GM : よおし
GM : やっていきましょう!
GM : シノビガミセッション、『復讐剣鬼断チ』
GM : その名の通り復讐譚を軸にした対立型のシナリオになっております
GM : 舞台は総人口5000人に満たない田舎町の亜久里召町。
GM : その町では年に一度祭りが行われるのですが今年は特別なものが開催されるという話です。
GM : 10年にいちどやってくる「本祭」、それが目前に迫っているのです。
GM : それはすなわち、鬼と契約し大いなるちからを持った妖刀を手に入れる契約の儀、奉剣鬼前試合の復活を意味します。
GM : それを知る忍びがひとり、またひとりと町へ集います。あなた達もそのうちのひとりです!
GM : それではやっていきましょう、まずはPC2、PC3の合同OP
GM : 自己紹介からお願いしましょうか
GM : ではPC2、葛西由良さんお願いします!
葛西由良 : は。葛西 由良と申します。
GM : なんだこの美少女は
葛西由良 : 齢は16。鞍馬神流に属する忍です。特に銃の扱いを得手とします。
GM : バヨネッツ!
葛西由良 : 忍のパブリックイメージに沿ったクール系少女です。くノ一のパブリックイメージにはあんまり沿わないかも。
GM : 今や美少女でない女忍者のほうが希少ですからね……
葛西由良 : 年齢よりも幼く細い身柄にあまり揺らがぬ表情もあって、人形のような雰囲気を帯びていますが、
葛西由良 : いざ荒事となればショットガンで全てを粉砕してみせます。
GM : 頼もしい……
葛西由良 : 本人は誇りを持って武術を研ぎ澄ませてきたので、外見を活かせば小学校への潜伏も現実的に可能なくらいですが、
葛西由良 : そういう扱いは好みません。一挺の銃として扱ってくださいね。
GM : プロは違うなあ……
葛西由良 : 性能も大体そんな感じで、近距離であれば複数の敵を一掃し、遠距離であれば避けにくい一撃を放つ撃ち分け型です。
葛西由良 : 後の先と痛打でばんばん殺します。よろしくお願いします!
GM : はい、よろしくお願いします!バンバン撃っちゃってください!
GM : それでは続いてPC3、葛西燕条さん
GM : おいでませ!
葛西燕条 : はい!
GM : 顔の良い兄妹だなあ
葛西燕条 : 葛西燕条です。どうぞよろしく~
葛西燕条 : 歳は16.鞍馬神流の忍びです。
GM : 鞍馬ブラザーズ
葛西燕条 : 元々は普通の体質でしたが、妖魔の因子を人工的に移植するというやや特殊な経緯で魔王流に。
GM : 鞍馬も色々やってるわね……
葛西燕条 : 明るく接しやすい性格です。みんなとも仲良くしたいな~
葛西燕条 : でも本当は妹以外どうでもいいと思ってます
GM : わーい、なかよくしてね
GM : そんな……
葛西燕条 : 性能は魔血でつよい忍法を持ってきて戦います
GM : ジッサイツヨイ
葛西燕条 : 火力を盛って殺す 初心者なのでわかりやすい暴力にしました
葛西燕条 : そんな感じで全員殺します!よろしくお願いします!
GM : よろしくお願いします、殺しましょう。
GM : それではOPを始めていきます。
GM : 葛西兄妹は寂れた駅のホームに足を踏み入れた。
GM : 亜久里召町、一時間に一度の電車で訪れたこの地は普段より熱を持っている。
GM : マツリが近いのだ。
GM : だがあなた達は遊びにやってきたわけではない、忍務がある。
GM : 古よりこの地に住まうとされる渡来人、『焦声』
GM : その復活が近い、らしい。こうして忍務の形で派遣されたのだからそれは事実であろう。
GM : 迎えのものがいる、そういう話であったが姿は見えない。
葛西由良 : 走り去る電車の風に乱れる髪を押さえながら、時計を見上げる
葛西由良 : 「時刻など決まっていたでしょうか」
葛西由良 : 迎えの者が不在である理由についてだ
葛西燕条 : 「アッハッハッハ。いや~すっごい寂れてるねぇ!」
葛西燕条 : 田舎の風景をニコニコと愉快そうに眺めつつ、時計に目をやる。
葛西燕条 : 「もう時間のはずなんだけどねえ。どうなってるのかな?」
葛西燕条 : 「やっぱ、田舎ってそういうのルーズなのかな?ほら、沖縄とか」
葛西由良 : 「沖縄?」
葛西燕条 : 「うん、沖縄の人はみんな時間を気にせず過ごしてるらしいよ」
葛西燕条 : 「南国ってそういうとこあるよね。ここ南国じゃないけど……」
葛西燕条 : 「田舎って鍵とかも閉めないらしいじゃない?物騒だよねェ」
葛西燕条 : 「しかしこんなところ、ちゃんとした宿あるのかなぁ。民泊とかヤだなあ、俺」
葛西燕条 : 物静かな妹に対し、一人でベラベラと楽しそうに喋っている。
葛西由良 : いつものことだ。すまし顔でそれを聞きながら、
葛西由良 : 「務めで来た訳ですから、さすがに屋根はあると思いますが」
葛西由良 : 駅の外を見る。開けた視界 「期待しないほうが良いかもしれません」
葛西由良 : 「野宿でなければよしとしましょう、兄上」
葛西燕条 : 「お風呂とトイレが別々だといいんだけど……まあ、それは置いといて」
葛西燕条 : 「誰も来てないんじゃ仕方ないなあ。由良ちゃん、お腹空いてない?」
葛西燕条 : 「何か食べて、ついでに時間でも潰そうか」
葛西由良 : 「由良は平気ですが。……そうですね。何もせず待つのも無為です」
葛西由良 : 「食事に致しましょう。兄上は何をお召し上がりになりたいですか?」
葛西燕条 : 「俺かい?俺は何でもいいけど……そうだなあ、チェーン店とかまともなレストランなんて無さそうだし……」
GM : 実際、あたりを軽く見回すと果たして食事にありつけるのか少々不安になってくるような光景がそこにはある
GM : 駅前には見たこともないローカルコンビニがあるが、Closeの札がそこにはかかっている。
葛西燕条 : 「マジかよ……駅前のコンビニが潰れたらそれはもう『終わり』でしょ……」
葛西燕条 : 「うーん……おっ」
葛西燕条 : 目を皿のようにして周囲を見渡し、一軒の寂れた店構えのラーメン店を見つける。
葛西燕条 : 「アレくらいしかないかな……アレでもいい、由良ちゃん?」
葛西由良 : 保存食は持ってきたので、せめてお湯をどこかで借りられないか算段を立てていたが
葛西由良 : そう言われれば、顔を上げる 「中華ですね」
葛西由良 : 「由良は何でも構いません。兄上のご随意に」
葛西燕条 : 「いつもそれなんだからな~、由良ちゃんは」
葛西燕条 : 「ま、とりあえず入ろうか。味はともかく汚くないといいけど……」
葛西燕条 : 言いつつ、その店に向かう。
葛西由良 : 兄上の半歩後に続く
GM : ではあなた達は暖簾をくぐる
GM : 小汚い店内のカウンター奥、陰気な顔をした店主があなたたちを出迎える
店主 : 読んでいた新聞から一瞬顔を上げ
店主 : 「ラッシャイ……」
GM : だがそれよりもあなた達の目を引いたのは。
茜みい子 : 「(ずるずる)」
茜みい子 : 巫女だ、巫女さんが真っ赤なラーメンを汗だくで啜っている。
葛西燕条 : それをやや興味深そうに一瞥し。
葛西燕条 : (まあ田舎だしな……巫女くらいいるか……)
葛西燕条 : テーブル席に着く。「由良ちゃん、何がいい?」
葛西燕条 : 「うわっ机机油っぽい!最悪……」
葛西由良 : 「半分のチャーハンが良いです」
葛西由良 : テーブルの、兄上の前と自分の前を拭きながら
茜みい子 : 「……(ずるずび)」
茜みい子 : チラリと一瞥。
茜みい子 : ゴクンと飲み干し。
茜みい子 : 「お客さん?マツリ見に来たんです」
葛西燕条 : 「あ、そうですそうです。お姉さん、神社の方?」
茜みい子 : そう言って、サッと顔面に焦りの表情。
茜みい子 : 「っべ、い、今何時です?!」
茜みい子 : 「お、わー!!や、やらかした!」
葛西燕条 : 「おお、何何、どうしました?跳ねました?汁」
茜みい子 : 「お、おにーさんたち何で来ました?電車??何かホームで待ってる人いませんでした?!」
葛西由良 : 「いいえ。降りたのは私たちくらいです」
茜みい子 : 「そう……ならよかった……」
茜みい子 : 「いや全然よくないですねそれ」
茜みい子 : 「お、オッチャン、つ、ツケといてください!」
茜みい子 : そう言って慌ただしく席を立つ。
葛西由良 : ちらりと兄上に目配せ この人だろう
葛西燕条 : 頷く。
茜みい子 : ばたばたと店外へ走り去る。
茜みい子 : そして、数十秒後。
茜みい子 : カラカラ、恐る恐るという様子でとびらを半開きに。
茜みい子 : そこから顔をひょっこりと出して。
茜みい子 : 「あ、あのう……」
茜みい子 : 「つかぬことを、お聞きしますが」
茜みい子 : 「もしかして、駅で待ち合わせのお客さん、……だったり?」
葛西燕条 : 「あー……ええ、多分。駅で待ち合わせのお客さんです」
葛西由良 : 小さく頷く 「です」
茜みい子 : 「あ”ーー……」
茜みい子 : 天を仰ぎ
茜みい子 : 「ごめんなさい、皆には言わないで……」二の句、保身の言葉。
葛西燕条 : 「アッハッハッハ!」
葛西燕条 : 「お姉さんドジっすね~!え、何すか、ラーメン食ってて時間忘れてたんですか?」
茜みい子 : 「ちょっとラーメン食べる前にオッチャンとマルチプレイしてて……」
店主 : ヒラヒラとスマホを振る
葛西燕条 : 「めちゃめちゃ常連じゃん」
茜みい子 : 「時間ってたつのはやいですね……」
葛西由良 : 「無用の吹聴はいたしませんので」
葛西由良 : 「それに、この地に親しまれている方ということなら、安心もあります」
葛西燕条 : 「由良ちゃんは優しいな~……でも偉い人にバレたら怒られますよ、マジで」
茜みい子 : 「あ、ありがとうございます……」
茜みい子 : そう言ってのろのろと自分の席へ戻る。
茜みい子 : 「ノビチャッタ」
茜みい子 : どんぶりを抱えてふたりの隣へ。
葛西燕条 : 「お兄さん、塩ラーメンと半チャーハンお願いしますね~」
葛西燕条 : 注文を済ませ、自分の隣の席を引く。
葛西由良 : 「……その赤いのも、この地の特有のものですか?」
葛西由良 : 「赤い……食べ物……?」
茜みい子 : 「いや、店主の腕が良くないので私はにんにくと唐辛子のパワーでごまかしてるんですよ」
葛西由良 : 「なるほど」 頷く
葛西燕条 : 「そんなに無理して食べなくてもいいのに……」
葛西燕条 : 巫女の物腰を観察し、こいつには重要な仕事は任せないようにしよう、と考えつつ
茜みい子 : そう言うと巫女さんのスマホがポコンポコンと通知音を鳴らす。
茜みい子 : 「オッチャン直接口で言いなって……」
茜みい子 : ポチポチと返信をはじめる。
茜みい子 : 「えっと、上役からお二方を助けるように、と言われているのですが」
茜みい子 : 「お泊りの当てとかはあります?」
葛西燕条 : 「いや。ご用意して頂けるものかと」
茜みい子 : 「そうですね……うちの神社の離れに部屋を用意できますけど」
茜みい子 : 「町内にもボロいホテルがひとつと民宿がひとつ」
茜みい子 : 「あとわりといい感じの温泉宿がひとつありますよ」
茜みい子 : 「温泉出るんですよここ、マイナーすぎて雑誌にも載らないですけど」
葛西燕条 : 「温泉!へえ~、そりゃいいですね」
葛西燕条 : 「由良ちゃんはどこがいい?」
葛西由良 : 「由良はどこでも構いません。……ですが」
葛西由良 : 「この方の助けの上で務めを進めることになるならば」
葛西由良 : 「床も近い方が合理的と思います」
葛西由良 : 「兄上はどういたしますか?」
葛西燕条 : 「うーん……いい感じの温泉を蹴って正しい判断が出来る由良ちゃんは流石だな……」しみじみ頷き
葛西燕条 : 「由良ちゃんがそう言うなら、勿論俺もそうするよ」
葛西由良 : 「兄上が温泉に宿を取り、由良が神社をお借りするでも構いません」 小首を傾げ
葛西由良 : 「拠点を複数抑えておくのも合理的です」
茜みい子 : 「うわ、おにーさんそういうやつ?鬼畜じゃない」
茜みい子 : 半目で。
葛西燕条 : 「そんな訳ないでしょ!何かあった時に離れてると困るじゃない。ねえ?」
葛西燕条 : 「そういうわけなんで、お手数なんですが。離れを貸して頂けますか?」
葛西燕条 : 「……あ、ちなみにお風呂とトイレって付いてます?」
茜みい子 : 「いや流石にそれくらいありますよ!」
茜みい子 : 「もう……それじゃあうちで部屋を用意させていただきますね」
葛西由良 : 「よろしくお願いいたします」 頭を下げる
葛西燕条 : 「ああ良かった。はい、お願いします」
茜みい子 : 「私はマツリの準備もあってこれから忙しくなりますが、可能な限りであれこれお手伝いさせていただきますので」
茜みい子 : 「よろしく……ええと」
茜みい子 :
「
葛西燕条 : 「みい子さんですか。へぇ~、かわいい名前ですね、よろしくどうぞ」
葛西燕条 : 「僕は葛西燕条です。それで、こちらが妹の……」
葛西由良 : 「由良と申します」 もう一度頭を下げる
茜みい子 : 「どうも、かわいいみい子です。よろしくかわいい由良ちゃん」
葛西由良 : 「恐縮です、かわいいみい子さん。兄上共々、お世話になります」
葛西燕条 : 「ですよね?可愛いですよね?ええ、お世話になります」
茜みい子 : 「おにーさんってどの女の人相手でもこの感じなんですか?ちょっとこれ知っておかないと今後に関わるので」コショコショと耳打ちで
葛西由良 : 「? 兄上はいつも通りの感じです」
葛西由良 : 「お話しをするのがお好きなのです」 こそこそと返す
茜みい子 : 「そっか……」
茜みい子 : 「そう……ですよね」
茜みい子 : 「ふふ……同年代のイケメンなんて希少な生き物久々にみたものだから……」
茜みい子 : 「みい子さんたら……つい、ついですね……」
茜みい子 : スープに浮かぶ油をつっつきながらブツブツと。
葛西由良 : 「…………」
葛西由良 : 「……でも、お付き合いしている方はいませんよ」 こっそり付け足す
茜みい子 : 「……そうなの?」
茜みい子 : 「いや、まてこれは……罠」
葛西由良 : 「由良が存じませんので、ほぼ間違いなく……罠?」
茜みい子 : 「いや、なんでもないです……」
葛西燕条 : 「あれ、ちょっと、なんかすっごいテンション落ちてないですか?大丈夫ですか?」
茜みい子 : 「だいじょうぶです、よろしくお願いします、あと私に優しくしないでください」
葛西燕条 : 「えっ……何それ……」
葛西燕条 : 「ここに来ていきなりクールキャラに……?」
茜みい子 : 「よそ者がァ馴れ馴れしいんだよォ!」
茜みい子 : 「と、冗談はここまでにして」
葛西燕条 : 「ヤバいなこの人……」
葛西由良 : (冗談かな……)
茜みい子 : 「困ったことがあれば何でも言ってくださいね」
茜みい子 : 「助けたり他の人に投げたりするので」
葛西燕条 : 「ええ、それはもう。僕達右も左も分からないので……」
葛西由良 : 「お世話になります。……では、注文の品が来るまで、件の温泉について伺ってもよろしいですか」
葛西燕条 : 「興味あるの?由良ちゃん」
葛西由良 : 「務め終わりに立ち寄れればと。兄上もご興味があるようでしたので」
葛西燕条 : 「流石由良ちゃんは聡い子だなァ……」
茜みい子 : 「あ、温泉気になります?私効能暗記してるんですよ!」
茜みい子 : 「打ち身、擦り傷、食欲不振……」
茜みい子 : 指を折りつつ唱え始める。
GM : そうしてベタついたテーブルの上で時間は過ぎていった。
GM : お次はPC1、おいでませ!
桜咲百閒 : SAY HO!
桜咲百閒 : レペゼンハグレモノ!桜咲でございまーす!
GM : yo!
桜咲百閒 : 4~5年位まえにお父さんとお母さんとお兄ちゃんが全員忍者に殺されました!
GM : 全部忍者が悪い。
桜咲百閒 : ほんとは華の女子高生のはずなんですが、家族の仇を取るために忍者の修行をしてるので学校とかも全然行ってません。
桜咲百閒 : 全部忍者が悪い。
GM : ヤクにも頼らずがんばり屋さんだなー
桜咲百閒 : シャブはキメてないけど
桜咲百閒 : シャブ的なものはキメているかもしれない
桜咲百閒 : それくらい死にものぐるい
桜咲百閒 : 帰る家、ないので!
GM : 地獄へのクーポン券は片道切符だぜ!
桜咲百閒 : パパママお兄ちゃんの仇だけはぜって~道連れにします
桜咲百閒 : 後は野となれ山となれ
桜咲百閒 : 性能としてもハメ技系です
GM : 結構エグめですよね、みな怯えろ!
桜咲百閒 : 隠れて間合い取って殴り続けて殺す!
桜咲百閒 : 多分拾ってくれた師匠と相談して
桜咲百閒 : 絶対殺せないような相手をどうやって殺すかだけで設計したんだと思います
桜咲百閒 : クラピカですね
桜咲百閒 : そういう感じでよろしくおねがいします!
GM : あいよろしく、もう旅団は終わったようなものですね。
GM : それではやっていきましょう。
GM : ===
桜咲の師匠 : 「行くの……かい」
GM : 山奥に立った日本家屋
桜咲百閒 : 「……」
GM : その庭先で、支度を終えこっそりと立ち去ろうとしてた背中に声がかけられる。
桜咲百閒 : 「お前には関係のない話だ」
桜咲百閒 : 背中を向けたまま答える。
桜咲の師匠 : 「……あんたはまだまだヒヨッコさ」
桜咲の師匠 : 「死ぬぞ?」
桜咲の師匠 : 事実を淡々と語る口調で、言う。
桜咲百閒 : 「だったらなんだ……!」
桜咲百閒 : ぎろりと肩越しに振り向く。
桜咲百閒 : 「今日まで世話になったことは恩に着る」
桜咲百閒 : 「だがこの力をどう使おうと、私の勝手だ」
桜咲百閒 : 「不干渉こそがハグレモノの掟なのだろう」
桜咲の師匠 : 「……ククク」
桜咲の師匠 : 「ああ、そうだな」
桜咲の師匠 : 愉快そうに笑う。
桜咲百閒 : 「私も私の勝手をするだけだ。しなくてはならないことを……」
桜咲百閒 : 「……何がおかしい!」
桜咲の師匠 : 「いや、いや、実に良い」
桜咲百閒 : 「お前はお前の勝手で私を忍びにした」
桜咲の師匠 : 「まったくもってその通り。こうなるように、育てたかいがあったというものだ」
桜咲の師匠 : 「思い通りにいって、愉快なのさ」
桜咲百閒 : 「なんだと?」
桜咲の師匠 : 「まったくの格下が、格上の忍びを殺す手管」
桜咲の師匠 : 「そういうものを、作ってみたいと思ってたのさ」
桜咲の師匠 : 「何しろアタシはほら、強すぎて試せないだろ?」
桜咲の師匠 : 「百閒、アンタは弱い」
桜咲の師匠 : 「だからこそアタシの"傑作"なのさ!」
桜咲の師匠 : 「見せとくれよ、アタシの成果ってやつをさ」
桜咲の師匠 : 口の端を吊り上げて、笑う。
桜咲百閒 : 「……フン」
桜咲百閒 : 「だったら黙って見てるがいい」
桜咲百閒 : 「お前の望みは叶う。あの鬼畜の人斬りは」
桜咲百閒 : 「『焦声爪』の使い手は、私が殺る!」
桜咲の師匠 : 「クク……可愛い弟子に少しは世話を焼かせておくれよ」
桜咲の師匠 : 「あぐりめの……鬼前試合か」
桜咲の師匠 : 「アタシの方でちょいと助けを工面してやろうじゃないか」
桜咲の師匠 : 「ただし、殺すのはアンタだ」
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : しばし逡巡し、じっと師匠を睨む。
桜咲百閒 : 「罠じゃないだろうな」
桜咲百閒 : 「お前にハメられたのはここ数年一度や二度じゃないぞ」
桜咲百閒 : ジト目。
桜咲の師匠 : 「いやいや、これを逃すと次はもう10年後だ」
桜咲の師匠 : 「アタシにとっても悲願だよ、可愛い弟子の晴れ舞台だ、信じておくれよ」
桜咲の師匠 : まるで大好物の食べ物を前にしたような笑みでじっとりと見つめる。
桜咲百閒 : 「……わかった」
桜咲百閒 : 「ただし余計な茶々を挟むようなら、お前から殺してやるからな!」
桜咲の師匠 : 「ああ、そりゃあいい!」
桜咲百閒 : 「バカにして……!」
桜咲の師匠 : 「コレが終わって……アンタにやる気があるなら」
桜咲の師匠 : 「今度はアタシを殺せる忍びに育ててみようかねぇ……」
GM : そうして、数日後。
GM : 桜咲百閒は"補佐"を傍らに亜久里召の土を踏んだ。
小鼠 : 「……」
桜咲百閒 : 「お前がそうか」
小鼠 : 「シケた町」
桜咲百閒 : 「私だって来たくて来たわけじゃない」
小鼠 : 「あんだ?図が高い小娘だなー」
小鼠 : 小さな小娘が尊大に言う。
桜咲百閒 : 「こっちの台詞だ」
桜咲百閒 : 「あの女にへいこらしている下働きのくせに」
桜咲百閒 : 「おまけにチビ」
桜咲百閒 : 「偉そうにするなよ」
小鼠 : 「小鼠(シャオシュー)、迷街(マヨイマチ)の情報屋」
小鼠 : 「この名を知らないモグリが、ピーチクパーチクうるしぇーですなー」
桜咲百閒 : 「しゃ、しゃお」
桜咲百閒 : 「日本人じゃないのか、お前」
小鼠 : 「ア?なんだチャイニーズ差別??」
桜咲百閒 : 「ちがうわ!」
桜咲百閒 : 「味方の情報も必要だろうが……最低限!」
小鼠 : 「あんちゃの師匠とは、クライアントと仕事人のかんけーなわけ」
小鼠 : 「今度下働きって言ったら社会的に殺す」
小鼠 : 「(……ハグレはこの手の脅し聞きにくいから厄介だな)」
桜咲百閒 : 「ふーん、ああそう」
桜咲百閒 : ふーん、ああそうという顔。
小鼠 : 「ケッ」
小鼠 : ケッ、という顔
桜咲百閒 : 「チッ」
桜咲百閒 : 露骨な舌打ち。
小鼠 : 「ま、い、お代はしっかりいただいてますのでな」
小鼠 : 「あちゃしはあんちゃをサポートする」
小鼠 : 「あんちゃはここにいる忍びをミナゴロシにして妖刀を手に入れて、あちゃしに献上する」
小鼠 : 「それでwin-win」
小鼠 : 「おわかりぇ~?」
桜咲百閒 : 「あくまで矢面には立たないと」
小鼠 : 「そういうのは専門外ですのな」
桜咲百閒 : 「小間使いらしい気楽な仕事だな、せいぜいがんばってろ」
桜咲百閒 : 「心配はしなくとも」
桜咲百閒 : 「刀は手に入る。それは保証してやる」
小鼠 : 「(ビキ)」
小鼠 : ビキ、という顔
小鼠 : 「あ?やろうと思ったらあんちゃも含めてここの連中ミナゴロシにするなんてわけないんぢゃが??」
小鼠 : 「仕事に自腹を突っ込むのなんてアホのやることだからやらないだけだが???」
桜咲百閒 : 「はーいはい、わかったわかった」
小鼠 : 「キッ、その大口に見合った仕事をちゃんとしてくれるとうれしいですがねぇ!」
桜咲百閒 : 「当たり前だ」
桜咲百閒 : 「私は忍者だぞ」
桜咲百閒 : 「やると言ったことは、やる」
桜咲百閒 : 「……そう決めたことはな」
小鼠 : 「ふぅん」
桜咲百閒 : じっと、寂寥とした街並みを見回し
桜咲百閒 : 「さっさと行くぞ」
小鼠 : 「ま、あちゃしはあんちゃの事情なんぞ興味はないけど」
小鼠 : そう言って後に続く。
桜咲百閒 : (そうだ)
桜咲百閒 : (私は忍者なんだ)
桜咲百閒 : (あいつと同じ怪物になったんだ)
桜咲百閒 : (お父さん)
桜咲百閒 : (お母さん)
桜咲百閒 : (お兄ちゃん)
桜咲百閒 : (もうすぐだから)
桜咲百閒 : (待っててね)
GM : では最後にPC4、カモン!
十徳鋲子 : はいさい!
GM : ご紹介の方、よろしく!
十徳鋲子 : ハグレモノは大槌群、十徳鋲子(じっとく・びすこ)でございます!
十徳鋲子 : あからさまに偽名なのだ!
GM : あからさまに!
十徳鋲子 : 外見は黒スーツにブルゾン、サングラスの女。いろんな長物を背負っています。
十徳鋲子 : 人に利用されるのが嫌いで、様々なしがらみから逃げてきました。
GM : 女弁慶!
十徳鋲子 : 性格も刹那主義な感じを目指します! 頼れない姉御キャラになるぞ~
GM : 頼れないの?!
十徳鋲子 : へへッ
十徳鋲子 : 性能は堅実な感じの方です。デバフを与えて生存力を高める!
十徳鋲子 : 中忍の斜歯ってちょっと地味なのよね……
GM : きみならやれる、やるのだ
十徳鋲子 : はい!バケビガミ1を駆け抜けた経験を活かし、意地汚く生き延びたいと思います
十徳鋲子 : よろしくお願いいたします!
GM : 見せつけていこうな、経の験を
GM : というわけでやっていきましょう!
GM : ===
GM : 亜久里召町、この地に足を踏み入れた瞬間からあなたの全身を刺すように向けられていた気配、あるいは敵意といったもの。
GM : そう、すでに幾多の忍びがここに集い、戦いの舞台の幕はもう上がっているのだ!
GM : サワサワとススキ野原を風が吹き抜ける。
GM : 開けたこの場所で、しかし敵意は八方から。
十徳鋲子 : 「……んはははは、なんてこった」
十徳鋲子 : 「そんなに有名なの?このマツリ……」
キビ : 「……そうだな、今年は、多い」
キビ : 音も、気配もなく。
キビ : 唐突にそこへと、はじめから居たような振る舞いで黒衣の少女が返事を返す。
キビ : 陰気な雰囲気を纏った、いやに白い肌をした――忍び。
十徳鋲子 : 「ぎょっ」
キビ : 周囲へ注意を向けると、気配は消え去っていた。
キビ : まるで蜘蛛の子を散らすよう。
キビ : それもそのはず、という凶の気配を彼女は強く放っている。
十徳鋲子 : 「おー……すっげ」
キビ : 「逃げたか……」
キビ : 「まあいい、群れで新入りを狩ろうだなんて弱者共だ、いずれご退場願おう」
キビ : 「それよりも、だ」
キビ : 十徳鋲子へ向き直る。
キビ : 「新入りだろう?あぐりめへようこそ、即刻立ち去るが良い」
十徳鋲子 : 「……なるほど。やっと状況がわかってきたよ」
十徳鋲子 : 「思ったより一触即発なんだな!」
十徳鋲子 : 「私はただ、仕事をしに来ただけなのよ、表のね」
十徳鋲子 : 背中の籠を掲げる。廃品回収業を示すマーク。
キビ : 「ここへ来た、ということは」
キビ : 「狙いはそうであろうな」
キビ : 「ならばこそ、下手な者には渡せぬが道理」
キビ : そう言って、ズタ布が絡み合ったような袖を掲げる。
キビ : 布に隠れた奥からはカチャリ、と凶器の音
十徳鋲子 : 「んん~!やっぱそうなっちゃうか!」
キビ : 「これは慈悲だ、弱きものならば、ここで」
十徳鋲子 : 「いやあ……やめとこうよ」
十徳鋲子 : 両手を挙げる。
キビ : 「問答――」
十徳鋲子 : 「弱い者いじめは、さっ!」
キビ : 無用、の言葉と共に飛びかかる。
十徳鋲子 : そのまま背中の長物を抜く。刺股と大鋸を抜き、叩き下ろす。
キビ : ぎゅるり、とまるで水面に浮かぶ葉のように得物にまとわりつき
キビ : くぐり抜ける。
キビ : ――交差
キビ : 甲高い金属音、夕日の中に散る火花。
キビ : 「ふうむ……」
キビ : 「いったいどれだけ持っているんだ?お前」
キビ : 言葉こそ驚きを滲ませながらも、まったくの無表情で問いかける。
十徳鋲子 : 「……さあて」
十徳鋲子 : 「女の子に体重を聞くのは感心しないなあ!」
キビ : 「まあいい」
キビ : スッと腕を下げる。
キビ : 「弱いわけではないらしいな」
十徳鋲子 : 「お、お眼鏡にかなった?」振り被っていた槌を下ろす。
キビ : 「今日はここまで、というだけだ」
キビ : 「また狙う」
キビ : そう言って、後ずさる。
十徳鋲子 : 「弱く無かったら通してもらえる……ワケじゃないのか~」
キビ : 背丈よりも高いすすきの群れに身を潜らせ。
キビ : その気配はプツリ、と消えた。
十徳鋲子 : 「また来るなら名前くらい……あ、いない」
十徳鋲子 : 「ややこしいなあ、んもう」
十徳鋲子 : 地面に落ちた長物を拾い集める。
十徳鋲子 : 「とはいっても経験則上、”本物”には大体ああいう、守護者っぽい少年少女がいるもんだ」
十徳鋲子 : 「”焦声爪”……俄かにガチっぽい!いいねえ」
十徳鋲子 : 「とりあえず、宿とる前に……神社くらいは寄れそうかな」
GM : 十徳鋲子はすすき野をあとにする。
GM : マツリを取り仕切る神社、鬼の伝説を伝えるそこへと興味があった。
GM : 道は、暇そうな町人を捕まえるとすぐに知れた。
GM : 石段を登る。
GM : 神社の姿が見えてくる。
GM : 何やら話し声。
島田先生 : 「だからさ、そこをなんとか……」
茜みい子 : 「私の判断ではイエスとは言えませんので……ええ、はい」
茜みい子 : 「この件につきましては一度持ち帰らせていただいて、上の判断を仰ぎ」
島田先生 : 「そんなお役所みたいなこと言わないでよぉ」
GM : 初老の男と巫女服を来た女性がなにやら話している。
島田先生 : 「他の人たち取り付く島もないないんだからさ、こうやってまだ相手をしてくれるみい子くんに頼んでるんじゃないか~」
茜みい子 : 「私をそんなお安い女だと思わないでくれます??」
島田先生 : 「頼む!写真にとったりしないから!見るだけ!見るだけでいいので!」
島田先生 : がばり、ととうとう土下座まで始める。
十徳鋲子 : 「おっ、なんだあれ……」
十徳鋲子 : 「巫女服の女の子に中年男性が土下座してる……」
十徳鋲子 : 「あの……警察とか呼んだ方がいいヤツ…ですか~」女の子に呼びかける。
島田先生 : 「前の倍ごちそうするから!どうかね!」
茜みい子 : 「そんな……そんな手段が清廉潔白な巫女たるみい子さんに通用するとは……ぐ……」
茜みい子 : 「…ん?」
茜みい子 : 「うわなんか濃い人が来た」
島田先生 : 「みい子くん、それはなんというか失礼なんじゃないかね……」
十徳鋲子 : 「しょうゆ顔だと自分では思ってるけど」
十徳鋲子 : 近寄る。
島田先生 : 「顔というか……すごいねそれ、流行ってるんだっけ若い子の間で」
島田先生 : 「こすぷれ?」
島田先生 : そう言って近づく。
十徳鋲子 : 「コスプレ?」
十徳鋲子 : 「あ、違いますこれ、仕事道具仕事道具」
十徳鋲子 : 「汚れをね、落とすんですよ、多分…」
島田先生 : 「むっ……」
島田先生 : 「いや、その造り、ツヤ……模造品ではないな」
島田先生 : 「かなりの年代品だ」
島田先生 : 「ちょ、ちょっと近くで見せてもらっても良いかね??」
島田先生 : 興奮気味にまくしたてる
十徳鋲子 : 「あ、このお爺さんそういうタイプの人か!!」
茜みい子 : 「ご愁傷さま、そしてありがとう名も知らぬひとよ……」
十徳鋲子 : 「見せられないって……!あ、巫女!みーこ!」
十徳鋲子 : 「助けて!」
島田先生 : 「な、なぜだ!頼む!土下座しようか??」
島田先生 : 「いやする、させてくれ!」
十徳鋲子 : 「価値ねえよ!」
島田先生 : 「そ……そんな……」
島田先生 : 力なく崩れ落ちる。
茜みい子 : 「ほらほらせんせ、日もくれますよ、帰った帰った」
茜みい子 : シッシと箒をはく。
十徳鋲子 : 「とりあえず、落ち着いて……私はあくまで参拝に来た観光客だからね」
十徳鋲子 : 「仕事の成功を祈りにね……ねえ巫女さん」
茜みい子 : 「ん?なんでしょう?」
十徳鋲子 : 「ここってどういう神様を祀ってるの?仕事運がいい感じになる神様とかいない?」
茜みい子 : 「んー、ここは実はですね、鬼を祀ってるんですよ」
茜みい子 : 「変わってますでしょー」
十徳鋲子 : 「鬼。変わってるねえー」
島田先生 : 「そうさ、実に面白い」
島田先生 : 「鬼を祀る神社は国内でも数例しかない」
十徳鋲子 : 「鎮めるタイプの神社か……いいねえ~」うんうんと頷く。
島田先生 : 「関東圏にも唯一サイタマに」
島田先生 : 「うんぬん」
島田先生 : 「かんぬん」
茜みい子 : 「あ、あれは無視してていいです」
十徳鋲子 : 「やっぱり?気が合うね」
茜みい子 : 「昔このあたりには鬼が住んでたんですって」
茜みい子 : 「その鬼と勝負をして、勝ったら鬼が恵みをくれるのですが、負けると何かとられちゃうんですよ」
茜みい子 : 「村一番の知恵者が知恵比べて鬼を負かして得た恵みで飢饉を乗り越えたとか」
茜みい子 : 「鬼に負けて名前をとられちゃった人の話とか」
茜みい子 : 「そういうのがこの地には残っていて」
茜みい子 : 「それに釣られたオッサンがそこでそうやって」
島田先生 : 喋り続けている。
十徳鋲子 : 「多種多様だね。神頼みよりよっぽど効果はありそうだ」
十徳鋲子 : 「でも歴史オタクのお爺さんが、安い土下座までして頼んでたってことは……」
十徳鋲子 : 「伝承だけじゃなくて、ずばりご神体が祀られてる?」
茜みい子 : 「いやー、そういうのじゃなくて」
茜みい子 : 「マツリの本祭に関する資料を見せてくれってうるさいんですよね」
茜みい子 : 「あなたもそれ目当てでしょ?この時期に来たってことは」
茜みい子 : 「関係者以外立ち入り禁止、門外不出の秘祭」
茜みい子 : 「残念だけどお爺ちゃんには表のお祭りで満足してもらわなきゃあね」
島田先生 : 「そんなぁ、頼むよぉ……」
十徳鋲子 : 「んははは、まるで裏があるみたいじゃん」
十徳鋲子 : 「まあいいや、実は私はマツリ自体には興味はそこまで無いんだよ、ゴメンね」
島田先生 : 「あれ?知らないできたのかい?」
島田先生 : 「今年は裏のお祭りがあるのさ、10年にいちどのね」
十徳鋲子 : 「へええ。いや、さっき人が集まってるのを見て、初めて知りました」
島田先生 : 「神事関係者だけで秘密に執り行う鬼祭りさ」
島田先生 : 「さあ興味が出てきただろう」
島田先生 : 「私と一緒にこのお姉さんに土下座しないかい?」
十徳鋲子 : 「そこまでする価値がねえ~~~」
茜みい子 : 「だからなんでそんな土下座に自信があるんですか!」
島田先生 : 「だって……私にやれることなんて……もうそれしか……」
茜みい子 : 「急にそんな悲しいこと言わないでくれます??」
十徳鋲子 : 「お爺さん、歴史巡りよりやること有るんじゃないかな」
十徳鋲子 : 「う~ん、でも、興味が出てきたのも事実だね」
島田先生 : 「おお、それはいいことだ」
島田先生 : 「興味があるなら私がいつでも案内してあげよう」
島田先生 : 「これでも水波市で教鞭をとっていてね」
十徳鋲子 : 「今日はもう遅いから、ホテル行くけど……」
十徳鋲子 : 「仕事の合間にでも、余裕があったらね」
島田先生 : 「そうだな、今日のところは私もお暇しよう」
島田先生 : 「だがみい子くん」
島田先生 : 「私は諦めないよ」
茜みい子 : 「勘弁してください……」
十徳鋲子 : 「やっぱり警察呼んだ方がいいヤツ?」
島田先生 : 「私の名前は島田だ、また会おう、警察は勘弁してくれ!」
GM : そう言うと男は去っていたった。
茜みい子 : 「おねーさん……」
茜みい子 : ガシっと両手を握り込み。
十徳鋲子 : 「そんじゃ、私も………え、なになに」
茜みい子 : 「島田先生を……よろしくお願いしますね」
十徳鋲子 : 「旅は道連れとは言うけどね」
十徳鋲子 : 「やだよあんな……地獄への片道切符……」
茜みい子 : 「えーー、ひきとってーー、めんどうみて~~~」
十徳鋲子 : 「まず初対面だからね、あのお爺さん」
十徳鋲子 : 「……そうだ、巫女さんも、名前聞いてないね」
十徳鋲子 : 「私は十徳鋲子。ビスコさんと呼んでもいいよ」
茜みい子 : 「私ですか?茜みい子と申します」
茜みい子 : 「よろしくビスコさん」
十徳鋲子 : 「はい、よろしく」
十徳鋲子 : 「何日かこの街で仕事する予定だし……もしかしたら、また来るからさ」
十徳鋲子 : 「その時はよろしく」
茜みい子 : 「はい、こちらこそ!」
GM : それでは、ビガミ初心者も多いみたいなので軽く説明をしていきます
GM : 本日よりお待ちかねのドラマシーンが始まるのですが
桜咲百閒 : いえふー!
葛西燕条 : ワオワオ~
GM : できることは大きく3つ!
GM : 情報取得、戦闘をしかける、回復判定!
GM :
まずは情報の取得、ドラマシーンのメインになるやつです
GM : 情報取得においては判定に挑戦することで感情、居場所、他PCの秘密といった情報を取得することが出来ます
GM : 一個ずついきましょう、まずは感情
GM : ドラマシーンにおいては同じシーンに登場している他キャラクターを対象に感情を結ぶことができます。
GM : 感情を結ぶとどんな良いことがあるのか。
GM : ひとつ、感情を持つ相手の判定に対し±1の修正値をつけることができます。
GM : ±はそれぞれの感情に対応して、ですね。
GM : そして大事なもうひとつ、感情を持つ者同士には【情報伝達】が発生します。
GM : これはどういうものか、というと奥義情報や秘密情報といった情報を取得した際。なんと、感情を持つ相手にそれが伝播するのです!
葛西燕条 : マジかよ~!?
GM : つまり感情を結べば結ぶほど情報強者に!
葛西燕条 : ハーレム作らなきゃ……
葛西由良 : 兄上。
桜咲百閒 : こわいこといってる
GM : 秘密に対する判定を一度もせずに全員の秘密を取得してしまう、なんてことも不可能じゃないかも?!
GM : しかしこれにはデメリットもあります!
十徳鋲子 : なんですって!?
GM : 知られたくない情報が相手の手に渡ることを、止められないのです!伝播は自動的なので……
GM : なのでよおく考えて動いてくださいね……
葛西燕条 : なんてこったよ
GM : お次は判定によって取得できる各種【情報】
GM : さきほど言った感情による伝播が発生するやつですね
GM : それは【居場所】と【秘密】
GM : 【居場所】を持つ相手には自分の手番を使って戦闘を仕掛けることが可能です。
桜咲百閒 : バトルしようぜ!!
GM : 勝者は戦果として様々な特典を得ることができるので、それを目的に動くこともあるかもしれません。
GM : そして【秘密】!シノビガミの肝!
GM : 皆のハンドアウトの裏に書いてあるやつですよ、知りたいでしょ?……なら調べないとね
桜咲百閒 : わくわくするな
GM : 両方共にドラマシーンにおいて任意の指定特技による判定に成功することで取得可能です。
GM : 最後に回復判定!これは……やることが特に無いとか、あまりにも命が危ないとか
GM : そういうときに採用されるのを見る、そういうやつです。
桜咲百閒 : 緊急手段ってわけね
GM : うむ
桜咲百閒 : これって
桜咲百閒 : ミドルから人死には出るんですか?
GM : ミドルで死亡は発生しないので
GM : 最後までは全員揃っていられるはずです
桜咲百閒 : よかった…
桜咲百閒 : 忍者の世界にも一筋の情け
葛西燕条 : ヒト……コロス……
桜咲百閒 : こわいこといってる
GM : そして最後に、ドラマシーンにおいてできる事として情報の受け渡しがあります。
GM : これは各自が所持している情報、プライズを自由に他PCへと受け渡すことができるというもので。
GM : 薄汚い交渉の数々がお目にかかれるやつです、レッツ諜報。
GM : また今回は試験的に、情報の受け渡しはドラマシーンに登場したPC各自1シーン1度のみというルールを導入したいと思います。
桜咲百閒 : なるほどね
桜咲百閒 : つまりこれには手番は使わないと
GM : イエス。
葛西由良 : ほう。
桜咲百閒 : ワクワクする~~
葛西燕条 : 言いふらしてやろ
桜咲百閒 : 薄汚い動きし放題
十徳鋲子 : 受け・渡しで各1回ですか?ややこしいけど…
GM : 渡しチケットが1シーン1枚ずつ配布されるという認識でおっけーです。
十徳鋲子 : 了解です!
GM : 受けに制限はなし!
桜咲百閒 : なるしかねえなシノビサークルの姫に
GM : 説明することはこれくらいかな!
GM : 何か疑問があったらいつでも言ってください。
葛西燕条 : はあい
GM : それでは始めていきまっしょい!
桜咲百閒 : おらーっ!
十徳鋲子 : いえーい!
葛西燕条 : ワオワオ~
葛西由良 : やるぜ
GM : というわけで!
GM : トップバッターが決まりました、PC1、桜咲百閒さん!
桜咲百閒 : しゃい!!
桜咲百閒 : アイアムナンバワン
GM : まずは登場希望PCを告げてください!NPCも可
GM : 出たい、という方はお願いしちゃいな!
桜咲百閒 : とりあえず固まってない2人同士
桜咲百閒 : 十徳さんと絡みたい気持ちがありますね
十徳鋲子 : お、やった!出ます出ます
桜咲百閒 : 感情・結び・チャレンジで行ってみましょう
GM : とりあえず判断材料としてシーン表も振っちゃいますか
GM : ST ShinobiGami : シーン表(11) > 酔っぱらいの怒号。客引きたちの呼び声。女たちの嬌声。いつもの繁華街の一幕だが。
GM : これでいけるはず
GM : いけた
GM : どうぞ!振ってみて!
桜咲百閒 : ST ShinobiGami : シーン表(7) > 清廉な気配が漂う森の中。鳥の囀りや、そよ風が樹々を通り過ぎる音が聞こえる。
桜咲百閒 : もり!
十徳鋲子 : 森だ
桜咲百閒 : じゃあそうですね
GM : またシーン表は1回までは振り直し可とします
桜咲百閒 : シャオシューくんと早速はぐれちゃって
GM : あと途中で別のとこ移動したりしちゃっても別におっけー
桜咲百閒 : 森の中を探しているところ、ばったり十徳さんと出くわすって感じかな
桜咲百閒 : どうでしょ!
十徳鋲子 : わかりました!何かを探してうろうろしていよう
桜咲百閒 : それで!
GM : ===
GM : 森を分け入る。
GM : 軽い散歩道だったはずだ、だが気づけばどうだろう。ご覧のとおりである。
GM : やかましい小鼠の姿もいつの間にか無い。
桜咲百閒 : 「くそっ」
桜咲百閒 : 「いきなりいなくなって、あいつどういうつもりだ」
桜咲百閒 : 「……まさか」
桜咲百閒 : 「もう、殺られたんじゃないだろうな」
桜咲百閒 : 立ち止まり、こめかみを冷や汗がつたう。
GM : あ、一旦ストップ!
GM : めちゃ大事なこと言い忘れていました
桜咲百閒 : おうおう!
GM : 今回のドラマシーンは、持ち時間各60分
GM : それとは別に全体に振り分け自由のフリー手持ち時間45分の制度で行おうと思っています!
桜咲百閒 : オッケイ!
GM : というわけで再開時のはじめの書き込みから60分で
GM : よろしくお願いします
GM : =再開=
桜咲百閒 : 複数の忍びが今この土地に滞在しているのは分かっている。
桜咲百閒 : (つまりそれは)
桜咲百閒 : (野獣の縄張りに踏み込むのと同じことだ)
桜咲百閒 : 震える足をばしんと殴りつける。
桜咲百閒 : (くそ!いきなり弱気になるな!)
桜咲百閒 : (私だって忍者なんだぞ!!)
桜咲百閒 : 「1人だってやってやる……1人だって……」
桜咲百閒 : 言いつつも、シャオシューの姿を探す。
??? : 「おやおやぁ~~~」
??? : 突如森の中に響き渡る声。
桜咲百閒 : 「ひあっ!」
桜咲百閒 : 「だ、誰だ!」
下卑た笑顔の忍び : 「弱そうな忍びがひとりでお散歩かい?かぁいいねぇ」
桜咲百閒 : キョロキョロと周囲を見回す。既にポケットの中のクナイに手をかけている。
下卑た笑顔の忍び : 「カモだぜ」
下卑た笑顔の忍び : 大木の影から現れる忍び!
桜咲百閒 : 「なッ」
桜咲百閒 : 「なんで忍びだと分かる……?!」
桜咲百閒 : 「違う!そうじゃなくて……まずお前は何者だ!シャオシューは」
下卑た笑顔の忍び : 「そんな風に森を歩く一般人なんてイネェだろうがよ」
下卑た笑顔の忍び : 「なんだテメェまじでヒヨッコか?」
下卑た笑顔の忍び : 「何者かって、お前と一緒さぁ」
下卑た笑顔の忍び : 「参加者だよ!秘祭の鬼前試合!」
下卑た笑顔の忍び : 「門外不出なもんで誰もルールなんて知らないもんだから皆勝手に戦ってやがる」
下卑た笑顔の忍び : 「ポイントがあるならなるべく稼いでおかないとだものなぁ~~」
下卑た笑顔の忍び : 舌なめずりをして、貴方を睨めつける。
桜咲百閒 : (まさか先に見つかるなんて……)
桜咲百閒 : 「くッ、来るなら来てみろ」
桜咲百閒 : 逆手に持ったクナイを突き出す
下卑た笑顔の忍び : 「ケケケ……このブラック・ジャカル様の刀の錆になりな!」
ブラック・ジャッカル : シャランと抜刀!
桜咲百閒 : 「私はヒヨッコじゃないぞ!忍びだ!無慈悲で、恐ろしくて、殺人の術を持っていて……!」
桜咲百閒 : 「来るなって言っているだろう!!お前!!」
桜咲百閒 : 「殺すぞ!!」
ブラック・ジャッカル : 「ヒャーハハ、死ィッ――!」
桜咲百閒 : 言いながら、構えを取ったまま後ずさっていく。
桜咲百閒 : 「ひっ!?」
桜咲百閒 : (体が)
桜咲百閒 : (動かない)
十徳鋲子 : 突如、こーん……と間延びした音が響く。
十徳鋲子 : 何かの芯を捕らえたような音。
十徳鋲子 : そして次の瞬間には、めきめきと大音を立てて
十徳鋲子 : 倒れてきた大木の下に、下忍の影は消えさっている。
ブラック・ジャッカル : 「……」
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 「え?」
桜咲百閒 : ぽかんと、クナイを構えたまま口を開く。
GM : ブラック・ジャッカル 脱落!!
十徳鋲子 : 「……んははは、こんにちは!」
十徳鋲子 : 鉞を背中の籠に仕舞い、木の上から声が響く。
桜咲百閒 : 「な、なんだお前は」
桜咲百閒 : 「……!お前も忍びだな!」
十徳鋲子 : 「いかにも……ってところなんだけど、誤解されたくはないなあ」
十徳鋲子 : 「私はマツリとかいうのに興味のない忍びなんですよ~、と言うのは伝えておきたいね」
桜咲百閒 : 「興味が、ない?」
桜咲百閒 : 「嘘を言うな!じゃあ何のためにこの場所にやってきた!」
十徳鋲子 : 「そうそう、みんなそんな感じでさ」
十徳鋲子 : 「遅々として聞き込みは進まないんだよねえ」
十徳鋲子 : 「『焦声爪』って妖刀?があるらしいのよ。それの回収が目的。」
桜咲百閒 : 「!!」
十徳鋲子 : 「戦うつもりなんてないってのに……あれ、何か知ってる?」
桜咲百閒 : 「……それは」
桜咲百閒 : (つまりシャオシューと同じか)
桜咲百閒 : (そういうやつも、いてもおかしくはないが)
桜咲百閒 : (どうする、こいつを味方につけられるのか)
桜咲百閒 : (いや待て、なんですぐに味方なんて考える!)
桜咲百閒 : (1人でもやるんだろう、私は!)
十徳鋲子 : 「あの~……なんか、すごく葛藤が伝わってくるんだけれども」
十徳鋲子 : 「多分なにか知ってるよね…話してくれない?」
十徳鋲子 : 「嫌なら嫌でもいいけどさ」
桜咲百閒 : 「黙れ」
桜咲百閒 : 「まずこっちの確認だ。つまり、お前は」
桜咲百閒 : 「現時点では『焦声爪』を持っていない」
桜咲百閒 : 「手にしたこともない、そうだな」
十徳鋲子 : 「…見事な推理力。そうだよ」
桜咲百閒 : 「バカにして……!」
桜咲百閒 : 「ならもう1つ聞く」
桜咲百閒 : 「なんで手出しをした」
桜咲百閒 : 「……そこのやつとどういう因縁だ」
十徳鋲子 : 「因縁はないよ。なんというか……シリアスな雰囲気で睨まないでほしいなあ」
そこのやつ : 「……」
十徳鋲子 : 「さっきも言ったけど、私は争うつもりはなくて。今のところの目的は情報収集」
桜咲百閒 : 「言っておくがな」
桜咲百閒 : 「お前が手を出さなくても、勝っていたのは私だ!」
桜咲百閒 : 「そこは勘違いするなよ!」
十徳鋲子 : 「ああ、うん」気のない返事。
十徳鋲子 : 「聞き取りできそうな忍者が二人いて、臨戦態勢……面倒だからどっちか一人に聞こうとしたとき」
十徳鋲子 : 「君ならどっちを残す?話の通じそうな方でしょ」
桜咲百閒 : 「なるほど……ん!?」
桜咲百閒 : 「だから!それは!」
桜咲百閒 : 「お前が手を出さなければこっちが死んでたって言ってるだろ!」
桜咲百閒 : 「バカにするな!」
十徳鋲子 : 「んはははは!」
桜咲百閒 : たしたしと地団駄踏む
十徳鋲子 : 「言ってない言ってない!ほら、なんというか、御しやすそうだったからさ!」
十徳鋲子 : 「多分相打ち以上にはなってたよ!」
桜咲百閒 : 「御しやすくない!」
桜咲百閒 : 「私は、私はな、忍者なんだぞ」
桜咲百閒 : 「残酷で冷血な殺戮者!バカにするな!」
桜咲百閒 : 「もういい!お前が消えないなら私から消えてやる!」
桜咲百閒 : 「二度と余計なちょっかいを出すなよ!」
十徳鋲子 : 「あ、ちょっと!こっちからの質問も答えてよ~!」
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : ぴた、と足を止めて
桜咲百閒 : 「いいか、私の目的はな」
桜咲百閒 : 「『焦声爪』の使い手を、探し出して殺すことだ」
桜咲百閒 : 「一応、助かっ……てはいないけど」
桜咲百閒 : 「手間が省けた礼に教えておいてやる」
桜咲百閒 : 「私の目的を邪魔すれば殺す。これは忠告だ」
十徳鋲子 : 「…使い手を見つけるまでは、協力もできるかも、ってことだ」
桜咲百閒 : 「……そうは言ってない」
桜咲百閒 : 「私は1人でも十分だ」
桜咲百閒 : そう言って立ち去ろうとする。
十徳鋲子 : 「そうかな?ともあれ情報提供ありがとう!」
十徳鋲子 : 「使い手がいたんじゃ、そりゃ山の中に埋めてたりはしないわな…無駄骨かぁ」独り言。
十徳鋲子 : 「ケチらずにあのチャイナちゃんから情報買えばよかったな~」独り言。
桜咲百閒 : 「なにっ」
桜咲百閒 : 遠くで聞き耳を立てて振り返る
十徳鋲子 : 桜咲さんとは反対側に歩き出しています。
桜咲百閒 : 「……っ、く」
桜咲百閒 : しばらくその背中と行く先とにキョロキョロ視線を泳がせ
桜咲百閒 : 「待て!チャイナってどこにいた!」
桜咲百閒 : 「どっち!?」
十徳鋲子 : 「えっ、何、好きなの」
桜咲百閒 : 「ちがう!どっからそうなる!!」
桜咲百閒 : 「なんだこの女……!」
桜咲百閒 : 「とにかく案内しろ!いいから!」
十徳鋲子 : 「いや、チャイナに凄い食いつきだなと……山のふもとで会ったよ」
十徳鋲子 : 「いいけど……どんだけみたいんだ、チャイナ……」
十徳鋲子 : 桜咲さんを先導して山を下ります。道なき道だ
十徳鋲子 : ひょいひょい、と樹の間を飛び移りながら、背後に声をかける。
十徳鋲子 : 「縁もありそうだし自己紹介しとくね、十徳鋲子!ビスコさんと呼んでもいいよ」
桜咲百閒 : 「……桜咲百閒」
桜咲百閒 : ぶすっとした顔のまま、小声で返す。
桜咲百閒 : 成り行きとはいえ孤立を抜け出した安堵が隠しきれていない。
桜咲百閒 : 感情取得判定!
桜咲百閒 : 鳥獣術でふりま!
桜咲百閒 : 2d6 ShinobiGami : (2D6) > 11[5,6] > 11
桜咲百閒 : めっちゃなついてる
GM : 成功!
十徳鋲子 : なんか、いぬとかとりをつかっていちゃいちゃしたんですかね
桜咲百閒 : いや
GM : 後出しになっちゃいましたが演出を先にやってから振ると
桜咲百閒 : 十徳さんが獣っぽいので…
GM : 演出が見事だった場合GMからボーナス修正ポイントを差し上げたりします
GM : めちゃくちゃ言ってる!
十徳鋲子 : なんでさ!
桜咲百閒 : 枝とか渡っていくし…
十徳鋲子 : ペットにされてしまう~
十徳鋲子 : じゃあ感情の内容決定しますね!
十徳鋲子 : ET ShinobiGami : 感情表(2) > 友情(プラス)/怒り(マイナス)
桜咲百閒 : ユウジョウ!!
十徳鋲子 : これは友情しかないですね!
桜咲百閒 : へへへ…
GM : 桜咲ちゃんも振りな!
桜咲百閒 : ET ShinobiGami : 感情表(1) > 共感(プラス)/不信(マイナス)
桜咲百閒 : 共感で取りたいんだけど
桜咲百閒 : ロールの流れ的には不信が美しくなってしまう…!
十徳鋲子 : どっちでもいいですよw 敵かもしれないし
桜咲百閒 : 寂しいこと言うなよな!!
GM : ふふふ、お好きに
桜咲百閒 : うーむとりあえず不信でとっときます…!
桜咲百閒 : すまねえ姐御…!
十徳鋲子 : 大丈夫ですよ~! 私もこんな奴に共感したくない
桜咲百閒 : ひどい言い草!w
十徳鋲子 : 他なんか……します?
十徳鋲子 : お互いの居所交換とかはできるらしいですが
桜咲百閒 : なんか出来るのかな
桜咲百閒 : ああ~
桜咲百閒 : ……しますか!!
十徳鋲子 : 言っといてなんだけど怖いな~
桜咲百閒 : 序盤から贅沢に行こうぜ
十徳鋲子 : メイン戦闘で桜咲ちゃんと戦闘になったら勝てる気がしないのだ
桜咲百閒 : 死ぬも生きるも一緒だ
十徳鋲子 : まあいいや、しましょう!
桜咲百閒 : うおお
十徳鋲子 : 桜咲さんにPC4の居所をぽい!
桜咲百閒 : こっちもぽい!
十徳鋲子 : ライン交換
GM : ではあなた達は森を抜けます。
桜咲百閒 : ズッ友だょ…
十徳鋲子 : 不信がられてるのに?
桜咲百閒 : それはそれ
GM : ふもとにある小さな休憩所、そのベンチでは小鼠が老人相手に花札をしてる。
小鼠 : 「んひゃっひゃっひゃ!5連勝!」
桜咲百閒 : 「!」
小鼠 : 「あ、迷子の小娘」
桜咲百閒 : 「おっ、前!!」
桜咲百閒 : 駆け寄って胸ぐら掴む
桜咲百閒 : 「何をやっとんじゃ!」
小鼠 : 「まったく世話が焼ける、今度は勝手にんべッ」
十徳鋲子 : 仲良さそうだな~とぼんやり見ています
小鼠 : 「んぎぎ離せ!こっちのセリフじゃーーー!!」
桜咲百閒 : 「いきなりいなくなって!こっちがどんな気分だったか!」
小鼠 : 「ん?なに?寂しかったんでちゅかぁ~~?」
桜咲百閒 : 「!?だぁれがじゃ!」
GM : ぎゃあぎゃあと言い合うふたり。
GM : というわけでシーンを終了したいと思います。
桜咲百閒 : 「なんだったらこのまま山に埋めてってやろうか!コラ!」
GM : それでは二手番目!
GM : PC4、ビスコさん、カマン!
十徳鋲子 : アイヤー!
十徳鋲子 : シーン表振るヨ!
十徳鋲子 : ST ShinobiGami : シーン表(6) > 優しい時間が過ぎていく。影の世界のことを忘れてしまいそうだ。
GM : 振りな!
GM : おうらい
GM : 次、登場希望PC!
十徳鋲子 : 葛西兄弟に登場していただきたいです~
GM : らじゃー!
GM : どのようなシーンにしましょうか
十徳鋲子 : 由良さんと感情判定する予定なので、先に由良さんとだけで会いたいかな
十徳鋲子 : 優しい時間……この限界集落にある娯楽施設と言えば……
十徳鋲子 : 銭湯?
GM : 温泉あるし共同浴場みたいのがあるんじゃないかな
GM : 風呂でどうやってお兄ちゃん生やすの!?
葛西燕条 : 出た後とか……
十徳鋲子 : 脱衣所から出るところだったら男女分かれてるだろうしお兄さんが後から出てくる理由にはなる
GM : 喫茶店とか、居酒屋とか。ちっちゃい本屋とか
GM : それくらいはあるんじゃないかな……
十徳鋲子 : じゃあ喫茶店…でいいかな
GM : もしくは神社行くとか?
GM : 喫茶店オーライ!
葛西燕条 : 温泉回を逃したか……
十徳鋲子 : ああ、なるほど
十徳鋲子 : まあ、とにかくここは喫茶店で行きます!
十徳鋲子 : お兄さんが席を立ってたところに来店する感じかな
葛西由良 : 狭い店構えで、他に客もなし、店員(マスター?)も席を外してて
葛西由良 : 由良しかいなかったので、って感じですかね
GM : あいさ
GM : ===
GM : 狭い店内、客である自分たち以外に人影は無い
マスター : 「あ、僕マツリの準備の手伝い行ってくるから」
マスター : 「お代はそこの募金箱の中入れといてね」
マスター : 「何かあったらカウンターに置いてある名刺の番号へ電話してくれればいいから」
GM : そんな事を言って、出ていってしまったのが20分ほど前だろうか。
GM : 待ち人は、まだ来る様子は無い。
葛西由良 : 品の良いワンピースに身を包んだ細身の少女が、少しだけ姿勢を崩して、コーヒーカップの縁に指を添わせている
葛西由良 : 待ち人も来なければ、店員もなし。沈黙も静寂も嫌いではないが、手持ち無沙汰なのは確かだ。
葛西由良 : 時折気まぐれに意識を外へと向けたりしながら、時が来るのを待っている。
十徳鋲子 : カランカラン、とドアベルが鳴る。
十徳鋲子 : 姿を表したのは、待ち人ではなく……いくつも長物を背負ったサングラスの女だった。
十徳鋲子 : 「こんにちはー……あれっ」
葛西由良 : ちらりと目線を送る。その音と気配からして兄でないことは分かっていたが
十徳鋲子 : 庇に長物をぶつけないよう腰をかがめ、上目がちに店内を覗く。
葛西由良 : それはそれとして分かりやすい異様だ。店内に飾られた植木鉢に目を移す。無事でいられるだろうか
GM : レジの横には「外してます、16時までには戻ります」と書かれた札
GM : 小さく電話番号が添えられている
十徳鋲子 : 「16時……あらまあ」札を見て。
十徳鋲子 : 「待つか……?う~ん、いや、明るいうちに……」
十徳鋲子 : ぶつぶつと独り言を漏らしながら、由良さんの隣に座ります。
十徳鋲子 : 「こんにちは~…もしかして、店員さんだったりします?」
葛西由良 : 姿勢を正しつつ、ほんの少しだけ距離を置く 「いいえ」
葛西由良 : 「私はお客です。店主様は今席を外しておられます」
葛西由良 : 「マツリの準備だとかで……」
十徳鋲子 : 「う~ん、マツリが日常を侵食している……喫茶店もガラガラだとは」
葛西由良 : 「もともとガラガラだとはおっしゃっていましたが」
十徳鋲子 : 「あ、そうなの。お嬢さんはこの町の人ですか?」
十徳鋲子 : 「今仕事の都合でちょっと聞き込みをしてて……怪しい者じゃないんですけどね!」
十徳鋲子 : 怪しい。
GM : そう、見るからに怪しい。
葛西由良 : 「いえ」 かぶりを振る 「そういう意味でも私は"お客"です」
葛西由良 : 「マツリに合わせて、都の方から。お姉さまもそうなのですね」
十徳鋲子 : 「そうなんですよ。観光の人も多くて、ますます情報が集まらない……まあいいや」
十徳鋲子 : 「この際、お嬢さんにも聞いてしまおう」
葛西由良 : 「はい」
十徳鋲子 : 「『焦声爪』って名前、ご存じないですか?」
十徳鋲子 : 「どうやらこの時期に集まってきた人、忍者みたいなんで」
十徳鋲子 : 「不躾な質問で申し訳ないんですけどね。手短にさせてもらいます」
葛西由良 : 「言った通り、私もお客、そうですね。"観光の人"なので、あまり込み入ったことは存じ上げません」
葛西由良 : 返す言葉に、動じる様子はない。内心が表に出ないから、というわけではないだろう。予想はついていた
葛西由良 : 「"焦声"という名だけは聞き及んでおります。それが私の目的ですので」
葛西由良 : 言いながら、そっと視線を女性に向ける
葛西由良 : 「それに関連が?」
十徳鋲子 : 「きっとある、としか、今は言えない」
十徳鋲子 : 「でも、私は物が目当てでね。人か、もしくは妖魔……それが目的なら、きっとバッティングはしないはず」
十徳鋲子 : 「いいねいいね。何もわからなかったなりに……状況が整ってきた感じ」
十徳鋲子 : 1人でうんうんと頷いている。
葛西由良 : その様子を大きな瞳で静かに見ている
十徳鋲子 : 「ねえ、『焦声』か、爪がついてるかはわからないけれど。それを見つけるまでは協力できると思わない?」
葛西由良 : 「ご協力?」
十徳鋲子 : 「そうとも。一人じゃ町を回るのだって大変でしょ?」
十徳鋲子 : 「十徳鋲子。仲良くしようぜ!」
十徳鋲子 : 右手を差し出す。
葛西由良 : 視線を差し出された右手へ。僅かに腕を持ち上げつつ
葛西由良 : 「葛西――」
葛西由良 : 腕が止まる 「――兄です」
十徳鋲子 : 「なんて──?」言い終わる前には、後ろに立つ気配を感じている。
葛西燕条 : そこにいるのは、2メートル近い長身痩躯の男。手足が異様に長く見える。
葛西燕条 : ぼさぼさの黒髪に丸い眼鏡。その顔には緊張感を削ぐような笑みが張り付いている。
葛西燕条 : 「いやァ、ごめんごめん、お待たせ由良ちゃん……あれぇ?」
葛西燕条 : 妹の隣にいる女に目をやり、頭を掻く手を止めて。
葛西燕条 : 「どなた?由良ちゃんのお知り合いかな?」
葛西燕条 : 既に店外から気配を探り、聞き耳を立てて事情を把握していながら、今気付いたようにしれっと口にする。
葛西由良 : 男の方を見る。腕を下げて 「お知り合いになりました。十徳さんというそうです」
十徳鋲子 : 「あ、お兄さんですか~。ええ、たった今お友達に!」
葛西燕条 : 「もうお友達が?由良ちゃんは流石だね~」
葛西燕条 : 言いつつ、脚を折りたたむようにして由良の隣に座り。
葛西燕条 : 「どうも、葛西燕条です。この子の兄をやらせてもらってます」
葛西燕条 : 「どうか仲良くしてあげてくださいね。あ、勿論僕もね」
葛西燕条 : へらへらと笑みを浮かべつつ、代わりに手を差し出し、握手する。
十徳鋲子 : 「十徳鋲子です。ええ、もちろん」いつの間にか仕舞っていた右手を、ゆっくり差し出す。
十徳鋲子 : 「お二人は、同じ目的でこちらに?」
葛西燕条 : 「ええ、そうなんですよ。観光なら良かったんですけどねぇ」
葛西由良 : 「"焦声"の討伐。それが目的です。私"たち"の」
葛西燕条 : 朗らかに笑いつつ、細めた目の奥で十徳の所作をつぶさに観察し、品定めしている。
葛西燕条 : 「鋲子さんも、何か分かったら教えて頂けますか?」
葛西燕条 : 「初めてくるところで、もう何から手を付けていいやらでしてねぇ」
十徳鋲子 : 「それは、こっちからもお願いしたところでした~」
十徳鋲子 : 「是非是非、お互い協力しましょう!」
葛西燕条 : 「それは良かった!持つべきものは友人ですね、いやぁ良かった良かった!」
葛西燕条 : 「嬉しいなァ、由良ちゃんのお陰だよ」
葛西由良 : かぶりを振る 「いいえ。由良はたまたまここで待っていただけです」
葛西由良 : 「店主様は席を外してしまいますし、兄上も遅いですし」
葛西由良 : 「そこに、十徳さんが、たまたま、自分から」
葛西由良 : かすかに目を細める 「来て下さっただけですから」
葛西由良 : 「巡り合わせに感謝いたしましょう。……ね?」
葛西由良 : 小さく首を傾げて、十徳さんを見る
十徳鋲子 : 「んはは、嬉しい事を言ってくれる」
十徳鋲子 : 「ええ。知り合いになれたことに感謝を……そうだ、お近づきの印に」
十徳鋲子 : ひょい、とカウンターを乗り越え。
十徳鋲子 : 「コーヒーでも淹れましょう。これでも腕前には自信があるんですよ」
十徳鋲子 : 「もちろんお代は私が」
葛西燕条 : 「ちょっとちょっと、怒られちゃいますよ?マスターに」
葛西燕条 : 冗談めかして愉快そうに笑う間も、視線はその手元を捉え続けている。
葛西燕条 : とはいえ、毒でも盛るならもっと上手くやるだろう。元よりまともに胃に入れる気は無いし──
葛西燕条 : 妙な真似をするなら、ここで殺せばいい。
十徳鋲子 : あえて監視状況でやることで、自身の力量を見せる。コーヒーそのものより、それが目的だ。
十徳鋲子 : ここで安易に殺せない。そう思わせられればそれで充分。
葛西由良 : そんな二人の静かな測り合いを意にも介していないかのように、傍らの皿を引き寄せる
葛西由良 : ラップのかかった、サンドイッチが二切れ 「それでは」
葛西由良 : 「十徳さんには一つこちらを。兄上にと思っていたのですが」
葛西由良 : 「代価なしでは気が引けますので」
葛西燕条 : 「由良ちゃん……何て優しい子なんだろう……」
十徳鋲子 : 「いただきます。それじゃ」
十徳鋲子 : コーヒーミルを挽き始める。
十徳鋲子 : 《遊芸》で由良さんに感情判定!
十徳鋲子 : 2D6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
十徳鋲子 : セーフ!
十徳鋲子 : ET ShinobiGami : 感情表(4) > 忠誠(プラス)/侮蔑(マイナス)
葛西由良 : 忠誠ありがとうございます
十徳鋲子 : この状況じゃ忠誠以外取れない
葛西由良 : いや、軽視的なニュアンスで侮蔑でもいいと思いますよ、一応w
葛西燕条 : 由良ちゃんに忠誠を誓え!
十徳鋲子 : 横の人が怖いよ~~
十徳鋲子 : 軽視してると言う事も無いので、やっぱり忠誠ですね!
葛西由良 : なってしまう 姫に
葛西由良 : ではこちらも振ります
葛西由良 : ET ShinobiGami : 感情表(2) > 友情(プラス)/怒り(マイナス)
葛西由良 : 友情ですね。おともだちになれそうだなあ とおもいました
葛西燕条 : 由良ちゃんはいい子だな~~~~
十徳鋲子 : お兄様のシーン?
十徳鋲子 : で、奥義を使用します
葛西燕条 : 何ッ
葛西由良 : ほう
十徳鋲子 : 『七宝三器オーバーロード』。道具の力を引き出す、付喪神降ろしの秘術!
十徳鋲子 : 効果は【追加忍法】!【一筒】を使用します!
十徳鋲子 : 指定特技は《経済力》。そ~れ
十徳鋲子 : 2D6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
十徳鋲子 : 成功!生命力を-1し、遁甲符を1枚獲得します。
十徳鋲子 : ダメージは忍術に。シーンに登場してるお二人は十徳の奥義情報を獲得してください!
葛西燕条 : わ~い
葛西由良 : 見ーちゃった見ちゃった
十徳鋲子 : いやん
system : [ 十徳鋲子 ] HP : 6 → 5
十徳鋲子 : 「さて、これこそ私の技量です。とくとご覧あれ」
十徳鋲子 : ただコーヒーを淹れているだけ……なのだが、年季の入った器を使う技術は、それだけで隙の無さを感じさせる。
器 : 『(やるぜ……俺はやるぜ……)』
十徳鋲子 : 明らかに何かをしているのだが、葛西燕条に動くきっかけを与えない……当然だ、なにも”おかしい”ことはしていないのだから
十徳鋲子 : ただ、よくできたコーヒーを作り。
十徳鋲子 : 優しい時間は過ぎていく。
十徳鋲子 : 「さ、冷めないうちにご賞味あれ」
葛西燕条 : 「わァ~いい匂いだなぁ!それじゃあ頂いちゃいますね」
十徳鋲子 : 「ええ。由良ちゃんもどうぞ!」
葛西燕条 : カップを傾け、口に含む。毒の類が無いことを確認し。
葛西燕条 : 妹に目配せする。
葛西由良 : 「ありがとうございます」
葛西由良 : どちらにともなく頷き、そっと口をつける
葛西燕条 : 「……おいしい!いやァとってもおいしいです!」
葛西燕条 : 「本当はこっちのプロなんじゃないですか?店出せますよ、店」
葛西燕条 : 「ここのマスターと交代したらどうです?」
十徳鋲子 : 「んははは、まあ、そういうプロではあるんですけどね」
葛西由良 : こく、こく、と喉を鳴らしながら飲んで 「温まります。身も心も」
十徳鋲子 : 「しがらみが嫌なんですよ。固定資産とか持ちたくな~い」
葛西燕条 : 先の所作を見ても、手練れであることは確かだ。
葛西燕条 : いざという時に敵対を避けるかはともかく、少なくともそれまで利用するだけの価値は十分にある。
十徳鋲子 : 「……それじゃ、ごゆっくり。やっぱり店ってのは、性に合わないみたいです」
十徳鋲子 : 懐から万札を抜き出し、カウンターに置く。
葛西燕条 : 「いやどうもどうも、すいませんねえ、何から何まで」
葛西燕条 : 「こんな田舎でいい人と出会えて感激だなァ~」
葛西由良 : 「あ」 去ろうとするのを認め、声をわずかに上げる 「いりませんか、サンドイッチ」
十徳鋲子 : 「あ、っと。これはうっかり」
十徳鋲子 : 「ありがたくいただきます。由良ちゃん、またね」
葛西由良 : 「はい。また」 こくりと頷くように礼をする 「お会いできるのを楽しみにしています」
葛西燕条 : 「またお会いしましょう、鋲子さん」にっこりと笑んで「次は是非、こちらに奢らせてください」
十徳鋲子 : 「それは楽しみです」
十徳鋲子 : 言い残して、店を後にする。
十徳鋲子 : 「……うひぃ~!」
十徳鋲子 : 「あんなのまで集まってるのか、これは、いよいよ……一筋縄じゃいかないな」
十徳鋲子 : 「皆桜咲ちゃんみたいな感じならラクなのにな~」
十徳鋲子 : サンドイッチを頬張りながら、次なる情報を求めて歩き出す。
十徳鋲子 : シーン終了!
GM : それでは3手番目、葛西由良さん!
GM : シーン表を振り、登場希望PCを教えて下さい!
葛西由良 : ST ShinobiGami : シーン表(7) > 清廉な気配が漂う森の中。鳥の囀りや、そよ風が樹々を通り過ぎる音が聞こえる。
葛西燕条 : 田舎だから森しか無いのか?
GM : シーン表は一度までは振り直し可としますが
GM : そのままでよろしいですか?
葛西由良 : 森森
GM : 森だらけだぜ
葛西由良 : 振り直してみようかな パッと浮かばないときは浮かばないとき
葛西由良 : ST ShinobiGami : シーン表(8) > 凄まじい人混み。喧噪。影の世界のことを知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。
葛西由良 : 極端
GM : じゃあマツリの準備のひとたちかな
GM : 今一番ホットな人混みは
葛西燕条 : 妹、声聞こえなさそう
葛西由良 : んじゃー神社でごはんいただこうとしたら
葛西由良 : 準備の人たちの半飲み会みてーな集まりに巻き込まれてしまう感じにしましょうか
葛西燕条 : い、田舎の最悪集会
GM : あい了解!
葛西由良 : 適当なところで抜け出しましょう
GM : ===
GM : 神社の境内はマツリの本番に向け、ひとで溢れていた。
GM : 葛西兄妹が宿を借りる離れにも熱気が伝わってくる。
GM : 今は簡易テントを組み立てる年配方と、太鼓を持った青年団による演技練習。
GM : そのふたつが終わり地べたにゴザを敷いての酒盛りが行われているところだった。
茜みい子 : 「おいこらケンジてめー未成年ですよね、何飲んでるんじゃお前」
茜みい子 : 「水~~じゃねえですよそれくらい自分で取ってこんかいジジイ!!!」
茜みい子 : 「あーもう」
茜みい子 : ふと、その目が止まる。
茜みい子 : 「おや、どしたの?捕まった?だいじょぶ?騒がしくない?」
茜みい子 : 葛西由良へと声かける。
葛西由良 : こくりと会釈を返す
葛西由良 : 食事はあるかと聞いた所、境内でありつけるといった旨の返答を受け
葛西由良 : それに素直に従った所、宴の片隅に巻き込まれることになった次第だ
葛西由良 : 「捕まり、騒がしいですが」
茜みい子 : 「だいじょぶ?ボディタッチとかされてない?そういうのあったらすぐ言ってね、井戸に突っ込むから」
葛西由良 : 「だいじょうぶです」 小鉢を手に、煮物をもくもくと食べている
葛西燕条 : 「いやァハハハ、すっごい人ですねえ」その隣に座っている。
葛西燕条 : 「一割くらい集まってるんじゃないですか?コレ」
町人A : 「や~~アンチャンでっけねなぁ、高校じゃバレー部かぁ?やっぱり??」
町人A : 酒臭い息で話しかけてくる
葛西燕条 : 「バレー得意ですよぉ。球技大会で優勝したことありますよ、俺」
町人A : 「おお、やっぱりなぁ!」
町人A : バシバシと背中を叩いてくる。
葛西由良 : 「兄上はなんでも得意です」
茜みい子 : 「こら、お客様に厄介な絡み方をするんじゃねえです」
葛西燕条 : 「大丈夫ですよぉ」ニコニコしながら「楽しいですから。ね、お父さん」
町人A : 「ほらぁ~~、だってよぉ、ミィちゃん」
茜みい子 : 「社交辞令でしょうが!!」
茜みい子 : そう言いつつ手元のタッパーに料理を詰めていく。
茜みい子 : 「ほい」
葛西燕条 : 「あ、ホラホラ空いてますよ、どうぞどうぞ」町人のコップに酒を注ぐ。
葛西由良 : 「はい」 受け取り 「こちらは?」
茜みい子 : 封をしたそれを差し出す。
茜みい子 : 「ごめんねー騒がしくって、由良ちゃんそういうの得意な感じじゃないでしょ」
茜みい子 : 「これあげるから好きなとこで食べてきたらいいですよ」
葛西由良 : 「いえ。……でも、はい」 騒がしい所は嫌いではないが、騒がしい場に馴染めないのは確かだ、という旨の応答だ
葛西由良 : 素直に頷く 「では、お言葉に甘えます」
茜みい子 : 「うん、行ってらっしゃい!ここは……私が食い止める!」
葛西由良 : 「兄上、兄上」
葛西由良 : 服の裾を慎ましやかに引く 「茜さんが食い止めるそうです」
葛西燕条 : 「ん、分かった。行こっか」腰を浮かせ
葛西燕条 : 「じゃあ行きますね、吉田さん。佐藤さんも、あんま飲み過ぎんようにね」
葛西燕条 : 親しくなった中年達に声を掛けてのっそり立ち上がる。
葛西由良 : 手近のコップ2つにそれぞれ水とオレンジジュースを注ぎ、小さな手で器用に持って
葛西由良 : もう片手にタッパーを持ち、こくりと会釈して、兄上に続く
GM : にこやかに手を振る男衆
茜みい子 : 「おいこら何処触ってるんだ酔っぱらい!!井戸に突っ込むぞ!!」
GM : そんな怒号を背後にふたりは境内を後にした。
葛西由良 : ……熱気と喧騒を背に、仮の寝床としている離れへ、兄上と歩いていく。
葛西燕条 : 「はぁー、やれやれ、参ったね」長い腕を引き絞るように伸びをする。
葛西燕条 : 「疲れてない?由良ちゃん」
葛西由良 : 「いえ。由良は平気です」
葛西由良 : 「兄上こそ、ごめんなさい。お疲れになったでしょう」
葛西由良 : 「ああいうことになるとは、思っていましたが」 ふう、と息を吐く
葛西由良 : 「ここまでとは」
葛西燕条 : 「俺?俺はいいよぉ。ああいうの得意だから」笑って言う
葛西燕条 : 「話すのはいいけどね。宴会っていうのは気を張るなぁ」
葛西燕条 : 「人が多すぎてね。1時間も2時間も全員見てるのは気疲れするね」
葛西由良 : 「見る限り、あの場には腕のある者はいませんでしたね」
葛西由良 : 「あるいは巧妙に爪を隠していたかもしれませんが、あまり考えづらいと思います」
葛西燕条 : 「そうだねぇ。まあ俺としては、単なる酔っ払いでも由良ちゃんに絡んでこないか気が気じゃないからなあ」
葛西燕条 : 「腕をへし折るわけにも行かないしね」
葛西由良 : 「兄上」 わずかに困るような、照れるような声音
葛西由良 : 離れにつけば、器用に靴を脱いで、卓袱台にタッパーとコップを置く。ちょろまかしていた2膳の箸も
葛西由良 : タッパーの中身を取るための皿を持ってきながら 「……でも」
葛西由良 : 「大丈夫なんですからね、兄上。そんなにしていただかなくても」
葛西由良 : 「酔客相手にどうしようもないほど、由良は非力ではありません」
葛西燕条 : 「そうだけど……寂しいこと言わないでよ、由良ちゃん。俺泣いちゃうよ」
葛西燕条 : 机を拭いて、座布団を並べつつ
葛西燕条 : 「俺がやりたいからやってるんだからさ」
葛西燕条 : 「まァ、お兄ちゃんの我儘だと思ってよ」
葛西由良 : 「はい。それは、嬉しいです。もちろん。兄上が由良を大事にしてくださるのは」
葛西由良 : 「でも、力を信じていただけるのも、由良はきっと同じくらいに嬉しいと思います」
葛西由良 : 食器を並べ終え、綺麗に足を畳んで正座し
葛西由良 : 「……お茶は淹れますか?」 水とオレンジジュースは持ってきたが、確認のために訊く
葛西燕条 : 「由良ちゃん……」感激したように目頭を抑え「立派になって……」
葛西燕条 : 「お兄ちゃん嬉しいよ……あ、大丈夫。水でいいよ」
葛西燕条 : 「じゃ、食べようか」
葛西由良 : 「はい」 水の入ったコップを兄上の前に置き 「いただきましょう」
葛西由良 : で、このあたりで感情判定をしておきましょう
葛西由良 : 九ノ一の術。技能説明には色香であると書かれていますが、即ちそれは女性としての魅力のこと
葛西由良 : 妹として魅力ある振る舞いを努めています。兄の前では!
GM : 可愛いポイントでGMから判定修正+1を差し上げます
葛西燕条 : やった~~
GM : 見事と言えましょう(断言)
葛西由良 : やったあ
葛西由良 : 2D6+1>=5 ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 9[4,5]+1 > 10 > 成功
葛西燕条 : やった~~!
葛西由良 : 感情ゲットだぜ
葛西由良 : ET ShinobiGami : 感情表(6) > 狂信(プラス)/殺意(マイナス)
葛西由良 : 狂信
葛西由良 : 狂信します 兄上……
GM : お、妖しくなってきましたね
葛西燕条 : 由良ちゃん……
葛西燕条 : ET ShinobiGami : 感情表(2) > 友情(プラス)/怒り(マイナス)
葛西燕条 : 友情……???
GM : あははは
葛西燕条 : 『友』の概念がバグってるのかもしれん
葛西燕条 : まあ……この世で親しくするに足る人間なんて由良ちゃんだけですからね
葛西燕条 : そういう意味では友情と言えるのではないでしょうか
葛西由良 : さすがです 兄上
GM : 由良ちゃんはお兄様をドラマシーンでぶん殴って好きな感情に言い聞かせることができますよ
葛西燕条 : えっそんなことできるの
GM : そんな物騒なことは中々起きませんが
葛西由良 : 戦闘の勝利報酬のことですかねw
GM : 戦闘勝利の戦果に、相手に自分に好きな感情を結ばせる、というものがあります
葛西由良 : まあこのシーンではとりあえずそんな感じということで!
GM : はーい
葛西由良 : ……喧騒は遠く、それゆえにいっそうこの空間の静寂が染み入るようだ。
葛西由良 : しずしずと箸を動かし、少し味の濃い食事を美味しく食べ進める。
葛西由良 : 「……これからどうしますか、兄上。あの様子なら、マツリは程なく催されると思います」
葛西由良 : 「ですが、まだいくばく時はあるはず。今までは一帯の把握に努めていましたが……」
葛西由良 : 取るに足らぬ忍を片付けもしたが、所詮は自分たちと同じ観光客である。実入りはない
葛西燕条 : 「そうだねぇ……」煮物を飲み込んで。
葛西燕条 : 「焦声とマツリが無関係ってことは無いだろうし、主催側を調べてみるのも有りかもね。それから……」
葛西燕条 : 「これまでの有象無象じゃなく、あの十徳さんみたいに、中には腕の立つ忍もいくらかいるんじゃないかな」
葛西燕条 : 「何とか協力できれば話は早いんだけどね。俺達としては、とにかく焦声さえ狩れればいいわけだから……」
葛西燕条 : 「まあ何にせよ、マツリの詳細が分からないと困っちゃうよねえ」
葛西由良 : 「同じ考えです、兄上。マツリの仔細を調べる必要は確かにあり……」
葛西由良 : 「しかしそもそも、"焦声"の討伐に関しては、客同士手を組むことも不可能ではないと思っていました」
葛西由良 : 「他の忍と、茜さん。……他にその手のことに詳しい方がいらっしゃれば、その方についても」
葛西由良 : 「調べに当たる意味はありそうかと」
葛西由良 : 言いながら、箸を置く。元より少食なのだ
葛西燕条 : 「まあ、まだ時間はあるからね。焦らずやって行こうよ」
葛西燕条 : 「この仕事が終わったら何がしたい?由良ちゃん」
葛西由良 : ハンカチで口元を拭き 「仕事が終わったら……」
葛西由良 : 「……茜さんから聞いた温泉に行きましょう」
葛西由良 : 「戻れば次の務めもあるでしょうから、せめてその前に。ゆっくりとしたいです。兄上と」
葛西燕条 : 「温泉!いいね。流石由良ちゃん」
葛西燕条 : 「ああ、偶には一緒に羽を伸ばそうか。二人でね」
葛西由良 : 「……では、温泉ほどとは参りませんが」
葛西由良 : そっと立ち上がる 「お風呂をお借りできるか、伺って参ります。兄上はゆっくりなさっていてください」
葛西由良 : 「それともお酒を持ってきましょうか?」
葛西燕条 : 「由良ちゃんこそゆっくりしてていいのに……ううん、お酒はいいよ」
葛西燕条 : 「決めてるんだ。由良ちゃんが大きくなったら一緒に飲もうって」
葛西燕条 : 「俺一人で飲んだって、何も楽しくないからね」
葛西由良 : 「ふふ」 薄い唇が綻ぶように笑って
葛西由良 : 「由良が大人になったら、きっとそうしてくださいね、兄上」
葛西由良 : そう言って、靴を履き直し戸を引いて、離れを後に本堂へ。
葛西由良 : 口元には仄かな笑みを浮かべたまま。
葛西由良 : (……兄上があんなことを言うなんて)
葛西由良 : (大丈夫です)
葛西由良 : (兄上。兄上のことは、由良が、必ず――)
GM : それでは続きをやっていきましょう!
GM : 最後の手番はPC3、葛西兄!
GM : おいでませ!シーン表と、登場希望PCをどうぞ!
葛西燕条 : ST ShinobiGami : シーン表(5) > 世界の終わりのような暗黒。暗闇の中、お前達は密やかに囁く。
葛西燕条 : 不穏
GM : 謎の暗黒空間でもいいし、夜のシーンってことにしちゃってもいいです
葛西燕条 : じゃあ夜で!何か人気の無いとこで
葛西燕条 : 登場希望PCは桜咲さんです
桜咲百閒 : ヒェ
桜咲百閒 : で、でてやろうじゃねえかよ
GM : シャオシャオどうする?置いてく?
桜咲百閒 : お兄ちゃん次第で!
葛西燕条 : どっちでもいいよ!
葛西燕条 : 一人じゃトイレ起きるの怖いなら付いてきてもらう??
桜咲百閒 : は?全く怖くないが
小鼠 : いわれちょるぞ……
桜咲百閒 : 1人で十分ですわよ!!!!!!
GM : あいわかった!
桜咲百閒 : うう…
GM : ===
GM : 時刻は丑三つ、人気のない山道。
GM : 木々のざわめきにまじり、小さなうめき声。
下忍 : 「うぅ……」
下忍 : 「す、すまなかったよ……あ、あんたもあんたの妹にももう手は出さねぇ」
下忍 : 「こ、この町からも立ち去る」
下忍 : 「だ、だから……」
下忍 : ふたり一組では骨が折れると思った。
下忍 : だからノコノコと、こうやって夜道を歩くその背中は絶好のチャンス。
下忍 : そのはずだったのだ。
葛西燕条 : 「あぁ~……」
葛西燕条 : 「やめてほしいんだよなぁ」
葛西燕条 : ずい、と屈み込んで、息も絶え絶えな下忍に顔を寄せる。
下忍 : 「ヒッ」
下忍 : 「やめろ!やめてくれ!もう降参だ!」
下忍 : 喚き立てる、なるべく注意を引くように。
葛西燕条 : 「どうもさァ……忍者ってのはさ、血も涙も無いような連中ばっかりだろ?」
葛西燕条 : 「人を傷付けたり殺したりしても、何とも思わないようなさあ……俺はそうじゃないんだよ」
葛西燕条 : 下忍の足元には、小さな粒がいくつも転がっている。
葛西燕条 : 「俺は家族が大事だし……人を傷つけると嫌な気分になるし、女子供は割と殺したくないって思ってるの」
葛西燕条 : 「マジでね」
葛西燕条 : それは指だ。関節ごとに切り落とされたいくつもの指の断片。
下忍 : 「あぁ……あぁぁ」
下忍 : 「(あと……あとすこし)」
下忍 : こうして、ただ獲物をいたぶる勝者と奢った格上を殺す。忍びの技。
下忍 : 刻まれた指、その血中に含まれた特製の毒蛭。
下忍 : その卵は既に土中で殻を割り、成長し、チャンスを待っている。
下忍 : この術で、何度も強敵を仕留めてきた……。
下忍 : 「(そうだ……来い……あと、一歩)」
葛西燕条 : 「だからさ……」
葛西燕条 : 燕条の手に握られているのは、鉤爪のような独特の形状の刃物。カランビットナイフと呼ばれるものに近い。
葛西燕条 : その刃で、下忍の指をまた一間接ぶん短くする。
下忍 : 「ぎゃっ!!」
下忍 : 「ひっひっ」涙を流し、苦悶の声。
葛西燕条 : 「あんまりそういう哀れっぽい声、出さないでほしいんだよなァ……」
葛西燕条 : 「俺が悪者みたいじゃん」
下忍 : 「ひっ……ひっ……」
下忍 : 「ヒヒヒヒヒェーーーー!!!」
下忍 : ――今だ!隠し持っていた余力で上体を跳ね上げる。
下忍 : 「ン油断大ッ」
下忍 : 「てッ!」
下忍 : 土中を突き破り、黒い波が押し寄せる。
下忍 : 「(ハマった!こいつも!!)」
下忍 : 「(自分を"強い"と思ってるやつなんて!どいつもワンパターンなんだよぉ!!)」
葛西燕条 : 燕条の姿が消える。少なくとも下忍の目にはそうとしか映らなかった。
下忍 : 「ッ!?」
葛西燕条 : 黒い残像を残して視界から消え失せ、そして一瞬の後、ぐん、と身体が引きずり上げられる。
葛西燕条 : 既に二人の身体は高木の上にあった。
下忍 : 「はれ……あ?」
葛西燕条 : 「おぉ……何かやってんなとは思ったけど」
葛西燕条 : 「飼ってんのアレ?前々から思ってんだけどさ、蟲使いって自分ではキモくないの?」
葛西燕条 : 「慣れるもんなの?実際……俺は絶対ヤだけどなあ」
下忍 : 今度こそ、"本当"の絶望を滲ませた表情。
下忍 : 「あ……の……」
下忍 : 「こ……降参」
葛西燕条 : 「あ、降参?」
葛西燕条 : 「分かった分かった。じゃあもうやめよう、こういうの」
葛西燕条 : 「お互い嫌な気分になるだけだしね」
下忍 : 「あ、あぁ……お、俺ももうアンタとやるだなんて……ご、御免だからな……」
下忍 : だらだらと冷や汗を流しながら、言う。
葛西燕条 : にこやかに言って、
葛西燕条 : 「じゃあ改めて聞くんだけど」
葛西燕条 : 「この街のマツリのこと、それから“焦声”のこと」
葛西燕条 : 「マジで何も知らないんだよね?」
下忍 : 「し、知らねえよ……ただ俺は"勝者"が力を得るってだけ……」
下忍 : 「ただマジで実力のある連中も参加してるんで、コレはホンモノだなって……」
下忍 : 「だからこうやって……」
下忍 : 「な、これで全部だ。もういいだろ?これ以上いじめたって何も出てこねえよ……」
下忍 : 卑屈な笑みを浮かべ、そううそぶく。
葛西燕条 : 「なるほどね……ありがとう。じゃ最後にもう一個」
葛西燕条 : 「あそこに隠れてる奴、仲間?」
葛西燕条 : ナイフの刃で、数十メートル先の木陰を差す。
桜咲百閒 : 「!!」
下忍 : 「あ?知らねえ……どうせおこぼれ狙いのハイエナじゃあねえんですか」
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : しばし逡巡するが、観念して出てくる。
桜咲百閒 : 青ざめた表情で二人を見上げる。
葛西燕条 : 「あ、そう」
葛西燕条 : 「分かった」言うなり、
葛西燕条 : ひゅぱ、と剣閃が走る。
葛西燕条 : 下忍の喉笛が浅くかき切られる。忍者ならば即死はしないだろうが──
葛西燕条 : 落ちて行ったその先の蛭に、指示を出すことはできない。
下忍 : 「ッッ――――!!」
下忍 : パクパクと、陸に上げられた魚のように口を動かして。
下忍 : 一瞬、助けを求めるように闖入者、桜咲へと視線を送るが。
桜咲百閒 : 「あっ」
桜咲百閒 : 視線が合い、手を伸ばそうとするが
桜咲百閒 : 足は地面に貼り付いたように前に進まない。
桜咲百閒 : ただ毒蛭の餌食となるのを目の当たりにして
桜咲百閒 : 「……う、おえっ」
葛西燕条 : 男の末路には興味が無いと言わんばかりに、そちらを一瞥もせず。
葛西燕条 : 枝をしならせて跳躍し、桜咲の眼前に降り立つ。
桜咲百閒 : ひざまずいて地面に吐瀉物を吐く。
葛西燕条 : 「うぉ」
葛西燕条 : 「大丈夫キミ?」馴れ馴れしく近付く。
葛西燕条 : 「いやァ~確かにちょっとグロかったね。ごめんね?」
桜咲百閒 : 「……な」
桜咲百閒 : 「なんで、分かった」
桜咲百閒 : 「潜伏術は、完璧だった……はず、なのに」
葛西燕条 : 「……? 何でって……」
葛西燕条 : 「わざとでしょ?」
葛西燕条 : 「こんなに殺気を振りまいてたら、獣だって分かる」
葛西燕条 : 「遊びで来た連中とは違うっぽいね」
葛西燕条 : 「ここに何しに来たの?」
葛西燕条 : 笑みの形に細めた目の奥から、値踏みするようにじっと見つめる。
桜咲百閒 : 逃げなくては、逃げなくては。
桜咲百閒 : 頭の中にアラームが鳴り響いている。
桜咲百閒 : 生存本能がこいつはヤバいと告げている。
桜咲百閒 : 昼にあった十徳よりも、より強く、より残虐で、より話が通じない。
桜咲百閒 : より純粋な、忍者だ。
桜咲百閒 : 「……わ、私は」
桜咲百閒 : 「ただ、食糧を」
葛西燕条 : 「ん?」
桜咲百閒 : 地面に転がっているのは
桜咲百閒 : 飲料水とおにぎりの入ったコンビニ袋。
桜咲百閒 : 「道すがらでお前たちがやりあってただけだ……!」
桜咲百閒 : 「殺意、なんて」
葛西燕条 : 「ぷ、あははっ!ごめんごめん!」笑いながら
葛西燕条 : 「そうじゃなくてさ」
桜咲百閒 : 「え?は?」
葛西燕条 : 「……君、この町に何しに来たの?」
葛西燕条 : 「物見遊山の噂で来た野次馬連中……」
葛西燕条 : 「とは、違うよね?」
桜咲百閒 : 「それは……」
桜咲百閒 : 目が泳ぐ。どう答えればこの場を生き延びられるのか。
桜咲百閒 : 「わ、私は」
桜咲百閒 : どう答えれば。
桜咲百閒 : 「……」
葛西燕条 : 柔和な笑みを浮かべながら、その顔を見ている。
桜咲百閒 : 瞑目する。焼けるような熱さとともにこみ上げてくる胃液を飲み下す。
桜咲百閒 : 「私は、『焦声爪』の使い手を殺しに来た」
桜咲百閒 : 足に力を込めて立ち上がる。
葛西燕条 : 「……焦声爪?」
桜咲百閒 : 「お前がそうなら」
桜咲百閒 : 「お前を殺す」
桜咲百閒 : クナイを逆手に構える。呼吸が落ち着いていく。
桜咲百閒 : (そうだ。生き延びるために来たわけじゃない。こいつがどんな手練でも今更何を怖がる必要がある)
葛西燕条 : 「いや、知らないけど。忍具かい?それ」
葛西燕条 : 既に十徳から聞いた名だが、わざわざそれを明かしてやる必要もない。
桜咲百閒 : 「……本当だろうな」
葛西燕条 : 「俺は“焦声”って妖魔を探してる」
葛西燕条 : 「けど、その爪は知らないな。無関係じゃあないんだろうけど」
葛西燕条 : 「それ、どこの忍務?」
桜咲百閒 : 「……忍務とは違う」
桜咲百閒 : 「個人の都合だ。詮索するな」
桜咲百閒 : じりじりと間合いを測る。今度はしくじらない。
葛西燕条 : 「個人の都合、ねえ」
葛西燕条 : 「それが殺気の理由?」
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 無言の肯定。恐らくは、この町に入ってから
桜咲百閒 : 殺気が漏れ続けていたのだろう。それを感づかれた。
葛西燕条 : 「そんなにピリピリしないでほしいなァ」
葛西燕条 : 「取って食おうってわけでもないし、アレに食わせようってわけでもないのに」
葛西燕条 : 後方の蛭を振り返って。
桜咲百閒 : 視線を離さない。
葛西燕条 : 「それより、協力できると思わない?僕ら」
桜咲百閒 : 「協力、だと?」
葛西燕条 : 「俺は“焦声”さえ倒せれば、というより、そいつが死にさえすればいい」
葛西燕条 : 「その爪だか何だかはどうだっていいんだ。お互い情報は足りないみたいだし」
葛西燕条 : 「敵は少ない方がいいだろう?まあ……」
葛西燕条 : 「君が今ここで減らしておくつもりなら、それでもいいけど」
葛西燕条 : ほんの一瞬、空気が張り詰める。それ以上近付けば攻撃するというように。
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 互いに向かい合ったまま、数秒の沈黙が流れる。
桜咲百閒 : 「協力は、しない。」
桜咲百閒 : 「私は勝手にやるだけだ。けれど」
桜咲百閒 : 「利用価値があるなら利用する」
桜咲百閒 : 「……忍者だからな」
葛西燕条 : ここで感情判定をします。
GM : どうぞ!特技は何を?
葛西燕条 : 使用するのは……対人術!
葛西燕条 : これ……これ説明要る??
桜咲百閒 : www
GM : イイヨ!振っちゃって!
葛西燕条 : ウォ~ッ!
葛西燕条 : 2D6 ShinobiGami : (2D6) > 4[1,3] > 4
GM : ふ
葛西燕条 : どうして
桜咲百閒 : www
桜咲百閒 : 第一印象が…!
葛西燕条 : 最悪ファーストインプレッションが……
葛西燕条 : う~~ん
葛西燕条 : 神通丸……は流石にいいか……
GM : 1手番ですからね、忍具を切るのもありっちゃありだと思います。
葛西燕条 : 今後がな……
葛西燕条 : 使っちゃお!
葛西燕条 : 振り直します
GM : どうぞ!
葛西燕条 : 2D6 ShinobiGami : (2D6) > 8[2,6] > 8
葛西燕条 : は~よかった
GM : 成功!感情表をどうぞ!
葛西燕条 : ET ShinobiGami : 感情表(1) > 共感(プラス)/不信(マイナス)
葛西燕条 : う~ん
葛西燕条 : 私は共感で取りたいんだけど
桜咲百閒 : これ中々融通効かないよね
桜咲百閒 : この出目
葛西燕条 : 桜咲さん絶対マイナスで取るでしょこれ
葛西燕条 : プラスの感情になる要素が無い
桜咲百閒 : www
桜咲百閒 : わからんではないか!
桜咲百閒 : 振ってみよ
桜咲百閒 : ET ShinobiGami : 感情表(4) > 忠誠(プラス)/侮蔑(マイナス)
葛西燕条 : 忠誠を誓え
葛西燕条 : おじぎをするのだ
GM : プレッシャーに腹を見せちゃう???
桜咲百閒 : これはマジで
桜咲百閒 : 忠誠で行こうと思います
桜咲百閒 : 口ではこんだけ行ってても
GM : よわよわ……
葛西燕条 : じゃあ私も共感にしよ
葛西燕条 : おもしれー女……
桜咲百閒 : やっぱり内心の屈服が覆せていない
葛西燕条 : 「……はは!いいね」
葛西燕条 : 「それくらいは言ってもらわないと、逆に不安だ」
葛西燕条 : 物腰や態度は素人同然。とても忍には思えない。
葛西燕条 : だがその身のこなしからは、明らかな実力が滲み出ているのが見て取れる。
葛西燕条 : そのアンバランスさが燕条の目には奇妙に映った。何らかの理由で、後天的に忍者になったのか。
葛西燕条 : だとすれば、相当な修練を要したことだろう。それが彼女の語る個人的な事情によるものだとしたら、 興味を惹かれた。
葛西燕条 : 「面白いね、君」
葛西燕条 : 「俺も個人的な事情で、君くらいの歳の子とはやり合いたくなくてね」
桜咲百閒 : 「な、なんだ、それ。バカにして……!」
葛西燕条 : 「いいよ。お互い利用し合うってことで」
葛西燕条 : 「俺は葛西燕条。君は?」
桜咲百閒 : 急な好意的な態度にたじろぐ。
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 「桜咲百閒だ」
葛西燕条 : 「百閒ちゃん。よろしくね」
葛西燕条 : にこやかな笑みを崩さずに言う。
桜咲百閒 :
「……ちゃんはやめろ」
どこか懐かしさを感じてしまう自分の気持ちを振り払うように呟く。
GM : ===
GM : 続いてはサイクル2!
GM : の、前にマスターシーンです!他の忍びからの襲撃!
GM : 対象は……
GM : 1d4 ShinobiGami : (1D4) > 3
GM : お兄様!
葛西燕条 : ゲェ~~~~ッ
桜咲百閒 : あにうえ!
葛西由良 : 兄上……!
十徳鋲子 : 怖い人…!
葛西燕条 : やめてけろ~~
GM : 感情を結んでる方はプラス修正を投げてもおっけーです、出たかったら出てもいいよ
桜咲百閒 : 折角だし投げちゃうか~
桜咲百閒 : 流石に援軍に入るほどではないが…
桜咲百閒 : 絆パワーを受け取ってくれ
葛西燕条 : ありがてえ
葛西由良 : 出ます 兄上の身に降りかかる火の粉ならば
葛西燕条 : 由良ちゃん!
GM : では!
GM : ===
GM : 早朝、殺気を感じたあなたは床を抜け、神社の境内へと出る。
??? : 「ブラザー葛西……デスね」
??? : 「……おっと、シスター葛西、お揃いだ」
葛西燕条 : 「あー……」頭をぼりぼりと掻いて
リチャード青羽 : 現れたのは、奇妙なゴーグルを付けた、半裸の忍び。
リチャード青羽 : 「……ドウモ、はじめまして」
リチャード青羽 : 「ブラザー、貴方、なかなかのキルスコア」
リチャード青羽 : 「ここいらでワタシも疼いてしまいまして……ネ」
葛西燕条 : 「……どなたか知りませんけど、余所行きません?」
葛西燕条 : 「ここ一応神社だし。血とか出るのはちょっとなァ」
葛西燕条 : 「ていうか、ここ場所バレてんの?ヤバいなあ」呑気な表情のまま。
リチャード青羽 : 「おっとツレナイ態度!」
リチャード青羽 : 「デスガ、問答無用、常在戦場」
リチャード青羽 : 「無理も道理もございまセン」
リチャード青羽 : 「このリチャード青羽の"データ忍法"ガ、アナタに引導をわたしマス」
リチャード青羽 : 「フフフ……アナタの一挙一動がすでにデータとなって……ワタシに流れ込んできていマス」
リチャード青羽 : 「……出た、ワタシの勝率は……ずばり!……43%!!」ビシリ、と指を突き立てて
リチャード青羽 : 「…………」
葛西燕条 : 「割と自信無いな……」
リチャード青羽 : 「マア……世の中には数字では測れぬものもありマス」
葛西燕条 : 「戦う前にデータ捨てるなよ!」
リチャード青羽 : 「ワタシの"気合い”をそこに上乗せスル!!」
リチャード青羽 : 「お覚悟ォ!!」
リチャード青羽 : ゆらり、とその姿が高速起動に入る。
GM : 判定による簡易的な対決を行います。
GM : まずは特技分野
GM : 1d6 ShinobiGami : (1D6) > 5
GM : 戦術の……
GM : 2d6 ShinobiGami : (2D6) > 4[2,2] > 4
GM : 地の利で判定を行ってもらいます!
葛西燕条 : うぇ~~~厳しいな
葛西由良 : これは私も参加できるやつですか?
GM : あくまで対決相手はお兄様ですね、感情修正を乗せることのみ可能です
GM : 失敗したら射撃点1のダメージを受けてもらいます。
葛西燕条 : なるほど……
GM : また"高プロット宣言”を行うことで、判定値を+2することが可能です。
GM : しかしその場合、失敗した際のダメージは射撃点2です。
葛西燕条 : なるほどね
葛西燕条 : これ、失敗した場合もう一回振る感じですか?
GM : 失敗したらそこまで!
GM : 成功しても失敗してもこのシーンは終了ですね
葛西燕条 : 忍法使えますか?
GM : 戦闘シーンではないのであくまで受動で!
GM : ドラマシーンに使用可能なものであれば可とします
葛西燕条 : えっとね
葛西燕条 : ダメージ受けたら悪食を使いたいな~って
GM : あー、流石にそれは無しで!戦闘シーン用なので
葛西燕条 : あっそうなんだ 了解!
葛西燕条 : じゃあ普通に振るしかねえ!
葛西由良 : 兄上! 感情修正です!
桜咲百閒 : 兄上!こっちも受け取れ!
葛西由良 : +1してください!
桜咲百閒 : +1!
葛西燕条 : 有難し……
リチャード青羽 : 「サァ、喰らいなさイ!」
リチャード青羽 : 黒いゴムのような防護具に覆われた腕が、ぎゅるりと伸びて迫ってくる!
葛西燕条 : う~ん 高プロット宣言しよう
葛西燕条 : 2D6+4>=8 (判定:兵糧術) ShinobiGami : (2D6+4>=8) > 6[1,5]+4 > 10 > 成功
リチャード青羽 : 判定成功!
葛西燕条 : コワ~~
葛西由良 : 兄上なら当然です
リチャード青羽 : 「"ト"った!!!」
リチャード青羽 : その腕が、首筋に!
葛西燕条 : ばしゃり、と血飛沫が舞う。
リチャード青羽 : 「コレ……はっ!」
葛西燕条 : 伸長した青羽の腕。その至るところに、無数の刃が深々と突き刺さっている。
リチャード青羽 : 「むゥン!データに……無い!?」
葛西燕条 : 割れた黒曜石を思わせる、鋭利な黒刃。 何らかの術によるものか。
リチャード青羽 : 「……」
リチャード青羽 : 動かなくなった腕をプラプラと振り
リチャード青羽 : 「なるほど……データ以上……御見逸れしましタ」
リチャード青羽 : 「ならばこのリチャード青羽、次はデータのその先を目指す」
リチャード青羽 : 「一か八かの"ギャンブル忍法"のリチャード青羽として再び相まみえまショウ」
リチャード青羽 : 「ニンッ!」
葛西燕条 : 「あっ」
リチャード青羽 : 懐から蒸気が立ち昇る!メクラマシ!!
リチャード青羽 : 朝の清涼な風がそれを吹き飛ばすと、そこにはもう誰の姿も無かった。
葛西燕条 : 「逃げられた……うわァ~面倒くせぇ~~……」
GM : 一波乱ありましたがサイクル2を始めます
桜咲百閒 : 六波乱くらいあったよ
GM : ふふふ
GM : トップバッターPC4、ビスコさん!
GM : いつものやつをよろしくぅ!
十徳鋲子 : はいな~
十徳鋲子 : ST ShinobiGami : シーン表(7) > 清廉な気配が漂う森の中。鳥の囀りや、そよ風が樹々を通り過ぎる音が聞こえる。
十徳鋲子 : 森しかないな
葛西燕条 : クソ田舎
GM : 森だらけ、ジッサイ森
GM : どうします?直します?
十徳鋲子 : う~ん、振り直し権使っちゃいましょ
十徳鋲子 : 他で使う予定も無いしね
十徳鋲子 : ST ShinobiGami : シーン表(10) > 大きな風が吹き荒ぶ。髪の毛や衣服が大きく揺れる。何かが起こりそうな予感……
GM : どこにしましょうか
GM : テキトーでいいならテキトーに背景変えますが
十徳鋲子 : 風!背景はテキトーでお願いします!
GM : 登場希望PCは
十徳鋲子 : 何するか全く決めてなかったのですが
十徳鋲子 : 背景同じだし、キビちゃんを追ってみましょうか
GM : はーい
十徳鋲子 : 可能ならだれかと絡みたいけれど
十徳鋲子 : まあ良いかな
十徳鋲子 : キビちゃんのみとバトルするぜ!
GM : どうします、導入そっちでやってこっちがあとから入っていく形にします?
GM : あと感情修正とかあるけど
十徳鋲子 : 感情修正は桜咲ちゃんがマイナスだから…
GM : ほんとに出なくておっけー?他の人
GM : そういやそうだったな……
十徳鋲子 : 妹様呼ぶと怖い人も来るし…
GM : それはいいんじゃないの?!
GM : 怖いならしかたないか……
十徳鋲子 : いや、というか感情修正はサイクル1回なので
十徳鋲子 : 妹様はお兄様に使いたいかな~とも思うので
GM : 了解!
十徳鋲子 : 自力で目標値5くらい出せらぁっ!
十徳鋲子 : こっちから探すRPします~
GM : はーい
GM : ===
十徳鋲子 : 最初に街に入った方角。野原が広がっている。
十徳鋲子 : 一陣の風が吹く……あれほど集まっていた気配は、お互いに消し合ったのか、今は集まっていない。
十徳鋲子 : 「でも正直、総量は変わらない、ってカンジ」
十徳鋲子 : 背中から針を抜き、地面に突き立てる。
十徳鋲子 : 「つまりは大物だけが残ってるワケだ、おおコワ」
十徳鋲子 : 「……お陰で、痕跡は探しやすいけどね」
十徳鋲子 : 針に水を垂らす。水見の術だ。
十徳鋲子 : 「さて、第一村人に、再登場を願おうか」
十徳鋲子 : 針を通り抜けた水は蛇のように、地面を這ってある方向へ動き出していく。
十徳鋲子 : 「さてさて、どれほど近くに……あら」
キビ : 「……何だお前は」
キビ : 「この場所が好きなのか?」
十徳鋲子 : 動いていたはずの水が、少女の足元に留まる。
十徳鋲子 : 「……使わなくてよかったな!」
キビ : はじめからそこに居たのか、突如現れたのか。
キビ : 「ここは町の出入り口だからな……」
キビ : 「寄り付く虫を払うのに都合がいい」
十徳鋲子 : 「場所じゃなくって、今は君に会いたかったんだ」
キビ : 抑揚のない声で、淡々と語る。
キビ : 「そうか、決着をつけようと?」
キビ : チャカチャカ、と袖の中で金属が鳴る。
十徳鋲子 : 「いやいや。君も感じ取ってるんじゃない?」
十徳鋲子 : 「すげ~強い奴が来てるよ。しかも兄妹!」
キビ : 「フン……白々しい」
キビ : 「お前も、同じくらいは"やる"だろう」
キビ : その目をスッと細める。
十徳鋲子 : 「んははは、だったら潰し合いたくはないのもわかるでしょ」
十徳鋲子 : 「だから、とりあえずの停戦協定の申し出さ」
十徳鋲子 : 「こっちから兄妹の情報なら流せるから……なんてのは、虫が良すぎるかな?」
キビ : 「ふぅむ……」
キビ : 「なにやら誤解があるな」
キビ : 「そんな必要はない」
キビ : 「お前がまだそこで立っていられるのは、"たまたま”後回しにしてやってるだけだ」
キビ : 「協力など、必要な実力でも立場でもない」
キビ : 「お前もまた鬼前試合の舞台に上がることが目標であるならば」
キビ : 「小細工など弄さず本祭の時まで足掻くがいい」
十徳鋲子 : 「ちぇ、決裂か。人を見るのは専門じゃないんだよねえ」
十徳鋲子 : 「こちとら小細工と小手先でここまで生き延びてきたんだって―の」
十徳鋲子 : 「こんな感じにね」
十徳鋲子 : 奥義を使用!
十徳鋲子 : 『七宝三器オーバーロード』!《経済力》の【追加忍法】!
十徳鋲子 : 【一筒】を使用します。
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
十徳鋲子 : 成功!体術を消して遁甲符を1枚獲得
system : [ 十徳鋲子 ] HP : 5 → 4
GM : 遁甲マシンになりつつあるな……
十徳鋲子 : パチリ、と電流の奔るような音。
十徳鋲子 : 草原の薄の中に、金属の針が何本も突き立てられている。
十徳鋲子 : 指向性をもった電流の檻が、少女を捕らえようとする。
キビ : 「ふむ」
キビ : バチリと、その檻が少女を捉える。
キビ : 「……なるほど」
キビ : 「それで、これからどうする?」
キビ : 平時と変わらぬ様子で、そう返す。
十徳鋲子 : 「意にも解しません、って?」
キビ : 「これくらいならば、な」
キビ : 「だがお前は、"まだ"あるだろう」
キビ : 「それを見せられたならば、流石にこうはしてられまいが」
十徳鋲子 : 「決まってんでしょ、本祭とやら、の決着がつくその時まで」
十徳鋲子 : 「最後の最後に出し抜く時まで、奥の手は見せないよ」
キビ : 「道理だな」
キビ : 「まあいい、その気骨に免じて話に乗ってやろう」
キビ : 「逃げぬ相手を前にするのは久々だ」
十徳鋲子 : 「ありがとね、じゃあまず……お名前は?」
キビ : 「名前か……それは言えぬ」
キビ : 「便宜上…『キビ』、と」
キビ : 「お前もそう呼ぶが良い」
十徳鋲子 : 「キビちゃんね。私は十徳鋲子」
キビ : 「……鬼前に現れたなら、よろしくと言ってやろう」
十徳鋲子 : 「嫌なんだけど……で、貴方の目的は、弱者を追い払う事で合ってるわね」
十徳鋲子 : 「逆に言えば、強い者を集めることに意味がある」
キビ : 「どこぞで話が広まったか知れぬが……此度は有象無象がすぎる」
キビ : 「かような凶祭に弱者が関わり命を落とすはしのびない」
キビ : 「まあ、ぼらんてぃあ、のようなものだな」
十徳鋲子 : 「報酬無し、って意味ではまさに奉仕だね」
キビ : 「難儀だが、これもキビの役目だ」
十徳鋲子 : 「私が気になるのは」くい、と指を動かす。
十徳鋲子 : キビの足元に留まっていた水が、その足に触れ、肢体を登っていく。
キビ : 「……」
十徳鋲子 : 『その”お役目”の意義は何?』
キビ : その表情にはじめて焦りのようなものが見える。
十徳鋲子 : 電流と、水による簡易的な嘘発見器。質問に対する、想起してしまった答えを強制的に導き出す。
キビ : 「【秘密】ゆえ……言えぬ」
十徳鋲子 : 《水術》で秘密の判定!よろしおすか!
十徳鋲子 : 「答えなくていいよ。思うだけで」
十徳鋲子 : いいかな?えい
キビ : よろしおす!
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
十徳鋲子 : Good!
GM : お見事、それでは秘密を差し上げます
十徳鋲子 : は~い
十徳鋲子 : 感情共有は桜咲ちゃんと由良ちゃんですね
GM : ではお二方にも
桜咲百閒 : ひゃー!
桜咲百閒 : ドキドキ
葛西由良 : 流れ込んでくる……秘密が……
十徳鋲子 : 確認いたしました。
十徳鋲子 : 「……キビちゃん、情報提供どうも」
キビ : 「く……」
キビ : 「少々侮りがすぎたか」
十徳鋲子 : ひょい、と手を返す。電流が止まる。
十徳鋲子 : 「う~ん……まだわからないけど」
十徳鋲子 : 「君に”協力”をお願いすることはできそうね」
キビ : 「……」
キビ : 「キビの……【秘密】を知るお前になら……」
キビ : 「そうだな……この現状の打破、というものを」
キビ : 「本来ならばキビの仕事だが……知れたように」
キビ : 「難儀なことになっているのだ」
キビ : 「お前の"協力"が本心であるならば」
キビ : 「また出会うこともあろう」
キビ : 「まずは本祭に上がれ、十徳鋲子」
キビ : 「全てはそこからだ」
キビ : 「応援してやろう、手伝いはせんがな」
十徳鋲子 : 「……そこまで言うなら、それが最短距離なんだろうね」
十徳鋲子 : 「あくまで、私は私の仕事をするだけだけど。それが君にとっても何か……意味があるのなら」
十徳鋲子 : 「がんばっちゃおうかな」
キビ : 「ああ……」
キビ : 「願わくば」
キビ : 「これが"最後の本祭"であることを」
GM : それではお次!PC1桜咲ちゃん!
桜咲百閒 : おいっす!!
GM : シーン表ならびに登場希望PCを!
桜咲百閒 : ST ShinobiGami : シーン表(9) > 強い雨が降り出す。人々は、軒を求めて、大慌てて駆けだしていく。
桜咲百閒 : 登場希望はキビちゃん!
桜咲百閒 : あとシャオシューもいてくれると嬉しいかも
GM : あいあい
桜咲百閒 : えーっとですね、さっきの十徳さんとキビちゃんが会ってたシーンの
GM : 他はなし?
桜咲百閒 : あとをつけた感じで
桜咲百閒 : そですね。とりあえずは。
桜咲百閒 : あ、いや
桜咲百閒 : 十徳姐さんにも出てきてもらおうかしら折角だし…
桜咲百閒 : あとをつけるっていうかもう話してるとこに出ていっちゃお
桜咲百閒 : 特に何か仕掛けるとかはありません!感情を取りに行きます
十徳鋲子 : はーい
GM : ===
GM : 唐突に、ぽつり、ぽつりと頬の濡らす水滴。
GM : それはやがて大雨となって二人へと降り注ぐ。
キビ : 「……ふぅむ」
十徳鋲子 : 「大雨だねえ」番傘を取り出す。
十徳鋲子 : 「入る?」
キビ : 「まいったなこれは」
キビ : ちっとも困った風でもなしに。
キビ : 「いいや、結構だ」
十徳鋲子 : 「あら、そう」
十徳鋲子 : 「で、この後なんだけど──」
桜咲百閒 : 気がつけば雨の帳の中
桜咲百閒 : もう1人が傘もなく立ち尽くしている。
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 愕然とした表情でただ君たちを見ている。
十徳鋲子 : 「……やあ」
十徳鋲子 : 「入る?」
キビ : 「どうした、そんなところで」
キビ : 「風邪を引くぞ」
キビ : 己はずぶ濡れにまかせ、声をかける。
桜咲百閒 : 「今の」
桜咲百閒 : 「今の話は、本当なのか」
桜咲百閒 : 「答えろ」
桜咲百閒 : 「答えろ……!!」
桜咲百閒 : 歩き出す。憤怒の表情で見据えているのは
小鼠 : 「あーあ、田舎と山の天気なんぞはすぅぐ変わるってあれほど言ってちゃのにな」ビニール傘を、クルクルと回しつつ。
桜咲百閒 : 十徳ではない。キビのほうだけだ。
小鼠 : 「なんでい、マジになっちゃってまぁ」
キビ : 「盗み聞きか、感心しないな」
十徳鋲子 : 「忍びらしいところあるね」
キビ : 「本当か、と言ったか」
キビ : 「そうだとしたら、どうする」
キビ : 「お前に、何ができる」
桜咲百閒 : 「……は、はは」
桜咲百閒 : 「なんだそれは。お前が私の何を知ってる?」
桜咲百閒 : 「私の家族はな、私の家族はなあ」
キビ : 「知らん」
キビ : 「だがその様子だと、おおかた『爪』絡みだろう」
桜咲百閒 : 「そうだ!!」
キビ : 「痛ましいことだな」
桜咲百閒 : 「私の家族は『焦声爪』に斬り殺された!」
桜咲百閒 : 「なんだ、その言いぐさは……!」
キビ : ただ淡々と、語る。
桜咲百閒 : 「元を正せば、つまり」
桜咲百閒 : 「全部お前のせいだろうが!!」
キビ : 「……?」
キビ : 「それは正確ではないな」
キビ : 「キビにも原因の一端はある」
キビ : 「だが全部、というわけでもない」
キビ : 「責任は感じている」
キビ : 「だからこうやって、出来る限りのことしている」
十徳鋲子 : 「うん。ちょっと違うな、道具使いとしてだけど──」
十徳鋲子 : 「扱われてる物には、良いも悪いもない」
キビ : 「それと、言い草と言ったが」
キビ : 「キビがもっと申し訳無さそうにしていれば……お前は満足し、癒やされるのか?」
キビ : 「で、あるならば……努力しよう」
キビ : 「そういうのはあまり得意ではないが」
桜咲百閒 : 「バカにするな!」
桜咲百閒 : 「もういい、もうふざけた台詞は聞きたくない!」
桜咲百閒 : 「ただ答えろ!」
桜咲百閒 : 「奴は、『焦声爪』の使い手は今どこにいる!」
桜咲百閒 : 「お前なら分かるんだろうが!!」
キビ : 「それは……"言えない"のだ」
キビ : 「すまんな……そう命じられている」
桜咲百閒 : 「なんだ、それ」
桜咲百閒 : 「どこまでも、どこまでも、どこまでも」
桜咲百閒 : 「人をコケにして」
キビ : 「運命に翻弄されし哀れな娘よ……」
キビ : 「鬼前を目指せ」
キビ : 「奉剣試合の舞台を目指すのだ」
キビ : 「おそらく……答えはそこにある」
桜咲百閒 : 「お前の都合なんて知るか!」
桜咲百閒 : 「話せないなら、話せるようにしてやる」
桜咲百閒 : 「今!ここで!!」
キビ : 「困ったな……」
キビ : 「その様子では、この先を生き残れはしないぞ」
キビ : 「何しろこの地には今や修羅がひしめいている」
キビ : 「キビの責として……」
キビ : 「退場願うが慈悲だろうか」
キビ : そう言うや、袖をがちゃりともたげる。
十徳鋲子 : 「──待った!」
桜咲百閒 : 「やってみろ!忍法――」
小鼠 : 「アホかーーー!!!」
小鼠 : スパンとビニール傘で後頭部を引っ叩く。
十徳鋲子 : キビの前に刺又を出す。
桜咲百閒 : 「ッ!」
小鼠 : 「あちゃまに血が昇ってるんぢゃねーぞこのスカポンタン!!」
キビ : 「むっ」
桜咲百閒 : 「何の真似だ!すっこんでろ!」
桜咲百閒 : 「このチビが!!」
小鼠 : 「あんちゃこそ何の真似だ!」
小鼠 : 「この仕事、ちゃんとやり遂げるつもりあるんか!」
桜咲百閒 : 「あるからやってるんだろうが!」
小鼠 : 「馬鹿な犬っころみたいに考えなしにキャンキャン吠えて」
桜咲百閒 : 「ここでこいつの口をこじ開ける!」
桜咲百閒 : 「それ以上に最短の道があるか!?ああ!?」
小鼠 : 「"アレ"がそんな頭で勝てる相手かどうか」
小鼠 : 「それすらわからんなら三流以下」
小鼠 : 「もう一度聞くが……あんちゃは忍びか?それとも馬鹿な犬なのか??」
桜咲百閒 : 「ふーっ……ふーっ……」
桜咲百閒 : 「やってみなくちゃ……わからないだろ……」
桜咲百閒 : 「そんなの……」
十徳鋲子 : 「最短距離が最善とは限んないよ。金庫をぶっ壊したら、中のものもぐちゃぐちゃだ」
小鼠 : 「そもそも、何のためにあちゃしがついてやってると思ってんだ」
桜咲百閒 : 「やっと見つけた手がかりなんだぞ」
桜咲百閒 : 「家族の、お父さんとお母さんとお兄ちゃんの、仇なんだぞ」
小鼠 : 「手がかりなんぞこれからどんどん見っけちゃるわ!」
十徳鋲子 : 「道筋に従ったほうがいい、と私はそう思う」
小鼠 : 「準備も何も足りてないってのが、わからんのか!」
小鼠 : そう言うなり、再びビニール傘で引っ叩く。
小鼠 : 「……あーあ、濡れチッたい」
小鼠 : つまらそうに。
キビ : 「……」
桜咲百閒 : 「……」
キビ : 「で、どうするのだ」
桜咲百閒 : 「私は」
桜咲百閒 : 「私、は」
桜咲百閒 : 瞼を固く瞑る。拳を握りしめる。
桜咲百閒 : 飛びかかりたい気持ちを抑えつける。
桜咲百閒 : 抑えつけられるはずだ。私は忍者なんだから。
桜咲百閒 : 「……分かってる」
桜咲百閒 : 「戦力を無闇に、浪費するつもりはない」
キビ : 「お前にも思うところがあるだろう……」
キビ : 片目を閉じ、思案するように。
キビ : 「そうだな……」
桜咲百閒 : 「今更少しくらいの回り道がなんだ」
キビ : 「そこのお前」小鼠に向け
小鼠 : 「あん?」
キビ : 「こそな娘、見事『爪』の持ち手を見つけ出した暁には」
キビ : 「お前にそいつの【居所】をやろう」
小鼠 : 「あちゃし?」
キビ : 「おまえは"参加者"ではないだろう」
キビ : 「屁理屈だが、キビが受けた命令には反してない」
桜咲百閒 : 「……!」
キビ : 「それを誰に教えようが、キビの知るところではない」
小鼠 : 「はぁ~~ん」
桜咲百閒 : 「そうか、そういうルールか……」
小鼠 : 「まいどあり¥」
十徳鋲子 : 「抜け道じゃん、やる」
桜咲百閒 : 「……礼なんて言うつもりは無いからな」
桜咲百閒 : 「お前のことも、私は許せない」
キビ : 「そうだな、許す必要はない」
キビ : 「許されたいとも、思っていない」
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 「行くぞシャオシュー。別の手がかりを探すって、お前が言ったんだからな」
桜咲百閒 : 「ちゃんと見つけろよ」
小鼠 : 「そうそう、素直が一番」
小鼠 : 「このあちゃしを舐めるんじゃあねぇぞ」
桜咲百閒 : 「ああ」
桜咲百閒 : 「悔しいけどお前はプロだ。私よりもずっと」
桜咲百閒 : 「……悪かった。それと助かった」
小鼠 : 「なんぢゃい、いやにしおらしいな……」
小鼠 : 「まあ結構結構」
小鼠 : 「褒美にあちゃしがらーめんおごっちゃる」
桜咲百閒 : 「中国人だから?」
桜咲百閒 : 「わかりやすい奴」
桜咲百閒 : ふ、と笑う。いくらか気が抜けたように。
小鼠 : 「え、なに?あちゃし今馬鹿にされました?あ??」
小鼠 : 「……」
小鼠 : 「ふぅ」
小鼠 : 「いいや、ホラ行くぞ!キリキリ歩け!」
桜咲百閒 : 「やかましいわ!歩いてるだろ!」
小鼠 : 「まずは風呂入って着替えんかい!」
桜咲百閒 : 「そっちも大概びしゃびしゃのくせに!」
小鼠 : 「あんちゃのせいぢゃろがい!!」
桜咲百閒 : 「知るかバーカ!」
桜咲百閒 : というあたりで
桜咲百閒 : キビちゃんへの感情判定行きます!隠形術!
GM : どうぞ
桜咲百閒 : 雨に紛れて盗み聞き、ということで。
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:隠形術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
GM : 成功!感情表をどうぞ
桜咲百閒 : よっしゃ!
桜咲百閒 : ET ShinobiGami : 感情表(2) > 友情(プラス)/怒り(マイナス)
キビ : ET ShinobiGami : 感情表(1) > 共感(プラス)/不信(マイナス)
桜咲百閒 : ぐああああ
桜咲百閒 : PL的にはプラス取りたい
キビ : 共感でとっておこうかな、どういう意味なのかはわかんないけど
桜咲百閒 : 協力してもらえる約束取り付けたし
桜咲百閒 : いややっぱり友情でいこう
桜咲百閒 : 八つ当たりなのは内心分かっているのだ
桜咲百閒 : 協力してもらえると聞いて結構チョロっている
GM : がんばれ……
桜咲百閒 : 以上で!
GM : ぎゃあぎゃあと、ふたりの姿が雨霧の中に遠ざかっていく。
キビ : 「らーめんなるものは、美味いのか?」
十徳鋲子 : 「美味しいよ。私はとんこつが好き」
十徳鋲子 : 「寒い時に食べるとたまらないよ~」
キビ : 「とんこつ」
キビ : 「ふぅむ……」
キビ : 続く言葉はなく、ただ、二人の後ろ姿を眺め続ける。
十徳鋲子 : 「……行っちゃう?賄賂はルール違反かな?」
キビ : 「馴れ合う必要はない」
キビ : 「お前も自分の為すべきを……」
キビ : そう言って、飛び上がる。
キビ : 木から木へと、飛び去っていく。
十徳鋲子 : 「フラれちゃったぜ、雨だけに?」
GM : あとに残れたのは、番傘の女がひとり。
十徳鋲子 : 「……山の中に行きたくはないなあ、スーツ濡れる」
十徳鋲子 : 「また神社に顔だそーっと」
十徳鋲子 : 軽快に歩き出していく
GM : それではお次はPC3、葛西兄!
GM : シーン表&登場希望PCを
GM : 頼むぜ!
葛西燕条 : ST ShinobiGami : シーン表(10) > 大きな風が吹き荒ぶ。髪の毛や衣服が大きく揺れる。何かが起こりそうな予感……
葛西燕条 : 風か~~
葛西燕条 : もうちょい穏やかなのがいいな 振り直します
GM : あいさ
葛西燕条 : ST ShinobiGami : シーン表(11) > 酔っぱらいの怒号。客引きたちの呼び声。女たちの嬌声。いつもの繁華街の一幕だが。
GM : 例のやつ
葛西燕条 : あるの??
葛西燕条 : 繁華街……
GM : そりゃもう
GM : 神社のアレですよ今は
葛西由良 : ラーメン屋かも
葛西燕条 : しみったれてる~~
GM : 飲み屋はある、二軒ほど
GM : そこでもいいですよ
葛西燕条 : 秘密を探りたいので人の目が無いところがいいんだけど何かあるかな
GM : では居酒屋とか
GM : 今は逆に客がぜんぜんいない
葛西燕条 : じゃあそれで!
GM : 皆マツリの方にかかってるので
GM : ===
GM : 普段からこうなのだろうか?
GM : 食事もできると足を運んだ居酒屋に、あなた達の他に客はいない。
GM : 寡黙な主人が注文を取りに来る。
居酒屋の主人 : 「……」メニューと、壁のお品書きに顎をしゃくる。
葛西燕条 : 「刺身定食とお茶を頂こうかな……由良ちゃんは?」
葛西由良 : 「……」 しばらくメニューを眺めていたが
葛西由良 : 「卵焼きを」
葛西燕条 : 「卵焼きね。あとはそうだな……みい子さん、オススメとかあります?」
茜みい子 : 「角煮」
茜みい子 : ぐびぐびと既に酒をあおっている。
葛西燕条 : 「じゃ、それも」指を立てて注文する。
居酒屋の主人 : こくりと頷いて厨房へと去っていく。
葛西燕条 : 「いい飲みっぷりですねぇ、みい子さん」
茜みい子 : 「あ”~~~もう疲れだ~~~」
茜みい子 : ぐんにゃりと
茜みい子 : 「これがなきゃやってらんないですよ」
GM : ここいらで、受け渡したため公開情報になった秘密を
葛西由良 : 「茜さん、慌ただしく走り回っていますものね」
茜みい子 : 「もうちょいで本番ですもの」
茜みい子 : 「てんてこまいですよぅ」
葛西燕条 : 「いやホント、お疲れさまです」空いたコップに酒を注ぐ。
葛西燕条 : 「忙しい中で僕らの世話までさせちゃって、なんか申し訳ないっすねえ」
葛西燕条 : ヘラヘラして言う。
茜みい子 : 「いやいや、おふたりともぜんぜん手が掛からないじゃないですか」
茜みい子 : 「逆にこっちが助けられちゃったりして……ほんとホスト顔なしですよ」
葛西燕条 : 「水臭いなあ、お互い様じゃないですか~」
葛西燕条 : 「みい子さん、町の皆さんにすっごい人気ですよね」
葛西燕条 : 「信頼されてるなァって感じ。生まれもここなんですか?」
葛西由良 : 水を入れたコップを手に、ちらりと兄上を見る
茜みい子 : 「うん、ずっとここ、出たこともない」
茜みい子 : 「私はこの地と役目に縛られてるのさァ~~」
茜みい子 : コップをフラフラと振る。
葛西燕条 : 「あ、どうぞどうぞ」酒を継ぎ足す。
葛西燕条 : 「役目っていうと、やっぱそれですか」巫女服を見て
葛西燕条 : 「お似合いですよね。お綺麗だなァと思って。それも子供の頃から?」
茜みい子 : 「ですね、もう制服着てる時間よりこれ着てる時間のが長いですよ……」
葛西燕条 : 「制服?」
葛西燕条 : 「それが制服みたいなモンなんじゃ?」
茜みい子 : 「や、中高時代の話ね、人生のトータル」
葛西燕条 : 「ああ、そっちか。びっくりしたなぁ、まだ未成年なのかと」 完全に年上だと思っている。
茜みい子 : 「これが私の制服かって言われると、それもそう」
茜みい子 : 「何にせよ、マツリのために今日まで頑張って生きてきたようなもんですからね」
茜みい子 : 「失敗はできないなって」
茜みい子 : 少しばかり真剣な顔で。
葛西由良 : 「十年に一度の本祭、ですからね」
葛西由良 : 「身が入ることもお察しします」
葛西燕条 : 「十年に一度ってことは…… ……前回もみい子さんが?」
茜みい子 : 「うんにゃ」
茜みい子 : 「前のは何さんって言ったっけ」
茜みい子 : 「……思い出せないな、なんでだろ」
茜みい子 : 首をかしげる。
茜みい子 : 「でもまあ、本祭は10年ごとだけど」
茜みい子 : 「マツリ自体は毎年やってますからね」
茜みい子 : 「10年前から関わってますよ私は」
葛西燕条 : 「ふぅん……?」
葛西燕条 : 巫女というからには、特別な血縁による世襲制だろうと思っていたが。そう厳密なものでもないのだろうか。
葛西由良 : 「……」 "思い出せない"の辺りでかすかに瞳が揺れるが、特に声を発したりはしない
葛西由良 : こくこくと水を飲む
葛西燕条 : 「普段のお祭りは、まァ普通にやってるんですよね」
葛西燕条 : 茜のコップに酒を継ぎ足しつつ
葛西燕条 : 「実際、何するんです?本祭って」
茜みい子 : 「秘密」
茜みい子 : 「いや冗談じゃなくってね」
葛西燕条 : 「えぇ~~?」笑う
茜みい子 : 「うちら神事に関わる少人数だけで神社の奥でひっそり行うのさ」
茜みい子 : 「町のひとにだって秘密なんですよ」
葛西燕条 : 「……でも人間、秘密って言われると余計に気になるものですよね」
茜みい子 : 「駄目ですよ、勝手に覗いたりしちゃあ」
茜みい子 : 「ホラー映画みたいなことになっちゃいますからね」
茜みい子 : 「私が鎌持って追いかけてくるんですから」
茜みい子 : そう言ってケラケラと笑う。
葛西燕条 : 「祟りとかじゃないんだ!?」
葛西燕条 : 「いやいや、僕はそんなことしませんよ!」掌を振って
茜みい子 : 「んーーー」
茜みい子 : 「でも、そっか……」
茜みい子 : 「お二方は招待されたんだから」
茜みい子 : 「参加者……になるのかな?」
茜みい子 : 「まあ、当日になればわかることですね」
葛西燕条 : 「参加者……ねぇ……」
葛西燕条 : 「……マジな話、みい子さんもご存知でしょう?」
葛西燕条 : 「妙な噂に釣られて、忍者が山ほどこの街に集まってる」
葛西燕条 : 「この前なんて、境内にも来たんですよ」
葛西由良 : 頷く 「さしたる相手ではありませんでしたが」
茜みい子 : ニンジャ、という言葉に眉をひくりと上げる。
茜みい子 : 「あーー、やっぱおふたかたってそういう人なんですね」
茜みい子 : 「まあ、毎回ぞろっとやってくるって話ですよ」
茜みい子 : 「自称剣豪、殺し屋、格闘家、賞金ハンター」
茜みい子 : 「忍者」
茜みい子 : 「霊能力者とかも」
葛西燕条 : 「……」笑みを崩さず、僅かに顔を傾ける。
茜みい子 : 「いるもんなんですねぇほんとに」
葛西燕条 : 「僕らはまァ、祭りの内容には直接興味は無いですけど」
葛西燕条 : 「そういう連中に祭りを邪魔されると、困るでしょう?お互いに」
葛西燕条 : 「こっちの仕事には目途が付きそうなところですし、何かお手伝い出来ればなァ、と思ったんですけどね」
葛西燕条 : ここで判定お願いします
GM : どうぞ!
葛西燕条 : ≪対人術≫で【秘密】を口滑らせようとするぞ
葛西燕条 : お客様の中に感情修正くれる人はいませんか~
葛西由良 : では由良が 感情修正+1
葛西由良 : 実際欲しい
葛西燕条 : 感情結んでる桜咲さんはどうですか
葛西燕条 : そっちにも入るアルよ
GM : あ、登場してないと修正は投げられないです
葛西燕条 : あっそうなんだ 呼べばよかった……居酒屋に……
GM : ふふ
葛西燕条 : じゃあ由良ちゃんに+1貰って振ります
葛西燕条 : 2D6+1 ShinobiGami : (2D6+1) > 8[4,4]+1 > 9
葛西燕条 : ヤッタネ
桜咲百閒 : さすおに
GM : 成功ですね、伝播はPC1,2のお二方かな
葛西由良 : 兄上なら当然です
桜咲百閒 : なんだなんだ
桜咲百閒 : ドキドキ
茜みい子 : 忍者の巧みなワザによってついつい口を滑らせる。
茜みい子 : 自分がこれを喋ってしまった、という自覚もないままに。
葛西燕条 : 裏道を通るだけが忍者の業ではない。 感情の揺らぎを捉え、心の隙間に入り込むような独特の話術と呼吸とで、正面から情報を引き出す。
葛西燕条 : 「……成程」息を吐く。
茜みい子 : 「??」
茜みい子 : 何がなるほどなのだろうか、という顔
葛西燕条 : 「すいませーん、焼き鳥追加で!」何事もなかったかのように店主に注文して
店主 : 注文を聞きちらりと暖簾から顔を出す店主
葛西由良 : 箸で卵焼きを半分にして、もくもくと食べている
葛西由良 : 「おいしいです。お出汁が良く利いています」
葛西燕条 : 「こっちの角煮も柔らかくておいしいなぁ。オススメ聞いてよかったです」
店主 : その言葉にこくりと首を振る
葛西燕条 : 「いや、巫女さんも色々大変なんだなァ、としみじみ思いましてね」うんうん頷く。
葛西燕条 : 「僕らで何か手伝えることあったら、いつでも言ってくださいよ」
葛西燕条 : 「一宿一飯の恩義ってやつですから」
茜みい子 : 「うんうん、ここ飲み屋なのにこの町で2番目に食事が美味しいんですよね」
葛西燕条 : 「一番は?」
茜みい子 : 「温泉旅館、あれにゃ流石に敵わない」
茜みい子 : 「なんか東京の料亭で働いてたとか……世捨て人みたいな感じなんですよね」
葛西燕条 : 「マジか。旅館への憧ればかりが募っていくな……」
葛西由良 : 「やっぱり行きたいですね、温泉」
葛西燕条 : 「うん、行きたいねえ」
茜みい子 : 「地域割りありますよ、みい子さんの力で無理言ってねじ込んであげましょう」
茜みい子 : ニコニコと漬け物をかじる。
葛西燕条 : 「みい子さんも……」
葛西燕条 : 「……ああ……一緒にどうです?」
葛西燕条 : 僅かに逡巡するような間があって。
葛西燕条 : 「ほら、僕らの仕事が終わる頃には……祭りも終わってそうですし」
茜みい子 : 「うーん、そう……ですね」
茜みい子 : 「そうしましょっか」
茜みい子 : 「あそこに泊まるのなんて子供の頃以来だなあ~~」
葛西燕条 : 「是非。こういうのは多い方が楽しいですから」
葛西由良 : 頷く 「きっと楽しいです。務めを終えた後、羽を伸ばすのは」
茜みい子 : 「うん、そだね」
茜みい子 : どこかぼんやりと宙を見て。
茜みい子 : 「楽しみだな……」
葛西由良 : その様子に目を細めつつ 「……兄上」
葛西由良 : 隣に座る兄にしか聞こえぬ、ささやくような小声である。忍として、自らの声の可聴範囲を制御するのは基礎技能だ
葛西由良 : 「祭の後、茜さんと温泉に行きたいですか?」
葛西燕条 : 「そうだねぇ……」にこやかに茜と話しながら、一方で妹にだけ聞こえるように。
葛西燕条 : 「……由良ちゃんが、そうしたいなら。かな」
葛西燕条 : それは言葉通りの意味だ。
葛西燕条 : 燕条には由良の意思が何より優先される。その他の事柄は、万事においてどうなろうと構わないと考えている。
葛西由良 : かすかに頷き、髪が揺れる。続く言葉はなく、引き続いて箸を動かす。
葛西由良 : この場での密談はそれで終わり、今はただひとときの安穏を甘受する。
GM : サイクル2最後の手番、PC2、葛西妹ちゃん
GM : おいでませ!
GM : シーン表と登場希望PCをどうぞ
葛西由良 : ST ShinobiGami : シーン表(6) > 優しい時間が過ぎていく。影の世界のことを忘れてしまいそうだ。
葛西由良 : うーん、そうではない気がする
葛西由良 : ST ShinobiGami : シーン表(7) > 清廉な気配が漂う森の中。鳥の囀りや、そよ風が樹々を通り過ぎる音が聞こえる。
葛西由良 : 森だ
葛西燕条 : 田舎……
GM : 森出過ぎ問題
GM : これが田舎の魔力
葛西由良 : 登場希望PCは十徳さんと島田先生なので
葛西由良 : 島田先生が何か森で怪しいことをしている(神社に探りを入れようとしている?)所を咎めて、なんじゃワレってしようとしたら、その人は不審者だよ~って十徳さんが現れて教えてくれる感じが良いですかね
十徳鋲子 : 了解です
GM : 了解です
葛西由良 : ではそれでお願いします!
GM : ===
GM : 道なき道、獣すら通らぬそこをかき分けるひとりの男。
GM : それなりに深い山だ、足取りは少々おぼつかない。
島田先生 : 「神社の位置がああだから……」
島田先生 : 「やはりここを……」
島田先生 : 懐から取り出した紙束をめくりぶつぶつと呟く。
島田先生 : 「よおし、方角は合っているはずだ」
葛西由良 : 「こんにちは」
島田先生 : 「やあこんにちは」
島田先生 : 「!?」
島田先生 : 「えぇ?!」
島田先生 : 尻もちをつく。
葛西由良 : その様を平然と見下ろす。音の一つも立てず、背後至近まで接近していたのだから、驚かれるのは当然だ。
葛西由良 : 「精が出ますね。参拝でしょうか」
島田先生 : 「え、と、地元の子かい?こんな山奥でどうしたんだい」
島田先生 : 「ひとり?」
葛西由良 : ぱちぱちと瞬き 「こんな山奥で一人なのは、あなたも同様と思いますが」
島田先生 : 立ち上がることも忘れたように。
島田先生 : 「えっと、まあ……それはそうなのだけど」
島田先生 : 「私はこう見えて大人だからね」
葛西由良 : 「葛西と申します」
島田先生 : 「おや、これはどうもご丁寧に……島田です」
島田先生 : ゆっくりと立ち上がり、葉を払う。
葛西由良 : 「島田さん。個人的な所感にはなるのですが……」
葛西由良 : 「山奥で子供が一人遊ぶのは、そう不自然ではありませんが」
葛西由良 : 「島田さんほどの大人の方が山奥で一人遊ぶのは、だいぶ違和感があります」
島田先生 : 「えぇ……?」
島田先生 : 「そうかなぁ……でも、私はホラ、変わり者なんだ」
島田先生 : 「一応聞いておくけど、きみはここで道に迷ったりしているわけではないんだよね?」
葛西由良 : 「はい。今少しばかり、あの神社の方にお世話になっておりまして」
葛西由良 : 「不審な方が昨今はよく現れると伺いましたので、宿飯の恩に、見回りの真似事を」
島田先生 : 「そうか、気をつけて帰るんだよ……」
島田先生 : 「とは言えないか、やはり」
島田先生 : 「仕方が無い、私と一緒に下ろうか」
葛西由良 : 「そうですね。結論から言って、そうなるやもとは思いますが」
葛西由良 : 「今のうちに、確認だけさせてください。島田さんは一体、なぜ不審者をしていたのですか」
十徳鋲子 : 「……あ、ちょいと」
島田先生 : 「フィールドワークだよ」
島田先生 : 「この一帯を……」
島田先生 : 振り返る
十徳鋲子 : がさがさ、と森の奥から出てくる。
島田先生 : 「おや、こんな山の中で……今日は奇妙な日だな」
葛西由良 : そちらに目線を向ける 「こんにちは」
十徳鋲子 : 「はい、こんにちは……そのお爺さん、一応嘘は言ってないよ」
十徳鋲子 : 「不審者なのは事実だけどねえ」うへー、と言う顔
葛西由良 : 「やはり」
島田先生 : 「ああ、きみこすぷれの」
島田先生 : 「いやこすぷれではなかったか……」
島田先生 : 「また会ったね、こんなところでとは思わなかったが」
十徳鋲子 : 「由良ちゃん、あんまり表情に出さないからさあ」
十徳鋲子 : 「斬りかかろうとしたのかと思って……出たくないけど出てきちゃった、んはは」
島田先生 : 「斬り???」
島田先生 : 「(どういう冗談なのだろうか……)」
十徳鋲子 : 「こんにちはセンセ、言葉の綾綾」
島田先生 : 「あ、ああ、若い子のジョークはなんだか刺激的だねえ」
葛西由良 : 「そのようなことはしません。由良の専門は別ですので」
十徳鋲子 : 「専門……そりゃ失礼」
十徳鋲子 : 「一応言っとくと、私もフィールドワークに来てた、ってカンジ?神社に向かいがてら」
島田先生 : 「えっと……話を戻すが」
十徳鋲子 : 「どうぞどうぞ」掌を上に
島田先生 : 「私はここらを調査してたんだよ、そういうのを仕事にしているんだ」
島田先生 : 「流石に今日はもう切り上げるかな」
島田先生 : 「由良ちゃん、だっけ」
葛西由良 : 「お邪魔をして申し訳ありません。……はい」
島田先生 : 「きみは私よりここに慣れてるのかも知れないが、安全とは言い難い」
島田先生 : 「次は大人の人と一緒に行くのがいいだろうね」
葛西由良 : 「お気遣いありがとうございます。私はフィールドワーク、というのをするわけではありませんが……」
葛西由良 : 「こう言った場所は歩き慣れていますので」
葛西由良 : 一般人に見せられる範疇での軽い身捌きをして見せつつ
島田先生 : 「ふうむ、君も私に劣らず変わり者だねえ」
葛西由良 : 「それに、一緒に来てくださる大人の方も、あまりいません。みなさん、マツリの準備でお忙しく」
十徳鋲子 : 「……お兄さんはお仕事?」
葛西由良 : 「はい。そのようなものです」 頷く
十徳鋲子 : 「なるほどねえ。人が少ないのは何処も一緒だ」
島田先生 : 「君も外から来たと言うならマツリが目当てかな」
島田先生 : 「もしくはそのお兄さんというのがここの住民なのかい?」
葛西由良 : 「いえ、私たちは外様では、あるのですが」
葛西由良 : 語の合間合間に少し言葉を選びつつ
葛西由良 : 「マツリの手伝いに。珍しいことだとは思います」
島田先生 : 「そうかい、マツリには詳しいのかな?」
島田先生 : であるならば、それを聞きたい、そういう態度だ。
葛西由良 : 「此度のマツリが、常とは違う、十年に一度の本祭だとか」
葛西由良 : 「それを見ると、カマを持った巫女に祟られて死ぬとか」
葛西由良 : 「……死なないとか」 僅かに笑む。冗談を言う子供のような顔
島田先生 : 「ふうむ、鎌をか」
島田先生 : 苦笑いで応え、
島田先生 : 「では下りがてら、私の方でもマツリについて教えてあげよう」
島田先生 : あまり詳しくはなさそうだ、と判断したらしい。
島田先生 : 「十徳くんもいることだしね」そう言って歩き出す。
葛西由良 : ちらりと山の方を見る。意図せぬ来客を片付ける作業をするつもりではいたが
葛西由良 : ここでそれを辞するのも妙なことか。島田さんだけならともかく、十徳もいる
十徳鋲子 : 「さっきの雨で森の中はぐちゃぐちゃだからね。気を付けて降りようじゃない」
十徳鋲子 : 「旅は道連れってことで……このお爺さんすぐ土下座してくるから。あまり逆らわないほうがいい」最後のほうは小声。
葛西由良 : 「土下座を」 ぱちりと瞬く
葛西由良 : 「……すぐされると、あまり効果はなさそうですね」
十徳鋲子 : 「それはそう。だけどここでやられたら」
十徳鋲子 : ぬかるんだ地面を見る。
十徳鋲子 : 「あんまり、気分は良くない」
島田先生 : 「そもそも正式な名称を持たない『マツリ』だが」ふたりの様子を気にした風もなしに喋りだす。
島田先生 : 「便宜上こう呼ばれることもある、『餅祭り』だ」
葛西由良 : 「お餅」
島田先生 : 「餅をね、配るんだよまつりの最後に」
島田先生 : 「神社の境内にひとが集まって巫女さんにね、毎年『久兵衛役』に選ばれた地元の子どもが呼びかける」
島田先生 : 「この久兵衛ってのがかつて鬼を知恵比べで負かしたとされる農民の名前で、その再現の儀式だな」
島田先生 : 「『やあやあ、我こそは平八の子、久兵衛なるぞ、お前を退治に参った』」
島田先生 : 「鬼役は巫女だ『生意気な人間め、熊に化けて食ってやる』」
島田先生 : 「『熊だと?そんなものより蜂の方が強いぞ、俺は熊が蜂に追われて逃げるのを見たことがある!』」
島田先生 : 「鬼は蜂より強いものに化けると言う、久兵衛はそれより強いものを言う」
島田先生 : 「これを繰り返すんだ」
葛西由良 : 「不思議な話ですね」
十徳鋲子 : 「センセ語り上手いね……本当に先生みたい」
葛西由良 : 「鬼は、鬼そのままの姿では、強くはなかったのですか」
島田先生 : 「だから本当に先生なんだって……」
島田先生 : 「伝承によるとね、鬼は遊び好きなんだ」
島田先生 : 「だから人が訪ねてくると、嬉しくなってよくゲームのようなものを持ち掛けた、らしい」
島田先生 : 「これもそういうものだろう」
島田先生 : 「そして先程の問答にはいくつかのパターンがあるのだが最後にはかならずこう〆られる」
島田先生 : 「『ならば俺は貴様ら人間でいちばんつよい、村一番のちから持ち、与七に化けてやる』」
島田先生 : 「『与七は餅を喉に詰まらせて死んだ!ならば餅より強いものはない!』」
島田先生 : 「ここまで食い下がった久兵衛の弁をアッパレとした鬼は久兵衛へと持ちきれぬほどの餅を与えて帰し、飢饉にあった村はそれで冬を越した」
島田先生 : 「その再現ってわけで、集まった人々に餅が配られる」
島田先生 : 「それがマツリの最後ってわけ」
葛西由良 : 「おや……」 こくりと首を傾げる
葛西由良 : 「餅になった所を退治する、というのでなく、なんというか」
葛西由良 : 「平和的なのですね」
島田先生 : 「鬼と人は結構仲良しだったみたいだよ」
島田先生 : 「そういう話がいくつもある、まあ……時には災いをもたらしたりもしたらしいけどね」
島田先生 : 「私は本祭もね、このように何らかの"再現"であると考えている」
島田先生 : 「かつて鬼と人と間にあった何らかの儀式のね」
島田先生 : 「どうだい?神社に住んでてそういう話を聞いたことは?」
葛西由良 : 「……とても面白いです。島田先生は本当に、先生のようですね」
島田先生 : 「本当に先生なんだけどなぁ……」苦笑し
葛西由良 : 頷きつつ 「本祭については何も。ただ、そう……」
葛西由良 : 「鬼は刀を持っていたとか、そんな話はご存知ですか?」
島田先生 : 「ああ、刀の話もあるね」
十徳鋲子 : 「おおっ、聞かせてほしいな」
島田先生 : 「これは詳しい文献が見つからなかったから概要だけなんだが」
島田先生 : 「村から都に出て、戦で身を立てようとした二人の若者が鬼の前で力比べをしてね」
島田先生 : 「勝った方へ鬼は刀を与え、それを手に入れた若者はそれはもう驚くほどの活躍で、将軍にまで上り詰めた」
島田先生 : 「そういう話だったかな」
葛西由良 : 「……先生は本当によくご存知なんですね」
葛西由良 : 話を通じて確信したのは、確かに彼が自分の求める情報を知っているとは限らないが、
島田先生 : 「それだけが得意なことだからねえ」
島田先生 : まんざらでもない様子。
葛西由良 : 自分の持つ情報と彼の話は、角度を変えれば良く整合するということ。つまりは、ある意味で真実を握っていると言えることだ。
葛西由良 : そして、あるいは……
葛西由良 : 「……先生。もっとお話、聞かせていただきたいです」
葛西由良 : 滑るように距離を詰める。ふわりと甘い芳香
島田先生 : 「いいよ、なんでも聞いてごらん」
葛西由良 : 「山を降りるまでのことではありますが」
葛西由良 : 「よろしいですか?」
葛西由良 : ということで秘密を掘りに行きます。九ノ一の術で、無意識のうちに警戒の閾値を大幅に下げつつ喋らせる
葛西由良 : 十徳さん手伝って!
十徳鋲子 : 友情の感情修正!
十徳鋲子 : 《水術》でいい感じにしっとりした肌を演出だ
GM : 別にしなくてもいい演出強化が!!
GM : では振ってください
葛西由良 : 2D6+1>=5 ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 5[1,4]+1 > 6 > 成功
葛西由良 : つやつや
GM : PC1以外の全員かな
十徳鋲子 : キレてるよ!
葛西由良 : ですね
桜咲百閒 : ハブられた!!
島田先生 : 島田は、とあることに対する言及を巧妙に避けていた。
島田先生 : あなたはそれに気付く。
島田先生 : くノ一の術を利用し、外枠を掘るよう、じっくりと、巧妙に誘導する。
島田先生 : それにより【秘密】の輪郭が浮かび上がる。
島田先生 : 「というわけだ」
島田先生 : 「中々面白い話だろう」
島田先生 : 「いやあ、この町は実に面白いよ、私は本を書こうと思っているんだ」
GM : そうして三人は山を下っていく。
GM : 後に残されたのは森の静寂、ただそれのみ。
GM : それでは、とうとうサイクル3へ!
GM : 行く前に!!
GM : 例のやつが始まります、そう、襲撃です。
桜咲百閒 : ひぇえ
GM : ではいくぜ
GM : 1d4 ShinobiGami : (1D4) > 4
GM : ビスコチャンだよ
十徳鋲子 : ぎえー!
桜咲百閒 : 十徳ネキ!
葛西燕条 : 助かった
GM : それでは町をフラフラと当て所もなく、あるいは当て所があり歩いていた十徳鋲子
GM : そんなあなたに声がかけられる
??? : 「や、おねーさん参加者でしょ?」
十徳鋲子 : 「う~ん当て所が無いな~」
??? : 気配もなく、間合いの内。
??? : まだ若い少年のような人物だが、それだけで並々ならぬ実力者であることがわかる。
十徳鋲子 : 「……最近パーソナルスペースに入られてばっかし! 自信無くすわ…」
小見寺空 : 「ねえ、僕と遊ぼうよ」
小見寺空 : 「やー、暇つぶしと腕試しにやってきたんだけど、これがどうして」
小見寺空 : 「なかなか歯ごたえのある連中が揃ってるときたもんだ」
小見寺空 : クツクツと笑う。
十徳鋲子 : 「お姉さんは仕事で来てるんだよ、一応ね」
十徳鋲子 : 「遊んでる暇はないんだけどなあ~」
小見寺空 : 「そう言わずにさあ」
小見寺空 : 問答無用、その姿がかき消える。コウソクキドウ!
小見寺空 : それでは
小見寺空 : 1d6 ShinobiGami : (1D6) > 4
小見寺空 : 2d6 ShinobiGami : (2D6) > 7[3,4] > 7
小見寺空 : 対人ジツ!判定をよろしく!
十徳鋲子 : 《対人術》かしら?目標値6!
GM : お手伝いはなし?
十徳鋲子 : ここは高プロット判定をしておこう。確実に、捕る……!!
GM : いやマイナスしかいないんだっけ……
十徳鋲子 : 妹様はプラスだから…
十徳鋲子 : いないからしゃーなしですね
GM : 投げても良いよ
十徳鋲子 : 投げてくれるかな~? このサイクル妹様ってもう感情判定使われてましたっけ
GM : ここのは特殊判定扱いとするので
GM : ただ+するよ!とだけ言っていただければ
十徳鋲子 : なるほど。
葛西由良 : では投げましょう。感情判定により+1……どうぞ!
十徳鋲子 : 妹様~! BIG LOVE…
十徳鋲子 : 諸々のプラスにより目標値3です!余裕だな!
小見寺空 : 余裕すぎる……
十徳鋲子 : 2d6+3>=6 ShinobiGami : (2D6+3>=6) > 4[1,3]+3 > 7 > 成功
十徳鋲子 : あっっっぶね
小見寺空 : 「アッは♪」
小見寺空 : ゆらゆらと宙を漂う長い袖が、鞭のようにしなる。
小見寺空 : 射程外
小見寺空 : しかし、攻撃が迫り、何かが"届く"
十徳鋲子 : 「なんだこれ!」
小見寺空 : 「わっ、よく避けたね」
十徳鋲子 : 刺又を振り、弾く。
小見寺空 : 「でもまだまだ行くよ!」
十徳鋲子 : 「そうそう何度も行かせるか、てーの!」
小見寺空 : ジュウオウムジン!次々と見えない殴打が迫りくる。
十徳鋲子 : 反対の腕には、鎖と分銅。長い袖の一つを絡めとり
小見寺空 : 「わっわっ」
十徳鋲子 : 殴打の中へと飛び込んでいく。まさしく超音速の交錯!
十徳鋲子 : 「原理はわかんないけど、空間使いだろ、キミ」
十徳鋲子 : 肉薄。
小見寺空 : 「えー、それもわかっちゃう?」
十徳鋲子 : 「少しは長生きしてるからねえ」
十徳鋲子 : 「あと迷宮ってのはだいたい距離感を……これはまあいいや」
小見寺空 : 「長生きで言えば僕もなかなかのものさ」
十徳鋲子 : 「えっ、時間も……?」
小見寺空 : 「すきあり!えいえい!」
小見寺空 : 攻撃を放つが!
小見寺空 : 「ちぇっ……」
小見寺空 : 「もういいや、それあげる」
小見寺空 : 強引に袖を引きちぎって、背後へと跳躍!
小見寺空 : 「んーーー」
十徳鋲子 : 「鬼ごっこなら、捕まったら終わりでしょ?」
小見寺空 : 「うん、おしまいおしまい」
小見寺空 : 「残念無念」
小見寺空 : 「それじゃ、おねーさんまた遊ぼうね」
小見寺空 : ニッカリと歯を見せる。
十徳鋲子 : 「また来年ってか」
十徳鋲子 : 眉をしかめる。
小見寺空 : 電信柱の影へと入りそのまま――
小見寺空 : その中へ潜航するかのようにかき消える。
GM : というわけで襲撃が終了
GM : 皆無傷だな~~~つまんないな~~~
十徳鋲子 : 自傷してるから勘弁して……
GM : ではやってくぜ、サイクル3!
GM : ===
GM : トップバッターは、PC1桜咲ちゃん!
GM : でいいのだよな!
GM : いつものセットをよろしくぅ!
桜咲百閒 : あいよ!
桜咲百閒 : ST ShinobiGami : シーン表(12) > 太陽の微笑みがあなたを包み込む。影の世界の住人には、あまりにまぶしすぎる。
桜咲百閒 : サンシャ~イン
十徳鋲子 : おっスぺシャル!
GM : スペペペ
GM : なんだっけ回復?
GM : くらいだっけ
GM : シーン表は関係ない!!
桜咲百閒 : ちぇーっ
GM : 場所はどこにいたしましょう
桜咲百閒 : うーん、折角だし振り直そうかな
GM : らじゃ
GM : サイクル3だし
桜咲百閒 : あんまりニンジャの集いって感じの場所ではなさそう
GM : もうマツリの当日ということにしちゃいましょうか
桜咲百閒 : わーい
GM : 屋台とか出てるよ、お囃子とかも流れてる
桜咲百閒 : それだったらあえて祭りの観衆の中とかにしようかな
桜咲百閒 : 幻術あるので
桜咲百閒 : それ使って群衆の中で堂々と会話するとか
桜咲百閒 : かっこいい気がする
GM : よかよ~~
GM : じゃあ背景このままかな
桜咲百閒 : ウム!
桜咲百閒 : で、ご招待するメンバーは
桜咲百閒 : まず十徳さん!
十徳鋲子 : シュババ
桜咲百閒 : でもって葛西兄妹!
桜咲百閒 : PC全員勢揃いだ!これがニンジャ・サミット!!
GM : おっけー
葛西由良 : 良いでしょう
桜咲百閒 : 十徳さんとの会話からスタートして
葛西燕条 : はーい
桜咲百閒 : 後々兄妹と合流する感じで
GM : それでは
GM : ===
小鼠 : 「んぢゃ、あちゃし別の依頼主に会ってくるから」
桜咲百閒 : 「ああ」
小鼠 : 「お駄賃やるから夜の本番までそこら辺で遊んでるがいい」
小鼠 : チャリンチャリン。
桜咲百閒 : 「何がお駄賃だ。そもそもお前が勝手に預かってるだけで私の金だろうが……」
桜咲百閒 : ぶつくさ言いつつ500円玉をキャッチ。
小鼠 : 「あんちゃのような金銭感覚終わっちょるやつに財布握らせとくわけにゃいかんでしょうが」
小鼠 : 「それじゃね~~」
桜咲百閒 : 「お前こそ本当に使い込んでないだろうな……領収書はキッチリ」
桜咲百閒 : 「あ、おい!」
小鼠 : そう言って消えていく。
桜咲百閒 : 「……全く」
桜咲百閒 : 別の依頼主。この混沌とした状況は、情報屋にとっては商売のかきいれ時ではあるのだろう。
桜咲百閒 : (あいつが誰かに私を売り渡して……いや、ないな)
桜咲百閒 : (単純に何も得がない)
桜咲百閒 : 準備を整えて、窓から見下ろすのは
桜咲百閒 : ――賑やかしい橙の灯りに照らされた、祭りの群衆。
GM : 町に足を踏み出すと、そこはもう浮かれた熱気の只中。
GM : 君と同年代と思われる人々は、皆笑顔だ。
GM : 友人と、あるいは家族と。
桜咲百閒 : ふと思い出す。
桜咲百閒 : 兄に手を引かれて歩いた、いつかの夏祭り。
桜咲百閒 : 転んで膝を擦りむいて泣いている私をおぶってくれた大きくて温かい背中。
桜咲百閒 : 失ったもの、取り返しのつかないものを思い返す度に、悔しさに涙が出そうになる。
桜咲百閒 : 奥歯を噛み締めて耐える。
桜咲百閒 : これも今日までだ、きっと。
桜咲百閒 : 「……さっきのやつは」
桜咲百閒 : 「どこの手勢だ」
桜咲百閒 : 群衆の中、向かってくる1人に声をかける。
GM : そう、笑顔の人々
GM : その中に、たしかに異質な気配、それも複数がある。
GM : この町は平和な祭りの裏で合戦場となっているのだ。
GM : うちの一人、剣呑な得物の束を担いだ忍びへ。
十徳鋲子 : 「んー」
十徳鋲子 : 色眼鏡に橙が反射し、眼差しは窺えない。
十徳鋲子 : 「わかんないねえ。ハグレじゃないかな」
十徳鋲子 : 言いながら、たこ焼きを口に放り込む。
桜咲百閒 : 「相変わらずとぼけた奴だな。まあいい」
桜咲百閒 : 「お前の因縁なんて私には関係ないことだ」
桜咲百閒 : 群衆は対峙する2人に気づいてさえいないように
桜咲百閒 : 傍らを素通りしていく。自分たちへの注意を遮断する幻術だ。
十徳鋲子 : 「つれないねえ。敵も味方もわからないのは事実だけど」
GM : 人々の流れは、まるで君たちを中洲とするかのように別れていく。
十徳鋲子 : 「秘密を抱えてる者同士、共感し合ったほうが真相には近づきやすいよ。」
十徳鋲子 : 「忍者としての経験」たこ焼きを食べる。
桜咲百閒 : 「余計なお世話だ」
桜咲百閒 : 「そもそも求める真相が同じとは限らない」
桜咲百閒 : 「だから私は1人で……」
桜咲百閒 : 「そんな話はいい」
桜咲百閒 : 首を振って
桜咲百閒 : 「焦声を狙う忍がいる」
桜咲百閒 : 「奴は私の目的のために生かしておく価値がある」
桜咲百閒 : 「お前にとっては……どうだ?」
十徳鋲子 : 「……価値は、あるよ。それは認める」
十徳鋲子 : 「ただまあ、お恥ずかしい話」
十徳鋲子 : 「その価値の”扱い方”を見出すには、正直まだ情報不足ってところ」
十徳鋲子 : 人を見る目が無いんだよねえ、とごちる。
十徳鋲子 : 「だから、今日まで……マツリ当日になって、動き始めるまでは様子見してた」
十徳鋲子 : 「……って言ったら信じてくれる?」
桜咲百閒 : 「信じるも何もない」
桜咲百閒 : 「別に、順当な判断だろう」
桜咲百閒 : 「……私はこれから、焦声を狙う連中との交渉に向かう」
桜咲百閒 : 「お前が同行したいというなら、まあ」
桜咲百閒 : 「止める理由も、ないが……」
桜咲百閒 : 言いつつ、1人では心細いと顔に書いてある。
十徳鋲子 : 「……なんで様子見してたかって言うと」
十徳鋲子 : 「その焦声を狙ってる人たち……の内一人が」
十徳鋲子 : 「滅茶苦茶怖かったからなんだよねえ、2mくらいあってさあ」
桜咲百閒 : 「……そっちも掴んでたのか」
桜咲百閒 : 「そうだ。そいつだ。葛西燕条……私は全然ビビってなかったがな!」嘘。
十徳鋲子 : 「そっか、それなら、私ももう一度接触したかったんだよね」
十徳鋲子 : 「妹さんとだけ話してて、探る暇がなかったからさ」
桜咲百閒 : 「妹?」
十徳鋲子 : 「あれ?それは知らないの」
十徳鋲子 : 「葛西由良ちゃん。可愛い子だよ~」
桜咲百閒 : 「……葛西燕条が複数人で忍務に当たっていることは掴んでいた」
桜咲百閒 : 「妹、か」
桜咲百閒 : あの会話の中で恐怖とともに感じた、どこか惹かれる気持ち。
桜咲百閒 : その正体を知って、苦々しい顔になる。
十徳鋲子 : 「まあ、なんにせよ」
十徳鋲子 : 「百閒ちゃんがお兄さん……燕条さんと合うつもりなら、同行させてくれると助かるねえ」
十徳鋲子 : 「一人じゃ怖いからね。何なら由良ちゃんとの間も取り持っちゃうよ~」
桜咲百閒 : 「ふん」
桜咲百閒 : 「私は全く怖くなんてないが」
桜咲百閒 : 「そういうことならば、同行を認めてやる」
桜咲百閒 : 「私は全く怖くなんてないがな」
十徳鋲子 : 「んははは、ありがとう」
十徳鋲子 : 「葛西兄妹は今、神社に泊まってるらしいから……すぐそこだね」
桜咲百閒 : (焦声の暗殺を中断させる交渉が失敗したとして)
桜咲百閒 : (こいつがすぐさま向こうの味方に回るとも思えない。立たせておくだけでもある程度の牽制にはなるはずだ)
十徳鋲子 : 「……百閒ちゃんさあ、アレ」
十徳鋲子 : 道中、突然口を開く。
十徳鋲子 : 「あのチャイナの子とは、どういう関係なの?」
桜咲百閒 : 「……単なる利害関係だ」
桜咲百閒 : 「私は『爪』の使い手を殺す」
桜咲百閒 : 「奴は『爪』を回収しどこぞに売り捌く」
桜咲百閒 : 「そういうつもりらしい。私もそれ以上は知らん」
十徳鋲子 : 「それ以上の信頼があったみたいに見えたんだけどねえ」
桜咲百閒 : 「だ、誰が信頼だ!あんなガキに……!」
桜咲百閒 : 「余計な詮索をするな!」
十徳鋲子 : 「信頼は悪い事じゃないよ。というか、そうであってほしいから聞いたんだ」
十徳鋲子 : 懐から封筒を取り出す。
十徳鋲子 : 「……葛西兄妹と交渉に行くなら、由良ちゃんが調べてた情報がある。当然燕条さんも知ってる情報だね」
十徳鋲子 : 「話をスムーズにするために、今百閒ちゃんにも、伝えておこうと思ってさ」
桜咲百閒 : 「それで要するにこちらも何かを差し出せと」
桜咲百閒 : 「回りくどい奴だな。まあいいだろう」
十徳鋲子 : 「……そーなんだけど、チャイナちゃんの言ってたこと、覚えてるかな」
桜咲百閒 : 「?」
十徳鋲子 : 「まだ情報足りないから、じっくり考えて」
十徳鋲子 : 「そこんとこよろしく。」封筒を渡す。
桜咲百閒 : というわけで
桜咲百閒 : みい子さんと先生の情報を十徳さんと交換したい!
十徳鋲子 : 島田先生の秘密を交換します!
GM : 両方とも公開情報かしらこれで
桜咲百閒 : ですね
十徳鋲子 : そうだぜ
GM : 了解しました。
桜咲百閒 : 「……なんだと」
桜咲百閒 : 封筒を開けて、その中身を読み青ざめる。
桜咲百閒 : 「この、情報は」
桜咲百閒 : 「確かなんだろうな?」
桜咲百閒 : 震える声で目の前の十徳に問う。
十徳鋲子 : 「信じていいよ」
十徳鋲子 : 桜咲さんを見つめる。色眼鏡の向こうは見えない。
葛西燕条 : 「あれェ?鋲子さんに百閒ちゃん」
葛西燕条 : 二人に場違いに能天気な声が掛けられる。
桜咲百閒 : 「!」
十徳鋲子 : 「わっ、燕条さん」
葛西燕条 : 祭りの人込みの中でも一際目立つ、長身の男。片手には林檎飴を持っている。
葛西由良 : 「こんばんは」
桜咲百閒 : 「葛西、燕条」
葛西由良 : その背後には、小柄の少女。白地に青い金魚の泳ぐ浴衣を綺麗に着こなしている。
葛西燕条 : 「二人ともお揃いで、お祭りですか?」ニコニコと笑みを浮かべながら
十徳鋲子 : 「由良ちゃんも、こんばんは。こっちは桜咲百閒ちゃん……忍者」
桜咲百閒 : このタイミングで向こうから現れた。想定外。動きを読まれていた?
桜咲百閒 : (違う、そんなことはどうでもいい)
葛西由良 : 「兄上からお話は伺っています。由良と申します」 桜咲さんへそっと礼
桜咲百閒 : 「し」
桜咲百閒 : 「島田」
葛西燕条 : 「ん?」
桜咲百閒 : 「この島田とかいうやつはどこにいる!!」
十徳鋲子 : 「百閒ちゃん、落ち着いて」
桜咲百閒 : 「言え!!」
葛西由良 : 「……」 水面のような眼。にわかに値踏みするような
葛西由良 : しかし沈黙は短い 「いえ」
葛西由良 : 「島田先生の現在の居場所ということでしたら」
葛西由良 : 「私の存じ上げるところではありません」
桜咲百閒 : 「なんだと……いや、そもそも何故このタイミングでお前たちはこいつに近づいた?」
葛西由良 : 小首をかしげ 「何故?」
桜咲百閒 : 「とぼけるつもりなら……!」
桜咲百閒 : ひゅ おんっ
桜咲百閒 : 既に、無数の見えない糸が由良の全身にかかっている。
桜咲百閒 : 影に紛れる夜顔の忍法、身につけた技は激昂の中でもあくまで精密に
桜咲百閒 : 微細な振動から、目の前の相手に対し読心を果たす。
桜咲百閒 : という感じで
葛西由良 : 抵抗はない。人形のようにされるがままだ。
桜咲百閒 : 縄術で秘密を探る!
桜咲百閒 : 対象は葛西由良!
葛西由良 : 「構いません」 そう言いながら、見ているのは目の前の少女ではない。傍らの兄である
葛西由良 : 手出し無用の意だ
GM : どうぞ!お振りなさい!
十徳鋲子 : 感情修正いります?
GM : 修正等は
桜咲百閒 : ほしい!
桜咲百閒 : おにいちゃんもくれていいのよ?♡
葛西燕条 : う~ん
葛西燕条 : あげない
十徳鋲子 : では友情の感情修正!達成値+1
桜咲百閒 : あんだとコラ!
GM : お兄さま……
桜咲百閒 : シケた野郎だぜ
桜咲百閒 : では姐御との友情パワーで振ります!
GM : 指定特技を言って、ダイスを振るのじゃ
桜咲百閒 : 2D6+1>=5 (判定:縄術) ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 9[4,5]+1 > 10 > 成功
GM : 成功!
桜咲百閒 : わーい!
GM : ではお渡しします
葛西燕条 : 公開情報かな?
葛西由良 : というより、公開情報ですね
桜咲百閒 : ですね
GM : ですね
GM : 以上!
葛西由良 : その少女に、静かな眼差しを向けたまま。
葛西由良 : 「この由良に、隠し立てしなければいけないことはありません」
桜咲百閒 : 「あ……」
桜咲百閒 : 伝わってくるのは、深い愛情と信頼。
桜咲百閒 : ただそれだけだ。疑念も敵意もない。
葛西燕条 : ヂリッ────
葛西燕条 : 血の雫が舞う。振るわれたナイフの軌道は、咄嗟に躱さなければ確実に桜咲の首を刈り取っていた。
桜咲百閒 : 大きな思い違いを後悔する暇もなく。
桜咲百閒 : 「っ!!」
桜咲百閒 : 刃をかわして飛び退く。糸も断ち切られる。
葛西燕条 : 「兄の目の前で妹に覗きかい?」
葛西燕条 : 「中々豪胆だねェ、君」
葛西燕条 : 口元は歪めているが、眼光は凍てつくように桜咲を見る。
桜咲百閒 : (しまった)
桜咲百閒 : (ここで判断を間違うなんて……!)
桜咲百閒 : 「私に、敵対するつもりはない」
桜咲百閒 : 「島田の手がかりを必要としているだけだ」
桜咲百閒 : 「手段については……謝る」
葛西由良 : 糸から解き放たれ、緊張していた四肢が微かに弛緩する。結っていた髪が解け、流れる。
葛西由良 : その瞳は変わらず人形のように透き通っていて、揺るぎない 「お答えします。なぜ島田先生を探ったのか」
葛西由良 : 「『焦声』を討伐して得をする者が誰か、を考えておりました。私に命令を与え、しかし私の記憶を覆った者」
葛西由良 : 「それはすなわち、『爪』を己がものとして、マツリの成就により大願を叶えんとする者に他ならないでしょう」
葛西由良 : 「その候補の一人です。あの方は、雑多な忍とは違い、明確な意志を持ちマツリへと手を伸ばそうとしていた」
葛西由良 : 「私は事の下手人を見つけ出し……」 ほどけた髪を結い直す
葛西由良 : 「……その真意を知らなければなりません」
桜咲百閒 : 「……」
葛西由良 : 「私と、私の守るもののために」
桜咲百閒 : 筋道は通っている。そしてそれを裏付ける内心も、何より自らの指先が証明している。
桜咲百閒 : 「……すまなかった」
葛西由良 : 「いいえ。立場が逆でしたら、由良もそのようなことをしたかもしれません」
葛西由良 : その経緯は既に聞き及んでいる。
葛西由良 : 「お気になさらず。……次はないと、約束していただければ助かりますが」
葛西燕条 : 「由良ちゃんは優しいなぁ」
葛西燕条 : 「でも生憎、俺はそうじゃない」
葛西燕条 : 由良を守るように立ち、
葛西燕条 : 「……この際だから言っておこうか」
葛西燕条 : 「鋲子さんもね。よく覚えておくといい」
葛西燕条 : 笑みが薄れ、僅かに開かれた眼で二人を見る。
葛西燕条 : 「由良に手を出せば──」
葛西燕条 : 「殺す」
葛西燕条 : 燕条から漂うのは、人よりむしろ妖魔に近い、魔性の気配。
桜咲百閒 : 身じろぐ、それは魔性の有様を恐れたからではなく。
桜咲百閒 : ただ互いを思い合い、庇い合うその姿が
桜咲百閒 : どこまでも兄妹だったから。
桜咲百閒 : (ずるい)
桜咲百閒 : 心の奥底で、そう思ってしまった自分に目を背けるように
桜咲百閒 : ただ一歩下がる。
十徳鋲子 : 「…わかりました。でもここでは、収めましょ」
十徳鋲子 : 「互いの不理解が原因。それだけだから」
葛西燕条 : 「ま、そうですね」ぱっと笑みを戻して。
葛西燕条 : 「ここは由良ちゃんの顔を立てようかな。せっかくのお祭りだしね」
葛西燕条 : 「台無しにしたら、みい子さんにも悪い」
葛西由良 : 「その通りです。……では、恩を着せるようにはなりますが、一つだけ」
葛西由良 : 「お話ししたような、曖昧になっている記憶を回復する手など、お二人に思い当たるところはございますか?」
葛西由良 : 桜咲、十徳両名へ
葛西燕条 : 同じく目を向ける。
桜咲百閒 : 「……いや、ない」
十徳鋲子 : 「私もそういった道具は聞いてないね」
葛西由良 : 「承知しました。それでは失礼致します」
葛西由良 : 目を閉じて会釈し、兄と共に、二人の横を通り過ぎていく
桜咲百閒 : 「う……」
桜咲百閒 : 「…………。」
桜咲百閒 : その背中をただ、見ていることしか出来ない。
桜咲百閒 : 自分にはもう、届かないものを。
GM : それではお次は……PC4、ビスコさん!
GM : で……よろしいのですね
十徳鋲子 : はい…!
GM : シーン表登場希望PC、お願いします
十徳鋲子 : 希望はお兄様と由良ちゃん!
十徳鋲子 : 百閒ちゃんすまんな、このシーンは3人用なんだ
十徳鋲子 : ST ShinobiGami : シーン表(9) > 強い雨が降り出す。人々は、軒を求めて、大慌てて駆けだしていく。
桜咲百閒 : ハブられた!!
十徳鋲子 : また雨降ってる
GM : お祭りが……
十徳鋲子 : 血の雨とかにしますか
GM : しちゃう?!
葛西燕条 : オイオイオイ
十徳鋲子 : お兄様、お願いします!血の雨を!
葛西燕条 : 降らせちゃうか~
十徳鋲子 : わあ~い
GM : 場所は……流石に少し離れたところにしましょうか
GM : 焦った雑魚集団が、徒党を組んで仕掛けてきます
GM : これが田舎の底力
十徳鋲子 : 雑魚たちは外様なのでは…?
GM : いや、グラウンドのことです
GM : ではいっちょいきますか
GM : ===
GM : 怒号、悲鳴、金属と金属が打ち鳴らされる音。
下忍A : 「囲め!!囲んでやればこいつだって!!」
GM : すでに幾人かは物言わぬ物体となり土を赤黒く染めている。
下忍B : 「チクショウ、こいつ後ろに目がついてやがるのかよ!!」
葛西燕条 : 「そういう、数で何とかしようっていう発想がさァ……」
葛西燕条 : 振り下ろされる刃を蹴りで逸らし、長い腕の先、手刀で心臓を貫く。
下忍A : 「げぶっ……!」
葛西燕条 : 放たれた手裏剣に貫かれる寸前で、その姿が闇に溶けるようにかき消える。
葛西燕条 : 刹那の後、数人の下忍の身体に無数の薄刃が突き刺さっている。
葛西燕条 : 血飛沫と共にナイフを振るう。頸を切り裂き、頭蓋を砕き、次々と無感情に命を刈り取っていく。
下忍C : 「チッ、何やってんだあいつら……」
下忍C : 「まあいい、お嬢ちゃん、ちょいと俺と遊ぼうやヒィハ!」
下忍C : 「俺の爆剣泥怨(バクケン・ドローン)の餌食にしてやるぜぇ!」
下忍C : 奇妙な機械がガチガチと顎をカチ鳴らす!プロペラ部の手裏剣を多重投擲!!
葛西由良 : 無防備に佇んでいるように見えたのだろう。実際、そう見えるように振る舞っている。
葛西由良 : しかし、その攻撃は当たらない。揺れるような動きで投擲物の半数ほどを躱し、
葛西由良 : もう半数が到達する前に、硝子のような瞳は下忍を見ている。目が合う。
下忍C : 「なぁ!?」
下忍C : 「ば、ばかな……確かにセンサーは…!!」
葛西由良 : 同時に、爆音。銃声に近く……銃声と呼ぶには異様な火薬の音。
葛西由良 : それと同時に放たれた無数の散弾が、もう半分の飛来物を通り過ぎざまに噛み砕き、
葛西由良 : 下忍の身体を、鉛の牙にて食い尽くす。
下忍C : 「ちょっ、タイッ」
下忍C : 哀れな下忍は言葉を続けるための喉を失い、そのまま千切れゆく。
葛西由良 : 常人であれば爆散するであろう。身体を強化した忍であれば、まあ原型は残るか。
葛西由良 : そういう攻撃だ 「……三下ばかりですね」
下忍D : 「お、おれは……だからよそうって……」
葛西由良 : 薬莢が辺りに散らばり、硝煙が漂う。手にしていた黒く太く短い銃身は
葛西由良 : ほど近くでそう呟いたもうひとりの下忍へと向けられ、同じように吠えた。同じ結果をもたらすために。
下忍Dだったもの : 「……」
葛西由良 : 「……他にはいらっしゃいますでしょうか」
リチャード青羽 : 「やれやれ……見てられませンね……」
リチャード青羽 : 「雑魚ばかりでは……退屈でショウ……」
リチャード青羽 : 「決着をつけましょうではありまセンか……ブラザー葛西」
葛西燕条 : 「うわっまた出た!」
葛西由良 : 「先日のお客様ですね」
リチャード青羽 : 「どうにも堪え性がなくってね……」
葛西燕条 : 「まだ生きてたのかよこいつ……」
リチャード青羽 : 「フフフ……これでも優勝狙い、受けてもらえますカ……」
リチャード青羽 : 「私の、イチカ、バチカ」
葛西燕条 : 「まさか……!」
リチャード青羽 : ゆらりと、手刀を構える
リチャード青羽 : 「データは、先程の雑魚狩り程度では万全とは言い難い……」
リチャード青羽 : 「が、それがイイ!!」
リチャード青羽 : 「賭けるに値する!今この時!この瞬間!わが全テ!!」
リチャード青羽 : 「行き――マス!!」
リチャード青羽 : 高速起動に入る。
GM : 交差、勝負は一瞬!!
GM : その結果は……。
リチャード青羽 : 「ふうむ……」
リチャード青羽 : だらり、とその両手は力なく垂れ下がる。
リチャード青羽 : 「これでは……本祭の舞台には到底上がれませんネ……」
葛西燕条 : 「……ギャンブル忍法だったっけ」
葛西燕条 : 宵闇の中で、燕条の両腕のシルエットが異様に膨れ上がっている。
葛西燕条 : それもすぐに元に戻る。片や交錯した青羽の腕には、無数の刃でずたずたに切り裂かれたような異様な傷跡が刻まれている。
リチャード青羽 : 「ええ……より危険デ……より得るものノ多い……」
リチャード青羽 : 「そんな道を選びましたが……」
リチャード青羽 : 「ふふ……ご覧の通りデス」
葛西燕条 : 「データを捨てて、ギャンブルにも負けて……」
葛西燕条 : 「で、次は?」
葛西燕条 : トドメを刺そうとナイフを構える。
十徳鋲子 : 「次は」
十徳鋲子 : 血が混ざりあって、赤い沼地と化したグラウンド。
十徳鋲子 : 「私の目的のための、礎になってもらう」
葛西由良 : 「十徳さん」
葛西由良 : 振り返る。先刻まで手にしていた銃は、もう分解して元の通り浴衣の中に片付けてしまった。
十徳鋲子 : 夜闇からの奥から、いくつもの長物を背負った女が現れる。
十徳鋲子 : 掲げた右手には銀の閃き。
葛西燕条 : 「!」
十徳鋲子 : 儀礼的な装飾が施された剣を振り降ろし、赤い沼に深く突き立てる。
葛西燕条 : 「……由良ちゃん!」
リチャード青羽 : 「オット、これは更なるピィンチカ、助けの舟カ」
十徳鋲子 : それと同時。血中の鉄分が励起し、二人を捕らえる檻を具現化する……!
リチャード青羽 : 「どうやら後者、ズバリデータ通り!」
リチャード青羽 : 大跳躍!
葛西由良 : 「兄上」
葛西由良 : 兄上に庇われるようにして、檻からは逃れる。
葛西燕条 : 由良を庇うように躍り出て、迫る檻を切り裂く。が、その分で一手出遅れる。
葛西燕条 : 「……不味ったな」
リチャード青羽 : 闇の中から捨て台詞が木霊する。
リチャード青羽 : 「次に相まみえる時は……果たして……どんな忍法がアナタを襲うのでショウね!」
リチャード青羽 : 「HA――HAHA!」
十徳鋲子 : 「由良ちゃん!動かないでくれ」声を張る。
葛西由良 : 身体の影で何かを握り、今にも抜かんという所であったが、その制止により動きがぴたりと止まる。
十徳鋲子 : 「…この言葉は脅しだけど。でも、私の本意は、お兄さんを傷つけることじゃない」
十徳鋲子 : 「お兄さんだけじゃなく、できれば、誰も。鬼前試合の参加者ね……もう大分、遅いけどさ」
十徳鋲子 : 「今後は、出させたくない」鉄籠に歩み寄る。
葛西由良 : 「……」 目を細める
十徳鋲子 : 「協力してもらうよ、葛西燕条」
葛西燕条 : 「……『焦声爪』、ですか」
葛西燕条 : 「手に入れてどうする気です」
十徳鋲子 : 「……私は、妖刀ハンターなんてやっててさ」
十徳鋲子 : 「まあ、そういうのって、どうしても人里にあるべきじゃないから」
十徳鋲子 : 「いわば、鞍馬の仕事の外注だよ。わかってくれると助かる」
葛西燕条 : 「あなたは蒐集家の類かと思ってましたがね」
葛西燕条 : 背に負った武具の束に目をやって。
葛西燕条 : 「巫女を殺して叶える願いにも、興味は無いと?」
十徳鋲子 : 「……全く、無いね」
十徳鋲子 : 「蒐集家なのは認めるよ。道具は好き」
十徳鋲子 : 「でも……道具のように扱われる人間には、反吐が出るんでね」
十徳鋲子 : 「あんまり時間が無い。ご存知の通り、人を見る目が無いから」
十徳鋲子 : 「直接聞かせてもらうよ」
十徳鋲子 : その業によって流れた血、鉄檻を通して燕条さんの秘密が伝わる!
十徳鋲子 : 《召喚術》で秘密の取得判定だ!
GM : お見事、GMより判定修正を1差し上げましょう
十徳鋲子 : やったー!無敵!
十徳鋲子 : 由良さん……感情修正をいただければありがたいゲスが……
葛西由良 : ううーん
葛西燕条 : どうせこの人忍具で振り直せるよ絶対
葛西由良 : それもそうだ
葛西由良 : 兄上にとっときます
十徳鋲子 : そんなことは……わかりました!!
十徳鋲子 : 2d6+1>=5 ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 6[2,4]+1 > 7 > 成功
十徳鋲子 : 成功!!
葛西燕条 : やめてぇ~~~~
十徳鋲子 : 感情があるので全体公開かな
GM : どんどん全体公開になっていくぜ……
葛西由良 : 兄上のかっこいい秘密……拝見します
GM : それでは
葛西燕条 : 「……それで」肩を竦める。
葛西燕条 : 「お望みのものは見つかりました?」
十徳鋲子 : 「……何を望んでるかも、まだわかってなかったんだよ」苦笑する。
十徳鋲子 : 剣を抜く。同時に、燕条さんを戒める鉄籠はボロボロと崩れていく。
葛西由良 : ……物理的手段ではなく、結界の術により、この状況の打開を試みていた。それだからか。
葛西由良 : その旨は違わず、由良の意識にも伝わってくる。
十徳鋲子 : 「……でも、ちょっとおかしくないの。あなたたち兄妹はどちらも、”依頼人を覚えてない”」
十徳鋲子 : 「何も覚えてない、なんて……口で言われても信じられなかったよ」
葛西燕条 : 「ええ。おかしいでしょう?」
葛西燕条 : 「『焦声』の正体を掴みつつ、今まで手を出していないのは……そういうことですよ」
葛西燕条 : 「結論は由良ちゃんと同じです。僕達に『焦声』を殺させることで、得をする誰かがいる」
葛西燕条 : 「祭りの主催か、あるいはその島田って男か」
葛西燕条 : 「その二つが同じということもあり得る」
十徳鋲子 : 「うん……了解です。」
十徳鋲子 : 「事態の認識が甘かったみたい……結構、マズいのかも」
葛西燕条 : 「ここまで読み取れたかは分かりませんが……前回の本祭について、巫女である茜みい子の記憶にも何らかの混乱が見られました」
葛西燕条 : 「裏で何者かが動いてるのは確かですよ。それも、複数人の記憶を改竄できるだけの術を持った誰かが」
十徳鋲子 : 「はあ~……焦声が、そういう能力を持ってる可能性は……ないか」無表情な少女の姿を思い出す。
十徳鋲子 : 「オーケー。真相の判明まで、できるだけ力を貸します」
葛西由良 : 「助かります」 警戒を緩める
葛西燕条 : 「それは心強いですねぇ」
十徳鋲子 : 「さっきはご迷惑おかけしました」
葛西燕条 : 「次は一声掛けてからでお願いしますよ」やや笑っていない目で言って
葛西燕条 : 「言った通り、僕は『焦声』にも願いにも興味は無いですから……」
葛西燕条 : 「あ、由良ちゃんはどう?」
葛西由良 : 小さく頷く 「同意いたします。『焦声爪』の力、マツリによる願いの成就……」
葛西由良 : 「どちらも由良には過ぎたものですので」
葛西燕条 : 頷く「というわけです」
十徳鋲子 : 「ええっと……はい」
十徳鋲子 : 「私も、願いの成就に興味がない点は変わらないです。焦声に関しては……保留」
十徳鋲子 : 「う~ん……ごめん、まだわからないことがある」
十徳鋲子 : 「少し調べてきます……本祭が始まるまでには」
十徳鋲子 : 少し速足で、歩き出す
葛西由良 : その背を見送り、そっと兄上に近づく。
葛西由良 : 「戻りましょう。浴衣が汚れてしまいました」
葛西由良 : 「早めに洗い流したいです」
葛西燕条 : 「……そうだねぇ」
葛西燕条 : 笑みと共に振り返る。
葛西燕条 : 「済んだら、もう少しお祭りを見ていく?」
葛西由良 : 「はい」
葛西由良 : 「兄上とも一緒ですから」
葛西燕条 : 「うん」
葛西燕条 : 「一緒だよ」
GM : それでは三手番、PC3、葛西兄!
葛西燕条 : よっしゃ!
GM : シーン表と登場希望PCをよろしくぅ!
葛西燕条 : ST ShinobiGami : シーン表(7) > 清廉な気配が漂う森の中。鳥の囀りや、そよ風が樹々を通り過ぎる音が聞こえる。
GM : 田舎
葛西燕条 : 森しかないのかよ
GM : 田舎パワーすごい
葛西燕条 : 振り直そう……
葛西燕条 : ST ShinobiGami : シーン表(6) > 優しい時間が過ぎていく。影の世界のことを忘れてしまいそうだ。
葛西燕条 : いいじゃないの
GM : どういうのにしましょうか
葛西燕条 : 場所どこだろ~
葛西燕条 : とりあえず希望PCは、桜咲さんとちょっとだけ話して判定したあたりで由良ちゃんにも出てほしいです
GM : 祭りが行われてる通りや境内でもいいし
葛西燕条 : という形でも感情修正は投げられるのかな……?
桜咲百閒 : オケー
GM : それを人気のないところから眺めてるとかでもいいかもですね
葛西燕条 : じゃあお祭りの最中ちょっと由良ちゃんが席外してる間に二人で出くわして束の間話す感じで
GM : らじゃー
GM : ===
GM : 往来を行く。
GM : 周囲には色とりどりの照明。
GM : 綿あめやりんご飴、といったおなじみのものではなく。
GM : 商店や飲食店が本日のために用意した、といった風な出店が並ぶ。
GM : そこそこの観光客に、この日を待ち望んでいた町民たち。
GM : 皆一様に、楽しげに行き交う道、その只中に。
GM : 影のものが潜み、そして出会う。
葛西燕条 : 「楽しんでるかい?百閒ちゃん」
葛西燕条 : 焼きそばのパックを片手に、にこやかに言う。
葛西燕条 : 混雑する群衆の中、周囲より頭ひとつ以上は大きい体躯だが、忍者以外はまるで空気のように気にも留めない。
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 声をかけられ、照明の上から音もなく降りる。
桜咲百閒 : 「要件はなんだ、葛西燕条」
桜咲百閒 : 「島田を探している。いずれこの祭りの場には現れるだろうが」
桜咲百閒 : 「余り目を離していたくない」
葛西燕条 : 「いやいや、こっちは要件ってほどの物じゃあ無いよ」
葛西燕条 : すたすたと無防備──に見えるほどの自然体──に、桜咲に歩み寄る。
葛西燕条 : 「ちょっとお話でもしようと思ってさ。せっかくのお祭りじゃない?」
桜咲百閒 : 「話なんて、今は島田が……」
葛西燕条 : 「それだよ」
葛西燕条 : ぱき、と割り箸を割って、焼きそばを啜り。
葛西燕条 : 「君がそうまで島田と"焦声爪"に拘る理由は何だい?」
葛西燕条 : 「個人的な事情って言ってたっけ?」
葛西燕条 : 心を落ち着かせ、なだめすかすような声色。人心の内側に入り込んでくるような。
葛西燕条 : 使い道によっては、大勢の民衆を心酔させるカリスマと呼ぶべき資質。それを技術によって再現し、あまつさえ個人に対して用いる、忍の対人術。
桜咲百閒 : 「……白々しい。既に目星はつけてるんだろ」
桜咲百閒 : 現に、妹の方はこちらの動機を聞き及んでいるようだった。
桜咲百閒 : 「そうだ」
桜咲百閒 : 「『爪』の使い手は、私の家族の仇だ」
桜咲百閒 : 「父と、母と……兄の」
葛西燕条 : 「……。……お兄さんが居たのかい」
葛西燕条 : 「それで合点がいった。初めて会った時から思っていたんだよ」
葛西燕条 : 「君と俺は、どこか似ている」
桜咲百閒 : 「……。」
桜咲百閒 : 「お前も」
桜咲百閒 : 「お前もあの妹を本当に大事に思ってるなら、分かるだろ」
桜咲百閒 : 「私の家族はもういない」
桜咲百閒 : 「私が家族にしてやれることは、もう、これだけなんだ」
葛西燕条 : 「ああ、分かるよ」
葛西燕条 : 「俺と君は、一緒だ」
葛西燕条 : 囁くように言う。
葛西燕条 : 「百閒ちゃん」
桜咲百閒 : 「……なんだ」
葛西燕条 : 「何か抱え込んでいることがあるなら、俺にだけは打ち明けてほしいな」
葛西燕条 : するすると。
葛西燕条 : 警戒心の防壁を溶かし、腐蝕させ、内側に入り込んでいくように。
葛西燕条 : 「俺なら君の気持ちを分かってやれる」
葛西燕条 : 引き換えに安寧を見せびらかし、誘うように、言葉が紡がれる。
葛西燕条 : 「俺なら君を、助けてあげられる」
葛西燕条 : ここで判定します
桜咲百閒 : イヤーーッ
桜咲百閒 : 手篭めにされる!!
葛西燕条 : 対象は百閒ちゃんの秘密!
GM : はい、GMより修正1も差し上げます
葛西由良 : そして兄上へ感情修正です。+1!
葛西燕条 : やった~!
葛西燕条 : 対人術で判定します
葛西燕条 : 2D6+2 ShinobiGami : (2D6+2) > 5[1,4]+2 > 7
GM : 成功!それではお渡しします
葛西燕条 : オラッ見せろ!
桜咲百閒 : はい……
GM : ここで特定のPCがある情報を得る、という条件が満たされたため
GM : PC3の【秘密に隠された秘密】が追加されます。
GM : PC3の秘密は公開情報であるため、これも公開です。
GM : プライズ『焦声爪』を差し上げます。
GM : おめでとうございます。
葛西燕条 : わ~い
桜咲百閒 : おめでとう!!!!
GM : そしてPC2がプライズ焦声爪の情報を得たことにより条件が満たされます。
GM : こちらも【隠された秘密】の追加です、同じく既に公開情報ですので公開になります。
GM : なおプライズにも【秘密】があります。
GM : これは所持者しか閲覧は不可になりますので。よろしくお願いします。
桜咲百閒 : 「あ……」
桜咲百閒 : 鼓膜を震わせる声に、頬に優しく触れる指の感触に
桜咲百閒 : どうしようもなく安らぎと暖かさを感じる。
桜咲百閒 : 「にい、ちゃん……?」
桜咲百閒 : 虚ろな目で、目の前の朧な微笑を見上げて
桜咲百閒 : うわ言のように呟く。
葛西燕条 : 「…………」
葛西燕条 : 「……桜咲百閒……」
葛西燕条 : 「桜咲……そうか、は、ははっ……」
葛西燕条 : 「桜咲百閒!『あの』桜咲か……!」
葛西燕条 : 蘇った記憶が奔流のように流れ込んでくる。
葛西燕条 : 同時、己の成すべきことを瞬時に理解する。
葛西燕条 : 呆けたように立ち尽くす桜咲に向け、鉤爪めいた刃が閃く。
桜咲百閒 : ――ずっと1人で苦しかった。寂しかった。
桜咲百閒 : だけどやっと、兄さんが迎えに来てくれた。
桜咲百閒 : だから、これで。
桜咲百閒 : [■■!!]
桜咲百閒 : 刃が喉元に届く瞬間。記憶の中で誰かの声が聞こえた。
桜咲百閒 : そして。
桜咲百閒 : ガ キィン !!
桜咲百閒 : 寸前で、鋒を苦無が弾く。飛び退く。
桜咲百閒 : 「はっ……はっ……!」
葛西燕条 : 「……くはッ」
葛西燕条 : ずるり、と前傾姿勢、ナイフを構え直す。
桜咲百閒 : 「お前は私の兄ちゃんじゃない……私の兄ちゃんは、もういない」
桜咲百閒 : 「お前は」
桜咲百閒 : 「お前はッ!!」
葛西燕条 : 「いやぁ、妖刀様々だなァ……」
葛西燕条 : 心底可笑しいというように、額を抑える。
葛西燕条 : 「あとほんの少し早くても、ほんの少し遅くても」
葛西燕条 : 「俺は困ったことになってただろうなァ……」
葛西燕条 : 口元を歪めて。
葛西燕条 : 「今、ここで!この瞬間に!」
葛西燕条 : 「最ッ高のタイミングで思い出せたよ!そう思うだろ?百閒ちゃん」
桜咲百閒 : 「何がおかしい」
桜咲百閒 : 「何がおもしろい」
桜咲百閒 : 「お前はあの日も、そんな顔をしてたのか」
桜咲百閒 : 「殺す、殺してやる」
桜咲百閒 : 「殺してやるぞ!葛西燕条!!」
葛西燕条 : 「ちょっとばかり笑い掛けただけだろ?悪戯好きの運命の女神ってやつにさ」
葛西燕条 : 「そっちから来てくれるなら、ああ、都合がいい」
葛西燕条 : 「あまり心を痛めずに殺れそうだ」
桜咲百閒 : 「お前みたいな人でなしが」
桜咲百閒 : 「人間みたいな口を効いて」
桜咲百閒 : 「人間みたいに家族が大事だなんて」
桜咲百閒 : 「許されるとでも思ってるのか?」
桜咲百閒 : 「私は許さない……絶対に許さない……!」
葛西燕条 : 「許されるさ。神だろうが鬼だろうが、きっと許してくれる」
葛西燕条 : 「誰に許されなくたって、そんなことはどうだっていい」
葛西燕条 : 「だってそうだろう?」
葛西燕条 : 「俺が妹にしてやれることは、もうこれだけなんだ」
桜咲百閒 : 「ッ!」
桜咲百閒 : 「もう、いい」
桜咲百閒 : 「もう、喋るなああああああッ!!」
葛西燕条 : 無言。刃を振るい、その頭蓋を両断しようと──
桜咲百閒 : 既に死角から分身が回り込んでいる。双方の同時攻撃で――
葛西由良 : 轟音。
葛西由良 : 遅れて両者の間に、無数散弾が降り注ぎ、土の足元を砕き割る。
葛西由良 : 上方、冷たい街灯を逆光に、小さな影が静かに双方を見下ろしている。……双方を。
葛西由良 :
――
葛西由良 : その手に握られた一挺を、一般名詞にて表すならば、そうなるだろう。六連並んだ銃口が、白い硝煙を上げている。
葛西燕条 : 「……」その銃声だけで、乱入者の正体を理解する。
葛西燕条 : 「由良ちゃん」
桜咲百閒 : 「葛西、由良……!」
葛西由良 : 「人が、来ます」
葛西由良 : 端的に告げる 「この場で諍いを続けるようであれば、マツリそのものの進行に影響を及ぼします」
葛西由良 : 「兄上。……由良も思い出しました。それが何故とは、分かり切りませんが……」
葛西由良 : 「兄上ならば、このマツリの中断は、お望みにならないでしょう?」
葛西燕条 : 「……」張り詰めていた殺気が、僅か霧散する。「……そうか。ああ、そうだね」
葛西燕条 : 「今ここで片付けなくとも、どうせ結果は同じか」
桜咲百閒 : 「知るか!なにがマツリだ!お前はここで……ッ!」
葛西燕条 : 鴉が飛び立つように軽やかに跳躍し、由良の隣に降り立つ。
葛西由良 : 銃身が折れ、排莢。熱帯びた薬莢群を、素手で受け止め、懐へ。
桜咲百閒 : 「逃げるな」
桜咲百閒 : 「逃げるな!!ここで死ね!!今ここで!!」
桜咲百閒 : 「私の家族の命を償え!!」
葛西燕条 : 「いやいや、逃げるって。話聞いてなかったの?」
葛西燕条 : 「君のことは割とどうでもいいけどさァ、本祭が駄目になると困るんだ、こっちは」
葛西燕条 : 「続きがやりたいならマツリに来なよ」
葛西燕条 : 「今度はちゃんと殺してやるからさ」
葛西由良 : 「……桜咲さん」
葛西由良 : その声音は、どこか抑えつけるようなところがある。以前の、泰然自若に静まり返った少女の声とは、ほんの少し違っている。
葛西由良 : 「あなたには……」
葛西由良 : 「……私たちを追う意味はないはず。理由は、あったとしても」
葛西由良 : 「兄上を止め、由良を止めても……」
葛西由良 : 「家族が戻ってくることはない」 自らの胸に手を置く
桜咲百閒 : 「……。」
桜咲百閒 : 「なんだ、それ」
桜咲百閒 : 「だったら、そいつに踏みにじられた者は」
桜咲百閒 : 「毎晩毎晩、同じ悪夢に苦しめられながら」
桜咲百閒 : 「反吐が出るような毎日を死ぬまで続けなきゃいけないのか?」
桜咲百閒 : 「私は目を逸らすつもりなんかない。目を逸らしてたまるか」
桜咲百閒 : 「お前も見ろ、お前たちも」
桜咲百閒 : 「お前たちの足の下にいる人間の顔を!!」
桜咲百閒 : 憎悪に満ちた瞳がただ、足元から2人をにらみかえす。
葛西燕条 : 交錯する視線。桜咲と下方の群衆を、ひどくつまらなそうに見下ろす。
葛西燕条 : 「見えてるよ。でも、だから何だい?」
葛西燕条 : 「俺の隣にいるのは」
葛西燕条 : 「──由良だけだ」
葛西由良 : 「……ああ」
葛西由良 : 「本当に変わらないんだから」
葛西由良 : 俯く瞳の色が、僅かに変わっている。内側から、滲み出るような炎の色。
葛西由良 : 「百閒。昔から、何をしても不器用で、なんにも上手くできないくせに」
葛西由良 : 「……やるって言ったことだけは誰が止めてもやり通そうとする。怪我をしても、時間をかけても」
葛西由良 : 「そんなになってまで……」
葛西由良 : 「……」
葛西由良 : 「……」 目を閉じる。深く息を吐いて
葛西由良 : その身を少しだけ、傍らの男に寄せる
葛西由良 : 「参りましょう、兄上」
葛西由良 : 「由良を連れて行ってください」
葛西燕条 : 「ああ、そうだね」
葛西燕条 : 少女を抱き寄せるようにして
葛西燕条 : 「行こう、由良ちゃん」
葛西燕条 : そうして二人、夜闇に溶けるように姿を消す。
桜咲百閒 : 「うぅッ」
桜咲百閒 : 「うぁあああああああああッ!!」
桜咲百閒 : 咆哮とともに、その影を追う。
GM : しかし、既に姿はなく、痕跡もなく。
GM : ただただ闇が、巨大な空洞のように桜咲百閒を見返していた。
GM : いよいよ……泣いても笑っても最後の手番
GM : PC2、葛西妹君にご登場願います。
GM : シーン表およびに登場希望PCをどうぞ!
葛西由良 : ST ShinobiGami : シーン表(8) > 凄まじい人混み。喧噪。影の世界のことを知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。
葛西由良 : ウーン、ちょっと静かめにしたい……
葛西由良 : ST ShinobiGami : シーン表(8) > 凄まじい人混み。喧噪。影の世界のことを知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。
GM : あはは
GM : もっかいいいですよ
葛西由良 : すんませんすんません
葛西由良 : ST ShinobiGami : シーン表(8) > 凄まじい人混み。喧噪。影の世界のことを知らない無邪気な人々の手柄話や無駄話が騒がしい。
GM : うっそでしょ
葛西燕条 : ええ……
葛西由良 : 静かな所などなかった
十徳鋲子 : ははは
GM : もうこれは
GM : そういうことなんじゃあないでしょうか
葛西由良 : 田舎者どもめ、祭と聞いては黙っておられぬから
GM : 境内でお餅を配る問答が今まさに行われているという感じで行きましょうか
GM : 皆そこに注目してて
GM : ちょっと離れた場所でそれを見ているあなた達の回りに人はいません
葛西由良 : そんな感じでお願いします。登場PCは十徳さんのみで。
十徳鋲子 : 登場します
葛西由良 : 先のシーンのほぼ直後です。開示された限りの情報系とか先のやり取りはなんか見ていてもらった感じで!
十徳鋲子 : 了解です!
GM : ===
GM : よく通る声が群衆へと向けられる。
茜みい子 : 「『なぁらば、おれは蛇だ!お前の言う鼠などひとのみにしてくれよう!』」
GM : 祭りの"表"、それももはや終盤に向かいつつある。
GM : 人々がそれを見守る、その一方で、その様子を遠くから見る者もいた。
葛西由良 : そのさまを、茫洋とした眼で眺めている。兄上とは、追跡を撒くという名目でしばし別れた。
葛西由良 : 相変わらず波風のない水面のような瞳である。だがそれは、先までの悠然としたものとは違い
葛西由良 : 波紋を起こさぬよう、気を張っているようにも見えるだろう。
十徳鋲子 : 「こんばんは」
十徳鋲子 : 木によりかかっている体を起こし、声をかける。
葛西由良 : ぴくりと、微かに肩を弾かせて、声の主を振り返る。
十徳鋲子 : 「さっきぶりだね。……まあ、結局真相はつかめてないんだけども」
十徳鋲子 : 「剣戟の音がした。殺意のこもった音……今までの百閒ちゃんの剣とは違う」
十徳鋲子 : 「ぶつかったのは燕条さんのナイフ。となると、物語の運びはわかってきちゃう」
葛西由良 : 「ええ」 小さく頷く 「百閒……桜咲さんは、ついに使命を果たすべき先にたどり着きました」
葛西由良 : 「決着はほどなく、否応なく迎えられるでしょう」
十徳鋲子 : 「……由良ちゃんは、その場に立ち会うつもりなの?」
葛西由良 : 「……由良はそうします。桜咲さんが兄上へ刃向けるならば、それを撃つ」
葛西由良 : 「兄上は由良の家族です。由良は兄上のためにあり、兄上は由良と共にありますから」
葛西由良 : 口ぶりに迷いはないというのに、しかしどうしてか、その眼差しはどこか不安げに落ち着かない。
十徳鋲子 : 「……家族の絆か。美しいね」
十徳鋲子 : 「それだけに、複数の糸が別の方向へ引かれるだけで、容易に絡まってしまう」
葛西由良 : 「……」 視線が落ちる
十徳鋲子 : 「私はもう捨てた人間だから、ある意味高みの見物だけど……だからこそ、足元の死体を忘れるつもりはないよ」
葛西由良 : にわかに視線を上げる。恐る恐る、様子を伺うように 「十徳さんは」
葛西由良 : 「何を捨てて、何を求めて……ここにいらしたのでしょうか」
葛西由良 : 「何のために戦おうとしているのですか?」
十徳鋲子 : 「血」
十徳鋲子 : 「血を捨てて、そして血を守るために戻ってきた」
十徳鋲子 : 「たぶん、あなたたちと大きくは変わらないよ。わかりやすい形が無いだけで」
葛西由良 : では最後、十徳さんの秘密を調べます。九ノ一の術です。
GM : どうぞ!
葛西由良 : 2D6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
GM : それではお渡しします
十徳鋲子 : ツマビラカー
葛西由良 : 際立った作為などなくとも、この身に滲んだ九ノ一としての振る舞いが、その唇を綻ばせるのだ。
葛西由良 : ……うるさいくらいに賑やかに盛り上がる祭の喧騒が、遠い。
葛西由良 : 「……血を捨て、血を守るために」
葛西由良 : その言葉を反芻して、ほうと息を吐く。
葛西由良 : 「あるいはそれこそ、血に歯向かうために……しかし、血を救うために」
葛西由良 : 「それがあなたなのですね」
十徳鋲子 : 「なんだか、理解されちゃうとそれはそれで歯がゆいね」苦笑して
十徳鋲子 : 「でも、うん。色々捨ててきたからこそ、今の私は、為すべきことをしようと思うんだ」
葛西由良 : 「それは、とても……」
葛西由良 : 「……立派ですね。はい。なので困ります」 苦笑いの混じるその眼に、燃えるような赤色が滲んでいる
葛西由良 : 「あなたに百聞を託せないかと、少しだけ思っていたのですが」
葛西由良 : 「そうするわけにもいかないようだ」
葛西由良 : 「……あの子を死線から遠ざけることはできないか」
十徳鋲子 : 「確かに。よりにもよって血の池の中にいる人に話してしまうとは……よくよく、人を見る目が無いね」
十徳鋲子 : 「ただ、あえて言わせてもらうなら」
十徳鋲子 : 「絆は返せば、しがらみになるものだから……意外とほっといたほうが良いかもよ?」
葛西由良 : 「そんなことできるか。あいつは本当に昔っから、何をしても……」
葛西由良 : 「…………」 自らの目を押さえる。深く呼吸をして、数秒ほど。
葛西由良 : 瞳の色は元に戻っている。硝子のような、水面のような眼差し。
葛西由良 : 「……怒りや憎悪、未練、悲哀、苦悩。そういったものであれば」
葛西由良 : 「御すのは容易いというのに。私の中のこの人は」
葛西由良 : 「親愛と憂慮ばかり。由良はそれを殺せない」
葛西由良 : 「おかげで中がぐちゃぐちゃです。兄上も多分、想定していなかったはず」
葛西由良 : 「それでも」 十徳さんに眼を向ける 「由良は……由良なので」
葛西由良 : 「兄上と共に在る所存。兄上の望みを叶え、また兄上と共に在ることが私の望みです」
葛西由良 : 「血を交えることになりましょう。十徳さん」
十徳鋲子 : 「その鬼の血を、断ちに来た」
十徳鋲子 : 「受けて立ちます。葛西由良、さん」
葛西由良 : ……わあ と歓声が上がる。祭の終幕も間際、風前の灯火が如く最高潮に達した盛況。
葛西由良 : それに揉み消されるかのように、返事もなく踵を翻した葛西由良は、その中へと紛れていく。
葛西由良 : 静寂が消えれば、後に残るのは喧騒ばかりだ。
葛西由良 : 忍もマツリも知らぬ子供たちの歓声が響いている。
茜みい子 : 「ほらほら、ああもう全員分ありますから」
茜みい子 : 「聞いてんのかちっさい人間ども!!」
GM : ぎゃあぎゃあと、それは祭りの終わり。
GM : 最後の歓声。
GM : ――本祭が迫る。
キビ : ある日、"私"は漂着した。
キビ : まだこの地が亜久里召という名を持たぬ、今よりもずっとずっと遠い時代に。
キビ : 山奥の洞へと居を構え、土から精を啜って生きていた。
キビ : "私"は研究者だった。
キビ : おそらくは、異界にはない可能性を求めてこの地に来た……のだと思う。
キビ : 人との交流に踏み込んだ理由はきっとそこにある。
キビ :
当時の"私"が何を考えていたのかなど今となってはわからない。
あの時とは生き物としての、思考というもののかたちが違いすぎるのだ。
キビ : そう、"私"は変わった、変わってしまった。人との交わりが"私"を変えたのだ。
キビ : はじめのうち、"私"は化け物としてふもとの住民にただ恐れられていた。
キビ : しかしいつの世も肝の座った人間というのはいるもので、そういった者、あるいは偶然に私の生活圏内へと足を踏み入れたもの、そうした人との関わりは次第に増えていった。
キビ : "私"は人に道具を与えた。己の作ったそれが人という生き物の手に渡ることで何が起きるのか、おそらくそれを見たかった。
キビ : 人はお返しに、と"私"に様々なものをよこした。実った田畑の作物であったり、金品であったり。
キビ : "私"は『契約』と『交換』を知った、それこそが人の世を動かす理と見なし、自らの内に取り込んだ。
キビ : ルールは、私を人の世に繋ぐ楔になった。
キビ :
交換であったり、契約であったり、"勝負"の代償であったり。
そうして人から様々ものを手に入れた。
キビ : 『爪』の暴走は、事故のようなものだ、哀れに思う。
キビ :
哀れ、そうだ……そのような『情緒』といったものは『爪』が喰らった命を通して獲得したものだ。
この契約が失敗であったと、ただの不幸であったと知った時には全てが手遅れ……。
キビ :
全てを終わらせこの世界を去ろうとしたが、手に入れたさまざまが私をこの地に縛り付けている。
歪んだ『契約』は今だ呪いとなってここにある。
キビ : 時を経て、『契約』を繰り返すことで『爪』はより力を増していく、もはや我が身に止められるものではない。
キビ : 人の意思が始めたそれは、人の意志によってのみ終わらせるを能わう。
キビ : 祈るをするのみの我が身を恥じる。
キビ : 10年ごとの願い、どうかこれが最後の鬼前試合であれと。
GM : 表によるマツリは終わりを迎え。
GM : 今、境内の更に奥、山道の階段を登り、隠されし舞台へ。
GM : 煌々と松明が燃える、それに照らされ"巫女"が進み出る。
茜みい子 : 「これより、この地に集いし腕自慢」
茜みい子 : 「願いあらば、いでたまえ!」
GM : 上段にて、悠然と見下ろすは。
キビ : 「……」
キビ : 「ふぅむ、今年は……」
キビ : 「まあ、見込んでいた通りの面子であるな」
十徳鋲子 : 「結局、君の狙い通りになったねえ、キビちゃん」
十徳鋲子 : 石段を正面から登り、少女に声をかける。
キビ : 「……狙い通り、か」
キビ : 「キビに狙いなどない、ただやることをやったまで」
十徳鋲子 : 「んはは、でもきちんと強者が残った」
十徳鋲子 : 「それに……願いを叶えることが目的じゃない人間が、この場に立っている」
十徳鋲子 : 背中から薙刀と大槌を抜く。
十徳鋲子 : 「あー……みい子ちゃん。斜歯忍軍は大槌群、十徳鋲子。鬼前試合に挑みます」
茜みい子 : 「……鬼前にて、そのちから示すが良い」
十徳鋲子 : 「応とも。……一生語り継がせてやる!」
十徳鋲子 : がしん、と長物を打ち鳴らし、仁王立ちする。その視線は闇の中、敵の襲来を待ち構える。
葛西燕条 : ゆらり、と夜闇の中から歩み出る。悠然とした自然体。
葛西燕条 : 篝火の作り出す光と影に照らし出され、その顔に浮かべた笑みは幾重にも異なった様相を見せる。
葛西燕条 : 「悪いね、みい子さん」
葛西燕条 : 無造作に携えた長物から、ばらりと布巻が解け落ちる。
葛西燕条 : 姿を現したのは、鎌を思わせる刃物。
葛西燕条 : 悍ましい妖気を放つその姿は、或いは──
葛西燕条 : 爪。
葛西燕条 : 妖刀。"焦声爪"。
葛西燕条 : 「あの時は本心だったんですよ。本当にね」
葛西燕条 : 「でもねェ、少しばかり事情が変わりまして」
葛西燕条 : 光を反射し、刃が鈍く輝く。
葛西燕条 : 「温泉には行けそうにない」
茜みい子 : 「別に……」
茜みい子 : 「恨んでなどいませんよ」
茜みい子 : 「貴方も私も、結局はソレの哀れな犠牲者」
茜みい子 : 「ただそれだけのことでしょう」
茜みい子 : 「……」
茜みい子 : 「葛西燕条、鬼前にてそのちから振るい示すが良い」
葛西燕条 : 「無論、その為に来た」
葛西燕条 : 「血と命。契約の報奨、この鞍馬神流、葛西燕条が貰い受ける」
葛西由良 : その背後の暗闇の小さな佇まいは、
葛西由良 : 既に得物を抜いている。銃口を歪つに連ねた、ただ全域を破砕するためだけの砲。
葛西由良 : 小さく鼓動が鳴っている。それを動かすのは、もはや自分の命だけではないことを、今や思い出している。
葛西由良 : だがこの身を動かす意志は、自分のそれのみだ。
葛西由良 : 「……由良の望みはただ一つ。大それたものではないはずです」
葛西由良 : 「そして、今それを叶え続けるために、ここに参りました」
葛西由良 : 人より牛を愛しむ者なら、人が生きるため牛を喰うことを許さないだろう。
葛西由良 : 人より草を愛しむ者なら、人が生きるため草を喰うことを許さないだろう。
葛西由良 : ……そして、他人より己を愛しむ者であるがゆえに。
葛西由良 : 己が生きるため、他人を喰うことを、私は許す。
葛西由良 : 「鞍馬神流。葛西由良」
葛西由良 : 「またひととき命を繋ぐため、この鬼前にて力を証し奉ります」
葛西由良 : その眼は、月のない夜の水面のように。
葛西由良 : 揺らぎを見せることはない。最後の一人を予期しているからだ。
茜みい子 : 「……」
茜みい子 : 「よろしい」
茜みい子 : 「これにて……」
茜みい子 : 「これにてすべてか?!」
茜みい子 : 「願い持つ者よ」
茜みい子 : 「鬼前にて身を立てんとす」
茜みい子 : 「その意志あるものは」
茜みい子 : 「名乗りをあげよ!」
桜咲百閒 : ひゅ がっ!!
桜咲百閒 : その声に応えるように、みい子の傍らの柱へと
桜咲百閒 : 研ぎ澄まされた刃が飛来し、突き刺さる。
桜咲百閒 : 「知ったことか」
桜咲百閒 : 「願いなんて」
桜咲百閒 : 闇の中から現れ、ただ怒りに満ちた瞳で
桜咲百閒 : 集まった全員を見渡す。
葛西燕条 : 「……へぇ……」
葛西燕条 : 歪んだ笑みを深める。
葛西燕条 : 「わざわざ死にに来たのかい?百閒ちゃん」
桜咲百閒 : 「マツリだの、伝承だの」
桜咲百閒 : 「神だの、鬼だの」
桜咲百閒 : 「そんなの全部知ったことか」
桜咲百閒 : 「私はただ、奪われた命の償いのために」
桜咲百閒 : 「私自身の運命への納得のために」
桜咲百閒 : 「爪の使い手、葛西燕条」
桜咲百閒 :
「お前を殺す」
篝に照らされ、冷たい忍びの瞳がただ仇を見据えている。
??? : 「……やあ、それは実に良い」
GM : 闇の中より、此度の舞台、その最後の役者が現れいでる。
島田先生 : 「……実に運命的だ、そうは思わないかい?」
島田先生 : 芝居がかった手付きで周囲を仰ぐ。
島田先生 : その姿は、かつての印象とはかけ離れたもの。
島田先生 : 顔面にはヒビが入り、身体を赤黒い布のようなものが覆う。
島田先生 : しかし、その凶相に反し身体より発せられる圧は、どこか力ないものである。
島田先生 : 「……やあ、君が桜咲くんか、はじめましてだね」
桜咲百閒 : 「島田……!」
島田先生 : 「ん~~、実のところ、それは私の本当の名前ではないんだ」
島田先生 : ポリポリと頬を掻く、ボロボロと崩れて落ちていく赤黒い皮膚片。
島田先生 : 「久兵衛、それが私の名前でね」
島田先生 : 「村一番の知恵者だとかおだてられ」
久兵衛 : 「あんなことをしでかした」
久兵衛 : 「それが私の正体さ……」
キビ : 「……」
キビ : 「一応、聞いておくが」
久兵衛 : 「何だい?」
キビ : 「止める気はないか?」
久兵衛 : 「馬鹿な質問だな、何度同じやり取りをするつもりだよ」
久兵衛 : 「『爪』は育つ、契約を繰り返し、より邪悪に、より大きな災厄を振りまく」
久兵衛 : 「そのためにやってきたんだからさぁ!」
久兵衛 : そう言って、葛西燕条の手元へと視線を送る。
久兵衛 : 「きみは実に働き者だよ、理想的だ」
葛西燕条 : 「まさか“島田先生”の正体が貴方とはね」
葛西燕条 : 「これを貰い受けて以来になりますか」
葛西燕条 : 妖刀を光に翳す。
久兵衛 : 「あぁ……そうだ」
久兵衛 : 「止まれはしないだろう、君もさ、今更」
久兵衛 : 「斬るんだ、願いを叶えるんだよ」
久兵衛 : 「そうして次の『焦声』になるといい」
葛西燕条 : 「神だろうが、鬼だろうが、何にでもなりますよ」
葛西燕条 : 「つくづく慧眼だ、貴方は」
久兵衛 : 「私は……この通り、"期限"が迫っている」
久兵衛 : ポロリと、少しずつ崩れ行くその身体。
久兵衛 : 「ここで『焦声』は引退だよ、あとは若くて活きの良い奴にあとを託そうと思ってね」
久兵衛 : 「此度の鬼前試合は何としてでも見届けたくなった」
久兵衛 : 島田―いや久兵衛は己が妖魔『焦声』であるかのように言う。
久兵衛 : 「ああ、そうか……そうだったな」
久兵衛 : 「少しばかり歴史の話をしよう」
久兵衛 : 「『焦声』というのはね、『爪』を手にし、その力に魅入られ人を斬って回った人物に付けられた名前なんだ」
久兵衛 : 「いつだかは知らないけど鬼と混同されるようになったわけだが……」
久兵衛 : 「そこの『キビ』にはもっと別な名前がある」
キビ : 「……」
久兵衛 : 「つまり『焦声』は『爪』がある限り死なないんだよ、血を求めて生き続けるのさ!」
久兵衛 : 「きみがそれになるんだ、葛西燕条」
久兵衛 : 「”あとを頼んだ”よ」
葛西燕条 : 「どうでもいいなぁ、そんなこと」
葛西燕条 : 「俺は妹を幸せにしたいだけの、ただの兄ですよ」
葛西燕条 : 「その為なら、何だってする」
葛西燕条 : 「それだけだ」
久兵衛 : 「ククク……どうでもよくったってね、そうなるんだよ」
久兵衛 : 「その『爪』はそういうものだ、殺戮と恐怖を振りまく」
久兵衛 : 「長年かけてそういうものにしたからね……」
桜咲百閒 : 「違う」
桜咲百閒 : 「つけあがるな、お前たちはただの人殺しの徒党だ」
桜咲百閒 : 「のぼせた頭にそれを思い知らせてやる」
葛西燕条 : 「ハ!家族の為に、君もそいつらを殺すんだろう?」
葛西燕条 : 「同じ穴の貉じゃないか」
桜咲百閒 : 「そうだ!」
桜咲百閒 : 「お前たちと同じ場所に来るために」
桜咲百閒 : 「お前たちと同じモノになってやった!」
桜咲百閒 : 「神でも」
桜咲百閒 : 「鬼でもない」
桜咲百閒 : 「私は忍者だ」
桜咲百閒 : 「お前たちを殺す、忍者になったんだ!」
葛西由良 : わずかに眼を伏せる。瞳の奥、残滓のように夕暮れの色が揺らいで。
葛西由良 : しかし今、それが表に這い出て、何か言葉を紡ぐことはない。
キビ : 「……何にせよ」
キビ : 「勝者が『爪』を得る」
久兵衛 : 「まぁ……燕条くんは逸材だが」
久兵衛 : 「絶対に彼でないといけないわけでもない」
久兵衛 : 「復讐"鬼"桜咲百閒、きみでも別にいいのだよ」
桜咲百閒 : 「お前たちから授けられるものなんて、何もいらない」
桜咲百閒 : 「ただ自分の行いを悔いて、惨たらしく死ね」
桜咲百閒 : 「それだけだ、ただそれだけだ!」
茜みい子 : 「……」
茜みい子 : 「演者は出揃った」
茜みい子 : 「これより、鬼前奉剣試合」
茜みい子 : 「各方、そのワザをとくと振るいて」
茜みい子 : 「『焦声爪(ゴエヅマ)』、その手に収めよ」
GM : というわけで
GM : クライマックス戦闘を開始します。
GM : 勝利条件は勝者が決定するまで!
GM : なお『焦声爪』は戦果とは別に自動的に勝者が獲得することとなります。
GM : 参戦NPCは……キビちゃん!
葛西燕条 : せ、先生は!?
十徳鋲子 : おおっキビちゃん!
桜咲百閒 : うわーー!!
久兵衛 : 僕はこのありさまだよ?
桜咲百閒 : なんという喜びのサプライズ
葛西燕条 : 働けジジイ~~~~ッッ
葛西由良 : 的が一つ増えただけです
キビ : 「鬼であるキビに力を示すのがお前たち演者に課せられた使命だ」
キビ : 「鬼前試合、このキビが眼前にて力を示せ」
キビ : 「"全員”だ」
GM : というわけで、基本的にキビちゃんは全員と敵対する形ですが
GM : 戦闘の性質上どっちからに肩入れする形は出来上がるはずです。
GM : が、一応標的は名目上全員であることはお忘れなきよう。
桜咲百閒 : オッケイ
葛西燕条 : ウチら友達だよね
GM : https://character-sheets.appspot.com/shinobigami/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY65y_pgMM
GM : これがキャラシートになります
葛西燕条 : めちゃめちゃめんどくさい!!
GM : それでは……これより戦闘開始!
GM : というわけで、シノビガミの戦闘について!
GM : 解説は必要でしょうか!
桜咲百閒 : 一応頭には入ってるはず!
葛西由良 : 大丈夫!
桜咲百閒 : わかんなかったらその都度!
GM : わからなくなったら適宜質問してね!
葛西燕条 : は~い
GM : 戦場は平地!バニラ地形です
GM : それでは各自プロットをお願いします
十徳鋲子 : OKぜ
葛西燕条 : 済!
葛西由良 : した
GM : またプロット前に忍法を使用する場合宣言をよろしくお願いします
桜咲百閒 : 分身の術を宣言!
GM : はい、判定をよろしくお願いします。
十徳鋲子 : 来た!【影分身】だ!
桜咲百閒 : コスト1の使用を宣言し、判定!
桜咲百閒 : 姐御!感情+修正をくれ!
十徳鋲子 : イケるって5なら!
GM : 感情修正、あとに取っといたほうがいいと思うな―
桜咲百閒 : あ、そっか
桜咲百閒 : この戦闘通して1回か…
桜咲百閒 : 普通に振る!
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
十徳鋲子 : あ、戦闘中はラウンド1回ですね! 感情修正
桜咲百閒 : ホッ
GM : 1ラウンド1回
桜咲百閒 : あ、なるほど
GM : 各自準備おっけーでしょうか
桜咲百閒 : OK!
GM : 次回からは準備が済んだらダイスをスライドして準備済を提示するかたちでよろしくお願いします
GM : また戦闘演出は処理終了後にまとめて行います
GM : 希望がない限りダメージが発生した時のみ演出を行う、というかたちでやっていこうと思います
GM : 奥義や回想等は例外とします。
GM : それでは、ダイスオープン!
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 葛西由良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
GM : 桜咲ちゃんはどちらへ行くかを指定してください
[雑談] system : [ 十徳鋲子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
桜咲百閒 : よし
桜咲百閒 : プロットは5を選択!
GM : はい、では高プロット順に処理
GM : なのでプロット5のPC1からです
桜咲百閒 : おらーっ
GM : さあ、宣言しな!何をするんだい!
桜咲百閒 : まずはとりあえず
桜咲百閒 : 奥義を使いたい、です!
GM : お、いきなり
GM : 攻撃奥義は、攻撃の代わりに使用となりますので
GM : 使ってしまうと攻撃の代わりに使用できる、という闇景色等はこの後使用不可
GM : ということはお伝えしておきます
桜咲百閒 : OK!
GM : どんな奥義かは知らないですか!
GM : ではどうぞ!
桜咲百閒 : コストとかはいらないんですよね
GM : はい
桜咲百閒 : やべー
桜咲百閒 : じゃあ明かしましょう、奥義は
桜咲百閒 : 《クリティカルヒット》!
GM : あはははは
GM : 対象は!
桜咲百閒 : 葛西由良!
GM : そっちか!
GM : では、対抗する奥義等の宣言がない場合
GM : 命中となります
葛西由良 : 良いでしょう。ならばこちらも抜かせていただく。
葛西由良 : 奥義『架空兇弾』。効果は絶対防御です。
桜咲百閒 : うにゃー!
桜咲百閒 : 相殺か!
葛西燕条 : さすが由良ちゃんだな~
桜咲百閒 : しんどい~
キビ : 「……」
キビ : 「桜咲、お前はキビに心を向けてくれたからな」
キビ : 相克の使用を宣言します
桜咲百閒 : うそ!?
桜咲百閒 : お、おまえ
桜咲百閒 : めちゃくちゃいいやつか…?
キビ : 奥義を使用、忍法により内容は奥義の打ち消し
キビ : 亜久里召鬼問答:判定妨害
キビ : 指定特技は《言霊術》、ですが揺音を取得してるため各自
キビ : 見敵術の判定に成功しないと奥義情報を取得不可です
葛西燕条 : 2D6>=9 (判定:対人術) ShinobiGami : (2D6>=9) > 8[3,5] > 8 > 失敗
十徳鋲子 : 2D6>=8 ShinobiGami : (2D6>=8) > 10[4,6] > 10 > 成功
葛西燕条 : クソ~~
葛西由良 : 2D6>=7 (判定:九ノ一の術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 6[2,4] > 6 > 失敗
GM : あと奥義使用のお二方は指定特技の宣言もよろしくお願いします
葛西由良 : くっ……仕方ない ここにばかりかかずらえないからな……
桜咲百閒 : 分身の術!
葛西由良 : あ、失礼。特技は《結界術》です。
十徳鋲子 : 感情あるから由良ちゃんと百閒ちゃんには流れますね、奥義情報
葛西燕条 : そうか
葛西由良 : なるほどね アライグマタスカル
葛西燕条 : 成功しろ!百閒!
キビ : というわけで己の奥義で葛西由良の奥義を打ち消します
GM : 他には無いでしょうか!
葛西燕条 : 百閒ちゃん見切り判定してなくない?
十徳鋲子 : 百閒ちゃん見切り判定!
桜咲百閒 : あ、そっか
桜咲百閒 : これ強制なのね!
GM : 事前に皆の宣言とってなかったねごめん
GM : ここでやめとく!というのもアレなので、申し訳ないけど今回はやってもらいたい
桜咲百閒 : あい!
桜咲百閒 : 2D6>=12 (判定:縄術) ShinobiGami : (2D6>=12) > 6[2,4] > 6 > 失敗
桜咲百閒 : だめでした~
GM : ファンブルさえ出さなきゃおっけー、
葛西燕条 : 使えん忍者だ……
GM : というわけでクリティカルヒットが命中!
葛西燕条 : 奥義を使用します
桜咲百閒 : マジか
GM : おお
葛西燕条 : 【晦冥】 指定特技は呪術、効果は絶対防御
桜咲百閒 : バカヤローッ!!
葛西由良 : あ、兄上……!
桜咲百閒 : だがここからは素通りだ…!
十徳鋲子 : やったです
GM : というわけで、プロット5は終了!
GM : 続いて4!同時処理になりますがPC順に宣言をよろしくお願いします
葛西由良 : では参ります。忍法は時雨。さらに命中判定前に痛打を使用。
GM : どうぞ!
葛西由良 : 対象は桜咲さんとキビ。
葛西由良 : 2D6>=6 (判定:刀術) まずは痛打。 ShinobiGami : (2D6>=6) > 8[3,5] > 8 > 成功
葛西由良 : OK。次いで時雨
葛西由良 : 2D6>=5 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
葛西燕条 : うぎゃ~~~~
十徳鋲子 : お、逆凪
葛西由良 : 神通丸消費。判定を振り直します。
葛西燕条 : 流石だ由良ちゃん……
葛西由良 : 2D6>=5 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[3,3] > 6 > 成功
葛西由良 : 通ればキビに2点、桜咲さんには3点のダメージ。
GM : では各自砲術にて避け!
桜咲百閒 : しぬー
キビ : 2d6>=8 ShinobiGami : (2D6>=8) > 8[3,5] > 8 > 成功
キビ : ニンニン
葛西燕条 : こいつ~
桜咲百閒 : 2D6>=6 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6>=6) > 6[1,5] > 6 > 成功
桜咲百閒 : よかった…
十徳鋲子 : ギリ
葛西由良 : 良いもん持ちやがって……
葛西燕条 : クソ~~
GM : お次はPC3!
葛西燕条 : まず≪魔血≫で取得した≪獣化≫を使用
葛西燕条 : 消費するのは~
葛西燕条 : 忍術かな
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:兵糧術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
葛西燕条 : あっやった~~~~~
桜咲百閒 : おふざけ~~
葛西由良 : 兄上! さすが!
十徳鋲子 : www ダメージ消えた!!
葛西燕条 : タダで使えたってことでいいのかな?
GM : そうなりますね……
GM : なんだこの兄
葛西燕条 : もうけたぜ
桜咲百閒 : だがここで
桜咲百閒 : 私の秘密の隠された効果を発動するぜ!
葛西燕条 : アーン??
GM : はい、宣言がなされたので
GM : 桜咲さんのPC3への感情を殺意へと変更します。
桜咲百閒 : マジックカード!心変わり!
GM : ただ
葛西燕条 : なるほどな……
桜咲百閒 : これでいつでも感情修正でマイナスをつけられるぜ!
GM : もう振ってるからこの判定に対しては修正不可よ!
桜咲百閒 : はい…
葛西燕条 : では次
葛西燕条 : 百閒ちゃんに≪接近戦攻撃≫指定特技は呪術
桜咲百閒 : 感情修正!
葛西燕条 : その前に≪陽炎≫を使用しますが
桜咲百閒 : マイナスを当てる!
葛西燕条 : どっちにしますか
葛西燕条 : 判定成功で回避-2です
桜咲百閒 : ううーむ
桜咲百閒 : 当たると大分ヤバそうだしなあ
十徳鋲子 : 命中判定に当てるのがオススメかと
桜咲百閒 : そうねえ
桜咲百閒 : 接近戦攻撃の方!
葛西燕条 : ではまず陽炎
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
葛西燕条 : ア!!
桜咲百閒 : おらーっ
GM : おやおや
葛西由良 : あっ兄上!
葛西燕条 : 島田先生~~~~
GM : これちょっとミスりましたね
葛西燕条 : 遁甲符とか投げて~~~~~~
GM : 全員宣言してから判定、だったのを流してしまった
葛西燕条 : あっそっか
GM : 申し訳ないんですがビスコさん今回だけ対象をダイスで決めてもらっていいですか、本当に申し訳ない
十徳鋲子 : は~い あ、これお兄様即座に逆凪適用ってことですか?
GM : あ、でもいいか
葛西由良 : 今回は同時行動なので大丈夫そうな気がします どっちにせよって感じで
GM : 同プロットだから
十徳鋲子 : そうそう
GM : よしとします
GM : タスカッタ
十徳鋲子 : よしだった
葛西燕条 : これまだ振れるんですか?
GM : 振れます、この手番に置いては
葛西燕条 : 素で殺せばいいだけのこと……
葛西燕条 : 2D6-1>=5 (判定:呪術) ShinobiGami : (2D6-1>=5) > 11[5,6]-1 > 10 > 成功
桜咲百閒 : ぎゃあーっ
十徳鋲子 : 出目の振れ幅チョモランマかい!
葛西由良 : 兄上ならば当然です
葛西燕条 : 接近2、射撃1点です
GM : あ、違うな……逆凪はリアクションできるだけで
GM : 能動判定はそこまでだ、今確認してきました
桜咲百閒 : うおおお
葛西燕条 : なんだと……
葛西由良 : 兄上ーっ
十徳鋲子 : あららっ
GM : 申し訳ない!消えなファンブル野郎!!
桜咲百閒 : たすかったーーーー!!
葛西燕条 : 由良ちゃん……後は任せたよ……
GM : ではFの部屋にご案内です
桜咲百閒 : いけーーっ!姐御ーーッ!!
GM : お次はPC4!
十徳鋲子 : 参ります、お兄様に《経済力》の【接近戦攻撃】
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
十徳鋲子 : フワ~オ
葛西燕条 : ワハハ
桜咲百閒 : とんこうふ!とんこうふ!
GM : これが伝説に伝えられる鬼前試合かよ
葛西由良 : 踊れ踊れ~
十徳鋲子 : 百閒ちゃん遁甲符持ってるんですか!?
GM : 遁甲符はこの場合桜咲ちゃんが使わないと……
桜咲百閒 : ないです…
十徳鋲子 : 遁甲符は他人の判定を振りなおさせる奴ですからね…
GM : ザッツライ
十徳鋲子 : こういう時は……神通丸を使うんだよォ~ッ!!
GM : では、戦闘演出の方に移りましょうか
十徳鋲子 : この私のようにな!!
桜咲百閒 : ぎゃああーーー
GM : 今回はダメージが発生しなかったため
葛西燕条 : 何だとォ……?
桜咲百閒 : かっこいい~~!!
十徳鋲子 : 待ってGM!見捨てないで!!
桜咲百閒 : 抱いて!!!!
十徳鋲子 : 振りなおします!
GM : 奥義使用者……おっと
GM : 見せてみな!神通力!!
十徳鋲子 : りゃあーっ
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
桜咲百閒 : 結婚しよう
GM : おめでとう
十徳鋲子 : 成功!《経済力》で回避どうぞ!
葛西燕条 : ここのリアクションはまだできると
GM : 可能です
葛西由良 : ちょっと確認したいんですが、キビちゃんって行動しない?
GM : 忘れてた……
十徳鋲子 : かわいいね♡
桜咲百閒 : www
桜咲百閒 : 動いてくれ!!
葛西燕条 : 2D6>=9 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=9) > 5[2,3] > 5 > 失敗
GM : キビ、動きます
葛西燕条 : ギャーッ
十徳鋲子 : よし!命中タイミングで
十徳鋲子 : 【武器破壊】を使用します。目標値5
葛西燕条 : やめやめろ!!
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
十徳鋲子 : もうあかんわ
葛西燕条 : 効かねえ忍者だから
桜咲百閒 : 姉御ーーっ!
十徳鋲子 : やっぱかてえわ 爪……
GM : こんな無様な鬼前試合があるのかよ
桜咲百閒 : だ、ダメージは入るのよね???
GM : それは入る
十徳鋲子 : えっと、もうビスコは能動行動はできないでいいんですよね
葛西燕条 : 1D6 ShinobiGami : (1D6) > 6
十徳鋲子 : お、妖術じゃん
葛西燕条 : グワ~~妖術
葛西由良 : アワワ……
GM : おやおや
桜咲百閒 : うおおお
GM : お次は
桜咲百閒 : 強し強し強し
十徳鋲子 : 意味はあった……
キビ : 凶声を使用
キビ : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
キビ : 範囲内……つまり全員の回避値がこのラウンド間マイナス1
キビ : 流星雨を使用
桜咲百閒 : ふぎゃー!
十徳鋲子 : 主に向かってなんだその嬌声は
十徳鋲子 : 凶声
キビ : 2d6>=5(召喚術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
キビ : 各自避けてください
キビ : キビも避けます
桜咲百閒 : お前もかよ!
葛西燕条 : 2D6>=8 (判定:兵糧術) ShinobiGami : (2D6>=8) > 10[4,6] > 10 > 成功
葛西由良 : 兄上! 感情修正ください! 他に使い所ないと思うので……
キビ : そういうワザなのだ
キビ : 2d6>=5(召喚術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
葛西燕条 : そうだ
葛西由良 : 私からも……あっさすが兄上
十徳鋲子 : 百閒ちゃんの回避に感情修正
葛西燕条 : 由良ちゃんに+1!
十徳鋲子 : 友情で+1
桜咲百閒 : これ私の感情修正も
桜咲百閒 : 結局その後の判定が発生しなかったので
桜咲百閒 : 未使用扱いですよね
桜咲百閒 : 兄上に対するやつ
葛西由良 : 2D6+1>=7 (判定:結界術) 兄上~❤ ShinobiGami : (2D6+1>=7) > 6[3,3]+1 > 7 > 成功
葛西由良 : 兄上のおかげで回避です!
十徳鋲子 : そうですね。もうよけちゃったけど……
桜咲百閒 : ここで使えるなら使いたい!
キビ : おや
葛西燕条 : 由良ちゃん
桜咲百閒 : あ!
葛西燕条 : もしやこれは……
桜咲百閒 : もう振ってる!
キビ : 凶声の計算を、してますか~~?
葛西燕条 : -1で当たってしまったのでは……
葛西由良 : あっ……
葛西由良 : そこの貧相な奴のせいで命中です……
葛西燕条 : 由良ちゃんーっ
桜咲百閒 : どっちにせよ一緒だったからこっちも普通にふろ
キビ : 失礼な、そっちもちんちくりんのくせに!
キビ : 胸はどうだか知らないが!
葛西由良 : 未来がありますので
十徳鋲子 : 2d6-1>=5 避ける避ける ShinobiGami : (2D6-1>=5) > 3[1,2]-1 > 2 > 失敗
キビ : 踊れ踊れ~~
桜咲百閒 : 2D6>=7 (判定:鳥獣術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 9[4,5] > 9 > 成功
キビ : 射撃点1になります
葛西燕条 : 忍びの姿か?これが……
桜咲百閒 : っしゃあ!
十徳鋲子 : よし!
十徳鋲子 : 厄払いは済んだぜ!!!!!
桜咲百閒 : あねごーーっ!!
桜咲百閒 : どうなっとるんじゃ!!
十徳鋲子 : 戦術けずりま~す
葛西由良 : 射撃点は任意の箇所を潰すですよね。戦術で受けます。
system : [ 十徳鋲子 ] HP : 4 → 3
GM : というわけで、今度こそ終了となります
GM : 演出の方に移りましょう
GM : まずは桜咲ちゃんの奥義からですね
GM : ===
桜咲百閒 : 苦無を逆手に、円を描いて疾風のように駆ける。
桜咲百閒 : 残像がやがて葛西兄妹を取り囲む檻となり
桜咲百閒 : そのひとつひとつが、刃を手に次々に迫りくる。
桜咲百閒 : 単なる目くらましの影分身ではない、そのひとつひとつが実体と気迫と殺意を以て
桜咲百閒 : 本体の生命力を糧に、殺到し続ける。
桜咲百閒 : どちらかが力尽きて、斃れるまで。
桜咲百閒 : 「ハグレ忍法」
桜咲百閒 : 「”一夜烏”!!」
葛西由良 : ……由良の体躯と衣服のうちに、秘せる銃は一挺のみだ。
葛西由良 : だが、彼女が扱う銃はそれだけではない。……刹那に背後の宙空が歪み、無数の散弾が分身の群れに放たれる。
葛西由良 : 結界により封じられた亜空間に秘されたもう一挺が、おもむろに火を噴き、想定不能の銃撃を喰らわせる。
葛西由良 : それは存在しないはずの弾丸。ゆえに名を、
葛西由良 : 「"架空兇弾"」
桜咲百閒 : 「ぐはぁっ!はぁああッ!!」
キビ : 「ふむ……」
キビ : 「ならば、これはどうだ」
桜咲百閒 : 吹き飛ばされた分身の数だけ、鼓動が早まり、心臓が軋む。
桜咲百閒 : 「まだ、まだ」
桜咲百閒 : 「逃さない、絶対に!!」
キビ : 「桜咲百閒、まだ残っているだろう」
キビ : 「届かせてやろう」
桜咲百閒 : 「ッ!?何を……!」
キビ : 「お前……泳ぎは得意か?」
キビ : 亜久里召鬼問答《相克ノ式》
キビ : スゥ、と息を吸う。
キビ : 「ァ我こそはあぐりめ、お山の鬼なるぞ」
キビ : 「葛西由良、お前が銃で此方を撃つならば」
キビ : 「おれさまは、大水となりてそれを阻もォう!」
葛西由良 : 「……!?」 にわかに目を見開く
キビ : 言うや否や、瞬間、洪水とも取れる量の水が突如現出、空間を満たす。
桜咲百閒 : 「わ、ぷ!?」
桜咲百閒 : 戸惑いは一瞬、弾幕の防御が途絶える。
キビ : 水の壁に弾丸は速度を失い、沈みゆく。
葛西由良 : 「ごふっ、くっ……!」 突如の水流に態勢が乱れる。慌てるように引き金を引くが、それは決定的な隙だ
桜咲百閒 : (これなら!)
桜咲百閒 : 水の中、無数の分身が葛西由良の傍らを抜けて
桜咲百閒 : 葛西燕条へと殺到する!
桜咲百閒 : 「沈め!溺れ死ね!!」
葛西燕条 : 「──魔王流・外典」
葛西燕条 : 桜咲の眼前、黒く光る羽根──否、無数の刃が閃く。
葛西燕条 : 同時、燕条と由良、二人の姿がその視界から消える。
桜咲百閒 : 「「「!?」」」
桜咲百閒 : 標的を見失った分身がたじろぐ。
葛西燕条 : 動揺する桜咲の背後、再び現れた葛西燕条の両腕は、巨大な翼を思わせる異形と化していた。
葛西燕条 : その羽根の一枚一枚が、黒曜石が如き無数の薄刃。
葛西燕条 : 「“八咫鴉”」
葛西燕条 : 己が身を刃と化す、妖魔の業。
葛西燕条 : その奥義“晦冥”は、単なる目晦ましなどと言った生易しいものではない。
葛西燕条 : それは秒に満たぬ刹那、指先から頭の天辺までを残らず刃と変え、あらゆる攻撃を透過する荒業。
葛西燕条 : 一手誤れば自滅は免れない。狂気じみた覚悟と尋常ならざる精密操作によってのみ成し得る、まさしく『奥義』。
桜咲百閒 : 「ッ!」
桜咲百閒 : 気力の消耗と激痛に判断が遅れる。
桜咲百閒 : (間に合え、間に合え、間に合え!!)
桜咲百閒 : 振り向き、ダメージを抑えるべく防御姿勢を取る。
葛西燕条 : “焦声爪”を振るい、桜咲の首を刈り取らんとして。
十徳鋲子 : 「ッらあっ!!」
十徳鋲子 : 異形と化した右腕を、大鋸が弾き飛ばす。
葛西燕条 : 「!」
十徳鋲子 : ぎゃりぎゃり、と耳障りな音を立て、その勢いを殺す。
十徳鋲子 : 鋸歯は肉まで届き、僅かに血を流させるが──
十徳鋲子 : (見誤った! 焦声爪だけじゃない、全身が武器になっているのか)
十徳鋲子 : 攻撃手段の破壊という目的は果たせぬまま、交錯を終え、距離を取る。
葛西燕条 : 「邪魔ぁ……」
葛西燕条 : 「しないで……貰えますか?鋲子さん」
葛西燕条 : 血の滴る黒翼。眼鏡の下から冷たく睥睨する。
十徳鋲子 : 「するに決まってんでしょうよ、お兄さん」
十徳鋲子 : 「自分のしがらみだけが強いと思ったら大間違いだ」
十徳鋲子 : 腰だめに構え、次の攻撃に備える。
GM :
キビ : 「スキあり、というやつだな」
キビ : 水は、今もなお周囲を満たしている。
キビ : 「鬼が試練、その身に受けるが良い」
キビ : 「ゥ我が声は、迸る稲妻となってお前らを焼き尽くすぞォう!!」
キビ : 瞬間、キビの口内より閃光が迸る。
葛西由良 : 「ッ、またも……!」
キビ : 水中を伝い、のたくる蛇のように全員の元へ!
十徳鋲子 : 「おいっ、キビちゃん!キビ!」
桜咲百閒 : 「うぁあああああ!?」
葛西燕条 : 「ッチ、死に損ないの出涸らしが……!」不快さも露わに毒づく。
キビ : 「なんだ、逃れたのがいるな……」
葛西由良 : 兄上により水流こそ逃れたものの、次撃のために忍び動いていたところを、防ぐ術もなく受ける。
キビ : 「優秀なことだ」
十徳鋲子 : 「ぐうぅッ……邪魔すんなよもう!」地面に剣を突き立て避雷針代わりにするが、避けきれない。
桜咲百閒 : 分身がまた一群消える。気力だけで立ち続ける。
キビ : 「フフ……まだマツリは始まったばかりだぞ」
キビ : 「見せい、奉じろ、きさまらの剣を」
GM : ===
GM : ラウンド2!
GM : プロット前宣言があるやつぁ名乗りな!
桜咲百閒 : 分身の術!!
桜咲百閒 : 影分身!
GM : やりな!
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
桜咲百閒 : っしゃあ!
十徳鋲子 : 済!
桜咲百閒 : ヨシ!
GM : それでは、オープン!
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 葛西由良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 十徳鋲子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
桜咲百閒 : 2を採用!
GM : 行きな!
GM : それでは高プロットから
GM : プロット4!PC4、キビ
十徳鋲子 : 由良ちゃんを目標に【水霊】。
GM : 凶声&流星雨
キビ : です
GM : ではPC4お願いします
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
桜咲百閒 : 厄除け成功!
十徳鋲子 : 《水術》で回避どうぞ!
葛西由良 : 2D6>=7 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 9[3,6] > 9 > 成功
葛西由良 : ぬかりなく
十徳鋲子 : ンン~~!
桜咲百閒 : こやつめが!!
十徳鋲子 : 通すか……?
葛西燕条 : 流石由良ちゃん
キビ : 遁甲長者だからなこのひと
十徳鋲子 : このラウンドで死ぬかもわからん、遁甲符切っちゃえ!
葛西燕条 : やめろ~~
十徳鋲子 : 回避振りなおしてくださ~い
桜咲百閒 : つえー!
葛西由良 : 2D6>=7 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 7[2,5] > 7 > 成功
キビ : ふふふ
桜咲百閒 : ばっきゃろい!
葛西燕条 : 優秀~~♡
十徳鋲子 : ぐう~~
キビ : あ、待てよ
キビ : だからやっぱ一括処理だから
キビ : まず判定、ですね
葛西由良 : 凶声の影響はまだ受けていない……はず!
キビ : 凶声を使用します
葛西由良 : あっ、サポートだから
葛西燕条 : なんだとぉ…………
桜咲百閒 : うおおお
キビ : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
桜咲百閒 : キビ太郎ーーーッ!!
葛西燕条 : ふざけんな!
キビ : これで全員回避-1
キビ : 同時処理ですからね……
キビ : 続いて流星雨
キビ : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
キビ : 避け
キビ : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
キビ : ふふ
桜咲百閒 : 強い強すぎる
桜咲百閒 : 自爆してんじゃねーよ!
桜咲百閒 : 回避!
十徳鋲子 : 修正!
桜咲百閒 : こっちも兄上に修正!
桜咲百閒 : -1!だ!
葛西燕条 : 死ね~~
十徳鋲子 : 2d6-1>=5 ShinobiGami : (2D6-1>=5) > 7[3,4]-1 > 6 > 成功
葛西燕条 : 由良ちゃんに+1あげるね
葛西由良 : 兄上~
桜咲百閒 : 姐御に修正もらって、プラマイゼロ!
葛西由良 : あにうえにも+1する?
葛西燕条 : してもらおうかな~
葛西由良 : しま~す
葛西燕条 : なかよし兄弟よ
桜咲百閒 : こっちの-1を忘れんなよ~~
十徳鋲子 : お兄様は妖術潰れてたしよけにくいはずだ…!
桜咲百閒 : 2D6>=7 (判定:鳥獣術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 7[3,4] > 7 > 成功
桜咲百閒 : っしゃら!
葛西由良 : 2D6-1+1>=7 (判定:結界術) ShinobiGami : (2D6-1+1>=7) > 4[1,3]-1+1 > 4 > 失敗
葛西由良 : うーん、避けにくいな
葛西燕条 : う~ん……
葛西燕条 : これ射撃か
葛西燕条 : ここで兵糧丸切ります
GM : イエス
葛西燕条 : 妖術を回復
葛西燕条 : 2D6-1>=6 (判定:異形化) ShinobiGami : (2D6-1>=6) > 12[6,6]-1 > 11 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
葛西燕条 : ワハハ
葛西由良 : 兄上~❤
GM : なん……だと
桜咲百閒 : ばかやろうーっ!!
葛西燕条 : でも意味無いか……
十徳鋲子 : www
十徳鋲子 : つええ~
GM : 怖いなこの兄ほんと
GM : 奥義の使用などなければ
GM : 次へ
葛西由良 : 器術で受けます。
GM : こちらは体術を切ります。
GM : それではプロット2
GM : PC順にまず能動判定をよろしくお願いします
桜咲百閒 : 奥義、クリティカルヒット
桜咲百閒 : 対象は由良
葛西燕条 : 奥義破りもここで宣言ですか?
キビ : です
キビ : そして破ります
桜咲百閒 : あ、そっか
葛西燕条 : では奥義破りします
桜咲百閒 : 待って!
桜咲百閒 : これってつまり
桜咲百閒 : まず私の奥義に対する奥義破りが発生して
桜咲百閒 : 2人とも失敗した場合、どっちかの絶対防御が発動
桜咲百閒 : それに対して改めてこっちが奥義破りするって流れになりますかね
キビ : そうですね
桜咲百閒 : うーん、目算が悪い
十徳鋲子 : それはそう
十徳鋲子 : ただまあ、試行回数増やし得では
桜咲百閒 : そうですね、無効化される以外のリスクはなしか
桜咲百閒 : じゃあ打っちまおう!どうせ薄い勝ち目を拾わなきゃならん!
桜咲百閒 : すいません!クリティカルヒット!対象は由良!
葛西燕条 : 改めて奥義破りを宣言
桜咲百閒 : 分身の術になります
キビ : 逆鱗により判定+1
葛西由良 : こっちも奥義破りを構えていますぞ
キビ : あ、違う
キビ : 凪じゃん
キビ : いのちびろいしたな!
十徳鋲子 : やったぜえ
桜咲百閒 : ほっ
十徳鋲子 : 奥義破りは希望者全員で同時ですか?
GM : 同時ですね
GM : 破る宣言をまずお願いします
GM : それが出揃ってから判定に移ります
十徳鋲子 : では兄妹お二人ですね……ビスコは破らないザンス
GM : それではどうぞ!
葛西燕条 : あれその前にこっちの能動宣言?
葛西燕条 : 攻撃タイミングの奥義なら同時ですよね……?
GM : ですね
GM : 宣言のみお願いします
葛西由良 : はーい。時雨します。対象は桜咲さんとキビ。
葛西燕条 : ≪接近戦攻撃≫判定前に≪陽炎≫もします
葛西燕条 : 対象は桜咲さん
桜咲百閒 : めっちゃ狙ってくるやん?
葛西由良 : あ、判定前に痛打もしますからね!
GM : というわけで、奥義処理に戻りましょう
桜咲百閒 : 凪げ~~~
GM : 破りから!
葛西由良 : 破る
葛西由良 : 2D6>=7 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
葛西由良 : ワオ
桜咲百閒 : www
葛西燕条 : 流石だ由良ちゃん……
桜咲百閒 : もうダメだ
GM : すげえなこの兄妹
葛西燕条 : 技能何でしたっけ 一応
GM : 分身術だったかな
葛西燕条 : 凪ぐかもしれんから振ります
桜咲百閒 : 分身!
葛西燕条 : 2D6>=7 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 10[4,6] > 10 > 成功
桜咲百閒 : 凪げや~~
十徳鋲子 : どうしようもねえ!
GM : つよい、つよすぎる
葛西由良 : 器術を回復します
GM : では続いてやっていきましょう
GM : PC2から
葛西由良 : まずは痛打。
葛西由良 : 2D6>=6 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=6) > 9[4,5] > 9 > 成功
葛西由良 : そして時雨、行きます!
葛西由良 : 2D6>=5 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
葛西由良 : ウニャッ……
GM : ふふ
桜咲百閒 : ハァハァ
葛西燕条 : 由良ちゃん~~~~~ッ
GM : お次はPC3
葛西燕条 : 神通丸あれば使ってよさそうだけど
葛西燕条 : もう無いかな……
葛西燕条 : お兄ちゃんが殺してくるね
葛西由良 : あっないです! ごめんね
葛西燕条 : 大丈夫だよ
葛西燕条 : まず陽炎
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
葛西燕条 : そして呪術で接近戦攻撃
葛西燕条 : う~ん……
葛西燕条 : いいや 普通に振ります
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:呪術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
桜咲百閒 : くっそ
桜咲百閒 : 回避!!
十徳鋲子 : がんばって!
桜咲百閒 : 2D6>=9 (判定:幻術) ShinobiGami : (2D6>=9) > 8[3,5] > 8 > 失敗
桜咲百閒 : ぐあああ
葛西燕条 : ハハハハァ~~~ッッ
葛西由良 : 兄上~❤
GM : おやおや
葛西燕条 : 獣化も乗るので接近戦2点です
十徳鋲子 : 遁甲符いります?
桜咲百閒 : いや…!
桜咲百閒 : まだ頑健があるから大丈夫!
十徳鋲子 : ナイスです!
桜咲百閒 : 何気にここまで無傷だったのだ
葛西燕条 : 苦しみを長引かせるだけだというのに……
桜咲百閒 : 殺す…きさまだけは…
GM : それでは演出の方に移りましょう
GM : 流星雨→お兄さまかな
GM : ダメージが成立したのは
葛西燕条 : ですかね?
葛西由良 : ですね!
GM : いきましょう
GM : ===
キビ : 「しかし皆、しぶといものだ」
キビ : 「ここらでもひとつくれてやろう」
キビ : 「お山の天気を当ててやろうか」
キビ : 「ゥ失せ物がぁ、降るぞォ」
キビ : 言うなり、降り注ぐは銃弾の雨。
キビ : 葛西由良が先ほど放ったそれはいつの間にか地べたより姿を消し、雲の中より降り注いで来る。
キビ : 「ハハ、どうだ、ずいぶんあるな」
キビ : 「ホラ避けろ避けろ」
葛西由良 : 「く……っ」
葛西由良 : 雨霰と降り注ぐ弾丸の破壊力を、誰より由良自身がよく知っている。
葛西由良 : (周りにはろくな遮蔽もない。気を抜けば彼女の分身が……)
葛西由良 : 「……いえ」
葛西由良 : (そうか)
葛西由良 : 降り注ぐ弾丸へ、嵐のような散弾を防御代わりに放ちながら。
葛西由良 : 身を滑らせ、もう一撃。それは分身に向けて。練り上げられたそれらは、確かにひとつひとつ、人を殺し得る殺意と気迫と――
葛西由良 : (――実体)
葛西由良 : 銃撃を受け力を失った分身を、更に伏せた身のまま下方から打撃し、打ち上げる。
葛西由良 : 分身の消える刹那の前に、それは降り注ぐ銃弾をしかと受け止める。
葛西燕条 : 弾丸の雨の中、羽と残像を残して駆ける。
葛西燕条 : 由良と呼吸を合わせて次々と分身を切り裂き、瞬く間に桜咲本体へと迫る。
葛西燕条 : 「俺を殺す為に必死に修行したらしいね」
葛西燕条 : 眼前、細めた眼で覗き込むように。
葛西燕条 : 「復讐か。悲劇だな。涙が出るよ」
葛西燕条 : 「でもね。俺達はこんなモンを奥義とは呼ばない」
葛西燕条 : 湾曲した刃。その切っ先を肩口に突き立て、引き裂くように振り切る。
葛西燕条 : 血飛沫が舞う。かつて彼女の家族を奪ったのと、同じ刃。
葛西燕条 : 「『付け焼刃』ってんだよ」
桜咲百閒 : 「ッ!!」
桜咲百閒 : 夥しい血を吹き出しながら、たたらを踏む。
葛西燕条 : どこまでの冷めた表情で、嘲るように言う。
桜咲百閒 : 「なんだっていい」
桜咲百閒 : 「お前の命に届きさえすれば」
桜咲百閒 : 「……こんなガキ1人の命さえ奪えてないんだ」
桜咲百閒 : 「付け焼き刃を笑えるのか、なまくらが!!」
桜咲百閒 : 見様見真似で、嘲り笑ってみせる。
桜咲百閒 : その方がきっと忍者らしい。
GM : ===
GM : それではラウンド3、開始します。
GM : プロット前忍法ある方は宣言を!
桜咲百閒 : うーーーん
桜咲百閒 : 使おう!影分身!
GM : どうぞ!
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[4,4] > 8 > 成功
桜咲百閒 : ほっ
GM : それでは各自プロットを!
GM : 準備はいいみたいですね
桜咲百閒 : ヨシ!
GM : それでは、オープン!
system : [ 葛西由良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 十徳鋲子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
桜咲百閒 : 2にいきます!
GM : では高プロットから宣言を
十徳鋲子 : お兄様に【接近戦攻撃】で
葛西由良 : 時雨。対象はキビと桜咲さん。痛打も使う見込み。
キビ : 秘密の行動をします。
葛西由良 : 何ィー
十徳鋲子 : !?
葛西燕条 : 何だァ
桜咲百閒 : なにぃ
GM : ではPC順に、由良ちゃんから能動のみ判定を
葛西由良 : 2D6>=6 (判定:刀術) まずは痛打 ShinobiGami : (2D6>=6) > 8[2,6] > 8 > 成功
葛西由良 :
2D6>=5 (判定:砲術) そして時雨!
葛西由良 :
2D6>=5 (判定:砲術)
ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
桜咲百閒 : くっそぉ!
十徳鋲子 : イクワヨ!
十徳鋲子 : 2D6>=5 (判定:経済力) ShinobiGami : (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
十徳鋲子 : 逆凪
桜咲百閒 : はっはっは
葛西燕条 : ワハハハ
葛西由良 : 凪ぎ申した
十徳鋲子 : 笑うしかない
キビ : ではキビの行動ですが
キビ : 『回想』を使用し、シーンを挟みます。
桜咲百閒 : なんじゃあ!?
キビ : ちょっと特殊なのでここは演出を先行してやらせてもらいます。
GM : ===
キビ : 呪いの"根"を考える。
キビ :
都へ行く、兵として武功を立てるのだ、そうして村に財を持ち帰る。
とある兄弟がそう言った。山の鬼を恐れもせずいくたびも訪れていた悪童のふたり。
キビ : 「鬼さまにも我らが修行の成果を見せてやろう」と、我流の剣術で打ち合うそいつらに、
キビ :
「ならばその礼として、勝った方へとつわものにふさわしいツルギを貸し与えよう」と言った。
言ってしまった。
キビ :
契約、交換、奉納、返礼、"そういう"もの。ただそれに従い、与え、奪う。
私はそれらによって人の世と繋がる鬼であるからにして。
キビ : そのひとことは、無邪気な打ち合いを凄惨な殺し合いへと変えた。
キビ :
契約は成り、生まれた『爪』は己の機能を「血を吸い、代わりに力を与える」ものだと定めた。
"結果"が先にあった、逆算というやつだ。
キビ : それから『爪』は様々な持ち手を渡り、災禍を振りまいた。
キビ :
久兵衛、あいつは妹を喰らわれた。
飢えた村を救う代償、彼は痩せゆく妹のために村を救うと奮い立ったのに。
キビ : 願いを胸に殺し合う忍びたちを見据える。
キビ : 「『爪』は本来…単なる道具だ」
キビ : 「ただただ願いを叶えるためのちから」
キビ : 「葛西燕条」
キビ : ひときわ背の高い男へ、声を投げる。
葛西燕条 : 「……」鬼に目を向ける。
キビ : 「"契約の期限"など本来……無いはずなのだ。『爪』は己の姿を勘違いしている」
キビ : 「お前ら人と、キビとの歪んだ絆が呪いの根」
キビ : 「それを……」
キビ : それを、なんだ?呪い、契約、人の世に私を縛るもの。それと爪を切り離せば全ては終わる?
キビ : 爪はただ願いを叶える装置に戻り、恵みをもたらすかもしれない。
キビ : 続く言葉は……出ない。
キビ : 「キ、キビは……お…お前ら人に……」
キビ :
お前ら人に、何だ?
終わらせろ、さもなくば呪いは繰り返す?
キビ : 『復讐鬼桜咲百閒』の誕生は必然だ、ここを凌いだとて爪と呪いが共にある限り復讐の連鎖は続く。
久兵衛 : 久兵衛「だからここでやめろって?ばかだな、はいそうですかと言えるものかよ」
久兵衛 : 久兵衛「止まれるものかよ」
久兵衛 : 久兵衛「なあ百閒、道理じゃあないものなあ復讐は!」
久兵衛 : 久兵衛「なあ燕条、理屈じゃあないものなあ愛情は!」
久兵衛 : 哄笑が響く。
キビ : 桜咲百閒は亡き家族を、仇敵を、
キビ : 葛西兄妹はお互いを、
キビ : 十徳鋲子は――、
キビ : 誰もが誰かを想っている。それは絆だ、力にも呪いにもなるもの。
キビ : 「……ならば……"私"は?」
キビ : 私は、お前たちを想っている。
キビ : ああ、思い出す。
キビ :
怯えた顔の優男。物怖じのない迷い子。
あなたさまのお陰で豊作だったと、米を供する老人。
キビ : 今年生まれた赤子を見せに来た女、"私"の指を握った小さな掌、その感触。
キビ :
鬼退治をうたう剣豪、その命乞いの声。
"勝負"に負けた村人の居直った怒声、すぐに怯えに変わる、飛び散る赤の色彩、やがて熱を失う温かな液体、指先にたしかに感じて……。
キビ : 恵みと殺戮、人と、私との絆。
キビ :
不幸の連鎖、爪は成長を続ける。ああ、それの何が悪い!
所詮『呪い』など、ものの見方のいち側面。
キビ :
私は今まで何を考えていた、不幸の終焉を?ひとを食べすぎてひとにでもなったつもりだろうか。
鬼としてお前たちに向き合う、それを放棄していた。紡いだ歴史、伝説、それらを放り投げ、なんたるざま!
キビ : ここは鬼前だ、鬼前なのだ!
キビ : ひとの願い、そのなんと鮮烈なことか!破滅か幸福かなど、些細なことだ。
キビ : 「桜咲百閒、只人の身でよくぞここまで練り上げた。御業はこうして鬼前に届いたぞ!」
キビ : 「葛西燕条、お前は鋭く、折れぬ剣だ。その身どれだけ傷つこうと決して切っ先を下ろさぬ!」
キビ : 「葛西由良、秘める戦いとは、ときに何よりも困難だ。お前はおそらくこの場の誰よりも強い」
キビ : 「十徳鋲子、ああ、なんということだ……キビが恐ろしいだろう?それだというのに……会いたかったぞ」
キビ : 「そして久兵衛……今日までありがとう、よくぞ、よくぞ頑張った」
キビ : ――トン、とひとっ飛び。呆気に取られた表情の。かつて私に"知恵比べ"を仕掛けた青年。
久兵衛 : 「ッ」
久兵衛 : その顔にはしわとヒビ、深い苦労の跡。
キビ : 「キビがちからの一部、返してもらおう」
キビ : ビシリ、と口が裂ける。皮膚が避け、頭蓋を砕き、キビの頭部―その奥より『爪』の色にも似た牙。
キビ : バクン、とひとのみ。
キビ : 「……」
桜咲百閒 : 「!!」
キビ : 「いくぞ久兵衛……一緒に、このマツリの最後を見届けようではないか!」
キビ : 「見せてみよ!鬼前に集いし勇士たちよ、お前らの想いの先、マツリの果てを!」
キビ : 久兵衛から力の一部を取り戻したことでキビのもうひとつの奥義が開放されます。
キビ :
奥義:焦声咬(ゴエガミ)
効果は範囲攻撃、指定特技は【仕込み】
キビ : 対象は、全員です。
GM : 以上です、能動に回りましょう
GM : まずは由良ちゃんの攻撃に対する回避
桜咲百閒 : 回避!
桜咲百閒 : 2D6>=6 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6>=6) > 7[3,4] > 7 > 成功
桜咲百閒 : うら!
キビ : 2d6>=8 ShinobiGami : (2D6>=8) > 9[3,6] > 9 > 成功
葛西由良 : ヒョコヒョコ避けおるわ……!
キビ : それではお次は範囲攻撃
キビ : 対抗手段がなければ命中となります。
桜咲百閒 : なし!
十徳鋲子 : こちらもなしです!
葛西燕条 : なし!
葛西由良 : ないでーす
キビ : では各自2点、生命力から好きな分野を選び失ってください。
十徳鋲子 : 器術と妖術に受けます、残り1点
葛西燕条 : 器術と忍術に受けます
葛西由良 : 器術と忍術で受ける!
キビ : お次はプロット2!
桜咲百閒 : 器術と謀術で受ける!
GM : PC順に桜咲ちゃんから宣言をよろしくお願いします
桜咲百閒 : 接近戦攻撃!隠形術で兄に!
葛西燕条 : 桜咲さんに【接近戦攻撃】【陽炎】
桜咲百閒 : ダイスふりまーす
GM : どうぞ!
葛西燕条 : ちょっと待ってね
葛西燕条 : やっぱ大丈夫
桜咲百閒 : あ
桜咲百閒 : お兄様にはとりあえず感情修正投げます
桜咲百閒 : -1
GM : では判定をどうぞ
桜咲百閒 : すいません!
桜咲百閒 : 対象はやっぱ由良ちゃんで!
GM : 判定前なので……よしとしましょう。
GM : 公平にお兄さまも変更可としますが。
GM : そのままでよろしいでしょうか。
葛西燕条 : 大丈夫です
GM : よし、振りな!
桜咲百閒 : 改めてダイス1
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:隠形術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
GM : あ、惜しい
桜咲百閒 : うぎゃあああああ
桜咲百閒 : なんでじゃい!!
GM : あと一歩で主人公になれないねぇ
葛西燕条 : う~ん……
桜咲百閒 : まだ…まだ決まったわけじゃない…
GM : 回避の判定ゴー!
葛西由良 : 回避しちゃいまーす
葛西由良 : 2D6>=6 (判定:歩法) ShinobiGami : (2D6>=6) > 7[2,5] > 7 > 成功
葛西燕条 : さすが由良ちゃん
桜咲百閒 : この野郎…
葛西由良 : つつがなく
十徳鋲子 : クッソー
GM : お次の命中!
葛西燕条 : 桜咲ちゃんの感情修正は攻撃判定に対してでいいのかな
桜咲百閒 : いえす!
GM : タイミング的にそうなりますね
葛西由良 : ム
桜咲百閒 : 由良ちゃんには投げらんないので
葛西燕条 : ではまず陽炎
葛西由良 : じゃあこっちも感情判定使えば良いじゃん お兄様+1!
葛西燕条 : ありがとう~
葛西由良 : 攻撃判定に対してですね
GM : 相殺!
桜咲百閒 : オエーゥ
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
葛西燕条 : 回避-2です
葛西燕条 : 続いて接近戦攻撃
葛西燕条 : の前に
葛西燕条 : 回想します
GM : おやおやおや
GM : 先ほどのはちょっと特殊なやつなので
GM : お兄さまの回想はのちの演出にて行ってもらいますね!
葛西燕条 : はーい
GM : とりあえず処理の方を済ませてしまいましょう
葛西燕条 : じゃあ普通に+3でいいのかな
GM : おっけー
葛西燕条 : よし
葛西燕条 : 2D6+3>=5 (判定:呪術) ShinobiGami : (2D6+3>=5) > 11[5,6]+3 > 14 > 成功
桜咲百閒 : あっぶねえ
GM : 惜しいな……
葛西燕条 : チッ……
桜咲百閒 : 姐さん!回避に修正おくれ!
十徳鋲子 : 百閒ちゃんの回避判定に友情の感情修正+1
葛西燕条 : やめな
桜咲百閒 : うらーー!
桜咲百閒 : 仕方あるまい
桜咲百閒 : こっちも使う!回想だ!
桜咲百閒 : +4で回避!
葛西燕条 : ざけんな~~~
葛西燕条 : 大人しく死ね~~~
桜咲百閒 : 2D6>=9 (判定:幻術)+4 ShinobiGami : (2D6>=9) > 4[1,3] > 4 > 失敗
桜咲百閒 : www
桜咲百閒 : おわってる
葛西燕条 : ア~~~ッハッハッハッハ!!
キビ : これ計算されてないのでは
葛西由良 : 4足せてないけど、どっちにせよではありますな
葛西由良 : 陽炎もあるし
桜咲百閒 : ンモーー!!
十徳鋲子 : 陽炎の-2入ってないっすね
GM : そうだね
桜咲百閒 : 神通丸!!
十徳鋲子 : それはそうと……遁甲符投げますよ
桜咲百閒 : うおおお
桜咲百閒 : そっちもらいます!
葛西燕条 : 十徳!!
十徳鋲子 : アタイはもう風前の灯火じゃけえ
葛西燕条 : お前から殺すぞ!!
GM : 遁甲長者の余ってるほうがいいでしょうね
十徳鋲子 : ごめんなさいお兄様……
GM : 振りな振りな!補正値はままだ!
桜咲百閒 : 2D6+2>=9 (判定:幻術) ShinobiGami : (2D6+2>=9) > 9[4,5]+2 > 11 > 成功
桜咲百閒 : しゃーー!!
十徳鋲子 : グッド!
葛西燕条 : ざけんな~~~~~~~~~~
桜咲百閒 : 姐上ーーー!!
葛西燕条 : 薄汚い小娘がァ~~~~ッ
GM : はじまってきたな、泥仕合が
キビ : そして我は泥を終わらせるもの
キビ : 勝っちゃうぞ~~??
GM : では演出の方、やっていきましょう
GM : 今回はダメージは発生してないですが
GM : 回想をしているのでお二方はやってやりましょう
GM : ===
キビ : 【回想】、秘密を公開します
キビ :
奥義:焦声咬(ゴエガミ)
効果は範囲攻撃、指定特技は【仕込み】
キビ : 久兵衛を喰らい、その姿を大きく変えたキビ
キビ : 結晶のような牙、棘、あるいは角
キビ : まさしく鬼の異貌で躍り出る。
桜咲百閒 : 「あい、つ」
桜咲百閒 : その異形に束の間、息を呑む。
キビ : 「ゴォエ、ガァァ――ミィ―!!」
キビ : キビの袖を喰い破り、異形の『牙』が飛び出てくる。しかしそれは袖の中にとどまらない。
キビ : 「お山の鬼は、大食らい!お前ら人間なぞ、ひと呑みだぞォウ!!」
キビ : 地べたが、岩が、空間すらを突き破り牙、牙、牙!
キビ : メキメキと音を立てて、『口』が開く。条理を逸した"噛み付き"が4人の忍びを呑み込む!
葛西由良 : 「鬼の、力……!」 銃撃にて一部を迎撃するが、その逆から喰らわれる
葛西由良 : 強引にそれを切り抜け、また散弾にて追撃を牽制。しかしながらその傷は浅くない。
キビ : 「ハハハ、ハハ、喰うてやろうゥ!」
十徳鋲子 : 背負っている武具を投げ捨てる。破邪降魔の術理を持つ妖器……それらのほとんどを噛み砕かれ、やっと永らえる。
キビ : 「どうした、どうしたどうした」
キビ : 「まだだァ、まァだあるだろう!」
十徳鋲子 : 「んはは、店じまいだよ……!」手元には、僅かに二本のみ。
桜咲百閒 : 「ぐ、ぎゃああああああああッ!!」
桜咲百閒 : 多数の分身たちが同時に引き裂かれ、本体も噛みちぎられる。
桜咲百閒 : しかし朦朧とする意識の中で、ひとつの考えが克明に浮かび上がる。
キビ : 「クゥヒ、ヒ、ヒ」
キビ : 「どれだけいようと、全員、かじれば」
キビ : 「よォかろうが!」
桜咲百閒 : 目を疑う、地獄めいたこの状況。だからこそ。
桜咲百閒 : 奴らに、届く。
葛西燕条 : 「ッ……どこにこれほどの……!」牙に喰いちぎられ、鮮血が噴き出す。
桜咲百閒 : 苦無を握り直す。まだ終わっていない。
葛西燕条 : 「く、はッ……いいじゃないか。いい力だ……」
葛西燕条 : 「次はお前も喰らってやる」
葛西燕条 : 痛みと血に咽ぶように、黒い羽根が震える。
キビ : 「ヒィハ、ハハハ、ァはーーハぁ!!」
GM : 荒れ狂う戦場。
GM : しかし、その荒波こそを好機とする影、――ふたつ。
葛西燕条 : ===
葛西燕条 : 「──僕の主観だけどね」
葛西燕条 : 「君、多分死ぬよ?」
葛西燕条 : 「本当に、止める気は無いんだね?」
葛西燕条 : 技術者の再三の問いに、無論、と答えた。
葛西燕条 : 手術台の上、傍らには妖魔の骸。それは絶命から幾百幾千を経て尚、妖気を垂れ流す呪いの塊。
葛西燕条 : “八咫烏”。
葛西燕条 : 御そうとした鞍馬の精鋭達がみな命を落としてきた、神代の妖魔。
葛西燕条 : それでいい。それがいい、と思った。
葛西燕条 : 外法に手を染めるならば、それくらいでなくては割りに合わない。
葛西燕条 : 一日目。指の先から骨の髄まで、激痛が神経を焼き焦がす。
葛西燕条 : 二日目。五割の臓器が不全に。
葛西燕条 : 三日目。右腕が腐り落ちる。
葛西燕条 : 四日目。左腕、右脚も同様。
葛西燕条 : 地獄の苦痛の中で、想うのは唯一つのこと。
葛西燕条 : 由良。この世に唯一人の肉親。唯一人の妹。
葛西燕条 : 力が欲しかった。彼女を守れるだけの力が。
葛西燕条 : だが忍の世においては、たった一人の誰かを守ることは、何よりも難しいことだった。
葛西燕条 : その為ならば、俺は。
葛西燕条 : ──七日目。
葛西燕条 : 目を覚ますと、失くした腕は異形へと変わっていた。
葛西燕条 : 鉄の羽根を持つ、漆黒の翼。
葛西燕条 : 感覚はなく、温度も無い。
葛西燕条 : 空を飛ぶことなど叶わないけれど。
葛西燕条 : これでいい、と思った。
葛西燕条 : 「──桜咲百閒ッ!!」
葛西燕条 : 桜咲に向け、刃が飛ぶ。鋼を容易に引き裂く、妖魔の羽根。
葛西燕条 : 鬼をも喰らわんとする呪いそのものが、彼女に迫って。
桜咲百閒 : ===
桜咲百閒 : いつかの夏の日、近所の公園。
桜咲百閒 : うずくまって、蜩の鳴く声を聞いていた。
桜咲百閒 : 「あのなあ、ついてきてって言ったのお前だろ。拗ねるなよ」
桜咲百閒 : 夕日の中の困ったような苦笑い。しゃがみ込んで、こちらに差し伸べられる手のひら。
桜咲百閒 : 私よりもずっと大きくて、やさしい手。
桜咲百閒 : 「もうちょっとだけやってみよう、百閒」
桜咲百閒 : 「俺が最後まで、見といてやるから」
桜咲百閒 : ふくれっ面のまま、その手を取る。本当は嬉しかったのに。
桜咲百閒 : 本当は逆上がりなんて出来なくてもいいと思ってる。
桜咲百閒 : クラスのみんなに笑われても。
桜咲百閒 : だけど、私を見守ってくれている家族に伝えたかった。
桜咲百閒 : お父さんとお母さんと、お兄ちゃん。
桜咲百閒 : 私にも出来たよ、って。そう言いたくて。
桜咲百閒 : 「葛西……燕条……!!」
桜咲百閒 : 敵を見据える。無数の影が殺到し、壁となり、刃となる。
桜咲百閒 : 影絵座の業が生み出す、命を糧とする術の魔物。幾千の烏たち。
桜咲百閒 : 私の全てを使っても、この怒りを運んでくれ。
桜咲百閒 : あと少し、もう少し。
桜咲百閒 : ――あの、坂の上まで。
GM : 渾身の、必殺の一撃。
GM : 極限まで高められたそれは、拮抗していたが故。
GM : 相殺と相成った。
GM : 戦いは続く。
キビ : 「さァあ」
キビ : 「次は、なあニを、見せてくれる」
GM : ===
GM : ラウンド4
GM : プロット前忍法は宣言をどうぞ
桜咲百閒 : 使う!!
GM : どうぞ!
桜咲百閒 : 影分身!
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
桜咲百閒 : ホッ
GM : ではよろしいか!
桜咲百閒 : あい!
GM : オープン!
system : [ 葛西由良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 十徳鋲子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
桜咲百閒 : うううーーん!
桜咲百閒 : こうなりゃヤケだ
GM : さあ決めな!
桜咲百閒 : 6に行きます!
GM : オーライ!
GM : では高プロットから!6の桜咲ちゃん
桜咲百閒 : はい!
桜咲百閒 : ここで使います。闇景色を宣言。
GM : え、そっち!?
GM : ここで使うと、攻撃手番はないですが
GM : よろしいでしょうか!
桜咲百閒 : 大丈夫!
GM : 了解
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
桜咲百閒 : あっぶな!
十徳鋲子 : プライズ使いましょうかね……逆凪なので……
葛西燕条 : うん?
葛西燕条 : 逆凪……ですよね……
葛西由良 : 6ですからね
GM : そうだね
桜咲百閒 : そうだわ
GM : これが高プロット、これがシノビガミ
桜咲百閒 : ファンブル値上昇だったわ
十徳鋲子 : 【大華六助五平椿之川源】を使用します。
葛西燕条 : 何だァ!?
桜咲百閒 : ???
葛西由良 : なになに
十徳鋲子 : キビちゃんの真名を借り、一度限りの支援をさせます……オラッ百閒ちゃんッ振りなおせッ
桜咲百閒 : キャーッ!
葛西燕条 : ずるい~~~
桜咲百閒 : 2D6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 3[1,2] > 3 > 失敗
桜咲百閒 : www
葛西燕条 : ハハハハ
GM : おま……
十徳鋲子 : www
桜咲百閒 : もうダメだ
桜咲百閒 : 神通丸使います…
葛西燕条 : 終わりだ桜咲
十徳鋲子 : 頼むマジで!!
GM : ド素人が忍びの世界によぉ!
桜咲百閒 : 2D6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 12[6,6] > 12 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
葛西燕条 : まだ持ってんのかよ
十徳鋲子 : 嘘!?
桜咲百閒 : おららららーーっ!!
GM : あははははは
葛西燕条 : ア~~ン????
桜咲百閒 : 器術を再生!
葛西燕条 : 小娘がァ!
葛西由良 : なんて生き汚い……
桜咲百閒 : そして全ての攻撃に対して間合い+1だ
GM : 他の行動はありませんね
桜咲百閒 : はい!
GM : では続いてプロット4、PC3
葛西燕条 : 桜咲さんに【神槍】【陽炎】
葛西燕条 : まず陽炎
桜咲百閒 : まって!!
GM : 不思議な力で巻き戻します
GM : 改めて
GM : 行動を宣言してください
桜咲百閒 : はーい
桜咲百閒 : 黒糸でお兄さん狙います!
葛西燕条 : やめろ!
桜咲百閒 : 判定は幻術!
十徳鋲子 : ウェイト!
桜咲百閒 : はいな!
十徳鋲子 : 【黒絃】の指定特技は「忍術分野から」選択です!
GM : そうじゃよ
桜咲百閒 : あ、ソーリー!
GM : つまり、潜伏隠形分身
GM : これらの中から
GM : あるいはさらに遠くを狙って代用判定し
GM : なるべくお兄さまの避けを難しくするということですな
十徳鋲子 : そう、持っていない特技でも忍術の中なら選べるから、目標値が高くなることを厭わなければもっと当てやすくなるんですよね
桜咲百閒 : じゃあ生存術で!
GM : 持ってる隠形のが遠くない?
GM : あいや違うか
桜咲百閒 : 対人術で取られるのでは
GM : ですです
桜咲百閒 : 姐さんの感情修正ももらっていいですか
十徳鋲子 : ファンブル値上意味ないですが
十徳鋲子 : 精神安定が欲しいのでしたら
桜咲百閒 : あ、ほんまや
桜咲百閒 : じゃあ次の回避にとっといて!
GM : そう、どっちにしろ7は出さないといけないからね
GM : 覚悟を決めな!
十徳鋲子 : 了解(りょ)だぜ…
桜咲百閒 : 2D6>=6 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6>=6) > 11[5,6] > 11 > 成功
桜咲百閒 : やったね
GM : やったわね
十徳鋲子 : やったね
葛西燕条 : この野郎~
GM : 回避をお願いします、目標値は8になってるのかな
葛西燕条 : 由良ちゃん助けて~~~
桜咲百閒 : 感情マイナス修正!
葛西由良 : 感情修正+1。相殺です
GM : ではよろしくお願いします。
葛西燕条 : 2D6+1>=8 (判定:手裏剣術) ShinobiGami : (2D6+1>=8) > 8[2,6]+1 > 9 > 成功
葛西燕条 : アハハハ
GM : 粘るねぇ
桜咲百閒 : うそだろ!
葛西由良 : 兄上を甘く見てはいけませんよ
GM : それではお次、改めてプロット4、宣言と判定を!
葛西燕条 : 桜咲さんに【神槍】【陽炎】します~
桜咲百閒 : ぎゃー
葛西燕条 : 陽炎から
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
葛西燕条 : よしよし
葛西燕条 : 続いて神槍、回避-2です
葛西燕条 : ココフォリアさんよろしくお願いします
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:手裏剣術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
桜咲百閒 : はっはっは
葛西燕条 : ホホホ
桜咲百閒 : ライフで受ける!
十徳鋲子 : 感情修正
十徳鋲子 : がんばって避けてください~
葛西燕条 : 当たれ~~~
葛西燕条 : ココフォリアさんよろしくお願いします
十徳鋲子 : ココフォリアさんお願いします
桜咲百閒 : 2D6-1>=7 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 6[1,5]-1 > 5 > 失敗
桜咲百閒 : うむ!
キビ : あ、振っちゃった
GM : よし失敗!
葛西燕条 : 大人しく運命を受け入れよ
桜咲百閒 : はい…
十徳鋲子 : 4点はえぐいわね
GM : というか兵糧丸持ってないと死では?
桜咲百閒 : そうですね
葛西燕条 : 神槍で射撃2、後の先で射撃1、獣化で接近1点です
桜咲百閒 : あ、うーん
GM : 目標値そこまで高くないし
十徳鋲子 : キビちゃん使いますか?
GM : ここは忍具切ってもいいと思うなー
桜咲百閒 : すいません神通丸で…
桜咲百閒 : ふりなおしまーす
GM : 振りな!
桜咲百閒 : 2D6-1>=7 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 6[2,4]-1 > 5 > 失敗
GM : ふふ
葛西燕条 : ホホホ
桜咲百閒 : これはもうそういうこと
十徳鋲子 : へへへ
葛西由良 : 観念あそばせ!
桜咲百閒 : 観念!
十徳鋲子 : え?死にます?
十徳鋲子 : 死ぬんならせめてキビちゃん遁甲符も投げたい……勝ち目が0になる気がするので……
桜咲百閒 : マジかよ
桜咲百閒 : いただけるなら!
十徳鋲子 : はい!【大華六助五平椿之川源】!
葛西燕条 : 無駄な足掻きを……
桜咲百閒 : うおー!
葛西燕条 : ココフォリアさんよろしくお願いします
十徳鋲子 : ココフォリアたのんますマジで!!
GM : コココ
葛西燕条 : ココフォリア様!
GM : 振りな!
桜咲百閒 : 2D6-1>=7 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 9[3,6]-1 > 8 > 成功
桜咲百閒 : やったー!
GM : 繋がったな!
葛西由良 : 生きながらえおるわ……
葛西燕条 : 汚え~~
十徳鋲子 : ココフォリアッシャオラア!!!
葛西燕条 : 生きぎたねえ~~
桜咲百閒 : まだまだよー!
GM : では、続いて3
GM : PC4、キビ
十徳鋲子 : お兄様よりは由良ちゃんかな、【接近戦攻撃】で
キビ : 【流星雨】
キビ : コスト足りないので凶声は無し
葛西由良 : こっこいつ 奥義控えを
十徳鋲子 : かしこい
葛西燕条 : こいつ……
キビ : 4人相手に奥義2回は通るとははなから思ってませーん!
GM : ではPC4から
十徳鋲子 : はーい
十徳鋲子 : ココフォリア頼む、頼むマジで、支援するから
GM : 見てるかーー開発者ーー!
葛西燕条 : やめろ~~
葛西燕条 : Tekey行くぞ
葛西由良 : 脅迫がえぐい
桜咲百閒 : なまなましい
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
十徳鋲子 : ッシャオラア!
十徳鋲子 : 《経済力》です!
葛西燕条 : 由良ちゃんに+1します
葛西由良 : 兄上~❤
葛西由良 : 避けます
葛西由良 : 2D6+1>=8 (判定:九ノ一の術) ShinobiGami : (2D6+1>=8) > 7[1,6]+1 > 8 > 成功
十徳鋲子 : そうかあ
葛西燕条 : 流石由良ちゃんだ
葛西由良 : 正真正銘兄上のおかげです!
十徳鋲子 : キツイねえ……
GM : ではいくぜ
キビ : 2D6>=5 (召喚術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[2,4] > 6 > 成功
キビ : 2D6>=5 (召喚術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
キビ : 避けも成功
キビ : 全員避けな!
葛西由良 : 2D6>=7 (判定:結界術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 11[5,6] > 11 > 成功
十徳鋲子 : 避けますか~ 兵糧丸で妖術を回復
葛西燕条 : 2D6>=6 (判定:異形化) ShinobiGami : (2D6>=6) > 7[1,6] > 7 > 成功
葛西由良 : ヒューッ
葛西燕条 : 効かねえ~
桜咲百閒 : 2D6>=7 (判定:鳥獣術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 7[1,6] > 7 > 成功
桜咲百閒 : やったね
キビ : やるなこいつら
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
十徳鋲子 : あぶね…
桜咲百閒 : 案外粘りおる
GM : 続いて2、由良ちゃん!
葛西由良 : 時雨。判定前に痛打。
葛西由良 : 対象は十徳さんとキビ!
十徳鋲子 : デスヨネ~
葛西燕条 : 殺せ~~
十徳鋲子 : 失敗してくれ!!
葛西由良 : 2D6>=6 (判定:刀術) 痛打 ShinobiGami : (2D6>=6) > 5[1,4] > 5 > 失敗
葛西由良 : 失敗ダイスをここで使わせてもらいました
葛西燕条 : 次は行けるよ!
葛西由良 : 2D6>=5 (判定:砲術) 時雨 ShinobiGami : (2D6>=5) > 4[1,3] > 4 > 失敗
葛西燕条 : 由良ちゃんッッ
葛西由良 : 😥
十徳鋲子 : ココフォリアと寝てきました
葛西由良 : 遁甲符余ってるでしょ、十徳さん
葛西由良 : 死ぬ前に使った方が良いんじゃないですか?
葛西燕条 : そうですよ
GM : どういう要請だ
葛西燕条 : こんなに可愛い由良ちゃんが頼んでるんですよ
GM : 演出、キビ遁甲だけやりましょうか。
十徳鋲子 : 自死じゃん???
桜咲百閒 : はーい
GM : ===
葛西燕条 : 次々に分身が消えていく。超高速の残像に追い縋り、切り裂いていく黒い影。
桜咲百閒 : 「はぁ……はッ」
葛西燕条 : 羽根で。ナイフで。妖刀で。嵐のように繰り出される斬撃が、精緻かつ荒々しく全てを両断していく。
桜咲百閒 : 消えていく分身の数を数えることさえ追いつかない。
桜咲百閒 : 鼻血が地面に滴る。脳のどこかの血管が切れている。
桜咲百閒 : 構うものか。もう少し、あと少しだけ――。
桜咲百閒 : 「どこに……あッ!?」
葛西燕条 : 桜咲の正面、燕条が迫り──
葛西燕条 : 不意に、その姿が掻き消える。
桜咲百閒 : 霞んだ目、視界の端に地面から突き出したキビの『牙』があることに気付かず。
葛西燕条 : 「ハグレの連中はこれだからいけないなァ」
葛西燕条 : 声は、背後から。
桜咲百閒 : つんのめる。無防備な背中を晒して。
葛西燕条 : 「我流なんてモンに幻想を抱きすぎる」
葛西燕条 : 「影分身程度で、素人が忍者気取りかい?」
葛西燕条 : 鉤爪めいた刃が、百閒を背後から切り裂かんと振るわれる。
十徳鋲子 : 「……ッ!!」協力者が危機に陥る。だが、あまりにも遠い。
桜咲百閒 : (まずい――死)
十徳鋲子 : 右腕の妖刀を、思い切り地面に叩きつける。空気の避けるような、金属の折れる音。
十徳鋲子 : 同時に、妖刀の内部に収められていた、無数の瘴気が爆発的に空間を満たす。異物の存在に最も鋭敏に反応するのは──鬼前試合の守護者。
十徳鋲子 : 「大華六助……」
十徳鋲子 : 鬼ではなく、キビへと。一瞬の存在の揺らぎに、「真名」の命令を差し込む。
十徳鋲子 : 「五平椿之川源ッ!! 護れ!」
キビ : 「応よ」
キビ : 【大華六助五平椿之川源】。
キビ : キビの"名"である。
キビ : 本来そのようなものは、持たなかった。
キビ : 名無しの鬼。
キビ : 漂着の地で、契約と交換を繰り返した。
キビ : 勝負事の代償に、それを頂く。
キビ : 名前の一部、
キビ : それらをより集め、我が名とす。
キビ : 「任されよォう!!」
キビ : 地面を割って、牙が突き出る。
葛西燕条 : 「!!」
キビ : 即席の壁、高速の攻防の中にあってはあまりに大きな意味を持つ。
葛西燕条 : 舌打ち。現れた壁を蹴り、桜咲から距離を取る。
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 呆然と壁を見上げる。何かが起きた。
キビ : 「ハハ、ひとよ、与えよう」
キビ : 「奪いもしよう」
キビ : 「望め!願え!!!」
キビ : 「ここは、鬼前であァる!!」
桜咲百閒 : 動いたのはあの『鬼』。けれど動かしたのは……。
十徳鋲子 : くるりと回した刺又を構えなおす。残る獲物は唯一本。
桜咲百閒 : 「十徳……鋲子……」
十徳鋲子 : 「妖刀ハンターは、廃業だなぁこりゃ」
桜咲百閒 : 「なんで……?」
桜咲百閒 : ただ率直にして単純な疑問の言葉だけが浮かぶ。
十徳鋲子 : 「勝つためだよ」
十徳鋲子 : 「私一人であんなバケモノ対処できないって……忍者ってさ、思ったよりなんもできないんだ」
十徳鋲子 : 「そこは、もう普通の人とまるきり同じ」
十徳鋲子 : 「数の優位に頼って、醜く足搔いて、神に祈って……」
十徳鋲子 : 「素人らしく、人間らしく勝とうぜ、百閒ちゃん」
桜咲百閒 : 「……」
桜咲百閒 : 鼻血を拭って、足に力を込めて立ち上がる。
桜咲百閒 : 勝つため。利害の一致、ただのそれだけのことなのだろう。あいつの言うように付け焼き刃の繋がり。それでも。
桜咲百閒 : こっちだって1人じゃない。
桜咲百閒 : 「素人じゃない」
桜咲百閒 : 「忍者だ」
十徳鋲子 : 口角を上げる。
GM : ===
GM : もつれこむラウンド5!
GM : それではプロット前宣言いかが!
桜咲百閒 : はい!分身の術!
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[2,6] > 8 > 成功
桜咲百閒 : 成功!
GM : ではよろしいですね
GM : オープン!
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[雑談] system : [ 十徳鋲子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 葛西由良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
GM : では高プロットから!4は、PC3とキビ
桜咲百閒 : ううーん、3!
桜咲百閒 : あ、いあ!
桜咲百閒 : 2で!
GM : 了解よ
GM : ではPC3から宣言を
葛西燕条 : 【神槍】【陽炎】対象桜咲さん
キビ : 【凶声】&【流星雨】
GM : では判定をどうぞ
葛西燕条 : まず陽炎
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
葛西燕条 : 回避マイナス2
桜咲百閒 : おかしい~~
葛西燕条 : 神槍
葛西燕条 : ココフォリア様 お願いします
葛西燕条 : 僕に人殺しをさせてください
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:手裏剣術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
葛西燕条 : よし
桜咲百閒 : ンモーー
葛西由良 : 兄上は人殺しの達人です!
桜咲百閒 : あねごーー!
十徳鋲子 : 百閒ちゃんの回避に感情修正!
桜咲百閒 : 2D6-1>=7 (判定:潜伏術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 12[6,6]-1 > 11 > スペシャル(【生命力】1点か変調一つを回復)
十徳鋲子 : 来た
桜咲百閒 : ?????
葛西燕条 : あ~~???
GM : あいや
GM : やりましたね
葛西由良 : コイツ……
桜咲百閒 : 器術を回復します…
GM : しぶてえ連中だあ
葛西燕条 : めんどくせ~~
葛西由良 : 苦しみが長引くだけですのに
キビ : それでは凶声
キビ : 2D6>=5 (言霊術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 5[2,3] > 5 > 成功
キビ : 流星雨
キビ : 2D6>=5 (召喚術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
キビ : 2D6>=5 (召喚術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
キビ : こわいな!!
GM : それでは皆々様
GM : 避けな!回避-1だ!
葛西由良 : スレスレを攻めている
桜咲百閒 : ばかやろー!
GM : ラウンド間継続ですので
GM : よろしくな!
葛西燕条 : 2D6-1>=6 (判定:異形化) ShinobiGami : (2D6-1>=6) > 6[1,5]-1 > 5 > 失敗
葛西由良 : 2D6-1>=7 (判定:結界術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 5[2,3]-1 > 4 > 失敗
十徳鋲子 : 2d6-1>=5 ShinobiGami : (2D6-1>=5) > 8[2,6]-1 > 7 > 成功
葛西燕条 : ゲッ
桜咲百閒 : 2D6-1>=7 (判定:鳥獣術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 7[1,6]-1 > 6 > 失敗
キビ : キヒヒ
桜咲百閒 : 修正さえなけりゃよ!
葛西燕条 : 【悪食】使います
葛西燕条 : 由良ちゃん修正ちょうだい~
キビ : 出やがったぜ
葛西由良 : 兄上! 感情修正+1します!
桜咲百閒 : させっか!感情マイナス!
葛西燕条 : テメェ~~
葛西燕条 : 謀術使って判定
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:兵糧術 ShinobiGami : (2D6>=5) > 10[5,5] > 10 > 成功
葛西燕条 : よしよし
葛西燕条 : プラマイゼロ
葛西由良 : 兄上はたくさん食べます
十徳鋲子 : まあそうなりますね
桜咲百閒 : おかしいて
桜咲百閒 : 器術を失う!
キビ : 全体を見てもヤバ忍法筆頭だから
GM : ではお次、ビスコさん!
葛西由良 : あちょっとお待ちを ダメージを受けてないんだけど
GM : あ、でしたね
GM : 射撃点1になります
十徳鋲子 : 由良ちゃん残り1点?殺せるかもしれませんね
桜咲百閒 : いけそう
葛西燕条 : 残り……1!?
GM : 一応忍具が1残ってるみたいですね
GM : それが何かはわからないけど!
葛西由良 : あ、違います。今3点で、1点受けたら2点になっちゃう感じ
桜咲百閒 : かたい~~
葛西由良 : 奥義"架空兇弾"。効果は絶対防御です。このダメージを無効化します
十徳鋲子 : 奥義破り! 指定特技はなんでしたっけ
葛西由良 : 指定特技は結界術!
十徳鋲子 : 百閒ちゃん!キビちゃん!力を合わせるんだ……!!
桜咲百閒 : おうぎやぶり!
葛西燕条 : やめろクズどもがァ~~ッ
キビ : やぶるぜやぶるぜ
十徳鋲子 : よーし!皆で破ろう!
キビ : 2D6>=7 (召喚術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 3[1,2] > 3 > 失敗
十徳鋲子 : 2d6>=7 ShinobiGami : (2D6>=7) > 7[1,6] > 7 > 成功
キビ : 凪!
桜咲百閒 : 2D6>=8 (判定:幻術) ShinobiGami : (2D6>=8) > 5[2,3] > 5 > 失敗
葛西由良 : よしファンブル行き……!
桜咲百閒 : 凪いではいない…!
葛西燕条 : 十徳……貴様……
十徳鋲子 : ケケケーッ
葛西由良 : あ、奥義は破られます。受けま~す
葛西由良 : ダメージは……妖術!
十徳鋲子 : では行きましょうか
十徳鋲子 : 由良ちゃんに【接近戦攻撃】。指定特技は《経済力》
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 9[3,6] > 9 > 成功
桜咲百閒 : あねごーー!
葛西燕条 : 由良ちゃんに感情修正+1!
十徳鋲子 : 凶声で-1だぜ
葛西由良 : 兄上~
葛西由良 : 2D6+1-1>=8 (判定:九ノ一の術) ShinobiGami : (2D6+1-1>=8) > 5[1,4]+1-1 > 5 > 失敗
十徳鋲子 : グッド!
葛西燕条 : うぎゃ~~~
十徳鋲子 : 接近1点を受けな!
桜咲百閒 : やーー!!
GM : これは……
葛西由良 : 1d6 ShinobiGami : (1D6) > 3
葛西由良 : 忍術が指定されましたが、もうそこは失われてるので、代わりに謀術で受けます。
十徳鋲子 : ここしかないな。挑戦しましょう
十徳鋲子 : 奥義を使用。「七宝三器オーバーロード」。【追加忍法】。
GM : おお、とうとう
GM : 隠された最後の忍法が
桜咲百閒 : !?
十徳鋲子 : 《経済力》です。奥義破りどうぞ~
葛西燕条 : します
桜咲百閒 : しません!
キビ : ナギギギ
葛西由良 : これってダメージ後ですよね
GM : GMは一応事前に先ほど内容を聞いているから答えるのですが
十徳鋲子 : あ、どうだろう……GMは何使うかわかってると思いますが……
GM : ダメージ発生"時"となります
十徳鋲子 : ってことは、同時か まだ消えてないですね
葛西由良 : じゃあ謀術で判定できるな……ひとまず兄上の判定を待ちます
GM : なので奥義やぶりは可能
GM : えっと、破り判定は
葛西燕条 : 先に宣言してから?
GM : 挑戦するなら事前に宣言
十徳鋲子 : 奥義破りは先宣言ですね!
葛西由良 : なら……破り判定します! これは看過してはいけないはず!
葛西燕条 : 2D6>=9 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=9) > 4[2,2] > 4 > 失敗
葛西由良 : 2D6>=8 (判定:九ノ一の術) ShinobiGami : (2D6>=8) > 6[2,4] > 6 > 失敗
葛西由良 : ぐおお
GM : ここに来て
葛西燕条 : うわ~~凪
桜咲百閒 : マジかよ
十徳鋲子 : よっしゃあ
GM : 出目が!
十徳鋲子 : 使用するのは……【風饗】だ!
十徳鋲子 : 攻撃命中時、同じ対象に同じ忍法でもう一度攻撃できる!!
葛西由良 : こいつ……
桜咲百閒 : うわーーー
葛西燕条 : ざけんな!
GM : 隠し爪!ただの置物ではないことを!
GM : 叩くと遁甲符を吐き出すだけの機械でないことを
GM : ここで示そうというのだな!
十徳鋲子 : 見せてやりますよお!!
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[3,3] > 6 > 成功
十徳鋲子 : 成功!もう一度【接近戦攻撃】!!
桜咲百閒 : びすこーーーー!!
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 10[4,6] > 10 > 成功
桜咲百閒 : つよい
桜咲百閒 : つよすぎる
十徳鋲子 : 喰らえッ
葛西由良 : 回避します
葛西由良 : 2D6-1>=9 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6-1>=9) > 11[5,6]-1 > 10 > 成功
葛西由良 : すると言っただろうッ!
葛西燕条 : やった~~~~~~
GM : 妹も粘る!
十徳鋲子 : もうお兄様の援護はねえぜ~とか言おうとしら
十徳鋲子 : このざまよ
桜咲百閒 : ごんなろーー!!
葛西燕条 : 俺達の絆は誰にも切れない
十徳鋲子 : だが……繋ぎましたよ
十徳鋲子 : 後は任せた、百閒ちゃん
GM : 続いてはPC1,2
GM : ここは桜咲ちゃん悩みどころですね
GM : なぜならお兄さまが凪いでいるからです
桜咲百閒 : そうわね…
葛西燕条 : 助言しないでよ!!
葛西燕条 : ズルズル!!
桜咲百閒 : いやでも
GM : ひき き
桜咲百閒 : 最初からやることは決まってるんで
GM : では開示します
GM : PC2:時雨+痛打 対象は十徳さんとキビです
GM : PC1:奥義使用、対象はPC2
GM : PC順に1から
GM : これは奥義破りの宣言になりますね
十徳鋲子 : しません
葛西燕条 : 逆凪中……
葛西由良 : 技能なんでしたっけ
桜咲百閒 : 分身の術!
葛西由良 : 良いでしょう。では奥義破り
葛西由良 : 2D6>=7 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 3[1,2] > 3 > 失敗
GM : おっと
GM : これは……
葛西由良 : 兄上……奥義いただけますか!
葛西燕条 : 奥義使用します 絶対防御
葛西燕条 : 指定特技は呪術です
桜咲百閒 : 奥義破り!
十徳鋲子 : 奥義破り。
GM : どうぞ
十徳鋲子 : 2d6>=6 ShinobiGami : (2D6>=6) > 4[1,3] > 4 > 失敗
桜咲百閒 : 2D6>=9 (判定:幻術) ShinobiGami : (2D6>=9) > 7[3,4] > 7 > 失敗
桜咲百閒 : うぎゃあああ
GM : オホホホ
葛西由良 : 兄上~❤
葛西燕条 : ハァ……ハァ……
十徳鋲子 : ここでか
GM : 粘る、粘る!!
GM : 忍具等ありませんね!?
葛西燕条 : やれ由良ちゃん!
GM : ではPC2、どうぞ!
葛西由良 : 参ります。まずは痛打
葛西由良 : 2D6>=6 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=6) > 6[1,5] > 6 > 成功
葛西由良 : 時雨。対象は十徳さん、そしてキビ
葛西由良 : 2D6>=5 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
葛西燕条 : いいぞ~~~
桜咲百閒 : ぐごががが
十徳鋲子 : 兵糧丸を使用。器術を回復します
キビ : ナギギギ
十徳鋲子 : 目標値は7
キビ : 1d6 ShinobiGami : (1D6) > 3
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
桜咲百閒 : ヨシ!!
葛西燕条 : 避けるな!死ね!
桜咲百閒 : おまえらがしね~~ッ!!
十徳鋲子 : キビちゃん射撃戦では?
キビ : 忍術と、戦術失います
キビ : あ、痛打のこと接近だと思ってた!
キビ : 久々に受けたので!
葛西由良 : 十徳さん、それ凶声入ってます?
葛西燕条 : あっそうじゃん
十徳鋲子 : ……入ってない!
葛西燕条 : 当たってる!!
キビ : 謀&戦失点!失敬
十徳鋲子 : ぐえ~っ、兵糧丸使用! 謀術だけ残して耐えます
十徳鋲子 : 失礼しました。
葛西燕条 : いきぎたねえ奴らだ
葛西由良 : 痛打で1点、後の先で1点、時雨で1点。計3点ダメージ!
桜咲百閒 : 姐御…!
GM : 限界めいてきましたね
葛西燕条 : 3点耐えられる?
GM : 当たればヤバいなやっぱ!
GM : これは……あれですか、もしかして
十徳鋲子 : ギリギリ1点残りました
桜咲百閒 : かてーー!!
GM : 忍具長者がよ
GM : では演出の方に移りましょう
GM : ===
キビ : 「ハ、は、ハ」
キビ : 「呑み込んで、やろォう」
キビ : 言うなり、それが地面よりせり出す。
キビ : 牙、だがその規模は今までとは比較にならない。
キビ : ぐんぐんと伸び、絡み合い、覆う、ドームのように一帯を。
キビ : 「こぉれで、お前らは、おれさまの腹の中」
キビ : 「溶かしてやろう!!」
キビ : ポタリ、ポタリ、垂れる液体。
キビ : ジュウ、という音と共に煙を放つ、それはキビの胃液だ!
キビ : やがて本降りとなったそれが降り注ぐ!
桜咲百閒 : 「ッ!」
葛西由良 : 「これは……!」 引き金を引き打開を図るが、雲に銃を撃つかの如しだ
葛西由良 : 止められないと分かるや、身を挺し、屈むように銃を庇う
桜咲百閒 : 烏の群れの姿となって無数に分裂した影分身が
桜咲百閒 : その実体を以て、十徳と桜坂の傘となる。
桜咲百閒 : それでも、相殺はし切れない。背中が焼け爛れる。
葛西燕条 : 燕条の身体に巣食う妖魔が巨大な翼を広げ、キビの放つ妖気を喰らい、糧としていく。
葛西燕条 : 溶解液に溶かされながら、同時に高速で再生。攻撃を相殺する。
キビ : 「ハ、ハ、ハぁ!いつまで保つかなァ!」
葛西燕条 : 「妖魔風情が……」
葛西燕条 : 「喰い破ってやるよ」
桜咲百閒 : 「っ……十徳!」
十徳鋲子 : 「百閒!感謝する……お陰で」
桜咲百閒 : 「勝つためだ!!」
桜咲百閒 : 「私には、経験が足りない……」
桜咲百閒 : 「どうすればいい!勝つために!」
十徳鋲子 : 「私が抜ける!」
桜咲百閒 : 「お前の力が欲しい!必要だ!」
桜咲百閒 : 「……!分かった!」
十徳鋲子 : 「やることはみな同じだ!弱いところを打つ!!」
桜咲百閒 : 烏の群れが十徳を守りながら共に移動する。
十徳鋲子 : 獲物を庇うため背中を向けた少女へ、雨を潜り抜けるように接近。
桜咲百閒 : 「これで……動ける……はずだ!」
十徳鋲子 : 烏の陰から、蛇の舌のように、赤い刺又が飛び出す。
十徳鋲子 : 「らああっ!!」そのまま連撃を仕掛ける!
葛西由良 : 「私を……!」
葛西由良 : 初動が遅れた。一撃を受ける。しかし続く攻撃には、銃身にて応じる。
葛西由良 : 太く短い砲身だ。だが一時、その攻撃を受け止めることはできる。短刀のような扱いに近い。
十徳鋲子 : 「ちくしょっ……大人しく、しろ!!」
葛西由良 : 「大人しくして……」「……叶う願いはありますか!」
葛西由良 : 打ち払い、間合いを取りながら銃口を向ける。六連の深淵。
十徳鋲子 : 「やばっ…!」
桜咲百閒 : 「ううぉおおおおおおッ!!」
桜咲百閒 : 同時、烏の群れが再び3体の人型を取り
桜咲百閒 : 後の先で急所を狙う!
葛西由良 : 十徳を睨んだ銃口がブレる。その人型に向け引き金が引かれるが、阻止できるのは一体のみだ。
葛西燕条 : 甲高い金属音と共に、夜闇に火花が散った。
葛西燕条 : 振るわれた三つの苦無を、燕条が受け止める。
葛西燕条 : 黒鉄に覆われた両腕。そして異形の尾を生やし、分身の攻撃を防ぐ。
葛西燕条 : 「……今」
葛西燕条 : 「何しようとした?」
葛西燕条 : 腕が、尾が蠢き、怪物の顎と化して苦無を貪り喰らう。
桜咲百閒 : 「そうやって都合よく」
桜咲百閒 : 「人間面をしようとするな」
桜咲百閒 : 「虫唾が走る!!」
桜咲百閒 : さらなる分身が鋼の羽根と撃ち合う。
葛西燕条 : 「じゃあ何だい?俺は鬼か?妖魔か?」
葛西燕条 : 「別にいいよ。そうだとしても」
葛西燕条 : 「俺は由良のお兄ちゃんだ」
桜咲百閒 : 「お前が何者なのか、何者になったのか」
桜咲百閒 : 「お前も何かを奪われてから分かる。私と同じ景色を見れば」
桜咲百閒 : 「はは、ははは!」
桜咲百閒 : 「私はそれが樂しみだぞ」
桜咲百閒 : 血走った瞳が狂気に歪む。
葛西由良 : その応酬の裏で、再びの砲声。いつの間にやら、由良の身は兄の背後にはない。
葛西由良 : では何処か。答えは誰の目にも明らかだ。牙に覆われた暗い胎内に、白く少女の影が翔ぶ。
葛西由良 : 『砲鶴』――とも称される忍だった。黒い銃身を携えた白い腕とその戦型を、鶴の翼に譬えて。
葛西由良 : あるいは由良の儚い背姿に、見事に着こなす和装に、冬の湖のような瞳に、鶴を見出されることもあっただろう。
葛西由良 : だがそもそも、羽撃かぬ鶴はいない。
葛西由良 : 葛西由良がそう称されるのは、紛うことなく彼女が飛翔するからだ。
葛西由良 : ……いや、原理を質せば『跳ねる』と称した方が正確であろうが、これは間違いなく彼女の飛翔である。
葛西由良 : 常は完全に制動している巨銃の反動をあえて身に受けることで、翔ぶ。宙空でも逆手の銃を撃ち、再びこれに身を委ねる。
葛西由良 : これこそは砲鶴の羽撃き。生き戦うための技であり、たった一人の家族……黒く冷たい翼持つ兄と共に在るための翼。
葛西由良 : 立て続く轟音と共に空へ舞う。肌を伝う血液と胃酸に濁った風に目を閉じながら、黒羽を向ける先は地上。
葛西由良 : (……捕捉)
葛西由良 : 引き金が立て続けに引かれる。羽ばたくためではなく撃ち砕くための牙の雨が、十徳とキビの頭上から無慈悲に降り注ぐ。
十徳鋲子 : 長物を半身に構える、空への対処をする。
キビ : 「ハ ハ ハ!」
十徳鋲子 : しかし、それは本来最適な刺又の使い方ではない。故に、道具の能力を最善に引き出すことはできない。
桜咲百閒 : 「っ!」
キビ : 結晶のような欠片を振りまきながら、地べたを跳ねる。
桜咲百閒 : 砲撃の音で我に返る。守りを固めるはずの分身は、全て葛西燕条へと向けられている。
桜咲百閒 : 「十徳!!」
キビ : 「そうだァ、キビは与え、奪おう!」
十徳鋲子 : 「がああっ!」肉体が形を保っていたのは着こんでいた装甲の為だろう。満身創痍である。
キビ : 「お前たちも、奪うが良い!与えるが良い!!」
キビ : それが、鬼と人との絆である。
キビ : 私は、そう決め、そう動く。
葛西由良 : 銃声が止まる。それは攻撃と同時、由良を空中に留めるための翼だった。だからそれが止まれば、鶴は音もなく地上に降り立つ。
葛西由良 : 右手に一挺、左手に一挺。合わせて二挺の六連装断身散弾銃。屈み込みながら、その黒い砲身を左右対称に下方へ構える。折り畳んだ羽のように。
葛西由良 : 「そう致します。私は」
葛西由良 : 「惜しみなく与えるために、惜しみなく奪います」
葛西由良 : 「由良は望み続けています。ここに由良の心のある限り」
葛西由良 : ……内心にて胎動する赤い感情。自分のものではなく、兄に向けるものでもなく、しかしそれに極めて近しいその感情を。
葛西由良 : 静かな呼吸で圧しながら。この銃を引く指先は、揺るぎなく私のものだ。
GM : ===
GM : ラウンド6、もつれ込むぜ
GM : プロット前宣言どうぞ!
桜咲百閒 : なかと!
GM : オーライ、それでは
桜咲百閒 : いや、うーん
GM : やるんか?おうおう
桜咲百閒 : や…らぬ!
桜咲百閒 : ごめんなさいこれでオッケイです
GM : おっけー、では
GM : オープン!
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 十徳鋲子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 葛西由良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM : 高プロットから
GM : 各自GMに耳打ちどうぞ
GM : プロット4、対象はPC1以外の全員だぜ
GM : 出揃いました
GM :
PC2:時雨+痛打で対象は十徳さん、キビです
PC3:桜咲さんに接近戦攻撃 陽炎
PC4:由良ちゃんに【接近戦攻撃】で
GM : キビはいつもの凶声流星雨です
GM : それではPC順に判定を行っていきましょう、由良ちゃんから!
葛西由良 : ではまず痛打
葛西由良 : 2D6>=6 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=6) > 10[4,6] > 10 > 成功
葛西由良 : そして時雨。
葛西由良 : 2D6>=5 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[2,5] > 7 > 成功
葛西燕条 : いいぞいいぞ~
桜咲百閒 : うげーっ
十徳鋲子 : 《砲術》の目標値はたったの14か 余裕ですね
GM : あ、ちょいとね
キビ : 凶声だけ先にさせてもらいます
キビ : 2D6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
キビ : 成功、ラウンド間全員回避-1
葛西燕条 : 吉と出るか否か……
キビ : では回避
十徳鋲子 : これ適用順としてはプロ4はまだですよね?
キビ : 順番的に、適応されると思ってますが
葛西燕条 : 同時なら乗る……?
葛西燕条 : ここで乗らないならキビちゃん自身の攻撃にも乗らなくなっちゃう気がするけど
十徳鋲子 : マジに!?
葛西由良 : 言われてみりゃ確かにそうなりますね<ここで乗らないとキビちゃんの攻撃にも乗らない
十徳鋲子 : 自分の行動には厳密な順序があるので乗ると思ってましたが……いや、GMの裁定がそうなら従いますぜ
キビ : 組み合わせを想定しているデザインだと思っているので
キビ : 乗らないのは何か変だなって
十徳鋲子 : あ、キビちゃんの攻撃に乗るのはわかるんですが
十徳鋲子 : 同プロットの他の人の攻撃にも乗るのかな?って……
キビ : あー、そこらへんの順番か
キビ : ちょっと頭こんがらがるなこれは
キビ : でも順番を厳密に定義すると
キビ : 攻撃と回避は同時
キビ : それ以前に凶声が適応されているので
キビ : やはり乗るとみなすのが自然なのじゃないだろうかって思っちゃいますね
十徳鋲子 : なるほど。了解しました!
十徳鋲子 : つまり私の攻撃もよけにくくなるってワケだ!アドアド!
キビ : そういう裁定になった!
キビ : 皆よろしくな!
キビ : というわけで回避判定
十徳鋲子 : 2d6-1>=14 ShinobiGami : (2D6-1>=14) > 5[1,4]-1 > 4 > 失敗
葛西燕条 : 死んだわアイツ
桜咲百閒 : あねさーーーん
十徳鋲子 : そらそう
キビ : 2D6+1>=8 ShinobiGami : (2D6+1>=8) > 11[5,6]+1 > 12 > 成功
葛西由良 : ぐおお
葛西由良 : 生き汚い鬼め……!!
キビ : ではお次はPC3
葛西燕条 : 避けてんじゃね~~妖魔風情がァ~~~ッ
キビ : にんげんふぜ~が~~
葛西燕条 : 陽炎
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 5[1,4] > 5 > 成功
葛西燕条 : 接近戦攻撃
桜咲百閒 : あ
桜咲百閒 : 攻撃に感情修正-1
葛西燕条 : 小娘が……
葛西由良 : +1しますか兄上 生存にとっておきますか
葛西燕条 : 頂こうかな……
葛西由良 : では感情修正+1。小細工はよしなさい!
葛西燕条 : 由良ちゃん~♡
桜咲百閒 : ふぁ~~っく
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:呪術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[3,4] > 7 > 成功
葛西燕条 : 回避-3だぞ
桜咲百閒 : ボケ~~ッ
十徳鋲子 : 感情修正! 頑張って!
桜咲百閒 : あざす!
桜咲百閒 : 2D6-2>=9 (判定:幻術) ShinobiGami : (2D6-2>=9) > 9[4,5]-2 > 7 > 失敗
桜咲百閒 : わっはっは
葛西燕条 : カハハーーッ
葛西燕条 : 死ね!!桜咲!!
桜咲百閒 : うぎゃーっ
葛西燕条 : 振り直し等無いなら、
葛西燕条 : 接近戦2点 加えて
葛西燕条 : プライズ:『焦声爪』の使用を宣言します
GM : どうぞ!
GM : では秘密も公開かな
葛西燕条 : 通るならそれで!
GM : これにて3点!
桜咲百閒 : 忍術残して吹っ飛びます
桜咲百閒 : 虫の息
葛西燕条 : 選べないよ
GM : そうじゃよ
葛西燕条 : 接近戦だから
GM : 振れ振れ、振るのじゃ1d6を3回
桜咲百閒 : あ、接近戦が選べないのね
桜咲百閒 : 逆に覚えてた
桜咲百閒 : 1d6 ShinobiGami : (1D6) > 4
桜咲百閒 : 1d6 ShinobiGami : (1D6) > 1
桜咲百閒 : 1d6 ShinobiGami : (1D6) > 2
GM : 既に落ちた分野なら好きに振っていいです
葛西由良 : 悪運の強い奴め……
GM : やりおるわい
葛西燕条 : チッ……
十徳鋲子 : 忍術残った!
桜咲百閒 : 結果的にそんな感じ!
葛西燕条 : だがまだ流星雨があるぜ
葛西燕条 : いけっ キビ!
GM : 攻撃は同時なので
GM : 今落ちた分野は回避に使用可能です
桜咲百閒 : なるほどね
キビ : それでは流星雨
十徳鋲子 : 先にミーの攻撃ザンス
GM : そうじゃよ
葛西燕条 : まだ生きてやがる
十徳鋲子 : 由良ちゃん お覚悟
GM : 同時じゃからね
葛西由良 : 来ませい
十徳鋲子 : 2d6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 7[1,6] > 7 > 成功
桜咲百閒 : さっすがあ
十徳鋲子 : 《経済力》で回避どうぞ
葛西由良 : はーっ
葛西由良 : 回想します。判定値+3
葛西燕条 : 感情修正も載せる?流星雨に取っとく?
葛西由良 : あ、ちょっと待ってください
葛西由良 : いや、ください。ここを乗り切れないとどうしようもない……! 凶声も乗ってるし!
葛西燕条 : では+1!
葛西由良 : 2D6-1+3+1>=9 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6-1+3+1>=9) > 8[3,5]-1+3+1 > 11 > 成功
葛西由良 : いよーしよしよし
葛西燕条 : 流石由良ちゃん
十徳鋲子 : ぬぐああーっ
GM : これもまたシノビガミ
キビ : 今度こそ撃ちます
桜咲百閒 : はーっ
キビ : 2D6+1>=5 (召喚術) ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 6[2,4]+1 > 7 > 成功
キビ : 2D6+1>=5 (召喚術) ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 8[4,4]+1 > 9 > 成功
桜咲百閒 : 回避!
GM : それでは各自
十徳鋲子 : 2D6-1>=13 ShinobiGami : (2D6-1>=13) > 9[4,5]-1 > 8 > 失敗
葛西燕条 : 2D6>=6 (判定:異形化) ShinobiGami : (2D6>=6) > 8[3,5] > 8 > 成功
葛西由良 : 2D6-1>=12 (判定:砲術) ShinobiGami : (2D6-1>=12) > 11[5,6]-1 > 10 > 失敗
桜咲百閒 : 2D6-1>=7 (判定:鳥獣術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 6[3,3]-1 > 5 > 失敗
葛西燕条 : 由良ーーッ
十徳鋲子 : 百閒ーッ
GM : 死屍累々じゃのう
桜咲百閒 : 射撃ダメージだから選べるんですよね
GM : 選べます
葛西燕条 : 選べるけど選べないでしょ
桜咲百閒 : 選べるんだなあ
GM : でも残ってるっけ
桜咲百閒 : 兵糧丸使って器術を回復、器術で受けます
十徳鋲子 : やるーっ!
葛西燕条 : ああ!?
葛西燕条 : 小娘が~~~~~ッッ
葛西由良 : 唯一残っていた体術で受けます。これでHP0ですが、兵糧丸で即座に体術を回復
葛西由良 : 動けます まだね
葛西燕条 : 流石だ由良ちゃん……
GM : とうとう最後の忍具も出ましたね
GM : これでプロット4の処理が終了しますが
GM : PC4、ビスコさんの生命点は0
GM : ここで何らかの対抗手段がなければ、脱落となります
十徳鋲子 : 対抗手段はないです
GM : クライマックスフェイズにおいては、脱落の代わりに【死亡】を選択することで
GM : 特殊な行動権を得ることが可能ですが、それの宣言等ないでしょうか
十徳鋲子 : うん……やりましょうか
桜咲百閒 : いや待て!!
十徳鋲子 : なんですか!
桜咲百閒 : 十徳姐さん、生きてはくださらぬか
GM : そなたは美しい
十徳鋲子 : 私は何もかも捨ててきた身 死してこそ浮かぶ名もありましょうぞ
十徳鋲子 : 【死亡】を宣言します。「最後の一撃」を使用
十徳鋲子 : 【接近戦攻撃】。対象は由良ちゃん
葛西由良 : 命を棄ててまで駆り立てられる使命があるというのですね……
GM : やるんだな……ビスコ
葛西燕条 : やめろ~~~~
葛西由良 : 受けて立ちましょう
GM : それでは判定をどうぞ
十徳鋲子 : 感謝します
十徳鋲子 : 参ります!
十徳鋲子 : 2D6>=5 ShinobiGami : (2D6>=5) > 11[5,6] > 11 > 成功
桜咲百閒 : うおっしゃあ!!
十徳鋲子 : らあーっ
葛西由良 : 2D6-1>=9 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6-1>=9) > 7[1,6]-1 > 6 > 失敗
GM : お、おっとぉ
桜咲百閒 : ぴゃああああ
十徳鋲子 : 接近1点!
葛西燕条 : 由良ーーーーっ
葛西由良 : 奥義"架空兇弾"使用。絶対防御です。結界術!
十徳鋲子 : 破ります。
キビ : 破らせてもらおう
葛西燕条 : クソ鬼が~~ッ
桜咲百閒 : 奥義破り!
キビ : 以上ですね、ではどうぞ
十徳鋲子 : よし、やるぞ
十徳鋲子 : 2D6>=12 ShinobiGami : (2D6>=12) > 5[1,4] > 5 > 失敗
桜咲百閒 : 2D6>=12 (判定:隠形術) ShinobiGami : (2D6>=12) > 7[3,4] > 7 > 失敗
キビ : 2D6+1>=7 (召喚術) ShinobiGami : (2D6+1>=7) > 5[2,3]+1 > 6 > 失敗
葛西由良 : よし……!
葛西燕条 : やったぁぁぁぁ~~~~~~~~
キビ : おほほ
桜咲百閒 : カハッ
葛西燕条 : 俺達兄妹の絆は誰にも切れない
十徳鋲子 : そうだよな。ならこうするしかない
GM : しかし、ビスコさんにはアレがあったはずですね
桜咲百閒 : きゃーーー!!
十徳鋲子 : 「七宝三器オーバーロード」。【追加忍法】の最後を見よ……使用するのは【風饗】!
葛西燕条 : ク、クソ女!
葛西燕条 : 奥義破り!
葛西由良 : その奥義を破る!
十徳鋲子 : 《経済力》です……来いよおおおおお!!
キビ : 破るよ
桜咲百閒 : やぶんな!
十徳鋲子 : しかたないね
キビ : 2D6+1>=8 (呪術) ShinobiGami : (2D6+1>=8) > 6[1,5]+1 > 7 > 失敗
葛西由良 : 2D6>=9 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=9) > 5[2,3] > 5 > 失敗
葛西燕条 : ココフォリア様よろしくお願いします
葛西燕条 : 2D6>=9 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6>=9) > 9[3,6] > 9 > 成功
葛西由良 : 兄上~~~❤❤
GM : やはり、主人公は……
葛西燕条 : ッッッッシャ!!!!
十徳鋲子 : そうか……
桜咲百閒 : うむ…
桜咲百閒 : すぐに後を追います
十徳鋲子 : 先に行ってくださいよ
GM : というわけで、十徳鋲子は【死亡】!
GM : 戦線離脱となります
桜咲百閒 : うわーーーん!!
GM : お疲れさまでした……
GM : それでは、続いてはPC1、桜咲ちゃん
GM : 何をするんだい
桜咲百閒 : 黒糸を使用、葛西由良を狙います。
桜咲百閒 : 指定特技は香術
葛西由良 : 受けましょう……!
桜咲百閒 : 2D6>=6 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=6) > 8[2,6] > 8 > 成功
桜咲百閒 : あたれー!
葛西由良 : 2D6-1>=8 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6-1>=8) > 3[1,2]-1 > 2 > 失敗
GM : おっとこれは
GM : 凪ですね
葛西燕条 : うぁああああ
葛西由良 : 凪いだ! 命中です。何の手立てもない……!
葛西燕条 : 奥義使用 絶対防御
葛西燕条 : 指定特技は呪術
桜咲百閒 : 奥義破り!
キビ : 破るよ
キビ : では判定
葛西燕条 : やめろ鬼!
キビ : 2d6+1>=5 ShinobiGami : (2D6+1>=5) > 5[1,4]+1 > 6 > 成功
桜咲百閒 : 2D6>=12 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=12) > 6[2,4] > 6 > 失敗
桜咲百閒 : あたっ……た!
葛西燕条 : キビ………………
葛西燕条 : お前は…………!
キビ : ハァ は は
桜咲百閒 : 射撃ダメージ1です
葛西由良 : 手立てなし。体術で受けてHP0です。
葛西燕条 : 由良…………
キビ : 一応黒糸は接近点じゃよ桜咲くん
桜咲百閒 : あ、ほんまや!失礼!
キビ : この場で特に意味はないが!
葛西由良 : 脱落します。ここで私が死んでは意味がありません。ただでさえギリギリの身ですので……
葛西由良 : 後は兄上に託します。
葛西燕条 : 全員殺すからね
GM : それでは運命のラウンド7
GM : やっていきましょうか
GM : プロット前宣言はありますか
桜咲百閒 : 分身の…術!
GM : どうぞ
桜咲百閒 : 頼むぜ
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 9[4,5] > 9 > 成功
桜咲百閒 : っしゃあ!!
GM : では、行きましょう
GM : 出揃ったようですね、では、オープン!
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 6 です。
[雑談] system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
[雑談] system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
[雑談] system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
桜咲百閒 : 5に行きます!!
キビ : ===
キビ : 死闘、顛末に向かいつつある。
キビ : 「はは、はァ」
キビ : これは、いつか見た。
キビ : 「まるで、あのときのようだな」
キビ : すぅ、と空気を取り入れる
キビ : 「"ならばその礼として、勝った方へとつわものにふさわしいツルギを貸し与えよう"」
キビ : 「ハハ、ハ」
キビ : 「決闘だ、決闘だ」
キビ : 「ひとの子よ、血に結ばれた兄妹よ」
キビ : 「見せよ、あの時と同じように」
キビ : 「鬼前にて!!」
キビ : 予め設定していた条件、対立陣営が1:1になる、が満たされたため脱落します。戦闘離脱。
桜咲百閒 : この野郎ーっ
葛西燕条 : オイオイオイ
葛西燕条 : いい子だね~~~~~~~
GM : そういうわけで
GM : 高プロット順、PC1、桜咲ちゃん
GM : 宣言をどうぞ
桜咲百閒 : はい
桜咲百閒 : クリティカルヒットで葛西燕条を攻撃
GM : それでは奥義やぶりは
葛西燕条 : 奥義破りを宣言します
桜咲百閒 : 奥義破りの判定に感情修正を-1
GM : どうぞ!判定を
葛西燕条 : 2D6-1>=7 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 3[1,2]-1 > 2 > 失敗
桜咲百閒 : ないだ
桜咲百閒 : ないだぞ
葛西燕条 : 何だと…………
GM : お……や?
桜咲百閒 : 十徳の姐さん
葛西燕条 : 奥義使用 絶対防御
葛西燕条 : 指定特技は呪術
桜咲百閒 : 奥義破り…!
桜咲百閒 : 2D6>=12 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=12) > 8[2,6] > 8 > 失敗
桜咲百閒 : うむ…
GM : だはははは
葛西燕条 : そう都合よく行くかァ~ッ
GM : これ絶対防御の壁厚いな……
GM : それでは凪のため次へ
GM : ラウンド8
GM : 宣言をどうぞ
GM : また、今回を含めあと2ラウンド経っても決着が付かなかった場合
GM : 特殊な決闘判定によって決着を付けます。
桜咲百閒 : 了解!
葛西燕条 : 分かりました
GM : 桜咲くんは影分身は、どうしますか
桜咲百閒 : 一応使います
GM : どうぞ
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[3,3] > 6 > 成功
桜咲百閒 : やった!
GM : ではよろしいか
桜咲百閒 : ウス
GM : オープン!
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 5 です。
桜咲百閒 : 3にいく!
葛西燕条 : 来るか……
GM : ではそれぞれ耳打ちをどうぞ
GM : 出ました、両者共に接近戦攻撃
GM : では桜咲さんからよろしくお願いします
桜咲百閒 : あいよ!
桜咲百閒 : 2D6>=5 (判定:隠形術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 6[1,5] > 6 > 成功
葛西燕条 : 回避します
GM : どうぞ
葛西燕条 : 感情修正は?
桜咲百閒 : なし!
葛西燕条 : 2D6>=7 (判定:対人術) ShinobiGami : (2D6>=7) > 5[2,3] > 5 > 失敗
GM : おおっとぉ
葛西燕条 : 奥義使用 絶対防御
桜咲百閒 : くそぉおお
桜咲百閒 : 奥義破り!
GM : 破りな!
桜咲百閒 : 2D6>=12 (判定:分身の術) ShinobiGami : (2D6>=12) > 9[3,6] > 9 > 失敗
桜咲百閒 : うう…
GM : 無効化!ではPC3
葛西燕条 : 【接近戦攻撃】判定します
桜咲百閒 : その判定に
桜咲百閒 : いや、いいか
桜咲百閒 : どうぞ!
葛西燕条 : では
葛西燕条 : 2D6>=5 (判定:呪術) ShinobiGami : (2D6>=5) > 8[3,5] > 8 > 成功
葛西燕条 : 接近戦ダメージ2点です
桜咲百閒 : 倒れます
桜咲百閒 : 死亡時行動、奥義クリティカルヒット
桜咲百閒 : 対象は葛西燕条。
葛西燕条 : こいつ…………!
葛西燕条 : 正気か!?
葛西燕条 : 奥義破り……!
桜咲百閒 : その判定に
桜咲百閒 : 感情修正-1
葛西燕条 : こいつ……!
GM : ……どうぞ
葛西燕条 : クソォォォーーーッッ
葛西燕条 : 頼む……
葛西燕条 : お願いします……
葛西燕条 : 2D6-1>=7 (判定:刀術) ShinobiGami : (2D6-1>=7) > 9[3,6]-1 > 8 > 成功
葛西燕条 : ……………………
桜咲百閒 : はーーっはっはっっはっっは
桜咲百閒 : うむ!!
GM : 奥義破り……成功!
桜咲百閒 : 綺麗なオチだった
GM : 桜咲百閒……脱落およびに死亡!
桜咲百閒 : お疲れ様…でした…!
葛西燕条 : 勝っ…………た…………………………
GM : それでは……演出をおこないますが
GM : 準備や整理もあるでしょう、5分休憩とします
GM : それでは演出に移ります。
GM : ===
キビ : 「ふぅフ」
キビ : 「ハ!」
キビ : 「告げよォう」
キビ : 「此度……誰かが……命を落とす!」
キビ : キビの【凶声】、それが呪となって周囲に染み渡る。
キビ : 「噛み砕いてェ、やろォ――ォう!」
キビ : 言うと共に、ドームのように周囲を覆っていたキビの『牙』
キビ : それが破裂する!降り注ぐ鋭利な欠片!
キビ : それは飢えた牙、意思を持ったかのように血を求め舞台の忍びへと殺到する。
葛西燕条 : 降り注ぐ牙をものともせず、逆に吸収し、糧としながら立つ。
葛西燕条 : 血飛沫と共にその背が裂け、巨大な影が姿を現す。
葛西燕条 : それは新たな翼。人の姿から更に離れた、二対、四枚の翼持つ異形。
葛西燕条 : 翼が折り畳まれ、金属の擦れ軋む不協和音が響き渡る。
葛西燕条 : 「これでも……」
葛西燕条 : 「避けられるか?桜咲百閒」
葛西燕条 : 翼の戒めが解かれる。ほんの僅か、忍者でなければ知覚できないほどの時間差を持って。
葛西燕条 : だがその差が、放たれる薄刃の呼吸をずらす。
葛西燕条 : 三次元空間を飽和させ、回避を不可能にするその業は、
葛西燕条 : 魔王流、外法に下る以前。かつては銃火を持って成していた技術──
葛西燕条 : 妹と同じ、バヨネットの業の再現。
葛西燕条 : 風に乗り、無数の羽根が舞う。それは美しさと裏腹に、無慈悲に桜咲百閒の全身を切り裂く。
桜咲百閒 : 為すすべなく切り刻まれる。
桜咲百閒 : 無数の分身たちも防壁にさえならない。いとも容易く、障子紙のように突き破られ弾くことも身を守ることもままならない。
桜咲百閒 : 意識が飛びそうになる。地面を転がりながら、奥歯に仕込んだ賦活剤を噛み砕く。
桜咲百閒 : 痛い。苦しい。痛い。苦しい。
桜咲百閒 : でもそれがなんだ。
桜咲百閒 : (母さんは、お腹を切り裂かれて腸を引きずり出されて死んでいた)
桜咲百閒 : (肉屋に吊り下げられた豚みたいに死んでいた)
桜咲百閒 : (忘れるな。忘れるな。絶対に忘れるな)
桜咲百閒 : (こんなの全然、母さんの痛みに比べたら痛くない)
桜咲百閒 : (苦しみに比べたら、苦しくない)
桜咲百閒 : 隙が出来ることを信じて、耐え続ける。
桜咲百閒 : 忍び続ける。
十徳鋲子 : 砂利を踏み、低姿勢で振りかぶる。この機会を逃せば後は無い。
十徳鋲子 : 牙が脇腹を抉り取った感触がある。
十徳鋲子 : だが、それでいい。
十徳鋲子 : 六連装の散弾銃、そんな大仰な獲物であれば、必ず死角は在る。それを見つけられるから、忍器使いをしている。
十徳鋲子 : だから、その隙を貫く導線が死んでいないのであれば、それでいい。
十徳鋲子 : 「しゃあッ!」
十徳鋲子 : 地面から、掬い上げるような一撃。
十徳鋲子 : それは二つの銃身の間を抜け、葛西由良の胴体に突き刺さろうとする──
葛西由良 : ……降り注ぐ牙に、腕の肉を持っていかれていた。痛みと出血で意識が霞み、それでも引き金から指は離さない。
葛西由良 : 主たる狙いはキビだった。この動乱を止めなければ、どさくさ紛れに命を持っていかれるという危機感があった。
葛西由良 : もちろん十徳鋲子を軽んじた訳ではない。両の銃があれば対応しきれると算じていた。今までの打ち合いの範疇であれば。
葛西由良 : ……たら、ればである。死を前に命を賭した彼女のその一撃に、俄に反応が遅れた。
葛西由良 : 走馬灯が過ぎる。……走馬灯、という言葉が過ぎる。
葛西由良 : ===
葛西由良 : 人は死を記憶しない。
葛西由良 : 走馬灯と呼ばれる無秩序な記憶の逆流は、死を確信した脳が記憶行為を諦めることにより発生するとも言われている。
葛西由良 : だから、なぜ自分が死に至ったかの仔細を、その時に見たはずである走馬灯を、葛西由良は覚えていない。
葛西由良 : ただ、感情だけは覚えている。命が流れ落ち、体が冷たくなって、痛みすら薄れていく中、震えながら思っていたのは……
葛西由良 : 困ったひと。私を守るために、命まで懸けて、人の身を棄てて。
葛西由良 : 寂しいひと。どこにも飛んでいけない冷たい翼で、きっと誰とも同じ視界を持てはしないだろう。
葛西由良 : ……愛しいひと。ただ一人の家族。辛さも喜びも、生まれてずっと、分かち合ってきたから。一緒だったから。
葛西由良 : 葛西燕条。兄上。私が死んで、永遠にいなくなってしまったら、どうするのか。
葛西由良 : ――そして数奇の巡り合わせにより、そうはならなかった。
葛西由良 : 葛西由良は覚えていない。その死を。ただ残っているのは、死を目前としたときの、兄に対する深い深い心痛。
葛西由良 : 死ぬわけにはいかない。その想いは、自分の命を惜しむという本能以上に……
葛西由良 : ……この人と寄り添い、この人を守るという決意から。
葛西由良 : 「……ああ」
葛西由良 : 物憂げな嘆息が漏れる。
葛西由良 : (ごめんなさい。由良はもう)
葛西由良 : (刹那たりとも揺らげないのです)
葛西由良 : 自らの内で拍動していた、由良のものではなく、しかし由良のそれにきわめて近い、赤く瞬く情緒を握り殺す。
葛西由良 : 銃を持つ手に必要以上の力が籠もる。けれどそれも、照準が乱れぬ程度のもの。
葛西由良 : まず右の銃。僅かに角度を下向きに変え、引き金を引き放たれる散弾。その一撃を弾きながら、由良はその反動で身をよじり、攻撃を躱す。
葛西由良 : 次いで左の銃。回避運動と同時の銃撃は、散弾を広く荒くばら撒き、その一撃を放ってきた十徳鋲子を襲う。
葛西由良 : そして双銃、合わせて十二門の砲口から、雨霰が如く散弾が放たれる。狂乱をもたらす鬼と、願い阻まんとする十徳鋲子へ向けて。
葛西由良 : 引き金を引く。反動で水平に、飛び立たんとする水鳥のように滑りながら、追撃を阻む。
葛西由良 : 勝負の決した確信があった。これ以上の追撃をするならば、それは弾丸の嵐に身を投じるということだ。
葛西由良 : ……身命を、削り棄てるということだ。
十徳鋲子 : (ああ、躱すのか)
十徳鋲子 : 鈍化した時間間隔の中で、他人事のように世界を見ている。
十徳鋲子 : 葛西由良の瞳が、何かを想い出していた。その光を見たときには、上回られたという実感があった。
十徳鋲子 : (だよねえ。背負ってる物がある方が、強い)
十徳鋲子 : 自分の背中に意識を向ける。軽い。
十徳鋲子 : (全部捨ててきたもんな……勝てないや)
十徳鋲子 : (なら、引き摺り落してやる)
十徳鋲子 : 眼前に迫った弾丸を、避けない。顔面からぶつける。
十徳鋲子 : 頭蓋が弾け飛ぶ。血肉が飛び散る。
葛西由良 : 「……!?」 目を瞠る
十徳鋲子 : 「私は嫌いなんだよ、自分を道具みたいに扱う人間が」
十徳鋲子 : 鉄片が脳を擦る。電流が流れ、人体が制動される。
十徳鋲子 : 最早十徳は、筋肉と神経の機能によって動く”道具”と化している。ならば、扱えぬ道理はない。
十徳鋲子 : 異形の躍動を以て、三度鶴を捕らえる手が襲う。
葛西由良 : 「ッ……"架空兇弾"!」
葛西由良 : 危険な一手だった。苛烈な攻撃、長引いた戦闘で意識の精度を欠いている状態で結界を開くことは、不本意の結果をもたらすことに繋がりかねなかった。
葛西由良 : それでもその手を打てたのは、その決断ができたのは、まさに目の前で、本意を果たそうとするその姿を見たからか。
葛西由良 : それは紛れもない賭けであり……
葛西由良 : ……虚空より放たれた散弾が十徳の最後の武器を打ったことで、賭けの勝利を証した。
十徳鋲子 : 「………」
十徳鋲子 : 殺害のみを追求した装置となった十徳には、結界をなお打ち続ける、自らの死を厭わない猛攻が可能であった。
十徳鋲子 : 通らば、葛西由良の細身を裂いていた。しかし。
十徳鋲子 : 黒き鉄羽根。戦場に舞う、”八咫烏”の無数の牙。
十徳鋲子 : 身体に深く突き刺さったその一翼が、生体電流を狂わせ。
十徳鋲子 : 十徳鋲子は、機能を停止していた。
葛西由良 : 「はっ、はっ……」
葛西由良 : 呼吸が乱れている。心臓が暴れている。博打めいた奥の手まで使わされ、その上でさらなる一撃の予兆があった。
葛西由良 : 由良の手札は完全に切れていた。それが放たれていたらば、防ぎ切れなかっただろう。
葛西由良 : ……本当にそうか? 目の前の彼女は、本当にもう動かないのか。最期に見せた執念に、生存本能が恐ろしい可能性を感じている。
葛西由良 : 別方向からの攻撃へ反応が遅れたのは、そのためだ。
桜咲百閒 : 気付いた時には
桜咲百閒 : 深々と、由良の背後からその胸を抉り貫くものがある。
葛西燕条 : 「──由良ッ!!」
桜咲百閒 : 「まだだ」
桜咲百閒 : それは、へし折れた刺股の柄。
桜咲百閒 : 不格好にねじ切れたその先端が、深々と敵を抉っている。
葛西由良 : 「っ……あっ……」
桜咲百閒 : 背後からそれを突き立てているのは、一体の影分身。
桜咲百閒 : 桜咲百閒の背格好とは違う。
桜咲百閒 : ただ1人で戦う場合なら、決して使うはずのなかった
桜咲百閒 : 忍法・一夜烏のもう一つの機能。
桜咲百閒 : 『他人の影から分身を作ることも出来る』。
桜咲百閒 : 「まだ負けてない。十徳は、私達は」
桜咲百閒 : 「勝つんだ!!」
桜咲百閒 : 分身が鉄の柄を引き抜く。夥しい血が吹き出す。
葛西由良 : 「……っ……」
葛西由良 : もはやその指に、引き金を引く力は残っていない。
葛西由良 : 溢れ出す血が、最後の力を持っていく。暗く薄くなっていく意識の中。
葛西由良 : (何か)
葛西由良 : 何か、彼女に、言わなければいけないことがあったような。
葛西由良 : ……思い出せない。その言葉の主の身は兄に虐殺され、魂は由良が黙殺した。
葛西由良 : だからただ、傷の痛みと、兄への心配と、彼女への――で
葛西由良 : 辛く、痛ましい表情で目を閉じ、静かに崩折れる。
葛西燕条 : ……黒い風が吹き抜けた。そのように見えた。
葛西燕条 : 分身の喉笛が喰いちぎられる。
葛西燕条 : 首元まで這い上がった黒鉄。口には鋭利な牙が並び、瞳だけが異様な輝きを放っている。
葛西燕条 : 倒れる由良を抱き留めようとして、柔肌を刃翼が傷付け、赤い血が滲む。
葛西燕条 : 「由良」
葛西燕条 : 「……由良……ッ……!」
葛西燕条 : 渇いていく。零れ落ちていく。
葛西燕条 : どれだけ人を殺そうと、どれだけ人からかけ離れようと。
葛西燕条 : 決して揺るぐことのなかった何かが。由良のその姿を目にしただけで、急速に崩れ落ちていく。
葛西燕条 : 「うぅぅぁああ……!あぁ、あぁぁあああ……!」
葛西燕条 : 口からは、悲鳴とも嗚咽ともつかない声が漏れる。
桜咲百閒 : 「ああ……質問の答え合わせだ」
桜咲百閒 : 「葛西燕条」
桜咲百閒 : 「なあ」
桜咲百閒 : 「お前、私が何に見える?」
桜咲百閒 : 挑発する。心を乱す。冷徹に、酷薄に。
桜咲百閒 : この男がそうしてきたように。
葛西燕条 : (──同じだ)
葛西燕条 : (あの時と)
葛西燕条 : つまらない、僅かな情で仕損じた忍。その殺意は自分に向けられ。
葛西燕条 : だが倒れたのは、それを庇った由良だった。
葛西燕条 : 自分は、唯一人の兄だというのに。彼女に守られ、彼女を守れなかった。
葛西燕条 : もう二度と、そんなことは繰り返させないと。そう思っていたのに──。
葛西燕条 : 「…………」
葛西燕条 : 温度の無い黒翼に、由良の体温が僅かに伝わる。
葛西燕条 : 生きている。まだ。
葛西燕条 : そうだ。あの時と同じなら。
葛西燕条 : “爪”を手にした、あの時と同じなら。
葛西燕条 : まだ、“契約”は間に合う。
葛西燕条 : 「……何」
葛西燕条 : 由良をそっと寝かせて、ゆらりと立ち上がる。
葛西燕条 : 「何に見えるか、だって?」
葛西燕条 : 全身が黒い羽根に覆われていく。人であった名残は最早無く。
葛西燕条 : あるのは一つの異形。一体の妖魔。
葛西燕条 : だがそれでも、唯一人の、葛西由良の兄だ。
葛西燕条 : 「何にも」
葛西燕条 : 酷薄に言い放つ。
葛西燕条 : 桜咲百閒が、どう思っていようと。
葛西燕条 : 十徳鋲子が、何を託したとしても。
葛西燕条 : 葛西由良が、その内に秘めたものが、何だったとしても。
葛西燕条 : 葛西燕条にとっては、ただの敵だ。
葛西燕条 : 己と妹の行く手を阻む、ただの倒すべき、数多の敵の一人。
葛西燕条 : 「ただの子供だ」
葛西燕条 : 「俺と由良の邪魔をする、ただの女」
葛西燕条 : 「ただの、一人の、」
葛西燕条 : 「──忍者」
GM : びょうびょうと、風が吹きすさぶ
キビ : ああ……
キビ : 慟哭、渇望、いのちのかがやき
キビ : 「此度のマツリは……まっこと」
GM : 両者、既に限界はとうに超えている。
GM : 次の一撃が、決着になる。
茜みい子 : 「……」
桜咲百閒 : 十徳の姿を形どった最後の分身が地面に溶けて消え
桜咲百閒 : ただ1人、生身で異形の妖魔と向かい合う。
桜咲百閒 : (父さん、母さん、お兄ちゃん)
桜咲百閒 : (とても出来ないことを私にやり遂げさせてほしい)
桜咲百閒 : (もう一度だけ)
桜咲百閒 : 小さく息を吐いて、たんと踏み出す。
桜咲百閒 : 地面から離れて、重力から解き放たれる感覚。
葛西燕条 : 闇の中、紫の残光が揺らめく。
葛西燕条 : 妖刀“焦声爪”。
葛西燕条 : 幾多の契約を交わし、幾多の血を吸ってきたその刃を構え。
葛西燕条 : 僅か、妹の姿を一瞥する。
葛西燕条 : (待っていてくれ)
葛西燕条 : (由良)
葛西燕条 : 巨大な黒翼が広がる。それは天に伸ばした腕めいて。
葛西燕条 : 桜咲を待ち受けるように、静かに呼吸を止める。
桜咲百閒 : 影が交錯する。
桜咲百閒 : 禍々しき慮外の力を与えられた妖刀。そして異形の力。
桜咲百閒 : 「…………。」
桜咲百閒 : 着地する。手にした苦無が軽い音ともに砕けて地面に堕ちる。
桜咲百閒 : そしてずるりと、肩口から両断された半身もそれに続く。
葛西燕条 : 「…………」
葛西燕条 : 苦無の攻撃を鉄の翼で受け切り。返す妖刀の刃でその身を断ち切った。
葛西燕条 : 息の根に触れて、だが僅かに逸れた感触があった。
葛西燕条 : 只人ならば即死。だが忍者ならば、或いは生き延びるかもしれない。それでも、もう二度と戦えはしないだろう。
葛西燕条 : 振り返らず、瞑目する。
桜咲百閒 : 「……。」
桜咲百閒 : こちらも振り返らない。
桜咲百閒 : (分かってた)
桜咲百閒 : (こんな結果は最初から分かってた)
桜咲百閒 : (あの日に分かった)
桜咲百閒 : (私はこの世界の主人公なんかじゃない)
桜咲百閒 : だから。
桜咲百閒 : 「…………忍……法……」
桜咲百閒 : 「”一夜烏”」
桜咲百閒 : 葛西燕条の目の前に、既にその影は立ち上がっている。
葛西燕条 : 「────」
桜咲百閒 : 凍てつくような視線。ただ目の前の敵を亡ぼす冷酷な殺意。あの日に与えられた絶望と恐怖そのもの。
葛西燕条 : 一瞬、反応が遅れる。それは忍びの応酬にとっては致命的な刹那であり。
桜咲百閒 : ”焦声爪”を振りかぶった、葛西燕条自身の影分身が
桜咲百閒 : 無慈悲にその刃を、刑吏のように振り下ろす。
葛西燕条 : 油断など決してない。それは余さず捨て去った筈の、一片の情か。
葛西燕条 : 「………………!!」
葛西燕条 : 首を捉えた刃は、頸動脈を引き裂き、袈裟掛けに心臓に達した。
葛西燕条 : 肉が、骨が、臓器が引き千切れる。黒羽から夥しい紅の血が噴き出す。
葛西燕条 : 「が、ッ」
葛西燕条 : 分身の眼前で、葛西燕条が、追い求めてきた仇が崩れ落ちる。
葛西燕条 : 黒羽根が散る。血の海に沈み、そのまま動かない。
桜咲百閒 : 「やっ、た」
桜咲百閒 : それを最早、自らの目で確かめる術はない。
桜咲百閒 : 振り返る力さえなく、こちらも血溜まりに倒れ伏す。
桜咲百閒 : 「おかあさん、おとうさん、おにいちゃん」
桜咲百閒 : 「私にも」
桜咲百閒 : 「出来たよ」
桜咲百閒 : 「――――。」
桜咲百閒 : 絶命する。
葛西燕条 : ……ぱちぱちと、篝火のはぜる音が聞こえる。
葛西燕条 : 「……ゴ、ボッ……」
葛西燕条 : 血だまりの中から、一羽の鴉がゆっくりと起き上がる。
葛西燕条 : 全身血に塗れ、満身創痍の様相だが
葛西燕条 : その傷も、既にゆっくりと再生しつつあった。
GM : その腕に握られた『爪』が、鈍い輝きを放ちだす。
キビ : 「おお、オお!」
キビ : 「何と素晴らしいィ」
キビ : 結晶のごとく硬質化した両の手を打ち鳴らし、喝采
キビ : 「これにて、此度の」
茜みい子 : 「まだだ!」
茜みい子 : 燕条の眼前、茜みい子。
茜みい子 : いつまにかその手には砕けた刃。
茜みい子 :
茜みい子 : その姓の元となった、かつてこの地に封じられていた剣。
茜みい子 : 諸刃はその手に食い込み、血が腕を伝う、純白の袖がじわりと滲む。
茜みい子 : 十徳鋲子によって盗み出されたその破片を握り、十徳鋲子を睨む。
茜みい子 : 「まだ……終わってない、あの人の刃は、ここにある……」
茜みい子 : 「わ、私が……相手だ」
茜みい子 : 「死んで……な……るもの……」
茜みい子 : ただの常人、忍びにとっては赤子のようなもの。
キビ : 「ハ ハ ハ」
キビ : 「まだ、楽しめ、るの、かァ」
茜みい子 : 「え…えん……葛西燕条」
茜みい子 : 「"お前が……お前が私を殺す忍びだというならば”」
茜みい子 : 「"私は……私は……"」
茜みい子 : 言葉は続かない、アレに勝てる何がいようか。
キビ : 「どうした、斬れェい」
キビ : 促す、楽しげに、お山の鬼。
葛西燕条 : 「…………」
葛西燕条 : 無味乾燥な視線を茜みい子に向けて。
葛西燕条 : ……羽根が散る。異形の体躯が、徐々に人のそれへと戻っていく。
葛西燕条 : 己の受けた傷を、ぼんやりと見下ろす。
葛西燕条 : この身体で無ければ、確実に死んでいただろう。
葛西燕条 : 桜咲百閒。たった数年で、忍びに刃を届かせるまでに練り上げたその業は、執念の、復讐の成せるものか。
葛西燕条 : ……莫迦な女だ。
葛西燕条 : もし、己が誰かに殺され、由良を一人残すことになったとしたら。
葛西燕条 : 身命を賭した復讐など、果たして望むだろうか。答えは否だ。
葛西燕条 : 兄として、家族として、望むものなど一つしかない。
葛西燕条 : 生きてほしい。幸福になってほしい。
葛西燕条 : ただそれだけだというのに。
葛西燕条 : 「……“我こそは”」
葛西燕条 : 「“鬼前にて数多の強敵を屠り、試合を制した忍、葛西燕条なるぞ”」
葛西燕条 : 「“盟約に従い、巫女の命、貰い受ける”」
葛西燕条 : 「……とでも、言うんですか?」
葛西燕条 : 脱力し、息を吐く。
葛西燕条 : 「俺は今更、ひとり殺したところで何とも思いませんがね」
葛西燕条 : 「だからって、別に無駄に殺したいわけじゃない」
葛西燕条 : 鈍い輝きを放つ“爪”を、ゆるりと振るう。
葛西燕条 : その刃からは、桜咲百閒の血が滴っている。
葛西燕条 : 「契約に必要な命が一人分なら」
葛西燕条 : 「もう、満たしてるんじゃあないですか?」
キビ : 「ふ……ゥ、む」
キビ : 首をかしげる。
キビ : 「まァ……それも、そうかァ」
茜みい子 : 「な”ッ」
茜みい子 : 驚愕に目を見開く。
キビ : 「良い、ぞゥ」
キビ : 元より、私が望んだことはひとつもない。
キビ : はじめから、ただひとつも。
キビ : 供物も、破滅も、恵みも、鬼前試合も。
キビ : ひとが勝手にやったこと。
キビ : ただそれに気まぐれに応える。
キビ : 「ンん、ハ、ハハ」
キビ : 「燕条ゥ」
キビ : 「『爪』持つならば……お前はやがて、否応なく」
キビ : 「10年後、また逢おォう」
キビ : ガラスの、砕け散るような音。
葛西燕条 : 「もうちょい伸ばせないもんですかねェ」
葛西燕条 : 「100年後とか」
キビ : バキャリ。
キビ : 粉々に崩れたキビの身体が、風に舞い。
キビ : 虚空から、声。
キビ : 「知らァん、『爪』にでも聞けェ」
GM : あとに残るは、巫女がひとりと、忍びがふたり
GM : それから、物言わぬ躯がふたつ
GM : 静寂が包むなか、『焦声爪』が爛々と、その妖しい光で周囲を照らしていた。
GM : ===
GM : これにてクライマックス戦闘の終了
GM : 次はいよいよED、と言いたいところですが
GM : 大事なやつがまだ終わっていませんでした
桜咲百閒 : ところですが?
桜咲百閒 : ナンヤナンヤ
GM : 戦闘勝利者である葛西お兄さまは戦果を取得することが可能です
葛西燕条 : むっ
GM : 敗者をひとり選び!
GM : プライズを奪ったり好きな感情を結ばせたり
桜咲百閒 : 剥ぎ取りやんけ
桜咲百閒 : モンスターだったのかよ俺たち
葛西燕条 : 何かプライズあったっけ……?
十徳鋲子 : ビスビス~
葛西燕条 : 由良ちゃん以外死んでるじゃん
桜咲百閒 : ギョワワワーッ
GM :
・情報を得る
・好きな感情を獲得する/させる
・プライズを奪う
GM : これができることです
GM : 別に死者を対象にしちゃ駄目な法はない!
桜咲百閒 : とんでもねえゲームだな
葛西燕条 : う~ん……?
GM : 別に使わないってのもありですが
GM : お兄ちゃんから由良ちゃんへの感情を愛情にしたりもできるよ
葛西燕条 : 由良ちゃんに愛情で獲得しようかな
葛西燕条 : そうそれ
葛西由良 : 戦いを通して確固になったわけ
GM : あとは十徳さんからプライズとって、10年後への布石っぽい感じにするとか
葛西由良 : あ、キビの真名か……
桜咲百閒 : スタンドにされてしまう
十徳鋲子 : そういうのもありなのですね
桜咲百閒 : 仮面ライダー王蛇かなんかかこいつ
葛西燕条 : 愛情でいいかな~
GM : 了解~~
葛西燕条 : 一番の報酬ですからね
GM : そういうやつだ、お前は!
桜咲百閒 : ギップル!!!
葛西由良 : 兄上……❤
GM : それではやっていきましょうか
桜咲百閒 : うぇーい
小鼠 : ひとときの宿、部屋の掃除を終える。
小鼠 : そのようなこと、ルームサービスにでも任せれば良いものではあるがこれは小鼠のルーチーンだ。
小鼠 : 一切の痕跡を残さない、やや病的なまでに。
小鼠 : 問題は、目の前のそれ、電子部品の詰まった小さく四角い板。
小鼠 : 「まあ、あれだけこれ見よがしに……」
小鼠 : スマートフォンをつまみ、スライド、ロックをものの数秒で突破。
小鼠 : 「まっちゃく、最後まで無様なド素人」
小鼠 : 開けろ、と言わんばかりの音声ファイルをホーム画面に確認。
小鼠 : つまらなそうにそれをタップする。
桜咲百閒 : 微かなノイズがスピーカーから流れ出す。
桜咲百閒 : 数秒の沈黙があって。
桜咲百閒 : 『つまらない仕込みで悪かったな』
桜咲百閒 : 『お前のことだから、そんな風に憎まれ口叩いてるんだろ』
桜咲百閒 : 『でも残念だったな。どうせ私は今頃この世にはいない』
桜咲百閒 : 『言い返せないだろうし一方的にこの数日分まとめて言ってやる』
桜咲百閒 : 『バーカ、バカバーカ!チビ!まぬけ!』
小鼠 : 「(叩き割っちゃろかこれ……)」
桜咲百閒 : 『ふぅ』
桜咲百閒 : 『……"焦声爪"の持ち主は突き止めた』
桜咲百閒 : 『今、そいつを追ってる。境内の方に向かうらしい』
桜咲百閒 : 『例の”本祭”とかのためだろう』
桜咲百閒 : 『あれには……多分、勝てない。もぐり忍者でもそれくらいはわかる』
桜咲百閒 : 『敵として向かい合って改めて理解できた。まるで別の生き物みたいだ。やっぱり全然違う』
桜咲百閒 : 『きっと私は、負けて死ぬ』
桜咲百閒 : 『刀を手に入れられなくてごめん』
桜咲百閒 : 『なんの代わりにもならないかもしれないが、預けてある金は全部お前にやる』
桜咲百閒 : 『それとメモに口座番号がある。修行ついでの忍務で貯めてきたけど、もういらなくなった』
桜咲百閒 : 『足しにしてくれ』
小鼠 : 「……うへぇ」
小鼠 : 「死んだ依頼人の、正規報酬外の金なんぞ使っちゃらツキが落ちるて……」
桜咲百閒 : 『受け取らんなら勝手にしろ』
桜咲百閒 : 『捨てるなり寄付なりすればいい』
桜咲百閒 : 『……』
桜咲百閒 : 沈黙。浅い吐息だけが微かに聞こえる。
桜咲百閒 : ノイズ混じりの環境音だけが数秒続いて。
桜咲百閒 : 『…………私は』
桜咲百閒 : 『私は、怖い。これから起きることが怖い』
桜咲百閒 : 『死ぬのが怖い。負けるのが怖い』
桜咲百閒 : 『私と私の家族が生きてきたことなんて、全部無駄だったって思い知らされることが怖い』
桜咲百閒 : 『お前みたいに強くて自由に生きられたらよかった』
桜咲百閒 : 『でもそうはなれない』
桜咲百閒 : 『こんなところ、来たくて来たわけじゃない』
桜咲百閒 : 『忍者になんて、なりたくなかった』
桜咲百閒 : 『なんで、私なんだ』
桜咲百閒 : 『どうして』
桜咲百閒 : 肺から絞り出すような声が、段々と泣き声じみて弱々しく縮まっていく。
桜咲百閒 : 『でも』
桜咲百閒 : 『だから』
桜咲百閒 : 震える声で、確かに言葉を紡ぐ。
桜咲百閒 : 『納得いかないことは、そのままにしておけない』
桜咲百閒 : 『どんな手段を使っても、どう成り果てても』
桜咲百閒 : 『理不尽に傷つけられたまま生き続けるよりはいい』
桜咲百閒 : 沈黙。呼吸を整える音がする。
桜咲百閒 : 『つまらない、本当にどうでもいい話だな』
桜咲百閒 : 『ただ最後に、誰かに聞いてほしかったんだ』
桜咲百閒 : 『じゃあなシャオシュー』
桜咲百閒 : 『ラーメン、うまかったよ』
桜咲百閒 : 録音は終わる。
小鼠 : 「……」
小鼠 : ばかな小娘。
小鼠 : 本当に向いてない。
小鼠 : あんまりにも寂しそうにしていたもんだから触ってやったらべそべそ抱きついてきて。
小鼠 : 「そりゃ死ぬわな」
小鼠 : スマートフォンを懐に仕舞う。
小鼠 : 「……あーあ、忍務失敗」
小鼠 : 「ド素人のおかげで商売上がったりぢゃん」
小鼠 : 窓を開け、ふわりと飛び降りる。
小鼠 : 支払いは既に済ませてある、あとはこの地を去るのみ。
小鼠 : 「次の電車は……」
小鼠 : ああ、そうだった。ど田舎め。
小鼠 : 「あのたいして美味くもないラーメンでも食べてくか……」
小鼠 : 行儀悪く食い散らかす娘の姿を思い浮かべる。
小鼠 : まったく、育ちの悪い。
小鼠 : じゃあな桜咲百閒、もうこんなところ、来るんじゃあないぞ。
小鼠 : お疲れ様、それと、おやすみ。
GM : 亜久里召の湯は、猿入り温泉という名で知られる。
GM : 人がそれを見つけた時、先客として猿がいたから、という話もあるが。
GM : 主流な説は猿が鬼からそれを賜った、というものであるという。
GM : 人とゲームに興じる鬼、それを真似た頭のいいとある猿が、勝負に勝ってこの湯を授けられた。
女将 : 「だからね、私どもはお猿さまに毎日感謝をしてやっているんですよぅ」
GM : 入り口や部屋の至るとこ、猿の置物やそれをあしらった意匠に面食らいないながらもきみたちは部屋に通された。
GM : ひと心地つき、家族風呂の鍵を借りたのが先ほどのこと。
GM : もうもうと立ち込める湯気、少々黄色がかった透明の湯がきみたちを出迎える。
葛西由良 : 「ふう……」
葛西由良 : 持ち込んだ石鹸で丹念に流した黒髪を髪留めで括り、一旦バスタオルで身体を巻いて、兄上の方を見る
葛西由良 : 「兄上、お背中を流しましょうか」
葛西燕条 : 「おや、いいのかい?」
葛西燕条 : 髪を洗っていた手を止めて。
葛西燕条 : 「兄冥利に尽きるなァ。それじゃあ、お願いしようかな」
葛西燕条 : 椅子を引いて、その背を向ける。
葛西燕条 : 細身に見えて、隆々とした筋骨に覆われた身体。その至るところには、大小新旧様々な傷跡が刻まれている。
葛西由良 : 「はい。是非。……好きですので」
葛西由良 : 椅子を持ち寄り、石鹸をよく泡立てた手拭でその背に触れる。
葛西由良 : 大きな背だ。幼い頃は自分を乗せてくれていた。
葛西由良 : そして痛ましい背だ。今も自分を守ってくれる。
葛西由良 : 上から丹念に、銀器を磨くよう丁寧な手付きで背を泡立てながら。
葛西由良 : 「……大きいです」 ぽつりと呟く
葛西燕条 : 「うん?」
葛西燕条 : 「いやぁ、由良ちゃんが小さいんだよ」愉快そうに笑う。
葛西燕条 : 「大変じゃないかい?洗うの」
葛西由良 : 「……由良も、少しは大きくなっております」
葛西由良 : 少しだけ拗ねるような声音。忍務が終わり、緊張が和らいでいるゆえだろう
葛西由良 : 「ただそれ以上に、兄上が大きいのです。追いつけないほど」
葛西由良 : 「でも、大変ではありません」 穏やかに手を動かしながら
葛西由良 : 「やり甲斐のあることです」
葛西燕条 : 「そりゃあ、そうさ。お兄ちゃんだもの」
葛西燕条 : 「兄はいつだって、妹より大きくなくちゃいけないものさ」
葛西燕条 : 「そうでなくちゃ」
葛西燕条 : 守ってやれない。傘になってやれない。それは口にはしない。
葛西燕条 : 「だから、もうしばらく小さいままで居てくれてもいいんだよ?」
葛西燕条 : 冗談めかして、少しからかうように言う。
葛西由良 : 「……ですから、小さいままではありません。大きくなっております」
葛西由良 : どこかむっとした様子で、背を一通り洗い終え、湯桶で泡を流し去る。
葛西由良 : 「これからです。由良も、きっとまだまだ大きくなります」
葛西由良 : 「……これからです」
葛西由良 : 噛み締めるように言う。そう、自分は"これから"を授けられている。
葛西由良 : 本来は得られなかったものを。それはとても幸運なことだ。
葛西由良 : 報いなければならない。
葛西燕条 : 「……そうだねぇ」
葛西燕条 : それはかつて失い、取り戻し、そして再び勝ち得たものだ。
葛西燕条 : 守りたいのではない。守り続けたいのだ。その為には一度勝つだけでは足りない。勝ち続けなければならない。
葛西燕条 : 或いはそれは、敗北して降りてしまった方が余程楽な、終わりなき苦痛の螺旋かもしれない。
葛西燕条 : 「……きっと、そうだね」
葛西燕条 : 笑って、顔に湯を掛ける。
葛西燕条 : 「大きくなって、由良ちゃんもお嫁さんに行っちゃうのかなァ」
葛西燕条 : 「そうしたら俺、泣いちゃうよ」
葛西燕条 : 「相手殺しちゃうかも」冗談に聞こえないことを冗談めかして言う。
葛西由良 : 「困ります。もしそんなことになっては……」
葛西由良 : 「きっと、止められません。兄上と戦うなんてこと、できませんから」
葛西由良 : 「……それに、大きくはなりたいですが、お嫁に入らせていただくというのは、あまり」
葛西由良 : その背にそっと身を添える。バスタオルに覆われていない胸より上、湿った肌は、にわかに冷たく、吸い付くようだ
葛西由良 : 「由良には兄上がいますから」
葛西燕条 : 「……そっか……」
葛西燕条 : 小さなその感触を背に感じて、息を吐きながら零し。
葛西燕条 : 「あはは、ちょっと安心したかも」
葛西由良 : 「……兄上だけで、良いのです」
葛西由良 : 「良いのですのに」
葛西由良 : 濡れた髪と頬が、背中に押し付けられる
葛西由良 : 「……まだ、いるのです。由良の中に、別のものが」
葛西由良 : 焦声爪により注ぎ込まれた命、魂。それがもたらす記憶、感情。
葛西由良 : 最初の蘇りの時と同じく、これらは決して容易く御せるものではなく……
葛西由良 : ……むしろ、生来の由良の魂に対する注ぎ込まれた魂の割合が増すにつれ、その不安定さは大きくなっていく。
葛西由良 : 「見知らぬ誰かへの未練が。誰かへの愛情が」
葛西由良 : 「……兄上に対する冷たい感情が、まだ」
葛西由良 : 経験上、それは自ず薄らぎ消えるものだろう。由良は元より情に身を託す性分でないのも幸いだ。
葛西由良 : それでも今、その声はかすかに震えている。
葛西燕条 : 「…………」
葛西燕条 : ふ、と寄り掛かっていた背中が遠退いて。
葛西由良 : 「あ……」
葛西燕条 : 代わりに、大きな掌が由良の頭を撫でる。
葛西燕条 : 「大丈夫だよ」
葛西燕条 : 「由良ちゃんは、強い子だから」
葛西燕条 : 正面を向いたその首から胸に掛けては、今も癒えきらぬ大きな傷が刻まれている。
葛西燕条 : 「きっと大丈夫。それに、ほら」
葛西燕条 : にこりと笑い掛けて
葛西燕条 : 「背だって、こんなに大きくなった」
葛西由良 : 「……はい」 わずかに俯きながら 「大きくなりましたし」
葛西由良 : 「きっと大きくなります」
葛西由良 : 「でも、もし……もし由良が、由良の強さが足りなかったら、その時は」
葛西由良 : その大きな傷跡が痛まぬよう、そっと肌に触れながら、兄上を上目に見る
葛西由良 : 「兄上が由良を染め直してください」
葛西由良 : 「それが望みです」
葛西燕条 : 「……うん。分かった」
葛西燕条 : その小さな──きっとこれから大きくなるだろう背に、軽く手を回し、抱くようにして
葛西燕条 : 「それが由良ちゃんの望みなら」
葛西燕条 : 「何度でも」
葛西由良 : その力強さ、温かさに目を閉じる
GM : ===
GM : 祭りのあと。
GM : 破壊の痕跡、赤黒く染まる砂利。
GM : 敗者と勝者はそのまま死者と生者に、
GM : つい先刻まで"報奨"であった女が告げる。
茜みい子 : 「振るうのですか……それを」
茜みい子 : 鈍く、妖しく光るは『焦声爪』。
茜みい子 : 腹を満たし、かかる願いを待っている。
葛西燕条 : 「まァ、その為に来ましたから」
葛西燕条 : ゆるりと妖刀を振るい、月光を反射するその刃紋に目をやる。
葛西燕条 : 「……これって」
葛西燕条 : 「ぶっちゃけた話、どの程度の願いまで叶えてくれるんですか?」
茜みい子 : 「……わかりません」
茜みい子 : 「それは、可能な限り願いを叶えようとするものだと言います」
茜みい子 : 「その結果、持ち主の意図に反する事が起きたとしても」
茜みい子 : 「何が、何でも願いを叶えようとする」
茜みい子 : 「人の身に余る大それた願いであるほど」
茜みい子 : 「リスクのある代物で」
茜みい子 : 「血と災いを呼ぶ呪われたつるぎです」
茜みい子 : 「それをしっかりと……まあ、あなたには今更でしょうけど」
葛西燕条 : 「ふぅん……成程ね」
葛西燕条 : 「適当に世界平和か世界征服なんか願ったら、ひどいことになりそうですねえ」
葛西燕条 : ヘラヘラ笑って。
GM :
茜みい子 : 「……」
茜みい子 : どこか睨むように、怯えたようにも、しかし目を逸らさず。
茜みい子 : 「それを使ってどうするかなんて、私は知りません」
茜みい子 : 「それが教えてくれるはずです」
茜みい子 : 「いやそれ以前に、あなたは知っているはずでしょう」
茜みい子 : 「頭の霧は晴れたのでしょう?」
葛西燕条 : 「ま……そうですね」
葛西燕条 : 「願いは最初からずっと決まってるんですよ。ただ聞いてみたくてね」
茜みい子 : 「……それを使えば」
茜みい子 : 「10年後……いや、それ以前に」
茜みい子 : 「10年間、戦い続けることになる」
茜みい子 : 「その時を、何も失わずに過ごせるはずがないということを」
茜みい子 : 「あなたは"もう"知っているはずです」
葛西燕条 : 「……ははっ!」
葛西燕条 : 思わずといったように笑いを零して、
葛西燕条 : 「……いや、すいませんね。つい」
葛西燕条 : 「みい子さん。あなたは、忍者ってものが分かってない」
葛西燕条 :
「
葛西燕条 : 「そんなことは、当たり前のことなんですよ」
葛西燕条 :
「
葛西燕条 : ほんの一瞬笑みが薄れ、冷ややかな視線で茜を見て。
葛西燕条 : 「ま、だから要するに……これはすごい得ってことですよ。アドですよ、アド」すぐにまた元の軽薄な笑顔に戻る。
茜みい子 : 「……」
茜みい子 : 「ならば葛西燕条、勝者として……」
茜みい子 : 「終了を遂げなさい、此度のマツリを」
茜みい子 : 「お山の巫女であるこの茜が、見届けましょう」
葛西燕条 : 「それじゃ」
葛西燕条 : 横たわる由良を、ゆっくりと抱き上げて。
葛西燕条 : 「まあ一応……願えるだけ願っておきますか」
葛西燕条 : 「まず一つ。此度奉じた血と命を代償に、葛西由良の命を永らえること」
葛西燕条 : 「まずこれは絶対。足りなければ追加するから、由良ちゃんじゃなく俺に教えてよね」妖刀に話し掛けるようにして
葛西燕条 : 「で、ここからは追加で」
葛西燕条 : 「契約の更新、千年後くらいにしてほしいなァ」
葛西燕条 : 「それか、俺も由良ちゃんもいなくなった後で。どうかな」
GM : 爪が瞬く。
GM : それが肯定か否定かわからぬまま、数度その光を点滅し、
GM : やがて物言わぬ刀へと戻る。
葛西燕条 : 「……」
葛西燕条 : 「今のどっち?」
葛西燕条 : 茜に目を向ける。
茜みい子 : 「さあ……」
茜みい子 : 「10年経てば、いやでもわかりますよ」
葛西燕条 : 「無責任だなァ~」
葛西燕条 : 「まだあったのに。願い事」
茜みい子 : 「過ぎたる願いは身を滅ぼすと言います」
茜みい子 : 「こんなの相手に欲張ると、己の外へも及びますよ」
葛西燕条 : 「そりゃ困るなあ」
葛西燕条 : 「じゃ、神社にお参りでもしていこうかな」
葛西燕条 : 「いや……祀ってるのは同じだから意味無い……?」
茜みい子 : 「意味ならあるんじゃないですか」
茜みい子 : 「神社参りは願掛けじゃありません、寺とは違いますからね」
茜みい子 : 「事後報告の場です、神に対する」
茜みい子 : 「ありがとうございます、この度はあなたのおかげで助かりましたってね」
茜みい子 : 「勝手にしていくといいじゃないですか、きっとお山の鬼は聞いていますよ」
茜みい子 : 「あの仏頂面の奥で、ニコニコ笑いならがね……」
葛西燕条 : 「……それじゃ、帰りがけにでもそうします」
葛西燕条 : 笑って、妹を抱えたまま踵を返す。
葛西燕条 : 「じゃあ、みい子さん。色々お世話になりました」
葛西燕条 : 「お互い十年後、また会わずに済むことを祈ってますよ」
茜みい子 : 「ええ……願わくば、もう二度と会いたくはないですが」
茜みい子 : 「あなたたち兄妹のことは、別に嫌いではありませんでしたよ」
葛西燕条 : 「……ははっ」
葛西燕条 : 「僕もです」
葛西燕条 : 玉砂利を踏み締めて歩き出す。
葛西燕条 : 山道の階段を降りながら、腕の中の由良の傷が癒え、呼吸が穏やかになりつつあるのを感じる。
葛西燕条 : その体温と鼓動を確かめ、ぼんやりと夜空を見上げて。
葛西燕条 : 神か、仏か、或いは鬼か。あてどもなく祈る。
葛西燕条 : (……この子が)
葛西燕条 : (傷つくことがありませんように)
葛西燕条 : (美味しいものを沢山食べられますように)
葛西燕条 : (いつまでも健康で、長生きしますように)
葛西燕条 : (何に悩んだりせず、安心して暮らせますように)
葛西燕条 : (欲し求める何もかもを、余さず手に入れられますように)
葛西燕条 : (何にも──例え俺にも、縛られることがありませんように)
葛西燕条 : それはもしかしたら、世界を平和にしたり、征服したりするよりも、尚難しい願いなのかもしれない。
葛西燕条 : それでも、祈らずにはいられない。兄として、愛する妹が、そうであってほしいと思わずにはいられない。
葛西燕条 : 黒髪を梳くように、その小さな頭を撫でる。
葛西燕条 : 「……どうか、由良が」
葛西燕条 : 「幸福でありますように」
葛西燕条 : 小さく息を吐いて、作り物でない穏やかな笑みを浮かべた。
十徳鋲子 : 都心から数度の乗り換えを行い、人もまばらな電車内。
十徳鋲子 : 中ごろの席に、スーツにブルゾン姿の女性が座っている。
十徳鋲子 : 両隣の座席と網棚には、いくつも長物が立てかけられ、まるで露店商のようにもなっているが……車掌はその姿に違和感を覚えることもなく、通り過ぎていく。
十徳鋲子 : 「んはは、何度見てもスゲー田舎」
十徳鋲子 : 「本当にマツリなんてできるのかね……人集まるか?」
十徳鋲子 : スマートフォンで地図情報を確認している。亜久里目町の姿が映されている。
十徳鋲子 : 閑散、とも言える田舎町の風景だ。ある意味、この国のどこにでもあるものだろう。
十徳鋲子 : だが、風景写真の一枚。神社が映ったそれを見て、目を細める。
十徳鋲子 : 「………あ、そっか」
十徳鋲子 : 「修繕したんだ……傷だらけだったのになあ、鳥居とか」
十徳鋲子 : 「何年だっけ?そりゃ変わるわな」
十徳鋲子 : 「懐かしくは……ないけどさ」
十徳鋲子 : スマートフォンを消し、深々と椅子に背を預ける。眼を閉じる。
十徳鋲子 : (名前も血統も、捨ててきたけど)
十徳鋲子 : 思い起こされる景色。気のいい隣人や、毎年の”表”のマツリ。厳しく言い聞かされ、辟易していた自身の役目。
十徳鋲子 : そして、それを一緒に聞いていた、少し年の離れた真面目な妹の表情。
十徳鋲子 : (私自身が忘れることは、できないもんだなあ)
十徳鋲子 : 「……みい子」
十徳鋲子 : 「……知ってるよね、私は……道具みたいに扱われるヤツ、嫌いなんだよ」
十徳鋲子 : 「待ってなよ」
十徳鋲子 : 懐からサングラスを取り出し、掛ける。眼の色を隠し、表情を読ませないため。
十徳鋲子 : 同時に、亜久里目の名を告げるアナウンスが響く。駅が近づく。
十徳鋲子 : 「さあて、仕事だ仕事」
十徳鋲子 : 「マツリなんて知るか。古臭い因習。通りすがりの、なんもしがらみもない奴にぶち壊されるのがお似合いだ」
十徳鋲子 : 電車が止まる。扉が空気音と共に開く。
十徳鋲子 : ”十徳鋲子”は、『妖刀ハンター』を名乗る、流浪の忍びである。
十徳鋲子 : そして彼女は、ホームに降り立つ。
GM : 軽やかな足取りで森をゆく。
GM : 見た目はまるで子供のようであるが、立派な忍び、それを伝える動き。
茜みい子 : 「ゼェ……ゼェ……」
茜みい子 : 「ちょ、ちょと……待……」
小鼠 : 「……着いてこれるって言ったのあんちゃでしょうが」
小鼠 : 「これでもゆっくりゆっくり歩いてるんだけど?」
GM : やがて開けた場所に出る、獣道の奥、隠れた一軒家。
桜咲百閒の師 : 「……ふうん、"それ"がそうかい」
桜咲百閒の師 : 待ち構えるように立っていた老婆が、告げる。
小鼠 : どさりと袋を放おる、自転車を持ち運ぶための大きなバッグだが、中身を伝える感触は少し硬くて、少しやわらかい。
小鼠 : 「ほい、バカ娘、ちゃんとおうちに送り届けたかんね」
桜咲百閒の師 : 「やっぱり駄目だったねぇ、5年は性急だったか……」
茜みい子 : 遅れて、息も絶え絶えに現れる。
茜みい子 : 「ひ……ぐ……」
桜咲百閒の師 : 「そいつは?」
小鼠 : 「ん、もうひとりの依頼人、あんちゃの前から受けてた」
桜咲百閒の師 : 「ああ、それが」
桜咲百閒の師 : 「で、その依頼人サマがこんな山奥まで何の用サ」
茜みい子 : 「……」
茜みい子 : 「わかってないと、言われたのです……」
茜みい子 : 「お前は忍者のことなどわかってないと……」
茜みい子 : 「姉は、戻ってきました」
茜みい子 : 「桜咲百閒はたった5年で……」
茜みい子 : 「両者ともに、尋常ならざる努力があったはずです」
茜みい子 : 「わかってなかった、わかろうともしなかった」
茜みい子 : 「あの人達は当事者だった、最初から」
茜みい子 : 「私と同じだったのに」
茜みい子 : 「なのに……私はただ誰かに助けてもらおうと……」
茜みい子 : 「そこの情報屋に依頼をし、現れたあのひとの」
茜みい子 : 「復讐心に濁った瞳を見て、あろうことか『ああ、駄目かもしれないな』なんて」
茜みい子 : 「被害者ぶって……不幸ぶって……」
茜みい子 : 「あの場で戦っていなかったは……私だけだったんです……」
桜咲百閒の師 : 「ふぅん、それで……?」
茜みい子 : 「あなたはたった5年で桜咲百閒をあのような恐るべき忍びに育て上げたと聞いています」
桜咲百閒の師 : 「へえ、つまり……ふうん」
桜咲百閒の師 : 「高いよ、払えんのかい?」
小鼠 : 「金ならあんぞ、そこの阿呆がしこしこ貯め込んでたのが」
小鼠 : 袖をあげ、地べたを転がる袋を指す。
茜みい子 : 「私は……目で追うのが精一杯でしたが……」
茜みい子 : 「姉も、桜咲さんも、私と変わらぬ一般人であったというならば」
桜咲百閒の師 : 「ん?」
桜咲百閒の師 : 「ちょい待て、"目で追えていた?"」
桜咲百閒の師 : 一瞬で距離を詰め、その頭をがしりと掴む。
茜みい子 : 「ッ?」
桜咲百閒の師 : 「ほんとだ、今の、見えていたね……それに全身の経脈が通っているよ」
桜咲百閒の師 : 「あぐりめの巫女……なるほど、鬼の血か」
桜咲百閒の師 : 「ハハハ、代わりの玩具をどう探そうと思っていたら」
桜咲百閒の師 : 「向こうからやってきてくれるとはね」
桜咲百閒の師 : 「次は、10年だっけ?2倍もあるじゃないかこりゃあいい」
茜みい子 : 「で、では……」
桜咲百閒の師 : 「死んだほうがマシだってくらい、しごいてあげようか」
小鼠 : 「(あ~あ、しーらないぞ~~)」
GM : 鬼前試合は終着を決した。
GM : それぞれの物語が終わり、その一方で始まるものもある。
GM : 亜久里召の巫女の失踪。
GM : 葛西兄妹はしばし忍者界の表からその姿を消す。
GM : 両者、行方は杳としてしれぬ。
GM : 全てが明らかになる"時"を知るは。
キビ : 「……」
キビ : 「ああ、此度は、実に楽しかったな」
キビ : 「また遊ぼうぞ、にんげんどもよ」
GM : 以上をもって完結となります!お疲れさまでした!!
桜咲百閒 : おつかれさまでしたー!!
葛西燕条 : お疲れさまでした……!!
GM : では、毎度の儀式、功績点のあれこれをやっていきましょう。
葛西由良 : お疲れさまでした!
十徳鋲子 : お疲れ様でした!
GM : では頭から
GM : 皆様には工程を省略し、いわゆるいつものセットと言われるやつ3点をまず配布します。
葛西由良 : 前菜~
十徳鋲子 : おお、ナイスな判断 いただきます~
葛西燕条 : モグモグ
GM : それではお次にプライズの獲得。
GM : これはクライマックスで勝利した葛西兄、キビの名前を取得したビスコさんに各1点、お収めください。
葛西燕条 : ヤッタネ
十徳鋲子 : ヤッタ
GM : そして使命の達成!
GM : これをやってのけたのは……葛西兄妹!
葛西燕条 : やりました
葛西由良 : 守り抜きました
GM : 各時3点を差し上げます。
葛西燕条 : わ~い
葛西由良 : 主菜~
GM : 死亡した二人は不達成ね!塩でも舐めてな!
桜咲百閒 : ソルティ…
十徳鋲子 : しょっぺえ……
GM : と言いたいところですが、香典に3点包んでおくので貰っておいてください。
GM : ここでは俺が法だ。
十徳鋲子 : やったー!日々成長する暴力!
葛西由良 : 棺桶に詰めておくからね
葛西燕条 : 一緒に火葬してあげる
GM : では、これのために今までこの茶番を進めていたのコーナー。
桜咲百閒 : やさしいGMさんっ…
GM : 琴線、に参りましょう。
GM : これは各自が最も琴線に振れたPCやシーンを選び、ポイントを差し上げるシステムです。
GM : 最強のロールをしたPCを選びます、とかではなく
GM : あくまでここが、ここが良かったんだよ!
GM : という瞬間を述べるくらいの気構えでおっけーです
GM : 優勝者を決める場ではないので
GM : システムによって他PCを合法的に褒めよう、という機会なので
GM : 皆、再びダイスを出してもらい
GM : 伏せたまま自分の琴線に触れたPCを選択してください
桜咲百閒 : 影分身は?
GM : これを選ぶ時間も兼ねてこれより5分ほど休憩を行う!
GM : んなもんなしだよ!!!
葛西由良 : したいなー影分身
桜咲百閒 : なんだとぉ…
GM : では合図で一斉に
GM : オープン願います!
system : [ GM ] がダイスシンボルを公開。出目は 3 です。
system : [ 十徳鋲子 ] がダイスシンボルを公開。出目は 1 です。
system : [ 葛西由良 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
system : [ 葛西燕条 ] がダイスシンボルを公開。出目は 2 です。
system : [ 桜咲百閒 ] がダイスシンボルを公開。出目は 4 です。
GM : お、バランスが良い
GM : ではGMから言っていきましょうか
桜咲百閒 : 姐御~~♡
GM : PC3の葛西兄、選ばさせていただきました。
GM : これはね、ほんとね、今回の秘密、あれでしたでしょう?
GM : 仕込む側としてはほんと祈るしかないのですよね。
GM : 唐突に弾けた爆弾を前に覚悟を決めて見事走りきってくれたお点前。
GM : 本当に見事&ありがとうという思いでいっぱいです。
葛西燕条 : ありがとうございます……
GM : これはPC2の妹氏も無論そうなのですが、
GM : やはり矢面性というとこから、やりきってくれよった……やはり間違いではなかった……ここに据えて
GM : と思わせてくれたので、こういう結果になりました。
GM : ラスボスロール、本当に良かったです。
葛西燕条 : わーいわーい
葛西燕条 : ありがとうございます
GM : ではPC順に言っていきましょうか、準備はおっけー?
桜咲百閒 : はいよ!
GM : よろしくぅ
桜咲百閒 : はーい、PC1です!PC4十徳さんに入れさせてもらいました!
桜咲百閒 : 色々好きなところはあるんですけど、やっぱり個人的には
桜咲百閒 : 最後のEDで好き度が炸裂しましたね……!
桜咲百閒 : 要するに秘密周りの取り扱いなんですけど
桜咲百閒 : 器物使いっていうモチーフ、そこから来るデザイン
桜咲百閒 : キャラクターの価値判断とかがそれぞれ単体でも魅力的なのにそれぞれが実は事前に配布された秘密と結びついてたっていう
桜咲百閒 : シノビガミのキャラってこうやって作るのか……!って目からウロコが落ちました。
十徳鋲子 : 嬉しい~! ありがとうございます!
桜咲百閒 : こういう気持ちいいキャラ、大好きなんですよね
桜咲百閒 : 秘密を知ってからロールのひとつひとつを見返すとまたこみ上げてくるものがあるし
桜咲百閒 : 戦闘中真っ先に命を投げ出したのも、最初からそのつもりだったのかもしれないとか
桜咲百閒 : システムとロールとキャラクターデザインが三位一体に絡み合って
桜咲百閒 : すごく記憶に残るキャラだと思います。
桜咲百閒 : 一緒に戦えて光栄でした……サンキュー!
十徳鋲子 : こちらこそ……!
GM : いいよね
桜咲百閒 : あとはねー、クライマックスでの最後の一撃で
GM : バケビ1でもそうだったけど
GM : 秘密とキャラ設定を結びつけようとする貪欲さがすごく強いですよね
桜咲百閒 : 大荷物がトレードマークのキャラが本当は持たざるもので、捨てた人間であることを強調してくるの
桜咲百閒 : バリバリにお洒落でセンスあって大好き
桜咲百閒 : やっぱパージアタックなんだよな最後は…
十徳鋲子 : えへへ、シノビガミは多めに経験してきたかいがあります
十徳鋲子 : 秘密が形になってるお陰で噛ませやすいですからね、データとロール指針……
桜咲百閒 : あんまり尺取りすぎるとアレだから
桜咲百閒 : この辺にしておくが
桜咲百閒 : 後でツイッターとかでも褒めると思います
桜咲百閒 : ほんとによかった……
GM : いえいいえい
桜咲百閒 : 以上だ!
GM : それではお次!
葛西由良 : はーい。PC2です。こちらも選んだのは十徳さんでした
葛西由良 : キャラクターとして好き……とかならまた違った択もあったとは思うんですが
葛西由良 : 琴線に触れたという点で言えば、やっぱりクライマックス戦闘での死亡攻撃から
葛西由良 : エンディングの回想+秘密開示、そしてマスターシーンEDと
葛西由良 : 全部繋がって綺麗な形になっていく流れがスゲーー物語として良かったので
葛西由良 : その起点になった十徳さんに入れた次第です。
葛西由良 : まあ綺麗な形は綺麗な形でも綺麗な復讐の螺旋なのだが……
十徳鋲子 : 光栄です! 逃れられんぞ……
葛西由良 : ただの流れ者に見えて、蓋を開ければ一番最初から当事者だった
GM : どうなっちゃうんだ~~
葛西由良 : という流れがやっぱ美しかったですね……
葛西由良 : という感じの投票でした!
GM : こいつ主人公じゃん!っての、やっぱ良いですよね
十徳鋲子 : 最後に本性出せたのは皆様の声援のお陰です! ありがとうございます~!
GM : よおし、ではお次!
葛西燕条 : はーい
葛西燕条 : PC3です 由良さんに入れさせて頂きました
葛西由良 : 兄上~……❤
葛西燕条 : 皆さん当然ロールはめちゃ良かったので本当に琴線に触れたという点で端的に挙げさせていただいた形で
葛西燕条 : やはりクライマックスの戦闘描写が白眉だったかなと思います
GM : あれはスゴカッタ
葛西燕条 : ソリッドかつエモーショナルな描写力は勿論なんですが
葛西燕条 : 兄妹で羽根、翼、鴉、鶴等の文脈拾い力が大変素晴らしく
葛西燕条 : 兄妹で相互に引き立てる形を作っていただき、この人と組めて良かったな~と思いました
葛西燕条 : あととにかく可愛かったです
葛西燕条 : 一緒に温泉行けて良かったです 以上!
葛西由良 : 兄上が強く頼もしく揺るぎないからこそですよ~!
葛西由良 : ホント格好良かったです。こちらこそありがとうございます。へへへ……
GM : 可愛かったよね
GM : ちくしょう!条例!
GM : ではお次、お願いします
十徳鋲子 : はい!PC4(故)です!
桜咲百閒 : 故~~♡
GM : 死~~~~~ん
十徳鋲子 : PC1、桜咲百閒ちゃんに入れさせていただきました!
十徳鋲子 : もちろんクライマックスのバトルは印象に残っていますし、お兄様との最後の交錯も凄かったです。
十徳鋲子 : 一緒に戦えてよかった……
桜咲百閒 : こっちこそだよ……
GM : 最後の一撃はほんとに劇的だったね……
十徳鋲子 : シャオシューちゃんとの関係性も良かったですね……NPCを丁寧に拾って物語に厚みを増す技術は流石だと思いました……
十徳鋲子 : でもとにかく印象に残ってるのは、百閒ちゃんがずっと「忍者であろう」としていたことですね。
十徳鋲子 : 皆思うところはあるし、引けない事情がある中で、誰より使命に尽力して最後まであきらめなかった姿には尊敬を覚えました。
十徳鋲子 : ただでさえ強敵ふたりとの戦闘だし……
桜咲百閒 : マジで強かったね…
十徳鋲子 : PC1として信念を最後まで貫く姿が、セッションにまっすぐな芯を与えていたと思います。素晴らしかったです!
桜咲百閒 : 根性で食らいつくしかなかったのだ…
桜咲百閒 : ありがとーー!
GM : 本来一般人であったことの強調、良かったですね
十徳鋲子 : こちらこそ……!!ありがとうございます、楽しかった……!!
十徳鋲子 : 以上です!
GM : ありがとうございました
GM : というわけで
GM : これにて、全行程が終了!
GM : 復讐剣鬼断チ、クランクアップです!
GM : 皆様本当にありがとうございました!おかげでまた傑作ができてしまったな!
葛西由良 : GMもお疲れさまです。ありがとうございました……!
桜咲百閒 : ありがとうございましたー!
桜咲百閒 : 歴史に名を刻むぜアンタ
葛西燕条 : お疲れさまでした!ありがとうございました……!!
GM : ヘヘヘ、まだまだやるぜ……
十徳鋲子 : ありがとうございましたー! ヨッ、日々成長する忍法!
葛西由良 : いやー楽しかった……
GM : ニンニン
GM : また遊ぼうね!
葛西燕条 : 超楽しかった~~
葛西由良 : 機会ありましたら是非……!
十徳鋲子 : メチャメチャ楽しかったし、燃えました……機会あれば、是非また!!