Hello world/Welcome home



メインログ/雑談ログ




Index


【Chapter1】
【Chapter2】
【Chapter3】
【Chapter Final】

Preplay


PC1:スキュラ(PL:敗者T)
ポジション:ジャンク
暗示:渇望
求めていたものがある。それがなければ、駄目なのだ。もどかしい。何を求めていたか、思い出せないことが、たまらなくもどかしい。
記憶のカケラ
【白い部屋】
何も無い部屋。ひどい退屈の倦怠と、ゆるやかな絶望とが、記憶を失ってもなお、君に染み付いて離れない。
【一人ぼっち】
ずっと寂しくて、一人ぼっちで、友達が欲しかったこと。この世界は嫌なことでいっぱいだけど、信じられる友達は一緒にいる。そのことはきっと、あの頃より素敵なこと。


PC2:ヤンイン(PL:やられ)
ポジション:ソロリティ
暗示:反転
今のあなたとかつてのあなたは、まるで別人だ。真実の己を思い出しておくべきだろう。それに戻るかどうかは別としても。
記憶のカケラ
【家族】
あなたには掛け替えのない家族がいた。父?母?姉妹?それも分からない。ただ、血を分けた、掛け替えのない存在がいたはずだ。
【崩壊】
こんな筈ではなかった。どこで歯車を間違えた?そんな後悔が、心の奥底に刻み込まれている。それがどんな過ちなのか、どんな罪なのかも分からない。


PC3:ラル(PL:あやまだ)
ポジション:オートマトン
暗示:罪人
あなたは償いがたい罪を犯した。それは許されざる罪だ。そして、思い出さなければ償うことも、振り払うこともできはしない。
記憶のカケラ
【お勉強】
取り憑かれるように机に向かった。好きだったのか、目的があったのか、それとも強制されたのか。いずれにせよ君は、何らかの分野で専門的な知識と技術を持っていた。今はそれが何だったのかも思い出せないが。
【禁忌】
あなたは人として、してはならないことをした。強制されたか、自らの意志か。いずれにしても、越えてはならぬ一線を越えた。その罪の行方は、どんな結末を迎えたのか。


PC4:黄梦琪(PL:クチススガントス)
ポジション:ホリック

暗示: 絶望
あれは今よりなお、酷い日々だったかもしれない。それを繰り返さないためには、それを思い出す必要がある……。
記憶のカケラ
【呪い】
憎い、憎い相手がいた。殺してやりたい敵がいた。けれど今は、それが誰だったかすら思い出せない。あなたの願いは、叶ったのだろうか。
【戦火】
飛び交う銃火。舞う火の粉。誰かがあなたを呼んでいた。友人か、あるいは家族か。覚えているのは、その声が銃声でかき消されたことだけだ。





【Chapter1】

NC:────爆音。
NC:どこか遠くから、爆音が聞こえてくる。
NC:地響きと揺れ。ぱらぱらと埃が落ちてくる。
NC:そんな状況で、君達は穏やかな眠りから覚醒する。
NC:カプセルのような器具の中に、ずっと寝かされていたようだ。
NC:辺りは機械設備の整った何らかの施設の一室のようだが、今は電源が落ちているのか、薄暗い。
NC:自分が何者であるのか、何故こんなところにいるのか、思い出せない。
NC:覚えているのは、ごく断片的な記憶の欠片だけ。
NC:周囲には、自分と同じようにカプセルから目覚めたばかりの少女たち。
NC:未だ断続的に続く爆音と振動の中、君達は誰からともなく口を開く。
ラル:「……ねえ」
ラル:「ここは、どこ?」
ラル:カプセルから上体を覗かせて、ゆっくりを辺りを見渡す。
ヤンイン:ぐるり、ぐるりと不気味に回転する頭を持つ少女が、緑色の顔を正面に、口を開く
ヤンイン:「嗚呼!全然わからないわ!あなたたちが私をここに連れてきたのかしら!?」
ヤンイン:「でも嗚呼!最高だわ!なんだかすごくすっきり爽やかしゃっきりはっきりすっきりと目覚めた気分なの!!」
ラル:薄目を何度か瞬く。「元気ね」
スキュラ:「あ」
スキュラ:「頭がぐるぐるしているわ……」
スキュラ:四肢のない、青ざめた肌色の少女。代わりに腰から無数の赤黒い蛸足が生えていて、そのうちの二本を口元に持っていく。驚きと困惑の表現。
ヤンイン:「えぇ!なんだかとっても寝ていたの!あなたたちも寝ていたのね!ぐるぐるしてるなんて寝坊助さん!私はヤンイン!…えーと……あら?」
ヤンイン:……黙り、考える、それ以外に思い出せることがほとんどない
黄梦琪:「ア~~~~~……」
黄梦琪:ふわあ、と大きく欠伸をしながら、両手をううん、と伸ばし。辺りをきょろきょろと見渡す。
ヤンイン:「ふふっ、とっても眠そうね!おはよう!」
ラル:「あなたも寝惚けているの?」
黄梦琪:「ン。まだ怠いけどナ。二日酔いの朝みたいな……」
ラル:「……でも、ええ、変ね」
ラル:「ラル」
ラル:「名前以外、ぼんやりとしてしまっているわ」
NC:君達のカプセルの周囲には、それぞれ物騒な武器が安置されている。
NC:見覚えもないはずだが、手に取ってみれば不思議と身体に馴染む。
NC:異形の身体についても、まるで生まれつきの手足のように自然に動かせる。
ラル:改めて姿を見返してみる。肌に生気はなく、胸元からは有刺鉄線が伸び身体に巻き付いている。
ラル:「私、こんな格好だったかしら」
ラル:首を捻りつつも立ち上がってみる。動作に違和感はない。
スキュラ:「…………」触手の一本だけをカプセルの外に伸ばし、チェーンソーを吊り上げ、しげしげと観察。
スキュラ:次いで、部屋の様子や居合わせた面々、自分の体までを順繰りに見回す。どれも見覚えが無い。
黄梦琪:「随分と、物騒な格好だネ。お宅ら」
ラル:「そうかしら……」 近くにあった刃物を手に取る。不思議と収まりがいい。
ラル:「そうかも」
ヤンイン:「私も…なんだか変な気がするわ?私のことも思い出せないし…?きっと皆寝ぼけてて思い出せないのね!でも少しすればきっと思い出すわよ!目が覚めると目が覚めるんだもの!」
ヤンイン:「それより私の手が埋まるほど新しい友達が一緒に居るんだもの!ねぇ手を繋ぎましょう!」
スキュラ:「わたしも……ぜんぜん覚えがないけど」
スキュラ:「ともだち……一緒にいるってことは、そうなのかしら……?」
スキュラ:恐る恐るといった具合に、三人にそれぞれ蛸足を差し出す。
ヤンイン:バッと手を伸ばして三者に握手を求めるぞ!
ヤンイン:そのうちシザーハンドが突き出されるのが…
ヤンイン:choice[ラル,スキュラ,ホァン]
Nechronica : (CHOICE[ラル,スキュラ,ホァン]) → ラル

ラル:「あら、熱烈な歓迎」 突き出されたシザーハンドに、ギロチンを合わせる。
ラル:ギン、と鈍い金属音が響く。
黄梦琪:その光景を見て、ゆっくりと傍にあった散弾銃を手に取る。
ラル:「……うん。やっぱり馴染むわ」
ヤンイン:「……」
ヤンイン:はじかれる握手をみて…しばし、首がぐるりと回る
ヤン陰:「……そうだよね、こんな気持ち悪いやつに挨拶をされたら……嗚呼、最悪だ…何を舞い上がってしまったんだろう」
ヤン陰:「君も…すまない…こんな気持ち悪いのに手を出されて…気が済むまで…殴れよ……」
ラル:「お揃いでお返事したかったのよ」
ラル:「でも、私にそのかたちの足はないから」
ラル:「ふつうに、ハイ」 スキュラちゃんの蛸足には握手で応じる。
スキュラ:「……!」ぱっと顔を輝かせる。
ラル:「素敵な足のあなた。お名前は?」
スキュラ:「わたしはー……」蛸足を頬に沿わせて首を傾げる。ラル以外の二人に差し出しているほうはそのままだ。
スキュラ:「……なんて呼ばれていたかしら?」
スキュラ:「でも、この格好、物語のスキュラみたいよね」
スキュラ:「だから、スキュラ。スキュラにするわ」
黄梦琪:「スキュラ、ネー。よろしくよろしく。……手、ぬるりとするね?」
ラル:「スキュラちゃんね」
ヤン陰:「嗚呼…傷つけまいとしてくれるんだね……二人とも…いい人なんだね…嗚呼……ファーストコンタクトがこんな形でなければ…憂鬱だ…」
ヤン陰:たこ足をぎゅうと握り改めて握手握手
ヤン陰:「もしよろしければ……いや、きっと良いとは思っていないんだろうけど…よろしく」
スキュラ:「ええ! よろしく」握手。と言うかにゅるにゅると巻き付ける。
ラル:「そちらの、丸眼鏡のあなたは?」
ヤン陰:「嗚呼、わたしに名前を名乗りたくないんなら私は聞かないでいるよ……耳を、耳をそげば…?」
黄梦琪:「おっと。こりゃ失礼ヲ。名前は……」「梦琪。黄梦琪(ホァン・モンチー)」
黄梦琪:「好きなように呼んでくれてイーヨ。アタシもそうするからサ」
黄梦琪:漆黒のチャイナドレスを身に纏った端整な顔立ち。
黄梦琪:身体の所々にはミイラのように包帯が巻かれている。
黄梦琪:一見、人間の少女と見紛うその顔立ちだが。
黄梦琪:しかし眉から顎にかけて、顔を横断するように縫われた痛々しいつぎはぎの跡。
ラル:「ええ。ありがとう、黄ちゃん」
ラル:「私はラル。よろしくね」 改めて、一礼。
ヤン陰:「い、いいんだね…よろしく……ホァン、私もヤンインでも…うじむしでも…好きに呼んでくれ…」
ヤン陰:色もばらばらで、ウジも這う醜い要望の少女がツギハギの跡など笑うはずもなく
ヤン陰:美人だな、と素直に思うが…当たり前のことをいうのも悪い気がし、ただ卑屈に笑う
黄梦琪:「ラル。スキュラに……陽気だか卑屈だか分からんヤンイン、ネ。名前の響きが何となくアタシと似ているネ」シザーハンズではない部分の手に握手。
ラル:「……それで、最初の疑問に戻るけれど」
ラル:「ここは、どこかしら」
スキュラ:「うーん……」
ヤン陰:「申し訳ない…きっと脳が腐ってるんだ…何も、何も思い出せない…嗚呼、役にも立てず…いなくなってしまいたい…」
スキュラ:「もう! そんな風に言っちゃ駄目よ」
スキュラ:元気づけるようにヤンインの刃物の手を握る。と言うか巻き付ける。
ヤンイン:ぐるり
ヤンイン:「そう!さっぱりすっきりきっかり分からないのよ!でもみんなが寝てたのよ!ホテルとかかもしれないわ!係員さんでも探しに行く!?」
ヤンイン:「嗚呼!スキュラったら友達想いなのね!ありがとう!私頑張るわ!」
ヤンイン:ぎゅうぎゅうと刃のついた手で強く握手を続ける
ラル:「ホテル。たしかにそうね」
黄梦琪:「フム……見たことのないカプセルが4つに。整った設備……」
スキュラ:「そうそう。ともだちなのだから、助け合わなきゃ」蛸足は強靭だし切れてもまだまだある。
ヤンイン:「防犯もセルフサービスなのよ!!あぁ!貴方の手ってにゅるにゅるして暖かいのね…!私貴方のこと好きよ!」
NC:その時、ジジ……という小さな音と共に、部屋がぱっと明るくなる。
スキュラ:「ええ。わたしも好きよ……?」
スキュラ:先程よりは落ち着いた様子できょろきょろとする。
黄梦琪:「オ。サービスいいネ。このホテル」
ラル:わずかに目を眇める。
ヤンイン:「モーニングコールかしら?」
NC:電力が復旧したのだ。予備電源に切り替わったのだろうか。部屋に備え付けられた機器類のモニターが、一斉に点灯する。
ラル:「こんな部屋だったのね」 モニターに目を向ける。
ユリイカ:『おはようございます。ご気分はいかがですか』
NC:モニターから唐突に声がする。
NC:落ち着いた女性の声だ。
ヤンイン:「えぇ!友達が一杯いて最高の気分よ!おはよう!!!貴方も機嫌がいいと嬉しいわ!」
ラル:「おはよう。そうね、悪くはないわ」
スキュラ:「ええ。一人ではないもの」こくこくと頷いて。
ユリイカ:『それは何よりです』同じ調子で話す。
黄梦琪:「雑魚寝はいいガ。もう少し、寝心地のいいベッドだったら良かったのにネ」
ユリイカ:『私はこの場所と皆さんの保全・管理を担当する人工知能、Eurekaです』
ユリイカ:『以後、どうぞお見知り置きを』
ラル:「ありがとう。ラルよ。よろしく」 一礼する。
ヤンイン:「なんだか難しいことを言うのね!でも仲良くしてくれるってことなのかしら!よろしくユリイカ!」
ヤンイン:保全とか管理とか難しい言葉を使うなぁと思っている
スキュラ:「ユリイカちゃん……」
スキュラ:「スキュラよ。よろしくね~」画面に向けてふりふりと蛸足を振る。
黄梦琪:「ン……で、説明は、してくれるんだろうネ」眼鏡の奥の赤い瞳を細めて。
ユリイカ:『はい。では、簡潔にご説明いたします』
ユリイカ:『現在皆さんは、危機的状況に置かれています』
スキュラ:「まあ。危機的」
ヤンイン:「チェックアウトを過ぎてるのかしら!」
ユリイカ:『それをご説明する前に、皆さんにはさらにマクロな視点での解説が必要になります』
ユリイカ:『現在、人類文明は壊滅的な状態にあります』
ユリイカ:『数十年前の最終戦争により人類の大半は死滅し、現在、推測される生存率は0.000001%以下となっています』
ラル:「大変なことになったのね……」 神妙に頷く。
ヤン陰:ぐるり 「…危機的状況どころか…終わりじゃないか…嗚呼、なんで起きてしまった……」
NC:その言葉を聞いた時、ヤンインの脳裏に何かが過る。
NC:ヤンインは記憶のカケラ【最終戦争】を獲得します

記憶のカケラ【最終戦争】
かつて、大きな戦争があった。破滅の火が街を焼き、数え切れない人が死んだ。
あなたはその戦争に、何らかの形で関与していた。


ヤン陰:「あ、嗚呼ぁ……あぁ……そうだ、戦争だ……核が、核が何十にも……そうだ!何がホテルだ!!!皆死んだ!どうせ私も!!…何か、何かにかかわって……」
ヤン陰:その場で膝をつき、何かについて思い出そうとしているが
ヤン陰:それ以上は思い出せず、嗚咽を漏らしながら地面をたたく
ラル:「ヤンインちゃん。落ち着いて」 背中をさする。
黄梦琪:うおっ、と目をぱちくりしながらヤンインから距離をとって。「どうやら。心当たりがある子もいるようだネ」
ヤン陰:「落ち着くなんてできるものか……!!何か…何かろくでもないことが起きるんだ………」
ラル:「深呼吸よ。大きく吸って、ぜんぶ吐いて……」
ヤン陰:「っぁ…いや…違うんだ…君を否定したわけじゃなくて……」
ヤン陰:ヒュー、ヒューと荒い呼吸を繰り返し、言われるように深呼吸を行う
ヤン陰:ぜっ、ぜっ、ふっ、ふっと次第に呼吸も落ち着いてくる…「……ありがとう」
ラル:「ええ。友だちだもの」 手を握って立ち上がる。
ユリイカ:『あなた方は文明社会が完全に崩壊する前に、ある計画に参加しました』
ユリイカ:ヤンインの様子にも、平坦な調子で続ける。
ユリイカ:『それは人類という種を未来に残す為の計画です』
スキュラ:「……」ちらちらと二人の方を気にしつつ聞いている。
ユリイカ:『概要を要約すれば、選定された受精卵を凍結保存し、地上の汚染が改善された未来で人口出産を行い、人類を再興させるというものです』
ラル:「……壮大な計画ね」
ユリイカ:『あなた方はその計画の遂行のため、自ら志願してネクロマンシーによる施術を受けました』
ユリイカ:『つまり』
ユリイカ:『今のあなた方は一度死に、アンデッドとなっている状態です』
スキュラ:「えっ」
ヤン陰:「……無理だ、私にそんな大役が務まるわけが……あ、あぁ……そうか、ゴミみたいな体だからアンデッドとして……アンデッド……あぁぁ」
NC:ここで皆さんは世界の滅亡と自身の死を知り
NC:狂気判定です。
黄梦琪:ヤダーッ!!!
NC:その前に未練を決めないと
NC:初期の未練はROCで好きに選んで構いません
NC:また、ユリイカに未練を取ることも可能です。
ヤン陰:全てはダイスのみぞ知るのだなぁ他PC3人にダイスで取るか
黄梦琪:ユリイカだけ嫌悪で取って後はダイスにしよかな……
黄梦琪:スキュラ、ヤンイン、ラルの順
黄梦琪:3d10
Nechronica : (3D10) → 13[1,5,7] → 13

黄梦琪:スキュラ嫌悪、ヤンイン恋心、ラル友情
黄梦琪:……恋心!
ラル:ダイス振っちゃお~
ラル:3d10 PC番号順
Nechronica : (3D10) → 18[4,4,10] → 18

ラル:スキュラ執着・ヤンイン執着・黄信頼
ラル:これでいいかな
スキュラ:チョイスしよう
スキュラ:ヤンイン保護、ホアン友情、ラル対抗で
ヤン陰:スキュラ、ラル、ホァンの順に
ヤン陰:3d10
Nechronica : (3D10) → 22[6,8,8] → 22

ヤン陰:スキュラ対抗 ラル・ホァン保護
NC:あ~あ~あ~
NC:大変だ
ヤン陰:私の方がスキュラより保護れる…!
黄梦琪:で、狂気判定……
黄梦琪:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [5] → 5[5] → 失敗

NC:狂気判定は-1!
黄梦琪:ア~~~~!
NC:全員振りな!!
ヤン陰:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [6] → 6[6] → 成功

黄梦琪:発狂!
ラル:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [8] → 8[8] → 成功

スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [10] → 10[10] → 成功

黄梦琪:-1だから
黄梦琪:ヤンイン!貴様も発狂だ!
NC:ヤンインも死にましたね
ヤン陰:ヴァー
ラル:あーなるほど
ラル:せふせふ
スキュラ:ぜんぜん平気!
スキュラ:ともだちがいるもん
黄梦琪:ユリちゃんに発狂するかヤンちゃんに発狂するか迷うな~
黄梦琪:ユリちゃんにしよう
NC:では任意の未練に狂気点を1点!
NC:4溜まったら発狂!
黄梦琪:ユリイカへの嫌悪が発狂!
ヤン陰:距離的にラルちゃんと一緒のマスで戦いそうだしラル保護発狂あたりにしておこうか…
ラル:あらあら
NC:そして同時に
NC:スキュラは記憶のカケラを獲得します
スキュラ:あれま

記憶のカケラ【希望】
その計画は、あなたにとって希望だった。それは暗がりに僅かに差し込んだ光。或いは、溺れる者の縋る藁か。


スキュラ:希望……
ヤン陰:(あぁ……ラルは…私にも優しく…私よりもずっと優れている……私のすべてを投げ出してでも守らなければ…)
ヤン陰:(それに、きっと彼女は優しい…私みたいなウジ虫にも優しい…誰かを傷つけられるはずもない……)
ヤン陰:(言葉にして確認しても彼女はきっと否定するから…そうだ、ただ私が黙って身を投げ出そう…)
ヤン陰:静かに覚悟を決めている
スキュラ:「……そ、それで」
スキュラ:「どうなったの……? その計画は……」
ユリイカ:『はい。ここからが本題です』
NC:再び、爆音。施設全体が激しく揺れる。
ユリイカ:『現在この施設は、攻撃を受けています』
ラル:「っ……」 近くのヤンインを支える。
ヤン陰:「!」 ラルにあたってはいけないと、落下物がないか注意を払う
スキュラ:「ええっ」ぐらぐらと揺れている。
ユリイカ:『人類を再興させるという我々の目的は、現在この世界で自由を謳歌している一部のネクロマンサー達にとっては、邪魔になるようです』
ユリイカ:『皆さんにはまず、最優先すべき事案として』
ユリイカ:『現在施設を包囲しているアンデッドを、撃退していただきます』
ラル:「……物騒ね」
ラル:「これも、そのための用意なのかしら」 傍らにあった、ギロチンや日本刀。
ユリイカ:『元のあらゆる身体状況に関わらず、あなた方の身体はほぼ再構成され、肉体的に最高のコンディションとなっています』
ヤン陰:「……っ、あぁ……やってやる…やってやるとも…ゴミでも……ゴミがゴミを払えるなら……っは…はぁ…」
ユリイカ:『また、戦闘技術も既にインストール済みです。戦闘行為に問題は無いはずです』
黄梦琪:「至れり尽くせりだネ」
黄梦琪:手に持ったショットガンの弾倉を確認、スライドを引いて。
黄梦琪:「じゃ。試してみようカ」
黄梦琪:訓練された兵士のように。淀みない疾さで。
黄梦琪:"ユリイカ"のモニターめがけてトリガーを引いた。
ユリイカ:ばちん、と火花をあげて、モニターは沈黙する。
ユリイカ:『………………』
スキュラ:「ああっ!」
ヤン陰:「……っ!」
ラル:「消えちゃったわ」
ユリイカ:が、またすぐに別のモニターが点灯する。
ユリイカ:『先程言った通りです。テストの必要はありません』
ユリイカ:『私はAIです。AIは嘘をつけません』
黄梦琪:「オオー。凄いネ。スゲー馴染む。身体の一部みたいだ……」「けどさ」
黄梦琪:「そんな突飛な説明を受けて、へえ、そうだったんですカ。などと鵜呑みに出来るほど」「こちとら"人間"が出来てないんだヨ」
ユリイカ:『現在当施設が攻撃を受けているのは、紛れもない事実です』
黄梦琪:眼鏡を外し、ドレスの裾で吹きながら。「だろうネ」
ラル:「黄ちゃん。そのくらいで、もういいと思うのだけれど」
ヤン陰:「っはは……肝が…据わっているな……私とは大違いだ…… で、でも…そうだ…私も…嫌な話しかしてこなくて…気に食わなかった…」
ラル:「今は、そう。ユリイカちゃんの言う通り」
ラル:「安全の確保を優先すべきよ」
ヤン陰:「ホァン……今は、まず本当らしい…敵をかたそう…ここの画面を売っても…ユリイカには届かない…… 壊すなら、本体を落ち着いたときに探そう…」
ヤン陰:「ゴ、ゴミみたいな私が意見するのも…なんだけどさ……」
スキュラ:「そ……そう! そうよ!」わたわたとカプセルから這い出して、黄とモニター群の間の位置へ。
黄梦琪:「ンー。……わかった、わかったヨ」どことなく不貞腐れながら。
ユリイカ:『私は皆さんの敵ではありません。その点をまずご理解ください』
ユリイカ:『私とあなた方の損失は、即ち人類の絶滅に直結します』
ユリイカ:『今後の行動には慎重さを要求します』
黄梦琪:「とことんいけ好かんロボットだネ」ぎろりと睨みつけながら。
スキュラ:「ユ、ユリイカちゃんが悪いわけじゃないでしょ!」
ヤンイン:ぐるり 「分かったわ!!」 (ガン!とモニター2号を殴り倒す)
スキュラ:「あーっ!」
スキュラ:「ヤンインちゃんまで! もう!」
ユリイカ:再び別のモニターが点灯する。
ヤンイン:「あのね!思ったの!ユリイカが喋らなければホァンも不機嫌にならないのよ!さぁ!行きましょう!」
ラル:「……元気が有り余っているなら、外で発散するべきだと思うけれど」 武装を整えている。
ユリイカ:『施設の損壊は計画の進行遅滞に繋がります』
ユリイカ:『推奨される行為ではありません』
NC:その時、一際大きな爆音と共に、辺りが一段と激しく揺れる。
黄梦琪:「カワイイ子だネ~。ヤンは」なでなで、と2つの頭を撫でくりまわしながら。「うおっと」
ヤンイン:「もう!貴方が静かにしていれば遅延しないのに!……キャッ……急いで出ないときっと危ないのね!」 
ユリイカ:『……施設外壁が破壊されました』
ユリイカ:『敵勢力が内部へ侵攻しています』
ヤンイン:「うふふ、なでられるのは嬉しいわ嬉しいわ!でも私があなたを守ってあげるからね!(なでなで)……さぁ、後ろに下がっていて!やるわ!私やるわ!」
スキュラ:「む、迎え撃ちます!」半ば反射的に。
NC:君達の視界に、直接ルートが表示される。網膜にデータを映し出しているのだろう。
ユリイカ:『はい。速やかに迎撃してください』
黄梦琪:「ウワ。気持ち悪。何ダこれ」
ラル:「便利な世の中ね」 ガチャガチャと音を立てながら歩く。
スキュラ:「行きましょう!」黄とヤンインの胴体に触手を巻き付けて引っ張っていこうとする。
黄梦琪:「自分で歩けるっテ!おい!スキュ……ウヒッ……へ、変な所触るなヨ!」
ヤンイン:「えぇ、行くわ行くわ!競争しましょうスキュラ!私の方が早いんだから!あぁでも足がうまく動かないわね!巻き付いてるの!」 (ずりずりとひっぱられながら)
スキュラ:「変なところなんて触ってなーいー!」ずりずり。
ラル:「仲が良いわね」 満足げに頷く。
ヤンイン:じゃあ触手プレイを受けながらラルに対話判定を行おうかな
NC:OK!
ヤンイン:「あぁ!ぬるぬるするわ……嗚呼!ダメよラル先に行っちゃ!私といっしょに歩きましょう!」 (つかまれいてるので足は遅い)
ヤンイン:「だってあなた優しいもの!きっと戦うときも大変だわ!私が守ってあげるの! 無事に済んだらお茶とかしましょうよ!お茶っぱはまだ見てないけど!きっとあるわ!」
ヤンイン:「私はえーと……お茶は好きだわ!どんな味だったか覚えてないけどなんだか素敵だもの! ねぇ! いいでしょ!覚えてない分新鮮で楽しいわ!」
ラル:「あら。ごめんなさい」 歩調を緩める。
スキュラ:「…………」その様子を見てヤンインを解放する。
ヤンイン:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [10] → 10[10] → 成功

ラル:「いいわね、お茶会。運動した後の身体から、きっと疲れを取り除いてくれるわ」
ラル:「楽しみがあるって素敵ね。身体も心も軽くなるみたい。よく動けそうだわ」
ラル:って感じで、お返しにヤンインに対話判定しましょう。
NC:どうぞ!
ラル:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功

ラル:なかよし~
ラル:ヤンインへの執着が3→2です。
ヤンイン:そうだった、ラルへの保護が4から3!
黄梦琪:じゃあ触手プレイ中のスキュちゃんとお話しちゃおうかな…
ヤンイン:「あら!ありがとう!スキュラもホァンも一緒にお茶をしましょうね!嗚呼楽しみだわ頑張らないと!一緒に頑張りましょうね!」 守ろうという意識が欠如し始めた!
黄梦琪:「目の前の脅威を片付けたら、ゆっくりとネ」ヤンインに向かってにこりと微笑んで。
スキュラ:「……仲良くなるのはいいことだわ」少し表情を柔らかくする。
黄梦琪:「……スキュは」「どんな気分だった?」
スキュラ:「起きたときのこと?」
黄梦琪:こくりと頷いて。
黄梦琪:「目覚めた瞬間に。手足が切り落とされてて。得体の知れないモンが身体にくっついてた気分」
スキュラ:「……それは」反射的に言い返しかけて。
黄梦琪:「……正直ネ。アタシはホッとしたヨ」
スキュラ:「……?」
黄梦琪:「……"コイツら"よりは、マシだなってサ」
黄梦琪:「怒った?」
スキュラ:「…………」改めて自分と相手の体を見比べる。
スキュラ:人間の形、という点では、確かに彼女が最も留まっているのかもしれない。「……でも」
スキュラ:「わたしだって、ほっとしたわ」
黄梦琪:「……?」
スキュラ:「一人じゃなかったもの。……そりゃあ確かに、色々と違ってはいるけど……」
スキュラ:「だから、そう」
スキュラ:「黄ちゃんが、自分の体のことで安心できたんなら。それは素直に、良かったって思うわ」微笑んでみせる。
黄梦琪:その言葉に一瞬、きょとんとした顔を浮かべて。
黄梦琪:「……お前サ。長生きできないタイプだネ」はぁ。と溜息を吐きそっぽを向く。
黄梦琪:「……あと」
黄梦琪:「いい加減、放してくれないカ……?」
スキュラ:「あっ。ごめんなさい」慌てて触手を引き戻して。
スキュラ:「……そうだわ!」
スキュラ:釣り鐘型のスカートのように密集した触手の中から、ごそ、と古ぼけたバスケットを取り出す。
スキュラ:「お近づきの印に。これをどうぞ」
スキュラ:そして触手の一本を中に差し込み、透き通ったビー玉を取って差し出した。
スキュラ:「あなたが最初よ。特別に」
黄梦琪:手にとったきらりと光るそれを、眺めて。「……ふーん」
黄梦琪:「マ、貰えるってんなら。貰っとくヨ」「欲張りだからネ。アタシは」
スキュラ:にっこりと笑う。
黄梦琪:ではスキュちゃんに!会話判定!”
NC:黄→スキュラは特別に+2あげましょう!
黄梦琪:うれC~~~~~
黄梦琪:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [2]+2 → 4[4] → 失敗

黄梦琪:があああああああ!!!!!
NC:どんだけ嫌いなんだ
スキュラ:こちらも黄ちゃんに判定したいです!
NC:どうぞ!
スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [4] → 4[4] → 失敗

NC:(よし、楽しく話せたな)
スキュラ:ビー玉じゃなく出目をあげるべきだったというわけね

---

NC:表示されたルートに従って長い廊下を進んでいくと、前方が俄かに騒がしくなってくる。
NC:見ると外壁に大穴が開けられ、大勢のアンデッド兵が施設内部を踏み荒らし、君達のほうへ向かってきている。
NC:武装した兵士の一団に、それより一回り大きな体躯のアンデッドも二体。猟犬まで連れており、そしてそれを率いているのは────
???:「…………」
???:明らかに、周囲の有象無象とは違う風格のアンデッド。
???:長身に黒のロングコート。何より異様なのは抱えたその銃。
???:幾つものガトリングガンを無理やり一つに束ねたような有様の、余りにも巨大な、異形の銃砲。
???:複数の弾帯をじゃりじゃりと引きずりながら、アンデッド達を従えてこちらに歩いてくる。
NC:その姿を見て、ラルと黄は、思い出すものがある。
ラル:おお
黄梦琪:むっ!

ラル 記憶のカケラ【“嵐峰燎火”】
その顔に覚えがある。あなたが感じるのは、恐怖と不安。自分の正体も分からないが、一つだけはっきりと言える。
あのアンデッドは“嵐峰燎火”。かつて、君の敵だった者だ。


黄 記憶のカケラ【“嵐峰燎火”】
その顔に覚えがある。あなたが感じるのは、懐旧と安堵。自分の正体も分からないが、一つだけはっきりと言える。
あのアンデッドは“嵐峰燎火”。それは確かだが────果たして、あなたにとって、どんな存在だったのか。


スキュラ:「だ……大丈夫よ、みんな」自身に想起される記憶は無い。ただその威圧感にのみ身を固くしながら、姉妹たちより一歩分前に出る。「わたしが守ってあげるから」
スキュラ:(そう。わたしが)
スキュラ:(ラルちゃんよりも……もちろん、黄ちゃんやヤンインちゃんよりも。わたしが、みんなを守れるって示すんだ)
ヤン陰:「……いや、私が…私が…守る……スキュラも無理をしないでほしい……」
ヤン陰:(あの銃は…きっと私を壊すだろう……だが、私一人なら安いものだ……むしろ減った分お得かもしれない…)
ラル:「……っ」
ラル:首領たるアンデッドの姿を見て、ふらつく。
ヤン陰:「……ラル!」 傍に立って支えようと
ラル:「……早鐘を打つ心臓も。下がる体温もないでしょうに」
黄梦琪:「お前……」
黄梦琪:「"嵐峰燎火"……?」
黄梦琪:構えたショットガンの銃口が僅かに下がる。
スキュラ:「……黄ちゃん?」
ラル:「ありがとう。大丈夫よ」 落ち着き、黄を見る。
ヤン陰:「あぁ、無事ならいいんだ…大丈夫だ…私が…私がアレを…はは…無理だ……でも、倒さねば……」
ラル:「黄ちゃんも、あのアンデッドを知っているのね」
黄梦琪:「……いや」「具体的な、記憶を思い出した訳じゃないガ」
黄梦琪:傍らの白髪の少女のように。怯えた想いではなく。これは。この想いは……
ラル:「名前。“嵐峰燎火”……私も、どうやら知っているみたい」
ラル:「ひどく気分が悪いわ。胸騒ぎもする……彼は」
ラル:「私の敵よ」
黄梦琪:「!」敵、という言葉にぴくりと反応して。
ヤン陰:「2人とも……知ってる……? あぁ、分からない……分からないな……どうせ腐った脳みそさ……でも、そうだな……きっと今は……この盤面は…敵なんだろうな…クク…」
“嵐峰燎火”:「…………」白い髪を揺らして、巨銃を構える。
“嵐峰燎火”:銃口は確かに君達を捉えている。少なくとも、向こうに手を抜く気は無いらしい。
ラル:「! 気を付けて」
ヤン陰:「武器を……構えろ……警戒を…怠るな……戦争は、終わっていないんだろうな…嗚呼、最悪で…悲劇的だが……みんな、準備をしろ……!」
ヤン陰:「念入りに、念入りに……つぶすんだ……はぁ……いくらつぶしても、復活の不安が付きまとい…きっと安心は訪れないのだろうけれど…」
ラル:「正直、気は乗らないわ。ひとりじゃ立ち向かいたくない。──けど」
ラル:「あなたたちがいるなら、きっと」
ラル:敵対者を見据え、二つの刃を構える。
黄梦琪:「ラル。スキュ。ヤン……アンデットなら」「腕や足のひとつやふたつ。切り落とされても死なない筈ダ」
黄梦琪:「……アイツを。再起不能にした後で」
黄梦琪:「話が、してみたい」「……悔しいガ。ひとりじゃ、無理そうだからサ」
黄梦琪:「ひとつ、チームプレイってヤツ。頼むヨ」
ヤン陰:「……話……? アレとかい……?」 (手加減をして住む相手とも思えず、何度も自分が死ぬイメージを浮かべる)
スキュラ:「……情報を、もらうってこと?」困惑し、再び“嵐峰燎火”の威容を見て。「努力はするけど……!」
スキュラ:保証はしかねる。その言葉を呑み込んで、蛸足の中からチェーンソーを取り出す。
ラル:「アンデッドなら、首だけでも喋れるんじゃないかしら」
ラル:「任せて。斬り落とすのは、きっと得意だから」
ヤン陰:「……まぁ、いいさ、きっと私の思慮の及ばないタメになることなのだろう……やられるだけやってみよう」
ヤン陰:カチカチと手元のはさみを鳴らし、バチバチと足元で紫電が走る
黄梦琪:「……ありがとヨ」じゃこん、とグリップをスライドして。
黄梦琪:嵐峰燎火に。狙いを定める。
NC:アンデッド達が一斉に戦闘態勢に入り、君達に殺到する────!

“嵐峰燎火” 最大行動値13
頭部
【銃神】射撃攻撃判定出目+1
【殺劇】同カウントに他の手駒が攻撃対象とした敵に攻撃判定する際、自身の判定出目+1、ダメージ+1
【スコープ】(ジャッジ・0・自身)支援2
【ボルトヘッド】(ジャッジ・1・自身)支援2
【戦闘感覚】最大行動値+2
【のうみそ】最大行動値+2
【カンフー】最大行動値+1
【めだま】最大行動値+1
【あご】(アクション・2・0)肉弾攻撃1

腕部
【アンデッドガン】(アクション・3・1〜2)射撃攻撃1+爆発+全体攻撃
【死の手】(ラピッド・0・自身)任意の攻撃マニューバ1つをラピッドで使用可
【こぶし】(アクション・2・0)肉弾攻撃1
【うで】(ジャッジ・1・0)支援1
【かた】(アクション・4・自身)移動1

胴体
【失敗作】攻撃・切断判定出目+1 ターン終了時パーツ1つ損傷する
【しんぞう】最大行動値+1
【せぼね】(アクション・1・自身)次カウントで使うアクション1つのコスト-1
【はらわた】
【はらわた】

脚部
【ショットガン】(アクション・2・0〜1)射撃攻撃1+爆発、攻撃判定出目+1
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【あし】(ジャッジ・1・0)妨害1


ソルジャー×15 最大行動値8
【一斉射撃】(アクション・3・0〜1)射撃攻撃2+連撃(同エリアのソルジャーの数÷10)
【よろめく】(アクション・3・自身)移動1
【むらがる】(ラピッド・0・0)移動妨害1

グール 最大行動値:8
【かみつきあご】(アクション・2・0)肉弾攻撃2
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【ゆがんだうで】(オート・なし・自身)肉弾攻撃マニューバの攻撃判定+1
【のうみそ】最大行動値+2
【はらわた】なし

ハウンド 最大行動値:9
【セイバートゥース】(アクション・2・0)肉弾攻撃2
【けもあし】(アクション・2・自身)移動1〜2
【強化脊髄】最大行動値+2
【しっぽ】最大行動値+1
【はらわた】


奈落:“嵐峰燎火”
地獄:ソルジャー×15
煉獄:グール×2 ハウンド×1


勝利条件:“嵐峰燎火”、グールA、グールBを倒す
カルマ
・1ターン以内に勝利する……10点
・すべての敵を倒す……6点
・一人も完全解体されない……4点


NC:ではまずマップの見方について!
スキュラ:はい!
ヤン陰:ありがてぇ…
黄梦琪:やさしい…
NC:このマップは横列がエリア、縦が現在行動値を表しています
NC:横列上から奈落、地獄、煉獄、花園、楽園 となっています 全5列!
NC:今回は全員初期配置煉獄かな
NC:では横軸はこのままで
スキュラ:煉獄にいたいぜ
NC:次に縦!これは現在行動値を表すものなので、戦闘開始時には最大行動値の列にコマを置いていただきます
NC:スキュラが9、ヤンインが11、ラルが10、ホァンも10ですね
ヤン陰:そうだろうと思ったぜ!最大11!
黄梦琪:ホァンは11!
NC:上がってる 11
黄梦琪:スコープをリフレックスにしちゃって…
NC:というわけで自分のコマをその列に動かしてみましょう!
NC:OK!完の璧ですね
スキュラ:わーい
黄梦琪:ビューティフォ…
NC:行動値はちょっと全部は管理しきれないので自分のキャラが行動値を消費したらその都度コマを動かしていただけると助かります!
ラル:アイサー
ヤン陰:そいやっさ
NC:次に戦闘の進行について!
NC:ネクロニカの戦闘は割込み処理が非常に多く
NC:テキセで毎回割込みありますか?と確認しているとメチャクソな時間がかかってしまいます
NC:そのため、行動する際はまず普通に宣言し、少し待って誰からも何も無ければそのまま進めてしまいます
NC:割り込む際は、ラピッドならR、ジャッジならJ、ダメージならD、とまず宣言すると
NC:タイピングしている間に判定が進んでしまうことが少なくなると思われますのでご活用ください
黄梦琪:は~い!
スキュラ:了の解!
ラル:知恵だなあ
ヤン陰:理解
NC:というわけで、ここまでで何かご質問はございますか?
スキュラ:たぶんないです!
ラル:大丈夫でヤス
黄梦琪:フンガー
ヤン陰:大丈夫な気がしている!
NC:では始めていきましょう!何かあったらその都度どうぞ!
NC:戦闘を開始します。

NC:行動値13、“嵐峰燎火”の手番
“嵐峰燎火”:【アンデッドガン】
“嵐峰燎火”:対象は
“嵐峰燎火”:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

“嵐峰燎火”:ラル!
黄梦琪:R
黄梦琪:発勁
ラル:黄ちゃん!
スキュラ:ヒューッ
ヤン陰:シュポーン
NC:どこに飛ばすのかね……?
黄梦琪:ラルを!地獄へ!
NC:ちなみにアンデッドガンは1~2ですよ
黄梦琪:これ多分攻撃は喰らっちゃうんですよね
スキュラ:地獄に飛ばしてもらった上でこちらが庇う?
黄梦琪:庇うとどうなるんだっけ…?
NC:庇うとスキュラのほうに全体攻撃が行っちゃいますね
NC:確かそういう裁定だったはず……
スキュラ:あらら……そうなっちゃうのか
黄梦琪:外せばいいんだよ!
黄梦琪:外しな!
スキュラ:そうや!
ラル:気合い!
ヤン陰:神頼み!
“嵐峰燎火”:1NA+2
Nechronica : (1R10+2[1]) → [4]+2 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

“嵐峰燎火”:ワハハ
黄梦琪:クソカスがァ~~~
スキュラ:ヌウーッ
ラル:仕方ないね
NC:任意の箇所に1点ダメージ+爆発で隣の箇所にも1ダメージ!
ラル:胴ではらわた、足でほねかな
NC:ソルジャーくんが4体死にます
黄梦琪:ソルジャーくーん!
ラル:www
ヤン陰:可愛そう…
スキュラ:いいやつだったのに!
ラル:全体攻撃そっちもいくのか
“嵐峰燎火”:行動値13>10

“嵐峰燎火”:“嵐峰燎火”が巨大な────アンデッドガンと呼ばれる銃を構える。
“嵐峰燎火”:銃口を向けた先は、ラル。
“嵐峰燎火”:ラル!
ラル:「……ええ。そうでしょうね」 その狙いを、当然のように受け入れる。
ヤン陰:「あ…あ、…ラル……逃げ…」 庇う?できもしないただ守りたい人が撃たれるのを見るしかできず…
黄梦琪:奴が引き金を引く寸前。ぞくり、と背筋が凍る感覚。自身の直感に従い、巨大な銃砲の先にいる彼女を。
ラル:「みんなは──いえ」
ラル:「私を!」
黄梦琪:「あいヨ」
黄梦琪:両腕を回し、だん、と大地を踏みしめて。“嵐峰燎火"目掛け、ラルの細身の身体に全力で体当て!
ラル:(奴は、私の敵。みんなは関係ない)
ラル:中空に浮かぶ。敵の銃撃など、到底躱せない状態だが、それで構わない。
スキュラ:「あ……!?」ラルを覆い守ろうとして伸ばされていた複数の触手が、みな空を掻く。
ヤン陰:「……へあ……と、飛んだ…!? いや、だが…でもそれじゃぁ敵の方に……っ!!」
ヤン陰:手を伸ばしてみる、それは、とっさに動いたのか せめて守ろうとしたと思いたかったのか
“嵐峰燎火”:銃口は吹き飛んだラルを追い、当然射線も逸れる。
“嵐峰燎火”:複数のガトリングが一斉に駆動する。重機さながらの轟音と共に、弾丸の嵐が解き放たれる。
ラル:数発の銃弾が命中する。胴と足を穿ち、それでも戦いに支障はない。
“嵐峰燎火”:銃火に巻き込まれ、数体の敵兵がもろともに引き裂かれ、吹き飛ばされる。
ラル:着地と同時に身を翻し、残りは虚空へと消える。 「……本当、便利な身体ね」
ラル:「さあ。続けましょう、“嵐峰燎火”」
ラル:「あなたは、私が斬る」
スキュラ:「……も、もう、二人とも無茶して……!」
ヤン陰:「……あぁ、あぁ、何もできない……早く、早く何かできるところに行かないと…」 落ち着かないように足をがつがつと踏み鳴らし
“嵐峰燎火”:「…………」長い前髪の下から、静かに君達を見据える。

NC:行動値11、ホァンとヤンインの手番!
黄梦琪:ヤンちゃんどうします?
ヤン陰:とりあえずボスが怖そうだから歩いて向かった方がいいのかなぁと思っていた…!
黄梦琪:了解です!
ヤン陰:なのでほねで3使って移動でまずは終わりみたいになるのかなと ホァンさんは何か先にとか後にとかあるのかな!
黄梦琪:グール狙いで行くか嵐峰狙いでいくかで…!
黄梦琪:よし、では自分も地獄に向かって【ほね】で。
黄梦琪:行動値11-3=8
ヤン陰:同じく【ほね】で地獄に奪取 11-3=8
NC:では行動値10、“嵐峰燎火”の手番!
“嵐峰燎火”:【ショットガン】
“嵐峰燎火”:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

“嵐峰燎火”:対象はまたラルだ!
ラル:きな!
黄梦琪:ラルっちーっ!
“嵐峰燎火”:1NA+3
Nechronica : (1R10+3[1]) → [2]+3 → 5[5] → 失敗

ヤン陰:ププーッ
“嵐峰燎火”:J
“嵐峰燎火”:【スコープ】支援2
ラル:およしなさい
ヤン陰:もうだめだ…
“嵐峰燎火”:脚部1ダメ―ジ+爆発!
黄梦琪:野郎ーっ
スキュラ:D
スキュラ:庇う!
NC:ア~~ン?
ラル:スキュたん……!
黄梦琪:やっぱりスキュちゃんなんだよね
ヤン陰:便利ちゃん…!
スキュラ:足ほねと胴うじむしで受けます
黄梦琪:あっ
黄梦琪:殺劇乗らないんじゃない?
NC:載ってないよ!
黄梦琪:ほんとだ!
NC:ショットガン 失敗作 銃神で+3
黄梦琪:載ったら+4なの!?!?!?
黄梦琪:バカサヴァントがよ!!!!!!!
スキュラ:ヤッバ
ヤン陰:ベリーアウチ!
ラル:死んでくれ
“嵐峰燎火”:行動値10>8
NC:では同じく行動値10、ラル!
ラル:ほね! 奈落に移動します!
NC:R
NC:ソルジャー【むらがる】移動妨害1!
ヤン陰:R
ラル:きたわね
ヤン陰:号令! 同エリアの自分含む姉妹がマニューバを一つラピッドで使用可能!
NC:野郎~
ヤン陰:8から6!
黄梦琪:今じゃ!パワーをソルジャーに!
NC:まず全員宣言しな!
ラル:Rとして【日本刀】
黄梦琪:Rでショットガンをソルジャー
ヤン陰:Rとして【シザーハンズ】をソルジャーに!
スキュラ:一応自分も対象になりますよね?
スキュラ:ソルジャーには届かないけど
黄梦琪:いけますよ!
NC:なりますね!舞台上なので
ヤン陰:舞台上だった!勘違い勘違いてへへ
スキュラ:ではRでチェーンソーをグールAに
ヤン陰:陰キャの癖に声が通る
黄梦琪:なんかリアルだな…
NC:じゃあ好きな順で判定しな!特に無ければPC順とかで!
黄梦琪:更にR
黄梦琪:死の手
黄梦琪:ショットガンをソルジャーに
ラル:R
ラル:アサシンブレード
ラル:ソルジャーくんに
NC:ではアサシンブレード判定からどうぞ!
ラル:死神乗って+1でいいんですかね
黄梦琪:"1na+1"ですね
NC:そのはず!
ラル:おす!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [8]+1 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:ゲェ~~
黄梦琪:最の高
NC:2ダメかな?
ラル:ですね!
NC:2体減ってのこり9体
ラル:そして連撃
NC:連撃どうぞ!
ラル:連撃にも+1乗るので……?
NC:常に乗りますね死神は!
ラル:やばばー
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

NC:ギャアアーーー
スキュラ:ウオオオーッ!
黄梦琪:すき……
ヤン陰:んまー!
ラル:やるやんけ
ヤン陰:これうでで支援すると…1ダメが増えるのかな…
NC:そうですね
NC:10を越えた数だけダメージは伸びます
黄梦琪:そうなんですけど
黄梦琪:だいぶへったから残りの攻撃でいけそう…?
ラル:後ろで何とかなりそうな気配もありますね
ラル:そっちがミスりそうな時にとっとくのもアリ
ヤン陰:学び…失敗とかに備えて取っといたほうが良い系か!ならば割り込まぬ!
黄梦琪:"成長"
ラル:じゃあダメージうけてもろて
NC:では3ダメ受けて残り6体!
NC:ホァンの死の手ショットガンどうぞ!
黄梦琪:じゃあ追撃の死の手ショットガンでしんでもろて
黄梦琪:1na+3【ショットガン】【銃神】【殺劇】
黄梦琪:1na+3
Nechronica : (1R10+3[1]) → [2]+3 → 5[5] → 失敗

NC:ワハハ
黄梦琪:お前はいつもそうだ
ヤン陰:J
ヤン陰:うで!とかそういうことか!
黄梦琪:ヤンちゃ…!?
スキュラ:ヒューッ
ラル:ここ進研ゼミで習ったところだ!
NC:テメェ~~~
ヤン陰:6から5! 腕を台座にして狙いを整えるとよい…
黄梦琪:出目は…6!
NC:では6で命中!
黄梦琪:1爆発で2ダメ!
NC:殺劇は乗せなくてええんか~?
黄梦琪:あっ
黄梦琪:4ダメです(小声)
NC:クソがァ
NC:4体減って残り2体!
ラル:殺撃強いなあ
スキュラ:黄ちゃ~ん!
ヤン陰:ソルジャーすぐ死んでまう
NC:では号令分の判定どうぞ!
スキュラ:1na グールAにチェーンソー
Nechronica : (1R10[1]) → [4] → 4[4] → 失敗

スキュラ:だめ!
NC:ヒーッヒッヒ
ヤン陰:では1na+1でソルジャーにシザーハンズ! 行動値値5から3!
NC:どうぞ!
ヤン陰:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [7]+1 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

NC:ギャ~~
ヤン陰:オラァ!切断つきなので2ダメかな!
黄梦琪:ヤンチャ~~ん!
ラル:友情パッワ!
NC:ソルジャー……全滅!
スキュラ:ワオワオ!
黄梦琪:死の手ショットガン、号令の対象不適正ショットガンで4減って…
黄梦琪:行動値4!
黄梦琪:全滅やった~!
ラル:【アサシンブレード】【日本刀】【ほね】で-7、行動値3
NC:残りの号令分はソルジャーがいなくなるので不発、ソルジャーは死んだので移動妨害はなくなり、ラルが奈落に移動!

ヤン陰:「……は、ははは…は…私と同じ…ゴミ共がぁあああああ!来るぞおぉおおお!!!構えろおおぉおおお!」
ヤン陰:ラルを妨害しようとするソルジャーを目視し、声を張り上げて注目を集める
ラル:削られた足で駆け出そうとし、立ちはだかるソルジャーたちを睨む。
NC:進もうとするラルの行く手に、アンデッド兵たちが立ち塞がる。
NC:ライフルを構え、その進行を阻まんとする!
黄梦琪:「ラル」
黄梦琪:がちゃり、とショットガンを構えて。
ラル:「邪魔するつもりみたいね」
黄梦琪:「にしては」「物足りないネ」
ラル:「ええ」 薄っすらと微笑む。「私たち相手に、ね」
ラル:構わずに駆け出す。構えた黄を、信じている。
黄梦琪:にやりと口元を歪めて。
黄梦琪:ド ォ ン
黄梦琪:ヤンインの開戦の合図に合わせ、の合図。動く屍の頭を次々に吹き飛ばす。
ラル:「どきなさい──!」 駆け抜けざま、脚が躍る。仕込まれたブレードが兵隊を刻む。
ラル:ヤンインに気を逸らされ、黄に数を減らされ。千々に乱れた隊列を抜ける。
ヤン陰:「あぁ……本当に、私にはもったいない仲間たちだ…お前たちが脅かしていいバケモノなんて…私ぐらいさ…」
ヤン陰:ショットガンで敵がなぎ倒される中、幸運にも弾丸を逸れ、立つ敵二人の間に舞い立ち
ヤン陰:くるり、と戦場に似合わぬ立ち姿で、バレリーナのように軽い足取りで、片足でターンをすると、ハサミ上の手が滑り、一息にソルジャー2体の頭を切り落とす
“嵐峰燎火”:血飛沫と共に次々と倒れる兵士たちの先、“嵐峰燎火”がラルを見据える。
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:その場で長い脚を、回し蹴りのように大きく振るう。
“嵐峰燎火”:脚部に仕込まれた機構が作動し、ラルに向かって散弾の雨が放たれる!
ラル:「……!」 その攻撃には、一瞬目を見開く。だが。
スキュラ:赤黒の壁が、二者の間にそそり立つ。
スキュラ:ラルの背後から長く伸ばされ、屹立した蛸の触手。それが少女に代わって弾丸を受け、ばらばらに千切れて崩れ去り。
スキュラ:──道を開ける。
ラル:「……スキュラちゃん。ヤンインちゃん、黄ちゃん。みんなありがとう」
ラル:視界が開けた先には──“嵐峰燎火”。
ラル:刃圏にその姿がある。
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:肉薄され、それでも動じた様子もなく、アンデッドガンを再び構える。
ラル:「お久しぶり、かしら。はっきりとはわからないけれど──ええ」
ラル:「またすぐ、お別れすることになるわ」 切っ先を向ける。

NC:行動値9、ハウンドの手番!
NC:【けもあし】で地獄に移動。
NC:行動値9>7
NC:行動値8、嵐峰燎火、グールABの手番。
NC:グールAはスキュラに【かみつきあご】。
黄梦琪:スキュちゃ!!
スキュラ:こいや!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [8]+1 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:死ねーっ
NC:肉弾2!
スキュラ:仕事のできるグール……
スキュラ:うーん腕こぶしとかたで受けます!
NC:行動値8>6
NC:グールBはほねで地獄に移動!
NC:行動値8>5
スキュラ:R
スキュラ:しょくしゅで移動妨害を
黄梦琪:シブいねえ…
NC:ア~~ン????
スキュラ:行動値6→5!
NC:移動失敗 かわいそうなグールは田舎から東京に出られませんでした
黄梦琪:田舎で燻ってな!
NC:嵐峰燎火はラルに【ショットガン】
ラル:へへ
“嵐峰燎火”:1NA+3
Nechronica : (1R10+3[1]) → [6]+3 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:ホホホ
ラル:当てるじゃん
NC:1ダメ爆発!
“嵐峰燎火”:行動値8>6
ラル:【かた】と【はらわた】
ラル:ボロボロになってきたな
NC:無限解体される前に完全解体してやるよ!

NC:アンデッド兵の中でも一際大きな体躯を持つ、『グール』と呼ばれるタイプのアンデッド2体が、離れた姉妹たちに向けて猛然と走り出す。
スキュラ:「……だめ!」
スキュラ:その向かう先に姉妹たちがいる。それを見て取った以上、放置はしない。触手を巻き付け、動きを阻害する。
NC:「グォ、ォォァッ!!アァアアッ!!」
NC:絡め取られ、激しく抵抗する。触手に喰らい付き、肉を食い破る!
スキュラ:「……!」痛みを伴わない喪失感。その不気味さに歯を噛んで耐える。
“嵐峰燎火”:同時に、眼前まで迫ったラルに向け、迎撃の蹴りを叩き込む。
“嵐峰燎火”:衝撃と共に機構が作動し、放たれた散弾が肉を削り取る。
ラル:「うっ……!」 攻撃を防いでくれる仲間たちはいない。
ラル:肩が抉れ、腹に大きく弾痕が穿たれる。

NC:行動値7、ハウンドの手番
NC:う~んけもあしで奈落まで行っていれば……
黄梦琪:ざまあないぜ!
NC:どうせ庇われるなら移動しよう もう一度けもあしで奈落に!
NC:行動値7>5
NC:行動値6、嵐峰燎火とグールAの手番
NC:グールはスキュラに【かみつきあご】
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

NC:ワーッハッハッハ
スキュラ:何ーっ
黄梦琪:オイオイオイ
NC:肉弾3!
NC:部位は頭!
ヤン陰:大分美味しいらしいな…
スキュラ:うーんあし!
スキュラ:あ、Rで妨害1入れたいですという意味ですが間に合います……?
NC:OKでは判定値10!
NC:頭に2点!
スキュラ:RじゃないJか。感謝!
スキュラ:……受けるのはめだまとあご!
スキュラ:行動値5>4
NC:グールA行動値6>4
“嵐峰燎火”:ラルにまたショットガンだ!死ね!
ラル:来な!
“嵐峰燎火”:1NA+3
Nechronica : (1R10+3[1]) → [3]+3 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

“嵐峰燎火”:1ダメ爆発!
ラル:J
ラル:【あし】
ラル:ミスれ!
NC:ヌゥ~ッ
“嵐峰燎火”:J
“嵐峰燎火”:【うで】支援1
ラル:アホーっ!
黄梦琪:バーカバーカ!
ラル:もうないです。行動値3→2
NC:任意箇所に1+爆発!
ラル:うーん
ラル:【うで】と【アドレナリン】
ラル:あ
ラル:行動値の最大値減ると現在値も減るんですっけ
NC:現在は減りませんね 次から!
ラル:おす! じゃあこれで!
“嵐峰燎火”:行動値6>3

NC:拘束から抜け出したグールが、スキュラに迫る。
NC:人のそれから大きく逸脱した大顎を開いて、その頭部を喰いちぎる!
スキュラ:「ッ! ……!!」声にならない悲鳴。
ヤン陰:「スキュラッ………!やめろ…やめろよぉ……私の顔面をかじればいいだろう…なんでスキュラを傷つけるんだ…!!」
“嵐峰燎火”:散弾で怯んだラルに立て続けに裏拳、そして膝蹴りを叩き込む。武術を思わせる流麗な動作。
“嵐峰燎火”:更に脚が爆ぜ、再び弾丸が放たれる。
ラル:苦し紛れに出した足も払われ、崩れたバランスでは到底避けられぬ。
ラル:「く、あっ……!」 脳の一部が削られ、腕も半ばから弾ける。満身創痍だ。
ラル:「はあっ、はあ……」
ラル:抑え込んだはずの恐怖が鎌首をもたげてくる。膝が笑いだしている。
ラル:(みんなは……無事かしら) “嵐峰燎火”を自分に張りつかせている。それだけが幸いだった。
黄梦琪:「……っ(アイツも、限界が近いネ……)」ぎり、と歯噛みをしながら。
ヤン陰:「ラルも……っ、っあ……あぁっ……くそっ…くそっ…落ち着け……どっちだ、どっちに向かう…」
ヤン陰:奈落か、煉獄か、どちらも大事な姉妹が傷つき、戦闘用に作り替えられた体でも、精神がそれに追いつかず、頭をかきむしる
スキュラ:「はっ、ひ」
スキュラ:失った顎では言葉を紡げないが。残った片目だけをヤンインに向け、触手で指し示すのは前方。
スキュラ:「はふ、ひゃん……!」
黄梦琪:そんなヤンインを見て、ばしん、と背中を大きく叩く。
黄梦琪:「震えは止まったカ?」
ヤン陰:対抗心を燃やした、ライバルが指し示すのは…ラルと、それを追いたてるアンデッド 
ヤン陰:「……っ、あぁ…あぁ スキュラ、そう願うんだな……やってやる……やってやる…やれるのか……やらないと…」
黄梦琪:その様子を見て満足気に、にたり、と笑いながら。「前だけ見てろ。スキュもそう言ってるヨ」

NC:行動値5、ハウンド、グールBの手番。
NC:グールBはほねで地獄に移動
NC:行動値5>2
NC:ハウンドはラルに【セイバートゥース】。
ラル:てめえ!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意

NC:ヒヒーッ
NC:肉弾2!
スキュラ:全然ミスらん!
ラル:2点かあ……
黄梦琪:にゃろう…
ラル:【ほね】【あし】
NC:ハウンド行動値5>3

NC:猟犬型アンデッドが猛然と駆け、ラルの脚へと喰らい付く。
NC:強靭な顎が肉だけでなく骨までも砕く。まずは移動手段を奪う算段か。
ラル:満身創痍の肉体では対処もできない。
ラル:「…………」 片足が千切れる。
ラル:「どうしたものかしら」 声には震えが混じりだしていた。

NC:行動値4、グールAの手番
NC:スキュラに【かみつきあご】!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [2]+1 → 3[3] → 失敗

NC:ミーッ
スキュラ:グッドボーイ
NC:行動値4>2

NC:グールが再びスキュラに襲い掛かり、その頭部を完全に喰いちぎらんとする、が────
スキュラ:片目だけで睨み、その跳躍を触手ではたき落とす。
NC:軌道を逸らされ、グールは地面に転がって唸り声を上げる。

NC:行動値4、スキュラ、ホァンの手番!
スキュラ:ほねで地獄に移動。行動値4>1
スキュラ:R死に続けもここで使おう。めだまを修復します
黄梦琪:嵐峰にショットガン。
黄梦琪:1na+2 【ショットガン】【銃神】
Nechronica : (1R10+2[1]) → [7]+2 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:j
黄梦琪:ボルトヘッド 支援2
NC:ア~ン?
黄梦琪:うでも乗せます
黄梦琪:支援1
NC:こいつ!
黄梦琪:あっ待って
スキュラ:じゃあ
スキュラ:こちらも黄ちゃんにJうで!
黄梦琪:ありがたい…
黄梦琪:ではあしに4ダメ爆発
NC:ギェ~~
“嵐峰燎火”:ショットガン ほね ほね あし しんぞう せぼね はらわた はらわた損傷
“嵐峰燎火”:脚部全損!
黄梦琪:ギャーハハハ!
黄梦琪:行動値4→0へ。
スキュラ:行動値1>0!

黄梦琪:ふぅ、と短い息を吐きながら。無意識の内に、左手を頭部に。
黄梦琪:団子状に纏めた髪にカモフラージュされた螺子状の突起を。無造作に捻りあげる。
黄梦琪:刻が加速する。流れゆく時間の、ほんの一瞬の奴の間隙。
黄梦琪:狙うは──脚部に仕込まれた、その機構!
黄梦琪:だんっ!
黄梦琪:研ぎ澄まされたその一撃は、“嵐峰燎火”の脚部に命中し。
“嵐峰燎火”:ラルに向けて振るおうとしたその脚の、今まさに作動せんとする機構を撃ち抜く。
“嵐峰燎火”:爆音。
“嵐峰燎火”:機構と火薬が暴発し、内側から骨肉が爆ぜる!
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:体勢を崩し、その場に倒れ込む。
ラル:膝をついたまま、突如爆発した敵の姿を見とめ。
ラル:「……そう」
ラル:「来てくれたのね」 再び、笑みが浮かぶ。
黄梦琪:「………はぁっ、はあっ」
黄梦琪:フィードバック。その場に膝を付き、荒い呼吸を必死で沈めて。
黄梦琪:「アタシがここまでやったんだ」「……さっさと終わらせろヨ」
ラル:「ええ。きっと応えてみせるわ」
スキュラ:(……すごい)
スキュラ:ラルを猛攻から守るため、纏わりつくグールを振り切って前方へと出てはきたが。
スキュラ:(……わたし、だって)
スキュラ:片目を抑える。失ったそこへ、新たに“肉が湧く”感覚。
スキュラ:失うのと同等か、それ以上におぞましい。しかしおかげでまた使える。その事実が支えとなる。

NC:行動値3、ハウンド、嵐峰燎火の手番。
“嵐峰燎火”:待機。
“嵐峰燎火”:いや
“嵐峰燎火”:待機しちゃダメだ……!
黄梦琪:いいんだぜ…?
“嵐峰燎火”:ホァンにアンデッドガンだ!!
黄梦琪:やめろって!
スキュラ:ヒーッ
ラル:死なないで
ヤン陰:根に持って撃ち返すタイプじゃったか…
スキュラ:こ、こっちにはグールくんもいるんだぞ!
“嵐峰燎火”:1NA+2
Nechronica : (1R10+2[1]) → [7]+2 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:ア!!
“嵐峰燎火”:J
“嵐峰燎火”:【ボルトヘッド】支援2
“嵐峰燎火”:2+爆発+全体攻撃だオラ!!
黄梦琪:みんなーっ!
“嵐峰燎火”:部位は頭!!
ラル:はわわ
スキュラ:ヤンインちゃん逃げられませんか
ヤン陰:頭はちょうど…うじむし!
黄梦琪:あご めだま こぶし かた 損傷!
スキュラ:よぶんなうでとほねで……遅いかな
黄梦琪:ですね~
NC:ラピッドで逃げる場合は判定の前なんじゃな~
ヤン陰:あぁそうかそういう移動もあったのか… 攻撃にばかり気が言っててダメだった…ここは戦闘訓練の浅さがでるのですね
スキュラ:無念……こっちは
スキュラ:くっ……のうみそ めだま うで チェーンソー
ヤン陰:爆発はこっちも負って頭2と胴2になるのかな全体攻撃だと
ヤン陰:腕のほうだったな!しつれい!
NC:そうですね みんな頭と腕に2
ヤン陰:うじむし あご うで かた損傷!
NC:グールBくんははらわた のうみそ ゆがんだうで ほね 損傷!
“嵐峰燎火”:行動値3>0
NC:ハウンドはラルに【セイバートゥース】!
ラル:外しなさい!
NC:1NA 肉弾2
Nechronica : (1R10[1]) → [2] → 2[2] → 失敗

NC:クソァ
黄梦琪:グッドボーイ…
ラル:いい子ね
ヤン陰:よーしよしよし
NC:行動値3>1
NC:ヤンインの手番!どうぞ!
ヤン陰:ありがたや… とはいえほねで 奈落へ移動するだけですね!おまた!
ヤン陰:3から0へ もはやなにも出来ぬぞきといてなんだがな!
黄梦琪:ワ~イ!
ヤン陰:ほーらハウンド君ラル肉飽きただろう新鮮なお肉だよ、おいでおいで…
ラル:もう食べておいしそうなところないんだよなこっち

“嵐峰燎火”:地に倒れた“嵐峰燎火”が、銃を支えに上体を起こす。
“嵐峰燎火”:殆ど上半身のみで巨銃を支え、反動まで計算して凄絶な銃火を解き放つ!
ラル:「っ、まだ……!」
ラル:「みんな! 気を付け、」 叫び声は、銃声にかき消される。
“嵐峰燎火”:轟音と共に、大口径の弾丸がドール達の身体を引き裂いていく。
黄梦琪:余力を全て使い果たしたこの身では、避ける術など、とうに無く。
黄梦琪:「っ、ンゥっ……!」自身の身体を貫く不気味な鉛の感触に、ただ耐える。
ヤン陰:銃を構えるのは見て取れるが…今は立ち止まる時ではない…ヤンインは駆け出す
スキュラ:頚部を捕らえた散弾が、肩から上を丸ごと千切って宙に飛ばす。
スキュラ:「……」
スキュラ:四肢に加えて頭まで失った異形の体が、頽れ、地に伏せる。
ヤン陰:爆風で暗い顔の顎と付随するウジ、肩の一部が吹き飛ぶ、どうせ人より多くなるのだ、なくなって丁度良い
ヤン陰:その爆風の勢いのままに、体は奈落へと跳躍する、ガチャリと金属と床がこすれる音が響き、ハウンド、嵐峰の横を通り、そのままラルの前に到達するは…双頭のドール
ヤン陰:(頼りにならない奴が真っ先に到着することになったけど…)
ヤン陰:顎がなくなり、ヒューとした音しか出ないようだが…ラルに手を伸ばし、こちら側は普段見せない、ぎこちない、ひきつった優しい笑顔
ヤン陰:(安心してほしい……)
ラル:「……っ」 その笑顔に、食いしばっていた表情を崩す。
ラル:「……ありがとう。ヤンインちゃん」
ラル:「実は、ひとりで心細かったの」
ラル:「元気が湧いてきたわ……!」 後方の惨状は、今は頭のどこかへと追いやる。
ラル:自分に託された役割を果たすのみ。

NC:カウント2、グールABの手番。
NC:グールAはほねで地獄に移動 行動値2>-1
NC:グールBはホァンに【かみつきあご】
黄梦琪:カモン
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意

NC:ヒヒヒーッ
NC:肉弾2!
黄梦琪:バッキャロ
黄梦琪:はらわた×2! 損傷!
NC:先に演出するか……
黄梦琪:ですね

NC:グールたちが連携し、ドールに迫る。
NC:弾丸に身体の殆どを削ぎ落されつつも、なおも牙を剥いてホァンに喰らい付き、臓腑を噛み千切る!
黄梦琪:反射的に突き出した銃底は、しかし空を切り。
黄梦琪:自らの臓物を食らう異形の獣をぎろりと睨みつける。
黄梦琪:「今のうちに喰らっとけ」「最後のメシだからヨ」

NC:同じくカウント2、ラル!
ラル:【日本刀】! “嵐峰燎火”に!
NC:来い!
ラル:頼むぞ~~
黄梦琪:頑張って~!!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [8]+1 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:ギャアーーッ
ラル:きちゃ!
“嵐峰燎火”:かた損傷
黄梦琪:最&高
ラル:D
“嵐峰燎火”:切断判定
“嵐峰燎火”:1NC+1
Nechronica : (1R10+1[0]) → [3]+1 → 4[4] → 失敗

スキュラ:ウオオオーッ
黄梦琪:プギャ!!!!!
“嵐峰燎火”:グギャアーーーーーッ
“嵐峰燎火”:腕部切断 うで こぶし 死の手 アンデッドガン損傷
ラル:D取り消し! なんでもない!
ラル:そのままの君でいてくれ
NC:舐めやがって~~
NC:演出どうぞ!

ラル:(ヤンインちゃん。来てくれてありがとう)
ラル:(スキュラちゃん。守ってくれてありがとう)
ラル:(黄ちゃん。さっきの攻撃、頼もしかったわ)
ラル:作られた肉体。与えられた武装。脳裏にこびりつく、忌まわしい記憶も。
ラル:すべてがインプットされたものだとしても、構わない。
ラル:(ドールとしての私にある、数少ない大切なもの。そのために、私は)
ラル:「……私の友だちを」
ラル:「よくも、傷つけてくれたわね。“嵐峰燎火”」
“嵐峰燎火”:「…………」
ラル:朽ちた身体に残された、全ての力を片足に込める。
ラル:「報いを、受けなさい」
ラル:飛び込む勢いは弾丸の如く。足から腕へと伝わる力のままに、日本刀を振るう。
“嵐峰燎火”:下半身の大半を失った身体では、その剣撃を避けられよう筈も無い。
“嵐峰燎火”:血飛沫と共に両の腕が宙を舞い、けたたましい音と共にアンデッドガンが地に落ちる。
ラル:「……ぐっ」 幾条もの剣閃を残し、身体ごと着地する。
ラル:着地もまともにできない、満身創痍の身体。そうであっても。
ラル:「……ふふ。いい気味ね」 勝ち誇った笑みを浮かべることはできた。
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:支えを失い、ほとんど首だけの状態になって、地面に転がる。

ラル:行動値2→0
NC:カウント1、ハウンドの手番!
NC:ヤンインに【セイバートゥース】だ!!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [5] → 5[5] → 失敗

NC:ミーッ
黄梦琪:いいこいいこネ
ラル:ビビっとるのう
NC:ハウンド行動値1>-1

NC:牙を剥き、猟犬がヤンインへと襲い掛かる。狙うはその軸足!
ヤン陰:後方から襲い来る攻撃を……とん、と飛び、無駄に回転も加えてかわす
ヤンイン:着地した後も回転を続け、制止すると……再び顔は入れ替わる…
ヤンイン:「フフ…さっきのラルの綺麗な動きで…あなたもきっと楽しんでいるのねワンちゃん」
ヤンイン:「さぁ……みんな踊りましょう!踊らせましょう!楽しみましょう!」
ヤンイン:「パンパン銃を撃っていた貴方も!ワンちゃんも!」
ヤンイン:「…あなたたちは足が無くっても、腕がなくなっても躍らせるわ 大丈夫私がリードするのだわ!」

NC:カウント0!
NC:ターン終了です。
NC:任意の未練に狂気点1点を加えてください。
黄梦琪:ゲエーッ!
ラル:そういうのもあった
黄梦琪:スキュラへの嫌悪が……発狂!
ヤンイン:こいつ…!
黄梦琪:お人好しすぎるんだヨ……!
黄梦琪:めだま損傷につき行動値10。
ラル:ヤンちゃんへの執着を2→3
スキュラ:黄ちゃんへの友情が発狂!
スキュラ:友達は大事友達は大事……
ヤンイン:目の前のラルちゃんに保護欲発狂!もう守護らねばな!
ヤンイン:あとうじむしが復活!
スキュラ:うじむし修復!行動値は6しか回復しない!
ラル:行動値は9に回復。
ヤンイン:行動は11に回復!
“嵐峰燎火”:ターン終了時に【失敗作】であご損傷
“嵐峰燎火”:攻撃手段喪失で戦闘不能扱いとします
黄梦琪:マジ?
ヤンイン:あっ…
スキュラ:あっ……
ラル:www
NC:ではターン2!
NC:カウント11、ヤンインの手番!
ヤンイン:ハウンド君でもいじめようか…
黄梦琪:殺ったれーっ!
ヤンイン:アクション シザーハンズ
NC:どうぞ!
ヤンイン:対象はハウンドに、狂鬼で判定+1
ヤンイン:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

NC:ウギャーッ
黄梦琪:ヒィ~~~~~(絶頂)
ラル:つよーい!
スキュラ:ワンダフォー
ラル:支援載せてころしちゃお
ヤンイン:私はさっき焦って腕を無駄にしてしまったもの…こぶしとかだったなぁ
NC:2切断で4点かな
ラル:あ、うでないのか
ラル:J
ラル:ごめんこっちもなかったわ
ラル:てへっ
ヤンイン:判断ミスがさえわたる…うおーん
スキュラ:うでのないやつなんておるか~?
黄梦琪:クゥン…
NC:この程度でこのハウンドが死ぬか~~ッ
NC:はらわた しっぽ 強化脊髄 けもあし損傷
ヤンイン:では終わり、行動値9に

ヤンイン:「では、私も踊ろうかしら! ねぇ 一緒に踊るのは得意かしら!」
ヤンイン:四つ足のバケモノも、弾む足取りで軽くいなし
ヤンイン:「さぁ二人で踊るものよ?お手をどうぞ?」
ヤンイン:しゃがみながら回転をする中、鋏が縫い付けられた危険な手をハウンドに向け、回るごとに部位を順々に切り裂いていく
NC:悲鳴を上げる猟犬の身体が、見る間に切り裂かれ、バラバラになっていく。
NC:がくがくと脚を震わせながら、なんとか残った牙を剥き、弱々しく威嚇する。
ヤンイン:「嗚呼素敵!情熱的なのね…だったら踊りましょう!最後まで!」

NC:カウント10、ホァンの手番!
黄梦琪:せぼね使用 次使用時のアクションマニューバのコスト-1 行動値9へ
スキュラ:R死に続け。こぶしを修復します
NC:ではカウント9、ヤンイン、ラル、ホァン!
黄梦琪:お先にどうぞ!(殺劇があるので)
ラル:じゃあ先やりますか
ヤンイン:おうおうハウンドにとどめを私がさしておけばいいのかな
ラル:そうですね、ヤンちゃん先がいいか
黄梦琪:ですね 頼んだぜ…!
ヤンイン:では…エレクトリッガーでハウンドを攻撃 9から7
NC:どうぞ!
ヤンイン:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

スキュラ:ナイス!
NC:うげーっ
ヤンイン:持っててよかった判定+1!
黄梦琪:ヤンインちゃそ~~~~!
NC:セイバートゥース損傷!ハウンド死亡!
ラル:ヒューッ!
ラル:自分は【空飛ぶギロチン】を無傷のグールAに
NC:どうぞ!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

黄梦琪:こいつマジ?
NC:なんだこいつ!?!?
スキュラ:ゴッデス
ラル:すまんね
ラル:あ
ラル:D
ラル:【有刺鉄線】
ラル:ダメージ+1で
NC:ふざけるな~~~~~~
NC:かみつきあご ほね ゆがんだうで のうみそ はらわた損傷
NC:グールA死亡!
ラル:あばよ!
ラル:行動値9→6
NC:ホァンどうぞ!
黄梦琪:グールBにショットガン
黄梦琪:R
黄梦琪:発勁 グールBを煉獄へ
NC:こいつ……
NC:どうぞ!
黄梦琪:1na+2 【ショットガン】【銃神】
Nechronica : (1R10+2[1]) → [5]+2 → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:1ダメ爆発!
NC:死にました……
黄梦琪:勝った~!
ラル:ふう~~~
NC:敵全滅!
スキュラ:完全勝利!
NC:勝利条件を達成しました。戦闘終了です。

ヤンイン:攻撃を回避し、ハウンドと踊りを楽しんでいたが、いずれハウンドの足取りも重くなり
ヤンイン:「嗚呼!楽しかったわ!ごめんなさいね私ばかり楽しんで!」
ヤンイン:「じゃあ、最後にとっておきを見せてあげるわ!」
ヤンイン:そういうと、最後とばかりに 回る
ヤンイン:回る 回る 回る
ヤンイン:戦場ということを忘れるほどに激し踊り狂い…回転する度に足元の紫電がバチバチと激しく音を立て
ヤンイン:「フィナーレ!」
ヤンイン:優しく トン、とハウンドの顔に飛び乗れば、爆発のような雷撃を浴びせ舞台の注目を集める
ヤンイン:続く姉妹たちのための陽動と敵が気づくのは、数瞬後
NC:悲鳴と共に、ハウンドは煙を上げて沈黙する。
NC:それに気を取られ、グールたちの動きがほんの一瞬、遅れる。
ラル:「……あなた」 そのグールの一体に目を向ける。
ラル:「スキュラちゃんをたくさん虐めた子ね」
NC:唸り声を上げるその口元には、未だ返り血がこびり付いている。
ラル:「あなたにも、報いを」 膝をついたまま、ラルの頭上で凶器が回転する。
ラル:真っすぐに放つ。胸元の有刺鉄線がギャリギャリと伸び、グールに巻き付く。
ラル:そして、引き戻す。有刺鉄線の終端──禍々しいギロチンが、後方より帰ってくる。
NC:「グゴ……ォァアアアッ……!」
NC:鉄線を振り払わんと、激しく足掻く。
ラル:「無駄よ」
ラル:「罪からは、逃れられない」
ラル:無意識に零れた言葉と共に、グールの身体が両断される。
NC:「ガ────」
NC:真っ二つになった身体が、ずるりと脱力する。
NC:が、同時に。
NC:本能からか、あるいは一矢報いようとしてか。
NC:最後に残ったグールが、満身創痍のスキュラに襲い掛かる!
スキュラ:蟠る触手の中心に少女の胴体を沈めるようにしている。迫る敵にも何ら反応を見せない。
黄梦琪:────限界だった。
黄梦琪:血に塗れた舞台の上で踊る、双つ頭の無邪気な笑顔も。
黄梦琪:出会って間も無い癖に、生まれたての赤ん坊のように他人を信用する、白髪の無垢な微笑みも。
黄梦琪:自らの頭部を撃ち抜かれ。臓腑は噛み千切られ、それでも尚。
黄梦琪:姉妹を心配さえまいと気丈に振る舞う、その顔も。
黄梦琪:「止めろ」
黄梦琪:顔、顔、顔。その顔を見るだけで虫唾が走る────!
黄梦琪:「止めろ、止めろ──」
黄梦琪:何より、業腹なのは。
黄梦琪:"それ"に、心地よさを感じている自分が。
黄梦琪:「止めろ!!!」
黄梦琪:力を振り絞り。全力で、グールとスキュラの間に駆け寄って。
黄梦琪:目の前の肉を今にも噛みちぎらんとする、怪物の顎を目掛け。疾走した勢いのまま。痛々しい程に両手で握りしめた銃身を振りかぶり、叩きつける。
黄梦琪:くるりとそのまま銃身を回転させて、狙いを定める。
黄梦琪:躊躇いなく、引き金を引き放たれた銃弾は。脳天を穿ち抜く。
NC:「…………」
NC:しばらくがくがくと痙攣し、尚もスキュラに牙を立てようとして。
NC:結局それもかなわず、力尽きる。
ラル:「…………」
ラル:「終わったのね」
ヤンイン:「えぇ!終わりよ! 心配だったけれど本当によかったわ!嗚呼!こんなになるまで頑張って!心配だったわ!」
ヤンイン:保護りたいのでラルを放さんぞ
NC:君達の後方、通路から、機械の駆動音。
NC:一機のドローンが、ゆっくりと飛んでくる。
黄梦琪:「………ン」「っ、まだ残ってたかヨ……!」
黄梦琪:ドローンに向けて、散弾銃を構えるも。
ユリイカ:『皆さん、お疲れさまでした』
ユリイカ:スピーカーから、先程も聞いたAIの声が響く。
ヤンイン:「嗚呼!手の届かない場所にいるわ!学習しているのね!こんにちはユリイカ!」
ユリイカ:『周辺のアンデッドのパーツを用いて、損傷の修復をすることをお勧めします』
ラル:「ありがとう。でも、私よりもスキュラちゃんを」
ラル:「修復……? も、してあげないと」
ラル:よろめきながら、パーツを拾いに向かう。
ユリイカ:『ただし最低限動ける程度に、それも迅速にお願いします』
ユリイカ:『既にこの基地に向け、敵の増援が迫っています』
ユリイカ:『すぐにでも撤退しなければなりません』
黄梦琪:「………分かってるヨ、ア~ア、酷い有様だね、スキュ」にやりと笑いながら。
ヤンイン:「えぇ…えぇ、でもあなたを離すことも出来ないわ!一緒よ!みんな一緒に修復しましょう!ホァンも!スキュラも!」
ラル:「ふふ。じゃあ、一緒に拾いましょう」
ラル:「急いで、ね」 ユリイカの言葉にも頷きを返す。
ヤンイン:ラルを支えるようにして離すことはないまま、道中パーツを拾いつつ二人の元に向かう
ラル:やがて、倒れた“嵐峰燎火”のもとへ。
ラル:「…………」
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:何も言わない。ただ黙っているのか、意識が無いのかも分からない。
黄梦琪:「……ヤン、これ、ちょっと持っててヨ」持っていた部位をヤンに渡しながら。自身も“嵐峰燎火”へ歩みを伸ばして。
ラル:「今もかつても。あなたへの敵意は尽きないけれど」
ラル:「情報をいただく手筈だったものね」 やってくる黄に首を向ける。
ラル:「どうしましょう。彼も連れていくの?」
黄梦琪:「……そうしたいのは山々だけど」「時間が無いネ。あのポンコツロボットの言うがままなのは癪だけどサ……」
黄梦琪:「だから」
黄梦琪:がしっ、と辛うじて原型を留めている頭部を掴みながら。
黄梦琪:「今、聞いちまおう」
ラル:「そうね。お願い」
黄梦琪:「……ラルは。お前に、激しい敵意を持ってるみたいだけど」
黄梦琪:横目で彼女を見て、こくりと頷いて。「アタシは。……アタシは、違う」
ラル:「!」
“嵐峰燎火”:「…………」
黄梦琪:「この感情おもいを口にするのは、憚られるから。言わないけどサ」
黄梦琪:ぎし、と歯噛みをして。
黄梦琪:「“嵐峰燎火”。お前……お前は」
黄梦琪:「誰だ」
“嵐峰燎火”:白い長髪が垂れる。その奥の瞳で、黄を見据える。
“嵐峰燎火”:そこにある感情は、読み取れない。
ユリイカ:『急いでください。敵がすぐ近くまで来ています』
ラル:「……タイムアップね」
黄梦琪:しばらくの間。眼鏡の奥の、暗く赤い瞳で視線を交差させたあと。
黄梦琪:「………」はぁ、と溜息をついて、掴んでいた頭部を無造作に放り投げる。
黄梦琪:「これでまた、振り出しだヨ」
ラル:何かあった時のために抜いておいた日本刀も仕舞う。
ラル:「黄ちゃん。その……今は、深くは聞かないわ」
黄梦琪:「………」
ラル:「私たちは友だちで、私は友だちを……黄ちゃんを、信じてる」
ラル:「わからないことだらけの世界でも、それだけはたしかなことだから」
ラル:「行きましょう。みんなと一緒に」 そう言って微笑む。
黄梦琪:「………この終わった世界で」
黄梦琪:「いつまでその、下らない信頼が続くか、見ものだネ」
黄梦琪:にたり、と。底意地の悪い笑みを返して。
ラル:「もう、いじわるなんだから」
ヤンイン:「…きっとずっとよ、私もホァンのことが好きよ?だって大事な友達だもの!」
黄梦琪:「三つ子の魂百迄ってネ」「アー、ハイハイ、アタシもヤンは好きだヨー」
ヤンイン:「あら嬉しいわ!好きって言ってもらえたんだもの!とても嬉しいの!」 戦いの後も、後ろはともかく 唯一キズ一つない顔が笑う
ヤンイン:「なんだかさっきのお話も、元気がなくなりそうで心配だったの……だから元気でいてほしくって!」
黄梦琪:「ところで、あの蛸女は……?」
スキュラ:「…………」
スキュラ:回収してもらった頭部を、歪な切断面の上に乗せて。
スキュラ:少し離れた位置から、ぼうっと三者の様子を眺めていた。
スキュラ:「……あの」
スキュラ:「終わっちゃった……のね……?」
ラル:「スキュラちゃん。よかった、話せるのね」
ラル:「ええ。なんとか、みんな頑張ってくれたから」
ヤンイン:「そうだわ!あとでホァンに私の目をあげるわ!私は別の子の目をもらえばいいんだもの!仲良しのプレゼントね!」
黄梦琪:「遠慮するヨ……おい、くっつけようとするなって! やめっ、……やめロ!」
ヤンイン:わーわー目玉はめはめ 「あぁ、スキュラ!あなたともお話したかったのよ!お話しできないかと思って心配してたの!嬉しいわ!」
スキュラ:その口調は、戦いが終わった安堵、とは違って。
スキュラ:「わたし……ごめんなさい」
ラル:「?」
スキュラ:「あんまり、役に立てなかったわね……?」弱々しく微笑む。
ラル:「そんなことないわ」
ヤンイン:「?何を謝ってるの? すごいがんばってたじゃない!」
ラル:回収してきた腕をくっつけてあげる。
ラル:「あなたが守ってくれたから、私は敵のもとまで辿り着けた」
ヤンイン:「自分を下げるなんてよくないわ! 本当にすごかったの…その傷が私たちを守ってくれた証だもの!」
ヤンイン:不足したパーツを同じく拾い集めてがちゃがちゃとつけてあげる
ラル:「謝るのなら、私こそ。私の分まで、傷つけてしまってごめんなさい」
スキュラ:「……」姉妹の手による修復を受けながら、俯く。
スキュラ:「──そ、そうだわ! それじゃあ」
スキュラ:それから、顔を上げて。
スキュラ:「頑張ったみんなに、ご褒美をあげなくちゃ」
ヤンイン:「まぁ!!!何かしら!!!」 片目キラキラ
スキュラ:戦闘中も、頭部よりも守り通していたバスケットの中から、がらくたを取り出して四人に渡す。
スキュラ:ラルには青錆びたアンティークらしき鍵。黄には何かの植物の種。ヤンインには縫い針。
黄梦琪:げっ、という顔をして。「幾つあるんだヨ……」
ラル:「いいの? 嬉しいわ」
ヤンイン:「まぁ!針ね!! 糸があったら修復に使えるのだけれど……あぁ!アクセサリーになったりもするかしら!! とても嬉しいわ!」
ヤンイン:後ろの顔にぶっさす
黄梦琪:ぶっきらぼうに種を摘み、ビー玉を入れたポケットに仕舞い込んで。
ラル:貰った鍵は有刺鉄線に通し、ネックレスのように胸の位置にぶらさがる。
ラル:「……ふふ。ありがとう、スキュラちゃん」
ヤンイン:「あぁ、もっとこの嬉しさを語りたいのだけど……きっとあれがうるさいわ!」 困ったような顔でドローンをみつめる
スキュラ:受け取って貰えたのを確認して、今度こそ安堵の笑みを浮かべる。「ええ。どういたしまして」
スキュラ:(……そうだもん)
スキュラ:(わたしが。わたしが上なの)
スキュラ:(みんなを守って、褒めてあげて)
スキュラ:(そうすれば、きっと)
スキュラ:(……ともだちに、捨てられてしまうことなんか、なくなる)

---

NC:バトルパート終了。
NC:任意の未練から狂気点を1点回復してください。
黄梦琪:スキュラ発狂→3へ。
ヤンイン:ラルちゃんへの狂気を 発狂から3へ
スキュラ:黄ちゃんへの発狂を3に!
ラル:たからものからも引けると聞きましたが
NC:そうなのです
NC:ここ以外でたからものから引けるケースは……ほとんど無い!
ラル:では、たからものへの依存を3→2に。新しいたからもの貰っちゃったからね。
ヤンイン:気持ちの籠った贈り物だからなぁ
スキュラ:そうわよ~
黄梦琪:そうかなあ…
NC:そしてパーツ修復
NC:基本3、強化1だけ!
NC:これはシナリオギミックで少なくなってます
黄梦琪:マジ?????
スキュラ:ゲエーッ
ラル:オエーッ
ヤンイン:ひえーっ
ヤンイン:うで かた あごを直して完治です!!
黄梦琪:ホァンはめだま あご かた こぶし わた×2なので
ラル:これ、それぞれですか?
ラル:全員で?
NC:全部でだぜ!
黄梦琪:きみたちでわけあってくれ!
ヤンイン:全員でか…ばかな
ラル:にゃーん!
スキュラ:う~~~~ん
ヤンイン:私は大丈夫だ…美人だからほとんど狙われなかった…
ラル:ほね一本は治したいかな……いま移動できないし
スキュラ:のうみそは……直したい!
スキュラ:あ、あと強化パーツって基本とは別個にもらえるんですっけ。こちらのチェーンソー以外に壊した人いないですよね……?
スキュラ:あ、いや
スキュラ:アドレナリンがあるか
ラル:アドレナリン死んでるけど、行動値+1のよくある効果なんで
ラル:チェーンソー優先で大丈夫です
ラル:あとは腕が治れば嬉しいけどマストじゃないくらい
黄梦琪:強化無傷!
ヤンイン:強化無傷!
スキュラ:いえ、ここはラルちゃんのアドレナリン優先で!
黄梦琪:オッ大丈夫?
スキュラ:こちら元より行動値が低い上にめだまも壊れて下がってるので
ラル:いいのかよ……?
スキュラ:あんまり殴る分のコストが残りそうにないし、殴ったとしても信頼性が低い
黄梦琪:ラル:アドレナリンほね スキュ:のうみそ
黄梦琪:あと基本一個いけますね
ヤンイン:パーツをプレゼントして優位性を高めようとしているのか???
黄梦琪:なるほどね
NC:この女はよ~~
スキュラ:これは純粋に戦略的判断だから……
ラル:姑息な女
スキュラ:メインアタッカーのアタックぢからを高めた方がいいでしょきっと
ラル:じゃああと1個ですね
黄梦琪:ラルうでかな~?
スキュラ:かなあ
ヤンイン:困ったときの支援は大事…
黄梦琪:支援1はデカい
ラル:すみませんねえ~~
黄梦琪:ドルサーの姫
ラル:その分はりきって敵をぶっ殺してますんで
黄梦琪:面構えが違う
スキュラ:期待してるよ~
ヤンイン:嗚呼!みんな仲良しで素晴らしい仲間たちだわ!
スキュラ:ご褒美もまだまだあるからね~
ラル:やったーゴミ!
黄梦琪:うれしいゴミ~!
ヤンイン:ほら二人も喜んでる!
スキュラ:えへへ
NC:スキュラくん……
NC:ではエンドパート!

---

NC:遥か地平線まで広がる、赤茶けた大地。
NC:まるで炎に炙られたかのように干からび、所々に細々と生える草木も病んで、萎びている。
NC:雲は分厚く、油でもぶちまけたかのように不自然な色で、太陽の光も届かない。
NC:君達の後方で、先程までいた施設が、轟音と共に倒壊する。
ユリイカ:『何とか間に合いましたね』
ユリイカ:君達の少し上を飛ぶドローンから、声。
黄梦琪:「間一髪ってところかネ」
ヤンイン:「残念だわ!カプセルの寝心地が良かったのに!」
ラル:「でも、みんなで無事に逃げられてよかったわ」
ラル:「いえ……無事とは言い難いけれど」
スキュラ:「……ここからどうすればいいのかしら?」
スキュラ:「計画があるんでしょう……?」
スキュラ:ドローンを見上げる顔には、片目を含むあちこちに包帯。
ヤンイン:「ねぇ、ユリイカ どこに向かえばいいのかしら! どこでもいいならお茶っ葉が欲しいわ私!」
ヤンイン:「今までいたホテルで探す余裕もなかったの…これじゃお茶会ができないわ!」
ラル:「残りのパーツも、どこかで調達しないと」
ユリイカ:『はい。それではご説明します』
黄梦琪:「(というか、このポンコツロボ、付いてくるつもりかヨ……)」
ユリイカ:少し高度を下げて、ドローンの上部が白煙と共に開かれる。
ユリイカ:その中には、幾つかの小さな保存容器。
ユリイカ:『これらが計画の要であり目的でもある、人類最後の受精卵です』
ユリイカ:『本来、専用の施設で保護・管理しなければならないものですが』
ユリイカ:『皆さんの見たとおり、施設は襲撃を受け、設備も破壊されてしまいました』
ユリイカ:容器を再び格納して。
黄梦琪:「計画はパアって訳か? いい気味だネ」ヒヒ、と薄ら笑いを浮かべて。
スキュラ:「黄ちゃん」たしなめる語調。
ユリイカ:『……この計画に参加したのは、あくまで皆さん自身の意志です』
ユリイカ:『それをお忘れなきようお願いします』
ヤンイン:「記憶がないけれど赤ちゃんを育てられるなんて楽しいものね!……あぁ、でも育てられないのかしら…残念だわ…」
ラル:「でも、それなら」
ラル:「私たちの存在意義……は、どうなってしまうのかしら」
ユリイカ:『皆さんには、この容器を予備施設まで移送する手助けをしていただきます』
ラル:「ああ、予備施設。よかった、あるのね」
ユリイカ:『はい。この場所からおよそ10日から2週間ほどの距離です』
ユリイカ:『そちらに辿り着けば、受精卵は安全に維持できます』
ヤンイン:「まぁ!じゃあまだ赤ちゃんを育てられるのね! 大変な距離だけどきっとみんなとお話ししながらならすぐね!」
スキュラ:「運ぶだけでいいの?」
ユリイカ:『あなた方に期待されていた役割は、元々出産後の周辺環境の確保と、緊急事態時の対応です』
ユリイカ:『つまり、現状そのものです』
スキュラ:「ふうん……?」
スキュラ:「わたしたちが計画に参加した時は……こういう役目は、きっと予想されていなかったと思うんだけど……」
スキュラ:「なにか、他にできることはないのかしら」
黄梦琪:10日から2週間、という日程にうげ、と顔をしかめて。「できることって。何サ」
黄梦琪:「アタシらにできることなんて、高が知れているだろう」肩に背負っていた銃をがちゃり、と鳴らしながら。
スキュラ:「そ、そうかもしれないけど!」
ラル:「あとは……胎教とか?」
黄梦琪:「胎教……」
スキュラ:「たいきょう?」
ラル:「ほら。おなかの中の赤ちゃんのために、音楽を聞かせたり、絵本を読んであげたり」
ラル:「そうすると、きっといい子に育つって」
ヤンイン:「えぇ、そういうのってとても素敵だわ!胎教!踊ったりを教えたりはできないのは残念だけれど…」
黄梦琪:冗談じゃない、と唾を吐いて。「ガキの"おしめ"まで変えろってのかヨ……」
ユリイカ:『ただし、現状の環境は、今皆さんが想定しているより、遥かに過酷なものです』
ユリイカ:『再び敵性ネクロマンサーの襲撃が予想されるほか、野生化したアンデッドも多数徘徊しています』
ユリイカ:『戦闘は避けられないでしょう』
黄梦琪:「まだ、そこのイカヤローの言う通り、さっきみたいなアンデットと戦う方が性に合ってるヨ」
ヤンイン:「ねぇホァン!今は嫌だろうけどきっと赤ちゃんを見たら考えも変わるわよ!私たちの子供みたいなものだもの!」
ヤンイン:「でもそうね…フフ、そういう赤ちゃんを守る役目ができるならきっとホァンは旦那様なのよ!素敵な旦那様ね!」
ヤンイン:手を握って笑う
黄梦琪:「きっ、気味の悪いことを言うんじゃないヨ……!」
黄梦琪:ぞわりと身震いをしながらヤンの手を払って。
ユリイカ:『……無事に任務を終えた暁には、施設に保管してある紅茶と菓子類を特別に解放します』
ユリイカ:『全員でお茶会を催しましょう』
スキュラ:「まあ」顔の前で二本の触手を合わせる。
ラル:「素敵ね。お茶会。そう、やりたいと思っていたのよ」
スキュラ:「ええ。無事に届けて、みんなでお茶会をして」
スキュラ:「それから、みんなで赤ちゃんをたいきょうするのね。素敵だと思うわ」
ヤンイン:「嗚呼、お茶会もできるのね! 素敵だわ! ユリイカも参加すればいいのよ!最初は仲が悪かったけどきっと仲良くできるわ!」
ユリイカ:『……私は計画のスムーズな遂行のため、皆さんと良い関係を築きたいと考えています』
ラル:「いつかその子たちが生まれたら、きっといい子になるように」
ラル:「その子たちとも、いつかお茶会ができるように」
ラル:「全員で、頑張らなきゃね」 微笑む。
NC:斯くして君達は、覚束ない足取りで進んでいく。何も無い荒野を、滅んだ世界を。
NC:確かなものは何もなく、ただ共に目覚めた姉妹との絆だけを、頼りないよすがとして。
NC:その先にあるのは希望か、それとも────。

---

NC:寵愛点配布!
黄梦琪:ワーワー!

カルマ
・すべての敵を倒す……6点
・一人も完全解体されない……4点


NC:を達成したので、全員に10点配布します!
NC:次回までに使い道を考えておくといいぞ!
ラル:わーい!
黄梦琪:10か~~~!
黄梦琪:もぐもぐ
ヤンイン:P111の使い道をみればいいのね!わくわく!
スキュラ:むしゃむしゃ



【Chapter2】

NC:寵愛点消費のコーナー!
黄梦琪:ワーワー!
ラル:いえ~~い
ヤンイン:ぴょんぴょん!
スキュラ:チョアーッ!
NC:お小遣いで何を買ったのかちゃんと報告しなさい
黄梦琪:狂気点を減らしてパーツを直そうか迷ったけど
黄梦琪:優しいNCが救済措置を取ってくれることを信じて改造2→3でアームバイス取りました
スキュラ:強いやつだ
黄梦琪:支援2か妨害2ができます
ラル:あたしは煉獄にいたいのに、奈落から撃ってくるいじわるな敵がいることを知ったので
ラル:改造を3にあげて、改造2のワイヤーリールを取りました
スキュラ:強いやつだ
ラル:引き寄せて殺す。覚悟しろ
スキュラ:こちらは肉の盾や再生で防御ちからを高めるか、改造1>2でボイスエフェクトを取るかで迷っているので
スキュラ:ヤンインちゃん次第できめたい
ヤンイン:なるほどん?
ヤンイン:私の成長ね!私移動が遅くて仲間のピンチに間に合わなくて困ってたの!
ヤンイン:改造を2→3にして時計仕掛けに頼らぬ正当な力でホッパーを手に入れました、ラピッド移動技術ですね、手に入れた直後ははしゃいでぴょんぴょんしていたことでしょう
ヤンイン:こいつら改造ばっかじゃの
黄梦琪:かわいい~
スキュラ:じゃあ私も改造にしちゃお!
ラル:みんなでスクラップ工場でも行ったのかな
スキュラ:改めて、改造を1から2に上げて、改造1のボイスエフェクトを取ります。
スキュラ:狂いたくなければたくさんお話しようね!
ヤンイン:人っぽいのとはなしたいなぁ~
黄梦琪:そ、そうだね…
ラル:どこまで優位を取りたがる女
NC:人格が歪んでいる

---

NC:果てしなく続く荒野を、君達はひたすら歩いていた。
NC:アンデッドの身体は疲労を感じることは無いとはいえ、碌に修復もできていない、満身創痍の状態。
NC:昼も夜もなく歩き続け、何度か野良アンデッドや変異生物とも交戦し、精神的疲労はピークに達しつつあった。
ユリイカ:『皆さん、移動ペースが少し遅れています』
ユリイカ:君達の上方から、ドローンが少しも疲れた様子の無い声で言う。
黄梦琪:「………」額に青筋を浮かべて。
ラル:「……それは、仕方ないことだと思うわ」
ラル:「ずっと歩き通しだもの。傷だって」
ラル:「癒えきっていないというのに」
ヤン陰:「……」(こくり、とうなずいて目玉のかけているスキュラの触手を取って前を歩いている)
ヤン陰:はじめのうちはホッパーで跳ねてくるくると楽しそうにしていたけれど景色の変わらぬ荒野に精神的疲れが出て暗い方が出ているね 顎が無いからとても静か
スキュラ:「が、頑張りましょう」ずるずると引きずるように歩きながらも──と言うか実際触手を引きずっているのだが、瞳の光は人一倍強い。
スキュラ:「ありがとう、ヤンインちゃん」
ユリイカ:『進行の遅れは受精卵にダメージを与える危険性が生じます』
ユリイカ:『ペースを守ってください』
黄梦琪:「……やっぱりサ。今からでも、コイツをバラバラにして。さっきの損傷を修復した方がいいと思うんだヨ」
スキュラ:「な、なんてこと言うの!」
ラル:「それだと、赤ちゃんが野晒しになってしまうわ」
ラル:「何にせよ、ゆりかごはあるべきよ」
ヤン陰:「……」こくり、とラルに賛同するようにうなずいて
黄梦琪:「………」はぁ、と溜息をついて。「言ってみただけだヨ」
ラル:「……もう少し、励ましてくれたらいいのにとは、私も思うけれど」
スキュラ:「後ろ向きになっちゃだめ」
スキュラ:「無事に辿り着いたら、またご褒美をあげるから。ね?」
ヤン陰:「………」 ふる、ふると困ったような表情を浮かべてご褒美を拒否する
ヤン陰:(……もらいっぱなしで申し訳ないし…私みたいなクズがもらってもどうしようもないよな…)
黄梦琪:「銃弾とか、アタシの代わりになるような目玉があるんなら喜んで受け取るんだけどネ」こんこん、と失った眼光を指で突きながら。
ユリイカ:『励ましになるかどうかは分かりませんが』
ユリイカ:『ここから数キロ先に、核攻撃を受けていない廃墟街が残っているはずです』
ユリイカ:『そこで一時的な休養が取れるでしょう』
ラル:「休憩……いいわね」
ラル:「このままじゃ、いくらドールでも倒れてしまいそうだもの」
ユリイカ:『損傷した身体の代替となるネクロマンシー処理体も探せるはずです』
スキュラ:「よおし」
ヤン陰:(まだ……数キロか…… でもみんなも私以上にボロボロなのだから……ついていかないと……)
スキュラ:「あと一息。ついてきてね、みんな」
スキュラ:勇む少女の頭の上で、ぼろ布で結い付けられたバスケットが、風変わりな冠のように揺れる。
ラル:「ふふっ」
ラル:「一番小さくて、一番傷ついているスキュラちゃんが、それでも一番元気だから」
ラル:「私たちも、頑張らなくっちゃね」
黄梦琪:「ハイハイ。全く。さっきからやけに機嫌がいいネ」
ヤン陰:「……」こくりとうなずいて、ユリイカが指し示す方向に触手を引っ張っぱり向きを誘導する
NC:君達がそんな風に話していると、前方に人影が現れる。
ヤン陰:「……!! ヴぁっ!」 変異体かとおもい制止するよう声を上げる
NC:たった一人。女性のようだ。足取りや雰囲気から敵意は感じられない。
黄梦琪:インの声に合わせ、背負っていた散弾銃をゆっくりと下ろす。
ラル:「……ごきげんよう」 とりあえず、声をかけてみる。
NC:女は無警戒に君達に近付いてきて、話しかけてくる。
ラル:反応を窺う。いつでも刀を抜けるよう、右手はたらりと垂らしたまま。
スキュラ:「……?」蛸足をぴんと伸ばし、異様に大きな背伸びをして覗き込む。
女性:「こんにちは。あなた達、怪我をしているの?」
女性:見たところアンデッドのようだが、目立った武装はない。
黄梦琪:質問には直接返答せず。「あんた、ドール?」
ヤン陰:「……」 スキュラの手を離し1人前に出て、こくりとうなずく 不意打ちされるにしても自分が真っ先だろう
女性:「それなら、終戦記念病院に向かうといいわ」
女性:君達に笑いかける。
ラル:「病院……があるのね」
女性:「ええ。院長のエルドリッジ先生は、どんな怪我や病気も治してくれるの」
女性:「それも、お代も取らずにね」
ヤン陰:「……」 チラ、とユリイカは病院について知らないか目で空中のドローンを追ってみる
ユリイカ:『…………』
女性:「怪我をしているのなら、絶対に行った方がいいわよ」
女性:念押しするように言って。
ラル:「それは……素敵なお医者様がいるのね」
スキュラ:「どっちにあるのかしら……?」こちらもユリイカの様子を窺いつつ。
黄梦琪:「素敵……素敵、ネ」
女性:「終戦記念病院は、この先。私が歩いてきた方向よ」
女性:そう言い残して、再びすたすたと歩きだす。
黄梦琪:「あんた」
黄梦琪:「この先は何も無いけど。何処行くのサ」
女性:「…………」
女性:何も答えない。少しも足を緩めず、君達の来た荒野へと歩いていく。
ヤン陰:「……」語る様子が無いのは、データがなく対応ができないのか、何かあるのか 女性を見送るついでに振り返り、どうしたものかとみんなを見る
ラル:その姿が小さくなるまで見送り。「……どうしたものかしら」
ラル:「エルドリッジ先生……だったかしら。本当にそんな人がいるなら、素敵なことだと思うけれど」
ユリイカ:『おかしいですね』
ユリイカ:ユリイカが声を上げる。
ユリイカ:『この先の街に、『終戦記念病院』という名の病院があったというデータは、登録されていません』
ラル:「まあ」 ユリイカを仰ぎ見る。
スキュラ:「……あの人も、ちょっと普通じゃない感じはあったわね……」さすがに警戒心を刺激されている。
ラル:「ユリイカちゃんのデータよりも、後に作られたのかしら」
ラル:「それとも、正式な届け出がされていないだけとか……」
ユリイカ:『不明です』
ヤン陰:「……あ  や い い」 ゆっくり、なんとか聞こえるように疑っている旨を告げる
ラル:「……嘘をつかれているとは、あまり思いたくないけれど」
ラル:とはいえ、信じきれない部分はやはりある。
黄梦琪:去りゆくアンデッドの背中を見えなくなるまで目で追ってから。「怪しい、全くだ。どうにもキナ臭いネ。……それに」
黄梦琪:「対価も得ずに、どんな怪我や病気も治してくれるって?」吹き出すのを堪えられないように。
黄梦琪:「こんな荒野のド真ん中にそんな聖人が本当にいるんならネ」「アタシは、逆立ちしてケツからショットガンブッ放してみせるヨ」
スキュラ:「患者さんの喜ぶ顔が何よりの対価、なのかもしれないわ」
ラル:「ええ。こんなご時世だもの」
ラル:「助け合いを信奉している人がいるとしても、私はおかしくないと……」
ラル:「……思っては、いるのよ。今回もそうかは、少し、疑わしいけれど」
ヤン陰:「……」そんな聖人が、こんな私の前に現れるだろうか、と信じ切れていない暗い顔
ラル:「それに、私としては」 屈み、スキュラの触腕を取る。
ラル:「早く、身体を治すべきだと思うの」
ラル:「赤ちゃんのためだけじゃない。私たち自身のためにも」
スキュラ:「ラ、ラルちゃん」慌てたような声。
ユリイカ:『……その病院を利用するかどうかは保留するとしても、件の街には行く必要があるでしょう』
ヤン陰:「……」 スキュラの悲痛な姿を見れば、折れざるを得ない  こくり、と向かうことを了承する
ユリイカ:『物資の不足は深刻です。損傷だけでなく、弾薬も足りていません』
ユリイカ:『このままでは、いずれ戦闘行為は不可能になります』
黄梦琪:「……マ、確かに……件のお優しいお医者サマがいる、いないにもかかわらず」「アタシらの修復が急務なのは、異論ないヨ」
スキュラ:「わたしはまだまだ平気だもん! ……でも」
スキュラ:「……うん。どっちにしても、向かう先は一緒、なのよね」
ユリイカ:『では、急ぎましょう。正午までに街に到着し、日没前には拠点を確保しましょう』
スキュラ:片方だけの翠玉の瞳を、女性が歩いてきた方角、荒野の彼方へと向け直して。
スキュラ:「ええ」
スキュラ:「今度こそ、もう一息!」
ラル:頷き、立ち上がる。
ヤン陰:「………」 こくり、と頷けば 選手交代とばかりに今度はホァンの手を引いて道を先導する
黄梦琪:怠そうにしながらも引かれるがままに歩みを進める。
ヤン陰:「……ほ あ ん」 少し、顔を後ろのホァンに向ける
黄梦琪:「………?」
ヤン陰:(きっと、後の二人は少しの期待を持って街に行くだろうから…医者のことをすぐには攻撃できないだろうから)
ヤン陰:「わたし たち は…… ず っと  …殺せ る… よう に ……」
ヤン陰:「 しん じてる」
黄梦琪:一瞬、きょとんとした表情をした後に。
黄梦琪:ぞっとするほどの冷たい笑みを浮かべて。
黄梦琪:「(やっぱり)」
黄梦琪:「("コイツ"だけは、あの面子の中でも。まだ、好感が持てるネ)」
黄梦琪:がちゃん、と。頷くかのように、肩の散弾銃が重く鳴り響いた。

黄梦琪:NC!
黄梦琪:対話判定くだち!
NC:全員+1あげましょう
ヤン陰:ひゅー!この流れだし私もホァンちゃんへ対話判定したいね…
黄梦琪:優P~!
黄梦琪:ですね!わたしもヤンインちゃんに!
黄梦琪:1nc+1
Nechronica : (1R10+1[0]) → [6]+1 → 7[7] → 成功

ヤン陰:1NC+1
Nechronica : (1R10+1[0]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功

黄梦琪:ズッ友だよね
NC:あら大成功
ヤン陰:大成功はなんかあるのかな…
ラル:スキュたんに会話判定します!
ラル:1nc+1
Nechronica : (1R10+1[0]) → [7]+1 → 8[8] → 成功

スキュラ:こちらもラルちゃんに!
スキュラ:1nc+1
Nechronica : (1R10+1[0]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功

NC:対話判定で大成功した場合、未練の内容を任意の感情に変更しても構いません
スキュラ:やったぜ
ラル:ナカヨシ~
NC:こいつら会話得意だな……
ヤン陰:ワーオ!
ラル:スキュたんへの執着3→2
スキュラ:対抗だったんだよな感情
黄梦琪:ヤンインへの恋心が3→2へ
ヤン陰:では保護→憧憬にでも変えてみようかなぁ~ 自信を曲げず芯が強くありたい…憧れ… そして3から2
スキュラ:友情に変えて3>2にします。ちょっと素直な絆されを得た
ラル:へへへ

NC:……ユリイカの言葉通り、それからしばらくして、君達は廃墟の街に辿り着く。
NC:元はそれなりの規模の都市だったらしく、高層ビル群がいくつも立ち並んでいる。
NC:だが、それらは皆半ばから折れたり、骨組みだけになったりと、悲惨な状態だ。
NC:朽ちた車のフレームや様々な人間の残り香が、不気味に変質した苔や草の類に埋もれるように顔をのぞかせている。
スキュラ:「……」へたりと垂れた茶色の髪の下から、彷徨うような視線を廃墟群に向ける。
ヤンイン:「あぁ長かったわ!でもやっとついたわね! ねぇホァン!この喜びを分かち合いましょう!!!」
ヤンイン:疲れたままの状態でホァンをひっぱってぐるぐる踊るぞ
黄梦琪:「さっきとは打って変わってヨォ……」げんなりとした顔で何とかヤンを引き離そうとしながら。
ラル:「これは……不安になってくるわね」 スキュラの手を引いたまま、辺りを見回す。
ラル:「終戦記念病院。本当に、あるのかしら」
ユリイカ:『……皆さん、お静かに』
ユリイカ:声を潜めるように言う。
スキュラ:「……でも、無かったとしても、きっと役に立つものは……」気を取り直して言いかけ、黙る。
ヤンイン:「そうね!町というにはボロボロでちょっぴり心配だわ!でも人が少ないと病院で待たされなくてよいとおもモゴモゴモゴモゴ」
ヤンイン:味方に口をふさがれる
ユリイカ:『あちらを見てください』小さなマニピュレーターを伸ばして、ある方向を指し示す。
NC:そちらにあるのは、一棟の廃ビル。
NC:その壁面は、何やらもぞもぞと小さく蠢き、さざめき立っている。
黄梦琪:ヤンの頬を人外の膂力でへこませながら。「……うわ。何だアレ」
ラル:「…………」 視線は外さず、スキュラを守れる位置を取る。
スキュラ:「んん?」ラルの背後でまた伸び上がる。
NC:目を凝らしてよく見れば、それらは────
NC:虫。
NC:トンボを思わせる、数メートルほどもあろうかという、巨大な昆虫。
NC:そんな怪物が、ビルの壁にびっしりと張り付いて、身を寄せ合っているのだ。
スキュラ:「…………」そっと縮む。
黄梦琪:「(蝗害見てえだナ)」
ラル:「……あまり、見たい光景ではないわね」
ラル:「襲われたらひとたまりもなさそう。静かに、避けて進むしかないかしら」
ヤンイン:「…私あんまりトンボは好きじゃないの……ちょうちょうとかがすきだわ、ひらひらしていてきれいだもの」 ひそひそ
ユリイカ:『ヘビトンボと呼ばれるタイプの、代表的な巨大昆虫です』
ユリイカ:『あの様子では、刺激しなければすぐに襲ってくることはないでしょうが』
ユリイカ:『大きな音や光に反応して、あの群れが一斉に飛び立つ可能性もあります』
ユリイカ:『くれぐれも気を付けてください』
スキュラ:「そ、そーっと離れましょう。そーっと」
黄梦琪:「戦闘行為など以ての外、って事かヨ」
ラル:「どっちにしろ、この状態で戦闘はしたくないもの」
ラル:武装をしっかり持ち直す。不要な音が鳴らないように。
ユリイカ:『はい。それと、この街を探索する際は……』
ユリイカ:『決して地下鉄には入らないでください。また、地面に穴が空いていた場合、近づかないでください』
ヤンイン:「…フフフ、かくれんぼみたいで楽しいわ楽しいわ……あら、なんで?隠れる場所が広いと鬼が見つけられないから?」
ラル:「ずいぶんと具体的なのね」
ユリイカ:『ヘビトンボよりさらに危険なミュータントが潜んでいる恐れがあるからです』
ユリイカ:『大型の巨大昆虫は、光の当たらない地下を好む傾向にあります』
ユリイカ:『襲われれば、無事では済まないでしょう』
ラル:「ええ。それは、まったくもって」
ラル:「やっぱり、そーっとね。そーっと」
黄梦琪:「ご忠告どうも」ごん、と小突いて。
ヤンイン:「……まぁ、そんなのにあったら大変…体を治しに来たのに本末転倒だわ……私しっかり見ながら歩くわ…」
ユリイカ:『では、皆さんで手分けして物資の捜索を行ってください』
ユリイカ:『私は周辺のデータを走査・インプットします』
スキュラ:「そーっと静かに、地面の穴は避けて……」
ラル:「スキュラちゃん。見えにくい分は、私が先導するから」
スキュラ:「う、うん……」まだ少し落ち着かなげに、握られた触腕がもぞもぞと動く。
スキュラ:「よろしくね、ラルちゃん。……一緒に頑張りましょう」
ラル:「安心して、そーっと行きましょう」 握る手が強まる。
ヤンイン:「じゃぁホァンは私と一緒ね……きっと二人なら色々探せるわ!……あら、声は小さくだったわね…」
ヤンイン:目が4つあるので確かに見つけるのは得意なのだけれど、うかつな言動が続くまま捜索が続く…
黄梦琪:「頼むからヨ。足に取っつけたバネで飛び跳ねまくって穴に落っこちる、みたいな最後だけは勘弁してくれヨ」

---

ラル:「……スキュラちゃんに必要なものは」
ラル:「目と、腕と、それから……」 廃墟街を見回しながら歩く。
ラル:周囲への警戒は、いつも以上に怠らずに。
スキュラ:「……腕は、元々ないんだけどね」苦笑。
スキュラ:羽織ったぼろ布の隙間から、抉れた肩が時折垣間見える。損傷と言う意味では無視できない点ではあった。
ラル:「そうだったわね。もしあるなら、と思ったけれど……」 肩を見て、痛々しく。
スキュラ:「ラルちゃんは」
ラル:声をかけられ、向き直る。
スキュラ:「……前のことは、どれくらい覚えてる?」
ラル:「…………」
ラル:「断片的に。それこそ、小さな欠片のように、少しだけ」
スキュラ:「そう……」
ラル:「昔の私は、お勉強が得意だったみたい」
スキュラ:「お勉強が?」
ラル:「机にかじりついて、一心不乱に……そんな記憶があるの」
スキュラ:「へえ……そうしたら」
スキュラ:「それも、難しい本なのかしら……?」
スキュラ:「わたし、気になっていたのよ」視線をラルの胸元。縛るように固定された本へ向けて。
ラル:「……ええ。どうかしら」
ラル:「もしかしたら、そうかもしれない。私の記憶の続きが、ここにあるのかも」
ラル:それは、この世界で目が覚めた時から、そのように縛られていた本だ。
ラル:「本は、机で読むものだもの。そう考えるのが、自然よね」
ラル:だが──そうでなかった場合。
ラル:わずかに残った記憶の、思い出したくない方に、関連するものだった場合。
ラル:「……でも、ほら。見て頂戴」
ラル:うっすらと微笑んで、雁字搦めになった本を示す。
スキュラ:「?」少し近寄って覗き込む。
ラル:「こんなにぐるぐる巻きで。外そうとしたら、指が取れてしまいそう」
ラル:「触らないほうが、いいのかもしれないわね」
スキュラ:「あら……そうなの」やや残念そうに。
スキュラ:「もし、ラルちゃんが中身を知っていたり……外してしまって、読めるのだったら」
スキュラ:「お話を交換したり、一緒に読めたり、するかと思ったのだけど」
スキュラ:「わたしもきっと、本が好きだったから」
ラル:「それは素敵だけれど……あら。そうなの?」
ラル:「でも、そうね。イメージはできそう。読書が好きなスキュラちゃん」
スキュラ:「ふふっ」
スキュラ:「ええ、そうよ」
スキュラ:「わたしは……ひとりだったから」
ラル:「!」 その告白に、目を丸くする。
ラル:「……それは、スキュラちゃんの記憶?」
スキュラ:「色んな本を読んで、知らない世界のことを考えるのが、好きだった」
スキュラ:だからきっと、この体を見て。自分の元の名前よりも、物語の登場人物をこそ思い出したのだと。
スキュラ:「……たぶんだけどね?」とは言え、少し自信なさげに。
ラル:「そう……そうなのね」
ラル:「だったら、やっぱり嬉しいわ」
ラル:「本好き同士なんて。きっと私たち、もっとお友だちになれるわね」
ラル:「もし、かつてのスキュラちゃんが……ひとりだったのだとしても」
ラル:「今は、そうじゃないわ」
スキュラ:「…………」傷の残る顔で、しかし晴れやかに笑う。
ラル:握っていた触腕を、包み込むように握り直す。
スキュラ:「ええ。……ええ」
ラル:「昔の私たちは、お友だちじゃなかったかもしれないけれど。今、お友だちになれたんだから」
ラル:「この世界も、もしかしたら。少しだけ、悪くないものなのかも」
ラル:「……なんて。いけないかしら」 ふふ、と笑い声を零す。
スキュラ:「いけないかもしれないわ」
スキュラ:「でも、わたしが許してあげる」真似るように悪戯っぽく笑う。
ラル:「なら、これは秘密ね」
ラル:口元に人差し指をあてる。
スキュラ:「知っているのは、ふたりだけ」
スキュラ:触腕の一本を口元へ。
ラル:「ふふ! なんだか、照れてしまうわ」
スキュラ:「……嬉しい」
スキュラ:「本当にね。ほんとうに、いけないことだと思うんだけど」
スキュラ:「わたしは、このからだになれてよかった」
ラル:「ええ」 相槌を打つ。
スキュラ:腕がなくとも。足がなくとも。異形の怪物めいた姿であっても。
スキュラ:一人ではなく、ともだちがいて、その役に立つことができる。
スキュラ:それが世界からの寵愛なのだと、素直にそう信じている。
スキュラ:「……黄ちゃんには、バカにされちゃったけどね?」
ラル:「黄ちゃんは、いじわるだから」 クスクスと笑う。
ラル:「大丈夫よ。私は、"今のあなた"が」
ラル:「身を挺して私たちを守ってくれた、優しいあなたが」
ラル:「大好きだもの」
スキュラ:「…………」
スキュラ:「で、でも」しばしぼうっとした表情で沈黙した後、顔を背けて。
スキュラ:「わ、わたしは、黄ちゃんやヤンインちゃんだって、ちゃんとともだちだって思っているものっ」
スキュラ:「だから、そう。ちゃんと役に立つものを見つけて、ふたりに喜んでもらわないといけないわ」
ラル:「?」 きょとんとして見る。
スキュラ:一方的にそう言って、そそくさと離れて瓦礫を漁り始める。
ラル:「ええ。ふたりも大切なお友だちだけど……あら」
ラル:「ああ、そうだったわ。修理するためのものとか、弾薬とか……」
ラル:「おサボりなんて、いけないことだわ」 クスリと笑って、こちらも捜索に戻る。
スキュラ:「そうよ。そうなのよ」複数の触手で邪魔なものを退けていくが、無意味に宙を泳ぐものも何本か。
スキュラ:「黄ちゃんに意地悪を言われないように!」
ラル:「足元は大丈夫? ああ、それと」
ラル:ぱし、と触手の一本を掴む。
ラル:「あまり、大きな音は駄目よ?」
スキュラ:「わ、わかってますー……!」
スキュラ:抗議を小声で留める代わりに、無意味な動きをする足がさらに増えた。

---

黄梦琪:「……ところでヨ」
ヤンイン:「あら、どうしたのホァン? おしゃべりしたくなったの?ダメよ静かにしないと、あぁでも私もおしゃべりしたいわ、静かにおしゃべりしましょう…!なぁに…?」 ひそひそ
黄梦琪:廃れたビルの一棟の中。音を立てずに、慎重に瓦礫をどかしながら。
黄梦琪:「………"お前(ヤンとイン)"って」「どっちが、生前のお前なの?」
ヤンイン:「………私はヤンインよ……なんだか、意識がはっきりしないけれど、きっとあの子もヤンインよ?」
ヤンイン:「でも……どっちも、生前の私じゃないわ……どちらも、何か違うみたいなの…」
黄梦琪:自由に回転する台座をじっと見つめたあと。意外そうな表情で。
黄梦琪:「ヘェ。アタシはてっきり、二重人格とか。一つの意識を2つに分けたとか。そっちだと思ってたんだけどネ」
ヤンイン:「……そうなのかしら……なんとなく違う、と思っていただけなのだけれど…」
ヤンイン:珍しく悩まし気な表情で、頭をくるくると回転させて、結局ヤンインに戻ったりと落ち着かない様子だ
黄梦琪:「……断片的な記憶しか、無いからネ。あいつらも。お前も。アタシも」
ヤンイン:「……ホァンは、昔の自分って記憶がしっかりあるのかしら? 昔からホァンはホァンだったの?」
黄梦琪:その問いに。口元の笑みが消えて。
黄梦琪:「アタシが、アタシだった頃の記憶は、殆ど思い出せない」「ヤンと同じでネ」
黄梦琪:「ただ──」
黄梦琪:「アタシが、アタシとして。やらなければならないことは、覚えてる」
ヤンイン:縫い目がついていても、目が傷ついていてもホァンの顔はきれいだ でも、笑みの消えたホァンの顔はぞわぞわする 怖い
ヤンイン:でも、いつも壁を作っているホァンが、こんなことを話してくれるのは珍しくて……
ヤンイン:「やらなきゃいけない……こと…?」
黄梦琪:ゆっくりと、彼女の顔に手を添えて。"陽"から、"陰"の耳元に口を寄せる。
黄梦琪:「杀人(殺人)」
ヤンイン:記憶を保ったまま……ぐるり、と 顔は回転する
ヤンイン:陽気なほうであれば、いけないわ、などとでも声を荒げたのだろうか
黄梦琪:「アタシはネ。何でか知らなかったが」「ラルでも、スキュラでもなく、ヤンでもなく」
黄梦琪:「その顔を見たときから。"お前"にだけ。親近感ってヤツを覚えてた」
ヤンイン:「…… や れるさ ホァ ン  は……   すご い  から」
ヤンイン:「私とは   ちが  と   思う けど……私   クズ…だ、し…」
ヤンイン:ぎゅぅ、と自身の顔を鋏のついた手でつかむ、少しの切り傷は恐れることもなく
黄梦琪:そっと髪を撫でながら。
ヤンイン:「私 は……失敗した んだ」
黄梦琪:「………失敗?」
ヤンイン:「なん だろ……  フ、フフ… 何を 失敗した、かも……忘れ 嗚呼…最低 だ」
ヤンイン:「……きっ と くだらない ホァンとは 違う…よ…」
黄梦琪:「………なら、ゆっくりと思い出せばいいサ」
ヤンイン:「ホァンは……凄 いん だ きっ、と……」
ヤンイン:「ホァンな ら 杀人……も ……意味があって……良い ことなん だ…」
ヤンイン:「嗚呼… そう …だね、 急 でも…失敗するだけで……う、うぅ…」
黄梦琪:「くくっ。過大評価して貰ってるところ悪いがネ」穏やかな表情で、彼女の頬の蛆虫を指で触れる。
ヤンイン:「あ……」 汚い、と言おうと思いつつ、憧れの相手の指を拒絶する言葉は出せず
黄梦琪:「こんな実験に志願してる身サ。どうせロクな奴じゃねえヨ」「あいつらも、お前も」
黄梦琪:「アタシも」
黄梦琪:「全員、クズだ」
ヤンイン:「そう か ……な…… ふ、ふふ……そうなん、だろうね…」
ヤンイン:「でも……クズにも…クズは…いる、から」
ヤンイン:「役立てる なら ホァンの 目的に 使って 欲しい…… クズの、私を……」
ヤンイン:あこがれの相手に、少しでも使い捨ててもらえるのであれば……少しは、自分にも価値があるのかもと思えるのかもしれない
ヤンイン:弱々しく、ホァンの顔に手を触れ返す
黄梦琪:「……なら、アタシも協力してやらないとネ」
黄梦琪:伸ばされた手をぎゅっと掴んで。
黄梦琪:「お前のやりたいことが見つかったら、アタシも力を貸してやるヨ」
黄梦琪:「だから」
黄梦琪:「インも、その時が来たら」
黄梦琪:「アタシのために、身体を張って、くれる?」
ヤンイン:「…あ、あ」
ヤンイン:「勿……論」
ヤンイン:「フ、フフ……フ ……うれ、しい……な」
ヤンイン:ぎゅっ、と弱弱しく手を握り返す……
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「(ラルは)」
黄梦琪:「(一番の脅威だ。直接戦闘では分が悪すぎる。アタシが弾を放つ前に、奴は一息の間に容易く腕を切り落としてくるだろう)」
黄梦琪:「(スキュラは。タフだし、あの触手が厄介だ。手足を絡め取られ、抵抗する間もなく、再起不能にされる可能性が)」
黄梦琪:「(ヤンは、あの踊るような鋏の攻撃の予測がまるでつかない。危険すぎる)」
黄梦琪:「お前だけが」
黄梦琪:「お前だけを、頼りにしてるヨ」
黄梦琪:そっと傍に抱き寄せて。
ヤンイン:(陽気な方でもなく、これもまた自分である陰気な私をわざわざ呼び…頼りにしてくれた)
ヤンイン:(……そんなことは、なかったから……)
ヤンイン:「嗚呼…… やる……なん でも……」
黄梦琪:その答えに、満足したかのように。
ヤンイン:自身よりも小柄ながらも、頼れるホァンの胸元に、今までどこにも感じていなかった 居場所を感じていた。
黄梦琪:彼女から見えない角度で。暗い、凶悪な笑みを浮かべた。

---

スキュラ:対話判定を! したいです!
ラル:対話判定!
NC:全員+3あげましょう
ラル:うれし~い
スキュラ:やった~
黄梦琪:わ~い
ラル:1nc+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [1]+3 → 4[4] → 失敗

スキュラ:1nc+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [4]+3 → 7[7] → 成功

ラル:草
スキュラ:よっわ
ラル:鈍感主人公がよ
NC:本来大失敗してる
ヤンイン:1nc+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [6]+3 → 9[9] → 成功

黄梦琪:1nc+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [10]+3 → 13[13] → 大成功

黄梦琪:草草の草
NC:任意で変えられますがどうします!
スキュラ:こちらはつつがなくラルちゃんの未練を2>1に!
ヤンイン:ホァンへの憧憬が2から1~
黄梦琪:悩むな~~~~
黄梦琪:いや、変えんときます
黄梦琪:ヤンインへの恋心2から1へ
NC:OK!

NC:ではここで行動判定をします いい感じに何か見つけられたかな?という判定ですね
NC:4人で判定して2人以上が成功すればクリアとします。また、何か感覚に関わるマニューバがあれば、宣言して使用しても構いません。
黄梦琪:感覚か~
ラル:あるとしてアドレナリンくらいかしら
ヤンイン:大失敗すると壊れるらしいから怖いなぁ…
スキュラ:手数が増えるし狭いところに潜り込ませて探ったりもできる……そう、しょくしゅならね
黄梦琪:大失敗するとブッ壊れちゃうんですよね
ラル:えっ壊れんの
スキュラ:というのはいかがでしょう
ラル:こわ
NC:しょくしゅはアリかな!アドレナリンはどうだろう……?
NC:そんなテンションで捜索する……?
黄梦琪:いやでも今日は調子いいし……大丈夫やろ!
黄梦琪:アームバイスありですか?
NC:普通にめだまとかでもありですよ
ラル:動体視力の分野だし、捜索には向いてないかもですね
NC:アームバイス……うーむ……
ラル:ああーめだま
NC:しょくしゅがアリならアリか……?
黄梦琪:重い瓦礫を……こう……?
NC:ありということにしましょう
黄梦琪:やさしい…
ヤンイン:おだやかに目玉で探そうかなぁ、頼られてると思って血眼になって探すよ
ヤンイン:余分な頭は…怖すぎて…
ラル:めだまないやつの分までめだま使います
スキュラ:カーッ! お目玉が無事な方々は羨ましいですわね!
黄梦琪:めだまないんだヨ…
NC:普通は1NCで判定しますが、パーツを使った場合
NC:振れるダイスの数が増えます。1つ使えば2NC、2つ使えば3NCという感じ
ラル:へえ~!
NC:ただし振ったダイスが全部失敗で、その中に大失敗があった場合
NC:判定に使用したパーツが全部ぶっ壊れるのでお気を付けて!
スキュラ:コワイ!
ラル:性格が悪すぎるシステム
黄梦琪:そんなヤワなパーツは使ってないんだヨこちとら……
ラル:じゃあ、めだまオンリーで
NC:では覚悟が出来た奴から判定しな!
スキュラ:しょくしゅだけ使って判定!
ラル:2nc
Nechronica : (2R10[0]) → [1,3] → 3[1,3] → 大失敗 → 使用パーツ全損

NC:草
黄梦琪:ラルーッ!
スキュラ:2nc
Nechronica : (2R10[0]) → [6,7] → 7[6,7] → 成功

ヤンイン:しょくしゅーーー!!
ラル:こういうことだな!
黄梦琪:アームバイス!
黄梦琪:2nc
Nechronica : (2R10[0]) → [2,10] → 10[2,10] → 成功

ヤンイン:ラルだった!
黄梦琪:あぶね!
ヤンイン:めだま!
ヤンイン:2nc
Nechronica : (2R10[0]) → [1,5] → 5[1,5] → 大失敗 → 使用パーツ全損

黄梦琪:待って
ヤンイン:ぐべー
ラル:www
黄梦琪:アアーッ!!!
NC:オイオイオイ
スキュラ:くっきり明暗が出てる
NC:しかももう二人成功してるのに……
ヤンイン:成功してるんだよなぁ
ラル:全員目ないなった
黄梦琪:そうなんだよな
ヤンイン:頼られてると思って張り切りすぎたな
スキュラ:そうじゃん
ヤンイン:ゴミじゃ…
スキュラ:全員目玉ロスト
黄梦琪:むしろ統一感が出たのでアド
ラル:なかよし!
ヤンイン:私はまだ見えてるわ!!!!!!!!!!!!!!
NC:なんでただ探し物してるだけで二人も目潰れるんだよ
黄梦琪:ネクロニカ風物詩じゃん
NC:では情報を開示します
NC:君達は廃墟の街で、古い新聞紙や書物、日誌、データの断片などを見つけた。その中には、世界を滅ぼした最終戦争と、その中で滅んでいく人類の様子が克明に記されていた。
NC:最終戦争の引き金となった直接の原因は、南北アメリカ間において実に130発もの核爆弾が投下されたことにある。
NC:そこから大国間の全面戦争が勃発し、間もなく核の冬が到来、地球上の政治体制の大半は崩壊し、無政府状態となった。
NC:その原因を作り出したのは、あるひとつの独裁軍事国家の指導者。
NC:アンデッドの台頭により混沌極まる世界情勢にあって、クーデターを引き起こし国の実権を握り、幾多の他国を侵略し勢力を広げた、終末期最悪の独裁者。
NC:民衆を弾圧、虐殺し、中世じみた略奪を繰り返し、世界を何度焼き尽くしても足りない核兵器を作り出した。
NC:その男、ノーマン・マクスウェルこそ、世界崩壊の引き金を引いた張本人といえる。
NC:その名に、ヤンインと黄には、蘇ってくる記憶がある。
黄梦琪:えっ

ヤンイン 記憶のカケラ【ノーマン】獲得
君はその男を、よく知っている。ノーマン・マクスウェル。世界最悪の独裁者。
ただ有名人として知っているだけではない。彼のプライベートの顔……どころか、子供の頃の姿まで記憶にある。
君にとって彼は、どんな存在だったのか。


黄 記憶のカケラ【マクスウェル】獲得
君はその男を、よく知っている。ノーマン・マクスウェル。世界最悪の独裁者。
ただ著名人として知っているだけではない。その顔を思い出すだけで、心の奥底から煮え滾るような激しい怒りが込み上げてくる。
君にとって彼は、どんな存在だったのか。



NC:廃ビルの一室。
NC:君達はそれぞれ街中で見つけた資料や弾薬を持ち寄って、補給と情報交換を行う運びとなった。
NC:古びた新聞やデータの類を目にして、ヤンインと黄に記憶が蘇ってくる。
ラル:片目を押さえている。身体にガタが来ている。
ラル:「残念なことに、修復用のパーツは見つからなかったけど……」
ラル:「他の物は、いろいろ見つかったのね」
ヤン陰:仲間たちの報告も、さほど耳に入っていないようで、新聞に幾らか載っている、ノーマンの写真にくぎ付けだ
ラル:「この世界は」 資料をめくる。「こんなことになっていたのね」
スキュラ:「ノーマン・マクスウェル……」
ヤン陰:「こ の……人……………………知って      ………る?」
ヤン陰:半ば確信めいた予感であったが、突如沸いた記憶に整理がつかず、疑問形のように口にしてしまい
ラル:「想像していたよりも、よっぽど凄惨なことが……」 ヤンの方を向く。
ラル:「いいえ。私は、初めて」
黄梦琪:スキュラとヤンインの言葉に反応し、読んでいた日誌を放り投げ。
黄梦琪:ヤンインが手にした新聞記事を横から食い入る様に見て。彼の写真の上で、視線が止まる。
ラル:「黄ちゃん? どうしたの、そんな」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:しばらくの無言のあと。ぽつりぽつりと言葉を漏らすように。
黄梦琪:「ラルは」
黄梦琪:「“嵐峰燎火”……アタシらが最初に出会った、アンデッド……奴に会った時」
黄梦琪:「どう思った」
ヤン陰:「…ホァ ン ?」突如、特に今の資料には載ってなかったかつての敵の名前が出されて…不思議そうにしながらも、会話を見守る
ラル:かつての遭遇を思い出すまでもなく。名前を聞いただけですら、その感覚が蘇る。
ラル:「……いくつもの不安な感覚が過ぎったわ。恐れと不安で、心が混ぜ返されるような」
ラル:「敵、だって。一目でそう思ったの」
黄梦琪:「………敵、そうだ。敵」
ヤン陰:……ラルの言葉を聞き、もしかしたら、先ほどの資料に載っていた男に、ホァンも見おぼえがあるのだろうか、と思い至る
ヤン陰:さっきの写真に載っていたのは…ノーマン・マクスウェル……最悪の独裁者
ヤン陰:もしホァンも知っているのであれば…
ヤン陰:(なんだか、共通点が見つかったようで、嬉しいな) と、続く言葉を見守る
ラル:「でも、それが一体?」
黄梦琪:「不安も恐怖も、勿論ある。こんな世界を創り上げた張本人サ」「でもアタシがこの男に抱いている感情は。それだけじゃあない」
黄梦琪:目覚めた時から。胸の奥に秘めていたもの。
黄梦琪:──これまでの、戦闘で、理解できたことは。
黄梦琪:この身体は、確かにネクロマンシー技術とやらで、戦闘に調整された人体兵器だ。
黄梦琪:しかし。この銃の重みは。あの体捌きは。ただ移植されて無意識に行った動きではない。
黄梦琪:あれは、魂にまで染み付いた動き。
黄梦琪:殺すための技術を、生前からきっと自分は訓練していた。
黄梦琪:何のために?
黄梦琪:目覚めてから、今の今まで。心の底から湧き上がるこの衝動は。
黄梦琪:「アタシは、たぶん」
黄梦琪:「こいつを、この手で殺すために。アンデッドになった」
黄梦琪:「………なんてネ」
黄梦琪:ぺろりと舌を出し、失笑してみせる。
ヤン陰:「……!」 ホァンの言葉を聞けばびくり、と体が跳ねる
スキュラ:「…………」表情を失った顔でいる。
ラル:「黄ちゃん……」
ヤン陰:…さっきの言葉は、絶対本気だったように、そう感じた… それは求めているものとも違っていて…
ヤン陰:ガタ、ガタと、足が震え、動揺が見て取れる
黄梦琪:「マ、今のは冗談だとしてサ」「憎きヤローには違いないって訳サ」
黄梦琪:「……ヤンイン?」
ヤン陰:自分の記憶では…別だったはずだ 彼は憎むべき人間では、無かった気がする
ヤン陰:おぼろげだが、彼の笑った顔を見たことがあったはずだ
ヤン陰:子供のころに間近でワンワンと泣いた顔も見た記憶もある気がする
ヤン陰:その時に感じていた感情は、ホァンが抱いているであろう感情とは違う気がして
ヤン陰:「……あ え……と」
ヤン陰:だが、それを言ったら
ヤン陰:「私も…………知って る……気が……し    て」
ヤン陰:ホァンには……嫌われて、捨てられてしまうだろうか
ヤン陰:「うぅ……う……」
ヤン陰:自分の記憶を 信じるな、自分は、ゴミであり、うじむしであり、クズである
ヤン陰:輝かしい、憧れの、ホァンとは比べるべくもなく…ホァンの方が正しいのだ
ヤン陰:「う   ん」
ヤン陰:「わ たしも………キ ライ……」
ヤン陰:彼の笑った顔を見たときは……そうだ、胸の奥にぐつぐつと、いやな気持が煮立ったはずだ
ヤン陰:「にくい   んだ」
ヤン陰:子供のころに間近でワンワンと泣いた顔は……そうだ、良いざまだと思った
ヤン陰:「……お、そろ い   だね     フ   フ」
ヤン陰:それはとっても 嬉しいな
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「(急に泣いたり、笑ったり)」
黄梦琪:ちらり、と陰気に笑う彼女に視線を向けて。
黄梦琪:「(相変わらず、気味が悪い女だネ)」
黄梦琪:すぐに、上機嫌そうな、満面の笑みで。
黄梦琪:「ほーら!インもこう言ってるヨ! こんな奴はこうだヨ!」びりびり、と彼の写真が載った新聞記事を破りながら。
スキュラ:「……けど、どちらにしても」
スキュラ:資料の一つを触腕ですくい上げる。
スキュラ:「“終末期最悪の独裁者”、“世界崩壊の引き金を引いた張本人”……」
スキュラ:「……いろんな新聞で、こんなに悪しざまに書かれてるのよ。もう生きてはいないんじゃないかしら?」希望的観測としてそう述べる。
ラル:「そうよね」 頷く。
ラル:「黄ちゃんがそう感じるのも尤もだとは思うけれど、現実的に戦ったりは、できないでしょうし」
黄梦琪:「アタシとしては」「藁に縋るような思いだけどサ、まだ生きてると信じたいネ」
スキュラ:「…………」
黄梦琪:「アタシらだって、現にこうして"生きて"るし、サ」
ラル:「……自分の手で片を付けたいから?」
黄梦琪:「オッ。ラル、正解~!」ぱちぱち、と乾いた拍手。
ヤン陰:「……そ、だね……  そう だよ」
ヤン陰:「生きて  たら   一緒に   やる んだ……ね、ホァン…」
ラル:「……そう、よね」 “嵐峰燎火”と相対した時の自身も、それに近かったからだ。
黄梦琪:「勿論だヨ、イン。ふたりで約束したもんナ」
スキュラ:「でも、黄ちゃん……ヤンインちゃんも」
スキュラ:「殺したい理由も、分からないんでしょう?」
ヤン陰:「…う、ん……でも、 いいん だ」
ヤン陰:「ホァンと ふ、ふ  約束………」
ヤン陰:「した から」
ヤン陰:ホァンが破り捨てた足元の写真に、足をのせる。 もう迷いはない。
ヤン陰:バチリと電流が走り、彼の顔も、黒く焼け焦げた
黄梦琪:「さあネ」
黄梦琪:「本当は確固とした理由が、あるのかもしれないヨ」
黄梦琪:「例えあったとしても。それをわざわざお前たちに打ち明ける必要は、無いだろう」じっ、と。スキュラの頭に括り付けられている、バスケットに視線を向けて。
ラル:「……。……そうね」
ラル:「打ち明けてくれたら、嬉しいけれど。誰にしも、秘したいことはあるものよね」
黄梦琪:こくりと頷いて。「誰だって隠しておきたいことのひとつや、ふたつ。あるって話サ」「"お友達"同士でもネ」
スキュラ:(……嘘)
スキュラ:(思い出していたら……きっと黄ちゃんは)
スキュラ:「……」かぶりを振る。趣味の悪い憶測を打ち切るように。
スキュラ:「……ええ。そうよね。ごめんなさい」
スキュラ:「ともだちとしては、あまり危ないことはしてほしくないのだけど」
スキュラ:「本当に、その人が生きているなら、こらしめてやりたいって気持ちは、わたしもあるわ」
ユリイカ:その時、外からモーター音が聞こえてくる。
ユリイカ:ユリイカの操るドローンが、君達のもとに戻って来る。
ユリイカ:『皆さん、お揃いですね』
ラル:「ユリイカちゃん」 ドローンを見上げる。
ヤン陰:「おか えり」
ユリイカ:『物資と弾薬の類は調達できたようですね』
ユリイカ:『ですがその様子では、修復に使えそうな資材は見つからなかったようですね』
ユリイカ:君達の様子を確かめるように飛び回る。
ラル:「ええ。残念ながら」 むしろ探索中に欠損が増える有様だったが。
黄梦琪:「困ったネ、しかし。そろそろ両の目が恋しいヨ」
ユリイカ:『先程、周辺のスキャンが完了しました』
ユリイカ:『風化や損傷によって変わった地形の他に、ひとつ街の様子に変化があります』
ユリイカ:『中心地に、かつては存在しなかったはずの建築物が確認できました』
ヤン陰:「…病   院」
ユリイカ:『ええ』
ユリイカ:『恐らくはそれが、件の終戦記念病院でしょう』
ラル:「噂の、エルドリッジ先生ね」
黄梦琪:「正直、いまだに気は乗らないけどサ」「蠢く蛇蜻蛉と地面の穴っぽこを気にして探索するのも、疲れたヨ」
ヤン陰:「うん  ウン」「病院 なら 皆分の 目 ある…かも……私の分は…い い けど…」
ユリイカ:『ええ。情報は皆無ですが、そこであれば修復用の資材が確保できる可能性は高いものと思われます』
ユリイカ:『リスクを冒す価値はあるものと判断しますが、いかがでしょうか』
ラル:「私は賛成」 小さく手を挙げる。
スキュラ:「……一応の確認だけど、次の目的地までも遠いのかしら?」
スキュラ:問いはユリイカへ。
ユリイカ:『修復が済めば、最終目的地までなるべく寄り道せずに進む予定です』
ユリイカ:『ただし、不測の事態は考えられます。今はまだ言及を避けさせていただきます』
スキュラ:「ふ、不安になる言い方ね」
ユリイカ:『私はAIです。嘘は付けません』
スキュラ:「でも、うん。それならやっぱり、できそうな時に怪我を治しておく方がいいのかしら」
ラル:「何が起こるかは言えないけれど、何が起こってもいいような準備は整えるべき、と」
ラル:「そういうことね」
ユリイカ:『はい、その通りです』
ヤン陰:「心配 し 過ぎて…… 損はない  ね…」
黄梦琪:「じゃ、さっさと出立しようヨ」
黄梦琪:フラつきながらも、ゆっくりと立ち上がる。
スキュラ:「任せて。もし何か危ないことがあっても、わたしがみんなを守るんだから」ぎゅっと拳を握るように、持ち上げた二本の触手の先端を丸めて。
ヤンイン:ぐるり
ヤンイン:「そうね!じゃあ私が先導するわ!!大丈夫私は目が良いの!みんなの可愛い顔がしっかりみえるわ!さぁいきましょうえいえいおー!!」
ラル:「ふふ。頼もしいわ。スキュラちゃんも、ヤンインちゃんも」
ヤンイン:「うふふ、楽しみね!ねぇホァン とっても良い目を探しましょう!その目で私たちがあいつを探すの!フフ!楽しみね!楽しみだわ!」
黄梦琪:「オーウ。共に探して見つけ出すのはいいが、邪魔だけはすんなヨ~」
ヤンイン:「えぇ!えぇ!もちろんよ! じゃあ行きましょう!みんな仲良く手をつなぐの!ユリイカだけは別だけど!」
ユリイカ:『…………』
ヤンイン:と、3つの手を伸ばし病院に向かうのだ
ヤンイン:なお今日のシザーハンド
ヤンイン:choice[ラル,タコ]
Nechronica : (CHOICE[ラル,タコ]) → ラル

ラル:またかーーい
黄梦琪:タコ
スキュラ:タコってなに??
ラル:「もう、ヤンインちゃんったら」 突きこまれる刃を日本刀で受ける。今度は弾くことなく、拮抗したまま器用に歩く。
ラル:「それ。危ないんだから」
ラル:「私以外にやったら駄目よ?」
ヤンイン:「あらごめんなさい!えぇ、ラルったら強くてかわいくて助かるわ!今度から気を付けるから!!」
スキュラ:「……ユリイカちゃんも一緒にしましょ?」
スキュラ:苦笑して、三本の触手をそれぞれ三人の手へ。さらにもう一本をドローンに軽く巻き付ける。
ユリイカ:『……必要以上の接触は不要です』
ユリイカ:言いながら、マニピュレーターを差し出す。
スキュラ:「うふふ。じゃあこれは必要ね」差し出されたならマニピュレーターに巻き付く。
スキュラ:「あっ、プレゼントもあげなきゃかしら。そろそろ補充も考えないと……」
NC:君達は連れ立って、廃墟の街を進んでいく。

---

NC:荒れ果てた市街地の真ん中に、忽然と。巨大な建造物が聳え立っている。
NC:何もかもが滅び去ったこの世界にあって、白く磨かれたように美しいその外観は、却って異様だ。
NC:看板の類は無いが、その姿は確かに君達の知るような病院を髣髴とさせる。
NC:恐らくはここが、『終戦記念病院』なのだろう。
ユリイカ:『こちらです』
ラル:「……本当に、病院ね」 率直な感想が零れる。
スキュラ:「ここが……」何の気なしにその佇まいを眺めて。
スキュラ:ぞくり、と不意に背筋を走った冷たさに、息を呑んで身を縮める。
ヤンイン:「なんだかとても奇麗なのね!病院って感じだわ!素敵!!」
ヤンイン:不安がる部分が大分削られているのか素直に喜んでいる
ラル:「病院は清潔なものだけれど。このご時世に、ここまでって」
黄梦琪:「此処だけ、世界から切り取られたみたいだネ」
ユリイカ:『最終戦争時のデータでは、この場所にこの建物はありません』
ユリイカ:『つまり、建築されたのはその後、ということになります』
ヤンイン:「フフ!とっても頑張り屋さんがいたのね!」
ラル:「不安はあるけれど……虎穴に入らずんば、ともいうものね」
ラル:「エルドリッジ先生が、噂通りの方であることを祈りましょう」
黄梦琪:「怖気づいたなら、ここで待っててもいいヨ。スキュ」くっくっ、と喉を鳴らして。
スキュラ:「……」挑発めいた黄の言葉に、迷子のような視線で返す。
ヤンイン:「そうね!ねぇ入っていいかしら!きっと番号札を取らないと長いこと待たされちゃうわ!」
ユリイカ:『そうですね、行きましょう』
ユリイカ:すい、と入り口のほうへと飛んでいく。
ヤンイン:同じく軽い足取りで入口へ進んでいく
黄梦琪:「全く。とても歳上とは思えないネ……」はしゃぐヤンの後ろを追従するように。
スキュラ:「あ、う」マニピュレーターから触手が離れる。
スキュラ:「ほ、本当に行くの……?」
ヤンイン:「えぇ!えぇ!早く入らないと始まらないわ!」 治療も、期待を裏切って襲ってくるものの殺戮も
ラル:「いつまでも、そんな傷だらけのままでいられないでしょう?」
ラル:「怖いなら、手を繋ぎましょうか?」 クスリと笑む。
スキュラ:「わ、わかってるけど」前方のヤンインたちとラルを交互に見。
スキュラ:「ううーっ……」
スキュラ:──白い建物。ひどい退屈の倦怠と、ゆるやかな絶望の記憶。
スキュラ:「は、離れないで……離れちゃ駄目よ、ラルちゃん」
スキュラ:「わたしが……わたしが守るんだから……」
スキュラ:そのような思いを、二度と抱かないために。
ラル:「ええ。ちゃんと私を守ってね」
ラル:連れだって、白い建物に入っていく。
スキュラ:ラルの手に結び付けた触腕に力を込める。言葉通りに守るためにか、あるいは。
スキュラ:「ええ」
スキュラ:「……任せて……!」

---

NC:施設の内部は弱々しい照明が灯され、薄暗い。
NC:内部もやはり、極めて清潔に保たれている。この環境にあってそれは、一種病的とすら思えるかもしれない。
NC:受付らしい場所には人影。君達に気付き、歩み寄って来る。
NC:看護師らしき服装の、おそらくはアンデッド。
NC:シルエットは人のものだが、その顔には目も鼻も無い。
NC:「…………」
NC:子供のような小さな歯の生えた口を半開きにして、君達を観察しているようだ。
ヤンイン:「こんにちは!治療をお願いしたいのだけど!!4人よ!!4人なの!目はだめでも耳はいけるかしら!」
スキュラ:ヤンインの大声にびくりと震える。
ヤンイン:「(くるり、ひそひそ)…看護婦さんに目がないの!不足してるのかもしれないわね…!」
ラル:「ヤンインちゃん。病院内では、静かによ」
ラル:震えるスキュラの触腕を握り直す。
黄梦琪:「アー……」「紹介されて来たんだけどサ」
黄梦琪:「エルドリッジ先生、いる?」
NC:「…………」
NC:分かっているのか、いないのか。
NC:くるり、と君達に背を向けて、すたすたと建物の奥に歩き出す。
ユリイカ:『……付いて行けばよいのでしょうか』
ヤンイン:「ごめんなさい……あぁ、でも怒られないですんだわ……きっとついていけばいいのね」
ラル:「一応、後方を警戒してはいるわ」 だからこその殿。
ヤンイン:「行きましょう、病院っていそがしいのよ、ストレスが溜まってて不愛想なんだわ……!」 みんなにひそひそと声をかけながら一番前を歩く
ラル:「ええ。スキュラちゃんも、大丈夫?」
スキュラ:「うん。ごめんね、ラルちゃん……」
黄梦琪:「無愛想ってレベルを軽く越えているとは思うけどネ」
黄梦琪:「じゃ、お二人さんは、後方警戒よろしくネ」
黄梦琪:「アタシはあのガキんちょから目ェ、離せねえからサ」
ラル:「助け合いだもの。お友だち同士。チームメイト同士」
ラル:「ね?」 なんだかんだ面倒見のいい黄の様子に微笑みつつ。
黄梦琪:何だか含みのあるラルの笑みにむっとしつつも、再び歩みを進める。
スキュラ:「うん……」
スキュラ:(でも)
スキュラ:前を行く二人をもどかしげに見やるが、先陣を切る勇気はやはり出ない。
スキュラ:(それじゃ、駄目なのに……)
ラル:「……スキュラちゃんは、病院が苦手なのね?」
スキュラ:「嫌なことを思い出してしまうの」
スキュラ:そろりそろりと、いつにも増して慎重に這い進みながら。
スキュラ:「こういう建物。病院だったのかはわからないけど」
スキュラ:「……ひとりでいたときは、ずっとそこで、何も楽しいことがなくて」
スキュラ:切れ切れに語る。
スキュラ:「……じっと、ただ少しずつ、なにかが悪い方向に進んでいくの」
スキュラ:読んでいた本から顔を上げれば、そんな逃げ場のない現実ばかりがある日々だった……ように、思う。
ラル:「かつての記憶……ね」 ひとつずつ頷きながら聞く。
ラル:「…………ごめんなさい。そうとは気づかず、無理に連れてきてしまって」
スキュラ:「で、でもね」
スキュラ:「きっと、似てるってだけなのよ。なのにこんな、子供みたいに怖がってしまって」
スキュラ:「……恥ずかしいわ」弱々しい微笑を作る。
ラル:「そんなことないわ」 ふるふると首を振る。
ラル:「たまらないくらい怖いことは、誰にだってあるものよ」
スキュラ:「……ラルちゃんにもあるの?」
ラル:「私にも、」 ほんの一瞬、口ごもり。「……ええ。もちろん」
ラル:「あの時。“嵐峰燎火”に、みんなが傷つけられている時」
ラル:「すごく怖かったんだから」 嘘は言っていない。
ラル:「……あなたの嫌なことを取り除く術を、私は持っていないけれど」
ラル:「怖くてたまらない時に、こうして話を聞いて」
ラル:「震えだしそうな時に、こうして手を握って」
ラル:「怖い気持ちを、一緒に乗り越えることはできると思うの」
スキュラ:「ラルちゃん……」
スキュラ:まじまじと目の前の少女を見つめる。
スキュラ:いつも気高く、美しく、冷静で。……いっときは、そんな彼女に対して、嫉妬や危機感を覚えもした。
ラル:「ね、スキュラちゃん。私じゃ、その相手には足らないかしら」
スキュラ:けれど、そんな彼女にもまた、恐れるものがあって。
スキュラ:──それを、自分こそが、打ち明けられ。共に乗り越えようと、申し出てもらえている。
スキュラ:「……ううん」
スキュラ:自然な笑みが戻る。いつも姉妹たちに対して向けているような柔らかいそれが。
スキュラ:「もちろん、そんなことないわ。……一緒に頑張りましょう、ラルちゃん」
スキュラ:「わたしも、あなたの力になる。大事なだいじな、わたしのともだち」
スキュラ:両手で包み込むように、ラルの手にもう一本触腕を添える。
ラル:「ええ。……ふふっ。笑ってくれてよかった」
ラル:「みんなに置いて行かれてしまうわ。行きましょう。笑顔が素敵な、私の友だち」
ラル:添えられた手に力を込める。清く、美しいものに触れていると感じる。
ラル:それに触れている自身もまた、清く、美しい存在であると信じられるように。

ラル:NC! 対話判定を申請!
スキュラ:こちらもラルちゃんに判定したい!
NC:さっきの分も合わせてやるなら全員+2差し上げましょう!
黄梦琪:ワーワー!
黄梦琪:アタシらもやろっか
黄梦琪:判定
ヤンイン:いぇーい!
ラル:わあい。スキュたんに対話判定!
ラル:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [10]+2 → 12[12] → 大成功

スキュラ:ラルちゃんへ!
スキュラ:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [9]+2 → 11[11] → 大成功

スキュラ:フッ
黄梦琪:ヤンインへ
黄梦琪:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [8]+2 → 10[10] → 成功

ラル:へへ
黄梦琪:ハヘヘ
ヤンイン:ホァンへ
ヤンイン:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [5]+2 → 7[7] → 成功

NC:こいつら会話得意だな~
NC:任意で変えられるぜ大成功は!
ヤンイン:昨日1にまでなってたからホァンへの憧憬が1から0かな あまりにも健全な感情を向けている
黄梦琪:独占にしちゃおうかな~~~
黄梦琪:しちゃお……
黄梦琪:ヤンインへの恋心を独占に。 1→0
黄梦琪:アタシのモンになれヨ…
ヤンイン:トゥンク
スキュラ:感情どうするかなあ
スキュラ:いやでも形としてはまだ友情だと思うんだよな……! 感情は変えずにラルへの未練が1>0!
ラル:友情かな
スキュラ:マブダチ!
ラル:スキュラへの執着を友情に。狂気度は2→1
ラル:帰りにプリ撮ろうね!
スキュラ:タピオカっぽい海ブドウも食べよ
NC:帰れるといいですね

NC:顔の無い看護師の後に続いて、君達は建物を進んでいく。
NC:どこまでも続くような通路を進み、長い長い階段を登り、奥へ、奥へと。
NC:極めて清潔に保たれた屋内は、所々に絵画や観葉植物まで飾られており、
NC:ともすれば、今が終末後の世界だと忘れてしまいそうになる。
ヤンイン:「ほら やっぱり混んでいたんだわ? 大盛況で部屋がいっぱいいっぱいなのよ」
ラル:「お医者さまはずいぶんと奥にいらっしゃるのね」
NC:だが、各所に備え付けられた窓から除く景色は、やはり全てが────ここ以外の何もかも、完膚なきまでに滅んでいる。
NC:進むに連れて、所々で人影とすれ違う。
NC:みなアンデッドのようだが、誰も彼も健康体────死体ではあるが────のようだ。損傷しているような者は一人もいない。
スキュラ:「こ、こんにちは……?」何人かに挨拶をしてみる。
NC:「君達、怪我をしているの?」
NC:「それは大変だ」「エルドリッジ先生のところに行くといいよ」
NC:「先生はどんな怪我も病気も治してくれるんだ」
NC:「絶対に行った方がいいよ」
NC:患者たちはみなにこやかに君達に話しかけてくる。
ヤンイン:「ほら、みんな元気だわ! うふふ、うふふ 皆素敵な体ね!アドバイスをありがとう!優しいのね!」
ヤンイン:通りすがり、話しかけてくるアンデッドにいちいち、鋏がいびつに括り付けられた手を振って挨拶する、いつでも振り下ろせるように
ラル:すれ違い際に会釈をしつつ。「……大人気ね。エルドリッジ先生」
黄梦琪:「腕も。確からしいネ」
スキュラ:「……ええ。ありがとう」患者たちへの返答。
ラル:「皆、あの時と女性と同じ反応。本当に、素敵なお医者様なのかしら」
スキュラ:「……それに」
スキュラ:声を潜めて。「健康なひとばっかりいる病院っていうのも、ちょっとおかしいような気がするのだけど……」
スキュラ:ラルのおかげで空間への恐怖は和らいだが、それを抜きにしても違和感は残る。
黄梦琪:「……ンン。言われてみれば」
ラル:「そうね……」 思案。
ユリイカ:『…………』警戒するように周辺のデータをスキャンしている。
黄梦琪:「ケガが完治したなら、退院するのが常識ではあるけど」
ヤンイン:「みんな元気になってあと少しなのかしらね?次にあった人に聞いてみましょうよ!」
ラル:「病気、というのもちょっと悩ましいわ」
ラル:「私が知らないだけで、アンデッドも風邪をひくのかしら」
NC:君達がそんな会話をしながら進んでいくと、やがて、看護師は一つの部屋に入り、足を止める。
黄梦琪:「肉体的な疲労は何一つ感じ得ないこの身体に、そんな生っちょろいウイルスが感染する筈が無いと思うがネ……おっと」
NC:そこは手術室のようだ。殆どの設備は一般的な手術室と同じだが、明らかに異様な点がひとつ。
NC:手術台が、いくつも並んでいる。一つの大きな手術室に、手術台は実に四つ。
NC:お誂え向きに、君達と同じ数だ。
ユリイカ:『…………どのような設備なのでしょうか、こちらは』
ヤンイン:「……またホテルなのかしら?いえ、病院よね?」
ユリイカ:『複数手術台があっても、施術できるのは一人ずつが限度と思われますが……』
ラル:「そうね」 ユリイカの言葉に頷く。「エルドリッジ先生は、個人名ではなくチーム名なのかしら」
ラル:「それにしたって、手術室は分けてほしいものだけれど……」
スキュラ:「ここに、エルドリッジ先生がいるの?」念のため看護師役のアンデッドへ訊いてみる。
看護師:「…………」
看護師:口を半開きにしたまま、何も答えない。
黄梦琪:「相変わらずだんまりかヨ」
NC:その時、通路から物音が聞こえてくる。
NC:足音と、何かを引きずるような音。
スキュラ:「……」そっと姉妹たちの前に出る。
黄梦琪:反射的に散弾銃を構える。「……先生かネ」
NC:身を屈め、出入り口を無理やり通り抜け、巨体がぬっと手術室に入って来る。
ヤンイン:「……まぁ!大きな人!」 シャキシャキと鋏の動きを確認する
ラル:「……お邪魔しているわ」 刀に手をかけたまま。
NC:白衣を何枚も重ねて着込んだ、巨体の男。その頭は金魚鉢を思わせるマスクに覆われており、背中からは無数の細い腕が枝のように生えている。
エルドリッジ:「どうも、初めまして皆さん。お待たせしてしまいましたか?」
エルドリッジ:マスクの奥から、くぐもった声が響く。
スキュラ:「……はじめまして」
ラル:「初めまして。ラルよ」
ラル:「あなたが、エルドリッジ先生?」
ヤンイン:「いいえ、ちょうど今来たところだわ! あなたがエルドリッジ先生?」 頭を下げて挨拶をするも、視線はその巨体をとらえ続け
エルドリッジ:「はい。当院の院長を務めております、エルドリッジです。どうぞ、よろしくお願いします」
エルドリッジ:マスク越しで表情は読み取れないが、声色は明るい。
黄梦琪:「アンタもアンデッド?」
エルドリッジ:「ええ、そうですね。生身ではありませんが……」
エルドリッジ:それが何か問題だろうか、という響き。
スキュラ:「あなたが、どんな怪我や病気も治してくれるって聞いてきたの」
スキュラ:「わたしたち……見ての通りのものだから……」
エルドリッジ:「ええ、ええ、そうですね」
エルドリッジ:「聞いていたよりもひどいですね……ここに来るまで、ずっとこの状態で?」
ラル:「そうね。直したり、増やしたり、また壊したりしながら」
ラル:「そろそろ、しっかりと直しておきたいの」
ヤンイン:「フフフ、でもみんな一緒だったからへっちゃらだわ!………でも、手術までみんな一緒は…無理よねぇ?」
エルドリッジ:「そうですか……それは大変だったでしょう」
エルドリッジ:「ご安心ください。もう大丈夫ですよ。私が責任を持って、皆さんの治療に当たります」
黄梦琪:「そりゃ有り難いが……」
黄梦琪:「アタシら、払えるモンなんて、無いんだけど」「お代とか」
スキュラ:触腕でごそごそと頭の上のバスケットを漁る。
エルドリッジ:「健康は何よりも大切ですからね。皆さんがここに来てくれてよかった」
エルドリッジ:「勿論、お代など結構です」
エルドリッジ:「これは私が好きでやっていることですから。それに、今は金銭など持っていても無意味ですからね」
スキュラ:取り出したのは、どこの通貨だったとも知れぬ、欠けた銀色のコインが一枚。「……一応、こんなものならあったけれど……」
スキュラ:「無意味……」若干しょげた様子でまた籠に戻す。
エルドリッジ:「お気持ちだけで充分です。患者の皆さんの健康が、私にとって一番の報酬ですから」
黄梦琪:「そりゃ良かったヨ。身体で払って貰おうか……とか言われるモンだと思ってたからネ。アタシは」
ユリイカ:『……では、対価は無しに、損傷の修復をしていただけると?』
ユリイカ:『4人全員ですか?』
エルドリッジ:「ええ、勿論です」
エルドリッジ:「では皆さん、手術台にどうぞ」
エルドリッジ:照明を灯し、腕と副腕に手袋をはめる。
看護師:看護師たちが出てきて、てきぱきと器具や資材の準備を始める。
ラル:「……全員、同時に?」
ラル:「その腕なら可能かもしれないけれど……」
エルドリッジ:「ええ。何しろ患者さんは沢山いますからね」
エルドリッジ:「一人ずつでは、とても手が足りません」
エルドリッジ:「ご安心ください、決して手は抜きませんので」
ラル:「ねえ。まずは、私だけというわけには、」 言葉の続きを飲み込む。
黄梦琪:「(一杯あるじゃねえカ)」
ヤンイン:「一杯あるのにそれでもたりないのね!」
スキュラ:「……!」
エルドリッジ:「ええ。本当はもう少し増やしたいのですが……」冗談とも本気ともつかないことを言う。
ラル:「…………」 考えすぎかもしれないが。全員が同時に拘束されるという状況に、不安を拭いきれない。
スキュラ:「う、うーっ!」
スキュラ:唐突にその場にしゃがみ込む。
ラル:「スキュラちゃん?」
ユリイカ:『……スキュラさん?どうしました?』
ヤンイン:「スキュラ!?大丈夫かしら!?……手術が怖いの?」
エルドリッジ:「大丈夫ですか!?」
スキュラ:「あの……ごめんなさい、先生」
エルドリッジ:慌てた様子で駆け寄る。
スキュラ:いかにも弱った様子で見上げて。「なんだか……急に、力が出なくなって」
スキュラ:「み、みんなには悪いんだけれど、わたしを」
スキュラ:「最初に……ぜ、全力で、治療してもらえないかしら……?」
スキュラ:次いで、順繰りに姉妹たちの顔を見る。
ラル:「っ……スキュラちゃん」
黄梦琪:「……こいつは」「アタシらの中でも、一番、損傷が激しくて……」
ヤンイン:「……そう、スキュラちゃんってば!とってもケガをしているから……私心配だわ!」
ヤンイン:「手術はスキュラちゃんだけで………私は横で!心配しないよう手を握って見守ってあげたいのだけど…いいかしら?」
ユリイカ:『…………』
ラル:最初のひとりを譲るのは、心配だ。それでも、もしもの事態を考えるなら、戦力的に自分は後に回るべきだとも思える。
エルドリッジ:「そうですか……しかし……」
エルドリッジ:ちらりと時計を確認して。
エルドリッジ:「申し訳ありませんが、予定が詰まっています。他の患者さんも待っていますので、少なくとも手術は、二人ずつ行わせていただきましょう」
エルドリッジ:「そうですね、あと一人は……」
エルドリッジ:君達を見回して。
エルドリッジ:「あなた」
エルドリッジ:視線を向けた先は、ラル。
スキュラ:「…………っ!」
ラル:「…………」
エルドリッジ:「次に負傷が重そうな、あなたも先に治療しましょう」
スキュラ:抗議の声を上げそうになり、すんでで留まる。
ラル:「……ええ。わかったわ」
ラル:もとより、最初はそのつもりだった。
黄梦琪:ちらりと、ラルに視線を配る。
ヤンイン:「…そうなのだけど……いえ、仕方、ないわね!」 身を引いて 「でも…大事なお友達が二人も手術は…心配なの…ここで見守っててもいいかしら!?」
エルドリッジ:「立ち合いですか?……ええ、構いませんよ。人間ならば問題ですが、アンデッドでしたら大丈夫です」
ラル:「ヤンインちゃん。黄ちゃん」 意味深に、小さく微笑む。「……よろしくね」
黄梦琪:「(分かってるよ、ラル)」
黄梦琪:広角を軽く上げて。
黄梦琪:「(アタシは元より、そのつもりだからネ)」
ヤンイン:「…えぇ!えぇ!任せて頂戴!だって友達なんだもの」 しっかりと、今であった赤の他人に、不審があれば動けるように
エルドリッジ:「それでは、お二人とも。手術台へどうぞ」
ラル:「ええ。……スキュラちゃん、ひとりで登れる?」
スキュラ:「……だいじょうぶ」
スキュラ:具合の悪さとは別の理由で、のろのろと手術台に這い上る。「ラルちゃんも……その」
スキュラ:「……一緒に、頑張りましょうね……?」
ラル:コクリ、と頷く。「大丈夫よ」
ラル:「乗り越えましょう。一緒にね」 横に寝る少女に笑みを向ける。
エルドリッジ:「それでは、術式を開始します」
NC:そうして、スキュラとラルの手術が始まる。
NC:エルドリッジの技術は卓越しており、まるで工業機械のように大量の副腕が蠢き、精密かつ高速で損傷を修復していく。
NC:ちぎれた部位を縫い合わせ、穴に肉を詰め、骨を繋ぎ合わせ。
NC:痛みは無い。だが、そんな感覚に。鋭利なメスが肉を裂く感覚、皮膚が縫い合わされる感覚に。
NC:スキュラは、得体の知れない既視感を覚える。
NC:記憶のカケラ:【手術】を獲得します

腹を裂き、肉を切り、臓腑を弄くり回し。その感覚に覚えがある。記憶というより、感覚として。
君は何度も手術を受けた。それが何の為のものだったのかは、思い出せないが。
何度も、何度も、身体を刻まれて。一度受ける度に、君の心身はひどくすり減っていった。


スキュラ:「…………う。う、ぅ」
スキュラ:やめて、と叫び出しそうになる。
エルドリッジ:「スキュラさん、でしたか。右腕を動かしてみてください。問題ないでしょうか?」
エルドリッジ:「……どうかしましたか?」
スキュラ:既に冷え切っているはずの体の奥底が、さらに冷えるような感覚。生きている頃であれば、胃の中身を吐いていたかもしれない。それでも。
スキュラ:「……だい、じょうぶ、です……」
スキュラ:己に強いて体に触れる器具の感覚を追い出し、言われた通りに右腕を動かそうとする。……付け足されているのでもなければ、右腕の心算で動かしていた触腕が、となるだろうが。
ラル:(スキュラ、ちゃん……!) 術中だが。聞こえた呻き声に、願わずにはいられない。
エルドリッジ:「……修復は順調です。既に八割方は完了していますが……」
エルドリッジ:時計を確認して。
エルドリッジ:「すいません、時間が押しています」
エルドリッジ:「そちらのお二人も、手術台の方へ上がっていただけますか?」
エルドリッジ:ヤンインと黄に声を掛ける。
ヤンイン:「…私だけじゃダメかしら! ホァンはそう……怖がり!怖がりなのだけれど!」 かばうように前にでるが
黄梦琪:「スキュ。右腕は?」
黄梦琪:ぐっと。前に出たヤンの肩を抑えつつ。「動くか?」
スキュラ:「……」眉根を寄せて、右腕──に相当するあたりの触腕に力を込め。
スキュラ:「……うごくわ」神経の伝達が断たれていたようだったそれが、再びくねくねと蠢くようになる。
ラル:「! ……よかった」 安堵が漏れる。
スキュラ:(……考えすぎだったのかしら)仰向けに横たわったまま、医師の巨体を見上げる。
黄梦琪:以前のように、自在に蠢く、彼女のそれを目に入れて。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「ヤン。上がろうか。アタシらも」
ヤンイン:「まぁ!動いたのはよかったわ! けど…」 ちらり、とホァンを見る
ヤンイン:「…ホァンもいくの?」 インの方の記憶が根付き、エルドリッジを疑っていたが…ホァンは、信じたということだろうか?
ヤンイン:ホァンが信じたのなら 大丈夫だ!
ヤンイン:「じゃあ私も行くわ!ねぇホァンと手を繋いだままでもいいかしら?フフ、ほんとはちょっと私も怖かったの!」
エルドリッジ:「ええ、構いませんよ。さあ、どうぞ」
黄梦琪:ヤンの疑う眼に、僅かに首を振り。手術台へ登る。まだ信じ切ったわけではないが。
黄梦琪:「ヤンは怖がりだからネ。センセ、いいだろ?」ぎゅっとその手を握ってやる。
ヤン陰:「えぇ!それじゃぁ!」 傷ついた側の顔面を向け  「……よ ろ   しく」 ホァンと共に手術台へと向かう
NC:エルドリッジと看護師たちはスムーズに手術を進め、見る間に君達の損傷を修復していく。
ヤン陰:正直、メスが眼前に迫ることもあり、決して怖くないわけではないが……ホァンが疑っているのだから、見逃してはいけないと目を見開いたまま手術を受けている
NC:作業は的確で、一見すれば何も怪しい素振りは無い。
NC:だがそれを見て、また自らも施術を受けていたラルは、ふと違和感を覚える。
NC:既に殆ど修復は終わっているはずなのに、術式が終わらないのだ。
ラル:「…………」
ラル:こちらも身体は動かせそうですか?
NC:動かせます。
ラル:「先生」 潰れていた片目を開けてみる。
エルドリッジ:「おや、どうかしましたか?」
ラル:「私は、もう問題ないわ。大事な部分はほとんど治っているもの」
ラル:「私に使っている手は、後に来たふたりに使ってあげて」 言いつつ、部屋の状況を見回す。
エルドリッジ:「表面上はそう見えるかもしれませんが、アンデッドの身体には調整が必要なのですよ」
NC:エルドリッジの言葉を聞きつつ、
エルドリッジ:「修復しただけで定着しない事象もあります。それを防ぐための処理を────」
NC:部屋の様子を、行われている施術を注意深く観察したラルの脳裏に、
NC:ある記憶がフラッシュバックする。
ラル:ぎゃあ
NC:記憶のカケラ:【ネクロマンシー】を獲得します
ラル:なんだろう。いい予感がするな

死体を蘇らせる技術。動く死人────アンデッドを生み出す技術。ネクロマンシー。
君はかつて、それを学んでいたはずだ。何の為に?誰の為に?分からない。
だがそれは、命を冒涜する、犯してはならない禁忌。君の罪と、深く関わっていたはずだ。

NC:ラルはこの記憶を得たことで、エルドリッジの施術がただの修復から次の段階に移行していることを理解できます。
NC:エルドリッジは今、アンデッドの思考と自我領域に触れようとしている。
NC:君達の自我を破壊・改竄するか、あるいは何らかの思考を植え付けようとしているのだ。
黄梦琪:たすけて

ラル:「──!!」
ラル:跳ね上がるように身体を起こし、脚を振るう。
ラル:仕込まれたブレードが展開し、エルドリッジを襲う。
エルドリッジ:「!」
エルドリッジ:副腕が展開し、メスがそれを受け止める。
エルドリッジ:「……どうしましたか?誤作動でしょうか?」
スキュラ:「えっ……」警戒を解きかけていたため、理解が追い付かない。
ヤン陰:「……!! ォアン!!」 片時も、目を離していなかった その異常な行動に気づけば腕を引き手術台がホァンだけでも動かそうと
黄梦琪:ラルのギロチンの稼働音に合わせ、自らの頭を弄くり回していた腕を銃底で殴りつける。
ラル:「みんな、起きて」
ラル:「どんな怪我でも直してくれる素敵な先生……で、終わってくれればよかったのに」
ラル:「彼は、私たちの自我に触れようとしていた」
スキュラ:「!」
ユリイカ:『……本当ですか?』
ヤン陰:「じ  が  …!!」 許せない、大事な人の記憶を奪おうというのか
黄梦琪:「問題無いヨ、イン」そっと握っていた手を放して。「ははァ……」
黄梦琪:「操り人形にでもするつもりだったのかネ」
ヤン陰:「……あ」 手が離れたのは少し寂しいけれど、それどころではないと思いなおし
ラル:ユリイカの質問には答えず。「……予兆はあったでしょう? 彼に施術されたアンデッドたちが」
ラル:「誰も、同じような言葉しか発していなかった」
エルドリッジ:「…………」
エルドリッジ:黙り込む。
ヤン陰:「うん…きっと、私たちにひどいことをしようとしたんだ……敵……なんだ……」 ようやく、流ちょうに動くようになってきた顎を、悲しそうにさすり
ラル:「こちらの質問にも答えてくれず、ね。意志を壊されているのか、奪われているのか」
ラル:「いずれにしても、看過できることではないわ」
スキュラ:「…………」
スキュラ:手術台を降り、医師の前に立ちはだかる。彼のおかげで万全に動くようになった無数の触腕を、威嚇のように持ち上げ広げて。
ラル:「先生。反論があるのなら、どうぞ」
ラル:「納得できるかは、保証しかねるけれど」
エルドリッジ:「…………」
エルドリッジ:「……手術を続けませんか?」
黄梦琪:「ア?」きょとんとした顔で。
エルドリッジ:「私はただ、この世から全ての苦しみを、取り払いたいだけなのです」
エルドリッジ:「怪我や病気で苦しむ人を、癒したい」
エルドリッジ:「操り人形だなんて……そんなことは……」
ヤン陰:「きっと、みじめで、苦しそうに見えるんだろうけど…………苦しいか、幸せかは……私達が決めることだよ」
エルドリッジ:「いいえ、いいえ」
エルドリッジ:「たとえあなたがそうであっても、この世界に苦しんでいる人は、いくらでもいます」
エルドリッジ:「私はそれを救いたい……この病院と、私の『患者』たちなら……それができる」
エルドリッジ:「どうです?手術を続けていただけませんか?」
スキュラ:「……生きるのが。こころを持ち続けるのが苦しいと思うひとは、きっといるわ」
スキュラ:「でも、わたしはそうじゃない」
スキュラ:「この体になって初めて、ともだちができたんだもの」
スキュラ:「体を治してくれたことには、御礼を言うわ。だけど」
スキュラ:「ここから先は、それを望んでいるひとにだけやってあげて」
ラル:手術台からひらりと降り、武装を回収する。「……そうね」
ラル:「苦しみを感じなくなることは、素敵かもしれないけれど」
ラル:「苦しみを、誰かと分かち合って乗り越えることは、より素敵だって」
ラル:「少なくとも、私は思っているから」
ラル:「あなたのお節介は、結構よ。退院させてもらうわ」
ヤン陰:「…ふふ、そうだよね……ゴミで、クズなんだから…もう、私にまともな人が会いに来てくれる…わけがない…」
ヤン陰:「今、手を取り合っている姉妹以外は……」
ヤン陰:動くようになった腕を回し…暗い瞳で相手を見据える
ヤン陰:「仇で返すクズで悪いけど……ふ、ふふ……直してもらった体使わせて…もらうよ」
黄梦琪:「そういうことだから」
黄梦琪:「そこ、通してくれるか? センセ」
エルドリッジ:「…………」
エルドリッジ:「……そうですか……」
エルドリッジ:「……仕方ありませんね」
NC:エルドリッジと看護師たちが、一斉に戦闘態勢に入る。
NC:そして同時に、君達の後方から、無数の声。
NC:病室の出入り口から、大量のアンデッドが我先にと押し寄せてくる。
NC:「君達、怪我をしているのかい?」「エルドリッジ先生が……」「終戦記念病院に向かうと……」「絶対に行った方がいいですよ」
ラル:「……直された者こそが病室に殺到するのね」
ラル:「患者さんの定義を見失いそうだわ」
黄梦琪:「あと一歩でアタシらもこうか」「ぞっとしないネ」
NC:「怪我をしているのなら」「病院に行くといい」「あなた達、怪我をしているの?」「お代も取らずに……」
NC:大量の『患者』たちが、一斉に騒ぎ立てる。鼓膜を震わす合唱。全員、エルドリッジによって思考を植え付けられている。
ヤン陰:「……嗚呼、よかった……私でも…罪悪感を、感じずに済む…」
黄梦琪:「はは」「あはは」
黄梦琪:「医者の不養生とはよく言ったもんだけどサ、センセ」人の神経を逆なでする軽蔑した笑みで。
黄梦琪:「アンタも、病気みたいだネ」
エルドリッジ:「無断で手術室からは出られませんよ」枝分かれした大量の副腕に、メスを握って。
エルドリッジ:「さあ、手術台にお戻りください」
スキュラ:「……戦いたいわけじゃないのに……!」
NC:君達が迎え撃とうとしたその時、
NC:通路から窓の割れるけたたましい音が響き渡る。
NC:「エルドリッジ先せ……ぎ、ぃぃっ」「が……びゅ……ねん……病院……」
NC:患者たちの合唱に、悲鳴と、肉の食い破られた音。それに────
NC:巨大な虫の羽音が混じる。
ラル:「っ……嫌な音が聞こえるわね」
ヘビトンボ:「ギィイイイイッ!!」
黄梦琪:「勘弁してくれヨ……」
ラル:「戦っているどころじゃないかもしれない……どうかしら」
ヤン陰:「……嗚呼、最悪だ…出入口が……ふさがっている…」
ヘビトンボ:大顎と複数の羽根を持つ、トンボに似た巨大昆虫。
ヘビトンボ:先程ビルの壁面に張り付いていたそれが、アンデッドを食い散らかしながら病室に飛び込んでくる。
ヘビトンボ:それも、複数。
エルドリッジ:「あぁ……!私の患者たちが……!」
エルドリッジ:「大丈夫……大丈夫ですよ……すぐに直してあげますからね……!」
スキュラ:「……!」虫に捕食される人体の有様に、本能的な恐怖が喚起される。
NC:アンデッドたちはなおも呻き続け、割れた窓からは次々とヘビトンボたちが吸い寄せられてくる。
ユリイカ:『まずいですね』
ユリイカ:『状況は極めてよろしくないかと』
ユリイカ:『既に修復は済んでいます。ここは撤退しましょう』
ラル:「ええ」 スキュラの肩を抱く。場合によっては抱えて逃げる算段だが。
ラル:「それが賢明だと思うわ」
ヤン陰:ぐるぐると頭を回して逃げ道がないか探し回る
スキュラ:「でも、どこから……」
NC:入り口は一つしか無い。患者たちを蹴散らして進むしかなさそうだ。
黄梦琪:「異存無しだが」
黄梦琪:「出口はひとつきりみたいだネ」
ヤン陰:「あぁ……無い、みたいだ………せめて、ホァン……3人だけでも……」
ラル:「いいえ。全員で切り抜けるの」
ユリイカ:『はい。現時点での欠員は計画の予定にありません』
スキュラ:「……」大きく息を吸う。酸素は不要だが、意志を固めるために。「そうよ」
スキュラ:「こんなところで、わたしのおともだちを減らしたりしないんだから……!」
ラル:「直った傍から壊れそうで、気が進まないけれど」 武装同士が擦れ合い、不快な音を奏でる。
ラル:「誰かがいなくなるより、よっぽどマシ」
黄梦琪:「勿論勿論」「アタシらはチームだからネ、みんなで切り抜けなけるヨ」何気なしに返答しつつ、そっとインの耳元に口を寄せる。
ヤン陰:「でも……でも、あぁ…あんなにも簡単に…患者たち…が……」 と、気を落とすが…耳元の声にピクリ、となる
黄梦琪:「(迂闊なことは、口走っちゃ。駄目だろう)」「(イン)」
ヤン陰:「……(うん)」 そうだ、今自身を気軽に使い捨てるべきではない……ホァンに使われるために…いるのだ意思を持つのは…よくない…
ヤン陰:「……あぁ、友達…そろって……助かろう……フ、フフ… やってやる…やらなくちゃ……」
黄梦琪:視線を目の前の集団から切らさずに。ぽんぽん、と彼女の背中を擦り。
黄梦琪:「いつでも行けるヨ、ラル隊長?」
スキュラ:「たっ」
スキュラ:思わず敵さえ無視して振り返りかける。
ラル:「……隊長。そうだったのね」 初耳。
ヤン陰:「……よろしく…隊長」
スキュラ:「……ラル、ちゃんなら」
スキュラ:「良い……かも、しれない、けどぉ……!」
スキュラ:「でも……みんなを守るのは、絶対、わたしだもん……!」
スキュラ:さらに一歩分前へ出て、混沌の様相を見せる戦場と向き合った。
ラル:「だけど、きっとみんな、同じ作戦を立てるでしょう? ──『みんなで絶対に生き残る』」
ラル:「私と。ヤンインちゃんと、黄ちゃんは、全力で敵を倒して道を拓く
ラル:「だから。私たちを、きっと守ってね。スキュラちゃん」
スキュラ:「……」やや拗ねたような表情を見せつつも、頷く。
ラル:「あなたが頼りよ」 ポン、と背中に触れて、自分も戦列に立つ。

NC:戦闘を開始します。
黄梦琪:NC!
黄梦琪:会話判定してもいいでゲスか~?
黄梦琪:(もみて)
NC:やんな!
黄梦琪:許しが出たぜ!
黄梦琪:1nc ラルに
Nechronica : (1R10[0]) → [8] → 8[8] → 成功

黄梦琪:ラル 友情3→2
ラル:スキュラちゃんへの会話判定をしたい気持ち
NC:やんな!
ラル:おらーっ
ラル:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功

NC:会話が上手すぎる
ラル:しゃっ。友情が1→0
スキュラ:こちらはラルちゃんの未練0なので今回は見送り!
ヤン陰:見送りバント!

奈落:
地獄:
煉獄:エルドリッジ 首切り看護師×1 ゾンビ×10 ヘビトンボ×1
花園: 首切り看護師×1ゾンビ×10 ヘビトンボ×1
楽園:ヘビトンボ×1


ラル:多い……
ヤン陰:にげなきゃ…
黄梦琪:そういうことかァ~
スキュラ:フゥーム

ゾンビ 最大行動値:8 悪意:1で5体
【ひきさく】(アクション・2・0)肉弾攻撃1+連撃(同エリアのゾンビの数÷10)
【よろめく】(アクション・3・自身)
【むらがる】(ラピッド・0・0)移動妨害1


【ヘビトンボ】最大行動値:8
【おおあご】(アクション・2・0)肉弾攻撃2
【はね】(アクション・2・自身)移動1〜2
【よぶんなはね】(ラピッド・0・0)望むアクションマニューバを「ラピッド」で使用可
【外骨格】(ダメージ・0・自身)防御1
【中枢神経】最大行動値+1
【脚】


首切り看護師 最大行動値8
【エンバーミング】(ジャッジ・2・0)妨害2 何度でも使用可
【強制施術】(アクション・3・0〜1)肉弾攻撃2+連撃1
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【副腕】(ジャッジ・0・0)支援1か妨害1
【内部骨格】(ダメージ・1・自身)防御2
【拘束具】(ラピッド・1・0〜1)移動妨害1
【のうみそ】最大行動値+2
【はらわた】
【はらわた】


エルドリッジ 最大行動値13
頭部
【名医】白兵攻撃判定出目+1
【不動】転倒・移動無効
【アドレナリン】最大行動値+1
【リフレックス】最大行動値+1
【戦闘感覚】最大行動値+2
【のうみそ】最大行動値+2
【めだま】最大行動値+1
【あご】(アクション・2・0)肉弾攻撃1

腕部
【高速執刀】(アクション・2・0〜1)白兵攻撃1+切断+連撃1
【よぶんなうで】(ラピッド・0・自身)望むアクションマニューバ1つをラピッドで使用する
【長い腕】肉弾・白兵攻撃射程+1
【こぶし】(アクション・2・0)肉弾攻撃1
【うで】(ジャッジ・1・0)支援1
【かた】(アクション・4・自身)移動1

胴体
【金属骨格】切断を常に無効
【追加義肢】(ラピッド・2・0)白兵攻撃2+連撃1
【やせぎす】1つの判定につき1回妨害を無効にしてよい
【せぼね】(アクション・1・自身)次カウントで使うアクション1つのコスト-1
【はらわた】
【はらわた】

脚部
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【あし】(ジャッジ・1・0)妨害1


NC:この戦闘では毎ターンのカウント0に、全エリアにヘビトンボが1体ずつ追加されます。
ラル:ひえっ
ヤン陰:うそじゃろ

勝利条件:【楽園】から逃走する
カルマ
・全員が逃走成功する……5点
・一人も完全解体されない……5点
・1ターン以内に勝利する……5点


ラル:ははあー
NC:また、現時点での損傷は全て回復しています。
スキュラ:あ、強化パーツも修復して良かったでしょうか
NC:大丈夫ですよ!
スキュラ:やったー!おかえりチェーンソー!
黄梦琪:サンキュークソ医者!
ラル:目的は果たしたから帰らしてもらうぜ!
NC:戦闘を開始します。

NC:カウント13、エルドリッジの手番から。
エルドリッジ:【高速執刀】
エルドリッジ:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

エルドリッジ:対象ラル!
ラル:きたわね
ヤン陰:ボスにもてるねぇ
スキュラ:相変わらず人気
黄梦琪:執刀!
エルドリッジ:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

エルドリッジ:ワ~イ
ヤン陰:J
ヤン陰:エンバーミング
NC:ア~~ン??
黄梦琪:ほほう
ラル:たすかる~~
ヤン陰:行動値は11から9!
NC:妨害2ですね?
スキュラ:あっやせぎす
NC:チッ……
ラル:えっつよ
NC:気付いたか……
ラル:なんだこれパッシブかよ
スキュラ:これオートなの!?
黄梦琪:ヤバすぎる
ヤン陰:バカナーッ
黄梦琪:j
黄梦琪:あし
黄梦琪:妨害1
ラル:j
ラル:いやまだいいか
看護師:J
首切り看護師:Aが【副腕】支援1
ラル:J
ラル:あし
ラル:妨害1
NC:ミ~ッ
NC:では失敗!
ラル:行動値10→9
エルドリッジ:行動値13>11
黄梦琪:行動値11→10

エルドリッジ:「さあ……大人しくしてください!」
エルドリッジ:エルドリッジが大量のメスを振るい、ラルをバラバラに解体せんと襲い来る!
スキュラ:「ラルちゃんっ……!」
ラル:毅然として見据える。
ラル:「悪いけれど。私たち、お行儀の良い患者さんではないの」
首切り看護師:同時に看護師が、ラルを拘束しようと距離を詰める。
ラル:(そっちは)
ラル:「任せた、わ!」
黄梦琪:今にもラルに迫らんとする看護師の前に踊り出るや否や。
黄梦琪:突き出た両手を銃で掬い上げ、がら空きになった胴体に膝蹴りを叩き込む!
ヤンイン:「フフフ!感謝はしているのよ先生!」 エルドリッジの攻撃に、鋏をあわせメスをはじく。
ヤンイン:快活なキズ一つない笑顔は平常時であれば攻撃をためらうものだったろうが… 時は遅く、攻撃を止めるにまでは至らない
ラル:ヤンインが弾いた残りを、足捌きで避ける。
エルドリッジ:「ぐっ……!?」
黄梦琪:「ははっ、慣れないことはするもんじゃないネ」

NC:カウント11、再びエルドリッジ!
エルドリッジ:【高速執刀】
エルドリッジ:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

エルドリッジ:対象スキュラ!
ヤンイン:R
ヤンイン:号令
NC:野郎~~
ヤンイン:武器をもてきさんら! 行動は9から7に!
黄梦琪:キシャーッ!
NC:全員宣言しな!
ラル:Rとして【日本刀
黄梦琪:R 【ショットガン】
スキュラ:Rチェーンソー
ヤンイン:R シザーハンズ
ヤンイン:行動は7から5
エルドリッジ:ではスキュラのチェーンソーにR
エルドリッジ:【よぶんなうで】
エルドリッジ:【高速執刀】をRで使用
エルドリッジ:1D4
Nechronica : (1D4) → 4

エルドリッジ:対象 黄
黄梦琪:R
黄梦琪:死の手
黄梦琪:ショットガンをセンセイに。
ラル:R
ラル:アサシンブレード
NC:アサシンブレードはエルドリッジ対象ですか?
ラル:で!
エルドリッジ:R 【追加義肢】
ラル:まだあったのか!
エルドリッジ:1D4
Nechronica : (1D4) → 4

エルドリッジ:対象 黄
黄梦琪:やめろヨ~~~~~~~~~~~
スキュラ:追加しすぎでしょ
NC:他無いな~?
ヤンイン:よくってよ!
スキュラ:今はない!
NC:追加義肢の判定から。
エルドリッジ:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [1]+1 → 2[2] → 失敗

エルドリッジ:ミーッ
黄梦琪:ププ!
ラル:やっちゃ!
黄梦琪:モノホンのアサシンブレードってやつを見せてくださいよ!
NC:ラルのアサシンブレードどうぞ!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

ラル:むーん
NC:ワハハ
黄梦琪:くぅん…
ラル:J
ラル:うで
首切り看護師:J
首切り看護師:Aがエンバーミング 妨害2
首切り看護師:行動値8>6
黄梦琪:クソアマ~!
スキュラ:グヌーッ
ヤンイン:オゴゴーッ
ラル:しゃーなし
NC:では黄の死の手ショットガン!
黄梦琪:参ります
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [5]+3 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

ラル:ひゅー!
黄梦琪:う~む
ヤンイン:やっぱホァンは凄いんだ!
NC:ア~ン?
NC:仕方ねえ受けてやる!
黄梦琪:ここは…
黄梦琪:特になし!
黄梦琪:2ダメ爆発です
エルドリッジ:はらわた はらわた かた こぶし 損傷
黄梦琪:浅かったネ…
エルドリッジ:よぶんなうで高速執刀
エルドリッジ:ホァンに
エルドリッジ:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

黄梦琪:あびね~~~
エルドリッジ:J
エルドリッジ:うで 支援1
黄梦琪:ホン……
エルドリッジ:白兵1 切断 連撃1
スキュラ:J
スキュラ:あーいや
スキュラ:なし!かわりにD庇う!
黄梦琪:スキュちゃ……!
ヤンイン:私も足と最悪エンバがあるからスキュちゃんとやればいけるかな
ヤンイン:いいか!ファイト!
スキュラ:でもってDスチールボーン!
NC:テメェ~~
黄梦琪:て、テクい
ラル:えらい!
黄梦琪:やっぱりスキュラちゃんなんだな~
NC:しかし切断は無効だが連撃は発動する!
ヤンイン:えっ……
黄梦琪:こいつマジ?
エルドリッジ:1D4 対象
Nechronica : (1D4) → 1

エルドリッジ:死ねスキュラ!
スキュラ:ヒーッ
ラル:よけろー!
エルドリッジ:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [1]+1 → 2[2] → 失敗

エルドリッジ:ミャ~~~~
黄梦琪:ふふ
スキュラ:生!
ヤンイン:良心が…
スキュラ:行動値9>8
ラル:叫んだかいあったぜ
黄梦琪:ナイストレーナー
NC:ここで号令!
NC
ラル:Rとして【日本刀
黄梦琪:R 【ショットガン】
スキュラ:Rチェーンソー
ヤンイン:R シザーハンズ

NC:順番に判定しな!
黄梦琪:下から?
NC:これは同時スタックなので割と誰からでも大丈夫
黄梦琪:ワ~イ
ヤンイン:切断でごっそりいくと美味しいし私でいいのかな
ラル:いや、まだ切断無効なので
ラル:切断組はあとのがいいかな
ヤンイン:悲しみ…
黄梦琪:2番目以降に行かせていただきやす(殺劇あるので)
黄梦琪:あっ待てよ
黄梦琪:もう乗ってるか
スキュラ:乗ってる!
黄梦琪:R死の手とかアサブレで散々狙ったし
黄梦琪:アタシから行くよ~~~
ラル:いけーっ!
ヤンイン:いけーっ!
スキュラ:殺せー!
NC:外せ!
黄梦琪:エルドリッジに【ショットガン】
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [6]+3 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

ラル:最高~~
NC:クソドールがァ~~~
ヤンイン:ほれなおす~
黄梦琪:j
黄梦琪:アームバイス
黄梦琪:支援2
首切り看護師:J【エンバーミング】妨害2
首切り看護師:Aの行動値6>4
黄梦琪:j
黄梦琪:修羅
黄梦琪:支援33
NC:嘘やん…………
黄梦琪:うそ
黄梦琪:支援3
NC:クソボケドールがァ~~~~~
ヤンイン:もう一本腕いるかい…?
黄梦琪:どうしようかな~
スキュラ:えーっと今だと腕+どこかに4ダメ?
黄梦琪:出目が今12 で4ダメ爆発か
ラル:腕はぶっとぶね
ラル:これでいいんじゃなかろうか
エルドリッジ:J
エルドリッジ:あし
エルドリッジ:妨害1
ラル:あっ
黄梦琪:何ィ~~~
ヤンイン:じゃあいくか~
ヤンイン:J
ヤンイン:うで
ヤンイン:支援1
スキュラ:ヒューヒュー!
黄梦琪:いいコだネヤンインは……
ヤンイン:キュン…
スキュラ:闇のベストカップル!
NC:ふざけるな~~~~
黄梦琪:というわけで何もなければ4ダメ爆発!
NC:部位は!
黄梦琪:う・で♥
エルドリッジ:高速執刀 よぶんなうで 長い腕 うで あご めだま アドレナリン リフレックス 損傷 腕部全損
黄梦琪:ホホホ…
黄梦琪:【死の手】【修羅】【アームバイス】【ショットガン】【ショットガン】
黄梦琪:行動値10→5 ヤンインへの狂気を0→1へ
NC:次の判定!
ラル:残りはみんな切断持ちか
ラル:じゃあ誰でもいいか。ぼくからします
ヤンイン:いってら~
スキュラ:りょ!
黄梦琪:ぎゃんばれ~
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

ラル:ちょっと足りないんだなあ
NC:ヒーヒヒヒ
ラル:行動値9→4
スキュラ:じゃあ次やります
ヤンイン:ほぁーい
スキュラ:1na
Nechronica : (1R10[1]) → [10] → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

スキュラ:おや
ラル:やるう!
NC:なんだと……
スキュラ:妨害なければ頭に2ダメ!
エルドリッジ:のうみそ 戦闘感覚 損傷
スキュラ:行動値8>5
ヤンイン:では号令最後! シザーハンズ+狂鬼だ!
NC:あっ
NC:切断付いてる
NC:よね?
スキュラ:付いてるけどまだ無効では
ヤンイン:金属骨格め…
NC:そうだったわ……
黄梦琪:カッチカチ
NC:すまんな死体女ども
ヤンイン:いいってことよ、あらためて!
ヤンイン:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

ヤンイン:ぐえー
NC:無駄なんだよ~ッ
ヤンイン:道中ちょこちょこ行動値かいてて腕とか使ってたので最終的に4!
NC:で、最初の【高速執刀】はマニューバ破損で無効!
スキュラ:ヨッシャイ!
ラル:友情パッワ!
黄梦琪:あぶにゃい…
エルドリッジ:行動値11>3

エルドリッジ:枝めいた服椀が、まるで花開くように一斉に展開する。
エルドリッジ:手には無数のメス。どんなアンデッドであれ、一瞬で微塵に解体するであろう刃の山。
ヤンイン:「まぁ!見て!まるで銀色のお花みたい!綺麗だわ!」
ラル:「あの物量に対するには──」 黄に視線を送る。
エルドリッジ:「まだ診察は終わっていませんよ」
エルドリッジ:「手術台に……お戻りください!」
エルドリッジ:大量のメスを嵐のように振るい、君達に襲い掛かる!
ヤンイン:無数のメスに感嘆の声を上げ…手術台を一つ!エルドリッジとの間についたてになるように蹴り上げる
ヤンイン:「でも……嗚呼残念!今から散ってしまうの! さぁ!いくわよみんな!」
黄梦琪:「任された」 看護師を蹴り飛ばした勢いを利用し、ラルを追い抜くように前へ。
ラル:「ええ」 すれ違う。駆け出す先には、蹴り飛ばされた看護師。
ラル:「……あなたは、私の診察をお願いね」 日本刀と脚のブレードを振るい、抑え込む。先生のもとへは行かせないように。
黄梦琪:狙いを定める刹那。今にもこの屍肉を切り刻まんとするメスの動きを避ける算段などは無いが。
スキュラ:──黄の背後から赤黒のロープが伸び、エルドリッジの手を抑え込む。
スキュラ:無数。それを言うならば、こちらの触腕とて同じこと。
エルドリッジ:「!!」根元から抑え込まれ、メスの斬撃が止まる。
スキュラ:「黄、ちゃん!」
黄梦琪:ヤンインとスキュラが稼いだ一瞬の隙を。射手は見逃さない。
黄梦琪:目覚めた時から、微かに鈍っていた指先の感覚が。熱を帯びているのがわかる。
黄梦琪:ダ ン ッ
黄梦琪:「一本」
エルドリッジ:「ぐっ……!?」
黄梦琪:銃弾は止まない。
黄梦琪:「二本、三本────」
黄梦琪:次々に放たれる銃弾は、着弾する度に、その腕を抉り取る。
エルドリッジ:次々に、血飛沫と共に。大量の腕が吹き飛ばされていく。
ヤンイン:「嗚呼やっぱりホァンは凄いわ!」 銀色のメスの花の代わりに、真っ赤に咲き乱れる鮮血に心を弾ませる
エルドリッジ:「や、やめてください……!」
エルドリッジ:「これでは、執刀が……!」
黄梦琪:「可哀想にね、センセ」残弾を撃ちきった銃を下ろし、ニコリと微笑んで。
黄梦琪:「アンタ、腕だけは確かだったのに」
エルドリッジ:「ぐ……ぅ……」
エルドリッジ:上半身の大半を失って、血溜まりに倒れ伏す。
エルドリッジ:「治療を……まだ……私は……」
エルドリッジ:ぶつぶつと、譫言のように繰り返す。

NC:カウント8……多いな……
NC:ヘビトンボABC、看護師B、煉獄と花園のゾンビの手番
黄梦琪:地獄か?
スキュラ:煉獄なのに地獄
NC:ヘビトンボA 【おおあご】
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

NC:対象ラル
ラル:よくくるね
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [10] → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:???
NC:2ダメ!
ラル:うーんキツい
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:スキュたん!!
スキュラ:うじむしとほねでもお食べ!
NC:行動値8>6
NC:ヘビトンボB
NC:choice[ゾンビ,首切り看護師]
Nechronica : (CHOICE[ゾンビ,首切り看護師]) → 首切り看護師

NC:看護師に【おおあご】
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:いいぞヘビトンボくん!
NC:てめえ~~
スキュラ:えらい
ヤンイン:マッチポンプ
NC:看護師B はらわた はらわた損傷
ラル:good
NC:行動値8>6
NC:ヘビトンボC
NC:choice[煉獄,花園]
Nechronica : (CHOICE[煉獄,花園]) → 煉獄

NC:はねで煉獄に移動
黄梦琪:こないで
NC:行動値8>6
NC:煉獄ゾンビ 【ひきさく】
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 4

NC:対象ホァン
黄梦琪:はい
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [4] → 4[4] → 失敗

黄梦琪:はい
NC:チーッ
NC:行動値8>6
NC:花園ゾンビは誰か来るまで待機。
首切り看護師:【強制施術】
首切り看護師:1D4
Nechronica : (1D4) → 4

首切り看護師:ホァン!
スキュラ:先生の仇!
黄梦琪:大人気だヨ~
首切り看護師:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [5] → 5[5] → 失敗

黄梦琪:どうしたどうした!
首切り看護師:J
首切り看護師:【副腕】支援1
首切り看護師:肉弾2+連撃1
スキュラ:J
スキュラ:あし
スキュラ:妨害1!
NC:あしは届かない!隣のエリアだから!
スキュラ:あっ看護師も射程持ちなんだ
ヤンイン:まぁうざったい
黄梦琪:食らうヨ~
スキュラ:気付かなかった……すみません
スキュラ:ちょっとここは庇うなしで!
黄梦琪:大丈夫だぜ!
NC:任意に2点!
黄梦琪:はらわた×2!
首切り看護師:連撃!
首切り看護師:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

首切り看護師:対象ラル!
ラル:きな!
首切り看護師:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [7] → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

首切り看護師:2点!!
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:いい女だぜ、スキュラ
黄梦琪:アタシよりラルを選ぶのかヨ…?
NC:便利に使われてるんだぞ!スキュラ!
スキュラ:勘違いしないでよね!あんたのあしが壊れたら全体に響くってだけなんだから!
スキュラ:と、ところで家でクッキー焼きすぎちゃって……
ヤンイン:メッチャかたいタコ焼きじゃん
黄梦琪:タコ煎餅
ラル:へえ、タコ入りのクッキーか。おれ、結構好きだぜ
スキュラ:えへへ
スキュラ:もといはらわた二つ損傷!
首切り看護師:行動値8>5

NC:君達がエルドリッジを何とか止めたのも束の間、その隙を他のアンデッドが見逃さない。
NC:看護師が、患者たちが、ヘビトンボが、一斉に君達に襲い掛かる!
スキュラ:「んんっ……!」前に出、襲い来る敵の群れを触手で抑え込むが、完全に押し退けることは叶わない。
スキュラ:何体かが脇を抜け、自身も体を一部食い千切られる。
ラル:「スキュラちゃん……!」
NC:仲間たちを庇うスキュラを、ヘビトンボの大顎が食いちぎり、看護師の鋸めいた刃が削り取る。
ヤンイン:「まぁ!スキュラがかわいいからってそれはないわ!!」 助けに行こうとするも、患者の波が遮り手が出せず 心配そうに見守るしかできない
ラル:「ありがとう! でも、無理はしないで!」
黄梦琪:脇を抜けた看護師の一撃に腹部を大きく切り裂かれ、臓物が床にぶち撒けられる。
黄梦琪:「折角補充したのにヨ……!」苦悶の表情で再度銃を装填する。
ヤンイン:「ホァンも!……あぁ!なんてこと! くっ、邪魔だわ貴方達!…もう!遊ぶのはあとにして!」 駆け寄ってはらわたを拾ってあげたいのに、歯がゆそうに敵の攻撃を避けている

NC:カウント6 またメチャメチャ動くな……
ヤンイン:ずっと敵のターン!
黄梦琪:遠いぜ…!
NC:ヘビトンボA
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

NC:ラル!
ラル:くるなあ
NC:【おおあご】で攻撃
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [7] → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

NC:2点!
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:スキュたん……!
ラル:大丈夫なのかよ
スキュラ:あしとしょくしゅで受ける!
黄梦琪:スキュ…
スキュラ:まだ大丈夫!
NC:ヘビトンボC!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

NC:またラルにおおあご!
ヤンイン:指名が多い…
ラル:モテモテかよ
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [4] → 4[4] → 失敗

NC:チ~ッ
ラル:やったった
黄梦琪:一見様はお断りなんですよ~
NC:ヘビトンボB
NC:choice[ゾンビ,看護師]
Nechronica : (CHOICE[ゾンビ,看護師]) → ゾンビ

NC:ゾンビにおおあご
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [3] → 3[3] → 失敗

NC:ヘビトンボ全員行動値6>4
スキュラ:使えねえ奴だ
ヤンイン:ヘビトンボBは食通だと思ってたんだよ!この役立たずが
黄梦琪:ゴミがよ
NC:こいつら……
ラル:私は何も言ってないわ
ヤンイン:あと6回おおあごがあるのか…
首切り看護師:強制施術
首切り看護師:1D4
Nechronica : (1D4) → 2

首切り看護師:ヤンイン!
ヤンイン:R
ヤンイン:円舞曲 
黄梦琪:あっそっちか
スキュラ:なるほどね
ヤンイン:飛んでも狙われるのだよな…
黄梦琪:なるほどな~!
ヤンイン:行動は4から3
NC:何だァ円舞曲ってのは ログ読者にも分かりやすく説明してやれ!!
ヤンイン:おぉっと悪かったなぁ!
ヤンイン:ターン中自身対象の攻撃判定をー1にしちまうクルクルダンスさぁ!(全体攻撃は自分だけ-1)
NC:おもしれ~-1なんざ無駄だってことを教えてやるよ!
NC:1NA-1
Nechronica : (1R10-1[1]) → [1]-1 → 0[0] → 大失敗

NC:嘘やろ
ラル:ひゅー!!
黄梦琪:草草の草
スキュラ:ある意味では無駄だった
首切り看護師:ゾンビ2体切っちゃお
スキュラ:ゾンビくんが何したってんだよ
NC:煉獄ゾンビくんが8体に。
ヤンイン:先生の遺志を継いで治療を…
黄梦琪:ドジっ娘だなあ
首切り看護師:行動値6>3
NC:煉獄ゾンビくんのひきさく攻撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:死ねスキュラ!
スキュラ:アイエエエ!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [2] → 2[2] → 失敗

NC:クゥ~~ン
スキュラ:フン……ザコが
黄梦琪:かわいいね
NC:行動値6>4

NC:スキュラに喰らい付いたヘビトンボが、更に至近距離で肉に喰らい付き、引き千切る。
NC:大顎が蠢き、直ったばかりの肉体を目の前で咀嚼する。
スキュラ:「……っ、まだ平気……!」
NC:患者たちは狂乱し、ヤンインを取り囲んで引き裂こうとする!
黄梦琪:「……、ヤンイン!」
ヤンイン:「嗚呼!やっと私のお相手が来たのね!皆の方にばかり夢中でちょっと妬けたわ……さぁ、踊りましょう!」
ヤンイン:まるで待ちぼうけを食らったようにぷんぷんと怒っていたが、すぐにその顔は笑みへと変わり
ヤンイン:スッと一本足で立ち、くるくると回りだし、看護師の攻撃を避けていく
ヤンイン:踊るように、否、踊りながら攻撃を避け、そしてあふれるゾンビの中を優雅に通り過ぎていく
NC:さらに通路からもう一体のヘビトンボが飛来、その勢いのままラルに襲い掛かる。
ラル:「っ……!」 不意をつかれた。対処が間に合わない。
スキュラ:自身の肉を喰らうヘビトンボを無視し、新たに現れた一体へも身を盾とする。
NC:「ギィィイイッ!」
NC:触手の盾を嫌がるように、巨大な羽をばさばさと不快に羽搏かせる。
ラル:「スキュラちゃん……っ」
ラル:「……死んじゃったら、許さないんだから」
ラル:(いいえ。その前に、私が)
ラル:(こいつらを、切り刻む)

NC:カウント5!
NC:花園ゾンビは待機してるので、首切り看護師Bの手番
首切り看護師:【強制執刀】
首切り看護師:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

ラル:君もかね
首切り看護師:ラルちゃん同伴出勤お願いします
ラル:そういえば抑え込んでたわ……
黄梦琪:アタシが唾つけてたのにヨ~
首切り看護師:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

首切り看護師:2点連撃1!
スキュラ:胴なら受けてもらってもいいかな……!
ラル:胴なら大丈夫
スキュラ:へい!
ラル:いつもありがとうね
ラル:はらわた×2
首切り看護師:何よあの女……!
首切り看護師:連撃!
首切り看護師:1D4
Nechronica : (1D4) → 2

首切り看護師:ヤンイン!死になさい!
ヤンイン:おのれーっ!
黄梦琪:踊り子さんに手を触れないでくださ~い!
首切り看護師:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [9] → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

首切り看護師:2点!!
黄梦琪:あっ
黄梦琪:-1なんで
首切り看護師:そうか
黄梦琪:胴体?
首切り看護師:胴に2点!
ヤンイン:だったらWはらわたで受けよう
首切り看護師:行動値5>2
NC:同じくカウント5、スキュラホァン!
黄梦琪:どうしようかしらね
スキュラ:看護師を狙います?
黄梦琪:そうしましょうか!
スキュラ:じゃあこっちから行くべきなんだな
黄梦琪:おねがいしてもいいですか…!
スキュラ:首切り看護師Aにチェーンソー!
NC:来い!
スキュラ:1na
Nechronica : (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:ワーワー!
NC:野郎~
首切り看護師:ほね 副腕 はらわた はらわた 損傷
スキュラ:行動値5>2
黄梦琪:ではこちらも首切り看護師A ショットガン
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [6]+3 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:こいつっっ
ラル:強いぜ~
スキュラ:ビューティフォー……
黄梦琪:2ダメ爆発~
NC:ム~~ン
首切り看護師:D
首切り看護師:【内部骨格】
首切り看護師:防御2
黄梦琪:ンニャ~~~~!
ラル:やりよる
首切り看護師:のうみそ 内部骨格 損傷
首切り看護師:行動値3>2
黄梦琪:あっそか
黄梦琪:倍増してから防御か
NC:今調べたらそうでした
黄梦琪:ボルヘ入れりゃ良かったな… まいいや!
スキュラ:なるほど
黄梦琪:行動値3!

スキュラ:「んーっ……!」
スキュラ:唸る。群れ来るヘビトンボを押し返しながら、一本の触手が別の動きをする。
スキュラ:それは最も使い慣れた選りすぐり。眼前に倒れる医師により修復された、人の体で言うならば右腕にあたる箇所。その先端で巻いて持つのは、錆び付いた無骨な電動鋸。
スキュラ:──エンジンから垂れた紐を、噛みしめ、引っ張る。低い駆動音が大気を震わせる。
スキュラ:「……んえぇいっ!」
黄梦琪:スキュラの狙う対象。看護師に向けて銃口を向け、放つ。
黄梦琪:殺すためのものではなく。体制を崩すための一射。
スキュラ:遮二無二振り回す動作も、掛け声も、他の三人に比べれば様にならない。しかし自在に動く触腕の有利と、精密無比な射撃の支援が、看護師の一体の胴を捕らえ、出鱈目に切り裂く成果を残す。
首切り看護師:「……!!」
首切り看護師:体勢を崩した身体を、回転する刃が深々と抉り取り、鮮血を撒き散らす。
首切り看護師:だがそこから、鋸めいた刃が弧を描く。それはスキュラとヤンインの腹を切り裂き、内臓がどろりと溢れ出す。
ラル:「うっ……!」 攻撃を受け、たたらを踏む。
ヤンイン:「嗚呼!凄いわスキュラも!ホァンも! ラララ……♪……あら?ぶつかっちゃったごめんなさ……きゃっ!」
ヤンイン:幾度か攻撃をかわしていたが、襲い来る患者の群れに、いずれ足取りがぎこちなくなり……
ヤンイン:足をつかまれ、振り払い、腕をつかまれ、切り払い、そのうちに敵はあっというまに群がってきて……横から看護師のメスが迫り、身をよじるが腹から臓物が零れ落ちる
ヤンイン:「…あらいやだわ!お目汚し失礼……」
黄梦琪:「大人気だネ。ラルも、ヤンも」くつくつと喉を鳴らす。「まだ動けるのなら、いいサ」
スキュラ:「あっ、ご、ごめんなさい……!」
スキュラ:攻撃の成果よりも、仲間を守れなかったことを詫びる。
ヤンイン:「私のことは気にしないで!えぇ!スキュラだって大活躍しているんだもの! 折角の戦いだわ、嗚呼!あなたも楽しんで!」
ラル:「……謝らないで。スキュラちゃん」 しかめていた眉も、強いて和らげ。
ラル:「それよりも……いい攻撃だったわ」
スキュラ:「……黄ちゃんのおかげ」少しだけ表情を和らげる。
黄梦琪:「しかし、顔に見合わず」
黄梦琪:「エグい攻撃するもんだネ、スキュも」
スキュラ:「も、もらったものを使ってるだけだもん……!」
スキュラ:「ひとがせっかく感謝してるのに、もうっ」
黄梦琪:「褒めてるんだヨ~」

NC:カウント4、ヘビトンボズ、ゾンビの行動
NC:ACはおおあご 
NC:2D4
Nechronica : (2D4) → 5[2,3] → 5

NC:それぞれヤンインとラル!
ヤンイン:こいやぁ!
ラル:大人気ね
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [10] → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [9] → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:ワーッハッハッハ
黄梦琪:?????
NC:2点だオラ!!
ラル:まあ大丈夫かな
スキュラ:-1されてるのはどっち!
NC:そうだ
ヤンイン:忘れやすい能力ですまんな…
ヤンイン:いっそウジ虫だったらよかったものが…!
NC:前のがヤンインなので
NC:どっちも腕です
ラル:こぶし・かたで受けます
スキュラ:ヤンインちゃん庇います?
ヤンイン:あぁ、大丈夫大丈夫です こぶしもかたもさほど使わぬ
スキュラ:あい!ごめんね!
ヤンイン:RP的には仲良くしたいけど大事なリソースだからな… 同じくこぶしと肩!
NC:ヘビトンボB
NC:choice[ゾンビ,看護師]
Nechronica : (CHOICE[ゾンビ,看護師]) → 看護師

NC:看護師におおあご!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [4] → 4[4] → 失敗

NC:ヘヘッ
スキュラ:やる気がないなら帰れ
ラル:忖度やめてくださ~い
ヤンイン:ACどっちかとチェンジ
黄梦琪:ゴミがよ
NC:うるせえ!煉獄ゾンビはひきさく!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:死ね海鮮女!!
スキュラ:キャーッ
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意

NC:1点喰らえ!
黄梦琪:かわいい
スキュラ:ほねで受ける!
NC:動いたのは全部行動値4>2

NC:尚も攻撃は続く。ヘビトンボは近くの相手に手当たり次第に噛みつき、本能のままに肉を貪る。
NC:患者たちも止まらず、押し寄せる波のように君達に手足を振り回す。
ヤンイン:頭部を二つもぎ取ろうと迫るヘビトンボの大あごに、大きくのけぞり攻撃をかわすが…思いの外機敏に切り返してきて、拳と肩をもっていかれる
ラル:「このっ……!」 攻撃を弾こうと振るった腕に歯が突き立てられる。
ヤンイン:「っつ……情熱的ね……!でも……フフ、なんだかおかしいわ!」
ヤンイン:「ねぇラル!お揃いの傷がついちゃったわね! フフ、ちょっとペアルックみたい!」
ヤンイン:戦闘のさなか、自身の損傷ですらニコニコと楽し気に、話の種にする。
ラル:「そうね……ふふっ」
ラル:「ありがとう。ヤンインちゃん。不安な気持ちも吹き飛んじゃうわ」
ラル:こちらは強がりに近いが、それでも救われているのは事実だ。
ヤンイン:「フフ!そうなの!?だったら嬉しいわ!」
ユリイカ:『やはり、キリがありません。速やかに撤退を』
黄梦琪:「分かってンなら手伝えヨ!なんか無いのかヨ! 攻撃武装とかヨ!」
スキュラ:「ええ、分かってる……!」
スキュラ:傷んだ触手の幾本かを、患者たちに千切り取られる。行動に支障こそ未だ無いが。
スキュラ:「でも、ユリイカちゃんが戦えても、それで狙われちゃったらまずいし……!」守るべきものを抱えているため。
スキュラ:「やっぱりここは、わたしたちでなんとかしないと」
ラル:「ええ。ユリイカちゃんは、私たちが抜け出した後の」
ラル:「逃走ルートの検討を……お願いね」
ユリイカ:『かしこまりました』

NC:カウント4、ラルの手番!
ラル:ギロチンを看護師Bですかな
黄梦琪:すばらしいとおもいます
NC:どうぞ!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [7]+1 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:アーサイコサイコ……
NC:びぇ~~~
ラル:D
ラル:有刺鉄線
ラル:ダメージ2の切断・転倒!
NC:ぎぇ~~
ヤンイン:ラルさま~~~~♥
黄梦琪:お前がナンバーワンだ……!
首切り看護師:看護師B のうみそ ほね 副腕 内部骨格 損傷
首切り看護師:転倒で行動値0!
ラル:行動値4→1

ラル:(……今日の私は、いいとこなしね)
ラル:直された身体には新しい傷がつき、加えて、何度も庇ってくれたスキュラにも多くの損傷がある。
ラル:理由は──考えるまでもない。蘇った記憶の断片。
ラル:(…………)
ラル:(でも。今は)
ラル:有刺鉄線を握りしめる。掌に食い込む棘も気にせず、振り回す。
ラル:「全部、終わってから考えることにするわ」
ラル:「まずは……邪魔な、あなたを!」
ラル:解き放たれた巨大な刃が看護師に襲い掛かる。
首切り看護師:「……!」
首切り看護師:放たれた刃が、肉を引き裂き、骨を断ち切る。
首切り看護師:胴体の中ほどが深々と切り裂かれ、床に倒れ、手足を振り回してもがく。
ラル:「みんなが頑張っているのに、私だけお荷物なんて」
ラル:「ご褒美がもらえなくなっちゃうもの」

NC:行動値3、エルドリッジは待機
NC:ホァンとヤンイン!
黄梦琪:悩むな~
ヤンイン:看護師にエレクトかなぁ…?
黄梦琪:それか
黄梦琪:あいや……
黄梦琪:うーむ…
ヤンイン:先生の方転倒無効なんだよな…頼れる大人め…
黄梦琪:センセイはもう放置かな~
黄梦琪:そうですね、看護師エレクトの出目次第でこっちも考えます!
ヤンイン:わかったわ!頑張るわホァン!ほめてね!
黄梦琪:当てたらヨシヨシしてやるヨ
ヤンイン:首切り看護師Aにエレクトリッガー! 狂鬼で+1の補正!
NC:来いオラ!
ヤンイン:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:いいコだね~~~~~
首切り看護師:ンギィ~~
ヤンイン:えへへ
首切り看護師:どうせならこっちだ!
首切り看護師:Jエンバーミング!
首切り看護師:妨害2!
ヤンイン:パーツを大事にしたか…
黄梦琪:ンナ~~~
首切り看護師:行動値2>0
黄梦琪:Aにトドメ刺しちゃっていいですか?
スキュラ:ですかね?
NC:ヤメテ
黄梦琪:いくわよ~~~
ヤンイン:頑張ってホァン!
黄梦琪:首切り看護師Aにショットガン
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [1]+3 → 4[4] → 失敗

黄梦琪:嘘だよな?
NC:ヘヘッ
黄梦琪:ガァ~~~~
黄梦琪:発勁使いたかった………
黄梦琪:j
黄梦琪:ボルトヘッド
黄梦琪:支援2
NC:ア~~ン?????????
ラル:つよ~~い
黄梦琪:2ダメ爆発~
スキュラ:さいつよ
首切り看護師:エンバーミング 強制施術 拘束具 損傷 全損!死亡!
黄梦琪:行動値0!

ヤンイン:………さぁ!!これで!トド……メ……」
ヤンイン:勢いよく足を上げ、看護師の顔面に雷撃を浴びせんとするが、あと一息のところで足が止まる。
ヤンイン:……口だけの顔面、とても似ているはずもないが……ただ、それでもなお美しいと感じるその顔面を、つい、自身の顔と重ねてしまう。
首切り看護師:「────」
ヤンイン:体がいかに傷ついていても、もう一つの顔がどんなに傷ついていても、ただ一つのキズもない、人形のような自身の顔を
ヤンイン:それが焼けこげ、醜くなったら……今のように笑えるだろうか、皆もまた、友達でいてくれるだろうか
ヤン陰:「……ぁ」
ヤン陰:気づけば、暗い面に顔を変え、足が動かせずに居る。
首切り看護師:その隙を逃すはずもない。
首切り看護師:がくがくと鋸を振り上げ、ヤンインに切り掛かる!
黄梦琪:「────っ!」
黄梦琪:寸前で。震えた彼女と、看護師の間に駆け寄って。今にも振り下ろされんとした鋸を、銃身で受け止める。
首切り看護師:「!」
黄梦琪:そのまま鋸を振り払う様に弾き飛ばし。体制を屈め、抱きつくように看護師を押し倒し。
黄梦琪:馬乗りになって銃口をその感情の無い顔に向ける。
首切り看護師:「…………」
首切り看護師:半開きにした口から、呼気だけが漏れる。
黄梦琪:もしかしたら、彼女も。何処にでもいる普通の少女だったかも。
黄梦琪:「ラルが反応してなけりゃ、今頃はアタシもあんたとお仲間だったかもネ」
黄梦琪:あるいは、この世界をどうにか救おうとせんとする、真摯な理念を持ち合わせていたのかも。
黄梦琪:「運が悪かったヨ。お宅───」
黄梦琪:だが。
黄梦琪:自分は。こうは為るまいと。
黄梦琪:黄梦琪は。躊躇いなくその引き金を引く。
NC: ド パン!
ヤン陰:「……っ!」散弾を浴びた看護師の顔は弾け飛び、赤黒い液体が自身にも飛び散る。
首切り看護師:熟れた西瓜のように爆ぜた頭。がくがくと痙攣してから、動かなくなる。
黄梦琪:丸眼鏡に飛び散った赤い粘菌を拭おうともせず、立ち上がり、ヤンインの方へ歩みを寄せる。
黄梦琪:「………」
ヤン陰:一瞬、吹き飛んだ看護師の姿を見て呆けていたが…ぎこちない笑みを向け
ヤン陰:「あ……あぁ……助かったよ…ホァン」
黄梦琪:陰気な笑みを浮かべる彼女の頬を。
黄梦琪:ばちん。
ヤン陰:頬の感触に、少し呆けていたがすぐに申し訳なさそうに、相手の様子を伺うような視線に戻り
ヤン陰:「っぁ…あ…!ご……ごめん…なさい……私………迷惑……かけちゃって……」「へらへら……して」
黄梦琪:「………」しばらくの無言のあと。ニコリと微笑んで。
黄梦琪:「分かってるなら、いいサ」
黄梦琪:「次は」
黄梦琪:「躊躇うなヨ」
ヤン陰:「ごめんな…さい……ごめんなさい……ホァ ン……! やるから……次は……やる、から……」
ヤン陰:怖い笑みだ
ヤン陰:だが、その笑みを向けてくれなくなるのが怖い
ヤン陰:頭を何度も必死に下げれば、慌てたように体制を立て直す。 次はない、次はないんだ

NC:カウント2、ヘビトンボズ、ゾンビズの手番!
NC:ヘビトンボACはおおあご
NC:2D4
Nechronica : (2D4) → 4[1,3] → 4

NC:対象はそれぞれスキュラと黄!
黄梦琪:やめさない
黄梦琪:やめなさい
スキュラ:海鮮の悦びを知りやがって
ラル:こっちじゃないんだ
NC:あっほんとだ
NC:ホァンじゃなくてラル!
黄梦琪:サンキューラルちゃん!
ラル:指名は私の物よ
ラル:No1は譲らないわ
NC:1NA A>スキュラ
Nechronica : (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

NC:1NA C>ラル
Nechronica : (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

ラル:ぐえー
NC:2ダメ―ジだ!
スキュラ:ンンン
ラル:きついなー
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:ウワッ
スキュラ:ラルちゃんの胴は大事なやつばっかだしな……!
ラル:最高の女
NC:何だとぉ……
スキュラ:こぶし、かた、せぼね、あごで受けます
黄梦琪:都合のいい女^!
NC:ヘビトンボBはゾンビにおおあご!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [1] → 1[1] → 大失敗

NC:ヘヘッ
ラル:こっちで出してくれ
スキュラ:どうせ群れの中でも落ちこぼれなんだろうな
黄梦琪:アンタなんか産まなきゃ良かった
ヤン陰:自分を食って飢えをしのげ
NC:オメーラ!看護師BをボコボコにしたヘビトンボBさんに礼儀がなってねーぞ!
NC:D外骨格で防御1、【脚】損傷
NC:煉獄ゾンビのひきさく攻撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 2

NC:ヤンイン!
ヤン陰:ワルツやぞワルツ!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意

NC:オリャ!1点!
黄梦琪:あっ
黄梦琪:-1なので
黄梦琪:失敗ですね…
NC:あっ
ラル:ナイスワルツ!
NC:ニャ~~
スキュラ:円舞曲大活躍してる
ヤン陰:持っててよかった…
黄梦琪:便利だな~~~
NC:花園ゾンビは待機して、敵は行動値ゼロに!
NC:同じくカウント2、スキュラの手番!
スキュラ:どうしようかな。ゾンビに斬りかかるか誰かとお話するか
黄梦琪:移動でもいいかも?
ラル:あとは移動?
スキュラ:それがあった!
黄梦琪:ボイエフェもありがたいな~
スキュラ:あーでも花園ゾンビがまだ行動値1ある……?
黄梦琪:花園ゾンビは
黄梦琪:花園にいる姉妹しか移動妨害できないですね~
NC:そうなのだ
ヤン陰:や~い射程0~
NC:お……お前ら後で……
スキュラ:いえ、移動した先で殴られたくないなって……
黄梦琪:なるほどな~
ラル:ならボイエフェでもいいかもですね
スキュラ:んんん。Rボイスエフェクトにします
NC:へえ……おもしれー女
スキュラ:狂気点を減らしたいのは誰だい!
ヤン陰:まだホァンが0で余ってるから余裕あるかな
黄梦琪:あたしは3313!
ラル:黄ちゃんが修羅るのに使うんだっけ
黄梦琪:ですね
黄梦琪:減るとうれしい
スキュラ:じゃあ対象黄ちゃん!
黄梦琪:ワ~イ!
ヤン陰:DVを窘めるといい
黄梦琪:エエ~~~~
スキュラ:ついでにR死に続けでせぼねを回復!
NC:チッ!二者面談しな!

NC:襲い来るヘビトンボとアンデッド達の中、君達は束の間の会話を交す。
スキュラ:矢面に立ち、代償に自身の肉体を餌としながら、複数の触腕で敵を押し退ける。脱出路への道が垣間見える。
スキュラ:「……黄、ちゃん」
スキュラ:「こっち、も……お願い」
スキュラ:だが、あくまで一時的なもの。自分では、彼らの動きを“止め切る”ことはできないから。
スキュラ:それを得意とする姉妹へ呼びかける。
黄梦琪:「あいヨ」
スキュラ:「……それと」
黄梦琪:彼女の触手に絡まり、その動きを僅かに止めた屍体の群れに、銃弾を叩き込む。
黄梦琪:「キリが無えヨ、全く……ン?」
スキュラ:「あんまり、ヤンインちゃんを虐めたら、だめなんだからね」
黄梦琪:「………」一瞬、リロードの手が止まり。呆けた顔でスキュラを見て。
黄梦琪:ふっ、と鼻で笑いながらにやりと言葉を返す。
黄梦琪:「分かった分かったヨ、ヤンインだけを虐めるのは、不公平だもんネ」
黄梦琪:「ラルも、スキュラも。全員平等に引っ叩いてやるヨ」
スキュラ:「む~っ、そういうこと言う!」
スキュラ:「やってみたらいいでしょ! わたしだってひっぱたき返すんだから!」余った触腕を威嚇のように広げて蠢かせる、が。
スキュラ:治療を受けた直後と比べて、その本数は既に明らかに少ない。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「まだ、そんなに元気が有り余るようなら、余裕だネ」
スキュラ:「余裕だもん」
スキュラ:「余裕だから、いじめっ子の黄ちゃんだって、ちゃんとわたしが守ってあげる」
スキュラ:「──隊長として!」
スキュラ:殊更に強調。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「………!」ピンと来た様子で。
黄梦琪:「そうだネ、アタシはか弱いからサ。スキュラ"隊長"にはまだまだ守って貰わないと困るんだ」
黄梦琪:今だ、押し寄せる屍肉の群れを、刃で切り裂いているラルを横目に入れながら。
スキュラ:にっこり笑う。

NC:対話判定!
黄梦琪:いくわよ!
黄梦琪:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [2] → 2[2] → 失敗

スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [10] → 10[10] → 成功

黄梦琪:ハァ~~~~~~(ためいき)
スキュラ:極端
スキュラ:黄への未練を3>2へ。でもって行動値2>0!
黄梦琪:おまたせ!
スキュラ:ごめんね!

NC:その会話を引き裂くように、ヘビトンボと患者たちが襲い来る。
NC:大顎がラルとスキュラに喰らい付かんとし、患者たちはヤンインに群がる。
NC:狂乱したヘビトンボと患者たちは、君達をよそに殺し合ってすらいる。
ヤン陰:「ダメだ」
ヤン陰:暗い顔もまた、円を描くように踊る。しかし明るい顔と違い、優雅さの欠片も無い。
ヤン陰:必死という言葉が見る者の脳裏をよぎるだろう、ゆとりを無くし、最小限の動きで首の、体の回転を続け敵の攻撃を見切り、いなす。
ラル:「っ……!」 刃を振るう。物量に追いつくので精いっぱいだ。
ヤン陰:「ダメだダメだ止まるなダメだダメだ回れ回れ回れ回れ回れ仲間を ホァンを失望させるな見るんだ攻撃を 回れ回れ回れ回るんだ足がちぎれても」
ラル:「ヤンインちゃん!」
ラル:攻撃は躱せている。傷は負っていない。それでも、叫ばずにはいられない。
ラル:ただ攻撃を受けているよりも、むしろ不安を煽るような舞だと感じていた。
ヤン陰:「………っ!ごめんなさ……っ」
ヤン陰:「……いや  あぁ…いや…大丈夫……だよ……?」
ヤン陰:ふ と我に返り……ますますぎこちなくなった笑みを浮かべる
ラル:「大丈夫よ」
ラル:「大丈夫だから」
ヤン陰:「…………あぁえぇと……ごめん……あの……」
ヤン陰:「……ありがとう、ラルも……気を付けて……」
ラル:根拠のある言葉ではなかったが、それでも口を衝いて出たのは。
ラル:あるいは、自分が信じたい未来だ。
ラル:「ええ。みんな……一緒に。ここを出るんだから」
ヤン陰:「……うん、そう、だね……ごめん、少し暗く考えてて……」
ヤン陰:「……まだ、落ち着かないけど…明るく考えた方が…いい…よね…?」
ラル:「そうよ。楽しいことを考えるの」
ラル:「ここを出たら、どんなことをしようかとか」
ラル:「施設についた後の、素敵なお茶会のこととか」
ヤン陰:「う…ん……ふ、ふふ……考えて見るよ……お茶に…すること…か……」
ヤン陰:「心配してくれて…ありがとう」
ヤン陰:「嗚呼……でも、悲しいな……まだ、考える余裕は…無いみたいだ…気を付けて、次が……来る」

NC:行動値1、ラル、ヤンインの手番。
ラル:看護婦Aは死んでるんですっけ
黄梦琪:ぶちころしました
黄梦琪:Bは生きてますね
ラル:じゃあBをギロチンかな
ヤン陰:ギロチン待ちしとこうかな
黄梦琪:殺せるかな~?
ラル:じゃあやりま~す
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [1]+1 → 2[2] → 失敗

ヤン陰:補正があったよかったな
黄梦琪:セーフ!
ラル:うーん振り直していい気もするが
黄梦琪:任せちゃう
ラル:しちゃお。スキュラへの友情を0→1
ラル:振り直します
NC:来い!
黄梦琪:がんばえ~!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:最高の女
NC:クソァ!
ラル:やっちゃ
スキュラ:やるわね
ヤン陰:ラル…(きゅん)
ラル:1+切断・転倒でぃす
首切り看護師:エンバーミング 強制施術 損傷
首切り看護師:行動値-2!
ラル:移動妨害残しよって!
ヤン陰:妨害の魂は残っておったか
スキュラ:いやな魂だ
ラル:あ、行動値は1→-2

ラル:「庇ってもらってる分は……」 有刺鉄線を強く握り直す。
ラル:「働かなく、ちゃ!」
ラル:思い切り振り揚げれば、先刻投擲したままのギロチンが再度暴れ出す。
ラル:跳ね上がった刃が、またも看護師に襲い掛かる。
首切り看護師:「────」
首切り看護師:看護師の胴体が、真っ二つに切断される。
首切り看護師:人間ならば当然即死だ。だが、未だに鋸を持ち、振り回す。
ラル:「本当……しつこいんだから」

NC:同じくカウント1、ヤンインの手番!
ヤン陰:[ホッパー]を使用、花園へ移動します
NC:OK!
ヤン陰:こいつはよぉ~!移動妨害が無効なんだよ~! 1から-1ですね

ヤン陰:「……ふぅ、少し頭が冷えてきた…うん、そろそろ次へ行かないと……嗚呼、私が道を…開こう…かっ!」
ヤン陰:ダンッ!と飛んで扉へと距離を詰め…近くの敵に取り囲まれ……自嘲的に笑う。

NC:カウント0!ラウンド終了。
NC:任意の未練に狂気点1を加えてください。
黄梦琪:ヤンインへの未練 1→2へ
ラル:スキュラへの友情が1→2
スキュラ:ラルへの未練が0>1
ヤン陰:ホァンへの未練0から1!
ヤン陰:最大行動値11なのでー1から10へ
ラル:【煉獄の檻】の効果により、-2から一気に10へ
黄梦琪:行動値11
スキュラ:0から9!

NC:2ラウンド目。
NC:奈落から楽園まで1体ずつ、ヘビトンボD E F G Hを配置!
ラル:ひーっ
黄梦琪:やめろ~~~~!
ヤン陰:もうあなたたちが食べる分は無いのよ!
スキュラ:羽音がうるさい!

NC:アンデッド達の呻き声や悲鳴、破壊音。銃声を聞きつけ、大量のヘビトンボたちが病院に群がって来る。
NC:窓の外には、既に大量の群れが旋回している。
ユリイカ:『気付かれましたね』
黄梦琪:「あれだけドンパチやってりゃネ」
ユリイカ:『最早一刻の猶予もありません。速やかに脱出しましょう』
ラル:「…………」「そうね」
ヤン陰:「嗚呼……最低だ……うるさい観客が増えるばかりか……はやくみんなで出ていこう…」
スキュラ:(これ、うまく建物から逃げ出せたとしても……)
スキュラ:(……ううん。弱気になっちゃ駄目)
ラル:(ヤンインちゃんが先導してくれている。黄ちゃんは傷も浅い。スキュラちゃんは……)
ラル:「……踏ん張りどころだわ」

NC:カウント11、ホァンの手番!
黄梦琪:【せぼね】使用。 次カウントで使うマニューバ1つのコスト-1
黄梦琪:行動値10
NC:ではカウント10、ラル、黄、ヤンインの手番!
黄梦琪:行けーっ!ヤンインちゃん!!!
ヤン陰:とりあえず看護師やっちまいますか!私から!
スキュラ:コロセー!
ラル:いけ!
ヤン陰:シザーハンズで首切り看護師Bを攻撃します!狂鬼で補正+1
NC:どうぞ!
NC:いや!
ヤン陰:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

ラル:オーバーキル!
NC:グェーッ
黄梦琪:む!
ヤン陰:おっと!トンボかい!
NC:そう!
黄梦琪:おっと
NC:R!
NC:ヘビトンボGとB!
NC:【よぶんなはね】
NC:おおあごをラピッドで使用!
ヤン陰:R
ヤン陰:円舞曲
黄梦琪:おっと
黄梦琪:なるほど!
ラル:えらい!
ヤン陰:保険はかけていくぞ……
黄梦琪:上手いぞ~!
NC:攻撃!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

NC:-1なので脚!
NC:まず2点!
ヤン陰:J
ヤン陰:エンバーミング
NC:オァァン
ラル:やるー!
黄梦琪:キャーッ!!!
スキュラ:すばらしい
ヤン陰:あんまり使いすぎると逃げられなくなる…!
NC:では失敗、もう一体!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [4] → 4[4] → 失敗

NC:クソ~~~
NC:ヘビトンボGとB行動値8>6
NC:そして看護師は普通に死ぬ!
ヤン陰:グッバイ!【円舞曲】-1【エンバーミング】-2【シザーハンズ】-2 合計10から5
NC:ラルホァンどうぞ!
ラル:移動で?
黄梦琪:しちゃうぜ?
黄梦琪:【ほね】で花園へ。
NC:R
NC:ゾンビ【むらがる】
NC:移動妨害1!
黄梦琪:R
黄梦琪:【発勁】でゾンビを地獄へ。
NC:びぇ~~~~
ラル:最高
黄梦琪:グッバイ!
スキュラ:グッジョブ
黄梦琪:行動値はせぼね分で8!
エルドリッジ:R
黄梦琪:何…?
エルドリッジ:【追加義肢】
エルドリッジ:死ねホァン!!
黄梦琪:やめなさい
スキュラ:ゲーッ
ラル:R
ラル:【アサシンブレード】
ラル:止められっかな
NC:なんだと……
NC:止めてみろ!
黄梦琪:激熱すぎる
NC:あ
NC:R
NC:いけ!ヘビトンボAC!
NC:よぶんなはねおおあごアタックだ!
黄梦琪:もうめちゃめちゃや
ラル:おめーもあんのかよ!
NC:死ねラル!
ヤン陰:踊ってかわすのよ!!
ラル:号令ある?
ラル:いや厳しいか
黄梦琪:ですね~
黄梦琪:行動値はもう移動に回したほうがいいかも…?
スキュラ:だと思います
ラル:仕方なし
ラル:全部避ける
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [1] → 1[1] → 大失敗

黄梦琪:かわいいね
NC:ニャン???
ヤン陰:いいこ
NC:このエルドリッジとかいうやつ食べよ
黄梦琪:センセエ!
ラル:草
スキュラ:貴様ーッ
エルドリッジ:はらわた はらわた損傷
ラル:はらわたもう削れてますよね
NC:あれっそうだっけ!
ラル:黄梦琪:2ダメ爆発です
首切り看護師:はらわた はらわた かた こぶし 損傷
エルドリッジ:はらわた はらわた かた こぶし 損傷

黄梦琪:ほんとだ~
エルドリッジ:じゃあほね あし損傷
ヤン陰:おいしいところは最初に食べちゃったんだねぇ
NC:もう一発だ!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [8] → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

NC:オホホホ
NC:2点!
NC:ヘビトンボAC 行動値8>6
スキュラ:D
ラル:J
ラル:あし
スキュラ:あ
ラル:さすがにキツかろ!
スキュラ:あしやってもらう方がいいな多分……すみませんこっちなしで!
NC:何ィ?
NC:脚に当たるけどいいのか!?
ラル:ほねは一本あればいい
黄梦琪:かっこいいタル……
NC:嘘だろこいつ
スキュラ:ラルちゃん……
NC:じゃあ死にやがれ!!
ラル:ほね・あし損傷!
NC:ではラルのアサブレ!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:いいぞいいぞ!
NC:ヒィ~~
ラル:必中くんだな
黄梦琪:マジ?
NC:やめてけろ
スキュラ:ワオ
ラル:D
ラル:有刺鉄線
ヤン陰:行けーっ!罪人!
NC:ゆるして
ラル:胴に3ダメ
エルドリッジ:せぼね やせぎす 金属骨格損傷
ラル:この野郎!
ラル:連撃!
NC:来い!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:オイオイオイ
ラル:悪いね
NC:ふざけるな!!
黄梦琪:主人公????????
NC:イカサマだ!!!!
スキュラ:主人公ではないけど最高
ラル:胴ぶった切られてもろて
ヤン陰:敵の親玉絶対片付けるウーマン
エルドリッジ:追加義肢 損傷 胴全損!
ラル:行動値は暫定7に
NC:これで追加義肢が潰れ、ゾンビも地獄送りにされたので
NC:ホァンが普通に移動!
黄梦琪:ありがた~!
スキュラ:これ
スキュラ:随行ってこのタイミングで宣言できます?
スキュラ:移動マニューバにRでひっかけないと駄目?
NC:できることにしましょう!
黄梦琪:やさNC……!
スキュラ:わーいありがとう!ではR随行!
スキュラ:花園に移動します!
黄梦琪:これってカウント10で
黄梦琪:まだラル動けましたっけ?
黄梦琪:Rで減らしちゃったから出来ないかな?出来るっけ?
NC:あ、アクションしてないじゃん
NC:動けますね
ラル:こっちもほねで移動しましょう
黄梦琪:やっぴ~!
ラル:みんなで花園へレツゴー!
スキュラ:そうなるんだ
ヤン陰:あはは うふふ
スキュラ:なかよし!
ラル:行動値は4

NC:ヘビトンボの群れが、動くもの全てに容赦なく襲い掛かる。
NC:その大顎が真っ先に向けられたのは、一人先んじたヤンインだ。
ヘビトンボ:「ギィイイイッ!!」
ヘビトンボ:甲高い叫びと共に、羽をばたつかせて喰らい付く。
ヤン陰:「……フ、フフ……嗚呼、皆のお陰だ…落ち着いてきた…」
ヤン陰:とてもとても速い、だが直線的な動くを、最小限の回転で回避すれば……
ヤン陰:そのまま、回転の速度を上げ、近くにいる看護師の元へと
首切り看護師:「……」
首切り看護師:頭部を失った身体で、ふらふらと鋸を振り回す。
ヤン陰:「嗚呼……すまない、お前はもう……フ、フフ…切り刻まれていて、躊躇わなくてよいし…」
ヤン陰:「綺麗な顔のままでも…躊躇わないと、決めているんだ…」
ヤン陰:ひゅん、と音がしたと思えば、ぼとりと拘束具が、腕が落ちる
ヤン陰:「……ホァンも、もうじきここにくる……ふ、ふふ……大丈夫だ……大丈夫……なんだ!!」
首切り看護師:「…………」
ヤン陰:そのまま、最後に上から大きく腕を振り下ろせば、防御の手段を失った看護師の体へと鋏が沈んでいく。
首切り看護師:抵抗もできない。
首切り看護師:ヤンインが通りすがると同時、バラバラの輪切りとなって崩れ落ちる。
エルドリッジ:「っ……う、ぁあああああっ……!」
エルドリッジ:無数のヘビトンボたちが、患者に、そしてエルドリッジにも襲い掛かり、肉を喰いちぎる。
エルドリッジ:「待ってください……!あなた達……そんなに傷だらけで……!」
エルドリッジ:「戻ってきてください……!私に……!」
エルドリッジ:「私に……治させてください……!」
エルドリッジ:ヘビトンボに喰らい付かれながら、君達の脚を止めようとメスを振るわんとする。
ラル:「黄ちゃん」
ラル:「スキュラちゃんをお願いね」 追いすがる敵に向き合っている。
黄梦琪:迫りくるヘビトンボの群れを近寄らせまいと、銃撃で牽制し。
黄梦琪:「考えとくヨ」
ラル:「私は、彼を」
黄梦琪:「アタシは、こいつらネ」
黄梦琪:彼女の道を塞ぐ死者たちを、踊るような体捌きで吹き飛ばしたあと。スキュラの方に向かって駆け出していく。
ラル:攻撃の波に逆らって飛び出す。迫りくるトンボの、一匹の攻撃を躱し、二匹目には食らいつかれる。
ラル:それでも構わず、飛ぶ。その先には。
エルドリッジ:「……!」
ラル:「エルドリッジ先生」
ラル:「ありがとう──みんなを治療してくれて」
ラル:有刺鉄線が絡みつく。たどり着けるように。逃がさぬように。
ラル:「ありがとう。私に、思い出したくない記憶を……」
ラル:「思い出すべき罪を、取り戻させてくれて」
ラル:固定した巨体に片足で着地。と同時に、脚から刃が飛び出す。
ラル:巨体に深々と突き刺さった刃を、そのまま、力任せに振りぬく。
エルドリッジ:「あ────」
エルドリッジ:どす黒い血飛沫と共に、副腕が根こそぎにされる。
ラル:「もう一度、ありがとう。私たち、退院するわ」
エルドリッジ:メスがからからと床に落ち、巨体が倒れ込む。
エルドリッジ:「そんな……まだ……」
ラル:傾ぐ巨体を蹴って飛ぶ。みんなのもとに帰るために。
エルドリッジ:「そんな……許可は……」
エルドリッジ:追い縋るように、小さな服椀を伸ばし。
エルドリッジ:そのまま意識を失った。
ラル:「いずれまた会うとしたら。その時は、同じ煉獄ところで」
ラル:言葉を残し、離れていく。

NC:カウント9、スキュラの手番!
スキュラ:ほね使用。花園から楽園へ移動を試みます
NC:R
NC:ゾンビむらがる!
NC:移動妨害1!
黄梦琪:やめろ~~~~!
ラル:わらわら
スキュラ:むらがられてしまった~~~!
ヤン陰:皆に群がられてまんざらでもなさそう

NC:病室の出口に、患者が大挙して押し寄せる。
NC:単純な肉の壁、質量として行く手を塞ぎ、通り抜けて進むことが出来ない。
スキュラ:「むむーっ……!」触腕を総動員して押し合う。雪崩れ込まれることこそ防ぐが、かき分けることもできない膠着状態。
スキュラ:(ラルちゃんは……)
スキュラ:その中、ほんの一瞬だけ、後方に残してきた少女を案じて振り返り。
スキュラ:「…………」
スキュラ:もはや蟲に群がられるだけとなったエルドリッジ医師が視界に入って、少しだけ眉尻を下げた。

スキュラ:行動値9>6
NC:カウント8!
NC:ヘビトンボとゾンビの手番!
NC:えーと……
黄梦琪:待機かな?
NC:奈落と地獄のヘビトンボ、DEFが【はね】で花園まで移動!
NC:楽園のヘビトンボは誰かくるまで待機。
NC:地獄のゾンビは移動、行動値8>5
NC:花園のゾンビは引き裂く攻撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

NC:らるしね!
ラル:へへ
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [1] → 1[1] → 大失敗

ラル:おまえがしね!
黄梦琪:あっ
ヤン陰:さいこ~~
NC:ほにゅ?
スキュラ:おやおや
NC:ヘビトンボGのあしと中枢神経を食う!
NC:おいしい
ラル:よかったね
NC:行動値6に。
NC:カウント8、ホァン!
黄梦琪:とりあえず【せぼね】!
黄梦琪:行動値7!
NC:じゃあカウント7でまたホァン!
黄梦琪:ワンモア【せぼね】
黄梦琪:行動値6!
NC:カウント6!
NC:ヘビトンボが全員動く!
黄梦琪:ギニャ~~~!
NC:えーと……
NC:ヘビトンボBDEFG
NC:全員1回ずつ殴ってひとりだけ2回殴られるのは
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 4

NC:ホァン!
黄梦琪:アタシが何したってんだヨ
NC:死ね~~~~
NC:1NA スキュラ
Nechronica : (1R10[1]) → [9] → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:1NA ヤンイン
Nechronica : (1R10[1]) → [7] → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

NC:1NA ラル
Nechronica : (1R10[1]) → [9] → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:1NA ホァン
Nechronica : (1R10[1]) → [3] → 3[3] → 失敗

NC:1NA ホァン2回目
Nechronica : (1R10[1]) → [10] → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

NC:最高の手駒だぜ
黄梦琪:j
黄梦琪:ヤンインへの攻撃をアームバイスで妨害2
NC:チィ~ッ
黄梦琪:コストはせぼねで相殺
ヤン陰:ワルツってるから足でも大丈夫だぜ!
黄梦琪:あっそっか!
黄梦琪:ごめんじゃああし!
NC:OK!
NC:当たったら2点!
NC:オラ!損傷しろ!
ラル:腕か……
スキュラ:うーんと
ラル:きちーけど、スキュたんもキツいよね
黄梦琪:めだまあご損傷
スキュラ:Dスチールボーンで1点減らします
スキュラ:で、うじむしで受ける
ヤン陰:1エンバぐらいなら逃げ切ること考えても余裕あるけども
スキュラ:庇うことも一応できる範囲ですが
黄梦琪:ラルちゃん腕ヤバ?
ラル:日本刀かギロチンは壊れますね
ラル:この戦闘ではもう使わないと言えば使わない気もするけど
黄梦琪:甘んじて受けたほうがいいかなあ……
黄梦琪:次狙われたら
黄梦琪:ワイヤで逃げちゃっていいかもですね
ラル:ですかねー
ラル:うで・日本刀
スキュラ:あ、こちら行動値6>5!
NC:ヘビトンボACははねで花園に!
NC:ゾンビはひきさく!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:スキュ!
スキュラ:ニャーッ
黄梦琪:当たらないヨ~~~
ラル:よけろ!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [1] → 1[1] → 大失敗

ヤン陰:愛してる
黄梦琪:草
NC:なんで……
スキュラ:フン……余の敵ではないわ
NC:ゾンビが10体から8体に。ちょっとトンボに食われました
NC:敵は全員行動値6に!
NC:同じくカウント6のホァン!
黄梦琪:【せぼね】!
黄梦琪:現在-2まで! 行動値5!
NC:ではカウント5!
NC:ゾンビは花園に移動、合流!
黄梦琪:全員移動しちゃう?
NC:同じくカウント5、スキュヤンホァン!
NC:行動どうぞ!
黄梦琪:では楽園へ【ほね】
黄梦琪:せぼね分でコスト-1 行動値4
スキュラ:同じくほねで楽園へ移動!
スキュラ:行動値5>2
NC:逃げるなァァ!!戦いから逃げるなァァ!!
NC:あとはヤンイン!
ヤン陰:遅れました!【せぼね】で5から4に!

黄梦琪:「スキュ。ラルが気になってる所、悪いけどサ」
黄梦琪:散弾銃を背中のホルスターに収め、彼女の胴をがしっと抱きしめて。
スキュラ:「ひゃっ」
黄梦琪:「マ、奴ならけろりとした顔でこっちまで戻ってくるヨ……多分ネ」
黄梦琪:そのまま持ち上げるように自身の肩へ抱え上げる。
スキュラ:「わわわ……」しがみつく手足を持っていない。代わりにぬるつく触腕の何本かを黄の胴体に絡ませる。
ラル:「ありがとう、黄ちゃん」
ラル:「こっちは私とヤンインちゃんに任せて」
黄梦琪:フッと短い息を吐き、自らの元へ殺到するゾンビたちに向かって、一歩二歩と助走。
ヤン陰:「嗚呼……よかった…」
ヤン陰:これで恐らく二人は安全圏だろう。少しだけほっとし
黄梦琪:屍体の群れの手が、今にもふたりを触れんとしたその直後。だんっ、と床の踏み砕く音と共に、彼らの視界から獲物の姿は消えて。
黄梦琪:異形の身と化した少女1人を抱えて、約2mほどの跳躍。
黄梦琪:躰に歪に生えた触手を自在に操るのでもなく。
黄梦琪:2つの頭がくるくると切り替わるのでもなく。
黄梦琪:多数の刃を手足のように動かす技術でもなく。
黄梦琪:華奢で儚く、姉妹を魅了して止まないこの罪な見目麗しい躰もまた……体躯の全てを戦闘用に改造された強化人形アンデッド
黄梦琪:そして、幾つかの屍体の頭を蹴り砕き。ようやく出口の扉近くまで辿り着き。
黄梦琪:戦闘中のふたりに目を配る。
スキュラ:異形の身が万全に残っていた時とは歴然として、手足も内臓も失った分、元より小柄だった生前と比べても軽い。だが、それにしても。
スキュラ:鋭く風を裂いて飛ぶ感覚が、尋常の身体能力で齎されるものでないことは分かる。
スキュラ:「……よ」
スキュラ:「よくできました」
黄梦琪:「………」
ヤン陰:ちら、とホァンと目が合う、それは一瞬だったけれど。
ヤン陰:嗚呼、気にしてもらえている。それがすでにない心臓を、早く響かせてくれた気がして
ヤン陰:「ああ……不安だけど……やってみるよ……がんばろう、ラル」 少しだけ、背筋を伸ばし
ヤン陰:「さぁ……来なよ……虫共…私もまぁ…ウジ虫、だけどさ…必死に逃げるから……少し食べづらい…よ?」
ラル:「ええ」 こちらは振り返らない。きっと果たしてくれると信じている。
ラル:「早く、みんなに追いつかないと」 折れた日本刀を捨て、ギロチンを構える。

NC:カウント4!敵の行動!
ラル:全員ファンブルしてくれ
黄梦琪:今日ヘビトンボくんが負けたことがあるということがいつか大きな財産になる
NC:多すぎてよくわからなくなってきた
スキュラ:言わんこっちゃない
ヤン陰:トンボ君も困惑して出て行っていいんだぞ…
NC:ヘビトンボABCDはラルに、EFGはヤンインにおおあご!
ラル:こっちが一匹多いとはね
ラル:やはりNo1
NC:まずラル
NC:4NA
Nechronica : (4R10[1]) → [4,6,7,7] → 7[4,6,7,7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

NC:任意2点、脚に2点2点!
ラル:あ、なるほど
黄梦琪:出目が悪意しかねえ
ヤン陰:足がつぶされるのは絶対NGなので少なくとも片方はエンバミしたほうがいいよね…
ラル:一旦このカウントは大丈夫
黄梦琪:そうですね
ラル:ないなっても同時行動でほね使えるし
ラル:次ターンもワイヤーリールで1回は試行できる
ヤン陰:そうか、同時行動じゃったか まだルールがうろ覚えマン…
ラル:えーと、とりあえず脚のほね・アサブレが壊れる
ラル:足全損
ラル:めだま・あご
ラル:せぼね・有刺鉄線
スキュラ:あ、ワイヤーリール回避なしなら一発は庇います
NC:待ちな!
NC:当たった箇所が無くなってたら……攻撃側の任意で選べるぜ!
ラル:わーお
NC:頭に2点!
ラル:だと庇ってもらった方がいいかな
ラル:頭ないなっちゃう
スキュラ:ではD庇う!
ラル:ありがてえ~
スキュラ:脚に入ったやつの片方を貰います
スキュラ:めだまとせぼねを持ってけ!
NC:じゃあ次はヤンイン!
ヤン陰:ワルツワルツ!
NC:3NA-1
Nechronica : (3R10-1[1]) → [1,9,10]-1 → 9[0,8,9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:クソダイス!
NC:大失敗分でゾンビは16体に減ります
ヤン陰:極端ぬ
スキュラ:ゾンビ保険やめろ
NC:そして胴と腕に2点!
ヤン陰:まず胴ははらわたはらわた
ヤン陰:うーむ腕は、強化いっちゃうな…やむなしうでとシザーハンズが壊れます
NC:ゾンビは楽園に移動!
NC:楽園のヘビトンボHはおおあご!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:対象スキュラ!!
スキュラ:R死に続けでめだまを回復!
スキュラ:こい!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [1] → 1[1] → 大失敗

NC:なんで
スキュラ:フッ
NC:D外骨格 防御1で脚だけ損傷
NC:ヘビトンボは行動値2、ゾンビは1!
NC:同じくカウント4、ラルヤンホァンどうぞ!
ヤン陰:あ、しまった!はらわたもう失ってました申し訳ない!せぼねがなくなるのと攻撃側任意だ!
黄梦琪:【せぼね】で待機。
黄梦琪:行動値3
ラル:ほね!
ラル:楽園に移動
ラル:行動値4→1
ヤン陰:ほねで楽園に移動 行動は4から1にー

NC:逃れようとするラルとヤンインに、大量のヘビトンボが群がり、追い縋る。
NC:舞い飛ぶ鮮血。大量の大顎が喰らい付き、噛み千切り、まるで鳥葬めいた有様だ。
NC:ばたばたという羽搏きと、外骨格と関節のきしむ不快な音が、辺りに満ちる。
ラル:「さすがに、厳しいわね」
ラル:いつものような冷静さにみえて、声色には焦りが滲んでいる。
ラル:武器を失った身では。削られた足では。満足に捌ききることはできない。
ヤン陰:「……かわしても、かわしても、キリがない なっ!」
ヤン陰:角度も甘く、力の入っていないその手では迫るヘビトンボの顎を切り裂くことはできず、逆に鋏が折られてしまい。
ラル:大顎に側頭から食いつかれる。生じた隙に、さらに深々と足を食われる。
ラル:「……だったら」
ラル:自らギロチンで足を切り落とす。転がるようにして、姉妹たちのもとへと逃げ込む。
スキュラ:「ラルちゃん……!」辛うじて届かせた触手で引き込む。
ヤン陰:「…ラル!」 心配そうに後を追うと、ヘビトンボに背後から襲われて背骨が折られ……
ラル:「……、スキュラちゃんね」 ぐい、と引っ張られる。視界も覚束ない。
ラル:「ふふ。格好悪いところを見せちゃったわ」
スキュラ:「…………」
ヤン陰:「ぐっ……で、も……あともう……一歩…だから がんばろう、みんな…」 がくがく、と回転の制御も聞かなくなってきた体で、出口を目指す

NC:カウント3、ホァン!
黄梦琪:同上、【せぼね】で待機。現在コスト-2まで。
黄梦琪:行動値2。
NC:カウント2、ヘビトンボの手番。
NC:楽園のHくんがおおあご
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:対象スキュラ!
スキュラ:海産物がお好みのようだな
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [4] → 4[4] → 失敗

黄梦琪:いらねえってさ
NC:な~~
スキュラ:好んでなかった
ヤン陰:グルメ
ラル:注文間違えたみたいだぞ
スキュラ:こども舌め
NC:残りのヘビトンボは全部楽園に移動!
NC:同じくカウント2、スキュラとホァン!
黄梦琪:【せぼね】ェ!!
黄梦琪:現在コスト-3まで。行動値1へ。
スキュラ:せぼねすらない!
黄梦琪:逃げな!
スキュラ:逃げます!ほねで脱出!
NC:では1NCで逃走判定!
ラル:ファイト!
スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功

NC:逃げるな~~~~~~~
スキュラ:ごめんね!お先します!
NC:スキュラは逃走成功!
黄梦琪:ヨシ!
ラル:タコ大脱走
ヤン陰:黄金伝説の浜口の回
黄梦琪:死んじゃうじゃん

NC:出口まであと少し。だが、大量のヘビトンボが獲物を逃さんと、大挙して一斉に追ってくる。
スキュラ:「黄ちゃん、あっち」
スキュラ:触手の先で窓ガラスを指差す。ヘビトンボの群れと、姉妹たちの間の位置。
スキュラ:「投げて……!」
黄梦琪:「(大胆になったもんだネ)」
黄梦琪:首肯の後、自身に絡みついていた触手をひとつに束ね。彼女ごと、ぐるりぐるりと。砲丸投げの要領で。
黄梦琪:「───アアッ!」ぶしゅり、と腕に染み出た粘菌にも厭わず、回転の勢いのままスキュラを窓ガラスに向け放り投げる!
スキュラ:ぎゅっと目を瞑り、僅かに残っていた硝子を砕きながら空中に飛び出す。鋭い破片も落下の衝撃も、既に死んだ身であればさして恐ろしくはない。恐ろしいのは。
スキュラ:「……すぅーーーっ」
スキュラ:「わーーーーーーっ!!!」
スキュラ:叫ぶ。先んじて逃げることになる自分が、せめて少しでも昆虫の群れを引き付けられればと。
スキュラ:全てがこちらに来たのならば、友達には別の場所から逃げてもらうこともできる。

NC:カウント1!ゾンビの手番。
NC:ひきさく攻撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

NC:ラル死ね!
ラル:1はもういねーだろーが~~!
ラル:きな!
NC:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [5] → 5[5] → 失敗

NC:クソが~~~
ラル:アホめ!
NC:同じくカウント1!残りの3人!
黄梦琪:うでもアムバもある!振りな!
ラル:ワイヤーリール!
ヤン陰:ホッパー!
NC:判定しやがれ~
ヤン陰:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗

ヤン陰:ここでかい
NC:オホホホホ
黄梦琪:ヤンイン~!
ラル:ひえっ
スキュラ:アイエッ
ラル:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [6] → 6[6] → 成功

ヤン陰:えーと狂気降り直し! ホァンへの狂気が1から2!
ヤン陰:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [6] → 6[6] → 成功

黄梦琪:最高の女
ラル:よかった~
NC:なんだと~~~~~~????
黄梦琪:では自分もほねで逃走判定。
黄梦琪:せぼね分でコスト帳消し。
黄梦琪:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗

NC:ヒヒーッ
黄梦琪:そう来たか…
ラル:やばば
黄梦琪:うでとアムバ使っても良いです?
黄梦琪:だめなら修羅入れます
NC:いいですよ
黄梦琪:ありがてえ……! ありがてえよ……!
黄梦琪:では達成値6!
スキュラ:やさしい~
NC:では全員脱出成功!
NC:戦闘終了です。
ラル:やったー! 生き残った!
黄梦琪:また薄氷だった…
黄梦琪:スゲー塩梅のバランスだぜ…!
スキュラ:五体満足!

NC:ガチガチと顎を鳴らして、ヘビトンボたちが君達に迫る。さらに患者アンデッドたちまでもが。
NC:「怪我をしているの?」「治療を……」「エルドリッジ先生は……」
NC:笑顔で繰り返すまま、ぶちぶちと不快な音を立て、ヘビトンボたちに食いちぎられていく。
ラル:「……スキュラちゃんったら」 外から聞こえた絶叫に嘆息する。
ラル:「『早く追いつきなさい』って、隊長命令かしらね」
黄梦琪:「健気なもんだネ。自分も虫の息だってのにサ」
ヤン陰:「……あぁ、スキュラに…早く追いつこう…彼女だけ追われないか、嗚呼…心配だしね……」
ラル:薄っすらと目を開く。休ませていたおかげか、わずかに視界がきくようになっていた。
ラル:「足はなくなっちゃったけど……」
ラル:地に腰を下ろしたまま、残された数少ない武装──ギロチンを振り回し。
ラル:投げる。スキュラが脱出した窓をさらに壊しながら、外へと落ちていく。
黄梦琪:「……」
ラル:「おかげで、軽くなったから」 言いつつ、身体が浮かぶ。
ラル:「私も、行くわ──……」
ラル:声が遠ざかっていく。引き摺られるように、外へ脱出していく。
ヤン陰:「……ああ、なんて前向きなんだろう…な、見習わないと……」「……じゃあ、ラル…また後で」
黄梦琪:宙に投げ出された彼女から目を切り、もうひとりの少女へ声をかける。
黄梦琪:「ヤンイン。足は?」
ヤン陰:「……! あぁ、 ああ…大丈夫……! まだ、全然動くよ…!」
ヤン陰:「動かなくても、動かせるよ…!」
ヤン陰:嬉しそうに、意気込んで応答する。
黄梦琪:「動かないんだったら、動かないとちゃんと進言して欲しいもんだけどネ」呆れた顔で苦笑しながら。
黄梦琪:「無事……とまではいかないが。ま」
黄梦琪:「大事なくて、良かったネ」
ヤン陰:「…ぅあ……ご、ごめん……でも、大丈夫……動く、から…」 しゅんとして でも優しい声をかけられればまた笑顔で
ヤン陰:「…うん、ホァンも…また傷ついちゃったけど……元気で、よかった…」
ヤン陰:(ホァン……あぁ、綺麗、だったな……) 共に逃げながら、スキュラとホァンが見せたコンビネーションを思い出す。
ヤン陰:それはとても綺麗で、力強い回転で……一緒に回るのは、自分とではなかった。
ヤン陰:「…つ」思い返すと、体のどこがじくじくと痛み、久方ぶりに感じた痛みに、足を滑らせそうになる。
黄梦琪:「おっと」体制を崩しかけた彼女を力強く支えて。
ヤン陰:「……!!」
ヤン陰:「……あ、あの…またドジを踏んでしまった……嗚呼……みんなが生き残れたからよかったものの…私…また…」
黄梦琪:まだ鬱屈とした言葉を重ねる彼女を目で制して。
黄梦琪:「反省会なら後でゆっくり聞いてやるから───」
黄梦琪:彼女に肩を貸したまま、窓枠へと足を掛ける。
黄梦琪:「このまま落ちるヨ」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「怖いなら」
黄梦琪:「手でも握っててやろうか?」
ヤン陰:「……っ!うん……怖くな………」
ヤン陰:「いや……」
ヤン陰:恐る恐る、嘘だと払いのけられないか、不安がちらつきながらも、手を伸ばし
ヤン陰:「怖い……です……」
ヤン陰:ぎゅっ、と握った手は拒まれることなく。
ヤン陰:2人そろって落ちた時。ヤンインの胸に恐怖というものはなく…余計に拗らせた憧憬だけがあった。

---

NC:戦闘終了です。
NC:全員が逃走したため、修復は不可!
NC:残念だったネクね~~
ラル:かなしい
スキュラ:クソーッ
ヤン陰:また次の街に病院あんじゃない?
黄梦琪:許せねえよ!こんなん許せねえよ!

カルマ
・全員が逃走成功する……5点
・一人も完全解体されない……5点


NC:を達成したので
NC:全員に寵愛点10点を進呈します。
黄梦琪:ワ~イ!モグモグ!
ラル:わーいわーい
NC:次回までに考えときな!
スキュラ:ズゾゾゾーッ
ヤン陰:あと2回あるから20点溜まるのを待ってみるのも有といえばありか…悩むな…
NC:狂気点減少!
NC:任意の未練から1点減らしてください。
ラル:たからもの! 2→1です!
黄梦琪:たからものの未練が3から2へ!
スキュラ:たからものへの依存を3>2!
ヤン陰:ホァンへの狂気はとっておくか…たからものを3から2へ!
NC:ではエンドパート!

---

NC:君達は病院を脱出し、合流に成功した……が、当然、翼を持ったヘビトンボの群れが止まる訳は無い。
NC:病院から溢れ出し、そして街中から集まって来る群れに追われ、君達はまだ逃走を続けていた。
NC:廃墟の街を、傷ついた身体で必死に駆けずり回る。
スキュラ:「な」
スキュラ:「なんでみんなこっちに来ちゃうのーっ!」
スキュラ:残った蛸足を総動員して走っている。
ラル:「当たり前でしょう」
ラル:「スキュラちゃんだけ放っておけるわけないもの」
ラル:真っ先にそっちへ飛び降りたのもラルだ。拾った廃材を杖代わりにしている。
スキュラ:「気持ちは嬉しいけどぉ……!」
ヤン陰:「嗚呼……最悪だ……いや、でも……あれが居たから…ふ、ふふ……」
ヘビトンボ:「ギイィイイイッ!!」「キチチチチ……」
ヘビトンボ:あちこちに激突し、体液を撒き散らしながらも、次々に追ってくる。
黄梦琪:「退路の際で死体と蟲が共食いしてたってのもあるけどサ……ゲッ」
ヤン陰:手を開いて、握って、後ろの目で見ながら都度都度皆に指示を出す 「嗚呼…次は右後ろから…」
NC:そしてふと気が付けば……ここまで君達に随伴してきたユリイカ────ドローンの姿が、どこにもない。
ラル:指示に従いつつ。「キリがないわね……本当だったら」
ラル:「ユリイカちゃんが、逃走経路を調べておいてくれているはずだったのに」
ラル:「どこにいったのかし、らっ」 抜けてきた一匹をギロチンで切り捨てる。
スキュラ:「えっ。はぐれちゃってる……!?」
ヤン陰:「嗚呼…どこにいってしまったんだろう……」 敵を見ながら、少し上空を見上げるも、その姿は見当たらず
ヤン陰:「私が、浮かれず…ちゃんと見ておけば……嗚呼、次の道もはっきりと分からないまま進むのか…?探さないと……ああ、だが次は左から……ッ!」
黄梦琪:「トンズラこきやがったんじゃねえのかヨ、どうせ……」銃声は目立つ。銃身を振って左のヘビトンボを薙ぎ払う。
NC:その時、君達の網膜に、ルート表示が映し出される。
NC:以前シェルターで見たのと同じものだ。
ラル:「あら」
ユリイカ:『聞こえますか、皆さん』
ユリイカ:耳に直接声が届く。
スキュラ:「ユリイカちゃん!」
ユリイカ:『そのルートをあと30秒以内に走破してください』
ヤン陰:「……おやこれは……皆にも…?」 「……っと、あ、あぁ…聞こえる…けど…あれ、この声は届くのかな…嗚呼…一人言だと…情けないな…」
ラル:「よかった。無事だったのね」
黄梦琪:「30秒…」
NC:そう話している間にも、ヘビトンボは君達のすぐ背後まで迫っている。
ヘビトンボ:「ギィ、イイイッ!」
黄梦琪:「五体満足なら余裕だったんだけどネ……」
NC:既に辺りはほとんど彼らに埋め尽くされている。逃げ場などとてもありそうには見えない。
ユリイカ:『弱音は求めていません』
ユリイカ:『早くしてください』
黄梦琪:「………テメー、覚えてろヨ、糞ロボット……!」
ラル:「励ましてくれてもいいのに……!」 猛然と走る!
スキュラ:「…………!」背後の間近で噛み鳴らされる大顎から、頭上のバスケットを抱えて守りながら。
ユリイカ:『カウント開始します。20、19,18……』
ヤン陰:「あぁ、右、左、後、斜め前……上は、あるけれど……飛べる奴には餌食、か… あと、30秒…30秒か…はぁ…」
NC:ルートは大通りを大きく曲がるよう示されている。ヘビトンボの一部が曲がり切れず、廃ビルの壁面に衝突。体液とガラスを撒き散らす。
ユリイカ:『10,9,8……』
NC:その時、ルートに従って必死に走る君達の前方、正面に。
???:「…………」
???:一人の少女が立っている。
黄梦琪:「………っ!」思わず足を止める。
???:黒髪の少女。大量のヘビトンボに追われて逃げてくる君達を、無感情な瞳で見つめている。
NC:丁度、ルート表示の終わり間際だ。
ラル:「あれは……」
ラル:「どっち?」 ギリ、と鉄線が軋む。
ユリイカ:『足を止めないでください』
黄梦琪:「ああっ、クソッ!」
スキュラ:「ど、どいて!」
スキュラ:「と言うか、逃げて!」こちらはそのまま走り続けながら叫ぶ。
???:「…………」
???:まるで反応せず、突っ立っている。
ユリイカ:『7,6,5,4……』
ラル:「……なら、駆け抜けるべき、ね」
ラル:廃材が折れる。最後の力を振り絞るように、前へ。
ヤン陰:「あぁ、もう…一体………ホァン!手を!」最後とばかりに加速していたホッパーの勢いが止まらないまま、ホァンの手を強引につかみ、前へと飛び跳ねて
黄梦琪:遮二無二その手を取って、身体の制御をヤンインに預ける。
ユリイカ:『3,2,1……』
ヘビトンボ:「ギュイィイイッ!!」
スキュラ:「……ユリイカちゃん……!」祈るようにその名を呼ぶ。
ユリイカ:『0』
NC:君達が丁度、ルートの終わり、少女のもとに辿り着いた、瞬間。
NC: ド バン!!
NC:背後で凄まじい衝撃と地響き、土埃が巻き起こる。
ヤン陰:肩が抜けそうなほど強引に引っ張り、既定のゴールの先へ駆け抜ければ、轟音。
ラル:「……!」 吹き荒れる風を受け、倒れ込むように転げる。
ヘビトンボ:「ギャァアアアアッ!!」「ギィイイイッ!!」
ヤン陰:「………ッ!な、何が起きてるか…見てる、から……!」 後ろの顔が開く目が、状況を把握しようと土煙の中を観察する
NC:立ち込める土煙で視界は閉ざされる。だが、ヘビトンボの甲高い絶叫と、みしみしと甲殻の潰れる異音が響き渡る。
NC:やがて煙が晴れてくると、その向こうに、何か巨大な影。
ラル:「うっ……」 身体を起こし、振り返る。
シデムシ:「…………」
シデムシ:大型トラックほどの、ムカデを思わせる巨大な昆虫。
シデムシ:それが地面から身を突き出して、醜悪な口器からヘビトンボの体液を垂らしている。
黄梦琪:ずり落ちそうになった丸眼鏡を正して。
ラル:「……地下鉄には降りるなって」
ラル:「ユリイカちゃんが言っていたのは……アレがいたから?」
ヘビトンボ:「ギィイイッ!!」「シュルルルルル……」
NC:ヘビトンボはある個体は逃げ、ある者は飛び回ってシデムシに噛みつきにかかる。
NC:だが分厚い甲殻が、まるでその攻撃を通さない。
NC:いずれにせよ、最早彼らの最大の関心が君達から百足の怪物に移ったのは確かだ。
ヤン陰:「あれが……そうか……」 「嗚呼、うん……最悪で……最高、だなぁ…ハハ、ハ… いや、こっちもまだ…安心できないか…」 
黄梦琪:「頼もしいネ、随分と」乾いた笑いを浮かべつつも、額には汗。
???:「何をしているのですか」
???:「見ている暇はありませんよ。急いでこの街を出ましょう」
スキュラ:呆然とその様を眺めていたが、我に返る。
ラル:少女を見上げる。
スキュラ:「……ユリイカちゃん?」
???:「ここまでの負傷は想定外です。計画を修正しなければ」
???:「? はい?」
???:「そうですが。何か?」
ユリイカ:背負った大きなリュックからは、ドローンと保存容器が覗いている。
ヤン陰:「…あぁ、うん…その口ぶり…ユリイカなんだろうな…… ずいぶん、大きくなったようだけど…」
ラル:「…………」 驚いたように目を丸くする。
ラル:「……お化粧直しをしていたのね」
ユリイカ:「これですか。件の病院に素体がありましたので」
ユリイカ:自分の腕を見て。
黄梦琪:無言で謎の少女に歩み寄り、その頬をぎゅっとつねる。
ユリイカ:「電力の節約にもなひゅとおみょひみゃしひゃので」
ユリイカ:「なんでひょうか」
スキュラ:「…………」
ヤン陰:(私もやった方がいいのかな…)
ラル:「ちょっと。黄ちゃん」
ラル:「駄目よ、いじわるは」
黄梦琪:ぎゅっぎゅっ。縦横左右丸書いてちょん。
黄梦琪:「夢かなって……」
スキュラ:「……起きてても痛くないと思うわ」
ユリイカ:「申しあげた通り、話をしている暇はありません」手を払いのけて。
ユリイカ:「急ぎましょう。ここを出ます」
ユリイカ:言って、リュックを背負ってさっさと歩いていく。
ラル:「そうね……食べ終わったら、こっちに来るかも」
ラル:ふらつきながら体を起こす。
スキュラ:「う、うん」
スキュラ:「……黄ちゃん。お願いなんだけど」
スキュラ:「今度はラルちゃんを背負ってあげてくれる?」
黄梦琪:「………ア?」しばらく呆然とした後、ようやく正気を取り戻して。
スキュラ:足に加え、杖も今しがた失った彼女を見て。
スキュラ:「わたしの体だと、うまくおんぶできないと思うし……」
黄梦琪:ラルを上から下まで、舐め回すように見て。
ラル:「……少し、恥ずかしいけれど」
ヤン陰:「……ああ、そう だね……うん、その方が…いいと思う」
黄梦琪:「………お人形さんみたいに、可憐だったのに」
黄梦琪:「無様な姿になったネ、ラル」
黄梦琪:くっくっ、と喉を鳴らして、肩を貸す。
ラル:「ふふ。可憐だなんて」
ラル:「ありがとう。お願いするわ」 身を寄せる。
ヤン陰:「………」 自分の耳を、目を少し塞ぐようにして、くるり、と頭を回す
ヤンイン:「フフフ!仲良しなのね!素敵だわ!ええとても!」 ホァンとラルのやりとりをおかしそうに笑い
スキュラ:「…………。ごめんなさい」
スキュラ:口惜し気に俯く。「わたしがみんなを守るって言ったのに」
ラル:「充分に守ってくれたじゃない」
ラル:「いま私がみんなといれるのは、スキュラちゃんのおかげよ」
ラル:「スキュラちゃんがいなかったら、今頃……」
ラル:振り返りかけて、やめる。もう跡形も残っていないだろう。
ラル:「……スキュラちゃんだけじゃないわね。黄ちゃんもヤンインちゃんも、みんないてくれたから」
ラル:「もちろん、私だって。少しくらい、頑張ったつもりよ?」
ヤンイン:「えぇそうだわ!スキュラちゃんが皆を守っていたからだもの!さすが隊長さんね!」
黄梦琪:「そうだヨ、そうだヨ」「スキュが居なけりゃアタシらとっくの昔にお陀仏サ」棒!
ヤンイン:「ラルも素敵だったわ!とっても強くって、傷ついても尚苦しさをこぼさなくて……」
ラル:ヤンインに頷き。「だから、『ごめんなさい』じゃなくって」
ラル:「また、『よく頑張りました』って。ご褒美がほしいわ」
ラル:「ね。私たちの隊長」
スキュラ:「……!」
ヤンイン:「ああ、素敵な病院だったのだから何か貰っておけばよかったわ!私も凄かったわありがとうってプレゼントが出来たのに…!」 残念そうにため息を
スキュラ:「な、慰めてもらいたくて言ったわけじゃないのよ」それは本当だ。己が感謝されるに足る活躍を示せなかったのが心残りだったのであって、その事実が変わることはないのだが。
スキュラ:どうにも顔が綻ぶのを止めることはできない。
スキュラ:「……今回は、とってもいいものを用意してあるから」
スキュラ:「この街を離れて落ち着いたらのお楽しみよ」
スキュラ:既に歩き出したユリイカの背中を見遣る。
ラル:「ふふ! じゃあ、早く落ち着かないと」
ラル:ひょこひょこと、覚束ない足取りながらも軽やかに。
ユリイカ:肩越しに振り向く。「さて、ここからの計画に関してですが」
ユリイカ:「ここから直接の最短ルートを通ると、巨大な樹海に差し掛かります」
黄梦琪:「……一息付くにゃ、まだまだかかりそうだネ」はぁ、と溜息。
ユリイカ:「現代の環境下での森林というものは、変異生物の巣窟となっており、どんなネクロマンサーであっても基本的に近付くことはありません」
ユリイカ:「そこで、我々は迂回ルートを取ることになります」
スキュラ:「迂回ルート」
ラル:「急がば回れ、ということね」
ユリイカ:「ええ。ここからですと……」
ユリイカ:「海岸線を通っていくことになります」
黄梦琪:「海……海か」
ヤンイン:「樹海って入ったら出られなさそうだものね!行くなら樹の海じゃなくて本当の海がいいわ!」
ラル:「海……」
スキュラ:「海」なんとなく触腕を蠢かす。
ヤンイン:「まぁ!ほら!やったわね!……でも特に泳げそうにないわ!でもなんだか楽しそうでうきうきしちゃう!」
ラル:「……いいわね。潮騒の音。赤ちゃんも安らぐんじゃないかしら」
黄梦琪:「おい、ポンコツ。この世界の海って……」
ユリイカ:「…………」黄の言葉は無視する。ポンコツではないので。
ユリイカ:「では、行きましょう」
NC:廃墟の街を、君達は進んでいく。
NC:断片的な記憶。先は見通せず、身体はより傷付いて。
NC:ただ、姉妹との絆だけは、確かに深まっていると。それだけを信じて。
NC:目指す先は────海。



【Chapter3】

NC:寵愛点消費のコーナー!
NC:今回は忘れなかったぞ
スキュラ:完全記憶人間!
NC:前回までの寵愛点で何か獲得した人は報告してください!
スキュラ:10点だから
スキュラ:改造を3にしてキャンサーを取ります
黄梦琪:キャンサー随行コンボ!
黄梦琪:強そうだなあ…
黄梦琪:ここは…温存!
ヤンイン:同じく温存!
ラル:そういうのもありなんだ
ヤンイン:20点あるとなんか別のポジションやクラスのスキルも取れるそうなんで様子を見てみたい気持ちはあるのだよね…
ラル:あーー別クラスのも取れるのか
黄梦琪:20あるとそうなんスよね…
ヤンイン:詳しくはP111じゃ!
ラル:面白そう。ぼくも温存してみよ
NC:ではスキュラ以外温存!
NC:今回で寵愛10点貰えるといいですね~

---

NC:どこまでも続く海岸線。
NC:曇天の下、遮るものなき砂浜が、地平線まで続いている。
NC:しかし海は黒々として、濁った油が浮き、
NC:浜辺には、大小さまざまな、無数の薄汚れた漂着物が堆積し、
NC:そこを小型の変異生物がごそごそと這いずり回り、蠢いている。
NC:先頭を行くのは、大きなリュックを背負ったユリイカ。
NC:そんな光景を気にも留めない様子で、すたすたと早足で歩いていく。
ヤンイン:「嗚呼!ついに来たのね!ごみの散らばった砂浜!黒い海!嗚呼!でも海だわ素敵だわ!」
ヤンイン:「アハハ!追いついてごらんなさーーーい!!」
ヤンイン:キャッキャと楽しそうに。2番目を歩く、海につく前にテンションがあがって先行して怒られたのだ。
ラル:「…………」
ラル:「元気ね、ヤンインちゃん」
黄梦琪:「コケても知らんヨ」
ラル:ゆっくりと歩いている。脚部の損傷が直っていない故に。
ユリイカ:「この海岸線を行けば、目的の施設までもう少しです」
ユリイカ:振り向きもせずに。
ユリイカ:「皆さん、人類のため、頑張ってください」
ヤンイン:「そうね!慎重にならないとだわ!皆も怪我が癒えていないし……嗚呼でも海だもの!ねぇスキュラも楽しくならない?」
スキュラ:「頑張るのはいいんだけど……」
スキュラ:ヤンインの言葉に、改めて海へと視線を向けて。「わたしは、ちょっとショックだわ。海もこんな風になっているなんて」
スキュラ:「……赤ちゃんが生まれても、綺麗な世界は見せてあげられないのよね」
ラル:「そうね……」
黄梦琪:「生前の頃の海とは大分……」「様変わりしているみたいだからネ」
ラル:「綺麗な海は、すでに絵本の中だけの世界みたい」
ヤンイン:「あら……そうなのね残念……確かに泳げそうにないものね……」
ヤンイン:「でも私たちの頭には……あの…おぼろげだけど覚えているわ!絵具とかでかいてあげればいいんだわ!」
ユリイカ:「?」
ユリイカ:「海の状況と、人類の存続に、何の関係があるのですか?」
ユリイカ:「確かに水産資源は重要ですが……」
ラル:「綺麗な海がないなんて、赤ちゃんもきっと悲しむわ」
ラル:「病は気からと言うでしょう? 悲しくて寝込んでしまったら、可哀想だわ」
ユリイカ:「そもそも清浄な海を知らないならば、汚れた海を見て悲しむことも無いでしょう」
ユリイカ:「あなた方の感情は合理性に欠けますね」
スキュラ:「そういうものかしら……」
ヤンイン:「うーん……不思議だけど……そうかもしれないわね!今の海が好きで青い海なんて気味が悪い…!なんて気持ちになるのかしら!」
黄梦琪:「ほっとけヨ。所詮AIなんてのは」
黄梦琪:「アタシに言わせれば。風情とか、情緒とかってヤツに欠けてるんだろうネ」
黄梦琪:「(アタシも興味無いけどサ)」
ユリイカ:「それが計画に必要な要素だと仰るならば、一考の余地は有りますが」
ユリイカ:「現時点では、そうは思えませんね」
ヤンイン:「嗚呼でもそんな子ともおしゃべりしてみたいわね!楽しみだわ楽しみだわ!ねぇ!赤ちゃんたちにはいつあえるのかしら!この海岸を歩けばすぐ!?」
ユリイカ:「いえ。施設に到着次第、受精卵は再び冷凍保存状態となります」
ユリイカ:「皆さんも再びコールドスリープに入っていただくので、実際に面会が可能なのは」
ユリイカ:「周辺環境の改善が見込まれる、数百年後となります」
ラル:「あら。そうだったのね」
スキュラ:「……数百年後」
ラル:「数百年後の世界……見当もつかないわ」
ヤンイン:「……まぁ」 数百年と言われれば流石にびっくりした様子 
黄梦琪:ざくり、ざくりと。一歩一歩、ラルに合わせていた歩調をぴたりと止める。
黄梦琪:「聞いてないヨ」
ユリイカ:「?」
黄梦琪:ちっ、と舌打ちした後。手をぶんぶんと振って。「何で予め、説明してくれえねえんだヨ、そういう情報をサ……」
ユリイカ:「必要がありましたか?」
ヤンイン:数百年と聞いてしばしピンと来ていなかったがはっとしたように
ヤンイン:「……そうね、数百年は……困るわ、困ってしまうわ!」思い起こすのは…この前通った街の、古い記事
ヤンイン:「私とホァンのお揃いの敵の足跡が……どんどんなくなってしまうもの!」
ヤンイン:「ねぇ、赤ちゃんは寝ていても私たちは旅を続けたりはできないのかしら…私あちこちを旅したいわ!」
黄梦琪:「……お前の尺度では大した年月でも無いだろうがネ」
ユリイカ:「敵……?」
ユリイカ:「それは計画に関係のある事象でしょうか?」
ヤンイン:「それは……ないのだけれど……」
スキュラ:「でも、敵はともかくとしても」
スキュラ:「わたしたちは起きてちゃダメなのかしら」
スキュラ:「眠っているより、手伝えることもあると思うのだけど」
ラル:「そうね。あの時のように、予備施設に危機が迫るかもしれない」
ラル:「寝起きで戦うよりは、もっと準備の整えようもあると思うわ」
ユリイカ:「ここまでの道程で、あなた方も理解できたのではありませんか?」
ユリイカ:「この世界で活動するということは、それだけで多大なリスクが伴います」
ユリイカ:「有事の際は、今回のようにその度に起床すればいいだけのこと」
ユリイカ:「シェルター内部のみで生活するというのであれば、特例として認めても構いませんが」
ユリイカ:「不必要な野外での活動は、原則認められていません」
ラル:「……それは」 事実、満身創痍だ。返す言葉はない。
スキュラ:「…………でも」
スキュラ:もごもごと口ごもる。危険は身に染みて理解したが、けれど。
スキュラ:数百年。せっかく出来た友達と離れ離れになる時間としては、あまりにも長く感じてしまう。
ヤンイン:「……嗚呼!私体は回るけど頭が回らないから言い返せないわ!どうしましょうどうしましょう…」
黄梦琪:「それでも」
黄梦琪:「アンタの言いつけに従わず、外に出ていこうと」
黄梦琪:「御大層な"計画"とやらにイレギュラーが発生した場合は」
黄梦琪:どうする、と睨むようにユリイカに視線を向ける。
ユリイカ:「私からは、皆さんにお願いするしかありません」
ユリイカ:「ですが」
ユリイカ:「二点、お忘れなきよう」
ユリイカ:「一つ、あなた方はこの計画に関して、自らの意思で賛同し、参加したということ」
ユリイカ:「もう一つ」
ユリイカ:「今のあなた方の双肩には、人類全体の未来が掛かっているということです」
ユリイカ:「あなた方の迂闊な行動ひとつで、人類再興の可能性は永遠に閉ざされかねません」
ユリイカ:「その点は、ご理解いただけるよう願います」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「(てっきり、"対策"用のプログラムでも、全員に施されているモンだと思っていたが)」
黄梦琪:「そう言われると、返す術が無いネ」と口の端だけを伸ばして笑みを作り、歩みを再開させようとする。
スキュラ:「…………」
スキュラ:「そ、そうだわ」感じ取った険悪な空気を、あたかも気付いていなかったかのように努めて。
スキュラ:「うっかり忘れちゃうところだった。今回もみんな、とっても頑張ったから」
スキュラ:数本の触手を伸ばし、頭に結わえ付けたバスケットを漁る。「ご褒美をあげます。今回はとってもいいものよ」
ヤンイン:「まぁ!また何か貰えるの!?何かしら何かしら!」 敵のことはまた考えよう、まずは目の前の楽しいことに注目する。
ラル:「……ええ」 ふ、と弛緩する。「そうだったわ。楽しみ」
黄梦琪:「(ゲ)」
スキュラ:ややあって、籠から抜いた触手を、ユリイカを含めた四人の前に差し出す。先端には小さな金属の輝き。
スキュラ:銀色の指輪……のように見えなくもない、金属の輪だ。全体的に平たくのっぺりとしていて、装飾らしいものもない。どちらかと言えば機械の部品のようでもある。
スキュラ:「わたしたち、せっかく会えたのだし」
スキュラ:「……先のことは分からないけど。何かお揃いのものを持っておけたらな、と思って」
ヤンイン:「まぁ素敵!素敵だわ!」顔をほころばせて金属の輪を受け取る
ヤンイン:「見た目が素敵だし、たとえこの先どんなにボロボロになっても、これがあればお友達だってわかるものね!」
ユリイカ:「…………」じっと銀の輪を見つめて。
ユリイカ:「……これは?」
ユリイカ:「任務に必要なものですか?」
スキュラ:「……ひ、必要じゃないかもしれないけど」
スキュラ:「……いらない?」ユリイカへ伸ばされている触手が、躊躇いがちに引っ込む様子を見せる。
ラル:「必要かはわからないけれど」 輪を受け取り。
ラル:嵌めてみる。薬指。「私は、もらって嬉しいわ」
ユリイカ:「……計画の助けになる要素であれば必要ですが」
ユリイカ:「そうでないなら、不要です」
黄梦琪:そっと指輪を受け取り、スキュラの様子をちらりと伺う。
ラル:「たとえば……そうね」
ラル:「この指輪が、お友だちの証なら」
ラル:「指輪をしていない場合、偽物と思ってしまうかも」
スキュラ:「…………」
ラル:「ね?」 ユリイカに視線を向ける。
ユリイカ:「……判別の基準、記章のようなものですか」頷き。
ユリイカ:「そういうことでしたら、確かに有為な点はありますね」
ユリイカ:そう言って指輪を受け取り、小指に嵌める。
スキュラ:「!」ぱっと表情を明るくする。
ラル:「ええ」 満足げに微笑む。「似合っているわ。ユリイカちゃん」
スキュラ:「うん……うん」
スキュラ:「受け取ってもらえて嬉しいわ。そう……これでみんな」
スキュラ:「もっとお友だちになれたってことよね」
スキュラ:「ますます頑張るわ、わたし」浮かれた様子でいる。
ヤンイン:「フフ……よかったわね!スキュラ!ユリイカも似合っているわ! あら、ホァンはどの指にはめるか悩んでいるの?」 と、様子を伺っているホァンに声をかけ
黄梦琪:「似合ってる?」中指に嵌めたそれをぷらぷらとヤンインに見せながら。
ヤンイン:「嗚呼!とても似合っているわ!素敵だわホァン! ますます輝いて見えるもの!」にこにことくったくなく

NC:では、ここで全員行動判定を行ってください。感覚に関わるパーツがあれば使用可能です。
ラル:残ってるのか……?
黄梦琪:アームバイスいけます?
NC:アームバイスは無理!
ヤンイン:めだまとか あります!
黄梦琪:めだまでいいか
スキュラ:めだまがある!
ラル:めだまない!
ヤンイン:2度も眼球が壊れるかよなぁ!
黄梦琪:2nc
Nechronica : (2R10[0]) → [1,3] → 3[1,3] → 大失敗 → 使用パーツ全損

黄梦琪:ハァ~~~~~~~~~
NC:ワハハ
ヤンイン:2nc
Nechronica : (2R10[0]) → [9,10] → 10[9,10] → 成功

ラル:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [10] → 10[10] → 成功

スキュラ:2nc
Nechronica : (2R10[0]) → [1,7] → 7[1,7] → 成功

スキュラ:あぶね
ラル:めだまなんて必要ないんだよな~
黄梦琪:偵察しただけで目玉がぶっ壊れました! ネクロニカなんてそれでいいんだよ…
ヤンイン:いや確か1つでも1が出てしまうと…?
スキュラ:成功してれば大丈夫のはず
スキュラ:大丈夫だよね……?
ヤンイン:そうじゃったか失礼しました!
NC:では
NC:ホァン以外は気付きます。

NC:いつの間にか、周囲に自分たち以外の何者かの気配。
NC:それもひとつやふたつではない……囲まれている。
NC:大型のゴミや堆積物、茂みに隠れて、君達の様子を伺っている。
黄梦琪:「(勢いで付けちまったが。この先も、配られるとなると)」
黄梦琪:「(たまったもんじゃないネ。一度。つっ返してみようか。泣かれたらまあ、その時は───)」
スキュラ:「…………」
スキュラ:「みんな。囲まれてるみたい」
スキュラ:仲間たちにだけ届く声で告げる。ボイスエフェクトだ。
ユリイカ:「…………」立ち止まり、周囲を警戒している。
ヤンイン:「……あら、ねぇみんな……お客さんだわ……沢山よ…!」
ラル:「……困ったわね。黄ちゃん」 こちらは肉声で、傍らの少女に囁く。
ラル:「いざとなったら、私は捨てて戦って」
黄梦琪:脳内に響く声と傍らの少女からの声が同時に届き、一瞬びくりと身体を震わせて。
黄梦琪:「っ………、言われんでも、そのつもりサ、ラル」
黄梦琪:「囮くらいにはなれヨ」へらへらと軽口を叩いて背負っていたショットガンを構える。
ヤンイン:(ああ!やっぱりホァンも気づいていたのね!流石だわ!!!!)
ラル:「ええ。得意技よ」 冗談めかして覚悟を決める。
NC:音も立てず、気配の主たちが姿を現す。
NC:武装した人員たち。老若男女は様々だが、いずれも巨大な銃器を抱えたり、身体の一部もしくは全体が異形化している。
NC:全員がアンデットだ。それぞれ、君達に銃口や切っ先を向ける。
スキュラ:「何の……ご用事かしら」
スキュラ:姉妹を覆い隠すように触腕を広げ、前に出る。
NC:その内の一人が、君達に向かって歩み出る。
NC:軍服を着込んだ少女だ。その服装に、君達は見覚えがある。
NC:君達が眠っていた施設を襲撃したアンデッド達と、同じ軍服だ。
???:「そこの5人」
???:「所属と階級を明らかにせよ」
黄梦琪:「(あの軍服。“嵐峰燎火の……)」
スキュラ:「ユリイカちゃん。なんて答える」ボイスエフェクト。
ヤン陰:ぐるり 「……」下手に喋るとよくないと思ったのか、だんまりを決め込んでいる
ラル:迂闊には動けない。じっと、彼らを見つめている。
ユリイカ:「事実を明かして受精卵を奪われるわけにはいきません」
ユリイカ:「我々は、ネクロマンサーのもとから逃げてきた、無所属のアンデッドということにしましょう」
黄梦琪:こくりと頷く。
ヤン陰:「……」 ほんの少し、顔を上下に動かして了解の姿勢を見せれば
スキュラ:「そんなこと言われても分かりません」返答に沿った答えを集団に返す。
スキュラ:「わたしたちは……ただ」
スキュラ:「目が覚めて、色々あって、ネクロマンサーのところから逃げ出してきて、ここにいます」
???:「…………」
スキュラ:「所属とか、階級とか、もしかしたらあったのかもしれないけれど」何も知らないという姿勢で通す。
ラル:「…………」 身じろぐ。満身創痍の傷痕が覗く──スキュラの言う"色々"を察させるかのように。
ヤン陰:「あ……あぁ……また……またゴミみたいに扱って……ひどいことを……する、のか……う…うぅ…」 怯えるようにふるまい、その姿は真に迫っている
???:「…………」ハンドサインを出し、周囲のアンデッド達に武器を下ろさせる。
???:険しかった表情が、ふっと柔らかいものになる。
???:「いやぁ、そうでありましたか。これはまた、大変な失礼をいたしました」
???:「そんなに大怪我をなされて、さぞ苦労をしたのでしょう」
???:うんうんと頷き。
???:「よろしければ、我々の拠点で休んでいかれませんか?」
???:「あなた方のような境遇の者が、この通り、寄り集まって暮らしているのですよ」
???:言って、周囲のアンデッド達を示す。
NC:彼らにも、既に先程までのような張り詰めた警戒心は感じられない。
スキュラ:「…………」肩透かしを食らったように、広げた触腕から力が抜けかかる。
???:「そのお怪我の手当ても、十分に出来ると思います。どうでしょうか?」
ラル:「……ありがたい申し出ではあるわね」
黄梦琪:「う、嘘だよ……」きっと睨み、下げかけたショットガンを構え直す。目には涙。
ヤン陰:「そう、だ……また、上げて…落としに……来たんだろ……?」 縮こまりながら、睨むような視線で
???:「ああ、お可哀想に……余程ひどい目にあったのでしょうなあ」
???:「でも、もう心配はいりませんよ」
黄梦琪:「……う、う。やっと、アタシたち、戦わなくて、すむのカ……?」その場で膝を付く。目には涙。
???:「小官はトウドウと申します。このコミュニティの『艦長』を務めております」
トウドウ:「我々と一緒にいれば、何も心配する必要はありませんよ」
ヤン陰:「……艦……長?」怯えながらも、聞きなれぬ言葉には疑問が生じ
ラル:「私たちも、色々あったから……もう少しだけ安心させてほしいの」
ラル:「所属とか、階級とか、その服装とか。あなたたちは……軍人さんなの?」
ラル:見覚えのある軍服。記憶にこびりついた敵の姿と重なる。だが、今は。
トウドウ:「おん?ああ、この服ですか」自分の軍服に触れて。
トウドウ:「ええ、元、ですがね。何分最も身体に馴染んでいる服なものですから」
トウドウ:「以前の所属は、尸兵隊第八師団、γ小隊です」
NC:尸兵隊。その名を聞けば思い出せるだろう。
NC:それは国際的に組織された、未認可ネクロマンシーの取り締まりを目的とした、特殊な軍隊だ。
NC:君達も、テレビ放送などで目にしたことがあるかもしれない。
黄梦琪:「尸兵隊って……」「聞いたことあるヨ。この時代にも、存続してたんだネ……!」
トウドウ:「いやあ、残念ながら、存続はしておりません」
黄梦琪:「エ……?」
トウドウ:「既に本部からの通信が途絶えて、数十年になります」
トウドウ:「ほぼ間違いなく、滅んでいるでありましょうなあ。アッハッハッハ!」からからと笑う。
黄梦琪:「(笑えねえヨ)」
スキュラ:「滅んでる……」
ヤン陰:「……あ ぁ…助けてくれる…軍隊は…もう……」 対照的に悲痛な表情を浮かべ
トウドウ:「まあだからこそ、こんなところでのんべんだらりと暮らせているわけでもありますがね」
スキュラ:(……じゃあ、わたしたちがいた施設を襲ってきたのは……?)
スキュラ:「……」
ヤン陰:(……そんな人たちが、私たちを襲撃した…?未来をかけたプロジェクトとしてドールにされた私たちを…?)
ラル:(…………) 頭を押さえる。
スキュラ:「どうしましょうか、みんな」姉妹たちへ問いかける。今度は普通の声。
スキュラ:「お言葉に甘える?」
ラル:交わされる言葉も頭上を通り過ぎる。鈍い頭痛のような感覚に、しばし意識を割く。
ユリイカ:「我々が困窮しているのは事実です。本当に治療を受けられるのであれば、願ってもいないことです」
ヤン陰:「みん……なに…ついてく、よ……」
ラル:(……やっぱり、そうなのね)(なら)
黄梦琪:「軍隊としては残ってないのが、残念だけど……拾ってくれるっていうなら、願ってもないヨ……」「(……ラル?)」
ラル:「私も、賛成」
ラル:「とにもかくにも、今は傷を癒すべきね。ご厄介になりましょう」
トウドウ:「それは良かった。そんな怪我をした皆さんに何も出来ずに送り出すのは、こちらとしても忍びないところでありますからなあ」
トウドウ:ニコニコ笑って、アンデッド達と共に歩き出す。
スキュラ:こくりと頷いて。「ありがとう。お邪魔させてもらいたいわ」
黄梦琪:仄暗い目でラルを一瞥したあと、ユリイカに声をかける。
黄梦琪:「ポンコツ。確認だけどサ」
ユリイカ:「何でしょうか」
黄梦琪:「アタシらが目指していたこの先の施設と。アイツらが謳ってる"コミュニティ"の場所ってサ……」
ユリイカ:かぶりを振る。「無関係だと思われます」
ユリイカ:「施設は直線距離でもまだ数十キロ先です」
黄梦琪:「ン。じゃ、尸兵隊が施設を占拠してるってセンは無いか」
ユリイカ:「しかし、気になる点はあります」
ユリイカ:「データ上、この周囲に市街地や建造物は無かったはずです」
ユリイカ:「あるいは、彼らが自ら建築して居住地としているのでしょうか」
ラル:「いずれにしても、きっと」
ラル:「清く、美しい場所だと思うわ」
NC:トウドウに付いて十数分ほど歩くと、君達の前方に、徐々にとてつもなく巨大な影が見えてくる。
NC:それを目の当たりにして、君達は彼女の言葉の意味をようやく理解する。
NC:それは────船だ。
NC:半身を乗り上げるようにして、砂浜に座礁している、巨大で無骨な船舶──── 一隻の駆逐艦。
NC:それが、トウドウたちの拠点であった。

---

NC:艦内は、とても元が軍艦とは思えないような居住空間となっていた。
NC:アンデッド達が行き交い、あちこちに洗濯物が干してあったり、家具や物資がそこら中に積まれている。
NC:店らしき構えも散見され、さながらひとつの街のようになっているようだ。
NC:その中を慣れた様子で歩くトウドウと君達を見て、すれ違うアンデッド達はにこやかに声を掛けてくる。
トウドウ:「この先に診療所があります」
トウドウ:「まずはそこでお怪我を治されるとよいでしょう。部屋も十分にあるので、どうぞゆっくりしていらしてください」
NC:「やぁ、新入りかい?こんにちは」「すごい怪我ね、大変だったでしょう?」
ラル:アンデッドたちに会釈を返す。その動きも、大儀そうにゆっくりだ。
ヤン陰:「……どうも」 ぺこり、とそっけなく頭を下げ、姉妹たちに寄り添いぴったりと歩く
黄梦琪:「……随分と、活気が良いネ」
スキュラ:「すごいわ。こんなに賑やかだなんて」
スキュラ:きょろきょろと辺りを見回しては、目が合う都度に一人一人に頭を下げている。
ヤン陰:「……随分、長く住んでいそう…だね……」
トウドウ:「ええ。もう何十年になりますかな……数えるのはやめてしまいましたが」
トウドウ:「こうして時々、皆さんのようにここに来る人達を受け入れて、少しずつ発展してきたのであります」
トウドウ:「皆さんも、もしその気があれば、ここに腰を据えても一向に構いませんよ」
ユリイカ:「……」君達に目配せする。
ユリイカ:釘を刺すように。
ラル:「ごめんなさい……そろそろ」 話題を流す。断った脚を押さえるようにして。
スキュラ:「…………お気持ちはありがたいのだけど」
スキュラ:「探している相手がいるの。このままずっとは留まれないわ」
スキュラ:嘘にはならないだろう。黄やヤンインにとっては。
トウドウ:「ああ、勿論無理にとは言いませんよ!」掌を振って。
トウドウ:「少し逗留してまた出ていかれる人も、沢山いますからね」
スキュラ:「ありがとう」
スキュラ:「……でも、治療だけ受けてさよなら、というのは何だかよね」
トウドウ:「ついこの間も、6人組のご一行が来て、数日滞在してまた旅立っていったばかりです」
トウドウ:「皆さんもそうすればよろしい……おっと」
トウドウ:足を止める。
トウドウ:「着きました、こちらです」
黄梦琪:「………」ちらりとスキュラに視線を配ったあとで。同じく足を止める。
NC:一行は、ひとつの船室に辿り着く。
NC:トウドウが扉を開くと、中は異様な雰囲気の部屋だ。
NC:あちこちに人体のパーツが積まれ、物が乱雑に散らかり、さながらマッドサイエンティストの研究室のような有様だ。
トウドウ:「着きましたよォ。後のことはよろしく!」そう奥に声を掛けると、
船医:「はぁい」、と、気の抜けた返事が返ってくる。
黄梦琪:「診療所。診療所、ネ……」
ヤン陰:「……!  ここが、診療所…なの?」 その異様な雰囲気に、思わず指を動かし折れたシザーハンズの具合を確認する
ラル:「まあ……お似合いの場所ではあるわね」 有刺鉄線で固定してきた片足を解く。
トウドウ:「それでは、小官はここいらで失礼します」
トウドウ:「治療が済みましたら、空いている部屋を自由にお使いくださって構いませんので!」
トウドウ:「では!」
トウドウ:そうして、軽い足取りで去っていく。
スキュラ:「あ、ありがとうございました」室内の様子にやや腰を引かせながら見送る。
船医:「……どうしました~?お入りになってください~」
船医:部屋の奥から、声が聞こえてくる。
ラル:「お世話になりましょうか」 鈍い足取りで進んでいく。
ヤン陰:「……う、ん…」 まだ比較的怪我も少ないため、ラルよりも前を歩き
黄梦琪:床に散らばった物を足で雑に避けながら奥へと進む。
スキュラ:最後尾で中へ入る。
黄梦琪:「あの。トウドウ、サンから。ここで怪我を治してくれるって、聞いたんだけどサ……」
NC:船室の奥にいたのは、小柄な女性だ。ぶかぶかの白衣に、眠そうな目。寝癖の付いた長髪。その腕は四本ある。
船医:「ああ、そうですそうです。合ってますよ~」
船医:「さ、座ってお待ちになってください。どなたからやりますか?二人同時とかでも行けますが~」
ヤン陰:「……よろしく、おねがいします…… この子が、一番重体で…」 と体をよけてラルが見えるように
船医:「確かにひどいですねえ。それじゃあ、あなたからにしましょうか~」
ラル:「……じゃあ。お言葉に甘えて、お先に」
ラル:何かあった時も、自分が先の方が都合が良くはある。
ラル:もっとも、船員の様子を見るに大丈夫そうではあるが。
スキュラ:「うん……」同じく、今回はさほど怪しむ必要もないと見ている。
船医:「ええと、メス、メス……」がらがらと道具箱を引っかき回す。
船医:「……無いなあ……」
船医:「……すいませ~ん、メス無いんで、包丁でもいいですかね~?」刃にこびり付いた果物の皮を払いながら。
スキュラ:「…………それでちゃんとできるの……?」別の不安が生じてきたが。
ラル:「……まあ、直るのなら。文句を言える立場でもないものね」
ヤン陰:「………探すの、手伝おう…か…?」 流石に味方の果汁がつくのもな、と思ったのかきょろきょろと散らかった部屋を探している
船医:「あ、心配してらっしゃいます?大丈夫ですよぉ」
船医:「これでも、ちゃんとしたところで学んだ医者ですので~」
船医:「医師免許も持ってましたよ、ちゃんと」
黄梦琪:「(不安……)」
ラル:「……お願いします」 ベッドに身体を横たえて目を瞑る。
船医:「高名な先生に師事したこともありますからね~。知ってます?エルドリッジ先生という……」
ラル:目を開く。
ラル:「それは……えっと」
ラル:「……ええ。それなら、腕は確かそうね?」
船医:「あら、ご存知でしたか?」首を傾げる。
ヤン陰:「……素晴らしい人だって、以前……道すがら出会った、綺麗な体の人が……言ってたから」
船医:「そうでしたか!もう何十年もお会いしていませんが、元気でいらっしゃるといいんですがねぇ」
黄梦琪:「………後ろ暗いウワサも、聞いたけどネ」
船医:「噂?」
黄梦琪:「何でも、手術と嘯いて。アンデッドの自我に触れて、自身の傀儡にしてしまうとか、サ」
黄梦琪:「まあ。所詮は噂だし。そのエルドリッジ先生も。アンタも」
黄梦琪:「まさか、そんな事はしないと思うけどネ」
船医:「え~?それはただの噂ですよ~」笑って。
船医:「先生は素晴らしい方ですよ?」
船医:「最終戦争の最中、人がどんどん、ゴミのように死んでいく中で」
船医:「ずっと無償、不眠不休で人助けをし続けていたんですが」
船医:「それでも足りないって、自分で自分にネクロマンシーを施しちゃったんですよ~」
船医:「情熱的な医者の鑑ですよねぇ」
船医:うんうん頷く。
スキュラ:「…………」
ラル:「…………。そう」
ヤン陰:「噂が怖くって……いかなかったけど……そう、なんだ……うん、素敵な人だったん…だ、ね…」
ヤン陰:最後に見た彼の姿を思い浮かべると、嬉しそうに語る船医に顔を向けるのがつらく、そっと顔を伏せる
船医:「あっと、すみません、話が逸れちゃいましたね」
船医:「それじゃあ、早速始めましょうか~」包丁を片手に。
ラル:(戦争の体験が。あるいは、何十年という時間が。彼を狂わせていったのか)
ラル:(……いえ。もう、考える意味はないかしら)
ラル:「ええ。あなたも、素晴らしいお医者様だと嬉しいわ」
ラル:答えて、今度こそ目を瞑る。

---

NC:船医の態度は危うかったが、確かにその腕は確かなものだった。
NC:君達は無事に修復を済ませ、既に日も暮れていたこともあり、(ユリイカは抗議していたが)船内で一息つくこととなった。
NC:それぞれ空いている船室を見つけ、危険な旅では得難い、束の間の休息を満喫することとなる。
NC:※損傷中のパーツは全修復となります。

---

ラル:空いている船室のベッドに腰かけ、直った足の具合を確かめている。
ラル:「……うん。大丈夫そうね」
黄梦琪:そこに、ガンガン、と乱暴なノックの音。「ラル。いる?」
ラル:「黄ちゃん? どうぞ」
ラル:声よりも先に、ノックの仕方で判別している。
黄梦琪:ガチャリと船室のドアを開け。五体満足になった彼女の様子を見て。
黄梦琪:「壮健そうで何よりだネ」
黄梦琪:後ろ手にドアを閉めて。そのまま腕を組んで扉に背を預けている。
ラル:「ええ。これで、またみんなと戦えるわ」
ラル:「戦わずに済むなら、それが何よりではあるけれどね」
ラル:「……座ってもいいのに」 船内の椅子に視線を送る。
黄梦琪:「今までで一度だって。話し合いで解決する事態があった?」呆れた様子で首を横に振り。「ここでいいサ」
ラル:「そういう時代なのね。あるいは、そういう運命なのか」 ふう、と息を吐く。
ラル:「ごめんなさい。何か、用だったかしら」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「お前とこうして二人で話すのは、初めてかもネ」
黄梦琪:「大したことじゃないんだけど、サ」
ラル:「……そういえばそうね」
ラル:「だから、お話しに来てくれたの?」
黄梦琪:「アー……」言いづらいかのように、頬をぽりぽりと掻きながら。
黄梦琪:「……お礼でも言っておこうと思って」
ラル:「……お礼?」
ラル:「黄ちゃんが? 珍しいこともあるのね」
黄梦琪:「………アタシら、思えば、結構遠くまで来たもんだよな」
ラル:「……。そうね」 船室の窓から外を見る。
ラル:広がる黒い海。目覚めた時とは、全く違う場所にいる。
黄梦琪:「感傷的な気分になったんだヨ……目覚めてからすぐ、あの“嵐峰燎火”と戦って」
黄梦琪:「病院ではエライ目にもあったヨ。ゾンビだけならいざ知らず。変異した虫の大群にまで絡まれたときはサ。流石にダメかもって」
ラル:「ふふ。本当に、大変なことばかりだったわね」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「アタシらの、こんな仮初めの。お友達ごっこがギリギリのバランスで成り立っているのは」
黄梦琪:「いつも、率先して和を保ってくれるオマエがいるから」
ラル:「『ごっこ』だなんて。いじわるよね、黄ちゃんは」
黄梦琪:「………まあ」
黄梦琪:「ごっこだとしてもサ。最近は」
黄梦琪:「そういうのも、悪くないかなって」顔を背けつつ。
黄梦琪:「お前もいるなら、サ」
ラル:「……あら」 目を丸くする。
ラル:「今日は、どうしたの。黄ちゃん」
ラル:「そんな素直で……」 再び窓の外に目を向けて。
ラル:「おかしなものは降っていないし……」
ラル:「……なんて、茶化してはいけないわね。ありがとう、黄ちゃん」
黄梦琪:「雨なんか降って無いヨ。失礼なヤツだネ、全く」頬を膨らませてばつが悪そうに。
ラル:「私も、あなたと旅ができて本当に嬉しいの」
ラル:「あなたは、私たちの中で一番冷静に意見を言ってくれる」
ラル:「チームをピンと締めてくれる。私たちが、傷つきながらもここまで来れているのは」
ラル:「あなたがいてくれるから。私はそう思っているわ」
黄梦琪:「………お人好しばかりだからネ」
ラル:「できれば、これからもずっと」
ラル:「このみんなと、旅を続けていきたいわね」
黄梦琪:その言葉に小さく笑いながら頷いて。「出来ればいいネ。……ああ、むず痒い!」
黄梦琪:「そろそろ、アタシは戻るヨ。………ア」
黄梦琪:ドアノブに手をかけて。思い出したかのように振り向いて。
黄梦琪:「最後に。聞きたいことが、あるんだけど、サ」
ラル:「ええ」 頷く。「なんでも聞いて」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「………エルドリッジの手術中。アタシは。警戒を怠らなかった」
ラル:「……ええ」
黄梦琪:「スキュラの損傷していた触手は。見事に修復されていて。気が緩んだのかもしれないけど」
黄梦琪:「それでも。アタシは。あの時」
黄梦琪:「自分の"自我"が消されかけているなんて思いもよらなかった」
黄梦琪:先ほどまでの浮かれた様子は消え失せ。目には薄暗い光。
ラル:「ええ」
ラル:「そうでしょうね……あれは」
ラル:「“知”っていないと、わからないものだから」
黄梦琪:「……ラル」
ラル:平生と変わらぬ調子で、黄の言葉を待っている。
黄梦琪:「お前が。"確かな確信"があってその刃をセンセに振るったのは」
黄梦琪:「"知"ってたからなの?」
黄梦琪:改造された脚部から、純白の髪の頭まで。舐め回すような視線を向ける。
ラル:「…………」
ラル:「ずっと、怖かったの」
ラル:「目が覚めた時から私の中にあった、“禁忌”の記憶が」
黄梦琪:「禁忌……」
黄梦琪:およそあの時代において禁忌とされるもの。そう多くはない。予想はつく。
ラル:「植え付けられただけの、嘘かもしれないって」
ラル:「あるいは。見て見ぬ振りをすれば、なかったことにできるかもしれないって」
ラル:「認めてしまうことが怖かった……けれど」「ふふ」
ラル:「追いつかれてしまえば、存外、楽な気持ちにもなるのね」
ラル:「諦めがつく、と言うのかしら?」
ラル:「黄ちゃん。あなたに、聞いてほしいの」
ラル:「あなたは、“私”にとって、一番“信頼”できる相手だから」
黄梦琪:ラルの真摯な表情に視線を外さず、無言で言葉の続きを促して。
ラル:「私の中の罪。それがどんな形をしていたかは、まだ思い出せないけれど」
ラル:「でも。きっと、揺るがない真実として……私は。かつての私は」
ラル:「ネクロマンサー、だったみたい」 そう言って、唇の端を歪めた。
黄梦琪:「………っ」
黄梦琪:いざ、正直に吐露されると。多少ならずとも動揺を隠せない。
ラル:「“嵐峰燎火”を見た時」
ラル:「私は彼を、敵だと感じた。私の中に、恐怖が蘇った」
ラル:「でも、黄ちゃん。あなたも、彼に思うところがあったようだけれど」
黄梦琪:「……奴の軍服は」
黄梦琪:「あのトウドウとかいう奴らと同じものだった。つまり」
ラル:「尸兵隊。未認可のネクロマンサーを狩る者」」
黄梦琪:こくりと頷いて。
ラル:「黄ちゃん。あなたが、彼に感じたのは」
ラル:「どんな想いだったの?」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「殺意とか、憎しみとかは。不思議と、湧かなかった」
黄梦琪:「久々に旧友と再会した、みたいな……」窓の外に顔を向けて。
黄梦琪:「………アタシも」
黄梦琪:「尸兵隊だったのかもネ。もしかしたらサ」
ラル:「かもしれないわね」 同じく、窓の外を見る。
ラル:「だから、なんだと思う」
ラル:「私があなたに抱いた信頼感は……きっと」
ラル:「“今の私”は。あなたなら、みんなを守ってくれるって」
ラル:「“正しい者”だって、そう直感したから」
黄梦琪:「あまり、買い被るなヨ」じろりと彼女を睨みつける。
ラル:「ねえ。黄ちゃん」 視線を戻す。変わらず微笑みを浮かべて。
ラル:「今の私は……みんなのことが、本当に大好きよ」
ラル:「この旅を遂げたいと、心から願っている」
黄梦琪:「………」
ラル:「……でも。もしかしたら、そうはならないかもしれない」
ラル:「私の過去が。あるいは、もっとおぞましい記憶が蘇ることによって」
ラル:「私が、みんなに不都合になりうる……そんな時は」
黄梦琪:「いいヨ」
黄梦琪:その言葉の続きを聞かず、無感情に黒々と輝かせた瞳を向ける。
黄梦琪:「お前が、邪魔になるようだったらサ」
黄梦琪:くっくっと喉を鳴らして。
黄梦琪:「"尸兵隊"だかの流儀に則ってやるヨ」
ラル:見返す深い青の瞳が、うっとりと細められる。
ラル:「ありがとう。黄ちゃん」
ラル:「あなたのその言葉があれば。もう迷わないわ」
黄梦琪:「そりゃ良かった。精々その時まで粉骨砕身、アタシの為にも働いてくれヨ」
黄梦琪:話は終わったとばかりに扉を開けて。
ラル:「ええ。言ったでしょう?」
黄梦琪:「?」
ラル:「身を張るのは、得意技だから」
ラル:「……あ。でも」
ラル:「私がいなくなったら、みんなを仲良くさせるのも」
ラル:「黄ちゃんの役目になるんだからね?」
ラル:「そっちも、ちゃんとお願いね?」 ふふ、といたずらっぽく笑って。
黄梦琪:げえ、と吐きそうになる気を必死で堪えて。
黄梦琪:「やっぱり」
黄梦琪:「まだまだ、お前には居てもらわんと困るネ」
ラル:くすくすと笑う。
ラル:「じゃあ。いつまでもそう思ってもらえるように、頑張るわ」

黄梦琪:会話判定プリーズ!
ラル:黄ちゃんに対話判定しょもうす!
NC:互いに+2差し上げましょう
ラル:やっちゃ!
黄梦琪:うれP~
黄梦琪:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [8]+2 → 10[10] → 成功

黄梦琪:オッ
ラル:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [5]+2 → 7[7] → 成功

ラル:わーい
ラル:黄ちゃんへの信頼が3→2です
黄梦琪:やー 友情のままでいいかな…
黄梦琪:ラル3→2へ

---

ヤンイン:休憩中、スキュラの部屋がコンコンとノックされる
ヤンイン:「ねぇねぇスキュラ!私よ!ヤンインよ!フフフ、お話ししたいなぁって思って!入っても良いかしら!」
スキュラ:「あ、うん。どうぞ……?」少し驚いたような声が扉越しに返る。
ヤンイン:「嬉しいわ!おじゃまします!」
ヤンイン:勢いよく扉を開けば、軽快な足取りで入ってくる双貌の少女
ヤンイン:「嗚呼!やっぱり体が治るっていいわね!スキュラももう体は大丈夫?いつも通り動くかしら?」
スキュラ:簡素だが清潔な寝台の上。背中を丸め、無数の触腕も全て引き上げて、ぎゅっと縮こまるような姿勢でいたが。
スキュラ:「……うん。ヤンインちゃんも、元気そうでよかった」来客の様子を見て、少し表情を緩ませる。
ヤンイン:寝台の上で縮こまっていたスキュラを見れば、おや、と少し驚いたような顔をして
ヤンイン:「……あら?眠るところだった?お邪魔しちゃったかしら……?素敵な贈り物のお返しに来ようと思ったのだけれど…」
スキュラ:「あ、違うの」
スキュラ:「治療を受けられたのは良かったのだけど、やっぱりその」
スキュラ:眉尻を下げる。「……手術される感覚って、どうしてもちょっと慣れなくって……」
ヤンイン:「……あぁ、そうだったのね!確かに、この前の時も…なんだかいやそうにしていたものね!友達のことだもの!覚えているわ!」
ヤンイン:「私はそんなに痛くないから平気なのだけれど…やっぱり怖いわよね朱術って!手を握っていてあげればよかったわ…!」
スキュラ:「ううん、大丈夫。そんなぜいたくなことは言っていられないし」
スキュラ:「ヤンインちゃんに会えたら、元気が出てきたわ。ありがとう」
ヤンイン:「そう?フフフ!それはよかったわ! だったらもっと、元気が出ることをしてみない?」
ヤンイン:そう言えば、ベッドに座っていたスキュラに手を伸ばし
ヤンイン:「一緒に踊ってみましょうよ! 知らないなら私が教えてあげる! それが私が考えたお礼なのだけど…どうかしら?」
スキュラ:「踊り……」
スキュラ:「……でも、お返しなんて、気にしなくてもいいのよ?」
スキュラ:「元々、みんなが頑張ってくれたことに感謝してあげたんだもの」
ヤンイン:「あら……だって貰いっぱなしじゃ悪いじゃない!」
ヤンイン:「私だってスキュラに、ラルに、ホァンに…皆に感謝しているのだもの!そこがおあいこになると…なんだか返さないと悪い気がしちゃって!」
ヤンイン:「それとも……踊るのってあんまり好きじゃないかしら? 触れ合って、語らって…きっと楽しいと思うのだけど!」
スキュラ:「……ううんと……」
スキュラ:思案する。お返しなど受ければ対等になってしまう、という思いがある。
スキュラ:けれど、ともだちの誘いを断ってしまうのも、それはそれで、とても勿体なくて。
スキュラ:「……。じゃあ、レッスンをお願いしようかしら……?」
スキュラ:迷った末、おずおずと触腕の一本を伸ばされた手に重ねて。
スキュラ:「こんな体だし、うまくできるか分からないけど」
ヤンイン:悩まし気に思案しているスキュラの顔を見て、ちょっと落ち着かなさそうに様子を見ていたが
ヤンイン:差し出された触手を見れば顔をほころばして触手を優しく引っ張る
ヤンイン:「えぇ!私ったら頑張るわ!とても頑張ってしまうわ!!先生とよんでね!なんて…フフフ!」
ヤンイン:「スキュラの体も素敵だもの…私の二本の足よりも、きっと何倍も情熱的にステップがふめるわ!」
スキュラ:「そうだといいなって思うわ」引かれて立ち上がる。
スキュラ:「それじゃ、甲板かしら……? ここだとちょっと狭いものね」
ヤンイン:「それもそうね!黒い変な海だけど…きっと外で踊るのは気持ちよいもの!」
ヤンイン:手を引いて二人で甲板へと向かっていく。
スキュラ:道中。特に見回さなくても、船内のあちこちにいる人の姿が目に入る。
スキュラ:その表情に憂いはなく。終戦記念病院のような不自然さもなく。
スキュラ:「……トウドウさんって、すごいのね」
スキュラ:辿り着いた甲板で、海からの風に髪を流しながら、ふとそんなことを呟く。
ヤンイン:最初に見た時に比べ、随分と快活に挨拶をすることに驚くアンデッドともすれ違いつつ、スキュラの言葉に耳を傾ける
ヤンイン:「……トウドウさん? えぇ!ホァンも凄いけど彼女も凄い人よね!……どうかしたの?」
ヤンイン:突然であったばかりの人の名前が出たことに、少しきょとんと不思議そうな顔
スキュラ:「だって、艦長さんなんでしょう?」頭に乗せていたバスケットを、踊りの邪魔にならないよう床に下ろしながら。
スキュラ:「ここにたくさんいる人たちみんなのリーダーってことだわ。それをずっと維持して、守ってるんだもの」
ヤンイン:話を聞きながらも、手を差し伸べ、体を寄せ、まずは足を右に…とゆっくりと踊りを教え始める
ヤンイン:踊りながらでもおしゃべりはできる、と笑いかけ
ヤンイン:「……そうね、きっと私はやろうと思わないけど、きっと凄い人なんだわ」
ヤンイン:「でも、それがどうしたの?スキュラもそうなりたいとか……そういうこと?だったらなればいいじゃない!ウフフ!」
スキュラ:たどたどしい足運び。いつもなら当然のように動く触手が、踊りを意識するばかりに絡まり合いそうになっている。
スキュラ:「ん、っと……」
スキュラ:「……なれるかしら?」
ヤンイン:「ええ、なれるにきまってるわ!」
ヤンイン:勢いよく引き付けて、踊りながらけらけらと笑い、語る
ヤンイン:できないだとか、無理だとか、後ろ向きな感情は奥に押し込められているその面で。
ヤンイン:「人は変われるもの、私だって変われたもの!」
ヤンイン:「だから、スキュラにだってできるわ…今も隊長さんだもの…ほんの少し、足を延ばすだけよ!」
スキュラ:「じゃあ、なれるまで」リードに従ってくるりと回り、上体がぶれてよろめきかける。
スキュラ:「ヤンインちゃんは、わたしと一緒にいてくれる……?」
スキュラ:触腕を伸ばす。支えを求めるように。
スキュラ:「わたし、早く出ていきたいって思ってしまってる」
スキュラ:「ここにいると、トウドウさんがすごくて、わたしの出番なんかなくなっちゃいそうだから。……そんな、情けない隊長でも」
ヤンイン:「勿論構わないわ!私も、ラルも、ホァンも、あとついでにユリイカも!みんな一緒よ!」
ヤンイン:ぶれてよろめくスキュラを、抱き寄せるように支え、とびきりの笑顔を見せる。
ヤンイン:「トウドウさんが凄くっても、私たちにとってはスキュラが隊長だもの!でもきっとトウドウさんを超えるリーダーになれると思うわ?」
ヤンイン:「だから…ね、傍でそれを見ていてあげるわ! さあ、だからもっと顔を見せて!一緒に楽しく踊りましょう!」
スキュラ:「……ふふ」
スキュラ:抱き寄せられる動きのまま、ヤンインの背に触腕を回す。しがみ付くような抱擁の形。
スキュラ:「ありがとう、ヤンインちゃん」
スキュラ:胸元に顔を寄せ、そう囁いて。
スキュラ:「うん。やる気が出てきたわ」
スキュラ:身を離し、拳を握るように触手の先端を丸める。
スキュラ:「これだけでもう、お返ししてもらったようなものだけど」
スキュラ:「ヤンインちゃんと踊るのは楽しいから。もっと教えてもらってもいいかしら」
ヤンイン:胸元にしなだれかかるスキュラを受け止め、笑顔で答える
ヤンイン:「えぇ、こちらこそありがとう!一緒に楽しんでくれて…もっと、もっと踊りましょう!」
ヤンイン:再び手を取って、リードを始める
ヤンイン:(えぇ、きっとスキュラなら変われる、私は変われているのだもの)
ヤンイン:(私が暗くなって自分を責めていた時、こう励ましてくれたこと、スキュラは覚えてないかもしれないけれど)
ヤンイン:(『もう! そんな風に言っちゃ駄目よ』とか『後ろ向きになっちゃだめ』とか)
ヤンイン:(ええ!忘れないわ!!フフ!その時思ったのだもの!!)
ヤンイン:(私のもうひとつの…!嗚呼!なんていうのかしら!どこかにある…そう、私の暗い一面は好きじゃないんだって)
ヤンイン:(ね!だから仲良くできるよう私楽しく笑っているわ!!ええこっちだととても楽しいの!とても笑えていて!親しみやすいでしょう?)
ヤン陰:(そう…… 嫌な…私を 理解してくれる人は…一人だけで、構わない、から…)
ヤンイン:「アハ アハハ! ねぇ!楽しいわね!スキュラ!貴方も楽しいと嬉しいわ!踊りましょう!嗚呼!踊りましょう!」
ヤンイン:からからと、辺り憚らぬ笑い声が響く。
ヤンイン:それにつられて、様子を見に来るアンデッドも、少し恥ずかしそうにしながらも一緒に踊るスキュラも、勿論私も。
ヤンイン:笑顔で、笑顔で、みんな笑顔で、きっと素敵なことだった。

スキュラ:対話判定したい!
ヤンイン:MeToo
NC:互いに+2差し上げます!
スキュラ:わあい!行くぜ!
スキュラ:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [5]+2 → 7[7] → 成功

ヤンイン:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [2]+2 → 4[4] → 失敗

ヤンイン:凄い仲良くしてたのにダイスって答えてくれないな…
スキュラ:最後に断絶を示しちゃったから……
スキュラ:こちらはヤンインへの未練が3>2!

---

NC:穏やかな夜は更けていく。終わり果てた世界にあって、心安らぐ束の間の平穏。
NC:だがそんなものは、あくまで仮初に過ぎないのだと、君達はすぐに思い知ることとなる。
NC:甲板に出て、手に手を取って踊る、スキュラとヤンイン。
NC:そんな二人を、周囲のアンデッド達も和やかな視線で眺める。
NC:どこかからか楽器を持ってきて、演奏を始める者もいる。
NC:……そんな時だった。
NC:踊りを続けるスキュラとヤンインの視界に、不可解なものが映る。
NC:────柱。
NC:夜闇の中、音も立てずに。
NC:船体の下方、海面しかないはずの方向から、とてつもなく巨大な、黒い柱が伸びてくる。
ヤンイン:「嗚呼!上手になってきたわ!そう、次はここで回って……あら?」
NC:それは急速に倒れ込み、甲板を強かに打ち据える!
NC:轟音。凄まじい衝撃と共に、艦全体が大きく揺れる。
スキュラ:「わっ……!?」
ヤンイン:つい、手を止めて何か黒い物体に目を向けるが…刹那、その巨大な物体が迫ってくるのを見て、ホッパーで共に跳ねる
ヤンイン:「スキュラちゃん!!大丈夫!!?」
NC:アンデッド達の悲鳴。何人かはそのまま潰され、下敷きとなった。
スキュラ:「だ、大丈夫!」
NC:間近で見るとそれは……生物とも無生物とも取れない、奇妙な触手だ。
NC:丸太のように太いそれには、隙間なく黒い金属の甲殻が張り付いている。
スキュラ:「これって……!」
スキュラ:慌ててバスケットを回収し頭に結わえ付ける。
ヤンイン:「みんな気を付けて!何か!何か変なものが来ているわ!敵……敵なのかしら!?」
NC:さらに立て続けに伸びてくる無数の触手が、次々と甲板に叩き付けられる。
NC:みしみしと、金属の軋む嫌な音が響き渡る。
NC:船体が丸ごと、絞めつけられているのだ。
ヤンイン:大きく声をあげながらも、今あれに叩かれたらまた逆戻り…否、同じく下敷きになってしまうだろう、スキュラと目を見合わせ、まずは仲間と合流しようと
黄梦琪:轟音と衝撃。異変の箇所へと早急に駆けつける。「ラル!此処だ!」
ラル:影が飛び出す。頭上を旋回する不気味な刃を、触手に叩きつける。
NC:刃と甲殻がぶつかり、火花が夜闇を一瞬照らし出す。
ラル:「……ええ。大きな動きも、問題なく」 トン、と甲板に立つ。
黄梦琪:辺りを見回し、ヤンインとスキュラの姿を視界に捉えて。「……スキュ。お前のお仲間?」
スキュラ:「違うもん!」
ヤンイン:「二人とも!嗚呼!無事でよかったわ!」「ちょっと似ているみたいだけど…家族だったら突然の暴力!親子喧嘩した方がいいと思うわ!」
スキュラ:「ヤンインちゃんまで!」
トウドウ:「戦闘員は全員甲板に出ろ!それ以外は速やかに船外に退避!第五区画から先は浸水している、迂回して船尾搬入口から──」
トウドウ:兵士を引き連れて、トウドウが姿を現す。
トウドウ:「……どうしたことだ……一体何だ、これは」
ラル:刃を引き戻し、やってくるトウドウに。「ねえ。これは何かしら」
トウドウ:「さっぱりですな。こんなものはこの辺りでは見たことがありません」
トウドウ:「皆さんもお早く退避を。ここは我々が」
スキュラ:「…………」
ラル:「……だそうだけれど? 隊長」
スキュラ:「……ユリイカちゃんは?」
スキュラ:黄とラルに視線を向けて。「二人と一緒に来たわけじゃ……ないのよね」
ユリイカ:「……こちらに」混乱の中、リュックを背負って走って来る。
ユリイカ:「お言葉に甘えましょう。我々はここで無用なリスクを負う訳にはいきません」
ユリイカ:「計画にも関係のない事案です」
ヤンイン:「あぁ!無事でよかったわ!」 ユリイカの姿を見れば安心したように
ヤンイン:「……これは、私たちを狙ってきた…という訳じゃないの?分からない?ユリイカ?」 小声で相談
ユリイカ:「この怪物がですか?」
NC:その疑問に答えるように、君達のすぐ傍を弾丸が掠める。
NC:銃声が響き渡り、次々に辺りのアンデッド達が倒れていく。
トウドウ:「何……!?」
NC:甲板に次々と乗り込んでくる、大勢の兵士たち。
ラル:「銃声……が」「アンデッドを?」
ラル:振り返る。
黄梦琪:「(造反?……)」
ヤンイン:「銃弾!?…みんな!あっちよ!いえ、あっちにも…一杯!」 思わずリュックをかばうようにユリイカの後ろに回り、両方の頭で確認を取る
NC:トウドウと同じ軍服。即ち、尸兵隊。
NC:君達を襲ってきた、あの時の兵士たちと同じ。
スキュラ:「……!」
NC:そして最後に姿を現すのは、黒い外套の、長身のアンデッド。
“嵐峰燎火”:「…………」
黄梦琪:「テメエ……!」驚愕に目を見開く。
“嵐峰燎火”:“嵐峰燎火”。一度は倒したはずだが完全に修復を終え、見ただけで分かるほどに、更に改造の深度を増している。
ラル:「……そう」
ラル:「本当に、追いつかれていたのね」
トウドウ:「……尸兵隊……!?」
トウドウ:「尸兵隊が何故ここに……それもこの船を狙って……?」
黄梦琪:「………おい、トウドウさんヨ! あれ、あんたと同じ服だけど。お友達じゃなかったの?」
トウドウ:「分かりませんな。何の目的があるのか」
トウドウ:「そこの指揮官!この船にネクロマンサーはいない!」
トウドウ:「我々はただ平和に暮らしているだけだ。それを脅かすのが本隊の指示なのか!」
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:何も答えず、君達に銃口を向ける。
トウドウ:「会話も通じない。つまりは、敵だな」
トウドウ:一振りの古びた軍刀を抜き放つ。
トウドウ:「あれは、あなた方のお知り合いでありますか」
ラル:「黄ちゃん」 囁く。
黄梦琪:「(………どうする? 暴露しちまうか……?)」ちらりとラルに視線を向ける。
ラル:「私が出て行って……矛を収めてくれるなら」
ラル:「それで構わないとは思うけれど」
黄梦琪:「(………)」
黄梦琪:「ダメだ」
黄梦琪:「"それ"でお引取り願ってくれる確信が無いし」
黄梦琪:「トウドウの矛先がアタシらに向かう可能性も高い。何より」
黄梦琪:「お前だけ、楽になるのは。まだ早いヨ」
ラル:「……っ」
ラル:ふう、と息を吐く。
ラル:「……そうね。私が……本当にすべきなのは」
ラル:「この旅の成就。そのために」 大きな刃を担ぐ。
ラル:「戦いましょう」 再び、“嵐峰燎火”を見据える。
黄梦琪:トウドウの言葉にふるふると首を横に振る。
トウドウ:「そうですか。ならば」
トウドウ:「お客人を巻き込むのは気が引けますが、この船を守るため、力を貸していただけますかな?」
ヤンイン:「嗚呼二人が内緒話なんかして!仲良くなってたみたいで妬けちゃうけれど…!」
ヤンイン:腕のぬめりを払うように、ひゅんと鋭く回転をして
ヤンイン:「でもみんなで仲良く戦うことに異存はないわ!えぇ行きましょう!行きましょう!」
ヤンイン:「一人もかけずにまた旅をするのだから!」
ユリイカ:「……」スキュラに目を向ける。
ユリイカ:こうなった以上は止むを得ない、という視線。
スキュラ:「……ええ」
スキュラ:今後も追跡してくるならば、ここで倒さねばいけない相手ではあるし。
スキュラ:「治療の恩もあるのだもの」
スキュラ:「みんな、わたしが守る……!」

NC:戦闘を開始します。

“嵐峰燎火” 最大行動値13
頭部
【銃神】射撃攻撃判定出目+1
【殺劇】同カウントに他の手駒が攻撃対象とした敵に攻撃判定する際、自身の判定出目+1、ダメージ+1
【スコープ】(ジャッジ・0・自身)支援2
【ボルトヘッド】(ジャッジ・1・自身)支援2
【死人指揮】(ジャッジ・0・0〜1)自身不可 支援2
【レーザービーム】(アクション・3・0〜3)射撃攻撃1+切断
【戦闘感覚】最大行動値+2
【のうみそ】最大行動値+2
【カンフー】最大行動値+1
【めだま】最大行動値+1
【あご】(アクション・2・0)肉弾攻撃1

腕部
【アンデッドガン】(アクション・3・1〜2)射撃攻撃1+爆発+全体攻撃
【死の手】(ラピッド・0・自身)任意の攻撃マニューバ1つをラピッドで使用可
【ガントレット】腕のみ常に防御1 肉弾白兵マニューバ攻撃力+1
【こぶし】(アクション・2・0)肉弾攻撃1
【うで】(ジャッジ・1・0)支援1
【かた】(アクション・4・自身)移動1

胴体
【失敗作】攻撃・切断判定出目+1 ターン終了時パーツ1つ損傷する
【しんぞう】最大行動値+1
【せぼね】(アクション・1・自身)次カウントで使うアクション1つのコスト-1
【はらわた】
【はらわた】

脚部
【ショットガン】(アクション・2・0〜1)射撃攻撃1+爆発、攻撃判定出目+1
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【あし】(ジャッジ・1・0)妨害1


精鋭兵 最大行動値8
【対策装備】自身と他の手駒による全体攻撃でダメージを受けない
【一斉射撃】(アクション・3・0〜1)射撃攻撃2+連撃(同エリアの精鋭兵の数÷10)
【銃神】射撃攻撃判定出目+1
【一斉移動】(アクション・3・自身)移動1
【応射】(ラピッド・0・0)移動妨害1


デビルフィッシュ 最大行動値12
【不動】移動・転倒無効
【対策装備】自身と他の手駒による全体攻撃でダメージを受けない
【庇う】(ダメージ・0・0〜1)対象が受けたダメージを代わりに受ける 1ターン何度でも使用可
【背徳の喜び】(ダメージ・0・自身)使用済みのラピッド・ジャッジ・ダメージのマニューバ1つを再使用可能にする
【暴食】(ラピッド・0・自身)損傷した強化パーツ1つを修復
【瞬間修復】(ラピッド・0・自身)損傷した基本パーツ1つを修復
【肉の宴】(アクション・1・自身)損傷した基本パーツ1つを修復
【再生】(ダメージ・1・自身)防御1、1ターンに何度でも使用可
【放り投げ】(ラピッド・0・0)自身不可 移動1
【しょくしゅ】(ラピッド・1・0〜1)移動妨害1
【蠢く触腕】(ジャッジ・1・0)支援2か妨害2
【ほとけかずら】(ジャッジ・0・0)支援1か妨害1
【精神感応装置】このパーツが損傷した際、損傷させた者は狂気点1点を得る
【副脳】最大行動値+2
【リフレックス】最大行動値+1
【アドレナリン】
【のうみそ】最大行動値+2
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【はらわた】
【はらわた】
【一本足】
【二本足】
【三本足】
【四本足】
【五本足】
【六本足】
【七本足】
【八本足】


奈落:“嵐峰燎火”
地獄:デビルフィッシュ 精鋭兵×15
煉獄:精鋭兵×15


NC:NPCカードが使用可能です。

トウドウ
【死の手】【死神】【怪力】【集中】【災禍】【軍刀】
ラピッドで使用 白兵攻撃2+爆発+全体攻撃 判定出目+2 ドールへのダメージ無し


ユリイカ
【戦術予測】
ジャッジで使用 支援3


勝利条件
・“嵐峰燎火”、デビルフィッシュの撃破
NC
カルマ
・一人も完全解体されない……5点
・一つの未練も発狂状態にならない……5点
・1ターン以内に勝利……5点
・NPCカードの使用が2回以下……5点


NC:戦闘を開始します。
NC:カウント13、嵐峰燎火の手番。
“嵐峰燎火”:【アンデッドガン】
“嵐峰燎火”:対象ラル!
ラル:ご指名入りましたか
黄梦琪:あ
黄梦琪:R
黄梦琪:発勁
黄梦琪:ラルを地獄へ
NC:R
NC:精鋭兵【応射】
NC:移動妨害1
ヤンイン:R
ヤンイン:円舞曲
NC:円舞曲って何だ!効果も宣言しやがれ!
ヤンイン:うおー!忘れてたぜ!
黄梦琪:ご存じないのですか!? あの双頭の躍り手を…!
ヤンイン:円舞曲は ターン中自身対象の攻撃判定がー1されるダンスだ!全体攻撃も自分の分だけは-1されるという強力な回避効果だ!
NC:一人だけ生き残ろうとする薄汚いドール
“嵐峰燎火”:判定!
ラル:外れろ!
“嵐峰燎火”:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [9]+1 → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:????
“嵐峰燎火”:ウォッホッホ
ラル:ばかもう!
“嵐峰燎火”:射撃1+爆発+全体攻撃
スキュラ:D
スキュラ:庇う。これって全員行けます?
黄梦琪:まだ大丈夫かな…?
黄梦琪:安いもんさ、こぶしとあごくらい…!
スキュラ:いえ、キャンサーがあるので
黄梦琪:なるほどね?
スキュラ:ダメージ1の爆発なら足に回せば弾ける
ヤンイン:いつも頼りになると思ってた
ラル:えっつよ
黄梦琪:ズッ友だよねあたしたち
黄梦琪:全体庇うってどうなるの!?
NC:全体攻撃へのカバーリングは1回まで、ダメージは2人分とします
黄梦琪:チクショーッ!
黄梦琪:こぶし あご 損傷!
スキュラ:ではラルを庇います!
ラル:ありがと!
ヤンイン:円舞曲の効果により判定結果9(腕)に変更、かたを損傷、爆発で胴ははらわた損傷
スキュラ:両方足に回してキャンサーで減らして損傷はなし!
NC:海鮮女がァ~~
スキュラ:どちらの海鮮がよりタフネスか……勝負だ
“嵐峰燎火”:行動値13>10
ヤンイン:【円舞曲】-1  計:11→10

“嵐峰燎火”:複数のガトリングを接合した、巨大な銃を構える。
“嵐峰燎火”:それは片腕と一体化して、半ば生体化している。
NC:周囲の兵士たちが射撃、君達の逃げ場を塞ぐ。
黄梦琪:「っ!……流石に、学習してるみたいだネ」
“嵐峰燎火”:一箇所に固まったドールに向け、大口径の弾丸を乱射する!
“嵐峰燎火”:凄まじい轟音と共に、弾丸の雨が身体を抉り、穿つ。
ラル:「またこれね……!」
スキュラ:「任せて」
スキュラ:ぶわりと触腕を扇めいて広げ、ラルの前に立ちはだかる。
スキュラ:修復と強化を経て強靭化されたそれは、銃弾を半ばまで食い込ませながら、肉の密度で押し返し、弾く。
ラル:「……すごいわね」 素直な感嘆が零れる。
スキュラ:「……そっちは大丈夫!?」黄とヤンインに向けて。
ヤンイン:回転を続けながらシザーハンズで、頭部に迫る弾丸をそらしていくが ビス ビス と肩や胴に銃弾は突き刺さり、肉をそいでいく
ヤンイン:「くっ……折角優しい人に直してもらったのに…!…無粋な人が多いのね…」
黄梦琪:必死に身を捩って回避を試みるも、銃弾の嵐は的確に身体の部位を削っていく。
ヤンイン:「でもいいわ!まだ踊れるもの!だから…スキュラは…隊長は他の人をお願い!」
黄梦琪:「まだ踊り足りないってサ」

NC:カウント12、デビルフィッシュは待機。
NC:カウント11、も待機!
NC:同じくカウント11、黄!
黄梦琪:【ほね】で地獄へ移動を試みます。
NC:通します。
黄梦琪:ゆ、許された…!
黄梦琪:では地獄。行動値8

NC:巨大な触手が蠢き、振り回される死線を縫って、黄は兵士と嵐峰燎火たちへと距離を詰める。

NC:カウント10、嵐峰燎火、デビルフィッシュの手番
“嵐峰燎火”:【アンデッドガン】
“嵐峰燎火”:ラルに攻撃。
黄梦琪:執拗!
ラル:熱いわね
ヤンイン:R
ヤンイン:ホッパー
ヤンイン:地獄移動
ヤンイン:これでこちらを気にせず好きに庇え…
ラル:おおー賢い
スキュラ:ありがとう!
NC:小癪な……
“嵐峰燎火”:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [3]+1 → 4[4] → 失敗

黄梦琪:プギャ!
ラル:やーいやーい
スキュラ:よっわ
ヤンイン:おまえんちおっばけやしき
NC:クソドール共が~~
NC:行動値10>7
ヤンイン:【ホッパー】-2  計:10→8
“嵐峰燎火”:行動値10>7
NC:デビルフィッシュは待機。
NC:ラルの手番!
ラル:デビルフィッシュにギロチン投げます
NC:来い!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

NC:オホホホ
ラル:J
ラル:うで
黄梦琪:良いわよ~
NC:フ~ン
ラル:必中は効果ないけれど……
ラル:D
ラル:有刺鉄線
ラル:ダメージ2の切断・転倒です
NC:何ィ
NC:2倍で4か……
黄梦琪:防御って
黄梦琪:切断爆発でダメージが増加する前だっけ後だっけ…?
NC:後!
黄梦琪:つよつよ~~~!
ラル:行動値は10→6
デビルフィッシュ:D【再生】防御1 行動値9>8
ラル:やる
デビルフィッシュ:【八本足】【七本足】【精神感応装置】損傷
ラル:やばそうなの壊してもた
黄梦琪:この野郎~~~
デビルフィッシュ:【精神感応装置】を破壊したドールは任意の未練に狂気点1点!
ヤンイン:ネクロマンサーの呵責にたえられなくなったか…
スキュラ:こ……このタコ野郎!
ラル:ぐえーっ
ラル:黄ちゃんの信頼を2→3
ラル:そっちは頼んだぞ
黄梦琪:任セロリ
NC:演出どうぞ!

ラル:巨大な刃を振り回す。右手が有刺鉄線を振るい、左手はおおもとの束を握っている。
ラル:その左手薬指に嵌められた銀の輪──意味するところは、『願い事が叶いますように』。
ラル:「私たちの旅の、」
ラル:「邪魔を、しないでっ!」 刃を解き放つ。一直線に、デビルフィッシュへと。
NC:攻撃を防ごうとした触腕がまとめて両断、青灰色の体液が噴き出す。
NC:だが、すぐに肉が盛り上がり、傷口は再生していく。アンデッドの身体の成せる再生力だ。
ラル:「……厄介ね」 刃を引き戻す。火力が足りない。
NC:そして同時に、ラルの精神を蝕む、指向性を持った甲高い高音と波長が放たれる。
ラル:「あいつを倒すには……っ!」
ラル:ガク、と膝が折れる。内なる禁忌の記憶が鎌首をもたげる。
NC:アンデッドの精神を搔き乱し、やがては思考能力を奪い取る恐るべき装置。対アンデッドに特化した、尸兵隊ならではの特殊兵装だ。
スキュラ:「ラルちゃん……!?」
ラル:「……大丈夫、よ」
ラル:(そう何度も言われなくても、わかっているわ)
ラル:(楽になろうだなんて、もう思わない。たとえ茨道でも……)
ラル:(みんなと添い遂げる) 立ち上がる。
黄梦琪:「………」振り返り。立ち上がった彼女の姿を見て。すぐまた前に向き直る。

NC:カウント9、スキュラの手番!
スキュラ:今のうちにあっさりめにボイスエフェクトしようと思いますが
スキュラ:未練があんまり回復できてないひとはだれ!
黄梦琪:ラルちゃんかヤンインちゃんの狂気がアレそうですね
ヤンイン:今2233だからまだちょい持つかな?
黄梦琪:アタシ2322!
ラル:1233!
ヤンイン:一番危うかった
ラル:ヤンちゃんじゃん
スキュラ:じゃあヤンインちゃんと相互に対話判定をします
NC:どうぞ!

スキュラ:「……ヤンインちゃん」
スキュラ:戦いの中、囁くような声が、それでも明確に彼女の耳に届く。
スキュラ:「お願い。頼りにさせて」
ヤンイン:「あら?どうしたのスキュラ!」
ヤンイン:戦場で優雅に踊りながら、音に気づけば顔を向け
ヤンイン:「……ええ!私頑張るわ!…そうしたらまたご褒美ね! 嗚呼!ふふ…これは張り切らないとだわ!」
スキュラ:「うん」
スキュラ:「あなたの踊りを、たくさん見せてちょうだい」

スキュラ:では判定に移りたい!
NC:しな!
ヤンイン:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [4] → 4[4] → 失敗

スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [6] → 6[6] → 成功

スキュラ:逆でいいんだけどなあー!
ヤンイン:ペッ
黄梦琪:自分だけ仲良くなったつもりの女
ヤンイン:言われなくても踊るわ
スキュラ:ヤンインちゃんへの未練が2>1!行動値は9>7!
NC:カウント8。デビルフィッシュ、精鋭兵ズの手番!
デビルフィッシュ:【肉の宴】で【七本足】を修復
ラル:おまえーーっ
黄梦琪:マナー違反だぞ
デビルフィッシュ:R【暴食】で【精神感応装置】を修復
黄梦琪:コラ!!!!!!!
ヤンイン:わおわお
スキュラ:邪悪すぎる
デビルフィッシュ:行動値8>7
NC:煉獄の精鋭兵は待機。
NC:地獄の精鋭兵は【一斉射撃】!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 2

NC:対象ヤンイン!
ヤンイン:こいやぁ!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:-1の力を見せてやれ!
ヤンイン:ワルツの効果で-1!
NC:しもたぁ!
“嵐峰燎火”:J
“嵐峰燎火”:【死人指揮】支援2
ヤンイン:J
ヤンイン:[エンバーミング] 妨害2
デビルフィッシュ:J【吸盤】支援1
黄梦琪:j
黄梦琪:あし
黄梦琪:妨害1
NC:チィィ~~ッ
NC:では失敗!
ヤンイン:いい具合にはかせた!
黄梦琪:ワハハ!
スキュラ:ナイス!
黄梦琪:行動値7
NC:地獄精鋭兵行動値8>5
NC:同じくカウント8、ホァンとヤンインの手番!
黄梦琪:jだと
黄梦琪:カウント下がっちゃうかな?
NC:大丈夫のはず……
黄梦琪:オッケー!
ヤンイン:では私がシザーでタコ殴って続いて殺劇かな
黄梦琪:よろしゃす!
ヤンイン:【シザーハンズ】でデビルフィッシュを攻撃 肉弾1+切断
ヤンイン:狂鬼で判定+1
NC:来い!
ヤンイン:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

NC:ワッハッハ
ヤンイン:J
ヤンイン:うで
黄梦琪:当てていく!
ヤンイン:支援+1!
デビルフィッシュ:D【再生】防御1
デビルフィッシュ:【七本足】損傷
デビルフィッシュ:行動値7>6
黄梦琪:では【ショットガン】をデビルフィッシュに。
デビルフィッシュ:その前にD
デビルフィッシュ:【背徳の悦び】
デビルフィッシュ:暴食を再使用可能状態に
黄梦琪:バカ!
NC:ショットガン来い!
ヤンイン:R
ヤンイン:号令
ヤンイン:舞台上の姉妹たちよ!攻撃マニューバを1つラピッドで使用したまえ!
NC:まず全員マニューバと対象を宣言しな!
黄梦琪:【ショットガン】をデビルフィッシュに。
スキュラ:チェーンソーを精鋭兵Bに!
ヤンイン:【シザーハンズ】をデビルフィッシュに
ラル:ギロチンをデビルフィッシュに
NC:順番に判定しやがれ!
黄梦琪:アタシからやる?
黄梦琪:トラウマスイッチきついもんね
ラル:暴食はどこで使ってくるかな……
ヤンイン:そういえばそうだった、お頼み申す…
黄梦琪:ウース!
黄梦琪:では判定!
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [4]+3 → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:振るわねえな…
NC:受けてやら~
黄梦琪:2ダメ爆発
デビルフィッシュ:六五四本足、精神感応装置損傷
デビルフィッシュ:オラッ狂気!
黄梦琪:出たわね
黄梦琪:ヤンインへの狂気が!2から3に!
NC:次!
ラル:じゃあやろうかな
ラル:ギロチンをデビルフィッシュに投げます
デビルフィッシュ:R【暴食】
デビルフィッシュ:精神感応装置修復
スキュラ:貴様ーッ
黄梦琪:クソタコ!
NC:判定来やがれ!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

ラル:追加はないぞ
ラル:1ダメ切断転倒!
黄梦琪:転倒だぜ?いいだろ?
デビルフィッシュ:無効で~~す
ヤンイン:不動タコめ…
デビルフィッシュ:三本足 二本足損傷
ラル:ふーんだ。行動値6→3
NC:次!
ヤンイン:じゃあ次以降っと
ヤンイン:1na+1 【シザーハンズ】【狂鬼】
Nechronica : (1R10+1[1]) → [6]+1 → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

ヤンイン:オラァ!特に何もない!
NC:野郎~
デビルフィッシュ:D【再生】防御1
デビルフィッシュ:【一本足】損傷
ヤンイン:どのタイミングで減らすか悩んでいたがそろそろ減らしておこう…【エンバーミング】-2 【シザーハンズ】2回-4 【うで】-1 行動値:8から1 あとは任せた…
黄梦琪:ヤンインーッ!
ヤンイン:号令もあった!-2で-1だなにもできねぇ!
NC:次小さいほうのタコ!
スキュラ:素のチェーンソーで精鋭兵Bへ
スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [7] → 7[7] → 成功

スキュラ:2点切断!
NC:普通にいてえ!
黄梦琪:つっよ
NC:精鋭兵15>11体に。
ヤンイン:お父さんには強気なんだな
ヤンイン:お父さんじゃなかった…
黄梦琪:パパ11体
ラル:パパ活しすぎ
黄梦琪:おなかいたい
スキュラ:じきにゼロ人になるから
黄梦琪:では
黄梦琪:ショットガン撃っていい?
スキュラ:ぶっちめれ!
NC:来い!
黄梦琪:殺す!
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [7]+3 → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

NC:ふざけるな
黄梦琪:ここかなー
ヤンイン:いまだー!
黄梦琪:j
黄梦琪:アームバイス
黄梦琪:支援2
ラル:ころせ!
スキュラ:ユリイカちゃんも?
黄梦琪:迷うなー
黄梦琪:出方次第…?
ラル:あー
黄梦琪:トウドウに乗せても上手いしなあ>ユリイカちゃん
デビルフィッシュ:J【蠢く触腕】
デビルフィッシュ:妨害2
デビルフィッシュ:行動値6>5
ラル:15になると何ダメ?
ラル:おお
黄梦琪:どうしよっかな~
黄梦琪:あ
黄梦琪:j
黄梦琪:ボルトヘッド
黄梦琪:支援2
スキュラ:ワオ
ヤンイン:怖い女…
ラル:めちゃめちゃあるなこいつ
ラル:戦わなくてよかった
黄梦琪:ユリイカはトウドウちゃんに取っておこうぜ!
NC:何点だ!
黄梦琪:4ダメ……爆発ゥ~~ですかね……
NC:クソボケドールが~~~
デビルフィッシュ:D再生 防御1 行動値5>4
デビルフィッシュ:はらわた はらわた ほね のうみそ アドレナリン リフレックス 副脳 損傷
ヤンイン:こんだけ殴ってもまだ重要器官には到達してないの超しんどい…
黄梦琪:タフすぎる
スキュラ:思い知ったか……タコの力を
ラル:裏切り者!
黄梦琪:ショットガン×2とアムバ、ボルヘで行動値1
スキュラ:こちらは行動値7>4

NC:嵐峰燎火がハンドサインを示す。
NC:それに応じ、アンデッド兵たちが一斉に銃火を放つ。
NC:同時、巨大な怪物も、鋼鉄に覆われた触手を振り回し、君達を薙ぎ払わんとする!
トウドウ:「まずい……!皆さん!」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「行くヨ、ヤンイン」
ヤンイン:「えぇ…ホアン、エスコートをよろしくね!」
ヤンイン:絶え間なく途切れない銃火のお陰で暗闇にうっすらと見える…美しい女性の姿
ヤンイン:それが踊りを踊りながら敵の攻撃をかわしていく姿は…半ば夢物語の様で
ヤンイン:「……嗚呼、銃火が眩しいわね…フフ、あぁでも曇天の暗い夜ですものね!眩しく照らしてくれてありがとう!」 踊るたびに、敵の元へと迫っていく
黄梦琪:愚直に振るわれる触手は紙一重に。流れるように身を躱す。
黄梦琪:ヤンインのモノとはまた違う体捌き。洗練された華麗な円舞曲では無く。修練された演舞の型のように。
ヤンイン:恐らく、運も良かったのだろう…二人は攻撃を受けることもなく、やがて、巨大な触手が何かに引っかかり、触手を戻すのに遅れたことに気づく。
ヤンイン:その隙を逃さず……ヒュンと、鋏を振るい、触手を切断する。
ヤンイン:意図して嵌めたものでもないが、左手の小指に嵌められた鉄の輪は──『変化とチャンスの象徴』
ヤン陰:「……嗚呼、みんな、今だ!!!念入りに、送り返してやろう………二度と、起き上がらないように… 叩きのめそう…!」
デビルフィッシュ:「ギ……キィイイイイッ!!」
デビルフィッシュ:触手を落とされ、狂ったように暴れ回る。その断面も、見る間に再生していく。
ラル:「ええ──!」 ふたりの動きに合わせるように、大きく刃を振るう。
ラル:一回転目で精鋭兵の注意を惹き、次の動きで投げ放つ。
ラル:ヤンインが作った勝機をさらに広げるように、触腕を切り落としていく。
黄梦琪:瞬間。銃口が火を噴く。
黄梦琪:再生を上回る速度で。黒い甲殻を剥がすように。次々と銃弾を放つ。
スキュラ:「わたし、だって……!」
スキュラ:チェーンソーの紐を噛んで引く。どるん、と思いエンジン音が響く。
スキュラ:他方へ向けた射撃と、姉妹たちの攻撃によって、自分への注意が薄れたところ。集団の懐に潜り込み、回転する刃を振り回す。
NC:血飛沫が舞い、兵士達が陣形を乱され、次々に倒れていく。
デビルフィッシュ:「────ィイイイイイイッ!!」
デビルフィッシュ:極太の触腕は殆どが切断され、甲板に転がり、あるいは砂浜や海に落ちていく。
デビルフィッシュ:ようやく、怒り狂った様子の本体が海中から姿を現す。黒い蛸を思わせる、巨大な怪物。
デビルフィッシュ:甲高い叫び声と共に、精神を搔き乱す波長を全開で解き放つ!
黄梦琪:「ウッ、あ、ああっ……!」頭を抱え、この不快な音から必死に耐えんと試みるも。
黄梦琪:今までも必死に堪えてきたこの怒りや憎しみが。噴火する火山のように絶え間なく脳内を犯し尽くす。

NC:カウント7。煉獄の精鋭兵、嵐峰燎火の手番
NC:精鋭兵は一斉射撃
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 2

NC:対象ヤンイン!
ヤン陰:もうマイナスだから何も出来ねぇ…
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [3]+1 → 4[4] → 失敗

NC:クソァ
黄梦琪:まだ舞える
ヤン陰:セーフ!
ラル:精鋭(笑)
スキュラ:円舞曲キレてるよ!
“嵐峰燎火”:ヤンインに【アンデッドガン】
“嵐峰燎火”:R【死の手】
ヤン陰:なんやて工藤
黄梦琪:あっテメッ
ラル:こっこいつ!
“嵐峰燎火”:ヤンインに【アンデッドガン】
ヤン陰:せやかて工藤
スキュラ:ヌーッ
“嵐峰燎火”:1NA+2 死の手
Nechronica : (1R10+2[1]) → [2]+2 → 4[4] → 失敗

“嵐峰燎火”:J【スコープ】
“嵐峰燎火”:支援2
黄梦琪:ワルツで-1なんですよ
“嵐峰燎火”:Jうで 支援1
黄梦琪:野郎…
ヤン陰:めっちゃ狙ってくるじゃねぇか…
“嵐峰燎火”:射撃2+爆発+全体攻撃
スキュラ:庇うと煉獄にも波及しちゃうんだよね……
黄梦琪:そうだネ…
黄梦琪:受けましょうか
ヤン陰:頭に受けて あご うじむし 爆発で腕は こぶし うでを破損…
黄梦琪:胴体に わたわた ほねあし損傷
“嵐峰燎火”:再度アクション
“嵐峰燎火”:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [2]+1 → 3[3] → 失敗

“嵐峰燎火”:あ、失敗作あったな
黄梦琪:あっそうじゃん
ヤン陰:ありゃま
“嵐峰燎火”:円舞曲と差し引き+2で5
黄梦琪:うで無しにします?
“嵐峰燎火”:J【ボルトヘッド】支援2
NC:腕無しで!
NC:判定値7 射撃2+爆発+全体攻撃
ヤン陰:足だから頭に爆発か…
NC:足に爆発は胴だよ!
ヤン陰:まちがい!
ラル:すごい身体の付き方してんな
ラル:黄ちゃん脚きつい?
黄梦琪:ンー
黄梦琪:まだ大丈夫かな ヤンインちゃんはどうだろう
黄梦琪:あしは無くてもへいき
ヤン陰:足ほねほね 胴はらわたせぼね まだ大事な部分は無事!
黄梦琪:ほねで足全損 せぼねとリフレックスがイカれます
スキュラ:は、はがゆい
“嵐峰燎火”:行動値7>0
NC:精鋭兵行動値7>4

NC:嵐峰燎火と兵士達が息を合わせ、一斉に銃撃。
NC:逃げ場のない弾幕、銃弾の嵐がヤンインとホァンを襲う。
ヤン陰:「……ホァン!大丈夫!?」
ヤン陰:うめき声をあげたホァンを見て、近寄ってしまった…それが、良くなかった
黄梦琪:「来るなっ……!」
黄梦琪:その場に蹲り、自らに寄ろうとするヤンインの背中越しに見えた、多数の弾幕。
ヤン陰:その姿は、下腹部を中心にせぼねが、はらわたが、足が いびつに曲がり、回転もがたがたと不安定なものとなり……それがどさりと崩れると、次いでホァンを弾幕が襲う。
黄梦琪:辛うじて引き金を引く腕だけは庇ったものの、胴体から下、その全てが蜂の巣のように穴が開く。
“嵐峰燎火”:「…………」銃撃を浴びたホァンを、無言で見つめる。
黄梦琪:その感情のない瞳と視線を交差させて。「本当に……やり難いんだヨ……!」
ヤン陰:「ぁ……ガッ……!」「また……嗚呼…何度、何度失敗すれば……でも、嗚呼…よかった…」
ヤン陰:(私が受けた分、少しホァンが受ける弾が減ったのだから…)
黄梦琪:「……お揃いだネ、イン」軽口を叩いて銃口を奴に向ける。
ヤン陰:「……う ん」 顎の吹き飛んだ顔が、目元だけで笑顔を作った

NC:カウント5、地獄の精鋭兵の手番。
NC:一斉射撃
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

NC:対象ラル。
黄梦琪:R
黄梦琪:NPCカードを使用しようぜ!
ラル:やっちゃえやっちゃえ!
スキュラ:トウドウさん!お願いします!
NC:そんなものあったかのぉ……
ラル:起きろジジイ!
NC:対象は!
黄梦琪:タコ!テメーだ!
スキュラ:えっ……
ヤン陰:スキュラちゃんになんてことを…
NC:スキュラか~
黄梦琪:タコ、二人いた─!?
スキュラ:デビルフィッシュ
黄梦琪:デビルフィッシュくんですね
スキュラ:デビルフィッシュです
トウドウ:【死の手】【死神】【怪力】【集中】【災禍】【軍刀】
トウドウ:1NA+2
Nechronica : (1R10+2[1]) → [1]+2 → 3[3] → 失敗

黄梦琪:ウソだろ?
スキュラ:そんなことあるか
ヤン陰:元軍人っていったってげんどがあるぞ
ラル:妨害何が残ってたっけ
ラル:吸盤とかまだあったかな
黄梦琪:なんもないはず…?
黄梦琪:吸盤使ってたね
NC:届く妨害は無い!
ラル:大体使ってそうだな……
黄梦琪:ユリイカさんに頼んじゃう?
ラル:ユリイカちゃん打てばとりあえずは当たる
ヤン陰:+3の女!
スキュラ:とにかくパーツ減らしたいのはそうなんですよね
ラル:削りたいかな~
黄梦琪:頼むか~~~
ヤン陰:やっちゃおやっちゃお
スキュラ:ゴー!
ヤン陰:トウユリ来てるね…
NC:支援3 判定値6で命中
NC:白兵2+爆発+全体攻撃
デビルフィッシュ:D再生 行動値4>3
デビルフィッシュ:吸盤 蠢く触腕 再生 損傷
NC:2×2×2でレギオンには8点ダメージ
NC:地獄の精鋭兵は15>7体に

トウドウ:軍刀を振るうトウドウの視界に、敵の動作予測と最適動作が映し出される。
トウドウ:「うぉっ……!? 何だこりゃあ……!?」
ユリイカ:「私が視界を操作しています。予測に従って動いてください」
トウドウ:「ははぁん?よく分からんが、かたじけない!」
トウドウ:猛然と突進し、軍刀を振るう。暴風のように刃を振るい、兵士を切り倒し、大蛸の内臓を掻っ捌いていく。
デビルフィッシュ:「ギィイイイイイイッ……!」

NC:改めて精鋭兵の一斉射撃!
NC:ラル死ね!
ラル:きな!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

NC:ホッホッホ
ラル:ゲーッ
スキュラ:精鋭じゃん
黄梦琪:グラ賽やめろ
NC:腕に3点!連撃もアリ!
スキュラ:庇うはいるかい!
ラル:腕3はまだ大丈夫かな
スキュラ:オーケー
ラル:こぶし・うで・かた
NC:連撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:スキュラ死ね!
スキュラ:カモン!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

スキュラ:????
黄梦琪:?????????????????
ヤン陰:エリート中のエリート
NC:えへへ……
ラル:せ、精鋭……
NC:腕に3点!
スキュラ:あれ
スキュラ:連撃なくないですか?
スキュラ:7体になったから
NC:…………
黄梦琪:地獄?
NC:無いわ……………………
黄梦琪:あ、地獄化
黄梦琪:Rで減ったから
黄梦琪:そうだね…
ラル:ww
NC:ィイ~~~ン
ラル:ありがとうトウドウさん!!
ヤン陰:仮初の精鋭
スキュラ:さすがγ隊だな~
黄梦琪:あこがれちゃうな~
NC:地獄精鋭兵行動値5>2

NC:兵士たちがその数を減らしながらも、一糸乱れぬ統率で銃撃する。
NC:照準の先はラル。無数の銃火がその腕を的確に狙い、撃ち抜く。
スキュラ:「あっ……!」触腕を伸ばすが、僅かに間に合わない。
ラル:「くっ……」 弾幕を避けきれず、無数の穴が穿たれる。
ラル:「……平気よ、スキュラちゃん。この程度」
ラル:気丈に笑みを浮かべ、前を見ている。

NC:カウント4、デビルフィッシュ、煉獄精鋭兵の手番
デビルフィッシュ:【肉の宴】のうみそ修復
デビルフィッシュ:R【瞬間修復】で【一本足】修復
デビルフィッシュ:行動値4>3
ラル:いい加減にしろ~~
黄梦琪:ヤベ~
ヤン陰:このタコ味方に欲しいな…
NC:煉獄精鋭兵は一斉射撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:死ね小タコ!
ラル:R
ラル:アサシンブレード
ラル:連撃削っとこう
NC:何ィ
NC:来い!
黄梦琪:がんばえ~
スキュラ:女神……
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [3]+1 → 4[4] → 失敗

NC:ヒーッヒッヒ
ラル:うえー
スキュラ:モブ女だったわ
ラル:ウーンないな
ラル:行動値3→1
NC:狂気点で振り直しっていうシステムがあってぇ
ラル:それか~~
スキュラ:こちらが受ける分には余裕あるのでお任せよ!
ラル:いや~~ないな
黄梦琪:振り直すなら
黄梦琪:デビフィか嵐峰を狙うときかなあ
NC:改めて一斉射撃!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

黄梦琪:エ…?
NC:精鋭~~♡
ラル:精鋭~~!
スキュラ:ンー
ヤン陰:なんか別シナリオの主人公だったりする…?
NC:腕に3点!死ね!
スキュラ:Jあし!
スキュラ:妨害1!
NC:テメ~
NC:じゃあ頭に2点だ!
スキュラ:大成功じゃなきゃこちらの任意なんだな~
黄梦琪:だるまァ!
スキュラ:うじむしと足に1点ずつ回して受ける!
スキュラ:行動値4>3
NC:精鋭行動値4>1
スキュラ:煉獄精鋭兵は連撃あるのでは
NC:あるわ
NC:言わなきゃ気付かなかったのになあ!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:死ねスキュラ!
ラル:恩を仇で返すカス
黄梦琪:どうせ精鋭出目
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

黄梦琪:偉いぞ!
NC:ミ~
ラル:優しいカス~~
スキュラ:分かってるじゃん?
ヤン陰:信じてた

NC:攻撃は止まない。体勢を崩したラルに、更に別方向からの銃撃が襲い来る!
ラル:「ッ……!」 損傷した腕を庇っている。動けない。
スキュラ:「……やっぱりダメ!」
スキュラ:飛び出し、自らの身を晒して盾とする。
ラル:「スキュラちゃ……!」 銃声に声は掻き消される。
スキュラ:「大丈夫」
スキュラ:銃弾の嵐が止んでも、変わらずそこにある。損傷はごく軽い。
スキュラ:「……大丈夫!」
ラル:「……、……ええ」
ラル:「さすが、隊長」 その小さな背を、誇りに思う。

NC:カウント3、デビルフィッシュの手番。
デビルフィッシュ:【肉の宴】で【二本足】を修復
デビルフィッシュ:行動値3>2
スキュラ:最悪
NC:同じくカウント3、スキュラの手番!
スキュラ:質問!
スキュラ:せぼねって連続で使うとどうなるんですっけ
NC:累積します!
NC:2回使うとコスト-2になります
スキュラ:ふんふん
スキュラ:ではせぼね!
スキュラ:行動値3>2
NC:カウント2、デビルフィッシュ、地獄精鋭兵の手番
デビルフィッシュ:【肉の宴】で【三本足】を修復
デビルフィッシュ:行動値2>1
NC:精鋭兵は一斉射撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 2

ヤン陰:おげー
NC:ヤンイン!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [8]+1 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

スキュラ:D
スキュラ:庇う
NC:-1で8なので胴に2点!
ヤン陰:ありがたし…
スキュラ:はらわたと足の装甲で受けます
黄梦琪:カッチカチ

NC:スキュラの防御を見てか、銃撃の矛先が変わる。
NC:狙われるのはヤンイン。攻撃の隙を突き、不可避の弾幕が襲い来る。
ヤン陰:「また…銃口、が…足、動かさないと……くっ……」
ヤン陰:ガタつく足を必死に動かそうとするが、それも間に合わず…弾丸が迫り、半ばあきらめたようにぎゅっと目を閉じる…
スキュラ:「そっちだって──」
スキュラ:触腕が大きく伸びる。地を這い、ヤンインの傍らで屹立し、肉の壁を形作る防御。
スキュラ:しかし以前とは違い、銃弾を受けて尚、千切れ飛ぶことはない。
スキュラ:「わたしのともだちを、これ以上やらせたりしないんだから」
ヤン陰:バスバスバスバス!と確かに当たるような音が聞こえるが…衝撃はなく…恐る恐る、目を開ければ
ヤン陰:「嗚呼……うん、やはり……素敵な足、だよ……私のと 違ってさ……ふ ふ……ありがとう…」
ヤン陰:ゆっくりと、自身の足を抑えながら立ち上がり、再び姿勢を整える。
スキュラ:「……ヤンインちゃんだって。素敵に踊れる足でしょ」微笑む。

NC:地獄精鋭兵行動値2>-1
NC:同じくカウント2、スキュラ!
スキュラ:せぼね!
スキュラ:行動値2>1
NC:カウント1、デビルフィッシュ、煉獄精鋭兵の手番
デビルフィッシュ:【肉の宴】で【四本足】を修復
NC:精鋭兵は【一斉射撃】
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 1

NC:死ねスキュラ!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [7]+1 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

NC:2点連撃!
スキュラ:あ、さっき動いたのが煉獄か
スキュラ:再度はらわたと足でウケ!
NC:連撃!
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 4

NC:ホァン!
黄梦琪:ニ~ン
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [8]+1 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:2点!
スキュラ:D
スキュラ:庇う
黄梦琪:タコー……防御たのむ……
スキュラ:2点とも足に回してほねが損傷!
黄梦琪:ありがとう、ありがとう…
NC:精鋭兵1>-2
NC:スキュラ、ホァン、ラルの手番!
ラル:まずはこちらが、ギロチンをデビルフィッシュに
NC:来い!
ラル:Rでワイヤーリール
デビルフィッシュ:R【しょくしゅ】移動妨害1
スキュラ:R
スキュラ:随行。こっちは使えます?
NC:通すしかねえ~
ラル:やっちゃー
スキュラ:ではキャンサーの効果で
スキュラ:移動時にラピッドでデビルフィッシュを殴る!
黄梦琪:スラムのタコから王になれ!
NC:来やがれチクショウめ
スキュラ:地獄へ移動。使用武器はチェーンソー
スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功

ヤン陰:キレてるよ!
ラル:親父越え!
スキュラ:2点切断!
NC:あびゃ~
黄梦琪:肩にちっちゃい刃物乗せてんのかい!
デビルフィッシュ:一 二 三 四本足損傷
NC:待った!
デビルフィッシュ:精神感応装置 二 三 四本足損傷
黄梦琪:こいつ…!
ラル:出たわね
スキュラ:なるほどね
ヤン陰:めげない…
NC:オラッ狂気!
スキュラ:ヤンインへの未練を1>2!
ラル:そしたらワイヤーリールが妨害されて、ギロチン
NC:カモン!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [7]+1 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

ラル:えがったえがった
NC:はい~~?
ラル:1点と切断・転倒ぞ!
黄梦琪:最高のカップル
スキュラ:ふふふ
デビルフィッシュ:一本足 のうみそ 損傷
ラル:行動値は1→-5
NC:ホァン!
スキュラ:で、ラルちゃんの手番が終わりか
黄梦琪:まずはアッシからいかせてもらいやす……
黄梦琪:ショットガンをデビルフィッシュに。
黄梦琪:R
黄梦琪:死の手
黄梦琪:ショットガンを同対象。
NC:来やがれ~
黄梦琪:2回振っちゃお!
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [6]+3 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [5]+3 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

ラル:最高~~~
NC:ふざけんな!
スキュラ:マーベラス!
ヤン陰:ホァンはやっぱりすごい…
黄梦琪:2ダメ爆発
黄梦琪:2ダメ爆発
黄梦琪:合計で……8ダメだァ!
黄梦琪:行動値-3へ。
デビルフィッシュ:え~と
デビルフィッシュ:瞬間修復 不動 背徳の喜び しょくしゅ 放り投げ 暴食 肉の宴 対策装備 損傷
ラル:ヒューッ
スキュラ:何が残ってるんだ……?
黄梦琪:あとパーツいくつくらいです…?
デビルフィッシュ:庇うが残ってます
黄梦琪:ほ~ん?
ヤン陰:もう復活も無いから庇うだけ庇って終わるのみか…
ヤン陰:きっと最後の気力をふり絞って敵であるはずの娘をかばって死ぬ奴…
スキュラ:でもアタッカーの貴重な手番を潰させるのはアレだな
黄梦琪:やっちゃいますか?
スキュラ:刺すか……トドメをよ!
ラル:やれ! 父親殺し!
ヤン陰:禁忌に触れろ!
スキュラ:カウント1の自分本来の手番!
スキュラ:父親ではない!
黄梦琪:越えろーっ!
スキュラ:こぶしでデビルフィッシュを攻撃
スキュラ:R死に続けではらわたを修復
NC:来やがれクソッタレ
スキュラ:1na
Nechronica : (1R10[1]) → [10] → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:う~~~~~んこれはPC1
スキュラ:1点!
ラル:今回は譲ってやるか
NC:ギャ~~~ッ
NC:デビルフィッシュ死亡!
スキュラ:行動値はせぼね分を加味して1>-2
黄梦琪:手強い相手だった…
ヤン陰:1ターンで殺せるとはな…

NC:兵士たちの苛烈な攻撃は止まない。君達がそうしている間にも、怪物は見る間に再生していく。
NC:肉が盛り上がり、新たな甲殻が形成される。殆ど切り落としたはずの触腕も、次々に新しいものが生えていく。
黄梦琪:「あの再生を……」
黄梦琪:震えた指で弾倉に弾を込めて。
黄梦琪:「上回る速度で……」
ラル:「あれを滅ぼすには」 ガチャ、と刃が鳴る。
ラル:「あなたの力も必要よ。……お願いできるかしら」
ラル:「スキュラちゃん」
スキュラ:「うん。……見ててね、ラルちゃん」チェーンソーを構える。
ラル:「ええ。もっと格好いいところ、見せてね」
ラル:言って、ブンブンと一際強く振り回される刃が放たれる。
ラル:デビルフィッシュに真っすぐ飛ぶ刃が、注意のすべてを惹きつける。
デビルフィッシュ:「キィイイイイッ!」
デビルフィッシュ:甲高い叫び声。刃を防ごうと、触腕を振り回す。
ヤン陰:攻撃を受け体の大部分が損傷し、限界を超えた回転を行い、もはや体はほぼ動かない、見ていることしかできないが…
ヤン陰:「がん……ばれ……ラル」
黄梦琪:刃を防がんと振るわれた触手に狙いを定め、引き金を引く。
NC:再生したばかりの触腕が弾け飛び、甲板へと落下する。耳をつんざく悲鳴。
ヤン陰:「頑b れっ……ホァン ……」
ラル:「今よ。……行って!」
黄梦琪:「スキュ!」
ヤン陰:「がんばっ…っれ ぇ……!スキュラ…っ!!」
スキュラ:「……ッ!」
スキュラ:そうして怯んだ大蛸の懐に、小柄な影が滑り込む。触手によって這い進む動きは、余計な音を生むこともない。
スキュラ:だから、間近で怪物の聴覚を刺激するのは、唸るような駆動音が最初だ。
デビルフィッシュ:「……?」
デビルフィッシュ:甲殻の奥から光る眼が、スキュラを捉える。
スキュラ:解体用の電動ノコギリ。触腕の先端に握られたそれが、縦横無尽に宙を裂く。その軌道にあったデビルフィッシュの、再生したばかりの肉体を、いとも易々と切り裂きながら。
スキュラ:得物は無骨。肉体は異形。されどその動きは、どこか流麗に。──踊るように。
デビルフィッシュ:「ギィイイイイァアアアア……!!ィイイイイイァアアッ!!」
デビルフィッシュ:絶叫と共に、滅茶苦茶に触腕を振り回す。駆逐艦全体が軋み、傾く。
デビルフィッシュ:だがその抵抗も、唸りを上げる回転刃の前に、力尽きる。
デビルフィッシュ:「…………! …………!」
デビルフィッシュ:最後に残った触腕を、何とか振り上げ。
デビルフィッシュ:殆ど重力に任せるようにして、スキュラに向け振り下ろす!
スキュラ:……それを、受け止める。
スキュラ:巨大な怪物のそれと比べれば、一本ずつは遥かに矮小。しかしこちらには、まだ何本でも残っている触腕。それを。
スキュラ:一方は怪物の蛸足に絡め、もう一方は甲板の、突き出た柱の一本に絡めて。
スキュラ:「ふーッ……!」
スキュラ:力を込める。ぼろぼろに傷付いた相手の足を、ぶちぶちと限界へ駆り立てて。
スキュラ:「……ぁぁぁあああああッ!!」
スキュラ:その根元から、引き千切った。
デビルフィッシュ:「キ……ギ……」
デビルフィッシュ:巨体が脱力し、ぐらりと揺らぐ。
デビルフィッシュ:そのまま、甲板から滑り落ちていき、海面に落下。地響きと共に、水柱と砂煙とが巻きあがる。
トウドウ:「おお……!」
“嵐峰燎火”:「…………」
スキュラ:「……はーっ……」
NC:感嘆の声を漏らすトウドウ。対照的に、嵐峰燎火は尚も動じた様子は無い。
ヤン陰:「嗚呼……綺麗だ…な」夜の甲板で、力強く、華麗に踊る少女を眺め……陰気な少女は笑う。
黄梦琪:「(一瞥もくれないとは。つれないネ)」
ラル:「……スキュラちゃん」 ぎゅ、と胸元の鍵を握りしめていた。
ラル:まだ敵は残っている。それでも。
ラル:しばし、感動に身を委ねていた。

NC:1ターン目終了。
NC:任意の未練に狂気点1を加えてください。
ヤン陰:ホァンへの憧憬を2から3に
黄梦琪:たからもの 2→3
ラル:スキュたんへの友情が2→3です
スキュラ:ラルへの未練を1>2へ
ヤン陰:最大行動値11 行動値-1→10 【うじむし】復活
ラル:行動値は-5から一気に10へ。煉獄の檻
スキュラ:行動値は-2>7!
“嵐峰燎火”:ターン終了時に【失敗作】ではらわた損傷

NC:2ターン目!
NC:カウント13、嵐峰燎火の手番。
“嵐峰燎火”:ホァンに【アンデッドガン】
黄梦琪:ふーん、エッチじゃん
“嵐峰燎火”:1NA+2
Nechronica : (1R10+2[1]) → [6]+2 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

“嵐峰燎火”:1点爆発全体攻撃!
黄梦琪:胴は……無いんだぜ!
スキュラ:D
ヤン陰:私も無いや…
スキュラ:庇う!
スキュラ:あっ二人ともないの……?
黄梦琪:胴と足は全損マンですね
ヤン陰:胴だけ全損ですね…
スキュラ:あって言うかヤンインちゃんホッパー……遅いか……
“嵐峰燎火”:無い奴には頭!
ヤン陰:ちょっと見学画面に夢中だったな…
黄梦琪:どうしよっか
ラル:頭がよりヤバイのはどっちだろう
スキュラ:それ次第!
黄梦琪:めだまかた損傷ならまだ平気かな!
ヤン陰:うじむしがあるんで頭はいいけど爆発で腕のシザーかよぶんなうでが消えるかな
黄梦琪:あっしがもらおう
スキュラ:じゃあヤンインちゃんを庇います!
黄梦琪:めだま かた 損傷
ヤン陰:すまねぇ…次は気を付ける…
スキュラ:足に回してノーダメ!
黄梦琪:気にすんねえ!
スキュラ:こっちだって気付いてなかったしね!
“嵐峰燎火”:行動値13>10
NC:カウント10!再び嵐峰燎火の手番。
“嵐峰燎火”:ヤンインに【アンデッドガン】
ヤン陰:R
ヤン陰:ホッパー
ヤン陰:奈落へぴょん!
黄梦琪:うさぎさ~ん
“嵐峰燎火”:アーン!?
スキュラ:かわいい
NC:クソが!狙いを誤ったな……
ヤン陰:アンデッドガンの射程は1~2だよなぁ~!
ラル:えらい!
“嵐峰燎火”:行動値10>7
ヤン陰:行動値10から8
NC:同じく行動値10、ラルヤンイン!
ラル:ほね!
ラル:地獄に移動!
NC:R
NC:煉獄精鋭兵むらがる!
NC:移動妨害1
ラル:せやろな
ラル:行動値10→7
ヤン陰:ホッパーで飛んだあとの射程で殴ってよろしいんでしたかしらオホホ
NC:可!
ヤン陰:了! このターンで倒し切るなら転倒より切断かな?
黄梦琪:殺すならそうだね…
黄梦琪:ただ支援メチャクチャあるから現実的じゃないかもな…
スキュラ:メチャクチャある……
ヤン陰:めっちゃある…
黄梦琪:転倒ハメの方がいいのか…?
ラル:そっか切断判定には自分の支援載せられるのか
ヤン陰:じゃあ転倒いっちゃおうか~
ヤン陰:嵐峰に【エレクトリッガー】
NC:来い!
ヤン陰:R 余分なうで
ヤン陰:【エレクトリッガー】
NC:死ね!!!!!!
黄梦琪:エゲつねえな…
ヤン陰:1na+1 【エレクトリッガー】【狂鬼】
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

“嵐峰燎火”:Jあし
“嵐峰燎火”:妨害1
ヤン陰:腕は壊れている故やむなし…
ヤン陰:では続いてメイン分!
ヤン陰:1na+1 【エレクトリッガー】【狂鬼】
Nechronica : (1R10+1[1]) → [9]+1 → 10[10] → 成功 → 頭(なければ攻撃側任意)

NC:ハァ~~??
黄梦琪:アタシ ヤンイン スキ
ラル:ちゅよい
スキュラ:美しい
ヤン陰:号令もかますとトリプルエレクトリッガーになるのかなと思いつつ機ではなさそうだったことに感謝しろ
“嵐峰燎火”:あご損傷 あし込みで行動値7>4
黄梦琪:あとワンエレクトワンギロチンで行動不能だぜ!

“嵐峰燎火”:大蛸が倒れると同時、嵐峰燎火が動き出す。
“嵐峰燎火”:腕と一体化した巨大なガトリングを構え、君達に向けて斉射する!
“嵐峰燎火”:切れ間の無い弾丸の雨が、甲板で暴れ狂う。
黄梦琪:避ける脚などとうに失った。放たれた銃弾に為す術は無く。片目と左肩を穿たれて。
黄梦琪:どちゃり、と甲板にへばり付くように倒れ込む。
スキュラ:「!」
スキュラ:放心から我に返ると同時、ヤンインの前で立ちはだかっている。既に染みついた動き。
ヤン陰:「……スキュラ!」 大立ち回りを演じた後の少女が、なおも自身をかばう、その姿はとても怯えている自分とは対照的で…
ヤン陰:「嗚呼……あぁ、すまない………だが、これで……」
ヤン陰:夜空をかけるように高く飛び跳ねれば……制御を誤ったのか、嵐峰に向かい、頭から落下するような姿を見せて
ヤン陰:「嗚呼…踊りを教えた子に…1日で抜かされている、かも、な…」
ヤン陰:「フフ また…私も ゴミなりに……精進…だ」
ヤン陰:頭からの落下…ではなく、ドールとして作られたときに備わった、異様な筋力で体を無理やり止める
ヤン陰:「……新しい踊りに お付き合い願おうか…」
ヤン陰:腕を軸に、歪んだ足を回転させる。足からはバチバチと、暗闇に慣れていた目には優しくない紫電が走り、嵐峰へと襲い掛かる。
“嵐峰燎火”:「────」
“嵐峰燎火”:そのような大砲を構えていて、回避など出来るはずもない。
“嵐峰燎火”:電撃を受け、乱れ飛ぶ銃撃が一瞬止み、間隙が生まれる。
ヤン陰:「……あぁ、フフ、やってみるものだ……さぁ、みんな……今のうちに…」

ヤン陰:【エレクトリッガー】2回-4 【ホッパー】-2 行動値:10から4
NC:カウント7、嵐峰燎火、地獄精鋭兵の手番
NC:精鋭兵一斉射撃
NC:1D4
Nechronica : (1D4) → 3

NC:対象ラル!
ラル:きな!
NC:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

NC:クソ~~~
ラル:こなかった
黄梦琪:精鋭ポイントが足りない!
NC:しかも対象間違えた
スキュラ:凡庸兵じゃん
NC:今の対象スキュラでいいっすか??????
NC:寵愛点あげるから(あげない)
スキュラ:いいけど嵐峰くんはどうせ行動値4じゃない……?
NC:ほんとじゃん
NC:何で……何……
NC:ミ~~~ッッ
ヤン陰:隙がうまれた!今のうちに!
ラル:生まれてたわ
黄梦琪:盤外戦術!
スキュラ:ありがとうヤンインちゃん!
NC:クソドール共!!
NC:精鋭兵行動値7>4
NC:同じくカウント7、スキュララルホァン!
ラル:まずやりますか
黄梦琪:頼むぜ!
ラル:ほねで煉獄方向へ
ラル:随行する?
スキュラ:しよう
スキュラ:R随行。地獄から奈落へ
ラル:さらにR ワイヤーリールで奈落方向へ
黄梦琪:こんにちは嵐峰ちゃん
スキュラ:妨害なければそのままチェーンソーするぞ!
NC:R
NC:地獄精鋭兵 ラルに移動妨害1!
黄梦琪:R
黄梦琪:発勁 地獄精鋭兵を煉獄へ。
ラル:たすかる~
スキュラ:クレバー
ヤン陰:ばいばい!
NC:ハァ~~~~~ン??????
ラル:行動値は7→1になり、奈落へ
NC:チクショウ~ッ
NC:チェンソーマン来い!
スキュラ:いきます。対象は嵐峰燎火
スキュラ:1na
Nechronica : (1R10[1]) → [5] → 5[5] → 失敗

NC:オホホ
スキュラ:んん
黄梦琪:うでをお持ちのお客様ーっ!
ヤン陰:今うでがないのに逆立ちしてて…
スキュラ:ここはまだ自前のうでは使いたくないかな……!
黄梦琪:温存は…アリ!
ラル:向こうの脚も残ってるしね
黄梦琪:あしは使ったかな!
ラル:あ、使ってたか
ヤン陰:エレクト1回目だね
NC:使いましたね
スキュラ:行動値7>4!
NC:ホァン!
黄梦琪:ショットガ~ン
NC:来やがれクソッタレ~
黄梦琪:対象、“嵐峰燎火”
ヤン陰:そしてR【号令】!!みんな~~!
ラル:わ~~い!
黄梦琪:R死の手
黄梦琪:ショットガンを“嵐峰燎火”に
NC:アー待ちな!
黄梦琪:はい!
NC:大変なので全員宣言してからにしてけろ!
黄梦琪:はい!
ヤン陰:ではあらためて皆武器と対象を点呼!
ラル:ギロチン!
黄梦琪:号令のRでショットガンを嵐峰!
NC:対象も!
ラル:対象は嵐マンです!
スキュラ:チェーンソーで対象は嵐峰燎火!
ヤン陰:号令のRで【シザーハンズ】を嵐峰さんちの燎火くん!
NC:でここで死の手ショットガンですね
“嵐峰燎火”:R
“嵐峰燎火”:【死の手】
“嵐峰燎火”:ショットガンをラルに
ラル:R
ラル:アサシンブレード
黄梦琪:スタック祭り!
スキュラ:ヒュウ
NC:何ィ~~
ラル:嵐峰燎火です
NC:まずアサシンブレードどうぞ!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

NC:ふふっ
ラル:うで!
ラル:あ、吹っ飛んでたわ
ヤン陰:温存の甲斐−−☆
ヤン陰:なかったか…
NC:ヒャハハーッ!
黄梦琪:ラルクス!
スキュラ:こちらがうでを使うとじゃな
NC:何だァ……?
スキュラ:行動値4以降の敵の攻撃をかばえなくなってしまうんじゃ……
ラル:一応、当たったら即無限解体に行けるんですが
ラル:まあショットガン一発くらい喰らっても平気か
NC:使うのか~?
黄梦琪:ここで奴は死ぬので大丈夫でしょ……(大丈夫とは言ってない)
ヤン陰:それはアサブレから始まった…
スキュラ:ここは……無しで!ごめん!
ラル:おす! ショットガン来な!
NC:無力!あまりにも無力!
NC:しかも今カウント7だから殺撃も乗るんじゃなあ
黄梦琪:なるほどね
“嵐峰燎火”:1NA+4
Nechronica : (1R10+4[1]) → [5]+4 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

ラル:固定値たっか
“嵐峰燎火”:Jスコープ 支援2
黄梦琪:こいつ…
ラル:バカタレ~~
スキュラ:庇う構えではあるぞ
NC:J無いなら3ダメ爆発やぞ
ヤン陰:号令シザハンで0になっちゃうけどエンバミってうてるっけ…
NC:このカウントは打てる!
ヤン陰:よっしゃ!ここで終わらせろ!J【エンバーミング】
“嵐峰燎火”:Jボルトヘッド 支援2
“嵐峰燎火”:ラルの腕に3ダメ爆発!
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:スキュたん!!
黄梦琪:きた!メイン盾きた!
NC:邪魔するんじゃね~~~~~
ヤン陰:これでかつる!
スキュラ:でも腕に喰らうことにはなるんだな……
スキュラ:こぶし うで かた せぼね はらわた うじむし損傷
スキュラ:一気にだいぶ削れちゃった
黄梦琪:あ、スチボン
黄梦琪:まあいいか…
スキュラ:コストを惜しみたいのだ……!
黄梦琪:あ、コスト1なんだこれ…!
NC:では号令!
黄梦琪:待ちな!
ヤン陰:あなたは死の手仮面!
黄梦琪:号令のスタックの上にはアタシの死の手が乗っていぞ!NCムーン!
NC:そうだ
NC:振りな!
黄梦琪:はい
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [3]+3 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

NC:ピィーッ
黄梦琪:マ~ジで振るわんな
黄梦琪:2ダメ爆発任意!
“嵐峰燎火”:かた こぶし しんぞう はらわた損傷
“嵐峰燎火”:いや!
“嵐峰燎火”:ガントレットで1減らしてこぶし生存
黄梦琪:クソサヴァント~~~~~
スキュラ:なんだとぉ……
NC:号令来やがれ!
ラル:支援だいぶ削れたし、切断組先がいいかな
黄梦琪:いいですね!
スキュラ:オーケー
ヤン陰:よかろうもん!切断3人娘!
ラル:ぼくは切断以外も入る可能性あるから、先どうぞの構え
ヤン陰:ガントレットでノーダメになるのが一番うげーだからスキュラちゃんの2ダメが良いのだろうか…
スキュラ:では先陣を
ラル:長女!
ヤン陰:じゃあ2番目だな
ラル:次女!
ラル:じゃあ私が三女で
スキュラ:改めてチェーンソーで嵐峰燎火に攻撃!
NC:来いタコ女!
スキュラ:1na
Nechronica : (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:最高の女
NC:ギャァアアアーーーッ
ヤン陰:エクスカリバー
スキュラ:2点切断!
ラル:最高のタコ
ヤン陰:明石産!
“嵐峰燎火”:腕に受けてこぶし損傷!
“嵐峰燎火”:切断判定
“嵐峰燎火”:1NC
Nechronica : (1R10[0]) → [2] → 2[2] → 失敗

黄梦琪:キレてるよ~!(笑)
スキュラ:おやおや
“嵐峰燎火”:ミーーーーーーーーーーーー
スキュラ:おやおやおやおや
ヤン陰:っしゃもうガントレットねぇぞ!!
ラル:かわいそねえ
“嵐峰燎火”:腕部切断 うで ガントレット 死の手 アンデッドガン損傷
NC:次来やがれ!
NC:次女!
ヤン陰:では続きまして次女 対象は同じく嵐峰燎火に【シザーハンズ】いっちゃっていいのかな
ヤン陰:いく!
ヤン陰:1na+1 【シザーハンズ】【狂鬼】
Nechronica : (1R10+1[1]) → [4]+1 → 5[5] → 失敗

ヤン陰:ぴえん
NC:ハハハ
NC:三女来い!
ヤン陰:あ、待てよ…ここで終わるなら…狂気ふりなおしか?
ヤン陰:次確実に発狂するが…?
ラル:た、たおせば問題ないといえばないが……
黄梦琪:リスク高そうだなあ…
ヤン陰:…当たる保証もないしやめておくか…降り直しせずに任せた!
スキュラ:振り直しても成功するとは限らなくもある……
ラル:じゃあ三女! ギロチンをりょーかちゃんに!
スキュラ:三女がきっと決めてくれる
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [8]+1 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

ラル:ふー
ヤン陰:PC1!
黄梦琪:う~~~~ん
黄梦琪:PC1じゃったか…
スキュラ:すばら
スキュラ:PC1でこそないが……
NC:腕ないねんけど
ヤン陰:任意じゃん
ラル:あ、好きなトコいっていいのか
黄梦琪:どこかなー?
ラル:頭かなあ
ラル:なんかビーム撃つらしいし……
黄梦琪:こわ…
NC:やめろ~~~~~~~
ヤン陰:ごちゃごちゃしとるしな
ラル:1ダメ切断転倒です
“嵐峰燎火”:めだま損傷
“嵐峰燎火”:切断判定
“嵐峰燎火”:1NC
Nechronica : (1R10[0]) → [10] → 10[10] → 成功

黄梦琪:チッ…
ヤン陰:ファーック!
ラル:じゃあD
“嵐峰燎火”:切れるか!そんななまくらで!
ラル:無限解体
NC:ハ~~~~~~~~~~??????
ヤン陰:それはギロチンから始まった
黄梦琪:来たな…
スキュラ:必殺技!
黄梦琪:ラル流奥義煉獄が…
ラル:このカウントの間、嵐峰燎火に対して使用する攻撃マニューバはすべて、タイミングDで使用可能
ラル:D あご
ラル:D 日本刀
ラル:でもこれしかなかったわ
NC:その程度でワシが殺せるか~
NC:来やがれ!
ラル:まずは日本刀から
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

NC:ギェッ
ラル:必中で任意
ラル:頭でー
NC:ハワーーーーッ
“嵐峰燎火”:カンフー損傷
“嵐峰燎火”:1NC
Nechronica : (1R10[0]) → [1] → 1[1] → 大失敗

黄梦琪:必中ー!!!
ラル:ちょんぱ!
“嵐峰燎火”:頭部切断!!
ヤン陰:ぐっばーい!
スキュラ:ウルトラグッド
黄梦琪:今メチャメチャ興奮している
“嵐峰燎火”:銃神 殺劇 スコープ ボルトヘッド 死人指揮 レーザービーム 戦闘感覚 のうみそ カンフー損傷
ラル:ちなみにギロチンって無限解体で改めて投げられます?
NC:られます!
ラル:じゃあD
ラル:ギロチン
スキュラ:Wow
NC:やめろ…………
黄梦琪:止まるんじゃねえぞ
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [8]+1 → 9[9] → 成功 → 腕(なければ攻撃側任意)

NC:バカドールがよ
ラル:ないなら次は脚ですねえ
ヤン陰:こいつ足になんか変なもん付けてますよ!
ラル:D
ラル:有刺鉄線
ラル:2ダメの切断・転倒
“嵐峰燎火”:ほね あし損傷
“嵐峰燎火”:1NC
Nechronica : (1R10[0]) → [9] → 9[9] → 成功

“嵐峰燎火”:ヘヘッ
ラル:最後にあご!
ラル:1na
Nechronica : (1R10[1]) → [4] → 4[4] → 失敗

ラル:まあ君は仕方ないね
ラル:以上ざんす
NC:ホァンの号令分!
黄梦琪:終わりにしましょう
黄梦琪:1na+3 【ショットガン】【銃神】【殺劇】
Nechronica : (1R10+3[1]) → [8]+3 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

黄梦琪:ここで出なくても…
ヤン陰:盛大に終わった…
黄梦琪:脚に3ダメ爆発です
ラル:派手な花火だぜ!
スキュラ:いい〆
NC:ばかたれこの
NC:死に申した
NC:勝利条件を達成しました。
NC:戦闘終了です。
黄梦琪:ヒヤヒヤしたぜ…
ヤン陰:NCの戦闘のバランス感覚が完璧すぎるんだよな…

“嵐峰燎火”:距離を詰めてきた君達に向かって、嵐峰燎火がハイキックを放つ。
“嵐峰燎火”:その長い脚が振るわれると同時、仕込まれた機構が作動。
“嵐峰燎火”:散弾が放たれ、強いストッピングパワーを持って君達の身体を抉り、撃ち抜く!
スキュラ:「んんっ……!」全身に散弾を浴び、初めて明確に揺らぐ。
ヤン陰:「くっ…電気を浴びせてやった のに…もう動ける…のか…」
ラル:「……でも。負けられないわ」 揺らぐスキュラの身体を後ろから支える。
ラル:「全員で……あいつを」
ヤン陰:「……あぁ」 共に、スキュラの体を支え……「一斉に散   るぞ!」
ヤン陰:「嗚呼…見せてやろうじゃない、か…仲間の絆…を…フフ、似合わないな…」
ラル:「道を切り拓いて。お願い、隊長!」 小さな、しかし強いその背を押す。
スキュラ:「……うん」目に力を込めて嵐峰燎火を睨む。背に添えられた手に助けられ、体勢を立て直す。
スキュラ:「──やああああっ!」
スキュラ:再度、突撃。
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:振るわれる回転刃を、鋼鉄の銃身で受け止める。
“嵐峰燎火”:激しい火花が散り、至近距離で視線が交錯する。
スキュラ:「……あなたが」
スキュラ:「何者なのか。……結局、ぜんぜん、わからないままだけど」
スキュラ:銃身と押し合うチェーンソーの持ち手を、別の触手が横からさらう。元々保持していた触手はそのまま絡みつき、抵抗を封じる枷となる。
スキュラ:「わたしは、ここで死んであげられない。みんなだって、殺させたりしない……!」
スキュラ:巨砲の身ごと、嵐峰燎火の腕を引く。伸び切った腕の根元へ、振り上げられたチェーンソーが迫る。
“嵐峰燎火”:「…………!」
スキュラ:切断。さらに切り返し、逆V字の軌道を描いて、もう片方も。
“嵐峰燎火”:舞い散るのは、火花でなく鮮血。
“嵐峰燎火”:ガ キン!
“嵐峰燎火”:巨大な銃身が、甲板に落ちて転がる。
“嵐峰燎火”:両の腕を失い、バランスを崩してぐらりとよろめく。
スキュラ:「……みんな!」
ヤン陰:その瞬間を見逃さず、次の少女が嵐峰燎火へと向かう。
ヤンイン:「嗚呼!もう!スキュラとお話ばかり!」
ヤンイン:「こっちも見たらどうかしら!ねぇ見て頂戴! ほら!貴方をバラバラにする人の顔よ!アハ!アハハハ!」
ヤンイン:わざわざ嵐峰燎火に声をかけるキィキィ声、振り返れば、首に向けて大きくシザーハンズが振るわれる。
ヤンイン:それは当然、強者である嵐峰燎火に届くような攻撃ではないが…
ラル:「ええ」
ラル:ヤンインが作り出した隙。右腕がギロチンを旋回させている。
ヤン陰:「…ふ ふ……」 少しでも、視線がこちらに向けばそれでよかった
ヤン陰:「嗚呼…余裕でも、なくなっている、のかな…?」「うん…あと は、任せ、たよ…」
ラル:「『罪からは逃れられない』。──“嵐峰燎火”」
ラル:「きっと、正しいのは──正しかったのは、あなたの方」
ラル:刃を投げ放つ。攻撃は頭部を削りながら、有刺鉄線がさらに縛りつける。
ラル:「100の中の99、あなたが正しかった……としても」
ラル:「たった1つ。あなたは……『私のお友だちを傷つけた』」
ラル:ギ、と有刺鉄線の根本を絞る。もう、逃がさなさい。
ラル:「その罪を、贖いなさい」
“嵐峰燎火”:「…………!」
“嵐峰燎火”:逃れようとするが、腕の無い身体ではそれも叶わない。
ラル:自身の、切断に特化した能力の正体も。今なら、理解できる。
ラル:ネクロマンシーを修めるために。あるいは、ネクロマンサーとして揮ったのだろう、解体の業。
ラル:生前の記憶と、最適化された肉体。それを受け入れた心──。
ラル:三位が一体となり、駆動する。
ラル:「頭部──」
ラル:抜き放つは日本刀。先の戦いで半ばから折れたそれも。
ラル:今のラルにかかれば、名刀の一振りに等しい切断をもたらす。
“嵐峰燎火”:「────」
“嵐峰燎火”:目の奥が光る。光学兵器による抵抗を試みようとして────その頭部ごと、切断される。
ラル:振りぬきざまに、有刺鉄線を握り直す。
ラル:頭部が落ちたならば、縛り付ける役目を全うした刃が自由の身となる。
ラル:「──脚部」
ラル:全力で鉄線を引く。脚を縛り付け、ギロチンの刃が深々と甲板に突き刺さる。
ラル:その姿は、さながら罪人を拘束する、磔刑。
ラル:「……あとは」
ラル:「お願いね。私の断罪者さん」
“嵐峰燎火”:「…………」
NC: ────ガ ギキッ!!
NC:金属質の異音が響き渡る。
“嵐峰燎火”:それは嵐峰燎火が、肉を引き千切りながら足を稼働させた音。
“嵐峰燎火”:頭部と両腕を失い、尚も動く。
“嵐峰燎火”:散弾と共に敵を穿ち抜く、必殺の蹴撃を振るわんと、その脚を引き絞る!
黄梦琪:目の前の姉妹に向けてその凶器を振るわんとした“嵐峰燎火”の目には、映るだろう。
黄梦琪:────抉れ、突き出た甲板に銃身を乗せて、倒れ伏せながらも。こちらに銃口を向けている狙撃手ホァンの姿が。
黄梦琪:「(それは、もう)」
黄梦琪:「何度も見たヨ」
黄梦琪:口元を歪め、銃弾を放つ。
黄梦琪:狙い済ました一撃は、寸分違わず脚部の機構を粉々に破壊し、辛うじて原型を留めていた胴体まで穿ち貫いていく。
NC:  ガ ギ ッ !
NC:奇しくもそれは、先の施設での一戦の再現。
NC:ホァンの放った弾丸は、作動寸前の機構を粉砕し、
NC:暴発した機構が、“嵐峰燎火”の半身を吹き飛ばす。
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:焼け焦げ、血溜まりの中に倒れ伏す。
“嵐峰燎火”:いくらアンデッドであっても、ここからの修復は困難だろう。致命傷だ。
黄梦琪:がちゃり、と銃を下ろしながらも、奴から目を放しはしない。
黄梦琪:「(“嵐峰燎火”………)」
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:「……ぁ……」
黄梦琪:「………?」
“嵐峰燎火”:落ちかけた首、その口が、ぴくりと動く。
“嵐峰燎火”:「…………」
“嵐峰燎火”:「……ホ……ァ……ン…………」
黄梦琪:「………っ!」
黄梦琪:自身の名を呟いた奴の元へ。這いずっていく。
“嵐峰燎火”:最早その目には何も映っていないだろう。譫言のように、小さな声で呟く。
“嵐峰燎火”:「何故……だ……黄……」
“嵐峰燎火”:「何……故……」
黄梦琪:ずるり、ずるりと、血に濡れることも厭わずに。
黄梦琪:「おい」
黄梦琪:「待てヨ」
黄梦琪:「待てって」
“嵐峰燎火”:「何故……」
“嵐峰燎火”:「……裏……切っ……た……?」
“嵐峰燎火”:「……お前は……奴を……」
“嵐峰燎火”:「…………………………」
“嵐峰燎火”:脱力し、言葉は途切れる。
“嵐峰燎火”:────死んだ。
黄梦琪:倒れ伏す奴の顔をそっと両手で抱えて。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:同じ武装。奴が束ねているショットガンと酷似している自分の得物。
黄梦琪:同じ技術。アンデッドの反射神経を限界まで引き出した、高速射法。
黄梦琪:何より。最後まで。呪いのようにこの身を苛む衝動を、向ける気にすらならなかった相手。
黄梦琪:「(………)」
黄梦琪:「(裏切った。裏切っただと)」
黄梦琪:奴が事切れたのを確認した後。くく、と笑みを浮かべながら立ち上がる。
黄梦琪:「(アタシが裏切ったんじゃない)」
黄梦琪:「(お前が。アタシの邪魔をするから)」
黄梦琪:「お前が、アタシを裏切ったんだ」
黄梦琪:その顔を踏み潰さんと、脚を振り上げて。
黄梦琪:「お前が、お前が───!」
黄梦琪:「…………っ」
黄梦琪:だん、と。血溜まりを踏んだ足がぴちゃりと濡れて。悲痛そうな表情を浮かべて。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「地獄で」
黄梦琪:「先に待ってろ。“嵐峰燎火”」
黄梦琪:「再見ツァイツェン
黄梦琪:踵を返し、その場を後にする。
黄梦琪:静けさの中。虚しい言葉の響きだけが、生温い潮風に乗って消えた。

---

NC:戦闘終了。
NC:任意の未練から狂気点を1減らしてください。
スキュラ:たからものへの未練を2>1に。
黄梦琪:たからものが3から2へ!
ラル:たからものを1→0に。
ヤン陰:たからものへの未練を2から1に
NC:修復は基本12、強化6!
ラル:めっちゃもらえるやん
スキュラ:初めて普通に修復できる!
黄梦琪:うれしい!
ヤン陰:船医さんは無事だったんだね…
ラル:こっちは基本3つ損傷で治したいのはうでくらいなんで
ラル:余ったらでいいかも
黄梦琪:せぼね わた わた リフレックス(強化) ほね ほね あし 損傷!
黄梦琪:あ
黄梦琪:めだま あご こぶし かた もだわ! ガハハ!
スキュラ:こぶし うで かた せぼね わた わた ほね
ヤン陰:あご こぶし うで かた せぼね はらわた はらわた ほね ほね
スキュラ:強化1個だけにして残りを基本に換えてもらうといくつだ
ヤン陰:移動手段がホッパーオンリーなのと腕があると便利ぐらいかな…優先順位は低くていいと思う
黄梦琪:とりあえずリフレックスなおしちゃお
黄梦琪:で強化を基本に回して17か
スキュラ:あ、そうなるんですね >17
ラル:スキュたんは全快してほしいかなあ
ラル:全員のパーツみたいなもんだし
黄梦琪:そうだネ~
ヤン陰:スキュラちゃんの体はみんなものだもんな…
黄梦琪:はエス
スキュラ:言い方!
スキュラ:ともかくそれであれば7個分いただくことに
黄梦琪:スキュちゃんが7使って全快~で
黄梦琪:のこり10個をラルヤンホァンで分けちゃいますか
ラル:うでせぼねほねあたりの
ラル:使いでのあるやつはみんな治したいね
ヤン陰:ですね、もしもらえるなら 胴体出た時攻撃任意になっちゃうから せぼね ほね うで で3つぐらい貰えればいいかな…足りなければ骨削って2個もらえれば あとはお好きにし!
黄梦琪:せぼね ほね あし あたりは治したいな~
ラル:あしもか
ラル:なのでとりあえず1個分はもらいます
黄梦琪:ではとりあえず3個
黄梦琪:あっ待てよ 目玉イカれてるじゃん
黄梦琪:もう1個貰ってもいい…?
ヤン陰:ええで
黄梦琪:ありがとう…!
ラル:ヤンちゃんは何個使いそう?
黄梦琪:とりあえず ラル1 ホァン4 ヤン3で
黄梦琪:あと2つ余る
ラル:ふむ
ラル:あとは損傷数次第ですかね
ラル:こっちは2損傷で、こぶしが治れば無限解体の弾が一個増えるくらいなんで
ラル:ふたりでわけてもろて大丈夫ですよ
ヤン陰:私はなんだかんだホッパーで逃げたり円舞曲で回避したりで二人と比べて防御にも降ってる分渡しても良いかなって気持ちではある…
黄梦琪:えーじゃあわたの一個分だけ貰っちゃお
黄梦琪:あと一個!
ヤン陰:えんりょのかたまり!
黄梦琪:a,
黄梦琪:わたやめてほねにしよう
ラル:じゃあめんどいからダイスで
ラル:1d3
Nechronica : (1D3) → 3

ラル:黄ちゃん直しな!
ヤン陰:もらっとき!
黄梦琪:ダイスさんが言うなら…!
黄梦琪:わたも直った!
黄梦琪:謝謝~=
ヤン陰:ではあらためて
ヤンイン:せぼね うで ほね 回復

黄梦琪:めだま せぼね うで リフレックス はらわた ほね ほね あし なおりました 
スキュラ:こちらはありがたく全快
ラル:こっちはうで修復で、残り損傷はこぶし・かた

カルマ
・一人も完全解体されない……5点
・一つの未練も発狂状態にならない……5点
・NPCカードの使用が2回以下……5点


NC:これらを達成したので、寵愛点は15点差し上げます。
ラル:わーい
黄梦琪:いただきます
スキュラ:神の愛を感じる……
NC:これが最後の寵愛点配布!
ヤン陰:うれP
スキュラ:あ、そっか
スキュラ:すみません基本パーツの修復1個分ヤンインちゃんにあげてもいいですか!
スキュラ:こちら寵愛の端数で回復したほうがいい気がした
NC:よかろう!
ヤン陰:なんだ初めて有用なご褒美か!ではもらう!
スキュラ:やっぱやめようかな
ヤン陰:はらわたかな!ちょうどサンタさんにお願いしようと思ってたの!ありがとう!
スキュラ:フン……感謝してこれまでのご褒美への認識も改めることね
NC:では処理は終了!-

---

船医:「……これで良し、と」
船医:君達の治療を終えて、船医が一息つく。
船医:「ごめんなさいね、全部綺麗に治してあげたかったんだけど」
船医:「何分、怪我人が多くてねえ」
船医:辺りには襲撃によって傷ついたアンデッドがそこら中にいる。
船医:修復不可の状態にまでなった者も、大勢いる。
スキュラ:「……ううん。ありがとう……」礼を述べるが、浮かない顔。
ヤンイン:「いいの!みんな大変だものね!あんなものに襲われて大部分を治してもらっただけで満足よ!」
ヤンイン:やや動きに不安が残るものの、コンパクトにくるりと回転して元気であることを示す。
ラル:「彼らは……どうなるの?」 修復不能の者たちを見る。
黄梦琪:「………」同じく、虚ろな目で。見るも無残な姿と化したアンデッドを見やる。
船医:「……残念だけど、完全に解体されれば、アンデッドでも死んでしまうんです」
船医:「ですから、使えそうな部位は他の患者に使わせて頂いて、後は……」
船医:「……人間と同じですよ。お墓を作って、埋めてあげます」
ラル:「そう……」
ヤンイン:「そうなのね!あぁ、きっと大事で素敵なことだと思うわ!…大変そうだとは思うけれど…お友達の手で埋めてあげるのが一番よいものね!」
ラル:「一部が誰かの中で動いて。魂を悼んであげられるなら」
ラル:「彼らも浮かばれるのかしら……」 小さく手を合わせる。
スキュラ:「……」ラルに倣い、瞑目して触腕の先を合わせる。
船医:「ええ。私はそう思ってます」
船医:「たとえもう意識は無くても、それでも何かは残ると」
船医:「こういうの、医者らしくないですかね~」笑う。
ラル:「……いいえ。あなたは、素敵なお医者様だったわ」
ユリイカ:「……迅速な処置に感謝します」ぺこりと頭を下げて。
ユリイカ:「……それでは。行きましょう、皆さん」
ラル:「治療してくれてありがとう」 頭を下げ、ユリイカの言葉に従う。
ヤンイン:「……ホァン、疲れちゃったの?嗚呼、休憩したいけれど行かないといけないなんて…肩でも貸すわ!?…大丈夫…!?」
黄梦琪:「(魂を悼んで……そんな柄じゃあない、これは、只……)」
黄梦琪:「ア? いや……」
黄梦琪:「大丈夫サ。1人で、歩けるヨ」
ヤンイン:「…そう?さすがホァンね!でも必要になったら私を使ってね!ああ!それも喜びなのだから!」
ヤンイン:心配そうな表情をするが、遠慮されれば無理に貸すこともなく先に歩き出し。

NC:君達は出口に向け、船内を進んでいく。
NC:やはり怪我人が多い。船自体もあちこちが歪み、壊れ、外の景色が覗いている場所もあり、皆治療や修理に追われているようだ。
ユリイカ:「治療は済みました。もうこの場所に用事はありません」
ユリイカ:すたすたと早足で歩いていく。
ユリイカ:「早急に目的の施設に向かいましょう」
ラル:慌ただしい船内を見つつ。「……私たちが手伝おうとしても、邪魔になってしまうかしら」
ユリイカ:「そんなことをしている時間的余裕はありません」
ラル:「それはそうでしょうけれど……お世話になったのに」
トウドウ:「……皆さん、お待ちになってください、皆さん!」
トウドウ:その時、後方から声と足音が聞こえてくる。
ラル:唇を尖らせたところで声の方へ向く。
スキュラ:無言でのろのろとユリイカに続いていたが、その声に振り向く。
ヤンイン:「そんなに忙しいのね!あぁだったら走らないと!……あら?」
トウドウ:見ると、トウドウが人ごみを掻き分け、君達のほうへ走って来る。
トウドウ:「もう行かれるのでありますか?」
トウドウ:「まだ確としたお礼も出来ていませんのに……」
スキュラ:「……」
スキュラ:「こちらこそ、お世話になりっぱなしでごめんなさい」
スキュラ:「ほんとうは、使えるものを集めてくるくらい、できたらよかったのだけど……」
黄梦琪:「凄かったネ。あの剣技。流石、尸兵隊」
トウドウ:「とんでもない!皆さんのお陰で本当に助かりましたとも」
トウドウ:「もし偶然皆さんが居合わせなかったら、今頃はどうなっていたことやら……」
トウドウ:「考えるだけで、肝が冷えます」
スキュラ:黙り込む。そもそも自分たちが訪れなければ起こらなかったはずの襲撃だが、それを口にする勇気はない。
トウドウ:「お礼と言っては何ですが、弾薬の類ならまだ備蓄があります。どうぞ、お持ちになってください」
黄梦琪:「いいの? 至れり尽くせりだ」ぱっと顔をほころばせて遠慮なく包を受け取る。
ヤンイン:「……えぇ!とっても嬉しいわありがとう!嗚呼、使うのが勿体なくなってしまうわね!」
ヤンイン:思う所はないわけではないが、向こうの善意が嬉しくニコニコとエレクトリッガー用のバッテリーの類を受け取る。
トウドウ:「……この船も人員も、随分傷付きましたが」辺りを見回して。
トウドウ:「しかし、まだ何とかやって行けそうです」
ラル:「…………」「……トウドウさん」
トウドウ:「はい?」
トウドウ:首を傾げる。
ラル:「ええ。この船は……みんな親切で、賑やかで。本当に、素敵なところよ」
ラル:「この先もずっと……もっと、何百年も先まで」
ラル:「いろんな人を助けてあげてね」
トウドウ:「…………」
トウドウ:にこりと笑って。
トウドウ:「はい。とても心に染みるお言葉です」
トウドウ:「皆さんもご用事が片付いたら、また是非立ち寄ってください」
トウドウ:「いつでも大歓迎でありますよ」
トウドウ:「…………ところで」
トウドウ:君達を、特にラルとホァンをじっと見つめて。
トウドウ:「あのアンデッド」
トウドウ:「本当に御心当たりは無いのでありますよね?」
黄梦琪:「エ……?」目をぱちくりとさせ、う~ん、と腕を組み、首を傾げて。
黄梦琪:「………アタシたちも、アンデッドだから。生前の頃。もしかしたら、お互いに。何処かで会ってたのかもしれないけど」
黄梦琪:ぶんぶんと、首を横に振り、笑顔で述べる。
黄梦琪:「アイツを見ても、思い当たる記憶なんて。一切、蘇ってこなかったし」
黄梦琪:「赤の他人だろうサ。 ……きっと!」
ラル:「…………」 黄の言葉を無言で肯定する。
ラル:様々な呵責はあるが、ここでひと悶着起きれば進行に深刻な支障が出るかもしれない。
ヤンイン:「嗚呼!そうね、本当に、本当に!何か知っていればよかったのだけど!」
ヤンイン:残念そうに嘆息する。ホァンが知っている彼を、自分は全く何も知らず思い出すこともない
ヤンイン:お揃いではないそれが、少し嫌な気持ちだ。
トウドウ:「…………」
トウドウ:「……そうでありましたか!」パッと笑顔を見せて。
トウドウ:「いや、申し訳ありません。妙な事を聞いてしまって」
トウドウ:「何分船には疑り深い者もいるものですから。大変失礼いたしました」
トウドウ:「さ、出口までお送りしますよ!」
ユリイカ:「…………」
スキュラ:身を固くして俯いたままで続く。
NC:トウドウに見送られ、君達は船を出る。
NC:再び汚れた海岸線を歩き出し、船影が徐々に遠ざかっていく。
ユリイカ:「……先程」
ユリイカ:ユリイカがぽつりと呟く。
ユリイカ:「船内で、武装した人員が我々を完全に包囲していました」
黄梦琪:「…………」
ユリイカ:「あの船に戻るのは、もう避けた方がよろしいでしょう」
ラル:「……そうだったの」
黄梦琪:「コミュニティの長としては、当然の対処だろうネ」
ヤン陰:「……嗚呼、そうだろうね…フフ……うん 嫌われたもの、だ…」
スキュラ:「……わたしたちの前に来たっていうひとたちが」
スキュラ:「どうしてあそこに留まらなかったのか。わかったような気がするわ」
スキュラ:それはきっと、自分が当初抱いていたような、ちっぽけな保身のためではなくて。
スキュラ:「……わたしだって、危ないものを呼び込んでしまうつもりなんか、なかったのに」
ラル:「私たちを包囲した時点で、すべてわかっていたはずでしょうに」
ラル:「それでも、行かせてくれたのね」
ヤン陰:「そう、だね……他の人には作れた居場所も、やはり、出来ることはなく…私たちは……前に進むしか、無いんだ…」
ユリイカ:「……いずれにせよ、既に目的地はすぐそこです」
ユリイカ:「覚えていますか。任務の報酬に、お茶とお菓子を用意してあります」
ユリイカ:「計画の為、最後まで皆さんの尽力に期待します」
黄梦琪:露骨にくたびれた顔をして。「ここまでの激戦の報酬が"それ"ネ……」
スキュラ:「わたしからのご褒美だってあるわ?」少しだけ表情を緩める。
ラル:ふっと空気を弛緩させて。「あら。素敵じゃない、お茶会」
黄梦琪:「酒とツマミの方がいいヨ、アタシは……」
ヤンイン:「そうと決まれば頑張ってお茶会のために進むしかないわね!嗚呼!ユリイカも一緒に参加したくて人型になったのかしら!」
ラル:「お酒なんて、未成年でしょう……でも、こっそりならバレないかしら」
ラル:少しだけ期待をしてしまいつつ。
ヤンイン:「お酒もおつまみもたしなんだことがないわ私!嗚呼!良いものなのかしら!?フフ、ちょっと試してみたいわね!」
黄梦琪:「オ、ラルもヤンインもイけそうな口じゃないか。なんなら今からでもお茶会じゃなくて飲み会にサ……」
ユリイカ:「……アルコールがよろしいならば、工面しましょう」
黄梦琪:「………マジ?」ばっとユリイカの方に顔を向けて。
ヤンイン:「嗚呼!勿論お茶会も、飲み会も両方できるに違いないわ!モノがあればできるはずだわ!嗚呼!楽しみが二倍になったわね!」
スキュラ:「あ、こら。駄目よ、そんな」言いかけて。
スキュラ:「……でも、わたしたちって成長しないんだし、待ってたらいつまでも飲めないのかしら……?」やや自信を無くす。
ラル:「ふふっ。アンデッドだもの。酔って身体が悪くなったりはしないのかも」
ラル:「大丈夫よ、きっと。必要なのは気持ちだけ」
スキュラ:「……うーん……」
スキュラ:「……ちょ、ちょっとだけ、試してみようかしら……」
黄梦琪:「アハハ!何だ何だヨ! 話がわかるじゃないか!」ばんばん、と乱暴にユリイカとスキュラの肩を叩いて。
スキュラ:「の、飲み過ぎはダメだからね!」叩かれながら。
ラル:「楽しみね。お茶会も、お酒も……」
ラル:「みんなとなら、なんだって楽しみだわ」
ヤンイン:「ええ、とっても楽しみだわ!」「そうと決まれば善は急げよね!お酒の飲み方とかをホァンから聞きながら…さぁ皆行きましょう!えいえい!おー!」
スキュラ:「お……おー!」拳のように触腕を掲げる。
ラル:「おー?」 つられて拳を挙げる。
黄梦琪:「おうおう。何でも聞いてくれヨ。通は一気にグラスを呷ってサ……」早口!
ユリイカ:「……」拳は上げず、ただ黙って進んでいく。
NC:曇天の下、どこまでも続く海岸線を、姉妹達は歩いていく。
NC:目指す場所まで、残り僅か。
NC:旅の終わりが近付いていた。

---

黄梦琪:対話判定を!ください!
ヤンイン:さい!
スキュラ:い!
ラル:!
NC:やりな!
黄梦琪:ワ~イ
黄梦琪:ではさりげなく第一章から永遠に発狂状態だったユリイカちゃんに
黄梦琪:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [4] → 4[4] → 失敗

黄梦琪:ケッ…
ラル:最後のってくれなかったもんな~
スキュラ:あーね?
黄梦琪:お前のえいえいおーで救われた命があったかもしれないんだぞ
ヤンイン:スキュラちゃんは戦闘中もチャンスがありそうだしたまにはラルちゃんでいってみるかな お酒興味悪い子倶楽部を結成する…
ヤンイン:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [7] → 7[7] → 成功

スキュラ:そしたらこちらは黄ちゃんに
スキュラ:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [6] → 6[6] → 成功

黄梦琪:会話得意部共~~~
スキュラ:未練2>1!
ラル:一番絡んだのお医者ちゃんな気がするけど、じゃあ一緒に手を合わせたスキュたんに
ラル:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [8] → 8[8] → 成功

ヤンイン:なかよし ラルちゃんへの保護が3から2
ラル:3→2!
スキュラ:わーい
スキュラ:仲良くできねえやつなんかいるはずねえよな~?
黄梦琪:ぴえん…



【Chapter Final】

NC:寵愛点消費のコーナー!
ヤンイン:わーわー!!
ラル:いえ~~い
NC:今回が最後だから余らせておいても無駄になるだけですよ!
NC:さて皆さん何を取りましたか~?
黄梦琪:20点消費! 失敗作取得!
黄梦琪:あと4点消費でユリイカちゃんの発狂を3に戻しました~
スキュラ:10点消費で【再生】取得&4点消費で基本パーツを一つ修復して全快。残り寵愛1!
ラル:25点あるところから、「しんぞう」と「殺劇」を習得し、黄ちゃんへの未練を3→2にします。
ラル:心臓は修復不能アンデッドくんから拝借し、殺劇は姉妹たちとの連携が上達してきたイメージ。
黄梦琪:殺劇コンビ~
ラル:行動値11に三人並ぶから、ヤンちゃん起点でダブル殺劇パンチとかできたらいいね
ヤンイン:25点あるから…まずは4点でホァンの未練を3から2へ!
ヤンイン:そして!ホリックスキル【修羅】を20点で取得! なぜとったかはフレーバーを見てくれ!
黄梦琪:なんでやろなあ…(恐怖
ラル:ひっ……
ヤンイン:調律と愛撫を取得してホァンにやさしくするシステムと悩んでいたが…敵に愛撫なんだよな…
NC:活かせるといいですね!

---

NC:乾いた風が吹き抜けていく。
NC:君達は、再び荒野を歩いていた。
NC:一面の不毛の大地。あるのは痩せた草木と、殺風景な岩山ばかりだ。
ユリイカ:「……着きました」
ユリイカ:「あちらが目的の施設です」
NC:そう言ってユリイカが前方に示すのは、
NC:ただの、切り立った巨大な岩山だ。
ラル:「…………」「あれが?」
ラル:岩山をじっと見て、首を捻る。
ヤンイン:「嗚呼!ついについたのね!」
ヤンイン:「確かにしばらく眠らないと赤ちゃんも退屈そうな場所だわ!……まだ廃墟の方がいいと思うわ!」
スキュラ:「ううん?」触手で高く伸び上がって観察する。
黄梦琪:「何か見える? スキュ」
スキュラ:「ただの山に見えるだけだわ……?」
ユリイカ:「……着いてきてください」そう言って、岩山のほうへ進んでいく。
スキュラ:元通りに縮んでユリイカに続く。
黄梦琪:渋々あとを付いていく。ボケたか、とか。経年劣化…とか呟いている。
ヤンイン:「どこかでユリイカってば壊れちゃったのかしら?はいはいついていくわ!」ついていく
ユリイカ:近付いてみると岩壁には、人一人やっと通れそうな小さな隙間が空いており。
ユリイカ:ユリイカはそこを、するすると通っていく。
ラル:「……えっと」 巨大なギロチンを縦に横に、なんとか入っていく。
スキュラ:「むむむ……」頭上のバスケットを覆って守って、触手をあちこち擦らせながら進む。
黄梦琪:「狭いネ……随分と」
ヤンイン:「うーん、狭いわ狭いわ…あ、岩肌がスキュラのお陰で滑って少し動きやすいわ!」 首がつっかえながらもうんしょと入っていく
ラル:「ヤンインちゃんの声が、すごく反響する……」 キンキン
NC:君達がユリイカに続き、なんとか隙間を進んでいくと。
NC:不意に、視界が明るくなる。
NC:隙間から這い出すとそこは、外から見たのとはまるで異なる空間となっていた。
NC:青々とした草木が生い茂り、小さな湧き水が流れる、この世界にあって異常とも言える空間。
NC:そんなオアシスめいた場所が、岩山の中に収まっているのだ。
NC:ユリイカはそこを、何の感慨も無い様子で進んでいく。
ヤンイン:「嗚呼!ごめんなさい!つい声が大きくなっちゃって」キンキンキンキンキン…………「まぁ!こんな、こんな場所が…!?」
ヤンイン:思わず足を止めて周囲を観察してしまう。
スキュラ:「……」
ラル:「これは……驚いたわね」
ラル:「ピクニックとかしたいわ……そのうち」 後ろ髪を引かれつつも進む。
スキュラ:「ユ、ユリイカちゃん」呆気に取られて立ち尽くしかけ、慌ててユリイカの後を追う。
スキュラ:「こ、ここの……これって、本物なの……?」
ユリイカ:「ええ。本物の植物です」
黄梦琪:流石に目を見開いて、地面の草木の摘んで顔に近づける。「………青くさいネ」
ヤンイン:「嗚呼…凄い、凄いわ……こんな場所があるって知ってたから…ユリイカもプンスカと急いでたのね!納得だわ!」
ヤンイン:草を踏みつけてしまうのもちょっと勿体ないのか、少し大股になりながらみんなに遅れないよう歩いていく。
ユリイカ:「この空間は、来たるべき時に備え、周囲の環境から隔絶した生態系が構築されています」
ユリイカ:「いずれはこの場所で採取できる種子や苗により、周囲の環境の改善にも期待が持てます」
スキュラ:「そうだったのね……」せわしなく周囲を見回している。
ラル:「この木々や草花が、世界中に広がっていく……」
ラル:その光景を想像し。「……とっても素敵な場所なのね」
NC:そうして進んでいくと、生い茂った森の中に佇む、白い建造物が見えてくる。
NC:恐らくはそこが、君達の旅の目的地であり、終着地点であるのだろう。
NC:入ると、中は薄暗い。電源が落ちているのだろう。
ユリイカ:「少し待っていてください。設備を復旧させます」
ユリイカ:そう言って、ユリイカはそそくさと奥へ、恐らくは電源設備へ進んでいく。
NC:君達はエントランスに残される。
ヤンイン:「嗚呼……ついにゴールなのね…やったのね私たち!本当に一人もかけることなく!」
スキュラ:「…………旅の、終わり」
ラル:「そうね……」 意識がふわふわとしている。まだ現実感がないのかもしれない。
ラル:(私は……役目を果たせたのね) 左手の薬指に填まった指輪を、額に当てる。
黄梦琪:「………ここで、受精卵を預けて」
黄梦琪:「アタシら、また数百年。眠りに就くって訳か」
ヤンイン:「…そう、なのよね……折角、綺麗な場所についたと思ったのに…それに…」
ヤン陰:「結局……ノーマン…には…あえずじまい……か……ヒントもない…旅とは、いえ……嗚呼」
スキュラ:「……起きていてもいいとは言ってくれたけど」
スキュラ:「この施設から出ちゃいけない、って言われていたわ」
ラル:「どこまでなら出ていいのかしら」
ラル:「さっきの場所でピクニックは……やっぱり、控えた方がいいのかしら」
スキュラ:「……黄ちゃんとヤンインちゃんは、その。……どうするの?」
黄梦琪:「………」
ラル:「……黄ちゃんは、生きていてほしいって言っていたけれど」
ラル:「ごめんなさい。私は、これで良かったとも思うわ」
ラル:「もう、危険な目には遭ってほしくないもの」
黄梦琪:「………アタシは」
黄梦琪:「まだ、終わりたくない」
ヤン陰:「確、かに……無事でいてほしい……けど」
ヤン陰:けれど、ただ自分だけが持っていた他の姉妹には無い特別な繋がり
ヤン陰:「……私、も……終わらせ……たく、ないん だ…」
黄梦琪:「ヤンイン……」
スキュラ:「…………」
ラル:「…………そう」
黄梦琪:「……アタシはまだ、"全て"を思い出した訳じゃない」
黄梦琪:「何で、こんな作戦に志願したのか」
黄梦琪:「アタシのこの衝動の矛先は本当に、あのマクスウェル(おとこ)なのか」
黄梦琪:そして。赤く染まったあの暗い空。炎に包まれた家屋。血に塗れた「人」だった物。
黄梦琪:────赤。赤。赤。何処を見渡しても一面の赤の景色の中で。悲鳴と怒号に紛れて、聞こえた。自分を呼ぶ声。
黄梦琪:あれは。あれは───誰だった?
黄梦琪:「アタシは、只」
黄梦琪:「知りたいだけだヨ。全てを」
スキュラ:「……じゃあ」
スキュラ:「ふたりとは、しばらくのお別れになってしまうのかしら」
スキュラ:「わたしは、ここに残る気でいるから……」
スキュラ:「……きっとね」
黄梦琪:一瞬、名残惜しそうな視線をスキュラに向けて。すぐに顔を伏せる。
ラル:「私も、赤ちゃんの傍にいてあげたい」
ラル:「でも……同じくらい」
ラル:「みんなと一緒にいたい」
ヤン陰:「……う、ん……」 二人と分かれることは当然本意ではなく…寂しそうに話を聞く。
スキュラ:「……わたしは、本当に、望んでこの計画に参加したんだと思うの」
スキュラ:「“ひと”を蘇らせることができるんなら。それは素晴らしいことだと思うし、その過程を見守りたい」
スキュラ:「その上で、みんな一緒にいられれば、よかったんだけど……」
黄梦琪:「………悪いネ」
ラル:「……」「ままならないものね」
スキュラ:視線を落とす。
ヤン陰:「……二人には、ここで眠って待っててもらって…またす今度……なん、て…ふふ、甘い考えか…」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「ヤンイン」
ヤン陰:「……う、ん…?」
黄梦琪:「友情とか。同情とか。憧憬とか」
黄梦琪:「そういう思いで、アタシに付いてくるなら。お前も。ここに残ったほうがいいヨ」
ヤン陰:「………」
ヤン陰:見透かされているようで、ぞくりとした。
黄梦琪:彼女の暗い瞳から視線を外さずに。ただじっと見定めるように。
ヤン陰:「………違……私…は……」
ヤン陰:必死に、ついていく理由を考える……ついていきたいけれど…きっとそれは憧憬で
黄梦琪:「真実なんか知る前に。お互いくたばっちまう打算の方が高いし」
黄梦琪:「知りたくなかった。ここにずっと残ってみんなと幸せに暮らせばとよかったと」
黄梦琪:「知ることを後悔したほど、目を背けたくなるような事実が詳らかになるかも」
ヤン陰:ぐるぐると、思考がこんがらがる、
ヤン陰:楽しかった……否、憎かった
ヤン陰:ほほえましかった……否、鬱陶しかった
ヤン陰:おぼろげにしか思い出せない、小さいころから一緒だった、仲の良殺さないといけない相手との因縁をつけなければならない、なんのため?
ヤン陰:それはきっと、まずは憧れの人と一緒に居るため。
ヤン陰:そしてもう一つは…お揃いになったあの時から、矛盾し、混濁し、苦しい記憶の整理をつけるため。
ヤン陰:ドールでありながら、昔のことを忘れたい……過去に関する何かは葬り去らなければならない
ヤン陰:出来れば…新しい友達や赤ちゃんと
ヤン陰:少なくとも。隣にいる、憧れの人との思い出で…記憶を埋めたい。
ヤン陰:「ぁ……あ…の…」
黄梦琪:「………」
ヤン陰:「言葉……へた…だけど… 私は……うん、私のために……」
ヤン陰:「私も…やらないと、いけないから……私も、変わりたい、から……」
黄梦琪:「………!」
ヤン陰:「ここで……止まってしまうと………私、多分…ずっと、変われない、んだ……」
ヤン陰:「だから……一緒に」
ヤン陰:弱弱しく、手を伸ばす
黄梦琪:重苦しい沈黙の中。じっとその伸ばされた手を見て。
ヤン陰:「あぁ……いや、一人でも…一人でも…いくんだ」 迷ったように、手を伸ばしきれず
ヤン陰:「………私が、私のために……選んだ道なんだから…」
黄梦琪:「ずっと。ウジウジして陰気で。卑屈な奴だと思っていたけど」
黄梦琪:「分かってるか? お前、もう」
ヤン陰:「……?」
黄梦琪:「変わり始めてるヨ」
黄梦琪:引っ込めようとした手を強引に握って。
ヤン陰:「……」
ヤン陰:「……そう、なんだ…?」
ヤン陰:つい、間抜けな返答になってしまう。自分が成長したとはとても思えていなかったが。
黄梦琪:「アタシは。アタシのために」「お前は、お前のために」
黄梦琪:「力を貸してくれ。ヤンイン」
ヤン陰:「……う、ん……」
ヤン陰:「勿論だよ……ホァン……私もまた…力を…借りる、ね……」
黄梦琪:「………ありがとう」
ヤン陰:「うん、ありがとう……」
ヤン陰:手を握り返し、二人に振り返り
ヤン陰:「あの……だから……スキュラと、ラルとは…」
スキュラ:寂しげに微笑む。
ラル:「……もう。ふたりとも」
ラル:「そんなの見せられたら、止められないじゃない」
スキュラ:「うん……でも」
スキュラ:「お茶会くらいは、してから行けるわよね?」
ラル:拗ねたような素振りから一転、こちらも微笑む。
ラル:「ええ。数百年後までお預けなんて、寂しくて死んでしまいそう」
黄梦琪:「………マ」
黄梦琪:「一息つくくらいの猶予は。あってもいいかもネ」
ヤン陰:「…勿、論……」「ユリイカからの愚痴が……凄そう、だけどね…ふ、ふ…」
ラル:「ふふ。案外、ユリイカちゃんも寂しがってくれるかも」
黄梦琪:「………(愚痴で済めば、いいけどネ)」
スキュラ:「そこは、わたしがふたりの分まで頑張るって言ってあげるから」予想されるユリイカの反応に対して。
スキュラ:「隊長として。隊員の目標は応援してあげるの」
スキュラ:拳を握るかのように触手の先を丸めるジェスチャー。
ヤン陰:「……寂しがるのも、想像、つかないね……嗚呼……ご迷惑 おかけ……いや、ありがとう……隊長」
ヤン陰:ペコリ、と頭を下げる、謝罪ではなく、感謝をこめて。
黄梦琪:「その触手も見納めかと思うと、感慨深いものがあるヨ」グッと拳を合わせて
ラル:「全部終わって、戻ってきた時は」 左手を掲げる。指輪が鈍く光る。
ラル:「これ。どこかで失くしちゃ駄目なんだからね」
ヤン陰:「…嗚呼、腕がもげても、拾ってくる。よ… なくしたら…門前払いに、なりそうだから…ね、フフ」 左手小指の指輪が光る。
黄梦琪:「お友だちとやらの印だからネ。全く、煩わしい……」膨れつつも、右手の中指に嵌めたそれを撫でながら。
スキュラ:満足そうに頷く。

スキュラ:というところで対話判定をしたいです!
NC:全員+2差し上げましょう
黄梦琪:ワ~イ
ヤン陰:うぇーい
ラル:やさしい~
スキュラ:ヤンインちゃんと黄ちゃんへの餞だものなー
ラル:チームに対して取りたい……
ヤン陰:わかる…
黄梦琪:3えぬしーいいのけ…?
NC:1NC!
黄梦琪:クゥ~ン…
ヤン陰:まあゲーム性にかかわる故な!ホァンにふる!
黄梦琪:ではヤンインに。
黄梦琪:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [8]+2 → 10[10] → 成功

黄梦琪:3→2
ヤン陰:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [7]+2 → 9[9] → 成功

ヤン陰:失敗したらどうしようかと思ったぜ…
ヤン陰:ホァンが2から1!
ラル:じゃあ居残り組かな……スキュたそに
ラル:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [4]+2 → 6[6] → 成功

スキュラ:じゃあラルちゃんかな
スキュラ:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [3]+2 → 5[5] → 失敗

ラル:おや~?
スキュラ:い、今までずっと成功してたから
ヤン陰:(こいつと一緒でスキュか…)
スキュラ:未練2のまま!
ラル:こっちの友情は2→1だというのに……

---

NC:不意にパッと照明が灯され、辺りが明るくなる。
NC:僅かに、ブゥ……ン、という機器の動作音。どうやら電源が復旧したらしい。
ユリイカ:「お待たせしました」間もなく、ユリイカが帰ってくる。
スキュラ:「……」改めて内部の様子を確認しようと首を巡らせる。
ラル:「ありがとう、ユリイカちゃん」
スキュラ:「あ。お帰りなさい、ユリイカちゃん」
黄梦琪:「長かったネ」
ヤン陰:「…あぁ、お帰り…」
ラル:「これで赤ちゃんも一安心ね」
ユリイカ:「それでは行きましょう。まずは受精卵を安置します」
ユリイカ:言って、施設の奥へと進んでいく。
スキュラ:蛸足で這って後に続く。
ヤン陰:「あぁ……目標は、見届けたいから ね…」後に続く。
ラル:少しだけ軽い足取りで追う。
NC:やがて辿り着いたのは、かつて君達が目覚めた場所と、同じような作りの部屋。
NC:巨大な保存設備とコンピュータ類、それにコールドスリープ用のカプセルが並んでいる。
ユリイカ:ユリイカがリュックのドローンから受精卵を取り出し、保存設備にセットしていく。
ユリイカ:「これで、今回の皆さんの任務は終了となります」
ユリイカ:「お疲れさまでした。ご協力に感謝します」
黄梦琪:もはや懐旧すら覚える以前と同様の室内の光景。ぐるりと辺りを見回したあと。
黄梦琪:「ン。お疲れ」
スキュラ:「お疲れ様でした。ユリイカちゃんもありがとう」
ラル:「こちらこそ」 頭を下げる。「ありがとう。楽しい旅だったわ」
ヤン陰:「…ユリイカも、おつかれ…… うん、楽しかった…ね」
ユリイカ:「はい。皆さんの尽力により、人類は生存の可能性を未来に残すことが出来ます」
ユリイカ:「これは人類史に残る偉業です。誇ってください」
ユリイカ:「皆さんはこれから、こちらの冷凍睡眠設備に入って頂き────」
NC:ユリイカが話すと同時、受精卵をセットされた保存設備が、データを読み込んでいく。
ユリイカ:「目覚めるのは十分に環境が改善された数百年後を予定しており────」
ラル:ユリイカの言葉を聞きながら、動き出す機器を横目に見る。
NC:備え付けられたモニターが、受精卵の情報、その名を画面に表示する。
黄梦琪:「ユリイカ」
ユリイカ:「何でしょう?」
黄梦琪:「アタシと」
黄梦琪:ちらりとヤンインに顔を向けて。
黄梦琪:「ヤンインは。此処を出ていく」
ヤン陰:「うん…私、も…」
ヤン陰:目線があえば頷いて
黄梦琪:「その冷凍睡眠設備は、使わない」
ユリイカ:「それは認められません」
NC:受精卵の個体名が、画面を流れていく。アリサ・スプリングフィールド。マイコ・イイダ。
ユリイカ:「皆さんには計画に協力して頂く義務があります」
スキュラ:「ユ、ユリイカちゃん」
ヤン陰:「……その義務も、こちらが認めるわけには……いかない、んだ…」
ヤン陰:「かつて、同意したと…いうのは…分かっている、けれど……」
ラル:「それは、その。本当に、全員が必要なの?」
スキュラ:「わかってる。でも、ふたりが抜けた分まで、わたしとラルちゃんはお仕事をするから」
ラル:「ええ。スキュラちゃんと私だけじゃ、役目は果たせないのかしら」
ユリイカ:「人数は多ければ多いほど望ましいのが当然です」
黄梦琪:「………」ラルとスキュラを交互に見やる。
ユリイカ:「お聞きしますが」
ユリイカ:「二人が計画から外れることで発生するリスクに関しては、どうお考えですか?」
NC:マイケル・レッドフォード。ハオラン・マクスウェル。
NC:────ノーマン・マクスウェル。
黄梦琪:その時。やはりこうなったかと。
黄梦琪:ふと。顔を背けた先のモニターに写っていた一人の人名に。視線がピタリと止まる。
スキュラ:「それは、そうかもしれないけど……!」ぐっと上体をユリイカに寄せる。画面の情報に気付いていない。
ヤン陰:「……分かっているさ…我儘、だって 精神論では、どうにもならないような点では………」
ヤン陰:ユリイカとの対話に集中しており、気づいてはいない。
ラル:ユリイカの追及から逃れるように視線を逸らした先に、その名を見る。
NC:世界を滅ぼした最終戦争。その引き金を引いた張本人の名が、モニターに映し出される。
NC:それを見た者の脳裏には、計画の全ての記憶が、甦って来る。
NC:ノーマン・マクスウェル。世界最悪の独裁者。
NC:彼は世界が滅びる間際、生存の可能性を未来に託した。
NC:自らとそれに近しいものを胚の状態まで戻し、遥かな未来で再び復活することを目論んだのだ。
NC:アンデッドとなり計画を遂行する志願者は、任務の為に冷凍睡眠へと入った。
NC:その施術が不完全であったのか、あるいは不要な情報を意図的に抹消されていたのか、真相は闇の中だ。
NC:だが君達は、失った全てを思い出す。
NC:黄梦琪は記憶のカケラ【復讐】を獲得します。
黄梦琪:ほほう
NC:ラルは記憶のカケラ【マクスウェル】を獲得します。
ラル:にゃーん

記憶のカケラ【復讐】

NC:……焼けている。
NC:全てが焼けている。
NC:故郷の景色も、住み慣れた家も、腕の中の母親も。
NC:全てが、黒く焼け果てている。
NC:家族も、友人も、信じてきた人生の全てが。
NC:ただの戦争という暴力によって犯され、嬲られ、ゴミのように焼き捨てられた。
NC:首謀者は分かっている。最悪の独裁者、ノーマン・マクスウェル。
NC:だが、ただの少女でしかない君にとって、その心臓はあまりにも遠かった。
NC:「黄」
NC:誰かの声がして、君はぼんやりと顔を上げた。
NC:何か返事をしただろうか。思い出せない。
NC:「俺は軍に入る」
NC:そうだ。その顔は、唯一生き残った、君の友人であり、同郷の幼馴染の。
NC:君と同じく、全てを失った男だ。
NC:「新しく出来た軍がある。尸兵隊、というらしい」
NC:「俺はアンデッドになって、奴を絶対に、殺す」
NC:「お前はお前のやり方で、やりたいようにしろ」
NC:君はそれに頷いた。
NC:復讐の為、最も確実な方法。
NC:マクスウェルに近付くのは至難の業だ。常に厳重な警備にあり、一人の力では暗殺など到底不可能。
NC:だがそんな時、君はその『計画』を知った────。



記憶のカケラ【マクスウェル】

NC:君は長年、マクスウェルの腹心の部下だった。
NC:それは自分の研究の為か。脅されでもしたのか。あるいは友情でもあったのか。
NC:いずれにせよ君は、彼の潤沢な資金と設備のもと、世界最新にして最大規模のネクロマンシーを、存分に振るった。
NC:それは世界を瞬く間に戦火へと包み、大勢の人間を蹂躙し、殺戮した。
NC:恐らく知る由も無いだろうが、黄の故郷を滅ぼしたのもまた、君の齎した兵器であり。
NC:そして、君達姉妹を改造し、アンデッドにしたのも、当然、君自身の手によるものだ。

---

ラル:──瞬間、走り出す。保存設備を守れる位置に。
ラル:蘇った記憶に混乱し、足を縺れさせながらも跳び。
黄梦琪:その人名を見た瞬間。あの記憶が。濁流のように脳内に流れ込み。
黄梦琪:走り出した彼女の姿を見て。我に返り。背負っていた銃を素早く抜いて。
ラル:「──待って! 黄ちゃん!!」
黄梦琪:保存設備に銃口を定める。
ヤン陰:「ラル!? 一体……何を……」
スキュラ:「え……」
ユリイカ:「……何のつもりですか?」
黄梦琪:「黙れ」視線をラルから外さずに。ぞっとするほどの冷たい声で。
黄梦琪:「ラル」
黄梦琪:「どけヨ」
ラル:「…………!」 歯を食いしばるように表情を歪め、しかし動かない。
黄梦琪:「………くく」「アハハ」
スキュラ:突然の二人の動きに思考が追い付かず、ただその動きだけを目で追って。
スキュラ:銃を構える黄と、その前に立ちはだかるラルと。……その背後の画面の、表示を見る。
ヤン陰:ラルが突如駆けだしたのを見て、不思議そうに視線を動かす。
ヤン陰:動かした先には…ラル、そして以前にも見た写真の男
ヤン陰:「……ノー、マン」
NC:二人から一足遅れて、スキュラとヤンインもまた、記憶を取り戻す。
NC:スキュラは記憶のカケラ【病】を獲得します
NC:ヤンインは記憶のカケラ【我が子】を獲得します
記憶のカケラ【我が子】

NC:この世の何よりも、大切なものがあった。
NC:それは血を分けた肉親。愛する者との子供。
NC:何を犠牲にしてでも守りたかった。どんなことをしてでも愛したかった。
NC:例え世界最悪の大量殺戮者であろうとも、自分の子供であることに、何の変わりもない。
NC:君は彼を守ろうとした。実の息子である、ノーマン・マクスウェルを。
NC:その為ならば、たとえ異形に身をやつそうと。世界が滅んだとしても、構わない。
NC:プログラムの施術は、戦闘の為、肉体を最盛期へと適合させる。
NC:君の受けたそれは、記憶を混濁させるには十分だった。
記憶のカケラ【我が子】

NC:物心ついた頃から、ずっと。生よりも死を身近に感じていた。
NC:繰り返される手術。身体に通された管。一度も出られなかった病室。
NC:身体を蝕む病は一向に改善の余地を見せず。君の生とはただ、訪れる死をただ緩慢に待つばかりのものだった。
NC:そんな時、君はその『計画』を知る。
NC:アンデッドとなれば、病気など何の関係も無い事だ。
NC:生きている間、ついぞ出られることの無かった病室。
NC:だが死者の身体なら、例え世界が滅んだ後でも、自らの足で地面を歩けるかもしれない。
NC:もしかしたら、こんな自分にも──友達というものが出来るのかもしれない。
NC:そんな微かな願いと共に、君は長い眠りに就いた。

---

ヤン陰:「嗚呼」
ヤン陰:「思い出した」
ヤン陰:(ノーマン、…そうか、愛しい子……)
ヤン陰:良い家の生まれで、ただ親に従って生きていた…のだと思う。踊りも習い、笑顔を振りまき、良い子たれと。
ヤン陰:いつか見合いもして、どんな相手とだったかは覚えていないが…生まれた子は可愛かった。
ヤン陰:良家の淑女たるふるまいをしなくても、自分のことを愛してくれた我が子。
ヤン陰:「だが、嗚呼……本当に、本当にすまない……」
ヤン陰:「私も、お前も、また……世間を知らな過ぎたんだ…」
ヤン陰:「旅をしてきたから…知っている」
ヤン陰:「この世界を…許すことはできない……だから…」
ヤン陰:「お前のことを……忘れるよ、ノーマン」
スキュラ:「…………」
ヤン陰:(前向きになると決めた直後…それはとても許されることではないと思う だが、覚悟を決めてもノーマンを攻撃することは…心苦しく)
ヤン陰:自身の頭と頭の間、ちょうどそのつなぎ目に、鋏のついた指を伸ばす。
ヤン陰:つぷ…つぷり
ヤン陰:脳が、傷つく。ドールの記憶が脳に宿っているかは定かではないが。
ヤン陰:ぐるり、ぐるり、記憶がかきり、まざっていく。
ラル:「ヤンインちゃん……!」 設備の前で、両腕を大きく開いたまま。
ラル:「……たしかに。彼は──私たちは」
ラル:「取り返しのつかないことをしてしまった」
ラル:「でも。きっと……変われる!」
ラル:「赤ちゃんから、もう一度育てて……そうすれば」
ラル:「取り戻せるものだって、きっとたくさんある!」
ラル:「私だって……ネクロマンサーだって、そうだったってこと」
ラル:「あなたにだけは……信じてほしい、のに」 黄の銃口に視線を落とす。
ヤン陰:「……嗚呼、ラル……ふ、ふふ?」
ヤン陰:「……は、はは、楽しくて…悲しいな…… 変われるかも、か…」
黄梦琪:「この先、そのクズ共を更生出来たとして……」
黄梦琪:必死に声を紡ぐラルに、依然として注がれる黄の冷ややかな視線。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「お前に、断言出来るのか?」
ラル:「断言は……できない。力を尽くす、としか」
ラル:ノーマンの──かつての己の行いが、世界にもたらした災厄を。今では、悔いている。
ラル:だからこそ。殺して、終わり──そんな楽になろうとする道は、選べない。選ばせるべきじゃない。
黄梦琪:「また争いを繰り広げない保証は……」
ラル:「させない」
ラル:「断言はできない。でも、信じて」
ラル:「私たちが。世界を壊した私たちが、世界を取り戻す」
ラル:「だから……」 スキュラを見る。
ヤン陰:「……変われたとしても、きっとあの子を憎んでいる人は…いっぱいいる…ホァンもだ」
ヤン陰:「…きっと、みんな殺しにくる……だったら、…ふ、ふふ…いいじゃないか……ここで、終わらせてやった方が…」
黄梦琪:「ヤンイン」彼女にも蘇った記憶があるのだろう。だからこそ。あの様な自傷行為に走って。
黄梦琪:「いいの?」
ヤン陰:「………」 しばし、黙っている
ヤン陰:混濁した記憶の中からも、我が子の笑顔がちらつく。
ヤン陰:今からでも、守るべきではないか。血を分けた我が子だというのに。
ヤン陰:だが……憎い。世界を崩壊させた張本人であり、今まで出会った人たちの人生も間違いなく狂わされている。
スキュラ:「ま、待って……待ってよ」
スキュラ:立ち位置を離した姉妹たちの中間。どちらに向かうこともできず、ただ何度も視線の向きを迷わせている。
スキュラ:「なんで……ううん、あれが」画面を再度見る。「黄ちゃんたちの……敵だっていうのは、わかったし、びっくりしたけど」
スキュラ:「どうして……? ラルちゃん」
ラル:「…………」
スキュラ:「そんな……そんな風に、わたしたちで、言い合わなきゃいけないことなの?」
スキュラ:「やだよ……喧嘩は、やめて……」
ラル:「私だって、争いたくない」
ラル:「みんなで、ずっとなかよしでいたい」
ラル:旅の最中。ずっと夢見ていた。
ラル:生まれた赤ちゃんを囲み、みんなで歌を歌い。物語を聞かせ。
ラル:お茶やお菓子を摘まむ、清く美しい空間を。
黄梦琪:「………無理だ」
黄梦琪:「無理なんだよ、ラル」
ヤン陰:「う……うぅ……」
ヤン陰:変わりたい。そのように言ったが、思い出した今自分の子を殺すことで事態は好転するのか?
ヤン陰:くちゅり、くちゅり……疑問が生じるたび、鋏を動かす。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「マクスウェルは」
黄梦琪:「殺す」
黄梦琪:あいつとの約束だから。だが、それ以上に。
黄梦琪:「……人が生きている限り。争いを止めることなど」
黄梦琪:あんな思いを。苦しみを。地獄を。
黄梦琪:腕の中で冷たくなっていく母親の感触をこの先も味わう奴らがいることを想像するだけで。
ラル:「殺させない」
ラル:左手薬指の指輪──その意味は、『願い事が叶いますように』。
ラル:「私が取り戻す」 世界も。夢想も。
黄梦琪:「きっとサ」
黄梦琪:「人類なんて。滅んだままの方がいいんだ」
ヤン陰:「……嗚呼、そうかも、しれないわ…」
ヤン陰:「楽しいも…苦しいも…悲しいも、嬉しいも 人が無駄に、考え過ぎるせい」
ラル:「……スキュラちゃんは」
ラル:「どこかに隠れていて」
ラル:「……せっかく、元気になれたんだものね」 弱く、微笑みを向けて。
スキュラ:「…………」
スキュラ:「いやだ」
スキュラ:「……ねえ。みんな」
スキュラ:かすかに微笑む。「わたしの、名前」
スキュラ:「スキュラって、言ったでしょう」
黄梦琪:「………」
ラル:思い出す。目覚めた時のことを。
ヤン陰:「……うん」
スキュラ:無数の触腕が身動ぎをする。「元々の……生きてた頃の名前は、結局、思い出せないまま。きっと、呼んでくれる人もいなかったから」
スキュラ:「わたしにとっては、この体になってから……スキュラになってからが、世界のぜんぶよ」
スキュラ:「ねえ。むかし生きていたみんなのことは、わたしは知らない。だけど」
スキュラ:「今ここにいるみんなは、みんな、わたしのともだちなの。誰も失いたくない。喧嘩別れなんかするのも絶対にいや」
スキュラ:「だから、やめて。やめてくれないなら」
スキュラ:「……諦めるまで、わたしが、止める」
ユリイカ:「黄さん。ヤンインさん」冷たい声で口を開く。「計画の邪魔をするつもりですか?」
黄梦琪:「………お前の」
黄梦琪:「酔っ払った顔は、見てみたかったけどネ」
黄梦琪:ユリイカの問いに首肯して、ヤンインに視線を向ける。
ヤン陰:「仲良く、したい……わ、私も……」
ヤン陰:でも、きっと、ノーマンが育つにつれて、思い出してしまうだろう。
ヤン陰:今失おうとしている愛しい子の記憶も、それが引き起こした大崩壊の後悔も
ヤン陰:それを許そうとしている自分を……許してはいけない、後で後悔がどれほど積もろうと。今この瞬間だけは。
ヤン陰:「…でも……ダメなんだ……やらないと…やらないと…」
ヤン陰:鋏を抜き取り、構えながら、ホァンに視線を合わせる。
黄梦琪:ふっ、と柔和な笑みを浮かべて、視線はスキュラへ。
黄梦琪:「邪魔をするんなら」「アタシも、容赦はしない」
黄梦琪:「アンデッドも。不死身じゃないんだ」
スキュラ:「…………そうね。でも」
スキュラ:「きっと、弾の切れる方が早いわ」
ユリイカ:「…………」一瞬、瞑目して。
ユリイカ:「……そうですか」
ユリイカ:「ラルさん、スキュラさん、手伝ってください」
ユリイカ:「妨害因子を排除します」
NC:ユリイカのその言葉と共に、施設の防衛システムが起動する。
NC:展開していく鋼鉄の機器が、黄とヤンインに機銃を向ける。
ラル:「排除……殺すという意味なら、従えないけれど」
ラル:「私は、ふたりを止めたいだけ。もう一度、みんなでいるために」
スキュラ:「……」ラルの言葉にうなずいて。
スキュラ:「ユリイカちゃん」
スキュラ:「ひとつだけ、お願い」
スキュラ:「降参は、ありにしてね」
スキュラ:ぶわりと赤黒の触手を広げる。
ヤン陰:「……ああ、ホァン…後で、私の思い出したことを、教えてあげる……ね?」
ヤン陰:「だから今は…力を合わせましょう…」
黄梦琪:「……お前の。伝えたいタイミングで」「構わないヨ。ヤンイン」
ヤン陰:「うん……分かった、ゆっくり、落ち着いたときに、ね……」
ヤン陰:くるりと回り、足元から電気が弾ける音が響く。
黄梦琪:保存機器に狙いを定めた銃口を。ゆっくりと姉妹たちに向ける。
黄梦琪:銃身を握っている右手の中指には。きらりと光を放つ鉛色の指輪。
黄梦琪:右手のミドルフィンガーリングが表すのは。
黄梦琪:─────初志貫徹。自分の意志よくぼうの赴くまま、行動すること。

NC:戦闘を開始します。

ユリイカ 最大行動値15
頭部
【悪夢の化身】精神攻撃判定+1
【集中】(ラピッド・2・自身)以降攻撃判定出目+1
【精神解体】(アクション・3・0〜2)精神攻撃1+全体攻撃
【遠隔操作】切断無効
【不動】移動・転倒無効
【ボルトヘッド】(ジャッジ・1・自身)支援2
【並列思考】最大行動値+2
【並列思考】最大行動値+2
【のうみそ】最大行動値+2
【めだま】最大行動値+1
【あご】(アクション・2・0)肉弾攻撃1

腕部
【こぶし】(アクション・2・0)肉弾攻撃1
【うで】(ジャッジ・1・0)支援1
【かた】(アクション・4・自身)移動1

胴体
【受精卵】
【しんぞう】最大行動値+1
【リフレックス】最大行動値+1
【急造品】攻撃・切断判定出目+1 ターン終了時パーツ1つ損傷する
【死の舞踏】(ジャッジ・0・自身)攻撃判定のサイコロを振り直す
【せぼね】(アクション・1・自身)次カウントで使うアクション1つのコスト-1
【はらわた】
【はらわた】

脚部
【ホッパー】(ラピッド・2・移動1)移動妨害無効
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【ほね】(アクション・3・自身)移動1
【あし】(ジャッジ・1・0)妨害1



防衛システム
最大行動値12
【不動】移動・転倒無効
【機銃】(アクション・2・0〜1)射撃攻撃2+連撃2
【照準制御】射撃攻撃判定出目+1
【電磁パルス】(ジャッジ・2・0)妨害2 何度でも使用可 重複不可
【応射】(ラピッド・0・0)移動妨害1
【庇う】(ダメージ・0・0〜1)対象が受けたダメージを代わりに受ける 1ターン何度でも使用可
【鋼の盾】(ダメージ・0・0〜1)ダメージに付随する効果全てを打ち消す
【電磁装甲】(ダメージ・0・自身)防御2
【電磁装甲】(ダメージ・0・自身)防御2
【電磁装甲】(ダメージ・0・自身)防御2
【反応装甲】(ダメージ・1・0〜1)ダメージを受けた際、そのダメージを与えた対象に砲撃攻撃2
【反応装甲】(ダメージ・1・0〜1)ダメージを受けた際、そのダメージを与えた対象に砲撃攻撃2
【反応装甲】(ダメージ・1・0〜1)ダメージを受けた際、そのダメージを与えた対象に砲撃攻撃2
【思考回路】最大行動値+2
【思考回路】最大行動値+2
【思考回路】最大行動値+2
【高速演算】(アクション・1・自身)次カウントで使うアクション1つのコスト-1
【装甲板】
【装甲板】
【装甲板】


奈落:
地獄:ユリイカ
煉獄:防衛システム スキュラ ヤンイン ラル 黄


勝利条件:なし
カルマ:なし


NC:戦闘を開始します。
NC:カウント15、ユリイカの手番。
ユリイカ:【精神解体】対象ホァン
ユリイカ:R【集中】
ユリイカ:1NC+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [8]+3 → 11[11] → 大成功

黄梦琪:ほーん?
スキュラ:それ自分はともかくラルちゃんにも当たんない??
NC:全員任意の未練に狂気点1を加えてください。
黄梦琪:なにやってだこいつ
ユリイカ:行動値15>10
黄梦琪:判定は
黄梦琪:?
NC:あれ見えてない?
Nechronica : (1R10+3[0]) → [8]+3 → 11[11] → 大成功
黄梦琪:あれヒットしたら確定か
黄梦琪:そりゃそうか
ヤン陰:たからもの 1から2
黄梦琪:ユリイカが3から発狂
スキュラ:黄ちゃんへの未練を1>2!
ラル:黄への信頼が2→3

ユリイカ:君達の視界に、それぞれの最も見たくないものが映し出される。
ユリイカ:身体を切り刻むメス。血に塗れた肉親の顔。自分が殺した者たちの怨嗟の声。死んでいった家族と友人。
ユリイカ:その映像と脳に直接響く音声とで、否応なく君達の精神は搔き乱される。
スキュラ:「う……っ……!」
ヤン陰:「あ、ぁ……ノー…マン……嫌……私は、私は…!:
ヤン陰:ぎゅぅと、髪飾りを握りしめる、これはかつて…そう、彼から……
ヤン陰:頭を、再びいじりそうになるが…これ以上は危険だ。 頭を必死に押さえつけ耐える、あいつは殺さないといけない。
ラル:「あ──あぁぁぁぁあっ!!」 膝を折る。
ラル:「違う。私。違う……!」 脳裏に浮かぶ声をかき消そうとして、ガリガリと頭部を掻き毟る。
黄梦琪:がちがち、と奥歯が鳴る。視界は黒に。ああ、この時、アタシは・・
ユリイカ:「…………」冷たい視線で君達を見据える。任務の遂行以外に何も考えていない、昆虫のような瞳。
スキュラ:「……ユリイカちゃん……」触腕から力が抜け、半ば蹲るようになりながら、それを成した少女の方を見る。
黄梦琪:「よくも、こんなっ……!」ぎろりとユリイカを睨みつける。

NC:カウント12、防衛システムの手番。
防衛システム:【高速演算】(せぼね)
防衛システム:行動値12>11
NC:カウント11、防衛システム、ヤンイン、ラル、ホァンの手番。
防衛システム:ホァンに【機銃】
黄梦琪:人気者はつらいネ
防衛システム:1NA+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [1]+1 → 2[2] → 失敗

ヤン陰:J
ヤン陰:あし
防衛システム:D【電磁装甲】
防衛システム:防御2で相殺
防衛システム:行動値11>10
黄梦琪:いいぞ~!
NC:ちなみに防衛システムくんはラルの味方なので
NC:殺撃が発動できます
黄梦琪:ほんとお?
スキュラ:防衛システムくんも姉妹だったか
ヤン陰:友達付き合い考えた府がいいよ
ラル:サンキュー
NC:ヤンイン、ラル、ホァンどうぞ!
黄梦琪:ラルちゃん先に動いてもええよ
ラル:動きたくねえ~~
スキュラ:こういう場合どうなるの……?
ヤン陰:とりあえずみんなお見合いになっちゃうしいっせーのでアクションは表明した方が良いのかな…
黄梦琪:ン~
ラル:ダイス?
黄梦琪:じゃあショットガンを防衛に
黄梦琪:やるということだけ…
黄梦琪:ヤンちゃんの動き次第ではあるかな…
ヤン陰:では私も【エレクトリッガー】を防衛に
黄梦琪:転倒しないけど大丈夫?
ヤン陰:あぁでもいっぺんにいうとあれか…まずはホァンちゃんにRか
ヤン陰:おっとまじか!なしなし!
ヤン陰:とはいえ切断も転倒も無効か…
黄梦琪:あれ切断も?
ヤン陰:おっと切断はユリイカだったたびたびごめんn…
スキュラ:防衛システムの方は切断効くよ!
ラル:切断は普通に倍付けじゃない?
ヤン陰:では防衛システムに【シザーハンズ】かな
黄梦琪:ではヤンちゃんのあとにショットガンを防衛
NC:ラルちゃんどうします?
ラル:ううううううう
黄梦琪:ラル……?
ヤン陰:こっちにこい…ラル…
ラル:たしか、全未練発狂したら全滅扱いなんですよね
ラル:その場合は防衛側勝利って感じなんでしょうか
NC:勝利……
NC:一応そうかな……
スキュラ:勝利……?
ヤン陰:精神崩壊した子達を赤ちゃんともどもお世話するエンド…?
ラル:ウーン
黄梦琪:姉妹全員が精神崩壊すると強制終了だけど
ラル:いや、うん
黄梦琪:あとは精神崩壊したドールを対象に対話判定が出来なくなる…とかかな
ラル:日本刀を黄ちゃんに
黄梦琪:来な!
NC:ラルから判定!
ラル:今回は殺劇が乗るので+2だぞ
ラル:1na+2
Nechronica : (1R10+2[1]) → [9]+2 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

黄梦琪:迷いが無さすぎるでしょ
スキュラ:殺意
ラル:あんたって子は
ヤン陰:やる気じゃん
NC:やっぱり裏切り者は違うな~
ラル:2ダメ切断ですね
ラル:場所もか
黄梦琪:どこじゃい!
ラル:腕
黄梦琪:勘弁してつかあさい…
ヤン陰:こんな時に…シールドがあったら…!
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:スキュ太郎ーーー!!
黄梦琪:スキュラ……!
ヤン陰:スキュちゃん…!
NC:ホホホ……
スキュラ:Dスチールボーンも使おうね
黄梦琪:カッチカチや!
ヤン陰:よっしゃガード減ったぞ!
スキュラ:こぶし損傷!
スキュラ:あ、いや
スキュラ:D再生。ノーダメにしておきます
ヤン陰:かったい…
ラル:ありがたい(精神的に)
スキュラ:あ、先に言っておくとメカは庇う心算ないです!
NC:ではヤンイン!
ヤン陰:あい!
ヤン陰:【シザーハンズ】防衛システムに攻撃
NC:どうぞ!
ヤン陰:1na+1 【シザーハンズ】【狂鬼】
Nechronica : (1R10+1[1]) → [10]+1 → 11[11] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ1)

黄梦琪:最高の女
ヤン陰:J
ヤン陰:修羅
黄梦琪:j
黄梦琪:うで
ヤン陰:たからものへの依存を2から3にあげて支援+3!
黄梦琪:支援1
ラル:こっわ
NC:クソドール共がァ~~~~~
ヤン陰:J
ヤン陰:うで
ヤン陰:支援1
ヤン陰:何も無ければ達成値16かな…
NC:7ダメージ切断ね
防衛システム:J【電磁パルス】妨害2
NC:これで5ダメージ切断
防衛システム:D【鋼の盾】で切断無効
黄梦琪:かった
防衛システム:D【電磁装甲】で防御2
防衛システム:装甲版・装甲版・思考回路 損傷
防衛システム:D【反応装甲】
防衛システム:ヤンインに砲撃攻撃2
ヤン陰:DだからRは挟めないか…こい!
NC:挟めるよ!
ヤン陰:挟めた!R 円舞曲!
ヤン陰:ターン中自身対象の攻撃判定ー1!
黄梦琪:あっそうなんだ
NC:これどうなんだろ
NC:どろどろ互換だから攻撃判定発生しそうだけど
黄梦琪:………
黄梦琪:裁定!
NC:やっぱ無しにしとくか!
NC:処理が大変なので
ヤン陰:とっさの銃撃におどれねぇ!
防衛システム:1NA
Nechronica : (1R10[1]) → [6] → 6[6] → 成功 → 防御側任意

防衛システム:2点!
防衛システム:行動値10>7
黄梦琪:j
黄梦琪:あし
ヤン陰:ジャッジは…入るのか…!?
黄梦琪:どうだろ…
NC:ジャッジは入るでしょう
黄梦琪:やった~
ヤン陰:最高の女!
NC:ホァンの判定!
黄梦琪:では…防衛システムに【ショットガン】
黄梦琪:1na+4 【ショットガン】【銃神】【殺劇】【失敗作】
Nechronica : (1R10+4[1]) → [2]+4 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

黄梦琪:狂気点を追加。
黄梦琪:振り直します。
NC:何ィ
黄梦琪:たからもの2から3へ。
黄梦琪:1na+4 【ショットガン】【銃神】【殺劇】【失敗作】
Nechronica : (1R10+4[1]) → [10]+4 → 14[14] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ4)

スキュラ:スッゲ
ヤン陰:最高にぶっささる~~~~!!
NC:は!?
ラル:ヒエーーッ
ヤン陰:こっちのマフィアがPC1だったようだな!
黄梦琪:j
黄梦琪:アームバイス
黄梦琪:出目は16。
防衛システム:J【電磁パルス】妨害2
黄梦琪:j
黄梦琪:ボルトヘッド。
防衛システム:行動値7>5
黄梦琪:支援2。
黄梦琪:出目は再度16。
NC:ダメージは!
黄梦琪:8ダメージ爆発。
NC:イカれてんのか
ラル:ヤッバ
NC:ラル!!助けて!!
ヤン陰:癒着…
ラル:無理よ……
防衛システム:あし使って~~~~
ラル:ああなるほど
黄梦琪:直前に鋼の盾を使用したテメーの行動の浅はかさを呪いな!ギャーッハッハッハ!
スキュラ:それな
ラル:じゃあ J あし
黄梦琪:ラル……!
ラル:妨害1です
黄梦琪:では7ダメ爆発
防衛システム:D【電磁装甲】防御2
防衛システム:装甲版 高速演算 思考回路 思考回路 反応装甲 反応装甲 反応装甲 応射 照準制御 機銃 電磁装甲 電磁装甲 損傷
スキュラ:ぼ、ぼろぼろ
黄梦琪:よし、楽しく戦闘出来たな!
黄梦琪:ショットガン うで あし ボルヘ アムバ 行動値5
ヤン陰:【あし】-1【うで】-1【シザーハンズ】-2 行動11から7
スキュラ:こちらはスチールボーンと再生で行動値9>7
ラル:行動値は11→8
ラル:あし使用済み

NC:施設の防衛システムを担う、自立型ロボットが駆動する。
NC:大量の装甲を纏った、蛇を思わせる巨大な機械。
NC:頭部に備えられた機銃が火を吹き、ホァンとヤンインを排除せんと銃弾を放つ!
ヤン陰:「……ここは、とめる!いって……ホァン!」
黄梦琪:「………」
ヤン陰:普段、軽やかに踊るのが不思議なほどに、重い、雷を纏う鉄の足…
ヤン陰:大きく振り下ろせば、金属の衝突音。
ヤン陰:わずかばかりに機銃の照準をずらせば、それは十分で。
黄梦琪:「応」床を踏み砕き、機械に接敵せんと距離を詰める。
ラル:なら、その横合いから。
ラル:銃を持つ腕を狙い、ラルが折れた日本刀を振り下ろす。
黄梦琪:「なっ───」
黄梦琪:機銃だけに注意を払っていた。……どうせ。
黄梦琪ラルこいつは刃を振るえないだろうという驕りが。心の何処かで……
ラル:「止まって、黄ちゃん!」 半分を失おうと、今のラルならば容易にドールの肉体を断ちうる。
スキュラ:その二者の間に、赤黒の壁が生じる。
スキュラ:壁──強靭な蛸の触腕。筋繊維で刃を受け止め、傷も付かずに押し返す。
ラル:「……っ!」
ラル:「スキュラちゃん……!」
ヤン陰:では、3人が入り乱れる横、防衛システムの前で
ヤン陰:スキュラとホァンの体を、ラルの気持ちを……普段なら心配していた。
ヤン陰:だが今頭を占めるのは…仲間への絆ではない。
ヤン陰:(殺さないといけない、変わるために)
ヤン陰:「ああ…」
ヤン陰:「あ”あ”あ”あ”あああっ!!!!」
ヤン陰:踊りではない。ただ、回転し回転し回転し…速度を上げる。
ヤン陰:それはすべて、この一撃のため。
ヤン陰:その妄執は、普段のヤンインから考えられない腕力で、シザーハンズを振るう。
防衛システム: ギ ギギギッ!
防衛システム:火花が散り、装甲版の一部が切断され、内部構造が剥き出しになる。
防衛システム:鋼の蛇が反撃を試みんと機銃を掲げる、が────
ヤン陰:「これでも……これでも届かないのか…っ!まだ……まだ!!……っ!」
黄梦琪:────が ぎぎっ
黄梦琪:スキュラの肉壁が展開されたと同時。黄は。鋼の蛇の背後に回り込み、佇んでいた。
黄梦琪:異音が響き渡る。
黄梦琪:スキュラの持つチェーンソーのような唸るような駆動音ではない。
黄梦琪:それは黄梦琪が、肉を引き、千切りながら足を稼働させた金属質の異音。
黄梦琪:「苦労したヨ」
黄梦琪:見様見真似の技術では、完全に再現することこそ、終ぞ叶わなかったが
黄梦琪:「(一度だけなら───)」
黄梦琪:だんっ、と跳躍。身体を捻り、回転を加えて。狙うのは。剥き出しになった、内部機構。
黄梦琪:数十発の散弾を内包した必殺の蹴撃を。鋼の蛇に叩き込む!
NC: ゴ ガ!!
NC:鋼鉄の装甲が、内側から膨れ上がり────破裂。
NC:爆炎を撒き散らしながら、機構が粉々に吹き飛ぶ!
防衛システム:苦悶するように、炎に包まれながらぎこちない駆動音と共に暴れ回る。
ユリイカ:「…………!」
ユリイカ:その光景に、僅かに目を見開く。
スキュラ:「……」一瞥だけを投げ、すぐに姉妹たちに注意を戻す。
ラル:「ふたりとも……本当に、強い」
ラル:頼りになる、自慢の姉妹だった。だったのに。
黄梦琪:ずしゃり、と顔から無様に着地し、ボロボロになった脚部を見る。
黄梦琪:「(………よし)」
黄梦琪:「(まだ、動ける)」
ヤン陰:「……今から、でも諦める気は……いや、フフ……」「嗚呼、そうだね…そんな確認こそ…侮辱というものだわ…」

NC:カウント10、ユリイカの手番。
ユリイカ:ホァンに【精神解体】
ヤン陰:R円舞曲
ヤン陰:ターン中自身対象の攻撃判定ー1!(全体は自分だけ!)
ユリイカ:1NC+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [4]+3 → 7[7] → 成功

ユリイカ:全員狂気点1!
黄梦琪:クソロボット~~~~~~~~~
ヤン陰:ぐあー!
黄梦琪:ラル2→3
スキュラ:たからものへの未練を1>2
ヤン陰:ラル2→3
ラル:スキュラへの友情1→2
ユリイカ:行動値10>7
ヤン陰:円舞曲で7から6

ユリイカ:再び、ユリイカから狂気の波長が放たれる。
ユリイカ:戦闘の中にあってそれは、君達の精神を確実に蝕んでいく。
ユリイカ:何度も受け続ければ、恐らくは正気を失ってしまうだろう。
ラル:「うっ……く、あああっ……!」 頭を抱えて蹲る。どれだけ激しく首を振ろうとも、その光景は消えない。
スキュラ:「…………!」目を瞑る。歯を食い縛る。網膜の内に投影されるそれから逃げることはできないけれど。
ヤン陰:「……ぐ、うぅっ……いっそ、頭など…無ければ……!」
ヤン陰:自身の顔に鋏を当て、誤魔化せないかと試みるも、頭の中の幻影は依然自身を責め立てて
黄梦琪:「ウゥ……ア、アア!!」再びの耐え難い景色に頭を掻き毟る。ぐじゅり、と皮膚下の粘菌が染み出るほどに。
ラル:「ス、キュラちゃん……! わかって、いるでしょう」
ラル:「ドールにとって、肉体よりも精神の方がデリケートなの」
ラル:「このまま受け続けたら……みんな、壊れてしまうわ」
ラル:「攻撃手段さえ奪えば、ユリイカちゃんだって止まってくれる……!」
ラル:よろよろと、日本刀を杖にして立ち上がる。
スキュラ:「……そんなことさせるつもりじゃない。黄ちゃんたちに、ひとを殺させるつもりもない」
スキュラ:「だけど」
スキュラ:「みんなが傷付け合うのは、だめ」
ラル:「っ……!」
黄梦琪:「何を……スキュラ……っ!」
ラル:「なら……じゃあ」「私はっ……!」
ラル:どれだけ守りたいなどと綺麗事を言ったところで、この身体は、解体にのみ特化している。
ラル:そのように作った──作ってしまったから。
ラル:「なんで、私はっ……!!」

NC:カウント8、ラルの手番。
ラル:ギロチンを投げます
黄梦琪:犯罪だぞ
スキュラ:あっ転倒やだ……
NC:対象は!
ラル:対象はスキュラちゃん
NC:何……!?
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [7]+1 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

スキュラ:そう来たか~
黄梦琪:なんてことを…
ラル:うーん
ラル:とりあえずOKです
スキュラ:1点切断?
ラル:1点切断転倒!
スキュラ:ダメージは足に回して弾く。でも転倒は入っちゃうんだよな……
スキュラ:行動値7>5
ラル:行動値8→5

ラル:「なら……先に」
ラル:ギロチンを力任せに振り回し、放つ。
ラル:切断を意図したものではなく、繋がる鉄線を絡ませ動きを止めるために。
スキュラ:「!」意図を読み違えた。受け止める心算で掲げられた触腕が、纏めて束ねられ自由を奪われる。
ラル:「私は、みんなを守る。スキュラちゃんも含めて、みんな」
ラル:「私なりのやり方で」 鉄線を強く握りしめる。
スキュラ:「……」
スキュラ:「……ラルちゃん」
スキュラ:「前も言ったけれど」
スキュラ:「わたし、この体になれて、本当に嬉しいのよ。これだけ動けるようになるなんて、生きてた頃はぜんぜん思わなかったし」
ラル:「…………」 その言葉を聞いている。
スキュラ:その施術を為したのが彼女であるとは、未だ知らない。それでも。
スキュラ:腕がなくとも。足がなくとも。異形の怪物めいた姿であっても。
スキュラ:一人ではなく、ともだちがいて、その役に立つことができる。
スキュラ:それが世界からの寵愛なのだと、素直にそう信じている。
スキュラ:「……おかげで、こうやって、みんなが傷付け合うのを止められる」
スキュラ:「わたしの役目。取っちゃ嫌よ」
スキュラ:微笑む。
ラル:「…………」 その姿を、直視できない。
ラル:「……スキュラちゃんの」 清く、美しいあなたが。
ラル:「分からず屋……!」 大好きなのに。

NC:カウント7、ユリイカの手番。
ユリイカ:ホァンに【精神解体】
黄梦琪:やめなさいよ
スキュラ:R
スキュラ:ホァンに【ボイスエフェクト】
黄梦琪:マジ??????
NC:お前……
スキュラ:お喋りしようね
黄梦琪:イ~ン………
黄梦琪:ハイ……

スキュラ:「黄ちゃん!」叫ぶ。
スキュラ:「ひとが生きている限り、争いを止めることなんかできないって、そう言ったわね」
スキュラ:「人類なんて、滅んだままの方がいいって」
黄梦琪:じろりとスキュラを睨みつける。
黄梦琪:「間違ってるか?」
スキュラ:「……仮にそうだとしたら、わたしたちはなに?」
スキュラ:「人類が滅んだこの星で、もう死んでしまったわたしたちでさえ争ってしまうのなら」
スキュラ:「この先の時間は、もうずっと、何の意味もないって言うの?」
黄梦琪:「この先の未来を、意味のあるものにするために」
黄梦琪:「過去の悔恨は全て忘れて。みんな仲良くお茶会でも囲みましょうと」
黄梦琪:「そう言いたいのか?」
スキュラ:「質問しているのはわたしよ」
スキュラ:「あなたの考える意味は何?」
黄梦琪:「……アンデッドと化した存在同士でも」
黄梦琪:「争いの芽は無くならないだろう」あの、コミュニティを思い出す。
黄梦琪:「………でも」
黄梦琪:「アタシたちなら、もしかしたらと」
黄梦琪:がたがたと、銃身が震える。
黄梦琪:「アタシとヤンインとラルと。お前となら。紡ぐことが出来るものが、あるんじゃないかって」
黄梦琪:「────そう、思ってた」
スキュラ:「……」黙って聞く。
黄梦琪:「今ここで。銃を下ろしたとして」
黄梦琪:「姉妹全員で幸せに暮す側で、成長する人類やつらに、アタシは」
黄梦琪:「うぅ……!」頭を抱え、瞳孔が開く。
黄梦琪:「きっとまた、この怒りを。殺意を。抑えきることなんか、出来っこない」
スキュラ:「……そうなるかなんて分からない」
スキュラ:「黄ちゃんの心が変わらないか。成長したあのひとたちが、まったく昔と同じようになってしまうのかどうか」
スキュラ:「だけど、もしそうなったとしても」
スキュラ:「わたしが止める。何度でも」
スキュラ:「……わたしのことが信じられないかしら?」
黄梦琪:「………っ、」
黄梦琪:初めて会ったときからそうだ。
黄梦琪:こいつのその朗らかな笑みも。率先して誰かを庇う自己犠牲のその精神も。少しばかりの、見え透いた自尊心も。
黄梦琪:何もかもが癇に障った。
黄梦琪:こいつを見ていると。
黄梦琪:今となっては分かる。
黄梦琪:戦火に燃える前の、あの頃。忘れかけていた日常を、思い出させるようで───
黄梦琪:「だから……っ」
黄梦琪:「だから、嫌いなんだよ、お前は……!」

スキュラ:判定に移りたいです!
NC:戦闘中ですが特別に+3あげましょう
黄梦琪:温情!
スキュラ:わあい!
黄梦琪:1nc+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [3]+3 → 6[6] → 成功

スキュラ:1nc+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [4]+3 → 7[7] → 成功

黄梦琪:あぶね!
スキュラ:黄への友情が2>1!
黄梦琪:スキュラ嫌悪 3→2
スキュラ:行動値5>3
ユリイカ:改めてホァンに【精神解体】
ユリイカ:1NC+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [1]+3 → 4[4] → 失敗

ユリイカ:行動値7>4
黄梦琪:オッ ラッキー

ユリイカ:「……いい加減に……諦めたらどうなのですか」
ユリイカ:小さく呟く。
ユリイカ:「このまま抵抗を続けるなら、その意思も奪うまで攻撃を続けるだけです」
ユリイカ:「極めて愚かで、非合理な行動です」
ユリイカ:「今すぐに武器を捨て、降伏してください」
ユリイカ:ホァンとヤンインに言う。
黄梦琪:「……理を取るなら」
黄梦琪:「降伏勧告など、する必要はないだろう」
ヤン陰:「…そっちこそ……諦めたらどうだ…私は、愚かだし…非合理だよ………きっと、動かなくなるまで、ね…」
スキュラ:「……ユリイカちゃんだって」
スキュラ:「みんなを傷付けたくないんでしょう」
ユリイカ:「……私は計画を遂行したいだけです」
ユリイカ:「それ以外の意思など、ありません」

NC:カウント6、ヤンインの手番。
ヤン陰:せぼねで待機!演出も次にやらせてもらいます…
ヤン陰:待機というとあれだな![せぼね]使用!おわり!
NC:カウント5。防衛システム、ラル、ヤンイン、ホァンの手番
防衛システム:待機。
NC:ラルからどうぞ。
ラル:せぼね
ラル:行動値5→4
NC:ではヤンインとホァン!
ヤン陰:では私から
ヤン陰:【ホッパー】地獄へ移動
ヤン陰:R
ヤン陰:よぶんなうで 【シザーハンズ】を防衛システムに
黄梦琪:R
黄梦琪:死の手
黄梦琪:【ショットガン】を防衛システムに
NC:クソ共が~~~~
NC:死の手から!
黄梦琪:いきますよ~
黄梦琪:1na+4 【ショットガン】【銃神】【殺劇】【失敗作】
Nechronica : (1R10+4[1]) → [10]+4 → 14[14] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ4)

黄梦琪:ええ…
NC:イカサマやめろ
ヤン陰:切るまでもねぇ
スキュラ:ヤババのバ……
黄梦琪:一応6ダメ爆発です
防衛システム:J【電磁パルス】妨害2
黄梦琪:4ダメ爆発!
防衛システム:いや無理 死!!
黄梦琪:ユリイカ……次はテメーだ……
ヤン陰:ではシザハン自動失敗…その後ホッパーでぴょん
黄梦琪:ごみん……
ヤン陰:行動は4へって1
NC:ホァンの通常手番!
黄梦琪:ン~
黄梦琪:せぼねで待機
黄梦琪:行動値3

ヤン陰:「……スキュ、ラ…!」
ヤン陰:薄く見える幻影に苛まれ、イライラが積もり…ユリイカの言葉は無視し、先ほどまでホァンと会話をしていたスキュラを怒鳴る。
ヤン陰:「……ごちゃ…ごちゃ……うるさ いん だ…よ!」
ヤン陰:顎が壊れていて…叫びづらい。頭をつかみ、ひっくり返す。
ヤンイン:美しい顔の眉間には皺が寄っていて。いつもの楽しげな声は響かない。
ヤンイン:「説教を……自分の心からの……思いを……迷いなく語りやがって!」
ヤンイン:「正しいのかもしれないな!」
ヤンイン:「そうだ!私は…他人のご機嫌ばかり伺って!ただあの子と一緒に居られれば良かったのに…」
ヤンイン:たまに家で、忙しく中々家に帰れないノーマンの仕事を聞いていた。今日は村を潰したと。どこまで勢力圏が拡大したと。
ヤンイン:「あの子の機嫌も伺ってしまって止められもせず!!」
ヤンイン:「好きだったから……間違ってると思っても!何も言い出せず!」
ヤンイン:「その結果が……今なんだ!」
ヤンイン:「私は変わるんだラルのように!スキュラのように!ホァンのように!」
ヤンイン:「他人に従うんじゃない!自分の意思を……伝えないと…変わらないと…いけないんだ!」
スキュラ:「…………」
ヤンイン:「あの子は……いい子に……なれるかもしれない」
ヤンイン:「だが……ドールとしてまた生まれた私も!人としてまた生まれるあの子にも……過去はまとわりつく!」
ヤンイン:「止められなかった過ちと責任のため……あの子を…殺す!」
ヤンイン:「…ねぇ、ホァン」
ヤンイン:「昔を、思い出して」
ヤンイン:残酷なことだと分かっている、だがそれは、原動力になるから。
黄梦琪:昔、という言葉に。びくりと身体を震わせる。
ヤンイン:「憎い、でしょう……だから!手を貸して!私たちの……」
ヤンイン:「私の──意思を!押し通す!」
黄梦琪:ああ、そうだ。分かってる、ヤンイン。
黄梦琪:返事をする代わりに、銃口を。目の前の敵に。今だユリイカを守らんとする鋼鉄の蛇に向け。
黄梦琪:頬を伝う熱い"なにか"にも構わず。只、引き金を引く。
防衛システム:「…………!!」
防衛システム:ぎぎ、ぎ、と、軋み、ぎこちなく抵抗して、
防衛システム:電源が落ち、ガシャン、と崩れ落ちる。
ユリイカ:「…………」
ヤンイン:攻撃は…いらない。それは信頼があったから。
ヤンイン:防衛システムを超えるほどに高く飛び、一度、シザーハンズでその巨体を弾き、飛距離を伸ばす。
ヤンイン:ガシャン!と大きな音とともに着地をすれば…向き直りは、表情の変わらぬ少女の元
ユリイカ:「……これで」
ユリイカ:「大人しくしていれば、よかったものを」
ユリイカ:「どこまであなた達は、愚かなのですか」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「受精卵を」
黄梦琪:「渡せ」
ユリイカ:「出来ません」
ヤンイン:「…ああ、私は愚かなんだよ…ユリイカ」
ヤンイン:「過去に、自分の弱さに愚かにも踊らされた人形の…」
ヤンイン:「最後の踊りを見せてやる」

NC:【精神解体】のデータが変更されます。
黄梦琪:えーっ?
ヤンイン:なんとーっ?
NC:【精神解体】(アクション・3・0〜2)精神攻撃1+全体攻撃+連撃1
黄梦琪:に、2連撃!
ラル:ギエエ
ヤンイン:しにたくない…
NC:カウント4。ユリイカ、ラルの手番。
ユリイカ:【精神解体】対象ホァン
ラル:R
ラル:ワイヤーリール
ラル:あ
ラル:そしたらこれも飛んでくのか
黄梦琪:MU!
スキュラ:黄ちゃん以外は移動すれば避けられるはず
黄梦琪:アタシ狙いだかんね
ラル:スキュたん随行する?
スキュラ:黄ちゃんを動かすのでも可
スキュラ:しようかな?
ラル:黄ちゃんを地獄に飛ばしたらヤンちゃんにもいくようになるんだよね
NC:そうやで
ヤンイン:敵をかばっている場合か~?
ラル:じゃあワイヤーリールで自分を地獄に
スキュラ:R
スキュラ:随行。地獄へ移動します
黄梦琪:う~~~~~ん
黄梦琪:R
黄梦琪:発勁
黄梦琪:ラルを花園に。
NC:この場合方向に対して差し引きゼロになるので
ラル:えーと、差し引き変わらずか
NC:ラルが煉獄に留まりますね
ラル:あい。行動値4→2
NC:スキュラだけは移動できるはず
黄梦琪:一緒に死のう
スキュラ:へええ
ラル:しかたねーなあ
スキュラ:じゃあ移動しちゃうぜ
黄梦琪:へへ…!
ヤンイン:私以外の女と心中?
黄梦琪:誤解なんだ
ユリイカ:1NC+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [7]+3 → 10[10] → 成功

NC:ホァンとラルは狂気点1!
ラル:たからものの未練が0→1
黄梦琪:ラル発狂させとこ
黄梦琪:未練は友情。 セッション終了時、対象の方が損傷しているパーツの数が多い場合、対象の損傷数と同じになるようパーツを選び損傷させなければならない
ラル:可愛い奴め
ユリイカ:連撃。対象はヤンイン
ヤンイン:うーん、特になしでよいかな
黄梦琪:そうだね…
ユリイカ:1NC+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [9]+3 → 12[12] → 大成功

NC:ヤンインとスキュラに狂気1!
ヤンイン:いででで ホァンへの憧憬が2から3!リーチ!
スキュラ:黄への未練を1>2
ユリイカ:行動値4>1

ユリイカ:ユリイカから再び、精神を乱す波長が放たれる。その表情が、怒りに歪む。
ユリイカ:「……いい加減に……してください……」
ユリイカ:「お茶会なんて、嘘です」
ユリイカ:「ケーキなんてもう、この世界にはどこにもありません」
ユリイカ:「AIが嘘を吐けないなどという嘘を、本当に信じたのですか?」
ユリイカ:「希望なんて、もう、どこにも無いんですよ……この計画以外には」
ユリイカ:「これだけ世界を見て回って、まだそれが理解できないのですか?」
ユリイカ:「抵抗をやめて、大人しくカプセルに入りなさい」
ユリイカ:「本当に、壊しますよ」
ヤンイン:「っぐ…あ、ぁ…」幻影が再び精神を蝕む。特に今、昔を思い出した分その効果は強烈で。
ヤンイン:「……あはは……お茶会は悲しいけど……ふふ…人みたいになったね…」
ヤンイン:「まだ余裕だったら、どうしようかと………」
ヤンイン:「あと、少しか」
スキュラ:「……ユリイカ……ちゃんは」頭を締め付けるように、触手で強く押さえながら。
スキュラ:「……ユリイカちゃんだって。最初から」
スキュラ:「わたしの、ともだちだったわよ」
ユリイカ:「やめてください」
ユリイカ:かぶりを振る。
ユリイカ:「そんな言葉、必要ありません」

NC:同じくカウント4、ラルの手番。
ラル:【せぼね】。行動値2→1

ラル:蹲ったまま、二人を見ている。
ラル:(……希望)
ラル:(清く、美しいもの……)
ラル:(あるわ。あるはず、なのに)

NC:カウント3、スキュラ、ホァンの手番。
スキュラ:【せぼね】。こちらが先かな?
黄梦琪:同じく【せぼね】を使用。行動値2
黄梦琪:現在-2まで。
スキュラ:行動値3>2
NC:背骨の味を覚えやがって……
黄梦琪:ンマンマ
NC:カウント2もその二人!
黄梦琪:同上。
スキュラ:【せぼね】!現在-2!
黄梦琪:行動値1。
黄梦琪:現在-3
スキュラ:同じく行動値1
NC:カウント1!全員!
ユリイカ:【精神解体】対象ホァン
黄梦琪:来な!
ユリイカ:1NC+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [10]+3 → 13[13] → 大成功

ヤンイン:うせやん
NC:ホァンとラルに狂気1!
ラル:気合入ってますね
スキュラ:優秀AI
ヤンイン:アルコールも嘘だったなんて…
黄梦琪:もう何も信じられないョ……
黄梦琪:ヤンインへの未練が2から3へ。
ラル:たからもの、1→2
ユリイカ:連撃、対象ヤンイン
ユリイカ:1NC+3
Nechronica : (1R10+3[0]) → [5]+3 → 8[8] → 成功

NC:ヤンインとスキュラに狂気1!
ヤンイン:そういえば長いこと忘れてたけどワルツってたので私はー1なのだな…
ヤンイン:Jエンバーミングしようかどうしようか…
黄梦琪:任せるぜ…
ヤンイン:うーん…支援もありそうだし今回はいいか、受けよう
スキュラ:ヤンインへの保護が2>3へ。
ヤンイン:さて発狂しか道がない ホァンは地獄来ないよね…?
黄梦琪:いや
黄梦琪:行きます
ヤンイン:いらっしゃい♥ ではそっちはだめだな スキュラに対して発狂!
ヤンイン:過剰競争 戦闘開始時と終了時に1つずつ、あなたは狂気点を追加で得る
黄梦琪:ヤベ~~~~!
ヤンイン:RPの通りになってしまったな
ユリイカ:行動値1>-2
NC:同じくカウント1、まずラルとスキュラから。
ラル:スキュたんどうする?
スキュラ:ラルちゃんを待ちたいな?
ラル:あーい
ラル:じゃあ、ギロチン
ラル:ユリイカちゃんに投げます
黄梦琪:オッ
ヤンイン:勝ったな
NC:何ィ~~????
NC:来やがれクソッタレ!
ラル:1na+1
Nechronica : (1R10+1[1]) → [5]+1 → 6[6] → 成功 → 防御側任意

ユリイカ:あ~~誰か庇ってくれないかな~~
ラル:これは必中ですわね
ラル:頭で
黄梦琪:つよい
ラル:D
スキュラ:ンー
ラル:有刺鉄線
ラル:ダメージ+1
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:こいつ、どこまでも……
スキュラ:ギロチンなのが最悪だけどな……
黄梦琪:スキュラ~~~!
ユリイカ:ありがとうございます やはり私にはスキュラしかいません
ラル:D
ラル:無限解体
ラル:もっかいギロチン投げます
NC:こっこいつ
ユリイカ:R
ユリイカ:【ホッパー】
ユリイカ:奈落に移動。
ユリイカ:行動値-4
ラル:こいつめ……
スキュラ:やるじゃん
黄梦琪:逃げるのか?
ラル:じゃあスキュたんに2ダメ切断転倒です
スキュラ:これ頭指定でしたけど
スキュラ:だるまと必中の効果はどっちが優先……?
NC:だるまかな~
NC:当たったダメージを振り分けるわけだから
スキュラ:ヤッタネ
スキュラ:じゃあD再生。せぼねの効果でコスト0
スキュラ:足に回して防御が計2で弾く
黄梦琪:無敵か?
ラル:おどれ……
スキュラ:行動値は転倒で1>-1
黄梦琪:あ
ラル:行動値1→-5
黄梦琪:いや
黄梦琪:転倒入っても
黄梦琪:同カウント扱いか
NC:そう まだ一応スキュラの手番はあります
NC:というわけであるならどうぞ
スキュラ:ないな~
スキュラ:待機ってコスト0……?
NC:0……まあ0ですね
スキュラ:じゃあ待機!
NC:ではヤンインホァン!
ヤンイン:ゼロ距離攻撃しかないから普通に歩くかなぁ【ほね】
ヤンイン:1からー2
黄梦琪:同じくほねで地獄へ。せぼねでコスト相殺
ヤンイン:奈落へ!
スキュラ:あ
スキュラ:こちらまだ動けるんですっけ
黄梦琪:動けるよ~
スキュラ:じゃあ
スキュラ:Rしょくしゅ。黄ちゃんを止めます
黄梦琪:グヘエ~~~!!!
NC:やるじゃん
黄梦琪:ではもう一度ほね………
黄梦琪:行動値-2
スキュラ:行動値-1>-2

ユリイカ:「全員……もう……黙ってください……!」
ユリイカ:ユリイカが更に精神攻撃の出力を強める。
ユリイカ:様々な感情が君達の中で入り乱れ、掻き回される。忌まわしい記憶が強烈に喚起され、心を蝕んでいく。
黄梦琪:眼球の奥が熱い。頭が割れそうな痛みに歯を食いしばる。
黄梦琪:「果たす……アタシは……約束、約束だから……」
ラル:記憶の奔流。ネクロマンシーを学んだこと。それらを奮ったこと。世界を滅ぼしたこと。
ラル:そして、みんなを手にかけたこと。
ラル:「……それを、やめてよ!!」 ギロチンを投げる。ユリイカを止めるために。
ユリイカ:「……!!」
スキュラ:「!」同じように苦痛を受けてはいたが。
スキュラ:飛び向かう刃物を見れば、咄嗟に触腕を伸ばし、軌道の中途ではたき落とす。
ラル:恐慌の中で投げた刃は、それだけで勢いを失う。
ユリイカ:「……な────」
ユリイカ:自分を庇ったスキュラに、信じ難いものを見る目を向ける。
ヤンイン:人の泣き叫ぶ声が聞こえた、ノーマンに恨みを持つ者に石が投げ入れられる音が響いた。
ヤンイン:そんな状況を、ただ耐えるしかなくて…声を上げたかった、対抗したかった。
ヤンイン:はっきり言えるスキュラが羨ましかった、そのまっすぐさに対する対抗心が、歪む。
ヤンイン:「私も…通すんだ…負けないんだ……止めるな!スキュラぁ!!」
ヤンイン:怒号を飛ばしながら、ユリイカに向かって走る。
ラル:「壊れてしまうのに……このままじゃ」
ラル:「私は、もう失いたくないだけなのに」
スキュラ:「……間違ってる」
スキュラ:「ラルちゃんも。ヤンインちゃんも。黄ちゃんも。ユリイカちゃんも」
スキュラ:「この場に誰も敵なんかいない」
黄梦琪:ゆったりとした足取りで。一歩一歩、ユリイカのもとへ。
スキュラ:「わたしは、ひとりだって、友達を失いたくない」
スキュラ:「……ああ。だから、そうね」
スキュラ:触腕を伸ばす。黄の足を掬って転ばせる。まるで子供が足を引っ掛けておちょくるように。
スキュラ:「強いて言うなら、わたしが敵かもしれないわ」
スキュラ:「わたしが立っているうちは、誰から誰にも手を出させたりしないから」
黄梦琪:どたん、と無様に転げ落ちた拍子に、着用していた眼鏡があらぬ方向へと飛んでいく。
黄梦琪:這うようにして、それでも尚、前進を止めず。
黄梦琪:「スキュラ」
黄梦琪:「頼むよ」
黄梦琪:弱々しい声で。嘆願する。
黄梦琪:「邪魔、しないで……」
スキュラ:「するわ。黄ちゃん」
スキュラ:「わたしは、隊長だから。隊員が──」
スキュラ:間違っていたら止める。……ではなく。
スキュラ:「──もっといい方向に進めるように、頑張らないといけないの」

NC:1ターン目終了です。
NC:任意の未練に狂気点1を加えてください。
黄梦琪:スキュラへの嫌悪が2から3へ。
スキュラ:黄への友情を2>3へ
ヤンイン:ホァンへの憧憬が3から4で発狂します
ヤンイン:贋作妄想 自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が同じエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない
ラル:すみません。今回の戦闘における姉妹の定義について教えてください。
NC:哲学に踏み込んできたな…………
ラル:具体的には、信頼発狂の「自分以外の姉妹の最大行動値-1」がどこまでかかるかについて。
NC:うーーん
NC:ラルを姉妹だと思っているキャラクター。
NC:名乗り出てください。
ラル:なんだそりわ……
スキュラ:もちろん思っているぞ。
黄梦琪:………
黄梦琪:はい………
ヤンイン:はい…
ラル:みんな……(きゅん)
NC:ではその皆さんは最大行動値-1です。
ラル:ユリ公は???
ユリイカ:…………
ラル:わかった わかったよ
ラル:いいことが聞けた。狂気点は、たからものを2→3に
ヤンイン:あの……だったら合わせて…こちらも、[号令]ってものがあって…
NC:【号令】は
NC:現時点でヤンインの号令を聞いてくれるキャラクター とします
黄梦琪:あたしじゃない!
ヤンイン:他は……いないものね……
スキュラ:ヤンインちゃんの号令を聞くこと自体はやぶさかじゃないけど
スキュラ:この状況だと攻撃はしないな
NC:では2ターン目に入ります。
ユリイカ:ユリイカの最大行動値は15。前ターンの行動で-4されているので
ユリイカ:カウント10からのスタートになります。
ヤンイン:行動値最大11、最後-2だったので9に
ヤンイン:あ、8か…?
スキュラ:行動値-2>7!
ラル:行動値-5から、煉獄の檻により最大値の11へ
黄梦琪:現在行動値8。
NC:ではカウント11、ラルの手番から。
ラル:ンエエエ……
ラル:せぼね
ラル:行動値11→10
NC:カウント10。ユリイカ、ラルの手番。
ユリイカ:【精神解体】
ユリイカ:対象ホァン。
黄梦琪:やめなさい
スキュラ:R
スキュラ:ヤンインに【ボイスエフェクト】
NC:お話なさい!

スキュラ:「……ヤンインちゃん!」
スキュラ:「変わりたいのよね、あなた!」
ヤンイン:「……ああ!そうさ!」
スキュラ:「じゃあ変わって」
スキュラ:「自分はもう変われると思って、変わろうとすることをやめないで。どうすることが一番いいのか、一秒一秒新しく考えて」
スキュラ:「……ここで、抵抗できない相手を殺すことがあなたの答えなの」
スキュラ:「自分は変わろうと思うくせに、ひとが変わることを信じてあげることはできないの!」
ヤンイン:「言われなくても!!今……変わって!!…いるんだ!」
ヤンイン:吐き捨てるように怒鳴り散らす
ヤンイン:「自分の意思で……あの子を、殺そうと……!」
ヤンイン:「ずっと止められなかったことを悔やんでいるから……」
ヤンイン:ドールになる前に時に、息子を見ていたときから。
ヤンイン:「ずっとあの頃から止められなかったことを考えて……!」
ヤンイン:悔やんでいたことを。
ヤンイン:「あの……頃から……」
ヤンイン:生前の、今、みんなと旅をする前の時と
ヤンイン:「同じ…ことを……?」
ヤンイン:「まだ…変わった、つもりになって……」
ヤンイン:「変われて…いない……?」
ヤンイン:こんなにも、苦しんでいるのに……まだ、足りないのか、苦悩しなければいけないのか……
ヤンイン:だが、きっと目の前の少女も、敵対しても尚、姉妹である者たちも……
ヤンイン:同じように、苦悩しているはずで…… ちり、ちり、と脳が、心が、どうにかなってしまいそうなほどに…痛む……

スキュラ:判定に移ってよいでしょうか
ヤンイン:移ってしまおう……
NC:双方+2差し上げます
ヤンイン:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [2]+2 → 4[4] → 失敗

スキュラ:1nc+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [8]+2 → 10[10] → 成功

ヤンイン:問答無用!
スキュラ:ヤンインへの保護を3>2
ユリイカ:改めて【精神解体】対象ホァン。
ユリイカ:1NC+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [4]+2 → 6[6] → 成功

NC:ホァンとスキュラに狂気点1点。
黄梦琪:たからものへの未練が3から発狂。
スキュラ:ラルへの友情が2>3!
ユリイカ:連撃。対象ヤンイン。
ユリイカ:1NC+2
Nechronica : (1R10+2[0]) → [8]+2 → 10[10] → 成功

NC:狂気点1点。
ヤンイン:たからもの への依存が3から4へ 発狂
ヤンイン:幼児退行 最大行動値減少(-2)
NC:同じくカウント10、ラル!
ユリイカ:行動値10>7
ラル:ほね。地獄に移動。
ラル:行動値は10→8
スキュラ:こちらは行動値7>5

ユリイカ:「……やめてください」
ユリイカ:「やめて……やめて……やめて……!」
ユリイカ:がりがりと頭を掻き毟る。
ユリイカ:「ふざけるな……!なんで……なんで……」
ユリイカ:「最初からそれが狙いですか!?最初から……計画の邪魔を……私を騙そうと……?」
ユリイカ:「どんな気持ちだったんですか……?ずっと……なんで……私は……」
黄梦琪:再度、悪夢のような。否。悪夢が視界を埋め尽くす、
黄梦琪:「あ、あぁ……ひ、ひひ。そうサ」
黄梦琪:正気を失った目でユリイカに語りかける。
黄梦琪:「アタシは、じ、人類文明の再興なんて理念のために……計画に参加した訳じゃない」
黄梦琪:燃え落ちる家屋。屍体アンデッドの群れに蹂躙される友人。家族。
黄梦琪:「ノーマンを。アタシの、故郷を」
黄梦琪:「妈妈(母さん)を殺したその男を。この手で殺すために」
黄梦琪:たかが小娘に出来ることなど限られている。
黄梦琪:だから、この身ひとつで出来る事なら何でもやった。
黄梦琪:血反吐を吐くまでの鍛錬も。
黄梦琪:脅威になる候補への恫喝も。
黄梦琪:地位を持った男への誘惑も。
黄梦琪:「ぜんぶ。ぜんぶ……」
黄梦琪:憎悪した、屍体操作技術に身を委ねたのも。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「ら、」
黄梦琪:「ラル……」
ラル:「…………」
ラル:少女の下に、ゆっくりと近づいている。
黄梦琪:かっと開いた瞳孔で。ぎょろりと視線を向ける。
黄梦琪:「た」
黄梦琪:「楽しかった?」
黄梦琪:「禁忌とされる技術を、存分に、振るうのは」
ラル:「……どうだったかしら」
ラル:「あの頃の私は……とにかく」
ラル:「必死だったから」
ラル:17の若さで、世界を破滅させるほどのネクロマンシーの一角を担うなど、尋常の所業ではない。
ラル:思い出せる範囲のラルの記憶に、おおよそ人間らしい憩いなど存在しない。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「受精卵を潰したら」
黄梦琪:憎悪に燃える、赤暗い瞳で彼女を睨む。
黄梦琪:「次は、お前だ……ラル」
黄梦琪:「呪われろ……」
ラル:「次は……の前に」
ラル:「見えないの? 黄ちゃん」
ラル:痛みをこらえるように、まなじりを震わせながら。
ラル:「このままじゃ……ヤンインちゃんが、壊れてしまう」
黄梦琪:「………ぁ」
ラル:「憎い私を壊すのは、構わない」
ラル:「あなたは、私の断罪者だから」
ラル:「でも……!」
ラル:「彼女は。ヤンインちゃんは」
ラル:「あなたにとって、失っていい存在なの!?」
黄梦琪:ゆっくりと顔をヤンインの方へ。
ラル:──ラルは、ノーマンの側近だった。当然、その家族についても知悉している。
ラル:だが、過去を明かすのは本人の役目だ。そうあるべきだとわかっている。
ラル:そのためにも。あるいは、そうでなくとも、姉妹として──壊れてはいけない。
ラル:「お願い……お願いだから」
ラル:「もう、止まってよ……!!」
スキュラ:「──黄ちゃん! 聞いて!」
スキュラ:自身もまた悪夢に苛まれ、幻の刃物に心を刻まれながら。二人の会話に割り込む。
スキュラ:「あなたの目的が復讐だって言うのなら!」
スキュラ:「……こういうのは、どうかしら。わたしたちの手で、あのひとたちを」
スキュラ:「とってもいい子に育てるの」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「な、何を……」
黄梦琪:理解出来ないと言った表情でスキュラへと言葉を返す。
スキュラ:「……それはもう。むかし自分が壊した世界を、立て直すために走り回って。……やがて、疲れて死んでしまうくらいの」
スキュラ:「……この世界をこんなにしてしまった責任が彼にあるって言うのなら」
スキュラ:「彼に、元に戻させるべきだわ。意識もないうちに殺して楽にして、それで終わりでいいの?」
黄梦琪:「………あ、あ」
スキュラ:「過去は変えられない。仇を殺しても、罪の証を自ら消し去っても、それでなかったことになんかならない」
スキュラ:「わたしには……わたしたちに選べるのは。未来しかない」
スキュラ:「取り戻すのよ」
スキュラ:「平穏な暮らしも! 仲間も! きれいな世界も! 全部!」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:理想論だ。綺麗事だ。
黄梦琪:あの"地獄"を知らないから。
黄梦琪:こいつは、こんな事を平気で口にする。
黄梦琪:だから。無理に決まっているだろうと。鼻で笑おうと。
黄梦琪:────わたしが止める。何度でも
黄梦琪:した途端、脳裏に焼き付いた目の前の彼女の言葉が。
黄梦琪:「う、う」
黄梦琪:───わたしのことが信じられないかしら?
黄梦琪:離れなくて。
黄梦琪:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [3] → 3[3] → 失敗

黄梦琪:「う、うううううぅぅううううぅう!!!!!」
黄梦琪:自らの頭に指を突き刺して。ぐちゃりぐちゃりと掻き回す。
黄梦琪:「………あ、あたしの」
黄梦琪:「わたしの、未来なんか」
黄梦琪:「何処にも無。い。 あの時、ぜんぶ、消えて、なくなったんだ」
スキュラ:「…………」
ラル:「黄ちゃん……っ!」
黄梦琪:「お、」
黄梦琪:「お願い……わたしに、仇を討たせて」
黄梦琪:「それが、ダメなら」
黄梦琪:「わたしを。ころして、ください」

NC:カウント8。ヤンイン、ラル、黄の手番です。
ラル:防衛側からですかね
NC:そうですね ラルから。
ラル:うううう……!
ラル:ほね。奈落に落ちる。
ラル:行動値は8→5
NC:ではヤンイン、黄の手番。
ヤンイン:では私から
ヤンイン:アクション【エレクトリッガー】をユリイカに
ヤンイン:R
ヤンイン:よぶんなうで【エレクトリッガー】をユリイカに
ヤンイン:R
ヤンイン:号令
ヤンイン:自分の分は【エレクトリッガー】をユリイカに
黄梦琪:R
黄梦琪:死の手
黄梦琪:【ショットガン】をユリイカに
NC:ホァンの号令分はどうしますか
黄梦琪:号令分のR 【ショットガン】をユリイカに
ユリイカ:R
ユリイカ:【ホッパー】
ヤンイン:R
ヤンイン:【ホッパー】
ユリイカ:地獄に移動。
ヤンイン:地獄に移動
NC:何…………こいつ……!!
ラル:R
ラル:ワイヤーリール
ラル:ヤンインを奈落に
黄梦琪:R
黄梦琪:あ待てよ
黄梦琪:ラルのワイヤの時点だと
黄梦琪:ヤンインはまだ奈落ですね
ラル:あー
ラル:方向指定できないと
ラル:じゃあ煉獄方向に
ヤンイン:あぁ…よぶんなうでをとっておかなかった作戦ミスが出てしまったな……
ヤンイン:キャラも中身もすでに思考できる状態ではなかったという訳か…これもまたTRPG…
NC:ではそれで、ホァンのショットガン二発のみ有効。
黄梦琪:覚悟はいいか
ヤンイン:じゃあ演出はいりますの
NC:演出の前に判定
ヤンイン:そうじゃった…
スキュラ:黄の本来の手番もあるしね!
ヤンイン:いっぱいあった…
黄梦琪:そやった…
ラル:みんな疲弊しきってる
黄梦琪:では本来のアクションでも【ショットガン】をユリイカに。
黄梦琪:3回判定ですね
NC:どうぞ。
黄梦琪:1na+4 【ショットガン】【銃神】【殺劇】【失敗作】
Nechronica : (1R10+4[1]) → [8]+4 → 12[12] → 大成功 → 攻撃側任意(追加ダメージ2)

黄梦琪:1na+4 【ショットガン】【銃神】【殺劇】【失敗作】
Nechronica : (1R10+4[1]) → [4]+4 → 8[8] → 成功 → 胴(なければ攻撃側任意)

黄梦琪:1na+4 【ショットガン】【銃神】【殺劇】【失敗作】
Nechronica : (1R10+4[1]) → [3]+4 → 7[7] → 成功 → 脚(なければ攻撃側任意)

スキュラ:J
スキュラ:一回目の大成功にあし
スキュラ:妨害1
ヤンイン:J
ヤンイン:一回目の大成功にうで 支援1
黄梦琪:ヤンインは……煉獄にいるんだ……
ヤンイン:せやった…
ヤンイン:見てるしかできねぇのか…
黄梦琪:1回目の大成功に
黄梦琪:j
黄梦琪:ボルトヘッド アームyバイス うで
黄梦琪:支援5
ユリイカ:Jあし 妨害1
黄梦琪:deha
NC:で……9点爆発?
黄梦琪:出目が15なので…
黄梦琪:7ダメ爆発?
NC:あ、ヤンインのは不発か
黄梦琪:うn
スキュラ:命中部位は?
黄梦琪:胴体
スキュラ:D
スキュラ:庇う
ラル:スキューーーー!!!
スキュラ:D再生 Dスチールボーン
スキュラ:胴に5点、爆発で足に4点入って
スキュラ:せぼね はらわた はらわた うじむし スチールボーン
スキュラ:ほね ほね あし しょくしゅ 損傷
黄梦琪:2回目は2ダメ爆発、胴体に。
スキュラ:D再生
スキュラ:そちらは足で受けて無傷。
黄梦琪:3回目は2ダメ爆発、脚。
スキュラ:ええと
スキュラ:腕で受けて頭に回す。
黄梦琪:む
スキュラ:こぶし チェーンソー バスケット ボイスエフェクト損傷
ラル:ヴォエッ
黄梦琪:そう来たか…
黄梦琪:行動値-1。
スキュラ:たからもの喪失につき未練が2>3
ラル:行動値5→2
スキュラ:行動値は5>1
ユリイカ:行動値7>4
黄梦琪:あ、失敗作の効果を忘れていたので
黄梦琪:のうみそを損傷させておきます。

ユリイカ:「復讐……復讐ですって……?」
ユリイカ:「くだらない……意味がない……理解できない……!」
ユリイカ:「そんなことの為に、人類を永遠に滅ぼすつもりですか!?」
ユリイカ:激昂と共に、叫ぶ。
ヤンイン:「……ああ、そうだよね……くだらないって、意味が無いって、理解ができないって」
ヤンイン:「どんなに言われても…意思が、通ってて…やっぱりホァンは、すごいんだ」
ヤンイン:「あなたが、いたから…目標があったから。私は、変われた、変われたんだ…」
ヤンイン:先ほどのスキュラからの問い、ユリイカのもたらす幻影に苦悩し、うつむいていた表情をあげると…笑顔が見える。
ヤンイン:「……ふふ、ふ……そうだ!また、いつも通りになってしまうところだった!」
ヤンイン:「悩んで、悩んで、決められなくて都合が良いから先送りにしてしまって!」
ヤンイン:どうしようもなく来てしまった。嫌な結果を悲しんで受け入れていた。
ヤンイン:何もしないという選択肢ばかり選んでいた結果であることに目を背けて。
ヤンイン:それが、それが、それが…もう嫌で。耐えられなくて。
ヤンイン:また、記憶をかき乱し、未練を絶つため…脳に鋏を刺しいれる。
ヤンイン:ぐつり、ぐつり…ぞぶり 
ヤンイン:「そんな態度が…過ちを…繰り返すんだ!」危険な域に達している。もう後戻りはできない。
ヤンイン:「迷うな……私!変わっているって信じるんだ…!」
ヤンイン:「あと少し…あと少しだけ…動いて……私!」「変わった成果を…残すんだ!」
スキュラ:「ヤンインちゃん……っ!」
ヤンイン:……もはや、焦点が定まらない目、仲間の心配する声も聞こえない…ただ、……憧れ、焦がれた。そのシルエットだけがぼんやりと。
黄梦琪:「………」
ヤンイン:それが見えれば、嬉しそうに。
ヤンイン:「嗚 呼……ホァン」
黄梦琪:「ヤ、ンイン……」
ヤンイン:「おちついて秘密 打ち明けたいのに」
ヤンイン:「でも、も、 限界で」
ヤンイン:「つみ 滅ぼしにもならないのに」
ヤンイン:「さいごの ちから……だすから……」
ヤンイン:「ぜんぶ、ぜんぶ、殺して のーまん、みんな」
ヤンイン:「ははおやの、わたし、も」
黄梦琪:「………!」
ヤンイン:トウドウから貰ったバッテリーを、出力しきる。ぶすぶすと近くの肉も焼けこげるほどに電圧は跳ね上がり。
ヤンイン:向かう先は、ユリイカ。
ユリイカ:「────ひっ……!」
ユリイカ:その鬼気迫る形相に、恐怖を浮かべ、反射的に飛び退いて逃れようとする。
ヤンイン:瞬間的に、こちらも飛び跳ねて追おうとする。
ヤンイン:もう、目の前の相手しか映らなかったから。
ラル:「……ヤンインちゃん」
ラル:追走劇に交差するように、ラルが走っている。
ラル:(私たちの罪の、贖い方は。そうじゃない)
ラル:飛び立つヤンインの足元に、刃を滑り込ませている。
ラル:巨大な刃を振り回す、埒外の膂力。その全力を引き出し──跳ね上げる。
ラル:「あなただけ、楽になるのは──まだ早い」
ラル:かつて送られた言葉と共に。
ヤンイン:「……ラル?」
ヤンイン:「いやだ まだ わたし」
ヤンイン:「かわったのに ……かわった  のに……てが……!」
ヤンイン:届かない、零れ落ちて、離れていく。
ヤンイン:ガッ ゴキッ  ガンッ!
ヤンイン:ザリザリザリザリザリザリザリ!!!
ヤンイン:大きく吹き飛び、姿勢を崩す。火花が、雷が眩く輝き、轟音を鳴らし。自由の利かない体は、離れた地面へと投げ出される。
ラル:「変われる……誰だって。何度だって」
ラル:堕ちた姿を見届けながら。
ラル:「今の私を、最初に変えてくれたのは」
ラル:「あなただったもの。ヤンインちゃん」
ヤンイン:「……ぁ……あ」
ヤンイン:「わた……し……?」
ヤンイン:もはや、顔も上げられず、最後に聞こえたその言葉が、うつつだったのか、夢だったのか……それを考える暇もなく、意識を手放した。
ユリイカ:「はっ……!はぁっ……!」ヤンインの手を逃れ、一瞬息を吐く。
黄梦琪:───利用するだけ、利用して。
黄梦琪:後は。適当にあしらって。邪魔なら、始末するつもりだった。
黄梦琪:人類の救済の任務というお題目で集められたと聞いて。
黄梦琪:何でこんな奴が、と疑問を抱いたことも一度や二度ではない。
黄梦琪:笑えてくる。案の定、奴は。憎き仇の身内だったのだから。
黄梦琪:望み通りに、お前も。殺してやる。
黄梦琪:「(………嗚呼、でも)」
黄梦琪:ふと頭をよぎるのは。甲板での戦闘。背中合わせで奴と共闘した時のこと。
黄梦琪:敵の攻撃を、満月を背に、華麗に踊り、刻み、舞う。彼女の姿は。とても────
黄梦琪:「きれい、だったな」
黄梦琪:そうぽつりと零し、こちらに意識を割くのを止めてしまった、少女に銃口を向ける。
黄梦琪:高精度の戦術すら巧みに操る人工知能に。本来ならば生まれる筈の無い、思考の間隙。
ユリイカ:「────え」
黄梦琪:復讐など、くだらない。
黄梦琪:意味がない。
黄梦琪:理解ができない。
黄梦琪:───それでいい。だって、アタシのこの思いは。
黄梦琪:「誰にも、わかるものか」
黄梦琪:ド ド ドン ッ
黄梦琪:常人が視認できる速さを越えた、怒涛の三連射。
ユリイカ:反応するのがほんの一瞬、遅れ────驚愕に、目を見開く。
スキュラ:──鮮血の赤が。破裂する。
スキュラ:飛び散る肉片。濡れ光る内臓。大小の骨片。肉体と癒合した機械部品。生暖かい血雨に混じって。
スキュラ:すべすべした卵型の石。親指ほどの大きさの、白い砂の詰まった小瓶。骨だけの扇子。しなびたキノコ。千々に切断された赤黒の触腕。
スキュラ:纏っていたぼろ布も吹き飛び、手も足もない小さな体が、黄の眼前に崩れ落ちる。
ユリイカ:「…………!?」表情を歪めるのは、先とは別の驚愕。
ユリイカ:「ス……キュラ……さん……!?」
ラル:声を挟む暇もなかった、一瞬の間に。
ラル:「嫌……」
ラル:「嫌っ……スキュラちゃん……!!」 
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「え」
スキュラ:「……黄……ちゃん」
スキュラ:「わた、しを……」
スキュラ:「こんな風に、したのは──」
スキュラ:理想論のために。綺麗事のために。
スキュラ:誰よりも大好きなともだちの前に、立ちはだかることができているのは。
黄梦琪:「あ、あぁ、うあ。ち、違」「スキュラ、あ、あたし───」
スキュラ:「ヤンインちゃん」
スキュラ:首から先だけを持ち上げて、倒れ伏した姉妹に顔を向ける。
ヤンイン:「スキュ…ら…… やだ…やだ こんな、ことが、したかったんじゃ……」
ヤンイン:倒れているこちらにも飛んでくる、血しぶきが……見たことがないけれど、仲良く暮らしていれば、またもらえたもしれないご褒美が
スキュラ:「ダンスを教えてくれてありがとう。一緒にいるって言ってくれてありがとう」
スキュラ:「楽しかったわ。心強かった。きっとみんなにふさわしいリーダーになって、認めてもらえるようになろうって思った」
ヤンイン:「いや スキュラ わたしが わたしが…おれいをいわないと、なのに いけないのに…こんなことして…」
ヤンイン:目からはとめどなく液体が伝う。
スキュラ:次いで、また別の姉妹の方を向く。
スキュラ:「ラルちゃん」
ラル:「…………」 幼子のように表情を歪め、見つめている。
スキュラ:「きれいで、格好良くて、優しくて。まるでヒーローみたいなあなたが」
スキュラ:「わたしなんかいなくても、みんなをまとめてしまうんじゃないかって、不安だった」
スキュラ:「そんなあなたが、大好きだって言ってくれて。怖いことがあったら一緒に乗り越えようって言ってくれて」
スキュラ:「とっても自信になったわ。あなたがついててくれたから、わたしはわたしをやり通す決意ができた」
ラル:夢中で首を振る。「……やめて」
ラル:「今……言わなくって、いいでしょう」
ラル:「なんで、そんな……」 崩れ落ちる。鈍い金属音がむなしく響く。
スキュラ:……最後に。すぐ傍に立つ一人を。
スキュラ:「黄ちゃん」
黄梦琪:手放した銃ががちゃり、と鈍い音を立てて転がっていく。
スキュラ:「すっごく強くて、意地悪で。ほんとうを言うと、最初はすこし怖かった」
スキュラ:「だけど、意外に情があって。ひねくれてるけど……ちょっぴり可愛いところもあったりして」
スキュラ:「すてきなともだちだって思えるようになった。わたしたちが一緒にいれば、きっと何だってできるって」
黄梦琪:「あ、あああ」「やだ、嫌だ」
スキュラ:「……でもね」
スキュラ:「ずっとあなたを見ていたともだちを、誤魔化せるなんて思うのはいけないわ。未来が無いですって? それは嘘」
黄梦琪:「………うそ、なんかじゃ」
スキュラ:「だって」
スキュラ:「あなたは。さっき。わたしを!」
スキュラ:「信じようとしたでしょう!」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:1nc
Nechronica : (1R10[0]) → [8] → 8[8] → 成功

黄梦琪:───初めて会話した時から。
黄梦琪:分かっていたはずなのに。
黄梦琪:癇に障るであろう皮肉を言っても気にも止めずに。
黄梦琪:ひとり、隠れて脱出が出来る時も。最後まで注意を引いて。
黄梦琪:絶望すら覚えた巨大な脅威にも、果敢に立ち向かって。
黄梦琪:いつだって、スキュラは。アタシを。ヤンインを。ラルを。ユリイカを。
黄梦琪:友だちを。
黄梦琪:信じて、そばで笑ってくれていたことくらい。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:その場に膝を付き、蹲る。
黄梦琪:「あ、あたし」
黄梦琪:「お前を、撃った」
黄梦琪:「殺そうと、した」
スキュラ:「……ともだちだもの」
スキュラ:「喧嘩くらい、するものでしょう」
黄梦琪:うう、とかぶりを振って。
黄梦琪:「あたしに、そんな資格、ない」
黄梦琪:「スキュラが、信用するだけの価値なんて、あたしには」
スキュラ:「だめよ」
スキュラ:「たとえ黄ちゃんでも」
スキュラ:「わたしのともだちを悪く言っちゃだめ」
黄梦琪:「ひっ、……っぐ」
黄梦琪:ぐしゃりと顔を歪めて。
黄梦琪:「う、ううううう……!!」
黄梦琪:わたしは。何処にでも居る、幼子のように。声を上げて泣きじゃくった。
スキュラ:その背に、添えられる感触がある。
スキュラ:僅かに残った触腕の一本が。あやすように優しく、撫でる。







NC:戦闘終了です。
NC:任意の未練から狂気点を1点回復してください。
ラル:スキュラへの友情を2→1
ヤンイン:ホァンへの憧憬を4から3へ
スキュラ:たからものへの依存を3>2へ。
スキュラ:あ、いや
スキュラ:失ったから回復が発生しないのか
ヤンイン:あぁ、そうだ……スキュラへの過剰競争の効果でラルに発狂
ヤンイン:常時密着 自身か対象以外は移動マニューバの対象にできない。また、対象が違うエリアにいるなら移動以外の効果持ちのマニューバは宣言できない
ラル:でもギリギリセーフやんな
ヤンイン:ワイヤーリールが無かったら死んでた…
黄梦琪:ラルの発狂を3へ。

---

NC:ぱち、ぱちん、と。
NC:戦闘の余波で壊れかけた照明が、不規則に点滅している。
NC:辺りは血飛沫と肉片が飛び散り、
NC:その中で、ユリイカが呆然とへたり込んでいる。
NC:我が子のように大事に抱えた保護容器。その中の受精卵は、まだ生きている。
ラル:しばし、呆然とへたり込んでいた。
ラル:やがて我に返ったように腰を上げ、スキュラの方へと這うように動く。
ラル:「……直、さなきゃ」
ラル:「スキュラちゃん……!」
スキュラ:「……?」
スキュラ:「ああ」
スキュラ:近寄ってくるラルを見、間の抜けた声を上げて。
スキュラ:上体を起こそうとして、果たせず、ぐしゃりと突っ伏す。「わぅ」
スキュラ:胴体はほとんどががらんどうで、背骨も寸断の一歩手前の状態になっている。
ラル:縋りつくように、スキュラの傍へと到る。
ラル:「無理、しないで……!」
ラル:飛び散った血や肉にも構わず、その場にしゃがみ込む。
ラル:「大丈夫、だからね。私……できる。できる、から」
ラル:零れる言葉は震えている。自分に、たしかにあったはずの能力を、信じきれていない。
ラル:「きっと……私。スキュラちゃんを、助けられる、から……!」
ラル:震える手は、解体のみを宿している。ネクロマンシーにとって重要な──再生の能は、有していない。
ラル:事実。倒れたスキュラを見下ろしたまま、どうすればいいかわからない。
ラル:「待っててね……! 今。いま、思い出すから」
スキュラ:「……思い出す……」
スキュラ:繰り返した言葉を咀嚼する。その口ぶりの意味するところを。
ラル:「う……ううう」
ヤンイン:しばらく遠くで倒れ伏していたが、粘菌が傷ついた脳髄に染み、思考能力が、徐々に、徐々に戻っていく。
ヤンイン:起き上がり体の調子を確かめる。頭はまだ少し痛むが、体の怪我はほとんどない、それは、ただ一人が必死に守ってくれていたから。
ヤンイン:……やがて、話し声が聞こえれば、こちらにまで到達し、床に落ちていたものを拾い、多少ふらつきながらもしっかりと歩いて皆の元へ。
ヤンイン:「あ………の」 「これ………」
ヤンイン:使えるか分からないが、飛び散った触手の一部と、骨だけの扇子を持ってくる。
ラル:「……、ヤンインちゃん」
ヤンイン:「まだ、信じられないと思うし…許せないと、思うけど……今、もう戦う気は……ないから……」
ラル:壊れていない姿に安堵し、次いで、持ってきたものに視線を向け。
ラル:「…………」
ヤンイン:「だから、その…お手伝い、出来るかな…っていうのと…」
ヤンイン:「もっといっぱいあったはずだけど…たからものだと、思って……これ」
ラル:バスケットの中のご褒美。スキュラが持っていた、戦いにはおおよそ関係のない物。
ラル:「いや……違う。ドールは、肉体よりも精神が……」
ラル:ならば──それは。チェーンソーやギロチン、ハサミやショットガンなどよりも、よほど大事なもののはずで。
ラル:自分の腰を探る。有刺鉄線に堅く封じられた、一冊の本。
ラル:以前スキュラに示された時は、開ける勇気がなかった。自分の中の禁忌が封じられているようで、怖くて。
ラル:だが、今は有刺鉄線を外す。意を決し、中を開く。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:泣き腫らした目をごしごし、と擦り。封印していた本の頁を次々と捲るラルを見る。
ヤンイン:突如、本を開くラルに意外そうな顔をするが、その真剣な表情から何かを行おうとしていることは聞くまでも無く、邪魔をしないよう、口を閉じる。
ラル:そこに書かれていたのは、被験者たち──姉妹たちの製造記録。
ラル:肉体の組成。部品の選定。脳の損壊状況。それらのまとめと、情報の活かし方──各ドールの効率的な壊し方。
ラル:ドールを作った者による、ドールの再殺解説書。
ラル:すなわち、計画における“ラル”の本来の役目とは、造反者を破壊するための処刑人。
ラル:その悪意を、ゆっくりと脳が思い出し。
ラル:「……ありがとう。かつての私」
ラル:蘇った記憶を、逆に辿る。
ラル:「おかげで、スキュラちゃんを救えるわ」
ラル:壊し方から逆算し、直し方を思い描く。それが、可能になった。
黄梦琪:「………ほ、」
黄梦琪:「本当に……?」
ヤンイン:「…助け、られるの?」
スキュラ:「…………」
ラル:「ええ。でも、必要なものがあるの」
ラル:「この施設のもので、どれだけ代替できるか分からないけれど……!」
ラル:本のページの一部を千切り、指を切って注文を記していく。
ラル:「ヤンインちゃん。黄ちゃん」
ラル:「お願い。探して」
黄梦琪:縋るようにラルを見る。
ラル:「一緒に、スキュラちゃんを」
ラル:「私たちのお友だちを、助けて」
ラル:ページを差し出す手には、指輪が嵌められている。
ヤンイン:「……あんなに、酷いことしたのに、私で……」「いや……」
ヤンイン:ごちゃごちゃいいかけそうになり、口を閉じる。
ヤンイン:代わりにこくりと頷いて。
黄梦琪:「………ぁ」
黄梦琪:震える手で、彼女が差し出したページにそっと触れる。
ヤンイン:同じく、ページに手を差し出して。
ヤンイン:「……ホァン」
黄梦琪:「………」
ヤンイン:緊張を孕んだ声。
ヤンイン:「……きっと、まだ、整理……つかないだろうけど……」
ヤンイン:「お願いなの。あと少しだけ…まだ、あなたの友達でいさせて」
ヤンイン:「あなたの友達を守るために、手分け…しないと」
黄梦琪:はっ、はっ、と呼吸が早くなる。
ヤンイン:どんな目で見るのだろうか……かつて、どんな視線でも望んでいたが、今は、顔を見ることすら恐ろしい。
ヤンイン:どれほど彼女を傷つけたか、想像しても、想像しても、それはきっと足りなくて分からないから。
ヤンイン:それでも、自身の犯した罪のため……じっと、目を逸らさずに。
黄梦琪:それから、一瞬。ぎゅっと目を瞑って。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「ごめん。ヤンイン、ラル……スキュラ」
黄梦琪:ぱしっ、と奪い取るように頁を取って。
黄梦琪:「急いで、取ってくるからサ」
黄梦琪:視線を、無残な姿で横たわる彼女へ。自らが起こした結果から、今度は、目を離さずに。
黄梦琪:「それまで、絶対に」
黄梦琪:「くたばるなヨ」
ヤンイン:「……あぁ! 急いで、取ってきて…治すよ…スキュラ、何に変えても…!」
ヤンイン:「私は、左の道にある部屋を探してくるから…!」
ヤンイン:「ホァンは右を……」
ヤンイン:「協力を…しよう」
NC:その時、黄とヤンインの視界に、幾つにも枝分かれしたルートが映し出される。
黄梦琪:こくりと頷いたその瞬間。
黄梦琪:目の前に映し出された、今だ見慣れない視界にぎょっと怯む。
ヤンイン:「……これは」
ヤンイン:突如視界に映し出される、地図や矢印を見れば、思わず遠くで座り込んでいた彼女に視線を向ける。
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:深く俯いたまま、動こうとしない。
NC:だがそれは、施設内の必要なパーツの在処を示しているはずだ。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:何か、声をかけようとも思ったけど。
黄梦琪:ゆっくりと首を振り、映し出されたルートに沿って、走り出す。
黄梦琪:「急ごう、ヤンイン」
ヤンイン:彼女の姿は、今まで見ていたふてぶてしさがまるで感じられず。とても弱々しくて。
ヤンイン:「……あぁ、今は……みんなの思いを、無駄にしないために」
ヤンイン:後を追うように室内から飛び出し、今度は人類でなく、仲間の命を繋ぐために奔走する。
スキュラ:終始呆気にとられたままで、駆け去る二人の姿を見送る。
ラル:(……ユリイカちゃん) ふたりの反応から、彼女が何かをしたことは察しつつ。
ラル:スキュラに向き直り、無事な触腕を両手で握る。
ラル:「きっと、直るから」
ラル:「また……また。元気なスキュラちゃんに戻れる」
ラル:「……戻してみせるからね」
スキュラ:「……ラルちゃん……」
スキュラ:辛うじて伝わる神経の伝達で、握り返すように触腕を巻きながら。
スキュラ:「……あの」
スキュラ:「ちょ、ちょっと大袈裟じゃないかな……?」
スキュラ:困り顔で眉根を下げる。
ラル:「……え?」
スキュラ:「わたし……確かにちょっと動きづらいけど」
スキュラ:「痛い、とかはあんまりないし。今にも死にそうなひとみたいに扱われると……なんていうか、すこし」
スキュラ:「恥ずかしい……」
ラル:「だ、だって……!」
ラル:「スキュラちゃんが、あんなっ。さ、最後、みたいな……!」
ラル:「それに、無茶なことばっかりして!」
ラル:「私が……どれだけ」 その先は、言葉にはならない。
ラル:「…………」
ラル:「ありがとう、スキュラちゃん」
ラル:ポツリ、と口にする。
スキュラ:「……え?」
ラル:「あなたがいなかったら、私たち、きっと」
ラル:「こんな風には終われなかった」
スキュラ:「……わたし」
スキュラ:「…………みんなのためになることが、できたのかしら…………」
スキュラ:不安が、その声を小さくする。
スキュラ:特に黄やヤンインに対しては、明確にその目的を阻む形になった。それが。
スキュラ:無我夢中の熱が冷めた今になると、じわりと心に陰を広げてくる。
ラル:「…………」
ラル:ヤンインと黄のことは、ふたりにしかわからない。
ラル:だから。少なくとも、ラルにとって。
ラル:「私ね」
ラル:「デザイナーズベビー……人工的に生み出された人間だったの」
ラル:それは、今回の研究の前身ともいえる技術。
ラル:ネクロマンシーを扱うために、この世に生を受けた存在。
ラル:「生まれた時から、ずっと机にかじりついて、勉強して……」
ラル:そこだけが居場所で。技能を習得し、還元することだけが希望で。
ラル:「……だったから。その」
ラル:「私にも、いなかったの」
ラル:「お友だち」 照れたように、はにかんで。
スキュラ:「……」目を丸くしてその話を聞いて。
ラル:「初めてできたの。こうなって。みんなに出会えて」
ラル:「だから……スキュラちゃん」
ラル:「ありがとう。私の、大切なお友だちを」
ラル:「守ってくれて」
スキュラ:次第に。翠玉の両目の端に。
スキュラ:暖かい雫が溜まっていく。
スキュラ:「…………」
スキュラ:「……っ。ごめんなさい、わたし」
スキュラ:「わたしも…………わたしだって、はじめてだから」
ラル:「ええ。ええ」 一語ずつに頷きを返す。
スキュラ:「こういう時に、なんて言えばいいのか……」
ラル:「私だって、わからないわ」 同じく、瞳に光を滲ませながら。
ラル:「でも、私は。言うべき言葉なんかよりも」
ラル:「スキュラちゃんの言葉が聞きたいわ」
ラル:「あなたの言葉なら、なんだって」
スキュラ:「……それじゃあ」
スキュラ:ふふっ、と笑う。「わたしからも、ありがとう」
スキュラ:「このからだをくれたのは、ラルちゃんだったのね」
ラル:その言葉には、素直に頷く。
ラル:「……前に、スキュラちゃんは」
ラル:「さっきだってそう。その身体になれてよかったって」
スキュラ:「……うん。そう思ってるわ」
ラル:「……私のちからは。私のしたことは、許されるものじゃないのに」
ラル:「それでも。あなたのその言葉だけで、こんなにも救われてしまうの」
ラル:「いけないことなのに」
スキュラ:「……でも」
スキュラ:「わたしは許してあげる」
スキュラ:いつかのように、悪戯っぽく笑う。
ラル:その微笑みを、眩しく見つめて。
スキュラ:「それに」
スキュラ:「みんなを守れたのだって、この体のおかげだもの」
スキュラ:「ラルちゃんのおかげよ」
ラル:「……そう、かしら」
ラル:触腕を握る手に熱がこもる。
ラル:自分は、壊すことしかできなかった。今も昔も、そうだった。
ラル:だからこそ。守れる少女を、清く、美しいものだと憧れて。
ラル:「私も……」
ラル:「スキュラちゃんのように、なれたのね」
スキュラ:「それは……」
スキュラ:逡巡する。
スキュラ:そうよ、とでも言ってしまえば。
スキュラ:彼女の理想を壊すこともなく。見損なわれてしまうおそれもなく。
スキュラ:このままの関係を、続けることができるのかもしれないけれど。
スキュラ:……首を巡らせる。ヤンインが持ってきてくれた、骨だけの扇子がまず目に入る。
スキュラ:すべすべした卵型の石。親指ほどの大きさの、白い砂の詰まった小瓶。しなびたキノコ。
スキュラ:……子供騙しのがらくた。
スキュラ:「……あのね、ラルちゃん」
スキュラ:彼女の手の中の触腕が震える。
スキュラ:そんなものに縋る関係でも、ともだちを失うよりは良いと思っていたけれど。今は。
ラル:「……?」 その様子に首を傾げる。
スキュラ:「……本当の」
スキュラ:ぐ、とひとたび唇を噛み締める。
スキュラ:「……ほんとうのわたしは、そんなのじゃないのよ」
スキュラ:「……ちっぽけなの」
ラル:「スキュラちゃん……?」
スキュラ:「ただ。初めてのおともだちに、見捨てられたくなかったから」
スキュラ:「それだけなの。偉そうにして、みんなを守って、褒めてあげて、上に立っていれば、仲間でいられるって思っただけなの」
スキュラ:「狡いの。臆病なの。卑怯なの。汚いの。みすぼらしいの」
スキュラ:「ラルちゃんが憧れるような相手じゃ、全然ないのよ」
スキュラ:「……わたしは、ずっと」
スキュラ:「本当にきれいなあなたみたいになりたかった」
スキュラ:一度口から零してしまえば、堰を切ったように言葉は続く。
ラル:「…………」
スキュラ:「もしわたしが、何かすごい子みたいに見えてるんだとしたら」
スキュラ:「ぜんぶ借り物よ。このからだだってそうじゃない」
スキュラ:「ただ、ともだちを減らしたくなくて。それだって、生きてたころのわたしじゃできなかった」
スキュラ:「……だから、そんな風に言わないで」
ラル:「……そう」
ラル:「スキュラちゃんは、ずっと。そんな風に考えていたのね」
スキュラ:無言の肯定を返す。
ラル:「…………」
ラル:沈黙する少女に、自分もまた口を噤みながら。
ラル:目の前の、小さな少女を抱きしめる。
ラル:「……ごめんなさい。気づいてあげられなくて」
ラル:「誰よりも怖がりなのに、誰よりも前で戦って」
ラル:「そのことを、ただ眩しがるだけで……怖がりなのは、わかっていたのに」
ラル:かつて、病院内で言ったことを。
ラル:恐怖を共に乗り越える存在になれないかと。
ラル:「私は……失格ね」
スキュラ:「…………」
ラル:「……スキュラちゃん」
ラル:「それでも私は、やっぱりこう思うわ」
ラル:「あなたのことが、大好きだって」
ラル:身体を離し、正面から見つめる。
ラル:「作り物の身体と心でも、本物のように生きること」
ラル:「それが、私たちドール」
ラル:「あなたにとって、“スキュラちゃん”が作り物の存在だったのだとしても」
ラル:「私たちと、ずっと旅をして。私たちを、ずっと守ってくれて」
ラル:「そんな……私たちの隊長は。スキュラちゃんは」
ラル:「絶対に本物よ」
ラル:「私の大切なお友だちを、そんな風に」
ラル:「なかったことにしちゃ、嫌よ」
スキュラ:「……都合のいい奴だって思わない?」
スキュラ:「わかってたわ、わたし」
スキュラ:「こういう言い方をすれば、ラルちゃんはきっと優しくしてくれるって」
スキュラ:「分かってて、言ったの……」
ラル:「ふふ」 その言葉には、笑みを含ませて。
ラル:「いいのよ。だって、私」
ラル:「あなたに優しくしたいのだもの」
ラル:「怖いことがあったら、共に立ち向かって」
ラル:「嬉しいことがあったら、共に笑い合いたい」
ラル:「あなたの言葉なら、なんだって聞かせてほしい」
ラル:「あなたの心なら、どれだけいけないことでも受け入れたい」
ラル:「私は、どんなスキュラちゃんも大好きよ」
ラル:強く、握りあう手に力を込める。
ラル:この熱を、少しでも感じてほしいから。
スキュラ:「……そんなこと言って」くす、と笑って。
スキュラ:「……そんなこと、言われたら」声を震わせる。
スキュラ:「……信じちゃうからね。わたし」
ラル:「そうしてくれると嬉しいわ」
ラル:「大丈夫よ。スキュラちゃんが、どんなに悪い子だって」
ラル:「私よりも悪い子なんて、そうそういないんだから」 冗談めかして言ってのける。
スキュラ:「ラルちゃん。きれいで、格好良くて、優しくて」
スキュラ:「……とびきり甘い。わたしに世界をくれたひと」
スキュラ:「わたしが、あなたの一番の子よ……?」
ラル:「……ふふっ!」
ラル:「悪い子」「……ええ。もちろんよ」
ラル:「……ここに嵌めた意味」 左手をそっと持ち上げて。
ラル:「わざわざ、言わなきゃわからない?」
スキュラ:「…………」
スキュラ:一瞬、流石に驚いて呆けた顔をして。
スキュラ:「……本当ね」
スキュラ:「ぜんぜん。ラルちゃんには及ばないわ」
スキュラ:緩慢な動きで触腕を伸ばす。ラルの背中に巻き付けて引いて、上体をすり寄せるようにする。
ラル:近づく距離を、微笑みを浮かべて受け入れる。損傷激しい身体から、これ以上なにも零れぬように支えながら。
ラル:「あなたと出会えたこの世界に、愛を込めて」
ラル:少女の額をそっとかき分けて、唇を寄せた。

---

ヤンイン:両手、いや三手に溢れんばかりのパーツを抱え、首のところのくるくるにもパーツをのせ、皆のいる部屋の扉の前までやってきた。
ヤンイン:丁度、ホァンも来ていたようだが……なぜか、部屋に入らず立っており。
ヤンイン:「あの……どうしたの? いそが、ないと…?」
黄梦琪:薄い光が差し込む扉の隙間を。そっと伺っている。
黄梦琪:ヤンインの姿に気がつくと、自分が見ていた光景を顎でくい、と指しながら。
黄梦琪:「まだ、お邪魔みたいだからサ」
ヤンイン:近くに居るのも申し訳なさそうに、ホァンの指すままに扉に近づき 恐る恐る、隙間を覗く。
ヤンイン:「……ああ、そう、みたいだね……本当に、よかった……」
ヤンイン:ふっ、と笑みをこぼし。思わず安堵の息を漏らす。
黄梦琪:「………」同調するように頷いて。しばらく黙りこくった後。
黄梦琪:「ヤンイン」
ヤンイン:「………うん」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「着いてきて」彼女らが談笑する部屋の、その隣。一室を指差して、歩き出す。
ヤンイン:「……うん」
ヤンイン:これからスキュラの体になるであろうパーツだが…申し訳ないと思いながらも床に置き、部屋に向かって歩き出す。
ヤンイン:持っていったら、汚れてしまうかもしれないから。
黄梦琪:薄暗い部屋だ。復興する人類のためだろうか。様々な物資がそこら中、山の様に積まれている倉庫で。
黄梦琪:対峙する。
ヤンイン:目線を逸らさず。
ヤンイン:「改めて……自己紹介、するね…」
黄梦琪:「………ン」
ヤンイン:「私は—」
ヤンイン:「ヤンイン・マクスウェル」
ヤンイン:「……ノーマンの、母親」
ヤンイン:「世界を、こんなにしてしまった一人で……子殺しもしようとした……クズ、だよ」
黄梦琪:「………」炎の様に、燃える瞳で彼女と視線を交差させる。
黄梦琪:「アタシは」
黄梦琪:「ホァン。黄梦琪」
黄梦琪:「故郷を。友人を。家族を」
黄梦琪:「ヤンイン・マクスウェルの息子。ノーマン・マクスウェルの手で、滅ぼされた」
黄梦琪:「黄梦琪」
ヤンイン:ぎゅぅ、と目をつぶる。
ヤンイン:「………嗚呼、そう、だよね」
黄梦琪:「………」そっと顔を背けて。
黄梦琪:「………ノーマンを、殺すために」
黄梦琪:「唯一、生き残った友人は。アンデッド……"嵐峰燎火"として、尸兵隊に」
黄梦琪:「アタシは。この"計画"に潜入して」
黄梦琪:「内側から。アイツの命を狙う、つもりだった」
ヤンイン:「………!」
ヤンイン:目を見開き、想像だにしていなかった言葉を聞く。
ヤンイン:「あの、人、が……?」
黄梦琪:「………あいつの、最後の言葉」
黄梦琪:「精神が擦り切れ死ぬ寸前に、あいつも思い出したんだろう。本来の目的をサ」
黄梦琪:「"裏切り者"と。誹られた」
黄梦琪:悲しげに笑って。「
黄梦琪:「そりゃ、そうだよな。ノーマンを殺すと互いに誓った女が。本来の目的も忘れて、仲睦まじく友達ごっこに興じて、自分に銃を向けてくるんだからサ」
ヤンイン:存在しない心臓が、張り裂けそうになるのを感じる。
ヤンイン:ぎゅぅと、自身の胸を強く、強く握りしめながら…
ヤンイン:「…ごめんなさい」
黄梦琪:「………」
ヤンイン:「ノーマンが……私が……ホァンの、"嵐峰燎火"の、皆の、全てを奪ってしまったこと」
ヤンイン:「傷つけただけの私では…その気持ちを、考えても、考えても、きっとたどり着けないこと…」
ヤンイン:「嗚呼……ごめんなさいだなんて……」
ヤンイン:「きっと、私がどんな言葉を選んでも……貴方に謝れる方法なんてないのに…」
黄梦琪:謝罪の言葉を述べる彼女には顔を合わさずに。
黄梦琪:「………今でも、アタシには」
黄梦琪:「ノーマン・マクスウェルへの呪いじみた殺意の炎が、燻っている」
黄梦琪:「この思いが消えて、無くなることは────」
黄梦琪:きっと、ないだろう。
黄梦琪:ただ。
黄梦琪:「何でかな。昔も、今も。アイツの一族郎党、皆殺しにしてやる、とは」
黄梦琪:「思わなかったと、思う」
ヤンイン:ホァンの言葉を聞いて……安堵しそうになる。
ヤンイン:でも、自分の犯した罪は…深く。
ヤンイン:「…私は、あの子が、歪んでいくのを正せなかった……」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「うん」
ヤンイン:「…何度も、何度もチャンスはあったんだ…」
ヤンイン:「ただ一言、ダメだ、っていってあげるだけでも…きっと、少しずつ、正せたのに」
ヤンイン:「それをしないから、歪んで…歪んで……」
ヤンイン:「だから私の、せい、なんだよ……今の世界……」
黄梦琪:「……かもネ」
黄梦琪:「なら、どうする」
黄梦琪:外していた視線を彼女へと向ける。
ヤンイン:それは、断罪を乞うような表情で。
ヤンイン:「だから……せめて」
ヤンイン:「あの子を……殺して」
ヤンイン:「私も、殺されれば…」
ヤンイン:「ほんの、ほんの僅かばかりは…貴方を包む炎が」
ヤンイン:「和らぐんじゃないかと…思ってしまったの」
ヤンイン:何も、戻らないのに
ヤンイン:「失敗、してしまったけれど」
ヤンイン:「でも……だから」
ヤンイン:「私だけ、でも…」
黄梦琪:ゆっくりと彼女へと歩み寄って。
黄梦琪:その手に持っていたものを彼女に向ける。艷やかな光を放つナイフを。
ヤンイン:「………」
ヤンイン:ナイフを、じっと見つめる。
ヤンイン:後ろに下がることも、おびえることもなく。
黄梦琪:「過去には、戻れない」
黄梦琪:「犯した罪を消すことなんて。誰にも出来ない」
ヤンイン:「……そうだね、だから……今責任を取るしかない…」
黄梦琪:「……それでも、命を持って、自分の罪を償うと」
黄梦琪:「アタシに、誓える?」
ヤンイン:「誓える」
ヤンイン:「最初の理由は、息子を守るためだった……だけど、今こうして第二の生を受けたのは」
ヤンイン:「そのためだったと思うから」
黄梦琪:その答えに。満足そうに微笑んで。
黄梦琪:ゆっくりと刃を振りかぶって────
黄梦琪: 
黄梦琪:からん。
黄梦琪: 
黄梦琪:床に落ちる、ナイフの音が室内に響き渡ったと同時に。
黄梦琪:ぎゅっと。彼女の身体を抱きしめる。
ヤンイン:……転がるナイフを見て……抱きしめるホァンの体を感じて。
ヤンイン:思ったよりも、驚きはなかった。
ヤンイン:「……初めて会ったあなたなら」
ヤンイン:「病院で二人っきりの時のあなたなら」
ヤンイン:「きっと、今、私を…殺していたと、思うんだ……」
黄梦琪:「………」
ヤンイン:「…あの二人が、変えたのかな……」
黄梦琪:ゆっくりと首を横に振って。
黄梦琪:「違う。違う、違う……」
黄梦琪:「アタシは、結局」
黄梦琪:「変われなかった。何もかも、あの頃のちっぽけなガキのまま」
ヤンイン:抱き着いてきた憧れの人の言葉を聞き、表情を見る。
ヤンイン:「ホァンは、凄い」
ヤンイン:「……と、思ってた。強くて、意思を曲げず、はっきりと言う。私の理想で」
ヤンイン:「でも……勘違いだった。凄いんだけど……」
ヤンイン:「ホァンも…同じで、悩みながら、変わろうとして旅をしていた…普通の女の子、だったんだ…」
黄梦琪:嗚咽を交えながら、腕に力を込める。
黄梦琪:「……ヤンイン」
ヤンイン:「…なぁに?ホァン」
ヤンイン:軽く抱きしめ返し、ゆっくりと言葉を聞こうとする。
ヤンイン:「……ごめんなさい、辛いことを、押し付けようとしてしまって……」
黄梦琪:「アタシの、やりたいことを」
黄梦琪:「尊重してくれて、ありがとう」
黄梦琪:「ここを離れると決めた時、一緒に着いてくれると決めてくれて、ありがとう」
黄梦琪:「迷った時、背中を押してくれて……」「ありがとう」
ヤンイン:「……いいの、私がやりたかったことでもあるから…」
ヤンイン:「……私こそ、貴方に、いっぱい言わないといけないの……ありがとうって」
ヤンイン:ぽろぽろと、涙がこぼれる。
ヤンイン:「嫌な私に、目を向けてくれてありがとう」
ヤンイン:「病院で手を取ってくれてありがとう」
ヤンイン:「一緒に着いていかせてくれてありがとう」
ヤンイン:「まだ…友達でいてくれてありがとう…」
黄梦琪:その言葉に、同じく、大粒の涙を零しながら。
黄梦琪:「……この先の、未来が」
黄梦琪:「どうなるかなんて、アタシには」
黄梦琪:「まだ、考えられないし、想像も出来ない……けど」
黄梦琪:そっと顔を上げ、ぐしゃぐしゃになった顔をお互いに見合わせて。
黄梦琪:「罪を償うとか、母親だからとか、そんなの、どうでもよくて」
黄梦琪:「ただ、ヤンインに」
黄梦琪:「あなたに、これからも、ずっと、そ、傍に」
黄梦琪:「居てほしくて」
ヤンイン:「うん……私…過去の罪にむきあえたから、一回変われたから」
ヤンイン:「…ホァンに殺されて、満足できると思ってた」
ヤンイン:「でも…また私、変わってるんだ……」
ヤンイン:「皆の傍に居たい」
ヤンイン:「ユリイカとも仲直りしたい」
ヤンイン:「ホァンの傍に居たい」
黄梦琪:「うん、うん……」
ヤンイン:「……だから……私からも、お願い」
ヤンイン:「ずっと傍に、いさせてください……」
黄梦琪:「………あと、少しだけお友達で、居させてなんか」
黄梦琪:「二度と、言わないで」
ヤンイン:「……分かった、ずっと、ずっと友達…だから」
ヤンイン:その絆を確かめるように、また、ひときわ強く抱きしめて。
ヤンイン:「あと……その、もう一つ…やりたいことがあって……我儘を、聞いて?」
黄梦琪:「………?」
ヤンイン:やりたいことは、ただ声をかけるだけ。
ヤンイン:かつて、自分が満足に与えられなかった…愛をこめて。
ヤンイン:「………大変、だったね」
ヤンイン:「そんなに、ボロボロになるまで頑張って…おつかれさま」
ヤンイン:「本当に、本当に、がんばったね……」
ヤンイン:ぽん、ぽんと背中をたたき、あやすように。
ヤンイン:「一人で、ずっと…ずっと」
ヤンイン:「でも……もう、いいんだ……これからは…そんなに苦しんで頑張らないで…?」
ヤンイン:「自分の幸せのために、生きて」
ヤンイン:「みんなと……仲良く笑顔で…暮らしましょう…」
ヤンイン:嗚呼
ヤンイン:「……可愛い、愛しいホァン……ずっと、あなたと共にいるわ…」
ヤンイン:恐らく綺麗な顔も、涙でぐちゃぐちゃだろう
ヤンイン:でも、それでも涙と共に満面の笑みで。
黄梦琪:───全てが、黒く焼け果てていた。
黄梦琪:故郷の景色も、住み慣れた家も.
黄梦琪:自分に覆いかぶさるようにして息絶えた、彼女の温かみが。
黄梦琪:ふと、頭をよぎって。
黄梦琪:「あ、あ」
黄梦琪:視界が溢れ出る涙で歪んで。目の前のヤンインの笑みが、見えなくなるのが嫌で。
黄梦琪:離すものかと、痛いぐらい、抱きしめて。
黄梦琪:まだ、アタシは。何も成し遂げていない。
黄梦琪:けど、今だけは。
黄梦琪:立ち止まり、この温もりに浸ることを。
黄梦琪:どうか、許してください。

---

NC:……君達はスキュラを含め全員が無事に修復を終え、冷凍睡眠カプセルの設置された部屋に集まっていた。
ユリイカ:「…………」
NC:ユリイカもそこにいるが、一言も発さず、ただ部屋の隅で俯いて座っている。
NC:君達はこのまま眠りについてもいいし、ここを出て行ってもいい。
NC:あるいは、別の方法を探してもいい。
NC:君達を縛るものは、もう何も無いのだ。
スキュラ:「……」
スキュラ:ひとたびユリイカに気遣わしげな視線を投げて、姉妹たちへ向き直る。
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「持ってきた、パーツ……」
黄梦琪:「違和感とか、無い?」
ヤンイン:「…もう……馴染んだ?」
ヤンイン:「まだどこか痛い場所は…ない?」
黄梦琪:不安げな目をスキュラに向ける。
ヤンイン:心配そうにスキュラの様子を二人で気に掛ける。
スキュラ:「大丈夫よ」
スキュラ:「ありがとうね、みんな。おかげですっかり元通り」機嫌良さそうに触腕を揺らす。
スキュラ:元通り。手も足もないが、大きな蛸足を腰からいくつも生やした姿。
ラル:同じく、スキュラを気にしていた。記憶を取り戻したとはいえ、この身体では初めて揮うネクロマンシーだったからだが。
ラル:「……よかった」 と安堵を見せる。
ラル:「でも。もし何か不調があったら、すぐに言ってね」
スキュラ:「うん。わかってるわ」
スキュラ:「ラル先生?」小首を傾げて。
ラル:「……なんだか、こそばゆいわ」 ぷいと視線を逸らす。
スキュラ:「ふふっ」その様に愉快そうに笑う。
スキュラ:「……それで」
スキュラ:「……黄ちゃんとヤンインちゃんは、どうする?」
ラル:咳払いひとつし、ふたりを見る。
黄梦琪:ほっと胸を撫で下ろしたあと。また口をつぐむ。
ヤンイン:愉快そうに笑うスキュラを見て、つられて微笑むも……申し訳なさそうな表情で
ヤンイン:「まず…」
ヤンイン:「ごめんなさい、スキュラ…」
ヤンイン:「私……喧嘩してるときに…酷いこと言っちゃって…」
スキュラ:「ヤンインちゃん」咎める語調。
スキュラ:「もう。どうする、って聞いたのよ」
スキュラ:「謝ってはもらったもの。気にしないでちょうだい」
ヤンイン:「…うん、でも、謝りたかったの…」
ヤンイン:「だって…」
ヤンイン:「これからも、みんなで…仲良くしたいから」
ヤンイン:緊張で、ぎゅぅと、服を握りしめ。 二人を、ユリイカを見ながら、はっきりと声に出す。
ヤンイン:「改めて…一緒に……仲良く、過ごしたいから…」
ラル:「ヤンインちゃん……」
スキュラ:「……じゃあ」
スキュラ:「残ってくれるの? ……ふたりとも」
黄梦琪:「………っ」
黄梦琪:下唇を噛み、意を決して口を開く。
黄梦琪:「正直なところ。アタシは、まだ」
黄梦琪:「"その技術"に対しての忌避感と」ラルに視線を向け
黄梦琪:「……全ての元凶に対する、憎悪が。残ってる」ユリイカへと視線を移して。
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:僅かに視線を上げ、黄を見る。
黄梦琪:「………」
ラル:「……ええ」 黄をまっすぐに見つめ返す。
黄梦琪:「………それ、でも」
黄梦琪:「スキュラ」
黄梦琪:「お前のことは。信じて、みたい」
スキュラ:「…………」
ヤンイン:「私も、みんなと居たい、その気持ちは確かだけど……」
ヤンイン:「…正直、ここにいると怖いこともあるの」
ヤンイン:「あの子が……ノーマンが大きくなることが…まだ、記憶に、残っていて」
ヤンイン:それが引き起こしてしまった、結果が。
ヤンイン:「でも…皆が居てくれるから、一緒に、道を歩いてくれるから……皆が、許してくれるなら…残りたいんだ」
黄梦琪:そっとヤンインの背に手を寄せる。
ヤンイン:「……いや」
ヤンイン:「許してもらえなくても…何度でも、謝って…考えて………私、変わるから…残りたいの」
ヤンイン:背に感じるその…冷たいながら、温かい手が…言葉を紡ぐ勇気をくれて。
黄梦琪:「この先の未来で、また」
黄梦琪:「同じ様な奴が生まれて、同じ様な事が起きたら」
黄梦琪:「この引き金を引く時がまた、来るんじゃないかって思うと。アタシも、怖い」
黄梦琪:「でも」
黄梦琪:「それでも……っ!」
ヤンイン:先ほどのホァンと同じように、手を寄せて
黄梦琪:「目覚めてから。今、この時まで。みんなで、紡いできた、ものを」
黄梦琪:震える手でヤンインの手を、必死で握り返して。
黄梦琪:「これからもっ、ヤンインと、ラルと、スキュラと」
黄梦琪:「ユリイカと一緒に、育んできたものがっ」
黄梦琪:「あれば。きっと、大丈夫だって……」
黄梦琪:「そう、思って……」やがて、声がどんどんと小さくなって。ゆっくりと頭を下げる。
黄梦琪:「お願い、します」
黄梦琪:「アタシも、ヤンインも。みんなと一緒に」
黄梦琪:「居させて、ください……」
ヤンイン:「うん……お願い、ラル…スキュラ」
ヤンイン:「そして、ユリイカも」
ヤンイン:「一緒に旅をしてきた……友達だから…お願いします」
ヤンイン:「また…仲良くさせて…ください」
ラル:「っ……!」
スキュラ:「…………ええ」
ラル:「黄ちゃん……あなたに、どんな言葉をかけても」
ラル:「私の罪が消えることは、ないけれど。……それでも」
ラル:「……ありがとう」
スキュラ:微笑みを向ける。その裏で。
スキュラ:体の陰に隠した一本の触腕を、傍らに立つラルの手に触れさせる。
スキュラ:少しだけ、その先端が震えている。
ラル:触れた手の震えに気づくと、しかりと握り返す。
ラル:相手を安心させるため──は、半分。ラル自身の手も、震えていた。
ラル:共に乗り越えるために、手を握り合う。
スキュラ:「……っ」
スキュラ:「もちろんよ。最初からずっと、そのつもりだもの」
スキュラ:「みんな。隊長を信じて、ついてきて」
スキュラ:「ぜったい、後悔はさせないわ」
黄梦琪:「………っ」優しげな声色を感じ、上目遣いに彼女を見て。
黄梦琪:「……うん」
黄梦琪:「うんっ……!」
ヤンイン:「……」 その自信にあふれ、優しい声は、とても暖かくて。
ヤンイン:「うん、絶対後悔しないって信じてる……」
ヤンイン:「よろしく…お願いします」
ラル:「……ええ。末永くよろしくね。隊長」
スキュラ:「……」暫し、その穏やかな空気に浸った後。
スキュラ:「よし」
スキュラ:ぐっ、と触腕の先端を丸め、気合を入れるポーズを取る。
スキュラ:「それじゃ、ここからは真面目な話よ」
スキュラ:「ユリイカちゃん?」
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:のろのろと顔を上げる。
スキュラ:「もーうーっ。いつまでしょげ返ってるの」部屋の隅の彼女の元へ近寄りながら。
スキュラ:「あなたもこっちに来るのよ。しっかりしなさい」
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:「……これから……」
ユリイカ:「……どうするつもり、なのですか」
スキュラ:「……それを決めるために」
スキュラ:「あなたの知っていることが聞きたいの」
ユリイカ:「私……の……?」
スキュラ:「ええ」
スキュラ:「これから数百年、環境の改善を待つっていうお話だったけれど」
スキュラ:「その先は? わたしたちが何をするかは決められているの?」
ユリイカ:「それは……」
ユリイカ:まだ戸惑いながらも、ぽつぽつと話し出す。
ユリイカ:「生後の人類の養育や、教育……」
ユリイカ:「それに、周辺環境の整備……主に、施設の修繕や拡充、物資の調達……敵対アンデッドの排除……」
ユリイカ:「そういったこと……ですが……」
スキュラ:「……」
スキュラ:「つまり」
スキュラ:「やっぱり、必要だっていうことね。教育が」
ユリイカ:「はい……施設の設備とAIによるプログラミングも用意はされていますが……」
ユリイカ:「やはり、意思を持った人間でなければ補えない部分は多々あります」
スキュラ:「うん。うんうん。とってもいいわ」
スキュラ:肉体的な安全さえ確保しておけば、かつての記憶と能力が蘇るのでもなく。そのために、自分たちがそこに関わることも認められている。
スキュラ:「じゃあ、教育計画を練りましょう」
スキュラ:「みんなで先生をやるのよ。ほら」
スキュラ:矢庭に触腕を伸ばし、ユリイカの体を絡め取って。
スキュラ:獲物を誇示するように掲げながら、姉妹たちの元へ連れて行く。
ユリイカ:「なっ……何を……!」
ユリイカ:「放してください!」じたじたと暴れる。
スキュラ:「だって自分で歩いてくれないんだもの。しょうがないでしょう?」
スキュラ:ねえ? と、同意を求める視線を姉妹たちへ。
ユリイカ:「あ……歩けます……!自分で……!!」
ラル:「ふふ! スキュラちゃんにかかれば、ユリイカちゃんも形無しね」
ヤンイン:「ふふ……うん」
ヤンイン:「意思を持った人間は…重要なんだ」
ヤンイン:「だったら、やらないと…ユリイカも、先生を」
黄梦琪:「……初めて、会った頃とは」じたばたを暴れる彼女を見て。
黄梦琪:「随分と、様変わりしたもんだな、お前も」くすりと笑う。
ユリイカ:「この……!ふざけないでください……!」
ユリイカ:ぜえぜえと息を切らせて。
ユリイカ:「……先生をする……教育を与えるということですか」
ユリイカ:「では、計画通り、環境が改善される数百年後まで、再び冷凍睡眠に入ってくださるということでよいのですね」
スキュラ:「……うーん」
スキュラ:そうして運んできた彼女を、特に意図はないが四人の中心に下ろし。
スキュラ:「わたしは、基本的にはそれでいいと思ってる。ちゃんと準備が終わってからだけど」
スキュラ:「みんなはどう?」
ラル:「……万全を期すなら、その方がいいのでしょうね」
ラル:「数百年……寂しくないといえば、嘘になるけれど」
ヤンイン:「…うん、確かに、それが良いんだろうけど…」
ヤンイン:少し、悩んだように、ぽつりぽつりと
ヤンイン:「お茶会の、約束があっただろう?」「お茶は、なかったみたいだけれど…」
ヤンイン:扉に目を向け、外の世界に思いを馳せて…
ヤンイン:「今はまだ狭い、この自然豊かな場所を」
ヤンイン:「私たちが広げて、広げて…お茶に出来る花がどれか、試せるくらい、大きく広げて」
ヤンイン:「その時にまた、お茶会を…したいなって、思ったんだけど…」
ヤンイン:「……起き過ぎちゃう、かな?」
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:「あなた達が……もし、望むなら……」
ユリイカ:「眠らずに意識を保っていても……いえ」
ユリイカ:「……外に出て行っても、構いません」
黄梦琪:「………」
スキュラ:「……」意外そうな顔をする。
ラル:「あら……前は、絶対に駄目だって」
ヤンイン:「……」同じく、きょとんと
ユリイカ:「……無論、条件はあります」
ユリイカ:「危険性に見合うだけの、人類の生育と発展に有用な資源・情報を獲得し、持ち帰って来ること……」
ユリイカ:「それから」
ユリイカ:「……ここに必ず帰ってくること……です」
スキュラ:「……ふふっ」
ラル:くすくすと笑い。「二つ目については、言われるまでもないわね」
ヤンイン:「…最初の条件は、頑張ってみるけど」
ヤンイン:そうつぶやいた後、ポンとユリイカの頭に手をのせ、ほほ笑む。それはあの時ユリイカが恐怖した姿とはまるで別人で。
ヤンイン:「……私の家は、私の家族は……ここにいるから」「帰ってくるのは……当然…だよ」
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:「……私は……」
ユリイカ:「……嘘をついていたのに……。お茶会が、報酬があるなどと……」
黄梦琪:「………お互い様サ」
黄梦琪:「アタシなんて、初めから嘘をついていた」
ラル:「なぁに? 悪い子くらべ大会だったら」
ラル:「私だって、中々のものよ?」
ヤンイン:「……あの、私も……負けないと思う…」
黄梦琪:「ら、ラル! ヤンイン! アタシは、真剣にサ……!」むっとして二人を見る。
スキュラ:「な、ならわたしも!」
黄梦琪:「いいんだヨ!乗ってこなくて!」
黄梦琪:ごほん、と咳払いして。
黄梦琪:「残るにしろ、出ていくにしろ、サ」
黄梦琪:「一度は、計画を阻んだ"異分子"を」
黄梦琪:「ユリイカは、その……」
黄梦琪:その先を口に出せず、ただ押し黙ってしまう。
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:こちらも黙り込む。
ヤンイン:「……」一度は茶化したものの、流石に、同じく緊張した様子で。
ユリイカ:「……条件があります」
黄梦琪:「……ン」
ユリイカ:「…………」
ユリイカ:「……あなたが、もう、二度と……」
ユリイカ:「……私を……」
ユリイカ:「……ポンコツだとか、ガラクタだとか、呼ばなければ……」
ユリイカ:「……特例措置として、認めて差し上げます」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:ぽかん、と思わず口を開けて。
黄梦琪:「………くっ、はは」
黄梦琪:笑みを抑えきれずに、腹を抱えて。「ああ」
黄梦琪:「二度と、言わないヨ。ユリイカ」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「………多分ネ」ぼそっと小声で呟く。
ユリイカ:「……何ですか」むすっとした顔。
ユリイカ:「誓うんですか!?誓わないんですか!?」
ヤンイン:「……」
ヤンイン:そんな二人の楽しそうな会話を見れば、そっとユリイカの耳元へ
ヤンイン:「…あの……」
ヤンイン:「えっと…仲良しになったのは、嬉しい、けど…」
ヤンイン:「負けない、からね……?」
ヤンイン:…今から、ユリイカに未練【対抗】とっていいですか…?
NC:い、いいですけど……
ヤンイン:やったぜ、取った
ユリイカ:「はあ!?何がですか!!」
ヤンイン:「………優秀な、AIなんだから…分かるでしょう?」 といって、すっと顔を離し
ラル:「あらあら」 その様子を微笑ましく見ている。
黄梦琪:そしらぬ顔でそっぽを向いて。
黄梦琪:「………どうする?」
黄梦琪:「また、永い眠りにつくか」
黄梦琪:「可能性を信じて、また旅を始めるか」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「みんなと、一緒なら、アタシは……」
黄梦琪:真摯な瞳で姉妹を見渡して。
黄梦琪:「教師をやるんでも、また銃を手に取るんでも。どっちでも、いい」
ラル:頷く。「私も黄ちゃんと同じく」
ラル:「彼らの教育……元の世界を取り戻すために。みんなと、出来る限りのことをしたい」
ヤンイン:「……私も」
ヤンイン:「眠っていても、旅をしていても」
ヤンイン:「皆とずっとつながっている、証があるから……どっちでも、幸せに、過ごせるよ…」
ヤンイン:指輪を愛しそうになで。
スキュラ:「……」
スキュラ:「わたしたちが、みんな眠っちゃったら」
スキュラ:「ユリイカちゃんが寂しがっちゃうかも、って思ってたの」
ユリイカ:「……な……」
ユリイカ:「そんな……ことは……」
スキュラ:にこ、と笑顔を向けて見せる。
ユリイカ:「…………」
スキュラ:「……でも」
スキュラ:「それだけじゃなくて。……外に出てもいいって言われたら、ちょっと、欲が出てきちゃった」
スキュラ:「このまままた寝ちゃったら、せっかくの世界がもったいないな、って」
スキュラ:「……だから、あの」
スキュラ:これから言い出すことの後ろめたさに、少し顔を俯ける。
スキュラ:「これは、ぜんぜん……みんなのためとか、隊長としてとかじゃない、わたしのわがままなんだけど」
スキュラ:「……みんなさえ、よければ」
スキュラ:「わたし、まだ、旅を続けたいわ……」
ラル:その言葉に笑みを浮かべ、触腕を手に取る。
ラル:「ええ。行きましょう」
ラル:「みんなとなら、どこへでも」
黄梦琪:目を細め頷いて、同じくその手を取って。
ヤンイン:同じく触腕に手を重ね
ヤンイン:「……嗚呼、楽しそうだね……また皆との思い出が増えていくんだ…嗚呼、最高だ…」
黄梦琪:「………お前らだけじゃ、不安だからネ」
黄梦琪:「帰り道は。アタシがちゃんと覚えとく」
ユリイカ:「…………」ほんの少し、寂しげな表情を見せて。
ユリイカ:「約束は、忘れないでくださいね」
ユリイカ:「必ず、ここに帰ってきてください」
ヤンイン:「うん……みんなで沢山のお土産…持って帰ってくるから…楽しみに、しててね…」
ユリイカ:「……その時は、今度こそ……」
ユリイカ:ぎこちなく、不慣れな様子で、笑みを作って。
ユリイカ:「……お茶会を、しましょう」
スキュラ:顔を上げる。その視界の中に。
スキュラ:誰ひとりも欠けることなく、こちらを見てくれるともだちが。
ラル:「ユリイカちゃんも、私たちのこと」
ラル:「忘れたら駄目なんだからね」 左手を掲げ、鈍く光る指輪を示す。
ユリイカ:「……ええ」
ユリイカ:手を差し出し、君達と揃いの指輪を撫でて。
ユリイカ:「……必ず」
黄梦琪:「楽しみだヨ。とんでもないモノ持って帰ってきた時のお前の表情を見るのがサ」
黄梦琪:クスクスと笑い、同じく差し出した右手には、仲間の、絆の印が。
ヤンイン:「そうだね……これに誓って……皆、満面の笑顔で…お茶会を」
ヤンイン:差し出す手に、嵌っていた指輪は、いつもより、輝いていたようで。
スキュラ:「うん。……うん」
スキュラ:「それじゃあ、すこしだけ」
スキュラ:「──いってきます!」
ユリイカ:「……はい」
ユリイカ:旅立つ君達に、ユリイカは一度だけ頷き掛けた。
ユリイカ:「────いってらっしゃい」

---

NC:……乾いた風が吹き抜けていく。
NC:ユリイカと別れ、保護施設を出て、君達は再び茫漠たる荒野を歩いていた。
NC:見渡す限り、何も無い。
NC:行く当ては無く、道標も無い。
NC:これからどこに行けばいいのか、皆目見当もつかないだろう。
NC:あるのはただ、共に目覚めた姉妹と、交わした約束だけだ。
黄梦琪:「………そうだ」
黄梦琪:前を行く姉妹に声をかけて。「スキュ。これ……」
黄梦琪:ごそごそと懐から取り出したのは、古びた一発の銃弾。
スキュラ:振り返って。「……それは?」
黄梦琪:「目覚めた時から、握ってた。アタシが使う銃とは、口径が違うから、そのまま何となく持ってたんだけど」
黄梦琪:「……多分、お守り。みたいな、もんだったのかな」
黄梦琪:きっと。自身の目的を忘れないために。生前の自分が。戒めとして肌身離さなかったもの。
黄梦琪:彼女の頭のバスケットに視線を向けて。
黄梦琪:「要らないだろうけどサ。その」
黄梦琪:「……お前に、貰って欲しくて」
スキュラ:「要らない、なんてことないけれど……」
スキュラ:首を傾げる。その動きに合わせて、頭に結わえ付けた籠も傾く。
スキュラ:先の戦闘でぼろぼろになり、何も入れることができなくなって、ただ習慣的にそうしているだけのもの。
スキュラ:「いいの? 大事なものなんでしょう?」
黄梦琪:「大事なもの、だからこそ、サ」
黄梦琪:「お互いに、交換し合うのが……そう」
黄梦琪:しどろもどろになりつつ。
黄梦琪:「そ、それが。アタシの故郷での、友だちの証だったから……っ」
スキュラ:……以前までならば。
スキュラ:そうして対等の立場になることこそ、怖れる自分であったろうと思うけれど。
スキュラ:「……ありがとう」
黄梦琪:「………っ、うん」
スキュラ:銃弾を巻き取った触腕を、胸元に添えて目を閉じる。
スキュラ:「大事にするわ」
ヤンイン:…2人のやりとりを見ていれば、後ろに続いていた少女も恐る恐る手を挙げて
ヤンイン:「……あ、あの…私も…」
ヤンイン:「ホァンみたいに、素敵なものじゃないけれど…」
ヤンイン:そう言って差し出すのは、様々な色紙を重ねて作った、不格好な紙人形。
ヤンイン:上は人型で、ニコニコと笑顔を蓄え。赤い紙で作った足がわらわら生えている。
ヤンイン:「私たちの家に…子供のための、折紙があったから、試しに作ってみたんだ…鋏、持ってるし…」
ヤンイン:努力の跡は見られるが、へたっぴ気味で。
スキュラ:「……ふふっ」思わず、笑いを零す。
ヤンイン:「子供達にも…作って上げられれば良いかなって思って…それで、練習ついでに…お世話になってる、スキュラにと思って」
ヤンイン:「うまくいかなかったから、あげるか悩んだんだけど」
ヤンイン:「いつもニコニコ笑顔で…かわいくて、頼りになる隊長だって…こう、見えてるって…伝えたくて」
スキュラ:「……褒めすぎよ。ヤンインちゃんったら」
ヤンイン:「……そ、そうかな…?」
スキュラ:「でも、とっても嬉しい」
スキュラ:こちらは触手の先端に乗せて、顔に近付けたり離したりしながら眺めて。
ヤンイン:「うん…喜んでもらえたなら……嬉しい」
スキュラ:「……笑ってるわ、わたし」
スキュラ:「ありがとう」
ラル:「……もう。ずるいわ、ふたりとも」
ラル:さらに後ろから、少しだけ拗ねた素振りで近づきながら。
ラル:「私だって、スキュラちゃんに渡したいものがあったのに」
スキュラ:「……ラルちゃんも?」
ラル:「そう」 言いつつ、目の前に跪く。「……スキュラちゃん」
ラル:「手。出して頂戴」
スキュラ:言われるまま、触腕の一本を差し出す。
ラル:こちらも手を伸ばす。触腕に触れ、手の中の物を嵌め込む。
ラル:「プレゼント」
ラル:手をどける。触腕の先には、小さな金属細工がある。
ラル:刺を削いだ鉄線を幾重にも巻いて輪にした、世界にひとつだけの指輪だ。
スキュラ:「ラル」
スキュラ:「ちゃん」
ラル:「みんなとお揃い」 微笑んで、それから。
ラル:身を乗り出して、耳元に唇を寄せて。
ラル:「だけど、特別よ」
スキュラ:視界が歪む。
スキュラ:何か熱いものが喉につかえて、言葉を出すことを妨げる。お礼を言わなければいけないのに。
スキュラ:だから、せめてもの代わりにと。
スキュラ:無数の腕のぜんぶを使って、跪く彼女を抱きしめる。
スキュラ:「…………ずるいんだ」
ラル:「ふふ!」 固く抱き返す。「甘えん坊な隊長さんね」
スキュラ:「……ありがとう」
スキュラ:ひどく掠れた、囁くような声で。
スキュラ:それでもはっきりと、心の中を伝える。
スキュラ:「だいすき」
黄梦琪:「………」
黄梦琪:「アー……」
黄梦琪:ふたりの様子に、恥ずかしげな目を向けて。ぽりぽり、と頬を掻く。
ヤンイン:「………」
黄梦琪:「ちょっと、離れたほうが、いい? アタシら……」
黄梦琪:「小一時間ぐらい……」
ヤンイン:いたたまれず、顔を逸らそうと逆にすれば、また見てしまい、くるくると
ヤンイン:「……敵がいないか、見回り…いってくる…?」
スキュラ:「…………」
ラル:「あら」 平生と変わらない調子で。「お気になさらず……というか」
ラル:「この先の旅を考えるなら、慣れてもらう方がいいんじゃないかしら?」
スキュラ:「慣っ」
スキュラ:慌てて離れる。
ヤンイン:「……か、変わらないと……いけない、んだ……そんな、ところも……」
ラル:「残念」 くすくすと、悪戯っぽく笑う。
スキュラ:「も……もう!」
黄梦琪:「四六時中、この調子になりそうだネ……」はぁ、とため息を。
黄梦琪:「………それで」
黄梦琪:「行き先は? 決めてあるのかい、隊長」
スキュラ:「うーっ……ラルちゃん……!」
スキュラ:憤りを込めて睨みながら。
スキュラ:「……行き先は」
スキュラ:一面の荒野を見回す。これまでの旅を思う。
スキュラ:廃墟。滅んだ都市。海に、秘密の隔離施設。
スキュラ:「……もしも」
スキュラ:「世界が滅んでしまうことに備えていたひとたちが、他にもいたのなら」
スキュラ:「隠れ場所は、同じようなところになるのかも」
スキュラ:そして、そのための物資や情報の集積場もまた。
スキュラ:遠く、汚染された霞の向こうに。高く黒い影の連なりが見える。
スキュラ:「……山登りをしてみましょうか?」
ラル:「いいわね。山登り」
ラル:「ピクニックみたい。準備は何が必要かしら」
ヤンイン:「……ふふ、ハイキングか…大変そうだけど……」
ヤンイン:「同じ生き残り、なんてお土産を持ち帰れた時のユリイカの表情が、見てみたい、ね…」
黄梦琪:「くくっ……あのポンコツの顔を想像するだけで……おっと」
黄梦琪:「今、口が滑ったこと。内緒にしてくれヨ……?」
ヤンイン:「……フフ、分かったよ ……………………………多分」
黄梦琪:げっ、とヤンインと顔を見合わせて。苦笑しながら前に進む。
ラル:「大変かもしれないけれど。でも」
ラル:「みんなとだったら。きっと、楽しいわ」
ラル:「
ラル:「ね?」 スキュラに微笑みかけて。
スキュラ:「……うん」
スキュラ:ラル。ヤンイン。黄。
スキュラ:かけがえのない姉妹たちを順番に見つめ。帰りを待つユリイカのことを思う。
スキュラ:確かなものなど何も無いままに始めた旅だけれど。今は、こんなにも。
スキュラ:「これからも、よろしくね。みんな」






Nechronica -The Long Long sequel-
永い後日談のネクロニカ
『Hello world/Welcome home』

-Curtain fall-