『一夜二人転 夏目靖章/彩谷千映理』

夏目 靖章なつめ はるあき (キャラシート)

彩谷 千映理いろや ちえり (キャラシート)

メインログ/雑談ログ

【Preplay】

GM:今回のシチュエーションは『片方がX年後のifの姿と入れ替わる+片方が二人以上に増える』
GM:原因は『アーティファクト』となります。
夏目靖章(キャラシート)
夏目靖章:UGN遺産管理局のエージェント、夏目靖章です!
夏目靖章:遺産やアーティファクトを管理収集し、それを悪用する輩と日々戦っているイケメンです
夏目靖章:自分に向かうあらゆる運動エネルギーを霧散させるインチキ臭い防御能力を持ち、専ら女の子の盾となることで生理的欲求を満たしているとかいないとか
夏目靖章:今回は年下の彼女との久々の任務!頑張るぞ!
夏目靖章:データは二人点用の支援強化型です
夏目靖章:よろしくお願いします!
彩谷千映理(キャラシート)
彩谷千映理:UGN、N市第十一支部所属のチルドレン、彩谷千映理でーす
彩谷千映理:日々いろんなとこで情報収集をして街の平和を守るためにがんばったりしてます
彩谷千映理:細かい支援とかを得意としていますが、一応自分も殴れるぞ
彩谷千映理:年上の彼氏と一緒の任務、がんばります
彩谷千映理:よろしくおねがいします!



【OP】

GM:OPシーンです。このセッションでは全シーン全員登場となります。
GM:登場どうぞ!
彩谷千映理:35+1d10
DoubleCross : (35+1D10) → 35+4[4] → 39

夏目靖章:44+1d10
DoubleCross : (44+1D10) → 44+6[6] → 50


GM:---
GM:N市 十一区 郊外
GM:---

GM:地区の中心、きらびやかなネオン街から離れた、閑静な住宅地。
GM:手入れのなされていない鬱蒼とした木々に囲まれ、人目を憚るように建つ、一軒の屋敷があった。
GM:人の住まなくなって久しいその屋敷には、かつての家主が残した怪しげな物品が大量に放棄されていると専らの噂であったが、
GM:この度、その屋敷からレネゲイドが検出されたことで、
GM:遺産管理局のエージェントである夏目靖章と、この地区を担当する支部のチルドレンである彩谷千映理は、
GM:二人で調査に訪れることになったのだった。
夏目靖章:「よし、鍵はまだ壊れていないみたいだ」
夏目靖章:予め手に入れていた屋敷の鍵で、朽ちかけた扉を開く。
彩谷千映理:「やー、嫌な感じの屋敷だよね。人嫌いが住んでたのかなあ」
夏目靖章:「家主が居なくなって長いみたいだからね」
夏目靖章:「往時は庭師や使用人もいて手入れもされていたんだろうが」
夏目靖章:「まあなにせ遺産絡みの物件だ。住人の幽霊ぐらいはいてもおかしくはないかな」
夏目靖章:「千映理くんはそういうの平気な方かい?」
夏目靖章:所々に張った蜘蛛の巣を払いながら廊下を進む
彩谷千映理:「ホラーは平気かなー。実害があるなら別だけど、まあ、弾当たるならなんとかなると思うし?」
彩谷千映理:「それに、頼りになる人が居ますし?ねえ」
夏目靖章:「おや、そこまで買ってもらってるとは光栄だな」
夏目靖章:「ふふ、本場イギリス仕込みの退ゴースト術を披露するのが楽しみだ」
彩谷千映理:「何それ。イギリスそんなのあるんだ」
夏目靖章:「まあ幽霊の本場だからねえ」
夏目靖章:「管理局の大きな拠点もあるから、結構向こうにいることも多かったのさ」
彩谷千映理:「へえー。……で、見たことあるの?幽霊」
夏目靖章:「勿論あるとも」
夏目靖章:「あれはそう、ここに似た古い貴族の館で」
彩谷千映理:興味有りげに聞いている。
夏目靖章:「それは美しい貴婦人の霊だった……」遠い目ににやけ面で回想する
彩谷千映理:「……」
彩谷千映理:「……へえ」
夏目靖章:「旦那さんと子供を残して先立った女性で、俺が一日旦那さんの代わりになることで……」
夏目靖章:「ん?」
彩谷千映理:「……いいよ、続けて」
彩谷千映理:「とりあえず最後まで聞いてから判断するから、続けて」
夏目靖章:「ははは、どうしたんだい千映理くん目がわらってないぞう」
彩谷千映理:「あははそっかなあ、いや、面白いなあって思うよ?うん。で?一日旦那さんになって?で?」
彩谷千映理:目は笑っていない
夏目靖章:「えーつまり、レネゲイド工学上の幽霊というのは領域に焼き付いた一定の論理ロジックをもつ残留思念のようなもので」早口
夏目靖章:「生前の未練を解明して解消させてあげると、大抵は綺麗サッパリ成仏してくれるわけだね」
夏目靖章:「なので彼女は一日つき合って、ディナーを済ませたところで満足してくれたよ」
夏目靖章:「(寝室までご一緒できなかったのは残念だったけど)」言わない
彩谷千映理:「一日つき合ってディナーを済ませた」
彩谷千映理:「ふーん」
夏目靖章:「そうそう。やましいことはなにもないぞ!」
彩谷千映理:「……」
彩谷千映理:「……夏目さんが焦るとこ見るの、珍しいよね」
夏目靖章:「え、そうかい?」
夏目靖章:「まあ、俺は普段からスマートな紳士たらんとはしているが」
夏目靖章:「千映理くんの前では自然と気合が入っているのかも知れないね」
彩谷千映理:「いっつも余裕たっぷりだしね?」
彩谷千映理:「ま、でも焦ってた夏目さんが可愛かったので、不問としましょう」
夏目靖章:「おや、本当かい?それは助かった」
夏目靖章:「お姫様の機嫌を損ねずに済んで一安心だ」
彩谷千映理:「でも、今回が同じケースだったら嫌だな……」
夏目靖章:「いやいや、あの時は俺も独り身だったからああいう事ができたのさ」
夏目靖章:「騎士として、よその貴婦人にうつつを抜かすわけには……と」
夏目靖章:奥の扉を前に立ち止まる
夏目靖章:「ここが本丸のようだ。姫様、しばしお待ちを」
GM:開いた扉の先は、物置として使われていたらしき部屋だ。
GM:水晶玉や呪術的な仮面など、様々な怪しげなものが所狭しと並んでいる。
GM:この中から本物のレネゲイドアイテムを探し出すのは、少々骨が折れるだろう。
夏目靖章:「これはまた随分と溜め込んだなあ……」うんざりした顔で部屋を見回し
彩谷千映理:「本物が交ざっちゃうんだから困るよね、はぁ」
GM:夏目さんが部屋に足を踏み入れた、その時。
GM:彩谷さんの耳に、靴音が響いてくる。
夏目靖章:「ま、幽霊のたぐいはいなそうだ。気長に———」
彩谷千映理:「誰か来る」小声で
夏目靖章:「!」足を止める
GM:かつん、かつんと、硬質の靴が床を叩く音。
GM:だが、君達とは違い、そこには床の軋む音が混ざっていない。
夏目靖章:彩谷さんを背にして、足音の方に身体を向ける
GM:見ると、薄暗い廊下の先に、人影がある。
GM:女性のシルエット。
彩谷千映理:背後に隠れるようにして、銃を抜く
GM:背中の大きく開いたドレス。白い肌。
GM:淑やかで流麗な身のこなしで、君達に背を向けて、廊下を歩いていく。
夏目靖章:「おお……」思わず目を奪われ……
夏目靖章:「いやいかんいかん」そうになるのを我慢する
彩谷千映理:銃を持ってない方の手で小突く
GM:その時、女から≪ワーディング≫が放たれる。
GM:君達にとっては何でもないが、やはり普通の人間ではない。
夏目靖章:「オーヴァード……いやレネゲイドビーイングか?或いは……」
彩谷千映理:「……幽霊だなんて言わないでよねー?」
GM:女はレネゲイドの気配を纏いながら、廊下の奥へと歩いていく。
夏目靖章:「なにはともあれ、放っておくわけにも行かない。ここは……」
GM:その手の中、何か小さな、鏡のようなものが光る。
夏目靖章:「お嬢さん。ここは立入禁止ですよー」敢えて呑気に呼びかける
:「…………」
:ぴたり、と足を止める。
:黙りこくったまま動かない。
彩谷千映理:「夏目さん、あの女が持ってるのって……」小声でささやくように
夏目靖章:「我々は労厚省の者です。この家は倒壊の危険がありますので———」
夏目靖章:到底通じているとは思えない口上を続けながら、彩谷さんに目配せする
夏目靖章:鏡を指差し、銃を放つジェスチャー
:「…………」
:女がゆっくりと振り向く。
:その頭には、顔が無かった。
:より正確に言えば、目も鼻も、全てが削ぎ落されたように、血肉が剥き出しになっている。
:「…………」
夏目靖章:「な……!」
:女の姿が、かき消える。
彩谷千映理:「……っ」背後から飛び出し、射撃。鏡を持った手を狙うも……
:次の瞬間、彩谷さんの背後に立っている。
彩谷千映理:「えっ」
夏目靖章:「千映理くん!」
:手に持った割れた鏡を、彩谷さんに向ける。
夏目靖章:彩谷さんの肩を掴み、引き離そうとするが———
:真っ二つの鏡には、彩谷さんの顔が二つになって写り――
GM:ぱ きん
GM:その瞬間、君――彩谷千映理は、自分自身が真っ二つに割れたような感覚を覚え、強烈な虚脱感に襲われる。
彩谷千映理:「あ、……」銃を構えようとするが、手のひらからこぼれ落ちていく。
彩谷千映理:左右のバランスが出鱈目になったように姿勢を崩す。
:女の姿とレネゲイドの気配は、同時にふっとかき消える。
夏目靖章:崩れた彩谷さんの身体を両手で受け止める。
夏目靖章:「千映理くん……!しっかりしろ!千映理くん!」
彩谷千映理:「な、つめ、さん……」
夏目靖章:「すまない千映理くん。俺が付いていながら……」
GM:自分の中から、何かがごっそりと抜け落ちたような感覚。
GM:夏目さんが彩谷さんを抱えると、そのすぐ傍で、もうひとつ。
GM:何者かの気配がある。
???:「……う、うーん」
夏目靖章:「とにかく、このままじゃ不味い。一旦体制を……」言いながら彩谷さんを抱えて立ち上がり
夏目靖章:「ん?」気配の方向に顔を向ける
おとな千映理:「……あれ?」
夏目靖章:「な……?」目を見開く
彩谷千映理:「……?」夏目さんの見ている方を向く
夏目靖章:目の前の女性と、腕に抱えた少女を交互に見比べる
夏目靖章:「千映理くんが……」
夏目靖章:「……二人?」



GM:OPのロイス購入はこちら!
夏目靖章:女の幽霊  興味/警戒◯/ロイス で所得!

【Middlephase】

GM:ミドルシーンです。登場どうぞ!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+6(1D10->6)(侵蝕率:50->56)した
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+9(1d10->9)した(侵蝕率:39->48)

GM:---

GM:ミドルシーンはFS判定によりラウンド制で進行します。

使用技能:≪情報:UGN≫ ≪情報:噂話≫
難易度:6
最大達成値:9点
目標進行値:4

財産点使用可能。
特殊ルールとして、片方が支援判定を行い、成功した場合、もう片方の達成値を+3し、最大達成値を10とする。

ハプニングチャートは独自のものを用いる。

未クリアで4Rが終了した場合、強制的にクライマックスに移行する。ペナルティとしてクライマックスシーン開始時に暴走・放心付与。

GMが認めた場合、イージーエフェクトによる修正を適用可能。

GM:というわけでまずはハプニングチャートから。
GM:1D6
DoubleCross : (1D6) → 3

GM:…………

3:状態変化がもう片方に反転、あるいは両者になる。既に両方が陥っているシチュエーションの場合は片方が解決、もう片方が深刻化する
ラウンド中達成値-2

GM:どうなるの…………?????
彩谷千映理:増えるの???????
彩谷千映理:更に??????
夏目靖章:まじかよ
GM:どうします?
GM:彩谷さんがさらに増えるか
GM:夏目さんも増える
彩谷千映理:若夏目さんが増えたら年齢逆転まで網羅できてしまう……
GM:そういうことですよ
夏目靖章:じゃあ17歳夏目増やしますか
GM:分かりました……
GM:ではとりあえず判定いきましょう
GM:達成値-2!
夏目靖章:とりあえず情報UGNで振ります
夏目靖章:4dx+1=>9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 9[2,4,7,9]+1 → 10 → 成功

夏目靖章:よーし
彩谷千映理:つよい
彩谷千映理:こちらも情報UGNで ミーミル起動
彩谷千映理:4dx+2=>9
DoubleCross : (4R10+2[10]>=9) → 10[1,3,4,10]+3[3]+2 → 15 → 成功

夏目靖章:さすが千映理くんだ
彩谷千映理:えへん
GM:では両方成功!PP2/4!

GM:---

GM:混乱する君達に、支部からの連絡が入る。
GM:EXレネゲイド、あるいはレネゲイドビーイングと思しき存在が十一区に出現し、
GM:今の君達と同様、一人の人間を二人に分裂させる現象を次々に引き起こし、
GM:被害者たちはパニック状態に陥っているという。
GM:君達はひとまず、連絡にあった女の幽霊の目撃地点を目指すこととなった。
夏目靖章:「……と言うことだが」
夏目靖章:支部から手配された車両の後部座席、その真ん中で一人つぶやく
おとな千映理:「とにかく、その幽霊をなんとかしないとね」
彩谷千映理:「……」
おとな千映理:距離感は普段の彩谷千映理と変わらない。
彩谷千映理:故に、自分を名乗る不審な美女がやたら夏目さんとベタベタしてるように見える。
夏目靖章:「なんなんだろう、この状況……」二人の彩谷千映理に両端から挟まれる位置
夏目靖章:「ち、千映理くん」
おとな千映理:「なあに?」
彩谷千映理:「な……」
おとな千映理:「どうしたの、靖章さん」
夏目靖章:「しまった……!どちらも千映理くんだった……!」
夏目靖章:「はる……!」
彩谷千映理:「名前……名前で呼んだ……!」
夏目靖章:「感慨深いなあ……」つい頬が緩む
彩谷千映理:「……ちょっと、距離が近いんじゃないかなー?」
おとな千映理:「いつも通りだけど?」
夏目靖章:「ああ!ふたりとも、千映理くん同士仲良く!ね!」
夏目靖章:まんざらでもない顔で二人をなだめる
彩谷千映理:「は、……夏目さん、ニヤけてる」
夏目靖章:「そ、そんなことはないぞう……!」
夏目靖章:真面目な顔を作り
おとな千映理:「美人には弱いもんねー?」
夏目靖章:「ふふ、俺が弱いのは千映理くんだけさ」反射で答えてしまう
おとな千映理:更に距離を詰め、手を握る。
おとな千映理:「……だってさ」子供の自分に向かって
夏目靖章:「ち、千映理くん……!」普段より5割増しくらいの積極性にたじろぎ
彩谷千映理:「……」
彩谷千映理:ムキになって距離を詰め、手を握る
夏目靖章:「千映理くん!?」
彩谷千映理:「……そ、その女が本当に私だって決まったわけじゃないし?」
おとな千映理:「……だってさ」ニヤニヤしながら夏目さんへ
夏目靖章:「く……正直代えがたい体験ではあるが、いろいろな意味でこれ以上は耐えられん……!」
夏目靖章:決心したような表情で
夏目靖章:「君達、とりあえず状況を整理しよう!」
夏目靖章:「大人の知恵理くん。いや、ここは便宜上……」
夏目靖章:「"千映理さん"と呼ぶことにしよう」
夏目靖章:「良いかな?」
おとな千映理:「あらら、ちょっと距離感じちゃうなー」
彩谷千映理:「いいです。それで行きましょう」
彩谷千映理:「千映理は」
彩谷千映理:「千映理さんでいいですね。よし、決まりで」
夏目靖章:「ゴホン……!ともかく」圧にたじろぎながら
おとな千映理:しょうがないなあ。という顔で微笑んでいる。大人の余裕だ
夏目靖章:「千映理さんは、あの女幽霊のもつ何らかの能力により分裂した、彩谷千映理くん本人」
夏目靖章:「少なくとも、本人の自我を持つ存在、ということで良いんだね」
おとな千映理:「概ねそれで合ってるかな」
夏目靖章:「そして、何故か現在の千映理くんではなく」
夏目靖章:「数年後の成長した姿で実体化した、と」
夏目靖章:「この理由に心当たりはあるかな?」
おとな千映理:「残念だけど、心当たりはないかな。気づいたらあそこにいたものだから」
おとな千映理:「ついでに言うと、多分今の靖章さんと同い年くらいだよ」
彩谷千映理:「その情報要る??」
夏目靖章:「まあまあ」千映理くんを宥めながら
夏目靖章:「少なくとも、単純に身体が成長しただけではなく」
夏目靖章:「その分の経験を保有しているということだよね。その口ぶりだと」
おとな千映理:「それは……ご想像におまかせします」指を口に当て、いたずらっぽく言う。
夏目靖章:「な……ずるいぞ千映理さん……!」
夏目靖章:「その仕草はずるいぞ……!」
彩谷千映理:「夏目さん、やっぱり怪しいよこの人」
おとな千映理:「やだなー千映理ちゃん、自分を疑うなんて」
おとな千映理:「ねー、靖章さん」
彩谷千映理:「やっぱり怪しいよこいつ!!!」
夏目靖章:「あ、あー、知恵理さん、これは重要な参考証言として是非答えてほしいんだが」
夏目靖章:「君の保有している経験では、数年後の俺とはどんな関係なのかな……?」
彩谷千映理:「!!!!!」
夏目靖章:「随分と親密な様子だが……」
おとな千映理:「確かに、それに答えてあげてもいいんだけど……」
夏目靖章:「もしやあれかな、けっ———」
GM:その時、君達の前方から悲鳴が上がる。
GM:見ると、腰を抜かした様子の男と、それを一回り老けさせた顔つきの老人が、顔を見合わせている。
GM:そして、その向こうには、歩き去っていく女の幽霊。
夏目靖章:「いた……!追うぞ、ふたりとも!」
夏目靖章:車から降り、幽霊が走り去った方向へ駆け出します
おとな千映理:「まずは目の前の問題を片付けなきゃ、ね?」
彩谷千映理:「けっ……。けっ……?」頭に?を浮かばせながらついていく
魂剥鏡:「……」
魂剥鏡:女は繁華街の方向に歩いている。ここで止めなければ、被害はさらに広がるだろう。
夏目靖章:女の進行方向に氷の薔薇を一輪放り投げる
夏目靖章:地に刺さった薔薇は、またたく間に成長し、通路を塞ぐ氷の壁となる。
魂剥鏡:「…………」ぴたりと足を止める。
魂剥鏡:「…………」
おとな千映理:「ほら。止まりなさいな、そこの幽霊」
おとな千映理:武器の類は持っていない。
彩谷千映理:銃を構えていつでも撃てる態勢。
夏目靖章:「我々はUGNだ。この先へ行かせるわけには行かない」
夏目靖章:「言葉が通じているなら大人しく投降してくれ」
魂剥鏡:ゆらり、と振り返ったその手は、徒手。
魂剥鏡:女の姿はかき消え――
夏目靖章:「そうでなければ……」二人に目配せし、距離を詰めようとする
魂剥鏡:瞬間、夏目さんの傍ら。吐息のかかりそうな距離に立っている。
彩谷千映理:「またっ!」撃とうとするが、距離が近すぎる。
おとな千映理:「あら、ちょっと近すぎるんじゃない?」
魂剥鏡:その手には、割れた鏡。スーツ姿の男が、二つに分かたれて映し出される。
夏目靖章:「……!」咄嗟に、足元に薔薇の領域を展開しようとするが……
GM:ぴ しっ――
GM:何かが割れるような音。
彩谷千映理:「っ、夏目さん!」駆け寄る。
GM:夏目靖章の意識が、急速に混濁する。
GM:自分の中の何かを、ごっそりと奪い取られたような感覚。激しい眩暈が襲ってくる。
夏目靖章:「ぐっ……くそ…………」
魂剥鏡:女の姿は薄れ、後には氷の壁だけが残される。
夏目靖章:凄まじい虚脱感に襲われ、膝をつく
彩谷千映理:「しっかりして、夏目さん!」背中から抱きしめるように支える。
夏目靖章:その氷の壁も制御を失い、溶け落ちる
夏目靖章:「う………千映……理……くん……」
おとな千映理:「……厄介な相手だなあ。除霊のプロでも呼んだほうがいいのかも」
おとな千映理:軽口を叩きながら周囲を警戒する。
こども夏目:「うわっ!?何処だここ!?」
こども夏目:三人の後ろで大きな物音が響く
おとな千映理:「ははーん、逆のパターンだ」
おとな千映理:「千映理ちゃん、靖章さんをお願い」
こども夏目:「痛っ……なんでこんなとこでおっさんが倒れて……?」ぶつけた足をさすりながら近づいてくる
彩谷千映理:「まさか……、今度は夏目さんが増えちゃったってこと?」大人の方を支えながら
おとな千映理:「……夏目晴章くん、でいいかな?」
こども夏目:「うわっ……女……!」急に話しかけてきた美女に一瞬表情が固まる
夏目靖章:「……そう……だ」代わりに答える
夏目靖章:「認めるのは業腹だが、おおよそ17歳……」
夏目靖章:「過去の……俺だ」苦々しい表情でそう言った

GM:---

GM:ラウンド2!
GM:ハプニングチャートはこちら

1:支部員など共通の知り合いに出くわす。GM・見学席等に知り合いのPCがいれば出演してもらうとよい
ラウンド中の使用技能を≪意志≫に変更する。

GM:判定どうぞ!
夏目靖章:この場合でも財産点使えるよね?
GM:使えます!
夏目靖章:よーしじゃあふっちゃうぞ!
夏目靖章:2dx+1>=9
DoubleCross : (2R10+1[10]>=9) → 9[8,9]+1 → 10 → 成功

夏目靖章:凄まじい意志力
彩谷千映理:意志が強い
彩谷千映理:振っちゃうぞ~
彩谷千映理:4dx+1>=9
DoubleCross : (4R10+1[10]>=9) → 10[5,7,7,10]+5[5]+1 → 16 → 成功

GM:では4/4で無事プライズ満了です!

GM:---

GM:支部から目標に対する第一次解析結果が届いた。
GM:鏡を持った女の幽霊はある種の残留思念がレネゲイドを帯びた存在である。
GM:EXレネゲイド、あるいはジャームとでも呼ぶべきもので、レネゲイドビーイングと言えるまでの意識は無いようだ。
GM:幽霊は『鏡に人間を映すこと』のみを目的として活動しているようで、通り魔的に手当たり次第に人を襲っている。
GM:この事態に、十一支部では非番の支部員も駆り出され、対応に追われているらしい。
GM:君達は引き続き、この鏡と幽霊を追わねばならない。
こども夏目:「……つまり、おっさんは十数年後の俺で」
こども夏目:情報共有のために入ったカフェ、二人ずつ向かい合って座っている
おとな千映理:「その子があなたの十数年後の彼女、ってわけ」
こども夏目:「こっちの……かわいい(小声)……女の子と、きれいな(小声)……お姉さんが」
こども夏目:「かっ彼女……!」ガタガタと椅子を揺らす
夏目靖章:「こら!俺ともあろうものがそんなことでうろたえてどうする!」
彩谷千映理:混沌極まる状況に頭を抱えている
彩谷千映理:「……本当に同一人物なの?」
おとな千映理:「こういうのは一旦受け入れた方が早いよ、千映理ちゃん」
彩谷千映理:「……」
夏目靖章:「千映理くんにだけは知られたくなかったよ……俺にこんな情けない時代があったとは……」
こども夏目:「情けないとは何だ」
夏目靖章:「失望したかい?」千映理くんをまっすぐ見つめて
彩谷千映理:「……いや、ちょっと意外だなって思っただけ」
おとな千映理:「あと可愛いって思ったでしょ」
彩谷千映理:「うるさい」
夏目靖章:「ああ、それなら安心だ」
夏目靖章:「千映理くんに嫌われたら生きていけないからね」
夏目靖章:「悲しみのあまり自ら命を絶って、そこの童貞に本物の座を明け渡していたかも知れない所だ」
こども夏目:「……まさかとは思うが」
こども夏目:「え、未来の俺がつき合ってるのって、お姉さんじゃなくて……?」
こども夏目:「こっちの女の子の方……?」
おとな千映理:「え?ああ、そうだよ。そっちそっち」
こども夏目:「…………」
こども夏目:「……………は」
こども夏目:「犯罪だろ!!!」
こども夏目:「何やってんだ俺!?」
彩谷千映理:「待って、夏目くん、待って」
彩谷千映理:「真剣交際はセーフなんだよ」
夏目靖章:「そうだぞ夏目くん」
こども夏目:「彩谷さん!?騙されてるよ!君はその男に騙されてる!」
彩谷千映理:「だっ、騙されてないですけど????」
彩谷千映理:「なんでみんなそう言うのかな、ちょっと歳が離れてるだけじゃん!?」
こども夏目:「ちょっとじゃないだろ!干支が一周りしてるだろ!」
おとな千映理:「干支一回りは確かにちょっとじゃないねー」
夏目靖章:「めでたくていいじゃないか」
おとな千映理:「縁起はいいものね」
こども夏目:「おめでたいのはアンタの頭だろ!もう少し悪びれろよ!」
彩谷千映理:「……やっぱり変なのかな」
こども夏目:「彩谷お姉さん!良いんですかコイツを野放しにしておいて!」
おとな千映理:「くっついてるなら野放しってわけでもないものね?」
こども夏目:「ええ……?」絶望の表情
こども夏目:「俺が……おかしいのか……?」
夏目靖章:「大人の世界とはかくも奥深いものなんだよ。わかったか俺」
こども夏目:「大人の世界に子供を巻き込んでんじゃねえよ……!」力なくうなだれる
彩谷千映理:肘をついて窓の方を見る。
GM:彩谷さんがふと表の通りに目をやると、見覚えのある人影に気付く。
GM:君の支部の先輩二人だ。同じ目標を追うのに駆り出されたのか、何かを探すようにして歩いている。
彩谷千映理:「……先輩達だ」窓越しに手を振ってみる
夏目靖章:「ああ、千映理くんがよく話してる十一支部の……」
GM:二人は君に気付き、店に入ってくる。
嬬恋七瀬:「彩谷じゃん。こんなところで何サボって…… ……?」他の三人を見回して。
彩谷千映理:「サボってるというか……その」
嬬恋七瀬:「……知ってる?」隣の同僚に訊ねる。
壬生墨佳:「……解析結果が出たんだ。あとは捜索を……」
壬生墨佳:「いや……?」
壬生墨佳:「誰?」
おとな千映理:「……」
おとな千映理:「若いなあ、いいね」
夏目靖章:「やあ、こんにちはお嬢さん方」
夏目靖章:「俺は遺産管理局のエージェントだ」
夏目靖章:「"フリージア"夏目靖章。千映理くんにはいつもお世話になっているよ」
夏目靖章:「以後、お見知りおきを」キメ顔
嬬恋七瀬:「遺産管理局……」
壬生墨佳:「夏目……」
嬬恋七瀬:「夏目……さん……」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「こいつか…………」
嬬恋七瀬:「……マジ……?」
彩谷千映理:「マジ」
壬生墨佳:「一応聞くけど」
壬生墨佳:「彩谷とはどういったご関係で……?」
夏目靖章:「結婚を前提にお付き合いさせてもらっている」威風堂々と言い放つ
彩谷千映理:「けっ、……」赤くなる
壬生墨佳:「ああやっぱりお付き合……」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「……結婚???」
壬生墨佳:「?????」
おとな千映理:あらー、と口に手を当ててにこにこしている
嬬恋七瀬:「にっ……」
嬬恋七瀬:「29歳の彼氏……!!」
嬬恋七瀬:「マジでいたんだ……し……信じたくなかった……」
こども夏目:「あ………あの……同じく夏目です……え!けっ……!?!?!?」目を泳せながら話していたがその言葉に固まる
壬生墨佳:「……いや……」
壬生墨佳:「聞いたときもアレだったけどさ……」
壬生墨佳:「現物見るとよりマジかって思いが……」
壬生墨佳:「マジで……???」
夏目靖章:「いやーしかしツグミくんといい千映理くんの仲間はかわいい子ばかりなんだなあ」
嬬恋七瀬:「…………」警戒の視線。
嬬恋七瀬:「この人……」
嬬恋七瀬:「ろくでなしの匂いがする……!」
嬬恋七瀬:「ヤバいって!匂いで分かるもん」
嬬恋七瀬:「女の子見るととりあえず声掛けるタイプだぞ!」
壬生墨佳:「君が言うならそうなんだろうな」
嬬恋七瀬:「は!?一緒にすんなよ!」
おとな千映理:「ふぅん」ニヤニヤしている
夏目靖章:「ははは人聞きが悪いなあ。俺は博愛主義の紳士で……」
夏目靖章:「(んん……?)」
夏目靖章:「(この子……"どっち"だ……?)」嬬恋さんを見ながら
壬生墨佳:「ああ、そうだな。君男女問わずだもんな?」
嬬恋七瀬:「違う!ボクは真剣交際しかしたことないし!真剣ならセーフなの!」
壬生墨佳:「詭弁度合いがすごい」
夏目靖章:「(俺の目をしても"どっち"かわからないとは……さすが十一支部といったところか……)」
彩谷千映理:「……だよね、真剣ならセーフだよねナナ先輩!」
壬生墨佳:「ほら!こういう事言われるだろ!」
嬬恋七瀬:「あっヤバ」
壬生墨佳:「完全に教育係の悪影響!」
嬬恋七瀬:「付け入る隙を与えてしまった……」
夏目靖章:「ほう……ほうほう……」二人のやり取りを見ながら
彩谷千映理:「けっ、結婚を前提にって……言ってくれたし?じゃあもうセーフというか、もうホームランだし……」
壬生墨佳:「何でそんなに騙されやすくなってるんだ……」
壬生墨佳:「君操られてるんじゃないの?この人ソラリスシンドロームだったりしない?」
おとな千映理:「恋は魔物だからね」
壬生墨佳:「いや何を……?っていうかあの」
嬬恋七瀬:「そっちの二人は誰……?」
壬生墨佳:「お姉さんどちら様ですか……?」
嬬恋七瀬:「エージェント?」
おとな千映理:「ふふ、さーて誰でしょう」
こども夏目:「あ、あのっ……だから俺はっ……俺も夏目で……この人は……」しどろもどろ
彩谷千映理:「例の鏡で出てきた未来の私だって」
おとな千映理:「あー、もうちょっと勿体ぶろうと思ったのに」
壬生墨佳:「ああ、なるほど、未来の……」
壬生墨佳:「えっ」
嬬恋七瀬:「……未来……?」
壬生墨佳:「えっ彩谷なの!?」
嬬恋七瀬:「……被害受けたエージェントってお前かよ!?」
おとな千映理:「千映理さんです」
彩谷千映理:「……そうなの」
彩谷千映理:「……私と、夏目さんが、そろって、まあ……この通り」
壬生墨佳:「じゃあこっちは未来の夏目さんってこと……???」
壬生墨佳:「老けてこうなることあるの……???」
嬬恋七瀬:「縮んでない……??」
こども夏目:「い、いや……俺は過去の……」
こども夏目:「認めたくないけど……すっごく認めたくないけど、過去の夏目だ……です……」
壬生墨佳:「あ、そっちパターンもあんの……!?」
嬬恋七瀬:「怯え切ってんじゃん!この子に何したんだよ!!」
彩谷千映理:「いや……私はただ事実を伝えただけで……」
おとな千映理:「干支一回りは刺激が強かったかな?」
夏目靖章:「何もしてないぞ。勝手にいっぱいいっぱいになってるだけだ」
壬生墨佳:「完全にお前らのせいだろ……!」
嬬恋七瀬:「なんて可哀想なことを……!」
こども夏目:「いや……あの……それもあるけど……」
壬生墨佳:「いいか!真っ当な人間の反応だぞこっちが!」
嬬恋七瀬:「大丈夫だよ!君は何も悪くないよ!」
壬生墨佳:「悪いのはこいつ!」おっさんを指差して。
こども夏目:「あ、うん。ありがとう……」安堵の表情
壬生墨佳:「あ、未来なんだっけ……えっと」
壬生墨佳:「み、未来は無限の可能性があるから!」
嬬恋七瀬:「いやでも……こっちが将来こうなるんだよな……」
壬生墨佳:「しっ!」
こども夏目:「うう……」
嬬恋七瀬:「あっごめんごめん!!」
嬬恋七瀬:「違うから!大丈夫だから!」
嬬恋七瀬:「君次第できっと未来は変えられるよ!」
こども夏目:「いや、こっちもごめん……確かにこいつのことは認めたくないけど、それ以上に……」
こども夏目:「その、俺……覚醒した時のトラウマで、女性が苦手っていうか……」
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「反動……?」
こども夏目:「特にその、こんなにかわいい子ばっかりの環境、慣れてなくて……」
壬生墨佳:「こいつ片鱗はあるな……」
こども夏目:「だから……ごめん……」儚げな表情
彩谷千映理:「……」思わずドキッとする
夏目靖章:「(こいつ……)」イラッとする
嬬恋七瀬:「……」
嬬恋七瀬:子供と大人の夏目さんを見比べる。
嬬恋七瀬:「今のうちに断っておいた方が……?」
壬生墨佳:「……まあ、真っ当になる可能性はあるだろ」
壬生墨佳:「ほら、未来彩谷……さんは真っ当そうだし」
壬生墨佳:「さんに無限に違和感がある……」
おとな千映理:「あら、スミちゃん先輩にそう言われると嬉しいなあ」
嬬恋七瀬:「そっちの彩谷……さん……は未来から来た……ん……ですよね?」
嬬恋七瀬:「じゃあボクってどうなって……」
嬬恋七瀬:「……」
嬬恋七瀬:「あっいや……やっぱ聞きたくない……」
おとな千映理:「……」意味深な微笑みだけで返す
壬生墨佳:「……いやこれ見た目の雰囲気だけであんまり変わってないのか……?」
嬬恋七瀬:「こいつが先輩じゃなくてよかった……マジで……」
彩谷千映理:「私より厄介だよこの女」
壬生墨佳:「自分に切れるな」
こども夏目:「キレたくもなるよな……うん」しみじみと
壬生墨佳:「君はそうだね……」
彩谷千映理:「人の彼氏にベタベタするし……!」
おとな千映理:「好きな人とくっつくのになにか問題が?」
彩谷千映理:「この女……!」
嬬恋七瀬:「やっぱ中身同じじゃね……?」
夏目靖章:「ははは、まあまあ二人共」満面の笑み
壬生墨佳:「何でこいつは満足げなんだよ」
こども夏目:「罪の意識はないのか……?」
壬生墨佳:「うんやっぱ君だけまともなんだよな……」
おとな千映理:「靖章くん、一つだけ教えてあげるね」
おとな千映理:「愛は無敵なんだよ」
壬生墨佳:「本人にとってだけだろ!」
彩谷千映理:「……29になってもそんなこと言うんだ私」
嬬恋七瀬:「29でもまだ冷静になってないじゃん……」
夏目靖章:「おや、奇遇だね千映理さん。俺も常々そう思うってるんだ」
壬生墨佳:「てかこれやっぱ早く解決したほうがよくない……?」
壬生墨佳:「悪影響が悪影響を生んでる気がする」
夏目靖章:「もしかして俺の受け売りだったりするのかな?ははは」
おとな千映理:「……ふふ、ナイショ」
壬生墨佳:「あとなんか状況のせいで罪状が有耶無耶になりつつある気がするし……!」
嬬恋七瀬:「そうだな……あなた方もこのままじゃ嫌でしょう?」
嬬恋七瀬:「……嫌ですよね?」
嬬恋七瀬:「……だよな……?」
壬生墨佳:「おい自信なくすな」
嬬恋七瀬:「だってなんか楽しんでんじゃん……!」
壬生墨佳:「少なくとも夏目くんはこっち側だろ!自信持て!」
壬生墨佳:「他はしらんけど……!」
彩谷千映理:「……早く解決しよ。うん」
おとな千映理:「えー、楽しかったのになー」
夏目靖章:「まあ俺はともかく、千映理くんが言うなら」
嬬恋七瀬:「そう!夏目くん!嫌だよね!」
こども夏目:「早く帰りたい……」
壬生墨佳:「だよね……ごめんね……」
壬生墨佳:「というかそもそも、解決しないとめんどくさいぞ……」
壬生墨佳:「僕らのまで出てくるかもしれないだろこれ」
嬬恋七瀬:「こ……怖い事言うなよ……!!」
おとな千映理:「あ、ちょっと見たいかも」
彩谷千映理:「……」流石にここで見たいって言うと取っ散らかるな、と思っていたのにこの女!という顔
壬生墨佳:「いや君は見てるんだろ……!」
こども夏目:「……!(大人の嬬恋さんと壬生さん……!)」少年の妄想が加速する
夏目靖章:「うーん実に興味深いねえ」
おとな千映理:「やー、反応が見たくって」
彩谷千映理:「……先輩弄るの、ちょっと抑えよ」
嬬恋七瀬:「何なんだよこいつ……!いやこいつら……!」
おとな千映理:「今の時期の二人と会うのが一番面白いだろうなー」
壬生墨佳:「もうやだ……」
壬生墨佳:「味方が少ない……」
嬬恋七瀬:「とりあえず今のところ入ってる情報は――」支部からの連絡を伝えて。
嬬恋七瀬:「……って感じだから、そっちでも追って」
壬生墨佳:「君は味方だよね……?」嬬恋さんを見て。
嬬恋七瀬:「敵に見えるか……?」
嬬恋七瀬:「一刻でも早くここを離れたい……」
壬生墨佳:「味方がいい……」
壬生墨佳:「裏切らないでね……頼むから……」
嬬恋七瀬:「ボクがこいつらの側に着いたらその時は殺してくれよ……」
嬬恋七瀬:「行こうぜ。ここにいたら気が狂いそうだ……」
壬生墨佳:「うん……」
嬬恋七瀬:「アイスとか食べて忘れようぜ……奢るからさ……」
壬生墨佳:「駅前のとこ新しくなったらしいしな……そうしよっか……」
嬬恋七瀬:「そういうわけだから!お前ら遊んでないで仕事しろよな!」
嬬恋七瀬:「行こ!壬生!」
壬生墨佳:「うん。行こうか」
おとな千映理:「はーい。そっちも頑張ってね」意味深な微笑み
夏目靖章:「いやいや、情報ありがとう。遠里支部長にもよろしく伝えてくれ給え」
壬生墨佳:「何をよろしく伝えられることがあると思ってるんだ……?」
嬬恋七瀬:「何一つとしてよろしくないが……??」
こども夏目:「すいません……なんか上手いこと言っといてください……」代わりに謝る
壬生墨佳:「……」
壬生墨佳:「子供の頃はまともだったって言っとく……」
おとな千映理:「よろしく頼むねー」
夏目靖章:「ああ、それと七瀬くん」後ろ姿に声をかけて
嬬恋七瀬:「はい?」
夏目靖章:「頑張れよっ」壬生さんをちらりと見ながらサムズアップ
嬬恋七瀬:「……」
夏目靖章:「応援してるぞ」さらにウインク
おとな千映理:横でぐっと激励のポーズ
嬬恋七瀬:「…………!」
嬬恋七瀬:上気した顔で背を向ける。
嬬恋七瀬:「知りません!!」
壬生墨佳:「何してんだよ。行こっていったの君だろ」振り向いて。
壬生墨佳:「モタモタするなよ。こないなら先行くからな、僕」
嬬恋七瀬:「~~っ……!」
嬬恋七瀬:「分かってるよ!今行くって!」
嬬恋七瀬:壬生さんを追い越して、足早に店を出ていく。
夏目靖章:「……さて」二人を見送り
夏目靖章:「名残惜しいが、いよいよ大詰めだ」
夏目靖章:「行こうか」3人を見回し
おとな千映理:「そうだね」
彩谷千映理:「そっ」セリフを取られた
こども夏目:「夢なら早く冷めてくれ……」頭を抱える

GM:---

GM:ミドルのロイス購入はここで!
夏目靖章:こども夏目  懐旧/嫉妬◯/ロイスで所得
彩谷千映理:霊 興味/このやろうなんてことを○/ロイス
彩谷千映理:おとな千映理 羨望/厄介○/ロイス
夏目靖章:嬬恋七瀬 応援◯/どっちだ……?/ロイス
彩谷千映理:こども夏目さん 興味○/なんかごめんね……/ロイス
夏目靖章:おとな千映理  親近感◯/どうなったんだ……?/ロイス
夏目靖章:購入!クリシー買おう!
夏目靖章:7dx+2
DoubleCross : (7R10+2[10]) → 8[1,1,2,4,4,6,8]+2 → 10

夏目靖章:財産使っても無理だ……
彩谷千映理:しょうがないなあ、クリシー買ってあげよう
夏目靖章:千映理くん!
彩谷千映理:大盤振る舞い、コンセ+無形の影に原初の紫:砂の加護、潜伏者載せ
夏目靖章:ヒューッ!
彩谷千映理:8dx7+16=>25
DoubleCross : (8R10+16[7]>=25) → 10[1,2,5,5,8,9,9,9]+10[2,8,8,9]+10[8,8,10]+10[8,10,10]+10[7,8,9]+10[9,9,10]+10[2,2,10]+4[4]+16 → 90 → 成功

夏目靖章:??????
彩谷千映理:??????
夏目靖章:これは天使どころの騒ぎじゃあありませんよ
夏目靖章:女神……
おとな千映理:ふふ
彩谷千映理:私ですから
夏目靖章:女神のクリシー、ありがたくいただきます。ウェポンケースに格納

【Climax】

GM:UGNによる調査で、件の幽霊に関しての情報がさらに明らかになった。
GM:件の屋敷では、主の一人娘が倒木の下敷きになって亡くなった事故の記録があった。
GM:とても美しかったという娘は、頭部を潰されて死んだという。
GM:鏡のような遺産は≪魂剥鏡≫と呼ばれるものであり、
GM:映した相手の未来や過去の姿を実体化させるものらしい。
GM:ただ、過去の記録では、その正確性は五分五分程度のようだ。
GM:己の失われた過去と、あり得たはずの未来への執着。
GM:あり得たはずの可能性を求めるその残留思念が遺産のレネゲイドと反応し、今回の事件を引き起こしたものとみられる。
GM:今、君達は、件の亡霊をとうとう行き止まりの路地に追い込んだところだ。
GM:登場どうぞ!
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+10した(侵蝕率:48->58)
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+2(1d10->2)した(侵蝕率:58->60)
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+7(1D10->7)(侵蝕率:56->63)した
魂剥鏡:「…………」
魂剥鏡:振り向き、君達を鏡に映そうとする。
夏目靖章:「おっと、流石に三度もその手は食わないさ」
夏目靖章:前方に鏡面に磨き上げられた氷の壁を生成する。
魂剥鏡:「!」
魂剥鏡:割れた鏡には、亡霊自身が映し出される。
夏目靖章:合わせ鏡の中に無限の可能性が現れては消え
夏目靖章:やがて許容量を超え、決壊する。
魂剥鏡:幽霊の身体が揺らぎ、その場に強制的に『定着』させられる。
魂剥鏡:もう、逃げることは出来ない。
魂剥鏡:顔の無い頭を君達に向ける。当然視線も、表情も無いが、刺すような明確な敵意を感じさせる。
彩谷千映理:「種が割れたら、あとは幕を下ろすだけだよね」
夏目靖章:「ああ、カーテンコールまではいてくれるんだろう?」二人の分身へ
おとな千映理:「ギャラリーは多いほうが心強いでしょ?ね」夏目くんへ
こども夏目:「ああもう……!俺だってエージェントの端くれだ!放ってかえれるかよ!」
おとな千映理:「頼もしくてなによりだよね」
夏目靖章:「よし、なら決着をつけよう!」
GM:亡霊が冷気にも似たワーディングを放つ。
GM:衝動判定、難易度9。

≪ワンナイトフィーバー≫
衝動判定時、通常の侵蝕増加でなく、侵蝕率を100%まで上昇してもよい。拒否可能。
この効果を受けた場合、戦闘終了時に侵蝕率が50%低下する。

夏目靖章:2dx+1
DoubleCross : (2R10+1[10]) → 6[6,6]+1 → 7

彩谷千映理:5dx+1>=9
DoubleCross : (5R10+1[10]>=9) → 7[4,5,5,5,7]+1 → 8 → 失敗

彩谷千映理:うっ
GM:意志ガタガタ
GM:本当はあんま解決したくないのか……?
夏目靖章:変異暴走により行動値0。わんナイトフィーバーの効果を受けて侵蝕120!
彩谷千映理:おとな千映理はおとなだからバディムーブ持ってないし……!
夏目靖章:あ、間違った100%
彩谷千映理:暴走!リア不!ワンナイトフィーバーで100まで!
エンゲージ


魂剥鏡

(10m)

PC


GM:OK!セットアップから!
魂剥鏡:≪加速装置≫ 行動値+6
夏目靖章:なし!
彩谷千映理:なし!
魂剥鏡:イニシアチブ14。
魂剥鏡:マイナー≪ポルターガイスト≫インプラントミサイル破壊 攻撃力+12
魂剥鏡:メジャー≪コンセントレイト:オルクス≫+≪空間歪曲射撃≫+≪要の陣形≫+≪アームズリンク≫+≪雷光撃≫+≪MAXボルテージ≫
魂剥鏡:対象二人!
彩谷千映理:うっリア不!
夏目靖章:殺意たか!
魂剥鏡:10DX7 ドッジダイス-2個 ガード値-5
DoubleCross : (10R10[7]) → 10[1,2,4,4,6,6,8,8,10,10]+10[5,6,7,7]+10[2,7]+3[3] → 33

魂剥鏡:≪妖精の手≫
魂剥鏡:40+1D7
DoubleCross : (40+1D7) → 40+7[7] → 47

夏目靖章:行動放棄カバー!彩谷さんを守ります
彩谷千映理:きゃーすてき!
夏目靖章:オートでクリシー装備し、《氷盾》でガード値+20
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+2(侵蝕率:100->102)した
魂剥鏡:ダメージ!
魂剥鏡:5D10+20+12
DoubleCross : (5D10+20+12) → 20[2,3,7,5,3]+20+12 → 52

魂剥鏡:死ねーっ!夏目靖章!
夏目靖章:うおおおおおおお!!
夏目靖章:コンボ『AmnEsIA』《雲散霧消》《原始の紫:異形の加護》
夏目靖章:30+3d10
DoubleCross : (30+3D10) → 30+23[4,10,9] → 53

GM:ラリってんのか?
彩谷千映理:カチカチじゃん
GM:この人頭おかしい…………
夏目靖章:まずガード32を適用し、20ダメージ
夏目靖章:その二倍から軽減53なので……
夏目靖章:無傷!弾きます!
彩谷千映理:カッチカチじゃん
GM:ふざけんな!
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+9(侵蝕率:102->111)した
魂剥鏡:鏡を構え、君達に向ける。それまでの、分裂を引き起こす作用とは違う。
魂剥鏡:鏡からレネゲイドが放たれる。それは魂を肉体から引き剥がし、死に至らしめる――明確な攻撃!
夏目靖章:「さて、いつも通りだ千映理くん!」
彩谷千映理:「……わかってる、全部任せる!」
夏目靖章:足元から氷の薔薇が咲き乱れ、青白く輝く
夏目靖章:「君達も!」二人に入るよう促し
おとな千映理:「ほら、早く」夏目くんの手を引いて後ろへ回る
こども夏目:「え、あ……はい……!(……何だこの能力?)」
夏目靖章:押し寄せるレネゲイドの奔流、視認できる程のうねりが
夏目靖章:薔薇の領域に踏み入った途端、凪いだ湖上の風のように勢いを失う
魂剥鏡:「…………!」
魂剥鏡:意識はないはずの亡霊が、その光景に戸惑ったように立ち尽くす。
夏目靖章:「種がわかればこの程度、か。少々拍子抜けだな」
夏目靖章:「千映理くん、頼んだ!」
GM:イニシアチブ8、彩谷さんの手番です。
彩谷千映理:「……任せて」
彩谷千映理:コンセ+無形の影 に原初の紫:砂の加護を使って射撃で判定します 潜伏者載せて達成値に+5
GM:どうぞ!
彩谷千映理:ロイスもついでに切っとこう 霊のロイスを切ってC値-1、C6で判定します!
夏目靖章:いけー!
彩谷千映理:12dx6+5
DoubleCross : (12R10+5[6]) → 10[1,1,1,2,2,4,5,5,6,7,8,9]+10[2,2,8,9]+10[8,10]+3[3,3]+5 → 38

彩谷千映理:《妖精の手》
彩谷千映理:45+1dx6
彩谷千映理:1dx6+45
DoubleCross : (1R10+45[6]) → 3[3]+45 → 48

夏目靖章:出たーッ!千映理くんの妖精の手だ!
彩谷千映理:うーん跳ねない
GM:イベイジョン15で命中!ダメージどうぞ!
夏目靖章:コンボ『cOrnElIA』《力の霊水》《凍てつく刃》
夏目靖章:そのダメージロールに5d10+12します
彩谷千映理:わあい
GM:ゲェーーッ
夏目靖章:夏目靖章の侵蝕率を+7(侵蝕率:111->118)した
彩谷千映理:5+5d10+12+5d10
DoubleCross : (5+5D10+12+5D10) → 5+29[6,1,5,10,7]+12+36[9,7,6,8,6] → 82

GM:マジ……?
GM:死にます!戦闘終了!
夏目靖章:愛は勝つ!
GM:演出どうぞ!
彩谷千映理:彩谷千映理の侵蝕率を+14した(侵蝕率:100->114)
彩谷千映理:ヤッター!
夏目靖章:「さて、夏目くん。そろそろ仕事してもらおうか」後ろに目線を送る
こども夏目:「……わかってて言ってんだろ、俺……!」地面に手をかざし
こども夏目:「とっくに種は蒔いている……!」
夏目靖章:魂剥鏡の足元から炎が立ち上がり
こども夏目:魂剥鏡の足元から炎が立ち上がり
こども夏目:間をおかず"燃えたまま"凍りつく
魂剥鏡:「――!」
こども夏目:氷が収縮する高音が路地に響き渡り
こども夏目:氷塊を砕いて。薔薇の蔦が勢いよく魂剥鏡に襲いかかる
こども夏目:その手足を絡め取り、完全に動きを止める。
魂剥鏡:実体となった身体を捉えられ、苦し気に足掻こうとする。
彩谷千映理:すかさず夏目さんの背後から飛び出し、拳銃を霊に向けて数発撃ち込む。
彩谷千映理:「悪いけどさ、ここで終わらせるから」
彩谷千映理:着弾したその瞬間。
おとな千映理:軽く指を鳴らす。
おとな千映理:「ばーん」
彩谷千映理:着弾地点に同じ弾が”着弾し続ける”。
彩谷千映理:一発の銃創が何度も創られ続ける
魂剥鏡:「――」
魂剥鏡:広がり、穿たれ続ける弾丸は、霊体を破壊し。
魂剥鏡:とうとう、形を保てなくなる。
魂剥鏡:本体である魂剥鏡を残して、女の身体が爆発するように霧散する。
魂剥鏡:亡霊は煙のように消え失せ、
魂剥鏡:鏡だけが、かつん、と音を立てて、路地に転がった。

GM:---

GM:バックトラック!
GM:≪ワンナイトフィーバー≫の効果でどちらも100以下になるので省略!
夏目靖章:やったぜ!
GM:経験点固定10点進呈!お疲れさまでした!
彩谷千映理:わあい!
彩谷千映理:もぐもぐ!
夏目靖章:美味い!お疲れさまでした!

【Ending】

GM:かくして君達の活躍により、彷徨う亡霊は退治され、事件は収束した。
GM:だが、亡霊が消えたことで、鏡の作用も収まる。
GM:現れた君達の分身、それぞれ過去と未来の可能性もまた、消えようとしていた。
夏目靖章:「ケースNo.371 "魂剥鏡" 封印執行、完了」凍りついた鏡を仕舞い、ボイスレコーダーに報告を録音する。
夏目靖章:「さて、これでいよいよカーテンコール、かな?」
おとな千映理:「私としては、アンコールしてもいいんだけど」
彩谷千映理:「やめてよ、縁起でもない」
こども夏目:「勘弁してくれ……」
夏目靖章:「ふふ、心配しなくても遺産は完全に停止した。じきに君達も……」
こども夏目:そうしている間に、分身二人の身体がほのかに輝き、光の粒子となって分解しはじめる
おとな千映理:「お別れってわけ。名残惜しいけど、ここは喜んでおきましょう。一件落着ってね」
こども夏目:「いや、俺は心底嬉しいですけど……」
夏目靖章:「まったく情けない……千映理くん」
夏目靖章:「折角の機会だ。言い残したことはあるかな?」
彩谷千映理:「……結局、どうなってるの」
おとな千映理:「どうって?」
彩谷千映理:「だから!……その」
こども夏目:「………」ドキドキしながら聞いてる
おとな千映理:微笑みながら左手を見せようとして
おとな千映理:既に光に分解されている。
夏目靖章:「………」ソワソワしながら聞いてる
おとな千映理:「……ふふ、12年後までお預け」
彩谷千映理:「……は?」
おとな千映理:「じゃあね、お先に!」
おとな千映理:にっこり笑いかけて、消えていく。
夏目靖章:「……ああ、また会おう。千映理さん」小さくつぶやく
こども夏目:「…………」
彩谷千映理:「…………」
夏目靖章:「さて、俺は特に言うこともないが」分身に向き直り
こども夏目:「じゃあさっさと帰らせてくれ」うんざりした顔で
彩谷千映理:「あの……」
彩谷千映理:「なんかその……ごめんね?」
こども夏目:「……いや、彩谷さんが謝ることじゃないよ」
こども夏目:「こっちこそごめん……でもさ」
こども夏目:「その……」視線を泳がせながら、最後はまっすぐに目を見据えて
こども夏目:「俺のことを好きになってくれて、ありがとう」困ったように笑う
彩谷千映理:「……」虚を突かれたような顔をして、でもすぐに笑う
彩谷千映理:「もっとカッコよくなってよね。……待ってるからさ、わたし」
彩谷千映理:「ね?」夏目さんへ向けて
夏目靖章:「ふふ、ああそうだとも」
夏目靖章:「喜べ少年。お前は将来こうなる」自信満々で
彩谷千映理:夏目くんの手を両手でそっと包む。
こども夏目:「…………っ」頬を紅潮させて
こども夏目:「……ああ。きっと迎えに行く」
こども夏目:「……コイツより多少はマシな男になってな」夏目を睨みながら
彩谷千映理:「……だってさ」夏目さんへ悪戯っぽい笑みを向ける
夏目靖章:「わかったわかった。わかったからさっさと帰りなさい」彩谷さんの手を掴んで引き離しながら
夏目靖章:「ああ、少年。一つだけ」
こども夏目:「何だよ……もう消えるぞ」
夏目靖章:「帰ったら母さんにも伝えてくれ」
夏目靖章:「幸せにやってるってね」
こども夏目:「……自分で伝えろ、バーカ」
こども夏目:言葉とは裏腹に柔らかな表情のまま、解けて消える
夏目靖章:「かわいくないなあ。墓の場所を覚えてたらそうしてるさ」苦笑して見送った
夏目靖章:「……さて」
夏目靖章:「これでようやく、いつも通りだ」
夏目靖章:「知恵理くん、この後予定は空いてるかな?」おどけた口調で顔を覗き込む
彩谷千映理:「……ふふ、空いてますよ?夏目さん」
夏目靖章:「それは良かった!じゃあ今度こそ、水入らずのデートというわけだ」
彩谷千映理:「あ、そうだ。デートの前にさー、一旦家に寄っていい?」
夏目靖章:「ああ構わないよ。車を回そう」
夏目靖章:「何か忘れ物かな?」
彩谷千映理:「ま、そんな所かなー」
彩谷千映理:「さて、夏目さん」
彩谷千映理:「今日は何の日でしょーか?」
夏目靖章:「うん、千映理くん」
夏目靖章:「…………あ」
彩谷千映理:「……楽しみにしててよね」
夏目靖章:「しまったっ!俺としたことが……!」
夏目靖章:「ああ、これは覚悟を決めて臨まないといけないね」
夏目靖章:「それじゃあ、お嬢様」優雅な仕草で手を差し出す
彩谷千映理:「お願いね、私の騎士様」差し出された手を取る。
夏目靖章:「はい、謹んでエスコートさせて頂きます。ディナーと言わず……」
夏目靖章:「そうだな、先ずはチョコが溶けて無くなるくらいまでは」
夏目靖章:"死が二人を分かつまで"というのは、もう少し先へ取っておこう。
夏目靖章:今はもう少し、この甘味を堪能したい。

GM:---

GM:一夜二人転 夏目靖章/彩谷千映理
GM:END