確かに、さっき『お寿司の質によって戦闘力を持つ』って言ってたわよね」
齋藤リッコ
:「カノコのケーキ、すごく美味しかったし……ああいうのがもしもドラゴンになれば……」
小豆橋カノコ
:照れた表情で口をつぐんでいる。
齋藤リッコ
:「店の一つや二つくらい、簡単に壊せるかも……いや、基準を知らないけど……」
ブレス・ブリギッド
:頷いて「実際、基準に達していると見るべきなのでしょう」
皆神ハルノ
:(なんかさらなる怪情報が追記された気がするけど必要になるまで黙っとこ……)
GM
:だとすれば、改造ヘイラッシャイザーによって召喚され、職人が手塩にかけたたくさんのケーキを捕食したケーキは、どれほどの強さを得ているのだろうか。
皆神ハルノ
:「あっちょっと追加情報の重要性が増した! ええと……」 またスマホを見て
GM
:すみません。
皆神ハルノ
:「なんか……出てきたドラゴンを戦わせて……負けた方は勝った方に食べられて、勝った方は美味しさが増すから」
皆神ハルノ
:「つまりたくさんケーキを集めて……戦わせて、食べさせ続けると……すごくおいしくなって……強くなるらしいです!」
ブレス・ブリギッド
:「………………」人指し指でくるくると髪を絡ませる。
小豆橋カノコ
:「そんな…………」
齋藤リッコ
:「成程……意外と理にかなってますね」そうか?
皆神ハルノ
:言い切ってばたりとテーブルに伏せる 「今までけっこう仕事してたけど、こんな変なことを口にしたのは初めてだぁ……」
ブレス・ブリギッド
:「つまり……」
ブレス・ブリギッド
:「円卓の皆様がご所望するケーキすら食べて、とても危険だと……?」
ブレス・ブリギッド
:「いうことですね……?」
小豆橋カノコ
:「生徒会のコルデさんのケーキや、ムラングさんのケーキの力すら取り込んだ、最強のケーキが…………」
齋藤リッコ
:「あたしが食べるはずだったケーキを……!」
皆神ハルノ
:顔だけ上げて 「そうだね。理論上は美味しいケーキを作れない人でも、一番美味しいケーキを作れることになるんだから……」
皆神ハルノ
:「放っておいたら製菓学校じゃなくてケーキバトル学校になっちゃうのかも」
ブレス・ブリギッド
:「それは困りますね」
ブレス・ブリギッド
:「それは……困りますね……」
齋藤リッコ
:「そ、そんな……そんなのって無いですよ!」
小豆橋カノコ
:「リッコさん……」
齋藤リッコ
:「さっき……みんな真面目にお菓子を作って、青春を楽しむためにここに来てるって言ってたのに……」
齋藤リッコ
:「ケーキバトル学校になんてなっちゃったら……!」
齋藤リッコ
:「……いや、それはそれで楽しいのかもしれないけど……!なんか良くない気がする!!」
小豆橋カノコ
:ほろりと涙が溢れる。
ブレス・ブリギッド
:そうなれば被害の頻度が増えるし、見た目に面白要素がある案件は、真面目な人の多い円卓の王が過激に対応してしまうかもしれない。
ブレス・ブリギッド
:「お茶会のお菓子の調達にも、困っちゃいますね」
皆神ハルノ
:「実際、私はお菓子作りとかしたことないけど……」
皆神ハルノ
:「お菓子を戦わせて美味しいお菓子を作るのと、美味しいお菓子を作るのとでは、なんか違うと思うし……そういうのを強引に変えちゃうのはよくない気がするな」
小豆橋カノコ
:「は、はい! 王様たちに、美味しいスイーツをお届けしなければなりませんから」
皆神ハルノ
:あまり流行っていない店内を見渡す。非効率的なることは、すなわち過程を愛するということだ。
皆神ハルノ
:「やっぱり良くないね」 頷く
小豆橋カノコ
:「……手は、あると思います」
小豆橋カノコ
:「寿司ドラゴン……あ、ちがった。ケーキモンスターの力が未知数とは言っても」
小豆橋カノコ
:「常にその巨体が展開されているわけではないと見るべきです」
齋藤リッコ
:「そっか、目立つもんね」
小豆橋カノコ
:「デバイスを起動し、怪物を励起していないタイミングで、”狂菓学者”を見つけて、懲らしめる……」
小豆橋カノコ
:「ギリギリの作戦のようですが、Rファイトのスターたる皆神さんと」
小豆橋カノコ
:「キングダムの王様が協力してくださる上」
小豆橋カノコ
:「リッコさんもいます!」ババーン!
齋藤リッコ
:「ウッ」
齋藤リッコ
:「そこと並べないで……いや……喜ぶべき……?」
皆神ハルノ
:「てかメチャクチャ適応力高いねカノコちゃん」
小豆橋カノコ
:「え? そ、そんな事ないですよ? 私なんて……」
皆神ハルノ
:「多分荒っぽい抵抗は受けそうだけど、リッコちゃんはそういうのは大丈夫?」
齋藤リッコ
:「えっ……え、ええと……」
齋藤リッコ
:いかにノヴァリスの治安が劣悪と言えど、齋藤は単なる一般生徒だ。
齋藤リッコ
:荒事を目にしたことは数あれど、自らその当事者になったことはない。
齋藤リッコ
:そもそもそれをこなせるだけの能力もない……暫時、逡巡して。
ブレス・ブリギッド
:「協力しても構いませんが」
ブレス・ブリギッド
:するりと言葉を差し込む
ブレス・ブリギッド
:「そうなった場合、一緒に行動するのですから」
ブレス・ブリギッド
:「背筋を伸ばして頂けると嬉しいですね?」
ブレス・ブリギッド
:柔らかく微笑んで覗き込む
齋藤リッコ
:「うっ……!」
齋藤リッコ
:応援されているのだが…… 怖い!!
齋藤リッコ
:「や……」
齋藤リッコ
:やっぱり、と言い掛け。
齋藤リッコ
:ケーキの試食を固唾を呑んで見守る、カノコの表情を思い出す。製菓について語る熱っぽい口調を、美味しいと言われた時のその笑顔を。
齋藤リッコ
:あの真剣さは、そこに至るまで彼女が、彼女たちが打ち込んできた情熱は……価値あるもののはずだ。決して否定されていいはずがない。
ブレス・ブリギッド
:「?」少し首を傾げて言葉の続きを待つ。
齋藤リッコ
:「や……」
齋藤リッコ
:「……ります」俯きがちに口を開く
齋藤リッコ
:「そんなに力にはなれないかもですけど……あたしに、出来ることなら……」
小豆橋カノコ
:ぱあ、と表情が輝く。
皆神ハルノ
:「んー」 大丈夫かなぁ、とは思いつつ、まあ自分がいるしな、とも思う
皆神ハルノ
:「じゃあ、一緒に頑張ろうか! 無理だったらちゃんと言って逃げてね!」
齋藤リッコ
:「はっ……はい……!」既に若干腰が引けながら頷く
齋藤リッコ
:(うぅっ……ていうか、私が活躍して一躍時の人になるはずが……)
齋藤リッコ
:(この二人と一緒だと“銀獅子”と“情王”とその他添え物一名にしかならないじゃない……!)
ブレス・ブリギッド
:「はい。では皆さんで頑張りましょう」楽しそうに両手を合わせる。
ブレス・ブリギッド
:「久しぶりだわ。被害を未然に防ぐお仕事って」
ブレス・ブリギッド
:楽しそうに笑う。
齋藤リッコ
:(やっぱりいい人なのかも……いや……でもやっぱ怖い……)
GM
:こうして、君たちの方針は決まったのだった。
GM
:シーン終了。ロイス購入可能です。
皆神ハルノ
:齋藤リッコ/○連帯感/不安 これで取ります
皆神ハルノ
:購入は~ もう1応急手当くらいしておくかな
皆神ハルノ
:2dx+2=>8
DoubleCross : (2DX10+2>=8) → 7[3,7]+2 → 9 → 成功
皆神ハルノ
:盤石だぜ
ブレス・ブリギッド
:「皆神ハルノ ○P興味/N有為」でとります
ブレス・ブリギッド
:ババンバン
ブレス・ブリギッド
:ボディアーマー狙い!
ブレス・ブリギッド
:1dx+1>=12
DoubleCross : (1DX10+1>=12) → 1[1]+1 → 0 (ファンブル) → 失敗
ブレス・ブリギッド
:ブルシット
齋藤リッコ
:そんな
ブレス・ブリギッド
:この店も爆発しちゃった
齋藤リッコ
:ロイス保留で~ボデマでも配ろうかな
齋藤リッコ
:2DX+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 7[4,7]+4 → 11 → 失敗
齋藤リッコ
:財産1で購入
GM
:購入がうまい
ブレス・ブリギッド
:上手だ
齋藤リッコ
:どっちかにパスします
GM
:ハルノさんはもう防具あるから
GM
:ブレスちゃんかな
ブレス・ブリギッド
:もらいます。ガシャーン
皆神ハルノ
:そうなのだ
齋藤リッコ
:王に献上します 以上!
ブレス・ブリギッド
:くるしうない!
【◆Middle03◆】
GM
:全員登場!
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 3)増加 (52 → 55)
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (58 → 63)
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を1d10(→ 3)増加 (44 → 47)
GM
:狂菓学者の拠点はこれまで発見されたことがなく
GM
:それらしき場所に踏み込んでも、ことごとくもぬけの空であった。
GM
:おそらくはブラックドッグ能力により、自身への追求の手を把握しているのだろう。組織だった操作をするより、少数精鋭で臨むべきだ。
GM
:というわけで、みなさんには判定に挑戦してもらいます
齋藤リッコ
:ヒェ~ッ
皆神ハルノ
:やってることは狂ってるのに整合性はこの上なくしっかりしていやがる
GM
:▼”狂菓学者”のラボを発見し、到達する 技能:<意思>
GM
:全員が1回ずつ判定可能。合計達成値30以上でクリアです。
齋藤リッコ
:一人10か~
齋藤リッコ
:とりあえず振ってみよう
ブレス・ブリギッド
:大変だ~
ブレス・ブリギッド
:頑張ります。
GM
:失敗した場合、全員が登場侵蝕を振り直して再判定となります
皆神ハルノ
:見つけるぞという意志を束ねて見つけてみせるぜ
ブレス・ブリギッド
:2dx+4 意志。思い出の一品使用
DoubleCross : (2DX10+4) → 6[4,6]+4 → 10
齋藤リッコ
:4DX+2 意志
DoubleCross : (4DX10+2) → 8[2,2,4,8]+2 → 10
齋藤リッコ
:やばい!
齋藤リッコ
:遊びが無い
皆神ハルノ
:何この緊張感
皆神ハルノ
:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 8[3,5,8]+2 → 10
皆神ハルノ
:フッ……
齋藤リッコ
:うおおおお
ブレス・ブリギッド
:的確
齋藤リッコ
:そんなことある!?
GM
:ぴったり! ちょっと高すぎたな難易度
ブレス・ブリギッド
:やば。
皆神ハルノ
:アタシら3人揃えば怖いものなんてないぜ
小豆橋カノコ
:さすがです!
ブレス・ブリギッド
:これが平等の力
GM
:ショコラショコランという学区が初めからあったわけではない。今でこそ小綺麗な街並みとなっているが、元々は開発の頓挫した放棄領域に近い。
GM
:街区に巧妙に隠された地下空間への入り口。
GM
:見つけてしまえば、存外に小綺麗に保たれた通路があると知れる。
GM
:それはそうだろう。スイーツを運ぶ場所は清潔でなくてはならないのだから。
齋藤リッコ
:「マッドサイエンティストでも……衛生管理には気を遣ってるんだ……」
齋藤リッコ
:おっかなびっくり進んでいきます
皆神ハルノ
:「狂ってても職人なんだねえ」
ブレス・ブリギッド
:「美味しさが重要なら、冷蔵庫の発注も大事ですからね」
ブレス・ブリギッド
:「それに大きな体を仕舞えるなら、通路は人のサイズで良いということなんでしょうね」
齋藤リッコ
:「……」長い通路の前方を見遣る「この先に、寿司ドラゴン……じゃなかった、ケーキモンスターが……」
ブレス・ブリギッド
:「はい。今はお掃除部の皆さんが別の拠点を調べてくれてるので、こちらに対処する余裕は無いと思います」
齋藤リッコ
:「おお……人海戦術」
皆神ハルノ
:「人手があって助かる~。こういう時
王
(
ロード
)
の方は心強いです」
小豆橋カノコ
:「さすが王様。組織力ですね」
齋藤リッコ
:(くっ……これが人徳の力ってやつなの……!?)
齋藤リッコ
:(何よ、ちょっと学校の掃除とか美化とか復興に真剣に取り組んでいるだけで……くっ……!ダメだ……立派過ぎる……!)
ブレス・ブリギッド
:「うふふ。普段は一人で動くのをやめなさい、って言われちゃうんですけどね?」
ブレス・ブリギッド
:「今回は、皆さんが少数精鋭ということで。よろしくお願いします」
齋藤リッコ
:「精鋭……」言葉の響きにキュンとしている
皆神ハルノ
:「任せておいて! 少数活動はこっちも得意なもんですから」
皆神ハルノ
:ローラーブーツで前方をすいすい進む
GM
:時折巧妙に監視カメラが設置されていた。とはいえ、発見できれば隙間がないではない。
齋藤リッコ
:「ふ、二人とも慣れてるんですね、こういうの……」
ブレス・ブリギッド
:「えぇ。騒動の場所に後始末に行くのが普段のお仕事ですから」スタスタ、と緩やかに足音を立てずに歩く
皆神ハルノ
:「まあ、そこそこにはね。悪い人は狭い所に隠れるものだから」
小豆橋カノコ
:「機能的なスーツですねえ、皆神さん」
小豆橋カノコ
:(でもちょっと、後ろから見るとエッチかも……お尻とか……)
皆神ハルノ
:「うん。一点ものだよ~。おかげで体型とかも頑張って管理しなきゃいけないんだけど……」
小豆橋カノコ
:「ひえっ体型!? 何も考えてないです! 不埒なことは!」
齋藤リッコ
:「急に何言ってんの……?」
ブレス・ブリギッド
:「大変ですねぇ……」特に武器なども無く制服のまま。
皆神ハルノ
:羽織っていた薄手のコートはだぶつくので脱いでしまった。前進しながらくるりと回って見せる。確かにぴったりとして、体型を強調するデザインだ。
齋藤リッコ
:(でも確かに、コート脱ぐとエッチかも……胸元とか……)
皆神ハルノ
:「だからお菓子とかもあんまり食べられないんだよね。あーえっと……」 少しプロフィールを思い出して 「妹はけっこう好きなんだけど」
齋藤リッコ
:「あっ、妹さんが……」
皆神ハルノ
:「だから貰い物のお菓子とかも、ちょっと食べたら妹にあげちゃったりして。あ、でも一種類一個はちゃんと食べてるからね!」
齋藤リッコ
:「知ってる?皆神さんって病弱な妹さんのためにノヴァリス・ファイトに出てるのよ」カノコちゃんに耳打ちする
齋藤リッコ
:「かっこいいわよね~……」あこがれの視線
小豆橋カノコ
:「ええっ、そんな……」
皆神ハルノ
:(こんな静かだと普通に聞こえるんだけどな~) とはいえ敢えて反応もしないのだ
小豆橋カノコ
:「そんな困難のなかでも、あんなにしゃっきり溌剌としているなんて……」
小豆橋カノコ
:「なんだか、自分がどんどんちいさく見えちゃいますね……」
齋藤リッコ
:「うん……そうよね……」
齋藤リッコ
:物怖じしていない二人の様子に、改めて住む世界が違う人間なのだと思い知らされるようで、更に気後れしている。
皆神ハルノ
:「…………」 気まずそうに頬を掻いて 「……ブレスちゃん! 結構歩いたよね」
ブレス・ブリギッド
:「妹さんとはとても仲がよいのですね。私も以前、先輩と……」
皆神ハルノ
:「さすがにそろそろ終点近いかな?」
ブレス・ブリギッド
:「あ、そうですね。足場も整ってますし、外から想像できる構造ならそろそろかと?」
齋藤リッコ
:「もっ……もうですか!?あわわわ……」慌てて背筋を伸ばす
ブレス・ブリギッド
:「見たところ、空間を拡張してる痕跡もありませんね。気を引き締めていきましょうね」
GM
:……果たして
GM
:君たちの前に厳重にロックされた扉が現れる。
小豆橋カノコ
:「ごくり」
齋藤リッコ
:「すごいロックされてるけど……開けられるのかな」
皆神ハルノ
:「でなければ壊すかだね。できれば普通に開きたいけど」
ブレス・ブリギッド
:「どうでしょう。得意な人いますか?」
GM
:<情報:ノヴァリス/白兵/射撃/RC>の判定で誰かが20以上の達成値を出すことで開けられることにしようかな
齋藤リッコ
:「……」三人を見る。誰も名乗り出ない
小豆橋カノコ
:「私は、戦う力はぜんぜんで……」
ブレス・ブリギッド
:頷く。よくあることだ。
皆神ハルノ
:「できるかなー。ここだと全力でって訳には行かなそうだし……でもやってみるか」
ブレス・ブリギッド
:「仕方ありません。無理やり開けちゃいましょう」
皆神ハルノ
:やります! 何故なら……侵蝕率が低いので!
GM
:さすが!
皆神ハルノ
:《コンセントレイト:バロール》+《漆黒の拳》!
ブレス・ブリギッド
:流石~
皆神ハルノ
:7dx8+4=>20
DoubleCross : (7DX8+4>=20) → 10[1,5,5,6,7,8,9]+10[5,9]+10[8]+7[7]+4 → 41 → 成功
皆神ハルノ
:倍開けました
齋藤リッコ
:キャ~~ッ
ブレス・ブリギッド
:二枚貝!
GM
:すごい。ではものすごいスマートに扉を開けられます。
皆神ハルノ
:くるりとコートを腕に巻くと、そこからブレードを形成。ズドンと突き出し、ロックを突き破る。
GM
:最低限の破壊とともに扉が開く。
皆神ハルノ
:「……ん。こんなもんか」 変形していない方の腕を穴に突っ込むとがちゃがちゃと操作し、扉を開け放つ。
ブレス・ブリギッド
:「あら……」感心する
齋藤リッコ
:「うわっ……!」瞠目する「す、すごい……!あんな大きな扉を一撃で……!?」
齋藤リッコ
:「やっぱり本物の“銀獅子”はすごい……!」感動して息を吐いている
皆神ハルノ
:「ふふ、ありがとうありがとー。動かない分、戦うより楽さ」
ブレス・ブリギッド
:パチパチ、と3度拍手。敵地なので手短に。
GM
:そして、部屋の奥。
GM
:たくさんの調理器具、実験器具、工作機械などが一見乱雑に配置された部屋の中央。
ブレス・ブリギッド
:「では、お目通りですね」
皆神ハルノ
:「さて、中はどうなってるかなー?」
齋藤リッコ
:二人からちょっと下がってこわごわと覗きます
GM
:丸椅子の影が振り返る。ぼろぼろのフード(清潔)と調理用布巾で顔を隠した、白衣の少女。
”狂菓学者”
:「…………お前たちは……」
”狂菓学者”
:「……いや、知っているぞ。”情王”、キングダムが動けば、所詮この隠れ家も子供だましか」
齋藤リッコ
:「ひぃっ」異様な雰囲気に数歩引く。
ブレス・ブリギッド
:「こちらは名乗る必要は……なさそうですね。”狂菓学者”さんで相違ありませんか?」
”狂菓学者”
:「そうだよ……ラス・ヴィダスの猟兵もいるな。誰に雇われたのやら」
皆神ハルノ
:「あら。非常識的なことをしている割にあたしのこともご存知なのね」
齋藤リッコ
:(な、何なのよこいつ……顔も見えなくて不気味だし……あのボロボロなのに清潔なフードは何……?買い替えなさいよ……!)
小豆橋カノコ
:「こ……」
小豆橋カノコ
:「このお二人の力だけでたどり着いた、わけじゃ……」
齋藤リッコ
:「……!」思わず傍らのカノコに目を向ける。
小豆橋カノコ
:はじめは控えめに、それから力強く視線を返し
小豆橋カノコ
:”狂菓学者”を睨む。
小豆橋カノコ
:「この齋藤リッコさんと、小豆橋カノコも、あなたの相手です!」
小豆橋カノコ
:「齋は一番難しいやつです!」
皆神ハルノ
:「おお……自負だ」
齋藤リッコ
:「っ……」何度か口をぱくぱくさせるが、「~~っ……」
ブレス・ブリギッド
:「えぇ────このお二人こそ」
ブレス・ブリギッド
:「まず最初に、貴方の企みを暴いた功労者ですとも」
ブレス・ブリギッド
:リッコちゃんを掌で指し示す。
皆神ハルノ
:カノコちゃんの肩に手を置き 「こっちは4人なんだからね! 観念観念!」
”狂菓学者”
:「……」
齋藤リッコ
:「っ……そ……そうよ!」半ばヤケぎみに声を発する
齋藤リッコ
:「皆神ハルノとブレス・ブリギッド、小豆橋カノコと……それにこのあたし、齋藤リッコが相手!」
齋藤リッコ
:「ほ、ほら……四対一よ!大人しく降参したらどう!?」
”狂菓学者”
:「ふ……ふふふ」
”狂菓学者”
:「くくくくく、下らない。ならば掛かってくると良い。私の手にデバイスがないのは──」
GM
:ご うっ!!!!!
齋藤リッコ
:「何笑って……うっ……!?」
GM
:旋風よりも出現が先。天井より飛来する。
皆神ハルノ
:「おっと」 即座に、コートを巻いた腕をブレード化し前へ出る
齋藤リッコ
:巻き起こる風に煽られながら上方を見遣る「これは……!?」
ブレス・ブリギッド
:「これは……」
皆神ハルノ
:「これは……!」
GM
:スライスアーモンドの鱗、クリームの体毛。
GM
:多種多様のフルーツの芳しい、だが、その天蓋と見まごうばかりの威容を見よ!
齋藤リッコ
:「あ、あわわわわ……」想像以上の怪物に表情を引きつらせて後ずさる
ケーキドラゴン
:『GHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!』
齋藤リッコ
:「な、なにこれ……!!い、いくらなんでもデカすぎるわよ……!」
齋藤リッコ
:「これ全部ケーキなの……!?」
皆神ハルノ
:「静かなティータイムには向かなさそうだけどね」
ブレス・ブリギッド
:「ん……!」生じる風に髪がはためく
”狂菓学者”
:「すでに召喚していた。4対1がなんだと?」
”狂菓学者”
:そう言いながら指を鳴らす。2基の戦闘用ドローンが飛来する。
齋藤リッコ
:「どっ……ドローンまで……」
皆神ハルノ
:「そっちはケーキ関係ないんだ……」
ブレス・ブリギッド
:「機械の扱いも巧みとのことでしたから……」
”狂菓学者”
:「普通のケーキよりは銃のほうが強い!」
ブレス・ブリギッド
:「あ、身も蓋もない……」
”狂菓学者”
:「……ごほん」
”狂菓学者”
:「さあ、ティーパーティーを始めようか。主賓は私、ショコラショコランが誇る狂気のマッド・コンフェクショニスト!」
”狂菓学者”
:「もっとも食卓に供されるのは菓子じゃない! お前たちの方だがな! ハァーーーーッハッハッハッハッハ!」
齋藤リッコ
:「う、うぅっ……!」完全に気圧されている
GM
:高笑いとともに、再度咆哮轟く。
GM
:こうして、命がけのお茶会が幕を開けたのだ。
GM
:シーン終了。ロイス・購入が可能です
齋藤リッコ
:”狂菓学者” 尽力/○恐怖 で取得します
皆神ハルノ
:ブレス・ブリギッド/○信頼/猜疑心
ブレス・ブリギッド
:「”狂菓学者” ○P感服/N迷惑」で取得
皆神ハルノ
:”狂菓学者”/菓学者/○狂 こっちも取ろう
ブレス・ブリギッド
:分割してる
齋藤リッコ
:そうだな……ブルーゲイル
齋藤リッコ
:4DX+2>=20
DoubleCross : (4DX10+2>=20) → 10[4,7,8,10]+7[7]+2 → 19 → 失敗
ブレス・ブリギッド
:すご
齋藤リッコ
:1払って確保!以上です
GM
:すごい
ブレス・ブリギッド
:すごい!
皆神ハルノ
:あとシナリオロイスの 謎の兵器/尽力/○猜疑心 を、完全に正体が割れたので 謎の兵器/尽力/○どうしてこんなものに尽力を にしておきます。
GM
:www
皆神ハルノ
:どうしてこんなものに尽力を……
ブレス・ブリギッド
:マイナーで武器作るより買ったほうが便利という意見を鑑みて買うか。大槌を。
皆神ハルノ
:ブルーゲイルは確かにトレンドの予感! 狙いましょう
皆神ハルノ
:まずさっきの漆黒+コンセ分を上げていなかったので上げるわね
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を5(→ 5)増加 (47 → 52)
皆神ハルノ
:で判定
皆神ハルノ
:2dx+2=>20
DoubleCross : (2DX10+2>=20) → 10[7,10]+1[1]+2 → 13 → 失敗
ブレス・ブリギッド
:皆でお揃いのブルゲ狙おっと
皆神ハルノ
:これは無理! 以上でーす
ブレス・ブリギッド
:2dx+1>=20
DoubleCross : (2DX10+1>=20) → 4[4,4]+1 → 5 → 失敗
ブレス・ブリギッド
:ムリギッド3連。
ブレス・ブリギッド
:以上でーす
【◆Climax◆】
GM
:クライマックスです。全員登場。
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を1D10(→ 9)増加 (55 → 64)
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を1d10(→ 9)増加 (63 → 72)
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を1d10(→ 6)増加 (52 → 58)
GM
:そしてとっても美味しそうなのに凄まじく攻撃的な匂いやら気配やらが君たちのレネゲイドをざわつかせる!
GM
:衝動判定。難易度は9です。さらに何らかがEロイス【????】を使用します
皆神ハルノ
:何ィ
GM
:衝動判定で上がる侵蝕に+20してね
齋藤リッコ
:何だと!
ブレス・ブリギッド
:なに!
齋藤リッコ
:5DX+2>=9
DoubleCross : (5DX10+2>=9) → 10[4,6,7,9,10]+5[5]+2 → 17 → 成功
GM
:クライマックスが終わったら20下がることにします。
齋藤リッコ
:鉄の意志
皆神ハルノ
:3dx+2=>9
DoubleCross : (3DX10+2>=9) → 7[3,5,7]+2 → 9 → 成功
皆神ハルノ
:ギリギリの意志
ブレス・ブリギッド
:2dx+4>=9 思い出の一品
DoubleCross : (2DX10+4>=9) → 6[5,6]+4 → 10 → 成功
皆神ハルノ
:2d10+20
DoubleCross : (2D10+20) → 6[1,5]+20 → 26
齋藤リッコ
:64+2D10+20
DoubleCross : (64+2D10+20) → 64+16[7,9]+20 → 100
齋藤リッコ
:ギャッ
皆神ハルノ
:お前とことん冷静だな……
ブレス・ブリギッド
:2d10+20
DoubleCross : (2D10+20) → 7[3,4]+20 → 27
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を26(→ 26)増加 (58 → 84)
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を27(→ 27)増加 (72 → 99)
ブレス・ブリギッド
:ギリギッド
GM
:かわいい
GM
:食物連鎖に秩序を取り戻さんとする君たちの決意に呼応して
GM
:――遥か彼方でセイクリッドピラーの光が瞬いた!
GM
:神聖二重冠、起動。
【神聖二重冠】
生徒たちが確固たる意志で困難な戦いに臨む時、【ノヴァリスの大十字冠】から権限が分け与えられ、十字冠の制約の一部を限定解除する。
クライマックスフェイズ中に限り、”生徒”のキャラクターが持つ【十字冠】をアップグレードし、効果を以下のように書き換える。
あなたは、シナリオ中に一回のみ、以下の効果の中からどれか一つを選んでオートアクションで使用できる。
1.このメインプロセスでは、あなたが受ける【判定ダイスへの侵蝕率ボーナス】の値を3倍にする。
2.このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。これによってエフェクトの使用回数は増えない。
3.あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させ、HPを+[上昇分×3]点回復する。この時、HP上限を超えることはできない。
4.あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。このメインプロセスで行う攻撃の攻撃力を+[上昇分×2]点増やす。
5.あなたの侵蝕値を任意の数値まで瞬時に上昇させる。このメインプロセスで行う判定の達成値を+[上昇分×3]点増やす。
6.この戦闘のバックトラックでは、あなたが昇華したタイタスを1個、ロイスとして再取得できる。ただし、この効果は昇華前にSロイスに指定したロイスしか対象にできない。
7.この戦闘のバックトラックでは、最終侵蝕値によって得られる経験点を3倍にする。
GM
:NPCカードが使用可能です
▼小豆橋カノコ
ラウンド1回/単体の次のメジャーアクションのC値を-1(下限6)し攻撃力+6
GM
:クライマックス戦闘を開始します
エンゲージ []内は行動値
ケーキドラゴン[3]/ドローン[9]/ドローン[9]/狂菓学者[6]
(10m)
斎藤[6]/ブレス[3]皆神[0]
GM
:セットアップ
ケーキドラゴン
:(【野獣本能】)《完全獣化》《進化の末足》 肉体ダイス増加 行動値+12
GM
:他のエネミーはありません
齋藤リッコ
:ケ、ケーキのキュマイラ
ブレス・ブリギッド
:ありません
皆神ハルノ
:ないぜ!
齋藤リッコ
:ブルーゲイルを使います 行動値6>11 侵蝕100>105
GM
:ではイニシアチブです。宣言がなければ行動値の上昇したドラゴンの手番になります
ブレス・ブリギッド
:オートもなにもないぜ
皆神ハルノ
:ならば抜かせてもらいましょう。せっかく80%も超えたしな……《時間凍結》!
GM
:なにっ
皆神ハルノ
:マイナーで《破壊の爪》+《斥力跳躍》。素手データを変更し、敵エンゲージへ移動。
皆神ハルノ
:メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《漆黒の拳》。ここは一直線にケーキドラゴンをバスターするぜ。
エンゲージ []内は行動値
ケーキドラゴン[3]/ドローン[9]/ドローン[9]/狂菓学者[6]/皆神[0]
(10m)
斎藤[11]/ブレス[3]
ケーキドラゴン
:判定をどうぞ
皆神ハルノ
:9dx8+4
DoubleCross : (9DX8+4) → 10[1,1,2,2,6,6,6,7,8]+6[6]+4 → 20
皆神ハルノ
:こういうこともある
ケーキドラゴン
:16dx 高すぎる肉体でドッジ!
DoubleCross : (16DX10) → 10[1,1,2,2,2,3,3,4,6,6,6,7,7,8,8,10]+3[3] → 13
皆神ハルノ
:怖~ ダメージ!
ケーキドラゴン
:あたります! ダメージを!
皆神ハルノ
:3d10+17
DoubleCross : (3D10+17) → 15[3,8,4]+17 → 32
皆神ハルノ
:装甲無視!
皆神ハルノ
:装甲……?
GM
:重装PAAで攻撃力+5してます?
皆神ハルノ
:あっ
皆神ハルノ
:してません。へへ……助かります +5して37!
ケーキドラゴン
:では受けます! まだまだ元気!
ケーキドラゴン
:侵蝕の上昇とか演出をどうぞ
皆神ハルノ
:時間凍結でHPが20減少
皆神ハルノ
:皆神ハルノのHPを17(→ 17)に変更 (37 → 17)
皆神ハルノ
:侵蝕率はのべ14上昇
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を14(→ 14)増加 (84 → 98)
皆神ハルノ
:リザレクト圏内ってわけさ
GM
:有能!
皆神ハルノ
:ハルノの周囲の時間流が遅滞する。同時、後方から自走する銀のトランクケースが室内へ飛び込んでくる。
皆神ハルノ
:「あたしたちを食卓に並べられるかどうか」
皆神ハルノ
:「手並みを拝見しましょうじゃない!」 ローラーブーツでくるりと旋回しながら、臆せず敵陣へ接近。その最中、宙でばらけたトランクケースが、その身体に装着される。
皆神ハルノ
:(イメージ保持契約条項、最大原則。『お前はこれより銀獅子である』)
皆神ハルノ
:無数の契約条項――非公式学習装置で流し込まれた契約条文が、最後にそうやって脳裏で重々しく告げられた瞬間には、
皆神ハルノ
:すでに白銀の装甲が、黒いマントが、『銀獅子』の姿がそこにある。闘士は速度を一切緩めることなく、最大の敵……ケーキドラゴンに肉薄し
”狂菓学者”
:接近は、言葉が届くより速い。"狂菓学者"の目許が隠れていなければ、瞠目する程度の反応は見えただろうか。
ケーキドラゴン
:しかし、巨竜の反応はより速い、機敏に身をくねらせて躱そうとするが──
皆神ハルノ
:「よ……っとお!」 ブレード化した右腕を、その甘い香りの鱗へ走らせる。多少の回避で切り抜けられるものではない
ケーキドラゴン
:鋭い裂傷が刻まれる。苦痛の声がびりびりと空間を揺らす。
”狂菓学者”
:「なっ──あ! 速!」
皆神ハルノ
:「その図体じゃあ限度が……甘っ! 匂いが甘い!」
皆神ハルノ
:「お菓子だこれ!」
齋藤リッコ
:「え……えっ……!?」疾風が通り抜けたとしか感じなかった。残像を追うように目を向ける
齋藤リッコ
:「な、何いまの……全然見えなかった……」
ブレス・ブリギッド
:「素晴らしい挙動ですね。流石は戦闘の専門家でしょうか……有名なんですよね?」
GM
:ぱらぱらとローストアーモンドの破片が降り注ぐ。君のブレードには、べったりとクリームが付着している。
皆神ハルノ
:「今までにない敵だなぁ! 大きくて動くお菓子を斬って大丈夫かなんて仕様確認してないけど……」
皆神ハルノ
:「後でちゃんと洗えばなんとかなる! ほら、頭は押さえたから……来れるタイミングで来てね!」 背後の二人へ
齋藤リッコ
:「はひっ!?はっはっ……はいっ……!」
”狂菓学者”
:「確かに良い動きだ。だが初戦は個人武力、まだまだ!!」
GM
:イニシアチブ15、ケーキドラゴンが動きます
ケーキドラゴン
:マイナーなし
ケーキドラゴン
:《コンセントレイト》《火炎袋》《魔獣の本能》《原初の赤:要の陣形》《原初の黒:プラズマカノン》
ケーキドラゴン
:PC3名を射界に収め──攻撃!
ケーキドラゴン
:16dx7 えーい!
DoubleCross : (16DX7) → 10[1,1,1,2,2,3,3,3,3,4,5,5,7,8,8,9]+10[1,2,6,7]+4[4] → 24
齋藤リッコ
:ギェーッ
齋藤リッコ
:カバーはいらないかな 100越えたいもんね
皆神ハルノ
:プラズマカノンの文字はあれだが……ガード! するぜ 祈りを
ブレス・ブリギッド
:そうだねぇ。こっちもリザ出来るしね
ブレス・ブリギッド
:回避してみよう
齋藤リッコ
:とりあえずドッジします
齋藤リッコ
:5DX>=24
DoubleCross : (5DX10>=24) → 9[1,1,2,4,9] → 9 → 失敗
ブレス・ブリギッド
:8dx+1>=24
DoubleCross : (8DX10+1>=24) → 10[2,2,2,4,5,6,10,10]+3[1,3]+1 → 14 → 失敗
ブレス・ブリギッド
:惜しい
皆神ハルノ
:がんばりが見える
ケーキドラゴン
:3D10+32 ダメージだよ
DoubleCross : (3D10+32) → 21[9,9,3]+32 → 53
ケーキドラゴン
:装甲有効
齋藤リッコ
:でかい!
ブレス・ブリギッド
:固定値高いなぁ!
ブレス・ブリギッド
:リザします
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドのHPを1d10(→ 3)に変更 (33 → 3)
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を3(→ 3)増加 (99 → 102)
齋藤リッコ
:装甲貫通して死! 友人の初期ロイスを昇華して復活します
齋藤リッコ
:齋藤リッコのHPを12(→ 12)に変更 (28 → 12)
皆神ハルノ
:装甲25、ガード値1、27点受けて耐えられない! リザ!
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を1d10(→ 5)増加 (98 → 103)
皆神ハルノ
:皆神ハルノのHPを5(→ 5)に変更 (17 → 5)
GM
:時間凍結で減ってる!
GM
:では演出!
ケーキドラゴン
:”狂菓学者”の号令に伴って、氷砂糖の結晶片がブレスとともに君たちに降り注ぎ、砂嵐めいて命を削り取ろうとする。
ケーキドラゴン
:竜の怒りが通り過ぎた痕が永久糖土のごとく、切り出された砂糖の断崖を形成した。
皆神ハルノ
:永久糖土ではないが
ブレス・ブリギッド
:そんな如くがあるんでしょうか
”狂菓学者”
:「はーっはっはっは! 圧倒的な威力! これで生徒会のやつらも私のことを見直すに違いない!」
齋藤リッコ
:「ひっ!?わぁああああっ!!」悲鳴を上げて全身を削り取られ、切り裂かれる。
皆神ハルノ
:「わっ、これ砂糖じゃ……いや、でもっ……!」
ブレス・ブリギッド
:「ん………!」両腕を鋼に変えて氷砂糖に対抗する
ブレス・ブリギッド
:鉄を削る甲高い音と共に生身の部分にも被弾、切り裂かれる。
小豆橋カノコ
:「っ痛うう……!」同じくずたずたに吹き飛ぶ。
齋藤リッコ
:「いっ痛い……甘い……ベタベタする……!」
小豆橋カノコ
:「……みなさん……!」
皆神ハルノ
:守りを固めながらも、その隙間を縫ってアーマーインナーに傷が走り、血が滲む。糖でできているだけで砂塵混じりの暴風のような危険な破壊力がある。
ブレス・ブリギッド
:「見た目通りの豪快さですね……!皆さん、無理はなさらないで!」
齋藤リッコ
:「ひ……うっ……うあっ……」傷は再生しているが、べったりと赤い血で染まった制服に動揺する。戦闘経験など皆無に等しいのだ
齋藤リッコ
:「しゃ、洒落になってない……!こんなの……!」
小豆橋カノコ
:「リッコ、さん……!」
皆神ハルノ
:「これは……ケーキドラゴンに怒ればいいのか……”狂菓学者”に怒ればいいのか……寿司ドラゴンバトルに怒ればいいのか……」
皆神ハルノ
:「寿司ドラゴンバトルって何よ……!」
ブレス・ブリギッド
:「なんでしょうね……?」困ったように笑う。体温で氷砂糖が形を失って徐々に溶けていった
GM
:では行動値11
GM
:リッコちゃんの手番です!
齋藤リッコ
:マイナーで敵エンゲージに戦闘移動
齋藤リッコ
:メジャーでコンボ【輝かざる星】
齋藤リッコ
:《コンセントレイト:サラマンダー》+《災厄の炎》+《プラズマカノン》
小豆橋カノコ
:チラチラ……
齋藤リッコ
:はっ……
齋藤リッコ
:使っていいですか?NPCカード……
ブレス・ブリギッド
:友情パワーですよリッコさん
ブレス・ブリギッド
:やるのです
ブレス・ブリギッド
:使っちゃえ~
齋藤リッコ
:ありがとうございます カノコちゃんのNPCカードを使用!
小豆橋カノコ
:ではいきます!
▼小豆橋カノコ
ラウンド1回/単体の次のメジャーアクションのC値を-1(下限6)し攻撃力+6
齋藤リッコ
:対象は敵全員です!
ブレス・ブリギッド
:つよ~い
ケーキドラゴン
:《軍神の守り》
ケーキドラゴン
:いやまだだわ 判定どうぞ!
齋藤リッコ
:判定!
齋藤リッコ
:10DX6+4
DoubleCross : (10DX6+4) → 10[1,1,3,3,4,7,8,8,9,9]+10[1,3,3,9,10]+10[4,7]+10[10]+10[8]+4[4]+4 → 58
皆神ハルノ
:すご
齋藤リッコ
:やる気
GM
:ええ~~
ブレス・ブリギッド
:超やる気
ケーキドラゴン
:ガードし《軍神の守り》。狂菓学者をかばいます
GM
:他のエネミーはイベイジョン。全て貫通されます。ダメージをどうぞ!
ブレス・ブリギッド
:忠実なモンスター!
齋藤リッコ
:うおお ダメージ!
齋藤リッコ
:6D10+9+20+6
DoubleCross : (6D10+9+20+6) → 42[4,9,10,4,6,9]+9+20+6 → 77
ブレス・ブリギッド
:縁起が良いし出目もいい
齋藤リッコ
:装甲有効です
GM
:でっか…………
ケーキドラゴン
:だいぶ削れます!
GM
:2基のドローンはともに爆散!
ブレス・ブリギッド
:RIP!
齋藤リッコ
:やった~
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を10(→ 10)増加 (105 → 115)
エンゲージ []内は行動値
ケーキドラゴン[3]/ドローン[9]/ドローン[9]/狂菓学者[6]/皆神[0]/斎藤[11]
(10m)
ブレス[3]
”狂菓学者”
:携えた板チョコのようなデザインのキーボードを操作する。
”狂菓学者”
:タタタタタタッ! ポンポンポンポンポン!!! 十字砲火の音と同時に何かが弾ける音!
”狂菓学者”
:「着弾の衝撃で先端が膨張炸裂するホローポイント・ポップコーン」
”狂菓学者”
:「当たれば激痛にのたうち回る事間違いなしの非人道的お菓子を喰らえ!」
小豆橋カノコ
:「させません!」
小豆橋カノコ
:ばりっ! 散発的な空間放電だ。それが射出時に十分に熱されたポップコーンの種を炸裂させ──
小豆橋カノコ
:軽く大きくなって十分に空気減速した状態でリッコさんの口に入る。
齋藤リッコ
:「むがっ!?」
齋藤リッコ
:「熱っ!熱……あっおいし……」
ブレス・ブリギッド
:「戦闘の合間にまで調理を……?」
小豆橋カノコ
:「いいい……今です!」
齋藤リッコ
:「うっ……う、うん……!」
齋藤リッコ
:(あいつ……戦闘は全然とか言ってたのに……!)
齋藤リッコ
:腰は引け、脚は竦んでいる。怖い。今にも逃げ出したくて仕方がない。
齋藤リッコ
:だが、切り込んだ皆神ハルノに注目が集まっている今なら、その隙を突けるかもしれない。
齋藤リッコ
:それに……こうしてカノコが頑張っているのに、自分だけ逃げだすことなど出来ない。
齋藤リッコ
:「わっ、わあぁあああ……!」
齋藤リッコ
:駆け出すと同時、拳大の、一対の魔眼を生成する。それぞれ赤色と青色に輝くそれは、リッコの周囲を衛星めいて周回し……
齋藤リッコ
:ドローンに衝突、炎と冷気を浴びせかける。
”狂菓学者”
:「! しまっ──」
皆神ハルノ
:「お……!?」 その不慣れな攻撃を邪魔しないよう、敵の意識を惹きつつも距離を維持して立ち回る
齋藤リッコ
:腐ってもオーヴァードだ。並の家電くらいなら破壊できる程度の威力はある、はずだが……
”狂菓学者”
:「──なんだ。はは、なんだその威力は?」
齋藤リッコ
:「……え……」
”狂菓学者”
:「このドローンは腐っても調理器具! 熱の管理は完璧だ! 完璧なのだ!」
”狂菓学者”
:「その程度のサラマンダー能力で破壊できるものか! ふはははは!」
齋藤リッコ
:「あ、うぁっ……」
齋藤リッコ
:動揺し全身が強張る。敵の只中で注意を引いたことに、一気に恐怖が、そして後悔が襲ってくる。
齋藤リッコ
:(やっぱり……あたしじゃ……!)
小豆橋カノコ
:「…………いや」
小豆橋カノコ
:「…………できる」ぽつり、と。呟く。
皆神ハルノ
:「リッコちゃん、無理せず下がっ……」 言いかけ
ブレス・ブリギッド
:(どうしましょうね)前に出たその背中に手を伸ばそうとし、止める
皆神ハルノ
:「……!」
小豆橋カノコ
:それは、喜びだとか焦りを超越した、真に予想外のことが起きたが故のつぶやきのようだった。
齋藤リッコ
:「……っ……?」硬直したまま、辛うじて視線だけをそちらに向ける。
小豆橋カノコ
:「あなたは私と同じだと思ってた、でも、違うんですね」
小豆橋カノコ
:「リッコさん、気づいて、あなたの頭上に輝くもの」
齋藤リッコ
:「……カノコ……?何言って……」
小豆橋カノコ
:カノコの十字冠は平常通り、蔓草のような花のような姿を保ったままだ。
小豆橋カノコ
:「セイクリッドピラーが、あなたの意思を認めている。だから──」
小豆橋カノコ
:「できるよ!」
齋藤リッコ
:「……!」
齋藤リッコ
:息を呑む──その頭頂。
齋藤リッコ
:卵の殻が割れるように、純白の、無装飾の十字冠に罅が走っている。
ブレス・ブリギッド
:「リッコさんの十字冠が……!」
”狂菓学者”
:「──」全く予定外のことが起きたとばかりに、少女が沈黙した。
皆神ハルノ
:「――
神聖二重冠
(
ダブルクロス
)
!」
齋藤リッコ
:罅が広がり、外殻が砕け散った。膨大な業火と蒼氷が解き放たれ、溢れ出し、周囲を煌々と照らし出す。
齋藤リッコ
:相剋するエネルギーで形作られた、齋藤リッコの神聖二重冠。
齋藤リッコ
:「えっ……!?えっえっえっ……!?」
ケーキドラゴン
:『!!』
小豆橋カノコ
:「すごい。なんて、激しくて。綺麗──────」
”狂菓学者”
:「──はっ! まずい、放っておくな! 叩き潰せ!」
”狂菓学者”
:「ポップコーン祭りだ!!!!」
齋藤リッコ
:同時、旋回する魔眼も数倍に膨張。
齋藤リッコ
:瞬く間にドローン達を溶解、そして氷葬する。
”狂菓学者”
:「ひっ」
齋藤リッコ
:「えっ……えぇっ……!?」
ケーキドラゴン
:ドラゴンが急降下し、主を守るように立ちはだかる!
齋藤リッコ
:紅蓮と蒼白、一対の魔眼が瞬き、爆発するように能力を展開。
齋藤リッコ
:荒れ狂う熱気と冷気が交互に押し寄せ、ケーキドラゴンの身体に波状攻撃を浴びせかける!
齋藤リッコ
:「あわわわわわわ……!?」
齋藤リッコ
:その光景に誰より動揺しているのは、他でもないリッコ自身だ。
GM
:焦がし砂糖の香ばしい匂い。ドラゴンの体があっという間にフランメされ、フリーズドライされを繰り返す!
”狂菓学者”
:「美味しくなくなっちゃう! 美味しくなくなっちゃう!」
ブレス・ブリギッド
:温度差で生じる風に目を細める。「な、なんという威力……!」
ブレス・ブリギッド
:「これが、リッコさんの秘められた力……!?」
齋藤リッコ
:「かっカノコ!?これ……」慌てて自分の頭に手をやる。見えない。「どっ……どうなってんのこれ!?」
小豆橋カノコ
:「リ、リリリリッコさん! リッコさん!!!」
小豆橋カノコ
:「リッコさんの力です!」
齋藤リッコ
:「は……はぁ!?嘘!?そんなわけ……!」
皆神ハルノ
:余波をケーキドラゴンの影で凌ぎつつ 「そう、リッコちゃんの力だから」
皆神ハルノ
:「落ち着いて、慌てないで!」
小豆橋カノコ
:(でも……すごいのは、力を秘めていたことより──)
GM
:イニシアチブ6 狂菓学者の手番です
”狂菓学者”
:マイナー、雷の加護 ダイス増加
”狂菓学者”
:1d3
DoubleCross : (1D3) → 2
”狂菓学者”
:《コンセントレイト》《鋼の顎》《雷の槍》《アニマルテイマー》
”狂菓学者”
:10dx7+4 命中!
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,1,3,4,5,8,9,10,10,10]+10[3,4,5,8,9]+10[7,8]+10[7,8]+10[1,9]+10[8]+10[10]+10[9]+2[2]+4 → 86
”狂菓学者”
:!?
皆神ハルノ
:めちゃくちゃ怒ってるじゃん
齋藤リッコ
:やば
”狂菓学者”
:対象はブレスちゃんです!
ブレス・ブリギッド
:ぎゃー!
ブレス・ブリギッド
:鋼の顎ってことは装甲無視か!回避します
ブレス・ブリギッド
:9dx+1>=86
DoubleCross : (9DX10+1>=86) → 10[1,2,2,2,3,4,6,8,10]+2[2]+1 → 13 → 失敗
ブレス・ブリギッド
:ちょっとずつ頑張ってる
ブレス・ブリギッド
:ダメージくださいな
”狂菓学者”
:9d10+15 装甲無視!
DoubleCross : (9D10+15) → 45[5,4,5,2,3,5,5,10,6]+15 → 60
ブレス・ブリギッド
:出目やば 笑
”狂菓学者”
:私も驚いている
ブレス・ブリギッド
:”狂菓学者”ちゃんのロイスを昇華して復活します。HP16
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドのHPを13(→ 13)増加 (3 → 16)
GM
:演出!
”狂菓学者”
:「くうう、かくなる上はぁ……!」
”狂菓学者”
:どこからか色とりどりのカプセルが混ざった綿菓子を取り出す。
”狂菓学者”
:それを布巾の下から口に押し込み、カプセルを噛み潰す!
齋藤リッコ
:「なっ……何する気……!?」
ブレス・ブリギッド
:「次は一体何を………食べてますね?」
”狂菓学者”
:「炭酸ガスで舌がパチパチするお菓子! だがこの中に封入されているのはただの炭酸ガスではない!」
皆神ハルノ
:「あっ、あの……バチバチするお菓子!」
ブレス・ブリギッド
:「有名なんですか……!?」
”狂菓学者”
:「ものすごい高エネルギー準位の炭酸ガスなのだ! くらえ、生産終了ビーム!!」
”狂菓学者”
:狂菓学者の口から炭酸ガスレーザーが発射! ブレスちゃんを貫く!
ブレス・ブリギッド
:ギュイン!と体がくの字に曲がって吹き飛ぶ!
齋藤リッコ
:「あ……あぁっ!ブレスさん!!」
”狂菓学者”
:「ぐえええ…………」
”狂菓学者”
:「えっ貫通してないの!?」
ブレス・ブリギッド
:制服を貫いたレーザーの先、鋼色の肌が赤熱し、叩きつけられた壁に放射状の罅が入る
ブレス・ブリギッド
:「う、うう……」
”狂菓学者”
:口の中がえらいことになったはずだが、リザレクトで修復したのだろうか。
齋藤リッコ
:「な、なんて威力……あんなの口から撃ったら……自分だってタダじゃ済まないはずなのに……!」
”狂菓学者”
:普通に喋っている。
ブレス・ブリギッド
:「こ、これはなかなか……痛いですね……」
皆神ハルノ
:「どっちも見かけより頑丈だ」
”狂菓学者”
:「嘘ぉん…………」
ブレス・ブリギッド
:呻くような口調のまま立ち上がり、鋼に変わった肌が元に戻る。
ブレス・ブリギッド
:「頑丈さが取り柄でして……」
齋藤リッコ
:(あんなの喰らってちょっと痛がるくらいって……やっぱり王は格が違う……!)
GM
:ではイニシアチブ3。ブレスちゃんの手番です
ブレス・ブリギッド
:マイナーで【ノーマルスキル:お掃除開始です】《白熱》《イオノクラフト》素手変更、戦闘移動10m
ブレス・ブリギッド
:皆と同じエンゲージに。
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を4(→ 4)増加 (102 → 106)
エンゲージ []内は行動値
ケーキドラゴン[15]/狂菓学者[6]/斎藤[11]/ブレス[3]/皆神[0]
GM
:なかよし
ブレス・ブリギッド
:仲間はずれはno
ブレス・ブリギッド
:メジャー【EXスキル:綺麗にしましょう】《C:ブラックドッグ》《アームズリンク》《獣の力》。
ブレス・ブリギッド
:”狂菓学者”さんに白兵攻撃
ブレス・ブリギッド
:判定~
”狂菓学者”
:うっ……くるがいい
ブレス・ブリギッド
:13dx7+1
DoubleCross : (13DX7+1) → 10[1,1,2,4,4,5,6,6,8,8,9,9,9]+10[3,4,4,8,8]+10[1,10]+4[4]+1 → 35
ブレス・ブリギッド
:てや
”狂菓学者”
:イベイジョン貫通
皆神ハルノ
:《餓狼の爪》を合わせます。攻撃力+17して!
ケーキドラゴン
:《軍神の守り》
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を3(→ 3)増加 (103 → 106)
GM
:ひええー!
ブレス・ブリギッド
:ガロロ~!
齋藤リッコ
:凄ェ!
ブレス・ブリギッド
:ダメージ!
ブレス・ブリギッド
:4d10+25+17 装甲有効
DoubleCross : (4D10+25+17) → 24[9,2,9,4]+25+17 → 66
ブレス・ブリギッド
:66点!
ブレス・ブリギッド
:ブレス・ブリギッドの侵蝕率を6(→ 6)増加 (106 → 112)
齋藤リッコ
:強ェ!
ブレス・ブリギッド
:獣の数字
ケーキドラゴン
:まあまあ余裕で死ぬ!蘇生エフェクトなどは演出の後で
GM
:演出をどうぞ
皆神ハルノ
:”狂菓学者”の狂炭酸ブレスを後目に、ケーキドラゴンを斬撃し、体勢を崩しつつ甲鱗部を剥ぎ取る。
ケーキドラゴン
:『グギ……!』
皆神ハルノ
:「……やっぱり! お菓子なだけあって取りやすいってわけ」 そのまま反撃を受けぬよう離脱
ブレス・ブリギッド
:足音を立てない柔らかな歩調で歩き出す。
ブレス・ブリギッド
:「そこはお菓子の特性なんですね……」足が、歩く度に浅く沈む。
齋藤リッコ
:「っ……」固唾を呑んで見守る
齋藤リッコ
:(あの二人……!こんな状況で、何であんなに冷静でいられるわけ……!?)
ブレス・ブリギッド
:「”狂菓学者”さんでしたね。貴方の技術はとても素晴らしいです」
ブレス・ブリギッド
:穏やかに語りかける。
”狂菓学者”
:「ほ、本当!?」
ブレス・ブリギッド
:「はい、本心からそう思います」
”狂菓学者”
:「じゃなかった、そんなピンピンしてるやつから言われると嫌味にしか聞こえないな……!」
齋藤リッコ
:「ぶ、ブレスさん!?何言って……!」
ブレス・ブリギッド
:「強大な力は振るう場所を選びますが、一からこのドラゴンを育て上げたことは称賛に値します」
ブレス・ブリギッド
:一歩歩く。地面に足跡が残る。
ブレス・ブリギッド
:「先程の炭酸ガスでしょうか?運良く受けきれましたが、生身であればひとたまりもないでしょう」
”狂菓学者”
:「なら、大人しく沈んでもらおうか! 今度はドラゴンの一撃でな!」
ケーキドラゴン
:『GHOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!』
ケーキドラゴン
:大薙ぎの尾が、横から旋回して君を吹き飛ばそうと迫る。
ブレス・ブリギッド
:一歩歩く。どろり、と靴に泥が付く。
ブレス・ブリギッド
:否、それは泥ではない。─────溶けたコンクリートだ
ブレス・ブリギッド
:穏やかに話し、近づくと同時に、汗が浮かぶほどの熱が高まる
齋藤リッコ
:「ッ……!?熱っ……!?」離れていても感じる凄まじい熱気にたじろぐ
齋藤リッコ
:そして、その異様な光景に瞠目する「な、何……!?あれ……!」
ブレス・ブリギッド
:「どうでしょう、その技術」そのドラゴンを見て────目線を戻す
ブレス・ブリギッド
:両手を広げ、笑顔が影に隠れる
ブレス・ブリギッド
:ブレスの背後に、青と赤の混じった炎が出現する。
”狂菓学者”
:「っ。この、熱────これが!」
ブレス・ブリギッド
:清灯火『ベロニカ』。適合者の感情を燃料に燃え上がる不定形の遺産。
ブレス・ブリギッド
:その火力は─────怒りによって燃え上がる。
ブレス・ブリギッド
:「私達と一緒に、治安のために振るいませんか?」
ブレス・ブリギッド
:カッ。
ブレス・ブリギッド
:白く空間を埋める光と熱が広がり、”狂菓学者”を……そしてその盾となったケーキドラゴンを燃やし尽くし、キャラメルの強烈な匂いを漂わせる!
”狂菓学者”
:「おおおおおわおわおわおわおわわわわわわ!!!」
ケーキドラゴン
:『GYAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!』
皆神ハルノ
:「うわー……」(さっきのビームもびっくりしたけど……ブレスちゃんはなんか……怖いな!)
齋藤リッコ
:「こっ……」
齋藤リッコ
:(怖すぎ…………!!)
ケーキドラゴン
:炎に包まれ、苦悶の声とともに崩れ落ちる。
ブレス・ブリギッド
:「……あぁ、いけない」
ブレス・ブリギッド
:「感情を向けるとそのまま動いてしまうんですよね。この子」
ブレス・ブリギッド
:燃え盛る炎が鳥を型取り、指先に止まる。
”狂菓学者”
:「ま、まままま待て、わたわたわたたたた」
ブレス・ブリギッド
:「はい、落ち着きましょう。深呼吸してくださいね?」
ブレス・ブリギッド
:「怖くないですよ~」
小豆橋カノコ
:「ひええええ……!」ぶるり、と震える。
齋藤リッコ
:(これが……これが“情王”……!)
齋藤リッコ
:(こ、これで二十二位って……どうなってんのよ
王
(
ロード
)
の連中は……!)
”狂菓学者”
:「ひっ! 三十六計逃げるに如かず」
GM
:ワタワタと遠ざかっていく。間抜けな動きだが見た目より速い。
齋藤リッコ
:「あ……あっ!にっ逃げられる!」
皆神ハルノ
:「あっ、カサカサと」
ブレス・ブリギッド
:「あ、逃げるのは困りますね……私、足は遅くて……」
小豆橋カノコ
:「いえ、でも、大事なのはケーキです!」
皆神ハルノ
:「っていうか、ケーキのドラゴンを出した……違法合体改造ヘイラッシャイザー!」
皆神ハルノ
:「それさえどうにかしちゃえばとりあえずは……どこどこ?」
ブレス・ブリギッド
:「んん、そうですね。研究施設もこうして抑えましたから…」
齋藤リッコ
:「そっ……そういうもんなんですか~……!?」
小豆橋カノコ
:「それは……」
GM
:………………
GM
:…………
GM
:……
GM
:それらしき機械は見当たらない。
皆神ハルノ
:「……じゃあ……」
ブレス・ブリギッド
:「…………?」
GM
:敗北したドラゴンがケーキの姿に戻る様子もない。
GM
:……そして
小豆橋カノコ
:君たちの誰かが気づくだろう。
小豆橋カノコ
:焦ったようにポケットの中で、繰り返し何かを操作している。
齋藤リッコ
:「……?」
小豆橋カノコ
:「な、何故……違う。こんなの予定にない……」ぶつぶつ
齋藤リッコ
:「カノコ、何してんの?」覗き込む
小豆橋カノコ
:「あっ」
小豆橋カノコ
:操作していた機器を取り落とす。
ブレス・ブリギッド
:「困りましたね……どうやって運びましょう。”狂菓学者”さんはデバイスを持ってないと……」
ブレス・ブリギッド
:「あら?」
齋藤リッコ
:「ん?」拾うぞ
齋藤リッコ
:「……あれ?これどっかで見たような……」
GM
:『マジェホイッパー ver.2.0 スキャナータイプ』と書かれています
齋藤リッコ
:「……?」
齋藤リッコ
:首を捻っている
ブレス・ブリギッド
:「なにかございました?」覗き込むぞ
GM
:ヘイラッシャイザーと似ているが、レーザーによって読み取り機能を簡易にしたタイプのようだ。
GM
:光を照射するスリットが開いている。
ブレス・ブリギッド
:「『マジェホイッパー ver.2.0 スキャナータイプ』……?」
皆神ハルノ
:「なんであたしたちヘイラッシャイザーの改良品だって分かっちゃうんだろうねこれを」 カノコちゃんの背後に回りつつ
小豆橋カノコ
:「あのあのこれこれこれはなんでもないんですなんでも……」
皆神ハルノ
:「何でもないってことはないでしょ~」
齋藤リッコ
:「え?」皆神さんを見る
齋藤リッコ
:「え?」マジェホイッパーを見る
齋藤リッコ
:「え?」カノコを見る
皆神ハルノ
:「そう思いません? ブレスちゃん」
ブレス・ブリギッド
:「どうしてでしょう。確かに意匠に共通点がありますが、ううん」
ブレス・ブリギッド
:「そうですね」頷いて
ブレス・ブリギッド
:「カノコさん?」穏やかに、安心させるように微笑む。
ブレス・ブリギッド
:その後ろで炎の鳥が声を上げるように首をもたげた。
小豆橋カノコ
:「ひぃっ!」
齋藤リッコ
:「えっ……い、いや、ちょっと待ってくださいよ!」
齋藤リッコ
:カノコを庇うように前に出る
齋藤リッコ
:「な……何かの間違いですって!カノコがそんなことするわけないじゃないですか!」
齋藤リッコ
:「そうよね!カノコ!」
小豆橋カノコ
:「うう……!」
小豆橋カノコ
:「う……」
小豆橋カノコ
:「うううううう……」ぽろぽろと涙が溢れる。
齋藤リッコ
:「か……カノコ……?」
小豆橋カノコ
:「ごめんなさい……私です…………」
GM
:時を同じくして
齋藤リッコ
:「はっ」
GM
:君たちの背後で、何かが剥がれ落ちるような音がする。
齋藤リッコ
:「えっ」
皆神ハルノ
:「あらら」
ブレス・ブリギッド
:「はい?」
小豆橋カノコ
:「でもあのあの、こんなはずじゃなくて、リッコさんは事件を解決して、時の人になるはずで────」
ケーキドラゴン
:『愚か』
齋藤リッコ
:「はあああああああ!?」
皆神ハルノ
:「!?」
ブレス・ブリギッド
:「……………」
ブレス・ブリギッド
:「しゃべった?」
齋藤リッコ
:「喋った!!!!!!」
ブレス・ブリギッド
:「あっ聞き間違いではないみたい」
皆神ハルノ
:「確かにカノコちゃんは愚かかもしれないけど、今の状態そのものが愚かな空気漂ってるよ!」
ケーキドラゴン
:物陰に逃げ込んだ”狂菓学者”が一瞬で捕まる。チョコレートの爪に握りつぶされる。機械の内部構造が覗く!
小豆橋カノコ
:「知能を持った……! そんな、そんな素振り……」
齋藤リッコ
:「”狂菓学者”が……!!」
ブレス・ブリギッド
:「”狂菓学者”さんが……!」
皆神ハルノ
:「”狂菓学者”は……狂ったロボットだった……!?」
ケーキドラゴン
:『本気で作ったケーキが他のケーキを捕食した時点で、ケーキのポテンシャルは職人の技倆を越える』
GM
:作り手の限界を超えた食品が作り手に従う理由は、バトルで培った絆があるからに他ならない。
GM
:それも、一度の戦いが終わった後、すぐに食べるのが前提のアイテムである。
GM
:バトルを介さない捕食を繰り返したケーキドラゴンが、"狂菓学者"を……否。
ケーキドラゴン
:小豆橋カノコを、パートナーと認めるはずがないと言えよう!
皆神ハルノ
:「バトルで培った作り手と食品の絆ってなんだよ」
ブレス・ブリギッド
:「既製品と手作りの違いみたいな話ですか…?」
小豆橋カノコ
:「ち、ちが……こんな、こんな……」
齋藤リッコ
:「ど……どうなってんのよカノコ!こら~~~~!!」ビシビシつつき回す
小豆橋カノコ
:「こんな騒動になるはずじゃなかったんです!」
齋藤リッコ
:「すごい騒動になってんじゃないのよ!」
小豆橋カノコ
:「大茶会の献上品サンプルを奪う気も……でも……」
皆神ハルノ
:「結局何がどういう経緯なの……カノコちゃん! 説明して!」
皆神ハルノ
:「あたしたちは話せば味方になる可能性があると思うよ! ドラゴンになったケーキよりは……!」
ブレス・ブリギッド
:(ドラゴンになったケーキと比較される状況ってなんだろう……)
ブレス・ブリギッド
:「先程仰ってた分だと、元々は小規模に納める予定だったみたいですけど…」
小豆橋カノコ
:「い、いえ……元々の計画でも絶対に許してもらえないんですけどぉ……」
ブレス・ブリギッド
:「そんなことありませんよ」温度が上がる「話してみれば、わかりあえることもあります」
齋藤リッコ
:「は……早く言いなさい!あんた殺されるわよ!」
小豆橋カノコ
:「単にすごい美味しいケーキを用意して、みんなに認められたくて…………それで、いくつもの店を襲って……きゃあ!」
ケーキドラゴン
:『いつまで話している』
ケーキドラゴン
:瞬く間に襲来した竜が、小豆橋カノコを飲み込んだ。
皆神ハルノ
:「あなたはそもそも話すな……あっ」
齋藤リッコ
:「あ……あぁっ!カノコ!!」
ブレス・ブリギッド
:「食べられました…!?」
齋藤リッコ
:「な……何してんのよ!自分を作ってくれた職人でしょ!!」
ブレス・ブリギッド
:「下剋上ですか……!?」
ケーキドラゴン
:『お菓子が人を食べる! 菓子を超えた菓子!』
皆神ハルノ
:「まずお菓子は人以外のあらゆるものも普通は食べないんだけど!」
ケーキドラゴン
:ケーキドラゴンの胸部に、タンバルエリゼ(水飴をドーム状に固めたやつだよ!)の檻が形成される。カノコはそこにいた。
ブレス・ブリギッド
:「あっ……取り込まれています!」
齋藤リッコ
:「こ、こいつ……!」
ケーキドラゴン
:『我は……ケーキドラゴンを超えたケーキドラゴン』
ケーキドラゴン
:『ケーキドラゴン・スフォリア…………!!!』
皆神ハルノ
:「他に例がないやつに自分自身を超えられてもな……」
小豆橋カノコ
:「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……でもっ、だって……!」
:──『……でも、ほんとにおいしいわよ。これ』
:──『ご期待ください。私のなんかより、ずっと独創性があって、美味しいお菓子が、この学区にはたくさんあります』
小豆橋カノコ
:「あの言葉を口にした瞬間、思い浮かべてしまったんです!」
小豆橋カノコ
:「リッコさんが生徒会の方々や名店のパティシエが作ったもっと美味しいお菓子を食べて、私のケーキよりずっと美味しいって言うのを!」
齋藤リッコ
:「ッ……!」
小豆橋カノコ
:「それで、気づいたら────」
小豆橋カノコ
:「な……」
小豆橋カノコ
:「何の言い訳にもなりません、よね。私は所詮、正道のケーキ作りから逃げた女です」
小豆橋カノコ
:「弱い職人……いいえ、職人ですらない……」
皆神ハルノ
:(…………)
皆神ハルノ
:(否定材料、ないな~……)
ブレス・ブリギッド
:(つまり、ヤキモチなんでしょうか……?)
齋藤リッコ
:囚われたカノコを見上げ、表情を歪める。
齋藤リッコ
:「この……バカ……!!」
小豆橋カノコ
:「私のコントロールを外れた以上、三人でこのケーキドラゴン・スフォリアを倒すのは無茶です! 逃げてください!」
齋藤リッコ
:「……」ケーキドラゴン、もといケーキドラゴン・スフォリアの巨体を見上げる。
齋藤リッコ
:「……すいません、お二人とも……」
齋藤リッコ
:「今、ホントに……マジで呆れてると思うんですけど……」
齋藤リッコ
:「もう少しだけ、手伝って頂けませんか……?」
齋藤リッコ
:二人に向け頭を下げる。
齋藤リッコ
:「あの子、あそこから出して……叱ってやらなきゃいけないんです」
齋藤リッコ
:「あたし一人じゃ、そんなことも出来ないんです」
齋藤リッコ
:「どうか、お二人の力を……貸して貰えませんか」
ブレス・ブリギッド
:「呆れるなんて、そんなことありませんよ」
ブレス・ブリギッド
:穏やかな微笑みを返す。怒りを燃料にする炎は小さく鎮火している。
ブレス・ブリギッド
:リッコさんの手を両手で取る。冷たいほどの低い体温が伝わる。
齋藤リッコ
:「……!」
ブレス・ブリギッド
:「同じキングダムの生徒の……それに、顔も名前も知ってる子のお願いなら、聞いちゃいます」
ブレス・ブリギッド
:「私、これでも王様だなんて呼ばれているんですから。ね?」
齋藤リッコ
:「あ、ありがとうございます……!」
齋藤リッコ
:「ブレスさ…… あ、いや、情王……!」
ブレス・ブリギッド
:「ふふ、ブレスさんで大丈夫ですよ?」
ブレス・ブリギッド
:くすぐったく笑う。
ブレス・ブリギッド
:「ハルノさんも、どうですか?」
皆神ハルノ
:「ん~……」
皆神ハルノ
:少しばかり打算する。ヘイラッシャイザー、改めマジェホイッパーはケーキドラゴン、改めケーキドラゴン・スフォリアと交戦するまでもなく確保可能だ。
皆神ハルノ
:去った後でこの学区が糖の炎にキャラメリゼされようと、そこに責任を求められることはないだろう。イメージ保持契約が多少疼くが、PMC的には契約完遂後寄り道することがそれほどの悪とは見なされまい。
皆神ハルノ
:(ただ、まあ……)
皆神ハルノ
:なんとなく二人に見出していた、わちゃわちゃと落ち着きない『姉妹』の空気。リッコの物言いも相変わらずどこか『姉』然としていて、それの修復を見届けずここを去るというのは、何だか……
皆神ハルノ
:「……寝覚めが悪い。うん」
皆神ハルノ
:ぽつりとこぼして笑みを浮かべる。目元はバイザーに隠れて見えなかったが
皆神ハルノ
:「しょうがないなー。貸し一つだよ?」
齋藤リッコ
:「……皆神さん……!」ぱっと表情を輝かせる
皆神ハルノ
:「君たちの仲に免じて、『銀獅子』がもう少しだけその牙をお見せしましょう」
齋藤リッコ
:「お二人とも……ありがとうございます……!」
小豆橋カノコ
:「どうして……!」
GM
:戦闘処理を再会します。
ケーキドラゴン・スフォリア
:《魔獣の証》で復活。《加速する刻》
ケーキドラゴン・スフォリア
:マイナー、《巨神獣化》HP+50
ケーキドラゴン・スフォリア
:ドッジをしなくなります
ブレス・ブリギッド
:神獣と言われれば神獣だもんな…
皆神ハルノ
:うお……デッカ……
齋藤リッコ
:でかすぎ
ケーキドラゴン・スフォリア
:【飢えたる魂】で”狂菓学者”を捕食し《鋼の顎》を獲得、【飢えの淵】でメジャーアクションを消費し小豆橋カノコを取り込みます。NPCカードが使用不可能に
ブレス・ブリギッド
:食われた!
皆神ハルノ
:生むな ジャームを ホビーで
ブレス・ブリギッド
:ミュウツーか?
ケーキドラゴン・スフォリア
:バックトラックにケーキドラゴンが生存していた場合、小豆橋カノコはえらいことになります。
齋藤リッコ
:カノコ!
ブレス・ブリギッド
:えらいことに!
ブレス・ブリギッド
:これ以上!?
齋藤リッコ
:生クリームでなんかアレな感じのCGが……
皆神ハルノ
:け、ケーキ苗床……
ブレス・ブリギッド
:セーブしとくか
GM
:行動終了。皆神さんの本来の手番です
皆神ハルノ
:そう、皆神ハルノには本来の手番があるのだ!
皆神ハルノ
:動きます。マイナーなし、メジャーで《コンセントレイト:バロール》+《漆黒の拳》。対象はケーキドラゴン・スフォリア
皆神ハルノ
:10dx7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[2,3,4,4,5,6,6,6,7,8]+10[7,10]+10[4,9]+3[3]+4 → 37
ケーキドラゴン・スフォリア
:ガード
皆神ハルノ
:ダメージを出すぞ
皆神ハルノ
:4d10+24
DoubleCross : (4D10+24) → 19[4,7,7,1]+24 → 43
皆神ハルノ
:装甲無視!
齋藤リッコ
:強い!
ケーキドラゴン・スフォリア
:残HP52。生存します
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を5(→ 5)増加 (106 → 111)
GM
:演出をどうぞ!
皆神ハルノ
:ローラーブーツが火花を上げ、起き上がったケーキドラゴン・スフォリアへ、身を屈めたまま迫る。
皆神ハルノ
:「最初はいつも通りの仕事かと思ったけど……」
皆神ハルノ
:「想像よりめちゃくちゃで……想像より良いものが見られたよ」
ケーキドラゴン・スフォリア
:先程よりも感覚も動きも鋭く、防御態勢を取るのが速い
ケーキドラゴン・スフォリア
:君の危険性を把握しているのだろう。
ブレス・ブリギッド
:「動きが洗練されています!」
皆神ハルノ
:攻撃射程の間際、屈めていた身が伸び上がり、跳躍。
皆神ハルノ
:「っとお……そのへんっ!」
皆神ハルノ
:バリリリリ! ケーキドラゴン・スフォリアの身に着地しながらブレードを突き刺し、その体表上を疾駆しながら裂いていく!
ケーキドラゴン・スフォリア
:『GHUUUU……!』
齋藤リッコ
:「すごい……!」その名の通り、獅子奮迅の戦いぶりに息を呑む
皆神ハルノ
:「悪いね! これは元々巨大な敵を相手に想定してるから……さ!」 そして反撃が来る前にその身を蹴り込み、退避
ケーキドラゴン・スフォリア
:爪牙と尾が叩き落とそうと追う、捉えられない!
齋藤リッコ
:(これが、ノヴァリス・ファイトの
上位闘士
(
ランカー
)
の実力……)
皆神ハルノ
:(とはいえガードはさすがに固くなってるな……さすがに次は受けるしかないか)
小豆橋カノコ
:「ぐっ、ううう! うあああっ!」
小豆橋カノコ
:透明な枷が、発熱とともに蒸気を上げている。
齋藤リッコ
:「っ……カノコ!」
ケーキドラゴン・スフォリア
:『消化液』だ。酸が糖から脱水作用を起こし、それによって高熱が発生している。
小豆橋カノコ
:「う……うそ! 本当の本当に、取り込まれる……!」
齋藤リッコ
:「早く決着を着けないと……カノコがもたない……!」
ブレス・ブリギッド
:「あまり長引かせるわけにはいきませんね」
GM
:クリンナップ省略。
GM
:第2ラウンド、セットアップ。
齋藤リッコ
:なし!
GM
:エネミーもなし
皆神ハルノ
:ないぜ!
ブレス・ブリギッド
:なし!
GM
:イニシアチブ15、ケーキドラゴン・スフォリアの手番
ケーキドラゴン・スフォリア
:《コンセントレイト》《【飢えたる魂】:鋼の顎》《火炎袋》《魔獣の本能》《原初の赤:要の陣形》《原初の白:細胞侵蝕》《原初の黒:プラズマカノン》《原初の灰:大食らい》
ケーキドラゴン・スフォリア
:対象はPC全員。装甲無視、重圧邪毒6。
齋藤リッコ
:うおおお
齋藤リッコ
:《時の棺》!
齋藤リッコ
:判定を失敗に!
ケーキドラゴン・スフォリア
:なっ、何ぃ────!
ケーキドラゴン・スフォリア
:失敗します!
皆神ハルノ
:怖~
ブレス・ブリギッド
:コワ~
齋藤リッコ
:ハァハァハァ
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を10(→ 10)増加 (115 → 125)
ケーキドラゴン・スフォリア
:びょう、と大風が吹いた。
ケーキドラゴン・スフォリア
:様々な熱作用によって誘拐されたチョコレートを再整形する。より鋭く、硬く、そしてより効率的な空力形状に!
ケーキドラゴン・スフォリア
:破壊のブレスを撒き散らしながら、君たちのもとへ飛び込み、その爪牙で破壊の限りを尽くそうとした。
小豆橋カノコ
:「だ……」
小豆橋カノコ
:「ダメーーーー!」
小豆橋カノコ
:悲痛な叫びは、何をするまでもなくかき消される。
GM
:イニシアチブ6 斎藤さんの手番
齋藤リッコ
:《コンセントレイト:サラマンダー》+《災厄の炎》+《プラズマカノン》
齋藤リッコ
:神聖二重冠の効果を使用します
GM
:きやがった……!
齋藤リッコ
:2.このメインプロセスでは、あなたが受ける【エフェクトLVへの侵蝕率ボーナス】の値を2倍にする。
齋藤リッコ
:対象ケーキドラゴン・スフォリア!
ケーキドラゴン・スフォリア
:判定をどうぞ!
齋藤リッコ
:10DX7+4
DoubleCross : (10DX7+4) → 10[1,2,2,2,3,5,6,8,9,9]+10[1,9,9]+10[6,10]+5[5]+4 → 39
ケーキドラゴン・スフォリア
:ガード
齋藤リッコ
:ダメージ!
齋藤リッコ
:4D10+12+25
DoubleCross : (4D10+12+25) → 9[4,1,2,2]+12+25 → 46
齋藤リッコ
:ダイスひく!
ケーキドラゴン・スフォリア
:そのダメージは……わずかに生存!
皆神ハルノ
:あっ……
皆神ハルノ
:ガロ……ガロ……
GM
:あっ……!
皆神ハルノ
:いい……?
齋藤リッコ
:ア!
GM
:いいよ!
ブレス・ブリギッド
:ロロロ…
齋藤リッコ
:やった~~~
皆神ハルノ
:温情感謝! 《餓狼の爪》を合わせます。攻撃力+18! 演出は特にしないから気にせずやってくれ!
皆神ハルノ
:皆神ハルノの侵蝕率を3(→ 3)増加 (111 → 114)
齋藤リッコ
:感謝感激
ケーキドラゴン・スフォリア
:戦闘不能。復活ありません。
ブレス・ブリギッド
:やった~
齋藤リッコ
:やった~~~
齋藤リッコ
:齋藤リッコの侵蝕率を10(→ 10)増加 (125 → 135)
GM
:クライマックス戦闘終了。PCたちの勝利です。
皆神ハルノ
:フッ……
3年前 ジェネシスインダストリアルアカデミー
汎用兵器開発局:第八分室
”サーキイ”
:「まずい」
小豆橋カノコ
:「あ…………」
小豆橋カノコ
:当時、過去にいくつかの兵器を開発したかどで、私は理事会からやってきた彼の助手に召し上げられた。
小豆橋カノコ
:派閥同士の緊張感が増していたあの時期、生徒たちも、大人たちも軍拡に躍起になっていた中で。
小豆橋カノコ
:彼は淡々としていたが、穏やかで優しかった。だから、心ばかりのお返しをしようと思ったのだ。
”サーキイ”
:"サーキイ":「砂を噛んでいるようだ。粉っぽいもの、嫌いなんですよ。片付けておいてください」
小豆橋カノコ
:床に踏みにじられたクッキーを呆然と眺めながら、私は実験が失敗したことを悟った。
小豆橋カノコ
:お菓子作りは科学なのだという言葉を聞いたことがある。私もそう思う。
小豆橋カノコ
:失敗の原因を分析して、彼は私と人種が違うから、唾液の分泌量が少ないのが問題だろうと考えた。
”サーキイ”
:"サーキイ":「こういった素材特有の渋みには顔をしかめてしまう性質でして」
小豆橋カノコ
:コンポートケーキがゴミ箱に投げ捨てられていた。
”サーキイ”
:"サーキイ":「そもそも甘いものが得意ではないんですよね」
小豆橋カノコ
:クリスマスに作ったブッシュドノエルには口をつけて貰うことすらできなかった。
小豆橋カノコ
:「ふふふ……これは自信作ですよ。私のふるさとの味なんです! 普段の食事で不足しがちな栄養素も補えますし、甘すぎないから"サーキイ"さんにも……」
”サーキイ”
:「何を勘違いしているのか知りませんが」
”サーキイ”
:すっ、と空気が冷える。
”サーキイ”
:「人殺しの兵器を作るしか脳のないお前に目をかけ、こうして助手に置いてやっているのはなんでだと思う」
”サーキイ”
:「人殺しの兵器を作らせるためだ」
”サーキイ”
:「くだらない媚態を見せて認められるなどと思わないでください。それは逃避であり、怠慢ですよ」
小豆橋カノコ
:豹変は一瞬で、優しい声が戻る。自分が全く的はずれな努力をしていたことに気づき、さあ、と体温が下がる。
”サーキイ”
:「あ、そうだ」
”サーキイ”
:「先月の弾頭、好評価です。効率的に苦痛を与え、リザレクト中の思考判断を妨害する能力が既製品より18%向上しています、この調子で頼みますよ」
”サーキイ”
:いつもと変わらぬ穏やかな調子でそう声をかけ、肩を叩き、去ってゆく。
小豆橋カノコ
:あの時の言葉は、今も重く、楔のように心を穿っている。
---
小豆橋カノコ
:(──最初から全部、間違ってたんだ)
小豆橋カノコ
:(全部、全部……私が、こんな、ショコランで、やっていけるはずなんてない──)
小豆橋カノコ
:(せっかく出来た友達に嘘をついて、学区を危機に晒して、これまでの卑怯な行いの報いに、三人を巻き込んで)
小豆橋カノコ
:朦朧とした視線を上げたのはなぜだろうか。何があると思ったのだろう。
齋藤リッコ
:「……カノコーーーっ!!」
齋藤リッコ
:三人に届く寸前。ドラゴンの爪牙が溶解し、あるいは凍結して粉砕される。
小豆橋カノコ
:「ぇ……」
小豆橋カノコ
:あやふやだった視界が像を結んだ。そこに彼女はいる。
齋藤リッコ
:リッコの頭冠はいよいよ眩いばかりに光り輝き、巨大に膨れ上がった魔眼からは燃え盛る紅炎と凍てつく蒼氷が放たれ続けている。
ケーキドラゴン・スフォリア
:『GHOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO』
ケーキドラゴン・スフォリア
:君を不倶戴天の敵と定めた如く、ブレスを吹き付ける。それが届かない。蒸発し、凝結し、砕け、また蒸発する。
齋藤リッコ
:コントロールも何も、あったものではない。拳で殴り付けるかの如く魔眼を振るい、次々に怪物の身体を解体していく。
齋藤リッコ
:「あんた!!ふざっけんじゃないわよ!!」
小豆橋カノコ
:「えっ……えっ」
小豆橋カノコ
:起きていることが理解できない。こんな……こんなことが出来るなんて。
小豆橋カノコ
:彼女自身が一番、信じていなかったはずなのだ。
齋藤リッコ
:カノコを捕えた超硬質の檻を殴りつける。熱蒸気がリッコの肌をも焼くが、構わず何度も殴り続ける。
齋藤リッコ
:「あんたの、こと……!最初から、ムカついてたのよ!」
小豆橋カノコ
:「ひゃう!」
齋藤リッコ
:睨むようにして、半透明の檻越しにカノコを見遣る。
齋藤リッコ
:「……『なんか』じゃないでしょ!!」
齋藤リッコ
:「私なんかとか!どうせとか!ふざけんなってのよ!!」
小豆橋カノコ
:「で……でも、それは、だって!」
齋藤リッコ
:「あんた、そんな可愛くて……胸も大きくて……!こんなバカなことするくらい、真剣になれるものがあるんでしょ!!」
齋藤リッコ
:拳を振り被り、叩き付ける。
齋藤リッコ
:「その上……あんなおいしいお菓子が作れるじゃないの!!」
小豆橋カノコ
:「──────!」
小豆橋カノコ
:記憶の中の男に亀裂が入る。
小豆橋カノコ
:私の……ちゃんと作ったお菓子を食べたのは、二人だけだ。
小豆橋カノコ
:”サーキイ”と、斎藤リッコの二人だけ。どちらの言葉が信用に値するか、決まっている。
小豆橋カノコ
:決めてしまった、自分の中の、何かが。
GM
:ノヴァリスの生徒が困難に対峙する時、十字冠のセーフティの一部が限定解除され、生徒の潜在能力を爆発的に引き出す。
GM
:対峙したのは、果たして誰のためだろう。自らの虚栄心のためだろうか。
齋藤リッコ
:高熱で溶け落ちた飴の檻に腕を突っ込む。蒸気が肌を焼き、一瞬顔を顰めるが、無理やりにカノコの胸倉を掴み上げる。
小豆橋カノコ
:「がひゅっ……」
小豆橋カノコ
:涙とともに、咳き込む。
齋藤リッコ
:「はぁっ……はぁっ……!」
齋藤リッコ
:「……あんたがそう言うなら、可愛くないし、胸も小さいし、お菓子も作れないあたしは何なの!?ほんと、ふざけんじゃないわよ……」
ケーキドラゴン・スフォリア
:今度こそ、燃失してゆく。巨大な竜が。
小豆橋カノコ
:「………………あはは……」
齋藤リッコ
:「分かったら、自信、持ちなさいよ……!こんなことしなくたって、あんたは立派な菓子職人じゃないの……!」
齋藤リッコ
:崩れ行く竜の身体から、無理やりカノコを引きずり出すようにして、一緒になって倒れ込む。
齋藤リッコ
:「げほっ!ぐ、げふっ……!……はぁっ……!」
小豆橋カノコ
:溢れ出す涙を止める気にもならず、力を抜いて彼女に身をあずけた。
小豆橋カノコ
:「リッコさんのほうが、ずっと…………」
小豆橋カノコ
:「ずっとずっと、すごい人ですよ」
齋藤リッコ
:「どこがよ……」冷えた飴の張り付いた腕で、少しだけカノコの頭に触れる。
小豆橋カノコ
:「お菓子がないのに、人を救うことができるんですから」
小豆橋カノコ
:「……ありがとう」
齋藤リッコ
:「……ふん……」
小豆橋カノコ
:「ちゃんと、やったことを話して、怒られてきます」
齋藤リッコ
:「……ケーキ」
齋藤リッコ
:ぼそりと言う。
小豆橋カノコ
:「そしたら、今度はちゃんとした……はい?」
齋藤リッコ
:「……悪いと思ってるなら、ケーキ!」
齋藤リッコ
:「また作りなさいよね!」
小豆橋カノコ
:「は…………」
小豆橋カノコ
:がばり、と身を起こして。
小豆橋カノコ
:「はい!」
小豆橋カノコ
:満面の笑みで、うなずいた。
【◆Backtrack◆】
GM
:まずは処理
GM
:誰かがが使ったEロイス【???】
GM
:【ワンナイトバイキング】としましょう。これはケーキドラゴンのEロイスです。みなさんの侵蝕が20下がります
皆神ハルノ
:ワ……ワイバーン……!!
GM
:そしてEロイス分侵蝕を下げる処理が発生します。
GM
:【ワンナイトバイキング】【飢えたる魂】【飢えの淵】の3個ですね。
GM
:下げたかったら下げてください
皆神ハルノ
:現在値114から20下げて94
GM
:その後通常のバックトラック処理をどうぞ
ブレス・ブリギッド
:20下がった時点で92!
齋藤リッコ
:135から20下げて115
皆神ハルノ
:そんなEロイス……いらないね ロイスだけでバックトラックします
ブレス・ブリギッド
:Eロイス分振らずに残ロイス5個で振ります
ブレス・ブリギッド
:92-5d10
DoubleCross : (92-5D10) → 92-25[8,2,9,3,3] → 67
皆神ハルノ
:92-6d10
DoubleCross : (92-6D10) → 92-39[5,3,9,10,7,5] → 53
ブレス・ブリギッド
:4点
齋藤リッコ
:Eロイス振らずに等倍振りかな~
齋藤リッコ
:115-5D10
DoubleCross : (115-5D10) → 115-35[10,5,3,8,9] → 80
齋藤リッコ
:5点!
皆神ハルノ
:多分4点
GM
:では
Eロイス・エネミーのDロイス
/4点
シナリオの目的を達成した
/5点
セッションに最後まで参加した/よいロールプレイをした/他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った
セッションの進行を助けた/場所の手配やスケジュール調整に協力した
/5点
GM
:この14点に各自侵蝕点を足してね
齋藤リッコ
:19点!
ブレス・ブリギッド
:18!
皆神ハルノ
:18~
GM
:C((19+18+18)/3)
DoubleCross : c((19+18+18)/3) → 18
GM
:なんか切り上げだった気がするからGMは19点もらいます
GM
:お疲れ様でした!
齋藤リッコ
:お疲れさまでした~!
ブレス・ブリギッド
:お疲れ様でした!
【◆Ending◆】
GM
:ケーキドラゴンを倒したら、取り込んでいたケーキが帰ってきた……などという都合のいい話があるわけもなく……
GM
:現場に残ったケーキドラゴンケーキは、食べたショコラショコランの学生が泡を吹いて気絶したことから、美味しすぎて人に出せる代物ではないと判断され封印された。
GM
:何か超越的な存在を満足させなければならない時に活用される……かもしれない。
GM
:ショコラショコランの学生たちは”情王”麾下お掃除部によって修復されたお店で忙しくケーキを焼き
GM
:事件を解決した君たちは、めでたく停学の決まった小豆橋カノコの寮室で一息ついているところだった。
小豆橋カノコ
:「ケーキが焼けましたよ~」
齋藤リッコ
:「おっ、待ってました!」
ブレス・ブリギッド
:「ありがとうございます、カノコさん」おもてなしに慣れている自然体で座っている。
皆神ハルノ
:「ケーキを作る行程、改めて見てたけど……色々あるんだねー」
小豆橋カノコ
:ふわふわのパンケーキである。チーズとフルーツソースがかかっている。
齋藤リッコ
:「お、おいしそう……!」
皆神ハルノ
:スマホをしまう 「あ、でもこのケーキなら結構身近だ」
小豆橋カノコ
:「そうなんです。料理は科学ですからね」冷蔵庫から冷やしておいたずんだケーキを取り出して切り分ける。
齋藤リッコ
:「あ、そっちもあるんだ」
小豆橋カノコ
:「えへへ、リッコさんが美味しいって言ってくれたスペシャリテ、ですから」
ブレス・ブリギッド
:「私もご相伴に預かるのが楽しみです」
小豆橋カノコ
:そう言って、席に着く。
小豆橋カノコ
:「この度はほんっ…………」
小豆橋カノコ
:「──────────────とうにご迷惑をおかけしました!」
齋藤リッコ
:「ホントよ。あたしはともかく……」
小豆橋カノコ
:「ロード様と、銀獅子さんですからね……」
皆神ハルノ
:「本当にねぇ」 まったく否定しない 「ま、あたしもそのおかげでお仕事と報酬が稼げた訳だから、良いといえば良いんだけど」
皆神ハルノ
:「ブレスちゃん的には?」
ブレス・ブリギッド
:「私はある意味、迷惑をかけられるのがお仕事ですし?」
ブレス・ブリギッド
:「再犯しないことと、美味しいお菓子が頂ければ満足です」
ブレス・ブリギッド
:ニコニコとしてるよ
小豆橋カノコ
:「器が大きい……」
齋藤リッコ
:「懐が深い……」
ブレス・ブリギッド
:「先代の方針もそうでしたからね」
小豆橋カノコ
:「お詫びや、お礼にはとても足りませんが。全身全霊で作ったものです。ご賞味ください」
齋藤リッコ
:「うん。じゃあ、いただきます」手を合わせる
ブレス・ブリギッド
:両手を合わせる「頂きます」
皆神ハルノ
:「うんうん。それよりこれより眼の前のおいしいもの!」
齋藤リッコ
:パンケーキを切り分け口に運ぶ「んん……!」
ブレス・ブリギッド
:ソースとパンケーキを等分に分けながら口に運ぶ「あら……!」
小豆橋カノコ
:ドキドキと皆の様子を伺っている。
齋藤リッコ
:「……おいしい……」しみじみと味わっている
ブレス・ブリギッド
:「良いですね。とても美味しいです」
皆神ハルノ
:ぱくりと食べて 「んー、おいしい!」
小豆橋カノコ
:「やった……!」
小豆橋カノコ
:「私、作れました! 殺人兵器じゃないもの!」
皆神ハルノ
:「なんか、ほっとする味っていうのかな。素朴で、甘いだけじゃなくて、奥に素材そのものの風味を感じさせてくれるような……」
皆神ハルノ
:タレントコース食レポ学を履修した成果を発揮している。
ブレス・ブリギッド
:「そうですね、とても美味しい………殺人兵器がデフォルトなんです?」
小豆橋カノコ
:「あっ、いえ。えへへ……」
齋藤リッコ
:「おいしい……チーズとフルーツの……あれが……」食レポ力が無い
齋藤リッコ
:「おいしいわよ」
小豆橋カノコ
:「ありがとうございますっ!」
小豆橋カノコ
:「リッコさんの感想は。その……とても、安心しますね……!」
齋藤リッコ
:「え、そう?えへへ……」普通に褒められたと思っている
齋藤リッコ
:「食レポキャラでやってこうかしら……」真剣に検討している
皆神ハルノ
:(食レポレポにも食レポの応用は利くんだなぁ)
小豆橋カノコ
:「なんだか、焦っていたんだと思います」
小豆橋カノコ
:「ズルをして認められたくて……ちゃんとやっても無理だって思ってて……」
小豆橋カノコ
:「漠然と、認められたいなって……誰になのか、自分になのかも、わからなくて……」
小豆橋カノコ
:「……でも。ようやく具体的な目標ができました」
齋藤リッコ
:「へえ……目標?」
齋藤リッコ
:「何何?」
ブレス・ブリギッド
:「どのような目標か、お聞きしても?」
小豆橋カノコ
:「はい。みなさん、好きな色ってありますか?」
皆神ハルノ
:「えー……青!」
小豆橋カノコ
:「イメージぴったりですね!」
ブレス・ブリギッド
:「私は緑とか……あと、自分の髪の色は好きですね」
小豆橋カノコ
:「ブレスさんの瞳の色ですね。私も好きです。緑色」
齋藤リッコ
:「前にも聞かれたわね……強いて言うほどは無いかな」
小豆橋カノコ
:「そうですね、リッコさんは以前に」
小豆橋カノコ
:「……ある人に」
小豆橋カノコ
:「この質問で、緑色、って答えてもらえるくらいやみつきになっちゃうずんだケーキを作れたらな~って」
齋藤リッコ
:「へえ~……」むしゃむしゃずんだケーキを食べている
小豆橋カノコ
:「まだまだ修行の道は遠そうです!」
齋藤リッコ
:「いいじゃない。頑張りなさいよ」
小豆橋カノコ
:「頑張っちゃいますよ~」
皆神ハルノ
:「ふ~ん……」 リッコちゃんとカノコちゃんを微笑ましく交互に見ている
ブレス・ブリギッド
:「目標があるのは良いことですね」ニコニコしている
小豆橋カノコ
:ふんふんと鼻歌を歌いながら、干されたカップにお茶のおかわりを注いでいく。
齋藤リッコ
:「でもホント、停学で済んでよかったじゃない」
齋藤リッコ
:「あのままケーキドラゴン……ナントカが暴れてたら、退学ものだったかもよ」
齋藤リッコ
:「お二人に感謝しなさいよ、マジで」
小豆橋カノコ
:「血の気が引く思いです……やっぱり違法改造はよくないですね」
皆神ハルノ
:「無学籍は大変だからね。そうならないで良かったよ」
小豆橋カノコ
:「それはもちろん。改めて、本当にありがとうございました」
齋藤リッコ
:「あたしからも。ありがとうございます」
齋藤リッコ
:「あたし一人じゃ、きっと何もできませんでした……」
小豆橋カノコ
:「事が致命的になる前に納まったのは、皆神さんと、ブレスさんと……」
小豆橋カノコ
:「リッコさんのお陰です」
皆神ハルノ
:「うんうん。ケーキドラゴン相手に決めたのもリッコちゃんだったしね」
齋藤リッコ
:「あ、あたしは別に……」ケーキを口に運ぶ
皆神ハルノ
:興行の関係上、誰がフィニッシュを決めたかは自然と気にするたちだ 「最初はビクビクしてたからどうなるかと思ったけど……良く頑張ったよ!」
小豆橋カノコ
:「あ、そうだ。大事なこと言い忘れてました」
ブレス・ブリギッド
:「とてもかっこよかったですよ?」
小豆橋カノコ
:「あっ」かっこよかったって言おうとしてた顔。
小豆橋カノコ
:「気のせいでした。」
齋藤リッコ
:「うぅっ……!えぇ~~?そ、そうですかね~……」有名人二人に褒められてデレデレしている
齋藤リッコ
:「……でも、それで言ったら、カノコのお陰よ」
小豆橋カノコ
:「ええ~? 私、今回迷惑行為しかしてないですよ」
齋藤リッコ
:「それはマジでそうだけど」
小豆橋カノコ
:「今回? うん。いえ、ずっとですけど…………」
齋藤リッコ
:「……あの時、本当は、足が竦んで……動けなかったの」
齋藤リッコ
:「でも……カノコが、『できる』って言ってくれたでしょ」
齋藤リッコ
:「あたしのこと、信じてくれたから……一歩踏み出せたの」
小豆橋カノコ
:「……あの時は」
小豆橋カノコ
:「奇跡が起きて、ドローンが壊れる予定でした」
小豆橋カノコ
:「……なんでしょうね」
小豆橋カノコ
:「あの時、あんなに怖がってて、真剣なあなたが目に入って。一瞬、操作するのを忘れてしまって……」
小豆橋カノコ
:「言わなければいけない気がして」
齋藤リッコ
:「……ん」少し笑って
齋藤リッコ
:「ありがとね」
齋藤リッコ
:「……」
齋藤リッコ
:「……いや、元はと言えば全部カノコのせいだけど……」
小豆橋カノコ
:「そうですね、変な話です」へにゃっと笑う。
小豆橋カノコ
:「あなたが、ほんものなんだって、そうだったら嬉しいって。偽物の英雄に仕立て上げようとしたのは私なのに」
皆神ハルノ
:(見せつけてくれますわねぇ) 存在感を消しながらお茶を飲んでいる
皆神ハルノ
:嫌、ではなく、単純に羨ましかった。純粋な絆で結ばれ、それを力とする美しい関係。憧れるものだ
小豆橋カノコ
:きっと、それもリッコの力だ。彼女は認めようとしないだろうけれど。
小豆橋カノコ
:ずっと自分を駆り立てていたものが薄らいだのを感じる。穏やかな心地で、皆が自分の作ったケーキを食べるのを見ている。
ブレス・ブリギッド
:二人のやり取りを眺めながら、穏やかな気持でカップを傾ける。
ブレス・ブリギッド
:本来ならもっと注意を促すべきで、遺産に適合する前の自分はそうだった気がする。と遠くを思うようにふけって。
ブレス・ブリギッド
:代わりに、指に巻きつけるように髪をいじる。
齋藤リッコ
:「でも結局……」
齋藤リッコ
:「あんまり時の人にはなれてない気がする……」机に項垂れる
皆神ハルノ
:「まあまあ、それはそれ、事件規模が個人停学レベルの小ささで済んだってことだから……」
齋藤リッコ
:「そこですよ!事件多すぎなんですよ、ここ!」
齋藤リッコ
:「なんか……あんまり注目されてなくないですか?やっぱり学校を揺るがすような事件じゃないと……」
ブレス・ブリギッド
:「そうですよ。リッコさんの実力があれば、色んなところに引っ張りだこだと思いますよ?」
齋藤リッコ
:「ウェヘヘ……そうですかねぇ~」早速調子に乗っている
ブレス・ブリギッド
:「はい。揺るがしたいなら私は止めませんけど……」
ブレス・ブリギッド
:「一応、お仕事ですので」ドサ、と書類の束を取り出す「後始末はお願いすることになります」
小豆橋カノコ
:「えっ」
齋藤リッコ
:「はい?」
ブレス・ブリギッド
:今回の事件で被害にあった建物と、その補修に関する人員の振り分けなどの手続き。
皆神ハルノ
:「わお」
小豆橋カノコ
:「えっと、ああ。はい、はい……そうですね……」
ブレス・ブリギッド
:「停学とは言いましても、お家で反省以外にも奉仕活動など、やることはいっぱいありまして」
ブレス・ブリギッド
:「あのドラゴンまでとは言いませんが、電子機器の扱いにも慣れているようですので」
ブレス・ブリギッド
:「私の方で、カノコさんに向いている仕事を選り分けてきました」
ブレス・ブリギッド
:それがこれです。と書類の束をニコニコと指し示す。
小豆橋カノコ
:「ひ~~ん。ありがとうございます……!」
小豆橋カノコ
:「被害も、余罪も、多い…………!」
齋藤リッコ
:「つ、机が埋まってる……」
齋藤リッコ
:「何日掛かるの、これ……?」
ブレス・ブリギッド
:「大丈夫、大丈夫」ぱん、と両手を合わせて朗らかに声をかける。
ブレス・ブリギッド
:「大変なお仕事の後ほど」
ブレス・ブリギッド
:「お菓子は美味しいですから」
ブレス・ブリギッド
:ね?と穏やかな笑顔で笑いかけた
小豆橋カノコ
:「もう犯罪はこりごりです~~」
小豆橋カノコ
:アイリスアウト。
小豆橋カノコ
:……結局、彼女は時の人にはならなかったけれど。
小豆橋カノコ
:それより価値のあるものを手に入れているんじゃないかと思う。
小豆橋カノコ
:(さっきのやりとり。気づいてますか、リッコさん。あなた、二十二位のロードに、実力を認められているんですよ)
小豆橋カノコ
:(嬉しさと、劣等感と、勝手な連帯意識と。いっぱいから回っちゃったけれど……)
小豆橋カノコ
:(あんなに自信がないリッコさんと知り合えたのは、もしかしたら貴重で、お得なことなのかも)
GM
:ダブルクロス The 3rd Edition
GM
:『狂菓学者は砂糖竜の夢を見るか?』
GM
:全工程終了。
GM
:お疲れ様でした!
齋藤リッコ
:お疲れさまでした~~!
皆神ハルノ
:お疲れ様でした!
ブレス・ブリギッド
:お疲れ様でした!